JP2015002601A - モータ駆動装置 - Google Patents

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一朗 新家
純文 市川
Sumifumi Ichikawa
純文 市川
寛 越元
Hiroshi Koshimoto
寛 越元
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Abstract

【課題】スイッチング回路の周波数を大きく設定することにより位置決め精度を向上させることができるモータ駆動装置を提供することを目的とする。【解決手段】電源20と、該電源20からモータのコイル30に供給される電流を制御するスイッチング回路40と、を有するモータ駆動装置10であって、スイッチング回路40は、モータのコイル30にプラス側の電流を供給するプラス側のスイッチ60とマイナス側の電流を供給するマイナス側のスイッチ70を有し、プラス側の電流を供給するときは、マイナス側のスイッチ70を常時オフ状態としつつプラス側のスイッチ60のみオン動作を独立して行い、マイナス側の電流を供給するときは、プラス側のスイッチ60を常時オフ状態としつつマイナス側のスイッチ70のみオン動作を独立して行う。【選択図】 図2

Description

本発明は、モータ駆動装置に関し、特に、モータを駆動するための電流を制御するスイッチング回路の周波数を大きく設定することができるモータ駆動装置に関する。
従来から、モータを駆動するための電流を制御するモータ駆動装置が各種の機械に採用されており、このモータ駆動装置にはスイッチング回路が備えられている。
このスイッチング回路を採用した3相のモータ駆動装置200は、図4に示すように、例えば3相のモータのコイル210をいわゆるY結線として各相のモータのコイル210A(U相),210B(V相),210C(W相)を相互に直列に接続した状態とし、各相のプラス側とマイナス側の対となるスイッチ220および230,240および250,260および270を相互に直列に接続するとともに、各相のスイッチ220乃至270を相互に並列に接続し、更に各相のプラス側とマイナス側のスイッチ220および230,240および250,260および270間の接続221,241,261と対応する相のコイル210A,210B,210Cのプラス側とを接続し、各相の電流値が所定に設定されるように、かつ、Y結線の中点Oにおいて各相の電流値の総和がゼロになるように、電流制御が行われていた。
ここで、上述した3相のモータ駆動装置200において、例えば、U相にプラス側の電流を供給する場合は、U相のプラス側のスイッチ220(以下、単にU+とすることがある)をオンすることによりU相のモータのコイル210Aにプラス側の電流が流れるが、このときV相のマイナス側のスイッチ250(以下、単にV−とすることがある)またはW相のマイナス側のスイッチ270(以下、単にW−とすることがある)をオンさせる必要があり、V相またはW相のコイル210B,210Cに必然的にマイナス側の電流が流れることになる。しかしながら、V相またはW相に流れるマイナス側の電流が設定値と一致するとは限らず、殆どのケースで上述した必然的なマイナス側の電流の供給により、V相またはW相においてV+またはW+のスイッチ240,260をオンしてプラス側の電流を流す必要が生じる。
すなわち、従来の3相のモータ駆動装置200では、回路構成に起因して電流制御が各相間において相互に相関するとともに、プラスとマイナスの間においても相互に相関し、所望の電流値に制御するためのスイッチング動作の設定が複雑になっていた。このため、このようなスイッチング動作を簡易に行うべく、PWM方式つまりPWMの三角波を用いたスイッチング制御が一般に行われていた。
このPWM方式による各相のスイッチのオンオフの設定は図5に示すように、所望の電流値に制御するために、各相において直列に接続されたプラス側とマイナス側のスイッチがオンオフの反転動作を繰り返し行うこととなる。
PWM方式のスイッチング制御は、単相のモータ駆動装置においても採用されており、この単相においても直列に接続されたプラス側とマイナス側のスイッチがオンオフを連続して反転させる動作を繰り返し行う。
このようなPWM方式を採用したモータ駆動装置は、例えば、特許文献1および特許文献2に開示される技術が参照される。
特開2001−322043号公報 特開2008−183680号公報
しかしながら、上述の如く、直列に接続したプラス側とマイナス側のスイッチのオンオフの反転動作を行うと、スイッチ間に瞬間的に貫通電流が流れてしまいスイッチの損傷を引き起こす恐れがある。そこで、従来は、図6に示すように、スイッチのオンオフの反転動作時にいわゆるデットタイムを設けてプラス側とマイナス側のスイッチが瞬間的に同時にオフとなるようにしていた。
しかしながら、このようにデットタイムを設けると、デットタイムが時間的なロスとなり、スイッチングの周波数を大きくすることができず、駆動電流の制御性能が低下し、位置決め精度を向上させることができないという問題を引き起こしていた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、スイッチング回路の周波数を大きく設定することにより位置決め精度を向上させることができるモータ駆動装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、モータ駆動装置に係る請求項1の発明は、電源と、該電源からモータのコイルに供給される電流を制御するスイッチング回路と、を有するモータ駆動装置であって、スイッチング回路は、モータのコイルにプラス側の電流を供給するプラス側のスイッチとマイナス側の電流を供給するマイナス側のスイッチを有し、プラス側の電流を供給するときは、マイナス側のスイッチを常時オフ状態としつつプラス側のスイッチのみオン動作を独立して行い、マイナス側の電流を供給するときは、プラス側のスイッチを常時オフ状態としつつマイナス側のスイッチのみオン動作を独立して行うことを特徴とする。
本発明によれば、スイッチング回路は、モータのコイルにプラス側の電流を供給するプラス側のスイッチとマイナス側の電流を供給するマイナス側のスイッチを有し、プラス側の電流を供給するときは、マイナス側のスイッチを常時オフ状態としつつプラス側のスイッチのみオン動作を独立して行い、マイナス側の電流を供給するときは、プラス側のスイッチを常時オフ状態としつつマイナス側のスイッチのみオン動作を独立して行うこととしたので、プラス側のスイッチとマイナス側のスイッチとが相互にオンオフの反転動作を繰り返すことがなくなり、プラス側およびマイナス側のスイッチ間に生じるオンオフの反転動作時の貫通電流の発生を確実に防止することができる。これによりスイッチのオンオフの際にデットタイムを設ける必要がなくなり、スイッチングの周波数を大きく設定して電流の制御を広帯域、低リップル、かつ低歪で細かく行うことができ、位置決め精度を向上させることができる。
モータのコイルは、複数の相を有するとともに、各相のコイルは相互に並列に接続され、かつ、スイッチング回路を相互に独立して有し、各相のスイッチング回路は相互に独立して動作を行うこととすれば、各相間において電流制御が相互に相関することがなく、複数の相においてもスイッチング動作が複雑になることを防止し、かつ、プラス側のスイッチとマイナス側のスイッチとが相互にオンオフの反転動作を行うことを確実に防止することができ、スイッチのオンオフの際にデットタイムを設ける必要がなくなる(請求項2)。前記複数の相は、例えば3相とすることができる(請求項3)。
プラス側のスイッチは、第1のスイッチおよび第2のスイッチを有し、第1のスイッチは、該第1のスイッチの入力側が電源のプラス側と接続され、かつ、第1のスイッチの出力側がコイルのプラス側と接続され、第2のスイッチは、該第2のスイッチの入力側がコイルのマイナス側と接続され、かつ、第2のスイッチの出力側が電源のマイナス側と接続され、マイナス側のスイッチは、第3のスイッチおよび第4のスイッチを有し、第3のスイッチは、該第3のスイッチの入力側が電源のプラス側と接続され、かつ、第3のスイッチの出力側がコイルのマイナス側と接続され、第4のスイッチは、該第4のスイッチの入力側がコイルのプラス側と接続され、かつ、第4のスイッチの出力側が電源のマイナス側と接続され、コイルにプラス側の電流を供給するときは、第1のスイッチと第2のスイッチをオン状態とするとともに、第3のスイッチと第4のスイッチを常時オフ状態とし、コイルにマイナス側の電流を供給するときは、第3のスイッチと第4のスイッチをオン状態とし、かつ、第1のスイッチと第2のスイッチを常時オフ状態とすることとすれば、いわゆるブリッジ回路を採用したモータ駆動装置においても、プラス側のスイッチとマイナス側のスイッチとが相互にオンオフの反転動作を行うことがなくなり、プラス側およびマイナス側のスイッチ間に生じるオンオフの反転動作時の貫通電流の発生を確実に防止することができ、スイッチのオンオフの際にデットタイムを設ける必要がなくなる(請求項4)。
本発明によれば、スイッチング回路の周波数を大きく設定することにより位置決め精度を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る単相のモータ駆動装置を用いた工作機械の全体構成を示す側面図である。 同単相のモータ駆動装置の構成を示す回路図である。 本発明の実施形態に係る3相のモータ駆動装置の構成を示す回路図である。 従来のモータ駆動装置の構成を示す回路図である。 従来のモータ駆動装置におけるPWMの三角波を用いたスイッチング動作を説明するための図である。 従来のモータ駆動装置におけるデットタイムを説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施形態に係る単相のモータ駆動装置を用いた工作機械の概要を説明するための側面図、図2は同単相のモータ駆動装置の構成を示す回路図である。
図1を参照して工作機械の概要を説明すると、工作機械1は、該工作機械1の基部をなすベッド2、ベッド2の後部上面から立設するコラム3、コラム3の上面に設けられX軸駆動機構Xを含むサドル4、サドル4の前面に設けられる加工ヘッド5、加工ヘッド5の内部に設けられZ軸駆動機構Zを含みつつ加工ヘッド5の下端から出没可能に構成されたクイル6、クイル6に装着されたスピンドルユニット7、およびベッド2の上面前部に設けられY軸駆動機構Yを含むワークテーブル8等の各構造体を有しており、各軸の駆動機構X,Y,Zの駆動量を所要に制御してスピンドルユニット7に取り付けた工具9とワークテーブル8に載置したワークWとの相対位置関係を適宜変更しつつワークWの切削加工を行う構成となっており、各軸駆動機構X,Y,Zとしてモータが用いられ、該モータを駆動するためのモータ駆動装置10が備えられている。
図2に示すように、モータ駆動装置10は、電源20と、モータのコイル30(以下、単にコイル30とする)と、電源20からコイル30に供給される電流を制御するスイッチング回路40と、を有しており、電源20とスイッチング回路40との間には電解コンデンサ50が並列に接続され、スイッチング回路40およびコイル30に印加される電圧の安定化が図られている。
スイッチング回路40は、コイル30にプラス側の電流を供給するプラス側のスイッチ60とマイナス側の電流を供給するマイナス側のスイッチ70を有している。
プラス側のスイッチ60は、第1のスイッチ61および第2のスイッチ62を有している。
第1のスイッチ61は、電源20のプラス側とコイル30のプラス側との間に備えられ、該第1のスイッチ61の入力側と電源20のプラス側とが接続され、かつ、該第1のスイッチ61の出力側とコイル30のプラス側とが接続されている。
第2のスイッチ62は、コイル30のマイナス側と電源20のマイナス側との間に備えられ、該第2のスイッチ62の入力側とコイル30のマイナス側とが接続され、かつ、第2のスイッチ62の出力側と電源20のマイナス側とが接続されている。
マイナス側のスイッチ70は、第3のスイッチ71および第4のスイッチ72を有している。
第3のスイッチ71は、電源20のプラス側とコイル30のマイナス側との間に備えられ、該第3のスイッチ71の入力側と電源20のプラス側とが接続より詳しくは該第3のスイッチ71の入力側と、電源20のプラス側から第1のスイッチ61の入力側に至る接続63からの分岐ライン73と、が接続され、かつ、該第3のスイッチ71の出力側とコイル30のマイナス側とが接続より詳しくは該第3のスイッチ71の出力側と、コイル30のマイナス側から第2のスイッチ62の入力側に至る接続64からの分岐ライン74と、が接続されている。
第4のスイッチ72は、コイル30のプラス側と電源20のマイナス側との間に備えられ、該第4のスイッチ72の入力側とコイル30のプラス側とが接続より詳しくは該第4のスイッチ72の入力側と、第1のスイッチ61の出力側からコイル30のプラス側に至る接続65からの分岐ライン75と、が接続され、かつ、該第4のスイッチ72の出力側と電源20のマイナス側とが接続より詳しくは該第4のスイッチ72の出力側と、第2のスイッチ62の出力側から電源20のマイナス側に至る接続66からの分岐ライン76と、が接続されている。
したがって、スイッチング回路40によりコイル30にプラス側の電流を供給するときは、マイナス側のスイッチ70を構成する第3のスイッチ71および第4のスイッチ72を常時オフ状態としつつプラス側のスイッチ60を構成する第1のスイッチ61および第2のスイッチ62のみオン動作を行う。つまり、プラス側の電流を供給する際のスイッチのオン動作にはマイナス側のスイッチ71,72のオン動作は関与せず、プラス側のスイッチ61,62のみがオン動作を独立して行う。
また、スイッチング回路40によりコイル30にマイナス側の電流を供給するときは、プラス側のスイッチ60を構成する第1のスイッチ61および第2のスイッチ62を常時オフ状態としつつマイナス側のスイッチ70を構成する第3のスイッチ71および第4のスイッチ72のみオン動作を行う。つまり、マイナス側の電流を供給する際のスイッチのオン動作にはプラス側のスイッチ61,62は関与せず、マイナス側のスイッチ71,72のみがオン動作を独立して行う。
次に、上述した本発明の単相のモータ駆動装置を複数の相に拡大した例を図3に示す。図3は、コイル30がU相、V相、およびW相の3相を有する場合を示す。
同図に示される3相のモータ駆動装置100においては、U相、V相、W相の各相のコイル130A,130B,130Cおよびスイッチング回路140A,140B,140Cは相互に並列に接続されており、更に各相のスイッチング回路140A,140B,140Cは相互に独立した構成となっている。
すなわち、スイッチング回路140A,140B,140Cは相互に同様の構成をなすとともに、上述した単相のモータ駆動装置10のスイッチング回路40ともそれぞれ同様の構成となっている。
つまり、スイッチング回路140A,140B,140Cは、プラス側のスイッチ160A,160B,160Cを構成する第1のスイッチ161A,161B,161Cおよび第2のスイッチ162A,162B,162C、マイナス側のスイッチ170A,170B,170Cを構成する第3のスイッチ171A,171B,171Cおよび第4のスイッチ172A,172B,172C、電源120と第1のスイッチ161A,161B,161Cの入力側との接続163A,163B,163Cおよびその分岐ライン173A,173B,173C、コイル130A,130B,130Cのマイナス側と第2のスイッチ162A,162B,162Cの入力側との接続164A,164B,164Cおよびその分岐ライン174A,174B,174C、第1のスイッチ161A,161B,161Cの出力側からコイル130A,130B,130Cのプラス側に至る接続165A,165B,165Cおよびその分岐ライン175A,175B,175C、第2のスイッチ162A,162B,162Cの出力側と電源120のマイナス側との接続166A,166B,166Cおよびその分岐ライン176A,176B,176Cを有しており、これらは単相のモータ駆動装置10におけるプラス側のスイッチ60を構成する第1のスイッチ61および第2のスイッチ62、マイナス側のスイッチ70を構成する第3のスイッチ71および第4のスイッチ72、電源20と第1のスイッチ61の入力側との接続63およびその分岐ライン73、コイル30のマイナス側と第2のスイッチ62の入力側との接続64およびその分岐ライン74、第1のスイッチ61の出力側からコイル30のプラス側に至る接続65およびその分岐ライン75、第2のスイッチ62の出力側と電源20のマイナス側との接続66およびその分岐ライン76と同様の構成となっている。
また、モータ駆動装置100においては、スイッチング回路140A,140B,140Cと電源120、電解コンデンサ150、コイル130A,130B,130Cとの接続関係も、上述した単相のモータ駆動装置10のスイッチング回路40と電源20、電解コンデンサ50、コイル30との接続関係と同様となっている。
すなわち、スイッチング回路140A,140B,140Cは相互に独立して動作を行うことができ、一の相(例えばU相)のコイルの電流制御においては当該相のスイッチのみが関与し、他の相(例えばV相、W相)のスイッチは前記一の相の電流制御には関与しない構成となっている。
更に上述した単相のスイッチング回路40と同様に、3相のそれぞれのスイッチング回路140A,140B,140Cにおいても、プラス側の電流を供給する際のスイッチのオン動作にはマイナス側のスイッチ171,172のオン動作は関与せず、プラス側のスイッチ161,162のみがオン動作を独立して行い、マイナス側の電流を供給する際のスイッチのオン動作にはプラス側のスイッチ161,162は関与せず、マイナス側のスイッチ171,172のみがオン動作を独立して行う構成となっている。
なお、上述の如くスイッチング回路140A,140B,140Cの構成およびスイッチング回路140A,140B,140Cと電源120、電解コンデンサ150、コイル130A,130B,130Cとの接続関係は、上述した単相モータのモータ駆動装置10のスイッチング回路40の構成およびスイッチング回路40と電源20、電解コンデンサ50、コイル30との接続関係と同様であり、特段の説明がない限り単相の説明に代えるものとし、その詳細説明を省略することがあるものとする。
以上説明したように本発明によれば、スイッチング回路40は、コイル30にプラス側の電流を供給するプラス側のスイッチ61,62とマイナス側の電流を供給するマイナス側のスイッチ71,72を有し、プラス側の電流を供給するときは、マイナス側のスイッチ71,72を常時オフ状態としつつプラス側のスイッチ61,62のみオン動作を独立して行い、マイナス側の電流を供給するときは、プラス側のスイッチ61,62を常時オフ状態としつつマイナス側のスイッチ71,72のみオン動作を独立して行うこととしたので、プラス側のスイッチ61,62とマイナス側のスイッチ71,72とが相互にオンオフの反転動作を繰り返すことがなくなり、プラス側およびマイナス側のスイッチ61,62,71,72間に生じるオンオフの反転動作時の貫通電流の発生を確実に防止することができる。これによりスイッチ61,62,71,72のオンオフの際にデットタイムを設ける必要がなくなり、スイッチングの周波数を大きく設定して電流の制御を広帯域、低リップル、かつ低歪で細かく行うことができ、位置決め精度を向上させることができる。
また、上述したスイッチング回路40を複数の相つまり3相のモータ駆動装置に採用するとともに、スイッチング回路140A,140B,140Cおよび各相のコイル130A,130B,130Cを相互に並列に接続し、かつ、スイッチング回路140A,140B,140Cを相互に独立して有し、各相のスイッチング回路140A,140B,140Cは相互に独立して動作を行うこととしたので、各相間において電流制御が相互に相関することがなく、複数の相においてもスイッチング動作が複雑になることを防止し、かつ、プラス側のスイッチ161A,161B,161C,162A,162B,162Cとマイナス側のスイッチ171A,171B,171C,172A,172B,172Cとが相互にオンオフの反転動作を行うことを確実に防止することができ、スイッチのオンオフの際にデットタイムを設ける必要がなくなる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の応用実施または変形実施が可能であることは勿論である。例えば、上述の実施形態にあっては、本発明のモータ駆動装置を工作機械に用いることとしているが、工作機械に限らずスイッチング回路の周波数を大きく設定してモータの位置決め精度の向上を図らんとする各種の技術分野に適用可能なことは勿論である。
本発明は、モータ駆動装置におけるスイッチング回路の周波数を大きく設定することを可能として、モータの位置決め精度の向上に寄与し、モータを用いる各種技術分野の発展に寄与する。
O:中点
W:ワーク
X:X軸駆動機構
Y:Y軸駆動機構
Z:Z軸駆動機構
1:工作機械
2:ベット
3:コラム
4:サドル
5:加工ヘッド
6:クイル
7:スピンドルユニット
8:ワークテーブル
9:工具
10:モータ駆動装置
20:電源
30:コイル
40:スイッチング回路
50:コンデンサ
60:プラス側のスイッチ
61:第1のスイッチ
62:第2のスイッチ
63,64,65,66:接続
70:マイナス側のスイッチ
71:第3のスイッチ
72:第4のスイッチ
73,74,75,76:分岐ライン
100:モータ駆動装置
120:電源
130A,130B,130C:コイル
140A,140B,140C:スイッチング回路
150:電解コンデンサ
160A,160B,160C:プラス側のスイッチ
161A,161B,161C:第1のスイッチ
162A,162B,162C:第2のスイッチ
163A,163B,163C,164A,164B,164C,165A,165B,165C,166A,166B,166C:接続
170A,170B,170C:マイナス側のスイッチ
171A,171B,171C:第3のスイッチ
172A,172B,172C:第4のスイッチ
173A,173B,173C,174A,174B,174C,175A,175B,175C,176A,176B,176C:分岐ライン
200:モータ駆動装置
210A,210B,210C:モータのコイル
220乃至270:スイッチ
221,241,261:接続

Claims (4)

  1. 電源と、該電源からモータのコイルに供給される電流を制御するスイッチング回路と、を有するモータ駆動装置であって、
    前記スイッチング回路は、前記モータのコイルにプラス側の電流を供給するプラス側のスイッチとマイナス側の電流を供給するマイナス側のスイッチを有し、
    前記プラス側の電流を供給するときは、前記マイナス側のスイッチを常時オフ状態としつつ前記プラス側のスイッチのみオン動作を独立して行い、前記マイナス側の電流を供給するときは、前記プラス側のスイッチを常時オフ状態としつつ前記マイナス側のスイッチのみオン動作を独立して行うことを特徴とするモータ駆動装置。
  2. 前記モータのコイルは、複数の相を有するとともに、前記各相のコイルは相互に並列に接続され、かつ、前記スイッチング回路を相互に独立して有し、前記各相のスイッチング回路は相互に独立して動作を行うことを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動装置。
  3. 前記複数の相は、3相とすることを特徴とする請求項2に記載のモータ駆動装置。
  4. 前記プラス側のスイッチは、第1のスイッチおよび第2のスイッチを有し、
    前記第1のスイッチは、該第1のスイッチの入力側が前記電源のプラス側と接続され、かつ、前記第1のスイッチの出力側が前記コイルのプラス側と接続され、
    前記第2のスイッチは、該第2のスイッチの入力側が前記コイルのマイナス側と接続され、かつ、前記第2のスイッチの出力側が前記電源のマイナス側と接続され、
    前記マイナス側のスイッチは、第3のスイッチおよび第4のスイッチを有し、
    前記第3のスイッチは、該第3のスイッチの入力側が前記電源のプラス側と接続され、かつ、前記第3のスイッチの出力側が前記コイルのマイナス側と接続され、
    前記第4のスイッチは、該第4のスイッチの入力側が前記コイルのプラス側と接続され、かつ、前記第4のスイッチの出力側が前記電源のマイナス側と接続され、
    前記コイルにプラス側の電流を供給するときは、前記第1のスイッチと前記第2のスイッチをオン状態とするとともに、前記第3のスイッチと前記第4のスイッチを常時オフ状態とし、前記コイルにマイナス側の電流を供給するときは、前記第3のスイッチと前記第4のスイッチをオン状態とし、かつ、前記第1のスイッチと前記第2のスイッチを常時オフ状態とすることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載のモータ駆動装置。
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