JP2014532491A - 針カニューレを成形する方法 - Google Patents
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Abstract
通常の金属円筒形管状針カニューレ(10)が、内側管腔(11)内で金属エッチング液(5)に晒され、それにより、外見を維持しながら、内径を増大させ、流動特性を高める。内径は、要望があれば外径をやはり先細にするのに十分な長さおよび壁厚を残して、もっぱら針カニューレ(10)の全長のうちの制御された長さ(14)に亘って増大される。【選択図】図3
Description
本発明は、改善された流動特性を有する針カニューレを製造する方法および本方法により得られる針カニューレに関する。
人体または動物体内に物質を注入するかまたはそれらから物質を取り出すかのどちらかに、針組立体が一般的に使用される。そのような針組立体は通常は使い捨てであり、1度だけ使用した後に廃棄される。
針組立体を製造する場合、通常はステンレス鋼から引抜き加工される針カニューレが、一般に適切なポリマーから成形されるハブに、取り付けられている。ハブは、通常、針組立体を注入デバイスに取り付ける手段を担持している。針カニューレは、通常、液体連通パッチ(liquid communication patch)が注入デバイスから、針組立体を通って、ユーザの体内まで構築され得るように、ハブに取り付けられている。
針カニューレは、普通、針を要望の直径にするために漸次的に小さくなるダイスにより引抜き加工されるステンレス鋼管から作製される。外径と内径の間の比は、引抜き加工されるステンレス鋼管の壁厚および当該管が引き抜かれる直径の結果である。円筒形針カニューレに用いられる特定の寸法はISO9626において指定されている。
インスリンなどのいくつかの薬品が自己投与されており、典型的な糖尿病患者は、1日の間に数度、インスリンの皮下注射を必要とする。最近の研究により、自身で注射する人は細い針すなわち小さい外径を有する針カニューレを使用すると痛みが少ないことが示されている。1日に数度、自身で注射しなければならない苦痛を低減するために、非常に細い針カニューレを備えた注射針が、糖尿病患者の間で非常に高い支持を得ている。
針カニューレの外径は、後にゲージ数が続く「G」で示されており、そのゲージ数は細い針ほど大きくなる。現在、糖尿病患者の間で最も一般的に使用されている注射針はG30またはG31である。このように、G30の外径はISO9626に基づいて約0.3ミリメートルであり、G31の外径は約0.25ミリメートルである。しかし、今日、G32の細さの注射針が利用可能である。G32針は約0.23mmの外径を有する。
針カニューレが円筒形管から引き抜かれるので、内径は外径が小さくなるにつれて小さくなる。非常に小さい外径を有する針カニューレに関する主要な問題が、内径もまた非常に小さいので、液体薬品を管腔を通して使用者体内に押し込むのに比較的大きな力が必要になることである。
管内の完全に発達した層流を「ポアズイユの式(Pouseuilles formula)」により表すことができる。細い金属針カニューレを通る液状薬物流は、多くの面で、やはりこの式に基づいて挙動すると考えられる。この式によれば、米国特許第5,951,528号において説明されている通り、当該式では内径の4乗がその長さで割られるので、針カニューレを通る流動を最大限にするために、可能な限り大きな内径および可能な限り短い針カニューレの長さを有することが好適である。内面上で先細になっている針カニューレを検討する場合、全寄与要因の和は総流れ抵抗を決定し、好ましくは、最大内径は流動を増大させるために全長のうちの最長の寄与要因部上になければならない。したがって、細いチュービングを有する針カニューレの長さは最小限にされるべきである。
先細になった内面を有する針カニューレを製造する方法が、国際公開第2011/033102号パンフレットに開示されている。本方法では、管腔の限られた部分に液体エッチャントを適用することにより、針カニューレ全長のうち限られた部分の管腔の内壁から材料が除去される。本方法では、遠心力を使用することにより液体エッチャント中で圧力が増大する。適切な圧力が増大すると、針カニューレと液体エッチャントとは、壁材料が除去されることが所望される長さにより決定された距離だけ、互いに対して相対的に動かされる。しかし、当該方法は遠心力および相対運動の両方を必要とするので、本方法は実施することがかなり難しい。
上記で確認された先行技術を考慮して、本発明の目的は、小さい外径と曲げられた場合の破損に対する十分な抵抗とを組み合わせて、改善された流動特性を有する針カニューレを製造する、簡潔で安価でおよび信頼性の高い方法を提供することである。
さらに、針カニューレの内装材が化学的に除去され、それにより針カニューレを通る流動を増大させる方法、および特に、針カニューレの軸方向長さの一部のみから材料が除去され、それにより針カニューレを通る流動を改善させるが、破損に対する抵抗は維持される方法を提供することを目的とする。
第1の態様では、本発明は、下記の順序で実施されることが好ましいが必ずしもそうでなくても構わない以下の
(i)第1の端部および第2の端部ならびにそれらの間に細長形内側管腔
を有する複数の金属針カニューレを設けるステップと、
(ii)ガスに接する金属エッチング液を供給するステップと、
(iii)金属エッチング液と複数の針カニューレの各々の一端との間に接触を構築するステップと、
(iv)複数の針カニューレの各々の反対側端部を封鎖するステップと、
(v)金属エッチング液に接するガスに圧力をかけることにより、金属エッチング液を金属針カニューレの細長形内側管腔の一部内に移送させるステップと
を含む方法に関する。
(i)第1の端部および第2の端部ならびにそれらの間に細長形内側管腔
を有する複数の金属針カニューレを設けるステップと、
(ii)ガスに接する金属エッチング液を供給するステップと、
(iii)金属エッチング液と複数の針カニューレの各々の一端との間に接触を構築するステップと、
(iv)複数の針カニューレの各々の反対側端部を封鎖するステップと、
(v)金属エッチング液に接するガスに圧力をかけることにより、金属エッチング液を金属針カニューレの細長形内側管腔の一部内に移送させるステップと
を含む方法に関する。
個々の針カニューレの一端が液体中に浸漬されかつ反対側端部が封鎖されると、ある量のガスが針カニューレの管腔の内側に捕捉される。金属エッチング液に接するガスの圧力を閉じ込められたガスの圧力より高くすると、閉じ込められたガスの圧力が上昇し、閉じ込められたガスの体積は減少する。または換言すると、当該液は針カニューレの管腔内にさらに流入する。
閉じ込められたガスはシールに因り逃げることができないので、針カニューレの管腔の内側には常時ある量が存在し、その中には金属エッチング液は決して到達しない。これに因り、管腔の一部は金属エッチング液に決して暴露されない。結果的に、エッチングされた針カニューレの内側管腔は、元の直径を有する第1の部分と、材料がエッチングで取り除かれたのでより大きな直径を有する第2の部分とを有する。第1の領域と第2の領域とは、管腔の内側の金属エッチング液の表面に因り円錐形である可能性がある移行領域により接続されている。
金属エッチング液が上昇する管腔の内側の高さは、理想気体の状態方程式を用いて計算することができる。例として、金属エッチング液に接するガスの圧力が1バールから5バールに上昇した場合、閉じ込められたガスの体積は、理想気体の状態方程式に従って、元の体積の5分の1に減少する。一定直径の針カニューレでは、これは、エッチャントの高さが針カニューレ内に5分の4の高さまで上昇することを意味する。
上記方法が実施されると、圧力を解除することおよびシールを除去することにより金属エッチング液を管腔から除去し、これにより金属エッチング液は管腔から流出する。
一実施形態では、金属エッチング液は槽内に含まれており、槽内の液体の表面に接するガスに圧力をかけることにより、管腔の内側に移送される。針カニューレの一端が槽内に浸漬されかつ自由端が封鎖された場合、閉じ込められたガスが圧縮されるので、槽の表面にかけられる圧力により、管腔の内側で金属エッチング液の高さが上昇する。
本方法は、気密障壁により互いから分離されている2つの異なるガス室に分割されていることが好ましい圧力室の内側で実施される、さらなる実施形態にある。2つのガス室は針カニューレの管腔により接続されており、以下により詳細に説明されている通り金属エッチング液の流動を制御するために、2つのガス室に異なるガス圧をかけることができる。障壁は、2つのガスのガス圧を制御することができる限り、100パーセントの気密である必要はない。
さらに、本方法のステップは、内側管腔が要望通りに成形されるまで、任意の回数実施することができる。ある使用状況では、個々の針カニューレは、針カニューレを注入デバイスに固定するハブ内に取り付けられている。針カニューレがハブに取り付けられる点は、好ましくは、針カニューレが最大壁厚およびそれにより曲げに対する最大抵抗を有する領域であるべきである。したがって、管腔の内側の金属エッチング液の高さは、本プロセスの間、上記を容易にする位置に維持されるべきである。例えば4mmの針カニューレがハブの上方に据えられたすなわち注入針の注入長さが4mmである場合、管腔の削り作られた部分は、好ましくは、最大壁厚を有する軸の長さの1〜2mmが取付け点に配置されているように、針長さの遠位5〜6mm内には延在していないべきである。
本発明のさらなる開発では、針カニューレの管腔の内側に含まれているエッチャントを有する針カニューレの近位端は、水などの非エッチング液を含む第2の槽に移動させられ、表面に接するガスの圧力が高められる。この結果として、針カニューレの近位端からある軸方向距離の所に設けられている内壁の領域が、針カニューレの最近位端をエッチングすることなく、エッチングで取り除かれるように、エッチャントはさらに管腔内に動かされる。
第2の態様では、本発明は、前述の方法により得られる針カニューレに関する。そのような針カニューレは、管腔の削り作られた部分に因り、本方法において最初に使用される針カニューレと比較した場合、優れた流動特性を有する。本方法に従い、針カニューレの外側遠位先端部もまた、欧州特許第1,331,958号に詳細に記載されている通りエッチングされることが好ましい。ある例では、例えばG32針カニューレが本方法を経た場合、G31針の流動特性を得ることができる。本方法に従って、遠位先端部は、G33針カニューレの外径までエッチングすることができる。結果として得られる針カニューレは、先端部にG33針カニューレの外見を有するが、G31針カニューレの流動特性およびG32針カニューレと同様の曲げに対する抵抗を有する。
本方法では、例えばJournal of Micromechanics and Microengineering 17, October 2007に発表されている、P.N.RaoおよびD.Kunzruによる「Fabrication of microchannels on stainless steel by wet chemical etching」に記載されている通り、複数の異なる金属エッチング液が使用可能である。材料の除去を増大するために、金属エッチング液に研磨粒子を添加することができる。
定義:
ISO9626によれば、ゲージG30からG33の寸法は以下の通りである。
ISO9626によれば、ゲージG30からG33の寸法は以下の通りである。
「注入ペン」は通常は注入装置すなわち筆記用のペンに多少類似した、細長形または細長い形状を有する、薬品の注入を実施する任意の装置である。そのようなペンは通常は管状横断面を有するが、それらは、三角形、長方形もしくは四角形またはおよそこれらの形状の任意の変形などの異なる横断面を容易に有することができると考えられる。
本明細書に用いられている用語「薬品」は、液体、溶液、ジェルまたは微細な懸濁液などの、制御された方法で中空針などの送達手段を通過することができる、任意の薬品を含有する流動可能な医薬品を包含することが意図されている。代表的な薬品には、ペプチド、タンパク質(例えば、インスリン、インスリン類似体およびC−ペプチド)などの製薬、ホルモン、生物由来薬剤または活性薬剤、ホルモン剤および遺伝子薬剤(gene−based agent)、栄養調合物、ならびに、固体(分配)形態および液体形態両方の他の物質が含まれる。
相応に、用語「皮下」注射は、患者への経皮的送達の任意の方法を包含することが意図されている。
用語「針カニューレ」は、注射中の皮膚の穿通を実施する実際の導管を記述するために用いられている。針カニューレは、通常、ステンレス鋼などの金属材料から作製されており、ハブに接続されて、「針組立体」と呼ばれることも多い完全な注射針を形成している。しかし、針カニューレはポリマー材料またはガラス材料からも作製され得ると考えられる。針カニューレは「ハブ」内に取り付けられており、当該ハブはまた、注射針を注射装置に接続する接続手段を担持しており、かつ通常は適切な熱可塑性材料から成形されている。「接続手段」は、例として、ルアーカップリング、差込みカップリング、ねじ接続、または例えば欧州特許第1,536,854号に記載されている組合せなどの、それらの任意の組合せとすることができるであろう。
用語「針ユニット」は、消費者に提供される完成ユニットを記述するために用いられることが多く、そのようなユニットは、通常、1つの単一針組立体を収納している封止された容器から成る。そのような針ユニットまたは実際にはユニットの針容器は、通常、閉鎖された遠位端と取外し可能なシールにより封止されている開放された近位端とを有する。そのような容器の内部は、通常、針組立体がすぐに使えるように無菌である。ペン型注射システム(pen injection system)用に特別に設計された針ユニットが、ISO標準No.11608において規定されており、「ペン型針(pen needle)」と呼ばれることが多い。
「カートリッジ」は薬品を含む容器を記述するのに用いられる用語である。カートリッジは、通常、ガラスから作製されているが、例えば成形または押出しにより、任意の適切なポリマーから作製することも可能であろう。カートリッジまたはアンプルが、例えば注射針により突き刺すことができる突刺し可能な膜により一端で封止されていることが好ましい。反対側端部は、ゴムまたは適切なポリマーから作製されているプランジャまたはピストンにより閉鎖されている。プランジャまたはピストンは、カートリッジの内部で摺動移動することができる。突刺し可能な膜と移動可能なプランジャとの間の空間は、プランジャが薬品を保持している空間の体積を減少させると押し出される薬品を保持している。カートリッジの代案として、可撓性リザーバを使用することができるであろう。
本明細書に引用されている、公報、特許出願および特許を含む全引用文献が、その全体が参照により、および各引用文献が参照により援用されることが個々におよび具体的に示され、その全体が本明細書において記載された場合と同程度まで、援用されている。
全ての見出しおよび小見出しが、本明細書では便宜上用いられているに過ぎず、いかなる意味でも本発明を限定していると見なされるべきではない。
任意のおよび全ての例、または本明細書に与えられている例示的な言葉(例えば、などの)の使用は、単に本発明をより良く解明することを目的としているに過ぎず、別段の請求がない限り、本発明の範囲に制限をもたらさない。本明細書における言葉は、本発明の実践に不可欠な任意の特許請求されていない要素を指示していると見なされるべきではない。本明細書における特許文献の引用および援用は、単に便宜上行われているに過ぎず、そのような特許文献の妥当性、特許性、および/または権利行使可能性のいかなる観点も反映しない。
本発明は、適用法により許可される、本明細書に添付されている特許請求の範囲に記載されている主題の全ての修正形態および全ての同等物を含む。
本発明は、好適な実施形態に関連して、図面を参照して以下により完全に説明される。
図は、明確にするために概略的で簡易化されており、それらは本発明の理解に不可欠な詳細を示しているだけである一方、他の詳細は省略されている。全体を通じて、同一部分または対応する部分には同一の参照番号が使用されている。
以下に「上の」および「下の」、「右」および「左」、「水平の」および「垂直の」、「時計回りの」および「反時計回りの」、または同様の関連表現のような用語が用いられている場合、これらはもっぱら添付の図を指しており、実際の使用状況を指していない。示されている図は概略図であり、そのため、様々な構造物の構成およびそれらに関連する寸法は、例示目的を果たすことのみが意図されている。
その意味で、添付の図における用語「遠位端」は患者を突き刺す針カニューレの端部を指すと意図されている一方、用語「近位端」は針カニューレの反対側端部を指すと意図されていると定義することは、都合がよいであろう。
図1から図5は、針カニューレ10の管腔11を成形する方法を開示している。
針カニューレ10または好ましくは複数の針カニューレ10は、2つの別個のガス室1、2を含む区画の内側に配置されている。針カニューレ10は、他の部分は気密障壁3によって遮られる、第1のガス室1と第2のガス室2とを接続している内側管腔11を有する。針カニューレ10の遠位端12は、第1のガス室1内に配置されており、近位端13は、第2のガス室2内に配置されている。第2のガス室2の底部には、金属エッチング液5が好ましくは槽の形で供給されている。第1のガス室1の上部には、蓋部6が設けられており、それは遠位端12に押し付けることができ、針カニューレ10の管腔11を封鎖することができる。
本方法のさらなるサイクルは、図1から図5に関連してこの後記載される。図1では、針カニューレ10はエッチャント5から離れており、蓋部6は開放されている。第1のガス室1に圧力P1がかけられる。この圧力P1は、ガスが第1のガス室1から針カニューレ10の管腔11を通って第2のガス室2内へ流れるように、第2のガス室2の圧力P2より若干高い。
図2では、針カニューレ10は、針カニューレ10の近位端13における管腔11の開口部がエッチャント5の高さより下に維持されるように、エッチャント5中に浸漬されている。圧力P1が第2のガス室2の圧力P2より若干高いので、ガス圧P1およびP2は、エッチャント5が管腔11内に進入しない、以前のレベルに保たれる。
図3では、蓋部6は閉鎖されており、それによりガスが管腔11を通る流動を停止する。管腔11の内側に閉じ込められたガスの圧力は、現在、ガス室1の圧力である。すなわち圧力はP1である。しかし、P1はP2より若干高いので、管腔の内側の圧力がP2に定まるまで、ガスは管腔11の内側からエッチャント5を通ってガス室2内に流動し続ける。
図4では、圧力P2が上昇し、それにより、エッチャント5は針カニューレ10の管腔11の内側で上昇せざるを得ない。管腔11内に閉じ込められたガスはこのように圧縮され、管腔11内のエッチャント5の高さは、閉じ込められたガスの圧力がP2の圧力と等しくなった時点で新しい高さに定まる。エッチャント5が管腔11の内側で移動する距離は、このように圧力P2により決定される。例として、圧力が1バールから5バールに増大した場合、閉じ込められたガスの体積は、理想気体の状態方程式に基づいて元の体積の5分の1に減少する。一定直径の針カニューレ10では、これは、エッチャント5の高さが、針カニューレ10内に4/5の高さまで上昇することを意味する。
管腔11の内側のエッチャント5は、管腔11の側壁から材料をエッチングで取り除き、それにより図6の右部分に示されている通り内側管腔11を成形する。管腔11の形状は、エッチャント5と接触している管腔11の暴露部14から材料が除去された一方、管腔11の非暴露部15が針カニューレ10の最初の内径を保有しているようになる。暴露部14と非暴露部15とを接続している領域16は、エッチャント5との接触に因り、若干先細の表面を有する傾向がある。
針カニューレ10が注射針として使用されるために後にハブ内に埋め込まれた場合、ハブとの接触点は針カニューレ10がその最も厚い壁厚を有する所であることが好適である。したがって、接続領域16は、針カニューレ10の遠位先端部からの距離が針カニューレの注入長さより若干大きい所に配置されるべきである。注入長さが例えば4mmである場合、接続領域は、好ましくは針カニューレの先端部から約5mmに配置されるべきである。
図5では、ガス圧P2は解除され、図1に関連して記載されている最初の圧力に戻される。さらに、蓋部6は開放されている。現在は第2のガス室のガス圧P2より高い第1のガス室のガス圧P1は、エッチャント5を近位に押圧しその最初の高さに戻す。
本方法のサイクルは、簡潔に、
1)圧力P1を圧力P2より高く設定する(図1)。
2)針カニューレをエッチャント中に降下させる(図2)。
3)蓋部を閉鎖する(図3)。
4)圧力P2を高める(図4)。
5)特定の時間の間、圧力P2を保持する。
6)圧力P2を解除し、蓋部を開放する(図5)。
のように記載することができる。
1)圧力P1を圧力P2より高く設定する(図1)。
2)針カニューレをエッチャント中に降下させる(図2)。
3)蓋部を閉鎖する(図3)。
4)圧力P2を高める(図4)。
5)特定の時間の間、圧力P2を保持する。
6)圧力P2を解除し、蓋部を開放する(図5)。
のように記載することができる。
内側管腔11の所望の形状を得るのに必要な回数だけ、これらのサイクルを何度も繰り返すことができる。ステップを繰り返す場合、要望に応じて個々のステップを除外することができる。
本方法を実施する場合、化学的手段または機械的手段のどちらかにより、複数の針カニューレ10を1つに束ねることができる。しかし、これにより、束内の個々の針カニューレ10間で複数の漏出が引き起こされる。圧力P1が圧力P2より高い場合、個々の針カニューレ間で流動するガスが、ガス室1からガス室2に流動し、したがって任意のエッチャント5を針カニューレ10の外面から離して維持している。外面がエッチャント5に暴露されないことを確実にする異なる方法が、個々の針カニューレ10間の空洞内に非エッチング液を勢い良く流し込むことである。
本方法が進むにつれて圧力P2が同じレベルに保たれておりかつより多くの材料がエッチングで取り除かれた場合、エッチャント5によりエッチングで取り除かれる体積は増加するので、エッチャント5の高さはより低い高さに低下する。このことは図6の右半分に示されている。しかし、除去された材料を補償するために、エッチャント5の高さを一定に保つようにサイクルを通じて圧力P2を高めることができる。
本方法の若干異なる実施形態が図7に開示されている。
第1のガス室1と第2のガス室2とを含む区画は、この実施形態では、第1の弁V1を介して互いに接続されている。さらに、第2のガス室2は、第2の弁V2を介して外側大気圧に接続されている。
本方法の種々のステップは、ここで、図7に関連する例において記載される。この例において言及される大気圧を含む数字の圧力は、記述された圧力とは異なる可能性がある。留意すべき重要な特徴は、エッチャント5を管腔11内に流入およびそこから流出させるために、様々な圧力が異なるステップにおいて異なっていなければならないことである。
ステップ1
P1:1.1バール
V1:閉鎖
V2:開放
蓋部:開放
カニューレ:上昇
P1:1.1バール
V1:閉鎖
V2:開放
蓋部:開放
カニューレ:上昇
ステップ1では、ガス室2内の圧力は大気圧であり、ガス室1の内側の若干高い圧力に因り、ガスが針カニューレ10の管腔11を通って流動する。
ステップ2
P1:1.1バール
V1:閉鎖
V2:開放
蓋部:開放
カニューレ:浸漬
P1:1.1バール
V1:閉鎖
V2:開放
蓋部:開放
カニューレ:浸漬
ステップ2では、第1の室1内の圧力および針カニューレ10の管腔11内の圧力はどちらもP1に等しく、エッチャント5が管腔11内に進入しないようにしながら、ガスが針カニューレを通って流動し続ける。
ステップ3
P1:1.1バール
V1:閉鎖
V2:開放
蓋部:閉鎖
カニューレ:浸漬
P1:1.1バール
V1:閉鎖
V2:開放
蓋部:閉鎖
カニューレ:浸漬
ステップ3では、蓋部6は閉鎖されており、管腔11の内側に閉じ込められたいかなる過剰圧力もエッチャント5を通って逃げるので、針カニューレ10の管腔11内の圧力はガス室2(P2)の内側のガス圧と同じになる。
ステップ4
P1:5.0バール
V1:閉鎖
V2:開放
蓋部:閉鎖
カニューレ:浸漬
P1:5.0バール
V1:閉鎖
V2:開放
蓋部:閉鎖
カニューレ:浸漬
ステップ4では、圧力は、蓋部6が閉鎖されているので針カニューレ10の管腔11内に進入することなく、第1のガス室1内で高められている。
ステップ5
P1:5.0バール
V1:開放
V2:閉鎖
蓋部:閉鎖
カニューレ:浸漬
P1:5.0バール
V1:開放
V2:閉鎖
蓋部:閉鎖
カニューレ:浸漬
ステップ5では、ガス室1内の圧力およびガス室2内の圧力はどちらも、同一レベルに到達し(P1=P2)、それによりエッチャント5を針カニューレ10の管腔11内に押し込む。エッチャント5は管腔11の内側で上方に流動し、管腔11の内側に閉じ込められたガスの圧力がP1(=P2)に到達する高さに至る。このステップでは、ガス室2内の圧力P2はエッチャント5を針カニューレ10の内側に維持するので、針カニューレ10を槽から除去することができる。この位置で圧力が解除された場合、針カニューレ10は空になる。これには、当該プロセスの間に使用済みのエッチャント5を槽から除去することができるという利点がある。また、管腔11を空にするこの特定の方法は、第1の実施形態による方法にも使用可能である。
ステップ6
P1:1.1バール
V1:閉鎖
V2:開放
蓋部:開放
カニューレ:浸漬
P1:1.1バール
V1:閉鎖
V2:開放
蓋部:開放
カニューレ:浸漬
ステップ2の場合と同一の状態。管腔11の内側の圧力はガス室1内の圧力に等しい。
ステップ7
P1:1.1バール
V1:閉鎖
V2:開放
蓋部:開放
カニューレ:上昇
P1:1.1バール
V1:閉鎖
V2:開放
蓋部:開放
カニューレ:上昇
ステップ1の場合と同一の状態。本方法はこの時点から、繰り返しが可能である。
蓋部6が開放されておりかつ針カニューレ10が浸漬されていない場合、本方法における針カニューレ11の管腔11の開口部の大きさは、例えばガス室1に特定の圧力をかけ、針カニューレ10を通る流動または経時的な圧力低下をEP2010−195375にさらに記載されているように測定することにより、確認することができる。
さらに、針カニューレ10を槽から除去しかつエッチャント5を管腔10の内側に維持する場合のステップ5では、針カニューレ10を降下させて、水(または別の非エッチング液)を含む新しい槽内に入れることができ、水を針カニューレ10の近位端13内に押し込みながらかつエッチャント5をさらに管腔11内に移動させながら圧力P2をさらに高めることができ、それにより、針カニューレ10の中心部から材料を除去することができる。したがって、針カニューレ10の近位端13において元の内径を維持する。
本方法を実施する場合の複数の潜在的な課題を予測することができる。エッチャント5が針カニューレ10の内部で活性である高さを決定するのを困難にするスカムが、エッチャント5の表面を成す可能性がある。このことは、ガス流を最小限にしてしたがってスカムの生成を最小限にすることにより解決することができる。エッチャント5を管腔11の内面のある領域から離した状態に保つ可能性があると考えられる気泡が、エッチャント5中に生じる可能性がある。このことは、適切な圧力を使用することおよびエッチャント5が針カニューレ10に出入りして移動する速度を低下させることにより、無効にすることができる。針カニューレ10がエッチャント5から除去されると、エッチャント5の薄層が針カニューレ10の内面上に存在している可能性があり、それにより、本方法が繰り返される場合、新しいエッチャントが針カニューレ10の内面と接触することを妨げる。この障害を克服する1つの方法は、本方法の反復の間に、針カニューレ10内により多くのガスを吹き込むことである。
前述においていくつかの好適な実施形態が示されたが、本発明はこれらに限定されないことが強調されるべきであり、以下の特許請求の範囲に定められている主題の範囲で他の方法において具体化されてもよい。本願の多くの態様において記載されている方法は、インスリンを注入するペン型針を指しているが、特許請求されている本方法は任意の種類の薬品を注入する任意のタイプの針カニューレを指すことは明らかである。
Claims (9)
- 針カニューレを製造する方法が、
(i)遠位端(12)および近位端(13)ならびにそれらの間の細長形内側管腔(11)を有する複数の金属針カニューレ(10)を設けるステップと、
(ii)ガスに接する金属エッチング液(5)を供給するステップと、
(iii)前記金属エッチング液(5)と前記複数の針カニューレ(10)の各々の一端(12、13)との間で接触を構築するステップと、
(iv)前記複数の針カニューレ(10)の各々の他端(12、13)を封鎖するステップと、
(v)前記金属エッチング液(5)に接する前記ガスに圧力をかけることにより、前記金属エッチング液(5)を前記金属針カニューレ(10)の前記細長形内側管腔(11)の部分(14)内に移送するステップと
を含む、針カニューレを製造する方法。 - (vi)前記かけられた圧力を解除するステップと、
(vii)各針カニューレ(10)の前記反対側端部(12、13)を封鎖しているシール(6)を除去するステップと
をさらに含む、請求項1に記載の針カニューレを製造する方法。 - 前記金属エッチング液(5)は、槽内に含まれており、かつ前記槽内で前記金属エッチング液(5)の表面に接する前記ガスに前記圧力をかけることにより前記複数の針カニューレ(10)の各々の前記管腔(11)に移送される、請求項1または2に記載の針カニューレを製造する方法。
- 前記複数の針カニューレ(10)は、前記プロセスの間、圧力室(1、2)内に設けられている、請求項3に記載の針カニューレを製造する方法。
- 前記圧力室は、障壁(3)により第1のガス室(1)と第2のガス室(2)とに分割されている、請求項4に記載の針カニューレを製造する方法。
- 前記複数の針カニューレ(10)の前記管腔(11)は、前記第1のガス室(1)を前記第2のガス室(2)と接続している、請求項5に記載の針カニューレを製造する方法。
- 前記ステップは継続的サイクルで実施される、請求項2ないし6のいずれか一項に記載の針カニューレを製造する方法。
- (viii)前記針カニューレ(10)の前記近位端(13)を、水を含む第2の槽に移動させるステップと、
(iv)前記ガスの前記圧力を高めて、水を前記第2の槽から前記針カニューレ(10)の前記最近位端(13)内に移動させるステップと
をさらに含む、請求項3ないし7のいずれか一項に記載の針カニューレを製造する方法。 - 請求項1ないし8に記載されている前記方法により得られる、針カニューレ。
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