JP2015000708A - 油圧式パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ステアリングを操舵した状態時に、内燃機関が停止しても、ステアリングホイールにキックバック現象が発生しないようにすると共に、省燃費効果を十分に得られる油圧式パワーステアリング装置の提供を目的とする。
【解決手段】油圧式P/S装置であって、内燃機関1を自動停止及び再始動を制御するISS ECU2と、P/S装置のパワーピストン32の一面側に形成され、セクタシャフトが配設されたL室と、他面側のR室と、高圧作動油を供給する油圧ポンプ37と、高圧作動油をL室とR室とに振分けるロータリバルブ34と、L室とR室とをロータリバルブ34を介して連結する連結油路31aと、ロータリバルブ34とR室間に介装した開閉電磁弁5とを備え、ISS ECU2は内燃機関1の自動停止条件が整ったことを検知すると、開閉電磁弁5で連結油路31aを閉塞することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の内燃機関停止時に発生するステアリングのキックバックを防止するパワーステアリング装置に関する。
従来、車両の操舵力のアシスト装置として、パワーステアリング装置が広く採用されている。
特に、車両重量の大きい、トラック及びバス等においては、高出力が期待できる油圧式パワーステアリング装置が採用されている。
ステアリングホイールの先端部に取付けられたパワーステアリング本体の油圧バルブを、ステアリングの回転操作によって作動させ、油圧によりパワーピストンを押圧することにより発生する油圧力で、車輪を操舵するようになっている。
ところが近年、省燃費化、環境意識の向上により、信号、乗客の乗降等により停車して、アイドリング状態になった時に、内燃機関を自動停止させる条件が整った場合に、内燃機関を自動停止させる。
又、内燃機関の自動停止中にトランスミッションの変速段がニュートラルで、クラッチペダルを踏込んだ時に、内燃機関を自動的に再始動させるように構成された内燃機関自動停止・再始動装置が採用されている。
内燃機関自動停止・再始動装置が採用されている車両において、車両が極低速で走行している状態又は停車状態(アイドリング状態)でステアリングホイールを大きく操舵すると、タイヤと路面との転舵抵抗が大きいため、パワーステアリング装置は、大きな油圧アシスト力を発生させる。転舵抵抗に伴うタイヤの変形及びステアリングリンク関係に弾性変位が生じる。
この状態で、内燃機関の自動停止条件が整うと内燃機関は自動停止する。
内燃機関が自動停止するとパワーステアリングの油圧源であり、内燃機関によって駆動されている油圧ポンプが停止し、パワーピストンを押圧していた作動油の圧力は急激に低下する。
そのため、既述の弾性変位のエネルギーは瞬時に開放され、タイヤおよびステアリングリンク関係が急激に戻ることにより、不快なキックバック現象(ステアリングホイールが操舵した方向と反対方向に急激に回動する現象)が生じる。
このような現象を防止するための技術が特許文献1に開示されている。
特許文献1によると、車速を検出する車速センサと、ブレーキペダル又はアクセルペダルが踏込まれているか否かを検出するブレーキセンサ又はアクセルセンサのいずれか一方、又は双方と、内燃機関の回転速度を検出する回転センサと、クラッチペダルが踏込まれているか否かを検出するクラッチセンサと、手動変速機(機械式トランスミッション)の複数の変速段、リバース、及びニュートラル位置へのシフトを検出する変速位置センサと、車速センサとブレーキセンサ又はアクセルペダルいずれか一方又は双方と回転センサとクラッチセンサと変速位置センサとの各検出出力に基づいて内燃機関を停止又は再始動するコントローラとを備えた車両であって、ステアリングホイールの操舵力をアシストするパワーステアリング装置と、該パワーステアリング装置に供給される作動油の圧力を検出する圧力センサとを備え、圧力センサが所定値以上の圧力を検出した時に、各センサの検出に拘わらず、コントローラは内燃機関のアイドリング状態を維持するようにした技術が開示されている。
このようにすることで、ステアリングホイールを大きく操舵した状態で、車両が一時停止すると、パワーステアリング装置には、大きな油圧アシスト力が発生して、タイヤ、サスペンション及びステアリング系に弾性変位が生じる。
コントローラは、所定値以上の大きな油圧アシスト力が発生していることを検知すると、各センサの検出に拘わらず、内燃機関のアイドリング状態を維持するようにしてステアリングホイールへのキックバックを防止している。
特開2000−161100号公報
ところが、特許文献1においては、ステアリングホイールを操舵して、パワーステアリング装置に作用する油圧が所定値以上の場合には、アイドリングを維持するようになっており、内燃機関自動停止・再始動装置の目的である省燃費化の効果を十分に得ることができない不具合を有している。
そこで、本発明はこのような不具合に鑑み成されたもので、ステアリングを操舵した状態時に、内燃機関が停止しても、ステアリングホイールにキックバック現象が発生しないようにすると共に、省燃費効果を十分に得られる油圧式パワーステアリング装置の提供を目的とする。
発明はかかる目的を達成するもので、内燃機関を自動停止及び再始動する装置を搭載した車両の操舵力をアシストする油圧式パワーステアリング装置であって、
前記内燃機関の自動停止及び再始動を制御する制御装置と、
前記パワーステアリング装置のパワーピストンの軸線方向一面側に形成され、前記パワーピストンに噛合してステアリングリンク機構に出力するセクタシャフトが配設された第1油圧室と、
前記パワーピストンの軸線方向他面側に形成された第2油圧室と、
前記第1油圧室と前記第2油圧室とに高圧作動油を供給する油圧ポンプと、
前記高圧作動油を前記第1油圧室と前記第2油圧室とに振分けるロータリバルブと、
前記第1油圧室と前記第2油圧室とを前記ロータリバルブを介して連結する連結油路と、
前記連結油路の前記ロータリバルブと前記第2油圧室との間に介装され、前記高圧作動油の流通を閉塞可能とする開閉電磁弁と、を備え、
前記開閉電磁弁は、前記内燃機関の自動停止条件が整ったことを検知した時に、前記制御装置によって前記連結油路を閉塞するように制御されることを特徴とする油圧式パワーステアリング装置を提供できる。
かかる発明において、停止条件検知手段が内燃機関の停止条件を検知した時に、連結油路のロータリバルブと第2油圧室との間に介装された開閉弁にて、連結油路を閉塞することにより、第1油圧室と第2油圧室の高圧作動油の移動を停止させて、ステアリングホイールのキックバックを防止する。
本発明によれば、ステアリングを操舵した状態時に、内燃機関が停止しても、ステアリングホイールにキックバック現象が発生しないようにすると共に、内燃機関自動停止及び再始動装置による省燃費効果を十分に得られる油圧式パワーステアリング装置を提供できる。
本発明実施形態の油圧式パワーステアリング装置を搭載した内燃機関自動停止・再始動装置の概略構成図を示す。 本発明のパワーステアリング本体の概略構成図を示す。 図2のA−A断面図であり、(A)は車両直進時のロータリバルブの油圧回路、(B)は車両旋回時の油圧回路の説明図を示す。 本発明の開閉電磁弁の一実施例図を示す。 (A)は本発明の内燃機関の自動停止条件が整った時の開閉電磁弁と内燃機関停止フローチャート図、(B)は再始動時の開閉電磁弁と内燃機関停止フローチャート図を示す。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。
但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
尚、方向性を示す場合は、運転席に着座した状態を基準として、前後左右、上下を記載する。
図1は、油圧式パワーステアリング装置を搭載した内燃機関自動停止及び再始動装置の概略構成図を示す。
1は車両に搭載された内燃機関である。内燃機関1には、該内燃機関1の出力側にクラッチ機構81を介して機械式トランスミッション(以後、機械式T/Mと略称する)8が装着されている。
機械式T/M8は、運転席に設けられたチェンジレバー(図示省略)の操作によって複数の変速段、リバース及びニュートラル位置に切換え可能に構成されている。
複数の変速段、リバース及びニュートラル位置に切換えは、運転席に配設されたチェンジレバーの操作に基づいて、機械式T/M8の上部に配設さえた変速ユニット82によって変速操作される。
内燃機関1の自動停止及び再始動を制御するアイドリングストップ・再始動制御装置2(以後、ISS ECU2と表示する)には、運転席に配置され、ISS ECU2を起動させる起動スイッチ6と、内燃機関1の回転数を検知する回転数センサ21と、機械式T/M8に装着され、車両の速度を検知する速度センサ22と、変速ユニット82に装着され 機械式T/M8の変速段位置を検知する変速段位置センサ23と、クラッチペダル(図示省略)の操作有無を検知するクラッチセンサ25と、ブレーキペダル(図示省略)の操作有無を検知するブレーキセンサ26及び、パーキングブレーキ操作有無を検知するパーキングブレーキセンサ27と、電源7から電力が入力される。
一方、ISS ECU2からは、内燃機関1の運転を停止又は再始動させるためエンジン制御装置(以後、E/GECUと称す)9への停止又は再始動信号と、後述するパワーステアリン本体3(以後、P/S本体3と略称する)に装着された開閉電磁弁5を開閉制御する信号とを発信する。
図2に示すように、ステアリングホイール10の操舵力をアシストするP/S本体3には、内燃機関1によって駆動される油圧ポンプ37から給油管37aを介して、高圧作動油が供給される。
P/S本体3から排出された作動油は戻し管37bを介してオイルタンク38に戻されるように構成されている。
図2に示す、P/S本体3はインテグラル型パワーステアリングと称されている。
P/S本体3のスタブシャフト35の上端部には、ユニバーサルジョイント40を介してステアリングシャフト39が連結され、該ステアリングシャフト39の上端には、運転室(図示省略)に配置されたステアリングホイール10が取付けられている。
ユニバーサルジョイント40は、スタブシャフト35の軸線CLとステアリングシャフト39の軸線CLが交差した状態においても、ステアリングホイール10の回転操作が円滑に伝達されるようになっている。
パワーシリンダを兼ねるハウジング31には、スタブシャフト35と、ウォームシャフト33とが夫々同一軸線CL上に配置され、スタブシャフト35は軸線CLを中心として回転可能に支持されている。
ウォームシャフト33は、ハウジング31に位置し、トーションバー36を介してスタブシャフト35に結合されている。
トーションバー36は、ステアリングホイール10の操舵によって捻られて、捻りの反力が、運転者に操舵の感覚を感じさせるようになっている。
ウォームシャフト33には、該ウォームシャフト33の外周面に断面が半円弧状の第1螺旋溝33aが形成されている。
一方、パワーピストン32の内周面には、第1螺旋溝33aと対向した半円弧状の第2螺旋溝32aが配設されている。
パワーピストン32は、ウォームシャフト33に第1螺旋溝33aと第2螺旋溝32aとの間にボールベアリング32bを介して螺合されている。
パワーピストン32は、該パワーピストン32の軸線方向一面側に形成された第1油圧室であるL室と、パワーピストン32の軸線方向他面側に形成された第2油圧室であるR室とを区画している。
パワーピストン32は、後述するロータリバルブ34のスプールバルブ34aの回転により、油圧ポンプ37から圧送された高圧作動油をL室又はR室に振分けられ、振分けられた高圧作動油によって、パワーシリンダ(ハウジング)31内を軸線CL方向に移動可能に構成されている。
パワーピストン32の外周面の一部に、該パワーピストン32の軸線方向に沿って、ラックギヤ32cが形成されている。
パワーピストン32のラック歯車32cには、セクタシャフト50に形成されたピニオンギヤ50aが噛合している。
セクタシャフト50は、パワーピストン32の移動に伴って、セクタシャフト50の軸芯Pを中心にして回動する。
セクタシャフト50は、該セクタシャフト50の出力部に連結された、図示省略のピットマンアーム、ドラッグリンク、ナックルアーム等のステアリングリンク機構を介して操舵輪(一般的には前輪)に連結されている。
ハウジング31内のウォームシャフト33の上部には、油圧ポンプ37からの高圧作動油をL室及びR室に振分けるロータリバルブ34が設けられている。
ロータリバルブ34は、ウォームシャフト33の上部に固定されたスプールバルブ34aと、ハウジング31側に固定されたスリーブ34bとで構成されている。
スプールバルブ34aは、スリーブ34bの内部に位置し、ステアリングホイール10の回転操作(操舵)と共に、ウォームシャフト33の軸線CLを中心にして回動可能に配置されている。
尚、ウォームシャフト33、ロータリバルブ34、スタブシャフト35及びトーションバー36は、夫々の軸線CLが同一軸線上に位置している。
図3(A)及び(B)は、図2のA−A断面を示し、(A)は、車両直進状態時のロータリバルブ34の状態、(B)は車両旋回時のロータリバルブ34の状態を示している。
ロータリバルブ34には、油圧ポンプ37からの高圧作動油をロータリバルブ34内に導入する複数のポートPと、ロータリバルブ34内とR室とを連結する複数のポートRと、ロータリバルブ34内とL室とを連結する複数のポートLと、車両直進走行時又は、操舵時にR室又は、L室からの戻り高圧作動油がオイルタンク38に戻る複数のポートT(図面の煩雑さを避けるため1ポートのみ記載)とが配設されている。
図3(A)の車両直進状態時、即ち、ステアリングホイール10は操舵されないので、ウォームシャフト33及び、スタブシャフト35間に回転方向の相対変位は無い。
従って、油圧ポンプ37から供給された高圧作動油は、スリーブ34bのポートPからスプールバルブ34aの外周面に周方向に沿って設けられた複数の凹溝34c、ポートR及びポートLを通過して、スプールバルブ34aにラジアル方向に設けられた戻し孔34pを通り、スタブシャフト35の外周面とスプールバルブ34aの内周面との隙間Cを通り、スリーブ34bの上部からポートT、戻し管37bを介してオイルタンク37に戻される。
図3(B)の車両旋回時、即ち、ステアリングホイール10を右に操舵すると、スプールバルブ34aが回転方向に回転して、スプールバルブ34aとスリーブ34bとに回転方向に相対変位が生ずる。(図において時計回りに回転)
スプールバルブ34aの凸条部34dは、ポートRを開き、油圧ポンプ37からの高圧作動油が連結油路31aを介してR室に導入される。
R室に導入され高圧作動油は、パワーピストン32を上方(図2において)へ押上げる。
パワーピストン32に噛合しているセクタシャフト50は軸芯Pを中心にして上方(図2において)に回転し、該回転が既述のステアリングリンク機構を介してタイヤに伝達され、車両が操舵される。
隣の凸条部34dは、ポートLを開放して、L室からの高圧作動油を、スプールバルブ34aの凹溝34c、戻し孔34p、隙間Cを通り、スリーブ34bの上部からポートT、戻し管37bを介してオイルタンク37に戻される。
一方、上述においては、ステアリングハンドル10を右操舵したが、左旋回時には、右旋回時と逆の作動でパワーピストン32が下方へ押し下げられる。
この場合には、R室の高圧作動油は、連結油路31aを通って、ロータリバルブ34、戻し管37bを介してオイルタンク37に戻される。
ロータリバルブ34とR室とを連結する連結油路31aには開閉電磁弁5が配設されている。
図4(A)及び(B)に示すように、開閉電磁弁5は、連結油路31aの外周部に穿設された開口部31bに、機密に固着された筒状のボデー55と、該ボデー55の内部に収納され、連結油路31aに進出して、高圧作動油の流動を止める閉塞弁56と、該閉塞弁56とボデー55の底部とに介装され、閉塞弁56を常時、連結油路31a側に押圧しているコイルスプリング58と、ボデー55の外周部に外嵌し、内燃機関1の運転中は、ISS ECU2からの電力による電磁力によって、閉塞弁56でコイルスプリング58を圧縮して、連結油路31aを開状態に維持する電磁コイル57と、開閉弁56の位置を検知する開閉弁位置センサ59を備えている。
更に、開閉弁56には、流動している高圧作動油を開閉弁56で急激に閉塞した際に発生する、衝撃圧力を緩和するためのオリフィス56aを設けてある。
オリフィス56aは、流動している高圧作動油を瞬時に閉塞すると共に、高圧作動油が非圧縮性のため、P/S本体3の他の部分にも高い圧力が作用して、故障の原因になるのを防止するための圧力上昇緩和作用を生起させるものである。
このように構成された内燃機関の自動停止及び再始動装置と、油圧式パワーステアリング装置の作動について説明する。
先ず、図5(A)及び(B)は、内燃機関の自動停止及び再始動装置のISS ECU2による開閉電磁弁5と、内燃機関1の停止及び再始動についてのフローチャートの一例を示す。
図5(A)に基づいて、ISS ECU2の内燃機関自動停止条件について説明する。
内燃機関1の自動停止条件は、車両が停止し、機械式T/M8がニュートラル位置(N位置)に操作され、パーキングブレ−キが操作(ON)され、ブレーキペダル又はクラッチペダルの少なくとも何れか一方のペダルを踏んだ時に、内燃機関1の自動停止条件が整った場合である。
ISS ECU2は、自動停止条件が整うと、内燃機関制御装置9に対し、内燃機関1の停止信号を発信し、内燃機関制御装置9は、燃料供給装置11に対し燃料供給カット信号を発信して、内燃機関1の停止を実行する。
また、図5(B)は、内燃機関1の再始動条件を示す。再始動条件は、機械式T/M8がニュートラル位置、パーキングブレ−キが操作された状態において、ブレーキペダル又はクラッチペダルの少なくとも何れか一方のペダルから足を離した(踏込み解除)時に、内燃機関1の再始動条件が整ったとする。
ISS ECU2は、再自動始動条件が整うと、内燃機関制御装置9に対し再始動信号を発信し、内燃機関制御装置9は、燃料供給装置11に対して燃料供給を再開させると共に、スタータモータ12を作動させて内燃機関1の再始動を実行する。
本実施形態の場合、車両停止は車速センサ22、機械式T/M8のニュートラル位置検知は変速段位置センサ23、パーキングブレ−キの操作状況はパーキングブレーキセンサ27、ブレーキペダルの踏込み有無についてはブレーキセンサ26、及びクラッチペダルの踏込み有無についてはクラッチセンサ25によって夫々検知される。
ISS ECU2は、内燃機関1の自動停止条件が整ったと判断すると、連結油路31aを閉塞するため、電磁コイル57への電力供給を停止する。
開閉電磁弁5は、磁力が消滅して、コイルスプリング58によって開閉弁56を連結油路31a側に押出して、連結油路31aを閉塞する。
開閉弁56が連結油路31aを閉塞すると、開閉弁位置センサ59が開閉弁56の作動を確認し、ISS ECU2にフィードバックする。
ISS ECU2は、フィードバック信号によって連結油路31aが閉塞されたことを確認すると、内燃機関制御装置(E/GECU)9に対して、内燃機関1の停止信号を発信する。
内燃機関1の停止は、燃料供給装置11による燃料供給停止によって実施される。
これにより、高圧作動油は非圧縮性なので、外部(ステアリングリンク機構)からの外力が作用しても、パワーピストン32の軸線方向の移動は阻止される。
一方、ISS ECU2は、停止中の内燃機関1が再始動条件が整ったと判断すると、内燃機関制御装置(E/GECU)9に対して、内燃機関1の再始動信号を発信する。
内燃機関制御装置(E/GECU)9は、燃料供給装置11に対し燃料供給再開を指示すると共に、スタータモータ12を作動させて内燃機関1の再始動を実行する。
ISS ECU2は、回転数センサ21からの信号に基づいて内燃機関1が始動したことを確認して、開閉電磁弁5に電力を供給して、連結油路31aを開通させる。
ISS ECU2は、開閉弁56が連結油路31aを開通されたことを開閉弁位置センサ59によって確認する。
このようにすることで、内燃機関がアイドリング状態時、ステアリングホイール10を大きく操舵した場合において、ISS ECU2は、開閉弁56がR室とL室を連通する連結油路31aを閉塞したことを開閉弁位置センサ59によって確認してから内燃機関1を停止させ、又、内燃機関1が再始動したのを確認してから、連結油路31aを開通する構造としたので、ステアリングホイールへのキックバックを確実に防止できる。
又、開閉弁56が、何等かの不具合により、連結油路31aを開通できない場合、又は閉塞できない場合において、ISS ECU2は、不具合を認識し内燃機関1の停止を禁止して、安全処置が図れるようにすることができる。
更に、圧送中の高圧作動油を開閉電磁弁5にて急激に遮断することにより発生する高圧力が、開閉弁56に設けたオリフィス56aによって緩和され、P/S本体3の他の部分にも大きな圧力が作用するのを防止して、P/S本体3の信頼耐久性を向上させることができる。
車両の内燃機関停止時に発生するステアリングのキックバックを防止するパワーステアリング装置に適用することができる。
1 内燃機関
2 ISS ECU2(アイドリングストップ及び再始動制御装置)
3 パワーステアリング本体
5 開閉電磁弁
6 起動スイッチ
8 機械式トランスミッション
9 内燃機関制御装置
10 ステアリングホイール
11 燃料供給装置
31 ハウジング
32 パワーピストン
32a 連結油路
33 ウォームシャフト
34 ロータリバルブ
34a スプールバルブ
34b スリーブ
35 スタブシャフト
50 セクタシャフト
55 ボデー
56 開閉弁
56a オリフィス
59 開閉弁位置センサ
L L室(第1油圧室)
R R室(第2油圧室

Claims (1)

  1. 内燃機関を自動停止及び再始動する装置を搭載した車両の操舵力をアシストする油圧式パワーステアリング装置であって、
    前記内燃機関の自動停止及び再始動を制御する制御装置と、
    前記パワーステアリング装置のパワーピストンの軸線方向一面側に形成され、前記パワーピストンに噛合してステアリングリンク機構に出力するセクタシャフトが配設された第1油圧室と、
    前記パワーピストンの軸線方向他面側に形成された第2油圧室と、
    前記第1油圧室と前記第2油圧室とに高圧作動油を供給する油圧ポンプと、
    前記高圧作動油を前記第1油圧室と前記第2油圧室とに振分けるロータリバルブと、
    前記第1油圧室と前記第2油圧室とを前記ロータリバルブを介して連結する連結油路と、
    前記連結油路の前記ロータリバルブと前記第2油圧室との間に介装され、前記高圧作動油の流通を閉塞可能とする開閉電磁弁と、を備え、
    前記開閉電磁弁は、前記内燃機関の自動停止条件が整ったことを検知した時に、前記制御装置によって前記連結油路を閉塞するように制御されることを特徴とする油圧式パワーステアリング装置。
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