JP2014532452A - 器具再処理装置、システム、及び方法 - Google Patents

器具再処理装置、システム、及び方法 Download PDF

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Abstract

器具再処理装置が開示される。器具再処理装置は、水平面に対して鋭角を形成する傾斜面内に位置づけられたリムを有する水槽を含む。少なくとも1つのノズルが、傾斜面に実質的に平行な平面内に配設される。少なくとも1つのノズルは、傾斜面に実質的に平行な方向で水槽内に水流を放出するよう構成される。蓋組立品もまた開示される。蓋組立品は、閉鎖配置で水槽を覆うことができる。

Description

本開示は、全般的には、医療用器具の再処理、洗浄、滅菌、消毒、及び/又は除染に関する。
様々な場合において、内視鏡は、患者の体内に挿入されるよう構成できる遠位端を有する細長い部分、すなわち管と、加えて水、空気、及び/又は他のいずれかの好適な流体を手術部位に向かわせるよう構成できる細長い部分を通じて延びる複数のチャネルとを含むことができる。いくつかの場合においては、内視鏡内の1つ又は2つ以上のチャネルが、手術用器具を手術部位内に案内するよう構成できる。いずれの場合も、内視鏡は、チャネルと流体連通する入口を有する近位端と、更に、チャネルを通る流体の流れを制御するよう構成された1つ又は2つ以上の弁及び/又はスイッチを有する制御ヘッド区分とを更に含むことができる。少なくとも1つの場合において、内視鏡は、チャネルを通過する空気及び水の流れを制御するよう構成された制御ヘッド内の空気チャネル、水チャネル、及び1つ又は2つ以上の弁を含むことができる。
除染システムを使用して、既に使用した医療用装置(例えば内視鏡)を、医療用装置が再び使用できるように再処理することができる。内視鏡を再処理するための様々な除染システムが存在する。一般的にこのようなシステムは、少なくとも1つの洗い落とし用水槽を含むことができ、この洗い落とし用水槽内に洗浄及び/又は消毒される内視鏡が入れられる。この洗い落とし用水槽は通常、洗い落とし用水槽内に入れられた内視鏡に洗浄及び/又は消毒剤を向かわせる目的のための、ライン、ポンプ、及び弁の循環システムを支持するハウジングによって支持される。除染プロセスの間、チャネルが閉塞していないことを確かめるために、内視鏡内のチャネルを査定することができる。様々な実施形態では、循環装置は、チャネルの端部を画定することができるポートに取り外し可能に係合するコネクタによって内視鏡チャネルに流体連結できる。このようなコネクタは、内視鏡に取り付けられると同時に流体密なシールを達成することができるが、それでも除染プロセスの終了時に、これらは容易に取り外し可能である。
前述した考察は、特許請求の範囲を否定するものと解釈されるべきではない。
本明細書に開示しかつ説明する様々な実施形態は、一部では、蓋組立品を目的とする。蓋組立品は、開口部を備える枠部を具備し、枠部は、第1の端部で枠用ヒンジを含み、枠部は、第1の側面に沿ってガイドを含む。蓋組立品はまた、閉鎖配置で開口部を覆う蓋も備える。蓋は、第1及び第2の端部を有する第1の蓋用パネルを備え、第1の蓋用パネルは、その第1の端部で枠用ヒンジに結合し、第1の蓋用パネルは、枠用ヒンジの周りで枠部に対して枢動可能である。蓋はまた、第1及び第2の端部を有する第2の蓋用パネルを備え、第1の蓋用パネルと第2の蓋用パネルは、蓋が閉鎖配置にある場合、平面内にある。蓋はまた蓋用ヒンジを備え、第1の蓋用パネルはその第2の端部で蓋用ヒンジに結合し、第2の蓋用パネルはその第1の端部で蓋用ヒンジに結合し、第1の蓋用パネルは、蓋用ヒンジの周りで第2の蓋用パネルに対して枢動可能である。蓋はまた、第2の端部に近接して第2の蓋用パネルに結合した蓋用ヒンジフォロアを備え、フォロアは、蓋が閉鎖配置から開放配置に移動するにつれて、フォロアがガイドに従うように、移動可能にガイドと係合する。蓋組立品はまた、蓋が閉鎖配置にある場合、蓋用ヒンジに近接する場所で枠部に結合したディスプレーサを備え、ディスプレーサは、蓋用ヒンジを枠部から離れて移動させる。
本明細書で開示しかつ説明する様々な実施形態は、一部では、水槽を具備する器具再処理装置得を目的とする。水槽は、底面と、リムと、底面及びリムを接続させる側壁とを備えることができる。水槽のリムは、水平面に対して鋭角を形成する傾斜面内に位置付けできる。少なくとも1つの横向きのノズルは、水槽の側壁上に位置付けられ、かつ傾斜面に実質的に平行な平面内に配置できる。横向きのノズルは、傾斜面に実質的に平行な方向で水槽にストリームを放出するよう構成できる。
本明細書で開示しかつ説明する様々な実施形態は、一部では、器具を再処理するための方法を目的とする。方法は、器具再処理装置内の水槽に器具を配置することを含む。水槽は水平面に対して鋭角を形成する傾斜面に位置するリムを備え、器具は傾斜面に実質的に平行な平面内にかつ水平面に対して鋭角で、必要に応じてキャリアに収容されて、水槽内に配置される。水槽は覆われることによって、閉じた水槽チャンバを形成する。少なくとも1つの横向きのストリームが、傾斜面に実質的に平行な方向で、水槽内に放出される。少なくとも1つのストリームは、器具の外側表面に衝突され、器具の外表面を洗浄及び/又は消毒する。器具は水槽チャンバ内の液体に沈められず、いくつかの実施形態では、水槽内には液体を回収することができる水平面は実質的に存在しない。
本明細書で開示しかつ説明する本発明は、この発明の概要で要約された実施形態に限定されるものではないことが理解される。
本明細書で開示しかつ説明する非限定的かつ非網羅的実施形態の様々な特徴及び特性は、以下のような添付の図面を参照することで、十分に理解できる。
器具再生装置の実施形態を示す。 図1の器具再生装置の正面図を示す。 図1の器具再生装置の背面図を示す。 図1の器具再生装置の右側側面図を示す。 図1の器具再処理装置の平面図を示す。 図1の器具再処理装置の底面図を示す。 図1の器具再処理装置の水槽を示す。 図4に示すような平面A−Aに沿った図7の水槽の図である。 平面B−Bに沿った図7の水槽の右側断面図を示す。 平面C−Cに沿った図7の水槽の左側断面図を示す。 図1の内視鏡再処理装置の水槽の1つの内部に配置可能な装填用キャリアの実施形態を示す。 図11の装填用キャリアの平面図を示す。 図11の装填用キャリアの底面図を示す。 図11の装填用キャリアの左側側面図を示す。 図11の装填用キャリアの正面図を示す。 図11の装填用キャリアの背面図を示す。 閉鎖配置における、器具再処理用水槽及び二重蓋を含む実施形態の正面−右側斜視図である。 図17の水槽及び二重蓋の背面−右側斜視図である。 図17の水槽及び二重蓋の右側側面図である。 図17の水槽及び二重蓋の左側側面図である。 図17の水槽及び二重蓋の平面−正面図である。 図17の水槽及び二重蓋の底面−背面図である。 部分的に開放配置における図17の水槽及び二重蓋の正面−右側斜視図である。 図23に示した配置で図示した図17の水槽及び二重蓋の背面−右側斜視図である。 図23に示した配置で図示した図17の水槽及び二重蓋の右側−側面図である。 図23に示した配置で図示した図17の水槽及び二重蓋の上面−正面図である。 完全に開放配置における図17の二重蓋の正面−右側斜視図である。 図27で示した配置で図示した図17の二重蓋の背面−右側斜視図である。 図27で示した配置で図示した図17の二重蓋の右側−側面図である。 図27で示した配置で図示した図17の二重蓋の上面−正面図である。 二重蓋に係合し、蓋をロック位置で保持するカムを示す図17の水槽及び二重蓋の右側側面図である。 非ロック位置におけるカムを示す図Aの水槽及び二重蓋の部分的右側側面図である。 カムが上向きに二重蓋の一部分を移動させた、図Aの水槽及び二重蓋の部分的右側側面図である。 カムの右側側面図である。 傾斜面に対する様々なノズルの相対的配向を示す概略図である。 傾斜面に対する様々なノズルの相対的配向を示す概略図である。 ノズルから放出されたストリームの初期軌道ベクトル及び下流軌道を示す概略図である。 2つの平行な傾斜面に対する2つのノズルの相対的配向を示す概略図である。 2つの非平行な傾斜面に対する2つのノズルの相対的配向を示す概略図である。 器具再処理装置の傾斜水槽及びノズル組立品の右側断面図である。 図39に示す傾斜水槽及びノズル組立品の右側透視断面図である。 並列式二重水槽配置を備える2つの傾斜水槽及びノズル組立品の傾斜図であり、ここでは、傾斜水槽及びノズル組立品は、図39及び40で示したものと同様であり、図は、水槽の傾斜したリム部分を封入する傾斜面に垂直である透視図からのものである。 図41で示した並列式二重水槽配置の部分的正面−側面図であり、傾斜水槽及びノズル組立品は、図39〜41に示したものと同様である。 図41及び42で示した並列式二重水槽配置の上面−側面図であり、傾斜水槽及びノズル組立品は、図39〜42で示したものと同様である。 図39〜43で示した傾斜水槽及びノズル組立品の右側断面図であり、水槽は、水槽内に配置され、かつ水槽の傾斜したリム部分を封入する傾斜面に実質的に平行である平面内に配設された器具キャリアを収容する。 図44に示した水槽、ノズル、及びキャリア組立品の右側斜視図である。 図44及び45に示した水槽、ノズル、及びキャリア組立品の傾斜図であり、この図は、水槽の傾斜リム部分を収容する傾斜面に垂直である透視図からのものである。 図44〜46に示した水槽、ノズル、及びキャリア組立品の右側側面図である。 水槽内のキャリア内部に配置された内視鏡を示す。
本明細書は、添付の図面と併せて、本発明の様々な非限定的かつ非網羅的実施形態を示し、これらはいかなる方法でも本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
様々な実施形態を詳細に説明する前に、かかる実施形態はそれらの応用又は利用の際に、添付図面及び説明に例示される部品の構造及び配置の詳細に限定されないことに留意すべきである。例示的な実施形態は、他の実施形態、変形物、及び修正物に導入又は組み込まれてもよく、様々な方法で実践又は実施されてもよい。例えば、以下に開示する器具再処理装置は、例示に過ぎず、それらの範囲及び用途を限定することを意味するものではない。さらに、特に指示のない限り、本明細書で用いる用語及び表現は、読者の便宜のために例示的な諸実施形態を説明する目的で選択されたものであって、それらの範囲を制限するよう意図するものではない。
本明細書全体を通して、「様々な実施形態」、「いくつかの実施形態」、「一実施形態」、又は「実施形態」等の参照は、その実施形態との関連において記述されている特定の特徴、構造、又は特性が、少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書の全体を通じた各所で、「様々な実施形態において」、「いくつかの実施形態において」、「1つの実施形態において」、又は「ある実施形態において」などの語句が出現するが、これらは必ずしもすべてが、同じ実施形態を指すわけではない。更に、特定の特徴、構造、又は特性は、1つ以上の実施形態で、任意の好適なやり方で組み合わせることができる。故に、一実施形態に関して図示又は説明される特定の特徴、構造、又は特性は、1つ以上の他の実施形態の特徴、構造、又は特性と、全体として又は部分的に、制限なしに組み合わせることができる。かかる修正及び変更は本発明の範囲内に含まれることが意図される。
本明細書に開示する装置、並びに方法の構造、機能、製造、及び使用の原理の全体的な理解を与えるため、様々な例示的実施形態について以下に説明する。これらの実施形態の1以上の例を添付図面に示す。当業者であれば、本明細書に具体的に説明し、添付図面に示すデバイス及び方法は、非限定的な例示的実施形態であり、様々な実施形態の範囲は請求項によってのみ規定されることを理解するであろう。1つの例示的な実施形態との関連において例示又は説明された特徴は、他の実施形態の特徴と組み合わせることができる。そのような修正及び変形は、「発明を実施するための形態」及び「特許請求の範囲」に含まれることが意図される。
便宜上及び明確さのために、「上部の」、「下部の」、「上方の」、「下方の」、「内方の」、「外方の」、「下方の」、「近接して」、「遠隔の」、「水平の」、「垂直の」等の空間的用語は、器具再生装置又は器具再生装置の構成部品と対面する操縦者に関して本明細書で使用される。これら用語は、限定されるか又は絶対的であることを意図するものではない。むしろ、これらは特定の視点から特定の実施形態を説明するために提示するに過ぎない。
本明細書で使用するとき、用語器具再生装置とは、例えば内視鏡などの器具を洗浄し、浄化し、除菌し、消毒し、及び/又は滅菌するよう構成された装置又はシステムを指す。したがって、器具再生装置は、洗浄機能性、浄化機能性、除染機能性、消毒機能性、滅菌機能性、又はこれら機能性のいずれかの組み合わせを備えることができる。器具再生装置の非限定的な例は、米国特許出願公開第2004/0118413号、同第2007/0154346号、及び同第2007/0154371号、並びに米国特許第7,879,289号に記載され、これらは、本明細書に参照により組み込まれる。
図1〜6は、本発明の少なくとも1つの実施形態による器具再生装置を示す。器具再生装置1は、底部ペデスタル2と頂部4とを有する。更に、器具再生装置1は、実質的に長四角形の基部22から延びる前面10、裏面12、右面14、及び左面16を有する。面10、12、14、16は、角部面24によって接続されてもよく、角部面は、例えば図1の実施形態に図示するように、丸くなった角部を備えてもよい。あるいは、角部面24は、実質的に四角の角部を有してもよい。図1〜6に示す器具再生装置1は、実質的に長四角形の基部22を有するが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、基部22は、例えば多角形又は丸くなった形状などの任意の好適な形状であってもよい。
少なくとも1つの実施形態において、器具再生装置1は、傾斜した面20を更に備える。図1〜6を参照すると、前面10、裏面12、右面14及び左面16は、基部22から傾斜した面20まで延びることができる。基部22は、実質的に水平であってもよく、前面10、裏面12、右面12及び左面16は実質的に垂直であってもよい。傾斜した面20は、基部22及び面10、12、14、16に対して角度をつけて配置できる。少なくとも1つの実施形態では、傾斜した面20は、例えば約45度で上向きに角度をつけられてもよい。特定の実施形態では、傾斜した面20は、例えば約30度で上向きに角度をつけられてもよい。様々な実施形態では、傾斜した面20は、例えば約70度で上向きに角度をつけられてもよい。特定の実施形態では、傾斜した面20は、例えば、基部22から約30度と約75度の間の好適な角度で上向きに角度をつけられてもよい。
少なくとも1つの実施形態では、前面10は、例えば約1メートルの高さまで、基部22から上向きに延びる。別の実施形態では、前面10は、およそ操縦者の腰の高さで角度をつけた面20に接する。傾斜した面20は、基部22よりも広く又は狭く延びていてもよい。接続パネル30は、前面10と角度をつけた面20を接続することができる。接続パネル30は、頂部4の角度をつけた面20にペデスタル2の前面10を接続するために、水平、垂直、傾斜、直線状であっても及び/又は湾曲してもよい。
図1及び4を参照すると、右面14は底部面パネル32と頂部面パネル34とを有する。頂部面パネル34は、角度をつけた頂部端部36を含む。少なくとも1つの実施形態では、角度をつけた頂部端部36は、角度をつけた面20に平行である。様々な実施形態では、図1を参照すると、右面14は、左面16に対して鏡像又は対称である。結果的に、器具再処理装置1の左面16は、底部面パネル32と、角度をつけた頂部端部36を含有する頂部面パネル34とを有してもよく、これらはパネル32、34及び右面14の頂部端部36の鏡像映像である。
様々な実施形態では、器具再処理装置1の全体寸法は、器具再処理装置1が入口及び通路を通して移動することを可能にするものであってよい。器具再処理装置1は、キャスタ50及び/又は足部52を更に備えてもよい。図2〜6を参照すると、基部10は、キャスタ50によって支持できる。図2〜6に示す実施形態では、器具再処理装置1は、4つのキャスタ50を有する。キャスタ50はロック可能であってもよい。非ロック位置では、キャスタ50は器具再処理装置1の移動を容易にすることができ、ロック位置では、キャスタ50は器具再処理装置の移動を拘束することができる。更に、器具再処理装置1は、基部22から延びる足部52を有してもよい。図2〜6に示す実施形態では、器具再処理装置1は、4つの足部52を有する。足部52は、器具再処理装置1の移動を容易にするために持ち上げることができる。休止位置への到達時には、足部52は、器具再処理装置1を定常位置で支持するために下げられることができる。図2〜6に示すキャスタ50及び足部52は、本発明の非限定的な実施形態を図示し、器具再処理装置1は、器具再処理装置1を支持するために、任意の好適な組み合わせ及び構成でより少ない数の又はより多い数のキャスタ50及び/又は足部52を備えてもよい。あるいは、器具再処理装置1の基部22は、いずれのキャスタ及び/又は脚部を有さなくともよく、ここでは基部22は、例えば床に直接載っていてもよい。
様々な実施形態では、図1及び2を参照すると、底部ペデスタル2の前面10は、例えば2つのドア46を有する。ドア46は、底部ペデスタル2の内部にアクセスする手段を操縦者に提供することができる。あるいは、器具再処理装置1は、1つのドア46又は複数のドア46を有することが可能であり、このドア46は、前面10、裏面12、右面14、左面16、角度をつけた面20、及び/又は基部22上に位置付けることができる。ドア46は、ドア46の開放を容易にするためのハンドル48を有してもよい。更に、器具再処理装置1は、複数のベント40及び/又はファン42を備えてもよい。図1及び2を参照すると、前面10は、複数のベント40を備えることができる。図3を参照すると、裏面12は、複数のベント40を備えることができる。図1〜3のベント構成は、単に例示であって、本発明の範囲を限定するよう意図するものではない。更なる例示のベント構成を図4に示す(器具再処理装置1の右面14)。ベント40はまた、角度をつけた面20上に位置付けられてもよい。器具再処理装置1はまた、冷却用ファン42を備えることができる。図3を参照すると、冷却用ファン42は、器具再処理装置1の裏面12上に位置付けられてもよい。あるいは、又はこれに加えて、冷却用ファン42は、器具再処理装置1の前面2、右面6、左面8、角度をつけた面20、及び/又は基部22上に位置付けられてもよい。
図7〜10を参照すると、器具再処理装置1は、少なくとも1つの水槽100を更に備えることができる。様々な実施形態では、角度をつけた面20は、枠部60を備えることができ、ここでは水槽100は、水槽リム104に沿って枠部60から器具再処理装置1の内部まで延びることができる。各水槽100は、水槽側面106、水槽底部108、水槽ドレーン110、及び水槽ドレーンフランジ112を備えることができる水槽空洞部部102によって画定されることができる。各水槽100は、複数のノズル150、152、154、及びポート170を更に備えることができる。図11〜16に示す例示の実施形態で図示したように、装填用キャリア又はバスケット220が、水槽100内にはめこみできる。水槽100及び装填用キャリア220は、以下に非常に詳細に説明される。図7〜10に示す例示の実施形態では、器具再処理装置1は、2つの水槽100を備え、装填用キャリア220が各水槽100内に置かれることができる。使用時に、例えば内視鏡などの器具200が装填用キャリア220内に置かれることができ、装填用キャリア220は器具再処理装置1の水槽100内にはめ込みできる。図48を参照すると、内視鏡101が、水槽100内に配置されるキャリア220内に配置された状態で図示されている。様々な実施形態では、内視鏡101は、キャリア220内に支持できる様々な部分又は構成部品101a、101b、及び/又は101cを備えることができる。器具再処理装置1の操縦は、以下に非常に詳細に説明される。
枠部60は、枠部ヒンジ312とガイド322とを有することができる。図7〜10を参照すると、枠部ヒンジ312は、枠部60の上部エッヂの近くで枠部60に結合できる。一実施形態では、枠部60はまた、水槽リム104の一部分に沿って延びるガイド322を有することができる。別の実施形態では、枠部60は、枠部60の上部エッヂの近くから枠部60の下部エッヂの近くまで、水槽100の反対側で枠部60に沿って延在する2つ又はそれ以上のガイドを備えてもよい。器具再処理装置1はまた、以下に非常に詳細に説明する、1つの二重蓋組立品300又は複数の二重蓋組立品300を備えることもできる。二重蓋組立品300は、枠部ヒンジ312で角度をつけた面20の枠部60にヒンジ結合できる。枠部60の右面は、枠部60の左面の鏡像反転体であり得る。結果的に、器具再処理装置1は、枠部60の右面上に第1の二重蓋組立品300を有し、枠部60の左面上に第2の二重蓋組立品300を有することができ、このそれぞれは異なる水槽100を覆うことができる。
器具再処理装置1は、上部蓋用パネル302と下部蓋用パネル304とを具備する二重蓋組立品300を備える。上部蓋用パネル302は、下部蓋用パネル304にヒンジで接続できる。二重蓋組立品300は、以下に非常に詳細に説明される。
上に略記したように、各水槽100は、頂部4で二重蓋組立品300の下に配置できる。上部蓋用パネル302と下部蓋用パネル304が閉じられる場合、水槽100は、視野から隠れることもある。別の実施形態では、図1を参照すると、上部蓋用パネル及び/又は下部蓋用パネル302は、蓋用パネル302、304が閉じられる場合、水槽100を明らかに見せる又は部分的に見せる透明なペイン又はペイン(複数)306を備えてもよい。更に、蓋用パネル302、304が開けられる場合、水槽100は明らかに見ることができる。少なくとも1つの実施形態では、器具再処理装置1は、2つの二重蓋組立品300を有してもよく、右側二重蓋組立品300は、左側二重蓋組立品300の鏡像反転体であってよい。第1の水槽100は、右側二重蓋組立品300の後ろに配置され得、第2の水槽100は、左側二重蓋組立品300の後ろに配置できる。
別の実施形態では、器具再処理装置1は、制御盤組立品80を更に備えることができる。図1〜5を参照すると、制御盤組立品80は、角度をつけた面20の枠部60上に位置付けられてもよい。あるいは、制御盤組立品80は、器具再処理装置1の前面10、右面14、左面16、及び/又は基部22上に位置付けできる。代替実施形態では、制御盤組立品80は、器具再処理装置1に対して遠隔にある制御局に配置されてもよく、有線及び/又は無線接続によって器具再処理装置1と通信することができる。制御盤組立品80は、入力用パネル84を有することができる。少なくとも1つの実施形態では、図1を再び参照すると、制御盤組立品80は、複数の入力用パネル84を有してもよい。更に、制御盤組立品80は、入力用パネル又はパネル(複数)84を操作可能に隠しかつ露呈させるために、保護カバー又は複数の保護カバー82を有することができる。制御盤組立品80はまた、コンピュータ又はビデオスクリーン86を備えてもよい。別の実施形態では、ビデオスクリーン86は、器具再処理装置1の前面10、裏面12、右面14、左面16、角度をつけた面20、及び/又は基部22上に位置付けられてもよい。一実施形態では、スクリーン86は、制御盤組立品80上には位置付けできない。様々な実施形態では、スクリーン86は、操縦者に器具再処理プログラム(例えば、浄化サイクル、洗浄サイクル、消毒サイクル、又は滅菌サイクル)及び/又は器具再処理装置1の内部の状態の視覚表示を提供することができる。様々な実施形態では、制御盤組立品80及びスクリーン86は、器具再処理装置の操縦者によって容易に見ることができかつアクセス可能である高さに配置される。制御盤組立品80及びスクリーン86は、以下に非常に詳細に説明される。
上記の通り、器具再処理装置1は、水槽100又は複数の水槽100を備えることができる。少なくとも1つの実施形態では、図7〜10を参照すると、第1の水槽100は、右側二重蓋組立品300の後ろに配置でき、第2の水槽100は、左側二重蓋組立品300の後ろに配置できる。更に上記の通りに、第1及び第2の水槽100の構成及び/又は構成部品は、図7〜10に示す実施形態で図示したように、実質的に同一であってもよい。あるいは、水槽100の構成及び/又は構成部品は、互いの鏡像反転体であってもよい。図7〜10を参照すると、水槽100は、複数のノズル150、152、154及びポート170を更に備え、これらは以下に非常に詳細に説明される。様々な状況において、第1の水槽100は、第2の水槽とは異なるノズル150、152、154及び/又はポート170の組み合わせを備えてもよい。
上記の通り、図8を参照すると、水槽100は、枠部60から器具再処理装置1の中まで延び、ここで枠部60は、水槽100のリム104に接する。更に上記の通りに、水槽空洞部102は、水槽側面106、水槽底部108、水槽ドレーン110、及び水槽ドレーンフランジ112によって画定される。水槽側面106は、水槽角部122を含むすることができ、ここで図8を参照すると、水槽角部122は、例えば丸くなっていてもよい。あるいは、水槽角部122は、例えば四角形であってもよい。様々な実施形態では、水槽側面106は、踏み段130又は複数の踏み段130を備えてもよく、各踏み段130は、水槽側面106から突出する平面的支持表面132を有することができる。以下に非常に詳細に説明するように、装填用キャリア220は、水槽100内にはめ込むことができ、装填用キャリア220の一部分は、踏み段130の支持表面132上に置かれることができる。特定の実施形態では、水槽空洞部102は、水槽リム104から水槽底部108に向かって狭くなっていてもよい。
水槽100はまた、水槽側面106から延びる突出部又は突出部(複数)140を備えてもよい。一実施形態によって、図8を参照すると、水槽100は、水槽100の対向する側面−一方は右側水槽壁部124から延び、他方は左側水槽壁部126から延びる、2つの突出部140を有することができる。対向する突出部140は、水槽空洞部102内に互いに対して延在することができる。水槽100はまた、角部ノズル150を有してもよい。別の好ましい実施形態によって、図8を参照すると、水槽100は、それぞれが各水槽角部122にある、4つの角部ノズル150を有する。角部ノズル150は、水槽リム104と踏み段130との間の水槽側面106から突出することができる。本発明の実施形態では、角部ノズル150は、水槽空洞部102に対角方向に突出する。あるいは、水槽100は、角部ノズル150を備えなくともよい。
水槽100はまた、側面ノズル152を有することができる。側面ノズル152は、突出部140上に配置できる。図7は、突出部140上の側面ノズル152を図示する。あるいは、側面ノズル152は、水槽側壁部106上に配置されてもよい。再び図7を参照すると、側面ノズル152は、突出部140の側面上に配置され、水槽空洞部102に対して対角方向に突出する。側面ノズル152は、角部ノズル150の1つに平行に向けられてもよい。あるいは、側面ノズル152は、水槽100に対して真っ直ぐに又は角部ノズル150とは異なる角度で向くことができる。様々な実施形態では、側面ノズル152は、水槽リム104と踏み段130との間の水槽側面106上で配置されてもよい。別の実施形態では、水槽100は、側面ノズル152を備えなくともよく、又は複数の側面ノズル152を備えてもよい。
図7〜10を再び参照すると、水槽100は、底部ノズル154又は複数の底部ノズル154を更に備えてもよい。底部ノズル154は、水槽底部108から水槽空洞部102内に延びることができる。底部ノズル154は、角度をつけた面20に垂直に延びてもよく、又は水槽壁部106に向かって角度をつけられてもよい。様々な実施形態では、図8を参照すると、器具再処理装置1は、2つ又はそれ以上の底部ノズル154を有する。少なくとも1つの実施形態では、底部ノズル154は、水槽底部108から突出する共通の茎部156を備えてもよい。第1の底部ノズル154は、共通の茎部156から方向転換することができ、図7〜10に示す実施形態で図示したように、底部ノズル154は、Y字構造で水槽底部108から延びることができる。あるいは、第1及び第2の底部ノズル154は、共通茎部156から双方共に方向転換してもよい。更に別の実施形態では、底部ノズルは、T字構造で共通茎部156から方向転換することができる。別の実施形態では、底部ノズル154は、共通茎部156を備えなくともよい。更に別の実施形態では、底部ノズルは、平行状態で水槽空洞部102内で延在してもよい。使用時に、以下に非常に詳細に説明するように、角部ノズル(複数可)150、側面ノズル(複数可)152及び/又は底部ノズル(複数可)154は、水槽100内に配置された装填用キャリア220内に置かれた外科用器具200に対して、例えば消毒剤を向ける。
水槽100はまた、複数のポート170を備えることができる。図8を参照すると、ポート170は、右側水槽壁部124及び左側水槽壁部126上の突出部140から突き出ている別の実施形態では、図8を参照すると、水槽100は、8つのポート170を具備する。使用時に、以下に非常に詳細に説明するように、可撓性チューブがポート170を外科用器具内で画定されるチャネルに接続させることができる。可撓性チューブ214によってチャネル204に接続されないいずれのポート又はポート(複数)170も、ポートキャップで密封できる。器具再処理装置1の動作サイクル中に、消毒剤がポート170から可撓性チューブ214を通って外科用器具に流される。様々な代替実施形態では、水槽100は、任意の好適な数のポート170を備えてもよい。これに加えて、様々な実施形態では、ポート170は、器具にアクセス可能な範囲内で、水槽側面106上に配置される場合もある。導管並びに可撓性導管を内視鏡に密封状態で係合するために使用されるコネクタは、2011年8月29に出願され、「FLUID CONNECTOR FOR ENDOSCOPE REPROCESSING SYSTEM」と題された米国特許出願第12/998,459号、及び2011年8月29日に出願され、「QUICK DISCONNECT FLUID CONNECTOR」と題された米国特許出願第12/998,458号に記載され、これらの全開示は、参照することで本明細書に組み込まれる。
水槽空洞部102は、ドレーンフランジ112によって更に画定できる。図8を参照すると、ドレーンフランジ112は、水槽底部108と水槽側面106との間で延びる。ドレーンフランジ112は、水槽100の下部に配置され、ドレーン110に向かう下方に傾斜する表面を備えることが好ましい。様々な実施形態では、ドレーン110は、水槽100の最下部に配置される。使用時に、以下に非常に詳細に説明するように、ノズル150、152、154及び器具チャネルからの流体が、ドレーン110を通過して器具再処理装置1の再循環システムに入ることによって、水槽100から排出できる。
上記の通りに、器具再処理装置1は、器具再処理装置1の水槽100内で、例えば内視鏡などの外科用器具を保持するための装填用キャリア又はバスケット220を更に備えてもよい。図11〜16を参照すると、装填用キャリア220は、支持棒222の格子メッシュであってもよく、支持棒222は、器具再処理装置1内部の条件に耐えることができる任意の好適な材料から構成できる。好適な材料の非限定的な例としては、例えば300シリーズステンレス鋼などのステンレス鋼が挙げられる。様々な実施形態では、外科用器具と装填用キャリア220との間の接触の表面積を最小限にとどめるために、格子状の支持棒222の間の距離は、最大化される。少なくとも1つの実施形態では、再度図11を参照すると、支持棒222は、外科用器具200と装填用キャリア220との間の接触の表面積を最小限にとどめるために、例えば円形断面を有することができる。図8〜13に示す装填用キャリア220の支持棒222は円形断面を有するが、本発明は、この実施形態に限定されるものではなく、支持棒222は、例えば楕円形又は多角形の断面などの任意のその他の好適な断面を有してもよい。
支持棒222は、キャリア底部224とキャリア側面226とを形成することができる。キャリア側面226は、キャリア底部224の周囲から延びることができる。再び図11を参照すると、支持棒222は、キャリア底部224とキャリア側面226との間で曲げられてもよい。図13を参照すると、支持棒222は、キャリア底部224とキャリア側面226の間の曲率半径Rに沿って曲げられてもよい。曲率半径Rは、支持棒222の全てに対して均一であってもよく、又は曲率半径は異なってもよい。
装填用キャリア220はまた、上部リム230を有してもよい。様々な実施形態では、図11を参照すると、上部リム230は、キャリア底部224から上方に、かつキャリア側面226から内方に傾斜することができる。一部の状況において、上部リム230は、装填用キャリア220内に配置された外科用器具と水槽100との間にバリアをもたらすことができる。使用時に、以下で非常に詳細に説明するように、上部リム230の形状は、器具が水槽100及び/又は器具再処理装置1の別の部分と接触し得る可能性を低減するやり方で、操縦者が外科用器具を装填用キャリア220から取り外すことが必要となる可能性がある。特定の状況では、上部リム230の上方及び内方傾斜は、外科用器具を装填用キャリア220から取り外す場合、操縦者が水槽側面106から離れて外科用器具を持ち上げるよう誘導することができる。
様々な実施形態では、装填用キャリア220は、ネック部分232を備えてもよい。図11〜16を参照すると、支持棒222は、ネック部分232でより狭いキャリア底部224aとより短いキャリア側面226aを形成することができる。様々な実施形態では、装填用キャリア220は、1つのネック部分232又は複数のネック部分232を具備してもよい。図11〜14を参照すると、装填用キャリア220は、装填用キャリア220の第1の側面220上の装填用キャリア232と、第1の側面と反対側の装填用キャリア220の第2の側面上のネック部分232を具備する。装填用キャリア220は、棒端部236で又はその近くで、ネック部分232のキャリア側面226aに沿って支持棒222に交差することができ、並びに棒端部236とキャリア底部224に対して中間にあるネック部分232の外側の支持棒222と交差することができる長手方向棒234を更に備えることができる。図12を参照すると、長手方向棒234は、ネック部分232においてキャリア側面226から内方に角度をつけることができる。
様々な実施形態では、上記に加えて、ネック部分232は、装填用キャリア220が水槽100内に配置される場合、水槽100の突出部又は突出部(複数)140に適合するよう寸法設定かつ構成できる。特定の実施形態では、長手方向棒234の内方角度は、突出部140の輪郭に補完することができる。更に、より短いキャリア側面226は、可撓性チューブが、例えば内視鏡などの器具に取り付けられ得るように、操縦者が上述の可撓性供給チューブを、水槽側面106上のポート170から装填用キャリア220まで経路付けすることを可能にする。様々な実施形態では、装填用キャリア220上のネック部分232は、水槽側面106から離れている位置で、外科用器具を装填用キャリア220内に配置することができる。
様々な実施形態では、装填用キャリア220は、1つ以上の支持脚部240を具備してもよい。例示の実施形態では、図11〜16を参照すると、支持脚部240は、キャリア底部224にわたって延在することができ、キャリア底部224から離れて下向きに湾曲することができる。少なくとも1つの実施形態では、図11に図示した実施形態で例示されたように、各支持脚部240は、装填用キャリア220の両側面上で底部224から離れて湾曲することができ、2つの接点244を具備することができる。あるいは、側面脚部240は、接点244を具備せずともよく、1つの接点244を具備してもよく、又は2つを超える接点244を具備してもよい。図11を再び参照すると、装填用キャリア220は、2つ又はそれ以上の側面脚部240を備えてもよい。図11に図示するように、側面脚部240は、底部224に溶接されたワイヤーループを備えてもよい。様々な実施形態では、側面脚部240は、格子状支持棒222と同一の材料を含むことができる。使用時には、以下で非常に詳細に説明するように、装填用キャリア220が水槽100内に配置される場合、側面脚部240は、水槽側面106に接触し、装填用キャリア220を支持することができる。
装填用キャリア220はまた、少なくとも1つの前側脚部242を備えてもよい。例示の実施形態では、図11〜16を参照すると、前側脚部242は、装填用キャリア220の隣り合う端部でキャリア底部224から延びている。図11に例示されたように、装填用キャリア220が水槽100内に配置される場合、前側脚部242は、1つの接点224を提供する。あるいは、前側脚部242は、接点244を具備しなくともよく、又は複数の接点244を具備してもよい。図11に図示した実施形態で示すように、前側脚部242は、材料のループを備えてもよい。様々な実施形態では、前側脚部242は、格子状支持棒222と同一の材料を含んでもよい。使用時には、以下で非常に詳細に説明するように、装填用キャリア220が、水槽100内に配置される場合、前側脚部242は、隣り合う水槽側面106に接触し、装填用キャリア220を支持することができる。図7〜10に図示した実施形態で例示されたように、装填用キャリア220が水槽100内に配置される場合、装填用キャリア220の隣り合う端部は、装填用キャリア220の遠い端部に対して下向きに傾けられる。結果的に、前側脚部242は、隣り合う水槽側面106から離れて、傾いた装填用キャリア220内に配置された器具を保持することができる。
様々な実施形態では、装填用キャリア220は、1つ以上のスプレー分裂ミニマイザー(spray disruption minimizer)を備えてもよい。少なくとも1つの実施形態では、スプレー分裂ミニマイザーは、装填用キャリア220の角部で窓250を備えることができる。少なくとも1つのこのような実施形態では、窓250は、キャリアの側面に沿って上向きに延びる支持棒222に交差することができる頂部棒252によって画定できる。使用時には、以下で非常に詳細に説明するように、窓250は、例えばスプレーを分裂させることなく、又はスプレーの分裂を最小限にとどめる状態で、流体がノズル150又は152などのノズルから装填用キャリア内に配置された器具に噴霧されることを可能にできる。
様々な実施形態では、上記に加えて、装填用キャリア220は、それを通して流体の噴霧を可能にするよう構成された、底部224内で画定される窓を更に備えてもよい。少なくとも1つの実施形態では、この窓は、キャリア底部224内で画定される細長いループ260によって少なくとも部分的に画定できる。図11を参照すると、細長いループ260は、支持棒222から外方に延びることができる。上記と同様に、細長いループ260は、例えば底部ノズル154などのノズルからのスプレー分裂を最小化するよう構成できる。
必要に応じて、装填用キャリア220は、器具位置ガイド270を具備してもよい。器具位置ガイド270は、キャリア底部224内で画定されてもよく、キャリア底部224と一体化して形成されてもよく、及び/又はキャリア底部224に固定的に取り付けられてもよい。複数の実施形態によると、器具位置ガイド270は、装填キャリア220内で画定されてもよく、又は装填用キャリア220の下面に取り付けられてもよい。少なくとも1つの実施形態では、器具位置ガイド270は、格子状支持棒222と同一の材料から構成できる。様々な実施形態では、器具位置ガイド270は、操縦者に装填キャリア220内で内視鏡などの外科用器具を位置決めするためのテンプレートを提供する。使用時には、以下で非常に詳細に説明するように、操縦者は器具のヘッド202を、Y−継手274内に配置し、器具の残部を器具位置ガイド270と一直線に整列させる。様々な実施形態では、器具位置ガイド270は、例えばスプレーノズル150、152、及び/又は154に対して内視鏡を最適に、又は少なくとも適切に整列させる方法で、操縦者が内視鏡を配置するように導くことができる。特定の実施形態では、器具位置ガイド270は、操縦者が内視鏡の重量を装填用キャリア220内に適切に分配し、及び/又は内視鏡を人間工学的に好ましい位置で整列させるように導くことができる。
上記に加えて、器具位置ガイド270は、弧部分及び/又は直線部分を備えることができるリング272を具備してもよく、一定の及び/又は異なる曲率半径を有する弧部分を具備してもよい。リング272は、キャリア底部224の隣り合う部分内にあってもよい。器具位置ガイド270は、更に、リング272から延びるY−継手274を備えてもよい。図12を参照すると、少なくとも1つの実施形態では、Y−継手274は、キャリア底部224の遠位部分に向かって対角方向に延びてもよい。器具位置ガイド270は、伸張された部分276を更に備えてもよい。伸張された部分276は、キャリア底部224の反対側に向かってY−継手274から延びてもよい。
様々な実施形態では、装填用キャリア220は、キャリア底部224から上方に延在する支柱280を更に備えてもよい。複数の支柱280は、器具位置ガイド270に隣接してもよい。これに加えて又は代わりに、複数の支柱280は、キャリア底部224の円周の周りに配置されてもよい。図11の実施形態を参照すると、3本の支柱280がY−継手274に隣接し、4本の支柱280が、キャリア底部224の円周の周りに配置されている。図11中の支柱280の配列は単に例示に過ぎず、本発明の範囲を限定するよう意図していない。支柱280は、材料のループを含んでもよい。更に、支柱280は、格子状支持棒222と同一の材料を含んでもよい。図11を参照すると、支柱(複数)280はこれら支柱280がY−継手274に隣接するように狭い構成でよく、及び/又は様々な代替実施形態ではより広い。
使用時には、以下で非常に詳細に説明するように、支柱280は、器具200を装填キャリア220内の好ましい位置に導き、かつ拘束することができる。支柱280は、器具200を水槽壁部106から離れて保持する位置に器具を導くことができる。様々な実施形態では、支柱280は、器具位置ガイド270に相当する。支柱280は、装填用キャリア220内で器具200の重量を適切に分配する位置で及び/又は可撓性チューブ214のポート170への接続を容易にすることができる位置で器具を拘束することができる。
使用時に、操縦者は器具再処理装置1に前方からアプローチすることができる。別の好ましい実施形態では、上記の通りに、ペデスタル2は、例えばほぼ操縦者の腰の高さに達することができ、角度をつけた面20は、ある角度で上方にほぼ操縦者腰の高さから延びることができる。上記の通りに、角度をつけた面20は、ほぼ45度で上方に配置できる。ペデスタル2の高さ及角度をつけた面20の角度は、操縦者の使いやすさを改良するために人間工学的に設計できる。別の実施形態では、ペデスタル2の高さ及び角度をつけた20の角度は、二重蓋組立品300及び水槽100を操縦者の無理のないリーチの範囲内で配置することができるものである。
操縦者は、二重蓋組立品300を開き、外科用器具200を装填用キャリア220内に配置することができる。様々な実施形態では、操縦者は内視鏡のヘッドを器具位置ガイド270のY−継手274の上に配置し、支柱280が内視鏡を装填用キャリア220内で支持することができるように、内視鏡の残部をリング272及び伸張された部分276と一直線に整列させることができる。上記の通りに、次いで操縦者は可撓性チューブを内視鏡のチャネルに接続することができる。次いで操縦者は、二重蓋組立品300を閉めることができる。操縦者は、制御盤組立品80に入力を提供することができ、ここではスクリーン86が器具再処理プログラム及び/又は器具再処理装置1内部の条件の視覚的表示を操縦者に提供することができる。様々な実施形態では、制御盤組立品80及びスクリーン86は、操縦者にとって容易に見ることが可能かつアクセス可能である高さで配置される。
様々な実施形態では、スクリーン86は、グラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)を具備してもよい。GUIは、器具再処理装置を構成する1つ以上の水槽を制御する/監視するための入力/出力情報伝達用に構成できる。例えば、2つの水槽を備える実施形態では、GUIは、双方の水槽を制御する/監視するための同時入力/出力情報伝達用に構成できる。2つの水槽を備える他の実施形態では、GUIは、水槽の1つの選択を可能にするよう構成でき、一旦水槽が選択されると、GUIは、選択された水槽を制御する/監視するための入力/出力情報伝達用に構成される。
操縦者の入力に従って、器具再処理装置1は、器具再処理プログラムを実行することができ、これは、例えば、内視鏡などの器具を洗浄し、浄化し、除染し、消毒し、及び/又は滅菌することの1つ以上を含む。完了時に、操縦者は、以下で非常に詳細に説明するように二重蓋組立品300を開き、内視鏡を装填用キャリア220から取り外すことができる。器具200を取り外す前に、操縦者は、可撓性チューブ214を器具チャネル204から接続を外すことができる。上述のように、装填用キャリア220の上部リム230は、内視鏡が水槽の側壁に接触すること並びに予想される内視鏡が汚染されることを防止するために、操縦者が内視鏡を装填用キャリア220から注意深く取り外すことを促すことができる。上部リム230は、器具200を器具再処理装置1から前方に引き抜く前に、操縦者が再処理された器具200を閉じ込めて器具200を上方に及び装填用キャリア220から持ち上げることを誘導することができる。器具1を前方に引き抜く前に器具1を上方に持ち上げることは、器具200の部品が水槽100と接触することを防止することができ、汚染の可能性を低減するであろう。器具再処理装置1から再処理された器具200を取り外した後に、以下で非常に詳細に説明するように、操縦者は二重蓋組立品300を閉じることができる。
再処理プログラム中に、例えば、水、アルコール溶液、洗剤、消毒剤溶液、及び/又は滅菌剤の1つ以上を含む流体を、角部ノズル150、側面ノズル152、及び/又は底部ノズル154から噴霧するか、ないしは別の方法で放出することができる。これに加えて、流体がポート170から可撓性チューブを通って内視鏡内で画定されたチャンネルまで流れることができる。噴霧されかつ流された流体は、次いで水槽100内に排水できる。より具体的には、流体は、水槽側面106、水槽底部108、及びドレーンフランジ112に沿って排水できる。様々な実施形態では、ドレーン110は、水槽100の下部に位置付けられる。ドレーンフランジ112は、ドレーン110に向かって下方に傾斜することができる。流体は、次いで、ドレーン110を通って流れ、器具再処理装置1は、単一の再処理サイクル後に排水された流体をリサイクルして再使用するか又はその液を適切に廃棄することができる。
上述のように、器具再処理装置1は、少なくとも1つの水槽と少なくとも1つの蓋とを備えることができ、この蓋は、例えば内視鏡などの医療器具が水槽内で浄化され、滅菌され、及び/又は別の方法で消毒される間に、水槽を覆うよう構成できる。二重蓋300の実施形態を、図17〜22で図示する。二重蓋300は、上部蓋用パネル302と下部蓋用パネル304とを含む。様々な実施形態では、上部蓋用パネル302は、窓ペイン306を含み、下部蓋パネル304は、必要に応じて窓ペイン308を含む。使用時に、蓋300は、図17に図示した閉鎖位置と、図27に図示した開放位置との間を移動できる。二重蓋300の閉鎖位置では(図17)、二重蓋300は、以下で非常に詳細に説明するように、水槽を包囲する枠部60に対して密封できる。様々な実施形態では、以下に非常に詳細に更に説明されるように、上部蓋用パネル302は、器具再処理装置1の枠部60にヒンジにより接続できる。少なくとも1つの実施形態では、枠部60は、ベアリング382a及び382bを備えることができ、ベアリングは上部蓋用パネル302を枠部60に回転可能に取り付けるよう構成できる。より具体的には、少なくとも1つの実施形態では、器具再処理装置1は、ベアリング382a、382bによって回転可能に支持できるシャフト358を更に備えることができ、ここで上部蓋用パネル302もまた、シャフト358に回転可能に取り付けられる、例えばベアリング380a及び380bなどの1つ以上のベアリングを備えることができる。様々な実施形態では、ベアリング380a、380b、382a、及び/又は382bは、例えば、ジャーナルベアリング、スリーブブッシュ、及び/又はピローブロックなどの任意の好適なタイプのベアリングを備えてもよい。いかなる場合でも、上記の結果として、ベアリング382a、382b及びシャフト358は、上部蓋用パネル302の端部を支持することができ、ベアリング380a、380bは、シャフト358の周りの上部蓋用パネル302の相対回転運動を可能にすることができる。
上部蓋用パネル302はまた、下部蓋用パネル304にヒンジにより接続できる。様々な実施形態では、上部蓋用パネル302は、ピン340a及び340bによって下部蓋用パネル304に接続でき、ピンは、ピン340a及び340bの周りの上部蓋用パネル302と下部蓋パネル304との間の相対回転を可能にすることができる。少なくとも1つの実施形態では、ピン340aは、上部蓋用パネル302と下部蓋用パネル304の一部分を通ってそれらの第1の面に延在することができ、同様にピン340bは、上部蓋用パネル302と下部蓋パネル用304を通ってそれらの第2の面に延在することができる。少なくとも1つのこのような実施形態では、上部蓋用パネル302は、上部蓋用パネル302の第1の面から延びる第1のヒンジアーム404aを備えることができ、その1つは、下部蓋用パネル304から延びる第2のヒンジアーム402a内のピン開口と位置合わせされたピン開口を備えることができ、この2つは第2のヒンジアーム402aにピン340aによって回転可能にピン留めできる。同様に、上部蓋用パネル302は、上部蓋用パネル302の第2の面から延びる第2のヒンジアーム404bを備えることができ、その1つは、下部蓋用パネル304から延びる第2のヒンジアーム402b内のピン開口と位置合わせされたピン開口を備えることができ、この2つは第2のヒンジアーム402bにピン340bによって回転可能にピン留めできる。
上記のように、上部蓋用パネル302は、シャフト358に回転可能に取り付けられた第1の端部と、下部蓋用パネル304に回転可能に取り付けられた第2の又は反対側の端部とを備えることができる。少なくとも1つのこのような実施形態では、上部蓋用パネル302の第2の端部は、下部蓋用パネル304の第1の端部に回転可能に取り付けられ得る。上記に加えて、下部蓋用パネル304は、枠部60に摺動可能に取り付けられる第2の端部を備えることができる。図17及び27を参照すると、下部蓋用パネル304の第2の端部は、蓋300が閉じられている第1の位置と蓋300が開けられている第2の位置との間の経路に沿って摺動できる。特定の実施形態では、下部蓋用パネル304は、例えばフォロア378a及び378bなどの1つ以上のフォロアを備えることができ、フォロアは、水槽の側面に沿って延在するチャネル、ガイド、及び/又はスロット内を滑るよう構成できる。少なくとも1つの実施形態では、枠部60は、水槽の第1の面に沿って延在する第1のガイドレール376aと、水槽の第2の面に沿って延在する第2のガイドレール376bを備えることができ、下部蓋用パネル304の第1の面上で配置できるフォロア378aは、第1のガイドレール376aに摺動可能に係合でき、下部蓋用パネル304の第2の面上で配置できるフォロア378bは、第2のガイドレール376bに摺動可能に係合できる。様々な実施形態では、ガイドレール376a、376bとフォロア378a、378bは、フォロア378a、378bがそれぞれガイドレール376a、376bに沿って長手方向に摺動し、更にガイドレール376a、376bの長手方向又は軸に対して横断する方向で、フォロア378a、378bの運動を制限することを可能にするよう構成できる共働的幾何学的形状を具備することができる。
様々な実施形態では、上記に加えて、下部蓋用パネル304は、水槽の頂部に向かって上向きに摺動できる。かかる状況では、下部蓋用パネル304は、ガイドレール376a及び376bを包含する平面に平行であるか、又は少なくとも実質的に平行である平面内に下部蓋用パネルが存在する第1の、又は閉じた位置から、これら平面に対して横断する方向で下部蓋用パネルが配向される第2の位置まで回転することができる。下部蓋用パネル304のこのような運動に適応するために、フォロア378a、378bは、下部蓋用パネル304の概ね平面のカバー部分に対して回転可能であってもよい。少なくとも1つのこのような実施形態では、下部蓋用パネル304は、ベアリング374a及び374bと、ベアリング374a及び374bによって支持されるシャフト372とを含むことができ、ここではフォロア378a、378bが、シャフト372の反対側の端部に取り付けられ得る。様々な実施形態では、フォロア378a、378bは、シャフト372に固定的に取り付けられることができ、シャフト372は、ベアリング374a及び374bに対して回転するよう構成できる。特定の実施形態では、フォロア378a、378bは、フォロア378a、378bがシャフト372に対して回転できるように、シャフト372に取り付けられることができる。いずれの場合にも、このような実施形態は、下部蓋用パネル304の平面的カバー部分とフォロア378a、378bとの間の相対回転運動を可能にすることができる。
二重蓋300を開くために、上記に加えて、器具再処理装置1の操縦者は、フォロア378a、378bをそれらの対応のガイドレール376a、376bに沿って摺動させやすい下部蓋用パネル304に力を加えることができる。特定の実施形態では、器具再処理装置1は、蓋300の開放の際に操縦者を補助することができるシステムを更に備えることができる。少なくとも1つのこのような実施形態では、器具再処理装置1は、フォロア378a、378bを上向きに引張るよう構成できる、例えばモータ及びベルト駆動システムを更に備えることができる。主に図18を参照すると、内視鏡再処理装置1は、上述したモータ350と、モータ350の駆動シャフトに動作可能に係合する駆動滑車352と、シャフト358に動作可能に係合できるベルト356とを含むことができることで、駆動滑車352がモータ350によって回転される場合、シャフト358もまた回転する。少なくとも1つのこのような実施形態では、シャフト358は、ベル356によって駆動できシャフトに取り付けられた滑車354を含むことができる。ベルト駆動システムが本明細書で開示されているが、例えばチェーン及びドライブスプロケットを含めるチェーンドライブシステムなどの任意のその他の好適な駆動システムが使用できる。特定の実施形態では、シャフト358はまた、シャフト358と共に回転するよう構成できるその対向側でそれに取り付けられた滑車360a及び360bを含んでもよい。様々な実施形態では、滑車360a、360bは、フォロア378a及び378bに動作可能に係合できる第2のベルト駆動システムの部品であることができる。少なくとも1つのこのような実施形態では、器具再処理装置1は、ベアリング384a及び384bによって枠部60に回転可能に取り付けられた1本のシャフト359と、シャフト359の対向端部に取り付けられた2つの滑車362a及び362bとを備えることができ、滑車362aは、ベルト364aによって滑車360aに動作可能に結合でき、滑車362bは、ベルト364bによって滑車360bに動作可能に結合できる。このような実施形態では、ベルト364aがモータ350によって駆動される場合、ベルト364aがフォロア378aを上向きに引張ることができるように、フォロア378aは、ベルト364aに取り付けられたコネクタ部分370aを備えることができ、同様に、ベルト364bがモータ350によって駆動される場合、ベルト364bがフォロア378bを引張ることができるように、フォロア378bは、ベルト364bに取り付けられたコネクタ部分370bを備えることができる。様々な実施形態では、水槽102の対向面上に配置されたベルト駆動は対称、又は少なくとも実質的に対称であり得ることで、フォロア378a及び378bは、蓋300を開けるために連動して上向きに引張られることができる。同様に、蓋300を閉めるためにフォロア378a及び378bを連動して下向きに引張るために、モータ350は、反対方向で、又は逆方向で駆動できる。
上述のように、蓋300は、上部蓋用パネル302と下部蓋用パネル304が実質的に平らな状態にある第1の位置と、第2の折り畳まれた位置との間を移動することができる。様々な実施形態では、上部蓋用パネル302と下部蓋用パネル304は、蓋300が閉鎖位置にある場合、平面内にある。しかしながら、このような状況では、上部蓋用パネル302と下部蓋用パネル304は、それらの折り畳まれた位置に移動されることに抵抗する場合がある。より具体的には、上部蓋用パネル302と下部蓋用パネル304は、端と端をつないで整列できるか柱状配置で整列でき、ここでは、力Fは、例えば、上記説明の駆動システムを介して下部蓋用パネル304に伝達し、力Fは縦列を通して真っ直ぐに作用し、蓋用パネル302及び304を互いに対して回転するよう作用することはない。潜在的に、上部蓋用パネル302及び下部蓋用パネル304は、平面配向を僅かに過ぎている位置で配置されることができ、ここでは、ピン340a及び340bに最も近いパネル302、304のエッヂは、それぞれベアリング380a、380b及び374a、374bに最も近いパネル302、304の端部よりも枠部60に近い。換言すると、このような状況では、蓋用パネル302及び304は、蓋用パネル302、304をそれらの開放位置に移動することを防止することができる位相ロックの状態にあり得るか、又は恐らくはそのようにするために過剰な力を加える必要性があり得る。以下で非常に詳細に説明するように、器具再処理装置1は、ドア300を少なくとも部分的に開放位置に付勢することができるシステムを具備することができ、これによって、これら状態を潜在的に回避することができる。
様々な実施形態では、上記に加えて、器具再処理装置1は、例えば、回転可能なカム310a及び310bなどの1つ以上のアクチュエータを更に具備することができ、アクチュエータは、図23〜26に図示したように、ドア300を部分的に開放位置に付勢するよう構成できる。様々な実施形態では、このようなカムは、ドア300をその閉鎖位置にロックするよう構成できる。少なくとも1つのこのような実施形態では、第1のカム310aは、水槽102の第1の面上に配設でき、第2のカム310bは、水槽102の第2の面上に配設できる。主として図31を参照すると、カム310aは、その内部にヒンジピン340aを受容するよう構成されたロック用チャネル326aを画定するロック用フィンガー324aを含むことができる。同様に、カム310bは、その内部にヒンジピン340bを受容するよう構成された、ロック用チャネル326bを画定するロック用フィンガー324bを含むことができる。使用時に、カム310a、310bは、図31に示すようにロック位置に回転されることができ、ここではロック用チャネル326a、326bの側壁は、ピン340a、340bが表面枠部60から上向きに盛り上がることを防止することができる。このような状況では、蓋用パネル302、304は、水槽リム104に対して押し付けられることができ、それらの閉鎖配置と開放配置との間を移動可能にしない。様々な実施形態では、水槽リム104及び/又は蓋用パネル302、304は、蓋用パネル302、304が水槽リム104に密封可能に係合し、流体がそれらの間を通過することを阻止するよう構成できる圧縮可能な密封部材を備えることができる。
様々な状況で、上記に加えて、カム310a、310bは、それらのロック位置から回転することができる。少なくとも1つの実施形態では、カム310aは、それに固定して取り付けられた滑車318を含むことができ、滑車は、滑車314、316、319とベルト320、322とを含むベルト及び滑車システムを介して電気モータ312によって駆動できる。より具体的には、滑車314は、モータ312の駆動シャフトに接続でき、ここではベルト320は、滑車314によって駆動できる。同様に、滑車319は、滑車316に固定して取り付けられ、これと一緒に回転し、ベルト320は、滑車316及び319を駆動することができる。ベルト322は、ベルト320による滑車319の回転がベルト322を駆動し、滑車318及びそれに取り付けられたカム310aを回転することができるように、滑車319及び滑車318に動作可能に係合できる。様々な実施形態では、モータ312はまた、カム310bを回転するよう構成できる。少なくとも1つの実施形態では、滑車316、319は水槽空洞部102の後ろに延びることができるシャフト222の第1の端部に取り付けられることができ、例えばベアリング386a及び386bによって回転可能に支持できる。少なくとも1つのこのような実施形態では、滑車334は、シャフト322によって回転できるシャフト322の反対側の、又は第2の端部に取り付けられ得る。上記と同様に、カム310bは、ベルト336を介して滑車334に動作可能に係合できる滑車338を含むことができる。上記の結果として、モータ312は、シャフト322を駆動することができ、シャフトがカム310a及び310bをそれらのロック位置まで並びにそれらのロック位置から回転することができる。様々な実施形態では、第1のカム310aをシャフト322に動作可能に接続するベルト及び滑車システムは、第2のカム310bをシャフト322に動作可能に接続するベルト及び滑車システムと同一である、又は少なくとも実質的に同一である。少なくとも1つのこのような実施形態では、カム310a及び310bが連動して回転するように、滑車319は滑車334と同一の直径を有することができ、これに加えて、滑車318は滑車338と同一の直径を有することができる。
カム310a、310bが、それらのロック位置から回転される場合、ピン340a、340bは、それぞれのロック用チャネル326a、326b内にもはや配置され得ず、したがって、上述のように蓋300が開放位置に移動されることを可能にする。様々な実施形態では、今度は図32及び33を参照すると、カム310a、310bは、蓋300を少なくとも部分的に開放位置に移動させるよう構成できる。少なくとも1つのこのような実施形態では、カム310a、310bは、それぞれが、ピン340a、340bのそれぞれに係合し、ピン340a、340bを上向きに、すなわち、水槽枠部60から離れて駆動するよう構成できる外周を含む偏心ローブを備えることができる。偏心ローブ及びカム310aの外周については、カム310aは、より小さな半径部分328aとより大きな半径部分330aとを具備することができる。少なくとも1つのこのような実施形態では、ピン340aがカム310aの外周の輪郭に従うように、ピン340aは、カム310aの外周に寄り掛かるよう構成できる。様々な状況では、例えば蓋300の重量が、ピン340aをカム310aの外周に対して付勢することができる。再び図32を参照すると、ピン340aがカム310aのより小さな半径部分328aに対して配置される場合、蓋300は、なお閉鎖状態で存在するが、枠部60に対しては非ロック位置であることを見ることができる。カム310aが、図32に図示したその位置から回転されるにつれて、より大きな半径部分330aが回転し、ピン340aと接触することができる。この時点で、図33を参照すると、カム310aは、ピン340a及び蓋300の一部分を、枠部60から離れて持ち上げることができる。様々な実施形態では、カム310aの外周は、より小さな半径部分328aとより大きな半径部分330aとの間でカム310aの回転の軸に対して半径を増大させる連続表面を含むことができる。
偏心ローブ及びカム310bの外周については、カム310bは、より小さな半径部分328bとより大きな半径部分330bとを具備することができる。少なくとも1つのこのような実施形態では、ピン340bがカム310bの外周の輪郭に従うように、ピン340bは、カム310bの外周に寄り掛かるよう構成できる。様々な状況では、例えば蓋300の重量が、ピン340bをカム310bの外周に対して付勢することができる。再び図32を参照すると、ピン340bがカム310bのより小さな半径部分328bに対して配置される場合、蓋300は、なお閉鎖状態で存在するが、枠部60に対しては非ロック位置であることを見ることができる。カム310bが、図32に図示したその位置から回転されるにつれて、より大きな半径部分330bが回転し、ピン340bと接触することができる。この時点で、図33を参照すると、カム310bは、ピン340b及び蓋300の一部分を、枠部60から離れて持ち上げることができる。様々な実施形態では、カム310bの外周は、より小さな半径部分328bとより大きな半径部分330bとの間でカム310bの回転の軸に対して半径を増大させる連続表面を含むことができる。様々な実施形態では、偏心ローブ並びにカム310a及び310bの外周は、互いに同一であることができるか、又は少なくとも実質的に同一であることができ、ここではカム310a及び310bは、同調して移動できる。様々な実施形態では、カム310a、310bは、それぞれ、例えば停止部410a、410bなどの停止部を備えることができ、停止部は、それぞれピン340a、340bに接触するよう構成でき、カム310a、310bの外部の駆動周長の端部を画定することができる。
上記を考慮すると、カム310a及び310bは、蓋300の中間部分に持ち上げ力を加えるよう構成できる。換言すると、持ち上げ力は、蓋300の頂部及び底部端部の中間に位置する場所で蓋300に加えられる。様々な実施形態では、器具再処理装置1は、器具再処理装置1の操縦者により起動できるアクチュエータを備えることができ、アクチュエータは、モータ312を動作させかつカム310a、310bを回転するよう構成できる。少なくとも1つの実施形態では、器具再処理装置1は、蓋を少なくとも部分的に開くよう命令できるコンピュータ、又はコントローラを備えることができる。このような命令は、例えば、スイッチ、ボタン、ペダル、レバー、及び/又はタッチスクリーン(図示せず)上のコンピュータアイコンを起動することによってもたらすことができる。一旦蓋300が少なくとも部分的に開放されると、蓋300は、上記説明のように、完全に開放された位置まで移動できる。蓋300が、その部分的に開放された位置とその完全に開放された位置との間を移動される場合、ピン340a及び340bは、カム310a及び310bから離れて持ち上げられることができ、もはやそれ以上カム310a及び310bに接触することはない。蓋300を閉めるために、例えば手動の閉鎖力、又はモータ350によって発生した閉鎖力が、下部蓋用パネル304を下向きにその閉鎖位置まで引張るために利用できる。より具体的には、上記に加えて、モータ350が反対方向で上述のベルト及び滑車システムを駆動するよう動作でき、これによって、コネクタ部分370a及び370bを下向きに引張り、下部蓋用パネル374をその閉鎖位置に配置する。下部蓋用パネル304がその閉鎖位置に引張られるにつれて、上部蓋用パネル302は、下部蓋パネル304と上部蓋パネル302を接続するヒンジピン340a、340bを介してそれに伝えられた力によって、その閉鎖位置に引張られることができる。このような位置では、ピン340a、340bは、再びカム310a、310bと接触した状態にあることができる。蓋300をその閉鎖位置でロックするために、ピン340a及び340bがロック用チャネル326a及び326bのそれぞれに再び入り、カム310a、310bによってそれらの閉鎖位置に駆動されるように、カム310a及び310bは、反対方向で回転できる。
図33aは、二重ドア300から取り外されたカム310aを示している。カム310aは、その上に滑車318が取り付けられるシャフト(図示せず)に適合する開口333aを含む。カム310aは、第2の開口335を含んでいてもよく、第2の開口は、滑車318上のペグ(図示せず)又はその他の機能に係合することができ、上記説明のようにカム310a及び滑車318が連動して回転することを確実にする。カム310aはまた、必要に応じて、ロック用チャネル326a内のロック用フィンガー324aに配置される戻り止め329a並びにカム表面のより大きな半径部分330a内に配置される戻り止め331aを含む。戻り止め329aは、ピン340aがロック用チャネル326a内に配置される場合、ピン340aに係合するよう構成される。同様に、戻り止め331aは、ピン340aが停止部410aの近くのカム310aのより大きな半径部分330aの端部で配置される場合、ピン340aに係合するよう構成される。戻り止め329a及び331aは、それぞれカム310a上の均衡位置を提供することができ、戻り止め329a又は331a内に配置される場合、ピン340a及びカム310aは、それらの間の相対運動を阻止できる。ロック用チャネル326a内の戻り止め329aは、ピン340aをロック位置で維持する。同様に、戻り止め331aは、ピン340aを部分的な開放位置で維持する。様々な状況では、例えば、より小さな半径部分328aとより大きな半径部分330aとの間のカム310a表面の領域で、カム310aをピン340aに対して移動させるなど、カム310a表面の他の部分でカム310aをピン340aに対して移動させるために必要とされるものよりも、戻り止め329a及び331aからピン340aに対してカム310aを移動させるためにモータ312からのより高い出力が必要とされる場合がある。カム310bは、対応する戻り止め機能を含有してもよい。
蓋300を開くよう、閉じるよう、及び/又はロックするよう構成された回転可能なカムが詳細に説明されてきたが、蓋300を開く、閉じる、及び/又はロックするためのその他のアクチュエータが利用されてもよい。様々な実施形態では、器具再処理装置1は、蓋300を開放位置に付勢するよう構成できる1つ以上のリニアアクチュエータを備えることができる。少なくともこのような実施形態では、第1のリニアアクチュエータは、付勢力をピン340aに加えるよう構成でき、一方第2のリニアアクチュエータは、ピン340bに付勢力を加えるよう構成できる。少なくとも1つのこのような実施形態では、第1及び第2のリニアアクチュエータは、同時に起動できる。
本明細書で開示されかつ説明される様々な実施形態は、一部では、水槽を備える器具再処理装置を目的とする。水槽は、底部面、リム、及び底部面とリムとを接続する側壁を備えることができる。水槽のリムは、水平面に対して鋭角を形成する傾斜面内に位置付けできる。少なくとも1つの横向きのノズルが、水槽の側壁上に位置付けされ、かつ傾斜面に実質的に平行な平面内に配設できる。横向きノズルは、傾斜面に実質的に平行な方向で、ストリームを水槽内に放出するよう構成できる。本明細書で開示しかつ説明する様々な実施形態はまた、一部では、例えば内視鏡などの器具を再処理するための方法を目的とする。方法は、例えば、本明細書に説明されるような器具再処理装置などの器具再処理装置内の水槽に器具を所定の位置に置くことを含む。
本明細書で使用するとき、用語「水平面」とは、本明細書に説明するような器具再処理装置の基部に平行な任意の平面を指す。本明細書で使用するとき、用語「鋭角」とは、例えば水平面などの基準面に対して0.0度(0.0ラジアン)を超えかつ90.0度(π/2ラジアン)未満である角度を指す。鋭角は、排他的に0.0度〜90.0度の範囲であってもよく、又は例えば、5.0°〜85.0°、10.0°〜80.0°、15.0°〜75.0°、20.0°〜70.0°、25.0°〜65.0°、30.0°〜60.0°、35.0°〜55.0°、40.0°50.0°などのこれらに包含されるいずれかのサブ範囲、並びに上記記載の数値のいずれかから選択される最小値及び最大値を含むいずれかのサブ範囲であってもよい。
本明細書で使用するとき、用語「傾斜面」とは、水平面に対して鋭角を形成する平面を指す。本明細書で使用するとき、用語「実質的に」とは、例えば、水平面又は傾斜面などの基準面に平行又は垂直であるような平面又は方向を説明するために使用する場合、平行又は垂直配向から「5.0度」(π/36ラジアン)を意味する。本明細書で使用するとき、用語「ストリーム」とは、例えば、液体、気体、溶液、分散液、懸濁液、スラリー、ミスト、蒸気等を含める流体又は流体搬送物質を指す。本明細書で使用するとき、用語「平面内に配設される」とは、ノズルを説明するために使用する場合、ノズルから放出されるストリームが特定の平面に平行な少なくとも初期軌道を有するように、特定の平面に対するノズルの配向を指す。しかしながら、特定の平面内に配設されたノズルは、ノズルから放出されるストリームが特定の平面に平行な初期軌道を有する限りにおいて、必ずしも任意の特定の位置で配置されるものではないことが理解される。結果的に、特定の平面内に配設され、かつこの平面に対して実質的に平行な方向でストリームを放出するよう構成されたノズルの特定の位置決めは、ノズルの特定の構成によって限定されることなく決定されるであろう。
図34は、傾斜面に対する様々なノズルの相対的配向を示す概略図である。図34で図示したシステムは、例えば、本明細書で説明するような器具再処理装置を含むことができる。傾斜面710は、水平面720に対して鋭角θを形成する。横向きノズル730a及び730bは、傾斜面710内に配設されている。傾斜面710は、そこに水槽(図示せず)のリム702が位置付けられる傾斜面に実質的に平行であり得る。横向きノズル730a及び730bは、水槽の側壁上に位置付けられてもよい(例えば、図39を参照)。矢印732a及び732bによって指示されるように、横向きノズル730a及び730bは、それぞれ、傾斜面710に実質的に平行である方向でストリームを放出するよう構成されている。
ノズルから放出されるストリームは、例えばストリームを構成する材料への重力の影響のために、非直線性軌道を有することが理解される。結果的に、本明細書でノズルを説明するために使用するとき、用語「方向でストリームを放出するよう構成される」とは、放出されたストリームの初期軌道ベクトルを指し、これは特定のノズルの場所及び配置によって確立される。したがって、本明細書で説明されるように、特定の平面内で配設されたノズルは、特定の平面に対して実質的に平行である方向でストリームを放出しようとし、したがって、放出されたストリームの初期軌道ベクトルは、ストリームの下流軌道が、例えば重力の影響のために特定の平面から偏移するにもかかわらず、特定の平面に実質的に平行であるだろう。このことは図36で図示され、図36は、平面610内で配設されたノズル630を示す概略図を提供している。矢印632によって指示されるように、ノズル630は、平面610に実質的に平行である方向で、すなわち平面610に実質的に平行である初期軌道ベクトル及び矢印634によって表示される下流軌道(下流軌道は、例えば重力影響のために平面610から偏移している)を有するストリームを放出するよう構成されている。
図34を参照すると、多重出口ノズル740は、直交する出口742及び傾斜した出口744を備える。多重出口ノズル740は、任意の配向で配設される追加の出口を備えることができることが理解される。図34で図示したシステムは、2つの別個のノズル、すなわち、直交するノズルと別個の傾斜したノズルを備えることができることも理解される。図34に図示したシステムは、1つ以上の追加の多重出口ノズル740及び/又は1つ以上の追加の別個の直交ノズル及び/又は傾斜したノズルを備えることができることも理解される。多重出口ノズル740は、水槽の底部面又は側壁上に位置付けられてもよい(例えば、図39を参照)。明確さのために、本明細書に提供される説明及び例示は、多重出口ノズルを備える実施形態を開示するが、本明細書を読取る当業者であれば、説明の範囲内にある様々な代替実施形態が、説明され例示された多重出口ノズルの代わりに又はこれらに加えて別個の直交する及び傾斜したノズルを備えることができることを理解されるであろう。
直交する出口742は、傾斜面710に実質的に垂直な平面内に配設されている。矢印746によって表示されるように、直交する出口742は、750において表示されるように、傾斜面710に実質的に垂直である方向でストリームを放出するよう構成されている。
傾斜した出口744は、傾斜面710に対して鋭角θ’を形成する平面内に配設されている。矢印748によって表示されるように、傾斜した出口744は、傾斜面710に対して鋭角θ’を形成する方向でストリームを放出するよう構成されている。図34に示すように、傾斜した出口744は、水平面720にまた実質的に平行である平面内に配設され、したがって、鋭角θ及びθ’は、実質的に等しい(すなわち、「5.0度」以内までで)。しかしながら、傾斜した出口744は、水平面720に実質的に平行ではない平面内に配設されてもよく、この実施形態では、鋭角θ及びθ’は実質的に等しくないことが理解される。
図34に図示したシステムは、2つの横向きのノズル730a及び730bを備えているが、このシステムは、傾斜面710内に配設された1つ、2つ、又はそれ以上の横向きのノズルを備えることができることが理解される。図34に図示したシステムは、横向きノズル730a及び730bを傾斜面710に対して同一平面上の配向で示しているが、横向きノズル730a及び730bは、それぞれが水平面720に対して鋭角(これは同一角度でも、又は異なる角度でもよい)を形成する別個の傾斜面内に配設されてもよいことが理解される。例えば2つ又はそれ以上の横向きノズルは、それぞれ傾斜面が水平面に対して実質的に同一の鋭角を形成する別個の傾斜面内に配設されてもよい。このような実施形態では、横向きノズルは、傾斜面に垂直な方向に沿った距離で互いにオフセットされている実質的に平行な傾斜面内に配設されている。このことは、図37に図示されていて、図37は、それぞれ傾斜面510a及び510b内に配設されたノズル530a及び530bを示す概略図を提供する。
矢印532aによって表示されるように、ノズル530aは、傾斜面510aに実質的に平行である方向でストリームを放出するよう構成されている。矢印532bによって表示されるように、ノズル530bは、傾斜面510bに実質的に平行である方向でストリームを放出するよう構成されている。傾斜面510a及び510bは、双方ともに水平面520に対して実質的に同一の鋭角θを形成する。傾斜面510a及び510bは、傾斜面に垂直な方向の間に距離(d)によって互いからオフセットされている。
2つ又はそれ以上の横方向ノズルは、それぞれが水平面に対して異なる鋭角を形成する別個の傾斜面内で配設してもよい。このことは、図38に図示され、図38は、それぞれ傾斜面410a及び410b内に配設されたノズル430a及び430bを示す概略図を提供している。矢印432aによって表示されるように、ノズル430aは、傾斜面410aに実質的に平行である方向でストリームを放出するよう構成されている。矢印432bによって表示されるように、ノズル430bは、傾斜面410bに実質的に平行である方向でストリームを放出するよう構成されている。傾斜面410a及び410bは、水平面420に対して、それぞれ異なる鋭角θ及びθを形成する。
図35は、傾斜面に対する様々なノズルの相対的配向を図示する概略図である。図35で図示したシステムは、例えば、本明細書で説明するような器具再処理装置であり得る。傾斜面810は、水平面820に対して鋭角θを形成する。横向きノズル830a、830b、830c、及び830dは、傾斜面810内に配設されている。傾斜面810は、そこで水槽のリムが位置付けられている傾斜面に実質的に平行であり得る(例えば、図39を参照)。横向きノズル830a、830b、830c、及び830dは、水槽の側壁上に位置付けられてもよい(例えば、図39を参照)。矢印832a、832b、832c、及び832dによって表示されるように、横向きノズル830a、830b、830c、及び830dは、それぞれ、傾斜面810に実質的に平行である方向でストリームを放出するよう構成されている。
多重出口ノズル840は、直交する出口842と傾斜した出口844を備える。多重出口ノズル840は、任意の配向で配設された追加の出口を備えることができることが理解される。図35に図示したシステムは、2つの別個のノズル、すなわち直交するノズル及び傾斜したノズルを備えることができることも理解される。図35に図示したシステムは、1つ以上の追加の多重出口ノズル840及び/又は1つ以上の追加の別個の直交するノズル及び/又は傾斜したノズルを備えることができることもまた理解される。明確にするために、本明細書に提供される説明及び例示は、多重出口ノズルを備える実施形態を開示するが、本明細書を読取る当業者であれば、説明の範囲内にある様々な代替実施形態が、説明されかつ例示された多重出口ノズルの代わりに又はこれらに加えて別個の直交する及び傾斜したノズルを備えることができることを理解されるであろう。多重出口ノズル840は、水槽の底部面上に位置付けられてもよい(例えば、図40を参照)。
直交する出口842は、傾斜面810に実質的に垂直な平面内に配設されている。矢印846によって表示されるように、直交する出口842は、850で指示されるような傾斜面810に実質的に垂直である方向でストリームを放出するよう構成されている。
傾斜した出口844は、傾斜面810に対して鋭角θ’を形成する平面内に配設されている。矢印848によって表示されるように、傾斜した出口844は、傾斜面810に対して鋭角θ’を形成する方向でストリームを放出するよう構成されている。図35に示すように、傾斜した出口844は、水平面820にも実質的に平行である平面内に配設され、したがって、鋭角θ及びθ’は、実質的に等しい(すなわち、「5.0度」の範囲内までで)。しかしながら、傾斜した出口844は、水平面820に実質的に平行ではない平面内に配設されてもよく、この実施形態では、鋭角θ及びθ’は実質的に等しくないことが理解される。
図35に図示したシステムは、4つの横向きノズル830a、830b、830c、及び830dを備えるが、このシステムは、傾斜面810内に配設される1つ、2つ、3つ、4つ、又はそれ以上の横向きノズルを備えることができることが理解される。図35に図示したシステムは、傾斜面810に対して同一平面上の配向で横向きノズル830a、830b、830c、及び830dを示しているが、横向きノズル830a、830b、830c、及び830d、又はこれらの任意の部分組み合わせは、それぞれが鋭角を形成する別個の傾斜面内に配設されてもよく、別個の傾斜面は、水平面820に対して同一の角度又は異なる角度であってもよいことが理解される。例えば、上記記載の図37及び38を参照されたい。
図39〜43は、本明細書に説明するような器具再処理装置の水槽構成部品の様々な図を示している。図39〜43に示す水槽は、上記に説明しかつ図7〜10と関連付けて示した水槽とほぼ同一であり得る。
図39〜43に示すように、器具再処理装置の非限定的実施形態は、水槽900を備える。水槽900は、リム902と底部面904とを備える。水槽900の底部面904は、複数の底部面セグメント又は部分904a、904b、及び904cを備える。水槽900は、側壁906を備える。側壁906は、底部面904とリム902とを接続する。リム902は、傾斜面910内に位置付けられる。傾斜面910は、水平面920に対して鋭角θを形成する。
器具再処理装置はまた、横向きノズル930a、930b、930c、及び930dを備える。横向きノズル930a、930b、930c、及び930dは、水槽900の側壁906上に位置付けられる。横向きノズル930a、930b、930c、及び930dは、傾斜面910に実質的に平行な平面内に配設されている。矢印932a、932b、932c、及び932dによって表示されるように、横向きノズル930a、930b、930c、及び930dは、傾斜面910に実質的に平行である方向でストリームを放出するよう構成されている。図41に示すように、水槽900の側壁906は、概ね長四角形の形状であり、側壁906は、4つ面と4つの角部を備える。横向きノズル930a、930b、930c、及び930dは、それぞれ側壁906の4つの角部で位置付けされ、傾斜面910に概ね平行な平面内に配設され、傾斜面910に概ね平行である方向で水槽900にストリームを放出するよう構成されている。したがって、横向きノズル930a、930b、930c、及び930dは、そこでは完全に一致した平面が傾斜面910に概ね平行である、同一平面上の配向で配設されている。同様に、横向きノズル930a、930b、930c、及び930dは、傾斜面910と同一平面上にありかつ平行である方向で、水槽900にストリームを放出するよう構成されている。
水槽900の底部面904は、複数の底部面セグメント904a、904b、及び904cを備える。底部面セグメント904a、904b、及び904cは、水平面920に対して異なる角度を形成する。底部面セグメント904aは、水平面920に対して鋭角で傾斜し、水槽900のリム902を含む傾斜面910に実質的に平行である。底部面セグメント904bは、水平面920に実質的に垂直である。底部面セグメント904cは、水平面に実質的に平行である。底部面セグメント904cは、底部面セグメント904cを通して配置されたドレーン960を備える。
底部面セグメント904a、904b、及び904cは、底部面904の平面形状部分として示されかつ説明され、これらのそれぞれは水平面に対して異なる角度を形成する。水槽の底部面は、この構成に限定されるものではなく、例えば、水平面に対して異なる角度を形成する1つ、2つ、3つ、又はそれ以上の平面表面セグメント又は部分を備えてもよく、水槽の底部面を備えてもよいことが理解される。あるいは、又はこれに加えて、本明細書に説明するような器具再処理装置の水槽の底部面は、湾曲した又は起伏がある形状又はセグメント/湾曲した又は起伏がある形状を含む部分を備えてもよい。例えば、水槽の底部面は、凸面形状、凹面形状、若しくは複雑な表面輪郭を形成する凸面及び凹面の組み合わせを備えてもよい。同様に、水槽の底部面は、複雑な表面輪郭を形成する平面形状、凹面形状、及び/又は凸面形状表面セグメント/部分の組み合わせを備えてもよい。
器具再処理装置はまた、多重出口ノズル940を備えてもよい。多重出口ノズルは、底部面セグメント904b上に位置付けられる。多重出口ノズル940は、水槽900にストリームを放出するよう構成された2つの出口を備える。多重出口ノズル940は、直交する出口942と傾斜した出口944とを備える。多重出口ノズル940は、任意の配向で配設さる追加の出口を備えることができる。器具再処理装置は、2つの別個のノズル、すなわち、多重出口ノズル940の代わりに又はこれに加えて直交するノズル及び別個の傾斜したノズルを備えることができることが理解される。器具再処理装置は、1つ以上の追加の多重出口ノズル940及び/又は1つ以上の追加の別個の直交するノズル及び/又は傾斜したノズルを備えることができることも理解される。明確にするために、本明細書に提供される説明及び例示は、多重出口ノズルを備える実施形態を開示するが、本明細書を読取る当業者であれば、説明の範囲内にある様々な代替実施形態が、説明されかつ例示された多重出口ノズルの代わりに又はこれらに加えて別個の直交する及び傾斜したノズルを備えることができることを理解されるであろう。
多重出口ノズル940は、底部面セグメント904b上に位置付けられているものとして示されかつ説明されている。器具再処理装置の水槽のノズル構成は、この構成に限定されるものではないことが理解される。例えば、1つ以上の多重出口ノズルは、水槽の底部面のいずれの部分又はセグメント上に位置付けられてもよい。あるいは、又はこれに加えて、1つ以上の多重出口ノズルは、ノズルが水槽のリムを含む傾斜面に実質的に垂直な方向で、かつ傾斜面に対して鋭角を形成する方向でストリームを放出する限りにおいて、水槽の側壁の任意の部分又はセグメント上に位置付けられてもよい。
直交する出口942は、傾斜面910に実質的に垂直な平面内に配設されている。矢印946によって表示されるように、直交する出口942は、傾斜面910に実質的に垂直である方向でストリームを放出するよう構成されている。
傾斜した出口944は、傾斜面910に対して鋭角を形成する平面内に配設されている。矢印948によって指示されるように、傾斜した出口944は、傾斜面910に対して鋭角を形成する方向でストリームを放出するよう構成されている。傾斜した出口944は、水平面920にまた実質的に平行である平面内に配設され、したがって、傾斜面910の鋭角及び傾斜面と傾斜した出口944との間で形成された鋭角は実質的に等しい(すなわち、「5.0度」の範囲内までで)。しかしながら、傾斜した出口944は、水平面920に実質的に平行ではない平面内に配設されてもよく、この実施形態では、それぞれの鋭角は実質的に等しくないことが理解される。
図39〜43に図示した水槽及びノズル組立品は、4つの横向きのノズル930a、930b、930c、及び930dを備えるが、この組立品は、1つ、2つ、3つ、4つ、又はそれ以上の横向きノズルを備えることができることが理解される。図39〜43に図示した水槽及びノズル組立品は、傾斜面910に対して同一平面上の配向で4つの横向きのノズル930a、930b、930c、及び930dを備えるが、横向きのノズル930a、930b、930c、及び930d、又はこれらの任意の部分組み合わせは、それぞれが水平面920に対して鋭角を形成する(これは同一の角度又は異なる角度であってもよい)別個の傾斜面内に配設されてもよいことが理解される。上記記載の、例えば図37及び38を参照されたい。
図44〜47は、本明細書に説明するような取り外し可能なキャリアを支持する器具再処理装置の水槽構成部品の様々な図を示す。図44〜47に示す水槽は、図30〜43と関連付けて上記で説明した水槽とほぼ同じであってよい。図44〜47に示すキャリアは、図11〜16と関連付けて上記で説明しかつ示したキャリアとほぼ同じである。
図44〜47を参照すると、横向きノズル930a、930b、930c、及び930dは、それぞれ横向きポート970a、970b、970c、及び970dに接続されている。横向きノズル930a、930b、930c、及び930dは、水槽900の側壁906内のそれぞれの開口部を通して横向きポート970a、970b、970c、及び970dに接続する。多重出口ノズル940は、多重出口ポート980に接続されている。多重出口ノズル940は、水槽900の底部面セグメント904b内の開口部を通して多重出口ポート980に接続する。
本明細書に説明するような器具再処理装置の水槽及びノズル組立品を構成する横向きノズル、多重出口ノズル、及び/又は別個の直交するノズル及び傾斜したノズルは、対応するポートを通して、ノズルによって放出可能なストリーム、例えば液体、気体、溶液、分散液、懸濁液、ミスト、蒸気等を供給する流体ラインに接続される。対応するポートを通してノズルに接続された流体供給ラインはまた、ノズルから水槽までのストリームの放出を制御する流体供給システムに接続される。例えば、本明細書に説明するような器具再処理装置の水槽及びノズル組立品を構成するノズルは、水、洗剤、消毒剤溶液、空気、及び/又はその類似物の供給源に接続できる。このようにして、ノズルは、器具再処理操作のサイクル中に、水、洗剤、消毒剤溶液、空気、及び/又はその類似物を放出するよう構成される。様々な非限定的な実施形態では、本明細書に説明されるような器具再処理装置の水槽及びノズル組立品を構成するノズルは、その全開示が、参照することで本明細書に組み込まれる、「INSTRUMENT REPROCESSOR AND INSTRUMENTREPROCESSING METHODS」と題された、同時出願され、共有する米国特許出願、代理人ドケット番号第110514号に記載されるような供給システム、投与システム、及び/又は独立の監視システムに接続されてもよい。
水槽900は、水槽900内に配置された取り外し可能なキャリア220を支持するよう構成されている。水槽900内に配置される場合、取り外し可能なキャリア220は、図44〜46に示すように、傾斜面910に実質的に平行な平面内に配設される。キャリア220は、器具(図示せず)が傾斜面910に実質的に平行な平面内に配設されるように、例えば、内視鏡などの器具を、水槽900内の所定の位置に置くよう構成されている。このようにして、キャリア220(器具を収容する)が水槽900内で所定の位置に置かれ、キャリア220が傾斜面910に実質的に平行な平面内に配設される場合、キャリア220内に収容された器具は、傾斜面910に実質的に平行な平面内に配設される。
横向きノズル930a、930b、930c、及び930d、多重出口ノズル940(及び/又は図示されないが別個の直交するノズル及び傾斜したノズル)は、器具(例えば、内視鏡)が水平面に対して鋭角を形成するように、傾斜面910に対して実質的に平行な平面内で、取り外し可能なキャリア220内に収容されかつ水槽900内に配置される場合、例えば、内視鏡などの器具(図示せず)上に衝突するストリームを水槽900に放出するよう構成される。ノズル930a、930b、930c、930d、及び940から放出される衝突ストリームは、水、洗剤、消毒剤溶液、空気、及び/又は類似物を含有することができる。
例えば、ノズル930a、930b、930c、930d、及び940は、血液及び/又はその他の体内の老廃物を器具の外側表面から洗い落とすために、キャリア220内に収容されかつ水槽900内に配置された器具(例えば、図示されないが内視鏡)に衝突するストリームとして水を放出してもよい。ノズル930a、930b、930c、930d、及び940は、血液及び/又はその他の体内の老廃物を器具の外側表面を浄化するために、キャリア220内に収容されかつ水槽900内に配置された器具(例えば、図示されないが内視鏡)に衝突するストリームとして液体洗剤を放出してもよい。ノズル930a、930b、930c、930d、及び940は、器具の外側表面を消毒するために、キャリア220内に収容されかつ水槽900内に配置された器具(例えば、図示されないが内視鏡)に衝突するストリームとして消毒剤を放出してもよい。ノズル930a、930b、930c、930d、及び940は、残留する液体洗剤及び/又は消毒剤溶液を洗い落とすために、キャリア220内に収容されかつ水槽900内に配置された器具(例えば、図示されないが内視鏡)に衝突するストリームとして水を放出してもよい。ノズル930a、930b、930c、930d、及び940は、その中でノズルが水、液体洗剤、及び/又は消毒剤溶液を放出する再処理サイクルの後に、器具を乾燥するために、キャリア220内に収容されかつ水槽900内に配置された器具(例えば、図示されないが内視鏡)に衝突するストリームとして空気又は別の気体を放出してもよい。
本明細書に説明するような、ノズルによって放出され、器具再処理装置のキャリア内に収容されかつ水槽に配置される器具(例えば、内視鏡)に衝突するよう構成されるストリームは、器具を液体中に沈めることなく、器具を効果的に浄化及び/又は消毒するために、所定の放出圧、放出流速、放出速度、放出体積、及び/又は放出温度を有するように総合的に又は個別に制御できる。例えば、水槽900にノズル930a、930b、930c、930d、及び940によって放出されるストリームは、水槽900内の液体に沈められていない器具を効果的に浄化及び/又は消毒するために、総合的に又は個別に制御された放出圧、放出流速、放出速度、放出体積、及び/又は放出温度で、器具再処理装置のキャリア200内に収容されかつ水槽900に配置される器具(例えば、内視鏡)に衝突するよう構成できる。このようにして、放出されたストリームは、上記のように傾斜した配向でキャリア220によって水槽900内に吊るされている器具に衝突し、底部面セグメント904cを通して配置されるドレーン960を通って水槽900から排出し、このことは器具が液体内に沈められることを防止する。
本明細書に説明するような水槽及びノズル組立品を具備する器具再処理装置はまた、水槽を閉じ、器具再処理装置の内部に密封するよう構成された蓋組立品を備えることができる。様々な非限定的な実施形態では、蓋は水槽を閉鎖配置で覆うことができ、これによって閉じた水槽チャンバを形成することができる。閉鎖配置では、蓋は、そこに水槽のリムが位置付けられている傾斜面に実質的に平行である傾斜面内に配設できる。例えば、図17〜33に記載されるような二重蓋300は、水槽900を閉鎖配置で覆う場合、そこに水槽900のリム902が位置付けられている傾斜面910に実質的に平行である傾斜面内に配設できる。
本明細書に開示しかつ説明する様々な実施形態は、一部では、例えば内視鏡などの器具を再処理するための方法を目的とする。方法は、器具再処理装置の水槽内に器具を配置することを含むことができる。器具再処理装置は、本明細書に説明するような器具再処理装置を含むことができる。例えば、水槽は、水平面に対して鋭角を形成する傾斜面で位置付けされたリムを備えることができる。
器具は、傾斜面に実質的に平行な平面内にかつ水平面に対して鋭角で水槽内に配置できる。水槽は、例えば本明細書に説明するような二重蓋で覆われることができ、これによって、閉じた水槽チャンバを形成することができる。1つ以上の横向きのストリームが、傾斜面に実質的に平行な方向で水槽に放出できる。1つ以上の横向きのストリームは、器具の外側表面に衝突し、器具の外側表面を浄化及び/又は消毒することができる。衝突ストリームは、器具が再処理中に水槽チャンバ内の液体に沈められないように、閉じた水槽チャンバから排出することができる。
様々な非限定的な実施形態では、器具を再処理するための方法は、傾斜面に実質的に垂直な方向で、直交するストリームを水槽内に放出することを更に含むことができる。直交するストリームは、器具の外側表面に衝突し、器具の外側表面を浄化及び/又は消毒することができる。あるいは、又はこれに加えて、器具を再処理するための方法は、傾斜面に対して鋭角を形成する方向で、水槽内に傾斜したストリームを放出することを更に含むことができる。例えば、様々な非限定的な実施形態では、傾斜したストリームは、水平面に実質的に平行な方向で放出できる。傾斜したストリームは、器具の外側表面上に衝突し、器具の外側表面を浄化及び/又は消毒することができる。様々な非限定的な実施形態では、1つ以上のノズルが、閉じた水槽チャンバの1つ以上の表面上に衝突するストリームを放出してもよい。例えば、1つ以上のノズルは、閉じた蓋の内側表面に衝突することができ、これが蓋の内側表面を消毒及び/又は浄化することができる。
傾斜面に実質的に平行な平面内でかつ水平面に対して鋭角で水槽内に器具を配置することは、水槽内に器具を収容するキャリアを定位置に置くことを含むことができる。キャリアは、傾斜面に実質的に平行な平面内でかつ水平面に対して鋭角で水槽内に配置できる。例えば、キャリア220は、図44〜47と関連付けて本明細書で説明したように、水槽900内に配置できる。
本明細書で開示しかつ説明した様々な実施形態は、一部では、水槽を備える器具再処理装置を目的とする。水槽は底部面と、リムと、底部面及びリムを接続する側壁とを備えることができる。水槽のリムは、水平面に対して鋭角を形成する傾斜面内に位置付けることができる。少なくとも1つの横向きのノズルが、水槽の側壁上に位置付けでき、傾斜面に実質的に平行な平面内に配設できる。横向きのノズルは、傾斜面に実質的に平行な方向でストリームを水槽内に放出するよう構成できる。
器具再処理装置は、水槽の側壁上に位置付けられた複数のノズルを備えることができる。水槽の側壁上に位置付けられた横向きのノズルは、傾斜面に実質的に平行な平面内に配設できる。水槽の側壁上に位置付けられた横向きのノズルは、傾斜面に実質的に平行な方向で水槽内にストリームを放出するよう構成できる。例えば、器具再処理装置は、水槽の側壁上で位置付けられた少なくとも4つの横向きのノズルを備えることができ、ここでは横向きのノズルは、傾斜面に平行な平面内に配設され、横向きノズルは、傾斜面に平行な方向で水槽内にストリームを放出すよう構成されている。様々な非限定的な実施形態では、水槽の側壁は、概ね長四角形の形状であることができ、側壁は4つの面と4つの角部とを備えることができる。少なくとも4つの横向きのノズルは、それぞれ側壁の4つの角部で位置付けられ、傾斜面に概ね平行な平面内に配設され、傾斜面に概ね平行な方向でストリームを水槽内に放出するよう構成されることができる。
水槽の底部面は、複数の底部面セグメント又は部分を備えることができる。複数の底部面セグメント又は部分は、水平面に対して異なる角度を形成してもよい。例えば、少なくとも1つの底部面のセグメント又は部分は、水平面に対して鋭角で傾斜されてもよい。様々な非限定的な実施形態では、底部面のセグメント又は部分は、セグメント又は部分を含む傾斜面が、水槽のリムを含む傾斜面に実質的に平行であるように、水平面に対して鋭角で傾斜されてもよい。少なくとも1つの底部面のセグメント又は部分は、水平面に実質的に垂直であってもよい。少なくとも1つの底部面のセグメント又は部分は、水平面に実質的に平行であってもよい。様々な非限定的な実施形態では、水槽の底部面は、水平面に対して鋭角で傾斜した少なくとも1つのセグメント又は部分、水平面に実質的に垂直な少なくとも1つのセグメント又は部分、及び/又は水平面に実質的に平行な少なくとも1つのセグメント又は部分を備えることができる。
器具再処理装置は、直交するノズルを備えることができる。直交するノズルは、水槽の底部面又は側壁上に位置付けできる。直交するノズルは、傾斜面に実質的に垂直な平面内に配設できる。直交するノズルは、傾斜面に実質的に垂直な方向でストリームを水槽内に放出するよう構成できる。
器具再処理装置は、傾斜したノズルを備えることができる。傾斜したノズルは、水槽の底部面又は側壁上に位置付けできる。傾斜したノズルは、傾斜面に対して鋭角を形成する平面内に配設できる。傾斜したノズルは、傾斜面に対して鋭角を形成する方向でストリームを水槽内に放出するよう構成できる。様々な実施形態では、傾斜したノズルは、水平面に実質的に平行な平面内に配設されることができ、水平面に実質的に平行な方向でストリームを水槽内に放出するよう構成できる。
様々な非限定的な実施形態では、器具再処理装置は、直交するノズルと傾斜したノズルとを備えることができる。直交するノズルと傾斜したノズルは、水槽の底部面及び/又は側壁上に位置付けできる。直交するノズルは、傾斜面に実質的に垂直な平面内に配設でき、傾斜面に実質的に垂直な方向でストリームを水槽内に放出するよう構成できる。傾斜したノズルは、傾斜面に対して鋭角を形成する平面内に配設でき、水平面に実質的に平行な方向でストリームを水槽内に放出するよう構成できる。
様々な非限定的な実施形態では、器具再処理装置は、多重出口ノズルを備えることができる。多重出口ノズルは、水槽の底部面又は側壁上に位置付けできる。多重出口ノズルは、水槽内にストリームを放出するよう構成された2つ又はそれ以上の出口を備えることができる。2つ又はそれ以上の出口は、直交する出口と傾斜した出口とを備えることができる。直交する出口は、傾斜面に実質的に垂直な平面内に配設でき、傾斜面に実質的に垂直な方向で、ストリームを水槽内に放出するよう構成できる。傾斜した出口は、水平面内に配設でき、水平面に実質的に平行な方向で、ストリームを水槽内に放出するよう構成できる。
器具再処理装置は、水槽内に配置された取り外し可能なキャリアを支持するよう構成された水槽を備えることができる。水槽内に配置される場合、取り外し可能なキャリアは、傾斜面に実質的に平行な平面内でかつ水平面に対して鋭角で配設できる。
器具再処理装置は、取り外し可能なキャリアを備えることができる。器具再処理装置の水槽は、水槽内でキャリアを支持するよう構成できる。水槽内に配置される場合、取り外し可能なキャリアは、傾斜面に実質的に平行な平面内に配設できる。キャリアは、器具が傾斜面に実質的に平行な平面内にかつ水平面に対して鋭角で配設されるように、例えば内視鏡などの器具を水槽内に配置するよう構成できる。
参照により本明細書に組み込まれるといわれる任意の特許、出版物、又は他の公開資料は、全体又は一部において、組み込まれた資料が既存の定義、表現、又はこの開示に示された他の公開資料と矛盾しない範囲内で本明細書に組み込まれる。このように及び必要な範囲で、本明細書に明瞭に説明されている開示は、参照により本明細書に組み込んだ任意の矛盾する事物に取って代わるものとする。本明細書に参照により組み込むと称されているが現行の定義、説明、又は本明細書に記載されている他の開示物と矛盾するいずれの事物、又はそれらの部分は、組み込まれた事物と現行の開示事物との間に矛盾が生じない範囲でのみ組み込まれるものとする。
以上、本発明を例示的な構成を有するものとして説明したが、本発明は本開示の趣旨及び範囲内で更に改変することができる。したがって、本出願はその一般的原理を利用した本発明のあらゆる変形、使用又は適応を網羅するものとする。更に、本出願は、本発明が関連する技術分野における公知の、又は従来の実施に含まれるところの本開示からの発展形を網羅するものとする。
〔実施の態様〕
(1) 器具再処理装置であって、
底部面と、リムと、前記底部面と前記リムとを接続する側壁と、を備える水槽であり、前記リムが水平面に対して鋭角を形成する傾斜面内に位置付けられる、水槽と、
前記側壁上に位置付けられ、かつ前記傾斜面に実質的に平行な平面内に配設された少なくとも1つの横向きノズルであり、前記傾斜面に実質的に平行な方向で、前記水槽内に水流を放出するよう構成された、少なくとも1つの横向きノズルと、を備える、器具再処理装置。
(2) 前記底部面の一部分が、前記水平面に対して鋭角で傾斜され、かつ前記傾斜面に実質的に平行であり、前記底部面の一部分が、前記水平面に実質的に垂直であり、前記底部面の一部分が、前記水平面に実質的に平行である、実施態様1に記載の器具再処理装置。
(3) 前記傾斜面と前記水平面との間の前記鋭角が、40度〜50度の範囲である、実施態様1に記載の器具再処理装置。
(4) 前記底部面上に配置された多重出口ノズルを更に備え、前記多重出口ノズルが、
前記傾斜面に実質的に垂直な平面内に配設されかつ前記傾斜面に実質的に垂直な方向で前記水槽内に水流を放出するように構成された直交する出口と、
前記水平面に実質的に平行な平面内に配設されかつ前記水平面に実質的に平行な方向で前記水槽内に水流を放出するよう構成された傾斜した出口と、を備える、実施態様1に記載の器具再処理装置。
(5) 閉鎖配置で前記水槽を覆う蓋を更に備え、前記閉鎖配置において、前記蓋が、前記リムが位置付けられる前記傾斜面に実質的に平行である傾斜面内に配設される、実施態様1に記載の器具再処理装置。
(6) 前記水槽が、前記水槽内に配置された取り外し可能なキャリアを支持するよう構成され、かつ前記傾斜面に実質的に平行な平面内に配設される、実施態様1に記載の器具再処理装置。
(7) 器具を再処理するための方法であって、
実施態様1に記載の前記器具再処理装置の水槽内に器具を配置することであって、前記器具が前記傾斜面に実質的に平行な平面内にかつ前記水平面に対して鋭角で前記水槽内に配置される、ことと、
前記水槽を覆い、これによって閉じた水槽チャンバを形成することと、
前記傾斜面に実質的に平行な方向で、少なくとも1つの横向きの水流を前記水槽内に放出することと、
前記少なくとも1つの横向きの水流を前記器具の外側表面上に衝突させて、前記器具の前記外側表面を浄化及び/又は消毒することと、を含む方法であり、
前記器具が、前記水槽チャンバ内の液体中に沈められない、方法。
(8) 実施態様7に記載の方法であって、
前記傾斜面に実質的に垂直な方向で、前記水槽内に直交する水流を放出することであって、前記直交する水流が前記器具の外側表面に衝突し、前記器具の前記外側表面を浄化及び/又は消毒する、こと、及び/又は、
傾斜した水流を前記水平面に実質的に平行な方向で前記水槽内に放出することであって、前記傾斜した水流が前記器具の外側表面に衝突し、前記器具の外側表面を浄化及び/又は消毒する、こと、を更に含む、実施態様7に記載の方法。
(9) 前記傾斜面と前記水平面との間の前記鋭角が、40度〜50度の範囲である、実施態様7に記載の方法。
(10) 前記水槽内に前記器具を配置することが前記器具を収容するキャリアを前記水槽内に配置することを含み、前記キャリアが前記傾斜面に実質的に平行な平面内でかつ前記水平面に対して鋭角で前記水槽内に配置されている、実施態様7に記載の方法。

Claims (10)

  1. 器具再処理装置であって、
    底部面と、リムと、前記底部面と前記リムとを接続する側壁と、を備える水槽であり、前記リムが水平面に対して鋭角を形成する傾斜面内に位置付けられる、水槽と、
    前記側壁上に位置付けられ、かつ前記傾斜面に実質的に平行な平面内に配設された少なくとも1つの横向きノズルであり、前記傾斜面に実質的に平行な方向で、前記水槽内に水流を放出するよう構成された、少なくとも1つの横向きノズルと、を備える、器具再処理装置。
  2. 前記底部面の一部分が、前記水平面に対して鋭角で傾斜され、かつ前記傾斜面に実質的に平行であり、前記底部面の一部分が、前記水平面に実質的に垂直であり、前記底部面の一部分が、前記水平面に実質的に平行である、請求項1に記載の器具再処理装置。
  3. 前記傾斜面と前記水平面との間の前記鋭角が、40度〜50度の範囲である、請求項1に記載の器具再処理装置。
  4. 前記底部面上に配置された多重出口ノズルを更に備え、前記多重出口ノズルが、
    前記傾斜面に実質的に垂直な平面内に配設されかつ前記傾斜面に実質的に垂直な方向で前記水槽内に水流を放出するように構成された直交する出口と、
    前記水平面に実質的に平行な平面内に配設されかつ前記水平面に実質的に平行な方向で前記水槽内に水流を放出するよう構成された傾斜した出口と、を備える、請求項1に記載の器具再処理装置。
  5. 閉鎖配置で前記水槽を覆う蓋を更に備え、前記閉鎖配置において、前記蓋が、前記リムが位置付けられる前記傾斜面に実質的に平行である傾斜面内に配設される、請求項1に記載の器具再処理装置。
  6. 前記水槽が、前記水槽内に配置された取り外し可能なキャリアを支持するよう構成され、かつ前記傾斜面に実質的に平行な平面内に配設される、請求項1に記載の器具再処理装置。
  7. 器具を再処理するための方法であって、
    請求項1に記載の前記器具再処理装置の水槽内に器具を配置することであって、前記器具が前記傾斜面に実質的に平行な平面内にかつ前記水平面に対して鋭角で前記水槽内に配置される、ことと、
    前記水槽を覆い、これによって閉じた水槽チャンバを形成することと、
    前記傾斜面に実質的に平行な方向で、少なくとも1つの横向きの水流を前記水槽内に放出することと、
    前記少なくとも1つの横向きの水流を前記器具の外側表面上に衝突させて、前記器具の前記外側表面を浄化及び/又は消毒することと、を含む方法であり、
    前記器具が、前記水槽チャンバ内の液体中に沈められない、方法。
  8. 請求項7に記載の方法であって、
    前記傾斜面に実質的に垂直な方向で、前記水槽内に直交する水流を放出することであって、前記直交する水流が前記器具の外側表面に衝突し、前記器具の前記外側表面を浄化及び/又は消毒する、こと、及び/又は、
    傾斜した水流を前記水平面に実質的に平行な方向で前記水槽内に放出することであって、前記傾斜した水流が前記器具の外側表面に衝突し、前記器具の外側表面を浄化及び/又は消毒する、こと、を更に含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記傾斜面と前記水平面との間の前記鋭角が、40度〜50度の範囲である、請求項7に記載の方法。
  10. 前記水槽内に前記器具を配置することが前記器具を収容するキャリアを前記水槽内に配置することを含み、前記キャリアが前記傾斜面に実質的に平行な平面内でかつ前記水平面に対して鋭角で前記水槽内に配置されている、請求項7に記載の方法。
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