JP2015005705A - 薄膜トランジスタ素子及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】TFT特性の経時的な特性劣化や製品間でのばらつきを抑制し、信頼性が高く安定して動作する薄膜トランジスタ素子を提供する。
【解決手段】ゲート電極7に対向するチャネル領域4bと、チャネル領域4bを挟み、ソース電極9及びドレイン電極10のそれぞれと電気的に接続された一対のコンタクト領域4a1,4a2と、からなる酸化物半導体層4と、酸化物半導体層4のゲート電極7と対向する面と反対の面側に配され、チャネル領域4bに接触し前記一対のコンタクト領域4a1,4a2には非接触である第1酸化物層3と、酸化物半導体層4のゲート電極7と対向する面側に配され、チャネル領域4bに接触し一対のコンタクト領域4a1,4a2には非接触である第2酸化物層5と、を備え、第1酸化物層3及び第2酸化物層5は、何れも、チャネル領域4bより高い酸素濃度を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、酸化物半導体からなるチャネル層を備える薄膜トランジスタ素子及びその製造方法に関する。
昨今、酸化亜鉛(ZnO)、酸化インジウムガリウム亜鉛(InGaZnO)や酸化インジウム錫亜鉛(InSnZnO)等の酸化物半導体は、電子移動度が高い上に、大面積基板での製造が可能という優れた特長を有しており、積極的に研究開発がなされている。
一例として、図6に示す特許文献1に開示されている酸化物半導体を用いた薄膜トランジスタ(以下、TFTと称す)901の構造を説明する。この構造は所謂トップゲート構造であり、基板902、ソース電極909、ドレイン電極910、酸化物半導体層904、ゲート絶縁層906、ゲート電極907、パッシベーション層908を備える。酸化物半導体層904としては真性半導体である酸化亜鉛を用いている。
酸化物半導体層904のうち、ソース電極909及びドレイン電極910と接触する一対の領域904a1及び904a2(以下、コンタクト領域と称す)は、それらに挟まれた領域904b(以下、チャネル領域と称す)にキャリアを供給するための層である。また、この一対のコンタクト領域904a1及び904a2はソース・ドレイン電極と接する領域でもあるため、ソース・ドレイン電極とのコンタクト抵抗を低減しておく必要がある。よって、コンタクト領域904a1及び904a2はチャネル領域904bよりも電気抵抗率を低くする必要がある。
そこで、特許文献1ではゲート電極907をマスクとしてコンタクト領域904a1及び904a2にプラズマ処理等を施し、酸素欠損を生成させてキャリア濃度を増加させ、コンタクト領域904a1及び904a2の電気抵抗率を低くしている。
特開2007−220816号公報
しかしながら、酸素欠損は酸化物半導体層中を移動することがあり、また、移動の仕方にもばらつきがある。特に特許文献1のようにプラズマ処理をした場合は、プラズマ処理のエネルギーが高いため酸素欠損の移動のばらつきが顕著である。そのため、TFT特性の経時的な特性劣化や製品間でのばらつきが生じる。
そこで本発明は、TFT特性の経時的な特性劣化や製品間でのばらつきを抑制し、信頼性が高く安定して動作する薄膜トランジスタ素子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る薄膜トランジスタ素子は、ゲート電極に印加された電圧に応じてソース電極とドレイン電極との間に流れる電流が変化する薄膜トランジスタ素子であって、前記ゲート電極に対向するチャネル領域と、前記チャネル領域を挟み、前記ソース電極及び前記ドレイン電極のそれぞれと電気的に接続された一対のコンタクト領域と、を有する酸化物半導体層と、前記酸化物半導体層の前記ゲート電極と対向する面と反対の面側に配され、前記チャネル領域に接触し前記一対のコンタクト領域には非接触である第1酸化物層と、前記酸化物半導体層の前記ゲート電極と対向する面側に配され、前記チャネル領域に接触し前記一対のコンタクト領域には非接触である第2酸化物層と、を備え、前記第1酸化物層及び前記第2酸化物層は、何れも、前記チャネル領域より高い酸素濃度を有することを特徴とする。
また、前記第2酸化物層と前記酸化物半導体層とは、構成元素が同じで化合比が異なる材質を主成分としてもよい。
また、前記酸化物半導体層は、In−Ga−Zn−Oを含んでいてもよい。
また、前記酸化物半導体層の膜厚が10nm以上50nm以下であってもよい。
また、さらに、前記第1酸化物層の前記酸化物半導体層とは反対側に基板を備え、前記基板は樹脂からなっていてもよい。
また、さらに、前記第1酸化物層の前記酸化物半導体層とは反対側に基板を備え、平面視において、前記第1酸化物層の面積は前記第2酸化物層の面積よりも大きいこととしてもよい。
また、さらに、前記第1酸化物層の前記酸化物半導体層とは反対側に基板を備え、前記第2酸化物層の密度は前記酸化物半導体層の密度より低くてもよい。
また、さらに、前記第1酸化物層の前記酸化物半導体層とは反対側に基板を備え、前記第1酸化物層の膜厚が50nm以上100nm以下であってもよい。
また、ゲート電極に印加された電圧に応じてソース電極とドレイン電極との間に流れる電流が変化する薄膜トランジスタ素子であって、前記ゲート電極に対向するチャネル領域と、前記チャネル領域を挟み、前記ソース電極及び前記ドレイン電極のそれぞれと電気的に接続された一対のコンタクト領域と、を有する酸化物半導体層と、前記酸化物半導体層の前記ゲート電極と対向する面と反対の面側に配され、前記チャネル領域に接触し前記一対のコンタクト領域には非接触である第1酸化物層と、前記酸化物半導体層の前記ゲート電極と対向する面側に配され、前記チャネル領域に接触し前記一対のコンタクト領域には非接触である第2酸化物層と、を備えていてもよい。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る薄膜トランジスタ素子の製造方法は、基板の第1領域上に第1の酸素濃度を有する第1酸化物層を形成する工程と、前記基板の第1領域を挟む一対の第2領域及び前記第1酸化物層の上に前記第1の酸素濃度よりも低い第2の酸素濃度を有する酸化物半導体層を連続して形成する工程と、前記酸化物半導体層の前記第1領域に相当する領域上に、前記第2の酸素濃度よりも高い第3の酸素濃度を有する第2酸化物層と前記第2酸化物層上のゲート絶縁層と前記ゲート絶縁層上のゲート電極とを含む多層構造を形成する工程と、前記酸化物半導体層の前記一対の第2領域の一方に相当する領域に電気的に接続されるソース電極と、前記酸化物半導体層の前記一対の第2領域の他方に相当する領域に電気的に接続されるドレイン電極とを形成する工程と、前記第1酸化物層、前記酸化物半導体層及び前記第2酸化物層に熱処理を施すことで、前記第1酸化物層及び前記第2酸化物層から前記酸化物半導体層の前記第1領域に相当する領域に酸素を拡散させる工程と、を含んでいてもよい。
また、前記熱処理は雰囲気温度を150℃以上の温度で行ってもよい。
また、前記多層構造を形成する工程は、前記酸化物半導体層を覆うように第2酸化物膜を形成するサブ工程と、第2酸化物膜を覆うようにゲート絶縁膜を形成するサブ工程と、前記ゲート絶縁膜を覆うようにゲートメタルを形成するサブ工程と、前記ゲートメタルをパターニングして、ゲート電極を形成するサブ工程と、前記ゲート電極をマスクとして、前記ゲート絶縁膜及び前記第2酸化物膜の両方を同一のエッチャントでエッチングして前記ゲート絶縁層及び前記第2酸化物層を形成するサブ工程と、を含んでいてもよい。
本発明の一態様に係る薄膜トランジスタ素子では、チャネル領域はそれよりも高い酸素濃度を有している第1酸化物層及び第2酸化物層と接触している。また、チャネル領域の両側に位置する一対のコンタクト領域は、何れも、第1酸化物層及び第2酸化物層とは接触していない。
上記構成により、チャネル領域は、第1酸化物層及び第2酸化物層から酸素が拡散し、一対のコンタクト領域より高い酸素濃度となっている。一方、一対のコンタクト領域には酸素が拡散しないので低いままの酸素濃度を維持している。
そして、上記の酸素拡散が完了した後も、第1酸化物層及び第2酸化物層の酸素濃度はチャネル領域の酸素濃度よりも高く維持されている。そのため、TFTの連続駆動時に第2酸化物層にかかるバイアスによる酸素の移動の影響が小さくなり、バイアスストレス下でもTFT特性のシフトを抑制できる。よって、チャネル領域の酸素濃度、ひいてはキャリア濃度を安定的に維持することができる。
従って、本発明の一態様に係る薄膜トランジスタ素子によれば、TFT特性の経時的な特性劣化や製品間でのばらつきを抑制し、信頼性が高く安定して動作する薄膜トランジスタ素子を提供することができる。
実施の形態1に係る酸化物半導体TFT1の断面図である。 (1A)〜(11A)は、実施の形態1に係る酸化物半導体TFT1の製造プロセスを示す断面図である。 (1B)〜(3B)、(6B)、(9B)、(11B)は、実施の形態1に係る酸化物半導体TFT1の製造プロセスを示す平面図である。 各層のエッチレートとエッチング時間を示す図である。 実施の形態2に係る酸化物半導体TFT101の断面図である。 従来技術に係る酸化物半導体TFT901の断面図である。
本発明を実施するための形態を、図面を参照して詳細に説明する。
≪実施の形態1≫
1.酸化物半導体TFT1の構成
本実施の形態1に係る酸化物半導体TFT1について、図1を用いて説明する。このTFT1は、基板2、第1酸化物層3、酸化物半導体層4、第2酸化物層5、ゲート絶縁層6、ゲート電極7、パッシベーション層8、ソース電極9及びドレイン電極10を備えている。TFT1は所謂トップゲート型(スタガー構造)のTFTである。
基板2は、ガラス基板である。基板2の材料としては、ガラスの他にシリコン(Si)、合成石英、樹脂等でもよい。尚、基板2の表面に例えばSiを含む絶縁膜材料からなる絶縁層を下地膜として設けてもよい。本明細書中でこのように下地膜を設けた場合は、下地膜込みで基板2と称することとする。この下地膜を設ける構成とすると、金属元素等の不純物が酸化物半導体層4に拡散するのが防止される。
第1酸化物層3は、基板2上に設けられている。第1酸化物層3の材料としては、MO(Mは、Al,Si,Ga,In,Zn,Sn,Tiのうちの少なくとも1種)を主成分として含む酸化物を利用することができる。第1酸化物層3はチャネル領域と接するため、第1酸化物層3から水素等の不純物がチャネル領域に混入すると、TFT特性が不安定になる。そのため第1酸化物層3としては、低水素濃度の酸化物である酸化シリコンまたは酸化アルミニウムがより好ましい。第1酸化物層3の膜厚は、例えば、50nm〜100nmである。
酸化物半導体層4は、中央部分とこれに連なる両端部分とを有し、中央部分が第1酸化物層3上に設けられ、両端部分が基板2上に設けられている。酸化物半導体層4の材料としては、MO(Mは、Al,Ga,In,Zn,Sn,Tiのうちの少なくとも1種)を主成分として含む酸化物を利用することができる。具体的に例示すると、In−Ga−Zn−O,In−Ti−Zn−O,Zn−O,In−Ga−O,In−Zn−O等である。酸化物半導体層4の膜厚は、例えば、10nm〜50nm程度である。
第2酸化物層5は、酸化物半導体層4の中央部分上に設けられている。第2酸化物層5の材料としては、MO(Mは、Al,Si,Ga,In,Zn,Sn,Tiのうちの少なくとも1種)を主成分として含む酸化物を利用することができる。尚、第2酸化物層5は酸化物半導体層4と構成元素が同じで化合比が異なる材質を主成分としてもよい。この場合、酸化物半導体層4の中央部分と第2酸化物層5の界面付近に形成されるチャネルのバンドアライメントの観点から、界面の格子非整合等によるトラップサイトの発生を回避することができる。また、第2酸化物層5とゲート絶縁層6とはゲート電極7をマスクとして同時にエッチングされて形成される場合がある。その際、第2酸化物層5が酸化物半導体層4と構成元素が同じで化合比が異なる材質を主成分とする場合には、第2酸化物層5の密度は酸化物半導体層4の密度よりも低いことが好ましい。低密度の層の方がエッチレートが高いため、第2酸化物膜のゲート電極7の直下以外の部分は除去されても、酸化物半導体層4は残存させることができる。ここでいう密度とは比重(g/cm3)のことである。第2酸化物層5の好ましい密度の範囲としては、4.8g/cm3以下であり、酸化物半導体層4の好ましい密度の範囲としては、5.0g/cm3以上である。
ゲート絶縁層6は、第2酸化物層5上に設けられている。ゲート絶縁層6の材料としては、酸化シリコン、酸化窒化シリコン、酸化アルミニウム、または酸化タンタル等を用いることができる。ゲート絶縁層6はこれらの酸化物絶縁層を用いて、単層または多層構造で形成される。
ゲート電極7は、ゲート絶縁層6上に設けられている。ゲート電極7の材料としては、Al,Mo,W,MoW,Cu,Ti,Cr等を用いることができる。ゲート電極7はこれらの材料を用いて、単層または多層構造で形成される。
パッシベーション層8は、酸化物半導体層4、第2酸化物層5、ゲート絶縁層6及びゲート電極7を覆うように設けられている。パッシベーション層8の材料としては絶縁膜であれば特に材料、組成に限定はないが、例示すると、窒化シリコン、酸化シリコン、酸化アルミニウム等である。
また、パッシベーション層8には、2つのコンタクトホール(以下、CHと称す)CH1とCH2が設けられている。
ソース電極9は、パッシベーション層8上の一部とCH1内に設けられている。ソース電極9の材料としては、Mo,Al,Ti等の金属を用いることができる。ゲート電極9はこれらの金属を用いて、単層または多層構造で形成される。
ドレイン電極10は、パッシベーション層8上の一部と、CH2内に設けられている。ドレイン電極10の材料としては、Mo,Al,Ti等の金属を用いることができる。ドレイン電極10はこれらの金属を用いて、単層または多層構造で形成される。
そして、パッシベーション層8のCH1では、酸化物半導体層4の両端部分の一方4a1とソース電極9とが電気的に接続されている。また、CH2では、酸化物半導体層4の両端部分の他方4a2とドレイン電極10とが電気的に接続されている。
ここで、第1酸化物層3及び第2酸化物層5は、酸化物半導体層4の中央部分に接触している。また、第1酸化物層3及び第2酸化物層5の酸素濃度は、酸化物半導体層4の中央部分の酸素濃度よりも高い。そのため、第1酸化物層3及び第2酸化物層5内の酸素は酸化物半導体層4の中央部分内に拡散しやすい。一方、第1酸化物層3及び第2酸化物層5は、酸化物半導体層4の両端部分には接触していない。そのため、第1酸化物層3及び第2酸化物層5内の酸素が酸化物半導体層4の両端部分には拡散しにくい。これにより、酸化物半導体層4の中央部分の酸素濃度が、両端部分の酸素濃度に比べて高くなる。その結果、酸化物半導体層4の中央部分のキャリア濃度が両端部分のキャリア濃度に比べて低くなり、中央部分の電気抵抗率が両端部分の電気抵抗率よりも高くなる。第1酸化物層3と第2酸化物層5の酸素濃度及び製造時の熱処理の温度と時間を適宜調整することで、酸化物半導体層4の中央部分及び両端部分の酸素濃度、ひいてはキャリア濃度を調整することができる。そして、中央部分のキャリア濃度を1014〜1015/cm3程度に調整し、両端部分のキャリア濃度を1018〜1023/cm3程度に調整することで、中央部分をチャネル領域4bとし、両端部分をコンタクト領域4a1及び4a2とすることができる。上記の酸素拡散は熱処理による拡散であるため、チャネル領域4bに与えるダメージは少ない。また、拡散処理時の条件にもよるが酸素の拡散距離は短いので、チャネル領域4bには拡散しても、コンタクト領域4a1及び4a2までは拡散しにくい。これにより、チャネル領域4b及びコンタクト領域4a1及び4a2のキャリア濃度は安定化する。
また、第1酸化物層3は、酸化物半導体層4の中央部分の下面に接触し、第2酸化物層5は、酸化物半導体層4の中央部分の上面に接触している。即ち、酸化物半導体層4の中央部分は、第1酸化物層3と第2酸化物層5とで挟まれている。仮に、どちらか一方しか無い場合には、酸化物半導体層4の上面及び下面の一方からしか酸素が拡散されないので、酸化物半導体層4の膜厚によっては、中央部分の厚み方向全体に酸素が拡散しにくくなる。酸素が拡散しない領域が存在すると、チャネル領域が常時導通状態となり、TFTが動作可能である適切なオンオフ比を得ることができない。これに対し、本実施の形態1では、酸化物半導体層4の上面及び下面の両方から酸素が拡散されるので、酸化物半導体層4の中央部分の厚み方向全体に酸素が拡散しやすい。これにより、TFTが動作可能であるTFTの適切なオンオフ比を得ることができる。
2.酸化物半導体TFT1の製造プロセス
図2及び図3を参照して本実施の形態1に係るTFT1の製造プロセスを説明する。図2及び図3では上から時系列で並べてあり、図2の(1A)〜(11A)はTFT1の形成プロセスにおけるX−Z面における断面図、図3の(1B)〜(3B)、(6B)、(9B)、(11B)はZ軸の上方から見た時の平面図である。図2のAと図3のBとで頭の数字が同じ図同士は同一プロセスの処理後の状態を表す。
(プロセス1A,1B)
基板2上に第1酸化物膜をスパッタリング法で成膜する。スパッタリング法の他にPECVD法で行っても構わない。そして第1酸化物膜をパターニングして基板2の第1領域S1上に第1の酸素濃度を有する第1酸化物層3を形成する。第1酸化物層3は、以後の各層成膜時におけるアライメントマークとして利用してもよい。その場合は、アライメント装置が認識可能な厚みである50nm以上が好ましい。また、次に成膜する酸化物半導体層4aが第1酸化物層3の端部で切れてしまう現象を抑制するため、100nm以下であることが好ましい。
(プロセス2A,2B)
第1酸化物層3上に酸化物半導体膜をスパッタリング法で成膜する。成膜はアルゴンと酸素の混合ガス雰囲気下にて行う。第1酸化物膜と酸化物半導体膜とが構成元素が同じで化合比が異なる材質を主成分とする場合には、酸化物半導体膜の成膜を第1酸化物膜の成膜時より低い酸素濃度下で行う。このプロセスでは酸化物半導体膜の第2の酸素濃度を第1酸化物層3の第1の酸素濃度よりも低くするように酸化物半導体膜を成膜する。そして、第1領域S1を挟む一対の第2領域S2及び第1酸化物層3上に第2の酸素濃度を有する酸化物半導体層4aを連続してパターニングして形成する。酸化物半導体層4aの膜厚は10nm〜50nmが好ましい。10nm以上とすることで成膜時の膜厚制御が容易になる他、この次に成膜する第2酸化物膜5aのエッチング時に酸化物半導体層4aも一緒に除去されるのが防止される。さらに、50nm以下とすることで、後の熱処理工程において第1酸化物層3及び第2酸化物層5から酸化物半導体層4aへの酸素拡散を充分に行うことができる。
パターニングは平面視で図3(2B)に示すような形状となるように形成される。
(プロセス3A,3B)
酸化物半導体層4a上に第2酸化物膜5aをスパッタリング法で成膜する。酸化物半導体膜と第2酸化物膜とが構成元素が同じで化合比が異なる材質を主成分とする場合には、第2酸化物膜の成膜を酸化物半導体膜の成膜時より高い酸素濃度下で行う。このプロセスでは第2酸化物膜5aの第3の酸素濃度を酸化物半導体層4aの第2の酸素濃度よりも高くするように第2酸化物膜5aを成膜する。
(プロセス4A〜6A,6B)
第2酸化物膜5a上にゲート絶縁膜6aをCVD法で成膜する。ゲート絶縁膜6aの材料としては酸化シリコンとし、膜厚は300nm程度とした。この他に、ゲート絶縁膜6aの材料として酸化アルミニウムを用いても構わない。この場合はスパッタリング法またはALD法を使用し、膜厚は100nm程度とする。ゲート絶縁膜6a上にゲートメタル7aをスパッタリング法により成膜する。そしてゲートメタル7aをパターニングしてゲート電極7を形成する。
(プロセス7A)
ゲート電極7をマスクとして、ゲート絶縁膜6a及び第2酸化物膜5aとを同時にパターニング(エッチング)する。
ここまでのプロセスにより、酸化物半導体層4aの第1領域S1に相当する領域上に第2酸化物層5、ゲート絶縁層6及びゲート電極7が形成される。
(プロセス8A)
アルゴンガス、窒素ガスまたは真空中等の不活性雰囲気下で、上記までで形成した層の熱処理を行う。酸素が存在しない雰囲気下で熱処理を行うのは、酸化物半導体層4のソース・ドレインとの一対のコンタクト領域4aの表面に酸素が導入され、キャリア濃度が低下することがないようにするためである。この熱処理により、酸化物半導体層4aの第1酸化物層3及び第2酸化物層5の両者に挟まれた領域と、X軸方向で第1酸化物層3に接触する部分に酸素が拡散される。そして、酸化物半導体層4中に電気抵抗率が低いコンタクト領域4aと電気抵抗率が高いチャネル領域4bが生成される。また、チャネル領域4bへの充分な酸素拡散のためには、第1酸化物層3の平面視における面積は第2酸化物層5の平面視における面積よりも大きいことが好ましい。さらに、効果的に酸素をキャリア領域4bに拡散させるためには、熱処理時の雰囲気温度(基板温度と同じ)は150℃以上であることが好ましい。
(プロセス9A〜11A,9B〜11B)
次にパッシベーション膜8aを成膜した上でコンタクトホールCH1及びCH2を形成してパッシベーション層8を形成する。
そしてソース・ドレインメタルをスパッタリングで成膜し、パターニングして、ソース電極9及びドレイン電極10を形成する。ソース・ドレインメタルとしては膜厚100nmのMo層とした。そして、CH1の部分でソース電極9と酸化物半導体層4のコンタクト領域の一方である第1のコンタクト領域4a1とが電気的に接続する。また、CH2の部分でドレイン電極10と酸化物半導体層4のコンタクト領域の他方である第2のコンタクト領域4a2とが電気的に接続する。
以上で酸化物半導体TFT1が完成する。
(プロセス8Aの熱処理について)
プロセス8Aの熱処理の効果についてさらに説明を行う。
この熱処理によって、第1の酸素濃度を有する第1酸化物層3と第3の酸素濃度を有する第2酸化物層5から、これらよりも酸素濃度の低い第2の酸素濃度を有する酸化物半導体層4aに酸素が拡散する。その結果、酸化物半導体層4内に一対のコンタクト領域4aとチャネル領域4bが生成される。酸化物半導体層4aは低酸素濃度下で成膜された層であるため、酸素欠損が多く、キャリア濃度は成膜直後は高い。しかし上下の酸素リッチな酸化物層から酸素が拡散してチャネル領域4bのキャリア濃度が低下する。チャネル領域のキャリア濃度は真性半導体レベルの1014〜1015/cm3程度である。
酸素拡散が完了しチャネル領域4bが生成された後においても、第1酸化物層3及び第2酸化物層5の酸素濃度は酸化物半導体層4のチャネル領域4bの酸素濃度よりも高い。
上記の酸素拡散は熱処理による拡散であるため、チャネル領域4bに与えるダメージは少ない。また、本実施の形態1では酸素の拡散距離はせいぜい数十nm程度と推測され、チャネル領域には拡散しても、コンタクト領域までは拡散しにくいと考えられる。そのため、チャネル領域及びコンタクト領域のキャリア濃度は安定化する。さらに、酸素拡散が完了しチャネル領域4bのキャリア濃度が一定になった後もチャネル領域4bの酸素濃度より、第1酸化物層3及び第2酸化物層5の酸素濃度の方が高い。そのため、TFTの連続駆動時に第2酸化物層にかかるバイアスによる酸素の移動の影響が小さくなり、バイアスストレス下でもTFT特性のシフトを抑制できる。よって、チャネル領域の酸素濃度、ひいてはキャリア濃度を安定的に維持することができる。
以上により、本実施の形態1の酸化物半導体TFT1は、TFT特性の経時的な特性劣化や製品間でのばらつきを抑制し、信頼性が高く安定して動作することができる。
(プロセス7Aの一括エッチングについて)
プロセス7Aの一括エッチングの効果について説明を加える。
ここではゲート絶縁膜6a及び第2酸化物膜5aとを同時にエッチングしている。この際、第2酸化物膜5aの下層にある酸化物半導体層4aとのエッチングの選択比を確保する必要がある。一例として、ゲート絶縁膜6aを膜厚100nmの酸化アルミニウム、第2酸化物膜5aを膜厚10nmの低密度高抵抗のIn−Ga−Zn−O、酸化物半導体層4aを膜厚10nmの高密度低抵抗のIn−Ga−Zn−Oとした場合のエッチレート及びエッチング時間を図4に示す。この図のデータは、エッチャントとしてBCl3を用い、ドライエッチングした場合の値を示している。第2酸化物膜5aを低密度とし、酸化物半導体層4aを高密度とすることで、第2酸化物膜5aのエッチレートは酸化物半導体層4aの約4倍となっている。ゲート絶縁膜6aと第2酸化物膜5aのエッチングに要する時間は、923秒と545秒を足した1468秒となる。よって、1〜2割のマージンを考慮しても酸化物半導体層4aを除去してしまうことはないことが分かる。
よって、ゲート絶縁膜6a及び第2酸化物膜5aとを一括してエッチングすることができる。
≪実施の形態2≫
本実施の形態2に係る酸化物半導体TFT101について、図5を用いて説明する。本実施の形態2では、基板102として樹脂からなる基板を用いた点を除いて、他の構成や効果は実施の形態1と同様である。
酸化物半導体層の一方のコンタクト領域4a1と基板102との界面D1及び他方のコンタクト領域4a2と基板102との界面D2もTFTを安定に動作させる上で重要な部分となる。例えば、基板から界面D1,D2を介して酸素等の不純物が混入するとコンタクト領域4a1及び4a2のキャリア濃度が低下し、電気抵抗率が高くなってしまう。そこで本実施の形態2では、基板102として酸素が含まれていない樹脂からなる基板を用いている。
本実施の形態2の構成は、実施の形態1よりもさらにコンタクト領域4a1及び4a2の電気抵抗率の上昇を抑制することができる点で有効である。
≪その他の事項≫
(1)本明細書中の実施の形態では、主にトップゲート構造について説明したが、これに限定されるものではなく、ボトムゲート構造にも適用可能である。
(2)本明細書中に記載された酸化物半導体TFTは、有機ELディスプレイ、無機ELディスプレイ、液晶ディスプレイ等、フラットパネルディスプレイに広く適用可能である。
(3)本発明に係る酸化物半導体TFTは、実施の形態の部分的な構成を、適宜組み合わせてなる構成であってもよい。また、実施の形態に記載した材料、数値等は好ましいものを例示しているだけであり、それに限定されることはない。さらに、本発明の技術的思想の範囲を逸脱しない範囲で、構成に適宜変更を加えることは可能である。本発明は、酸化物半導体TFT全般に広く利用可能である。
本発明は、例えば有機ELディスプレイや液晶ディスプレイ等のフラットパネルディスプレイ用の駆動素子として利用することができる。
1,101 酸化物半導体TFT
2,102 基板
3 第1酸化物層
4 酸化物半導体層
4a1,4a2 コンタクト領域
4b チャネル領域
5 第2酸化物層
6 ゲート絶縁層
7 ゲート電極
8 パッシベーション層
9 ソース電極
10 ドレイン電極

Claims (12)

  1. ゲート電極に印加された電圧に応じてソース電極とドレイン電極との間に流れる電流が変化する薄膜トランジスタ素子であって、
    前記ゲート電極に対向するチャネル領域と、前記チャネル領域を挟み、前記ソース電極及び前記ドレイン電極のそれぞれと電気的に接続された一対のコンタクト領域と、を有する酸化物半導体層と、
    前記酸化物半導体層の前記ゲート電極と対向する面と反対の面側に配され、前記チャネル領域に接触し前記一対のコンタクト領域には非接触である第1酸化物層と、
    前記酸化物半導体層の前記ゲート電極と対向する面側に配され、前記チャネル領域に接触し前記一対のコンタクト領域には非接触である第2酸化物層と、を備え、
    前記第1酸化物層及び前記第2酸化物層は、何れも、前記チャネル領域より高い酸素濃度を有することを特徴とする薄膜トランジスタ素子。
  2. 前記第2酸化物層と前記酸化物半導体層とは、構成元素が同じで化合比が異なる材質を主成分とすることを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタ素子。
  3. 前記酸化物半導体層は、In−Ga−Zn−Oを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の薄膜トランジスタ素子。
  4. 前記酸化物半導体層の膜厚が10nm以上50nm以下であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の薄膜トランジスタ素子。
  5. さらに、前記第1酸化物層の前記酸化物半導体層とは反対側に基板を備え、
    前記基板は樹脂からなることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の薄膜トランジスタ素子。
  6. さらに、前記第1酸化物層の前記酸化物半導体層とは反対側に基板を備え、
    平面視において、前記第1酸化物層の面積は前記第2酸化物層の面積よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタ素子。
  7. さらに、前記第1酸化物層の前記酸化物半導体層とは反対側に基板を備え、
    前記第2酸化物層の密度は前記酸化物半導体層の密度より低いことを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタ素子。
  8. さらに、前記第1酸化物層の前記酸化物半導体層とは反対側に基板を備え、
    前記第1酸化物層の膜厚が50nm以上100nm以下であることを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタ素子。
  9. ゲート電極に印加された電圧に応じてソース電極とドレイン電極との間に流れる電流が変化する薄膜トランジスタ素子であって、
    前記ゲート電極に対向するチャネル領域と、前記チャネル領域を挟み、前記ソース電極及び前記ドレイン電極のそれぞれと電気的に接続された一対のコンタクト領域と、を有する酸化物半導体層と、
    前記酸化物半導体層の前記ゲート電極と対向する面と反対の面側に配され、前記チャネル領域に接触し前記一対のコンタクト領域には非接触である第1酸化物層と、
    前記酸化物半導体層の前記ゲート電極と対向する面側に配され、前記チャネル領域に接触し前記一対のコンタクト領域には非接触である第2酸化物層と、を備えることを特徴とする薄膜トランジスタ素子。
  10. 基板の第1領域上に第1の酸素濃度を有する第1酸化物層を形成する工程と、
    前記基板の第1領域を挟む一対の第2領域及び前記第1酸化物層の上に前記第1の酸素濃度よりも低い第2の酸素濃度を有する酸化物半導体層を連続して形成する工程と、
    前記酸化物半導体層の前記第1領域に相当する領域上に、前記第2の酸素濃度よりも高い第3の酸素濃度を有する第2酸化物層と前記第2酸化物層上のゲート絶縁層と前記ゲート絶縁層上のゲート電極とを含む多層構造を形成する工程と、
    前記酸化物半導体層の前記一対の第2領域の一方に相当する領域に電気的に接続されるソース電極と、前記酸化物半導体層の前記一対の第2領域の他方に相当する領域に電気的に接続されるドレイン電極とを形成する工程と、
    前記第1酸化物層、前記酸化物半導体層及び前記第2酸化物層に熱処理を施すことで、前記第1酸化物層及び前記第2酸化物層から前記酸化物半導体層の前記第1領域に相当する領域に酸素を拡散させる工程と、
    を含むことを特徴とする薄膜トランジスタ素子の製造方法。
  11. 前記熱処理は雰囲気温度を150℃以上の温度で行うことを特徴とする請求項10に記載の薄膜トランジスタ素子の製造方法。
  12. 前記多層構造を形成する工程は、
    前記酸化物半導体層を覆うように第2酸化物膜を形成するサブ工程と、
    第2酸化物膜を覆うようにゲート絶縁膜を形成するサブ工程と、
    前記ゲート絶縁膜を覆うようにゲートメタルを形成するサブ工程と、
    前記ゲートメタルをパターニングして、ゲート電極を形成するサブ工程と、
    前記ゲート電極をマスクとして、前記ゲート絶縁膜及び前記第2酸化物膜の両方を同一のエッチャントでエッチングして前記ゲート絶縁層及び前記第2酸化物層を形成するサブ工程と、
    を含むことを特徴とする請求項10に記載の薄膜トランジスタ素子の製造方法。
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