JP2015011784A - 照明装置 - Google Patents

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Yoshifumi Yaoi
善史 矢追
柴田 晃秀
Akihide Shibata
晃秀 柴田
健治 小宮
Kenji Komiya
健治 小宮
佐藤 拓也
Takuya Sato
拓也 佐藤
圭二 渡邉
Keiji Watanabe
圭二 渡邉
竹史 塩見
Takeshi Shiomi
竹史 塩見
岩田 浩
Hiroshi Iwata
浩 岩田
高橋 明
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明 高橋
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Abstract

【課題】調光時に色温度変化やちらつきを防止できると共に、干渉縞のない写真撮影が可能な照明装置およびその照明装置の制御方法を提供する。【解決手段】発光ダイオード(10)が並列に接続された発光ダイオード並列回路が、複数個直列に接続されて、発光ダイオード(10)が格子状に配列されたサブアレイ(SA1〜SA10)を複数備える。サブアレイ(SA1〜SA10)毎に予め設定された駆動電流を流すためのサブアレイ駆動部(Q1〜Q10,2)と、調光レベルを表す調光レベル制御信号に基づいて、サブアレイ駆動部(Q1〜Q10)を制御する制御部1とを備える。上記制御部(1)は、複数のサブアレイ(SA1〜SA10)のうち、調光レベル制御信号が表す調光レベルに応じた数のサブアレイに対して駆動電流を連続して夫々流すように、サブアレイ駆動部(Q1〜Q10,2)を制御する。【選択図】図1

Description

この発明は、照明装置に関し、詳しくは、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)を光源とする照明装置に関する。
従来の第1の照明装置としては、調光レベル検出回路により検出された調光レベルに応じた電流がLEDモジュールに供給されるように、昇降圧コンバータを制御する制御回路を備えるものがある(例えば、特開2011−165317号公報(特許文献1)参照)。
また、従来の第2の照明装置としては、外部から入力された調光信号をPWM(pulse width modulation:パルス幅変調)信号に変換して出力するとともに、PWM信号のオンデューティ比が調光信号の1周期時間内に所定回数nにわたって、PWM信号の生成前後の調光レベルの変化量に応じて段階的に変化するようにPWM信号を補間するものがある(例えば、特開2011−113794号公報(特許文献2)参照)。
上記従来の第1の照明装置は、電流制御方式による調光技術について開示しており、上記従来の第2の照明装置は、PWM制御方式による調光技術について開示している。
特開2011−165317号公報 特開2011−113794号公報
上記従来の第1の照明装置の電流制御方式では、調光レベルに対する色温度の関係を示す図6Aの実線のように、調光レベルによって色温度が変化する。このような電流制御方式における色温度変化の原因は、調光レベルによってLEDへの注入電流量が異なることに起因している。このような調光時の色温度変化は、撮影照明用途や美術展示照明用途など色温度への要求仕様が厳しい用途では課題となる。
これに対して、上記従来の第2の照明装置のPWM制御方式では、図6Aの一点鎖線に示すように、上記色温度の課題はあまり生じないが、人の感じる「ちらつき感」や写真撮影時に「干渉縞」が発生するという課題が生じる。このような調光時の「ちらつき感」や「干渉縞」の原因は、PWM制御においてLEDのオン(発光)とオフ(非発光)を一定時間ごとに繰り返す駆動方式そのものに起因している。例えば、図6Bに示すように、LEDをオンオフするPWM駆動波形のタイミングと異なる写真撮影時のシャッタータイミングA,B,Cのずれにより写り方が異なる。
そこで、この発明の課題は、調光時に色温度変化やちらつきを防止できると共に、干渉縞のない写真撮影が可能な照明装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の照明装置は、
発光ダイオードが並列に接続された発光ダイオード並列回路が、複数個直列に接続されて、上記発光ダイオードが格子状に配列されたサブアレイを複数備えると共に、
上記サブアレイ毎に予め設定された駆動電流を流すためのサブアレイ駆動部と、
調光レベルを表す調光レベル制御信号に基づいて、上記サブアレイ駆動部を制御する制御部と
を備え、
上記制御部は、上記複数のサブアレイのうち、上記調光レベル制御信号が表す調光レベルに応じた数のサブアレイに対して上記駆動電流を連続して夫々流すように、上記サブアレイ駆動部を制御することを特徴とする。
また、一実施形態の照明装置では、
上記発光ダイオードは、微細な棒状構造を有する棒状構造発光ダイオードである。
また、一実施形態の照明装置では、
上記複数のサブアレイの夫々は、発光輝度が略同一でかつ発光面積が略同一である。
また、一実施形態の照明装置では、
上記複数のサブアレイは、中心のサブアレイに対して外周を枠状に囲むように順に配置されている。
また、一実施形態の照明装置では、
上記複数のサブアレイの夫々は、形状が略同一であると共に点対象に配列されている。
また、一実施形態の照明装置では、
上記制御部は、上記調光レベル制御信号が表す調光レベルが高くなるに従って上記複数のサブアレイの中心から略均一に発光領域が拡大するように、上記サブアレイ駆動部を制御する。
また、一実施形態の照明装置では、
上記複数のサブアレイは、第1の色温度の光を出力する複数の第1サブアレイと第2の色温度の光を出力する複数の第2サブアレイとを含み、
上記制御部は、上記調光レベルを表す上記調光レベル制御信号と色調レベルを表す色調レベル制御信号に基づいて上記サブアレイ駆動部を制御して、上記複数の第1サブアレイのうちの発光させるサブアレイ数と上記複数の第2サブアレイのうちの発光させるサブアレイ数を制御する。
また、一実施形態の照明装置では、
上記第1の色温度の光を出力する複数の第1サブアレイと上記第2の色温度の光を出力する複数の第2サブアレイとが交互に配置されている。
また、一実施形態の照明装置では、
上記複数のサブアレイが配置された第1の基板と、
上記サブアレイ駆動部の上記駆動電流をオンオフする薄膜トランジスタが形成された第2の基板と
備えた。
また、一実施形態の照明装置では、
上記調光レベル制御信号は、上記調光レベルがデューティ比で表されるPWM信号である。
また、この発明の照明装置の制御方法では、
発光ダイオードが並列に接続された発光ダイオード並列回路が、複数個直列に接続されて、上記発光ダイオードが格子状に配列されたサブアレイを複数備えると共に、上記サブアレイ毎に予め設定された駆動電流を流すためのサブアレイ駆動部と、調光レベルを表す調光レベル制御信号に基づいて、上記サブアレイ駆動部を制御する制御部とを備え、上記制御部は、上記複数のサブアレイのうち、上記調光レベル制御信号が表す調光レベルに応じた数のサブアレイに対して上記駆動電流を連続して夫々流すように、上記サブアレイ駆動部を制御する照明装置の制御方法であって、
上記制御部は、上記調光レベル制御信号が表す調光レベルが高くなるに従って上記複数のサブアレイの中心から略均一に発光領域が拡大するように、上記サブアレイ駆動部を制御することを特徴とする。
以上より明らかなように、この発明によれば、制御部により制御されたサブアレイ駆動部により、調光レベル制御信号が表す調光レベルに応じた数のサブアレイに対して駆動電流を連続して夫々流すことによって、調光時に色温度変化やちらつきを防止できると共に、干渉縞のない写真撮影が可能な照明装置を実現することができる。
図1はこの発明の第1実施形態の照明装置(調光レベル100%)の構成図である。 図2は上記照明装置のPWM入力信号を説明するための図である。 図3は上記照明装置(調光レベル10%)の構成図である。 図4は上記照明装置のマイクロロッドLEDの製造方法を説明するための図である。 図5は上記照明装置のマイクロロッドLEDの他の製造方法を説明するための図である。 図6Aは従来の第1,第2の照明装置の調光レベルに対する色温度の関係を示す図である。 図6Bは上記従来の第2の照明装置のPWM制御方式の「干渉縞」の課題を説明するための図である。 図7Aはこの発明の第2実施形態の照明装置の一例としてのLED電球に用いられるLEDアレイの平面図である。 図7Bは上記LED電球の構成を示す図である。 図7Cは上記LED電球の構成図である。 図8Aは上記LEDアレイの調光レベル10%の状態における発光の様子を示す図である。 図8Bは上記LEDアレイの調光レベル20%の状態における発光の様子を示す図である。 図8Cは上記LEDアレイの調光レベル30%の状態における発光の様子を示す図である。 図8Dは上記LEDアレイの調光レベル40%の状態における発光の様子を示す図である。 図8Eは上記LEDアレイの調光レベル50%の状態における発光の様子を示す図である。 図8Fは上記LEDアレイの調光レベル60%の状態における発光の様子を示す図である。 図8Gは上記LEDアレイの調光レベル70%の状態における発光の様子を示す図である。 図8Hは上記LEDアレイの調光レベル80%の状態における発光の様子を示す図である。 図8Iは上記LEDアレイの調光レベル90%の状態における発光の様子を示す図である。 図9Aはこの発明の第3実施形態の照明装置の一例としてのLED電球に用いられるLEDアレイの調光レベル20%の状態における発光の様子を示す図である。 図9Bは上記LEDアレイの調光レベル40%の状態における発光の様子を示す図である。 図9Cは上記LEDアレイの調光レベル60%の状態における発光の様子を示す図である。 図9Dは上記LEDアレイの調光レベル80%の状態における発光の様子を示す図である。 図10Aはこの発明の第4実施形態の照明装置の一例としてのLED電球に用いられるLEDアレイの構成を示す図である。 図10Bは上記LED電球の構成図である。 図11Aは上記LEDアレイの調光レベル10%の状態における発光の様子を示す図である。 図11Bは上記LEDアレイの調光レベル20%の状態における発光の様子を示す図である。 図11Cは上記LEDアレイの調光レベル30%の状態における発光の様子を示す図である。 図11Dは上記LEDアレイの調光レベル40%の状態における発光の様子を示す図である。 図11Eは上記LEDアレイの調光レベル50%の状態における発光の様子を示す図である。 図11Fは上記LEDアレイの調光レベル60%の状態における発光の様子を示す図である。 図11Gは上記LEDアレイの調光レベル70%の状態における発光の様子を示す図である。 図11Hは上記LEDアレイの調光レベル80%の状態における発光の様子を示す図である。 図11Iは上記LEDアレイの調光レベル90%の状態における発光の様子を示す図である。 図12Aはこの発明の第5実施形態の照明装置の一例としてのLED電球に用いられるLEDアレイの調光レベル10%の状態における発光の様子を示す図である。 図12Bは上記LEDアレイの調光レベル20%の状態における発光の様子を示す図である。 図12Cは上記LEDアレイの調光レベル30%の状態における発光の様子を示す図である。 図12Dは上記LEDアレイの調光レベル40%の状態における発光の様子を示す図である。 図12Eは上記LEDアレイの調光レベル50%の状態における発光の様子を示す図である。 図12Fは上記LEDアレイの調光レベル60%の状態における発光の様子を示す図である。 図12Gは上記LEDアレイの調光レベル70%の状態における発光の様子を示す図である。 図12Hは上記LEDアレイの調光レベル80%の状態における発光の様子を示す図である。 図12Iは上記LEDアレイの調光レベル90%の状態における発光の様子を示す図である。 図13はこの発明の第6実施形態の照明装置の構成を示す図である。 図14は上記照明装置の構成を示す図である。 図15は比較例の照明装置の基板構成を示す図である。
以下、この発明の照明装置を図示の実施の形態により詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1はこの発明の第1実施形態の照明装置(調光レベル100%)構成図を示している。この第1実施形態の照明装置は、微細な棒状構造を有する棒状構造発光ダイオードであるマイクロロッドLED10によりLEDアレイが構成された電球用平面銭型状のLED電球である。
上記電球用平面銭型状のLED電球は、直並列に接続された約5,000本のマイクロロッドLED10からなる10個のサブアレイSA1〜SA10より構成されている。このサブアレイSA1〜SA10の夫々は、マイクロロッドLED10が並列に接続された発光ダイオード並列回路を複数個直列に接続することにより、複数のマイクロロッドLED10を格子状に配列している。上記複数の複数のマイクロロッドLED10は、アノード側を同一方向に向けて接続している。
また、上記サブアレイSA1〜SA10のアノード側端子に定電圧制御AC−DC変換器2の正極側を接続し、サブアレイSA1〜SA10のカソード側端子に負極側に、スイッチングトランジスタQ1〜Q10を介して定電圧制御AC−DC変換器2の負極側を接続している。上記スイッチングトランジスタQ1〜Q10と定電圧制御AC−DC変換器2で、サブアレイSA1〜SA10毎に予め設定された駆動電流を流すサブアレイ駆動部を構成している。
上記各スイッチングトランジスタQ1〜Q10は、調光レベルに応じてPWM検出回路1から出力された制御信号によりオン/オフ制御される。上記PWM検出回路1は制御部の一例である。
上記PWM検出回路1には、調光レベルを表す調光レベル制御信号であるPWM信号が入力される。これは、一般的な調光信号が制御回路(図示せず)からPWM信号で出力されており、従来の照明装置の制御回路との互換性を保つためである。
この第1実施形態の場合、PWM検出回路1において、PWM信号のデューティ比に応じて10ビットのデジタル信号がゲート入力信号(G10,G9,…,G1)として出力され、それぞれのゲート入力信号の情報が各スイッチングトランジスタQ10〜Q1のゲート電極に電気的に伝達される。なお、上記PWM検出回路1から出力される信号の電流駆動能力が低い場合は、増幅回路を介してゲート電極に入力する構成としても構わない。
上記PWM検出回路1に入力されるPWM信号のデューティ比とゲート入力信号(G10,G9,…,G1)との関係は、例えば次の表1の通りである。
Figure 2015011784
なお、PWM信号のデューティ比Dは、図2に示すように、周期Tのパルス列においてパルス幅をτとすると、
D = τ/T
で表される。
上述の動作により、マイクロロッドLED10により構成される照明装置について、PWM信号に応じた調光を行うことが可能となる。
例えば、PWM検出回路1に入力されるPWM信号のデューティ比が0.1の場合、ゲート入力信号(G10,G9,…,G1)は“0000000001”となり、図3に示すように、スイッチングトランジスタQ1のみがオンして、サブアレイSA1のみが発光する。これにより、調光レベル10%の照明が実現する。
上記照明装置のマイクロロッドLED10の製造方法を図4に基づいて説明する。
マイクロロッドLED10より構成される銭型のプロセスフローについて、図4に示す工程の順に説明する。
(1) まず、サファイア基板11上にGaNバファ層12を形成した後、n型GaN層13を形成し、その後、エッチングによりマイクロロッドのコアを形成する。その後、p型GaN層14、透明電極(ITO)15の順に堆積し、マイクロロッドLED10を形成する(図4(a))。
なお、マイクロロッドのコアの形成は、必ずしもエッチングにより形成する必要はなく、例えば、GaNバファ層上に形成したn型GaN層上に形成したドット上の触媒を核にして棒状のコアを成長させることにより形成してもよい。
(2) 次に、サファイア基板11上に形成したマイクロロッドLED10をウエットエッチングによって刈り取り、基板から分離する(図4(b))。なお、分離方法はエッチングにこだわるものではなく、例えば、レーザーアブレッションや、超音波などによって刈り取りを行っても構わない。
(3) 次に、刈り取ったマイクロロッドLED10を液体中(例えば純水,IPA)に均一に混ぜる。その後、予め電極21,22を形成した基板上に上記液体を流し、上記電極21,22間に交流電圧を印加することによってマイクロロッドLED10を上記電極21,22に付着させる(図4(c))。
(4) そして、上記電極21,22の一部を活用しつつ、フォトリソグラフィー技術により片側の電極についてn型GaNを露出させると共にLED用配線23を形成する(図4(d))。
上記プロセスフローにより、微小サイズのマイクロロッドLED10を安価に製造することが可能となる。
また、上記照明装置のマイクロロッドLED40の他の製造方法を図5に従って説明する。
(i) まず、マイクロロッドLEDのコアを縦方向に成長させずに、ウエハ上に形成した短冊形のロッドを配置する。図5(a)において、31はサファイア基板、32はGaNバッファ層、33はN型GaN層、34はP型GaN層、35は透明電極(ITO(Indium-Tin-Oxide:錫添加酸化インジウム))である。
マイクロロッドLED40の断面形状は、一般的なLED素子と同様の構造であるが、後述する(iii)の一括配列の工程において、表裏の制御を行うため、表面に絶縁膜36を成膜している。
(ii) フォトリソグラフィー技術により分離溝を形成した後、裏面研磨により基板を除去し、物理的切断、もしくは、エッチング等の手段により短冊形状のマイクロロッドLED40に分断する(図5(b))。
(iii) 次に、マイクロロッドLED40を液体中(例:純水、IPA)に均一に混ぜる。その後、図4(c)と同様に、予め電極を形成した基板上に上記液体を流し、上記電極に交流電圧を印加することによってマイクロロッドLED40を上記電極に付着させる(図5(c))。
(iv) そして、図4(d)と同様に、上記電極の一部を活用しつつ、フォトリソグラフィー技術により片側の電極についてN型GaN層33を露出させると共にLED用配線を形成する(図5(d))。
上記プロセスフローは、図4に示すプロセスフローと比較して、ウエハあたりのマイクロロッドLEDの取れ数は少なくなるが、マイクロロッドLED40が平面状に順次積層した膜により構成されているため、プロセス起因の膜質劣化が比較的少ないという利点を有する。
従来の定電流方式では、図6Aの実線で示すように調光レベルによって色温度が変化する。この現象は、主として撮影照明用途や美術展示照明用途など色温度への要求仕様が厳しい用途において課題となる。一方、従来のPWM制御方式では、図6Aの一点鎖線で示すように上記課題はあまり生じないが、人の感じる「ちらつき感」や写真撮影時の「干渉縞」の発生(図6B参照)などの課題が生じる。
これに対して、上記構成の照明装置によれば、制御部であるPWM検出回路1により制御されたサブアレイ駆動部(スイッチングトランジスタQ1〜Q10と定電圧制御AC−DC変換器2)によって、調光レベル制御信号が表す調光レベルに応じた数のサブアレイSA1〜SA10に対して駆動電流を連続して夫々流すことによって、サブアレイSA1〜SA10の発光ダイオード10の注入電流量を、図6Aの点線で示すように調光レベルによらずに一定とするので、電流制御方式による調光において見られる調光レベルによる色温度の変化は原理的に生じない。
また、複数のサブアレイSA1〜SA10のうち、調光レベル制御信号が表す調光レベルに応じた数のサブアレイに対して上記駆動電流を連続して夫々流すように、PWM検出回路1によりサブアレイ駆動部(Q1〜Q10,2)を制御することによって、サブアレイSA1〜SA10の各発光ダイオード10は、調光レベルに応じて「常にオン(発光)」または「常にオフ(非発光)」のいずれかの状態であり、PWM制御方式のようにオン(発光)/とオフ(非発光)を一定時間ごとに繰り返すことがないため、調光において見られる人の感じる「ちらつき感」や写真撮影時の「干渉縞」の発生が原理的に生じない。このように、調光時に色温度変化やちらつきを防止できると共に、干渉縞のない写真撮影が可能な照明装置を実現できる。
また、微細な棒状構造を有する棒状構造発光ダイオード10,40が並列に接続された発光ダイオード並列回路を、複数個直列に接続することによりサブアレイSA1〜SA10を形成するので、棒状構造発光ダイオードの配列不良などに起因するオープン不良に対する耐性が高まり、製造歩留りを高めることができる。例えば、棒状構造発光ダイオードの径に対する長さの比を5以上かつ200以下とし、さらに、棒状構造発光ダイオードの径を500nm以上かつ100μm以下とすることによって、配列歩留まりを向上できると共に、径が数10nm〜数100nm程度のものに比べて、径のばらつきを抑えることができる。したがって、微細な棒状構造発光ダイオード10,40を用いることで、発光特性のばらつきを抑えて、歩留まりのよい照明装置を実現できる。
また、上記複数のサブアレイSA1〜SA10の夫々の発光輝度を略同一とし、さらに発光面積を略同一とすることによって、調光レベル10%〜100%の10段階に均等に割り当てられた調光レベルに容易に対応することができる。
また、上記調光レベル制御信号は、調光レベルがデューティ比で表されるPWM信号であるので、従来の照明装置では一般的な調光信号が制御回路(図示せず)からPWM信号で出力されており、従来の照明装置の制御回路との互換性を保つことができる。
なお、上記第1実施形態の照明装置では、定電圧制御AC−DC変換器2を備えたが、外部から直流電圧が供給されるものでもよい。
また、上記第1実施形態の照明装置では、サブアレイSA1〜SA10の夫々の発光輝度と発光面積を略同一としたが、所望の調光レベルなどに応じた異なる発光輝度と発光面積にしてもよい。
上記第1実施形態の棒状構造発光ダイオードの製造方法では、基板と半導体コアと半導体層に、GaNを母材とする半導体を用いたが、GaAs,AlGaAs,GaAsP,InGaN,AlGaN,GaP,ZnSe,AlGaInPなどを母材とする半導体を用いてもよい。また、基板と半導体コアをn型とし、半導体層をp型としたが、導電型が逆の棒状構造発光ダイオードとしてもよい。また、棒状構造発光ダイオードは、断面が六角柱,円形または楕円の棒状であってもよいし、断面が三角形などの他の多角形状の棒状の棒状構造発光ダイオードでもよい。
また、この発明の発光装置では、棒状構造発光ダイオードの半導体コアの径に対する長さの比を5以上かつ200以下とすることにより、配列歩留まりを向上できる。また、この発明の発光装置では、棒状構造発光ダイオードの半導体コアの径は500nm以上かつ100μm以下が好ましく、径が数10nm〜数100nmの棒状構造発光ダイオードに比べて半導体コアの径のばらつきを抑えることができ、発光面積すなわち発光特性のばらつきを低減でき、歩留まりを向上できる。
〔第2実施形態〕
図7Aはこの発明の第2実施形態の照明装置の一例としてのLED電球に用いられるLEDアレイ100の平面図を示している。
この第2実施形態のLED電球は、図7Aに示すように、正方形状のLEDアレイ100中の発光領域L101〜L110は、略均等の面積に配分されている。
発光領域L101には、図7Cに示すように、スイッチングトランジスタQ1およびサブアレイSA101を備える。これと同様に、他の発光領域L102,L103,…,L110についても、それぞれ、図7Cに示すように、スイッチングトランジスタQ2・サブアレイSA102、スイッチングトランジスタQ3・サブアレイSA103、…、スイッチングトランジスタQ10・サブアレイSA110を備える。サブアレイSA101〜SA110は、第1実施形態と同様に、直並列に接続された複数のマイクロロッドLED10からなる。
また、上記サブアレイSA101〜SA110のアノード側端子に定電圧制御AC−DC変換器2の正極側を接続し、サブアレイSA101〜SA110のカソード側端子に負極側に、スイッチングトランジスタQ1〜Q10を介して定電圧制御AC−DC変換器2の負極側を接続している。上記スイッチングトランジスタQ1〜Q10と定電圧制御AC−DC変換器2で、サブアレイSA101〜SA110毎に予め設定された駆動電流を流すサブアレイ駆動部を構成している。
また、このLED電球は、図示していないが、第1実施形態と同様に、制御部の一例としての図1に示すPWM検出回路1を備える。
図8A〜図8Iは上記LEDアレイの調光レベル10%〜90%の状態における発光の様子を示しており、図8A〜図8Iに示すように、10%,20%,…,90%と調光レベルが上がるに従って、発光領域の中心部に対して略均一に発光領域が拡大している。
図7Bは上記LED電球の構成を示している。このLED電球は、LEDアレイ100から放出される光が、集光レンズ120によって集められ、光が所定の方向に効率よく照射されるように設計されている。
しかしながら、このような構成の場合、LEDアレイ100内の一部素子のみ光る場合、その発光領域に偏りがあると、中間調光レベルにおいて、照射される光にムラが生じる可能性を有する。
これに対して、この第2実施形態のLED電球では、調光レベルにかかわらず、発光面の中心に対して偏りのない発光が可能となり、上記照射光のムラが生じることのない照明装置を提供することが可能となる。
上記第2実施形態の照明装置は、第1実施形態の照明装置と同様の効果を有する。
また、上記複数のサブアレイSA101〜SA110を、中心のサブアレイSA101に対して外周を枠状に囲むように順に配置して、調光レベルが上がるに従って、発光領域の中心から略均一に発光領域が拡大するように制御することによって、調光レベルにかかわらず、発光面の中心に対して偏りのない発光が可能となり、照射光のムラが生じることのない。
また、上記調光レベル制御信号が表す調光レベルが高くなるに従って複数のサブアレイSA101〜SA110の中心から略均一に発光領域が拡大するように、PWM検出回路1によりサブアレイ駆動部(Q1〜Q10,2)を制御することによって、調光レベルにかかわらず、発光面の中心に対して偏りのない発光が可能となり、照射光のムラが生じることのない。
なお、上記第2実施形態において、LEDアレイの形状を正方形としたが、これに限るものではなく、長方形、多角形、円形などの形状としてもかまわない。この場合、各ブロックを略等面積に配分し、LEDアレイの発光面の中心に対して均一に発光領域が拡大するように設計を行えば、同様の効果が得られる。
〔第3実施形態〕
図9A〜図9Dはこの発明の第3実施形態の照明装置の一例としてのLED電球に用いられるLEDアレイ200の調光レベル20%、40%、60%、80%の状態における発光の様子を示している。ここで、LEDアレイ200は、蛍光体を除いて図7Aに示す第2実施形態のLEDアレイ100と同一の構成をしており、図7A〜図7Cを援用する。
上記LEDアレイ200の構成については、第2実施形態と同様であるが、この第3実施形態では、各発光領域L102,L103,…,L110上にそれぞれ、第1の色温度の光の一例としての電球色の光が放射される蛍光体と、第2の色温度の光の一例としての昼白色の光が放射される蛍光体とを環状に交互に塗布している。すなわち、発光領域L101,L103,L105,L107,L109に電球色が放射される蛍光体を塗布すると共に、発光領域L102,L104,L106,L108,L110に昼白色が放射される蛍光体を塗布している。ここで、発光領域L101,L103,L105,L107,L109に対応するサブアレイは、第1サブアレイとしてのSA101,SA103,SA105,SA107,SA109であり、発光領域L102,L104,L106,L108,L110に対応するサブアレイは、第2サブアレイとしてのSA102,SA104,SA106,SA108,SA110である。
なお、この第3実施形態の照明装置では、図示しない制御部は、調光レベルを表す調光レベル制御信号と色調レベルを表す色調レベル制御信号に基づいて、サブアレイSA101〜SA110の発光を制御する。
上記構成のLEDアレイ200では、電球色、昼白色それぞれの調光レベルについて、5段階の調整が可能である。
例えば、発光領域L101,L103,L105,L107,L109のみを発光させると電球色の調光レベル100%となり、発光領域L102,L104,L106,L108,L110のみを発光させると昼白色の調光レベル100%となる。また、発光領域L101〜L110のすべてを発光させると電球色と昼白色の中間色の調光レベル100%となる。
また、電球色の調光レベル60%を発光させる場合、図9Cに示す発光領域L101,L103,L105のみを発光させる。同様に、昼白色の調光レベル60%を発光させる場合、図9Cに示す発光領域L102,L104,L106のみを発光させる。
また、電球色と昼白色の中間色の調光レベル60%を発光させる場合は、図9Cに示す発光領域L101,L103,L105および発光領域L102,L104,L106を同時に発光させる。
上記構成のLED電球により、調光に加え、調色も可能であり、かつ、発光ムラの少ない照明装置が実現可能となる。
上記第3実施形態の照明装置は、第2実施形態の照明装置と同様の効果を有する。
また、調光レベルを表す調光レベル制御信号と色調レベルを表す色調レベル制御信号に基づいて制御部であるPWM検出回路1によりサブアレイ駆動部(スイッチングトランジスタQ1〜Q10と定電圧制御AC−DC変換器2)を制御して、第1の色温度の光(電球色の光)を出力する複数の第1サブアレイSA101,SA103,SA105,SA107,SA109のうちの発光させるサブアレイ数と、第2の色温度の光(昼白色の光)を出力する複数の第2サブアレイSA102,SA104,SA106,SA108,SA110のうちの発光させるサブアレイ数を制御することによって、例えば、色調レベル制御信号が第1の色温度の色調を表すとき、第1の色温度の光を出力する複数の第1サブアレイSA101,SA103,SA105,SA107,SA109のうち、調光レベル制御信号が表す調光レベルに応じたサブアレイ数の第1サブアレイを発光させる。一方、色調レベル制御信号が第2の色温度の色調を表すとき、第2の色温度の光を出力する複数の第2サブアレイSA102,SA104,SA106,SA108,SA110のうち、調光レベル制御信号が表す調光レベルに応じたサブアレイ数の第2サブアレイを発光させる。なお、色調レベル制御信号が第1の色温度と第2の色温度の中間の色調を表すとき、複数の第1,第2サブアレイSA101〜SA110のうち、その中間の色調や調光レベルに応じた各サブアレイ数の第1,第2サブアレイを発光させる。
また、上記第1の色温度の光(電球色の光)を出力する複数の第1サブアレイSA101,SA103,SA105,SA107,SA109と第2の色温度の光(昼白色の光)を出力する複数の第2サブアレイSA102,SA104,SA106,SA108,SA110とを交互に配置することによって、例えば、色調レベル制御信号が第1の色温度と第2の色温度の中間の色調を表すとき、調光レベルが上がるに従って、第1,第2サブアレイSA101〜SA110の両方を発光させて発光領域の中心から略均一に発光領域が拡大するように制御することで、調光レベルにかかわらず、発光面の中心に対して偏りのない発光が可能となり、照射光のムラが生じることのない。
なお、上記第3実施形態では、第1の色温度の光(電球色の光)を出力する複数の第1サブアレイと第2の色温度の光(昼白色の光)を出力する複数の第2サブアレイを備えた照明装置について説明したが、3以上の色温度の光を夫々出力するサブアレイを備えてもよい。
〔第4実施形態〕
図10Aはこの発明の第4実施形態の照明装置の一例としてのLED電球に用いられるLEDアレイ300の構成を示し、図10BはLED電球の構成を示している。
この第4実施形態のLED電球は、図10Aに示すように、正方形状のLEDアレイ300中の発光領域L01〜L100が略均等の面積に配分されている。
図10Aでは、発光領域L01〜L100は、“L”を省略して示しているが、
01,02,03,04,05,06,07,08,09,10
11,12,13,14,15,16,17,18,19,20
21,22,23,24,25,26,27,28,29,20
31,32,33,34,35,36,37,38,39,40
41,42,43,44,45,46,47,48,49,50
51,52,53,54,54,56,57,58,59,60
61,62,63,64,65,66,67,68,69,70
71,72,73,74,75,76,77,78,79,80
81,82,83,84,85,86,87,88,89,90
91,92,93,94,95,96,97,98,99,100
のとおりに格子状に分割されている。
発光領域L01には、図10Bに示すように、スイッチングトランジスタQ1およびサブアレイSA301を備える。これと同様に、他の発光領域L02,L03,…,L100についても、それぞれ、図10Bに示すように、スイッチングトランジスタQ2・サブアレイSA302、スイッチングトランジスタQ3・サブアレイSA303、…、スイッチングトランジスタQ100・サブアレイSA400を備える。サブアレイSA301〜SA400は、第1実施形態と同様に、直並列に接続された複数のマイクロロッドLED10からなる。
また、上記サブアレイSA301〜SA400のアノード側端子に定電圧制御AC−DC変換器2の正極側を接続し、サブアレイSA101〜SA110のカソード側端子に負極側に、スイッチングトランジスタQ1〜Q100を介して定電圧制御AC−DC変換器2の負極側を接続している。上記スイッチングトランジスタQ1〜Q100と定電圧制御AC−DC変換器2で、サブアレイSA301〜SA400毎に予め設定された駆動電流を流すサブアレイ駆動部を構成している。
また、このLED電球は、図示していないが、調光レベルを表す調光レベル制御信号に基づいて、上記サブアレイ駆動部を制御する制御部を備える。
図11A〜図11Iは上記LEDアレイ300の調光レベル10%〜90%の状態における発光の様子を示している。
この第4実施形態では、正方形状のLEDアレイ300の領域を格子状に100分割しているが、10%,20%,…,90%と調光レベルが上がるに従って、発光領域L01〜L100の中心に対して略均一に発光領域が拡大するように、図示しない制御部によりサブアレイSA301〜SA400の発光を制御する。
例えば、10%と表示した図11Aに示す発光領域L01〜L100のうち、“L”を省略して、
36
44,44,46,47
54,55,56,57
65
で示す発光領域に対応するサブアレイSA336,SA344,SA344,SA346,SA347,SA354,SA355,SA356,SA357,SA365のみを発光させる。
また、20%と表示した図11Bに示す発光領域L01〜L100のうち、“L”を省略して、
25
34,35,36,37
43,44,45,46,47
54,54,56,57,58
64,65,66,67
76
で示す発光領域に対応するサブアレイSA325,SA334,SA335,SA336,SA337,SA343,SA344,SA345,SA346,SA347,SA354,SA354,SA356,SA357,SA358,SA364,SA365,SA366,SA367,SA376のみを発光させる。
上記第4実施形態の照明装置は、第1実施形態の照明装置と同様の効果を有する。
また、上記調光レベル制御信号が表す調光レベルが高くなるに従って複数のサブアレイSA301〜SA400の中心から略均一に発光領域が拡大するように、制御部によりサブアレイ駆動部(Q1〜Q10,2)を制御することによって、調光レベルにかかわらず、発光面の中心に対して偏りのない発光が可能となり、照射光のムラが生じることのない。
また、上記複数のサブアレイSA301〜SA400の夫々の形状を略同一とすると共に、複数のサブアレイSA301〜SA400を点対象となるように配列することによって、例えば調光レベルが上がるに従って、発光領域L01〜L100の中心から略均一に発光領域が拡大するようにサブアレイSA301〜SA400の発光を制御することで、調光レベルにかかわらず、発光面の中心に対して偏りのない発光が可能となり、照射光のムラが生じることのない。
また、前述の第3実施形態では、各発光領域L101〜L110(図7Aに示す)が等面積ではあるが、形状が同一ではないため、配線等が不均一となり、これが歩留り低下の一要因となっていた。
これに対して、この第4実施形態では、各発光領域L01〜L100の形状が略同一であり、上記第3実施形態に対して高い歩留りを得ることが可能となる。
なお、この第4実施形態において、LEDアレイ300の形状を正方形としたが、これに限るものではなく、長方形、多角形、円形などの形状としてもかまわない。
〔第5実施形態〕
図12A〜図12Iはこの発明の第5実施形態の照明装置の一例としてのLED電球に用いられるLEDアレイ400の調光レベル10%〜90%の状態における発光の様子を示している。ここで、LEDアレイ400は、蛍光体を除いて図10Aに示す第4実施形態のLEDアレイ300と同一の構成をしており、図10A,図10Bを援用する。なお、この第5実施形態の照明装置では、制御部は、調光レベルを表す調光レベル制御信号と色調レベルを表す色調レベル制御信号に基づいて、サブアレイSA301〜SA400の発光を制御する。
LEDアレイ400の構成については、第4実施形態と同様であるが、この第5実施形態では、発光領域L01〜L100上にそれぞれ、第1の色温度の光の一例としての電球色の光と第2の色温度の光の一例としての昼白色の光が放射される蛍光体を市松模様に塗布している。
図12A〜図12Iでは、発光領域L01〜L100のうち、
02, 04, 06, 08, 10
11, 13, 15, 17, 19
22, 24, 26, 28, 30
31, 33, 35, 37, 39
42, 44, 46, 48, 50
51, 53, 55, 57, 59
62, 64, 66, 68, 70
71, 73, 75, 77, 79
82, 84, 86, 88, 90
91, 93, 95, 97, 99
(“L”を省略)に電球色に発光する蛍光体を塗布している。ここで、これら発光領域に対応するサブアレイは、第1サブアレイとしてのSA302,SA304,SA306,SA308,SA310,SA311,SA313,SA315,SA317,SA319,SA322,SA324,SA326,SA328,SA330,SA331,SA333,SA335,SA337,SA339,SA342,SA344,SA346,SA348,SA350,SA351,SA353,SA355,SA357,SA359ねSA362,SA364,SA366,SA368,SA370,SA371,SA373,SA375,SA377,SA379,SA382,SA384,SA386,SA388,SA390,SA391,SA393,SA395,SA397,SA399である。
また、発光領域L01〜L100のうち、
01, 03, 05, 07, 09
12, 14, 16, 18, 20
21, 23, 25, 27, 29
32, 34, 36, 38, 40
41, 43, 45, 47, 49
52, 54, 56, 58, 60
61, 63, 65, 67, 69
72, 74, 76, 78, 80
81, 83, 85, 87, 89
92, 94, 96, 98, 100
(“L”を省略)に昼白色に発光する蛍光体を塗布している。ここで、これら発光領域に対応するサブアレイは、第2サブアレイとしてのSA301,SA303,SA305,SA307,SA309,SA312,SA314,SA316,SA318,SA320,SA321,SA323,SA325,SA327,SA329,SA332,SA334,SA336,SA338,SA340,SA341,SA343,SA345,SA347,SA349,SA352,SA354,SA356,SA358,SA360,SA361,SA363,SA365,SA367,SA369,SA372,SA374,SA376,SA378,SA380,SA381,SA383,SA385,SA387,SA389,SA392,SA394,SA396,SA398,SA400である。
上記構成のLED電球では、電球色、昼白色それぞれの調光レベルも10段階の調整が可能である。例えば、電球色の中間レベルを発光させる場合、調光レベル50%と表示した図12Eに示す発光領域L01〜L100のうち、“L”を省略して、
15
24, 26
33, 35, 37, 39
42, 44, 46, 48
53, 55, 57, 59
62, 64, 66, 68
73, 75, 77
84, 86
で示す発光領域に対応するサブアレイのみを発光させる。
同様に、昼白色の中間レベルを発光させる場合、調光レベル50%と表示した図12Eに示す発光領域L01〜L100のうち、“L”を省略して、
14, 16
23, 25, 27
32, 34, 36, 38
43, 45, 47, 49
52, 54, 56, 58
63, 65, 67, 69
74, 76, 78
85
で示す発光領域に対応するサブアレイのみを発光させる。
また、電球色と昼白色の中間色調の調光レベル50%を発光させる場合は、図12Eにおいて電球色を発光する発光領域と昼白色を発光する発光領域とを同時に発光させる。
上記構成のLED電球により、調光に加え、調色も可能であり、かつ、発光ムラの少ない照明装置が実現可能となる。
上記第5実施形態の照明装置は、第4実施形態の照明装置と同様の効果を有する。
また、調光レベルを表す調光レベル制御信号と色調レベルを表す色調レベル制御信号に基づいて制御部によりサブアレイ駆動部(スイッチングトランジスタQ1〜Q100と定電圧制御AC−DC変換器2)を制御して、第1の色温度の光(電球色の光)を出力する複数の第1サブアレイのうちの発光させるサブアレイ数と、第2の色温度の光(昼白色の光)を出力する複数の第2サブアレイのうちの発光させるサブアレイ数を制御することによって、例えば、色調レベル制御信号が第1の色温度の色調を表すとき、第1の色温度の光(電球色の光)を出力する複数の第1サブアレイのうち、調光レベル制御信号が表す調光レベルに応じたサブアレイ数の第1サブアレイを発光させる。一方、色調レベル制御信号が第2の色温度の色調を表すとき、第2の色温度の光(昼白色の光)を出力する複数の第2サブアレイのうち、調光レベル制御信号が表す調光レベルに応じたサブアレイ数の第2サブアレイを発光させる。なお、色調レベル制御信号が第1の色温度と第2の色温度の中間の色調を表すとき、複数の第1,第2サブアレイのうち、その中間の色調や調光レベルに応じた各サブアレイ数の第1,第2サブアレイを発光させるようにしてもよい。
また、上記第1の色温度の光(電球色の光)を出力する複数の第1サブアレイと第2の色温度の光(昼白色の光)を出力する複数の第2サブアレイとを交互に配置することによって、例えば、色調レベル制御信号が第1の色温度と第2の色温度の中間の色調を表すとき、調光レベルが上がるに従って、第1,第2サブアレイの両方を発光させて発光領域の中心から略均一に発光領域が拡大するように制御することで、調光レベルにかかわらず、発光面の中心に対して偏りのない発光が可能となり、照射光のムラが生じることのない。
なお、上記第6実施形態では、第1の色温度の光(電球色の光)を出力する複数の第1サブアレイと第2の色温度の光(昼白色の光)を出力する複数の第2サブアレイを備えた照明装置について説明したが、3以上の色温度の光を夫々出力するサブアレイを備えてもよい。
〔第6実施形態〕
図13はこの発明の第6実施形態の照明装置の構成を示している。図13において、501はマイクロロッドLED基板、502はTFT基板、503は一括配線、504はTFT、TM1は正極側電源接続端子、TM2は負極側電源接続端子、TM3PWM信号入力端子である。また、この第6実施形態の照明装置では、第1〜第5実施形態の複数のサブアレイからなるLEDアレイのいずれかをマイクロロッドLEDアレイとして用いる。
この第6実施形態の照明装置では、トランジスタをガラス基板上に作製したTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)により構成している。
また、マイクロロッドLEDを配列するマイクロロッドLED基板501については、低コストで大面積にマイクロロッドLEDを塗布することが可能なガラス基板などが好ましい。
このとき、複数のマイクロロッドLEDからなるサブアレイのオン/オフを行うスイッチングトランジスタおよびPWM検出回路を、ガラス基板上に形成したTFTにより構成すれば、両者は同じガラス基板で製造可能であり、製造設備などの共有化を図るなど、低コストで製造プロセスを構築することが可能となる。
このようなマイクロロッドLEDを配列したマイクロロッドLED基板501とTFT504でスイッチングトランジスタおよびPWM検出回路を形成したTFT基板502との間の電気的な接続についても、同一材料のガラス基板を用いることが可能であることから、例えば、図13に示すようなフォトリソフラフィーによる一括配線503も可能となり、プロセスコストを大幅に低減できる。
図14は上記照明装置の構成を説明するための図である。図14において、図13と同一の構成部には同一参照番号を付している。
この第6実施形態の照明装置のポイントは、電源回路(定電圧制御AC-DC変換器)を除く全ての回路が同一材料の基板で構成可能である点である。
既述の通り、この発明の照明装置は、第1〜第5実施形態の複数のサブアレイからなるLEDアレイのいずれかを用いることによって、従来の電流制御方式やPWM制御方式に起因する課題を解決することが可能である。しかし、マイクロロッドLEDをオン/オフするためのスイッチングトランジスタを追加する必要があり、トランジスタ付加によるコスト増が課題となる。
図14に示す通り、この第6実施形態の照明装置は、TFT基板502おいて、スイッチングトランジスタおよびPWM検出回路が、ガラス基板上に形成されたTFTにより構成されている。上記TFT製造技術は、フラットパネルディスプレイ分野等で高性能なTFTを大面積の基板上に量産する技術が確立されており、単結晶シリコン基板上にトランジスタを製造する場合と比較して、非常に安価に製造することが可能である。このため、上記トランジスタ付加によるコスト増を最小限に抑制することが可能となり、低コストで良質な光源を得ることが可能となる。
なお、上記第6実施形態では、マイクロロッドLED基板501とTFT基板502の基板としてガラス基板を使用しているが、プラスチック基板など他の安価な基板材料でも構わない。
また、上記第6実施形態では、TFT基板上にトランジスタアレイおよびPWM検出回路を作製したが、他の構成、例えば、TFT基板上にトランジスタアレイのみを作製するか、または、トランジスタアレイおよび上記トランジスタを制御する信号の電圧レベル変換回路および/または電流増幅回路を作製し、トランジスタアレイのゲート制御信号は外部入力としても構わない。
図15は比較例の照明装置の基板構成を示している。なお、この比較例の照明装置はこの発明の照明装置ではない。
図15に示す比較例の照明装置では、ガラス基板上にマイクロロッドLEDアレイが実装されてマイクロロッドLED基板601を構成している。また、プリント基板上にPWM検出回路IC(Integrated Circuit:集積回路)603およびトランジスタアレイIC604の2種類のICが搭載されて回路基板602を構成している。これは、トランジスタアレイIC604がマイクロロッドLEDアレイを駆動させるための直流電源線のオン/オフ制御を行うため、ソース−ドレイン耐圧はトランジスタオフ時にトランジスタに印加される電圧を考慮すると、マイクロロッドLEDアレイの駆動電圧(例えば、18直列構成とした場合、約61V)となる。これに対して、PWM検出回路IC603については、トランジスタをオン状態にすることが可能な電圧(例えば、約12V)でよい。このように、2種類の回路ブロックにおいて、要求される耐圧が大きく異なるため、2種類のICにより構成される。また、マイクロロッドLED基板601と回路基板602とは、基板材料が異なるため、2つの基板の端部を密着させようとした場合、段差調整が生じ、かつ、基板貼り合わせ精度が十分に得られないため、図15に示すようにワイヤボンディング605による接続を行わざるを得ない。
これに対して、上記第6実施形態では、PWM検出回路とトランジスタアレイとを同一の安価なガラス基板上に一体形成することが可能となる。また、マイクロロッドLED基板501とTFT基板502とを同じ基板材料で形成することが可能であることから、2つの基板間の電気的な接続についても、例えば、図14に示すようなフォトリソグラフィーによる一括配線503も可能となる。
このように、上記複数のサブアレイが配置された第1の基板であるマイクロロッドLED基板501と、サブアレイ駆動部の駆動電流をオンオフする薄膜トランジスタが形成された第2の基板であるTFT基板502と備えることによって、複数のサブアレイのオン/オフを行うサブアレイ駆動部の回路を、基板上に形成した薄膜トランジスタにより構成すれば、第1の基板と第2の基板は同じ基板で製造可能であり、製造設備などの共有化を図るなど、低コストで製造プロセスを構築することが可能となる。
また、上記複数のサブアレイが配置された第1の基板であるマイクロロッドLED基板501と、サブアレイ駆動部(Q1〜Q100,2)の駆動電流をオンオフする薄膜トランジスタが形成された第2の基板であるTFT基板502との間の電気的な接続についても、同一材料の基板を用いることが可能となる。これにより、フォトリソグラフィーによる一括配線なども可能となり、プロセスコストを大幅に低減できる。
上記第1〜第6実施形態では、微細な棒状構造を有する棒状構造発光ダイオードであるマイクロロッドLED10,40を用いた照明装置について説明したが、この発明の照明装置に用いる発光ダイオードのサイズはこれに限らない。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記第1〜第6実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
この発明の照明装置は、
発光ダイオード10,40が並列に接続された発光ダイオード並列回路が、複数個直列に接続されて、上記発光ダイオード10,40が格子状に配列されたサブアレイSA1〜SA10,SA101〜SA110,SA301〜SA400を複数備えると共に、
上記サブアレイSA1〜SA10,SA101〜SA110,SA301〜SA400毎に予め設定された駆動電流を流すためのサブアレイ駆動部(Q1〜Q100,2)と、
調光レベルを表す調光レベル制御信号に基づいて、上記サブアレイ駆動部(Q1〜Q100,2)を制御する制御部1と
を備え、
上記制御部1は、上記複数のサブアレイSA1〜SA10,SA101〜SA110,SA301〜SA400のうち、上記調光レベル制御信号が表す調光レベルに応じた数のサブアレイに対して上記駆動電流を連続して夫々流すように、上記サブアレイ駆動部(Q1〜Q100,2)を制御することを特徴とする。
上記構成によれば、制御部1により制御されたサブアレイ駆動部(Q1〜Q100,2)によって、複数のサブアレイSA1〜SA10,SA101〜SA110,SA301〜SA400のうち、調光レベル制御信号が表す調光レベルに応じた数のサブアレイに対して駆動電流を連続して夫々流すことによって、サブアレイSA1〜SA10,SA101〜SA110,SA301〜SA400の発光ダイオード10,40の注入電流量を調光レベルによらずに一定とするので、電流制御方式による調光において見られる調光レベルによる色温度の変化は原理的に生じない。また、複数のサブアレイSA1〜SA10,SA101〜SA110,SA301〜SA400のうち、調光レベル制御信号が表す調光レベルに応じた数のサブアレイに対して上記駆動電流を連続して夫々流すように、制御部1によりサブアレイ駆動部(Q1〜Q100,2)を制御することによって、サブアレイSA1〜SA10,SA101〜SA110,SA301〜SA400の各発光ダイオード10,40は、調光レベルに応じて「常にオン(発光)」または「常にオフ(非発光)」のいずれかの状態であり、PWM制御方式のようにオン(発光)/とオフ(非発光)を一定時間ごとに繰り返すことがないため、調光において見られる人の感じる「ちらつき感」や写真撮影時の「干渉縞」の発生が原理的に生じない。このように、調光時に色温度変化やちらつきを防止できると共に、干渉縞のない写真撮影が可能な照明装置を実現できる。
また、一実施形態の照明装置では、
上記発光ダイオードは、微細な棒状構造を有する棒状構造発光ダイオード10,40である。
上記実施形態によれば、微細な棒状構造を有する棒状構造発光ダイオード10,40が並列に接続された発光ダイオード並列回路を、複数個直列に接続することによりサブアレイSA1〜SA10,SA101〜SA110,SA301〜SA400を形成するので、棒状構造発光ダイオードの配列不良などに起因するオープン不良に対する耐性が高まり、製造歩留りを高めることができる。例えば、棒状構造発光ダイオードの径に対する長さの比を5以上かつ200以下とし、さらに、棒状構造発光ダイオードの径を500nm以上かつ100μm以下とすることによって、配列歩留まりを向上できると共に、径が数10nm〜数100nm程度のものに比べて、径のばらつきを抑えることができる。したがって、微細な棒状構造発光ダイオード10,40を用いることで、発光特性のばらつきを抑えて、歩留まりのよい照明装置を実現できる。
また、一実施形態の照明装置では、
上記複数のサブアレイSA1〜SA10,SA101〜SA110,SA301〜SA400の夫々は、発光輝度が略同一でかつ発光面積が略同一である。
上記実施形態によれば、複数のサブアレイSA1〜SA10,SA101〜SA110,SA301〜SA400の夫々の発光輝度を略同一とし、さらに発光面積を略同一とすることによって、例えば10%〜100%の10段階に均等に割り当てられた調光レベルに容易に対応することができる。
また、一実施形態の照明装置では、
上記複数のサブアレイSA101〜SA110は、中心のサブアレイSA101に対して外周を枠状に囲むように順に配置されている。
上記実施形態によれば、複数のサブアレイSA101〜SA110を、中心のサブアレイSA101に対して外周を枠状に囲むように順に配置することによって、例えば調光レベルが上がるに従って、発光領域の中心から略均一に発光領域が拡大するように制御することで、調光レベルにかかわらず、発光面の中心に対して偏りのない発光が可能となり、照射光のムラが生じることのない。
また、一実施形態の照明装置では、
上記複数のサブアレイSA301〜SA400の夫々は、形状が略同一であると共に点対象に配列されている。
上記実施形態によれば、複数のサブアレイSA301〜SA400の夫々の形状を略同一とすると共に、複数のサブアレイSA301〜SA400を正方形,円形などの点対象となるように配列することによって、例えば調光レベルが上がるに従って、発光領域の中心から略均一に発光領域が拡大するように制御することで、調光レベルにかかわらず、発光面の中心に対して偏りのない発光が可能となり、照射光のムラが生じることのない。
また、一実施形態の照明装置では、
上記制御部1は、上記調光レベル制御信号が表す調光レベルが高くなるに従って上記複数のサブアレイSA1〜SA10,SA101〜SA110,SA301〜SA400の中心から略均一に発光領域が拡大するように、上記サブアレイ駆動部(Q1〜Q100,2)を制御する。
上記実施形態によれば、調光レベル制御信号が表す調光レベルが高くなるに従って複数のサブアレイSA1〜SA10,SA101〜SA110,SA301〜SA400の中心から略均一に発光領域が拡大するように、制御部1によりサブアレイ駆動部(Q1〜Q100,2)を制御することによって、調光レベルにかかわらず、発光面の中心に対して偏りのない発光が可能となり、照射光のムラが生じることのない。
また、一実施形態の照明装置では、
上記複数のサブアレイSA101〜SA110,SA301〜SA400は、第1の色温度の光を出力する複数の第1サブアレイと第2の色温度の光を出力する複数の第2サブアレイとを含み、
上記制御部は、上記調光レベルを表す上記調光レベル制御信号と色調レベルを表す色調レベル制御信号に基づいて上記サブアレイ駆動部(Q1〜Q100,2)を制御して、上記複数の第1サブアレイのうちの発光させるサブアレイ数と上記複数の第2サブアレイのうちの発光させるサブアレイ数を制御する。
上記実施形態によれば、調光レベルを表す調光レベル制御信号と色調レベルを表す色調レベル制御信号に基づいて制御部によりサブアレイ駆動部(Q1〜Q100,2)を制御して、第1の色温度の光を出力する複数の第1サブアレイのうちの発光させるサブアレイ数と第2の色温度の光を出力する複数の第2サブアレイのうちの発光させるサブアレイ数を制御することによって、例えば、色調レベル制御信号が第1の色温度の色調を表すとき、第1の色温度の光を出力する複数の第1サブアレイのうち、調光レベル制御信号が表す調光レベルに応じたサブアレイ数の第1サブアレイを発光させる。一方、色調レベル制御信号が第2の色温度の色調を表すとき、第2の色温度の光を出力する複数の第2サブアレイのうち、調光レベル制御信号が表す調光レベルに応じたサブアレイ数の第2サブアレイを発光させる。なお、色調レベル制御信号が第1の色温度と第2の色温度の中間の色調を表すとき、複数の第1,第2サブアレイのうち、その中間の色調や調光レベルに応じた各サブアレイ数の第1,第2サブアレイを発光させるようにしてもよい。
また、一実施形態の照明装置では、
上記第1の色温度の光を出力する複数の第1サブアレイと上記第2の色温度の光を出力する複数の第2サブアレイとが交互に配置されている。
上記実施形態によれば、第1の色温度の光を出力する複数の第1サブアレイと第2の色温度の光を出力する複数の第2サブアレイとを交互に配置することによって、例えば、色調レベル制御信号が第1の色温度と第2の色温度の中間の色調を表すとき、調光レベルが上がるに従って、第1,第2サブアレイの両方を発光させて発光領域の中心から略均一に発光領域が拡大するように制御することで、調光レベルにかかわらず、発光面の中心に対して偏りのない発光が可能となり、照射光のムラが生じることのない。
また、一実施形態の照明装置では、
上記複数のサブアレイSA1〜SA10,SA101〜SA110,SA301〜SA400が配置された第1の基板501と、
上記サブアレイ駆動部(Q1〜Q100,2)の上記駆動電流をオンオフする薄膜トランジスタが形成された第2の基板502と
備えた。
上記実施形態によれば、複数のサブアレイSA1〜SA10,SA101〜SA110,SA301〜SA400が配置された第1の基板501と、サブアレイ駆動部(Q1〜Q100,2)の駆動電流をオンオフする薄膜トランジスタが形成された第2の基板502と備えることによって、複数のサブアレイSA1〜SA10,SA101〜SA110,SA301〜SA400のオン/オフを行うサブアレイ駆動部(Q1〜Q100,2)の回路(例えばスイッチングトランジスタやPWM検出回路など)を、基板上に形成した薄膜トランジスタにより構成すれば、第1の基板501と第2の基板502は同じ基板で製造可能であり、製造設備などの共有化を図るなど、低コストで製造プロセスを構築することが可能となる。
また、上記複数のサブアレイSA1〜SA10,SA101〜SA110,SA301〜SA400が配置された第1の基板501と、サブアレイ駆動部(Q1〜Q100,2)の駆動電流をオンオフする薄膜トランジスタが形成された第2の基板502について、同一材料の基板を用いることが可能となる。これにより、第1の基板501と第2の基板502との間の電気的な接続をフォトリソグラフィーによる一括配線なども可能となり、プロセスコストを大幅に低減できる。
また、一実施形態の照明装置では、
上記調光レベル制御信号は、上記調光レベルがデューティ比で表されるPWM信号である。
上記実施形態によれば、調光レベル制御信号は、調光レベルがデューティ比で表されるPWM信号であるので、従来の照明装置では一般的な調光信号が制御回路(図示せず)からPWM信号で出力されており、従来の照明装置の制御回路との互換性を保つことができる。
また、この発明の照明装置の制御方法では、
発光ダイオード10,40が並列に接続された発光ダイオード並列回路が、複数個直列に接続されて、上記発光ダイオード10,40が格子状に配列されたサブアレイSA101〜SA110,SA301〜SA400を複数備えると共に、上記サブアレイSA101〜SA110,SA301〜SA400毎に予め設定された駆動電流を流すためのサブアレイ駆動部(Q1〜Q100,2)と、調光レベルを表す調光レベル制御信号に基づいて、上記サブアレイ駆動部(Q1〜Q100,2)を制御する制御部1とを備え、上記制御部1は、上記複数のサブアレイSA101〜SA110,SA301〜SA400のうち、上記調光レベル制御信号が表す調光レベルに応じた数のサブアレイに対して上記駆動電流を連続して夫々流すように、上記サブアレイ駆動部(Q1〜Q100,2)を制御する照明装置の制御方法であって、
上記制御部1は、上記調光レベル制御信号が表す調光レベルが高くなるに従って上記複数のサブアレイSA101〜SA110,SA301〜SA400の中心から略均一に発光領域が拡大するように、上記サブアレイ駆動部(Q1〜Q100,2)を制御することを特徴とする。
上記構成によれば、制御部1により制御されたサブアレイ駆動部(Q1〜Q100,2)によって、調光レベル制御信号が表す調光レベルに応じた数のサブアレイに対して駆動電流を連続して夫々流すことによって、サブアレイの発光ダイオード10,40の注入電流量を調光レベルによらずに一定とするので、電流制御方式による調光において見られる調光レベルによる色温度の変化は原理的に生じない。また、複数のサブアレイSA101〜SA110,SA301〜SA400のうち、調光レベル制御信号が表す調光レベルに応じた数のサブアレイに対して上記駆動電流を連続して夫々流すように、制御部1によりサブアレイ駆動部(Q1〜Q100,2)を制御することによって、サブアレイSA101〜SA110,SA301〜SA400の各発光ダイオード10,40は、調光レベルに応じて「常にオン(発光)」または「常にオフ(非発光)」のいずれかの状態であり、PWM制御方式のようにオン(発光)/とオフ(非発光)を一定時間ごとに繰り返すことがないため、調光において見られる人の感じる「ちらつき感」や写真撮影時の「干渉縞」の発生が原理的に生じない。
さらに、調光レベル制御信号が表す調光レベルが高くなるに従って複数のサブアレイSA101〜SA110,SA301〜SA400の中心から略均一に発光領域が拡大するように、制御部1によりサブアレイ駆動部(Q1〜Q100,2)を制御することによって、調光レベルにかかわらず、発光面の中心に対して偏りのない発光が可能となり、照射光のムラが生じることのない。
1…PWM検出回路
2…定電圧制御AC−DC変換器
10…マイクロロッドLED
11…サファイア基板
12…GaNバファ層
13…n型GaN層
14…p型GaN層
15…透明電極
21,22…電極
23…LED用配線
31…サファイア基板、
32…GaNバッファ層
33…N型GaN層
34…P型GaN層
35…透明電極
36…絶縁膜
40…マイクロロッドLED
100…LEDアレイ
120…集光レンズ
200…LEDアレイ
300…LEDアレイ
400…LEDアレイ
501…マイクロロッドLED基板
502…TFT基板
503…一括配線
504…TFT
L01〜L100…発光領域
L101〜L110…発光領域
Q1〜Q10〜Q100…スイッチングトランジスタ
SA1〜SA10…サブアレイ
SA101〜SA110…サブアレイ
SA301〜SA400…サブアレイ

Claims (5)

  1. 発光ダイオードが並列に接続された発光ダイオード並列回路が、複数個直列に接続されて、上記発光ダイオードが格子状に配列されたサブアレイを複数備えると共に、
    上記サブアレイ毎に予め設定された駆動電流を流すためのサブアレイ駆動部と、
    調光レベルを表す調光レベル制御信号に基づいて、上記サブアレイ駆動部を制御する制御部と
    を備え、
    上記制御部は、上記複数のサブアレイのうち、上記調光レベル制御信号が表す調光レベルに応じた数のサブアレイに対して上記駆動電流を連続して夫々流すように、上記サブアレイ駆動部を制御することを特徴とする照明装置。
  2. 請求項1に記載の照明装置において、
    上記発光ダイオードは、微細な棒状構造を有する棒状構造発光ダイオードであることを特徴とする照明装置。
  3. 請求項1または2に記載の照明装置において、
    上記複数のサブアレイの夫々は、発光輝度が略同一でかつ発光面積が略同一であることを特徴とする照明装置。
  4. 請求項1から3までのいずれか1つに記載の照明装置において、
    上記複数のサブアレイは、中心のサブアレイに対して外周を枠状に囲むように順に配置されていることを特徴とする照明装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の照明装置において、
    上記複数のサブアレイは、第1の色温度の光を出力する複数の第1サブアレイと第2の色温度の光を出力する複数の第2サブアレイとを含み、
    上記制御部は、上記調光レベルを表す上記調光レベル制御信号と色調レベルを表す色調レベル制御信号に基づいて上記サブアレイ駆動部を制御して、上記複数の第1サブアレイのうちの発光させるサブアレイ数と上記複数の第2サブアレイのうちの発光させるサブアレイ数を制御することを特徴とする照明装置。
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