JP2001280522A - マニホールド電磁弁 - Google Patents
マニホールド電磁弁Info
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Abstract
続する排気ポートの逆流を長期にわたり維持する。 【解決手段】 マニホールドブロック1と電磁弁3と
を、間にガスケット2を介して接続する。マニホールド
ブロック1の排気路5a、5bと、電磁弁3の排気ポー
ト13a、13bとを連絡する連絡路14a、14b内
に、摺動可能に弁体41を収容する。排気時には、排気
ポート13a、13bからの排気が連絡路14a、14
b内に入り、弁体41に設けた切り欠き部を通って、排
気路5a、5b内に排気される。排気路5a、5bから
排気ポート13a、13b側に向けて逆流が発生する際
には、弁体41が逆流気体により移動させられて、弁体
41に設けた弁部で連通路14a、14bの開口側を塞
ぎ、逆流を防止する。
Description
されたマニホールドブロックの集中排気路における空気
の逆流を防止するようにしたマニホールド電磁弁に関す
る。
ロックに複数の電磁弁を装着するようにし、それぞれの
電磁弁に形成された給気ポートに連通する共通の給気路
と、共通の排気ポートに連通する共通の排気路とがマニ
ホールドブロックに形成されている。それぞれの電磁弁
は2つの出力ポートを有し、電磁弁の作動によって一方
の出力ポートに接続された空気圧アクチュエータなどの
空気圧作動機器に対して圧縮空気が供給され、同時に他
方の出力ポートには空気圧機器から排出される空気が流
入する。出力ポートに流入した空気は、電磁弁に設けら
れた排気ポートに案内されてマニホールドブロックに形
成された共通の排気路に流入することになる。
動タイミングの相違によって、1つの電磁弁の作動によ
って共通の排気路内に流入した排気が、他の電磁弁の排
気ポートに逆流することがある。
とマニホールドブロックとの間に配置されてこれらの間
をシールするゴム製のガスケットに薄片状ないし舌片状
の逆止弁を一体に設けるようにしている。
薄片状の逆止弁を設けた場合には、逆止弁は流路の開閉
のための弾性変形を繰り返すので、経年変化によって逆
止弁が疲労ないし劣化してしまうことがあった。
排気路における空気の逆流防止を長期間に渡って発揮し
得るようにすることにある。
が取り付けられ、それぞれの前記電磁弁の排気ポートに
連通する共通の排気路が形成されたマニホールドブロッ
クを有するマニホールド電磁弁において、前記マニホー
ルドブロックと前記電磁弁との間に設けられ、弁座部が
一体に形成されたガスケットと、前記電磁弁の排気ポー
トと前記排気路とを連通させる連通路内に摺動自在に設
けられ、前記排気路から前記排気ポートに向かう流れを
阻止し、排気路に向かう流れを許容する弁体とを有し、
排気路から前記排気ポートに向かう逆流気体が発生した
ときに、前記弁体が排気ポートを閉塞するようにしたこ
とを特徴とする。
形状となっていることを特徴とする。前記弁体は摺動筒
体と、前記弁座部に接触する弁部と、前記摺動筒体と前
記弁座部とを連結させて開口部を形成する複数の支承部
とを有することを特徴とする。
に基づいて詳細に説明する。
ールド電磁弁を示す断面図であり、このマニホールド電
磁弁は、図1に示すように、マニホールドブロック1と
これにガスケット2を介して取り付けられる複数の電磁
弁3とを有しており、図1にあっては1つの電磁弁3の
みが示されているが、マニホールドブロック1には相互
に平行となって複数の電磁弁3が取り付けられている。
通の給気路4と、2つの共通の排気路5a,5bが形成
されている。
に設けられたパイロットブロック7,8と、一方のパイ
ロットブロック8に取り付けられたソレノイド部9とを
有し、主弁ブロック6内に形成された弁孔10内には主
弁軸11が軸方向に往復動自在に装着されている。
通する給気ポート12と、それぞれ排気路5a,5bに
連通する排気ポート13a,13bとが形成され、排気
ポート13a,13bと排気路5a,5bとを連通させ
る連通路14a,14bがマニホールドブロック1に形
成されている。主弁ブロック6には、さらに、図示しな
い空気圧機器に連通される出力ポート15a,15bが
二点鎖線で示すように形成されている。ただし、出力ポ
ートをマニホールドブロック1に形成するようにしても
良い。
16が配置され、パイロットブロック8内には大径ピス
トン17が配置されており、小径ピストン16には給気
ポート12から流入した圧縮空気が案内路18を介して
常時供給されるようになっている。図1に示すように、
主弁軸11が右方向に押し付けられた状態となると、給
気ポート12と出力ポート15aとが連通し、排気ポー
ト13bと出力ポート15bとが連通した状態となる。
する案内路19は、ソレノイド部9内の可動コア21に
設けられた弁体22により開閉するようになっている。
したがって、ソレノイド部9内のコイル23に通電する
と、弁体22が案内路19を開放し、給気ポート12の
空気が案内路19を介して大径ピストン17に供給され
る。これにより、小径ピストン16によって主弁軸11
を図1において常時右方向に押し付ける推力よりも、大
径ピストン17によって左方向に押し付ける推力の方が
大きくなるので、主弁軸11は切換動作して、給気ポー
ト12と出力ポート15bとが連通し、排気ポート13
aと出力ポート15aとが連通した状態となる。なお、
大径ピストン17内の空気を排気するために、パイロッ
ト排気ポート24がパイロットブロック8に形成され、
このパイロット排気ポート24に連通する共通のパイロ
ット排気路25がマニホールドブロック1に形成されて
いる。
図2(B)は同図(A)におけるA−A線に沿う断面図
である。
合成樹脂などにより板状に形成されており、中央部には
電磁弁3の給気ポート12に対応した給気口31が設け
られ、両端部には排気ポート13a,13bに対応した
排気口32a,32bが設けられている。さらに、出力
ポート15a,15bをマニホールドブロック1に形成
したタイプのマニホールド電磁弁に対しても使用し得る
ように、給気口31の両側には排気口33a,33bが
設けられている。ガスケット2の両端部には、止めねじ
挿通用の挿通孔34a、34bがそれぞれ設けられてい
る。
a,32bに対応させて、円筒形状の弁座部35が一体
に設けられている。図2(B)に示すように、弁座部3
5は連通路14a,14b内に入り込む外径を有し、外
周部の下端部は先端に向けて小径となるようにテーパ形
状となり、弁座部35の内周面は同一径となっている。
排気ポート13a、13bから排気口32a、32b内
に流入した空気が確実に連通路14a,14bを介して
共通の排気路5a,5b内に流入することができるよう
になっている。
座部35がそれぞれ連通路14a,14bの内壁面に密
着した状態となり、シール性が確保されるようにして装
着されている。
との協働によって、それぞれの排気ポート13a,13
bから共通の排気路5a,5bに向かう流れを許容し、
逆方向の流れを阻止するために、弁体41が組み込まれ
ている。
す平面図であり、図3(B)は同図(A)におけるB−
B線に沿う断面図であり、図3(C)は弁体41の斜視
図である。
4a,14bに形成された段差42に接触する位置と、
弁座部35に接触する位置との間を上下方向に移動自在
となっており、図3に示すように、円筒形状の摺動筒体
43と、摺動筒体43の上端部に設けられた3つの支承
部44と、支承部44に設けられた弁部45とを有し、
これらが一体となって合成樹脂やゴムなどにより形成さ
れている。摺動筒体43の外径は連通路14a,14b
の内径よりも僅かに小さく設定され、弁体41は上下方
向に移動自在となっている。
外面と同一面となっており、支承部44により弁体41
には3つの開口部46が形成されている。したがって、
弁体41が弁座部35から離れているときには、空気は
開口部46を介して共通の排気路5a,5bに流れるこ
とになる。
たとえば、電磁弁3の主弁軸11が図1に示す位置とな
っているときには、出力ポート15bから逆流した空気
が排気ポート13bから連通路14bに流入し、弁体4
1を押し下げて排気路5bに流入することになる。この
ように、排気路5bに流入した空気が、マニホールドブ
ロック1に取り付けられた他の電磁弁の対応する排気ポ
ートに向けて逆流した場合には、その空気によって弁体
41は弁座部35に向けて接近移動して弁座部35に接
触する。これにより、流路が閉じられて排気ポートに排
気が逆流することが防止される。
ト2に一体に設けられているので、ガスケット2の位置
決めと位置ずれをも防止することができる。さらに、弁
座部35がガスケット2と一体となっているので、流路
とガスケットとのシール性をも向上させることができ
る。
ット2を板状に形成した場合について説明したが、図4
に示すように、枠状に形成してもよい。かかる構成のガ
スケット2は、ゴムや合成樹脂などにより枠状に形成さ
れ、中央部には電磁弁3の給気ポート12に対応した給
気口31が設けられ、両端部には排気ポート13a、1
3bに対応した排気口32a、32bが設けられてい
る。この排気口32a、32bに、図3に示すような前
述の弁座部35がそれぞれ設けられている。
れパイロット用排気口47a、47bが設けられてい
る。給気口31の両側には、出力ポート15a、15b
をマニホールドブロック1に形成したタイプの電磁弁に
対しても使用できるように、排気口33a、33bが設
けられている。
は、電磁弁3とマニホールドブロック1との取付面に設
けたガスケット2の輪郭形状に合わせたガスケット装着
用凹部(図示せず)内に、ガスケット2を嵌め込むよう
にして行えばよい。
は、例えば、図5に示すような形状でもよく、図4とは
異なり、パイロット用排気口47a、47bが設けられ
ていない。その他の構成は、図4に示す場合と同様であ
る。
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
あることはいうまでもない。
は複数の電磁弁を取り付けることができるサイズを有す
る一体型となっているが、電磁弁3の幅に対応した幅の
ブロックを積層するようにしたスタッキングタイプのマ
ニホールドブロック1としても良い。
に、ガスケット2の開口部を5個形成した場合を示した
が、5個以外の数でもよく、本発明はかかるガスケット
の開口部の数には限定されないで適用できる。
した場合について説明したが、集中排気路の内壁との間
に隙間が形成され、且つ逆流時には弁座部の端面を塞ぐ
ことができる大きさ、形状であれば、前記円盤形状以外
の多角形状、あるいは不定形でもよい。
囲を外して、貫通孔を設け、この貫通孔を排気が通るこ
とができるように構成してもよい。かかる構成をとれ
ば、弁部外周面と連通路との間に排気を通す隙間を設け
なくてもよい。
の排気路から電磁弁側の排気ポートへの逆流を防止する
ことができる。弁体をガスケットとは別体に構成してい
るため、ガスケットに一体に開閉弁を構成する従来構成
とは異なり、開閉弁の経年変化による疲労や劣化が起き
にくく、逆流防止機能を長期に維持することができる。
弁を示す断面図である。
同図(A)のA−A線に沿う断面図である。
(A)のB−B線に沿う断面図であり、(C)は弁体の
斜視図である。
であり、(B)は同図(A)のC−C線に沿う断面図で
ある。
であり、(B)は同図(A)のD−D線に沿う断面図で
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の電磁弁が取り付けられ、それぞれ
の前記電磁弁の排気ポートに連通する共通の排気路が形
成されたマニホールドブロックを有するマニホールド電
磁弁において、 前記マニホールドブロックと前記電磁弁との間に設けら
れ、弁座部が一体に形成されたガスケットと、 前記電磁弁の排気ポートと前記排気路とを連通させる連
通路内に摺動自在に設けられ、前記排気路から前記排気
ポートに向かう流れを阻止し、前記排気路に向かう流れ
を許容する弁体とを有し、 前記排気路から前記排気ポートに向かう逆流気体が発生
したときに、前記弁体が前記排気ポートを閉塞するよう
にしたことを特徴とするマニホールド電磁弁。 - 【請求項2】 請求項1記載のマニホールド電磁弁にお
いて、前記弁座部は前記連通路内に入り込む円筒形状と
なっていることを特徴とするマニホールド電磁弁。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のマニホールド電
磁弁において、前記弁体は摺動筒体と、前記弁座部に接
触する弁部と、前記摺動筒体と前記弁座部とを連結させ
て開口部を形成する複数の支承部とを有することを特徴
とするマニホールド電磁弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000093392A JP4276765B2 (ja) | 2000-03-30 | 2000-03-30 | マニホールド電磁弁 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015001256A (ja) * | 2013-06-14 | 2015-01-05 | Ckd株式会社 | ガスケットの取付構造 |
CN104265949A (zh) * | 2014-09-24 | 2015-01-07 | 武汉华喜特种液压设备有限公司 | 一种电控组合式滑阀 |
CN105546190A (zh) * | 2016-01-08 | 2016-05-04 | 西安正昌电子股份有限公司 | 一种气压可调式双电控先导记忆阀体装置 |
JP2017015113A (ja) * | 2015-06-29 | 2017-01-19 | 住友ゴム工業株式会社 | 弁装置及びそれに用いられるガスケット |
-
2000
- 2000-03-30 JP JP2000093392A patent/JP4276765B2/ja not_active Expired - Fee Related
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