JP2015002152A - 照射方向可変形led照明器具 - Google Patents

照射方向可変形led照明器具 Download PDF

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Abstract

【課題】農道照明や主に歩行者通行の街路や歩道等の生活道路に使用されるLED照明器具において、照明器具本体のLED光源からの熱を放熱すると共に複数のLED光源を備えた発光部の照射方向を容易に調整可能とし、設置後においても追加の部品等を用いないで、光源の発光効率を低下させることなく設置する場所に応じて適切な照射方向を確保し、光を有効に利用することができる照射方向可変形LED照明器具を提供する。
【解決手段】ポールや電柱等への取付部と電源ブロック等を収納する本体と、本体の下面開放部を閉塞しLED発光部からの光を透光する透光カバーと、LED発光部を構成する複数のLED光源を実装したLED基板と、照射方向可変機構を備え、照射方向可変機構は、本体に取り付けた可変機構取付部ベース金具の中間部に照明器具の光軸に平行な方向(Y軸方向)に回動可能なY軸方向可変金具と、この金具に照明器具の光軸に直角な方向(X軸方向)に回動可能なるX軸方向可変金具を設け、LED基板をX軸方向可変金具に取り付けたこと。
【選択図】図6

Description

本発明は、農作物を栽培する地域などの道路照明や主に歩行者が使用する街路や歩道などの生活道路に使用されるLED照明器具に関するものである。
屋外のポールや電柱に取付けて街路や道路を照明する照明器具として、断面山形の載置板のそれぞれの表面に、複数個のLED光源体を配置したプリント回路基板が取り付けられたものがあるが、これは照射方向が固定である(特許文献1参照)。
一方、LED照明器具において、LEDが適切な照射方向となるように適宜調整可能にLED照明器具を取り付けるものがあり、照射方向の変更範囲が一つの平面に沿った変更可能なLED照明器具の取付構造及び取付方法がある(特許文献2参照)。
特開2012−009315号公報 特開2012−252928号公報
特許文献1のものは、断面山形の二つの面の方向への照射が可能であるが、照明器具の設置後は、その照射方向が固定される。一方特許文献2のものは、照射方向の変更範囲が一つの平面に沿った変更であるため、変更範囲が限られたものとなり、LED照明器具の設置状況によっては、照射方向を希望の範囲に設定し難い場合が生じる。
また、農作物を栽培する地域などの道路照明において、照射方向の道路側とは反対方向の農作物などに漏れ光が当り、この漏れ光による稲などの農作物の生育への悪影響(光害)があり、光害の抑制・防止が求められている。また、生活道路における一般道路では道路軸に沿った長手方向に伸びた配光で照明することがより効率的であり、交差点などではそのエリア全体を照明できる全方位形の配光が求められる。このように設置場所により要求される配光が異なる。そこで、稲などの農作物の生育への悪影響(光害)の抑制や設置場所に応じて照射方向が適切に変えられる照射方向可変形照明器具が求められている。また、エネルギーの有効活用を図るため省エネルギーな光源を使用した照明器具が求められている。
また、LED発光部からの発熱を効果的に放熱して発光効率の低下を防止するための適切な放熱処理が必要であり、放熱性を損なうことなく、製造出荷時に所定の遮光ルーバーを取り付けておくことによって、照明器具の設置時や設置後において特別に遮光板などの追加部品を使用することなく、設置場所に応じて適切な方向に光の照射方向を変えることができる照射方向可変形のLED照明器具が望まれている。
本発明は、これらの点に鑑み、LED(LIGHT EMITTING DIODE)光源部から発光される光を設置場所や用途に合わせ適切な方向に照射できるようLED光源部に照射方向可変機構を備えた照射方向可変形LED照明器具を提供するものである。
また本発明は、屋外のポールや電柱に取付けて街路や道路を照明する街路灯としての照明器具において、照明器具本体のLED光源部からの熱を効果的に放熱するとともに、複数のLED光源を備えた発光部の照射方向を容易に調整可能とすることにより、設置後においても追加の部品等を用いないで、光源の発光効率を低下させることなく、照明器具を設置する場所に応じて適切な照射方向を確保し、光を有効に利用することができる照射方向可変形LED照明器具を提供するものである。
また本発明は、屋外のポールや電柱に取付けて街路や道路を照明する照明器具として、短冊状や矩形状のように所定長さに延びた平板状の回路基板の下面(道路側面)に複数のLED光源部を配置して発光部を構成し、この回路基板を1枚または複数枚備える街路灯を構成し、LED光源部からの熱を効果的に放熱するとともに、発光部の照射方向を容易に調整可能とすることにより、LED光源部の発光効率を低下させることなく、照明器具を設置する場所に応じて適切な照射方向を確保し、光を有効に利用することができる照射方向可変形LED照明器具を提供するものである。
これらに関連して、本発明は、照明器具の光軸に直角な方向(X軸と呼ぶ)と、この光軸に平行な方向(Y軸と呼ぶ)とに、照明器具の光の照射方向を可変可能にすることにより、照射方向の可変範囲が広く取れるようにし、照明器具を設置する場所に応じて適切な照射方向を確保し、光を有効に利用することができる照射方向可変形LED照明器具を提供するものである。
また本発明は、屋外のポールや電柱に取付けて街路や道路を照明するものとして有効な照明器具とするために、照射する道路側とは反対方向への光をより効率的に遮光することで、より確実な照射方向の制御ができる構成によって、周辺の稲などの農作物の生育への悪影響(光害)の抑制・防止や設置場所に応じた適切な配光が得られるLED照明器具とし、設置時や設置後でもLED光源からの光りの照射方向を容易に変えられる照射方向可変形照明器具を提供するものである。
第1発明の照射方向可変形LED照明器具は、下面開放部を有しポールや電柱などに共架して金属バンド等で取付けるための取付部と電源ブロック等を収納する本体と、本体の下面開放部を閉塞しLED発光部からの光を効率的に透光する透光カバーと、LED発光部2を構成する複数のLED光源21を実装したLED基板22と、照射方向可変機構を備え、
照射方向可変機構は、前記本体に取り付けられた可変機構取付部ベース金具6と、可変機構取付部ベース金具6の中間部に照明器具の光軸に平行な方向であるY軸方向が回動可能なるように支持されたY軸方向可変金具4と、Y軸方向可変金具4に照明器具の光軸に直角な方向であるX軸方向が回動可能なるように支持されたX軸方向可変金具3と、可変機構取付部ベース金具6に対してY軸方向可変金具4を回動範囲の所定位置に保持固定するY軸方向固定装置YPと、Y軸方向可変金具4にX軸方向可変金具3を回動範囲の所定位置に保持固定するX軸方向固定装置XPを備え、
X軸方向可変金具3にLED実装基板が取り付けられ、Y軸方向固定装置YPの固定解除状態においてY軸方向可変金具4の回動にてLED発光部からのY軸方向への光照射方向が変更され、X軸方向固定装置XPの固定解除状態においてX軸方向可変金具3の回動にてLED発光部からのX軸方向への光照射方向が変更されることを特徴とする。
第2発明の照射方向可変形LED照明器具は、下面開放部を有しポールや電柱などに共架して金属バンド等で取付けるための取付部と電源ブロック等を収納する本体と、本体の下面開放部を閉塞しLED発光部からの光を効率的に透光する透光カバーと、複数のLED光源を実装したLED基板と、照射方向可変機構を備え、
照射方向可変機構は、LED基板を固定する取付部31と放熱部34と照明器具の光軸に直角な方向であるX軸方向回転支持部32を有する複数のLED基板取付金具3と、複数のLED基板取付金具3をそれぞれ独自にX軸方向に回動可能に支持して照射角度を可変した設定角度位置に保持固定するX軸方向回転支持部43と当該金具3を照明器具の光軸に平行な方向であるY軸方向に回動できるように支持する回転中心部41とY軸方向の可変角度を固定させるための突出し片のY軸方向固定部42とを有するY軸方向可変金具4と、Y軸方向可変金具4を回動自在に支持する回転軸と当該金具4を本体11へ取り付けるための取付部61を有する可変機構取付けベース金具6、及びY軸方向可変金具4を角度設定した後その角度を固定ねじを使用して保持固定するためのY軸方向固定金具7により構成したことを特徴とする。
第3発明の照射方向可変形LED照明器具は、第2発明において、各LED光源が臨む光透過部とY軸方向の光の照射方向を制御するよう光透過部間に位置した複数の遮光ルーバーを備えLED発光部の表側においてLED基板取付金具3に取付けられた遮光ルーバーユニット8を備え、Y軸方向の光の照射方向を制御して、照射方向とは反対方向への遮光を行なうことを特徴とする。
第4発明の照射方向可変形LED照明器具は、第2発明において、可変機構取付けベース金具6、Y軸方向固定金具7及びY軸方向可変金具4によるY軸方向の角度可変機構YKに替わって、本体11に取付けるための取付部91とX軸方向の角度を可変できるX軸方向角度可変機構XKを備えたX軸方向可変金具9を備え、X軸方向可変金具9には、複数のLED基板取付金具3をそれぞれ独自にX軸方向に回動可能に支持して照射角度を可変した設定角度位置に保持固定するX軸方向回転支持部43を備え、Y軸方向の光を制御する遮光ルーバーユニット8をLED発光部の表側に取付けたLED基板取付金具3をX軸方向可変金具9に取付けて、X軸方向角度可変機構XKと遮光ルーバーユニット8によって、X軸方向及びY軸方向の照射角度を可変できるように構成したことを特徴とする。
第5発明の照射方向可変形LED照明器具は、第2発明において、LED発光部及びLED基板取付金具は複数個に限定するものではなく、上記の照射方向可変機構の各構成部材をアレンジすることで1ユニットにてX軸、Y軸各方向の角度を変えられる構成としたことを特徴とする。
第1発明では、照明器具の光軸に直角な方向であるX軸方向と、照明器具の光軸に平行な方向であるY軸方向にLED発光部からの光照射方向が変更可能であるため、一般道路などの道路軸方向の長手2方向配光や交差点などの広範なエリアを照射する略円形の全方向配光など設置される場所や目的に応じて適切な配光を得ることができるとともに、照明器具を設置した近隣の住宅などへの漏れ光によるまぶしさ(光害)などを抑制する効果が得られるとともに光の有効的な活用が可能となる。
また、短冊状や矩形状のように所定長さに延びた平板状の回路基板の下面(道路側面)に複数のLED光源部を配置して発光部を構成し、この回路基板を1枚または複数枚備える街路灯を構成した場合、発光部の照射方向を容易に調整可能とすることにより、LED光源部の発光効率を低下させることなく、照明器具を設置する場所に応じて適切な照射方向を確保し、光を有効に利用することができる照射方向可変形LED照明器具を提供できるものとなる。
第2発明では、複数のLED基板取付金具がそれぞれ独自にX軸方向に回動可能にY軸方向可変金具に支持されており、X軸方向に回動して照射角度を可変しその設定角度位置に保持固定することにより、X軸方向の照射角度が複数のLED基板取付金具のそれぞれに回動によって設定される。一方、Y軸方向可変金具を回動して照射角度を可変しその設定角度位置に保持固定することにより、Y軸方向の照射角度が設定される。このため、この両者により複数のLED基板取付金具によってX軸方向の照射方向が二種類に設定でき、Y軸方向の照射角度の変更と相俟って所定の範囲を照射できるように設定できるため、照明器具の設置場所に応じた照射範囲の設定をより細かく行なうことが可能となる。
従って、一般道路などの道路軸方向の長手2方向配光や交差点などの広範なエリアを照射する略円形の全方向配光など設置される場所や目的に応じて適切な配光を得ることができるとともに、照明器具を設置した近隣の住宅などへの漏れ光によるまぶしさ(光害)などを抑制する効果が得られるとともに光の有効的な活用が可能となる。
また、LED基板取付金具3にLED基板を固定する取付部31と共に放熱部34を設けることにより、LED光源の過度の温度上昇を抑制でき発光効率の低下とLEDランプ寿命の低下を防止するための構成が簡単に形成できるものとなる。
第3発明では、第2発明の効果に加えて、LED光源部の上に、更に遮光ルーバーユニットを追加してLED基板取付金具に取付けた完成品とすることで、Y軸方向の光の照射方向を制御する複数の遮光ルーバーの取付角度を可変できるため、Y軸方向の光の照射方向を更に一段階の制御ができることとなり、LED発光部により所期の照射方向とは反対方向への遮光が達成できる。このため、遮光ルーバーを可変することで設置環境に合わせた適切な遮光が可能となり、稲などの農作物の生育への悪影響(光害)等の抑制・防止効果を得ることができる。
本発明の照明器具を設置することで、設置場所に合わせて適切な照射方向の制御ができるため、設置後に特別な遮光板などの追加部品を装着する必要がなくなるため、より省施工で経済的な照明器具を提供できる。
第4発明では、第2発明において、Y軸方向の角度可変機構YKを取り除いて、X軸方向角度可変機構XKを備えたX軸方向可変金具9を本体11に取り付け、X軸方向可変金具9にはY軸方向の光を制御する遮光ルーバーユニット8を取付けた構成によって、X軸方向角度可変機構XKによってX軸方向の照射角度を可変でき、遮光ルーバーユニット8によってY軸方向の照射角度を可変できるため、照明器具の設置場所に合わせた適切な照射が得られるように照射方向を可変でき、稲等の農作物の生育への悪影響(光害)等の抑制・防止効果を得ることができる照射方向可変形LED照明器具を提供できる。
また、本発明の照明器具を設置することで、遮光ルーバーを可変することで設置環境に合わせた適切な遮光が可能となり、稲などの農作物の生育への悪影響(光害)等の抑制・防止効果を得ることができると共に、設置場所に合わせて適切な照射方向の制御ができるため、設置後に特別な遮光板などの追加部品を装着する必要がなくなるため、より省施工で経済的な照明器具を提供できる。
第5発明では、第2発明において、LED発光部及びLED基板取付金具は複数個に限定するものではなく、上記の照射方向可変機構の各構成部材をアレンジすることで1ユニットにてX軸、Y軸各方向の角度を変えられる構成とすれば、所期の目的及び効果を達成できる照明器具を提供できる。
また、本発明では、LED実装基板をそれぞれ取り付けた二枚の平板状のX軸方向可変金具3を備えた照明器具の場合は、二枚のLED実装基板相互が山形またはV字形の関係となる配置で以って、それぞれのX軸方向可変金具3が単独でY軸方向可変金具4に回動可能に支持された構成とすれば、照明器具を設置した後、それぞれのX軸方向可変金具3によって任意にX軸方向の照射方向を変更できる。そして、可変機構取付部ベース金具6に対してY軸方向可変金具4を回動させれば、それぞれのX軸方向可変金具3を同時に回動して、任意にY軸方向の照射方向を変更できることとなり、照明器具を設置した後、望む方向への光照射が得られるようになる。
本発明による実施形態の一例を示す照射方向可変形LED照明器具の縦断側面図であり、Y軸方向の照射角度可変構成を示す図である。 本発明による実施形態のLED照明器具の下面方向から見た部分断面図である。 本発明による実施形態のY軸方向の照射角度可変状態を示す部分側面図である。 本発明による実施形態のX軸方向の照射角度可変状態を示す部分断面図である。 本発明による実施形態の照射方向可変による配光パターンの変化を示す平面図である。 本発明による実施形態の照射方向可変機構の基本構成部品の一例を示す分解図である。 本発明によるその他の実施形態の照射方向可変機構の基本構成の一例を示す分解図である。 本発明による実施形態の一例を示す遮光ルーバーユニットを示し、(a)はそのY軸方向に沿った正面図、(b)はその左側面図である。 本発明による実施形態の遮光ルーバーユニットのY軸方向の角度可変状態を示す側面図であり、(a)はY軸で発光中心軸よりC1度後方に傾けた状態を示し、(b)はY軸で発光中心軸よりC2度前方に傾けた状態を示す側面図である。 本発明による実施形態の遮光ルーバーユニット支持金具の図で、(a)は遮光ルーバー支持金具のY軸方向における平面図、(b)はその側面図である。 本発明による実施形態の遮光ルーバースライド板のY軸方向に沿った正面図である。 本発明による実施形態の遮光ルーバーユニットの遮光ルーバーの反射面側から見た正面図である。 本発明の他の実施形態に係るボールジョイント式照射方向可変機構を備えたLED防犯灯の要部を示す縦断側面図であり、LED基板を下方から見た図を付加した分解図で示す。 図13に係るLED防犯灯の照射方向可変機構部分の縦断側面図であり、(a)は正面方向断面図、(b)は側面方向の断面図である。 図13に係るLED防犯灯の照射方向可変状態の部分分解図であり、(a)は正面方向の可変状態を示す側面図、(b)は側面方向の可変状態を示す正面図である。 図13に係るLED防犯灯の外観図の例であり、(a)は側面図、(b)は下面図である。 ボールジョイント式照射方向可変機構を備えたLED防犯灯の他の実施形態の一例として、ボールジョイント式照射方向可変機構を2個備えた照射方向可変形LED照明器具の図であり、(a)は縦断側面図、(b)は下面図、(c)は照射方向可変機構を部分断面で示す正面図である。
本発明の照明器具は、ポールや電柱などに共架されて設置される照明器具において、電源ブロックや光源部などを収納しポールや電柱などに共架するための取付部を備えた本体部と、複数のLED素子を基板上に実装した1つまたは複数のLED発光部と、照明器具の光軸に直角な方向(X軸と呼ぶ)と光軸に平行な方向(Y軸と呼ぶ)にLED発光部の発光中心軸を可変可能にする照射方向可変機構部を本体内に備え、器具の下側開放部を閉塞するとともに光を透過させる透光カバーとを備えた照射方向可変形照明器具とした。さらに、照射する道路側とは反対方向への光をより効率的に遮光することでより確実な照射方向の制御ができるように遮光ルーバーユニットを付加した構成の照射方向可変形照明器具とした。
以下、本発明の実施形態に係わる街路や歩道用の照射方向可変形LED照明器具について、図面を参照して説明する。
図1は本発明に係わる実施形態の一例を示す照射方向可変形LED照明器具の側面断面図であり、Y軸方向の照射方向可変状態を示している。図2は本発明による実施形態の照明器具において遮光ルーバーユニット8を取付けない構成の照明器具を下面方向から見た部分断面図である。図3は本発明による実施形態のY軸方向の照射方向可変状態を示す部分側面図、図4はX軸方向の照射方向可変状態を示す部分断面図を示したものである。図5は本発明の実施形態による照射方向を可変したときの照明器具の位置と照射面の配光パターンの可変イメージを示す上方から見た平面図である。図6は本発明の実施例の一例を示す照射方向可変機構の主要構成部品の分解図である。図7は本発明のその他の実施例の一例を示す照射方向可変機構の主要構成部品の分解図である。図8は本発明の実施形態の遮光ルーバーユニットの構成の一例を示すもので、図9はその遮光ルーバーによる照射方向を変えた状態を示す側面図である。図10は遮光ルーバー支持金具の平面図と側面図であり、図11は遮光ルーバースライド板の正面図であり、図12は遮光ルーバーユニットの遮光ルーバーの一例を示す正面図である。
本発明に係る照射方向可変形LED(LIGHT EMITTING DIODE)照明器具1は、複数のLED光源21をLED基板22に所定配列状態に実装した構成によってLED発光部2を構成しており、下面開放部を有しポールや電柱などに共架して金属バンド等で取付けるための取付部31と電源ブロック14等を収納する本体11と、本体11の下面開放部を閉塞しLED光源21からの光を効率的に透光する透光カバー13と、複数のLED光源21を実装したLED基板22と、照射方向可変機構LKを備え、照射方向可変機構LKは、照明器具1の光軸に直角な方向(X軸方向という)の光の照射方向を変更するためのX軸方向角度可変機構XKと、照明器具1の光軸に平行な方向(Y軸方向という)の光の照射方向を変更するためのY軸方向角度可変機構YKを備える。
Y軸方向角度可変機構YKは、本体11に取り付けられた可変機構取付部ベース金具6と、可変機構取付部ベース金具6の中間部に照明器具1の光軸に平行な方向であるY軸方向に回動可能なるように支持されたY軸方向可変金具4と、LED光源21を複数実装したLED基板22を取り付けたLED基板取付金具3をY軸方向可変金具4に回動可能に取り付けた構成であり、可変機構取付部ベース金具6に対してY軸方向可変金具4を回動範囲の所定位置に保持固定するY軸方向固定装置YPを備えている。
X軸方向角度可変機構XKは、LED光源21を複数実装したLED基板22を取り付けたLED基板取付金具3が、Y軸方向可変金具4に対し照明器具1の光軸に直角な方向であるX軸方向に回動可能なるように支持された構成であり、Y軸方向可変金具4に対しX軸方向可変金具3を回動範囲の所定位置に保持固定するX軸方向固定装置XPを備える。
これによって、Y軸方向固定装置YPの固定解除状態においてY軸方向可変金具4の回動にてLED発光部からのY軸方向への光照射方向が変更され、X軸方向固定装置XPの固定解除状態においてX軸方向可変金具3の回動にてLED発光部からのX軸方向への光照射方向が変更される。
以下、本発明に係る照射方向可変形LED照明器具1の具体的な構成について、図1乃至図12に基づき記載する。以下に開示する照射方向可変形LED照明器具1は、図2に示すように、2枚のLED基板22が、上方に広く下方に近接するように相互関係が山形またはV字形の関係となる配置形態で以って、左右2面のLED発光部2を備えた照射方向可変形LED照明器具1を示している。
図1に示す本発明による実施形態のLED照明器具1は、ポールや電柱などの支持部材PLに共架して金属バンド等で取付けるための取付部12を本体11に一体的に備えLEDを点灯させるための電源ブロック14などを収納する本体11と、本体11の下面開放部を閉塞しLED光源21からの光を効率的に透光する透光カバー13と、LED光源21を複数実装してLED発光部2を構成するためのLED基板22と、LED基板22を固定するLED基板取付金具3と、LED基板取付金具3の取付角を可変できるように支持固定するY軸方向可変金具4と、Y軸方向可変金具4をY軸方向で角度可変に支持固定する可変機構取付けベース金具6とY軸方向固定金具7からなる照射方向可変機構LKを備えた照明器具である。図1及び図2に示すように、LED照明器具1の全体形態が前方へ長く延びる形態をなすように、取付部12から前方へ長く延びるように本体11が形成され、それに応じて透光カバー13、LED基板取付金具3、Y軸方向可変金具4、及び可変機構取付けベース金具6等が形成されている。
本発明に係るLED照明器具1は、街路灯として好適なLED照明器具1とするために、それに適用される最も代表的な形態のLED基板22として、照射方向の定め易さ、LED基板22の作成の容易さと低コスト化、LED照明器具1の本体11内への配置のし易さ、照射方向の変更のし易さ、等を達成するために、LED光源21の発光側を配置する面が一様の平坦面をなし、短冊状や矩形状のように所定の幅でもって長手方向に所定長さに延びた平板状のLED基板22を採用している。そして、そのLED基板22の平面に垂直方向に各LED光の光軸(X軸)が形成され、このX軸と直角状態に交差するLED基板22の長手方向(Y軸)に複数のLED光源部21を一列または複数列(図示では2列)に配列し、LED発光部2からのY軸方向とX軸方向への光照射方向を変更できるLED照明器具1を示している。
図6に示すように、LED基板取付金具3は左右一対を備え、各LED基板取付金具3は、LED照明器具1の長手方向にLED光源21を複数実装したLED基板22を固定するLED基板取付部31と、基板取付部31の上端から上方に向けて照明器具1の内側へ延伸してLEDの熱を放散する放熱部34と、基板取付部31の両側面にはX軸方向に回転させるとともに支持される回転軸穴321と設定角度を固定するための固定ねじ穴322とを有する回転支持部32を設けている。
図示の実施例では、複数のLED発光部2(図示は左右2面のLED発光部2)は、そこから発する光が平板状のLED基板22の一方の平面にそれぞれ垂直な方向(X軸方向という)へ照射されるように複数のLED光源21がLED基板の長手軸方向(Y軸方向という)に2列配置された構成である。これによって、各LED光源21から発する光の軸、即ち光軸がLED基板22の面に垂直でY軸方向に長く形成される構成であり、このため、左右それぞれのLED発光部2の光軸、即ち、左右それぞれのLED発光部2において、各LED光源21の光軸はX軸方向であるが、左右それぞれのLED発光部2全体から見たLED照明器具1の光軸は、Y軸方向に長く延びた光軸を形成した状態となる。
図示の構成では、LED基板取付金具3は左右一対を備え、左右一対のLED基板取付金具3に形成したそれぞれのLED基板取付け面となる基板取付部31、31は、図2に示すように、相互関係が山形またはV字形の関係となる配置形態をなしている。このため、左右一対の基板取付部31、31に取り付けた平板状のLED基板22によって、左右一対のLED発光部2が形成されており、LED発光部2の発光中心軸CHは、左右それぞれのLED基板22においてLED基板22の面に垂直であり、従って、LED照明器具1の光軸が、左側のLED発光部2と右側のLED発光部2によってそれぞれ形成される。
上記のように、Y軸方向角度可変機構YKは、LED基板取付金具3がY軸方向可変金具4に対しY軸方向に回動可能に取り付けられ、可変機構取付部ベース金具6に対してY軸方向可変金具4を回動範囲の所定位置に保持固定するY軸方向固定装置YPを備えている。また、X軸方向角度可変機構XKは、LED基板取付金具3がY軸方向可変金具4に対しX軸方向に回動可能なるように支持され、Y軸方向可変金具4に対しX軸方向可変金具3を回動範囲の所定位置に保持固定するX軸方向固定装置XPを備えている。以下、この具体的な構成について記載する。
図6に示すように、Y軸方向可変金具4は、LED基板取付金具3を支持する支持穴431と照射角度を複数段可動するために設けられた可動スリット432と角度設定後に固定するための固定ねじ溝433とを有するX軸方向回転支持部43と、支持穴431を有するX軸方向回転支持部44により複数のLED基板取付金具3を支持すると共にX軸方向に角度を可変できる機能を持たせている。また、Y軸方向可変金具4は、複数のLED基板取付金具3を一括してY軸方向に回動させてY軸方向の照射角をかえるための回転中心穴41を中央部に形成し、更にY軸方向の照射角度を設定角度に固定するための固定用ねじ穴421を有する固定部42を備えている。
具体的には、左右のLED基板取付金具3の回転軸穴321とY軸方向可変金具4の支持穴431に回転軸3Jが嵌り合うことによって、Y軸方向可変金具4に対して左右のLED基板取付金具3が回転軸3Jを中心としてそれぞれX軸内で回動可能に支持される。これによって、LED基板取付金具3がX軸方向の角度を可変できるため、LED発光部2からのX軸方向の照射角度を変更できる構成である。そして、LED基板取付金具3をX軸内で回動させ複数段(図示は3段)の角度可変溝433の中から所要のものを選定して、X軸方向固定ねじ33で固定することにより、X軸方向の照射方向が設定される。
図6に示すように、可変機構取付けベース金具6には、Y軸方向可変金具4の回転中心穴41と回転軸5を介してY軸方向可変金具4をY軸方向に回動可能に支持する取付部63を中央部に有している。また、可変機構取付けベース金具6は、本体11の取付けボス11Bへ取付けねじ71Nにて取り付ける取付部61を備えた構成としている。
図6に示すように、Y軸方向固定金具7には、可変機構取付けベース金具6の取付部61と共に取付けねじ71Nにて本体11の取付けボス11Bに取付けるための取付部71と、角度可変用のスリット72と、角度固定用溝73が設けてあり、Y軸方向可変金具4の照射角度を容易に可変するとともに固定部42と固定ねじ45によりY軸方向の照射角度を固定する機能を有している。可変機構取付けベース金具6とY軸方向固定金具7とを板金加工にて一体形成した構成でもよい。
本発明による照射方向可変機構LKの照射方向の可変操作は、X軸方向については図4及び図6に示すように、X軸方向固定装置XPの固定解除状態において、即ち、X軸方向固定ねじ33を緩めた状態において、LED基板取付金具3をX軸内で回動させ複数段(図示は3段)の角度可変溝433の中から所要のものを選定して角度を設定し、X軸方向固定ねじ33で固定する。このことから明らかなように、複数の角度可変溝433と、この角度可変溝433の中の選定した位置でLED基板取付金具3を固定するX軸方向固定ねじ33の構成が前記のX軸方向固定装置XPを構成する。
図4に示すように、左右のLED基板取付金具3が角度可変溝433の最上段で固定状態された状態がPの位置であり、この時の左右のLED発光部2の中央部の光軸、即ちLED発光部2の発光中心軸CHはCH1である。LED照明器具1の光軸(発光軸)も同様である。このため、左右のLED基板取付金具3の下面に取り付けた平板状のLED基板22相互の配光角度はA1である。
また、左右のLED基板取付金具3が角度可変溝433の最下段で固定状態された状態がQの位置であり、この時の左右のLED発光部2の中央部の光軸、即ちLED発光部2の発光中心軸CHはCH2であり、LED照明器具1の光軸も同様である。このため、左右のLED基板取付金具3の下面に取り付けた平板状のLED基板22相互の配光角度はA2となり、配光領域が拡大する。
このため、左右のLED基板取付金具3がP位置とQ位置間の角度はaである。これによって、X軸方向の照射方向は、左右のLED基板取付金具3のそれぞれによって角度aの範囲で可変となるが、左右のLED基板取付金具3の両方によって、角度aの2倍の角度範囲で可変となり、左右のLED発光部2相互の配光角度、即ちLED基板22相互の配光角度はA2となり、配光領域が拡大するものである。
また、Y軸方向の照射方向の可変操作は、図3及び図6に示すように、Y軸方向固定装置YPの固定解除状態において、即ち、Y軸方向固定ねじ45を緩めた状態において、可変機構取付部ベース金具6に対してY軸方向可変金具4を回動し、Y軸方向の複数段(図示は3段)の角度可変溝73の中から所要のものを選定して角度を設定し、その状態でY軸方向固定ねじ45で固定することで、Y軸方向可変金具4のY軸方向回動位置が設定され、LED発光部2からのY軸方向への光照射方向が、設置場所に適した照射方向に光を有効に照射させる状態にすることができる。このことから明らかなように、複数の角度可変溝73と、この角度可変溝73の中の選定した位置でY軸方向可変金具4を固定するY軸方向固定ねじ45の構成が、前記のY軸方向固定装置YPを構成する。
このような操作は、図1及び図3に示すように、Y軸方向固定ねじ45が角度可変溝73の中間段で固定状態された状態がRの位置であり、角度可変溝73の最上段で固定状態された状態がR位置に対する角度B2の位置となるPの位置であり、角度可変溝73の最下段で固定状態された状態がR位置に対する角度B1の位置となるQの位置である。このような操作によって、Y軸方向の照射方向が角度B1+B2の範囲で可変となる。
上記のように、LED発光部2の中央部における光軸、即ちLED発光部2の発光中心軸CH上において、LED発光部2からの照射方向がX軸方向とY軸方向とに可変となる構成である。このため、X軸方向角度の可変は、LED基板取付金具3が回転軸3Jを中心としてX軸が回動し、Y軸方向角度の可変は、Y軸方向可変金具4が回転軸5を中心としてY軸が回動することにより、LED発光部2からのX軸方向の照射角度とY軸方向の照射角度とを変更できる構成である。これによって、LED発光部2の発光中心軸CHにおいて、LED発光部2からの光照射方向が、LED照明器具1の光軸に直角な方向(X軸と呼ぶ)と、LED照明器具1の光軸に平行な方向(Y軸と呼ぶ)に可変可能となる。
このように、LED発光部2の中央部における光軸、即ちLED発光部2の発光中心軸CH上において、LED発光部2からの照射方向がX軸方向とY軸方向とに可変となる方式とすれば、LED基板22が湾曲したものや中央部で屈曲したものにおいても、左右のLED発光部2からの光照射方向の可変基準を定め易く、LED照明器具1全体から見ても変更する光照射方向の設定がし易くなる。
図示の実施例では、照射方向可変機構の照射方向の可変は、X軸方向については3段であり、Y軸方向についても3段であるが、更に細かく照射方向を変更させるためには、4段以上の段数構成とすればよいため、可変する角度については、目的とする要求配光性能から必要な角度範囲内で任意に設定構成する。
本発明による照射方向可変機構により得られる配光パターンの変化を上方向から見た平面図で示したものが図5である。交差点などの全方向の光の広がりを求める照明用途には配光をパターンA、照明器具の取付面より後方への光の照射を抑止し農作物などの生育に影響を与えないよう前方方向に有効に照射をさせるためY軸方向の照射角度を前方道路側に設定することで配光パターンBとすることができる。また、街路や歩道などの道路軸に平行な方向への光の広がりの長手2方向配光が求められる場合はX軸方向の照射角の設定を変えることで配光パターンCに変更することできるため、設置場所に応じ、また、設置後においても光害を抑制して被照射面を有効的に照射することが可能となる。
本発明の照射方向可変機構においては、Y軸方向の照射角度をより効率的に制御できるようにLED発光部2の表側に遮光ルーバーユニット8を配置し、LED発光部2と当該ユニット8とを一体的にLED基板取付金具3に取付け可能な構成としている。図6には遮光ルーバーユニット8を手前側のLED基板22に対応する一つを示しているが、奥側に示すLED基板22に対応しても遮光ルーバーユニット8が配置されるため、左右一対のLED基板取付金具3に対して、それぞれ遮光ルーバーユニット8が取り付けられる。
図8に示すように、遮光ルーバーユニット8は、各LED光源21が臨む光透過部812と、Y軸方向の光の照射方向を制御するよう光透過部812間に位置した複数の遮光ルーバー82を備え、LED発光部2の表側において、LED基板取付金具3に取付けられる。遮光ルーバーユニット8は、ユニットの本体である遮光ルーバー支持金具81と複数の遮光ルーバー82を一括して適切な角度に変更・設定するためのスライド板83と、スライド板83を設定角度で保持固定するための固定金具84から構成されている。実施例では固定金具84は固定ねじ84で構成する。光透過部812は遮光ルーバー支持金具81に形成した角形の孔で構成されているが、この孔部分が透明な板で構成されるものでもよい。
図10に示すように、遮光ルーバー支持金具81には、両側面に設けた立ち上がり部に複数の遮光ルーバー係止部811と、各LED光源21からの光を遮ることなく有効に照射するための複数の光透過部812と、LED基板取付金具3に固定するための取付穴813、及び遮光ルーバー82を所定の角度に一括設定するスライド板83を固定ねじ84で固定するための支持金具814を設けている。光透過部812は、遮光ルーバー支持金具81に形成した角孔の開口で構成されているが、この開口部分が透明な板で構成されるものでもよい。
図11に示すように、遮光ルーバースライド板83には、複数の遮光ルーバー82に対応する位置に、可変する角度に応じて設定した略山形の溝831が複数設けられており、両端部には固定ねじ84を緩めるだけで遮光ルーバー82の角度を可変し固定ねじ84で固定するためのスライド溝832を設けている。溝831は所定の深さDに形成されており、溝831の底部は、遮光ルーバースライド板の厚さtよりも若干大きい値αに形成した幅(t+α)に形成されている。
図12(a)に示すように、遮光ルーバー82には、遮光ルーバー支持金具81の両側面の取付部811に勘合係止する一対の突起部821を設け、中央部には遮光ルーバースライド板83を挿入するためのスリット822が設けられており、そのスリット822は、遮光ルーバースライド板の厚さtよりも若干大きい値βに形成した幅(t+β)に形成されている。遮光ルーバースライド板83と遮光ルーバー82は、溝831の底部とスリット822の底部とが嵌合状態に組み立てられる。図12(b)に示すように、各LED光源21からの光を反射するための遮光ルーバー82の反射面は、鏡面仕上げなどで光を効率的に反射させて制御し、その裏面は反射を抑えて漏れ光を抑制するため黒色に仕上げた構成としている。
遮光ルーバーユニット8は、LED発光部2の表側においてLED基板取付金具3に取付けられるようにするために、LED基板22の表側に配置した各LED光源21が各光透過部812に臨む状態でLED基板22の表側に遮光ルーバー支持金具81を重ね合わせ、この状態で遮光ルーバー支持金具81側から取付けねじ8NにてLED基板取付金具3に取付ける。これによって、左右一対のLED基板取付金具3に対して、それぞれ遮光ルーバーユニット8が取り付けられた状態となる。
固定ねじ84を緩め遮光ルーバー82の角度を可変した後、固定ねじ84で固定することにより、遮光ルーバーユニット8の遮光ルーバー82の設定角度をY軸方向前方に向けることができる。図9には、遮光ルーバーユニット8のY軸方向の角度可変状態を示しており、Y軸で発光中心軸よりC1度後方に傾けた(a)の状態と、Y軸で発光中心軸よりC2度前方に傾けた(b)の状態を示している。これに適応するように、図11に示すように、LED基板取付金具3の溝831は、その底部中心からC1度後方に傾けた位置とC2度前方に傾けた位置に向かって開いた開口で形成されている。このように、遮光ルーバー82の鏡面仕上げの反射面によって、Y軸前方へ光を有効に照射させて後方への光を遮光できるため、遮光ルーバー82の角度を適切に設定することにより、照射方向(道路側)とは反対方向の漏れ光を遮光して農作物などの生育への悪影響をより効果的に抑制・防止することが可能となる。
このように、遮光ルーバーユニット8を備えた場合には、遮光ルーバーユニット8を備えない場合に比して、Y軸方向の光の照射方向制御が更に細かく制御できる照射方向可変機構LKとなるため、Y軸方向角度可変機構YKに更に付加されたY軸方向角度可変機構YK1を遮光ルーバーユニット8が構成することとなる。
本発明の他の実施形態として、照射方向可変機構LKの構成を図7に示す。図1乃至図6に示すものと同様の機能部分には同一の符号を付している。
上記のY軸方向角度可変機構YKは、本体11に取り付けられた可変機構取付部ベース金具6に対して、Y軸方向可変金具4がY軸方向回転軸5を中心として回動可能なる構成によって、Y軸方向の照射角度を可変するものであるが、図7に示す構成では、これに替わって、上記のように遮光ルーバーユニット8によって構成されたY軸方向角度可変機構YK1によって、Y軸方向の照射角度を可変できるように構成したものである。
この本発明の他の実施形態の具体的構成を以下に記載する。上記のY軸方向の光を制御する可変機構取付けベース金具6、Y軸方向固定金具7及びY軸方向可変金具4によるY軸方向の角度可変機構YKに替わって、図7に示すようにX軸方向可変金具9を設け、X軸方向可変金具9には、複数のLED基板取付金具3をそれぞれ独自にX軸方向に回動可能に支持して照射角度を可変した設定角度位置に保持固定するX軸方向回転支持部43を備え、Y軸方向の光を制御する遮光ルーバーユニット8をLED発光部2の上側(LED発光部2を覆う状態)に取付けたLED基板取付金具3をX軸方向可変金具9に取付けて、X軸方向角度可変機構XKと遮光ルーバーユニット8によるY軸方向角度可変機構YK1によって、X軸方向及びY軸方向の照射角度を可変できるように構成している。
具体的には図7に示すように、図6に示すY軸方向回転軸5と可変機構取付けベース金具6とY軸方向固定金具7とY軸方向固定ねじ45およびY軸方向可変金具4の回転中心41を用いることなく、両端部に本体11側に延伸した取付部91、92を備えたX軸方向可変金具9と、複数のLED基板取付金具3と、LED発光部2と、遮光ルーバーユニット8とにより構成したものである。
この構成によって、左右のLED基板取付金具3が回転軸3Jを中心としてそれぞれX軸内で回動可能に支持され、LED基板取付金具3を回転軸3Jを中心としてX軸内で回動させ、複数段(図示は3段)の角度可変溝433の中から所要のものを選定して、X軸方向固定ねじ33で固定することにより、X軸方向の照射方向(照射角)が設定される。
また、Y軸方向の照射角は、遮光ルーバー82の角度を適切に設定することで設置場所に合わせた適切な照射が得られるように照射方向を可変可能にしたことを特徴とする照射方向可変形LED照明器具である。具体的には、固定ねじ84を緩め遮光ルーバー82の角度を可変した後、固定ねじ84で固定することにより、遮光ルーバーユニット8の遮光ルーバー82の設定角度をY軸方向前方に向けることができ、Y軸前方へ光を有効に照射させて後方への光を遮光できるため、遮光ルーバーの角度を適切に設定することにより、照射方向(道路側)とは反対方向の漏れ光を遮光して農作物などの生育への悪影響をより効果的に抑制・防止することが可能となる。
また、本発明の実施形態の図6及び図7に示すLED発光部21、LED基板取付金具3は複数に限定するものではなく、上記の照射方向可変機構LKの各構成部材をアレンジすることで1ユニットにてX軸、Y軸各方向の角度を変えられる構成とすることができ、例えば、複数個のLED発光源21を搭載した1枚のLED基板22として本発明の照射方向可変機構LKを応用して構成してもよい。
上記実施形態から明らかなように、本発明の照射方向可変形LED照明器具1は、短冊状や矩形状のように所定長さに延びた平板状の回路基板22の下面(道路側面)に複数のLED光源部21を配置して発光部2を1枚または複数枚備え、屋外のポールや電柱等の支持部材PLに取付けて街路や道路を照明する街路灯として適用される照明器具1を構成した場合、LED光源部からの熱を効果的に放熱する共に、発光部2の照射方向をX軸方向とY軸方向に調整可能とすることにより、LED光源部2の発光効率を低下させることなく、照明器具1を設置する場所に応じて適切な照射方向を確保し、光を有効に利用することができるものとなる。
上記の実施形態のいずれにおいても、基板取付部31の上端から上方に向けて照明器具1の内側へ延伸して各LED光源部21の熱を放散する放熱部34を形成していることによって、LED光源部21からの熱を効果的に放熱することができる。
次に、照射方向可変形LED照明器具1の他の形態として、X軸方向及びY軸方向の照射角のみならず広範囲に任意の範囲で照射角を可変可能とする構成の照射方向可変形LED照明器具10を提供することとし、その一つであるボールジョイント式照射方向可変機構を備えたLED防犯灯10について以下に記載する。
この場合の発明が解決しようとする課題として、上記のように、街路や歩道用のLED照明器具(LED防犯灯と称する)においては、不必要な方向への光の照射による光害が発生するなどの課題があった。また、LED発光部は発光効率の低下を抑制したり、ランプ寿命を短くしないために適切な放熱処理が必要であるが、照射方向を可変する場合には放熱処理が課題としてあった。そこで、放熱性を損なうことなく、設置場所に応じて必要な方向に光の照射方向を変えることができる照射方向可変形のLED照明器具(LED防犯灯という)が望まれる。
このため前述した課題を解決するために、LEDからの熱を効果的に放熱するとともに、設置場所に応じてLED光源からの光の照射方向を適切な方向に変えることができる照射方向可変形の街路や歩道用のLED照明器具(LED防犯灯という)を提供することとする。
課題を解決するための手段として、その一つの発明に係る街路や歩道用のLED照明器具(LED防犯灯)は、ポールや電柱などの支持部材に支持されるアームを有する本体と、複数のLEDを実装したLED基板を備え本体の下側に固定されたLED発光部と、本体の下側に固定されLEDを点灯させる電源ブロックと、本体の下側に設けられLED発光部からの光を有効に照射する透光カバーとを備え、LED発光部には、LED発光時の熱を放散させる放熱部と、本体に対してボールジョイント結合されLED発光部からの光の照射方向を任意に変えられるボールジョイント式照射方向可変機構を備えたものである。
またもう一つの発明に係る街路や歩道用のLED照明器具(LED防犯灯)は、LED発光部には、複数のLEDを実装したLED基板と、LED基板を支持するLED基板支持部と、LEDからの熱を放散させる放熱部と、放熱部に固定されたジョイント金具と、ジョイント金具に固定されるボールジョイントと、ボールジョイントとジョイント金具間に挿入した取付金具と、本体側に取付けられる固定金具と、ボールジョイントを固定金具と取付金具で挟み込んで固定する固定ねじと、からなる照射方向可変機構部を有している。
更にもう一つの発明に係る街路や歩道用のLED照明器具(LED防犯灯)は、LED基板には目的に応じLED発光部の数や形状を適切に配置し光をより有効的に照射方向に照射できるよう複数個のLED発光部を設け、各LED発光部には1対のボールジョイント式照射方向可変機構部を備えることにより、1台の器具で光を必要とする複数の方向への照射が可能となる。また、本体はアームとの組合せに限るものではなく、ポールや電柱などの支持部材に取付けるための取付機構を本体に一体的に設けた構成としてもよい。
上記の構成とした本発明の街路や歩道用のLED照明器具(LED防犯灯)によれば、以下の効果を奏することができる。
即ち、ボールジョイントを支点としてLED発光部を回動させ前後左右どの方向にも任意に照射方向が変えられるため、器具を設置後でも必要に応じて照射方向を容易に変更することができ設置場所に適した照明効果が得られ、LEDからの光を有効に利用することができる。
また、放熱部を設けていることによりLED光源の過度の温度上昇を抑制でき発光効率の低下とLEDランプ寿命の低下を防止できる効果が得られる。
更に、ボールジョイント結合によって照射方向を変えることができることから、遮光板などの追加部品を装着することなく不要な方向への光の照射を抑制でき光害を防止する効果も得ることができ、より経済的な照明器具を提供できる。
発明を実施するための形態として、本発明の照明器具は、ポールや電柱などに支持されるアームと、アームを有する本体部と、本体の下側に固定されたLED発光部及び電源ブロックと、本体の下側に設けられ、LED発光部からの光を透過する透光カバーと、を備えている。LED発光部にはLED光源からの光りの照射方向を任意に変えられる照射方向可変機構部と、LED発光時の熱を放散するための放熱部を有している。
以下、本発明の実施形態に係わる街路や歩道用のLED照明器具(LED防犯灯)10について、図13乃至図17を参照して説明する。照射方向可変形LED照明器具10は、X軸方向及びY軸方向の照射角のみならず360度の範囲で照射角を可変可能とするものであり、その構成を図13乃至図17に基づき説明する。図13乃至図17に示す照射方向可変形LED照明器具10は、街路や歩道用のLED照明器具(LED防犯灯と称する)として適するために、前方へ長く延びる形態をなしている。
図13は本発明の他の実施形態に係るボールジョイント式照射方向可変機構を備えたLED防犯灯の要部を示す縦断側面図でLED基板を分解図で示す。図14は図13に係るLED防犯灯の照射方向可変機構部分の縦断側面図であり、(a)は正面方向断面図、(b)は側面方向の断面図である。図15は本発明による実施形態の一例による前後方向、側面方向に照射方向を変えた状態を示す部分分解図の例、図16は本発明の実施形態によるLED防犯灯の外観側面図と下面図の一例である。
本発明によるLED防犯灯10は、ポールや電柱などの支持部材に取付けられるアーム120によって支持される本体110と、本体110の下方開口を塞ぎ、LED発光部20からの光を透過する透光カバー130と、本体110の下側に固定されLED光源210を点灯させるための電源ブロック140と、本体110の下側に固定され電源ブロック140により点灯されるLED発光部20と、LED発光部20にはLED光源210からの光の照射方向を任意方向に変えられるボールジョイント式照射方向可変機構BLKを備えている。
ボールジョイント式照射方向可変機構BLKは、ボールジョイント260によってLED発光部20の向きを必要とする任意の方向に照射方向を変更するために機構であり、複数のLED光源210をLED基板220に配置したLED発光部20と、LED基板220を支持するLED基板支持部230と、LED基板220からの熱を放熱するためにLED基板支持部230から上方へ延出形成した放熱部240と、放熱部240に固定されボールジョイント260を固定するジョイント金具250と、本体110の下側に固定される固定金具280と、ボールジョイント260を固定金具280に回動可能に支持する取付金具270と、任意の照射方向に変更した後LED発光部20が動かないように固定する固定ねじ290と、を備えている。放熱部240は、LED基板220からの熱を放熱するようにするために、LED基板支持部230の裏側(上側)に熱伝導材で構成した複数の連結部300で連結されて、LED基板支持部230と放熱部240が熱伝導的に一体化されている。
上記のように、固定金具280と取付金具270がボールジョイント260を挟持した状態を保持しており、照射方向の変更は、固定ねじ290を少し緩め、図15(a)(b)に実線の状態から二点鎖線で示すように、ボールジョイント260を中心にLED基板支持部230と放熱部240を一体として回動させて、LED発光部20の向きを必要とする任意の方向に照射方向を変更した後、固定ねじ290を確実に締め付けることで容易にLED発光部20の照射方向を固定することができる。
本発明によるボールジョイント式照射方向可変機構BLKは、器具1台に対し1個に限定されるものではなく、要求される明るさに応じて、また、よりきめ細かな照射方向の変更が可能となるように、本体110の中に復数個のLED発光部20を組み込んだ構成とすることができる。また、本体110の構成は、本発明の例示したものに限定されるものではなく、支持部材への取付け機構120を本体110に一体的に構成した器具本体としてもよい。更に、LED発光部20から発する熱の放熱を促進する本体110の構成とすることができる。
その一例を図17に示す。図17は本体110の中に2個のLED発光部20を組み込み、それぞれのLED発光部20がボールジョイント式照射方向可変機構BLKによって照射方向を変更可能としている。具体的には、本体110の下側に固定される固定金具280が中間部に下方へ山形またはV字形に屈曲した取付け部310を形成しており、この取付け部310の左右辺にそれぞれボールジョイント式照射方向可変機構BLKが取り付けられている。
図17(a)は縦断側面図、(b)は下面図、(c)は照射方向可変機構BLKを2個備えたときの照射方向可変機構を部分断面で示す正面図である。ボールジョイント式照射方向可変機構BLKは、図13乃至図16に示すものと同様であり、図13乃至図16に示すものと同様の機能部分には同一の符号を付している。放熱部240に固定されたジョイント金具250に取り付けたボールジョイント260が、固定金具280と取付金具270とによって回動可能に支持されており、図13乃至図16に示すものと同様に固定ねじ290(図示せず)によって、固定金具280と取付金具270がボールジョイント260を挟持した状態を保持している。
この状態で、照射方向の変更は、上記同様に、固定ねじ290を少し緩め、左右それぞれにおいて、ボールジョイント260を中心にLED基板支持部230と放熱部240を一体として回動させて、左右それぞれのLED発光部20の向きを必要とする任意の方向に照射方向を変更した後、固定ねじ290を確実に締め付けることで、容易に左右それぞれのLED発光部20の照射方向を固定することができる。
このように、左右配置の2個のLED発光部20は、それぞれがボールジョイント式照射方向可変機構BLKによって照射方向を変更できるため、1個のLED発光部20の場合に比して、広範囲での照射に適するLED照明器具(LED防犯灯)10を提供できることとなる。なお、複数の放熱フィン110Bを有する放熱部110Aが本体110に一体的に形成されており、左右のLED発光部20から発する熱の放熱を促進する。
1 LED照明器具
11 本体
12 本体取付部
13 透光カバー
14 電源ブロック
2 LED発光部
21 LED光源
22 LED基板
3 LED基板取付金具
31 LED基板取付部
32 X軸方向回転支持部a
33 X軸方向固定ねじ
34 放熱部
4 Y軸方向可変金具
41 Y軸回転中心
42 Y軸方向固定部
43 X軸方向回転支持部b
44 X軸方向回転支持部c
45 Y軸方向固定ねじ
5 Y軸方向回転軸
6 可変機構取付けベース金具
7 Y軸方向固定金具
8 遮光ルーバーユニット
81 遮光ルーバー支持金具
82 遮光ルーバースライド板
83 遮光ルーバー
9 X軸方向可変金具
91 本体取付部
LK 照射方向可変機構
XK X軸方向角度可変機構
YK Y軸方向角度可変機構
10 LED照明器具(LED防犯灯)
110 本体
120 アーム
130 透光カバー
140 電源ブロック
20 LED発光部
210 LED光源
220 LED基板
230 LED基板支持部
240 放熱部
250 ジョイント金具
260 ボールジョイント
270 取付金具
280 固定金具
290 固定ねじ
BLK ボールジョイント式照射方向可変機構

Claims (4)

  1. 下面開放部を有しポールや電柱などに共架して金属バンド等で取付けるための取付部と電源ブロック等を収納する本体と、本体の下面開放部を閉塞しLED発光部からの光を効率的に透光する透光カバーと、LED発光部を構成する複数のLED光源を実装したLED基板と、照射方向可変機構を備え、
    照射方向可変機構は、前記本体に取り付けられた可変機構取付部ベース金具6と、可変機構取付部ベース金具6の中間部に照明器具の光軸に平行な方向であるY軸方向が回動可能なるように支持されたY軸方向可変金具4と、Y軸方向可変金具4に照明器具の光軸に直角な方向であるX軸方向が回動可能なるように支持されたX軸方向可変金具3と、可変機構取付部ベース金具6に対してY軸方向可変金具4を回動範囲の所定位置に保持固定するY軸方向固定装置YPと、Y軸方向可変金具4にX軸方向可変金具3を回動範囲の所定位置に保持固定するX軸方向固定装置XPを備え、
    X軸方向可変金具3にLED実装基板が取り付けられ、Y軸方向固定装置YPの固定解除状態においてY軸方向可変金具4の回動にてLED発光部からのY軸方向への光照射方向が変更され、X軸方向固定装置XPの固定解除状態においてX軸方向可変金具3の回動にてLED発光部からのX軸方向への光照射方向が変更されることを特徴とする照射方向可変形LED照明器具。
  2. 下面開放部を有しポールや電柱などに共架して金属バンド等で取付けるための取付部と電源ブロック等を収納する本体と、本体の下面開放部を閉塞しLED発光部からの光を効率的に透光する透光カバーと、複数のLED光源を実装したLED基板と、照射方向可変機構を備え、
    照射方向可変機構は、LED基板を固定する取付部31と放熱部34と照明器具の光軸に直角な方向であるX軸方向回転支持部32を有する複数のLED基板取付金具3と、複数のLED基板取付金具3をそれぞれ独自にX軸方向に回動可能に支持して照射角度を可変した設定角度位置に保持固定するX軸方向回転支持部43と当該金具3を照明器具の光軸に平行な方向であるY軸方向に回動できるように支持する回転中心部41とY軸方向の可変角度を固定させるための突出し片のY軸方向固定部42とを有するY軸方向可変金具4と、Y軸方向可変金具4を回動自在に支持する回転軸と当該金具4を本体11へ取り付けるための取付部61を有する可変機構取付けベース金具6、及びY軸方向可変金具4を角度設定した後その角度を固定ねじを使用して保持固定するためのY軸方向固定金具7により構成したことを特徴とする照射方向可変形LED照明器具。
  3. 請求項2において、各LED光源が臨む光透過部とY軸方向の光の照射方向を制御するよう光透過部間に位置した複数の遮光ルーバーを備えLED発光部の表側においてLED基板取付金具3に取付けられた遮光ルーバーユニット8を備え、Y軸方向の光の照射方向を制御して、照射方向とは反対方向への遮光を行なうことを特徴とする照射方向可変形LED照明器具。
  4. 請求項2において、可変機構取付けベース金具6、Y軸方向固定金具7及びY軸方向可変金具4によるY軸方向の角度可変機構YKに替わって、本体11に取付けるための取付部91とX軸方向の角度を可変できるX軸方向角度可変機構XKを備えたX軸方向可変金具9を備え、X軸方向可変金具9には、複数のLED基板取付金具3をそれぞれ独自にX軸方向に回動可能に支持して照射角度を可変した設定角度位置に保持固定するX軸方向回転支持部43を備え、Y軸方向の光を制御する遮光ルーバーユニット8をLED発光部の表側に取付けたLED基板取付金具3をX軸方向可変金具9に取付けて、X軸方向角度可変機構XKと遮光ルーバーユニット8によって、X軸方向及びY軸方向の照射角度を可変できるように構成したことを特徴とする照射方向可変形LED照明器具。
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