JP2015004840A - 透明電極を有する電気装置とその製造方法 - Google Patents

透明電極を有する電気装置とその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】透明電極のレーザ光を用いたパターニングを短縮化できる技術を提供する。
【解決手段】透明電極を有する電気装置の製造方法は、第1透明電極層が形成された第1透明基板と第2透明電極層が形成された第2透明基板とが、第1透明電極層と第2透明電極層とが対向するように重ねられた第1積層基板を含む積層基板構造を形成する工程と、積層基板構造にレーザ光を照射して、レーザ光が照射された領域の第1透明電極層及び第2透明電極層を、第1透明基板及び第2透明基板から剥離する工程と、第1透明電極層の剥離された部分を洗浄で除去して第1電極パターンを形成し、第2透明電極層の剥離された部分を洗浄で除去して第2電極パターンを形成する工程とを有する。
【選択図】図1−1

Description

本発明は、透明電極を有する電気装置とその製造方法に関する。
液晶表示素子の透明電極を、レーザ光でパターニングする方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。透明電極のレーザ光によるパターニングは、例えばフォトリソグラフィ及びウェットエッチングによるパターニングに比べて、装置構成が簡単、フォトマスクが不要、排水処理が不要等の利点を有する。しかし、レーザ光によるパターニングは、加工に時間がかかるという課題があり、量産に用いることが難しい。
特開平8−33993号公報
本発明の一目的は、透明電極のレーザ光を用いたパターニング工程を短縮化できる技術を提供することである。
本発明の他の目的は、透明電極のレーザ光を用いた新規なパターニング技術を提供することである。
本発明の一観点によれば、
(a)第1透明電極層が形成された第1透明基板と第2透明電極層が形成された第2透明基板とが、前記第1透明電極層と前記第2透明電極層とが対向するように重ねられた第1積層基板を含む積層基板構造を形成する工程と、
(b)前記積層基板構造にレーザ光を照射して、前記レーザ光が照射された領域の前記第1透明電極層及び前記第2透明電極層を、前記第1透明基板及び前記第2透明基板から剥離する工程と、
(c)前記第1透明電極層の剥離された部分を洗浄で除去して第1電極パターンを形成し、前記第2透明電極層の剥離された部分を洗浄で除去して第2電極パターンを形成する工程と
を有する、透明電極を有する電気装置の製造方法
が提供される。
対向する第1、第2透明電極層をレーザ光照射により同時にパターニングできるので、透明電極層を1枚ずつレーザ光照射によりパターニングする方法に比べて、短縮化が図られる。また、第1、第2透明電極層が第1、第2透明基板に挟まれた状態でレーザ光照射が行われるので、電極材料の飛散が防止される。
図1A〜図1Eは、第1実施例による液晶表示素子の製造工程を示す概略断面図である。 図1F及び図1Gは、第1実施例による液晶表示素子の製造工程を示す概略断面図である。 図2A及び図2Bは、それぞれ、第1実施例による液晶表示素子の製造工程におけるレーザ光照射後のガラス基板と、洗浄後のガラス基板とを示す写真である。 図3A及び図3Bは、実施例によるセル形成工程を模式的に示す基板の概略平面図である。 図3C〜図3Eは、実施例によるセル形成工程を模式的に示す基板の概略平面図である。 図4Aは、電極パターン形状を計測した試料の概略断面図であり、図4Bは、実施例による電極パターンの表面形状を示すグラフである。 図4C及び図4Dは、第1比較例による電極パターンの表面形状を示すグラフである。 図5A及び図5Bは、変形例によるセル形成工程を模式的に示す基板の概略平面図である。 図6は、第2実施例による液晶表示素子の製造方法を示す概略断面図である。 図7A及び図7Bは、それぞれ、第2実施例による液晶表示素子の製造工程におけるレーザ光照射後のフィルム基板と、洗浄後のフィルム基板とを示す写真である。 第1、第2実施例による液晶表示素子の製造工程の流れをまとめたフロー図である。
本発明の第1実施例による液晶表示素子の製造方法について説明する。図1A〜図1Gは、第1実施例による液晶表示素子の製造工程を示す概略断面図である。
図1Aを参照する。透明絶縁基板1上に透明電極層2が形成された電極層付き透明基板1aを準備する。透明絶縁基板1は、例えばガラス基板であり、透明電極層2は、例えばインジウムスズ酸化物(ITO)層である。また、電極層付き透明基板1aと同様の、透明絶縁基板11上に透明電極層12が形成された電極層付き透明基板11aを準備する。
図1Bを参照する。透明電極層2と透明電極層12とが対向するように、透明絶縁基板1と透明絶縁基板11とを重ねて、積層基板構造LAMを形成する。
図1Cを参照する。例えばITOで形成された透明電極層2、12は、適当な条件でのレーザ光照射により、アブレーションや、熱による蒸発で剥離、除去することができる。透明電極層2、12の、電極パターンとして不要な部分REMに、積層基板LAMの片方の透明基板(例えば基板11)を介しレーザ光LBを照射して、不要部分REMを透明基板1及び11から剥離、除去する。
図1Cに、レーザ光の照射光学系201も概略的に例示する。照射光学系201は、レーザ光源202と走査光学系203とを含む。レーザ光源202は、例えばYAGレーザ光源、YVOレーザ光源等が用いられ、波長は例えば、基本波1064nm、2倍波532nm、3倍波355nm等である。レーザ光照射領域で透明電極層2、12を完全除去できるように、波長、レーザ出力、繰り返しパルス幅等のレーザ照射条件を選択することができる。実験により、波長1064nm、532nm、及び355nmでは問題なくパターニングできていることを確認した。波長に特に制限はないが、例えば350nm〜1500nmの範囲が好ましいであろう。
走査光学系203は、例えばレーザ光LBの進行方向を振ってレーザ光を走査するものであり、例えばガルバノミラーやデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)を用いることができる。レーザ光LBの走査により、所望の領域REMへ選択的にレーザ光を照射できる。なお、レーザ光の進行方向を固定し、積層基板LAMをXYテーブルで移動することにより走査を行ってもよい。積層基板LAMとレーザ光との相対位置を変えることができれば、走査を行うことができる。
図1Dを参照する。レーザ光照射後、透明基板1と透明基板11とを分離する。透明電極層2のレーザ光が照射された不要部REMを洗浄により除去して、透明基板1上に透明電極パターン2pを形成する。
図1Eを参照する。また、透明電極層12のレーザ光が照射された不要部REMを洗浄により除去して、透明基板11上に透明電極パターン12pを形成する。
透明電極層2と透明電極層12とが対向する状態でレーザ光照射を行ったので、透明電極パターン2pと透明電極パターン12pは、同一形状とはならず、互いに反転した形状(ミラー対称形状)に形成される。
図1Fを参照する。以下、透明基板1を用いたセルの形成を例示する。透明電極パターン2pを覆って透明基板1上に配向膜3を形成し、ラビング等により配向処理を行う。
図1Gを参照する。対向側の、透明電極パターン22pが形成された透明絶縁基板21を準備する。透明電極パターン22pを覆って透明基板21上に配向膜23を形成し、ラビング等により配向処理を行う。
透明基板1、21を配向膜3、23が対向するように向かい合わせて、空セルを形成する。空セルに液晶を注入し液晶層4を形成して、液晶セルを形成する。液晶セルの基板両面上に、偏光板5、25を貼り合わせる。このようにして、第1実施例による液晶表示素子が形成される。
次に、第1実施例による液晶表示素子のより具体的な作製例について説明する。電極層付き基板として、ITO層の形成されたガラス基板を準備した。ガラス基板は、大きさ35cm×36cm、厚さ0.7mmtで、材質は青板ガラスである。ITO層は、厚さ200nmである。一対の電極層付き基板を、ITO層同士を対向させて重ねた。
電極パターンを形成するための電極層除去領域、つまりレーザ光照射領域は、通常の量産で用いられている単純マトリクス液晶ディスプレイ(LCD)用のITO配線パターンの設計データ(CADデータ)を用いて設定した。このCADデータに基づいてガルバノミラー等の走査を制御することにより、所望領域へのレーザ光照射を行うことができる。
本作製例の電極パターンは、2面取りのリバーシブル基板となるものである。同一電極パターンを有するリバーシブル基板である2枚の基板が、各セルを形成する電極パターン部分同士が対向するように配置されて、2つのセルが同時形成される。
レーザ光源として波長1064nmのYVOレーザを用い、レーザ出力を10W、LDパワーを60%、繰り返しパルス周期を40kHzとした。レーザスポットサイズを直径100μmとした。レーザ光走査はガルバノミラーで行い、走査速度は300mm/secとした。例えば、走査方向と直交する方向にレーザスポット位置をずらしながら10回の走査を行うことにより、幅約1mmの帯状領域にレーザ光を照射した。
なお、レーザ光照射条件は、各々の加工に応じて適宜設定することができる。例えば、レーザ出力は10W〜100W、繰り返しパルス周期は10kHz〜100kHz、レーザスポットサイズは直径10μm〜200μm程度の範囲で設定することができる。なお、帯形状の加工を例示するが、必要に応じて走査方向を変化させて任意形状の電極パターンを形成することができる。
レーザ光照射後の積層基板を目視で観察すると、レーザ光を照射した所定形状に白濁した跡が見える状態であった。
図2Aに、積層基板から分離した片方のガラス基板の拡大写真を示す。中央部の左右方向に延びた暗く見える帯状領域が、レーザ光照射領域である。レーザ光照射領域に、無数の粉状の異物が付着しており、これは、レーザ光照射により基板から剥離されたITO粒子が堆積した状態と考えられる。このような異物は、水洗い等により簡単に除去できることがわかった。
実際の洗浄は、洗浄機を用いて行った。洗浄方法は、アルカリ洗浄を用いたブラシ洗浄、純水洗浄、エアーブロー、UV照射、IR乾燥の順に行った。なお、洗浄方法はこれに限らず、高圧スプレー洗浄やプラズマ洗浄等を行ってもよい。
図2Bに、洗浄後のガラス基板の拡大写真を示す。図2Aの洗浄前に見られた粉状の異物が無くなっていることがわかる。また、目視においても白濁は見られなくなっており、透明に見えた。
このように、透明基板間に挟まれた2枚の透明電極層を同時にパターニングできることがわかった。積層基板のレーザ出射側基板では、従来のようにフォトリソグラフィ及びエッチングを使ってパターニングしたものと同一形状の電極パターンが得られた。レーザ入射側基板では、これを反転した電極パターンが得られた。
他の積層基板に対しても、同じ電極パターンとなるよう加工を行って、レーザ出射側基板とレーザ入射側基板とを形成した。リバーシブル基板であるため、同一電極パターンを有するレーザ出射側基板同士を対として、セルを形成する。また、(レーザ出射側基板の電極パターンに対し反転形状を有し、)同一電極パターンを有するレーザ入射側基板同士を対として、セルを形成する。
配向膜は、例えば日産化学社製のSE−410等をフレキソ印刷等により、例えば厚さ50nm〜80nm形成した。ラビング等による配向処理を、上下基板間の配向方向が90°ずれるように行った。
セルを形成する一方の基板にはギャップコントロール剤(積水化学社製ミクロパール5ミクロン等)を散布し、他方の基板にはプラスチックファイバー(直径5μm)を3wt%添加したメインシール剤(三井化学製ES−7500等)をディスペンサーで塗布した。
両基板を重ね合わせてプレスした状態で焼成した後、ガラスを分断して2面取りの基板から各セルを分離し、液晶を真空注入した。ここではΔεが正のネマティック液晶を用いた。注入後、注入口をエンドシールし、セルを洗浄した後、偏光板をクロスニコルになるように貼って、液晶表示素子を完成した。
レーザ出射側基板により形成した第1の液晶表示素子は、フォトリソグラフィ及びエッチングにより電極パターンを形成した基板で作製された従来の液晶表示素子と同一の表示外観が得られた。一方、レーザ入射側基板により形成した第2の液晶表示素子は、従来の液晶表示素子に対し左右反転した表示外観が得られた。
ただし、第2の液晶表示素子を表裏(上下)反転して観察することにより、従来の液晶表示素子と同一の表示外観が得られた。レーザ入射側基板により形成した第2の液晶表示素子を表裏反転させた素子は、レーザ出射側基板により形成した第1の液晶表示素子と同一の表示外観を得られるが、駆動回路に接続する取り出し端子を付ける位置が表裏(上下)逆となる。端子位置が逆となる以外は、使用上の違いが無かった。このような状況を、以下模式図を参照して説明する。
図3A〜図3Eは、基板の模式的な平面図である。図3A及び図3Bは、それぞれ、一対のレーザ出射側基板、一対のレーザ入射側基板を示す。一対となってセルを形成する関係を、両矢印で示す。紙面表側に電極パターンが形成されている。一枚の基板は、図中Aを付した領域とBを付した領域とが区画されて、2面取りとなっている。A領域とB領域とが対向して重ねられて、1つ分のセルが形成される。なお、方向を示す便宜のため、Aの文字の左下端に黒丸を付し、Bの文字の下端に黒丸を付す。斜線のハッチングを付した部分は、電極パターンのうち、取り出し端子を付ける取り出し電極部分を示す。
図3C及び図3Dは、それぞれ、一対のレーザ出射側基板のA領域とB領域とを重ねたセル、及び、一対のレーザ入射側基板のA領域とB領域とを重ねたセルを示す。A領域及び端子領域が表側(上側)基板に配置されており、Aの文字及び取り出し電極部のハッチングを実線で示す。B領域が裏側(下側)基板に配置されており、Bの文字を破線で示す。
ABの文字の配置から分かるように、レーザ出射側基板で形成されたセルの表示外観(図3C)に対し、レーザ入射側基板で形成されたセルの表示外観(図3D)は、反転した形状(ミラー対称形状)となる。
図3Eは、レーザ入射側基板で形成されたセル(図3D)を表裏(上下)反転させたものである。B領域が表側(上側)基板に配置されており、Bの文字を実線で示す。A領域及び端子領域が裏側(下側)基板に配置されており、Aの文字及び取り出し電極部のハッチングを破線で示す。
レーザ出射側基板で形成されたセル(図3C)と、レーザ入射側基板で形成されたセルを表裏(上下)反転させたセル(図3E)とは、同一の表示外観を得られる。ただし、両セルで、端子位置が表裏(上下)逆になっている。
このように、実施例の電極パターニング方法で同時形成された基板を用いた液晶表示素子の製造では、同一の表示外観が得られる同一機種であっても、電極パターンの配置が表裏(上下)逆となり、取り出し電極が表示の表(上)側になるものと、下(裏)側になるものの2種類が出来上がることになる。取り出し電極が表裏(上下)異なる点は、液晶表示素子の製品上特に支障になることはない。
以上説明したように、実施例の方法によれば、レーザ光照射により、対向して重ねられた2枚の電極層を同時にパターニングすることができる。これにより、例えば、基板1枚ずつ電極層側からレーザ光照射をして電極層をパターニングする方法(これを第1比較例とする)に比べて、電極パターニング工程の短縮化が図られる。
また、実施例の電極パターニング方法は、2枚の電極層が上下基板に挟まれた状態でレーザ光照射が行われる。これにより、基板から剥離された電極材料が周りに飛散することがない。一方、第1比較例では、基板から剥離された電極材料が飛散する。電極材料の微細な粉末は、人体への悪影響(ナノリスク)等が懸念され、飛散させないことが望ましい。なお、以下に説明するように、実施例と第1比較例の電極パターンは、エッジの断面形状が異なることがわかった。
図4Aは、電極パターン断面形状を計測した試料の概略断面図である。ガラス基板101上に、ITOによる電極パターン102が形成されている。電極パターン102の、幅約1mmの部分の形状を計測した。
図4B〜図4Dは、電極パターンの表面形状を示すグラフである。図4Bが第1実施例の方法で形成した電極パターン(レーザ出射側の基板)、図4C及び図4Dが第1比較例の方法で形成した電極パターン(電極層側からレーザ光照射)である。横軸が幅方向位置、縦軸が厚さを示す。
第1比較例の電極パターンは、幅方向両縁部に、厚さ方向の突き出し部が顕著に形成されることがわかった。第1比較例の突き出し部の高さは、平均的な膜厚約150nm(1500Å)に対し、10%〜40%程度となっている。
第1比較例に比べ、第1実施例の電極パターンは、幅方向両縁部での突き出しが抑制されて、平坦性が高いことがわかった。なお、第2比較例としてウェットエッチングにより形成された電極パターンを考えた場合、電極パターンの幅方向両縁部は、突き出し部が形成されずむしろ膜厚が減少する形状となる。実施例の方法で形成された電極パターンは、縁部に形成される突き出し部の、平均膜厚からの高さが、平均膜厚に対し10%未満になっていることが特徴といえよう。
なお、上記実施例では、リバーシブル基板を用いる場合について例示したが、リバーシブル基板以外を用いてセルを形成することもできる。図5A及び図5Bは、リバーシブル基板を用いない変形例によるセルの形成方法を示す模式的な平面図である。
図5A及び図5Bは、それぞれ、セルを形成する一対の基板を示す。Aを付した基板とBを付した基板とが一対となる。実施例の電極パターニング方法では、互いに反転した形状(ミラー対称形状)の電極パターンが対になって形成される。図5AでAを付した基板と、図5BでAを付した基板とは、実施例の方法で同時形成される、電極パターンが反転した一対の基板である。Aを付した基板に対向配置されるBを付した基板についても、図5Aに示した基板と図5Bに示した基板とは、実施例の方法で同時形成される、電極パターンが反転した一対の基板である。
図3A〜図3Eを参照したリバーシブル基板の場合と同様に、図5Aに示した一対の基板で形成されるセルの表示外観と、図5Bに示した一対の基板で形成されるセルの表示外観とは、そのままでは反転した形状となる。一方を表裏(上下)反転させることにより、表示外観を同一とすることができる。ただし、両セルで、電極パターン配置の表裏(上下)が逆となる。
リバーシブル基板を用いる場合は、1種類の積層基板を2対加工することにより、ある電極パターンを有する第1基板(図3A左側の基板)、第1基板と反転した形状(ミラー対称形状)の電極パターンを有する第2基板(図3B左側の基板)、第1基板と同一の電極パターンを有し第1基板とセルを形成する第3基板(図3A右側の基板)、及び、第3基板と反転した形状(ミラー対称形状)の電極パターンを有し第2基板とセルを形成する第4基板(図3B右側の基板)を得ることができる。
リバーシブル基板でない場合は、2種類の積層基板を1対ずつ加工することにより、ある電極パターンを有する第1基板(図5A左側の基板)、第1基板と反転した形状(ミラー対称形状)の電極パターンを有する第2基板(図5B左側の基板)、第1基板とセルを形成する第3基板(図5A右側の基板)、及び、第3基板と反転した形状(ミラー対称形状)の電極パターンを有し第2基板とセルを形成する第4基板(図5B右側の基板)を得ることができる。
次に、第2実施例による液晶表示素子の製造方法について説明する。第1実施例では、ガラス基板上の透明電極層をパターニングした。第2実施例では、透明基板として可撓性を有するフィルム基板を用い、フィルム基板上の透明電極層をパターニングする。
また、第1実施例では2枚の(一対の)ガラス基板の透明電極層を同時加工した。第2実施例では、ガラス基板に比べてフィルム基板が薄いことを利用して、複数対のフィルム基板上の透明電極層を同時加工する。
図6は、第2実施例による液晶表示素子の製造方法を示す概略断面図である。透明絶縁基板31〜81上にそれぞれ透明電極層32〜82が形成されている。第2実施例の透明絶縁基板は、フィルム基板であり、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の有機高分子フィルムを用いることができる。透明電極層は、ITO層やインジウム亜鉛酸化物(IZO)層等の金属酸化膜等を用いることができる。透明電極層の成膜法として、例えばスパッタや真空蒸着などを用いることができる。
透明電極層32、42が対向するように、フィルム基板31、41が積層されて一対の積層基板LAM1が形成されている。同様に、透明電極層52と62、72と82が対向するように、フィルム基板51と61、71と81が積層されて積層基板LAM2、LAM3が形成されている。複数対の積層基板LAM1〜LAM3が積層されて積層基板構造LAMが形成されている。
積層基板構造LAMにレーザ光LBが照射されて、透明電極層32〜82が同時にパターニングされる。その後、電極パターンの形成されたフィルム基板によりセルを形成し、液晶の注入等を行って、第2実施例による液晶表示素子が形成される。
次に、第2実施例による液晶表示素子のより具体的な作製例について説明する。透明フィルム基板として、厚さ80μmのポリカーボネートフィルムを用いた。透明電極層として、スパッタリングで厚さ20nmのIZO層を形成した。IZO層のシート抵抗は200Ωであった。電極層付きフィルム基板を8枚用意し、IZO層同士対向させて重ねた1対の積層基板を4対積層させた。
第1実施例と同一のCADデータを用いて、電極パターン(電極層を除去すべきレーザ光照射領域)を画定した。レーザ光源として波長1064nmのYVOレーザを用い、レーザ出力を10W、LDパワーを60%、繰り返しパルス周期を40kHzとした。レーザスポットサイズを直径100μmとした。レーザ光の焦点深度は0.5mm程度である。レーザ光走査はガルバノミラーで行い、走査速度は300mm/secとした。例えば、走査方向と直交する方向にレーザスポット位置をずらしながら10回の走査を行うことにより、幅約1mmの帯状領域にレーザ光を照射した。
なお、レーザ光照射条件は、各々の加工に応じて適宜設定することができる。例えば、レーザ出力は10W〜100W、繰り返しパルス周期は10kHz〜100kHz、レーザスポットサイズは直径10μm〜200μm程度の範囲で設定することができる。なお、帯形状の加工を例示するが、必要に応じて走査方向を変化させて任意形状の電極パターンを形成することができる。
レーザ光照射後の積層基板を目視で観察すると、レーザ光を照射した所定形状に白濁した跡が見える状態であった。
図7Aに、積層基板から分離した片方のフィルム基板の拡大写真を示す。下方側の左右方向に延びたやや暗く見える領域が、レーザ光照射領域である。レーザ光照射領域に、無数の粉状の異物が付着しており、これは、レーザ光照射により基板から剥離されたIZO粒子が堆積した状態と考えられる。このような異物は、水洗い等により簡単に除去できることがわかった。
実際の洗浄は、超音波機を用いて行った。洗浄方法は、中性洗浄を純水に添加した溶液にフィルム基板を浸け超音波洗浄し、純水超音波洗浄、エアーブロー、UV照射、IR乾燥の順に行った。なお、洗浄方法はこれに限らず、スプレー洗浄や大気圧プラズマ洗浄等を行ってもよい。
図7Bに、洗浄後のフィルム基板の拡大写真を示す。図7Aの洗浄前に見られた粉状の異物が無くなっていることがわかる。また、目視においても白濁は見られなくなっており、透明に見えた。他のフィルム基板についても、同様であった。形成された電極パターンの大きさは、積層基板構造中の配置位置によらずに同一であった。このように、複数枚、例えば8枚の電極層付きフィルム基板を同時にパターニング加工できることが分かった。
各対の積層基板におけるレーザ出射側基板では、従来のようにフォトリソグラフィ及びエッチングを使ってパターニングしたものと同一形状の電極パターンが得られた。各対の積層基板におけるレーザ入射側基板では、これに対して反転した電極パターンが得られた。リバーシブル基板であるので、それぞれ、レーザ出射側基板同士の対、レーザ出射側基板同士の対で、セルを形成した。
配向膜は、日産化学社製のSE−410をフレキソ印刷により厚さ80nm形成し、ホットプレートにて120℃で5分間焼成を行った。なお、焼成条件はこれらに限らない。また、配向膜形成方法は、インクジェットやスピンコート、スリットコート、スリット&スピンコートでも構わない。焼成後ラビング処理を行った。配向処理は光配向でもよい。
セルを形成する一方の基板にはギャップコントロール剤を2wt%〜5wt%含んだメインシール剤を形成した(形成方法:スクリーン印刷もしくはディスペンサー)。ギャップコントロール剤は、径5μmのプラスチックボール(積水化学製)を選んだ。このギャップコントロール剤を紫外線硬化型シール剤に2wt%〜3wt%添加し、メインシール剤とした。
他方の基板には、ギャップコントロール剤として5μm程度のプラスチックボールを、乾式のギャップ散布機を用いて散布した。このときのギャップ剤は、接着性を有しているものが望ましい。散布後、数十度で熱処理を行うことにより(例えば90℃、5分)、接着剤を仮硬化させることができる。
これらのフィルム基板の重ね合わせをラミネーター等により行い、フィルム同士を重ね合わせフィルム間に一定圧力を加えた状態で、紫外線を照射しメインシール剤を硬化させた。ここでは紫外線照射量を1.5J/cmとしたが、紫外線照射量は、メインシール剤が硬化する程度に適宜選択することができる。
このようにして、セル厚5μmの空セルを作製した。空セルにΔεが正のネマティック液晶を注入した。注入方法は真空注入や毛細管現象を利用した注入方法等を用いることができる。注入後、注入口(毛細管注入の場合は2か所以上)にエンドシール剤を塗布し、封止した。セルを洗浄した後、偏光板をクロスニコルになるように貼って、液晶表示素子を完成した。
第2実施例のようにフィルム基板を用いる場合でも、対向した電極層のパターニングが行われることは第1実施例と同様であるので、図3A〜図3Eを参照して説明したように、形成された液晶表示素子は、同一機種であっても取り出し電極が表示の表(上)側になるものと、下(裏)側になるものの2種類が出来上がることになる。取り出し電極が表裏(上下)異なる点は、液晶表示素子の製品上特に支障になることはない。また、図5A及び図5Bを参照して説明したように、リバーシブル基板を用いないセルを形成できることも、第1実施例と同様である。
なお、第2実施例では、焦点深度0.5mmのレーザ光で、4対(電極層8枚)の電極層付き積層フィルム基板(各フィルム基板の膜厚80μm、各IZO層の膜厚20nm)を同時加工した。パターン精度が多少悪くなっても構わないのであれば、さらに多くの枚数の加工も可能である。また、レーザ加工機の焦点深度をさらに深くすれば、積層基板構造の総厚が概ね3mm程度まで加工可能と思われる。なお、総厚が3mm程度以内であれば、2対以上の電極層付き積層ガラス基板を加工することもできよう。
以上第1、第2実施例に沿って説明したように、透明電極層同士を対向させて透明基板を積層した状態で、レーザ光を照射することにより、対向した2枚の(一対の)透明電極層を同時にパターニングできる。積層基板が薄ければ、複数対の積層基板を重ねて、複数対の透明電極層を同時にパターニングすることもできる。レーザ光により剥離された透明電極材料は、洗浄により簡単に除去することができる。実施例の方法により、電極パターニング工程の短縮化が図られる。また、電極材料の飛散を防止することができる。図8に、第1、第2実施例による液晶表示素子の製造工程の流れをまとめて示す。
どの基板についても透明電極層を同一向き(レーザ入射側向きである上向き)として複数基板を積層し、レーザ光により電極パターニングを行う方法を第3比較例とする。第3比較例の方法では、最も上の電極層(ITO層、IZO層)はきれいにパターニングできたが、2層目以降では除去される電極層と接している上側基板裏面にダメージが残ることがあった。特にフィルム基板の場合、IZO層と接していた部分の裏面が少し白濁して見えたり、ひどい場合には焦げているように見えることがあった。また、第3比較例の方法では、電極層材料の微細な粉末が空気中に浮遊していた。
なお、上記実施例では、透明電極材料として、ITOとIZOとを例示した。透明電極として、例えばZnO等の各種金属酸化物や、各種金属薄膜等を用いることができよう。上記実施例の方法は、特に、通常のエッチング(ウェットエッチングもしくはドライエッチング)ではエッチングされにくく、レーザでは除去できるような材料に対して有効性が高い。一般に、レーザにより、ITOやIZOに限らずほとんどの透明導電膜をエッチングすることが可能である。
なお、製造タクト上は、透明電極層を取除く部分がなるべく少なくなるように電極パターンを設計することが望ましい。
なお、上記実施例では、液晶表示素子の作製を例示したが、実施例による透明電極パターン形成方法は、透明電極を有する他の電気装置に応用することもできる。例えば、有機EL、エレクトロクロミック、エレクトロケミカルルミネセンス、プラズマディスプレイ、電気泳動ディスプレイ、エレクトロウェッティングディスプレイ等各種表示装置に適用可能である。また例えば、各種光学素子(液晶レンズ、DVDピックアップ用回折光学素子等)、タッチパネル、透明ヒーター、透明アンテナ、帯電防止回路、電磁場防止回路等の各種電気回路に適用することもできる。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
1、11、21、31、41、51、61、71、81 透明基板
1a、11a 電極層付き透明基板
2、12、22、32、42、52、62、72、82 透明電極層
2p、12p、22p 電極パターン
REM 透明電極層の除去部分
LAM1、LAM2、LAM3 積層基板
LAM 積層基板構造
3、23 配向膜
4 液晶層
5、25 偏光板
101 ガラス基板
102 ITO層
201 レーザ光照射光学系
202 レーザ光源
203 走査光学系
LB レーザ光

Claims (5)

  1. (a)第1透明電極層が形成された第1透明基板と第2透明電極層が形成された第2透明基板とが、前記第1透明電極層と前記第2透明電極層とが対向するように重ねられた第1積層基板を含む積層基板構造を形成する工程と、
    (b)前記積層基板構造にレーザ光を照射して、前記レーザ光が照射された領域の前記第1透明電極層及び前記第2透明電極層を、前記第1透明基板及び前記第2透明基板から剥離する工程と、
    (c)前記第1透明電極層の剥離された部分を洗浄で除去して第1電極パターンを形成し、前記第2透明電極層の剥離された部分を洗浄で除去して第2電極パターンを形成する工程と
    を有する、透明電極を有する電気装置の製造方法。
  2. さらに、
    前記第1電極パターンの形成された前記第1透明基板と、対向電極パターンの形成された透明基板とにより第1セルを形成して第1の液晶表示素子を形成する工程と、
    前記第2電極パターンの形成された前記第2透明基板と、前記対向電極パターンに対しミラー対称形状を有する電極パターンの形成された透明基板とにより第2セルを形成して第2の液晶表示素子を形成する工程と
    を有し、
    前記第1の液晶表示素子と前記第2の液晶表示素子とは、同一の表示外観を有し、電極パターンの配置が表裏で逆になっている請求項1に記載の、透明電極を有する電気装置の製造方法。
  3. 前記工程(a)は、第3透明電極層が形成された第3透明基板と第4透明電極層が形成された第4透明基板とが、前記第3透明電極層と前記第4透明電極層とが対向するように重ねられた第2積層基板を、前記第1積層基板に重ねて前記積層基板構造を形成し、
    前記工程(b)は、前記レーザ光が照射された領域の前記第3透明電極層及び前記第4透明電極層を、前記第3透明基板及び前記第4透明基板から剥離し、
    前記工程(c)は、前記第3透明電極層の剥離された部分を洗浄で除去して第3電極パターンを形成し、前記第4透明電極層の剥離された部分を洗浄で除去して第4電極パターンを形成する
    請求項1または2に記載の、透明電極を有する電気装置の製造方法。
  4. 前記第1〜第4透明基板は、フィルム基板である請求項3に記載の、透明電極を有する電気装置の製造方法。
  5. 透明基板と、
    前記透明基板上に形成された透明電極パターンと
    を有し、
    前記透明電極パターンは、縁部に形成された突き出し部の、平均膜厚からの高さが、平均膜厚に対し10%未満である
    透明電極を有する電気装置。
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