JP2015012109A - ソレノイド制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スイッチング素子のデューティ比をフィードバック制御することで、ソレノイドへの通電電流を制御するソレノイド制御装置において、適切なフィードバックが行われるようにする。
【解決手段】(i)実電流Iafがマップデータにおけるディーティ比100%に対応する電流である上限電流Ilimit以下である場合に、マップデータに基づいて、実デューティ比Dafを取得するとともに、(ii)実電流Iafが上限電流Ilimitを超える場合に、上記のデューティ比と電流との関係を近似させた関数D=α・I+βに基づいて、実デューティ比Dafを取得するように構成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ソレノイドへの通電電流を制御することで、そのソレノイドの駆動を制御するソレノイド制御装置に関する。
ソレノイド制御装置は、ソレノイドと電源との間に配設されたスイッチング素子を含んで構成され、そのスイッチング素子のパルスオン時間とパルスオフ時間との比であるデューティ比を変更することによって、ソレノイドへの通電電流を制御するのが一般的である。そして、デューティ比の制御には、下記特許文献に記載されているように、目標となるデューティ比と、実際にソレノイドを流れる電流をデューティ比に換算した実デューティ比との偏差に基づいて、フィードバック制御が行われる場合がある。そして、その実デューティ比を取得する際には、設定された条件下(例えば、基準温度で、かつ、電源の電圧が基準電圧である場合)において得られたスイッチング素子のディーティ比とソレノイドに流れる電流との関係を示すマップデータが用いられる。
特開2010−245282号公報 特開2010−199438号公報
上記のデューティ比と電流との関係を取得する場合、当然に、デューティ比100%に対する電流までしか取得できない。つまり、デューティ比と電流との関係を示すマップデータは、デューティ比100%までしか存在しない。しかしながら、例えば、あるデューティ比に対して、温度が低くなるほど、また、電源の電圧が高くなるほど、ソレノイドに流れる電流は大きくなる。そして、上記のデューティ比と電流との関係は、設定された条件下のものであるため、実際にソレノイドを流れる電流は、そのマップデータにおけるデューティ比100%に対応する電流を超える場合があり得るのである。
上記特許文献2に記載の装置においては、実際にソレノイドを流れる電流が、マップデータにおけるデューティ比100%に対応する電流を超えた場合には、実際にソレノイドを流れる電流をデューティ比に換算する際、デューティ比を100%とするようになっている。つまり、実際にはソレノイドに大きな電流が流れているような場合であっても、適切にフィードバックされない虞があるのである。詳しく言えば、そのような場合、大きな電流が流れ続けることになるのである。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、適切なフィードバックを行い、ソレノイドに流れる電流を適切化することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明のソレノイド制御装置は、スイッチング素子のデューティ比を制御することでソレノイドへの通電電流を制御するコントローラが、(a)ソレノイドに実際に流れる電流である実電流を取得する実電流取得部と、(b)その実電流を換算したデューティ比である実デューティ比を取得する実デューティ比取得部と、(c)スイッチング素子の制御目標となるデューティ比である目標デューティ比を決定する目標デューティ比決定部とを有し、それら目標デューティ比と実デューティ比との偏差に基づいて、スイッチング素子のデューティ比をフィードバック制御するように構成され、そのコントローラが、さらに、(d)設定された条件下におけるスイッチング素子のデューティ比とソレノイドに流れる電流との関係を示すマップデータを記憶する記憶部を有し、実デューティ比取得部が、 (i)実電流がマップデータにおけるディーティ比100%に対応する電流である上限電流以下である場合に、マップデータに基づいて、実デューティ比を取得するとともに、(ii)実電流が上限電流を超える場合に、上記のデューティ比と電流との関係を近似させた関数に基づいて、実デューティ比を取得するように構成される。
本発明のソレノイド制御装置は、実電流がマップデータにおけるディーティ比100%に対応する電流である上限電流より大きくなった場合であっても、デューティ比と電流との関係を近似させた関数を用いて、その大きな実電流を、仮想的に100%を超える大きさのデューティ比に換算することが可能である。つまり、本発明のソレノイド制御装置は、実デューティ比として100%を超える値がフィードバックされるように構成されている。したがって、本発明のソレノイド制御装置によれば、上記のように、ソレノイドを流れる電流が上限電流を超えた場合であっても、適切なフィードバックが行われ、ソレノイドを流れる電流を抑えて適切な大きさとすることが可能である。
本発明のソレノイド制御装置における「マップデータ」には、設定された条件下におけるデューティ比と電流との関係として、例えば、標準温度で、かつ、電源電圧をある値で一定とした場合におけるものを採用可能である。つまり、予め、スイッチング素子のデューティ比を変更しつつ、それらデューティ比の各々に対する電流を実測して、それらデューティ比とそれに対応する電流とで表される複数個のデータを、マップデータとして採用することができる。
本発明のソレノイド装置における「実デューティ比取得部」は、実電流が上限電流以下である場合、マップデータに基づいて実デューティ比を取得するが、その際、マップデータを用いて、種々の補間法により実デューティ比を取得するように構成することができる。なお、スイッチング素子のデューティ比とソレノイドを流れる電流との関係は、多くの範囲でほぼ線形特性を有するため、補間法として線形補間を用いれば、単純な方法で、実際の値に比較的近い値を算出することが可能である。
また、実デューティ比取得部は、実電流が上限電流を超えた場合に用いる「デューティ比と電流との関係を近似させた関数」は、何次の関数であってもよい。ただし、スイッチング素子のデューティ比とソレノイドを流れる電流との関係は、多くの範囲でほぼ線形特性を有するため、デューティ比と電流との関係を近似させた一次直線に基づいて実デューティ比を取得するように構成することができる。例えば、その近似直線は、上記のマップデータを構成する複数個のデータから、最小二乗法等の既知の手法によって、求めることができる。そして、求めた近似直線の傾きおよび切片を記憶させておくことで、上限電流を超えた実電流に対して、100%を超える実デューティ比に換算することができる。
請求可能発明の実施例であるソレノイド制御装置を含む車両用ブレーキシステムの回路図である。 図1の車両用ブレーキシステムの制御を司るブレーキ電子制御ユニットの機能を示すブロック図である。 (a)図2に示すブレーキ電子制御ユニットに含まれる駆動回路の回路図である。(b)図3(a)の駆動回路における電流の変化を示す図である。 図3(a)の駆動回路におけるスイッチング素子のデューティ比とソレノイドを流れる電流との関係を示すマップデータ、および、その関係を近似させた直線を示すグラフである。 上記ブレーキ電子制御ユニットの作動を模式的に示す制御ブロック図である。 図2のブレーキ電子制御ユニットによって実行される実デューティ比取得プログラムを表すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の一実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。なお、本発明は、下記の実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することができる。
図1に、請求可能発明の実施例であるソレノイド制御装置10を含んで構成される車両用ブレーキシステムの回路図を示す。その車両用ブレーキシステムは、ソレノイドを有する電磁弁を複数備えており、本実施例のソレノイド制御装置10は、それら複数の電磁弁の各々のソレノイド12(図2参照)を制御の対象としている。なお、車両用ブレーキシステムが備える複数の電磁弁を具体的に言えば、共通通路20と4つのブレーキシリンダ22の各々との間に設けられてそれら4つのブレーキシリンダ22の液圧を調整するための4つの保持弁24および4つの減圧弁26,レギュレータ30と共通通路20とを接続あるいは遮断するためのレギュレータカット弁32,マスタシリンダ40と共通通路20とを接続あるいは遮断するためのマスタカット弁42,ストロークシミュレータ50への作動液の流入を許容あるいは禁止するためのシミュレータカット弁52,動力式液圧源装置60から共通通路20への作動液の流入を制御する増圧用リニア弁62,共通通路20のリザーバ64への作動液の流出を制御する減圧用リニア弁66,共通通路20に設けられて左輪に対応する部分と右輪に対応する部分とを接続・遮断するための連通弁68である。
上記車両用ブレーキシステムには、ブレーキ電子制御ユニット100(以下、「ECU100」という場合がある)が設けられている。ECU100は、各種電磁弁24,26,32,42,52,62,64,66の作動を制御する制御装置であり、各ブレーキ装置のブレーキシリンダ22に作用させる作動液の液圧を制御するものである。ECU100は、図2に示すように、CPU,ROM,RAM等を備えたコンピュータを主体として構成されたコントローラ102と、各種電磁弁24,26,32,42,52,62,66,68のそれぞれに対応する複数の駆動回路104,106,108,110,112,114,116,118とを有している。それら複数の駆動回路104等には、電源としてのバッテリ120が接続されており、各種電磁弁104等に、そのバッテリ120から電力が供給される。
さらに、複数の駆動回路104等には、上記のコントローラ102が接続されており、そのコントローラ102が、それら複数の駆動回路104等に各制御信号を送信する。詳しくは、コントローラ102は、マスタカット弁42,シミュレータカット弁52のそれぞれの駆動回路110,112にそれら電磁弁を開閉するための電流制御信号を送信し、増圧用リニア弁62,減圧用リニア弁66の駆動回路114,116には、各リニア弁62,66の有するソレノイド12の発生させる磁気力を制御するための電流制御信号を送信し、保持弁24,減圧弁26の駆動回路104,106には、各種電磁弁の開閉時間を制御するための電流制御信号を送信する。その電流制御信号は、スイッチング素子のデューティ比に応じたものであり、各電磁弁24等が有するソレノイド12への通電制御については、後に詳しく説明するものとする。
上記の駆動回路104,106,108,110,112,114,116,118は、すべて同様の構成であるため、それらの構成について、増圧用リニア弁62に対応する駆動回路114を代表して説明する。駆動回路114は、図3(a)に示すように、バッテリ120,ソレノイド(ソレノイドコイル)12,スイッチング素子130が直列的に接続されて構成される。なお、抵抗132は、ソレノイド12,スイッチング素子130等を含め、駆動回路114全体の抵抗を等価的に表したものである。スイッチング素子130は、例えばトランジスタとすることができ、デューティ制御されることにより、ソレノイド12に印加される電圧が制御されて、ソレノイド12に流れる電流が制御される。駆動回路114には、ソレノイド12に実際に流れる電流である実電流を検出する電流モニタ134が設けられている。
図3(a)の制御回路においては、次式が成り立つ。
u(t)=R・i(t)+L・di(t)/dt
ここで、u(t)はスイッチング素子130のデューティ制御によりソレノイド12に印加された電圧であり、i(t)はソレノイド12に流れる電流である。また、Lはソレノイド12のインダクタンスであり、Rは駆動回路114全体の抵抗値である。そして、上式をラプラス変換すると(d/dt=s)、次式が得られる。
I(s)={1/(L・s+R)}・U(s)
この式に示すように、電圧(デューティ比)と電流との間の伝達関数は一次遅れ応答の式で表される。図3(b)に示すように、電流値は、デューティ比の変化に対して(過渡的に)、遅れて増加し、その後(定常的に)、デューティ比および抵抗値で決まる一定の大きさとなる。
また、ECU100は、図2に示すように、記憶部140を有しており、後に詳しく説明するプログラムや、図4に示すマップデータ等が記憶されている。その図4に示すマップデータは、スイッチング素子130のデューティ比とソレノイド12に流れる電流との関係を示すものであり、標準温度T[℃]かつ電源電圧が設定電圧E[V]での条件下において、予め取得されたデータを、マップ化したものである。より詳しく言えば、上記の条件下において、スイッチング素子130のデューティ比Dを変更しつつ制御して、それら各デューティ比Dに対して一定の大きさとなった電流値Iを取得し、マップデータは、図4に示すように、それらデューティ比Dおよび電流Iからなるデータ複数個で構成されるものである。
以下に、図5の制御ブロック図を参照しつつ、ソレノイド12への通電制御について、詳しく説明する。まず、目標電流演算部150において、各電磁弁24等のソレノイド12への供給電流の目標値である目標電流Irefが決定される。詳細な説明は省略するが、例えば、増圧リニア弁62および減圧用リニア弁66の目標電流は、運転者のブレーキ操作に応じた制動力となるように共通通路20の目標液圧が求められ、実際の液圧がその目標液圧となるように、決定される。次に、目標デューティ比決定部152において、スイッチング素子130を制御する場合のデューティ比Dnが、記憶部140に記憶されているマップデータと目標電流Irefとに基づいて、線形補間により決定されて、出力される。
続いて、温度対応補正部154において、目標デューティ比決定部152において決定された目標デューティ比Dnは、温度補正係数KTを用いて補正されて、出力される(デューティ比Dout)。また、電源電圧対応補正部156においては、バッテリ120の電圧の大きさに基づいて、入力されたデューティ比Doutが補正されて、出力される(Dout1)。電源電圧が低い場合は高い場合より、入力されたデューティ比Doutを大きくする補正が行われる。電源電圧とデューティ比の補正値との関係は予め取得されて、例えば、マップ化されて記憶されている。さらに、ノイズ除去部158においては、入力されたデューティ比Dout1が下限値(例えば、0とすることができる)と上限値(例えば、100%とすることができる)との間にない場合には、下限値、あるいは、上限値に決定されて、出力される(Dout2)。
スイッチング素子制御部160は、入力されたデューティ比Dout2でスイッチング素子130を制御するものである。そのデューティ比Dout2によるスイッチング素子130の制御によりソレノイド12にそれに応じた電流が供給される。
ソレノイド12に流れた実際の電流(実電流)は電流モニタ134によって検出され、フィードバックされる。なお、その電流モニタ134において検出された実電流Ia(アナログ値)は、A/D変換部162において、ディジタル値に変換されて出力され、電流モニタ補正部164において、電流モニタ134の温度補正が行われたり、ディジタル値が電流値に変換されたりする。また、ディジタルフィルタ166において、ノイズ等が除去されて、平滑化される。本実施例においては、移動平均値が取得されて、出力される(Iaf)。
実デューティ比取得部168において、入力された実電流Iafが実デューティ比Dafに換算される。なお、本実施例のソレノイド制御装置10は、実電流のデューティ比への換算方法に特徴を有するものであるため、その換算方法ついては、後に詳しく説明するものとする。そして、実デューティ比Dafと目標デューティ比Dnとの差である偏差ΔD(=Dn−Daf)が取得され、PID制御部326に供給される。PID制御部170においては、デューティ比の偏差ΔDが小さくなるように、フィードバック制御値DFBが取得される。そして、温度対応補正部154から出力されたデューティ比Doutに加えられる。
なお、温度対応補正部154の出力値Doutは、フィードフォワード制御値DFFであるため(Dout=DFF)、デューティ制御部160に入力されるデューティ比は、フィードフォワード制御値とフィードバック制御値とを合わせた大きさ(DFB+DFF)とされるのであり、スイッチング素子130については、フィードフォワード制御とフィードバック制御とを合わせた制御が行われることになる。
次に、実デューティ比取得部168における実電流のデューティ比への換算方法について、詳しく説明する。実電流のデューティ比への換算は、図6にフローチャートを示す実デューティ比取得プログラムが実行されることによって行われる。この実デューティ比取得プログラムでは、まず、ステップ1(以下、ステップを「S」と略す)において、実電流Iafが取得される。そして、S2において、その取得された実電流Iafが、マップデータにおけるデューティ比100%に対応する電流である上限電流Ilimitより大きいか否かの判定が行われる。
実電流Iafが上限電流Ilimit以下である場合には、S3において、図4に示したマップデータに基づいて線形補間により実デューティ比Dafが取得される。一方、実電流Iafが上限電流Ilimitより大きい場合には、S4において、マップデータに示したデューティ比と電流との関係を近似させた直線に基づいて、実デューティ比Dafが取得される。具体的には、マップデータを構成する複数個のデータに基づいて最小二乗法により求められた近似直線(回帰直線)D=α・I+β(図4における二点鎖線)の傾きαおよび切片βが、記憶部140に記憶させられている。そして、その一次関数に基づいて、上限電流Ilimitより大きい実電流Iafに対応する実デューティ比Dafが取得される。つまり、その近似直線を用いることにより、上限電流Ilimitより大きい実電流Iafが、100%を超える実デューティ比Dafに換算されるのである。以上で、実デューティ比取得プログラムが終了する。
上記のような制御により、本実施例のソレノイド制御装置10においては、実デューティ比として100%を超える値がフィードバックされるため、上限電流Ilimitより大きい実電流Iafがソレノイド12に流れている場合であっても、適切なフィードバックが行われ、ソレノイド12を流れる電流を適切な大きさとすることができる。また、本実施例のソレノイド制御装置10は、実電流Iafが上限電流Ilimit以下である場合には、線形補間により実デューティ比Dafが取得されるため、実電流Iafが上限電流Ilimit以下である場合に近似直線を用いて実デューティ比を取得するより、適切なフィードバックが行われるようになっている。
なお、本実施例のソレノイド制御装置10は、スイッチング素子130を含む駆動回路と、その駆動回路を制御するコントローラ102とを含んで構成されている。また、そのコントローラ102は、電流モニタ134の検出結果から実際にソレノイド12を流れる電流を取得する実電流取得部170と、実電流をデューティ比に換算した実デューティ比を取得する実デューティ比取得部168と、目標デューティ比を決定する目標デューティ比決定部152と、設定条件下におけるデューティ比と電流との関係を示すマップデータを記憶する記憶部140とを有している。さらに、その実電流取得部170は、実デューティ比取得プログラムのS1を実行する部分等を含んで構成され、実デューティ比取得部168は、実デューティ比取得プログラムのS2〜S4を実行する部分を含んで構成されている。
10:ソレノイド制御装置 12:ソレノイド 24:保持弁 26:減圧弁 32:レギュレータカット弁 42:マスタカット弁 52:シミュレータカット弁 62:増圧用リニア弁 66:減圧用リニア弁 68:連通弁 100:ブレーキ電子制御ユニット[ECU] 102:コトローラ 104〜116:駆動回路 120:バッテリ〔電源〕 130:スイッチング素子 134:電流モニタ 140:記憶部 152:目標デューティ比決定部 168:実デューティ比取得部 170:実電流取得部

Claims (1)

  1. ソレノイドと電源との間に配設されたスイッチング素子と、そのスイッチング素子のデューティ比を制御することで前記ソレノイドへの通電電流を制御するコントローラとを備え、前記ソレノイドの駆動を制御するソレノイド制御装置であって、
    前記コントローラが、
    (a)前記ソレノイドに実際に流れる電流である実電流を取得する実電流取得部と、(b)その実電流を換算したデューティ比である実デューティ比を取得する実デューティ比取得部と、(c)前記スイッチング素子の制御目標となるデューティ比である目標デューティ比を決定する目標デューティ比決定部とを有し、それら目標デューティ比と実デューティ比との偏差に基づいて、前記スイッチング素子のデューティ比をフィードバック制御するように構成され、
    そのコントローラが、さらに、
    設定された条件下における前記スイッチング素子のデューティ比と前記ソレノイドに流れる電流との関係を示すマップデータを記憶する記憶部を有し、
    前記実デューティ比取得部が、
    (i)前記実電流が前記マップデータにおけるディーティ比100%に対応する電流である上限電流以下である場合に、前記マップデータに基づいて、前記実デューティ比を取得するとともに、(ii)前記実電流が前記上限電流を超える場合に、デューティ比と電流との前記関係を近似させた関数に基づいて、前記実デューティ比を取得するように構成されたソレノイド制御装置。
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