JP6536533B2 - 電子機器及びバージョンチェックプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、ファームウェアのバージョン管理に適した電子機器及びバージョンチェックプログラムに関する。
たとえば、多機能プリンター、複合機などのMFP(Multifunction Peripheral)である画像形成装置においては、印刷機能、コピー機能、FAX機能、ネットワーク経由でのデータ送受信機能などを搭載している機種がある。これらの機能は、それぞれ専用のソフトウェアを元に実行されるが、今後ますます機能の増加が予測される。
また、それぞれの機能に応じたハードウェアを動作させるためのファームウェアは、動作を保証するために、最新バージョンとなっていることが好ましい。このため、ファームウェアは、必要に応じて更新されるが、たとえば更新の処理速度などを上げるために、機能毎に分割されている場合がある。言い換えれば、機能毎に分割されたそれぞれのファームウェアは、個別に更新できる。また、それぞれのファームウェアは、固有の機能名及びバージョン番号を含むバージョン情報を有しているため、最新のファームウェアかどうかはそれぞれのバージョン情報を確認することで判断できる。
ファームウェアの更新に関するものとして、特許文献1では、管理サーバー側のソフトウェア更新支援プログラムが、PC(personal computer)にインストールされている各ソフトウェアのバージョン情報の組み合わせについて、保証バージョン組み合わせテーブルにて保証されたバージョン情報の組み合わせであるか否かなどを判断し、保証されたバージョン情報の組み合わせでない場合、動作が保証されるバージョン情報の組み合わせになるように必要なソフトウェアをダウンロードさせて更新させるソフトウェア更新支援装置を提案している。
特開2009−230398号公報
上述した特許文献1でのソフトウェア更新支援装置では、PCにインストールされている各ソフトウェアのバージョン情報の組み合わせが保証されたバージョン情報の組み合わせでない場合、管理サーバー側のソフトウェア更新支援プログラムが必要なソフトウェアをダウンロードさせて更新させることができる。
つまり、このソフトウェア更新支援装置では、管理サーバー側に、PCにインストールされている各ソフトウェアのバージョン情報の組み合わせが保証されたバージョン情報の組み合わせであるか否かなどを判断するための保証バージョン組み合わせテーブルを持たせている。そして、PCからの更新要求により、管理サーバー側で動作が保証されるバージョン情報の組み合わせに必要なソフトウェアを特定してダウンロードさせる。
ところで、上述した画像形成装置においては、インストール可能なファームウェアとして、ファームウェアの提供者によって動作が保証されている正規版、装置の仕様に応じてカスタマイズされたカスタム版、試用期間が制限があるものの開発中の段階で実際に使用して評価させるために提供される評価版がある。ここで、画像形成装置においては、たとえば評価のために、評価版のファームウェアをインストールすることがある。この場合、既存のファームウェアを評価版のファームウェアに置き換えることになる。なお、評価版のファームウェアのリリースが間に合わない場合は、USB(Universal Serial Bus)メモリーなどの記憶デバイスから評価版のファームウェアを取り込み、既存のファームウェアを評価版のファームウェアに置き換えることになる。
このように、任意の機能のファームウェアを評価版のファームウェアに置き換えた場合、特許文献1でのソフトウェアの更新方法のように、管理サーバー側に更新要求を出すと、管理サーバー側が保証バージョン組み合わせテーブルにて保証されたバージョン情報の組み合わせになるように必要なファームウェアを画像形成装置にダウンロードさせることになる。この場合、既存のファームウェアに代えて置き換えた評価版のファームウェアが保証バージョン組み合わせテーブルにて保証されたバージョンのファームウェアに更新されてしまう。このように、評価版のファームウェアが管理サーバー側の保証バージョン組み合わせテーブルで保証されたファームウェアに更新されてしまうと、評価版のファームウェアの試用ができなくなるという問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解消することができる電子機器及びバージョンチェックプログラムを提供することを目的とする。
本発明の電子機器は、機能毎に分割され、動作を保証する最新バージョンのファームウェアの組み合わせを示すパッケージ情報が付与されたバージョン情報を有する複数のファームウェアを記憶する記憶デバイスと、前記ファームウェアのバージョン情報と前記パッケージ情報とが登録されている、情報提供サーバーからダウンロードされた最新バージョンの第1の管理テーブルを有し、前記ファームウェアのバージョンチェックの指示に基づき、前記記憶デバイスから読み出したそれぞれの前記ファームウェアのバージョン情報と、前記第1の管理テーブルに登録されたバージョン情報とが一致するかどうかを確認するファームウェア管理部と、前記ファームウェア管理部が一致しないことを確認すると、前記第1の管理テーブルに登録された一致しないバージョン情報に対応するファームウェアを前記情報提供サーバーからダウンロードし、前記記憶デバイスに記憶されているファームウェアをダウンロードしたファームウェアに更新するシステム制御部とを備え、前記システム制御部は、前記記憶デバイスに記憶されているファームウェアを評価版のファームウェアに更新すると、前記ファームウェア管理部に対し、更新対象の前記ファームウェアのバージョン情報を、前記評価版のファームウェアのバージョン情報に置き換えた第2の管理テーブルの生成を指示し、前記ファームウェアのバージョンチェックの指示があると、前記ファームウェア管理部に対し、前記記憶デバイスから読み出したそれぞれの前記ファームウェアのバージョン情報と、前記第2の管理テーブルに登録されたバージョン情報とが一致するかどうかを確認させることを特徴とする。
また、前記評価版のファームウェアのバージョン情報は、試用可能な期間を示す試用期間情報を有し、前記システム制御部は、前記ファームウェアのバージョンチェックの指示があると、前記試用期間情報を参照し、前記評価版のファームウェアの試用期間が過ぎているとき、前記ファームウェア管理部に対し、前記記憶デバイスから読み出したそれぞれの前記ファームウェアのバージョン情報と、前記第1の管理テーブルに登録されたバージョン情報とが一致するかどうかを確認させることを特徴とする。
本発明のバージョンチェックプログラムは、記憶デバイスにより、機能毎に分割され、動作を保証する最新バージョンのファームウェアの組み合わせを示すパッケージ情報が付与されたバージョン情報を有する複数のファームウェアを記憶する工程と、前記ファームウェアのバージョン情報と前記パッケージ情報とが登録されている、情報提供サーバーからダウンロードされた最新バージョンの第1の管理テーブルを有するファームウェア管理部により、前記ファームウェアのバージョンチェックの指示に基づき、前記記憶デバイスから読み出したそれぞれの前記ファームウェアのバージョン情報と、前記第1の管理テーブルに登録されたバージョン情報とが一致するかどうかを確認する工程と、システム制御部により、前記ファームウェア管理部が一致しないことを確認すると、前記第1の管理テーブルに登録された一致しないバージョン情報に対応するファームウェアを前記情報提供サーバーからダウンロードし、前記記憶デバイスに記憶されているファームウェアをダウンロードしたファームウェアに更新し、前記記憶デバイスに記憶されているファームウェアを評価版のファームウェアに更新すると、前記ファームウェア管理部に対し、更新対象の前記ファームウェアのバージョン情報を、前記評価版のファームウェアのバージョン情報に置き換えた第2の管理テーブルの生成を指示し、前記ファームウェアのバージョンチェックの指示があると、前記ファームウェア管理部に対し、前記記憶デバイスから読み出したそれぞれの前記ファームウェアのバージョン情報と、前記第2の管理テーブルに登録されたバージョン情報とが一致するかどうかを確認させる工程とを、電子機器を制御するコンピューターに実行させることを特徴とする。
本発明の電子機器及びバージョンチェックプログラムでは、記憶デバイスにより、機能毎に分割され、動作を保証する最新バージョンのファームウェアの組み合わせを示すパッケージ情報が付与されたバージョン情報を有する複数のファームウェアを記憶し、ファームウェアのバージョン情報とパッケージ情報とが登録されている、情報提供サーバーからダウンロードされた最新バージョンの第1の管理テーブルを有するファームウェア管理部により、ファームウェアのバージョンチェックの指示に基づき、記憶デバイスから読み出したそれぞれのファームウェアのバージョン情報と、第1の管理テーブルに登録されたバージョン情報とが一致するかどうかを確認する。
また、システム制御部は、ファームウェア管理部が一致しないことを確認すると、第1の管理テーブルに登録された一致しないバージョン情報に対応するファームウェアを情報提供サーバーからダウンロードし、記憶デバイスに記憶されているファームウェアをダウンロードしたファームウェアに更新する。
また、システム制御部は、記憶デバイスに記憶されているファームウェアを評価版のファームウェアに更新すると、ファームウェア管理部に対し、更新対象のファームウェアのバージョン情報を、評価版のファームウェアのバージョン情報に置き換えた第2の管理テーブルの生成を指示する。
また、システム制御部は、ファームウェアのバージョンチェックの指示があると、ファームウェア管理部に対し、記憶デバイスから読み出したそれぞれのファームウェアのバージョン情報と、第2の管理テーブルに登録されたバージョン情報とが一致するかどうかを確認させる。
ここで、第2の管理テーブルは、更新対象のファームウェアのバージョン情報を、評価版のファームウェアのバージョン情報に置き換えたものであるため、ファームウェア管理部が記憶デバイスから読み出したそれぞれのファームウェアのバージョン情報と、第2の管理テーブルに登録されたバージョン情報とを比較した際、一致を確認する。これにより、評価版のファームウェアが第1の管理テーブルで管理されている最新バージョンのファームウェアに更新されない。
本発明の電子機器及びバージョンチェックプログラムによれば、更新対象のファームウェアのバージョン情報を、評価版のファームウェアのバージョン情報に置き換えた第2の管理テーブルを生成するので、評価版のファームウェアが試用できなくなることを抑制できる。
本発明の電子機器をMFPに適用した場合の一実施形態を示す図である。 図1のMFPにインストールされているファームウェアなどを説明するものであって、図2(a)は図1のEEPROMに記憶されている更新前のファームウェアのバージョン情報などを示す図であり、図2(b)はファームウェアの動作を保証する最新バージョンのファームウェアの組み合わせを示す管理テーブルを示す図である。 図1のMFPにインストールされているファームウェアの更新などを説明するものであって、図3(a)は任意のファームウェアが評価版のファームウェアに更新された場合のバージョン情報などを示す図であり、図3(b)は任意のファームウェアが評価版のファームウェアに更新されることに伴い、図1のファームウェア管理部が生成する管理テーブルを示す図である。 図1のMFPでのファームウェアのバージョンチェックの処理について説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の電子機器の一実施形態を、図1〜図4を参照しながら説明する。なお、以下の説明においての電子機器の一例としては、たとえば印刷機能、コピー機能、FAX機能、ネットワーク経由でのデータ送受信機能などを搭載した複合的な周辺機器であるMFP(Multifunction Peripheral)であるものとする。
まず、図1に示すように、MFP100は、インターネットなどのネットワーク300を介し、ファームウェアなどの情報を配信する情報提供サーバー200に接続されているとする。また、MFP100は、情報提供サーバー200から後述の最新バージョンのファームウェアの組み合わせを示す管理テーブル400や各種機能に対応した最新バージョンのファームウェアなどをダウンロードする。また、MFP100は、詳細については後述するが、任意のファームウェアが評価版のファームウェアに更新された場合、後述の管理テーブル401を生成する。また、MFP100は、評価版のファームウェアの試用期間が過ぎた場合、管理テーブル401を、最新バージョンのファームウェアの組み合わせを示す管理テーブル400に戻す。なお、管理テーブル400や各種機能に対応した最新バージョンのファームウェアなどは、図示しないUSB(Universal Serial Bus)メモリーなどの記憶デバイスから取り込んでもよい。
ここで、MFP100は、スキャナー部101、プリンター部102、FAX部103、I/F(インターフェース)104、パネル部105及びHDD106の動作を制御する制御部110を備えている。
スキャナー部101は、イメージセンサ(図示省略)によって読み取られる図示しない原稿の画像をデジタルの画像データに変換し、制御部110に入力するデバイスである。プリンター部102は、制御部110から出力される印刷データに基づき、図示しない用紙上に画像を印刷するデバイスである。FAX部103は、制御部110から出力されるデータを、電話回線を通じ相手方となるファクシミリへと送信し、また、相手方ファクシミリからのデータを受信して制御部110に入力するデバイスである。
I/F104は、ネットワーク300を介し、情報提供サーバー200に接続されている。なお、I/F104は、他の図示しないMFPやユーザー端末などとの通信を受け持ってもよいし、図示しないコンテンツサーバーやウェブサーバーなどとの通信を受け持ってもよい。パネル部105は、MFP100の印刷機能、コピー機能、FAX機能、ネットワーク300経由でのデータ送受信機能や、各種設定のための表示を行うタッチパネルなどのデバイスである。HDD106は、MFP100の種々の機能を提供するためのアプリケーションプログラムなどを記憶している記憶デバイスである。また、HDD106は、たとえばユーザー端末側から登録された印刷ジョブ及びページ記述言語による印刷対応データなどを記憶するユーザーボックスを有している。
制御部110は、認証プログラムなどのアプリケーションプログラム、画像形成プログラム、及び制御プログラムなどを実行してMFP100全体の動作を制御するプロセッサーである。制御部110は、スキャナー制御部111、プリンター制御部112、FAX(Facsimile)制御部113、通信制御部114、RAM(Random Access Memory)115、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)116、ファームウェア管理部117、画像処理部118、パネル操作制御部119、HDD制御部120、システム制御部121を備えている。また、これらは、データバス122に接続されている。
スキャナー制御部111は、スキャナー部101の読み取り動作を制御する。プリンター制御部112は、プリンター部102の印刷動作を制御する。FAX制御部113は、FAX部103によるデータの送受信動作を制御する。通信制御部114は、I/F104を介し、ネットワーク300経由でのデータなどの送受信の制御を行う。
RAM115は、プログラムを実行するためのワークメモリーである。また、RAM115は、画像処理部118によって画像処理された印刷データを記憶する。EEPROM116には、各部の動作チェックなどを行う制御プログラムが記憶されている。また、EEPROMには、スキャナー部101、プリンター部102、FAX部103、I/F(インターフェース)104、パネル部105及びHDD106などを動作させるためのファームウェアが記憶されている。なお、ファームウェアは、たとえば更新の処理速度を上げるために、機能毎に分割されている。また、機能毎に分割されたそれぞれのファームウェアは、固有の機能名及びバージョン番号を含む後述のバージョン情報116a〜116cなどを有しているが、その詳細については後述する。
ファームウェア管理部117は、ファームウェアの動作を保証する最新バージョンのファームウェアの組み合わせを示す後述の管理テーブル400を管理する。また、ファームウェア管理部117は、システム制御部121の指示に基づき、EEPROM116に記憶されている機能毎のファームウェアの機能名及びバージョン番号を含む後述のバージョン情報116a〜116cを読み出し、管理テーブル400のバージョン情報400a〜400cと比較し、バージョン情報116a〜116cとバージョン情報400a〜400cとが一致するかどうかを確認する。また、ファームウェア管理部117は、システム制御部121の指示に基づき、任意のファームウェアが評価版のファームウェアに更新された場合、後述の管理テーブル401を生成する。
画像処理部118は、スキャナー部101によって読み取られた画像データに対する画像処理(ラスタライズ)を行う。また、画像処理部118は、HDD106のユーザーボックスに登録された印刷対象データに対する画像処理(ラスタライズ)を行う。なお、システム制御部121は、画像処理部118が画像処理した印刷データを、一旦、RAM115に記憶させる。
パネル操作制御部119は、パネル部105の表示動作を制御する。また、パネル操作制御部119は、パネル部105を介し、印刷、コピー、FAX、ネットワーク300経由でのデータ送受信などの開始を受け付ける。また、パネル操作制御部119は、システム制御部121の指示に基づき、パネル部105に対し、ファームウェア管理部117の確認結果を表示させる。また、パネル操作制御部119は、パネル部105を介し、最新バージョンの後述の管理テーブル400や、任意の機能のファームウェアのダウンロードなどの指示を受け付ける。
システム制御部121は、各部の連携動作などを制御する。また、システム制御部121は、パネル部105を介してコピーや印刷などが選択されると、スキャナー制御部111やプリンター制御部112を介し、スキャナー部101による原稿の読み取りやプリンター部102による用紙への印刷を制御する。また、システム制御部121は、パネル部105を介して最新バージョンの後述の管理テーブル400や、任意の機能のファームウェアのダウンロードなどが指示されると、通信制御部114を介し、情報提供サーバー200に最新バージョンの後述の管理テーブル400や、任意の機能のファームウェアのダウンロードを要求する。また、システム制御部121は、パネル部105を介してファームウェアのバージョンチェックが指示されると、ファームウェア管理部117に対し、EEPROM116に記憶されている機能毎のファームウェアの機能名及びバージョン番号を含む後述のバージョン情報116a〜116cなどの読み出しと、管理テーブル400のバージョン情報400a〜400cとの比較とを指示する。また、システム制御部121は、パネル操作制御部119に対し、ファームウェア管理部117の確認結果の表示を指示する。また、システム制御部121は、ファームウェア管理部117に対し、任意のファームウェアが評価版のファームウェアに更新された場合、後述の管理テーブル401の生成を指示する。
また、システム制御部121は、任意のファームウェアが評価版のファームウェアに更新されることに伴い、ファームウェア管理部117によって管理テーブル401が生成された場合では、ファームウェア管理部117に対し、EEPROM116から読み出した後述のバージョン情報116a、116B、116cと、後述の管理テーブル401のバージョン情報400a、400B、400cとが一致するかどうかの確認を指示する。
次に、図2を参照し、MFP100にインストールされているファームウェアなどについて説明する。まず、図2(a)はEEPROM116に記憶されている更新前のファームウェアのバージョン情報116a〜116cなどを示している。バージョン情報116a〜116cは、MFP100の機能名及びバージョン番号を含む。
すなわち、バージョン情報116aは、たとえば「Firmware A ver.1.0」を示すものとする。また、バージョン情報116bは、たとえば「Firmware B ver.2.3」を示すものとする。また、バージョン情報116cは、たとえば「Firmware C ver.3.1」を示すものとする。ここで、「Firmware A」、「Firmware B」、「Firmware C」は機能名を示し、「ver.1.0」、「ver.2.3」、「ver.3.1」はバージョン番号を示す。また、これらのバージョン情報116a〜116cには、「Package ver.1.0」としたパッケージ情報116Aが付与されている。ここで、「Package」は、ファームウェアの組み合わせを示し、「ver.1.0」はバージョン番号を示している。つまり、パッケージ情報116Aは、ファームウェアの動作を保証する最新バージョンの組み合わせを示している。
図2(b)は、ファームウェアの動作を保証する最新バージョンのファームウェアの組み合わせを示す管理テーブル400を示している。管理テーブル400には、パッケージ情報400Aとバージョン情報400a〜400cとが登録されている。ここで、バージョン情報400a〜400cが動作を保証する最新バージョンのファームウェアの組み合わせとなっていることを、パッケージ情報400Aで管理している。
すなわち、パッケージ情報400Aは、Package ver.1.0であり、動作を保証する最新バージョンのファームウェアの組み合わせを示すものとする。バージョン情報400aは、「Firmware A ver.1.0」を示すものとする。バージョン情報400bは、「Firmware B ver.2.3」を示すものとする。バージョン情報400cは、「Firmware C ver.3.1」を示すものとする。また、「Package」は、上記同様に、ファームウェアの組み合わせを示し、「ver.1.0」はバージョン番号を示す。また、「Firmware A」、「Firmware B」、「Firmware C」は上記同様に、機能名を示し、「ver.1.0」、「ver.2.3」、「ver.3.1」は上記同様に、バージョン番号を示す。なお、図2(b)の管理テーブル400は、情報提供サーバー200からダウンロードされたものであり、ファームウェア管理部117によって管理されるものである。また、管理テーブル400は、図示しないUSBメモリーなどの外部の記憶デバイスから取り込んでもよい。
ここで、ファームウェア管理部117は、システム制御部121のバージョンチェックの指示に基づき、EEPROM116に記憶されている機能毎のファームウェアの機能名及びバージョン番号を含むバージョン情報116a〜116cを読み出し、管理テーブル400のバージョン情報400a〜400cと比較する。この場合、ファームウェア管理部117は、図2(a)のように、ファームウェアが更新前であるとき、EEPROM116から読み出したバージョン情報116a〜116cと、管理テーブル400のバージョン情報400a〜400cとの一致を確認する。このとき、システム制御部121は、EEPROM116から読み出したバージョン情報116a〜116cが動作を保証する最新バージョンのファームウェアの組み合わせとなっていると判断し、パネル操作制御部119に対し、パッケージ情報116Aの表示を指示する。
次に、図3を参照し、MFP100にインストールされている任意のファームウェアが評価版のファームウェアに更新された場合について説明する。まず、図3(a)はEEPROM116に記憶されている更新対象のファームウェアのバージョン情報116a、116B、116cなどを示している。バージョン情報116a、116B、116cは、上記同様に、MFP100の機能名及びバージョン番号を含む。
すなわち、図3(a)では、図2(a)のたとえば「Firmware B ver.2.3」を示すバージョン情報116bを有するファームウェア(Firmware B)が、たとえば「Firmware B’ver.2.3_eval(evaluation version)」を示すバージョン情報116Bを有する評価版のファームウェア(Firmware B’)に更新されている場合を示している。なお、評価版のファームウェア(Firmware B’)は、たとえばUSB(Universal Serial Bus)メモリーなどの記憶デバイスから取り込んで更新されたものとする。
このように、ファームウェア(Firmware B)が評価版のファームウェア(Firmware B’)に更新された場合、ファームウェア管理部117がシステム制御部121のバージョンチェックの指示に基づきバージョン情報116a、116B、116cと、図2(b)の管理テーブル400のバージョン情報400a〜400cとを比較すると、不一致を確認することになる。この場合、バージョン情報116Bとバージョン情報400bとが一致しないため、システム制御部121が情報提供サーバー200からバージョン情報400bに対応するファームウェア(Firmware B)をダウンロードすることで、評価版のファームウェア(Firmware B’)がファームウェア(Firmware B)に更新されてしまう。
そこで、本実施形態では、システム制御部121がファームウェア管理部117に対し、ファームウェア(Firmware B)が評価版のファームウェア(Firmware B’)に更新された場合に対応させた図3(b)に示す管理テーブル401を生成させる。管理テーブル401は、更新対象のファームウェア(Firmware B)のバージョン情報400bを、評価版のファームウェア(Firmware B’)のバージョン情報400Bに置き換えたものである。この場合、ファームウェア管理部117は、図2(a)の管理テーブル400を、図3(b)の管理テーブル401に置き換える。なお、図2(a)の管理テーブル400については、削除してもよいし、HDD106に記憶させておいてもよい。管理テーブル400を削除した場合、評価版のファームウェア(Firmware B’)の試用期間が過ぎたときに情報提供サーバー200からダウンロードすることで、ファームウェア管理部117によるバージョンチェックを行える。一方、管理テーブル400をHDD106に記憶させておいた場合、評価版のファームウェア(Firmware B’)の試用期間が過ぎたときにHDD106から読み出すことで、ファームウェア管理部117によるバージョンチェックを行える。
ここで、図3(b)に示す管理テーブル401のパッケージ情報400Aは、上記同様に、Package ver.1.0である。また、バージョン情報400aは、上記同様に、「Firmware A ver.1.0」を示し、バージョン情報400cは、上記同様に、「Firmware C ver.3.1」を示す。ただし、バージョン情報400Bは、評価版のファームウェア(Firmware B’)に対応するものであり、「Firmware B’ver.2.3_eval」を示す。また、バージョン情報400Bには、評価版の試用期間を示す試用期間情報が含まれる。試用期間情報は、たとえばインストール後30日間とした試用可能な期間を示す内容を有している。
このように、バージョン情報116bがバージョン情報116Bに更新された場合でも、ファームウェア管理部117が図3(a)のバージョン情報116a、116B、116cと、図3(b)の管理テーブル401のバージョン情報400a、400B、400cとを比較することで、一致を確認する。この場合、パネル部105を介してのバージョンチェックの指示があっても、バージョン情報116Bとバージョン情報400Bとが一致することで、システム制御部121が情報提供サーバー200からのダウンロードを実行しないため、評価版のバージョン情報116Bがバージョン情報116bに更新されない。
なお、システム制御部121は、管理テーブル401のバージョン情報400Bに含まれている試用期間情報を参照し、試用期間が過ぎた場合、ファームウェア管理部117に対し、図3(b)の管理テーブル401を、図2(b)の管理テーブル400に戻すように指示する。この場合、管理テーブル400が削除されているとき、システム制御部121は情報提供サーバー200から管理テーブル400をダウンロードし、ファームウェア管理部117に与える。一方、管理テーブル400をHDD106に記憶させておいた場合、システム制御部121がHDD106から読み出してファームウェア管理部117に与える。
そして、システム制御部121は、ファームウェア管理部117に対し、バージョンチェックの指示を出す。この場合、ファームウェア管理部117がEEPROM116から読み出したバージョン情報116a、116B、116cと、図2(b)の管理テーブル400のバージョン情報400a、400b、400cとの不一致を確認する。また、システム制御部121は、バージョン情報116Bとバージョン情報400bとが一致しないことを確認し、情報提供サーバー200からのバージョン情報400bに一致するファームウェア(Firmware B)をダウンロードし、評価版のファームウェア(Firmware B’)をファームウェア(Firmware B)に更新する。
次に、図4を参照し、ファームウェアのバージョンチェックの処理について説明する。なお、以下においては、図3(a)のように、たとえばUSBメモリーから評価版のファームウェア(Firmware B’)を取り込み、既にインストールされているファームウェア(Firmware B)を更新する場合で説明する。
(ステップS101)
システム制御部121は、ファームウェアの更新の指示があるかどうかを判断する。
この場合、システム制御部121は、パネル操作制御部119からのパネル部105を介してのファームウェアの更新の指示が有ったことを示す通知が無ければ、ファームウェアの更新の指示が無いと判断する(ステップS101:No)。
これに対し、システム制御部121は、パネル操作制御部119からのパネル部105を介してのファームウェアの更新の指示が有ったことを示す通知が有れば、ファームウェアの更新の指示が有ると判断する(ステップS101:Yes)、ステップS102に移行する。
(ステップS102)
システム制御部121は、ファームウェアを更新する。
この場合、システム制御部121は、USBメモリーから評価版のファームウェア(Firmware B’)を取り込み、EEPROM116に記憶されているファームウェア(Firmware B)をファームウェア(Firmware B’)に更新する。
(ステップS103)
システム制御部121は、管理テーブル401の生成を指示する。
この場合、システム制御部121は、ファームウェア(Firmware B’)のバージョン情報に試用期間情報が含まれていることを確認し、ファームウェア管理部117に対し、管理テーブル401の生成を指示する。このとき、ファームウェア管理部117は、EEPROM116からバージョン情報116a、116B、116cを読み出し、図3(b)に示した管理テーブル401を生成する。
すなわち、この管理テーブル401は、上述したように、更新対象のファームウェア(Firmware B)のバージョン情報400bを、評価版のファームウェア(Firmware B’)のバージョン情報400Bに置き換えたものである。
なお、管理テーブル400については、上述したように、削除してもよいし、HDD106に記憶させておいてもよい。
ここで、図3(b)の管理テーブル401には、バージョン情報116a、116B、116cに対応させたバージョン情報400a、400B、400cが登録される。また、評価版のバージョン情報116Bに対応するバージョン情報400Bには評価版の試用期間を示す試用期間情報が登録される。試用期間情報は、上述したように、たとえばインストール後30日間とした試用可能な期間を示す内容を有している。
(ステップS104)
システム制御部121は、試用期間を過ぎたかどうかを判断する。
この場合、システム制御部121は、管理テーブル401のバージョン情報400Bに含まれている試用期間情報を参照し、試用期間内であれば試用期間を過ぎていないと判断し(ステップS104:No)、ステップS105に移行する。
これに対し、システム制御部121は、管理テーブル401のバージョン情報400Bに含まれている試用期間情報を参照し、試用期間外であれば試用期間を過ぎたと判断し(ステップS104:Yes)、ステップS108に移行する。
この場合、システム制御部121は、たとえば図示しないタイマーからの信号をカウントし、試用期間内か試用期間外かを判断してもよい。また、管理テーブル401を管理するファームウェア管理部117がたとえば図示しないタイマーからの信号をカウントし、試用期間内か試用期間外かを判断し、システム制御部121に通知してもよい。
(ステップS105)
システム制御部121は、バージョンチェックの指示有りかどうかを判断する。
この場合、システム制御部121は、パネル操作制御部119からのパネル部105を介してのバージョンチェックの指示を受け付けたことを示す通知が無ければバージョンチェックの指示が無いと判断する(ステップS105:No)。
これに対し、システム制御部121は、パネル操作制御部119からのパネル部105を介してのバージョンチェックの指示を受け付けたことを示す通知が有ればバージョンチェックの指示が有ると判断し(ステップS105:Yes)、ステップS106に移行する。
(ステップS106)
システム制御部121は、バージョンチェックを指示する。
この場合、システム制御部121は、ファームウェア管理部117に対し、バージョンチェックを指示する。
このとき、ファームウェア管理部117は、EEPROM116に記憶されている機能毎のファームウェアの機能名及びバージョン番号を含むバージョン情報116a、116B、116cを読み出し、管理テーブル401のバージョン情報400a、400B、400cと比較する。
この場合、ファームウェア管理部117は、EEPROM116から読み出したバージョン情報116a、116B、116cと、管理テーブル401のバージョン情報400a、400B、400cとが一致することを確認すると、システム制御部121に一致していることを通知する。
すなわち、ファームウェア管理部117が生成した管理テーブル401を参照することで、評価版のファームウェアの試用期間内に、パネル部105を介してのバージョンチェックの指示があっても、バージョン情報116a、116B、116cと、管理テーブル401のバージョン情報400a、400B、400cとの一致を確認できる。
なお、ファームウェア管理部117は、たとえばバージョン情報116aを有するファームウェア(Firmware A ver.0.9)がバグなどの発生による緊急時において、バージョン情報116aとは異なるバージョン情報を有する評価版ではないファームウェア(Firmware A ver.1.0)にアップグレードされている場合、つまり、バージョン情報116aを有するファームウェアが旧バージョンFirmware A ver.0.9である場合、システム制御部121に一致していないことを通知する。
(ステップS107)
システム制御部121は、パッケージ情報116Aを表示させ、ステップS104に戻る。
この場合、システム制御部121は、ファームウェア管理部117からの一致していることの通知を受けると、パネル操作制御部119に対し、パッケージ情報116Aの表示を指示する。これにより、パネル部105には、パッケージ情報116Aが表示されるため、パネル部105に表示されたパッケージ情報116Aを確認することで、評価版のファームウェア(Firmware B’)がインストールされているものの、MFP100にインストールされているファームウェアが動作を保証する最新バージョンの組み合わせとなっていることを確認できる。
なお、システム制御部121は、ファームウェア管理部117からの一致していないことの通知を受けた場合、パネル部105に動作の保証外であることを示す内容を表示させ、ユーザーに対し、たとえば上述したアップグレード後のファームウェア(Firmware A ver.1.1)をダウンロードさせるかどうかを促してもよい。ここで、システム制御部121は、パネル部105を介してダウンロードさせる指示を受け付けると、通信制御部114を介し、ネットワーク300上の情報提供サーバー200にアップグレード後のファームウェア(Firmware A ver.1.0)のダウンロードを要求してもよい。
(ステップS108)
システム制御部121は、更新前の管理テーブル400に戻すように指示する。
この場合、システム制御部121は、評価版のファームウェア(Firmware B’)の試用期間が過ぎると、ファームウェア管理部117に対し、更新前の管理テーブル400に戻すように指示する。
なお、上述したように、管理テーブル400が削除されている場合、システム制御部121は情報提供サーバー200から管理テーブル400をダウンロードし、ファームウェア管理部117に与える。一方、管理テーブル400をHDD106に記憶させておいた場合、システム制御部121がHDD106から読み出してファームウェア管理部117に与える。
また、システム制御部121は、評価版のファームウェア(Firmware B’)の更新に伴って生成した管理テーブル401を削除する。
(ステップS109)
システム制御部121は、バージョンチェックの指示有りかどうかを判断する。
この場合、システム制御部121は、パネル操作制御部119からのパネル部105を介してのバージョンチェックの指示を受け付けたことを示す通知が無ければバージョンチェックの指示が無いと判断する(ステップS109:No)。
これに対し、システム制御部121は、パネル操作制御部119からのパネル部105を介してのバージョンチェックの指示を受け付けたことを示す通知が有ればバージョンチェックの指示が有ると判断し(ステップS109:Yes)、ステップS110に移行する。
(ステップS110)
システム制御部121は、バージョンチェックを指示する。
この場合、システム制御部121は、ファームウェア管理部117に対し、バージョンチェックを指示する。
このとき、ファームウェア管理部117は、EEPROM116に記憶されているバージョン情報116a、116B、116cを読み出し、管理テーブル400のバージョン情報400a、400b、400cと比較する。
この場合、ファームウェア管理部117は、EEPROM116から読み出したバージョン情報116Bと、管理テーブル400のバージョン情報400bとの不一致を確認し、システム制御部121に通知する。
(ステップS111)
システム制御部121は、動作の保証外であることを示す内容を表示させる。
この場合、システム制御部121は、ファームウェア管理部117からの不一致の通知を受けると、パネル操作制御部119に対し、動作の保証外であることを示す内容の表示を指示する。これにより、パネル部105には、動作の保証外であることを示す内容が表示されるため、パネル部105の表示内容を確認することで、MFP100にインストールされている評価版のファームウェア(Firmware B’)が動作を保証する最新バージョンの組み合わせとなっていないことを認識できる。
なお、この場合、システム制御部121はパネル操作制御部119に対し、管理テーブル400のバージョン情報400bと一致しないバージョン情報116Bの表示を指示してもよい。これにより、パネル部105に表示される動作の保証外のバージョン情報116Bを確認することで、動作の保証外のバージョン情報116Bを容易に認識できる。
(ステップS112)
システム制御部121は、ファームウェアのダウンロードを要求する。
この場合、システム制御部121は、通信制御部114を介し、ネットワーク300上の情報提供サーバー200にファームウェア(Firmware B)のダウンロードを要求する。
なお、ここでのシステム制御部121によるダウンロードの要求は、パネル部105からのダウンロードの要求が無くても実行される。
(ステップS113)
システム制御部121は、ファームウェアのダウンロードが完了したかどうかを判断する。
この場合、システム制御部121は、通信制御部114からのファームウェア(Firmware B)のダウンロードの完了を示す通知が無ければファームウェア(Firmware B)のダウンロードが完了していないと判断する(ステップS113:No)。
これに対し、システム制御部121は、通信制御部114からのファームウェア(Firmware B)のダウンロードの完了を示す通知が有ればファームウェア(Firmware B)のダウンロードが完了したと判断し(ステップS113:Yes)、処理を終了する。
このように、本実施形態では、EEPROM116(記憶デバイス)により、機能毎に分割され、動作を保証する最新バージョンのファームウェアの組み合わせを示すパッケージ情報116Aが付与されたバージョン情報116a〜116cを有する複数のファームウェアを記憶し、ファームウェアのバージョン情報400a〜400cとパッケージ情報400Aとが登録されている、情報提供サーバー200からダウンロードされた最新バージョンの管理テーブル400(第1の管理テーブル)を有するファームウェア管理部117により、ファームウェアのバージョンチェックの指示に基づき、EEPROM116(記憶デバイス)から読み出したそれぞれのファームウェアのバージョン情報116a〜116cと、管理テーブル400(第1の管理テーブル)に登録されたバージョン情報400a〜400cとが一致するかどうかを確認する。
また、システム制御部は、ファームウェア管理部が一致しないことを確認すると、第1の管理テーブルに登録された一致しないバージョン情報に対応するファームウェアを情報提供サーバーからダウンロードし、記憶デバイスに記憶されているファームウェアをダウンロードしたファームウェアに更新する。
また、システム制御部121は、EEPROM116(記憶デバイス)に記憶されている、たとえばファームウェア(Firmware B)を評価版のファームウェア(Firmware B’)に更新すると、ファームウェア管理部117に対し、更新対象のファームウェア(Firmware B)のバージョン情報400bを、評価版のファームウェア(Firmware B’)のバージョン情報400Bに置き換えた管理テーブル401(第2の管理テーブル)の生成を指示する。
また、システム制御部121は、ファームウェアのバージョンチェックの指示があると、ファームウェア管理部117に対し、EEPROM116(記憶デバイス)から読み出したそれぞれのファームウェアのバージョン情報116a、116B、116cと、管理テーブル401(第2の管理テーブル)に登録されたバージョン情報400a、400B、400cとが一致するかどうかを確認させる。
ここで、管理テーブル401(第2の管理テーブル)は、更新対象のファームウェア(Firmware B)のバージョン情報400bを、評価版のファームウェア(Firmware B’)のバージョン情報400Bに置き換えたものであるため、ファームウェア管理部117がEEPROM116(記憶デバイス)から読み出したそれぞれのファームウェアのバージョン情報116a、116B、116cと、管理テーブル401(第2の管理テーブル)に登録されたバージョン情報400a、400B、400cとを比較した際、一致を確認する。これにより、評価版のファームウェア(Firmware B’)が管理テーブル400(第1の管理テーブル)で管理されている最新バージョンのファームウェア(Firmware B)に更新されないので、評価版のファームウェア(Firmware B’)が試用できなくなることを抑制できる。
なお、図4に示す処理を開始するとき、既に評価版のファームウェアがダウンロードされていた場合、ステップS103において、システム制御部121は、USBメモリーから新たに取り込んだ評価版ファームウェアのバージョン情報に試用期間情報が含まれていることを確認し、ファームウェア管理部117に対し、管理テーブル401の修正を指示してもよい。このとき、ファームウェア管理部117は、EEPROM116から新たに取り込んだ評価版のファームウェアのバージョン情報を読み出して、管理テーブル401の更新前のバージョン情報を書き換えてもよい。
また、評価版のファームウェアを試用中に、MFP100が情報提供サーバー200からパッケージ情報が更新された管理テーブル400(例えば、ファームウェア(Firmware A ver.1.0)のバージョン情報がアップグレードされた評価版ではないファームウェア(Firmware A ver.1.1)のバージョン情報に更新されている。)をダウンロードした場合、ファームウェア管理部117は、システム制御部121からの指示により、管理テーブル401の評価版のファームウェアを除くファームウェアのバージョン情報を、新たにダウンロードした管理テーブル400のバージョン情報に書き換えてもよい。この場合、図4に示すステップS106において、ファームウェア管理部117は、EEPROM116に記憶されているファームウェア(Firmware A ver.1.0)のバージョン情報と書き換えられた管理テーブル401の各バージョン情報がシステム制御部121に一致していないことを通知してもよい。システム制御部121は、パネル部105を介してダウンロードさせる指示を受け付けると、通信制御部114を介し、ネットワーク300上の情報提供サーバー200にアップグレード後のファームウェア(Firmware A ver.1.1)のダウンロードを要求してもよい。
また、本実施形態では、MFP100がパネル部105を備えるとして説明したが、この例に限らず、パネル部105がMFP100とネットワークなどを介して通信可能な管理装置に備えられていてもよい。この場合、本実施形態で説明したパネル部105を介する処理は、管理装置のパネル部105を介して、管理装置がMFP100と通信することにより実行できる。管理装置は、パネル部105としてのタッチパネルを有する携帯端末であってもよく、ディスプレイと操作部が別体であるパネル部105を有するパーソナルコンピューターであってもよい。
また、本実施形態では、記憶デバイスとしたEEPROM116に代えて、他の不揮発性半導体記憶装置や、HDD106を使用してもよい。
また、本実施形態では、電子機器をMFP100に適用した場合として説明したが、この例に限らず、複数の機能を搭載したPC(personal computer)、携帯端末、タブレット端末などの他の電子機器に適用してもよい。
100 MFP
101 スキャナー部
102 プリンター部
103 FAX部
104 I/F
105 パネル部
106 HDD
110 制御部
111 スキャナー制御部
112 プリンター制御部
113 FAX制御部
114 通信制御部
115 RAM
116 EEPROM
116A、400A パッケージ情報
116a〜116c、116B、400a〜400c、400B バージョン情報
117 ファームウェア管理部
118 画像処理部
119 パネル操作制御部
120 HDD制御部
121 システム制御部
122 データバス
200 情報提供サーバー
300 ネットワーク
400、401 管理テーブル

Claims (3)

  1. 機能毎に分割され、動作を保証する最新バージョンのファームウェアの組み合わせを示すパッケージ情報が付与されたバージョン情報を有する複数のファームウェアを記憶する記憶デバイスと、
    前記ファームウェアのバージョン情報と前記パッケージ情報とが登録されている、情報提供サーバーからダウンロードされた最新バージョンの第1の管理テーブルを有し、前記ファームウェアのバージョンチェックの指示に基づき、前記記憶デバイスから読み出したそれぞれの前記ファームウェアのバージョン情報と、前記第1の管理テーブルに登録されたバージョン情報とが一致するかどうかを確認するファームウェア管理部と、
    前記ファームウェア管理部が一致しないことを確認すると、前記第1の管理テーブルに登録された一致しないバージョン情報に対応するファームウェアを前記情報提供サーバーからダウンロードし、前記記憶デバイスに記憶されているファームウェアをダウンロードしたファームウェアに更新するシステム制御部とを備え、
    前記システム制御部は、
    前記記憶デバイスに記憶されているファームウェアを評価版のファームウェアに更新すると、前記ファームウェア管理部に対し、更新対象の前記ファームウェアのバージョン情報を、前記評価版のファームウェアのバージョン情報に置き換えた第2の管理テーブルの生成を指示し、
    前記ファームウェアのバージョンチェックの指示があると、前記ファームウェア管理部に対し、前記記憶デバイスから読み出したそれぞれの前記ファームウェアのバージョン情報と、前記第2の管理テーブルに登録されたバージョン情報とが一致するかどうかを確認させる
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 前記評価版のファームウェアのバージョン情報は、試用可能な期間を示す試用期間情報を有し、
    前記システム制御部は、前記ファームウェアのバージョンチェックの指示があると、前記試用期間情報を参照し、前記評価版のファームウェアの試用期間が過ぎているとき、前記ファームウェア管理部に対し、前記記憶デバイスから読み出したそれぞれの前記ファームウェアのバージョン情報と、前記第1の管理テーブルに登録されたバージョン情報とが一致するかどうかを確認させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 記憶デバイスにより、機能毎に分割され、動作を保証する最新バージョンのファームウェアの組み合わせを示すパッケージ情報が付与されたバージョン情報を有する複数のファームウェアを記憶する工程と、
    前記ファームウェアのバージョン情報と前記パッケージ情報とが登録されている、情報提供サーバーからダウンロードされた最新バージョンの第1の管理テーブルを有するファームウェア管理部により、前記ファームウェアのバージョンチェックの指示に基づき、前記記憶デバイスから読み出したそれぞれの前記ファームウェアのバージョン情報と、前記第1の管理テーブルに登録されたバージョン情報とが一致するかどうかを確認する工程と、
    システム制御部により、
    前記ファームウェア管理部が一致しないことを確認すると、前記第1の管理テーブルに登録された一致しないバージョン情報に対応するファームウェアを前記情報提供サーバーからダウンロードし、前記記憶デバイスに記憶されているファームウェアをダウンロードしたファームウェアに更新し、
    前記記憶デバイスに記憶されているファームウェアを評価版のファームウェアに更新すると、前記ファームウェア管理部に対し、更新対象の前記ファームウェアのバージョン情報を、前記評価版のファームウェアのバージョン情報に置き換えた第2の管理テーブルの生成を指示し、
    前記ファームウェアのバージョンチェックの指示があると、前記ファームウェア管理部に対し、前記記憶デバイスから読み出したそれぞれの前記ファームウェアのバージョン情報と、前記第2の管理テーブルに登録されたバージョン情報とが一致するかどうかを確認させる工程とを、電子機器を制御するコンピューターに実行させる
    ことを特徴とするバージョンチェックプログラム。
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