JP2015001837A - ソフトウェア更新プログラムおよびソフトウェア更新装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電子機器がソフトウェアの更新に必要なデータを受信してソフトウェアを更新する一連の動作の所要時間を低減することができるソフトウェア更新プログラムおよびソフトウェア更新装置を提供する。
【解決手段】 ファームウェア更新装置は、MFPが更新用ファームウェアを受信して更新前ファームウェアを更新用ファームウェアに更新する通常更新方式、および、MFPが更新前ファームウェアに対する更新用ファームウェアの差分データを受信して差分データを更新前ファームウェアに適用した更新用ファームウェアに更新前ファームウェアを更新する差分更新方式のうち所要時間が短い方式を選択し(S139)、通常更新方式を選択した場合に(S140でYES)MFPに通常更新方式によるファームウェアの更新を指示し(S141)、差分更新方式を選択した場合に(S140でNO)MFPに差分更新方式によるファームウェアの更新を指示する(S142)。
【選択図】 図6

Description

本発明は、電子機器にソフトウェアの更新を指示するためのソフトウェア更新プログラムおよびソフトウェア更新装置に関する。
従来、電子機器が更新前ソフトウェアに対する更新用ソフトウェアの差分データを受信してこの差分データを更新前ソフトウェアに適用した更新用ソフトウェアに更新前ソフトウェアを更新する差分更新方式が知られている(特許文献1、2参照。)。差分更新方式は、電子機器が更新用ソフトウェア自体を受信して更新前ソフトウェアを更新用ソフトウェアに更新する通常更新方式と比較して、通常、所要時間を短縮することができる。
特開2011−237861号公報 特開2012−190199号公報
しかしながら、差分更新方式においては、差分データのサイズが大きいなど、特定の状況下では、通常更新方式と比較して、所要時間がかえって増加する場合があるという問題がある。
そこで、本発明は、電子機器がソフトウェアの更新に必要なデータを受信してソフトウェアを更新する一連の動作の所要時間を低減することができるソフトウェア更新プログラムおよびソフトウェア更新装置を提供することを目的とする。
本発明のソフトウェア更新プログラムは、電子機器にソフトウェアの更新を指示する更新指示手段、および、前記電子機器が更新用ソフトウェアを受信して更新前ソフトウェアを前記更新用ソフトウェアに更新する通常更新方式、および、前記電子機器が前記更新前ソフトウェアに対する前記更新用ソフトウェアの差分データを受信して前記差分データを前記更新前ソフトウェアに適用した前記更新用ソフトウェアに前記更新前ソフトウェアを更新する差分更新方式のうち所要時間が短い方式を選択する方式選択手段としてコンピューターを機能させ、前記更新指示手段は、前記方式選択手段によって前記通常更新方式が選択された場合に前記通常更新方式による更新を指示し、前記方式選択手段によって前記差分更新方式が選択された場合に前記差分更新方式による更新を指示することを特徴とする。
この構成により、本発明のソフトウェア更新プログラムは、通常更新方式および差分更新方式のうち所要時間が短い方式によるソフトウェアの更新を電子機器に指示するので、電子機器がソフトウェアの更新に必要なデータを受信してソフトウェアを更新する一連の動作の所要時間を低減することができる。
ここで、前記通常更新方式における前記所要時間は、前記電子機器による前記更新用ソフトウェアの受信に必要な更新用ソフトウェア受信時間を含み、前記差分更新方式における前記所要時間は、前記電子機器による前記差分データの受信に必要な差分データ受信時間および前記電子機器が前記差分データを前記更新前ソフトウェアに適用して前記更新用ソフトウェアを生成するのに必要な生成時間の合計時間を含んでもよい。この場合、前記方式選択手段は、前記更新用ソフトウェア受信時間と前記合計時間とを比較し、前記更新用ソフトウェア受信時間の方が短ければ前記通常更新方式の前記所要時間の方が短いと判断し、前記合計時間の方が短ければ前記差分更新方式の前記所要時間の方が短いと判断してもよい。
また、前記通常更新方式における前記所要時間は、前記電子機器による前記更新用ソフトウェアの受信に必要な更新用ソフトウェア受信時間を含み、前記差分更新方式における前記所要時間は、前記電子機器による前記差分データの受信に必要な差分データ受信時間、前記電子機器が前記更新前ソフトウェアを複製するのに必要な複製時間、および前記電子機器が前記差分データを前記更新前ソフトウェアに適用して前記更新用ソフトウェアを生成するのに必要な生成時間の合計時間を含んでもよい。この場合、前記方式選択手段は、前記更新用ソフトウェア受信時間と前記合計時間とを比較し、前記更新用ソフトウェア受信時間の方が短ければ前記通常更新方式の前記所要時間の方が短いと判断し、前記合計時間の方が短ければ前記差分更新方式の前記所要時間の方が短いと判断してもよい。
この構成により、本発明のソフトウェア更新プログラムは、実質的な所要時間に基づいて通常更新方式と差分更新方式の何れかを選択して、電子機器がソフトウェアの更新に必要なデータを受信してソフトウェアを更新する一連の動作の所要時間を適切に低減することができる。
また、本発明のソフトウェア更新プログラムは、前記電子機器の通信速度を取得する通信速度取得手段、前記通信速度取得手段によって取得された通信速度と、前記更新用ソフトウェアのサイズとに基づいて前記更新用ソフトウェア受信時間を算出する更新用ソフトウェア受信時間算出手段、および、前記通信速度取得手段によって取得された通信速度と、前記差分データのサイズとに基づいて前記差分データ受信時間を算出する差分データ受信時間算出手段として前記コンピューターを機能させても良い。
この構成により、本発明のソフトウェア更新プログラムは、更新用ソフトウェアの受信に必要な通信時間と、差分データの受信に必要な通信時間を考慮して、通常更新方式および差分更新方式のうち所要時間が短い方式を選択する。このため、通信時間を考慮しない構成と比較して、電子機器がソフトウェアの更新に必要なデータを受信してソフトウェアを更新する一連の動作の所要時間を適切に低減することができる。
また、本発明のソフトウェア更新プログラムにおいて、前記通信速度取得手段は、通信速度を実際に計測することによって取得しても良い。
この構成により、本発明のソフトウェア更新プログラムは、実際に計測した通信速度に基づいて通信時間を算出するので、既定の通信速度に基づいて通信時間を算出する構成と比較して、電子機器がソフトウェアの更新に必要なデータを受信してソフトウェアを更新する一連の動作の所要時間を適切に低減することができる。
また、本発明のソフトウェア更新プログラムは、前記電子機器の処理能力を取得する処理能力取得手段、および、前記処理能力取得手段によって取得された処理能力と、前記差分データのサイズとに基づいて、前記生成時間を算出する生成時間算出手段として前記コンピューターを機能させても良い。
この構成により、本発明のソフトウェア更新プログラムは、電子機器が差分データを更新前ソフトウェアに適用して更新用ソフトウェアを生成するのに必要な生成時間を算出し、この生成時間を考慮して、通常更新方式および差分更新方式のうち所要時間が短い方式を選択する。このため、生成時間を考慮しない構成と比較して、電子機器がソフトウェアの更新に必要なデータを受信してソフトウェアを更新する一連の動作の所要時間を適切に低減することができる。
また、本発明のソフトウェア更新プログラムは、前記電子機器の処理能力を取得する処理能力取得手段、および、前記処理能力取得手段によって取得された処理能力と、前記更新前ソフトウェアのサイズとに基づいて、前記複製時間を算出する複製時間算出手段として前記コンピューターを機能させても良い。
この構成により、本発明のソフトウェア更新プログラムは、電子機器が更新前ソフトウェアを複製するのに必要な複製時間を考慮して、通常更新方式および差分更新方式のうち所要時間が短い方式を選択する。このため、複製時間を考慮しない構成と比較して、電子機器がソフトウェアの更新に必要なデータを受信してソフトウェアを更新する一連の動作の所要時間を適切に低減することができる。
本発明のソフトウェア更新装置は、電子機器にソフトウェアの更新を指示する更新指示手段と、前記電子機器が更新用ソフトウェアを受信して更新前ソフトウェアを前記更新用ソフトウェアに更新する通常更新方式、および、前記電子機器が前記更新前ソフトウェアに対する前記更新用ソフトウェアの差分データを受信して前記差分データを前記更新前ソフトウェアに適用した前記更新用ソフトウェアに前記更新前ソフトウェアを更新する差分更新方式のうち所要時間が短い方式を選択する方式選択手段とを備え、前記更新指示手段は、前記方式選択手段によって前記通常更新方式が選択された場合に前記通常更新方式による更新を指示し、前記方式選択手段によって前記差分更新方式が選択された場合に前記差分更新方式による更新を指示することを特徴とする。
この構成により、本発明のソフトウェア更新装置は、通常更新方式および差分更新方式のうち所要時間が短い方式によるソフトウェアの更新を電子機器に指示するので、電子機器がソフトウェアの更新に必要なデータを受信してソフトウェアを更新する一連の動作の所要時間を低減することができる。
本発明のソフトウェア更新プログラムおよびソフトウェア更新装置は、電子機器がソフトウェアの更新に必要なデータを受信してソフトウェアを更新する一連の動作の所要時間を低減することができる。
本発明の一実施の形態に係るファームウェアアップデートシステムのブロック図である。 図1に示すMFPのブロック図である。 図1に示す管理サーバーのブロック図である。 図1に示すファームウェア更新装置のブロック図である。 MFP用の最新バージョンのファームウェアがアップロードされた場合の図3に示す管理サーバーの動作のフローチャートである。 MFPにファームウェアの更新を指示する場合の図4に示すファームウェア更新装置の動作のフローチャートである。 図2に示すMFPにおける通常更新方式と差分更新方式との所要時間の差異を示す図である。 通常更新方式によってファームウェアを更新する場合の図2に示すMFPの動作のフローチャートである。 差分更新方式によってファームウェアを更新する場合の図2に示すMFPの動作のフローチャートである。 差分更新方式によってファームウェアを更新する場合の図2に示すMFPの動作のフローチャートであって、図9に示す例とは異なる例を示すフローチャートである。 図2に示すMFPにおける通常更新方式と差分更新方式との所要時間の差異を示す図であって、図10に示すフローチャートに対応した図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
まず、本実施の形態に係るファームウェアアップデートシステムの構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係るファームウェアアップデートシステム10のブロック図である。
図1に示すように、ファームウェアアップデートシステム10は、MFP(Multifunction Peripheral)20を含む複数のMFPと、複数のMFPを管理する管理サーバー30と、各MFPにソフトウェア、例えば、ファームウェアの更新を指示するソフトウェア更新装置としてのファームウェア更新装置40とを備えている。ファームウェアアップデートシステム10の複数のMFPと、管理サーバー30と、ファームウェア更新装置40とは、LAN(Local Area Network)、インターネットなどのネットワーク11を介して互いに通信可能に接続されている。
ファームウェアアップデートシステム10の複数のMFPのそれぞれの構成は、MFP20の構成と同様である。したがって、以下においては、ファームウェアアップデートシステム10の複数のMFPを代表してMFP20について説明する。
図2は、MFP20のブロック図である。
図2に示すように、MFP20は、利用者による種々の操作が入力されるボタンなどの入力デバイスである操作部21と、種々の情報を表示するLCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスである表示部22と、原稿から画像を読み取る読取デバイスであるスキャナー23と、用紙などの記録媒体に印刷を実行する印刷デバイスであるプリンター24と、図示していない外部のファクシミリ装置と公衆電話回線などの通信回線経由でファックス通信を行うファックスデバイスであるファックス通信部25と、ネットワーク11(図1参照。)経由で外部の装置と通信を行うネットワーク通信デバイスであるネットワーク通信部26と、各種のデータを記憶しているEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性の記憶装置である記憶部27と、MFP20全体を制御する制御部28とを備えている。MFP20は、本発明の電子機器を構成している。
操作部21は、表示部22とともにタッチパネルを形成する入力デバイスを含んでいても良い。
記憶部27は、ファームウェア27bを記憶するファームウェア記憶領域27aを備えている。
制御部28は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムおよび各種のデータを記憶しているROM(Read Only Memory)と、CPUの作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)とを備えている。CPUは、ROMまたは記憶部27に記憶されているプログラムを実行する。
制御部28は、ファームウェア記憶領域27aに記憶されているファームウェア27bを実行する。
制御部28は、ファームウェア27bの更新の方式として、更新用ソフトウェア、例えば、更新用ファームウェアを、ネットワーク通信部26を介して受信した後、この更新用ファームウェアに更新前ソフトウェア、例えば、更新前ファームウェアを書き換えることで更新する通常更新方式に対応している。また、制御部28は、ファームウェア27bの更新の方式として、更新前ファームウェアに対する更新用ファームウェアの差分データとしてのパッチを、ネットワーク通信部26を介して受信した後、このパッチを更新前ファームウェアに適用した更新用ファームウェアに更新前ファームウェアを書き換えることで更新する差分更新方式にも対応している。
図3は、管理サーバー30のブロック図である。
図3に示すように、管理サーバー30は、種々の操作が入力されるマウスやキーボードなどの入力デバイスである操作部31と、種々の情報を表示するLCDなどの表示デバイスである表示部32と、ネットワーク11(図1参照。)経由で外部の装置と通信を行うネットワーク通信デバイスであるネットワーク通信部33と、プログラムおよび各種のデータを記憶しているHDDなどの不揮発性の記憶装置である記憶部34と、管理サーバー30全体を制御する制御部35とを備えている。管理サーバー30は、例えばPC(Personal Computer)などのコンピューターによって構成されている。
記憶部34は、MFP用のファームウェア34aをバージョン毎に記憶することができる。
また、記憶部34は、互いに異なる2つのバージョンのファームウェア34a同士のパッチ34bを、この2つのバージョンの組み合わせ毎に記憶することができる。
制御部35は、例えば、CPUと、プログラムおよび各種のデータを記憶しているROMと、CPUの作業領域として用いられるRAMとを備えている。CPUは、ROMまたは記憶部34に記憶されているプログラムを実行する。
図4は、ファームウェア更新装置40のブロック図である。
図4に示すように、ファームウェア更新装置40は、種々の操作が入力されるマウスやキーボードなどの入力デバイスである操作部41と、種々の情報を表示するLCDなどの表示デバイスである表示部42と、ネットワーク11(図1参照。)経由で外部の装置と通信を行うネットワーク通信デバイスであるネットワーク通信部43と、プログラムおよび各種のデータを記憶しているHDDなどの不揮発性の記憶装置である記憶部44と、ファームウェア更新装置40全体を制御する制御部45とを備えている。ファームウェア更新装置40は、例えばPCなどのコンピューターによって構成されている。
記憶部44は、MFP20にファームウェアの更新を指示するためのソフトウェア更新プログラムとしてのファームウェア更新プログラム44aを記憶している。ファームウェア更新プログラム44aは、ファームウェア更新装置40の製造段階でファームウェア更新装置40にインストールされていても良いし、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)などの記憶媒体からファームウェア更新装置40に追加でインストールされても良いし、ネットワーク11上からファームウェア更新装置40に追加でインストールされても良い。
記憶部44は、MFP用のファームウェア44bをバージョン毎に記憶することができる。
制御部45は、例えば、CPUと、プログラムおよび各種のデータを記憶しているROMと、CPUの作業領域として用いられるRAMとを備えている。CPUは、ROMまたは記憶部44に記憶されているプログラムを実行する。
制御部45は、記憶部45に記憶されているファームウェア更新プログラム44aを実行することによって、MFP20の通信速度(具体的にはMFP20と管理サーバー30との間の通信速度)を取得する通信速度取得手段45a、MFP20による更新用ファームウェアの受信に必要な通信時間を算出する更新用ソフトウェア受信時間算出手段としての更新用ファームウェア受信時間算出手段45b、MFP20によるパッチの受信に必要な通信時間を算出する差分データ受信時間算出手段45c、MFP20の処理能力を取得する処理能力取得手段45d、MFP20がパッチを更新前ファームウェアに適用して更新用ファームウェアを生成するのに必要な生成時間を算出する生成時間算出手段45e、通常更新方式と差分更新方式とのうち所要時間が短い方式を選択する方式選択手段45f、MFP20にファームウェアの更新を指示する更新指示手段45g、および、MFP20が更新前ファームウェアを複製するのに必要な複製時間を算出する複製時間算出手段45hとして機能する。
次に、ファームウェアアップデートシステム10の動作について説明する。
まず、ファームウェア更新装置40から管理サーバー30にMFP用の最新バージョンのファームウェアがアップロードされる場合のファームウェアアップデートシステム10の動作について説明する。
ファームウェア更新装置40の制御部45は、記憶部44に最新バージョンのファームウェア44bが記憶された場合に、そのファームウェアを、ネットワーク通信部43を介して管理サーバー30に送信する。
管理サーバー30の制御部35は、ファームウェア更新装置40から送信されてきたファームウェアを、ネットワーク通信部33を介して受信すると、図5に示す動作を実行する。
図5は、MFP用の最新バージョンのファームウェアがアップロードされた場合の管理サーバー30の動作のフローチャートである。
図5に示すように、管理サーバー30の制御部35は、ネットワーク通信部33を介して受信したファームウェアを対象にする(S101)。
次いで、制御部35は、S101において対象としたファームウェアのバージョンと同一のバージョンのファームウェア34aが記憶部34に記憶されているか否かを判断する(S102)。ここで、制御部35は、記憶部34に記憶されているファームウェア34aのバージョンを確認し、S101において対象としたファームウェアのバージョンが、記憶部34に記憶されている何れのファームウェア34aのバージョンとも異なる場合に、S101において対象としたファームウェアのバージョンと同一のバージョンのファームウェア34aが記憶部34に記憶されていないと判断する。
制御部35は、同一のバージョンのファームウェア34aが記憶部34に記憶されていないとS102において判断すると、記憶部34に記憶されている全てのファームウェア34aのそれぞれに対して、そのファームウェア34aと、S101において対象としたファームウェアとのうちバージョンが古いファームウェアに対するバージョンが新しいファームウェアの差分データをパッチとして生成する(S103)。
次いで、制御部35は、S103において生成したパッチをパッチ34bとして記憶部34に記憶させる(S104)。したがって、記憶部34に記憶されている全てのファームウェア34aのそれぞれのバージョンと、S101において対象としたファームウェアのバージョンとの組み合わせ毎に、パッチ34bが記憶部34に記憶される。
制御部35は、S104の処理を終了すると、S101において対象としたファームウェアをファームウェア34aとして記憶部34に記憶させる(S105)。
制御部35は、同一のバージョンのファームウェア34aが記憶部34に記憶されているとS102において判断するか、S105の処理を終了すると、図5に示す動作を終了する。
次に、MFP20にファームウェアの更新を指示する場合のファームウェア更新装置40の動作について説明する。
ファームウェア更新装置40の制御部45は、最新バージョンのファームウェアへの更新のMFP20に対する指示が操作部41を介して入力されると、図6に示す動作を実行する。
図6は、MFP20にファームウェアの更新を指示する場合のファームウェア更新装置40の動作のフローチャートである。
図6に示すように、制御部45の更新指示手段45gは、MFP20の現在のファームウェア、すなわち、ファームウェア記憶領域27aに記憶されているファームウェア27bのバージョンと、MFP20がパッチに対応可能であるか否かの情報(以下「パッチ対応情報」と言う。)とをネットワーク通信部43を介してMFP20から取得する(S131)。
次いで、更新指示手段45gは、MFP20がパッチに対応可能であるか否かをS131において取得したパッチ対応情報に基づいて判断する(S132)。
通信速度取得手段45aは、MFP20がパッチに対応可能であるとS132において判断されると、MFP20の通信速度を取得する(S133)。ここで、通信速度取得手段45aは、MFP20の通信速度として記憶部44に記憶されている既定の通信速度を取得しても良いし、例えばMFP20に管理サーバー30からダミーのデータを実際に受信させてMFP20の通信速度を計測することによって、MFP20の通信速度を取得しても良い。
更新用ファームウェア受信時間算出手段45bは、S133の処理の後、S133において取得された通信速度と、更新用ファームウェア、すなわち、最新バージョンのファームウェアのサイズとに基づいて、MFP20による更新用ファームウェアの受信に必要な通信時間を算出する(S134)。ここで、更新用ファームウェア受信時間算出手段45bは、最新バージョンのファームウェアのサイズを記憶部44上のファームウェア44bに基づいて取得することができる。
差分データ受信時間算出手段45cは、S134の処理の後、更新前ファームウェア、すなわち、S131において取得されたバージョンのファームウェアに対する更新用ファームウェア、すなわち、最新バージョンのファームウェアの差分データとしてのパッチのサイズを、ネットワーク通信部43を介して管理サーバー30から取得する(S135)。なお、管理サーバー30が記憶している全てのパッチのサイズを制御部45が事前にネットワーク通信部43を介して管理サーバー30から取得して記憶部44に記憶する場合、差分データ受信時間算出手段45cは、更新前ファームウェアに対する更新用ファームウェアの差分データとしてのパッチのサイズを記憶部44から取得しても良い。
差分データ受信時間算出手段45cは、S135の処理の後、S133において取得された通信速度と、S135において取得したパッチのサイズとに基づいて、MFP20によるパッチの受信に必要な通信時間を算出する(S136)。
次いで、処理能力取得手段45dは、MFP20の処理能力を取得する(S137)。例えば、処理能力取得手段45dは、MFP20の処理能力が記憶部44に記憶されている場合には、記憶部44に記憶されているMFP20の処理能力を取得する。
次いで、生成時間算出手段45eは、S137において取得された処理能力と、S135において取得されたパッチのサイズとに基づいて、MFP20がパッチを更新前ファームウェア、すなわち、S131において取得されたバージョンのファームウェアに適用して更新用ファームウェア、すなわち、最新バージョンのファームウェアを生成するのに必要な生成時間を算出する(S138)。
次いで、方式選択手段45fは、S134において算出された通信時間と、S136において算出された通信時間と、S138において算出された生成時間とに基づいて、通常更新方式と差分更新方式とのうち所要時間が短い方式を選択する(S139)。
図7は、MFP20における通常更新方式と差分更新方式との所要時間の差異を示す図である。
図7に示すように、通常更新方式においては、MFP20による更新用ファームウェアの受信に必要な通信時間51が存在する。一方、差分更新方式においては、MFP20による更新用ファームウェアの受信に必要な通信時間51が存在しない代わりに、MFP20によるパッチの受信に必要な通信時間61と、MFP20がパッチを更新前ファームウェアに適用して更新用ファームウェアを生成するのに必要な生成時間62とが存在する。通常更新方式の所要時間には、通信時間51、および更新前ファームウェアを更新用ファームウェアに更新するのに必要な更新時間が含まれる。また、差分更新方式の所要時間には、通信時間61、生成時間62、および更新前ファームウェアを更新用ファームウェアに更新するのに必要な更新時間が含まれる。
ここで、更新用ファームウェアのサイズは、パッチのサイズよりも大きいので、通信時間51は通信時間61よりも大きくなる。図7に示す例では、通信時間51と通信時間61との差は、生成時間62よりも長い。通信速度が大きくなるとともに、通信時間51と通信時間61との差は短くなっていき、生成時間62よりも短くなることが考えられる。また、パッチのサイズが大きくなるとともに、またはMFP20の処理能力が小さくなるとともに、生成時間62が長くなっていき、通信時間51と通信時間61との差が生成時間62よりも短くなることが考えられる。更新時間は通常更新方式と差分更新方式とで差はないので、上記のような場合、MFP20がファームウェアの更新に必要なデータを受信してファームウェアを更新する一連の動作の所要時間は、通常更新方式の方が短くなると判断することができる。従って、高速の通信環境が整っている場合や、更新用ファームウェアとパッチのサイズ差が小さい場合、MFP20の処理能力が小さい場合は、そうでない場合と比較して通常更新方式が選択される可能性が高くなる。
方式選択手段45fは、S134において算出された通信時間51が、S136において算出された通信時間61と、S138において算出された生成時間62との合計時間より短い場合には、通常更新方式の所要時間の方が短いと判断し、通常更新方式を選択する。また、方式選択手段45fは、S134において算出された通信時間51が、S136において算出された通信時間61と、S138において算出された生成時間62との合計時間より長い場合には、差分更新方式の所要時間の方が短いと判断し、差分更新方式を選択する。なお、方式選択手段45fは、S134において算出された通信時間51が、S136において算出された通信時間61と、S138において算出された生成時間62との合計時間と同一の場合には、通常更新方式および差分更新方式の何れを選択しても良いので、事前に設定されている方を選択する。
図6に示すように、更新指示手段45gは、S139の処理の後、S139において通常更新方式が選択されたか否かを判断する(S140)。
更新指示手段45gは、MFP20がパッチに対応可能ではないとS132において判断するか、通常更新方式が選択されたとS140において判断すると、通常更新方式によるファームウェアの更新を、ネットワーク通信部43を介してMFP20に指示する(S141)。なお、更新指示手段45gは、S141の指示に最新バージョンのファームウェアのバージョンの情報を含める。
更新指示手段45gは、通常更新方式が選択されなかったとS140において判断すると、差分更新方式によるファームウェアの更新を、ネットワーク通信部43を介してMFP20に指示する(S142)。なお、更新指示手段45gは、S142の指示に最新バージョンのファームウェアのバージョンの情報を含める。
更新指示手段45gは、S141またはS142の処理の後、図6に示す動作を終了する。
次に、通常更新方式によってファームウェアを更新する場合のMFP20の動作について説明する。
MFP20の制御部28は、通常更新方式によるファームウェアの更新の指示を、ネットワーク通信部26を介してファームウェア更新装置40から受信すると、図8に示す動作を実行する。
図8は、通常更新方式によってファームウェアを更新する場合のMFP20の動作のフローチャートである。
図8に示すように、制御部28は、ファームウェア更新装置40から受信した指示に含まれているバージョンのファームウェアを、更新用ファームウェアとして、ネットワーク通信部26を介して管理サーバー30からダウンロードする(S161)。
次いで、制御部28は、更新前ファームウェア、すなわち、ファームウェア記憶領域27aに記憶されているファームウェア27bを、S161においてダウンロードした更新用ファームウェアに更新して(S162)、図8に示す動作を終了する。
次に、差分更新方式によってファームウェアを更新する場合のMFP20の動作について説明する。
MFP20の制御部28は、差分更新方式によるファームウェアの更新の指示を、ネットワーク通信部26を介してファームウェア更新装置40から受信すると、図9に示す動作を実行する。
図9は、差分更新方式によってファームウェアを更新する場合のMFP20の動作のフローチャートである。
図9に示すように、制御部28は、ファームウェア更新装置40から受信した指示に含まれているバージョンと、更新前ファームウェア、すなわち、ファームウェア記憶領域27aに記憶されているファームウェア27bのバージョンとの組み合わせに応じたパッチを、ネットワーク通信部26を介して管理サーバー30からダウンロードする(S191)。
また、制御部28は、S191の処理と並列に、更新前ファームウェア、すなわち、ファームウェア記憶領域27aに記憶されているファームウェア27bを複製して、ファームウェア記憶領域27a外に記憶させる(S192)。
制御部28は、S191の処理およびS192の処理の後、S192においてファームウェア記憶領域27a外に記憶させた更新前ファームウェアに、S191においてダウンロードしたパッチを適用して、ファームウェア記憶領域27a外に更新用ファームウェアを生成する(S193)。
次いで、制御部28は、更新前ファームウェア、すなわち、ファームウェア記憶領域27aに記憶されているファームウェア27bを、S193において生成した更新用ファームウェアに更新して(S194)、図9に示す動作を終了する。
以上に説明したように、ファームウェア更新装置40は、通常更新方式および差分更新方式のうち所要時間が短い方式によるファームウェアの更新をMFP20に指示する(S139〜S142)ので、MFP20がファームウェアの更新に必要なデータを受信してファームウェアを更新する一連の動作の所要時間を低減することができる。
また、ファームウェア更新装置40は、更新用ファームウェアの受信に必要な通信時間と、パッチの受信に必要な通信時間を考慮して、通常更新方式および差分更新方式のうち所要時間が短い方式を選択する(S134、S136およびS139)ので、通信時間を考慮しない構成と比較して、MFP20がファームウェアの更新に必要なデータを受信してファームウェアを更新する一連の動作の所要時間を適切に低減することができる。
なお、通信速度は、MFP20と管理サーバー30との間の回線の状況によって異なる。このため、通信速度が地域によって異なることがある。しかしながら、ファームウェア更新装置40は、MFP20の通信速度に基づいて通信時間を算出するので、MFP20が設置されている地域によらず、MFP20がファームウェアの更新に必要なデータを受信してファームウェアを更新する一連の動作の所要時間を適切に低減することができる。
ここで、ファームウェア更新装置40は、実際に計測した通信速度に基づいて通信時間を算出する場合、既定の通信速度に基づいて通信時間を算出する構成と比較して、MFP20がファームウェアの更新に必要なデータを受信してファームウェアを更新する一連の動作の所要時間を適切に低減することができる。
また、ファームウェア更新装置40は、MFP20がパッチを更新前ファームウェアに適用して更新用ファームウェアを生成するのに必要な生成時間を算出し(S138)、この生成時間を考慮して、通常更新方式および差分更新方式のうち所要時間が短い方式を選択する(S139)。このため、生成時間を考慮しない構成と比較して、MFP20がファームウェアの更新に必要なデータを受信してファームウェアを更新する一連の動作の所要時間を適切に低減することができる。
なお、ファームウェア更新装置40は、本実施の形態において、上述したように、MFP20による更新用ファームウェアの受信に必要な通信時間51と、MFP20によるパッチの受信に必要な通信時間61と、MFP20がパッチを更新前ファームウェアに適用して更新用ファームウェアを生成するのに必要な生成時間62とに基づいて、通常更新方式および差分更新方式のうち所要時間が短い方式を選択する。このため、実質的な所要時間に基づいて通常更新方式と差分更新方式の何れかを選択して、MFP20がファームウェアの更新に必要なデータを受信してファームウェアを更新する一連の動作の所要時間を適切に低減することができる。
さらに、ファームウェア更新装置40は、これらの時間以外にも、MFP20における通常更新方式と差分更新方式との所要時間の差異に影響する時間が存在する場合には、その時間にも基づいて、通常更新方式および差分更新方式のうち所要時間が短い方式を選択しても良い。
例えば、MFP20おける通常更新方式と差分更新方式との所要時間の差異は、MFP20が差分更新方式によってファームウェアを更新する場合に図9に示すようにパッチのダウンロード(S191)および更新前ファームウェアの複製(S192)を並列処理するときには、図7に示すようになる。一方、MFP20が差分更新方式によってファームウェアを更新する場合に図10に示すようにパッチのダウンロード(S191)および更新前ファームウェアの複製(S192)を並列処理しないときには、図11に示すようになる。図11に示すように、通常更新方式においては、MFP20による更新用ファームウェアの受信に必要な通信時間51が存在する。一方、差分更新方式においては、MFP20による更新用ファームウェアの受信に必要な通信時間51が存在しない代わりに、MFP20によるパッチの受信に必要な通信時間61と、MFP20がパッチを更新前ファームウェアに適用して更新用ファームウェアを生成するのに必要な生成時間62と、MFP20が更新前ファームウェアをファームウェア記憶領域外に複製するのに必要な複製時間63とが存在する。通常更新方式の所要時間には、通信時間51、および更新前ファームウェアを更新用ファームウェアに更新するのに必要な更新時間が含まれる。また、差分更新方式の所要時間には、通信時間61、生成時間62、複製時間63、および更新前ファームウェアを更新用ファームウェアに更新するのに必要な更新時間が含まれる。
ここで、更新用ファームウェアのサイズは、パッチのサイズよりも大きいので、通信時間51は通信時間61よりも大きくなる。図11に示す例では、通信時間51と通信時間61との差は、複製時間63と生成時間62の合計時間よりも長い。通信速度が大きくなるとともに、通信時間51と通信時間61との差は短くなっていき、複製時間63と生成時間62の合計時間よりも短くなることが考えられる。また、パッチのサイズが大きくなるとともに、またはMFP20の処理能力が小さくなるとともに、生成時間62や複製時間63が長くなっていき、通信時間51と通信時間61との差が生成時間62と複製時間63の合計時間よりも短くなることが考えられる。更新時間は通常更新方式と差分更新方式とで差はないので、上記のような場合、MFP20がファームウェアの更新に必要なデータを受信してファームウェアを更新する一連の動作の所要時間は、通常更新方式の方が短くなると判断することができる。従って、高速の通信環境が整っている場合、更新用ファームウェアとパッチのサイズ差が小さい場合、MFP20の処理能力が小さい場合は、そうでない場合と比較して通常更新方式が選択される可能性が高くなる。
パッチのダウンロードと更新前ファームウェアの複製を並列処理しないときには、ファームウェア更新装置40は、通信時間51と、通信時間61と、生成時間62と、複製時間63とに基づいて、通常更新方式および差分更新方式のうち所要時間が短い方式を選択すると良い。具体的には、方式選択手段45fは、通信時間51が、通信時間61と生成時間62と複製時間63の合計時間より短い場合には、通常更新方式の所要時間の方が短いと判断し、通常更新方式を選択する。また、方式選択手段45fは、通信時間51が、通信時間61と生成時間62と複製時間63の合計時間より長い場合には、差分更新方式の処理時間の方が短いと判断し、差分更新方式を選択する。
なお、複製時間算出手段45hは、図6に示す動作の中で、S137において取得された処理能力と、更新前ファームウェアのサイズとに基づいて、S138においてMFP20が更新前ファームウェアを複製するのに必要な複製時間63を算出することができる。 ファームウェア更新装置40は、MFP20が更新前ファームウェアを複製するのに必要な複製時間を考慮して、通常更新方式および差分更新方式のうち所要時間が短い方式を選択する。このため、複製時間を考慮しない構成と比較して、MFP20がファームウェアの更新に必要なデータを受信してファームウェアを更新する一連の動作の所要時間を適切に低減することができる。
なお、ファームウェアアップデートシステム10は、本実施の形態において、管理サーバー30がパッチを生成するが、ファームウェア更新装置40がパッチを生成して管理サーバー30に送信しても良い。
また、ファームウェアアップデートシステム10は、本実施の形態において、MFP20から要求される前にパッチを生成しておくが、MFPから要求された時点で、MFP20から要求されたパッチを生成しても良い。
また、ファームウェアアップデートシステム10は、本実施の形態において、全てのバージョンの組み合わせに応じてパッチを生成するが、MFP20のファームウェア記憶領域に記憶されているファームウェアのバージョンが常に最新バージョンに維持されているのであれば、バージョンが更新用ファームウェアのバージョンの1つ前のバージョンであるファームウェアに対する更新用ファームウェアの差分データとしてのパッチのみを生成しても良い。
なお、ファームウェアアップデートシステム10は、本実施の形態において、管理サーバー30をファームウェア更新装置40とは別に備えているが、ファームウェア更新装置40に管理サーバー30の機能を持たせても良い。
また、ファームウェアアップデートシステム10は、本実施の形態において、通信時間51と、通信時間61と生成時間62との合計時間、または通信時間51と、通信時間61と生成時間62と複製時間63との合計時間を比較して、通常更新方式および差分更新方式のうち所要時間が短い方式を判断しているが、上記に更新時間その他のファームウェアの更新に関連する時間を加算して判断しても良い。
また、本発明の電子機器は、本実施の形態においてMFPであるが、プリンター専用機、コピー専用機、FAX専用機など、MFP以外の画像形成装置であっても良いし、画像形成装置以外の電子機器であっても良い。
20 MFP(電子機器)
27b ファームウェア(ソフトウェア)
34a ファームウェア(ソフトウェア)
34b パッチ(差分データ)
40 ファームウェア更新装置(コンピューター、ソフトウェア更新装置)
44a ファームウェア更新プログラム(ソフトウェア更新プログラム)
44b ファームウェア(ソフトウェア)
45a 通信速度取得手段
45b 更新用ファームウェア受信時間算出手段(更新用ソフトウェア受信時間算出手段)
45c 差分データ受信時間算出手段
45d 処理能力取得手段
45e 生成時間算出手段
45f 方式選択手段
45g 更新指示手段
45h 複製時間算出手段
51 通信時間(電子機器による更新用ソフトウェアの受信に必要な通信時間)
61 通信時間(電子機器による差分データの受信に必要な通信時間)
62 生成時間(電子機器が差分データを更新前ソフトウェアに適用して更新用ソフトウェアを生成するのに必要な生成時間)
63 複製時間

Claims (8)

  1. 電子機器にソフトウェアの更新を指示する更新指示手段、および、
    前記電子機器が更新用ソフトウェアを受信して更新前ソフトウェアを前記更新用ソフトウェアに更新する通常更新方式、および、前記電子機器が前記更新前ソフトウェアに対する前記更新用ソフトウェアの差分データを受信して前記差分データを前記更新前ソフトウェアに適用した前記更新用ソフトウェアに前記更新前ソフトウェアを更新する差分更新方式のうち、所要時間が短い方式を選択する方式選択手段としてコンピューターを機能させ、
    前記更新指示手段は、前記方式選択手段によって前記通常更新方式が選択された場合に前記通常更新方式による更新を指示し、前記方式選択手段によって前記差分更新方式が選択された場合に前記差分更新方式による更新を指示することを特徴とするソフトウェア更新プログラム。
  2. 前記通常更新方式における前記所要時間は、前記電子機器による前記更新用ソフトウェアの受信に必要な更新用ソフトウェア受信時間を含み、
    前記差分更新方式における前記所要時間は、前記電子機器による前記差分データの受信に必要な差分データ受信時間および前記電子機器が前記差分データを前記更新前ソフトウェアに適用して前記更新用ソフトウェアを生成するのに必要な生成時間の合計時間を含み、
    前記方式選択手段は、前記更新用ソフトウェア受信時間と前記合計時間とを比較し、前記更新用ソフトウェア受信時間の方が短ければ前記通常更新方式の前記所要時間の方が短いと判断し、前記合計時間の方が短ければ前記差分更新方式の前記所要時間の方が短いと判断することを特徴とする請求項1に記載のソフトウェア更新プログラム。
  3. 前記通常更新方式における前記所要時間は、前記電子機器による前記更新用ソフトウェアの受信に必要な更新用ソフトウェア受信時間を含み、
    前記差分更新方式における前記所要時間は、前記電子機器による前記差分データの受信に必要な差分データ受信時間、前記電子機器が前記更新前ソフトウェアを複製するのに必要な複製時間、および前記電子機器が前記差分データを前記更新前ソフトウェアに適用して前記更新用ソフトウェアを生成するのに必要な生成時間の合計時間を含み、
    前記方式選択手段は、前記更新用ソフトウェア受信時間と前記合計時間とを比較し、前記更新用ソフトウェア受信時間の方が短ければ前記通常更新方式の前記所要時間の方が短いと判断し、前記合計時間の方が短ければ前記差分更新方式の前記所要時間の方が短いと判断することを特徴とする請求項1に記載のソフトウェア更新プログラム。
  4. 前記電子機器の通信速度を取得する通信速度取得手段、
    前記通信速度取得手段によって取得された通信速度と、前記更新用ソフトウェアのサイズとに基づいて前記更新用ソフトウェア受信時間を算出する更新用ソフトウェア受信時間算出手段、および、
    前記通信速度取得手段によって取得された通信速度と、前記差分データのサイズとに基づいて前記差分データ受信時間を算出する差分データ受信時間算出手段として前記コンピューターを機能させることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のソフトウェア更新プログラム。
  5. 前記通信速度取得手段は、通信速度を実際に計測することによって取得することを特徴とする請求項4に記載のソフトウェア更新プログラム。
  6. 前記電子機器の処理能力を取得する処理能力取得手段、および、
    前記処理能力取得手段によって取得された処理能力と、前記差分データのサイズとに基づいて、前記生成時間を算出する生成時間算出手段として前記コンピューターを機能させることを特徴とする請求項2から請求項5までの何れかに記載のソフトウェア更新プログラム。
  7. 前記電子機器の処理能力を取得する処理能力取得手段、および、
    前記処理能力取得手段によって取得された処理能力と、前記更新前ソフトウェアのサイズとに基づいて、前記複製時間を算出する複製時間算出手段として前記コンピューターを機能させることを特徴とする請求項3に記載のソフトウェア更新プログラム。
  8. 電子機器にソフトウェアの更新を指示する更新指示手段と、
    前記電子機器が更新用ソフトウェアを受信して更新前ソフトウェアを前記更新用ソフトウェアに更新する通常更新方式、および、前記電子機器が前記更新前ソフトウェアに対する前記更新用ソフトウェアの差分データを受信して前記差分データを前記更新前ソフトウェアに適用した前記更新用ソフトウェアに前記更新前ソフトウェアを更新する差分更新方式のうち所要時間が短い方式を選択する方式選択手段とを備え、
    前記更新指示手段は、前記方式選択手段によって前記通常更新方式が選択された場合に前記通常更新方式による更新を指示し、前記方式選択手段によって前記差分更新方式が選択された場合に前記差分更新方式による更新を指示することを特徴とするソフトウェア更新装置。
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