JP2015007724A - プロジェクター装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】投射光学系内の屈折素子からなる結像光学系の出射側に、透光材料の基体前面に反射コートによる反射面31が形成された凹面鏡3を配置したプロジェクター装置であって、凹面鏡3の基体裏面側に光遮蔽部材5を配置して備える。光遮蔽部材5は、外装カバー2の凹面鏡3に対し基体の裏面側に対向する部分23の内面に設置して備えられる。
【選択図】図4
Description
また一方で、高輝度化のための光源ランプも高出力化が進んでいる。
すなわち、本来ならば反射面により反射されるはずの投射光が基体を透過して、凹面鏡裏面側の外装カバー等の部品に投射光が照射され、照射された部分が熱により変形や発火する危険性がある。
投射光学系内の屈折素子からなる結像光学系の出射側に、透光材料の基体前面に反射コートによる反射面が形成された凹面鏡を配置したプロジェクター装置であって、
前記凹面鏡の前記基体裏面側に光遮蔽部材を配置して備えることを特徴とする。
請求項1に記載のプロジェクター装置であって、
前記光遮蔽部材は、前記凹面鏡の前記反射面への入射光が前記基体から裏面側に透過するのを防いで前記入射光を反射または散乱する光遮蔽面を有することを特徴とする。
請求項2に記載のプロジェクター装置であって、
前記光遮蔽部材は、外装カバーの前記凹面鏡に対し前記基体の裏面側に対向する部分の内面に設置して備えられることを特徴とする。
請求項2に記載のプロジェクター装置であって、
前記光遮蔽部材は、前記凹面鏡の前記基体の裏面側に直接設置して備えられることを特徴とする。
請求項2に記載のプロジェクター装置であって、
前記光遮蔽部材は、前記凹面鏡を固定する固定部材から延設された部分に設置して備えられることを特徴とする。
(概要)
凹面鏡の裏面側に光遮蔽部材を配置して、凹面鏡の前面の反射コートが、例えば剥離して投射光が基体を透過しても、その裏面側の光遮蔽部材により投射光を反射または拡散することで、集光に近い状態の光線が光遮蔽部材以外に当たらないようにする。
なお、光遮蔽部材の設置部は、基体裏面、基体裏面側の空間、基体裏面側のカバー内面、カバー内面全体のいずれかである。
画像調整素子からの画像光を被投射面へ拡大投射して結像する結像光学系であり、画像調整素子側から順に、第一光学系、その第一光学素子からの出射光を反射する凹面鏡を有する第二光学系を備える投射光学系と、その投射光学系の一部を内包して第二光学系からの出射光を透過する開口部を有して、その開口部を透光材料にて封鎖された外装カバーと、を備えるプロジェクター装置において、
凹面鏡は、透光材料により成型された基体と、その基体表面のうちスクリーンと向かい合った表面の一部に反射面として形成された反射コートと、によって構成される。
1)外装カバーの凹面鏡に対しその反射面の反対側に相当する基体裏面側の内面に光遮蔽部材を設置する。
2)凹面鏡の基体裏面側に光遮蔽部材を設置する。
3)凹面鏡の基体裏面側に設置され、鏡筒に対して位置を調整可能に固定する固定部材から凹面鏡の裏面を覆う延設部を形成し、その延設部の凹面鏡背面と向かい合う面に光遮蔽部材を設置する。
さらに、光遮蔽面の形状は、平面でも曲面でも構わないが、光を拡散させる形状が好ましい。
図1は本発明を適用した一実施形態の構成として各部材の具体的配置と構成を示したもので、1は結像光学系(投射光学系)、2は外装カバー、3は凹面鏡、4は固定部材である。
この被係合部41は、フランジ状で、鏡筒11との位置決め用突起部42とその左右のビス穴43を有している。
この係合部13は、フランジ状で、固定部材4の位置決め穴14とその左右の結合穴15を有している。
これら上カバー部材2A及び下カバー部材2Bのそれぞれの他端部は、固定部材4の被係合部41及び鏡筒11の係合部13よりも基端側において、鏡筒11を挟み込む。
そして、上カバー部材2A及び下カバー部材2Bを、互いの結合ボスでビスvを介して固定することで、鏡筒11の挟み込まれた基端部よりも先端側に位置する凹面鏡3及び固定部材4は外装カバー2に内包される。
図示のように、凹面鏡3の反射面31に形成された反射コートが正常な状態では、第一光学系11からの投射光を反射して外装カバー2(上カバー部材2A)の開口部21の透光材料22へ導いている。
図示のように、凹面鏡3の反射面31に形成された反射コートが何らかの理由により剥離してしまい、透光材料からなる基体が露出している状態では、凹面鏡3の表面で第一光学系11からの投射光を反射できず、投射光が基体を透過して凹面鏡3よりも裏面側へ投射光が照射される。
図4は実施例1を示している。
すなわち、光遮蔽部材5は、凹面鏡3の反射面31への入射光が基体から裏面側に透過するのを防いで入射光を反射または散乱する光遮蔽面を有している。
図6は実施例2を示すもので、図示のように、凹面鏡3の反射面31を形成した表面とは逆側の裏面に光遮蔽部材6を設置している。
図7は実施例3を示すもので、図示のように、凹面鏡3を鏡筒11に固定している固定部材4において、凹面鏡3の裏面側に配置される固定部材4の一部に、少なくとも凹面鏡3の反射面31に対応する裏面を覆うように突出した形状の延設部44を設置し、その延設部44の表面に光遮蔽部材7を設置している。
以上の実施形態の他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
11 第一光学系
12 第二光学系
13 係合部
14 位置決め穴
15 結合穴
2 外装カバー
21 開口部
22 透光部材
23 凹面鏡基体裏面側に対向する部分
2A・2B カバー部材
3 凹面鏡
31 反射面
4 固定部材
41 被係合部
42 位置決め用突起部
43 ビス穴
44 延設部
5 光遮蔽部材
6 光遮蔽部材
7 光遮蔽部材
Claims (5)
- 投射光学系内の屈折素子からなる結像光学系の出射側に、透光材料の基体前面に反射コートによる反射面が形成された凹面鏡を配置したプロジェクター装置であって、
前記凹面鏡の前記基体裏面側に光遮蔽部材を配置して備えることを特徴とするプロジェクター装置。 - 前記光遮蔽部材は、前記凹面鏡の前記反射面への入射光が前記基体から裏面側に透過するのを防いで前記入射光を反射または散乱する光遮蔽面を有することを特徴とする請求項1に記載のプロジェクター装置。
- 前記光遮蔽部材は、外装カバーの前記凹面鏡に対し前記基体の裏面側に対向する部分の内面に設置して備えられることを特徴とする請求項2に記載のプロジェクター装置。
- 前記光遮蔽部材は、前記凹面鏡の前記基体の裏面側に直接設置して備えられることを特徴とする請求項2に記載のプロジェクター装置。
- 前記光遮蔽部材は、前記凹面鏡を固定する固定部材から延設された部分に設置して備えられることを特徴とする請求項2に記載のプロジェクター装置。
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