JP2015004281A - 排気マニホールド - Google Patents

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小巻 國重
Komaki Kunishige
小巻 國重
圭子 井形
Keiko Igata
圭子 井形
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Abstract

【課題】集合部に異音発生防止のためのパッチ部材を溶接で固定した排気マニホールドにおいて、集合部5の熱膨張に起因してパッチ部材が剥離したり破断したりすることを防止する。
【解決手段】パッチ部材9は、4つの抉り部15を有する十字状に形成されていると共に、集合部5から離反した膨らみ部13を有している。排気マニホールド3の集合部5が熱膨張すると、これに追従して膨らみ部13が広がり変形する。膨らみ部13は曲がりによって広がり変形するため、熱膨張によって作用したテンションを的確に吸収できる。その結果、溶接部14が剥離したりパッチ部材9に亀裂が入ったりすることを防止できる。
【選択図】図3

Description

本願発明は、内燃機関の排気マニホールドに関するものであり、特に、放射音(異音)対策に特徴を有している。
内燃機関の排気マニホールドは鋳造品が多かったが、近年、軽量化等のために板金製とすることが行われている。ところが、板金製の排気マニホールドは、排気ガスの排出サイクルと金属板の固有振動数とが共振することに起因していると推測される膜振動が発生して、放射音と呼ばれる異音が発生することがあった。
そこで、本願出願人は、特許文献1において、排気マニホールドの板厚を厚くすることなく膜振動を防止する手段として、排気マニホールドの集合管に補強板(パッチ部材)を溶接で固定することを開示した。
特開2009−108751号公報
特許文献1によると、排気マニホールドにおける集合管の共振現象を防止して、膜振動による放射音の発生を防止又は著しく抑制できるが、本願発明者たちが研究したところ、改善の余地があることが判明した。
すなわち、排気マニホールドの集合管は熱によって膨張するが、仮にパッチ部材を排気マニホールドと同じ素材で構成しても、パッチ部材は排気マニホールドの外側に配置しているため温度は排気マニホールドと相違しており、このため、排気マニホールドの熱膨張によってパッチ部材が溶接部間において引っ張られる現象が発生し、その結果、溶接部が剥離したりパッチ部材が避けたりする現象が発生する可能性があった。
この点については、パッチ部材を幾つかに分離して溶接することで排気マニホールドの熱膨張によるテンションが掛からないようにすることが考えられるが、これでは溶接部作業に手間が掛かってコストが嵩んでしまう。
本願発明は、このような現状を改善すべくなされたものである。
本願発明の排気マニホールドは、複数の枝管と1つの集合管とを有しており、前記集合管の表面に放射音対策用のパッチ部材が配置されており、前記パッチ部材の複数箇所を溶接で集合管に固定している構成において、前記パッチ部材に、前記集合管の熱膨張によって溶接部間にテンションが掛かったときに追従して変形することを容易にする変形容易化部(変形容易化手段と呼んでもよい)が略全体にわたって又は一部に設けられている。
変形容易化部は様々の態様を採用できく。例えば、溶接部間の部分に膨らみ部を設けて、膨らみ部の曲がり変形を利用してテンションを吸収することができる。或いは、パッチ部材自体を曲がった形状とすることでテンションを吸収することも可能である。
本願発明では、パッチ部材は放射音の発生を防止する大きさであっても、排気マニホールドの熱膨張によるテンションを吸収できるため、溶接部の剥がれや亀裂の発生を的確に防止できる。また、変形容易化部として膨らみ部のような形態を採用するとで表面積を大きくすることが可能になるため、放熱性を向上させることも可能になる。また、パッチ部材の形状を工夫するだけであるため、溶接の手間が増大することはなくて、コストアップも防止できる。
第1実施形態の正面図である。 第1実施形態の側面図である。 (A)は図2のIIIA-IIIA 視図、(B)は(A)のB−B視断面図、(C)は変形の状態を示す断面図、(D)(E)は変形の状態を示す外面図である。 他の実施形態を示す図で、(A)〜(C)はそれぞれ別例図、(D)は(C)のD−D視図である。
(1).第1実施形態
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、図1〜3に示す第1実施形態(主たる実施形態)を説明する。以下の説明では、方向を特定するため「正面視」の文言を使用するが、これは、クランク軸の軸心と直交した横方向(水平方向)から排気マニホールドを向いた方向と定義している。
内燃機関は、シリンダブロック1とその上面に固定したシリンダヘッド2とを備えており、正面視でシリンダヘッド2の手前面を構成する一側面2aには排気マニホールド3が固定されている。本実施形態の内燃機関は3気筒タイプであり、従って、排気マニホールド3は、クランク軸の軸方向に並んだ3つの枝管4を備えており、各枝管4は1つの集合管5に纏められている。各枝管5の先端は1つのフランジ3aに連接しており、フランジ3aがボルト(図示せず)でシリンダヘッド2に固定されている。
集合管5は下流側に向かって広がるテーパ形状になっており、下端(先端)に、概ね上下長手の触媒ケース6が一体に設けられている。排気マニホールド3は板金製であり、正面視で手前側及び上に位置した部分と奥側及び下側に位置した部分との二つ割り状パーツを重ねて溶接することで中空構造になっている。もとより、全体を鋳造品とすることも可能である。なお、触媒ケース6の下端には、シリンダブロック1に固定するためのブラケット7と排気管接続口8とを設けている。
排気マニホールド3における集合管5の前面には、集合管5の重心をずらして排気ガスのサイクルとの共振を抑制する金属板製のパッチ部材9が固定されている。パッチ部材9は、集合管5の表面の垂線方向から見て、集合管5の軸線10と外周線11との両方に略45度ずつ傾斜した4つの枝片12を有する斜め十字形態を成しており、枝片12は十字形の膨らみ部13に一体に繋がっている。枝片12の先端面は集合管5に溶接されており、溶接部を符号14で示している。
膨らみ部13は、排気マニホールド3の表面から略直立した足片13aとこれに連続した天板13bとを有しており、天板13bも十字形状になっている。天板13bは十字形状であることから4つの内角部13cを有するが、内角部13cは外向き凹状に丸みを持たせている。なお、膨らみ部13は、十字形としつつ全体的に丸みを帯びたドーム形状にすることも可能である。
本実施形態では、集合管5が熱膨張すると、図3(C)に示すように、膨らみ部13の足片13aが天板13bに対して広がり変形することで、集合管5の熱膨張によってパッチ部材9に作用したテンションが吸収される。つまり、足片13aと天板13bとの連結部が曲がり変形して、足片13aと天板13bとの成す角度が変わることで、集合部5の熱膨張によって作用したテンションが吸収される。
更に述べると、金属板の特性として、引っ張りで変形させるためには非常に大きな力を要するが、曲がり変形に要する力は引っ張りに比べて遥かに小さいという性質があり、本実施形態では、膨らみ部13が曲がり代として機能して、集合管5の熱膨張に追従して膨らみ部13が軽い力で広がり変形するため、パッチ部材9や溶接部14に大きな引っ張り応力が発生することを防止できるのであり、その結果、溶接部14が剥離したりパッチ部材9が破断したりすることを防止できるのである。
図3(D)では集合管5が外周線11の方向に熱膨張したときのパッチ部材9の変形を表示し、図3(E)では、集合管5が軸線10の方向に熱膨張したときのパッチ部材9の変形を表示しているが、実際には、集合管5は全方位に亙って広がるように熱膨張するのが多いと云える。その場合は、パッチ部材9は全体的に広がるように変形する。いずれにしても、本実施形態のパッチ部材9は、集合部5がどのように熱膨張しても、これに追従して変形するため、剥離等の問題は生じない。
本実施形態では、膨らみ部13が請求項に記載した変形容易化部として機能しているが、4つの枝片12が互いに独立していることも変形容易化に貢献している。そして、パッチ部材9は、隣り合った枝片12の間に外向き開口の抉り部15を形成することで十字状の形態になっているので、隣り合った枝片12を隔てる抉り部15も請求項に記載した変形容易化部を構成している。
本実施形態のように、膨らみ部13における天板13bの内角部13cに丸みを持たせると、集合管5の熱膨張によって作用したテンションによって内角部13cに応力が集中することを防止できる利点がある。
(2).他の実施形態
次に、図4に示す他の実施形態を説明する。図4のうち(A)に示す第2実施形態ではパッチ部材9は菱形のリング形態を成しており、4つのコーナー部9aを集合管5に溶接している。そして、隣り合ったコーナー部4aの間の4つの帯状の部分にドーム状の膨らみ部13を設けている。この第2実施形態でも、第1実施形態と同様に膨らみ部13が変形することで、集合管5の熱膨張に追従してパッチ部材9が変形することが許容されている。
従って、本実施形態も膨らみ部13が変形容易化部になっているが、内部に角形の窓穴16を設けてパッチ部材9をリング状の形態にしたことも変形容易化に大きく貢献している。従って、窓穴16も変形容易化部として機能している。窓穴16は円形でもよい。
図4(B)に示す第3実施形態では、パッチ部材9は全体として平板状の菱形形状であり、十字状の抜き穴17を形成することでパッチ部材9をリング状に成すと共に、隣り合ったコーナー部の中間部に外向きに開口した半円状の凹み溝18を形成している。抜き穴17の先端は応力集中を防止するため丸みを持たせている。
この実施形態では、パッチ部材9はいわば周方向にジグザグの形状になっており、このため、パッチ部材9は、抜き穴17と切り込み18とが広がることで、集合管5の熱膨張に追従して容易に変形する。従って、本実施形態では、抜き穴17と切り込み18とが変形容易化部になっている。
図4(C)(D)に示す第4実施形態は基本的には第2実施形態と同じであり、ドーナツ形状である点と、集合管5の軸線10及び外周線11と交差した位置に溶接部14を設けている点で相違しているだけである。膨らみ部13はU形になっている。
以上、本願発明の実施形態を説明したが、本願発明の具体例は上記の実施形態に限定されるものではなく、様々に具体化できる。例えば、パッチ部材は三角形や六角形や星形などの様々の形態を採用できる。溶接箇所は少なくとも2カ所あったらよい。
本願発明は、実際に内燃機関に具体化できる。従って、産業上利用できる。
2 シンリダヘッド
3 排気マニホールド
4 排気マニホールドの枝管
5 集合管
6 合部5
9 パッチ部材
12 枝片
13 膨らみ部(変形容易化部)
13a 足片
13b 天板
14 溶接部
15 抉り部(変形容易化部)

Claims (1)

  1. 複数の枝管と1つの集合管とを有しており、前記集合管の表面に放射音対策用のパッチ部材が配置されており、前記パッチ部材の複数箇所を溶接で集合管に固定している構成であって、
    前記パッチ部材に、前記集合管の熱膨張によって溶接部間にテンションが掛かったときに追従して変形することを容易にする変形容易化部が略全体にわたって又は一部に設けられている、
    排気マニホールド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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