JP2011085214A - パイロット式電磁弁システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】パイロット弁部2と、本体弁部7とを備えるパイロット式電磁弁1のパイロット式電磁弁システムにおいて、パイロット弁部2は3方弁であること、本体弁部7に取り付けられる流路切換構造体4を有すること、流路切換構造体4の180度向きを変えることにより、パイロット式電磁弁1が(1)ノーマルクローズ状態となること、(2)ノーマルオープン状態となること、の切り替えを可能とする。
【選択図】図1
Description
ノーマルクローズ又はノーマルオープンの状態に変更する技術として、下記の特許文献1に記載される2方弁のパイロット式電磁弁がある。図19に、電磁弁100のノーマルオープン状態である第1態様の断面図を示す。図20に、電磁弁100のノーマルクローズ状態である第2状態を示す。
図19及び図20に示すように、電磁弁100は、アクチュエータ部101及び弁箱102を有する。弁箱102内部には、貫通する開口部である出力ポート111が形成され、弁箱102の側面から、出力ポート111に垂直に交差するように入力ポート110が形成されている。入力ポート110及び出力ポート111の交差する交差部付近に弁座104が形成され、弁座104に当接離間可能な弁部材103、ばね106及びばね107を有する。
それに対して、図20においては、電磁弁100に非通電時は、弁部材103は、電機子125及びばね106により弁座104へ向かって加圧され、弁部材103と弁座104が当接しノーマルクローズ状態にある。
図19のノーマルオープンの状態から、以下の8段階の手順を踏むことにより、図20に示す、ノーマルクローズの状態とすることができる。すなわち、第1に、入力ポート110を流体供給源からつながるチューブから取り外すこと、第2に、弁箱102が取り付けられている流体を供給する供給設備から電磁弁100を取り外すこと、第3に、ばね107を弁箱102から取り外すこと、第4に、弁箱102をアクチュエータ部101から取り外すこと、第5に、取り外した弁箱102を縦方向に180度回転させ再びアクチュエータ部101に取り付けること、第6に、ばね107を弁箱102に取り付けること、第7に、電磁弁100を流体を供給する供給設備へ再び取り付けること、第8に、入力ポート110を流体供給源へつながるチューブへ取り付けること、の8段階の手順による。
すなわち、ユーザーがノーマルオープンからノーマルクローズの状態に急遽変更したい場合、8段階の手順を踏まなければならず作業性が悪いため問題となる。
また、作動方式を変更するため縦方向に180度回転させると、図20に示すノーマルクローズの状態のときにはシール108が必要とされるが、図19に示すノーマルオープンの状態には不要な、シール108が必要となる。
また、入力ポート110の位置が、ノーマルオープンの状態とノーマルクローズの状態で変わってくる。入力ポート110の位置が変わると、入力ポート110に接続する流路の位置も変更しなければならないため、変更箇所が多くなり問題となる。
[1]パイロット弁部と、本体弁部とを備えるパイロット式電磁弁のパイロット式電磁弁システムにおいて、前記パイロット弁部は3方弁であること、前記本体弁部に取り付けられる流路切換構造体を有すること、前記流路切換構造体の180度向きを変えることにより、前記パイロット式電磁弁が(1)ノーマルクローズ状態となること、(2)ノーマルオープン状態となること、の切り替えが可能なこと、を特徴とするものである。
[2][1]に記載するパイロット式電磁弁システムにおいて、前記パイロット弁部は、パイロット室と出力ポートとを連通するパイロットオリフィスを開閉するパイロット弁を有すること、前記本体弁部は、弁室と前記出力ポートを連通する弁孔を開閉するダイアフラム弁と、入力ポートと連通する入力ポート連通路と、前記出力ポートと連通する出力ポート連通路とを有すること、前記流路切換構造体は、第1流路と、第2流路と、前記弁室と前記パイロット室を連通する第3流路を有すること、前記流路切換構造体は、(1)ノーマルクローズ状態においては、前記第1流路が前記入力ポート連通路と前記パイロット室を連通し、前記第2流路が前記出力ポート連通路と前記パイロットオリフィスを連通すること、(2)ノーマルオープン状態においては、前記第1流路が前記出力ポート連通路と前記パイロット室を連通し、前記第2流路が前記入力ポート連通路と前記パイロットオリフィスを連通すること、を特徴とするものである。
[3][1]に記載するパイロット式電磁弁システムにおいて、前記入力ポート連通路のうち前記第1流路又は前記第2流路と連通する入力ポート連通路孔と、前記出力ポート連通路のうち前記第1流路又は前記第2流路と連通する出力ポート連通路孔は、前記弁孔を中心に左右対称に形成されていること、前記第1流路のうち前記入力ポート連通路又は前記出力ポート連通路と連通する第1流路連通孔と、前記第2流路のうち前記入力ポート連通路又は前記出力ポート連通路と連通する第2流路孔は、前記弁孔を中心に左右対称に形成されていること、を特徴とするものである。
[4][1]又は[2]に記載するパイロット式電磁弁システムにおいて、前記流路切換構造体を固定する流路切換構造体固定部を有すること、前記流路切換構造体固定部は前記流路切換構造体を固定するスナップフィットを有すること、前記スナップフィットは、前記流路切換構造体固定部の壁面に沿って垂直方向に形成されていること、を特徴とするものである。
[1]パイロット弁部は3方弁であること、本体弁部に取り付けられる流路切換構造体を有すること、流路切換構造体の180度向きを変えることにより、パイロット式電磁弁が(1)ノーマルクローズ状態となること、(2)ノーマルオープン状態となること、の切り替えが可能なことにより、第1に、流路切換構造体を本体弁部から取り外すこと、第2に、流路切換構造体を横に180度向きを変えること、第3に流路切換構造体を本体弁部に取り付けること、の3段階の手順により、ノーマルオープン状態又はノーマルクローズ状態とすることができる。したがって、特許文献1の電磁弁100におけるノーマルオープン状態又はノーマルクローズ状態に変更するのに8段階の手順を必要とするのと比較して、半分以下の手順で良いため、作動方式の変更が容易である。
また、流路切換構造体は180度向きを変えても、シールが必要となる部分は、同じであるため、無駄なシールが必要ない。
また、流路切換構造体は180度向きが変わるが、入力源及び出力源と連通する本体部の位置は変わらない。そのため、入力源及び出力源と連通する流路を変更する必要がないため、変更箇所が少なくて済む。
また、流路切換構造体を横に180度向きを変えた場合、パイロット弁部の配線の向きも180度変わるため、配線の位置によりノーマルオープン又はノーマルクローズか一見して確認することができる。
また、流路切換構造体と、本体弁部は独立しているため、本体弁部にあるダイアフラム弁体の開閉距離を大きくすることができるため流量を大きく取ることができる。
[3]入力ポート連通路のうち第1流路又は第2流路と連通する入力ポート連通路孔と、出力ポート連通路のうち第1流路又は第2流路と連通する出力ポート連通路孔は、弁孔を中心に左右対称に形成されていること、第1流路のうち入力ポート連通路又は出力ポート連通路と連通する第1流路連通孔と、第2流路のうち入力ポート連通路又は出力ポート連通路と連通する第2流路孔は、弁孔を中心に左右対称に形成されていることにより、流路切換構造体の第1流路、及び、第2流路が、入力ポート連通路、及び、出力ポート連通路と連結する位置に形成される。そのため、流路切換構造体を180度向きを変えたときに、流路切換構造体の流路と本体弁部の流路とが連通し流路が変更されるため、ノーマルオープン状態又はノーマルクローズ状態とすることができる。流路切換構造体を180度向きを変えるだけで、ノーマルオープン状態又はノーマルクローズ状態とすることができるため、作動方式の変更が容易である。
[4]流路切換構造体を固定する流路切換構造体固定部を有すること、流路切換構造体固定部は流路切換構造体を固定するスナップフィットを有すること、スナップフィットは、流路切換構造体固定部の壁面に沿って垂直方向に形成されていることにより、流路切換構造体を流路切換構造体固定部に仮固定することができ、その状態を維持できるため組み付けなどの次の組立作業性が大幅に改善する。また、スナップフィットは圧入した鋼球を覆うことができるため、誤って高い圧力の流体が流れたとしても、鋼球が飛び出すことを防止することができる。
また、シンプルな構造で上記効果を得ることができる。
<パイロット式電磁弁の全体構成>
図1には、パイロット式電磁弁1(ノーマルクローズ)の閉弁時の断面図を示す。図2には、パイロット式電磁弁1(ノーマルクローズ)の開弁時の断面図を示す。図3には、パイロット式電磁弁1(ノーマルオープン)の開弁時の断面図を示す。図4には、パイロット式電磁弁1(ノーマルオープン)の閉弁時の断面図を示す。
図1に示すように、パイロット式電磁弁1は、パイロット弁部2、流路切換構造体4、本体弁部7(流路切換構造体固定部5、流路形成体6)、ダイアフラム弁体8により構成されている。
図1に示すように、図中最下層に流路形成体6があり、その上に、流路切換構造体固定部5、流路切換構造体4、パイロット弁部2が係合されている。
図1に示すように、パイロット弁部2は、カバー31に覆われている。カバー31の上部左側には、配線39が形成されている。パイロット弁部2は、導線であり中空円筒状のコイル27が形成され、コイル27の中空部の一端には、固定鉄心28が固設され、他端には可動鉄心25が摺動可能に備えられている。可動鉄心25は、弁体29を一部に備える弁体保持部材34と係合している。可動鉄心25には、ばね26の一端が係合されており、ばね26の他端は固定部36に係合され、可動鉄心25は、コイル27に対して非通電時には、ばね26の付勢力により、パイロットオリフィス35側へ付勢される。
弁体29は、弁室24内に形成されている。弁体29には、ばね37の一端が係合しており、ばね37の他端は弁室24に係合されている。弁体29は、弁室24を移動することにより、パイロットオリフィス35又は第1流路連通路21を閉じることができる。
弁室24には、パイロットオリフィス35、第1流路連通路21、及び、第3流路連通路23の一端が連通している。パイロットオリフィス35の一端の弁室24との当接部は弁座30が形成されている。パイロットオリフィス35の他端は、第2流路連通路22に連通している。
第1流路連通路21は、流路切換構造体4の第1流路41と連通している。第2流路連通路22は、流路切換構造体4の第2流路42と連通している。第3流路連通路23は、流路切換構造体4の第3流路43と連通している。
図5に、流路切換構造体4の正面図を示す。図6に、流路切換構造体4の側面図を示す。図7に流路切換構造体4の背面図を示す。
流路切換構造体4は、図5及び図6に示すように、略直方体の形状をしている。流路切換構造体4の右側面4C及び左側面4Dには、流路切換構造体固定部5のガイド凹部59aと合致するガイド凸部48が形成されている。また、右側面4C及び左側面4Dには、流路切換構造体固定部5の固定凹部59bと嵌合する嵌合凸部49が計4か所に形成されている。
図5及び図7に示すように、流路切換構造体4の上面4Aから下面4Bにかけて、貫通する4本のねじ孔45が四隅に形成されている。図5に示すように、上面4Aには、パイロット弁部2を取り付ける凹部形状である取付部46が形成されている。取付部46には、第1流路41、第2流路42、及び、第3流路43が連通している。
図1に示すように、第1流路41は、上面4Aから内部を通り、下面4Bへ連通している。第1流路41は、下面4Bへ連通する前、左側面4Dに形成された左側面孔41bと連通している。左側面孔41bには鋼球40が挿入されている。
第2流路42は、上面4Aから内部を通り、下面4Bへ連通している。第2流路42は、下面4Bへ連通する前、右側面4Cに形成された右側面孔42bと連通している。右側面孔42bには鋼球40が挿入されている。
第3流路43は、上面4Aから内部を通り、下面4Bの弁室上部47に連通している。
第1流路41のうち下面4Bへ連通している出口である第1流路連通孔41a、及び、第2流路42のうち下面4Bへ連通している出口である第2流路連通孔42aは、弁室上部47を中心に左右対称に形成されている。また、図1に示すように、第1流路連通孔41a、及び、第2流路連通孔42aは、弁孔55を中心に左右対称に形成されている。
流路切換構造体4は本体弁部7と独立しているため、流路切換構造体4とは関係なく、ダイアフラム弁体8の開閉距離を大きくしたり、弁孔55を大きくすることで流量を大きく取ることができる。
図10に、流路切換構造体固定部5の正面図を示す。図11に、図10の流路切換構造体固定部5のLL断面図を示す。図12に、流路切換構造体固定部5の背面図を示す。
流路切換構造体固定部5は、図10に示すように、上面5Aに右側面5C及び左側面5Dの延長線上の垂直方向に、流路切換構造体4をガイドし、流路切換構造体固定部5に嵌合するようにするためガイド凹部59aが形成されたスナップフィット59が形成されている。スナップフィット59には、流路切換構造体4の嵌合凸部49と嵌合する固定凹部59bが、片側2か所、計4か所に形成されている。
図10及び図12に示すように、流路切換構造体固定部5の上面5Aから下面5Bにかけて、貫通する4本のねじ孔57が四隅に形成されている。
図11に示すように、上面5Aには、弁室54の一部である弁室下部60が形成されている。弁室下部60の中心には、弁孔55が形成されている。弁室下部60に形成された弁孔55の周辺には、入力ポート61へ連通する3つの入力ポート連通路58が形成されている。
図1に示すように、弁室54は、流路切換構造体4と流路切換構造体固定部5が嵌合してできる弁室上部47と弁室下部60により構成されている。
上面5Aには、ダイアフラム弁体8の外周と嵌合するダイアフラム弁嵌合溝65が形成されている。ダイアフラム弁体8の取手部81と嵌合し取手流路82と連通する部分には、入力ポート連通路51の一端が連通している。入力ポート連通路51の他端は、入力ポート連通路58に連通している。
取手部83と嵌合し取手流路84と連通する部分には、出力ポート連通路52の一端が連通している。出力ポート連通路52の他端は、弁孔55に連通している。
入力ポート連通路51のうち上面5Aへ連通している出口である入力ポート連通路孔51a、及び、第2流路52のうち上面5Aへ連通している出口である出力ポート連通路孔52aは、弁室下部60を中心に左右対称に形成されている。また、図1に示すように、入力ポート連通路孔51a、及び、出力ポート連通路孔52aは、弁孔55を中心に左右対称に形成されている。
図8に、ダイアフラム弁体8の正面図を示す。図9に、図8に示すダイアフラム弁体8のNN断面図を示す。
図9に示すように、ダイアフラム弁体8は、弁部材80及び弁中心部材85により構成されている。弁部材80の中心には中心孔90が形成されており、中心孔90には弁中心部材85が嵌合されている。図8に示すように、ダイアフラム弁体8は円形状の弁体である。弁部材80の外周には取手部81及び取手部83が形成されている。
図1に示すように、取手部81に形成された取手流路82は、第1流路41及び入力ポート連通路51と連通する。取手部83に形成された取手流路84は、第2流路42及び出力ポート連通路52と連通する。弁中心部材85は、ばね91の一端と係合する。ばね91の他端は、弁室上部47に係合している。
はじめに、図1を用いて、ノーマルクローズ状態のパイロット式電磁弁1について説明をする。
図1に示す、パイロット弁部2へ非通電状態であるため、可動鉄心25は、ばね37の付勢力に勝るばね26の付勢力によりパイロット弁座30側へ付勢されている。そのため、可動鉄心25と係合する弁体保持部材34も付勢されるため弁体保持部材34に保持されるパイロット弁体29がパイロット弁座30に押圧された状態となり、パイロットオリフィス35を閉じた状態となる。
図示しない供給源から入力ポート61へ流体が流入する。流体は入力ポート連通路58を通り、入力ポート連通路51、第1流路41、第1流路連通路21を通り、パイロット室24へ流体が流入する。パイロット室24へ流入した流体は、さらに第3流路連通路23、第3流路43を通り、弁室上部47へ流体が流入する。
弁室上部47へ流体が流入すると、弁室上部47と弁室下部60との間の圧力の差がなくなり、弁室上部47の方が弁室下部60より受圧面積が大きいため、ダイアフラム弁体8を閉止する力が発生する。同時に、ダイアフラム弁体8は、ばね91の付勢力により弁座56へ押圧される。
よって、ダイアフラム弁体8により弁孔55は塞がれているため、入力ポート61から出力ポート62へ流体は流入しない。
図示しない供給源から入力ポート61へ流体が流入する。図2に示すように、流体は入力ポート連通路58を通り、入力ポート連通路51、第1流路41、第1流路連通路21へ流入する。しかし、第1流路連通路21は、パイロット弁体29が当接しており、第1流路連通路21から、パイロット室24へ流体が流入することができない。流体がパイロット室24へ流入しなくなることにより、流体が第3流路43を通り、弁室上部47へ流入することがなくなる。同時に弁室上部47の流体は、第3流路43、パイロットオリフィス35、第2流路連通路22、第2流路42を通り、出力ポート62へと流出する。そのため、弁室上部47の圧力が弁室下部60の圧力よりも低くなる。弁室上部47と弁室下部60の間に圧力差が生じることでダイアフラム弁体8が、圧力が低い弁室上部47へ押し上げられる。その際の押し上げ力は、ばね91の付勢力よりも勝っているため、ダイアフラム弁体8は弁座56から離間した状態となる。
したがって、ダイアフラム弁体8により弁孔55は塞がれていないため、入力ポート61から出力ポート62へ流体を流入させることができる。
図3に示す、パイロット弁部2へ非通電状態であるため、可動鉄心25は、ばね37の付勢力に勝るばね26の付勢力によりパイロット弁座30側へ付勢されている。そのため、可動鉄心25と係合する弁体保持部材34も付勢されるため弁体保持部材34に保持されるパイロット弁体29がパイロット弁座30に押圧された状態となり、パイロットオリフィス35を閉じた状態となる。
図示しない供給源から入力ポート61へ流体が流入する。流体は入力ポート連通路58を通り、入力ポート連通路51、第2流路42、第2流路連通路22へ流入する。しかし、第2流路連通路22は、パイロット弁体29が当接しており、第2流路連通路22から、パイロット室24へ流体が流入することができない。流体がパイロット室24へ流入しないため、流体が第3流路43を通り、弁室上部47へ流入することがなくなる。同時に弁室上部47の流体は、第3流路43、第1流路連通路21、第1流路41を通り、出力ポート62へと流出する。そのため、弁室上部47の圧力が弁室下部60の圧力よりも低くなる。
弁室上部47と弁室下部60の間に圧力差が生じることでダイアフラム弁体8が、圧力が低い弁室上部47へ押し上げられる。その際の押し上げ力は、ばね91の付勢力よりも勝っているため、ダイアフラム弁体8は弁座56から離間した状態となる。
したがって、ダイアフラム弁体8により弁孔55は塞がれていないため、入力ポート61から出力ポート62へ流体を流入させることができる。
図示しない供給源から入力ポート61へ流体が流入する。図4に示すように、流体は入力ポート連通路58を通り、入力ポート連通路51、第2流路42、第2流路連通路22を通り、パイロット室24へ流体が流入する。パイロット室24へ流入した流体は、さらに第3流路連通路23、第3流路43を通り、弁室上部47へ流体が流入する。
弁室上部47へ流体が流入すると、弁室上部47と弁室下部60との間の圧力の差がなくなり、弁室上部47の方が弁室下部60より受圧面積が大きいため、ダイアフラム弁体8を閉止する力が発生する。同時に、ダイアフラム弁体8は、ばね91の付勢力により弁座56へ押圧される。
よって、ダイアフラム弁体8により弁孔55は塞がれているため、入力ポート61から出力ポート62へ流体は流入しない。
図1に示す、ノーマルクローズのパイロット式電磁弁1の状態から、図3に示す、ノーマルオープン状態のパイロット式電磁弁1の状態への変更工程を図13乃至図18を用いて説明する。
[第1工程]
図13に示すパイロット式電磁弁1は、ノーマルクローズの状態であり、ノーマルオープンの状態に変更する。
図14に示すように、流路切換構造体4を本体弁部7に対して固定しているねじ50を取り外す。
図15に示すように、パイロット弁部2が取り付けられたままの状態で流路切換構造体4を、垂直方向へ持ち上げ、固定凹部59bに嵌合された嵌合凸部49の嵌合状態を解消する。嵌合状態が解消し、ガイド凸部48と嵌合する流路切換構造体固定部5のガイド凹部59aをガイドしながら、流路構造体4を垂直方向へ持上げ取り外す。
[第2工程]
図16に示すように、パイロット弁部2を有する状態で流路切換構造体4を横方向に180度回転させる。横方向に180度回転させると、内部の流路等に触れることは一切ないため、内部構造に影響を与えることなくノーマルクローズ状態からノーマルオープン状態へと変更することができる。
図17に示すように、パイロット弁部2が取り付けられたままの状態で流路切換構造体4を垂直方向へ下降し、ガイド凸部48が流路切換構造体固定部5のガイド凹部59aに嵌合するように取り付ける。ガイド凸部48とガイド凹部59aが嵌合されることにより、流路切換構造体4と流路切換構造体固定部5は、横方向のずれが生じなくなりガイドされ垂直方向へ下降することができる。流路切換構造体4を下降させると、嵌合凸部49が固定凹部59bに嵌合され、流路切換構造体4を流路切換構造体固定部5に仮固定することができる。嵌合凸部49と固定凹部59bの仮固定による力は、ばね91の反力以上の荷重で固定することができるため、仮固定することができる。
また、流路切換構造体4の第1流路41のうち下面4Bへ連通している出口である第1流路連通孔41a、及び、第2流路42のうち下面4Bへ連通している出口である第2流路連通孔42aは、弁室上部47、及び、弁孔55を中心に左右対称に形成されている。さらに流路切換構造体固定部5の入力ポート連通路51のうち上面5Aへ連通している出口である入力ポート連通路孔51a、及び、第2流路52のうち上面5Aへ連通している出口である出力ポート連通路孔52aは、弁室下部60、及び、弁孔55を中心に左右対称に形成されている。したがって、流路切換構造体4を180度回転させたとしても、第1流路連通孔41aと出力ポート連通路孔52aがずれなく連通され、第2流路連通孔42aと入力ポート連通路孔51aがずれなく連通される。これらの流路は、位置が変化しない弁室54、又は、弁孔55を中心に形成されているため、流路切換構造体4を180度回転させたとしても流路を連通させることができる。
また、流路切換構造体4を横に180度向きを変えた場合、パイロット弁部2の向きも180度変わるため、パイロット弁部2の配線39が左側から右側に移動する。配線39が左側にあるときはノーマルオープン時であることを、パイロット式電磁弁1のカバー31に記しておけば、配線39が右側へ来た時にノーマルオープン状態であることを一見して確認することができる。
以上により、パイロット式電磁弁1をノーマルクローズの状態からノーマルクローズの状態へと変更することができる。ノーマルオープンの状態からノーマルクローズの状態へ変更する場合は、上記の工程と反対の工程を行う。
[1]パイロット弁部は3方弁であること、本体弁部7に取り付けられる流路切換構造体4を有すること、流路切換構造体4の180度向きを変えることにより、パイロット式電磁弁1が(1)ノーマルクローズ状態となること、(2)ノーマルオープン状態となること、の切り替えが可能なことにより、第1に、流路切換構造体4を本体弁部7から取り外すこと、第2に、流路切換構造体4を横に180度向きを変えること、第3に流路切換構造体4を本体弁部7に取り付けること、の3段階の手順により、ノーマルオープン状態又はノーマルクローズ状態とすることができる。したがって、特許文献1の電磁弁100におけるノーマルオープン状態又はノーマルクローズ状態に変更するのに8段階の手順を必要とするのと比較して、半分以下の手順で良いため、作動方式の変更が容易である。
また、流路切換構造体4を横に180度向きを変えた場合、パイロット弁部2の配線39の位置も180度変わるため、配線39の位置によりノーマルオープン状態又はノーマルクローズ状態にあるのか一見して確認することができる。
また、特許文献1の電磁弁100のように、2方弁では、弁箱を逆さにするだけでノーマルオープン状態又はノーマルクローズ状態とすることは簡単であったが、本発明のように3方弁では、構造が難しく単に逆さにするだけでは困難であったところを本発明は実現することができた。
また、ノーマルオープン状態とノーマルクローズ状態の作動方式を変更するのに、1つパイロット式電磁弁1を有するだけで良いため、在庫として、ノーマルオープン状態とノーマルクローズ状態のパイロット式電磁弁1を用意する必要がなく、在庫数を減らすことができる。
また、横方向に180度回転させると、内部の流路等に触れることは一切ないため、内部構造に影響を与えることなくノーマルクローズ状態からノーマルオープン状態へと変更することができる。
また、流路切換構造体4と、本体弁部7のダイアフラム弁体8は独立しているため、ダイアフラム弁体8の開閉距離を大きくし流量を大きく取ることができる。
[3]入力ポート連通路51のうち第1流路41又は第2流路42と連通する入力ポート連通路孔51aと、出力ポート連通路52のうち第1流路41又は第2流路42と連通する出力ポート連通路孔52aは、弁孔55を中心に左右対称に形成されていること、第1流路41のうち入力ポート連通路51又は出力ポート連通路52と連通する第1流路連通孔41aと、第2流路42のうち入力ポート連通路51又は出力ポート連通路52と連通する第2流路孔42aは、弁孔55を中心に左右対称に形成されていることにより、流路切換構造体4の第1流路41、及び、第2流路42が、入力ポート連通路51、及び、出力ポート連通路52と連結する位置に形成される。そのため、流路切換構造体4を180度向きを変えたときに、流路切換構造体4の流路と流路切換構造体固定部5の流路とが連通し流路が変更されるため、ノーマルオープン状態又はノーマルクローズ状態とすることができる。また、流路切換構造体4を180度向きを変えるだけで、ノーマルオープン状態又はノーマルクローズ状態とすることができるため、作動方式の変更が容易である。
[4]流路切換構造体4を固定する流路切換構造体固定部5を有すること、流路切換構造体固定部5は流路切換構造体4を固定するスナップフィット59を有すること、スナップフィット59は、流路切換構造体固定部5の壁面に沿って垂直方向に形成されていることにより、流路切換構造体4を流路切換構造体固定部5に仮固定することができ、その状態を維持できるため組み付けなどの次の組立作業性が大幅に改善する。また、スナップフィット59は圧入した鋼球40を覆うことができるため、誤って高い圧力の流体が流れたとしても、鋼球40が飛び出すことを防止することができる。
また、シンプルな構造で上記効果を得ることができるため、コストダウンを図ることができる。
例えば、流路切換構造体4と流路切換構造体固定部5に印をつけ、ノーマルクローズ又はノーマルオープン状態であるか一見して判断可能になる。
また、ダイアフラム弁体8の形状は、図21に示すダイアフラム弁200のように、左右対称であれば、取手部201、203が一体であっても、又は、分離していてもよい。
また、嵌合凸部49と固定凹部59bは、凹凸ではなく爪タイプのものであっても嵌合する形状であれば、同様の効果を得ることができる。
ダイアフラム弁体についてもダイアフラムに限らず、ピストン弁体でも、同様の効果を得ることができる。
2 パイロット弁部
4 流路切換構造体
5 流路切換構造体固定部
7 本体弁部
8 ダイアフラム弁体
24 パイロット室
35 パイロットオリフィス
41 第1流路
42 第2流路
43 第3流路
51 入力ポート連通路
52 出力ポート連通路
54 弁室
55 弁孔
59 スナップフィット
61 入力ポート
62 出力ポート
Claims (4)
- パイロット弁部と、本体弁部とを備えるパイロット式電磁弁のパイロット式電磁弁システムにおいて、
前記パイロット弁部は3方弁であること、
前記本体弁部に取り付けられる流路切換構造体を有すること、
前記流路切換構造体の180度向きを変えることにより、前記パイロット式電磁弁が(1)ノーマルクローズ状態となること、(2)ノーマルオープン状態となること、の切り替えが可能なこと、
を特徴とするパイロット式電磁弁システム。 - 請求項1に記載するパイロット式電磁弁システムにおいて、
前記パイロット弁部は、パイロット室と出力ポートとを連通するパイロットオリフィスを開閉するパイロット弁を有すること、
前記本体弁部は、弁室と前記出力ポートを連通する弁孔を開閉するダイアフラム弁と、入力ポートと連通する入力ポート連通路と、前記出力ポートと連通する出力ポート連通路とを有すること、
前記流路切換構造体は、第1流路と、第2流路と、前記弁室と前記パイロット室を連通する第3流路を有すること、
前記流路切換構造体は、(1)ノーマルクローズ状態においては、前記第1流路が前記入力ポート連通路と前記パイロット室を連通し、前記第2流路が前記出力ポート連通路と前記パイロットオリフィスを連通すること、(2)ノーマルオープン状態においては、前記第1流路が前記出力ポート連通路と前記パイロット室を連通し、前記第2流路が前記入力ポート連通路と前記パイロットオリフィスを連通すること、
を特徴とするパイロット式電磁弁システム。 - 請求項1又は請求項2に記載するパイロット式電磁弁システムにおいて、
前記入力ポート連通路のうち前記第1流路又は前記第2流路と連通する入力ポート連通路孔と、前記出力ポート連通路のうち前記第1流路又は前記第2流路と連通する出力ポート連通路孔は、前記弁孔を中心に左右対称に形成されていること、
前記第1流路のうち前記入力ポート連通路又は前記出力ポート連通路と連通する第1流路連通孔と、前記第2流路のうち前記入力ポート連通路又は前記出力ポート連通路と連通する第2流路孔は、前記弁孔を中心に左右対称に形成されていること、
を特徴とするパイロット式電磁弁システム。 - 請求項1又は請求項2に記載するパイロット式電磁弁システムにおいて、
前記流路切換構造体を固定する流路切換構造体固定部を有すること、
前記流路切換構造体固定部は前記流路切換構造体を固定するスナップフィットを有すること、
前記スナップフィットは、前記流路切換構造体固定部の壁面に沿って垂直方向に形成されていること、
を特徴とするパイロット式電磁弁システム。
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