JP2015006718A - ピックアンドプレイスユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】ピックアンドプレイス動作の高速化とピック位置及びプレイス位置における姿勢及び位置の高精度化を図る。
【解決手段】軸線Xの周りに往復回動し、先端側に駆動フォロア13aを備えた駆動部材13と、軸線Yに沿った方向に移動可能に構成され、軸線Zに沿って案内する長孔14aを有する第1の可動部材14と、第1の可動部材14を軸線Yに沿って案内する第1の案内手段15と、第1の可動部材に対して軸線Yに沿った方向に移動可能に構成され、駆動フォロア13aに接続された連結構造16aを有する第2の可動部材16と、第2の可動部材16を第1の可動部材14に対して軸線Zに沿って案内する第2の案内手段17とを具備し、第2の可動部材16は従動フォロア16dを有し、駆動部材13が90度を越える領域に回動したときに従動フォロア16dを軸線Yに沿った方向の両側から規制する規制部材19が設けられる。
【選択図】図4

Description

本発明はピックアンドプレイスユニットに係り、特に、高速動作を要求されるピックアンドプレイス機構の改良に関する。
一般に、或る場所から部品を取り上げて別の場所へ供給するピックアンドプレイスユニットが種々の製造現場において使用されている。このようなピックアンドプレイスユニットは、通常、モータ等によって生ずる回動動作をカムなどによって変換し、ワークの吸着ヘッドが取り上げ動作と供給動作を繰り返し行うように構成される。このようなピックアンドプレイスユニットとしては、例えば、以下の特許文献1及び2に記載されたものがある。
特開2001−347427号公報 特開2011−177832号公報
しかしながら、上記従来のピックアンドプレイスユニットにおいては、X軸方向に移動可能に案内されるX軸スライド部材に、円盤状の送りホイールと係合する複数の位置決めフォロアを搭載する必要があるため、可動部分の質量が増加することから、機構の動作の高速化が難しいという問題点がある。
また、取り上げ動作及び供給動作時においては、上記X軸スライド部材が送りホイールと位置決めフォロアとの係合によってX軸方向にロックされるが、このとき、Z軸スライド部材は、X軸スライド部材に搭載されたリニアガイドなどの案内部材によってのみ案内されるため、Z軸スライド部材のZ軸に沿った姿勢の精度やX軸に沿った方向の位置の精度を高めることができず、その結果、Z軸スライド部材の下端に設けられた吸着ヘッド等のワーク保持ヘッドのピック位置及びプレイス位置における姿勢及びX軸方向の位置の高精度化が難しいという問題点がある。
そこで、本発明は上記問題点を解決するものであり、その課題は、ピックアンドプレイスユニットにおいて、従来よりも、動作の高速化と、ピック位置及びプレイス位置における姿勢及び位置の高精度化とを容易に図ることのできる機構を実現することにある。
斯かる実情に鑑み、第1の発明のピックアンドプレイスユニットは、原点位置を中心に両側に90度を越える角度範囲において駆動軸線の周りに往復回動し、先端側に駆動フォロアを備えた駆動部材と、前記駆動軸線と直交する第1の軸線に沿った方向に移動可能に構成される第1の可動部材であって、前記駆動フォロアを受け入れて前記駆動軸線と前記第1の軸線の双方と直交する第2の軸線に沿って案内する長孔を有し、前記長孔における前記第2の軸線に沿った方向の一方側には、前記第1の軸線に沿った方向の両側に拡幅した形状とされるとともに、前記駆動部材が前記角度範囲の90度を越える領域に回動したときに前記駆動フォロアが配置される拡幅開口部が形成されてなる、前記第1の可動部材と、前記第1の可動部材を前記第1の軸線に沿って案内する第1の案内手段と、前記第1の可動部材に対して前記第2の軸線に沿った方向に移動可能に構成される第2の可動部材であって、前記第2の軸線に沿った方向には係合して連動するように、また、前記第1の軸線に沿った方向には移動可能となるように、前記駆動フォロアに接続された連結構造を有し、前記駆動部材の往復回動に従って前記第1の可動部材を介して前記第2の軸線に沿った方向の一方側に開いたU字状の動作軌跡を描くように動作する、前記第2の可動部材と、前記第2の可動部材を前記第1の可動部材に対して前記第2の軸線に沿って案内する第2の案内手段と、を具備し、前記第2の可動部材は従動フォロアを有し、前記駆動部材が前記角度範囲の90度を越える領域に回動したときに前記従動フォロアを前記第1の軸線に沿った方向の両側から規制する規制部材がさらに設けられることを特徴とする。
本発明によれば、前記駆動フォロアが前記長孔の拡幅開口部内に配置されるときに第2の可動部材に設けた従動フォロアを第1の軸線に沿った方向の両側から規制する規制部材を設けたことにより、駆動部材の回動角が90度を越えている領域では規制部材により第2の可動部材が第1の軸線に沿った方向の両側に直接に規制される。したがって、第1の可動部材を第1の軸線に沿った方向にロックするための構造を必要としないため、ロック機構に必要とされる構造部分を省略して可動部分の慣性質量を軽減することができ、その結果、機構動作の高速化を容易に図ることができる。また、第1の可動部材を第1の軸線に沿った方向にロックする必要がないため、従来方法ほどには第1の案内手段や第2の案内手段の案内精度に依存せずに済むので、第2の可動部材のピック位置及びプレイス位置の姿勢及び位置を容易かつ確実に高精度化することができる。
ここで、前記従動フォロアは、前記第2の軸線に沿った方向の前記第2の案内手段の案内位置とは異なる位置において前記規制部材により規制されることが好ましい。これによれば、第2の可動部材は、第2の軸線に沿った方向の異なる2箇所においてそれぞれ規制部材と第2の案内手段とにより位置決めされることとなるので、第2の可動部材の第2の軸線に沿った方向を基準とする姿勢変化を抑制できるため、ピック位置及びプレイス位置をさらに高精度化できる。特に、第2の案内部材に対して、第2の可動部材のワーク保持ヘッドが取り付けられる側とは第2の軸線に沿った方向の反対側に、規制部材による従動フォロアの規制位置が設けられることが望ましい。
また、第2の発明のピックアンドプレイスユニットは、原点位置を中心に両側に90度を越える角度範囲において駆動軸線の周りに往復回動し、先端側に駆動フォロアを備えた駆動部材と、前記駆動軸線と直交する第1の軸線に沿った方向に移動可能に構成される第1の可動部材であって、前記駆動フォロアを受け入れて前記駆動軸線と前記第1の軸線の双方と直交する第2の軸線に沿って案内する長孔を有し、前記長孔における前記第2の軸線に沿った方向の一方側には、前記第1の軸線に沿った方向の両側に拡幅した形状とされるとともに、前記駆動部材が前記角度範囲の90度を越える領域に回動したときに前記駆動フォロアが摺接する開口縁であって前記駆動フォロアの回動軌跡に沿った円弧状の前記開口縁を備える拡幅開口部が形成されてなる、前記第1の可動部材と、前記第1の可動部材を前記第1の軸線に沿って案内する第1の案内手段と、前記第1の可動部材に対して前記第2の軸線に沿った方向に移動可能に構成される第2の可動部材であって、前記第2の軸線に沿った方向には係合して連動するように、また、前記第1の軸線に沿った方向には移動可能となるように、前記駆動フォロアに接続された連結構造を有し、前記駆動部材の往復回動に従って前記第1の可動部材を介して前記第2の軸線に沿った方向の一方側に開いたU字状の動作軌跡を描くように動作する、前記第2の可動部材と、前記第2の可動部材を前記第1の可動部材に対して前記第2の軸線に沿って案内する第2の案内手段と、を具備し、前記第2の可動部材は従動フォロアを有し、前記駆動部材が前記角度範囲の90度を越える領域に回動したときに前記従動フォロアを前記第1の軸線に沿った方向の少なくとも前記駆動軸線の側から規制する規制部材がさらに設けられることを特徴とする。
本発明によれば、第1の可動部材の長孔に設けた拡幅開口部に、前記駆動部材が前記角度範囲の90度を越える領域に回動したときに前記駆動フォロアがその回動軌跡に沿って摺接する円弧状の開口縁を形成することにより、第1の可動部材が第1の軸線に沿った方向の駆動軸線とは反対側から駆動フォロアにより規制されることで、第2の可動部材は第2の案内手段を介して第1の軸線に沿った方向の駆動軸線とは反対側から規制される。一方、第2の可動部材に設けた従動フォロアを第1の軸線に沿った方向の少なくとも駆動軸線の側から規制する規制部材を設けたことにより、回動角が90度を越える領域で駆動フォロアが上記開口縁に摺接する第2の可動部材は規制部材により第1の軸線に沿った方向の駆動軸線の側から直接に規制される。その結果、第2の可動部材は第1の軸線方向に沿った方向の両側に規制されることになる。したがって、第2の可動部材のU字状の動作軌跡の両端部の案内機能は駆動フォロアと第1の可動部材の間の規制作用及び従動フォロアと規制部材の間の規制作用とによって実現されることにより、第1の可動部材を第1の軸線に沿った方向にロックする必要がないため、ロック機構に必要な構造部分を省略して可動部分の慣性質量を軽減することができ、その結果、機構動作の高速化を容易に図ることができる。また第2の可動部材は、規制部材によって第1の軸線に沿った方向の少なくとも駆動軸線の側から直接に規制され、また、上記第2の案内手段によって第1の軸線に沿った方向の駆動軸線とは反対側から規制されるため、それぞれ規制部材と第2の案内手段とにより相互に反対の側から位置決めされることとなるので、従来の第2の案内手段のみを介した位置決め態様に比べて、ピック位置及びプレイス位置における第2の可動部材の姿勢及び位置を容易かつ確実に高精度化することができる。
本発明において、前記従動フォロアは、前記駆動部材の前記原点位置Pを基準とする回動角が90度以下のときに前記駆動軸線に沿った方向に前記駆動フォロアと重なる位置に設けられていることが好ましい。これによれば、駆動部材の回動角が90度以下のときに駆動フォロアと重なる位置に従動フォロアを設けることにより、駆動部材の回動角が90度を越えた場合に駆動フォロアから連結構造が受ける第1の軸線に沿った方向の力を、従動フォロアが規制部材により規制された際に、その場で受け止めることができるため、第2の可動部材の姿勢変化や変形を防止することができ、第1の案内部材や第2の案内部材への負担も回避することができるから、第2の可動部材のピック位置及びプレイス位置の精度を確保することができ、各部の耐久性も向上させることができる。また、規制部材の規制位置を駆動フォロアの駆動軌跡と整合するように設定できるため、規制位置の調整作業を容易に行うことができる。特に、従動フォロアは、駆動部材の回動角が90度以下のときに駆動フォロアと同軸に配置される位置に設けられることが望ましい。
本発明において、前記駆動部材は、前記駆動軸線から前記駆動フォロアに向けて伸びるアーム状に構成された駆動アームであることが好ましい。これによれば、駆動部材の慣性質量を軽減することができるため、さらなる動作の高速化を図ることができる。
本発明において、前記規制部材の前記従動フォロアを規制する規制構造としては種々のものが考えられるが、特に、前記規制部材は、前記従動フォロアを受け入れて規制する溝構造を有することが好ましい。これにより、従動フォロアを容易かつ確実に第1の軸線に沿った方向に規制することができる。
本発明によれば、ピックアンドプレイスユニットにおいて、従来よりも、動作の高速化と、ピック位置及びプレイス位置における姿勢及び位置の高精度化とを容易に図ることのできる機構を実現することができるという優れた効果を奏し得る。
本発明に係るピックアンドプレイスユニットの実施形態の正面図である。 同実施形態の側面図である。 同実施形態の平面図である。 同実施形態の斜視図である。 同実施形態の部分縦断面図である。 同実施形態の駆動アームをその回動角度範囲と共に示す正面図である。 同実施形態の第1の可動部材を駆動フォロアの動作態様とともに示す正面図である。 同実施形態の動作時の各部の様子を説明するための説明図である。
次に、添付図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。最初に、全体構成を示す図1〜図5と、各部の構成を示す図6〜図8を参照して、本発明に係るピックアンドプレイスユニットの実施形態の構成について説明する。
本実施形態のピックアンドプレイスユニット10は、板状のユニット基盤11と、このユニット基盤11の背面側に取り付けられたモータ(ステッピングモータ)12と、ユニット基盤11の正面側に配置され、モータ12の出力軸12aに接続されたアーム状の駆動アーム13とを有する。駆動アーム13は、出力軸12aの軸線である駆動軸線(以下、単に「軸線X」という。)を中心に、図6に示すように、軸線Xから垂直上方に向けて伸びる姿勢にある原点位置P0から左右両側にそれぞれ90度を角度βだけ越える角度範囲αを往復回動するように、モータ12によって駆動される。駆動アーム13の先端部の正面側には上記軸線Xに沿って突出するように駆動フォロア13aが取り付けられている。この駆動フォロア13aは、図示例では軸線Xに沿った軸線を有する円筒状のローラであり、好ましくは駆動アーム13の本体に対して回転自在に取り付けられる。駆動フォロア13aは、モータ12の駆動により、図6の上記角度範囲αに対応する円弧状の駆動軌跡Dを往復移動する。この駆動軌跡Dは、上記原点位置P0から左右それぞれに上記駆動アーム13の回動角が90度のときの位置P1,P1を越えてさらに90度を角度βだけ越えた折り返し位置P2,P2まで伸びる。
また、駆動アーム13の先端には、アーム形状に沿って突出するように構成された、駆動アーム13の回動角を検出するための薄板状の検出用ドグ(検出体)13bが取り付けられている。この検出用ドグ13bは、図示例では駆動アーム13におけるユニット基盤11側にある背面上に取り付けられている。一方、ユニット基盤11の正面側の面上には軸線Xの両側に検出器13x1、13x2が設置され、上記検出用ドグ13bが駆動アーム13の回動に伴って通過した状態を検出するようになっている。検出器13x1,13x2の検出信号はモータ12の制御回路にフィードバックされる。なお、ユニット基盤11の上記面には凹部11a1,11a2が形成され、上記検出器13x1、13x2は凹部11a1,11a2の内部に取り付けられることにより、検出用ドグ13bと検出器13x1,13x2からなる駆動アーム13の回動角検出系をユニット基盤11に近接して配置できるようにしている。これにより、回動角検出系の占有厚みを低減でき装置全体をコンパクト化できるとともに、駆動アーム13の回動角を直接に検出することができるため、機構のガタによる制御系への影響を低減でき、安定した制御状態を得ることができる。
上記駆動アーム13の正面側には第1の可動部材14が配置される。この第1の可動部材14は、ユニット基盤11上に設置された第1のリニアガイド機構15によって上記軸線Xと直交する図示水平方向の第1の軸線(以下、単に「軸線Y」という。)に沿って移動自在に案内される。この第1のリニアガイド機構15は、上述の第1の案内手段を構成する。図7に示すように、第1の可動部材14には、上記軸線Xと軸線Yのいずれにも直交する第2の軸線(以下、単に「軸線Z」という。)に沿った方向に伸びる長孔14aが設けられている。この長孔14aの上部側にある部分は、上記駆動フォロア13aが挿通されたときに駆動フォロア13aによって第1の可動部材14の軸線Yに沿った方向の位置が規制されるように、駆動フォロア13aがちょうど嵌合するとともに軸線Zに沿った方向に摺動自在となるように構成された一定の幅を有する軸線Zに沿った直線状に構成される。一方、長孔14aの下部には、上記一定の幅を有する直線状部分の開口縁領域から上記軸線Yに沿った方向(幅方向)の両側に向けて円弧状に拡がるように構成された開口縁14bを両側にそれぞれ備えた拡幅開口部14cが形成されている。
この円弧状の開口縁14bは、図7の一点鎖線で示すように、駆動アーム13の回動角が90度を越えることによって駆動フォロア13aが上記長孔14aの軸線Zに沿った軸線から外れていくとき、当該駆動フォロア13aの外周面が開口縁14bに摺接したまま移動するように、軸線X1、X2を中心とする円弧状に構成される。ここで、図示の軸線X1は、第1の可動部材14が軸線Yに沿った方向の図示左側の最大移動位置に達したときの駆動アーム13の回動軸線(軸線X)の相対位置を示し、図示の軸線X2は、第1の可動部材が軸線Yに沿った方向の図示右側の最大移動位置に達したときの駆動アーム13の回動軸線(軸線X)の相対位置を示す。なお、図7中の上記軸線Xは、駆動アーム13が原点位置P0にあって第1の可動部材14が軸線Yに沿った方向の中心位置に配置されているときの駆動アーム13の回動軸線の位置を示す。上記長孔14aの一定の幅を有する直線状部分の開口縁と、上記開口縁14bとは、打音や衝撃を抑制するために、駆動アーム13の回動角が90度のときに上記位置P1にある駆動フォロア13aが接する点において滑らかに接続されている。
第1の可動部材14の正面側の表面には、上記長孔14aの開口範囲に対して軸線Yに沿った方向(幅方向)の両側と軸線Zに沿った方向の一方側(上側)において、第1の可動部材14の厚みの一部分をカットした形の凹溝14dが構成されている。この凹溝14dは、第1の可動部材14の正面側の周囲表面から一段下がった段差を形成している。この凹溝14dは、第1の可動部材14の上端では同じ幅で延在してそのまま上方へ開放され、第1の可動部材14の下方に向けても同じ幅で延在して上記拡幅開口部14c内に開放されている。ここで、凹溝14dによって長孔14aの直線状部分の幅方向の両側に形成された上記段差は、第1の可動部材11の下方へ向けて伸びて円弧状の開口縁14bの途中で消失し、当該途中から下側において上記凹溝14dの厚み部分は上記拡幅開口部14cの開口縁の一部となっている。
第1の可動部材14は全体として軸線Xに沿った方向を厚み方向とする板状に構成される。また、第1の可動部材14の上部は、上方に向けてテーパ状となるように、軸線Yに沿った方向(幅方向)の両側から斜めに傾斜した外縁形状を有する。このため、第1の可動部材14の上端部は、上記凹溝14dの軸線Yに沿った方向(幅方向)の両側に僅かな厚肉部分を残すのみとなっている。凹溝14dは、後述する第2の可動部材16の連結構造16aの先端を収容し、これによって本実施形態の軸線Xに沿った方向の厚みを低減することができる。また、凹溝14dは、第1の可動部材14の他の部分の厚みを変える必要性をなくすことができるという観点で、第1の可動部材14の剛性を確保する効果をもたらすものと考えることができる。
第1の可動部材14の正面側には第2の可動部材16が配置される。この第2の可動部材16は、上記第1の可動部材14の下部に搭載された第2のリニアガイド機構17によって上記軸線Zに沿った方向に案内されている。この第2のリニアガイド機構17は第2の案内手段を構成する。第2のリニアガイド機構17は、YZ平面上において上記第1のリニアガイド機構15と交差する(軸線Xに沿った方向に重なる)ように、上記第1のリニアガイド機構15と同じ位置(軸線Y及びZに沿った平面上の同じ位置)に設置されている。
第2の可動部材16の上端部には、上記駆動フォロア13aのうち、上記第1の可動部材14の長孔14aを通過して正面側へ突出した部分に嵌合する連結構造16aが設けられる。図5に示すように、この連結構造16aには、上記駆動フォロア13aの上端に係合する上顎部16bと、上記駆動フォロア13aの下端に係合する下顎部16cとが設けられ、これらの上顎部16bと下顎部16cの先端は第1の可動部材14の上記長孔14aの周囲に形成された凹溝14d内に配置される。この連結構造16aは、第2の可動部材16を駆動フォロア13aに対して軸線Zに沿った方向には固定するが、軸線Yに沿った方向には移動可能に構成する。すなわち、第2の可動部材16は、上記連結構造16aにより、駆動フォロア13aとともに軸線Zに沿った方向に連動するが、駆動フォロア13aの軸線Yに沿った方向の相対移動を許容するように構成される。
第2の可動部材16の上端部の正面側には従動フォロア16dが取り付けられる。この従動フォロア16dは、連結構造16aが設けられた上端部の正面から軸線Xに沿った方向に突出するように取り付けられる。従動フォロア16dは軸線Xに沿った軸線を有するローラであり、好ましくは当該軸線の周りに回転自在に取り付けられる。また、この従動フォロア16dは、図示例では、駆動アーム13の原点位置P0を基準とする回動角が90度以下であるときに、駆動フォロア13aと同軸となる位置に取り付けられている。図示例では、第2の可動部材16の上端部に形成された軸線Xに沿った貫通孔に従動フォロア16dの取付軸部が挿入され、第2の可動部材16の上端縁から挿入された止めねじ16eによって保持固定されている。
第2の可動部材16の下部には、適宜の接続構造を介して吸着ヘッドなどといったワークを保持するためのワーク保持ヘッド20が取り付けられる。図示例では、複数(3つ)のワーク保持ヘッド20が上記第2の可動部材16の下部に横梁状の部材を介して取り付けられている。
ユニット基盤11には、ユニット基盤11の軸線Yに沿った方向の両端部上において軸線Xに沿って伸びる支柱18a,18bと、これらの支柱18aと18bの先端部間に架設されるように取り付けられた支持梁18cとからなる支持体18が固定される。この支持体18の支持梁18cの背面側には規制板19が固定される。この規制板19には、上方へ開放された形の一対の規制溝19a,19bが軸線Yに沿った方向に相互に離間して形成される。規制溝19a,19bは、それぞれ軸線Zに沿って直線状に伸びる溝(切り欠き状の溝)である。駆動アーム13が原点位置P0より90度以上となる角度位置にあるとき、すなわち、上記位置P1とP2の間に配置される際に、上記従動フォロア16dが上記規制溝19a,19bに挿入され、その嵌合状態により、従動フォロア16dが軸線Yに沿った方向の両側に規制される。これによって、第2の可動部材16は軸線Yに沿った方向に直接に位置決めされる。なお、上記規制溝19a,19bは上記従動フォロア16dを軸線Yに沿った方向に規制することができるのであれば特に限定されず、例えば凹溝であってもよい。また、規制板19も同様に特に限定されるものではなく、上記規制溝19a,19bの上記従動フォロア16dに対する規制箇所である外側規制縁19ao,19bo及び内側規制縁19ai,19biに相当する構造部分を有するものであれば、複数の規制板や規制ブロックなどによって構成されていてもよい。
次に、以上のように構成された本実施形態のピックアンドプレイスユニットの作用効果について主として図8を参照して説明する。本実施形態では、図8に示すように、駆動フォロア13aが上記駆動軌跡Dに沿って往復回動すると、駆動フォロア13aの軸線Yに沿った方向の位置に応じて第1の可動部材14が軸線Yに沿った方向の往復移動範囲L内において往復移動する。ここで、駆動アーム13の回動角が原点位置P0を中心として両側に90度以内である期間において、第1の可動部材14は駆動フォロア13aにより軸線Yに沿った方向に駆動されるが、上記回動角が90度を越えた領域では、駆動フォロア13aは上記拡幅開口部14c内に配置されることにより、上記回動角が変化しても第1の可動部材14は移動しない。特に、本実施形態では、拡幅開口部14cの入口部分に駆動フォロア13aの駆動軌跡Dと整合した円弧状の開口縁14b(図7参照)が設けられているため、駆動フォロア13aは上記開口縁14b上を摺接して、第1の可動部材14の軸線Yに沿った方向の位置を上記往復移動範囲Lの外側から規制するものの、第1の可動部材14を軸線Yに沿った方向に駆動することはない。
上記の回動角が90度を越えた領域では、駆動フォロア13aが第1の可動部材14の長孔14aの軸線(軸線Zに沿った軸線)から軸線Yに沿った方向(上記往復移動範囲Lの内側)に外れていくが、連結構造16aにより第2の可動部材16と駆動フォロア13aの間の軸線Yに沿った方向の位置ずれが吸収されるため、第2の可動部材16は駆動フォロア13aの軸線Yに沿った方向の位置に拘束されず、第2のリニアガイド構造17に案内されて軸線Zに沿って移動する。一方、駆動アーム13の回動角がちょうど90度に達したときに、従動フォロア16dが規制板19の規制溝19a,19bに嵌入されることにより、第2の可動部材16は軸線Yに沿った方向に規制される。したがって、上記の回動角が90度を越えた領域では、第2の可動部材16は、軸線Zに沿った方向には連結構造16aの係合によって駆動フォロア13aの位置に応じて駆動されるが、軸線Yに沿った方向には、従動フォロア16dが規制板19から規制を受けることによって直接に位置決めされ、静止した状態とされる。
上記の動作により、第2の可動部材16は、駆動アーム13の原点位置P0に対応する原点位置Q0の両側に90度ずつ、駆動フォロア13aの回動半径に対応する半径Rで描いた半円部分S1と、この半円部分S1の両端から軸線Zに沿った方向に直線状に伸びる両端部S2a,S2bとを有するU字状の動作軌跡Sに沿って移動する。なお、上記両端部S2a,S2bは、上記駆動軌跡D上の位置P1に対応する位置Q1と、上記駆動軌跡D上の位置P2に対応する折り返し位置Q2との間の軌跡部分である。
本実施形態では、上記回動角が90度以上の領域では、図7に示すように、第1の可動部材14の上記開口縁14bが駆動フォロア13aから第1の可動部材14の往復移動範囲Lの外側から内側へ向けて規制力Foを受けるため、第2の可動部材16は、第1の可動部材14から第2のリニアガイド構造17を介して間接的に規制力Foを受けることになる。また、図8に示すように、従動フォロア16dが規制溝19a,19bの内側規制縁19ai,19biから上記往復移動範囲Lの内側から外側へ向けた規制力Giを受け、外側規制縁19ao,19boから上記往復移動範囲Lの外側から内側へ向けた規制力Goを受けるため、従動フォロア16dにおいて直接に受ける規制力GiとGoとによって軸線Yに沿った方向の両側に規制される。なお、本実施形態では、第2の可動部材16は、上記のように、軸線Yに沿った方向の上記往復移動範囲Lの内側から受ける規制力Giと、上記往復移動範囲Lの外側から受ける規制力Fo及びGoとによって、軸線Yに沿った方向の両側に規制され、その結果、軸線Yに沿った方向に位置決めされる。
本実施形態の場合には、上記のように軸線Yに沿った方向の上記往復移動範囲Lの外側から受ける規制力がFoとGoの二つであるため、これらのうちいずれか一方の規制力が生じないように構成しても構わない。すなわち、規制板19の規制溝19a,19bの外側規制縁19ao,19boを、図8に破線で示す外側規制縁19ao′,19bo′のように、従動フォロア16dに規制力Goを与えない態様に構成し、規制板19が実質的に内側規制縁19ai,19biのみを有する構成としてもよい。この場合には、第2の可動部材16に与えられる軸線Yに沿った方向の第1の可動部材14の往復移動範囲Lの外側からの規制力は、上記規制力Foのみとなる。
また、上記の代わりに、図7に破線で示すように、駆動アーム13の回動角が90度を越えて増大していく過程で上記開口縁14bが徐々に駆動フォロア13aから離反していくように構成した開口縁14b′を備えた拡幅開口部14c′を形成してもよい。このようにすると、駆動アーム13の回動角が90度を越えたときに駆動フォロア13aが開口縁14b′から離れるため、第1の可動部材14に上記規制力Foを与えることはない。したがって、この場合には、第2の可動部材16に与えられる軸線Yに沿った方向の第1の可動部材14の往復移動範囲Lの外側からの規制力は、上記規制力Goのみとなる。なお、上述のように駆動フォロア13aから離反するように開口縁14b′を形成する場合であっても、長孔14aのうち一定の幅を有する直線状部分の開口縁と上記開口縁14b′との間を、駆動アーム13の回動角が90度のときに上記位置P1にある駆動フォロア13aが接する点で滑らかに繋ぐことが打音や衝撃を抑制する上で好ましい。また、上記開口縁14b′も滑らかな凸曲線状の輪郭を有し、上記回動角が増大していく過程で駆動フォロア13aの外周面から徐々に逃げるように形成することが好ましい。
本実施形態では、上述の構成により、第1の可動部材14に4個又は2個の位置決めフォロアを設ける必要もないため、駆動系(可動部分)の慣性質量を軽減できることから、動作の高速化を容易に図ることができる。また、第2の可動部材16を軸線Yに沿った方向に規制する手段として従動フォロア16dと規制板19を設けるが、規制板19は動作部分として機能するのではないため、第2の可動部材16の慣性質量の増大も抑制できる。さらに、本実施形態では、駆動アーム13を軸線Xから駆動フォロア13aに向けて伸びるアーム状に構成することにより、駆動アームの慣性質量も軽減できるため、さらに高速化が容易になる。
本実施形態では、第2の可動部材16は、従来のように第1の可動部材14の軸線Yに沿った方向のロックによる第2のリニアガイド構造17を介した間接的な規制態様ではなく、従動フォロア16dによって規制板19から軸線Yに沿った方向の両側に直接に規制力Gi,Goを受ける構造となっているため、ピック位置及びプレイス位置の姿勢及び位置を容易かつ確実に高精度化できる。また、このときに、第1の可動部材14は駆動フォロア13aからも軸線Yに沿った方向の一方側からの規制力Foを受けることにより、第2のリニアガイド構造17が軸線Yに沿った方向に移動可能となるように完全に解放されているわけではない。したがって、第2の可動部材16は規制板19と第2のリニアガイド構造17の双方により(さらに間接的には第1のリニアガイド構造15によっても)規制されていることになるため、第2の可動部材16の支持状態をさらに安定させることができる。
また、本実施形態では、従動フォロア16dが規制溝19a,19bから規制力Gi,Goを受ける位置が第2のリニアガイド構造17により案内される位置よりも上方にずれており、これによって、第2の可動部材16は軸線Zに沿った方向の異なる2箇所で支持されることになる。したがって、第2の可動部材16の下端に取り付けられるワーク保持ヘッド20のピック位置及びプレイス位置は、上方にある軸線Zに沿った2箇所で支持されることにより規定されるため、容易かつ確実に高精度化される。特に、規制板19による規制位置は、第2のリニアガイド構造17に対してワーク保持ヘッド20の反対側に設定されているため、この反対側の位置で第2の可動部材16が直接に規制されることになるから、第2の可動部材16の軸線Zに沿った姿勢を高精度に規定することができる。したがって、その軸線Zに沿った方向の反対側にあるワーク保持ヘッド20のピック位置及びプレイス位置は従来よりも大幅に高精度化される。
本実施形態では、駆動アーム13の回動角が90度を越えているときに駆動フォロア13aが連結構造16aから軸線Yに沿った方向にずれると、第2の可動部材16は僅かではあるが上記連結構造16の摺動抵抗によって軸線Yに沿った方向に力Fs(図6参照)を受ける。但し、この力Fsの向きや大きさは駆動フォロア13aの位置によって変化する。特に、上記折り返し位置P2においては、駆動フォロア13aと連結構造16aとの間に生ずる力Fsは極端に大きくなる。この力Fsは、第2のリニアガイド構造17を挟んでワーク保持ヘッド20とは反対側の第2の可動部材16の上部に与えられるため、第2のリニアガイド構造17の案内方向と交差する方向に負荷を与え、これによって第1の可動部材14や第2の可動部材16の軸線Zに沿った姿勢が僅かでも変化することでワーク保持ヘッド20のピック位置及びプレイス位置の精度に影響を及ぼす。しかし、本実施形態において、従動フォロア16dは、駆動アーム13の回動角が90度以下であるときに駆動フォロア13aと同軸に配置される位置に設けられることから、従動フォロア16dが規制板19により軸線Yに沿った方向に規制された状態では、駆動フォロア13aから連結構造16aに与えられる上記力Fsをその発生箇所の軸線Xに沿った方向に重なる位置にある従動フォロア16dにおいて直接に受け止めることができるので、第2の可動部材16の姿勢変化を抑制し、ピック位置及びプレイス位置の精度を確保することができる。また、第1のリニアガイド構造15及び第2のリニアガイド構造17へ与える負荷も軽減されるため、駆動構造の耐久性を高めることも可能になる。
さらに、駆動アーム13の駆動フォロア13aと、第2の可動部材16の従動フォロア16dとが90度以下の回動角領域において同軸に構成されるため、駆動アーム13、第1の可動部材14、第2の可動部材16及び規制板19の規制溝19a,19bの位置関係を相互に容易に設定することができ、各部の調整作業を容易に行うことが可能になる。なお、90度以下の回動角領域における駆動フォロア13aと従動フォロア16dの同軸性は厳密なものである必要はなく、上述の作用効果を奏する範囲で、駆動フォロア13aと従動フォロア16dのYZ平面上の位置がほぼ合致していればよい。すなわち、従動フォロア16dは、90度以下の回動角領域において軸線Xに沿った方向に駆動フォロア13aと重なる位置に設けられていればよい。
尚、本発明のピックアンドプレイスユニットは、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記駆動部材(駆動アーム13)、上記第1の可動部材14、上記第1の案内手段(第1のリニアガイド構造15)、上記第2の可動部材16、上記第2の案内手段(第2のリニアガイド構造17)のそれぞれの形状や構造、或いは、これらの相互間の相対的な配置態様は特に上記実施形態には限定されず、実質的に同様の作用効果を奏するものであれば、適宜に構成できる。
10…ピックアンドプレイスユニット、11…ユニット基盤、12…モータ、12a…出力軸、13…駆動アーム、13a…駆動フォロア、13b…回動角検出用ドグ、14…第1の可動部材、14a…長孔、14b…開口縁、14c…拡幅開口部、14d…凹溝、15…第1のリニアガイド機構、16…第2の可動部材、16a…連結構造、16b…上顎部、16c…下顎部、17…第2のリニアガイド機構、18…支持体、18a,18b…支柱、18c…支持梁、19…規制板、19a,19b…規制溝、20…ワーク保持ヘッド、D…駆動フォロアの駆動軌跡、P0…駆動アーム又は駆動フォロアの原点位置、Q0…第2の可動部材の原点位置、R…駆動フォロア又は第2の可動部材の回動半径、S…第2の可動部材の動作軌跡、X…出力軸の軸線(駆動軸線)、Y…軸線Xと直交する軸線(第1の軸線)、Z…軸線X及びYと直交する軸線(第2の軸線)、α…駆動アームの回動角度範囲、β…駆動アームの原点位置P0を基準とした回動角が90度を越える角度範囲

Claims (6)

  1. 原点位置を中心に両側に90度を越える角度範囲において駆動軸線の周りに往復回動し、先端側に駆動フォロアを備えた駆動部材と、
    前記駆動軸線と直交する第1の軸線に沿った方向に移動可能に構成される第1の可動部材であって、前記駆動フォロアを受け入れて前記駆動軸線と前記第1の軸線の双方と直交する第2の軸線に沿って案内する長孔を有し、前記長孔における前記第2の軸線に沿った方向の一方側には、前記第1の軸線に沿った方向の両側に拡幅した形状とされるとともに、前記駆動部材が前記角度範囲の90度を越える領域に回動したときに前記駆動フォロアが配置される拡幅開口部が形成されてなる、前記第1の可動部材と、
    前記第1の可動部材を前記第1の軸線に沿って案内する第1の案内手段と、
    前記第1の可動部材に対して前記第2の軸線に沿った方向に移動可能に構成される第2の可動部材であって、前記第2の軸線に沿った方向には係合して連動するように、また、前記第1の軸線に沿った方向には移動可能となるように、前記駆動フォロアに接続された連結構造を有し、前記駆動部材の往復回動に従って前記第1の可動部材を介して前記第2の軸線に沿った方向の一方側に開いたU字状の動作軌跡を描くように動作する、前記第2の可動部材と、
    前記第2の可動部材を前記第1の可動部材に対して前記第2の軸線に沿って案内する第2の案内手段と、
    を具備し、
    前記第2の可動部材は従動フォロアを有し、
    前記駆動部材が前記角度範囲の90度を越える領域に回動したときに前記従動フォロアを前記第1の軸線に沿った方向の両側から規制する規制部材がさらに設けられる
    ことを特徴とするピックアンドプレイスユニット。
  2. 前記従動フォロアは、前記第2の軸線に沿った方向の前記第2の案内手段の案内位置とは異なる位置において前記規制部材により規制されることを特徴とする請求項1に記載のピックアンドプレイスユニット。
  3. 原点位置を中心に両側に90度を越える角度範囲において駆動軸線の周りに往復回動し、先端側に駆動フォロアを備えた駆動部材と、
    前記駆動軸線と直交する第1の軸線に沿った方向に移動可能に構成される第1の可動部材であって、前記駆動フォロアを受け入れて前記駆動軸線と前記第1の軸線の双方と直交する第2の軸線に沿って案内する長孔を有し、前記長孔における前記第2の軸線に沿った方向の一方側には、前記第1の軸線に沿った方向の両側に拡幅した形状とされるとともに、前記駆動部材が前記角度範囲の90度を越える領域に回動したときに前記駆動フォロアが摺接する開口縁であって前記駆動フォロアの回動軌跡に沿った円弧状の前記開口縁を備える拡幅開口部が形成されてなる、前記第1の可動部材と、
    前記第1の可動部材を前記第1の軸線に沿って案内する第1の案内手段と、
    前記第1の可動部材に対して前記第2の軸線に沿った方向に移動可能に構成される第2の可動部材であって、前記第2の軸線に沿った方向には係合して連動するように、また、前記第1の軸線に沿った方向には移動可能となるように、前記駆動フォロアに接続された連結構造を有し、前記駆動部材の往復回動に従って前記第1の可動部材を介して前記第2の軸線に沿った方向の一方側に開いたU字状の動作軌跡を描くように動作する、前記第2の可動部材と、
    前記第2の可動部材を前記第1の可動部材に対して前記第2の軸線に沿って案内する第2の案内手段と、
    を具備し、
    前記第2の可動部材は従動フォロアを有し、
    前記駆動部材が前記角度範囲の90度を越える領域に回動したときに前記従動フォロアを前記第1の軸線に沿った方向の少なくとも前記駆動軸線の側から規制する規制部材がさらに設けられる
    ことを特徴とするピックアンドプレイスユニット。
  4. 前記従動フォロアは、前記駆動部材の前記原点位置Pを基準とする回動角が90度以下のときに前記駆動軸線に沿った方向に前記駆動フォロアと重なる位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のピックアンドプレイスユニット。
  5. 前記駆動部材は、前記駆動軸線から前記駆動フォロアに向けて伸びるアーム状に構成された駆動アームであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のピックアンドプレイスユニット。
  6. 前記規制部材は、前記従動フォロアを受け入れて規制する溝構造を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のピックアンドプレイスユニット。
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