JP2015013231A - 汚染土壌及び汚染地下水の浄化方法、浄化促進材、及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】汚染物質である揮発性有機塩素化合物を効率的に分解することができる汚染土壌及び汚染地下水の浄化方法、浄化促進材、及びその製造方法を提供する。【解決手段】揮発性有機塩素化合物で汚染された汚染土壌及び前記汚染土壌を流れる汚染地下水を嫌気性微生物によって浄化処理する汚染土壌及び汚染地下水の浄化方法であって、前記汚染土壌を流れる汚染地下水に設けられた投入井戸10内に、細孔を有する担体26を添加すると共に、栄養剤添加装置14を用いて前記嫌気性微生物の栄養剤を添加する。【選択図】図1
Description
本発明は、揮発性有機塩素化合物で汚染された汚染土壌及び汚染地下水の浄化方法の技術に関する。
近年、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン等の揮発性有機塩素化合物による土壌及び地下水の汚染が深刻化しており、社会問題となっている。これらの揮発性有機塩素化合物の浄化方法は、大別して物理化学的手法及び生物的手法がある。このうち生物的手法は、微生物を用いて揮発性有機塩素化合物等の化学物質を浄化する方法であるが、物理化学的手法と比較して、その浄化コストが安価であること、大型の重機を必要としないこと、さらに、稼働中の工場等に隣接した場所において浄化施工ができること等の理由により、注目されている浄化方法である。
ところが、このような生物的手法で用いられる微生物は、環境の影響を受けやすく、分解活性を安定して維持することが困難である。そのため、予め微生物を培養させて汚染土壌や汚染地下水に注入する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
本発明の目的は、汚染物質である揮発性有機塩素化合物を効率的に分解することができる汚染土壌及び汚染地下水の浄化方法、浄化促進材、及びその製造方法を提供することである。
本発明は、揮発性有機塩素化合物で汚染された汚染土壌及び前記汚染土壌を流れる汚染地下水を嫌気性微生物によって浄化処理する汚染土壌及び汚染地下水の浄化方法であって、前記汚染土壌を流れる汚染地下水に設けられた井戸内に、細孔を有する担体と前記嫌気性微生物の栄養剤を添加する。
また、前記汚染土壌及び汚染地下水の浄化方法において、前記汚染地下水に添加される担体には、前記嫌気性微生物が付着していることが好ましい。
また、前記汚染土壌及び汚染地下水の浄化方法において、前記担体は、ゲル状であることが好ましい。
また、本発明は、揮発性有機塩素化合物で汚染された汚染土壌及び前記汚染土壌を流れる汚染地下水を嫌気性微生物によって浄化処理する際に、前記汚染土壌を流れる汚染地下水に添加される浄化促進材であって、細孔を有する担体と、前記担体に付着した前記嫌気性微生物と、を有する。
また、本発明の浄化促進材の製造方法は、嫌気条件下で、細孔を有する担体と、揮発性有機塩素化合物を分解する嫌気性微生物と、前記嫌気性微生物の栄養剤と、を混合する工程を有する。
また、本発明は、揮発性有機塩素化合物で汚染された汚染土壌及び前記汚染土壌を流れる汚染地下水を嫌気性微生物によって浄化処理する汚染土壌及び汚染地下水の浄化方法であって、前記汚染土壌を流れる汚染地下水に設けられた井戸から汲み上げられた汚染地下水と細孔を有する担体とを接触させながら、前記汲み上げられた汚染地下水に前記嫌気性微生物の栄養剤を添加する。
また、本発明の有機塩素化合物を分解する嫌気性微生物の培養方法は、嫌気条件下で、揮発性有機塩素化合物を分解する嫌気性微生物を含む汚染土壌及び汚染地下水の少なくとも一方と、前記嫌気性微生物の栄養剤と、細孔を有する担体と、を接触又は混合する工程を有する。
本発明によれば、汚染物質である揮発性有機塩素化合物を効率的に分解することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、本実施形態は本発明を実施する一例であって、本発明は本実施形態に限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る土壌及び地下水の浄化方法を実施する浄化システムの模式図である。図1に示すように、浄化システム1は、投入井戸10、揚水井戸12、栄養剤投入装置14、揚水ポンプ16、揚水ライン18、曝気装置20等から構成される。本実施形態の浄化システム1は、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、シス−1,2−ジクロロエチレン等の揮発性有機塩素化合物を浄化対象とする。
投入井戸10及び揚水井戸12は、浄化システム1が設置される地盤22内に所定の間隔をおいて設置される。所定の間隔は、事前に揚水試験や透水試験を行って、サイトの透水係数や揚水半径等の水理定数を測定し、投入した栄養剤が汚染範囲に適切に拡散できるように決定するのが好ましい。また、サイトの地層、地質から透水係数や揚水半径等の水理定数を推定して決定することもできる。投入井戸10及び揚水井戸12の深さ方向が、揮発性有機塩素化合物に汚染された土壌(汚染土壌)を流れる汚染地下水の流れ方向(矢印X)と略垂直となるようにするのが望ましいが、建築物等の既存の構造物の下が汚染されている場合は、該構造物の外側から該構造物の下方に向けて斜めに井戸を設置しても良い。また、投入井戸10及び揚水井戸12は、揮発性有機塩素化合物に汚染された地下水領域24まで掘削される。該地下水領域24とは、汚染地下水が流れる汚染土壌である。
本実施形態では、後述するように、作業者等によって、投入井戸10内に細孔を有する担体26が投入される。担体26は、担体26の表面上及び細孔内に嫌気性微生物を付着させるためのものである。担体26には複数の細孔が形成されることが望ましく、該細孔は、複数の細孔同士が連通した連通細孔、各細孔が独立している(連通していない)独立細孔等である。また、担体26の細孔径(平均細孔径)は、特に制限されるものではないが、例えば、5〜800μmの範囲が好ましく、20〜400μmの範囲がより好ましく、20〜200μmの範囲がより好ましい。担体26を構成する材料は特に制限されるものではないが、例えば、ポリビニルアルコール、熱可塑性ポリウレタン等のポリウレタン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレン等のプラスチック材料、ゼオライト、活性炭等が挙げられる。担体26の形状は、細孔を有していれば特に制限されるものではないが、例えば、球状、キューブ状、ペレット状、筒状等が挙げられる。担体26の大きさは、投入井戸10内に配置することが可能であれば特に制限されるものではないが、担体26の平均直径は、例えば、1〜10mmの範囲とすることが好ましい。担体26は、投入井戸10内の水深全体に亘って充填されても良いが、担体26の流動性の観点から、投入井戸10内の水深の1/4〜1/2程度充填されることが望ましい。
担体26の形態は、例えば、ゲル状、スポンジ状、繊維状等が挙げられるが、ゲル状担体であることが好ましい。ゲル状担体は、水より重く担体の細孔部で嫌気状態を作りやすく、また、地下水流動や投入井戸への栄養剤投入により井戸内で流動しやすい。さらに、生物親和性が高いという利点がある。なお、これまで挙げた担体26としては、20μm〜200μmの細孔径を有する球状のゲル状担体がより好ましい。20μm〜200μmの細孔径を有することにより、細孔内部が嫌気雰囲気となりやすいため、細孔内に生息(親和)する嫌気性微生物の活性が高くなり、また、外的環境要因を受け難いため、嫌気性微生物が細孔内に生息しやすくなると考えられる。また、球状とすることにより、地下水中の酸素を含む気泡が付着し難くなり、細孔内部をより嫌気雰囲気とすることが可能となると考えられる。また、ゲル状担体の比重は、井戸内を適度に流動できることから1以上1.2以下が好ましい。
栄養剤投入装置14は、栄養剤貯留槽28、栄養剤投入ライン30、栄養剤添加ポンプ32を備えている。栄養剤投入ライン30の一端は、栄養剤貯留槽28に接続され、他端は投入井戸10内に配置されている。栄養剤貯留槽28内には栄養剤が充填されている。栄養剤は、嫌気性微生物を増殖、又は活性化させるための有機物源であり、例えば、エタノール、メタノール、クエン酸等の低分子化合物、コーンスティープリカー、油脂、ポリ乳酸グリセリンエステル等の高分子化合物等が挙げられ、単一物質ではなく混合物質であること、及び微生物に必要な窒素及びリンが含まれている点で、コーンスティープリカーを用いることが好ましい。また、コーンスティープリカーを用いる場合には、汚染物質の分解性の点で、コーンスティープリカーと共に糖蜜を添加することが好ましい。
汚染地下水の流れ(矢印X)に対して投入井戸10より下流に設けられた揚水井戸12内には揚水ポンプ16が設置され、揚水ライン18の一端は揚水ポンプ16に接続され、他端は曝気装置20に接続される。曝気装置20は吐出ポンプ34、吐出ライン36を備え、吐出ライン36の一端は曝気装置20に接続され、他端は吐出ポンプ34を介して栄養剤投入ライン30に接続されている。なお、本実施形態では揚水井戸12を設けているが、揚水井戸12を設けずに投入井戸10のみを設けてもよい。また、本実施形態では、投入井戸10に担体26と栄養剤を投入しているが、それぞれ別個の井戸を設けて投入してもよい。
以下に、浄化システム1を用いた本実施形態の土壌及び地下水の浄化方法について説明する。
まず、作業者等により、投入井戸10内に細孔を有する担体26が投入される。なお、浄化処理終了後に投入井戸10内から担体26を回収するために、投入井戸10内に網状の有底パイプを設置し、該パイプ内に細孔を有する担体26を投入することが好ましい。また、作業者に代わって、ポンプ等を用いて、担体26が投入井戸10に投入されてもよい。細孔を有する担体26が、投入井戸10内に汚染地下水に添加(接触)されることによって、汚染地下水中の嫌気性微生物が、担体26の表面上や細孔内に付着される。
次に、栄養剤添加ポンプ32が稼働され、栄養剤貯留槽28から栄養剤投入ライン30を通して、投入井戸10内に栄養剤が投入され、投入井戸10内の汚染地下水に添加される。栄養剤の投入は連続的に行われても良いし、間欠的に行われても良い。栄養剤が投入井戸10内の汚染地下水に添加されることにより、担体26の表面上や細孔内に付着した嫌気性微生物の培養(増殖)、活性化等が図られる。本実施形態では、担体26の細孔内が嫌気雰囲気となるため、特に細孔内に付着した嫌気性微生物の培養(増殖)、活性化が促進される。そして、投入井戸10内では、担体26が地下水の流れによって流動され、増殖、活性化した嫌気性微生物が担体26から剥離し、栄養剤等と共に、地下水に拡散される。また、嫌気性微生物が剥離した箇所(担体26表面、細孔内)には、汚染地下水に生息する嫌気性微生物が付着するか、または担体の表面の一部あるいは細孔内に生息している嫌気性微生物が移動して、再度、栄養剤により、培養(増殖)、活性化等が図られる。
担体26に付着した嫌気性微生物、担体26から剥離して地下水に拡散した嫌気性微生物によって、汚染地下水中の揮発性有機塩素化合物が分解される。嫌気性微生物による揮発性有機塩素化合物の分解は、テトラクロロエチレン(PCE)からトリクロロエチレン(TCE)、シス−1,2−ジクロロエチレン(DCE)、塩化ビニルモノマー(VC)、エチレンといった順序で反応が進む。
揮発性有機塩素化合物を分解する嫌気性微生物は、デハロコッコイデス(Dehalococcoides)属、デハロバクター(Dehalobacter)属、デハロスピリウム(Dehalospirillum)属等が挙げられる。デハロコッコイデス(Dehalococcoides)属はテトラクロロエチレンからエチレンまでの分解反応を進めることができる微生物として知られており、デハロバクター(Dehalobacter)属、デハロスピリウム(Dehalospirillum)属等は、テトラクロロエチレンからシス−1,2−ジクロロエチレンまでの分解反応を進めることができる微生物として知られている。
本実施形態において、担体26にデハロコッコイデス(Dehalococcoides)属の微生物が付着し親和され生息している場合には、該微生物を担体26上で増殖、活性化させ地下水に拡散させることができるため、効率的にテトラクロロエチレンからエチレンまでの分解反応を進めることができる。一方、デハロバクター(Dehalobacter)属、デハロスピリウム(Dehalospirillum)属の微生物が付着している場合には、効率的にテトラクロロエチレンからシス−1,2−ジクロロエチレンまでの分解反応を進めることができる。
本実施形態では、汚染地下水は、下流側にある揚水井戸12に設置された揚水ポンプ16により汲み上げられ、揚水ライン18から曝気装置20に供給される。汲み上げられた地下水は、曝気装置20により曝気処理され、地下水中に残存していたシス−1,2−ジクロロエチレン、塩化ビニルモノマー等の有機塩素化合物が除去される。曝気装置20により曝気処理された処理水は、吐出ポンプ34により吐出ライン36を通して、栄養剤投入ライン30に供給される。なお、上記処理水は、揮発性有機塩素化合物が除去された水であるため、本実施形態のように栄養剤投入ライン30から地下水に供給してもよいし、地上に散布してもよい。また、河川等に放流してもよい。
本実施形態では、投入井戸10に細孔を有する担体26を投入した後、担体26上に嫌気性微生物を付着させていたが、揮発性有機塩素化合物の効率的処理の観点から、予め嫌気性微生物を付着させた担体26を投入井戸10に投入し、汚染地下水に添加してもよい。以下に、嫌気性微生物が付着した細孔を有する担体26(浄化促進材)の製造方法について説明する。
バイアル瓶等の培養容器内に、前述した細孔を有する担体26、栄養剤、及び嫌気性微生物を投入し、混合する。嫌気性微生物の投入は、揮発性有機塩素化合物で汚染された土壌や地下水を採取して、それらを培養容器内に投入したり、別途培養、採取した嫌気性微生物(揮発性有機塩素化合物を分解する微生物)を培養容器内に投入したりすることにより行われる。ここで、揮発性有機塩素化合物で汚染された土壌や地下水としては、エチレンガスが検出された土壌や地下水を用いることが好ましい。エチレンガスが検出されるということは、シス−1,2−ジクロロエチレンを分解する嫌気性微生物(例えば、デハロコッコイデス属の微生物)が存在することを示している。すなわち、テトラクロロエチレンからエチレンまでの分解反応を進めることができる嫌気性微生物を培養させることが可能となる。
細孔を有する担体26、栄養剤、及び嫌気性微生物を投入した培養容器内に窒素ガス等をパージし、容器を密閉することにより、容器内を嫌気雰囲気とする。温度条件は、微生物の培養に適した温度に設定されることが望ましく、例えば15℃〜25℃の範囲である。容器内を嫌気雰囲気で保持する時間は、例えば、シス−1,2−ジクロロエチレンを容器内に投入し、シス−1,2−ジクロロエチレンが分解されるまでの時間とすることが望ましい。このような製造方法により、細孔内を有する担体26上に嫌気性微生物が付着した浄化促進材が得られる。
図2は、本実施形態に係る土壌及び地下水の浄化方法を実施する他の浄化システムの模式図である。図2に示すように、浄化システム2は、井戸38a,38b、栄養剤投入装置40、揚水ポンプ42、揚水ライン44、反応槽46、吐出ポンプ48、吐出ライン50等から構成される。
井戸38a,38bは、浄化システムが設置される地盤22内に所定の間隔をおいて設置される。所定の間隔は、事前に揚水試験や透水試験を行って、サイトの透水係数や揚水半径等の水理定数を測定し、投入した栄養剤が汚染範囲に適切に拡散できるように決定するのが好ましい。また、サイトの地層、地質から透水係数や揚水半径等の水理定数を推定して決定することもできる。井戸38a,38bの深さ方向が、揮発性有機塩素化合物に汚染された土壌(汚染土壌)を流れる汚染地下水の流れ方向(矢印X)と略垂直となるようにするのが望ましいが、建築物等の既存の構造物の下が汚染されている場合は、該構造物の外側から該構造物の下方に向けて斜めに井戸を設置しても良い。また、井戸38a,38bは、揮発性有機塩素化合物に汚染された地下水領域24まで掘削される。
汚染地下水の流れ(矢印X)に対して井戸38bより下流側に設けられた井戸38a内には、揚水ポンプ42が設置され、揚水ライン44の一端が揚水ポンプ42に接続され、他端は反応槽46に接続されている。また、栄養剤投入装置40は、前述の栄養剤が充填された栄養剤貯留槽52、栄養剤投入ライン54、栄養剤添加ポンプ56を備えており、栄養剤投入ライン54の一端は、栄養剤貯留槽52に接続され、他端は栄養剤添加ポンプ56を介して反応槽46に接続されている。吐出ライン50の一端は反応槽46に接続され、他端は吐出ポンプ48を介して井戸38b内に配置されている。
以下に、浄化システム2を用いた本実施形態の土壌及び地下水の浄化方法について説明する。
反応槽46内に、前述の細孔を有する担体26が投入される。ここで、反応槽46内に投入される担体26は、予め微生物を付着させた担体(浄化促進材)であってもよいし、微生物が付着していない細孔を有する担体であってもよい。そして、揚水ポンプ42により、井戸38a内の揮発性有機塩素化合物で汚染された地下水が、揚水ライン44を通して反応槽46に供給されると共に、栄養剤添加ポンプ56により、栄養剤貯留槽52内の栄養剤が栄養剤投入ライン54から反応槽46に供給される。反応槽46内では、細孔を有する担体26と揮発性有機塩素化合物で汚染された地下水とが接触し、地下水中の嫌気性微生物が、担体26の表面上や細孔内に付着される。また、反応槽46内に添加された栄養剤により、担体26の表面上や細孔内に付着した嫌気性微生物の培養(増殖)、活性化等が図られる。また、反応槽46内では、地下水中の揮発性有機塩素化合物が、担体26上に付着した嫌気性微生物、担体26から剥離して反応槽46内の地下水に拡散した嫌気性微生物により分解される。
反応槽46で処理された処理水は、吐出ポンプ48により、吐出ライン50から井戸38b内へ供給される。なお、反応槽46内では、テトラクロロエチレンをエチレンまで分解(またはシス−1,2−ジクロロエチレンまで分解)させることが望ましい。但し、反応槽46内から排出される処理水には、担体26から剥離した嫌気性微生物が含まれるため、反応槽46内で揮発性有機塩素化合物の分解が十分に行われる前に、反応槽46から処理水を排出し、井戸38b内の汚染地下水へ供給しても、反応槽46内で繁殖、活性化した嫌気性微生物が汚染地下水中に拡散され、汚染された地下水及び土壌は浄化される。
以下、実施例を挙げ、本発明をより具体的に詳細に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
窒素ガスでパージされたチャンバー内において、容量700mLのバイアル瓶中に、滅菌地下水とエチレンガスが検出された地下水領域(汚染地下水が流れる汚染土壌)の汚染土壌25mLとを投入・混合して400mLの混合水を作製し、栄養剤として、TOC200mg/Lとなるように調整した廃糖蜜及びコーンスティープリカーの混合液50mLを該混合水に添加・混合して、450mLの培養液を作製した後、直径2mm以上、細孔径20μm以上200μm以下、ポリビニルアルコールの球状ゲル担体を50mL(かさ容積)添加した。次に、バイアル瓶内を嫌気的条件とするために、バイアル瓶内を窒素ガスでパージした後、ポリテトラフルオロエチレンで加工されたブチルゴム栓で、バイアル瓶の口を封止した。そして、汚染物質であるシス−1,2−ジクロロエチレンをシリンジに充填し、シリンジ先端の注射針をブチルゴム栓に差し込んで、バイアル瓶内に、シス−1,2−ジクロロエチレンを2.0mg/Lとなるように添加した。温度20℃±3℃の条件下にて、28日間、バイアル瓶を静置させた後、ガスタイトのマイクロシリンジを用いて、バイアル瓶内のガスをサンプリングし、PID検出器付ガスクロマトグラフにより、シス−1,2−ジクロロエチレンを測定した。
窒素ガスでパージされたチャンバー内において、容量700mLのバイアル瓶中に、滅菌地下水とエチレンガスが検出された地下水領域(汚染地下水が流れる汚染土壌)の汚染土壌25mLとを投入・混合して400mLの混合水を作製し、栄養剤として、TOC200mg/Lとなるように調整した廃糖蜜及びコーンスティープリカーの混合液50mLを該混合水に添加・混合して、450mLの培養液を作製した後、直径2mm以上、細孔径20μm以上200μm以下、ポリビニルアルコールの球状ゲル担体を50mL(かさ容積)添加した。次に、バイアル瓶内を嫌気的条件とするために、バイアル瓶内を窒素ガスでパージした後、ポリテトラフルオロエチレンで加工されたブチルゴム栓で、バイアル瓶の口を封止した。そして、汚染物質であるシス−1,2−ジクロロエチレンをシリンジに充填し、シリンジ先端の注射針をブチルゴム栓に差し込んで、バイアル瓶内に、シス−1,2−ジクロロエチレンを2.0mg/Lとなるように添加した。温度20℃±3℃の条件下にて、28日間、バイアル瓶を静置させた後、ガスタイトのマイクロシリンジを用いて、バイアル瓶内のガスをサンプリングし、PID検出器付ガスクロマトグラフにより、シス−1,2−ジクロロエチレンを測定した。
(実施例2)
実施例1で用いたゲル担体を、大きさ0.2cm3以上1.7cm3以下、細孔径200μm以上1000μm以下、ポリビニルアルコールのスポンジ状担体に代えたこと以外は、実施例1と同様に試験し、シス−1,2−ジクロロエチレンを測定した。
実施例1で用いたゲル担体を、大きさ0.2cm3以上1.7cm3以下、細孔径200μm以上1000μm以下、ポリビニルアルコールのスポンジ状担体に代えたこと以外は、実施例1と同様に試験し、シス−1,2−ジクロロエチレンを測定した。
(比較例)
担体を添加していないこと以外は、実施例1と同様に試験し、シス−1,2−ジクロロエチレンを測定した。
担体を添加していないこと以外は、実施例1と同様に試験し、シス−1,2−ジクロロエチレンを測定した。
図3は、実施例1,2及び比較例におけるシス−1,2−ジクロロエチレンの測定結果を示す図である。
図3から分かるように、細孔を有する担体を添加した実施例1,2では、担体を添加していない比較例より、シス−1,2−ジクロロエチレンの量が減少した。すなわち、担体及び栄養剤を添加することにより、単に栄養剤を添加した場合と比較して、汚染土壌中の微生物が、担体上(特に細孔内)等で増殖・活性化し、効率的にシス−1,2−ジクロロエチレンを分解することができたと言える。
実施例1及び2の試験後の担体をDAPI染色法により染色した後、蛍光顕微鏡により担体の表面及び断面を観察すると、担体表面だけでなく、その内部も青色に呈色していた。DAPI染色法は生物の核を染色する方法の一つであり、担体内部が青色に呈色していたということは、担体内部に嫌気性微生物が付着(生息)していることを裏付けている。
(実施例3)
窒素ガスでパージされたチャンバー内において、容量700mLのバイアル瓶中に、実施例1の試験後の嫌気性微生物が付着した担体を50mLと、栄養剤として、TOC200mg/Lとなるように調整した廃糖蜜及びコーンスティープリカーの混合液50mLと、滅菌地下水を400mLとを添加・混合し、450mLの培養液を作製した。次に、バイアル瓶内を嫌気的条件とするために、バイアル瓶内を窒素ガスでパージした後、ポリテトラフルオロエチレンで加工されたブチルゴム栓で、バイアル瓶の口を封止した。そして、汚染物質であるシス−1,2−ジクロロエチレンをシリンジに充填し、シリンジ先端の注射針をブチルゴム栓に差し込んで、バイアル瓶内に、シス−1,2−ジクロロエチレンを2.0mg/Lとなるように添加した。温度20℃±3℃の条件下にて、28日間、バイアル瓶を静置させた後、ガスタイトのマイクロシリンジを用いて、バイアル瓶内のガスをサンプリングし、PID検出器付ガスクロマトグラフにより、シス−1,2−ジクロロエチレンを測定した。
窒素ガスでパージされたチャンバー内において、容量700mLのバイアル瓶中に、実施例1の試験後の嫌気性微生物が付着した担体を50mLと、栄養剤として、TOC200mg/Lとなるように調整した廃糖蜜及びコーンスティープリカーの混合液50mLと、滅菌地下水を400mLとを添加・混合し、450mLの培養液を作製した。次に、バイアル瓶内を嫌気的条件とするために、バイアル瓶内を窒素ガスでパージした後、ポリテトラフルオロエチレンで加工されたブチルゴム栓で、バイアル瓶の口を封止した。そして、汚染物質であるシス−1,2−ジクロロエチレンをシリンジに充填し、シリンジ先端の注射針をブチルゴム栓に差し込んで、バイアル瓶内に、シス−1,2−ジクロロエチレンを2.0mg/Lとなるように添加した。温度20℃±3℃の条件下にて、28日間、バイアル瓶を静置させた後、ガスタイトのマイクロシリンジを用いて、バイアル瓶内のガスをサンプリングし、PID検出器付ガスクロマトグラフにより、シス−1,2−ジクロロエチレンを測定した。
(実施例4)
実施例1の試験後の嫌気性微生物が付着した担体を、実施例2の試験後の嫌気性微生物が付着した担体に代えたこと以外は、実施例3と同様に試験し、シス−1,2−ジクロロエチレンを測定した。
実施例1の試験後の嫌気性微生物が付着した担体を、実施例2の試験後の嫌気性微生物が付着した担体に代えたこと以外は、実施例3と同様に試験し、シス−1,2−ジクロロエチレンを測定した。
図4は、実施例3,4及び比較例におけるシス−1,2−ジクロロエチレンの測定結果を示す図である。
図4から分かるように、嫌気性微生物が付着した細孔を有する担体を添加した実施例3,4では、担体を添加していない比較例より、シス−1,2−ジクロロエチレンの量が大幅に減少した。これらは、細孔を有する担体(嫌気性微生物は付着していない)を添加した実施例1,2より、シス−1,2−ジクロロエチレンの量を減少させることができた。
1,2 浄化システム、10 投入井戸、12 揚水井戸、14,40 栄養剤投入装置、16,42 揚水ポンプ、18,44 揚水ライン、20 曝気装置、22 地盤、24 地下水領域、26 担体、28,52 栄養剤貯留槽、30,54 栄養剤投入ライン、32,56 栄養剤添加ポンプ、34,48 吐出ポンプ、36,50 吐出ライン、38a,38b 井戸、46 反応槽。
Claims (7)
- 揮発性有機塩素化合物で汚染された汚染土壌及び前記汚染土壌を流れる汚染地下水を嫌気性微生物によって浄化処理する汚染土壌及び汚染地下水の浄化方法であって、
前記汚染土壌を流れる汚染地下水に設けられた井戸内に、細孔を有する担体と前記嫌気性微生物の栄養剤を添加することを特徴とする汚染土壌及び汚染地下水の浄化方法。 - 前記汚染地下水に添加される担体には、前記嫌気性微生物が付着していることを特徴とする請求項1記載の汚染土壌及び汚染地下水の浄化方法。
- 前記担体は、ゲル状であることを特徴とする請求項1又は2記載の汚染土壌及び汚染地下水の浄化方法。
- 揮発性有機塩素化合物で汚染された汚染土壌及び前記汚染土壌を流れる汚染地下水を嫌気性微生物によって浄化処理する際に、前記汚染土壌を流れる汚染地下水に添加される浄化促進材であって、細孔を有する担体と、前記担体に付着した前記嫌気性微生物と、を有することを特徴とする浄化促進材。
- 嫌気条件下で、細孔を有する担体と、揮発性有機塩素化合物を分解する嫌気性微生物と、前記嫌気性微生物の栄養剤と、を混合する工程を有することを特徴とする浄化促進材の製造方法。
- 揮発性有機塩素化合物で汚染された汚染土壌及び前記汚染土壌を流れる汚染地下水を嫌気性微生物によって浄化処理する汚染土壌及び汚染地下水の浄化方法であって、
前記汚染土壌を流れる汚染地下水に設けられた井戸から汲み上げられた汚染地下水と細孔を有する担体とを接触させながら、前記汲み上げられた汚染地下水に前記嫌気性微生物の栄養剤を添加することを特徴とする汚染土壌及び汚染地下水の浄化方法。 - 嫌気条件下で、揮発性有機塩素化合物を分解する嫌気性微生物を含む汚染土壌及び汚染地下水の少なくとも一方と、前記嫌気性微生物の栄養剤と、細孔を有する担体と、を接触又は混合する工程を有することを特徴とする有機塩素化合物を分解する嫌気性微生物の培養方法。
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