JP2015002223A - はんだ付け方法およびはんだ鏝構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】無駄なはんだの消費を可及的に少なくしてコスト削減を図ったはんだ付け方法を提供する。【解決手段】プリント配線基板1に挿入されているピン状端子4とはんだ鏝5とを相対移動させてピン状端子4をはんだ付けする方法である。はんだ鏝5の鏝先5aにピン状端子4を受容可能な深さDのスリット状の溝部6を形成しておき、この溝部6は開放端側の深さD1のストレート溝7とそれに連続する奥部側の深さD2の大径状の円形孔8とで鍵穴状のものとして形成する。ストレート溝7にのみ溶融はんだ9aを保有させた状態ではんだ付けを施す。ストレート溝7の深さD1は、はんだ付け後に形成されるフィレット部10の高さと同等の大きさに設定されている。【選択図】図2

Description

本発明は、はんだ付け方法およびはんだ鏝構造に関し、特に各種電子機器におけるプリント配線基板のランド部にピン状端子を挿入してはんだ付けする方法およびそのためのはんだ鏝の構造に関する。
各種電子機器における多層基板等のプリント配線基板に複数のスルーホールが列をなして形成されていて、各スルーホールにそれぞれに上向きでピン状端子を挿入した上でランド部にはんだ付けする場合に、はんだ鏝をスルーホールまたはピン状端子の列方向に移動させることで、いわゆる一パスで且つ連続的にそれぞれのピン状端子のはんだ付けを行う方法が知られている。
例えば、特許文献1の図11〜図13には、ピン状端子のはんだ付けを司るはんだ鏝の鏝先に、ピン状端子を受容可能で且つ溶融はんだを保有可能なように下向きに開放されたスリット状の溝部を形成しておき、このはんだ鏝をピン状端子の列方向に沿って移動させることで、ランド部に対するピン状端子のはんだ付けを上記ピン状端子の列方向に沿って連続して施すようにしたものが記載されている。
この場合において、はんだ鏝の移動に合わせて溝部の上部から適宜糸はんだ等を供給することで、溝部には常に所定量の溶融はんだが保有されていることになる。その一方、鏝先の溝部に常に所定量の溶融はんだが保有されていて、はんだ付け処理回数に応じた溶融はんだの持ち出しと、糸はんだ等の供給による溶融はんだの補充とが繰り返されたとしても、溝部内に保有されている溶融はんだの全てが入れ替わることはないので、溝部内に保有されている溶融はんだの使用回数にもおのずと限界がある。その理由は、溝部内に保有されている溶融はんだが繰り返し使用されることで、その溶融はんだに含まれているフラックスの機能が徐々に失われることになる(いわゆる失活現象)ためである。
そこで、はんだ付けの連続処理回数を管理し、所定サイクルごとに鏝先の溝部内に保有されているはんだの全てをエアブロー等の手段にて一旦除去して、溝部内に保有されている溶融はんだの全量入れ替えを定期的に行うようにしている。
特開2010−147255号公報
特許文献1に記載されているようにピン状端子のはんだ付けを連続して行う場合、鏝先の溝部には常に溶融はんだがほぼ充満するかたちで保有されているので、上記のような定期的な溶融はんだの全量入れ替えの際に、エアブロー等にて除去されて廃棄処分されるはんだの量が多く、結果として無駄なはんだの消費によってコストアップを招くという問題があった。
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、無駄なはんだの消費を可及的に少なくしてコスト削減を図ったはんだ付け方法とはんだ鏝構造を提供するものである。
本発明は、プリント配線基板に上向きの複数のピン状端子が列をなして設けられている一方、上記ピン状端子のはんだ付けを司るはんだ鏝の鏝先には、ピン状端子を受容可能で且つ溶融はんだを保有可能なように下向きに開放された溝部が形成されていて、上記はんだ鏝をピン状端子の列方向に沿って移動させることで、プリント配線基板に対するピン状端子のはんだ付けを上記ピン状端子の列方向に沿って連続して施すにあたって、上記溝部のうち開放側の端部のみに溶融はんだを保有させた状態ではんだ付けを施すようにしたものである。
また、当該技術をはんだ鏝の構造として捉えるならば、上記溝部のうち溶融はんだを保有させない部分には、溶融はんだによる濡れが生じないように非濡れ性を付与してある構造とする。
本発明によれば、鏝先の溝部での溶融はんだの保有量をはんだ接合に必要な最小限に保つことができるため、無駄なはんだの消費を少なくしてコスト削減を図ることができる。
本発明に係るはんだ付け方法の第1の実施の形態を示す図で、(A)はプリント配線基板側のピン状端子とはんだ鏝の移動方向との関係を示す説明図、(B)は同図(A)の要部拡大断面図。 図1に示したはんだ鏝の鏝先の詳細を示す図で、(A)は鏝先とはんだ付け後のピン状端子との関係を示す要部拡大図、(B)は同図(A)の鏝先の平面図。 ピン状端子と図2に示した鏝先との移動過程での説明図。 溶融はんだの濡れ性に関する説明図。 本発明に係るはんだ付け方法の第2の実施の形態を示す図で、(A)は鏝先とはんだ付け後のピン状端子との関係を示す要部拡大図、(B)は同図(A)の鏝先の平面図。 図5の(A)における鏝先の拡大断面図。 溶融はんだの濡れ性に関する説明図。
図1〜4は本発明に係るはんだ付け方法を実施するためのより具体的な第1の形態を示し、ここでは、図1に示すように、定位置に固定されているプリント配線基板1に対して例えば中実円柱状のはんだ鏝5を矢印P方向に移動させることで、そのプリント配線基板1上に一列に並んでいる複数のピン状端子4を連続してはんだ付けする場合の例を示している。
図1の(A),(B)に示すように、プリント配線基板1には貫通孔である複数のスルーホール3が直線状に且つ一列に形成されていて、各スルーホール3には個別にピン状端子4が上向きに挿入されている。その結果として、スルーホール3の配列と同様に、それらのスルーホール3に挿入されたピン状端子4が直線状に且つ一列に並んでいることになる。また、スルーホール3の周囲にはそのスルーホール3を囲繞するようにしてランド部2が予め形成されており、後述する図2,3に示すようにランド部2に対してピン状端子4がはんだ付けされることになる。
なお、図1の(B)では、スルーホール3とピン状端子4との間の隙間を誇張して描いてある。したがって、各スルーホール3に挿入されたピン状端子4は、プリント配線基板1からのそれぞれの突出長さが同一のものとなるように、各ピン状端子4の下端が図示外の治具で支えられていたり、あるいはスルーホール3に対する圧入力で定位置に保持されている。
ピン状端子4のはんだ付けを司るはんだ鏝5は少なくともその鏝先5aが中実円柱状をなしていて、鏝先5aの先端部には後述する図2に示すようにピン状端子4の上方への突出高さを受容可能なスリット状の溝部6が直径方向に沿って形成されている。また、溝部6には図3に示すようにはんだノズル等から例えば糸はんだ9が適宜供給されるようになっていて、溝部6がピン状端子4を受容していない状態においても、その溝部6内に所定量の溶融はんだ9aを保有することができるようになっている。
したがって、図1の(A)に示すように、はんだ鏝5の鏝先5aの溝部6に溶融はんだ9aが保有されている状態で、はんだ鏝5の鏝先5aがランド部2に接触するようにそのはんだ鏝5をピン状端子4の配列方向(図1の(A)の矢印P方向)に沿って所定速度で移動させれば、溝部6内にピン状端子4を受容する度にピン状端子4の根元部に溶融はんだ9aが付着することになる。そして、はんだ鏝5の通過後に溶融はんだ9aが冷却・固化することで、図2,3に示すようにピン状端子4の根元部とランド部2とにまたがってフィレット部10が形成されて、ピン状端子4はこのフィレット部10をもってランド部2に対してはんだ付けされることになる。
こうしてはんだ付けが完了すると、はんだ鏝5は次のピン状端子4に移動して、上記と同様の動作を繰り返すことになる。
図2の(A),(B)ははんだ鏝5の鏝先5aの詳細を示している。同図に示すように、溝部6は、下端が開放された溝幅がWで深さがD1のストレート溝7と、そのストレート溝7の上部に連続して当該ストレート溝7よりも幅広の直径(深さ)D2の円形孔8とで形成されていて、全体としてはいわゆる鍵穴状のものとして形成されている。そして、ストレート溝7は溶融はんだ9aの重力に対抗してそれ自体で溶融はんだ9aを溝幅内に保有できること、およびストレート溝7の内壁面からの輻射熱伝導や溶融はんだ9aを介しての接触熱伝導によりピン状端子4に熱を伝えることができることが重要であり、ストレート溝7の溝幅Wはスルーホール3の直径と同等またはそれよりもわずかに小さく設定されている。
また、ストレート溝7と円形孔8とからなる溝部6の高さDは、ランド部2からのピン状端子4の突出長さよりも十分に大きく設定されているとともに、ストレート溝7の深さD1ははんだ付け後にピン状端子4の根元部にできるフィレット部10の高さと同等の大きさに設定されている。これにより、鏝先5a側の溝部6がピン状端子4を通過したとしても、ピン状端子4の上端部は鏝先5aのどの部位にも接触することがないことになる。
図3ははんだ鏝5の鏝先5aとピン状端子4とが相対移動する過程を示している。同図の(A)に示すように、鏝先5aがピン状端子4を通過する前は、図2に示した溝部6のストレート溝7に溶融はんだ9aが保有されているとともに、ピン状端子4は図1の(B)の状態にある。つまり、溝部6のうちでもストレート溝7のみに溶融はんだ9aが予め保有されている。
鏝先5aの移動に伴い図3の(B)に示すように溝部6がピン状端子4を通過すると、ストレート溝7に溶融はんだ9aを保有している溝部6がピン状端子4を受容することになるので、その瞬間にピン状端子4の根元部とランド部2とにまたがるようにして溶融はんだ9aが付着することになる。溶融はんだ9aはスルーホール3に入り込んだ上でプリント配線基板1の裏側まで回り込むかかたちとなり、溶融はんだ9aはその表面張力で同図のようなフレット部10の形状を自己保持することになる。
そして、同図(C)に示すように、鏝先5aがピン状端子4を通過し終わると、同図(B)の形状をもって溶融はんだ9aが固化してフィレット部10と化し、ピン状端子4はこのフィレット部10をもってランド部2に対してはんだ付けされることになる。なお、上記のようなはんだ鏝5の移動中は、図3(C)の糸はんだ9が適宜供給されることでストレート溝7に保有されている溶融はんだ9aの量が補充され、ストレート溝7での溶融はんだ9aの保有量はほぼ一定量に維持されることになる。
ここで、ピン状端子4のはんだ付け回数を管理し、所定サイクルごとに鏝先5aのストレート溝7に保有されている溶融はんだ9aの全てをエアブロー等の手段にて一旦除去して、ストレート溝7内に保有されている溶融はんだ9aの全量入れ替えを定期的に行うことは従来と同様である。
その場合に、本実施の形態では、溝部6の開放端部側のみに、すなわち溝部6のうちでもフィレット部10の高さと同等の高さに設定してあるストレート溝7のみに溶融はんだ9aを保有させるようにしているので、溶融はんだ9aの保有量が必要最小限に抑えられていることになる。そのため、上記のようにストレート溝7に保有されている溶融はんだ9aの全量入れ替えを定期的に行ったとしても、廃棄されるはんだ量を少なくすることができ、無駄なはんだの消費をなくしてコスト削減に寄与することができるようになる。
また、本実施の形態では、溶融はんだ9aが保有されるストレート溝7の上部に、これに連続するかたちで溶融はんだ9aが保有されることのない大径の円形孔8が形成されていて、この円形孔8ではピン状端子4の上端部を受容することがあっても、当該円形孔8の内面にピン状端子4の一部が接触することはない。そのため、溝部6がはんだ付け対象となるピン状端子4を通過する際にそのピン状端子4の先端部が曲がっているようなことがあっても、そのピン状端子4の通過をスムーズに許容することができ、ピン状端子4の曲がりに対する許容量を大きく確保することができる。
言い換えるならば、円形孔8が形成されることなく溝部6が図5のようなストレート溝7のみで形成されている場合、ピン状端子4の先端が曲がっていると当該部位が鏝先5aのうちストレート溝7の幅方向両側の一部と干渉することになる一方、両者の相対移動の進行に伴ってその干渉が矯正されると、ピン状端子4の自己弾性力のために当該ピン状端子4が復元して瞬間的にいわゆるはじき現象を生じ、溶融はんだ9aを飛散させてしまうおそれがある。
これに対して、上記のようにストレート溝7に連続する円形孔8を有している本実施の形態によれば、ピン状端子4の曲がりに対する許容量を大きく確保できることで、溶融はんだ9aの飛散等の二次的不具合を未然に防止することができる。
ここで、上記実施の形態では、溝部6がストレート溝7とそれに連続する大径の円形孔8とで形成されている場合の例を示しているが、円形孔8に相当する部位の空間がストレート溝7よりも大径または幅広でさえあれば必ずしも円形孔である必要はなく、またストレート溝7が必ずしも円弧状面をもって円形孔8に相当する部位の空間と連続している必要もない。要は、円形孔8に相当する部位の空間のうちストレート溝7との接続部において溶融はんだ9aが濡れ上がってこないような非ぬれ性を有していれば良い。
図4は先の第1の実施の形態での溶融はんだ9aに相当する液滴の濡れ性に関する説明図であって、平面F1が先の実施の形態におけるストレート溝7の内壁面に相当していて、屈曲角αの傾斜面F2が円形孔8の内周面である円弧状面に相当している。同図に示すように、平衡状態にある液滴Q1の接触角(平衡接触角)はθであり、平面F1が屈曲角αの傾斜面F2へと屈曲変化するのに伴い傾斜面F2側へ移動しようとする液滴Q2の増加接触角はβとなり、β≧αの関係を満たさないと液滴Q2は傾斜面F2側へと進むことはできない。したがって、図2においてストレート溝7と円形孔8の内周面とのなす角度α1(=α)がβ≧αの関係を満たすかぎりにおいて、円形孔8に相当する部位の空間のうちストレート溝7との接続部では円弧状の傾斜面でも平坦な傾斜面でも良いことになる。
また、先に述べたようなピン状端子4の曲がりを考慮する必要がない場合には、図5に示すように溝部6がストレート溝17のみで形成されていても良い。
図5,6は本発明の第2の実施の形態を示す図で、先の第1の実施の形態と共通する部分には同一符号を付してある。
図5から明らかなように、鏝先5aの溝部6を深さDのストレート溝17のみをもって形成してあるとともに、そのストレート溝17のうちフィレット部10の高さと同等の深さD1を開放端側に残してフィレット部10よりも奥部側(上方)の深さD2の範囲内の内壁面に、溶融はんだ9aを保有しにくくするべく溶融はんだ9aの非濡れ性を付与するために、図6の表面処理層(クロスハッチングを施した部分)11をもって非濡れ性材質の表面処理を施してある。なお、図6の表面処理層11に代えて、その表面処理層11と同等部位の表層部のみを非濡れ性を有する別の材質のもので形成しても良い。
この第2の実施の形態によれば、奥部側の深さD2の領域ではその非濡れ性のために溶融はんだ9aを保有しにくくなり、開放端側の深さD1の領域のみに溶融はんだ9aを保有させることができるため、はんだの消費量を減らすことができる点で先の第1の実施の形態と同様の効果が得られることになる。
図7は上記第2の実施の形態での溶融はんだ9aに相当する液滴の濡れ性に関する説明図であって、平面F3が図5,6のストレート溝7のうち領域D1の内壁面に、平面F4が非濡れ性を有する領域D2の内壁面にそれぞれ相当している。同図に示すように、平面F3側で平衡状態にある液滴Q3の接触角(平衡接触角)はθ1であり、非濡れ性を有する平面F4側で平衡状態にある液滴Q4の接触角(平衡接触角)はθ2である。ただし、ここでは、あくまでθ1<θ2とする。そして、平面F3と平面F4との界面上のある液滴Q5の接触角はγであり、γ≧θ2の関係を満たさないと液滴Q5は平面F4側へと進むことはできない。したがって、γ≧θ2の関係を満たすかぎりにおいて、図5,6の溝部6(ストレート溝17)のうち領域D2の内壁面には表面処理あるいは異材質をもって溶融はんだ9aの非濡れ性が付与されていれば良いことになる。
1…プリント配線基板
2…ランド部
3…スルーホール
4…ピン状端子
5…はんだ鏝
5a…鏝先
6…溝部
7…ストレート溝
8…円形孔
9a…溶融はんだ
10…フィレット部

Claims (7)

  1. プリント配線基板に上向きの複数のピン状端子が列をなして設けられている一方、
    上記ピン状端子のはんだ付けを司るはんだ鏝の鏝先には、ピン状端子を受容可能で且つ溶融はんだを保有可能なように下向きに開放された溝部が形成されていて、
    上記はんだ鏝をピン状端子の列方向に沿って移動させることで、プリント配線基板に対するピン状端子のはんだ付けを上記ピン状端子の列方向に沿って連続して施すようにした方法であって、
    上記溝部のうち開放側の端部のみに溶融はんだを保有させた状態で、はんだ鏝を上記ピン状端子の列方向に沿って移動させることではんだ付けを施すことを特徴とするはんだ付け方法。
  2. 上記溝部における開放側の端部での溶融はんだの保有高さは、はんだ付け後にピン状端子の根元部にできるフィレット部の高さと同等の大きさとすることを特徴とする請求項1に記載のはんだ付け方法。
  3. 上記溝部の内壁面のうち溶融はんだを保有させない部分であって且つ少なくとも溶融はんだを保有させる部分に近接する部分には、溶融はんだによる濡れが生じないように非濡れ性を予め付与しておくことを特徴とする請求項2に記載のはんだ付け方法。
  4. 請求項1に記載のはんだ付けに用いるはんだ鏝の構造であって、
    上記溝部のうち溶融はんだを保有させない部分には、溶融はんだによる濡れが生じないように非濡れ性を付与してあることを特徴とするはんだ鏝構造。
  5. 上記溝部の一部に非濡れ性を付与する手段として、当該溝部のうち溶融はんだを保有させない部分であって且つ少なくとも溶融はんだを保有させる部分に近接する部分では、上記溝部の溝幅が当該溝部の奥部側に向かって漸次大きくなるような傾斜面としてあることを特徴とする請求項4に記載のはんだ鏝構造。
  6. 上記下向きに開放された溝部の上半部が当該溝部に連続しつつ当該溝部の溝幅よりも直径の大きな円形孔となっていることを特徴とする請求項5に記載のはんだ鏝構造。
  7. 上記溝部の一部に非濡れ性を付与する手段として、当該溝部のうち溶融はんだを保有させない部分の少なくとも表層部を、非濡れ性を有する材料で形成してあることを特徴とする請求項4に記載のはんだ鏝構造。
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