JP2015001256A - ガスケットの取付構造 - Google Patents

ガスケットの取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2015001256A
JP2015001256A JP2013125645A JP2013125645A JP2015001256A JP 2015001256 A JP2015001256 A JP 2015001256A JP 2013125645 A JP2013125645 A JP 2013125645A JP 2013125645 A JP2013125645 A JP 2013125645A JP 2015001256 A JP2015001256 A JP 2015001256A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gasket
electromagnetic valve
valve
arm
manifold base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013125645A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6175291B2 (ja
Inventor
伊藤 新治
Shinji Ito
新治 伊藤
菊池 宏
Hiroshi Kikuchi
宏 菊池
光弘 小杉
Mitsuhiro Kosugi
光弘 小杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CKD Corp filed Critical CKD Corp
Priority to JP2013125645A priority Critical patent/JP6175291B2/ja
Publication of JP2015001256A publication Critical patent/JP2015001256A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6175291B2 publication Critical patent/JP6175291B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)
  • Valve Housings (AREA)
  • Fluid-Driven Valves (AREA)

Abstract

【課題】ガスケットを電磁弁とともにマニホールドベースから取り外すことができるガスケットの取付構造を提供する。
【解決手段】ガスケット15は、複数の流路が形成されたマニホールドベースと、複数ポートを有して同ポート間の連通状態を切り換える電磁弁14との間に配置され、流路とポートとの接続部分をシールする。そして、電磁弁14及びガスケット15のうちいずれか一方に設けられた腕部51を、電磁弁14及びガスケット15のうち腕部51が設けられていない他方に係合させることによって、ガスケット15を電磁弁14に取り付ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、電磁弁とマニホールドベースとの間に配置されるガスケットの取付構造に関する。
電磁弁などのバルブと、マニホールドベースのような基台との間をシールするためのガスケットとして、合成ゴム等の弾性を有する材料によって構成されるものがある。こうしたガスケットは、点検等のためにバルブを基台から取り外す際にバルブから離脱して落下すると紛失のおそれがあるため、バルブと一緒に基台から取り外すのが好ましい。
そこで、従来、バルブ側に配置されるシール面のリブの高さを、基台側に配置されるシール面のリブの高さよりも高くして、ガスケットが基台側よりもバルブ側に強く吸着するようにしたガスケットがある(例えば、特許文献1)。
実開平7−35857号公報
ところで、ガスケットの基台に対する吸着力の強さは、基台を構成する材料や、ガスケットが当接する基台の表面状態などに応じて変化する。そのため、基台側よりもバルブ側のシール面のリブの高さを高くしても、基台の材料や表面状態によっては、ガスケットが基台側に吸着してしまい、バルブと一緒に基台から離脱できないという課題がある。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、ガスケットを電磁弁とともにマニホールドベースから取り外すことができるガスケットの取付構造を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するガスケットの取付構造は、複数の流路が形成されたマニホールドベースと、複数のポートを有して同複数のポート間の連通状態を切り換える電磁弁との間に配置され、前記流路と前記ポートとの接続部分をシールするガスケットの取付構造であって、前記電磁弁及び前記ガスケットのうちいずれか一方に設けられた腕部を、前記電磁弁及び前記ガスケットのうち前記腕部が設けられていない他方に係合させることによって、前記ガスケットを前記電磁弁に取り付ける。
この構成によれば、ガスケットは腕部によって電磁弁に取り付けられているので、電磁弁をマニホールドベースから取り外す際に、ガスケットを電磁弁とともにマニホールドベースから分離することができる。したがって、ガスケットを電磁弁とともにマニホールドベースから取り外すことができる。
上記ガスケットの取付構造において、前記ガスケットは、前記マニホールドベースと前記電磁弁との間に配置される本体部と、前記本体部の外縁よりも外側へ突出する前記腕部とを有し、前記腕部を前記電磁弁の外壁部に係止させることによって、前記ガスケットを前記電磁弁に取り付けるのが好ましい。
この構成によれば、ガスケットの腕部は本体部の外縁から外側へ突出しているので、ガスケットの電磁弁に対する着脱作業を容易に行うことができる。また、腕部は電磁弁の外壁部に係止されるので、電磁弁の内部構造を大きく変更することなく、ガスケットを電磁弁に取り付けることができる。
上記ガスケットの取付構造において、前記電磁弁は、外壁部と、前記外壁部に設けられた開口部と、前記開口部に連通するとともに前記電磁弁を前記マニホールドベースに固定するためのねじを挿通可能な挿通部とを有し、前記ガスケットは前記腕部を有し、前記腕部には、前記開口部に係合可能な屈曲部と、前記ねじの軸部に係合可能な二股部と、が設けられているのが好ましい。
この構成によれば、ガスケットの腕部に設けられた屈曲部が電磁弁の外壁部に設けられた開口部に係合することによって、電磁弁をマニホールドベースから取り外す際に、ガスケットを電磁弁とともにマニホールドベースから分離することができる。また、開口部は挿通部に連通しているので、開口部に二股部を挿入すると、挿通部に挿通されたねじを二股部によって係止可能な状態にすることができる。これにより、電磁弁をマニホールドベースから取り外す際に、電磁弁をマニホールドベースに固定していたねじを電磁弁とともにマニホールドベースから分離することができる。したがって、電磁弁を取り外す際に、ねじが落下したり紛失したりすることがない。
上記ガスケットの取付構造において、前記マニホールドベースは複数の前記電磁弁を並設可能な取付面を有し、前記ガスケットは、前記マニホールドベースと前記電磁弁との間に配置される本体部と、前記本体部の外縁よりも外側へ突出する前記腕部とを有し、前記電磁弁の外壁部には、同電磁弁の隣に配置される他の電磁弁に前記ガスケットを取り付けている前記腕部を収容可能な収容部が設けられているのが好ましい。
この構成によれば、ガスケットの腕部は本体部の外縁よりも外側へ突出しているので、ガスケットの電磁弁に対する着脱作業を容易に行うことができる。なお、電磁弁にガスケットを取り付ける腕部がマニホールドベースと電磁弁との間から露出していると、露出した腕部が、同腕部でガスケットが取り付けられた電磁弁に並んで配置される他の電磁弁と干渉するおそれがある。その点、上記構成によれば、一の電磁弁の外壁部に設けられた収容部に、同電磁弁の隣に配置される他の電磁弁にガスケットを取り付けている腕部を収容することができる。したがって、マニホールドベースに複数の電磁弁を並設した場合にも、一の電磁弁の外壁部と、同電磁弁の隣に配置される他の電磁弁にガスケットを取り付けている腕部との干渉を抑制することができる。また、一の電磁弁の外壁部に設けられた収容部に、他の電磁弁にガスケットを取り付けている腕部を収容することによって、一の電磁弁と他の電磁弁とが位置あわせされるので、マニホールドベースに対して複数の電磁弁を整列させつつ取り付けることができる。
上記ガスケットの取付構造において、前記電磁弁は、前記複数のポート間の連通状態を切り換える軸状の弁体と、前記弁体を収容する弁体収容部と、前記弁体の前記軸方向における端部に設けられるピストンと、前記ピストンを収容するとともに前記弁体収容部の前記軸方向における端部に取り付けられるピストン収容部と、を有し、前記ガスケットは、前記マニホールドベースと前記弁体収容部との間に配置される本体部と、前記本体部の外縁から前記軸方向に突設される前記腕部とを有し、前記ピストン収容部は、前記腕部を収容可能な収容凹部を備えるのが好ましい。
この構成によれば、ガスケットの本体部の外縁から突出する腕部をピストン収容部に設けられた収容凹部に収容することができる。これにより、弁体収容部の構成を変更することなく、ガスケットを電磁弁に取り付けることができる。
上記ガスケットの取付構造において、前記収容凹部内には前記腕部を係止可能な係止部が設けられているのが好ましい。
この構成によれば、収容凹部には係止部が設けられているので、ガスケットの腕部を収容凹部に収容することによって、腕部をピストン収容部に係合させることができる。そして、電磁弁をマニホールドベースから取り外す際に腕部が係止部に係止されることによって、ガスケットの脱落が抑制される。
本発明によれば、ガスケットを電磁弁とともにマニホールドベースから取り外すことができる。
第1実施形態の電磁弁マニホールドを一部断面で示す側面図。 同電磁弁マニホールドの構成を示す平面図。 第1実施形態の電磁弁及びガスケットの取付時の状態を示す斜視図。 同電磁弁及びガスケットの取付前の状態を模式的に示す断面図。 同電磁弁及びガスケットにねじを挿通した状態を模式的に示す断面図。 同電磁弁及びガスケットの取付構造を模式的に示す断面図。 同電磁弁及びガスケットの取付構造を模式的に示す端面図。 第2実施形態の電磁弁及びガスケットの構成を示す分解斜視図。 同実施形態の電磁弁マニホールドを一部断面で示す側面図。 第3実施形態の電磁弁及びガスケットの構成を示す斜視図。 同実施形態のガスケットの電磁弁に対する取付構造を示す斜視図。 第4実施形態の電磁弁及びガスケットを一部断面で示す側面図。 同実施形態の電磁弁及びガスケットの取付構造を一部断面で示す側面図。
以下、ガスケットの取付構造についての実施形態を図面に従って説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、電磁弁マニホールド11は、略直方体状の基台であるマニホールドベース12と、マニホールドベース12の取付面13に対して着脱可能に取り付けられる電磁弁14とを備えている。また、電磁弁14とマニホールドベース12との間には、ガスケット15が配置されている。なお、以下の説明において、ガスケット15の電磁弁14に対向する側の面を第1面という一方、ガスケット15のマニホールドベース12に対向する側の面を第2面という。
マニホールドベース12には、第1排気流路20、第1出力流路21、給気流路22、第2出力流路23及び第2排気流路24が電磁弁14の長手方向(図1では左右方向)に並ぶように形成されている。これら流路20〜24は、取付面13と直交する方向(以下、この方向を直交方向という)に延びるとともに、その一端側が取付面13に開口している。
電磁弁14は、軸状の弁体25と、弁体収容部27と、弁体25の軸方向(図1では左右方向)における両端部に設けられるピストン28(28a,28b)と、ピストン収容部30(30L,30S)とを備えている。弁体収容部27には、弁体25を収容する弁室26が形成されている。また、ピストン収容部30には、ピストン28を収容するピストン収容室29が形成されている。
ピストン収容部30Lは弁体収容部27の軸方向における一方(図1では左方)の端部27aに取り付けられている。さらに、ピストン収容部30Lの軸方向における一方の端部(図1では左端部)には、コイル31が内蔵されたコイル部32がねじ33によって取り付けられている。また、ピストン収容部30Sは弁体収容部27の軸方向における他方(図1では右方)の端部27bに取り付けられている。
電磁弁14の弁体収容部27には、第1排気ポート40、第1出力ポート41、給気ポート42、第2出力ポート43及び第2排気ポート44が長手方向に並ぶように形成されている。弁体収容部27に形成されたポート40〜44は、一端側が弁室26に連通している一方で、他端側がマニホールドベース12と対向する底面27cに開口している。
電磁弁14がマニホールドベース12に取り付けられると、ポート40〜44は、マニホールドベース12に形成された流路20〜24にそれぞれ接続される。そして、弁体25は、コイル31への通電に伴って軸方向に移動することによって、ポート40〜44間の連通状態を切り換える。
例えば、弁体25が図1に示すように軸方向における一方(図1では左方)へ移動すると、給気ポート42と第2出力ポート43とが連通して、給気ポート42から供給された圧縮空気が第2出力ポート43及び第2出力流路23を介してアクチュエータに供給される。また、弁体25が軸方向における他方(図1では右方)へ移動すると、給気ポート42と第1出力ポート41とが連通して、給気ポート42から供給された圧縮空気が第1出力ポート41及び第1出力流路21を介してアクチュエータに供給される。
図2に示すように、マニホールドベース12の取付面13には、複数の電磁弁14(14A,14B,14C)が並設可能になっている。そして、電磁弁マニホールド11には、電磁弁14毎にガスケット15が設けられている。本実施形態において、複数の電磁弁14は、電磁弁14の短手方向(図2では左右方向)に並ぶように配置されている。
マニホールドベース12に取り付ける電磁弁14の数は、任意に変更することができる。そして、電磁弁マニホールド11は、電磁弁14の数に応じた複数の図示しない流体圧機器(例えば、エアシリンダ等)の駆動を並行して制御することが可能である。
図2において右端に配置された電磁弁14Aは弁体収容部27、ピストン収容部30L,30S及びコイル部32を備えるのに対して、中央に配置された電磁弁14B及び左端に配置された電磁弁14Cは弁体収容部27の両端側にピストン収容部30L及びコイル部32を備えている。すなわち、電磁弁14は、ピストン収容部30Sに替えてピストン収容部30L及びコイル部32を備える構成にすることもできる。
なお、図2において、電磁弁14Cは取付面13の構成を明示するために、ガスケット15の図示を省略するとともに弁体収容部27については一部の構成のみを点線で図示している。同様に、電磁弁14Bはガスケット15の構成を明示するために、弁体収容部27については一部の構成のみを点線で図示している。
本実施形態の電磁弁14は、図2の電磁弁14Aに示すように、一対のねじ45によってマニホールドベース12の取付面13に固定される。弁体収容部27において、電磁弁14の長手方向及び短手方向に延びる天面部27dには、ねじ45の基端側に設けられた頭部45aを収容可能な一対の切欠部34が形成されている。
一対の切欠部34は、平面視矩形状をなす弁体収容部27の互いに向かい合う2つの角(対角)の近くに配置されている。2つの切欠部34は、長手方向及び直交方向に延びる外壁部27e,27fにも開口している。また、外壁部27e,27fにおいて、切欠部34が配置された対角の反対側の対角の近くには、対をなす収容部35が外側となる短手方向に向けて開口するように凹設されている。
マニホールドベース12の取付面13において、電磁弁14が取り付けられる位置には、図2の電磁弁14Cがある位置に示すように、対をなすねじ孔46が設けられている。また、本実施形態のマニホールドベース12に形成された排気流路20,24は、ねじ孔46が配置された対角とは反対側の対角の近くに配置されている。
図2において電磁弁14Bの弁体収容部27がある位置に示すように、ガスケット15は平面視矩形状をなす平板状の本体部50と、本体部50の長辺の外縁から外方となる短手方向に突出する一対の腕部51とを有している。なお、本体部50及び腕部51は、例えばステンレス、鋼、リン青銅、銅またはプラスチック等の材料によって一体形成するのが好ましい。
本体部50には、ねじ45を挿通可能な一対のねじ孔52が形成されている。ねじ孔52は、本体部50の互いに向かい合う角の内側に配置されている。また、本体部50の第1面及び第2面には、ねじ孔52が形成されていない部分にシール部材53が接合されている。シール部材53は、例えばニトリルゴム、水素化ゴム、フッ素ゴム、またはシリコンゴムなどの弾性を有する材料によって構成するのが好ましい。
ガスケット15には、互いに接続されるポート40〜44及び流路20〜24にそれぞれ対応する位置に、本体部50及びシール部材53を貫通する貫通孔60,61,62,63,64が本体部50の長手方向に並ぶように形成されている。なお、本体部50の長手方向は、電磁弁14及び弁体収容部27の長手方向と平行をなしている。
図3に示すように、ガスケット15の腕部51は、ねじ孔52が形成された対角の近くに配置されている。ガスケット15の腕部51は、本体部50に対する接続部分において屈曲可能になっている。
腕部51は、本体部50から延びる延設部54と、延設部54とほぼ直交するように屈曲した屈曲部55とを有している。屈曲部55の先端側には、半円状の切り欠きを有する二股部56が形成されている。
ねじ45の先端側には、螺旋状の溝が形成されたねじ部45bが設けられている。また、ねじ45において頭部45aとねじ部45bとの間には、頭部45a及びねじ部45bよりも外径が小さい円筒状の軸部45cが設けられている。なお、腕部51の二股部56に設けられた半円状の切り欠きの内径は、軸部45cの外径よりも大きく、かつ、ねじ部45bの外径よりも小さくなっている。
弁体収容部27の切欠部34には、ねじ45を挿通するための一対の挿通部36が底面27cまで直交方向に延びるように形成されている。また、弁体収容部27の外壁部27e,27fには、挿通部36と連通する開口部37が形成されている。そして、開口部37の底面27cからの離間距離は、腕部51における延設部54の長さに応じて設定される。
弁体収容部27の外壁部27e,27fに形成された収容部35は、図3に示すように底面27cと天面部27dにも開口している。そして、電磁弁14の長手方向における収容部35の長さ(幅)は、同長手方向における腕部51の長さ(幅)よりもやや長くなるように設定されている。
なお、ねじ45が挿通部36に挿通されて、頭部45aが切欠部34に係止された状態になると、ねじ45の先端は挿通部36を通り抜けて、ねじ部45bの一部が弁体収容部27の外側に露出した状態になる。またこのとき、ねじ部45bは開口部37を通り抜けて、開口部37には軸部45cが位置する。
次に、ガスケット15の電磁弁14に対する取付方法について説明する。
図4に示すように、電磁弁14に取り付ける前のガスケット15は、本体部50の第1面に対して延設部54が鈍角をなすように、第1面側に向けてやや屈曲された状態になっている。そして、ガスケット15を電磁弁14に取り付ける際には、弁体収容部27の底面27cと本体部50の第1面とが対向するように、ガスケット15を弁体収容部27に沿う位置に配置する。
次に、図5に示すように、ねじ45を弁体収容部27の挿通部36に挿通して、頭部45aが切欠部34に係止されるとともに、ねじ部45bが開口部37を通過して、ガスケット15のねじ孔52を貫通した状態にする。なお、このようにねじ45を電磁弁14の挿通部36に挿通するとともにガスケット15のねじ孔52を貫通した状態にすることで、ガスケット15が電磁弁14に対して位置決めされる。
続いて、図6に示すように、ガスケット15の腕部51を本体部50との接続部分で屈曲させて、本体部50の第1面と延設部54とがほぼ直角をなすようにする。すると、腕部51の屈曲部55が開口部37内に挿入されるとともに、二股部56が挿通部36内に挿入されて凹状の切り欠きにねじ45の軸部45cがはまった状態になる。これにより、ガスケット15は腕部51を介して電磁弁14の弁体収容部27に対して取り付けられた状態になる。
このとき、開口部37と屈曲部55との間には隙間があるので、屈曲部55は常に開口部37に当接した状態にはならないが、例えばガスケット15の第2面を鉛直方向下方に向けた状態で電磁弁14を把持した場合には、図6に示すように腕部51の屈曲部55が開口部37に係止された状態になる。
なお、ガスケット15を電磁弁14に対してより正確に位置決めするために、本体部50の第1面に位置決め用の凸部を設ける一方で、弁体収容部27の底面27cに凸部が嵌合可能な位置決め用の凹部を設けてもよい。この場合には、凸部と凹部とを嵌合させることによって、ガスケット15の本体部50は弁体収容部27により近い位置に配置される。
次に、電磁弁14のマニホールドベース12への取付方法について説明する。
上述のようにガスケット15を電磁弁14に取り付けた後、ガスケット15が取り付けられた電磁弁14をねじ45でマニホールドベース12に固定する。
具体的には、ガスケット15の本体部50が電磁弁14の底面27cとマニホールドベース12の取付面13との間に挟まれるように、電磁弁14をマニホールドベース12の取付面13に載置する。続いて、ガスケット15のねじ孔52を貫通したねじ部45bをねじ孔46にはめた状態にしてねじ45を締めると、電磁弁14がマニホールドベース12にねじ止めされる。
なお、図7に示すように、複数の電磁弁14A,14B,14Cをマニホールドベース12に取り付ける場合には、まず、各電磁弁14にガスケット15を取り付ける。次に、電磁弁14Aの隣に電磁弁14Bを配置するとともに、電磁弁14Bの隣に電磁弁14Cを配置する。このとき、隣り合う2つの電磁弁14のうち、一方の腕部51を他方の収容部35に収容することによって、電磁弁14の長手方向における位置あわせを行う。
そして、電磁弁14A,14B,14Cを互いに位置あわせした状態で取付面13に載置した後、電磁弁14A,14B,14Cをマニホールドベース12にねじ止めする。なお、腕部51の延設部54の長さをねじ45のねじ部45bの長さよりも長くしておくと、図7の電磁弁14Cのように、取付面13に対してまっすぐ載置することができる。
また、電磁弁14A,14B,14Cを1つずつマニホールドベース12に取り付ける場合には、例えば、最初に電磁弁14Cを取付面13に取り付ける。次に、電磁弁14Cの収容部35に電磁弁14Bの腕部51を収容することで電磁弁14Bの位置あわせをしつつ、電磁弁14Bを取付面13に取り付ける。続いて、電磁弁14Bの収容部35に電磁弁14Aの腕部51を収容することで電磁弁14Aの位置あわせをしつつ、電磁弁14Aを取付面13に取り付ける。
次に、本実施形態にかかるガスケットの取付構造の作用について説明する。
本実施形態においては、電磁弁14をマニホールドベース12に取り付ける前に、ガスケット15を電磁弁14に取り付ける。具体的には、ガスケット15の腕部51を本体部50に対して屈曲させることで、屈曲部55を弁体収容部27の外壁部27e,27fに設けられた開口部37に係止可能な状態にする。
このとき、ガスケット15の腕部51は、開口部37と屈曲部55との間に形成される隙間の中で移動することができるので、腕部51が移動可能な範囲において、ガスケット15は電磁弁14に対して相対移動することができる。そのため、ガスケット15が取り付けられた電磁弁14をマニホールドベース12にねじ止めする際に、電磁弁14とマニホールドベース12との間に配置されるシール部材53が弾性変形することが許容される。そして、シール部材53が電磁弁14に押圧されて弾性変形することによって、互いに接続されるポート40〜44と流路20〜24との間が確実にシールされる。
また、このようにガスケット15は腕部51を介して電磁弁14に取り付けてられているため、電磁弁14をマニホールドベース12から取り外すと、ガスケット15も電磁弁14とともにマニホールドベース12から分離される。
なお、電磁弁14をマニホールドベース12から取り外す際には、ガスケット15のシール部材53が、電磁弁14の底面27cよりもマニホールドベース12の取付面13に強く粘着していることがある。この場合には、電磁弁14をマニホールドベース12から取り外したときに、ガスケット15の第1面に接合されたシール部材53が電磁弁14から離脱する一方で、ガスケット15の第2面に接合されたシール部材53が取付面13に粘着したままになる。
このような場合にも、ガスケット15は、腕部51の屈曲部55が電磁弁14の開口部37に係止されることによって本体部50がマニホールドベース12から離されるので、ガスケット15のシール部材53が取付面13から引きはがされる。
また、ガスケット15は腕部51を介して電磁弁14に係止されているので、シール部材53が電磁弁14からはがれた状態になっても、ガスケット15が電磁弁14から脱落することがない。なお、ガスケット15は、腕部51の本体部50に対する接続部分を、取付時と逆方向に屈曲させることによって、電磁弁14から容易に取り外される。
さらに、このように電磁弁14をマニホールドベース12から取り外したときには、天面部27dが鉛直方向下方に向くように電磁弁14の姿勢が変化することがある。この場合にも、電磁弁14の取り付けに用いられていたねじ45は、頭部45aが切欠部34に係止される一方で、ねじ部45bが腕部51の先端側に設けられた二股部56に係止されるので、電磁弁14から脱落することがない。
以上詳述した第1実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
(1)ガスケット15は腕部51によって電磁弁14に取り付けられているので、電磁弁14をマニホールドベース12から取り外す際に、ガスケット15を電磁弁14とともにマニホールドベース12から分離することができる。したがって、ガスケット15を電磁弁14とともにマニホールドベース12から取り外すことができる。これにより、電磁弁14を取り外す際にガスケット15が落下したり紛失したりすることが抑制されるので、電磁弁14及びガスケット15のマニホールドベース12からの取り外し作業を容易に行うことができる。
(2)ガスケット15が取り付けられた電磁弁14をマニホールドベース12の取付面13に載置すると、ガスケット15がマニホールドベース12と電磁弁14との間に配置される。これにより、電磁弁14及びガスケット15のマニホールドベース12への取り付け作業を容易に行うことができるので、上記実施形態によれば、電磁弁14及びガスケット15のマニホールドベース12に対する着脱作業を容易に行うことができる。
(3)ガスケット15の腕部51は本体部50の外縁から外側へ突出しているので、ガスケット15の電磁弁14に対する着脱作業を容易に行うことができる。
(4)腕部51は電磁弁14の外壁部27e,27fに係止されるので、電磁弁14の内部構造を大きく変更することなく、ガスケット15を電磁弁14に取り付けることができる。
(5)ガスケット15の腕部51に設けられた屈曲部55が電磁弁14の外壁部27e,27fに設けられた開口部37に係合することによって、電磁弁14をマニホールドベース12から取り外す際に、ガスケット15を電磁弁14とともにマニホールドベース12から分離することができる。
(6)開口部37は挿通部36に連通しているので、開口部37に二股部56を挿入すると、挿通部36に挿通されたねじ45を二股部56によって係止可能な状態にすることができる。これにより、電磁弁14をマニホールドベース12から取り外す際に、電磁弁14をマニホールドベース12に固定していたねじ45を電磁弁14とともにマニホールドベース12から分離することができる。したがって、電磁弁14を取り外す際に、ねじ45が落下したり紛失したりすることがない。
(7)電磁弁14にガスケット15を取り付ける腕部51がマニホールドベース12と電磁弁14との間から突出していると、突出した腕部51が、同腕部51でガスケット15が取り付けられた電磁弁14に並んで配置される他の電磁弁14と干渉するおそれがある。その点、上記実施形態によれば、一の電磁弁14の外壁部27e,27fに設けられた収容部35に、同電磁弁14の隣に配置される他の電磁弁14にガスケット15を取り付けている腕部51を収容することができる。したがって、マニホールドベース12に複数の電磁弁14を並設した場合にも、一の電磁弁14の外壁部27e,27fと、同電磁弁14の隣に配置される他の電磁弁14にガスケット15を取り付けている腕部51との干渉を抑制することができる。
(8)一の電磁弁14の外壁部27e,27fに設けられた収容部35に、他の電磁弁14にガスケット15を取り付けている腕部51を収容することによって、一の電磁弁14と他の電磁弁14とが位置あわせされるので、複数の電磁弁14をマニホールドベース12に対して整列させつつ取り付けることができる。
(9)ガスケット15の腕部51は本体部50の外縁から突出しているので、ガスケット15の製造時に、プレス加工によって腕部51を屈曲させた後であっても、本体部50に対するシール部材53の接合作業を容易に行うことができる。特に、ガスケット15の本体部50に対して金型を取り付け、この金型内にシール部材53の材料を注入して成型することによってシール部材53を本体部50に接合する場合には、本体部50の第1面側から腕部が突出していると、シール部材53の成型時に金型と腕部とが干渉してしまう。そのため、プレス加工によって成形されたガスケット15に金型を用いてシール部材53を接合した後に、もう一度プレス加工によって腕部を屈曲させる作業を行う必要がある。これに対して、上記実施形態によれば、ガスケット15を成形するためのプレス加工の際に、腕部51の曲げ加工も併せて行うことができるので、ガスケット15の製造工程を簡素化することができる。
(第2実施形態)
次に、ガスケットの取付構造についての第2実施形態を、図8及び図9を参照して説明する。
第2実施形態におけるガスケット15(15A)の取付構造は、ガスケット15Aの腕部51(51A)の構成及び腕部51Aの電磁弁14(14D)に対する取付構造が上記第1実施形態と異なっているが、その他の構成は概ね第1実施形態と同様である。なお、両実施形態において同じ符号を付した部材は同様の構成を備えるので説明を省略し、以下においては第1実施形態と異なる点を中心に説明を行う。
図8に示すように、本実施形態のガスケット15Aは、本体部50の短辺の外縁から、電磁弁14及び本体部50の長手方向となる軸方向に突出する一対の腕部51Aを有している。ガスケット15の腕部51Aは、本体部50においてねじ孔52が形成された対角の近くに配置されている。
腕部51Aは、本体部50につながる基端側に本体部50とほぼ直交するように屈曲した延設部54Aを有するとともに、先端側に延設部54Aとほぼ直交するように屈曲して本体部50の長手方向に延びる屈曲部55Aを有する。
本実施形態の電磁弁14Dは、第1実施形態の電磁弁14Aと同様に、弁体収容部27、ピストン収容部30L,30S及びコイル部32を備えている。そして、ピストン収容部30Lは弁体収容部27の軸方向における一方の端部27aにねじ65によって取り付けられる一方で、ピストン収容部30Sは弁体収容部27の軸方向における他方の端部27bにねじ65によって取り付けられる。
ただし、電磁弁14Dは、ピストン収容部30Sに替えてピストン収容部30L及びコイル部32を備える構成に変更することもできる。また、電磁弁14Dの弁体収容部27には、収容部35及び開口部37は設けられていない。
図9に示すように、本実施形態のピストン収容部30(30L,30S)には、弁体収容部27と対向する側の端部に、軸方向に向けて開口する収容凹部38が形成されている。収容凹部38は、ピストン収容部30の底面30c側にも開口している。そして、収容凹部38の開口部は腕部51Aの延設部54Aを収容可能な大きさに設定されている。また、収容凹部38は、軸方向に延びる係止部39を有している。
次に、ガスケット15Aの電磁弁14Aに対する取付方法について説明する。
ガスケット15Aを電磁弁14Dに取り付ける場合には、まず、図8に示すようにピストン収容部30が取り付けられていない弁体収容部27の底面27c側にガスケット15Aを配置する。このとき、ねじ45を弁体収容部27の挿通部36及びガスケット15Aのねじ孔52に挿通して、ガスケット15Aを弁体収容部27に対して位置決めしてもよい。
次に、ガスケット15Aにおいて本体部50の第1面に接合されたシール部材53を弁体収容部27の底面27cに当接させた状態で、弁体収容部27に対してピストン収容部30を取り付ける。すると、腕部51Aがピストン収容部30の収容凹部38に挿入されることによって、ガスケット15Aが電磁弁14Dに対して取り付けられた状態になる。そして、このようにガスケット15Aを電磁弁14Dに取り付けた後、ガスケット15Aが取り付けられた電磁弁14Dをねじ45でマニホールドベース12に固定する。
次に、本実施形態にかかるガスケット15Aの取付構造の作用について説明する。
弁体収容部27の底面27cに沿う位置にガスケット15Aの本体部50を配置した状態でピストン収容部30を弁体収容部27に取り付けると、腕部51Aがピストン収容部30に設けられた収容凹部38に挿入される。すなわち、本実施形態においては、ピストン収容部30の弁体収容部27への取り付け作業と、ガスケット15Aの電磁弁14への取り付け作業とが同時に行われる。
なお、ピストン収容部30を弁体収容部27に取り付けると、ピストン収容部30の底面27cは弁体収容部27の底面30cとほぼ面一になるが、ガスケット15Aの腕部51Aは収容凹部38に向けて湾曲した形状になっているので、ピストン収容部30の底面30cの位置を変化させることなく、ガスケット15Aを取り付けることが可能になる。
そして、ガスケット15Aの腕部51Aは本体部50の外縁よりも外側へ突出しているが、この腕部51Aは本体部50の短辺から長手方向に延びるので、電磁弁14Dの短手方向に並ぶ位置に配置される他の電磁弁14と干渉しない。
以上詳述した第2実施形態によれば、上記(1)〜(3)及び(9)に加えて、次のような効果が発揮される。
(10)ガスケット15Aの本体部50の外縁から突出する腕部51Aをピストン収容部30に設けられた収容凹部38に収容することができる。これにより、弁体収容部27の構成を変更することなく、ガスケット15Aを電磁弁14に取り付けることができる。
(11)収容凹部38には係止部39が設けられているので、ガスケット15Aの腕部51Aを収容凹部38に収容することによって、腕部51Aをピストン収容部30に係合させることができる。そして、電磁弁14をマニホールドベース12から取り外す際に腕部51Aが係止部39に係止されることによって、ガスケット15の脱落が抑制される。
(12)ガスケット15Aの腕部51Aは、マニホールドベース12と弁体収容部27との間に配置される本体部50の外縁から軸方向に突設されている一方、ピストン収容部30は軸方向に向けて開口する収容凹部38を備える。そのため、腕部51Aを収容凹部38に挿入する作業をガスケット15Aの電磁弁14Dへの取り付け作業とを同時に行うことができるので、ガスケット15Aの取り付け作業を簡素化することができる。
(第3実施形態)
次に、ガスケットの取付構造についての第3実施形態を、図10及び図11を参照して説明する。
第3実施形態におけるガスケット15(15B)の取付構造は、ガスケット15Bの腕部51(51B)の構成及び腕部51Bの電磁弁14(14D)に対する取付構造が上記第2実施形態と異なっているが、その他の構成は概ね第2実施形態と同様である。なお、両実施形態において同じ符号を付した部材は同様の構成を備えるので説明を省略し、以下においては第2実施形態と異なる点を中心に説明を行う。
図10に示すように、本実施形態のガスケット15Bは、本体部50の短辺の外縁から、電磁弁14及び本体部50の長手方向となる軸方向に突出する一対の腕部51Bを有している。
腕部51Bは、本体部50に接続されるとともに、短手方向における長さが本体部50よりもわずかに短い延設部54Bと、延設部54Bの先端側において、短手方向に向けて突出するとともに延設部54Bとほぼ直交するように屈曲した一対の屈曲部55Bとを有している。すなわち、ガスケット15Bには合計4つの屈曲部55Bが設けられている。また、屈曲部55Bには係合孔66が形成されている。
本実施形態のピストン収容部30(30L,30S)には、電磁弁14Dの長手方向及び直交方向に延びる外壁部30e,30fに、収容凹部38Bが凹設されている。収容凹部38Bは、ピストン収容部30の底面30c側にも開口している。また、収容凹部38Bの内底面には、係止部39Bが突設されている。なお、係止部39Bは本体部50の長手方向が長手方向になっているとともに、その長手方向に延びる一対の側面が、係止部39Bを先端側に向けて先細にするテーパー面になっている。
収容凹部38Bは、ガスケット15Bの屈曲部55Bを収容可能な大きさに形成されている。また、係合孔66は、係止部39Bを挿通可能な大きさに形成されている。さらに、係止部39Bの直交方向における長さは、屈曲部55Bに設けられた係合孔66の直交方向における長さよりも短くなっている。
次に、ガスケット15Bの電磁弁14Dに対する取付方法について説明する。
ガスケット15Bを電磁弁14Dに取り付ける場合には、まず、図10に示すようにピストン収容部30が取り付けられた弁体収容部27の底面27c側にガスケット15Bの本体部50を配置する。このとき、ねじ45を弁体収容部27の挿通部36及びガスケット15Aのねじ孔52に挿通して、本体部50を弁体収容部27に対して位置決めしてもよい。
次に、図11に示すように、ガスケット15Bの屈曲部55Bをピストン収容部30の外壁部30e,30fに設けられた収容凹部38Bに収容しつつ、係合孔66に係止部39Bを嵌め込む。これにより、ガスケット15Bが電磁弁14Dに対して取り付けられた状態になる。
次に、本実施形態にかかるガスケット15Bの取付構造の作用について説明する。
ガスケット15Bは、係合孔66に係止部39Bを嵌め込むことによって電磁弁14Dに対して取り付けられるので、電磁弁14Dへの取り付けに際して腕部の曲げ加工を行う必要がない。したがって、ガスケット15Bの電磁弁14Dへの取り付け作業が簡素化される。
なお、係止部39Bの直交方向における長さは、屈曲部55Bに設けられた係合孔66の直交方向における長さよりも短くなっているので、電磁弁14に取り付けられたガスケット15Bは、取り付け方向となる直交方向において電磁弁14に対して相対移動が可能になっている。
そのため、ガスケット15Bが取り付けられた電磁弁14をマニホールドベース12に対して固定する際に、電磁弁14とマニホールドベース12との間に配置されるシール部材53が弾性変形することが許容される。そして、シール部材53が電磁弁14に押圧されて弾性変形することによって、互いに接続されるポート40〜44と流路20〜24との間が確実にシールされる。
以上詳述した第3実施形態によれば、上記(1)〜(3)及び(9)〜(11)に加えて、次のような効果が発揮される。
(13)ガスケット15Bは、係合孔66に係止部39Bを嵌め込むことによって電磁弁14Dに対して取り付けられるので、電磁弁14Dへの取り付け作業を簡素化することができる。
(14)腕部51Bは電磁弁14の外壁部30e,30fに形成された係止部39Bと係合するので、電磁弁14の内部構造を大きく変更することなく、ガスケット15Bを電磁弁14に取り付けることができる。
(15)ガスケット15Bの腕部51Bに設けられた屈曲部55Bが電磁弁14の外壁部30e,30fに設けられた係止部39Bに係止されることによって、電磁弁14をマニホールドベース12から取り外す際に、ガスケット15Bを電磁弁14とともにマニホールドベース12から分離することができる。
(16)ガスケット15Bを電磁弁14に取り付けると、電磁弁14の外壁部30e,30fに設けられた収容凹部38Bにガスケット15Bの腕部51Bを収容することができる。したがって、マニホールドベース12に複数の電磁弁14を並設した場合にも、一の電磁弁14の外壁部30e,30fと、同電磁弁14の隣に配置される他の電磁弁14にガスケット15Bを取り付けている腕部51Bとの干渉を抑制することができる。
(第4実施形態)
次に、ガスケットの取付構造についての第4実施形態を、図12及び図13を参照して説明する。
第4実施形態におけるガスケット15(15C)の取付構造は、ガスケット15Cの腕部51(51C)の構成及び腕部51Cの電磁弁14(14D)に対する取付構造が上記第2実施形態と異なっているが、その他の構成は概ね第2実施形態と同様である。なお、両実施形態において同じ符号を付した部材は同様の構成を備えるので説明を省略し、以下においては第2実施形態と異なる点を中心に説明を行う。
図12に示すように、本実施形態のガスケット15Cは、本体部50の短辺の外縁から、電磁弁14及び本体部50の長手方向となる軸方向に突出する腕部51Cを有している。なお、ガスケット15Cの腕部51Cは、本体部50においていずれか一方の対角の近くに一対を配置してもよいし、本体部50の四隅の近くに2対を配置してもよい。
腕部51Cは、本体部50につながる基端側に本体部50とほぼ直交するように屈曲した延設部54Cを有するとともに、先端側に延設部54Cとほぼ直交するように屈曲して本体部50の長手方向に延びる屈曲部55Cを有する。屈曲部55Cには、ねじ67の胴部67bを挿通可能な挿通孔68が形成されている。なお、ねじ67の頭部67aの厚さは、ガスケット15Cの本体部50の厚さ以下にするのが好ましい。
本実施形態のピストン収容部30(30L,30S)には、弁体収容部27と対向する側の端部に、軸方向に向けて開口する収容凹部38Cが形成されている。収容凹部38Cは、ピストン収容部30の底面30c側にも開口している。そして、収容凹部38Cは腕部51Cの屈曲部55Cを収容可能な大きさに設定されている。また、収容凹部38Bの内部には、直交方向に延びるねじ孔57が設けられている。
次に、ガスケット15Cの電磁弁14Dに対する取付方法について説明する。
ガスケット15Cを電磁弁14Dに取り付ける場合には、まず、図12に示すようにピストン収容部30が取り付けられた弁体収容部27の底面27c側にガスケット15Cの本体部50を配置する。
次に、図13に示すように、ガスケット15Cの屈曲部55Cをピストン収容部30の底面30cに開口した収容凹部38Cに収容する。続いて、ねじ67を屈曲部55Cに設けられた挿通孔68に通して、ピストン収容部30のねじ孔57に対して螺合させる。これにより、ガスケット15Cが電磁弁14Dに対してねじ止めにより取り付けられた状態になる。そして、このようにガスケット15Cを電磁弁14Dに取り付けた後、ガスケット15Cが取り付けられた電磁弁14Dをマニホールドベース12に固定する。
次に、本実施形態にかかるガスケット15Cの取付構造の作用について説明する。
ガスケット15Cを電磁弁14Dに対してねじ止めすると、ねじ67の頭部67aはピストン収容部30の底面30cから突出した態様となるが、腕部51Cの屈曲部55Cが収容凹部38Cに収容されている分、その突出長さが短くなる。
なお、電磁弁14Dにおいて、ピストン収容部30の底面30cと弁体収容部27の底面27cとはほぼ面一になっている。また、弁体収容部27の底面27cと取付面13との間にはガスケット15Cの本体部50及び一対のシール部材53が介在しているために、ピストン収容部30の底面30cと取付面13との間には隙間が形成される。
そして、ねじ67の頭部67aの厚さは、本体部50の厚さ以下になっているので、底面30cから突出するねじ67の頭部67aは、底面30cと取付面13との間に形成される隙間に配置される。これにより、ねじ67と取付面13との干渉が抑制される。
さらに、直交方向において、底面30cと取付面13との間に形成される隙間の長さは、同直交方向におけるねじ67の頭部67aの長さ(厚さ)よりも長いので、電磁弁14Dを取付面13に取り付ける際に、シール部材53の弾性変形が許容される。そして、シール部材53が電磁弁14に押圧されて弾性変形することによって、互いに接続されるポート40〜44と流路20〜24との間が確実にシールされる。
以上詳述した第4実施形態によれば、上記(1)〜(3)及び(9),(10)に加えて、次のような効果が発揮される。
(17)ガスケット15Cは腕部51Cを介してピストン収容部30にねじ止めされるので、電磁弁14の内部構造を大きく変更することなく、ガスケット15Cを電磁弁14に取り付けることができる。
(18)ガスケット15Cをねじ67によって電磁弁14に取り付けるときに、ピストン収容部30の底面30cに設けられた収容凹部38Cに屈曲部55Cを収容することで、ねじ67の底面30cからの突出長さが短くなる。したがって、電磁弁14をマニホールドベース12に取り付けたときに、ねじ67の頭部67aと取付面13との干渉を抑制することができる。
(変更例)
なお、上記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・上記各実施形態において、電磁弁14に腕部51を設け、この腕部51をガスケット15の本体部50または本体部50から突出する部分に係合させることによって、ガスケット15を電磁弁14に取り付けてもよい。この構成によれば、ガスケット15は腕部51によって電磁弁14に取り付けられているので、電磁弁14をマニホールドベース12から取り外す際に、ガスケット15を電磁弁14とともにマニホールドベース12から分離することができる。
・上記各実施形態において、腕部51の数は任意に変更することができる。
・上記各実施形態の電磁弁14において、弁体25の軸方向における一端側のみにピストン28を設けるとともに、ピストン収容部30Sに替えてピストン収容室29を備えないキャップ等を弁体収容部27に取り付けるようにしてもよい。なお、第2,第3及び第4実施形態においては、このようなキャップに収容凹部38を設ければ、ピストン収容部30と同様にガスケット15を取り付けることができる。
・上記第1実施形態において、腕部51に屈曲部55を設けなくてもよい。この場合にも、延設部54を電磁弁14の外壁部27e,27fに接着したり、ねじ止めしたり、あるいは嵌合させたりすることによって、ガスケット15を電磁弁14に係合させることができる。
・上記第1実施形態において、腕部51に二股部56を設けなくてもよい。この構成によれば、腕部51及び収容部35の長さを短くすることができる。
・上記第1実施形態において、腕部51の延設部54を本体部50の第1面に対して鋭角をなすようにあらかじめ屈曲させておくことで、延設部54を板ばねとして機能させてもよい。この構成によれば、両腕部51を付勢力に抗して開くように屈曲させた後に、両腕部51を解放すると、延設部54が弁体収容部27を挟持することによって、ガスケット15が電磁弁14に取り付けられる。この場合には、ガスケット15を電磁弁14に取り付ける際に腕部51の曲げ加工を行う必要がないので、ガスケット15の取り付け作業をより迅速に行うことができる。
ただし、腕部51の延設部54を板ばねとした場合には、その付勢力が強すぎると、電磁弁14をマニホールドベース12に取り付ける際にシール部材53の弾性変形が抑制されて、十分なシール性が確保できないおそれがある。一方で、板ばねとして機能する延設部54の付勢力を弱くすると、シール部材53が取付面13に対して強く粘着した場合に、電磁弁14から脱落するおそれがあるため、その付勢力の調整が難しい。そのため、上記第1実施形態のように、電磁弁14のマニホールドベース12に対する着脱方向(直交方向)において開口部37と屈曲部55との間に、シール部材53の弾性変形を許容するための隙間を設けつつ、屈曲部55が開口部37に係止可能な構成にするのが好ましい。
・上記第1実施形態において、腕部51を収容する収容部35は、天面部27dに開口しない構成としてもよい。この構成によれば、一の電磁弁14の収容部35に他の電磁弁14の腕部51を収容することによって、電磁弁14の長手方向における位置合わせに加えて、直交方向における位置あわせも併せて行うことができる。
・上記第1実施形態において、外壁部27e,27fに開口する開口部37と連通するように、底面27cに開口する収容部を設けてもよい。この構成によれば、弁体収容部27に係合した腕部51が、同弁体収容部27の外壁部27e,27fから突出しないので、隣に配置される電磁弁14との干渉を抑制することができる。
・上記第2実施形態のピストン収容部30に、収容凹部38に替えて、底面30cから突出するとともに腕部51Aを係止可能な係止孔または係止穴を有する係合突部を設けてもよい。この場合には、腕部51Aに延設部54Aを設けなくてもよい。
さらに、上記実施形態及び各変形例から把握される技術的思想を以下に記載する。
(イ)複数の流路が形成されたマニホールドベースと、複数のポートを有して同複数のポート間の連通状態を切り換える電磁弁との間に配置され、前記流路と前記ポートとの接続部分をシールするガスケットであって、
前記マニホールドベースと前記電磁弁との間に配置される板状の本体部と、
該本体部に接合されるシール部材と、
前記本体部の外縁から延設される腕部とを備え、
前記腕部は、前記電磁弁の外壁部に係合可能な係合部を有することを特徴とするガスケット。
この構成によれば、ガスケットが腕部によって電磁弁の外壁部に係合することによって、電磁弁をマニホールドベースから取り外す際に、ガスケットを電磁弁とともにマニホールドベースから分離することができる。
12…マニホールドベース、13…取付面、14,14A,14B,14C,14D…電磁弁、15,15A,15B,15C…ガスケット、20,21,22,23,24…流路、25…弁体、27…弁体収容部、27a,27b…端部、27e,27f…外壁部、28…ピストン、30,30L,30S…ピストン収容部、35…収容部、36…挿通部、37…開口部、38,38B,38C…収容凹部、39,39B…係止部、40,41,42,43,44…ポート、45…ねじ、45c…軸部、50…本体部、51,51A,51B,51C…腕部、55,55A…屈曲部、56…二股部。

Claims (6)

  1. 複数の流路が形成されたマニホールドベースと、複数のポートを有して同複数のポート間の連通状態を切り換える電磁弁との間に配置され、前記流路と前記ポートとの接続部分をシールするガスケットの取付構造であって、
    前記電磁弁及び前記ガスケットのうちいずれか一方に設けられた腕部を、前記電磁弁及び前記ガスケットのうち前記腕部が設けられていない他方に係合させることによって、前記ガスケットを前記電磁弁に取り付けることを特徴とするガスケットの取付構造。
  2. 前記ガスケットは、前記マニホールドベースと前記電磁弁との間に配置される本体部と、前記本体部の外縁よりも外側へ突出する前記腕部とを有し、
    前記腕部を前記電磁弁の外壁部に係止させることによって、前記ガスケットを前記電磁弁に取り付けることを特徴とする請求項1に記載のガスケットの取付構造。
  3. 前記電磁弁は、外壁部と、前記外壁部に設けられた開口部と、前記開口部に連通するとともに前記電磁弁を前記マニホールドベースに固定するためのねじを挿通可能な挿通部とを有し、
    前記ガスケットは前記腕部を有し、
    前記腕部には、前記開口部に係合可能な屈曲部と、前記ねじの軸部に係合可能な二股部と、が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガスケットの取付構造。
  4. 前記マニホールドベースは複数の前記電磁弁を並設可能な取付面を有し、
    前記ガスケットは、前記マニホールドベースと前記電磁弁との間に配置される本体部と、前記本体部の外縁よりも外側へ突出する前記腕部とを有し、
    前記電磁弁の外壁部には、同電磁弁の隣に配置される他の電磁弁に前記ガスケットを取り付けている前記腕部を収容可能な収容部が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のガスケットの取付構造。
  5. 前記電磁弁は、前記複数のポート間の連通状態を切り換える軸状の弁体と、前記弁体を収容する弁体収容部と、前記弁体の前記軸方向における端部に設けられるピストンと、前記ピストンを収容するとともに前記弁体収容部の前記軸方向における端部に取り付けられるピストン収容部と、を有し、
    前記ガスケットは、前記マニホールドベースと前記弁体収容部との間に配置される本体部と、前記本体部の外縁から前記軸方向に突出する前記腕部とを有し、
    前記ピストン収容部は、前記腕部を収容可能な収容凹部を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガスケットの取付構造。
  6. 前記収容凹部内には前記腕部を係止可能な係止部が設けられていることを特徴とする請求項5に記載のガスケットの取付構造。
JP2013125645A 2013-06-14 2013-06-14 ガスケットの取付構造 Active JP6175291B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013125645A JP6175291B2 (ja) 2013-06-14 2013-06-14 ガスケットの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013125645A JP6175291B2 (ja) 2013-06-14 2013-06-14 ガスケットの取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015001256A true JP2015001256A (ja) 2015-01-05
JP6175291B2 JP6175291B2 (ja) 2017-08-02

Family

ID=52295910

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013125645A Active JP6175291B2 (ja) 2013-06-14 2013-06-14 ガスケットの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6175291B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018230499A1 (ja) * 2017-06-14 2018-12-20 株式会社デンソー バルブ装置
CN109154388A (zh) * 2016-06-10 2019-01-04 纳博特斯克有限公司 垫片以及阀装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0468249U (ja) * 1990-10-25 1992-06-17
JPH11248020A (ja) * 1998-03-06 1999-09-14 Ckd Corp ガスケットの固定構造
JP2001280522A (ja) * 2000-03-30 2001-10-10 Koganei Corp マニホールド電磁弁
JP2012052605A (ja) * 2010-09-01 2012-03-15 Isuzu Motors Ltd ガスケットの仮保持構造

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0468249U (ja) * 1990-10-25 1992-06-17
JPH11248020A (ja) * 1998-03-06 1999-09-14 Ckd Corp ガスケットの固定構造
JP2001280522A (ja) * 2000-03-30 2001-10-10 Koganei Corp マニホールド電磁弁
JP2012052605A (ja) * 2010-09-01 2012-03-15 Isuzu Motors Ltd ガスケットの仮保持構造

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109154388A (zh) * 2016-06-10 2019-01-04 纳博特斯克有限公司 垫片以及阀装置
WO2018230499A1 (ja) * 2017-06-14 2018-12-20 株式会社デンソー バルブ装置
JP2019002454A (ja) * 2017-06-14 2019-01-10 株式会社デンソー バルブ装置
US11085548B2 (en) 2017-06-14 2021-08-10 Denso Corporation Valve device

Also Published As

Publication number Publication date
JP6175291B2 (ja) 2017-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5217625B2 (ja) 弁装置
KR101389864B1 (ko) 게이트 밸브
JP4910167B2 (ja) 流体圧機器のシール構造
US9631734B2 (en) Fluid control device manifold, manifold assembling method, and connection tool
JP2008534885A (ja) 拡張可能な気体又は液体分配システム
EP2759748B1 (en) Fluid device unit
JP6175291B2 (ja) ガスケットの取付構造
KR20170098310A (ko) 벨브
US20070259543A1 (en) Pressure device for test socket
JP2008537988A (ja) 拡張可能な気体又は液体分配システム
JP2008223913A (ja) パイロット形3ポート弁
KR102061481B1 (ko) 개폐밸브
WO2020059591A1 (ja) 電磁弁
JP5527641B2 (ja) 流体圧機器の接続具
JP4547682B2 (ja) 電磁弁
JP2011085214A (ja) パイロット式電磁弁システム
JP2013117305A (ja) Oリング挿入用溝
JP6134285B2 (ja) マニホールド電磁弁
KR101448685B1 (ko) 에어 클램프
KR101393838B1 (ko) 코드 락
KR20080009941A (ko) 솔레노이드 밸브
JP2005076409A (ja) 組プレートの取付装置
JP5166332B2 (ja) マニホールドシステム、開口部キャップ
CN212318416U (zh) 一种阀块总成
US20230332714A1 (en) Fluid control device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170710

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6175291

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150