JP2014533349A - ラスタ画像のエッジ検出によるベルト摩耗の測定 - Google Patents

ラスタ画像のエッジ検出によるベルト摩耗の測定 Download PDF

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Abstract

ベルト摩耗を判定するためのツールが提供される。具体的には、ベルト摩耗の迅速で正確な測定を可能にする非接触ベースのシステム及び方法が説明される。ベルト摩耗の測定に基づいて、ベルトの摩耗状態を判定することができる。次いで、決定された摩耗状態に対応するための適切な改善策を決定するために、摩耗状態に関する情報を使用することができる。

Description

本発明は、ベルト摩耗を測定すること一般に関する。より詳細には、ベルト摩耗特性を識別し、ベルト寿命を予測するための画像の使用に関する。
サーペンタイン駆動ベルトの耐久性は、エチレン・プロピレン・ジエン・モノマー(EPDM)材料の使用によってますます向上してきている。結果として、ベルトは、時間の経過と共に摩耗し続けるが、ベルト摩耗、ひび割れに関連した従来から信頼性のある指標は、頻繁には生じない。これらの先進材料の使用のために存在する1つの課題は、故障前の摩耗の検出を定量化することがますます困難になっていることである。すなわち、EPDM材料製のサーペンタイン駆動ベルトは、一般に、ベルトの完全な故障後にのみ過剰な摩耗として診断される。
上記課題に対処するための最近の進歩は、測定するベルトと接触させる物理的なツールを必要とする。このようなツールの例は、それぞれ本願明細書に援用する、いずれもスミスらの特許文献1及び特許文献2に記載されている。これらの解決法は、測定ツールと、測定されているベルトとの間の物理的接触に依存する。
米国特許第7,946,047号 米国特許公開第2010/0307221号
ツールと、測定されているベルトとの間の物理的接触に依存せず、ベルト摩耗を迅速かつ効果的に識別することができるベルト測定の解決法を開発することが有用であろう。
本願明細書に提示する実施形態は、上記課題及び他の課題に鑑みて考案されたものである。具体的には、本願明細書で提示する実施形態の少なくともいくつかは、測定ツールと、測定されているベルトとの間の物理的接触を必要としないベルト測定解決法を提供する。より具体的には、本開示の実施形態は、ベルトの1つ又は複数の画像を撮影することができる画像ベースの測定解決法を意図する。ベルトの撮影画像を、次に、解析し、ベルト画像データのデータベースと比較することができる。この解析及び比較は、いくつかの実施形態では、摩耗測定計算を結果としてもたらし、摩耗測定計算を、その後、ベルトに生じた摩耗の量を定量化するために使用することができる。加えて、装置性能を改善するように、ベルトを動かす装置を微調整及び最適化するために、ベルト画像データを使用することができる。
いくつかの実施形態では、ベルト摩耗の測定は、ラスタ画像のリブ幅のエッジ検出によって達成される。
いくつかの実施形態では、エッジ検出及び/又はリブ幅検出は、測定されているベルトの1つ又は複数の画像を撮影し、1つ又は複数の画像にガウスぼかし演算を実行し、次に、1つ又は複数の画像のグレースケール変換を実行し、次に、1つ又は複数の画像のバイナリ変換を実行し、次に、1つ又は複数の画像のキャニー(Canny)エッジ検出演算を実行する工程を含む。
いくつかの実施形態では、単一ストランドのVベルトについて、自動しきい値設定をバイナリ変換のために決定することができ、バイナリ変換は、グレーしきい値又は代わりに赤/緑/青(RGB)値の離散的なレベルでサンプリングすることによって1つの領域をもたらし、1つのエッジ領域を検出するすべてのしきい値の中央値をもたらす。他の実施形態では、グレー強度又は代わりにRGB値の離散的なレベルでサンプリングされたマルチリブ・ベルト(ここで、リブは、ベルトの動きに対して平行又は垂直のいずれかに動く)について、画像(複数可)内のリブの数は、検出されたエッジ領域のモードの順序付けられた配列の中央値によって決定される。他の実施形態では、ベルト幅、及びピクセル対物理比(例えば、ピクセル/mm又はピクセル/インチ比)が、特定のベルトの既知のリブ間隔に、検出されたリブ領域カウント、及びベルトの外側の検出されたエッジを乗算することによって決定されてよい。さらなる実施形態では、リブ領域は、キャニー・エッジ検出アルゴリズム又は他のエッジ検出アルゴリズムによって決定されるような、検出されたリブ面積の4つのエッジを有する外枠(outer envelope)を含んでよい。
いくつかの実施形態では、画像内の(i)リブの検出された数、(ii)ベルト幅、及び/又は(iii)ピクセル/mmもしくはピクセル/インチ比が、このような指標の理想的なしきい値と矛盾することを検出することによって、ベルトを、過度に摩耗した又は故障したものとして識別するために、方法が提供される。具体的には、ベルトに関するこれらの指標は、不合格/合格アルゴリズムによって処理されてよく、不合格/合格アルゴリズムは、これらの指標を、同じタイプのベルトに関する既知の又は好適な指標と共に比較し、比較によって、測定されているベルトが、理想的なしきい値の所定の範囲内にないことが明らかになった場合、測定されているベルトを不合格にすることができる。
本願明細書で使用される「自動的」という用語、及びその変形は、工程又は動作が実行されるとき、人間による物理的な入力なしで行われる任意の工程又は動作を指す。しかしながら、工程又は動作の実行前に入力が受信される場合、工程又は動作の実行が、有形の又は無形の人間の入力を使用するとしても、工程又は動作は、自動である可能性がある。このような入力が、工程又は動作がどのように実行されるかに影響する場合、人間の入力は、有形であるとみなされる。工程又は動作の実行に同意する人間の入力は、「有形」であるとみなされない。
本願明細書で使用される「コンピュータ可読媒体」という用語は、実行のためにプロセッサに命令を提供することに関与する任意の実体的なストレージを指す。このような媒体は、不揮発性媒体、揮発性媒体、及び伝送媒体を含むがこれらに限定されない多くの形態をとることができる。不揮発性媒体は、例えば、NVRAM、又は磁気もしくは光ディスクを含む。揮発性媒体は、メイン・メモリのようなダイナミック・メモリを含む。コンピュータ可読媒体の一般的な形態は、例えば、フロッピー(登録商標)・ディスク、フレキシブル・ディスク、ハード・ディスク、磁気テープ、もしくは任意の他の磁気媒体、光磁気媒体、CD−ROM、任意の他の光媒体、パンチ・カード、紙テープ、穴のパターンを有する任意の他の物理的媒体、RAM、PROM、及びEPROM、フラッシュEPROM、メモリ・カードのような固体媒体、任意の他のメモリ・チップもしくはカートリッジ、又は、コンピュータが読み取ることができる任意の他の媒体を含む。コンピュータ可読媒体が、データベースとして構成される場合、データベースは、リレーショナル、階層型、オブジェクト指向、などの任意のタイプのデータベースであってよいことを理解すべきである。したがって、本開示は、本開示のソフトウェア実装が格納された実体的な記憶媒体、ならびに従来技術で認識される等価物及び後継の媒体を含むものと考えられる。
本願明細書で使用される「決定する」、「計算する」、及び「算出する」という用語、
ならびにそれらの変形は、互換的に使用され、任意のタイプの方法論、工程、数学的演算又は技術を含む。
本願明細書で使用される「モジュール」という用語は、その要素に関連する機能を実行することができる、任意の既知の又は将来開発されるハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、人工知能、ファジー理論、又は、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせを指す。また、本開示は、例示的な実施形態に関して説明されるが、本開示の個々の態様は、別々に特許請求されてよいことを理解すべきである。
実施形態は、添付図面と併せて説明される。
本開示の実施形態による測定システムを示すブロック図。 本開示の実施形態による通信システムを示すブロック図。 本開示の実施形態によって使用されるデータ構造の一例を示すブロック図。 本開示の実施形態によるベルト摩耗を判定する処理を示す流れ図。 本開示の実施形態によるコントラストしきい値を示す図。 本開示の実施形態による画像の成分を示す図。 本開示の実施形態による第1の画像を示す図。 本開示の実施形態による第2の画像を示す図。 本開示の実施形態による第3の画像を示す図。 本開示の実施形態による第4の画像を示す図。 本開示の実施形態によるベルト測定アプリケーションのためのユーザ・インタフェースを示す図。 ベルト画像から検出されたリブの数をしきい値レベルの関数として示すデータ・サンプルを示すグラフ。 リブ・カウントごとの発生回数を示す図9からのデータ・サンプルのヒストグラムを示すグラフ。 最高頻度のリブ・カウントからのデータが、使用可能なしきい値レベルを決定する際に使用される、フィルタリングされたデータ・セットを示すグラフ。
以下の説明は、実施形態のみを提供し、請求項の範囲、適用性、又は構成を限定することを目的としない。むしろ、以下の説明は、当業者に、記載された実施形態を実現するための効果的な説明を提供するであろう。添付の特許請求の範囲の要旨及び範囲から逸脱することなく、要素の機能及び配置で様々な変更が行われてよいことが理解される。
本開示の態様は、ベルト摩耗の測定に関して、具体的には、1つ又は複数のリブを有するサーペンタイン・ベルトについて述べられるが、当業者は、本開示の実施形態は、これに限定されないことを理解するであろう。具体的には、本願明細書に記載のアルゴリズム、工程、手順、又はシステム構成要素の一部又は全部は、任意のデバイス、又はデバイスの集合の摩擦起因性摩耗及び非摩擦起因性摩耗を測定する際に用いられてよい。例えば、本願明細書に記載の技術は、ギア、ホイール、ベアリング、などを含む任意の可動部での摩耗を測定するために有効に使用され得ると考えられる。
例えば、本開示の実施形態は、温度変動による膨張及び/又は収縮を受ける物体の1つ又は複数の画像を撮影するために利用され得る。これらの膨張及び/又は収縮は、結果として、物体を疲労させ、最終的に故障させる可能性がある。本願明細書に開示される画像ベースの測定工程は、このような熱膨張及び/又は収縮を受ける物体を解析し、必要ならば、物体を良(例えば、交換を必要としない)又は不良(例えば、交換を必要とする)と
して識別するために使用され得る。
加えて、本願明細書に記載の実施形態は、任意のタイプのベルトの摩擦起因性摩耗状態を判定するために使用され得る。例として、解析されるベルトは、ゴム、ポリマー、ポリエチレン、カーボン・ファイバー、Kevlar、金属、ポリ塩化ビニル、及び/又は発泡材料を制限なしに含む任意の材料又は材料の組み合わせで構成されてよい。
ここで図1を参照し、測定システム100を、本開示の実施形態にしたがって説明する。測定システム100は、試験対象物104を解析し、試験対象物104を良(例えば、交換を必要としない)又は不良(例えば、交換を必要とする)として分類する1つ又は複数の構成要素を含むことができる。本開示の範囲から逸脱することなく、他の判定が試験対象物104に行われてよく、例えば、試験対象物104は、故障(例えば、すぐに交換を必要とする)又は異常(例えば、予想される摩耗パターンに従わず、したがって、さらなる調査及び/又は交換を必要とする)として識別されてよい。
いくつかの実施形態では、測定システム100は、撮像デバイス108、画像変換モジュール112、解析モジュール116、対象物データベース120、報告モジュール124、及びユーザ・インタフェース128を備える。いくつかの実施形態では、システム100の各構成要素は、ユーザ132によって所有され、操作される単一のコンピューティング・デバイスに含まれてよい。一例として、測定システム100のすべての構成要素は、携帯電話、スマート・フォン、パーソナル・コンピュータ(PC)、ラップトップ、ネットブック、タブレット、などのようなユーザ・デバイスに含まれてよい。他の実施形態では、測定システム100の構成要素は、2つ以上の異なるコンピューティング・デバイスに分散されてよい。
いくつかの実施形態では、撮像デバイス108は、試験対象物104の1つ又は複数の画像を撮影するように構成される。非限定的な例として、試験対象物104は、ベルト、具体的には、EPDM材料製のサーペンタイン・ベルトを含むことができる。ベルトは、(例えば、車両、又は、ベルトを用いる他のデバイスに取り付けられた)動作位置に配置されてもよく、(車両、又は、ベルトを用いる他のデバイスから取り外された)非動作位置に配置されてもよい。撮像デバイス108は、1つ又は複数の静止画像を撮影することができる。代わりに、又は加えて、撮像デバイス108は、ビデオ画像(例えば、音声入力と同期されてもされなくてもよい一連の画像フレーム)を撮影することができる。撮像デバイス108によって撮影される画像(複数可)は、カラー(例えば、各ピクセルが赤、緑、及び青(RGB)ピクセル値を含むピクセル画像)、グレースケール(例えば、各ピクセルが、0と、255のような所定の数との間のグレースケール・ピクセル値を含むピクセル画像)、白黒(例えば、各ピクセルが、黒又は白のいずれかに対応するバイナリ値を含むピクセル画像)、赤外線(例えば、各ピクセルが、赤外線ピクセル値を含むピクセル画像)、紫外線(例えば、各ピクセルが、紫外線値を含むピクセル画像)、又は任意の他の既知のタイプの画像を含んでよい。撮像デバイス108の非限定的な例は、独立型デバイスの、又は、スマート・フォンのようなユーザ・デバイスに組み込まれるカメラ(スチル又はビデオ)である。
画像の性質に応じて、画像を処理し、試験対象物104の特性を解析する前に、画像をフォーマットする(例えば、ある画像タイプから別の画像タイプに変換する)必要がある可能性がある。いくつかの実施形態では、撮像デバイス108によって撮影された画像(複数可)が解析モジュール116によって解析される前に、画像(複数可)の画像変換を実行するために、画像変換モジュール112が設けられる。いくつかの実施形態では、画像変換モジュール112は、画像(複数可)内の試験対象物104の輪郭エッジを検出するための1つ又は複数の画像フィルタ及び/又は処理アルゴリズムを含んでよい。非限定
的な例として、画像変換モジュール112は、1つ又は複数のエッジ検出工程を実行することによってグレースケール及び/又はRGB画像を白黒画像に変換するように構成される。
解析モジュール116は、いくつかの実施形態では、試験対象物104の1つ又は複数の物理的特性を判定するために、試験対象物104の画像(複数可)を解析するように構成される。いくつかの実施形態では、解析モジュール116は、試験対象物104の物理的特性を判定するために、対象物データベース120を参照することができる。具体的には、対象物データベース120は、いくつかの異なる対象物のタイプ(例えば、サーペンタイン・ベルト)についてのデータを含むことができ、異なる対象物のタイプの各々は、そのタイプの良品、及び、そのタイプの不良品について例示的な画像を有することができる。解析モジュール116は、いくつかの実施形態では、試験対象物104が、良品又は不良品のどちらにより類似しているかを判定するために、撮像デバイス108によって撮影された画像(複数可)を、対象物データベース120内の画像と比較することができる。代わりに、又は加えて、対象物データベース120は、異なる対象物のタイプのそれぞれについての許容可能な(又は許容不可能な)測定値を定義する1つ又は複数の指標及びしきい値を含んでよい。このような実施形態では、実際の画像を比較するのではなく、解析モジュール116は、画像(複数可)から物理的寸法データ及び他の物理的指標を抽出し、試験対象物104の物理的寸法データを、対象物データベース120内の指標及びしきい値と比較することができる。この比較は、試験対象物104が良品又は不良品のいずれであるかを決定するために使用されてよい。
解析モジュール116によって得られた結果は、報告モジュール124に提供されてよく、報告モジュール124は、ユーザ132への解析結果の報告を準備するように構成される。いくつかの実施形態では、報告モジュール124は、試験対象物104が、良品又は不良品のどちらとして識別されたか、ならびに、任意の他の工程が、このような判定に関連して行われるべきかどうかを特定する報告をフォーマットする機能を備えることができる。報告モジュール124は、報告をユーザ・インタフェース128に送信する機能を備えることもできる。非限定的な例として、報告モジュール124は、報告(又は、統計報告)を準備し、任意のタイプの通信プロトコルを介してユーザ・インタフェース128に報告を送信する機能を備えることができる。
ユーザ・インタフェース128は、ユーザ入力及び/又はユーザ出力デバイスを備えることができる。いくつかの実施形態では、ユーザ・インタフェース128は、ユーザ132が、報告モジュール124によって生成された報告の結果を見ることができるようにするユーザ出力を備える。
ここで図2を参照し、測定システム100を組み込むことができる通信システム200を、本開示の実施形態にしたがって説明する。通信システム200は、測定システム100の構成要素を組み込んだ1つ又は複数のデバイスを備えることができる。測定システム100の特定の構成要素を、通信システム200の特定の構成要素に含まれているものとして示すが、当業者は、測定システム100の様々な構成要素が、任意の数の方法で、通信システム200の1つ又は複数のデバイスに分散されてよいことを理解するであろう。例えば、測定システム100のすべての構成要素が、単一のユーザ・デバイス208に含まれてよい。代わりに、測定システム100の1つ又は複数の構成要素が、1つ又は複数の他のユーザ・デバイス、1つ又は複数のサーバ240、サーバの集合、又は任意の他の同様のデバイスに設けられてよい。
いくつかの実施形態では、通信システム200は、通信ネットワーク204を介して1つ又は複数のサーバ240と通信するユーザ・デバイス208を備える。ユーザ・デバイ
ス208は、いくつかの実施形態では、任意のタイプの既知の通信デバイス、又は通信デバイスの集合を備える。適切なユーザ・デバイス208の例は、パーソナル・コンピュータ(PC)、ラップトップ、ネットブック、パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)、携帯電話、スマート・フォン、電話、又はそれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。一般に、ユーザ・デバイス208は、ビデオ、画像、音声、テキスト、ならびに/又は、他のユーザ・デバイス及びサーバ240とのデータ通信をサポートするように適合されてよい。他のユーザ・デバイス又はサーバ240と通信するためにユーザ・デバイス208によって使用される媒体のタイプは、ユーザ・デバイス208で利用可能な通信モジュール228の性質に依存してよい。
サーバ240は、本願明細書で述べる特定の機能を実行することに専用の任意のタイプの処理リソースを備えることができる。非限定的な例として、サーバ240は、通信ネットワーク204を介してアクセスすることができるコンテンツを配信するのを助けるハードウェア及びソフトウェアを有するウェブ・サーバを含んでよい。ウェブ・サーバの1つの機能は、ウェブ・ページを要求に応じてクライアント(例えば、ユーザ・デバイス208)に配信することである。これは、任意のタイプのマークアップ言語(例えば、ハイパー・テキスト・マークアップ言語(HTML)、拡張可能マークアップ言語(XML)、など)ならびに、画像、スタイル・シート、及びスクリプトのような、文書に含まれ得る任意の追加のコンテンツによる、ユーザ・デバイス208への1つ又は複数の文書の配信を意味する。いくつかの実施形態では、サーバ240は、ユーザ・デバイス208から要求又は他のデータを受信する能力を備えてよく、ここで、要求は、プロトコル(例えば、ハイパー・テキスト転送プロトコル(HTTP)、リアルタイム転送プロトコル(RTP)、それらの安全な変形、など)に応じた双方の合意にしたがってフォーマットされる。要求は、HTTPを使用する特定のリソースに対する要求を含んでよく、応答を提供する前に1つ又は複数の動作を実行する要求をさらに含んでよい。要求を受信すると、サーバ240は、要求しているユーザ・デバイス208に同じ又は異なるタイプのプロトコルを使用することによって応答を返す前に、要求されたリソースの場所を見つける、及び/又は1つ又は複数の動作を実行することができる。サーバ240及びユーザ・デバイス208間の通信を、通信モジュール228、244によって容易にすることができる。
ユーザ・デバイス208の通信モジュール228は、ユーザ・デバイス208が、1つ又は複数の要求をフォーマットし、要求をサーバ240に送信することを可能にするウェブ・ブラウジング・アプリケーション(例えば、Internet Explorer(登録商標))、Mozilla Firefox(登録商標)、Safari(登録商標)、Google Chrome(登録商標)、など)を含んでよい。サーバ240の通信モジュール244は、1つ又は複数のスクリプトを実行し、ユーザ・デバイス208からの要求に応答するために必要な機能を備えることができる。いくつかの実施形態では、通信モジュール244は、専用のウェブ・サーバ上に設けられてよいが、サーバ240の他の構成要素(例えば、解析モジュール116及び報告モジュール124)は、ウェブ・サーバに接続される他のサーバに設けられる。いずれの構成でも、解析モジュール116及び報告モジュール124は、通信モジュール244を介してユーザ・デバイス208に利用可能となってよく、報告モジュール124は、通信モジュール244を介して、ユーザ・デバイス208に報告又は報告結果を返信するように構成されてよい。
通信ネットワーク204は、有線及び/又は無線通信技術を含んでよい。インターネットは、多くの電話システム及び他の手段を介して接続される、世界中に位置する多くのコンピュータ、コンピューティング・ネットワーク、及び他の通信デバイスからなるインターネット・プロトコル(IP)ネットワークを構成する通信ネットワーク204の一例である。通信ネットワーク204の他の例は、限定されないが、標準的な従来の一般電話システム(POTS)、総合サービス・デジタル網(ISDN)、公衆交換電話網(PST
N)、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、セッション開始プロトコル(SIP)ネットワーク、セルラー・ネットワーク、及び、当該技術分野で既知の任意の他のタイプのパケット交換又は回路交換ネットワークを含む。加えて、通信ネットワーク204は、いかなる1つのネットワーク・タイプにも限定される必要はなく、代わりに、いくつかの異なるネットワーク及び/又はネットワーク・タイプからなってよいことを理解することができる。
ユーザ・デバイス208の通信モジュール228は、一般的にアプリケーションと呼ぶことができる他の命令、スクリプト、などと共に、メモリ216に格納されてよい。いくつかの実施形態では、オペレーティング・システム(O/S)220及び試験アプリケーション224が、メモリ216内に命令として提供されてよく、これらの命令は、ユーザ・デバイス208のプロセッサ212によって実行されてよい。いくつかの実施形態では、プロセッサ212は、1つ又は複数の、集積回路(IC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向けIC(ASIC)、コントローラ、プログラマブル・ロジック・デバイス(PLD)、論理回路、などを備えることができる。具体的には、プロセッサ212は、メモリ216に格納されたアプリケーション・プログラミング又は命令を実行するための汎用プログラマブル・プロセッサ・コントローラを備えることができる。少なくともいくつかの実施形態によれば、プロセッサ212は、複数のプロセッサ・コアを備える、及び/又は複数の仮想プロセッサを実装することができる。いくつかの実施形態では、プロセッサ212は、複数の物理的に異なるプロセッサを備えることができる。
メモリ216は、情報(例えば、命令、データ、など)の短期又は長期の記憶のために構成された任意のデバイス又はデバイスの集合を含んでよい。いくつかの非限定的な例として、メモリ216は、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、RAMの任意の既知の変形、固体メモリ、固体メモリの任意の既知の変形、読み取り専用メモリ(ROM)、ROMの任意の既知の変形、又はこれらの組み合わせを含むことができる。もちろん、メモリ216は、プロセッサ212によって実行するためのアプリケーションを格納するために使用されるだけでなく、プロセッサ212によって処理メモリ(例えば、キャッシュ、RAM、など)として使用されてもよい。代わりに、又は加えて、メモリ216は、ハード・ディスク・ドライブ、などを含んでよい。
O/S220は、任意のタイプの既知のオペレーティング・システム又はシステム・プラットフォームに対応することができる。いくつかの実施形態では、使用されるO/S220のタイプは、ユーザ・デバイス208の性質に依存してよい。O/S220は、ユーザが、メモリ216に格納された様々な他のアプリケーションに移動し、アクセスすることを可能にする、高レベルのアプリケーションを表す。O/S220は、アプリケーションが、ユーザ・デバイス208の様々な他のソフトウェア及び/又はハードウェア構成要素にアクセスし、及び/又は、これらを制御することを可能にする、1つ又は複数のアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)又はAPIのような規則を含むこともできる。
試験アプリケーション224は、ユーザ・デバイス208が、試験対象物104の試験に関連する1つ又は複数の機能を実行することができるようにすることができる。非限定的な例として、試験アプリケーション224は、画像変換モジュール112、解析モジュール、及び/又は報告モジュール124と同様の機能を備えることができる。より具体的には、試験アプリケーション224は、ユーザ132が、撮像デバイス108を操作し、試験対象物104の1つ又は複数の画像を撮影することを可能にする、ユーザ・デバイス208上のアプリケーションを含んでよい。試験アプリケーション224は、サーバ240に送信し、及び/又は、解析モジュール116によって解析するための、撮像デバイス108によって撮影された画像をフォーマットするように構成されてもよい。解析モジュ
ール116のいくつかの実施形態でも、試験アプリケーション224に含まれてよい。したがって、試験アプリケーション224は、試験対象物104についての物理的指標を、その取得された画像に基づいて決定するように構成されてもよい。
上述した構成要素に加えて、ユーザ・デバイス208は、さらに、ユーザ・インタフェース128、電源232、及びネットワーク・インタフェース236を備えることができる。いくつかの実施形態では、ユーザ・インタフェース128は、1つもしくは複数のユーザ入力(例えば、マイクロホン、カメラ、ボタン、キー、スキャナ、など)、1つもしくは複数のユーザ出力(例えば、スピーカ、ライト、表示画面、など)、及び/又は、1つもしくは複数の組み合わされたユーザ入力/出力デバイス(例えば、タッチ・センシティブ表示画面、照光ボタン、など)を備えることができる。
電源232は、バッテリ、1つ又は複数のキャパシタ、などのような、ユーザ・デバイス208専用の電源を含むことができる。電源232は、加えて、又は代わりに、外部電源からのA/C電力を、ユーザ・デバイス208の様々な構成要素によって使用可能なDC電力に変換するための電源アダプタを備えることができる。
ネットワーク・インタフェース236は、ユーザ・デバイス208が、通信ネットワーク204を介して接続及び通信することを可能にする、1つ又は複数の、デバイス、ポート、コントローラ、ドライバ、などを備えることができる。いくつかの実施形態では、ネットワーク・インタフェース236は、通信ネットワーク204との有線及び/又は無線接続を容易にする構成要素を備えることができる。いくつかの非限定的な例として、ネットワーク・インタフェース236は、セルラ通信ネットワークとのセルラ通信を容易にする1つ又は複数の、無線インタフェース、802.11X準拠のインタフェース、イーサネット(登録商標)・ポート、などを含むことができる。
通信モジュール244との通信を容易にすることに加えて、ユーザ・デバイス208の通信モジュール228は、他のユーザ・デバイスとの、音声、ビデオ、テキスト、電子メール、マルチ・メディア、などのような他のタイプの通信を容易にすることができる。一例として、通信モジュール228は、ユーザ・デバイス208が、音声通話、ビデオ通話を実行すること、ショート・メッセージ・サービス(SMS)メッセージを送受信すること、マルチ・メディア・サービス(MMS)メッセージを送受信すること、などを可能にする機能を備えることができる。
ここで図3を参照して、対象物データベース120内に保持することができるデータ構造300の詳細を、本開示の実施形態にしたがって説明する。データ構造300を、対象物データベース120内に完全に保持することができ、そこから取り出すことができることを理解すべきである。いくつかの実施形態では、データベース検索を実行し、データ構造300から情報を取り出すために、構造化照会言語(SQL)のような構造化言語の後に解析モジュール116が続いてよい。代わりに、又は加えて、データ構造300は、サーバ240のメモリ内及び/又はユーザ・デバイス208のメモリ216内に保持されてよい。
いくつかの実施形態では、データ構造300は、複数のデータ・フィールドを含むことができ、複数のデータ・フィールドは、試験対象物104(又は、その画像)を解析し、試験対象物104が、良品であるか不良品であるか、又はその動作に影響しうる他の特性を有するかどうかを判定するために、解析モジュール116によって使用されてよい。データ構造300に含まれてよいフィールドは、限定されないが、ベルト識別子フィールド304、リブ・カウント・フィールド308、リブ・プロファイル・フィールド312、画像オーバレイ・データ・フィールド316、しきい値フィールド320、摩耗履歴フィ
ールド324、及び交換履歴フィールド328を含むことができる。
ベルト識別子フィールド304は、任意のタイプの試験対象物104を識別するための情報を格納するために使用されてよい。試験対象物104が、サーペンタイン・ベルトのようなベルトである場合、ベルト識別子フィールド304は、1つ又は複数の、部品番号、モデル番号、ユニバーサル・パーチェイス・コード(UPC:Universal Purchase Code)、部品名、モデル名、及び、ベルトを識別するために使用されうる任意の他の情報を含むことができる。もちろん、試験対象物104が、ベルトではない場合、その対象物に特有の任意の他の情報が、ベルト識別子フィールド304に格納されてよい。
ベルトが試験対象物104の場合を引き続き例として採りあげると、リブ・カウント・フィールド308は、特定のベルトタイプのリブの数を識別する情報を格納するために使用されてよい。代わりに、又は加えて、リブ・カウント・フィールド308は、ベルトの溝、又は、ベルトを通常の動作位置に保持する任意の他の特徴的外観の数を識別する情報を格納することができる。
リブ・プロファイル・フィールド312は、リブ(複数可)の物理的特性、又はベルトのリブ間の間隔を識別する情報を格納するために使用されてよい。例えば、リブ・プロファイル・フィールド312は、リブが、V字型であるか、角型であるか、丸みを帯びているかを識別する情報を格納することができる。リブ・プロファイル・フィールド312は、リブ間の製造距離などに関連する情報を格納することもできる。ベルトについての良好な(期待する)プロファイル又は良好でない(期待したものと異なる)プロファイルを識別する任意の情報が、リブ・プロファイル・フィールド312に保持されてよい。
画像オーバレイ・データ・フィールド316は、オーバレイ目的に使用される任意の画像データを格納するために使用されてよい。例えば、画像オーバレイ・データ・フィールド316は、特定のタイプのベルトのいくつかの画像を含むことができる。画像は、良品ベルトの画像と不良品ベルトの画像との間で変化する可能性がある。画像オーバレイ・データ・フィールド316は、試験対象物104の1つ又は複数の画像を含むこともできる。画像オーバレイ・データ・フィールド316は、試験対象物104の画像が、既知の物理的特性を有するベルト例の1つ又は複数の格納された画像と比較された後、画像オーバレイ工程の結果を含むこともできる。より具体的には、画像オーバレイ・データ・フィールド316は、画像オーバレイ工程の結果を識別するデータ(例えば、複数の格納された画像例の中で、どれが試験対象物104の画像と最も類似しているか、及び、試験対象物104の画像と最も類似する格納された画像例の物理的特性)を格納するために使用されてよい。
しきい値データ・フィールド320は、試験対象物104が、良品であるか不良品であるか、又はなにか他の状態であるかどうかを判定するための1つ又は複数のしきい値を含むことができる。具体的には、しきい値フィールド320は、ベルトの1つ又は複数の物理的特性についての情報を含むことができ、ベルトの1つ又は複数の物理的特性は、試験対象物104がそれに合致していたり、それを上回っているなどの場合、結果として、試験対象物104が、良品であるか不良品であるかなどの判定をもたらす。
摩耗履歴データ・フィールド324は、特定の試験対象物104、又は同様のタイプの他の対象物についての過去の摩耗観測に関連する情報を格納するために使用されてよい。例えば、特定のタイプのベルトが、1つ又は複数の特定のリブ(例えば、内側のリブ、外側のリブ、ある1つのリブ、外縁部、など)に過度の摩耗量を有することが観測された場合、このような情報が、摩耗履歴フィールド324に保持されてよい。摩耗履歴フィール
ド324は、フィールドの摩耗履歴が、保持され、解析され、将来により良い品を製造するために有望に使用されうるように、試験対象物104と同様の対象物の製造業者に有用である。代わりに、又は加えて、摩耗履歴フィールド内のデータは、動作中のベルトを使用している装置を微調整するために使用されてよく、これにより、装置(例えば、車両、モータ、機械、など)が、ベルトが摩耗した場合も最適に動作を続けることを可能にする。
交換履歴フィールド328は、特定の試験対象物104、又は試験対象物と同様のタイプの対象物の交換履歴についての情報を格納するために使用されてよい。いくつかの実施形態では、交換履歴フィールド328は、特定の試験対象物104が、不良という評価を受け、交換されなければならなくなる以前に使われた使用量を識別することができる。この情報は、試験対象物104の製造業者と、試験対象物104の消費者との間で共有されてよい。加えて、この情報は、特定のタイプの対象物が、特定の使用量使われた場合、少なくとも、以下に説明する1つ又は複数の試験手順をその対象物に受けさせる時間である可能性があることを、保守要員に通知するために使用されてよい。
ここで図4を参照し、試験手順の詳細を、本開示の実施形態にしたがって説明する。本願明細書に記載の方法は、ベルトが試験対象物104である場合の特定の状況に向けられることになるが、当業者は、本願明細書に記載の1つ又は複数の工程が、任意のタイプの摩耗について他のタイプの対象物を試験するために使用されてよいことを理解するであろう。
ベルト試験方法では、第1の工程は、ベルトに1つ又は複数の標識をマークすることであってよく、この標識は、ベルトの1つ又は複数の特徴的外観に可視のコントラストを作成する(工程404)。いくつかの実施形態では、ベルトは、その製造中に、1つ又は複数の所定の場所にマークされてよく、これは、ベルト・マーキング工程中に必要とされるすべてであってよい。他の実施形態では、ベルトは、ベルトの試験に使用されることになるいかなる特定のマークと共に製造されなくてもよい。むしろ、ベルトは、ベルトの1つ又は複数の画像を撮影する直前にマークされてよい。いくつかの実施形態では、ベルトは、ベルトに1つ又は複数の対照的なものを作成するために、蛍光ペン、ペン、マーカ、などでマークされてよい。マークされるベルトの特徴的外観のタイプは、ベルトで試験されている摩耗のタイプに依存してよい。ベルトが、そのリブで摩耗するように設計されている場合、ベルトのリブの1つ、2つ、3つ、4つ、又はすべてが、ベルト上の共通点で、マーカなどでマークされてよい。代わりに、ベルトは、その谷間に、又は、ベルト上の他の所定の場所でマークされてよい。他の実施形態では、ベルトは、ベルトが摩耗したときにのみ可視になる予め製造された特徴的外観を有することができる。具体的には、ベルトは、EPDM材料のいくつかの層を含んでよく、これらの層のうちの1つは、ベルト内の他の層と異なる彩色となっていてよい。したがって、ベルトが摩耗するにつれて、他の色の層は、露出する可能性があり、これは、本開示の実施形態にしたがってベルトをマークするのに十分でありえる。
ベルトにマークを付けた後、マークの方法にかかわらず、方法は、マークを付けた場所(複数可)でベルトの1つ又は複数の画像を取得する撮像デバイス108で続行する(工程408)。上述したように、画像(複数可)は、静止画像カメラ、ビデオ・カメラ、などを使用して取得されてよい。
次に、1つ又は複数の画像からのデータ(例えば、ピクセル・データ)が、解析するための解析モジュール116に送信される(工程412)。いくつかの実施形態では、画像データは、デジタル画像を編成及び格納する標準化されたメカニズムである任意のタイプの既知の画像ファイル・フォーマットを含んでよい。画像ファイル(複数可)は、ピクセ
ル、ベクトル(幾何)データのいずれか、又はこれら2つの組み合わせで構成されてよい。どんなフォーマットでも、大部分のグラフィック・ディスプレイに表示される場合、ファイルは、ピクセルにラスタライズされる。画像を構成するピクセルは、グリッド(列及び行)として整列され、各ピクセルは、画像の内の特定の場所の明るさ及び色の大きさを表す数字で構成される。任意のタイプの画像ファイルが、画像データを解析モジュールに転送するために使用されてよいことを理解すべきである。このような画像ファイルの非限定的な例は、JPEG、Exif、TIFF、RAW、PNG、GIF、BMP、PPM、PGM、PBM、PNM、WEBP、CGM、Gerber Format(RS−274X)、SVG、PNS、JPS、又は、任意の他のタイプの既知のもしくはまだ開発されていない画像フォーマットを含む。
送信工程は、画像データが、通信ネットワーク204を介して解析モジュール116に通信され得るように、画像ファイル(複数可)をフォーマットすることを含んでもよい。したがって、画像ファイル(複数可)は、通信ネットワーク204を介した送信のために(例えば、インターネットを介して送信される1つ又は複数の通信パケット内に)パケット化及びフォーマットされてよい。
解析モジュール116に移動する間、画像(複数可)は、画像変換モジュール112によるエッジ検出のためにフォーマットされてよい(工程416)。画像変換モジュール112の場所に応じて、この工程は、画像データの送信前又は送信後に実行されてよい。例えば、画像変換モジュール112及び解析モジュール116が、同じデバイス上にある場合、送信は、フォーマット前に発生してよい。しかしながら、画像変換モジュール112及び解析モジュール116が、異なるデバイス上にある場合、送信は、フォーマット後に発生してよい。
このフォーマット工程では、1つ又は複数の画像処理技術が、用いられてよい。いくつかの例として、画像データは、(画像が、元々カラー画像として得られた場合)グレースケールに変換されてよく、1つ又は複数のフィルタが、画像データに適用されてよく(例えば、任意の画像ノイズを滑らかにし、他の不必要な画像データを除去するためのガウスぼかしの適用)、画像データは、(例えば、しきい値より上のあらゆるピクセルを1つの色(例えば、黒)に変換し、しきい値以下のあらゆるピクセルを他の色(例えば、白)に変換するために、バイナリしきい値アルゴリズムをグレースケール画像に適用することによって)白黒画像のようなバイナリ・データに変換されてよい。
画像が適切にフォーマットされた後、方法は、続いて解析モジュール116で画像データ内の1つ又は複数の輪郭の場所を見つける、すなわち対象物を特定する(工程420)。いくつかの実施形態では、解析モジュール116は、キャニー・エッジ検出工程を実行するように構成されてよい。他のタイプのエッジ又はブロブ検出技術が、本開示の範囲から逸脱することなく、用いられてよい。このような技術の例は、限定はしないが、キャニー・デリチェ(Canny−Deriche)、微分、ソーベル(Sobel)、プレウィット(Prewitt)、ロバーツ・クロス(Roberts Cross)、関心点検出、コーナ検出、ハリス(Harris)演算子、シ(Shi)及びトマシ(Tomasi)、レベル・カーブ曲率、スーザン(SUSAN)、ファスト(FAST)、ラプラシアン・ガウシアン(LoG)、ガウシアン差分(DoG)、ヘシアン(Hessian)の行列式(DoH)、最大安定外部領域、PCBR、ハフ変換、構造テンソル、アフィン不変特徴的外観検出、アフィン形状適応、ハリス・アフィン、ヘシアン・アフィン、などを含む。
工程424では、任意のしきい値調整が必要かどうか、が判定されてよい。具体的には、工程420の輪郭検出の結果に基づいて、画像データ内の輪郭のすべての場所が見つけ
られる可能性がある。いくつかの特徴的外観(例えば、リブ)が検出され、検出された特徴的外観の数が、期待される特徴的外観の数と等しくない場合、画像フォーマット中に使用された1つ又は複数のしきい値を調整する必要がある可能性がある(工程428)。例として、画像を白黒画像に変換するために使用されたしきい値(複数可)は、期待される数の特徴的外観(例えば、リブ)をもたらすしきい値に双方向ソルバーを使用することによって調整されてよい。
しきい値が調整され、期待される数の特徴的外観が、画像内に検出された後、次に、方法は、しきい値調整ループから抜けて、画像データがスケーリングされ、エラーについてチェックされる工程(工程432)に進むことが許可されてよい。具体的には、この工程は、解析モジュール116が、画像のピクセル・データを物理的な寸法情報に変換する工程であってよい(例えば、ベルトの実際のサイズは、画像内のベルトのサイズに基づいて決定され、特徴的外観(例えば、リブ)の実際のサイズは、画像内の特徴的外観のサイズに基づいて決定される等)。
いくつかの実施形態では、ベルト上のマークを付けた領域(例えば、リブ先端)のサイズは、物理単位(例えば、面積、長さ寸法、など)で決定されてよい(工程436)。この工程では、ベルト上で検出された一番上及び一番下のエッジは、スケーリング率を決定するために使用されてよい。試験されているベルトのタイプは、既知であり、解析モジュール116に通信されることになり、このタイプのベルトの幅は、対象物データベース120を介して解析モジュール116に知られうるため、このスケーリング率は、多くの状況で決定されうる。対象物データベース120からのベルトの既知の長さは、(ピクセルである)画像内のベルトの検出された幅と等しくされてよく、ピクセル単位に対する物理単位のこの比率は、画像内の他の対象物のためのピクセル対物理単位変換率として使用されてよい。代わりに、対象物データベース120からの既知のベルト幅データを使用するのではなく、ベルトの画像を取得するユーザ132は、試験されているベルトの幅測定値を取得することもでき、ピクセル値を物理的な値に変換する目的のため、このデータを解析モジュール116に提供することができる。さらに別の代替又は追加の実施形態では、既知の又は標準的なサイズの対象物(例えば、定規、ペニー貨、25セント貨、ドル紙幣、など)の画像が撮影されてよく、既知の又は標準的なサイズの対象物の画像が、ピクセル単位を物理単位に変換するために使用されてよい。既知の又は標準的なサイズの対象物は、ベルトの画像に含まれてよく、又は、ベルトの画像とは別の画像内で取得されてよい。
解析モジュール116によって実行されてよい別の解析工程は、画像オーバレイ工程であり、画像オーバレイ工程では、試験されているベルトの画像が、既知の物理的寸法を有するベルトの1つ又は複数の画像に対してオーバレイされる(工程440)。代わりの画像オーバレイ工程は、解析モジュール116が、画像からベルトの特徴的外観を正確に識別したことを保証するために、ユーザ132が、チェックすることができるように、解析モジュール116が、マークを付けた特徴的外観の計算された寸法(例えば、リブ幅寸法)を元の画像に対して重ねることを含んでよい。解析モジュール116によって解析される特徴的外観は、ベルトのマークを付けた部分のサイズ、形状、及び/もしくは間隔、ならびに/又は、ベルトのマークされていない部分のサイズ、形状、及び/もしくは間隔を含むことができる。本開示の実施形態によって使用されうるオーバレイされた画像の例が図6に示され、ここでは、特定の特徴的外観の計算された面積が、実際の画像に対してオーバレイされている。
画像(複数可)の解析の結果に応じて、解析モジュール116は、対象物(例えば、ベルト)が、良品であるか不良品であるかなどを判定することができ、この判定に基づいて、解析モジュール116は、対象物の状態に関連する1つ又は複数の警告条件を生成する
ことができる(工程444)。代わりに、又は加えて、解析モジュール116は、検出された摩耗に基づく予測される使用履歴のようなベルトについての他の統計、提案される次の工程(例えば、ベルトをX時間内に再チェックする、ベルトを交換し、新しいベルトをY時間内にチェックする、異常な摩耗の検出にしたがって、ベルトとインタフェースする他の構成要素をチェックする、など)を生成することができる。
次に、警告条件、又は解析の他の結果が、ユーザ132に報告されてよい(工程448)。解析モジュール116が、ユーザ・デバイス208、又は、ユーザ・インタフェース128と同じ場所に配置される他のデバイスに存在しない限り、解析の報告は、通信ネットワーク204を介して、1つ又は複数の通信パケットで送信されてよい。
ここで、図5を参照し、コントラストしきい値解決ルーチンの一例を、本開示の実施形態にしたがって説明する。具体的には、工程424,428のしきい値調整ループ内の解析モジュール116は、この特定のルーチンを自動的に実行することができる。図5に示す例では、解析されている画像は、256値グレースケール画像を含むことができ、256値グレースケール画像では、画像内の各ピクセルは、0から255の範囲の大きさの値(例えば、0=黒、及び255=白)を含むことができる。解析モジュール116による最良のエッジ検出を結果としてもたらす最適なしきい値(0と255の間のどこかのグレースケール値)が存在する。いくつかの実施形態では、白から黒まで両方向で解決することが可能であってよい。リブ・カウントがターゲットに等しくなるしきい値(グレースケール)が存在する。Tminは、検出されたリブ・カウント=ターゲット・リブ・カウントである、黒に最も近い点に等しい。Tmaxは、検出されたリブ・カウント=ターゲット・カウントである、白に最も近い点に等しい。いくつかの実施形態では、Tmin及びTmaxの値は、バイナリ法を用いて解かれてよい。解かれると、Tmin及びTmaxの値は、最適なしきい値を求めるのに使用され、最適なしきい値は、
Tmin及びTmaxのグレースケール平均値に等しい。代替のあるいは相補的な場合もある、しきい値を決定するためのアルゴリズムを、図9〜11を参照してさらに詳細に説明する。
ここで、図6を参照し、ベルト600の例示的なオーバレイ画像のさらなる詳細を、本開示の実施形態にしたがって説明する。ベルト600の画像は、バイナリ画像に変換され、解析モジュール116によって解析されてよい。この解析に基づいて、検出されたエッジ又は輪郭が、オーバレイされた画像600を生成するために、実際の画像上にオーバレイされてよい。明らかに、解析モジュール116によって検出することができる特徴的外観のタイプは、ベルトのリブ612a〜N上の1つ又は複数のマーキング608a〜N、ベルトの第1のエッジ616(例えば、一番上のエッジ)、及び、ベルトの第2のエッジ620(例えば、一番下のエッジ)を含む。マーキング608a〜Nは、画像内の関心領域を特定するズーム・ウィンドウ604内で検出されてよい。いくつかの実施形態では、ズーム・ウィンドウは、自動的に生成され、複数のマーキング608a〜Nの周りに配置されてよい。他の実施形態では、ユーザ132は、解析モジュール116が、その解析をズーム・ウィンドウ604内の輪郭に集中させるのを助けるように、ズーム・ウィンドウ604を手動で識別するために、試験アプリケーション224と対話することができる。
具体的には、試験アプリケーション224の動作の一部は、複数のマーキング608a〜Nが、ズーム・ウィンドウ604内にあり、第1及び第2のエッジ616、620も、ズーム・ウィンドウ604内にあるように、ズーム・ウィンドウ604の領域を選択するために、ユーザ132と対話することができる。これは、解析モジュール116が、ピクセル値の物理的な値へのより正確な変換を作成することを助けることもできる。具体的には、エッジ616、620は、ズーム・ウィンドウ604の全幅を横断するが、マーキング608a〜Nは、そうしないため、エッジ616、620とマーキング608a〜Nと
の区別は比較的に容易となりうる。したがって、解析モジュール116は、この事実、及び簡単な規則を使用することができ、簡単な規則は、輪郭が、ズーム・ウィンドウ604の全幅を横断すると検出された場合、その輪郭は、エッジ616、620の1つとして扱われてよく、輪郭が、ズーム・ウィンドウ604の全幅を横断しないと検出された場合、その輪郭は、マーキング608として扱われてよいことを述べる。
いくつかの実施形態では、解析モジュール116は、ベルトの上部及び下部のY値(例えば、ベルト幅)を、ピクセル単位で計算することができ、次に、リブ・カウント及びリブ間隔からの理想的な幅が、対象物データベース120から得られた少なくともいくつかの情報に基づいて計算されてよい。その後、ピクセル値を物理的な値に変換するためのスケール・ファクタを計算するために、次式を使用することができる。
いくつかの実施形態では、計算されたリブ間隔及びリブの中心間の距離に基づいてベルト幅を決定するために、次式を使用することもできる。
その後、エラー・チェック工程(例えば、工程432)が実行されてよく、エラー・チェック工程では、上からn番目のリブのピクセル位置が、次式にしたがって決定される。
次に、各々の検出されたリブの中心が、上記の式にしたがって計算されてよく、検出されたリブ位置と、予想されるリブ位置との差が、大き過ぎる(所定のしきい値を超える)場合、画像は、拒絶されてよい。
図7A〜Dは、画像解析の様々な段階中の試験対象物104の画像の例を示す。具体的には、図7Aは、元々グレースケール又はカラーであってもよいベルトの元の画像を示す。図7Bは、図7Aの画像が、元々カラーでのものであった場合、図7Aの画像のグレースケール変換を示す。図7Cは、フィルタ(例えば、ガウスぼかし)が、図7Bの画像に適用された後の画像を示す。図7Dは、画像が、白黒画像に変換された後の、図7Cの画像を示す。画像内のエッジ(例えば、ベルトのマークを付けた特徴的外観)を検出するために、解析モジュール116によって解析することができるのが、この画像である。
図8は、画像が、解析モジュール116によって解析された後、ユーザ132に提供されてよいユーザ・インタフェース・プレゼンテーションの一例を示す。具体的には、プレゼンテーションは、ユーザ・デバイス208のユーザ・インタフェース128上に提示さ
れてよく、プレゼンテーションは、ズーム・ウィンドウ604内の元画像が示される第1のプレゼンテーション領域808、解析された白黒画像が示される(あるいは、オーバレイ画像が示される)第2のプレゼンテーション領域812、送信ボタン816、結果表示部820、撮像ボタン824、解析ボタン828、及び設定ボタン832を含むことができる。
理解できるように、送信ボタン816は、ユーザ・デバイス208に、第1のプレゼンテーション領域808からの画像を解析モジュール116に送信させることができ、オーバレイ画像600は、第2のプレゼンテーション領域812に提示されてよい。
結果表示部820は、統計的結果、推奨される改善的な処置、過去の摩耗データ、ならびに、画像の解析から得られる他のデータ及び/又は対象物データベース120から得られるデータを表示するために使用されてよい。結果表示部820は、試験対象物104を解析する際に解析モジュール116によってなされた任意の仮定を表示することもできる。
ボタン824、828、832は、試験アプリケーション224に、ボタンに関連付けられた1つ又は複数の動作を実行させるために使用されてよい。具体的には、撮像ボタン824は、ユーザ・デバイス208に、撮像デバイス108を活性化させ、試験対象物104の画像を撮影させることができる。解析ボタン828は、ユーザ・デバイス208に、撮影された画像をフォーマットさせ、試験するために解析モジュール116に送信させることができる。設定ボタン832は、ユーザ132が、試験アプリケーション224の設定を構成し、他の管理タスクを実行することを可能にすることができる。
図示していないが、インタフェースは、ユーザが、解析モジュール116にフィードバック情報(例えば、試験対象物104の摩耗に関連する他のコメント、解析の精度に対するコメント、仮定の精度に対するコメント、など)を提供することができる領域を含んでもよい。ユーザ132が、対象物データベース120に直接アクセスすることを可能にするダイアログ・ボックスが存在してもよい。試験対象物104の画像が撮影された後、ユーザ132に提示されるウィンドウが存在してもよく、このウィンドウ内で、ユーザ132は、ズーム・ウィンドウ604のサイズ及び画像に対する方向を選択することができてよい。他のタイプのダイアログ・ボックス、ボタン、などが、本開示の範囲から逸脱することなく、ユーザ132に利用可能にされてもよい。
ここで、図9〜11を参照し、しきい値を決定するための代わりのアルゴリズムを、本開示の実施形態にしたがって説明する。この特定のアルゴリズムは、図5に関連して説明したアルゴリズムの代替として使用されてよく、又は、図5に関連して説明したアルゴリズムを補完するために使用されてよい。具体的には、しきい値選択アルゴリズムは、2つの極値間のグレーしきい値(例えば、2つのバイナリ色間の0〜256又は任意の他の離散的レベル)を使用して、ベルト(又は、他のタイプの対象物)の画像をサンプリングすることによって開始する。サンプリングされた各しきい値で、ベルト上のリブの数が検出される(図9)。解析モジュール116は、図9のプロット全体が作成されるまで、各候補しきい値を通して進み、各候補しきい値で検出されるリブの数を決定する。
リブの数が、各しきい値レベルについて記録された後、解析モジュール116は、モード・リブ・カウント(例えば、図9に要約した試験セットから得られた最も頻繁に発生するリブ・カウント値)を見つけることができる。次に、リブ・カウント・データは、リブ・カウントをそのリブ・カウントの発生数に相関させる別のデータ・セットに組み込まれてよい(図10)。
本願明細書に示す例では、6つのリブが、任意の他のリブ・カウントのうち最も多くの発生頻度を有すると決定された。したがって、図9からのデータ・セットは、次に、図11に示すフィルタリングされたデータ・セットを結果としてもたらすように、図10からの最も頻繁なリブ・カウントでフィルタリングされてよい。図11のしきい値は、6のリブ・カウント(例えば、最も頻繁に発生するリブ・カウント)に対して得られたしきい値のみを示す。解析モジュール116は、グレースケール画像を白黒画像に変換するためのより正確なしきい値を決定するために、図11からのフィルタリングされたデータを使用することができる。具体的には、解析モジュール116は、フィルタリングされたデータから、中央値又は平均値のしきい値を決定することができる。フィルタリングされたデータを解析することによって、解析モジュール116は、特定の異常値(例えば、15のリブの検出を結果としてもたらすしきい値)を無視し、したがって、より有用なしきい値を得るように構成されることになる。
しきい値を決定するための上述したアルゴリズムは、グレースケールしきい値、カラーしきい値、又は、任意の他のタイプのピクセル・データのためのしきい値を決定する際に使用されてよいことを理解すべきである。すなわち、上述したアルゴリズムは、グレースケール画像の白黒画像への変換に限定されるものではない。
以上の説明では、例示の目的のため、方法は、特定の順序で記載された。代わりの実施形態では、方法は、記載されたものと異なる順序で実行されてよいことを理解すべきである。また、上述した方法は、ハードウェア構成要素によって実行されてよく、又は、機械実行可能な命令の配列で具体化されてよく、機械実行可能な命令の配列は、汎用もしくは専用プロセッサ(GPUもしくはCPU)、又は命令でプログラムされた論理回路(FPGA)のようなマシンに、方法を実行させるために使用されてよいことを理解すべきである。これらの機械実行可能な命令は、CD−ROMもしくは他のタイプの光ディスク、フロッピー(登録商標)・ディスケット、ROM、RAM、EPROM、EEPROM、磁気もしくは光カード、又は、電子命令を格納するのに適した機械可読媒体のような、1つ又は複数の機械可読媒体に格納されてよい。代わりに、方法は、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせによって実行されてよい。
説明では、特定の詳細が、実施形態の完全な理解を提供するために与えられた。しかしながら、実施形態は、これらの特定の詳細なしで実施されてよいことは、当業者によって理解されるであろう。例えば、回路は、不必要な詳細で実施形態を不明瞭にしないために、ブロック図で示されている場合がある。他の例では、既知の回路、工程、アルゴリズム、構造、及び技術は、実施形態を不明瞭にしないために、不必要な詳細なしで示されている場合がある。
また、実施形態は、フローチャート、流れ図、データ・フロー図、構造図、又はブロック図として示される工程として説明されたことに注意されたい。フローチャートは、動作を逐次的な工程として説明することができるが、動作の多くは、並行して又は同時に実行されてよい。加えて、動作の順序は、再配置されてよい。工程は、その動作が完了すると終了するが、図に含まれない追加の工程を有することができる。工程は、方法、関数、手順、サブルーチン、サブプログラム、などに対応することができる。工程が、関数に対応する場合、その終了は、呼び出し関数又はメイン関数への関数の戻りに対応する。
さらに、実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、又はこれらの組み合わせによって実現されてよい。ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、又はマイクロコードで実現される場合、必要なタスクを実行するプログラム・コード又はコード・セグメントは、記憶媒体のような機械可読媒体に格納されてよい。プロセッサ(複数可)は、必要なタスクを実行す
ることができる。コード・セグメントは、手順、機能、関数、サブプログラム、プログラム、ルーチング、サブルーチン、モジュール、ソフトウェア・パッケージ、クラス、又は、命令、データ構造、もしくはプログラム・ステートメントの任意の組み合わせを表すことができる。コード・セグメントは、情報、データ、アルゴリズム、パラメータ、又はメモリ内容を受け渡す及び/又は受信することによって、別のコード・セグメント又はハードウェア回路に結合されてよい。情報、アルゴリズム、パラメータ、データ、などは、メモリ共有、メッセージ受渡し、トークン受渡し、ネットワーク送信、などを含む、任意の適切な手段を介して、受け渡され、転送され、又は送信されてよい。
本開示の例示的な実施形態を、本願明細書で詳細に説明してきたが、発明概念は、別な方法で、様々に具体化され、使用されてよく、添付の特許請求の範囲は、従来技術によって限定される以外は、このような変形を含むと解釈されることが意図されることを理解すべきである。

Claims (23)

  1. 機械との使用に適合したベルトの摩耗状態を判定するシステムにおいて、前記システムは、
    前記ベルトの第1の画像を撮影するように構成された撮像デバイスであって、前記第1の画像が、グレースケール及びカラー画像の少なくとも1つからなり、前記グレースケール及びカラー画像の少なくとも1つは前記ベルトの上部及び下部エッジの画像データ、及び、前記ベルトの上部と下部エッジの間にてマークを付けた少なくとも1つの特徴的外観を含んでなる、撮像デバイスと、
    前記ベルトの前記第1の画像を受信し、前記第1の画像を第2の画像に変換するように構成された画像変換モジュールであって、前記第2の画像が白黒画像からなり、前記画像変換モジュールは、前記第1の画像内のピクセルに適用されるコントラストしきい値を決定することによって、前記第1の画像を前記第2の画像に変換し、前記コントラストしきい値以下のピクセル値を有する前記第1の画像内のピクセルには、前記第2の画像内の第1のバイナリピクセル値が割り当てられ、前記コントラストしきい値より大きいピクセル値を有する前記第1の画像内のピクセルには、前記第2の画像内の第2のバイナリピクセル値が割り当てられ、前記コントラストしきい値が、複数の異なる候補しきい値で前記第1の画像を解析し、決定されたリブ・カウントに前記候補しきい値の各々を関連付け、複数の異なる候補しきい値から最も頻繁に生じるリブ・カウントを識別し、前記候補しきい値を、前記最も頻繁に生じるリブ・カウントに関連付けられたしきい値からの平均しきい値として決定することによって決定される、画像変換モジュールと、
    前記第2の画像を解析し、その中の輪郭を検出するように構成された解析モジュールであって、前記解析モジュールが、さらに、複数の画素を複数の物理的寸法に変換し、このような変換に基づいて、少なくとも1つのマークを付けた特徴的外観の物理的サイズ、ならびに、前記少なくとも1つのマークを付けた特徴的外観と前記ベルトの上部及び下部のうちの一方又は両方との間の物理的距離を決定するように構成され、前記解析モジュールが、さらに、前記少なくとも1つのマークを付けた特徴的外観と前記ベルトの上部及び下部のうちの一方又は両方との間の前記決定された物理的距離に基づいて、前記ベルトの摩耗状態を判定するように構成される、解析モジュールと、
    前記ベルトの前記決定された摩耗状態を含む報告を生成し、ユーザに送信するように構成された報告モジュールとからなる、システム。
  2. 前記ベルトが、ゴム、ポリマー、ポリエチレン、カーボン・ファイバー、ケブラー(登録商標)、金属、ポリ塩化ビニル、及び発泡材料からなるグループから選択された材料からなる、請求項1に記載のシステム。
  3. ベルトの摩耗状態を測定するための方法において、
    前記ベルトのラスタ画像を取得する工程であって、前記ラスタ画像が、前記ベルトの少なくとも1つの特徴的外観についての画像データを含んでなる、ラスタ画像を取得する工程と、
    前記ベルトの前記ラスタ画像を解析する工程と、
    前記ベルトの前記ラスタ画像の前記解析に基づいて、前記ベルトの前記少なくとも1つの特徴的外観の物理的寸法を決定する工程と、
    前記ベルトの前記少なくとも1つの特徴的外観の前記決定された物理的寸法に基づいて、前記ベルトの摩耗状態を判定する工程と、
    前記ベルトの前記ラスタ画像の前記解析の結果、及び、前記ベルトの前記判定された摩耗状態を含む報告を作成する工程と、
    少なくとも1人の利害関係者によって操作されるユーザ・デバイスに前記報告を送信する工程とを備える、方法。
  4. 前記報告が送信される前記ユーザ・デバイスが、前記ベルトの前記ラスタ画像を撮影したデバイスと同一のデバイスである、請求項3に記載の方法。
  5. 前記ベルトの前記少なくとも1つの特徴的外観が、1つ又は複数のベルト・リブからなり、前記ベルトの前記ラスタ画像を解析する工程が、前記ベルトの第1の画像を前記ベルトのバイナリ・ピクセル・データ画像に変換する工程からなり、前記第1の画像の白黒画像への変換が、
    ベルト・リブの決定された数がベルト・リブの期待される数と等しい場所の最小のピクセル値に対応する最小しきい値を決定し、
    ベルト・リブの決定された数がベルト・リブの期待される数と等しい場所の最大のピクセル値に対応する最大しきい値を決定し、
    前記最小しきい値及び最大しきい値の平均を決定し、前記決定された平均を、前記第1の画像を前記バイナリ・ピクセル・データ画像に変換するためのしきい値として使用することによって実行される、請求項3に記載の方法。
  6. 前記第1の画像が、カラー画像からなり、前記第1の画像を前記バイナリ・ピクセル・データ画像に変換するための前記決定されたしきい値が、赤、緑、及び青ピクセル・カラー値のためのしきい値に対応する、請求項5に記載の方法。
  7. 前記第1の画像が、グレースケール画像からなり、前記第1の画像を前記バイナリ・ピクセル・データ画像に変換するための前記決定されたしきい値が、グレースケール・ピクセル値に対応する、請求項5に記載の方法。
  8. 前記ベルトの前記少なくとも1つの特徴的外観の前記物理的寸法が、ピクセル数を乗算したときに物理的寸法に対応する変換値を決定することによって決定され、前記変換値が、前記ベルトの検出された第1のエッジと、前記ベルトの検出された第2のエッジとの間のピクセル数を計算することによって決定される、請求項3に記載の方法。
  9. 前記検出された第1のエッジ及び検出された第2のエッジが、前記ベルトの少なくとも1つの特徴的外観ならびに前記ベルトの前記第1及び第2のエッジの周りに位置するズーム・ウィンドウの長さ全体を横断する輪郭として検出される、請求項8に記載の方法。
  10. 前記ベルトの前記少なくとも1つの特徴的外観の前記物理的寸法が、ピクセル数を乗算したときに物理的寸法に対応する変換値を決定することによって決定され、前記変換値が、隣接するリブ間の平均ピクセル数を計算することによって決定される、請求項6に記載の方法。
  11. 前記検出された第1のエッジ及び検出された第2のエッジが、最も外側の領域の内側エッジとして検出される、請求項6に記載の方法。
  12. 前記ベルトの前記摩耗状態が、良好、良好でない、及び疑わしい、のうちの少なくとも1つからなり、前記ベルトの前記摩耗状態が、前記ベルトの第1の特徴的外観と前記ベルトの第2の特徴的外観との間の検出された距離を比較し、前記検出された距離を、予測される距離と比較することによって決定される、請求項3に記載の方法。
  13. 前記予測される距離が、複数の異なるタイプのベルトのついてのデータからなる対象物データベースから検索され、前記複数の異なるタイプのベルトのそれぞれについてのデータが、ベルト識別子、リブ・カウント、リブ形状、しきい値、摩耗履歴、及び交換履歴を含んでなる、請求項12に記載の方法。
  14. 前記ベルトの前記摩耗データに基づいて、ベルトを使用している装置の動作パラメータを変更する工程をさらに備える、請求項3に記載の方法。
  15. コンピューティング・システムに方法を実行させる命令を格納した非一時的なコンピュータ可読媒体において、前記命令が、
    ベルトのラスタ画像を解析するように構成された命令であって、前記ラスタ画像が、前記ベルトの少なくとも1つの特徴的外観に関する画像データを含んでなる、ベルトのラスタ画像を解析するように構成された命令と、
    前記ベルトの前記少なくとも1つの特徴的外観の物理的寸法を決定するように構成された命令と、
    前記ベルトの前記少なくとも1つの特徴的外観の前記決定された物理的寸法に基づいて、前記ベルトの摩耗状態を判定するように構成された命令とからなる、コンピュータ可読媒体。
  16. 前記ベルトの前記少なくとも1つの特徴的外観に関する前記画像データを、同様のタイプのベルトに関するしきい値データと比較するために、対象物データベース内のデータベース事前設定値検索を実行するように構成された命令をさらに有する、請求項15に記載のコンピュータ可読媒体。
  17. 前記ベルトが、単一ストランドのVベルトからなり、前記少なくとも1つの特徴的外観が、Vのリッジ上のマーキングからなる、請求項15に記載のコンピュータ可読媒体。
  18. 前記ベルトが、マルチリブ・ベルトからなり、前記少なくとも1つの特徴的外観が、前記ベルトの複数のリブ上のマーキングからなる、請求項15に記載のコンピュータ可読媒体。
  19. 前記ベルトの前記複数のリブ上の前記マーキングが、前記リブの上部と、リブ間の溝との間のコントラストを作成するマーキングからなり、前記マーキングが、前記ベルトが使用された後、前記ベルトの前記ラスタ画像が撮影される前に、前記ベルト上に配置される、請求項18に記載のコンピュータ可読媒体。
  20. 前記ベルトが、単一ストランドのVベルトからなり、前記少なくとも1つの特徴的外観が、Vのリッジ上のマークされていない部分からなる、請求項15に記載のコンピュータ可読媒体。
  21. 前記ベルトが、マルチリブ・ベルトからなり、前記少なくとも1つの特徴的外観が、前記ベルトの少なくとも2つのリブ間のマークされていない部分からなる、請求項15に記載のコンピュータ可読媒体。
  22. 前記ベルトの前記判定された摩耗状態を含む報告を生成するように構成された命令をさらに含む、請求項15に記載のコンピュータ可読媒体。
  23. パケットベースの通信ネットワークを介して前記報告をユーザ・デバイスに送信するように構成された命令をさらに含む、請求項22に記載のコンピュータ可読媒体。
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