JP2015011945A - コネクタ - Google Patents

コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2015011945A
JP2015011945A JP2013138738A JP2013138738A JP2015011945A JP 2015011945 A JP2015011945 A JP 2015011945A JP 2013138738 A JP2013138738 A JP 2013138738A JP 2013138738 A JP2013138738 A JP 2013138738A JP 2015011945 A JP2015011945 A JP 2015011945A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
peripheral surface
holding member
electric wire
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013138738A
Other languages
English (en)
Inventor
岡本 健一
Kenichi Okamoto
健一 岡本
聡之 長澤
Toshiyuki Nagasawa
聡之 長澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2013138738A priority Critical patent/JP2015011945A/ja
Publication of JP2015011945A publication Critical patent/JP2015011945A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】本発明は、ハウジングが誤った方向に組み付けられることを防止するコネクタを提供することを目的とする。
【解決手段】シールドコネクタ1は、シールド電線を保持する雌ハウジング5と、シールド電線2及び雌ハウジング5を挿通させて保持するシールドシェル6と、を備え、雌ハウジング5の外周面部53aには、シェル本体61のリブ618をハーネス側の端部まで受け入れる溝部54が形成され、外周面部53bには、シェル蓋材62の突設部623を挿入することができる凹部55と、凹部55のハーネス側端部を塞ぐ壁部56と、が形成され、シールドシェル6のシェル本体61には、シェル蓋材62側に立設したリブ618が形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、電線及び該電線の先端に固定された端子金具を保持するとともに相手側コネクタに接続されるコネクタに関する。
従来、電子機器等の接続対象物に電力を供給する際には、電力を供給する電線の端部と接続対象物の端部に設けられたコネクタ同士が嵌合して接続されており、その接続のためのコネクタが種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のコネクタは、電線と、電線の一端部を保持するハウジングと、電線及びハウジングを保持するアウタケースと、を備え、アウタケースは、シールドシェルと、シールドシェルが当接する反対側から電線及びコネクタを保持するシェルホルダと、を有して構成され、シールドシェルに電線及びハウジングが挿通され、シェルホルダがシールドシェルに螺合して固定されることにより、電線及びハウジングが保持される。
特開2007−115428号公報
しかしながら、特許文献1に記載の従来のコネクタは、電線及びハウジングがアウタケースに保持される際の方向が規定されていないため、電線を保持したハウジングが誤った方向に組み付けられることにより、相手側コネクタと意図しない方向に接続されるという問題があった。
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、ハウジングが誤った方向に組み付けられることを防止するコネクタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のコネクタは、電線及び該電線の先端に固定された端子金具を保持するとともに相手側コネクタに接続されるコネクタであって、前記電線及び前記端子金具を保持するハウジングと、前記電線及び前記ハウジングを挿通させて保持する保持部材と、を備え、前記ハウジングは、接続方向前方側に設けられて前記相手側コネクタに接続される接続部と、前記接続方向後方側から前記電線を導出させる電線導出部と、前記接続部と前記電線導出部とに亘って前記接続方向に沿って延びる複数の外周面部と、を有して形成され、前記外周面部のうちの一つには、前記接続方向に沿って延びた溝部が形成され、前記溝部が形成された前記外周面部とは異なる他の外周面部には、前記溝部に対応した位置の少なくとも一部を塞ぐ壁部が形成され、前記保持部材は、第一保持部材と、第二保持部材と、を有して構成されるとともに、前記第一保持部材と前記第二保持部材とにより、前記電線及び前記ハウジングを両側から挟んで保持し、前記第一保持部材には、該第一保持部材の内周面から立設して形成されるとともに、前記溝部に挿通可能、かつ、前記壁部に当接可能な凸部が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、ハウジングには、接続方向に沿って延びた溝部が形成され、溝部が形成された外周面部とは異なる他の外周面部において、溝部に対応した位置のうち、少なくとも一部が塞がれた壁部が形成され、第一保持部材には、溝部に挿通可能、かつ、壁部と干渉可能な凸部が形成されていることから、ハウジングを保持部材に挿通させる際に、凸部が溝部に挿通される向きには組み付けることができる。しかし、凸部が壁部と干渉する向きにして組み付けようとすると、壁部と凸部とが干渉して、ハウジングと第一保持部材とが所望する嵌合状態にならないため、第一保持部材と第二保持部材により電線とハウジングとを挟んで保持することができず、ハウジングが誤った向きに組み付けられることを防止することができる。
また、請求項1に記載のコネクタにおいて、前記溝部は、前記ハウジングの前記電線導出部まで延びるとともに該電線導出部に開口して形成され、前記第一保持部材の前記接続方向前方側は、筒状に形成されて前記ハウジングの外周面を覆う筒部を有して形成され、該筒部の内周面に前記凸部が形成され、前記電線及び前記ハウジングは、前記第一保持部材の前記接続方向前方側から前記筒部に挿通されて組み付けられることが好ましい。
このような構成によれば、第一保持部材の接続方向前方側には、ハウジングの外周面を覆う筒部が形成され、筒部の内周面には凸部が形成され、電線及びハウジングが第一保持部材の前方側からに挿通されて組み付けられることから、凸部が溝部に挿通される向きに合わせて電線及びハウジングを挿通させた際には、所望する位置まで挿通させることができるが、凸部が壁部と当接する向きに挿通させようとすると、壁部と凸部とが当接して、電線及びハウジングの挿通が阻まれるため、壁部と凸部とが当接する位置よりも接続方向後方側に挿通することができない。従って、ハウジングが誤った向きに組み付けられることをより確実に防止することができる。
また、請求項1又は2に記載のコネクタにおいて、前記ハウジングにおける前記第二保持部と対向する前記外周面部には、前記壁部と、該外周面部から凹んで形成された凹部と、が形成され、前記第二保持部材には、該第二保持部材の内周面から立設するとともに、前記凹部に挿入される係止部が形成され、前記凹部における前記係止部の挿入位置よりも前記接続方向後方側に前記壁部が形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、ハウジングには、壁部と、凹部が形成され、第二保持部材には、凹部に挿入される係止部が形成され、壁部は、凹部における係止部の挿入位置よりも後方側に形成されていることから、相手側コネクタとの接続及び取り外しの際に、ハウジングが前方側に移動しようとすると、係止部が壁部に当接して、当接した位置よりも前方側へのハウジングの移動が阻まれることから、ハウジングが保持部材の接続方向前方側に脱落することを防止することができる。
以上のような本発明のコネクタによれば、ハウジングを保持部材に挿通させる際に、凸部が溝部に挿通される向きには組み付けることができるが、凸部が壁部と干渉する向きにすると、ハウジングと第一保持部材とが所望する嵌合状態にならないため、電線とハウジングとを挟んで保持することができず、ハウジングが誤った向きに組み付けられることを防止することができる。
本発明の一実施形態に係るコネクタを示す斜視図である。 前記コネクタを示す図1の矢視II−II線断面図である。 前記コネクタを示す分解斜視図である。 前記コネクタにおけるハウジング及び保持部材を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図1〜4を参照して説明する。本実施形態のシールドコネクタ1は、図1,2に示すように、ワイヤハーネスを構成する二本のシールド電線2及びシールド電線2の先端に固定された雌端子部25を保持するとともに、図示しない電気機器に接続された雄端子部31を収容する機器側コネクタ3に接続されるものである。また、シールドコネクタ1と機器側コネクタ3とは、固定具であるボルト4により、それぞれユニットケースUに固定される。本実施形態におけるシールドコネクタ1は、例えば、バッテリ、モータ、及び、インバータ等を備えた車両において、これらの電気機器同士を電気的に接続する。
シールドコネクタ1は、シールド電線2及び雌端子部25を保持する絶縁樹脂製の雌ハウジング5と、シールド電線2及び雌ハウジング5を挿通させて保持する導電性のシールドシェル6と、を備えて構成されている。なお、本実施形態において、シールドコネクタ1と機器側コネクタ3とが接続する方向を接続方向Xとし、矢印Xで示す。また、接続方向Xと直交するシールドコネクタ1の幅方向を矢印Yで示し、高さ方向は矢印Zで示す。接続方向Xにおける機器側及びハーネス側は図1,2に示す通りとし、矢印Z方向における上下は、図1を基準とする。
二本のシールド電線2は、Y方向を配列方向として並んで設けられ、複数の素線を撚った撚線等からなる導体21と、導体21の周囲を覆う絶縁性の合成樹脂等からなる内部絶縁被覆22と、内部絶縁被覆22の周囲に設けられる編組等の導体からなるシールド部23と、シールド部23の周囲を覆う絶縁性の合成樹脂等からなる外部絶縁被覆24と、をそれぞれ有して構成された同軸ケーブルである。シールド電線2のうちシールドコネクタ1に収容される部分には、導体21の先端に接続される雌端子部25と、外部絶縁被覆24の外側に設けられてシールドシェル6内への水の浸入を防ぐパッキン26と、シールド部23とパッキン26とを加締めて固定する環状のシールドパイプ27と、ゴム等の弾性材料から全体筒状に形成されるとともにシールド電線2と雌ハウジング5との間をシールするシール部材28と、が設けられている。シールドパイプ27はシールド部23と電気的に接続され、接続部材として機能する。
機器側コネクタ3は、絶縁樹脂によって一体に形成された雄ハウジング30を備え、雄ハウジング30は、雄端子部31が挿通される挿通部32と、ユニットケースUに固定される第二接続固定部33と、を有して形成されている。また、雄ハウジング30は、接続方向Xのハーネス側においてはシールドシェル6の内側に沿うとともに、機器側においてはユニットケースUの後述する開口部U1に沿った形状及び寸法を有して形成されている。
ユニットケースUは、電気機器を収容する導電性の筐体であって、全体が電気的に接地されている。また、ユニットケースUは、機器側コネクタを取り付けるための開口部U1が形成されるとともに、第一接続固定部615及び第二接続固定部33に対応した位置においてねじ切り加工されている。
雌ハウジング5は、図2〜4に示すように、略直方体状に形成されて後述するシールドシェル6の第一収容部6aに沿った外側形状を有するとともに、接続方向Xの機器側に設けられて、コネクタ3の雄端子部31を受け入れて接続される接続部51と、接続方向Xのハーネス側からシールド電線2を導出させる電線導出部52と、接続部51と電線導出部52とに亘って接続方向Xに沿って延びる四面の外周面部53と、を有して形成されている。
四面の外周面部53のうち、後述するシェル本体61のリブ618が形成された面と当接する外周面部53aには、接続方向Xに沿ってハーネス側の端部まで設けられて、後述するシェル本体61のリブ618をハーネス側の端部まで受け入れる溝部54が形成されている。また、雌ハウジング5に挿通されたシールド電線2を挟んだ外周面部53aの反対側の外周面部53である外周面部53bには、溝部54とY方向に同じ位置に接続方向Xに沿って形成されるとともに、後述するシェル蓋材62の突設部623を挿入することができる凹部55と、凹部55のハーネス側の端部を塞いで設けられる壁部56と、が形成されている。
シールドシェル6は、図3,4に示すように、シェル本体61と、シェル蓋材62と、固定具であるボルト63と、を備えて構成され、シェル本体61とシェル蓋材62とはZ方向を対向方向とする一対のシールドシェルとして機能するとともに、雌ハウジング5を収容する第一収容部6aと、シールド電線2及びシールドパイプ27を収容する第二収容部6bと、を形成する。シェル本体61及びシェル蓋材62のY方向一方側には、シェル本体61とシェル蓋材62とをボルト63により固着するための固定部611,621がそれぞれ形成されている。また、固定部611,621にはそれぞれ、ボルト63を挿通可能な挿通穴612,622が形成され、固定部611に設けられた挿通穴612はねじ切り加工され、固定部621に設けられた挿通穴622は貫通しており、ボルト63を挿通することができる。
シェル本体61は、図3,4に示すように、組み付け時に雌ハウジング5の外周面に当接する筒状の筒部613と、筒部613のハーネス側から延びてシールド電線2に当接する本体側電線保持部614と、ユニットケースUに固定するための第一接続固定部615と、後述する機器側コネクタ3の第二接続固定部33に沿った切欠き616と、後述するシェル蓋材62の突設部623を受け入れる受入部617と、シェル本体61の内周面側からシェル蓋材62側に立設して、接続方向Xの機器側に沿って第一収容部6a内に延びたリブ618と、をさらに有して形成されている。第一接続固定部615は、筒部613の機器側の端部に設けられ、受入部617は、筒部613のハーネス側の端部に設けられている。
シェル蓋材62は、図3,4に示すように、シェル蓋材62のY方向中央から連続して接続方向Xの機器側に延びた突設部623と、突設部623の第一収容部6a側からZ方向に沿ってシェル本体61側に延びる係止部624と、をさらに有して形成されている。係止部624は、シェル本体61に組み付けられた際に、後述する雌ハウジング5の凹部55に挿入されるとともに、その挿入位置は、壁部56よりも機器側に位置している。
次に、シールドコネクタ1の組立方法の一例を説明する。
まず、シールド端子26、シールドパイプ27、シール部材28、及び、雌端子部25が取り付けられたシールド電線2を雌ハウジング5に挿通させ、シールド電線2を電線導出部51から導出させる。
次に、このような雌ハウジング5の溝部54にシェル本体61のリブ618を併せて、雌ハウジング5及びシールド電線2をシェル本体61における第一収容部6a及び第二収容部6bに収容した後に、シェル蓋材62の係止部624を雌ハウジング5の凹部55に挿入するように、図4の矢印A方向にシェル蓋材62を回転させて覆い、固定部611,621をボルト63によって固定することでシェル本体61とシェル蓋材62とを固着する。このとき、雌ハウジング5がハーネス側に移動しようとしても、シェル蓋材62の係止部624が雌ハウジング5の壁部56に当接して、雌ハウジング5の移動が阻まれる。
次に、シールドコネクタ1と機器側コネクタ3とを接続するとともにユニットケースUに固定する方法の一例を説明する。
まず、機器側コネクタ3をユニットケースの開口部U1に挿通するとともに、電気機器の雄端子部31を挿通部32に挿通させ、第二接続固定部33をボルト4によってユニットケースUに固定する。次に、シェル本体61の切欠き616を第二接続固定部33に合わせつつ雄ハウジング30がシールドシェル6の内側に沿うように、シールドコネクタ1と機器側コネクタ3とを接続し、雌端子部25に雄端子部31を挿通して電気的に接続する。さらに、第一接続固定部615をボルト4によってユニットケースUに固定することで、接続が完了する。
シールドシェル6がユニットケースUに接触するとともに、シールドシェル6の収容部3b側の内面においてシールドパイプ27に当接し、シールドパイプ27がシールド部23と電気的に接続されていることで、ユニットケースU、シールドシェル6、シールドパイプ27、及び、シールド部23は等電位、即ち、接地電位となり、ユニットケースU内、第一収容部6a、第二収容部6b、及び、導体21はシールドされ、外部に電磁波が漏洩すること及び外部から電磁波が侵入することが防がれている。
以上のような本実施形態によれば、雌ハウジング5の外周面部53aには、ハーネス側の端部まで延びた溝部54が形成され、外周面部53bには、溝部54とY方向に同じ位置に接続方向Xに沿って設けられた凹部55と、凹部55のハーネス側の端部を塞いで設けられる壁部56と、が形成され、雌ハウジング5が組み付けられる際には、雌ハウジング5は、機器側からシェル本体61に挿通されるとともに、溝部54がシェル本体61に形成されたリブ618をハーネス側の端部まで受け入れることから、外周面部53aと外周面部53bとを逆向きにして雌ハウジング5をシェル本体31bに組み付けようとすると、外周面部53bに形成された壁部56とシェル本体31bのリブ618とがハーネス側の端部において当接して、その当接した位置よりも接続方向Xのハーネス側に雌ハウジング5を挿通することができない。従って、雌ハウジング5が誤った向きに組み付けられることを防止することができる。
また、雌ハウジング5の外周面部53bのハーネス側端部には、壁部56が形成され、シェル蓋材62には、凹部55に挿入される係止部624が形成され、係止部624が挿入される挿入位置は壁部56よりも機器側であることから、雌ハウジング5が接続方向Xに沿ってハーネス側から機器側に移動しようとすると、壁部56が係止部624に当接して雌ハウジング5の移動が阻まれることから、雌ハウジング5がシールドシェル6から機器側に脱落することを防止することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態においては、外周面部51bに凹部55及び壁部56が形成されていたが、外周面部32bをシェル本体61側、すなわち誤った向きにして雌ハウジング5をシールドシェル6に挿通させようとした際に、壁部56とリブ618とが干渉して雌ハウジング5の挿通が阻まれればよく、凹部55が形成されずに溝部54に対応した位置がすべて壁部56により塞がれていてもよい。
また、リブ618は、シェル本体61の内周面側からシェル蓋材62側に立設して、接続方向Xに沿って第一収容部6a内に延びて形成されていたが、外周面部53aと外周面部53bとを逆向きにして雌ハウジング5をシェル本体61に組み付けようとした際に、リブ618が外周面部53bに形成された壁部56と当接して、雌ハウジング5が誤った向きに組み付けられることを防止することができれば、リブ618が他の形状に形成されていてもよく、例えば、シェル本体61の内周面側からZ方向上側に立設した円柱状や角柱状に形成されていてもよい。
また、雌ハウジング5の凹部55及び壁部56は、溝部54が形成された外周面部53aとシールド電線2を挟んだ反対側の外周面部53bに形成されていたが、雌ハウジング5が移動しようとした際に、係止部624が壁部56に当接して、雌ハウジング5の移動を阻むことができればよく、凹部55及び壁部56が外周面部53a,53bと直交する外周面部53に形成されてもよい。その際は、シールドシェル6の受入部617、突設部623、及び係止部624は、凹部55及び壁部56が形成された位置と対応する位置に形成される。また、凹部55及び壁部56は、外周面部53a以外の複数の外周面部53に設けられていてもよい。
また、雌ハウジング5の壁部56は、ハーネス側にのみ設けられていたが、さらに凹部55の機器側の端部を塞いでいてもよい。ハーネス側及び機器側に壁部56を設けることにより、雌ハウジング5がハーネス側又は機器側にずれようとした際に、壁部56に当接して係止することにより、雌ハウジング5をより脱落し難くすることができる。
また、シェル蓋材62は、シールド電線2、シールド端子26及び雌ハウジング5の一部を覆う形状に形成されていたが、シェル本体61とシェル蓋材62とによりシールド電線2と雌ハウジング5を覆うことができればよく、例えば、シェル本体61に筒部613が形成されず、シェル蓋材62がシールド電線2、シールド端子26及び雌ハウジング5の一面全体を覆う形状に形成されていてもよい。その場合、突設部623は設けられないため、係止部624は、シェル蓋材62を組み付ける際に、雌ハウジング5の凹部55に対して壁部56よりも機器側に挿入される位置に形成される。
なお、前記実施形態においては、電線として同軸ケーブルからなるシールド電線2を例示したが、シールド電線以外の電線を用いたコネクタにおいても本発明は利用可能である。その場合、コネクタにシールド性をもたせるための部材は省略可能であり、また、シェル本体61及びシェル蓋材62は、樹脂等の導電性の無い材料により形成されてもよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1 シールドコネクタ(コネクタ)
2 シールド電線(電線)
3 機器側コネクタ(相手側コネクタ)
5 雌ハウジング(ハウジング)
6 シールドシェル(保持部材)
25 雌端子部(端子金具)
61 シェル本体(第一保持部材)
62 シェル蓋材(第二保持部材)
51 接続部
52 電線導出部
53 外周面部
54 溝部
55 凹部
56 壁部
613 筒部
618 リブ(凸部)
624 係止部

Claims (3)

  1. 電線及び該電線の先端に固定された端子金具を保持するとともに相手側コネクタに接続されるコネクタであって、
    前記電線及び前記端子金具を保持するハウジングと、前記電線及び前記ハウジングを挿通させて保持する保持部材と、を備え、
    前記ハウジングは、接続方向前方側に設けられて前記相手側コネクタに接続される接続部と、前記接続方向後方側から前記電線を導出させる電線導出部と、前記接続部と前記電線導出部とに亘って前記接続方向に沿って延びる複数の外周面部と、を有して形成され、
    前記外周面部のうちの一つには、前記接続方向に沿って延びた溝部が形成され、
    前記溝部が形成された前記外周面部とは異なる他の外周面部には、前記溝部に対応した位置の少なくとも一部を塞ぐ壁部が形成され、
    前記保持部材は、第一保持部材と、第二保持部材と、を有して構成されるとともに、前記第一保持部材と前記第二保持部材とにより、前記電線及び前記ハウジングを両側から挟んで保持し、
    前記第一保持部材には、該第一保持部材の内周面から立設して形成されるとともに、前記溝部に挿通可能、かつ、前記壁部に当接可能な凸部が形成されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記溝部は、前記ハウジングの前記電線導出部まで延びるとともに該電線導出部に開口して形成され、
    前記第一保持部材の前記接続方向前方側は、筒状に形成されて前記ハウジングの外周面を覆う筒部を有して形成され、該筒部の内周面に前記凸部が形成され、
    前記電線及び前記ハウジングは、前記第一保持部材の前記接続方向前方側から前記筒部に挿通されて組み付けられることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記ハウジングにおける前記第二保持部と対向する前記外周面部には、前記壁部と、該外周面部から凹んで形成された凹部と、が形成され、
    前記第二保持部材には、該第二保持部材の内周面から立設するとともに、前記凹部に挿入される係止部が形成され、
    前記凹部における前記係止部の挿入位置よりも前記接続方向後方側に前記壁部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ。
JP2013138738A 2013-07-02 2013-07-02 コネクタ Pending JP2015011945A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013138738A JP2015011945A (ja) 2013-07-02 2013-07-02 コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013138738A JP2015011945A (ja) 2013-07-02 2013-07-02 コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015011945A true JP2015011945A (ja) 2015-01-19

Family

ID=52304926

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013138738A Pending JP2015011945A (ja) 2013-07-02 2013-07-02 コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015011945A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023176403A1 (ja) * 2022-03-18 2023-09-21 古河電気工業株式会社 コネクタ及びコネクタ接続構造体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023176403A1 (ja) * 2022-03-18 2023-09-21 古河電気工業株式会社 コネクタ及びコネクタ接続構造体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6026660B2 (ja) コネクタ
US9106066B2 (en) Wire fixing member
US9391389B2 (en) Terminal connection structure for electric wire
JP2014022266A (ja) コネクタ
US20110171856A1 (en) Connector assembly having a cavity sealing plug
CN108140994B (zh) 屏蔽连接器
JP6053920B2 (ja) コネクタの防水構造
KR20170079581A (ko) 고접압 커넥터
JP6408780B2 (ja) コネクタ嵌合構造
US9722340B2 (en) Electric wire connector structure
CN104025394A (zh) 屏蔽连接器装置
JP6701894B2 (ja) コネクタ及びワイヤハーネス
KR101959106B1 (ko) 전기 접속 시스템
JP2015011945A (ja) コネクタ
JP5780433B2 (ja) コネクタ
JP2014107043A (ja) コネクタ
JP2015095324A (ja) コネクタ
JP2015015167A (ja) シールドコネクタ
JP5742602B2 (ja) シールド用ジョイントコネクタ
JP6907038B2 (ja) コネクタ
JP2014194890A (ja) プロテクタ付きシールドコネクタ
KR101723041B1 (ko) 방수형 티피에이를 구비한 커넥터
JP2015011946A (ja) シールドコネクタ
JP5987716B2 (ja) コネクタの取付構造及びコネクタ装置
JP5896120B2 (ja) ワイヤハーネス用プロテクタの固定構造