JP2015002071A - 栓及び防水コネクタ - Google Patents

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美希 中村
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Abstract

【課題】良好な防水性を長期にわたって維持することが可能な栓及び防水コネクタを提供すること。
【解決手段】栓30の外周面における、電線60の他端部60b側の端部には、ハウジング側リップ部32よりも突出高さが大きな環状のハウジング側フランジ部34が突出して設けられており、栓30を栓収容室24に収容した際に、ハウジング側フランジ部34が、栓収容室24の周壁24aに接触して撓み変形する。
【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタハウジング内の端子収容室に収容された端子に接続された電線が引き出されるコネクタハウジングの後部から、端子収容室内への、水、油、等といった液体の浸入を防止するための液体浸入防止部材として栓を備えた防水コネクタ、及びその栓に関する。
水、油、等といった液体の浸入を防止する防水コネクタとして、コネクタハウジングと、コネクタハウジング内に形成された端子収容室と、端子収容室に収容された端子と、端子に電気的に接続された一端部及びコネクタハウジングの外部に引き出された他端部を有する電線と、電線の長さ方向に沿って端子収容室に並設され且つ電線の一部の外周面を囲むようにコネクタハウジング内に形成された円環形の栓収容室と、栓収容室に収容された栓と、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この防水コネクタに設けられた栓は、その内周部に2つの環状リップを有して電線に外嵌すると共に、その外周部にも2つの環状リップを有して栓収容室の周壁の内周面に内嵌する。これにより、防水コネクタにおける防水性が保たれる。
特開2006−32199号公報
ところで、上記のような防水コネクタでは、環状リップと、この環状リップからの弾性力を常に受ける電線の外周面と、の密着箇所において、電線の被覆が経年変化によって縮径し、密着力が低下するおそれがある。また、周辺温度が急激に変化した場合に、ハウジング、栓、及び電線の熱収縮率の差によって環状リップと電線との密着力が低下するおそれがある。また、防水コネクタの内部には、気体密度の変化により負圧が発生することがある。
このような密着力の低下や負圧の発生が生じると、環状リップと、電線の外周面及び栓収容室の周壁の内周面との間の防水性が保てなくなるおそれがある。また、これらが複合的に発生した場合には、その蓋然性が更に高くなる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、良好な防水性を長期にわたって維持することが可能な栓及び防水コネクタを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る栓は、下記の点を特徴としている。
(1) コネクタハウジングと、該コネクタハウジング内に形成された端子収容室と、該端子収容室に収容された端子と、該端子に電気的に接続された一端部及び前記コネクタハウジングの外部に引き出された他端部を有する電線と、前記電線の長さ方向に沿って前記端子収容室に並設され且つ前記電線の一部の外周面を囲むように前記コネクタハウジング内に形成された円環形の栓収容室と、を備えた防水コネクタの前記栓収容室に収容可能な栓であって、
前記栓は、弾性を有し、且つ円環状に形成され、
前記栓の内周面には、前記電線の一部の外周面と密着する環状の電線側リップ部が突出して設けられ、
前記栓の外周面には、前記栓収容室の輪郭を画成する前記栓収容室の周壁の内周面と密着する環状のハウジング側リップ部が突出して設けられ、
前記栓の外周面における、前記電線の他端部側の端部には、前記ハウジング側リップ部よりも突出高さが大きな環状のハウジング側フランジ部が突出して設けられており、
前記栓を前記栓収容室に収容した際に、前記ハウジング側フランジ部が、前記栓収容室の周壁に接触して撓み変形する、
こと。
(2) 上記(1)の構成の栓であって、
前記ハウジング側フランジ部は、前記ハウジング側リップ部よりも厚みが小さく形成されている、
こと。
(3) コネクタハウジングと、該コネクタハウジング内に形成された端子収容室と、該端子収容室に収容された端子と、該端子に電気的に接続された一端部及び前記コネクタハウジングの外部に引き出された他端部を有する電線と、前記電線の長さ方向に沿って前記端子収容室に並設され且つ前記電線の一部の外周面を囲むように前記コネクタハウジング内に形成された円環形の栓収容室と、を備えた防水コネクタの前記栓収容室に収容可能な栓であって、
前記栓は、弾性を有し、且つ円環状に形成され、
前記栓の内周面には、前記電線の一部の外周面と密着する環状の電線側リップ部が突出して設けられ、
前記栓の外周面には、前記栓収容室の輪郭を画成する前記栓収容室の周壁の内周面と密着する環状のハウジング側リップ部が突出して設けられ、
前記栓の内周面における、前記電線の他端部側の端部には、前記電線側リップ部よりも突出高さが大きな環状の電線側フランジ部が突出して設けられており、
前記栓を前記電線の一部に挿着した際に、前記電線側フランジ部が、前記電線の一部の外周面に接触して撓み変形する、
こと。
(4) 上記(3)の構成の栓であって、
前記電線側フランジ部は、前記電線側リップ部よりも厚みが小さく形成されている、
こと。
上記(1)の構成の栓では、栓の外周面における、電線の他端部側の端部に、ハウジング側リップ部よりも突出高さが大きな環状のハウジング側フランジ部が突出して設けられ、このハウジング側フランジ部が、栓を栓収容室に収容した際に、栓収容室の周壁に接触して撓み変形する。
このため、ハウジング側フランジ部が栓収容室の周壁に密着した状態に維持され易く、経年変化や急激な温度変化によってハウジング側リップ部の栓収容室の周壁への密着力が低下した場合であっても、防水コネクタの防水性を維持することができる。
また、ハウジング側フランジ部は、栓を栓収容室に収容した際に、その先端が上記電線の他端部側に延びるように(つまり、電線の挿入方向と反対側に向けて)撓み変形して栓収容室の周壁に密着するので、端子が配置される防水コネクタの内部が負圧となった場合であっても、ハウジング側フランジ部が栓収容室の周壁に密着した状態に維持され易い。即ち、防水コネクタの内部が負圧となり、防水コネクタの内部側(電線の一端部側)向きの力が栓に作用した場合であっても、ハウジング側フランジ部は、その先端が上記電線の他端部側に延びるように撓み変形して栓収容室の周壁に密着しているので、当該電線の一端部側向きの力に対抗し易い。このようにハウジング側フランジ部が防水コネクタ内部の負圧に対して弁の役割を果たすので、防水コネクタの防水性を維持することができる。
特に、ハウジング側フランジ部は、ハウジング側リップ部よりも、突出高さが大きく且つ栓の端部に形成されている。したがって、ハウジング側フランジ部は、撓み変形し易く(座屈し難く)、倒れ易い。よって、ハウジング側フランジ部は、栓収容室の周壁へ確実に密着する。
これにより、栓による良好な防水状態を長期にわたって維持することができる。
上記(2)の構成の栓では、ハウジング側フランジ部は、ハウジング側リップ部よりも厚みが小さく形成されているので、容易に撓み変形して栓収容室の周壁へ確実に密着する。
上記(3)の構成の栓では、栓の内周面における、電線の他端部側の端部に、電線側リップ部よりも突出高さが大きな環状の電線側フランジ部が突出して設けられ、この電線側フランジ部が、栓を電線に挿着した際に、電線の外周面に接触して撓み変形する。
このため、電線側フランジ部が電線の外周面に密着した状態に維持され易く、経年変化や急激な温度変化によって電線側リップ部の電線の外周面への密着力が低下した場合であっても、防水コネクタの防水性を維持することができる。
また、電線側フランジ部は、栓を電線に挿着した際に、その先端が上記電線の他端部側に延びるように(つまり、電線の挿入方向と反対側に向けて)撓み変形して栓収容室の周壁に密着するので、端子が配置される防水コネクタの内部が負圧となった場合であっても、電線側フランジ部が電線の外周面に密着した状態に維持され易い。即ち、防水コネクタの内部が負圧となり、防水コネクタの内部側(電線の一端部側)向きの力が栓に作用した場合であっても、電線側フランジ部は、その先端が上記電線の他端部側に延びるように撓み変形して電線の外周面に密着しているので、当該電線の一端部側向きの力に対抗し易い。このように電線側フランジ部が防水コネクタ内部の負圧に対して弁の役割を果たすので、防水コネクタの防水性を維持することができる。
特に、電線側フランジ部は、電線側リップ部よりも、突出高さが大きく且つ栓の端部に形成されている。したがって、電線側フランジ部は、撓み変形し易く(座屈し難く)、倒れ易い。よって、電線側フランジ部は、栓収容室の周壁へ確実に密着する。
これにより、栓による良好な防水状態を長期にわたって維持することができる。
上記(4)の構成の栓では、電線側フランジ部は、電線側リップ部よりも厚みが小さく形成されているので、容易に撓み変形して電線の外周面へ確実に密着する。
また、上述した目的を達成するために、本発明に係る防水コネクタは、下記の点を特徴としている。
(5) コネクタハウジングと、
該コネクタハウジング内に形成された端子収容室と、
該端子収容室に収容された端子と、
該端子に電気的に接続された一端部及び前記コネクタハウジングの外部に引き出された他端部を有する電線と、
前記電線の長さ方向に沿って前記端子収容室に並設され且つ前記電線の一部の外周面を囲むように前記コネクタハウジング内に形成された円環形の栓収容室と、
前記栓収容室に収容された栓と、
を備えた防水コネクタであって、
前記栓は、弾性を有し、且つ円環状に形成され、
前記栓の内周面には、前記電線の一部の外周面と密着する環状の電線側リップ部が突出して設けられ、
前記栓の外周面には、前記栓収容室の輪郭を画成する前記栓収容室の周壁の内周面と密着する環状のハウジング側リップ部が突出して設けられ、
前記栓の外周面における、前記電線の他端部側の端部には、前記ハウジング側リップ部よりも突出高さが大きな環状のハウジング側フランジ部が突出して設けられており、
前記栓を前記栓収容室に収容した際に、前記ハウジング側フランジ部が、前記栓収容室の周壁に接触して撓み変形する、
こと。
(6) コネクタハウジングと、
該コネクタハウジング内に形成された端子収容室と、
該端子収容室に収容された端子と、
該端子に電気的に接続された一端部及び前記コネクタハウジングの外部に引き出された他端部を有する電線と、
前記電線の長さ方向に沿って前記端子収容室に並設され且つ前記電線の一部の外周面を囲むように前記コネクタハウジング内に形成された円環形の栓収容室と、
前記栓収容室に収容された栓と、
を備えた防水コネクタであって、
前記栓は、弾性を有し、且つ円環状に形成され、
前記栓の内周面には、前記電線の一部の外周面と密着する環状の電線側リップ部が突出して設けられ、
前記栓の外周面には、前記栓収容室の輪郭を画成する前記栓収容室の周壁の内周面と密着する環状のハウジング側リップ部が突出して設けられ、
前記栓の内周面における、前記電線の他端部側の端部には、前記電線側リップ部よりも突出高さが大きな環状の電線側フランジ部が突出して設けられており、
前記栓を前記電線の一部に挿着した際に、前記電線側フランジ部が、前記電線の一部の外周面に接触して撓み変形する、
こと。
上記(5)の構成の防水コネクタでは、栓の外周面における、電線の他端部側の端部に、ハウジング側リップ部よりも突出高さが大きな環状のハウジング側フランジ部が突出して設けられ、このハウジング側フランジ部が、栓を栓収容室に収容した際に、栓収容室の周壁に接触して撓み変形する。
このため、ハウジング側フランジ部が栓収容室の周壁に密着した状態に維持され易く、経年変化や急激な温度変化によってハウジング側リップ部の栓収容室の周壁への密着力が低下した場合であっても、防水コネクタの防水性を維持することができる。
また、ハウジング側フランジ部は、栓を栓収容室に収容した際に、その先端が上記電線の他端部側に延びるように(つまり、電線の挿入方向と反対側に向けて)撓み変形して栓収容室の周壁に密着するので、端子が配置される防水コネクタの内部が負圧となった場合であっても、ハウジング側フランジ部が栓収容室の周壁に密着した状態に維持され易い。即ち、防水コネクタの内部が負圧となり、防水コネクタの内部側(電線の一端部側)向きの力が栓に作用した場合であっても、ハウジング側フランジ部は、その先端が上記電線の他端部側に延びるように撓み変形して栓収容室の周壁に密着しているので、当該電線の一端部側向きの力に対抗し易い。このようにハウジング側フランジ部が防水コネクタ内部の負圧に対して弁の役割を果たすので、防水コネクタの防水性を維持することができる。
特に、ハウジング側フランジ部は、ハウジング側リップ部よりも、突出高さが大きく且つ栓の端部に形成されている。したがって、ハウジング側フランジ部は、撓み変形し易く(座屈し難く)倒れ易い。よって、ハウジング側フランジ部は、栓収容室の周壁へ確実に密着する。
これにより、栓による良好な防水状態を長期にわたって維持することができる。
上記(6)の構成の防水コネクタでは、栓の内周面における、電線の他端部側の端部に、電線側リップ部よりも突出高さが大きな環状の電線側フランジ部が突出して設けられ、この電線側フランジ部が、栓を電線に挿着した際に、電線の外周面に接触して撓み変形する。
このため、電線側フランジ部が電線の外周面に密着した状態に維持され易く、経年変化や急激な温度変化によって電線側リップ部の電線の外周面への密着力が低下した場合であっても、防水コネクタの防水性を維持することができる。
また、電線側フランジ部は、栓を電線に挿着した際に、その先端が上記電線の他端部側に延びるように(つまり、電線の挿入方向と反対側に向けて)撓み変形して電線の外周面に密着するので、端子が配置される防水コネクタの内部が負圧となった場合であっても、電線側フランジ部が電線の外周面に密着した状態に維持され易い。即ち、防水コネクタの内部が負圧となり、防水コネクタの内部側(電線の一端部側)向きの力が栓に作用した場合であっても、電線側フランジ部は、その先端が上記電線の他端部側に延びるように撓み変形して電線の外周面に密着しているので、当該電線の一端部側向きの力に対抗し易い。このように電線側フランジ部が防水コネクタ内部の負圧に対して弁の役割を果たすので、防水コネクタの防水性を維持することができる。
特に、電線側フランジ部は、電線側リップ部よりも、突出高さが大きく且つ栓の端部に形成されている。したがって、電線側フランジ部は、撓み変形し易く(座屈し難く)、倒れ易い。よって、電線側フランジ部は、栓収容室の周壁へ確実に密着する。
これにより、栓による良好な防水状態を長期にわたって維持することができる。
本発明によれば、良好な防水性を長期にわたって維持することが可能な栓及び防水コネクタを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の一実施形態に係る防水コネクタの断面図である。 図2は、防水コネクタの一部の断面斜視図である。 図3は、防水コネクタに設けられる栓を示す図であって、図3(a)は側面図、図3(b)は断面図である。 図4は、防水コネクタの電線に対する挿着の手順を示す図であって、図4(a)から図4(c)は、それぞれ防水コネクタの断面図である。
以下、本発明に係る実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る防水コネクタの断面図である。図2は、防水コネクタの一部の断面斜視図である。図3は、防水コネクタに設けられる栓を示す図であって、図3(a)は側面図、図3(b)は断面図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態である栓付き防水コネクタ10は、コネクタハウジング11と、栓30と、を備えている。防水コネクタ10には、被覆電線である電線60の一端部60aが引き込まれており、電線60の他端部60bが防水コネクタ10から引き出されている。コネクタハウジング11における電線60の引き出し側の端部には、ホルダ12が装着されている。
コネクタハウジング11は、合成樹脂から形成されたもので、中空筒形状の収容部15と、中空筒形状の相手方コネクタ嵌合部16と、を有している。収容部15には、その外周側に、複数のネジ挿入孔13を有する平板形状のベース14が形成されている。
コネクタハウジング11は、装置等の取付板1の取付孔2に、相手方コネクタ嵌合部16をベース14が取付板1に当接するまで挿し込み、ネジ挿入孔13から挿し込んだネジ(図示略)を取付板1のネジ孔(図示略)へねじ込むことで取付板1に固定される。
コネクタハウジング11の収容部15の内部には、端子収容室17と、電線60の長さ方向に沿って端子収容室17に並設されて当該栓収容室24に連通する端子収容室17と、が形成されている。端子収容室17内には、ランス18が突出形成されている。また、この栓収容室24は、電線60の長手方向における一部の外周面を囲むように円環形に形成されている。
端子収容室17には端子19が収容されている。端子19は、その先端部に、相手方コネクタ嵌合部16に嵌合された相手方コネクタ(不図示)に収容された端子(不図示)に電気的に接続される電気接触部20を有している。また、端子19は、その基端部に、電線60の外被62から露出された導体61に電気的に接続する電線接続部21を有する。電線接続部21は、電線60の導体61に加締められて圧着接続されている。
端子19の長手方向における電気接触部20と電線接続部21との間には係合孔22が形成されており、この係合孔22にランス18の突起18aが挿入されることによって、端子19が端子収容室17内で抜け止めされる。端子収容室17の上方に位置する栓収容室24には栓30が組み付けられている。
ホルダ12は、円板状に形成されており、その中心部分には、電線60が挿通される挿通孔12aが形成されている。ホルダ12には、コネクタハウジング11側に、円環状の嵌合溝12bが形成されている。この嵌合溝12bには、コネクタハウジング11の端部が嵌合されている。ホルダ12は、コネクタハウジング11における電線60の引き出し側に装着され、これにより、コネクタハウジング11の栓収容室24が塞がれている。
図2に示すように、栓30は、ゴム等の弾性材料から形成されたもので、円環状に形成されている。栓30は、電線60に外嵌すると共に栓収容室24の輪郭を画成する周壁24aの内周面に内嵌される。
図3に示すように、栓30の内周面には、電線60の一部の外周面と密着する環状の複数の電線側リップ部31が突出して設けられている。これらの電線側リップ部31は、軸方向に間隔をあけて配置されている。
また、栓30の外周面には、栓収容室24の周壁24aの内周面と密着する環状の複数のハウジング側リップ部32が突出して設けられている。これらのハウジング側リップ部32は、軸方向に間隔をあけて配置されている。
栓30には、その内周面における、電線60の他端部60b側の端部に、環状の電線側フランジ部33が形成されている。この電線側フランジ部33は、電線側リップ部31よりも突出高さが大きな環状に形成されている。この電線側フランジ部33は、電線側リップ部31よりも厚みが小さく形成されている。本明細書中で言及する電線側フランジ部33の厚み及び電線側リップ部31の厚みとは、それぞれ栓30の軸方向に沿う方向における厚みである。また、厚みとは、突出部分における、最も突出している箇所である先端部を挟む2つの立ち上がり部分間の距離のことを指す。この電線側フランジ部33は、栓30を電線60に挿着した状態では、電線60の一部の外周面に接触して、電線60への挿入方向(図2中における下方向)と反対側へ撓み変形し、倒れた状態となる。
また、栓30には、その外周面における、電線60の他端部60b側の端部に、環状のハウジング側フランジ部34が形成されている。このハウジング側フランジ部34は、ハウジング側リップ部32よりも突出高さが大きな環状に形成されている。このハウジング側フランジ部34は、ハウジング側リップ部32よりも厚みが小さく形成されている。上述した電線側フランジ部33の厚み及び電線側リップ部31の場合と同様に、本明細書中で言及するハウジング側フランジ部34の厚み及びハウジング側リップ部32の厚みとは、それぞれ栓30の軸方向に沿う厚みである。このハウジング側フランジ部34は、栓30を栓収容室24に収容した状態では、栓収容室24の周壁24aに接触して、栓収容室24への挿入方向(図2中における下方向)と反対側へ撓み変形し、倒れた状態となる。
つまり、栓収容室24は、周壁24aの内径が、ハウジング側リップ部32及びハウジング側フランジ部34を除いた栓30の外径と略等しく、且つハウジング側リップ部32を含む栓30の外径よりも小さくなるように、設けられている。また、円環状に形成された栓30は、その内径が電線側リップ部31及び電線側フランジ部33を除いた電線60の外径と略等しく、且つ電線側リップ部31を含む電線60の外径よりも小さくなるように、形成されている。
次に、上記の防水コネクタ10を電線60の端部に挿着する場合について説明する。
図4は、電線への防水コネクタの挿着の手順を示す図であって、図4(a)から図4(c)は、それぞれ防水コネクタの断面図である。
図4(a)に示すように、栓30に対して、電線側フランジ部33及びハウジング側フランジ部34が形成された側から電線60を挿し込む。すなわち、図4(a)中矢印A方向に挿し込む。なお、電線60には、予めホルダ12の挿通孔12aに電線60を通すことで、ホルダ12を装着しておく。
栓30に電線60を挿し込むと、電線側フランジ部33は、電線60の外周面によって引きずられて電線60の挿入方向(図4(a)中矢印A方向)側へ撓んだ状態となる。この状態から、栓30に対して、電線60を引き抜く方向(図4(a)中矢印Aと反対方向)へ僅かに引っ張る。このようにすると、電線60の挿入方向(図4(a)中矢印A方向)側へ撓んでいた電線側フランジ部33が電線60の外周面によって引きずられて挿入方向と反対側へ戻される。
これにより、図4(b)に示すように、電線側フランジ部33は、電線60の一部の外周面に接触して撓み変形し、倒れた状態となる。また、2つの電線側リップ部31が電線60の外周面にそれぞれ密着した状態となる。
栓30に電線60を挿し込んだ後、電線60の一端部60aに端末処理を施して導体61を露出させる。そして、この導体61を露出させた電線60の一端部60aに、端子19の電線接続部21を加締めて圧着接続する。
次に、栓30が挿着された電線60及び栓30を、端子19が接続された電線60の一端部60a側からコネクタハウジング11の収容部15に挿し込む。すなわち、図4(c)中矢印B方向に挿し込む。
このようにすると、図4(c)に示すように、電線60に接続された端子19の電気接触部20がコネクタハウジング11の端子収容室17に挿し込まれ、端子19の係合孔22にランス18の突起18aが挿入される。これにより、端子19が端子収容室17内に係止される。
また、電線60に挿着された栓30がコネクタハウジング11の栓収容室24内に挿入されて嵌め込まれる。すると、栓30は、2つのハウジング側リップ部32が栓収容室24の周壁24aの内周面にそれぞれ密着した状態で栓収容室24に収容される。
そして、栓30を電線60の一端部60a側から栓収容室24に挿入して収容した際に、栓30のハウジング側フランジ部34が、栓収容室24の周壁24aの内周面に接触し、栓収容室24への挿入方向(図4(c)中矢印B方向)と反対側へ撓み変形して倒れた状態とされる。
このように、電線60に挿着した栓30をハウジング11の栓収容室24へ嵌め込むと、電線60の外周面に電線側リップ部31が密着し、栓収容室24の周壁24aの内周面にハウジング側リップ部32が密着する。さらに、電線60の他端部60b側の外周面に電線側フランジ部33が撓み変形して密着し、栓収容室24の周壁24aの内周面にハウジング側フランジ部34が撓み変形して密着する。
これにより、電線60とハウジング11の栓収容室24との間が栓30によって封鎖され、確実に防水された状態となる。
その後、ホルダ12をコネクタハウジング11の栓収容室24側の端部に被せ、ホルダ12の嵌合溝12bにコネクタハウジング11の端部を嵌合させる。このようにすると、ホルダ12がコネクタハウジング11に装着され、栓30が収容されたコネクタハウジング11の栓収容室24が塞がれる。
このように、上記実施形態に係る栓30及び防水コネクタ10によれば、栓30の電線側リップ部31が電線60の一部の外周面に密着し、且つ栓30のハウジング側リップ部32が栓収容室24の周壁24aの内周面に密着するので、電線60とコネクタハウジング11との隙間を栓30によって良好に防水することができる。
ここで、上述したように、従来の防水コネクタでは、経年変化や急激な温度変化が発生して、電線側リップ部31の電線60への密着力及びハウジング側リップ部32の栓収容室24の周壁24aへの密着力が低下したり、端子19が配置される防水コネクタ10の内部が負圧となることにより、電線側リップ部31やハウジング側リップ部32による防水性が低下するおそれがあった。
これに対して、本実施形態に係る防水コネクタ10では、栓30の外周面における、電線60の他端部60b側の端部に、ハウジング側リップ部32よりも突出高さが大きな環状のハウジング側フランジ部34が突出して設けられ、このハウジング側フランジ部34が、栓30を栓収容室24に収容した際に、栓収容室24の周壁24aに接触して電線60の他端部60b側に延びるように撓み変形する。また、栓30の内周面における、電線60の他端部60b側の端部に、電線側リップ部31よりも突出高さが大きな環状の電線側フランジ部33が突出して設けられ、この電線側フランジ部33が、栓30を電線60に挿着した際に、電線60の外周面の一部に接触して電線60の他端部60b側に延びるように撓み変形する。
このため、経年変化や急激な温度変化によって電線側リップ部31の電線60への密着力やハウジング側リップ部32の栓収容室24の周壁24aへの密着力が低下したり、端子19が配置される防水コネクタ10の内部が負圧となっても、ハウジング側フランジ部34が栓収容室24の周壁24aに密着した状態に維持され、且つ電線側フランジ部33が電線60の外周面に密着した状態に維持される。即ち、防水コネクタ10の内部が負圧となり、防水コネクタ10の内部側(電線60の一端部60a側)向きの力が栓30に作用した場合であっても、ハウジング側フランジ部34及び電線側フランジ部33は、その先端が電線60の他端部60b側に(つまり、電線60の挿入方向と反対側に向けて)延びるように撓み変形して栓収容室24の周壁又は電線60の外周面に密着しているので、電線60の一端部60a側向きの力に対抗し易い。このように、本実施形態に係る防水コネクタ10によれば、防水コネクタ10の内部が負圧となった場合であっても、電線側フランジ部33及びハウジング側フランジ部34が弁の役割を果たすので、防水性を維持することができる。
特に、ハウジング側フランジ部34は、ハウジング側リップ部32よりも、突出高さが大きく且つ栓30の端部に形成されており、また、電線側フランジ部33は、電線側リップ部31よりも突出高さが大きく且つ栓30の端部に形成されている。このため、ハウジング側フランジ部34及び電線側フランジ部33は、撓み変形し易く(座屈し難く)、倒れ易い。したがって、ハウジング側フランジ部34は、栓収容室24の周壁24aへ確実に密着し、電線側フランジ部33は、電線60の外周面へ確実に密着する。
さらに、ハウジング側フランジ部34は、ハウジング側リップ部32よりも厚みが小さく形成されているので、容易に撓み変形して栓収容室24の周壁24aへ確実に密着する。また、電線側フランジ部33は、電線側リップ部31よりも厚みが小さく形成されているので、容易に撓み変形して電線60の外周面へ確実に密着する。
この結果、本実施形態に係る防水コネクタ10によれば、栓30による電線60とコネクタハウジング11との隙間の良好な防水状態を長期にわたって維持することができる。
以下では、実施形態に係る栓30及び防水コネクタ10について纏める。
(1) 実施形態に係る栓30は、コネクタハウジング11と、該コネクタハウジング11内に形成された端子収容室17と、該端子収容室17に収容された端子19と、該端子19に電気的に接続された一端部60a及びコネクタハウジング11の外部に引き出された他端部60bを有する電線60と、電線60の長さ方向に沿って端子収容室17に並設され且つ電線60の一部の外周面を囲むようにコネクタハウジング11内に形成された円環形の栓収容室24と、を備えた防水コネクタ10の栓収容室24に収容可能な栓30である。栓30は、弾性を有し、且つ円環状に形成されている。栓30の内周面には、電線60の一部の外周面と密着する環状の電線側リップ部31が突出して設けられている。栓30の外周面には、栓収容室24の輪郭を画成する栓収容室24の周壁24aの内周面と密着する環状のハウジング側リップ部32が突出して設けられている。栓30の外周面における、電線60の他端部60b側の端部には、ハウジング側リップ部32よりも突出高さが大きな環状のハウジング側フランジ部34が突出して設けられており、栓30を栓収容室24に収容した際に、ハウジング側フランジ部34が、栓収容室24の周壁24aに接触して撓み変形する。
(2) 実施形態に係る栓30では、ハウジング側フランジ部34は、ハウジング側リップ部32よりも厚みが小さく形成されている。
(3) 実施形態に係る栓30は、コネクタハウジング11と、該コネクタハウジング11内に形成された端子収容室17と、該端子収容室17に収容された端子19と、該端子19に電気的に接続された一端部60a及びコネクタハウジング11の外部に引き出された他端部60bを有する電線60と、電線60の長さ方向に沿って端子収容室17に並設され且つ電線60の一部の外周面を囲むようにコネクタハウジング11内に形成された円環形の栓収容室24と、を備えた防水コネクタ10の栓収容室24に収容可能な栓30である。栓30は、弾性を有し、且つ円環状に形成されている。栓30の内周面には、電線60の一部の外周面と密着する環状の電線側リップ部31が突出して設けられている。栓30の外周面には、栓収容室24の輪郭を画成する栓収容室24の周壁24aの内周面と密着する環状のハウジング側リップ部32が突出して設けられている。栓30の内周面における、電線60の他端部60b側の端部には、電線側リップ部31よりも突出高さが大きな環状の電線側フランジ部33が突出して設けられており、栓30を電線60の一部に挿着した際に、電線側フランジ部33が、電線60の一部の外周面に接触して撓み変形する。
(4) 実施形態に係る栓30では、電線側フランジ部33は、電線側リップ部31よりも厚みが小さく形成されている。
(5) 実施形態に係る防水コネクタ10は、コネクタハウジング11と、該コネクタハウジング11内に形成された端子収容室17と、該端子収容室17に収容された端子19と、該端子19に電気的に接続された一端部60a及びコネクタハウジング11の外部に引き出された他端部60bを有する電線60と、電線60の長さ方向に沿って端子収容室17に並設され且つ電線60の一部の外周面を囲むようにコネクタハウジング11内に形成された円環形の栓収容室24と、栓収容室24に収容された栓30と、を備えた防水コネクタ10である。栓30は、弾性を有し、且つ円環状に形成されている。栓30の内周面には、電線60の一部の外周面と密着する環状の電線側リップ部31が突出して設けられている。栓30の外周面には、栓収容室24の輪郭を画成する栓収容室24の周壁24aの内周面と密着する環状のハウジング側リップ部32が突出して設けられている。栓30の外周面における、電線60の他端部60b側の端部には、ハウジング側リップ部32よりも突出高さが大きな環状のハウジング側フランジ部34が突出して設けられており、栓30を栓収容室24に収容した際に、ハウジング側フランジ部34が、栓収容室24の周壁24aに接触して撓み変形する。
(6) 実施形態に係る防水コネクタ10は、コネクタハウジング11と、該コネクタハウジング11内に形成された端子収容室17と、該端子収容室17に収容された端子19と、該端子19に電気的に接続された一端部60a及びコネクタハウジング11の外部に引き出された他端部60bを有する電線60と、電線60の長さ方向に沿って端子収容室17に並設され且つ電線60の一部の外周面を囲むようにコネクタハウジング11内に形成された円環形の栓収容室24と、栓収容室24に収容された栓30と、を備えた防水コネクタ10である。栓30は、弾性を有し、且つ円環状に形成されている。栓30の内周面には、電線60の一部の外周面と密着する環状の電線側リップ部31が突出して設けられている。栓30の外周面には、栓収容室24の輪郭を画成する栓収容室24の周壁24aの内周面と密着する環状のハウジング側リップ部32が突出して設けられている。栓30の内周面における、電線60の他端部60b側の端部には、電線側リップ部31よりも突出高さが大きな環状の電線側フランジ部33が突出して設けられており、栓30を電線60の一部に挿着した際に、電線側フランジ部33が、電線60の一部の外周面に接触して撓み変形する。
なお、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態は、本発明の技術的範囲内で種々の変形や改良等を伴うことができる。
10:防水コネクタ
11:コネクタハウジング
17:端子収容室
19:端子
24:栓収容室
24a:周壁
30:栓
31:電線側リップ部
32:ハウジング側リップ部
33:電線側フランジ部
34:ハウジング側フランジ部
60:電線
60a:一端部
60b:他端部

Claims (6)

  1. コネクタハウジングと、該コネクタハウジング内に形成された端子収容室と、該端子収容室に収容された端子と、該端子に電気的に接続された一端部及び前記コネクタハウジングの外部に引き出された他端部を有する電線と、前記電線の長さ方向に沿って前記端子収容室に並設され且つ前記電線の一部の外周面を囲むように前記コネクタハウジング内に形成された円環形の栓収容室と、を備えた防水コネクタの前記栓収容室に収容可能な栓であって、
    前記栓は、弾性を有し、且つ円環状に形成され、
    前記栓の内周面には、前記電線の一部の外周面と密着する環状の電線側リップ部が突出して設けられ、
    前記栓の外周面には、前記栓収容室の輪郭を画成する前記栓収容室の周壁の内周面と密着する環状のハウジング側リップ部が突出して設けられ、
    前記栓の外周面における、前記電線の他端部側の端部には、前記ハウジング側リップ部よりも突出高さが大きな環状のハウジング側フランジ部が突出して設けられており、
    前記栓を前記栓収容室に収容した際に、前記ハウジング側フランジ部が、前記栓収容室の周壁に接触して撓み変形する、
    ことを特徴とする栓。
  2. 前記ハウジング側フランジ部は、前記ハウジング側リップ部よりも厚みが小さく形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の栓。
  3. コネクタハウジングと、該コネクタハウジング内に形成された端子収容室と、該端子収容室に収容された端子と、該端子に電気的に接続された一端部及び前記コネクタハウジングの外部に引き出された他端部を有する電線と、前記電線の長さ方向に沿って前記端子収容室に並設され且つ前記電線の一部の外周面を囲むように前記コネクタハウジング内に形成された円環形の栓収容室と、を備えた防水コネクタの前記栓収容室に収容可能な栓であって、
    前記栓は、弾性を有し、且つ円環状に形成され、
    前記栓の内周面には、前記電線の一部の外周面と密着する環状の電線側リップ部が突出して設けられ、
    前記栓の外周面には、前記栓収容室の輪郭を画成する前記栓収容室の周壁の内周面と密着する環状のハウジング側リップ部が突出して設けられ、
    前記栓の内周面における、前記電線の他端部側の端部には、前記電線側リップ部よりも突出高さが大きな環状の電線側フランジ部が突出して設けられており、
    前記栓を前記電線の一部に挿着した際に、前記電線側フランジ部が、前記電線の一部の外周面に接触して撓み変形する、
    ことを特徴とする栓。
  4. 前記電線側フランジ部は、前記電線側リップ部よりも厚みが小さく形成されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の栓。
  5. コネクタハウジングと、
    該コネクタハウジング内に形成された端子収容室と、
    該端子収容室に収容された端子と、
    該端子に電気的に接続された一端部及び前記コネクタハウジングの外部に引き出された他端部を有する電線と、
    前記電線の長さ方向に沿って前記端子収容室に並設され且つ前記電線の一部の外周面を囲むように前記コネクタハウジング内に形成された円環形の栓収容室と、
    前記栓収容室に収容された栓と、
    を備えた防水コネクタであって、
    前記栓は、弾性を有し、且つ円環状に形成され、
    前記栓の内周面には、前記電線の一部の外周面と密着する環状の電線側リップ部が突出して設けられ、
    前記栓の外周面には、前記栓収容室の輪郭を画成する前記栓収容室の周壁の内周面と密着する環状のハウジング側リップ部が突出して設けられ、
    前記栓の外周面における、前記電線の他端部側の端部には、前記ハウジング側リップ部よりも突出高さが大きな環状のハウジング側フランジ部が突出して設けられており、
    前記栓を前記栓収容室に収容した際に、前記ハウジング側フランジ部が、前記栓収容室の周壁に接触して撓み変形する、
    ことを特徴とする防水コネクタ。
  6. コネクタハウジングと、
    該コネクタハウジング内に形成された端子収容室と、
    該端子収容室に収容された端子と、
    該端子に電気的に接続された一端部及び前記コネクタハウジングの外部に引き出された他端部を有する電線と、
    前記電線の長さ方向に沿って前記端子収容室に並設され且つ前記電線の一部の外周面を囲むように前記コネクタハウジング内に形成された円環形の栓収容室と、
    前記栓収容室に収容された栓と、
    を備えた防水コネクタであって、
    前記栓は、弾性を有し、且つ円環状に形成され、
    前記栓の内周面には、前記電線の一部の外周面と密着する環状の電線側リップ部が突出して設けられ、
    前記栓の外周面には、前記栓収容室の輪郭を画成する前記栓収容室の周壁の内周面と密着する環状のハウジング側リップ部が突出して設けられ、
    前記栓の内周面における、前記電線の他端部側の端部には、前記電線側リップ部よりも突出高さが大きな環状の電線側フランジ部が突出して設けられており、
    前記栓を前記電線の一部に挿着した際に、前記電線側フランジ部が、前記電線の一部の外周面に接触して撓み変形する、
    ことを特徴とする防水コネクタ。
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