JP2014528386A - 改良した沖合海洋アンカー - Google Patents

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Abstract

フルーク及びこのフルークに取付けたシャンクを有する海洋アンカーであって、シャンクはフルークに対する回動を遠隔制御ロック可能にし、また後でフルークに対する回動を遠隔制御ロック解除可能にした、該海洋アンカーについて記載する。【選択図】図2

Description

本発明は、海洋アンカー(錨)に関し、またとくに、例えば、半潜水型海洋掘削穿孔装置プラットホームに使用するような、引きずり埋設式の沖合海洋アンカーに関し、この引きずり埋設式アンカーは、アンカー索を初期的には水平に引っ張り、係留海底面内に貫入させる。
一般的に海洋アンカーは、平面状のフルーク(錨爪)に取付けた細長のシャンクを有し、フルークは、フルークから遠いシャンク末端部の取付けポイントでアンカーに固定したアンカー索によって初期的に係留海底面に沿って引っ張るとき、係留海底面に貫入する係合を助長する尖端付きの鋭利な最先端縁を有しする。取付けポイントは、フルークの後端縁から延びて、フルークの平面に対して前方に開いた鋭角のフルーク角度をなす名目上の直線上に位置する。フルーク角度は、通常、堅い粘土質若しくは砂質土壌の貫入を容易にする約30゜の角度、又は柔らかい粘土質若しくは沈泥(シルト)質土壌の貫入を容易にする約50゜の角度である。取付けポイントは、さらに、フルークの最先尖端ポイントから延びて、フルークの平面に対して前方に開いた鋭角のポイント角度をなす名目上の直線上に位置する。このポイント角度は、堅い又は硬い粘土質係留海底土壌内へのフルーク尖端ポイントの確実な係合を助長するのには、60゜〜70゜の範囲とする。後者の要件は、堅い又は硬い粘土質における操作を意図するアンカーのフルークに対する取付けポイントの位置を限定する。
大部分の沖合海洋アンカーは、展開前に柔らかい又は堅い係留海底土壌に適切に適合するようフルーク角度を調整する必要がある。したがって、アンカーはこの作業を実施することができるよう、アンカーを取扱う船舶の甲板上で変更しなければならない。このことは、沖合での時間を消費し、海事資源を待機させるアンカー設置の程度に基づいて相当大きなコスト的ペナルティを伴う。
特許文献1(欧州特許第0802111号)は、係留海底土壌にアンカーを設置した後、遠隔制御によりフルーク角度を調整することができる調整機構を有するアンカーについて記載しており、この調整は、アンカーケーブルに平行となるようアンカーに取付けた補助牽引索によって行う。このアンカーの欠点としては、補助牽引索の張力を含む土壌の抵抗の結果としての調整機構における早発的動作、調整機構動作の逆遠隔操作ができない点、順次のアンカー展開相互間に調整機構における壊れかけのピンの交換のためアンカーをデッキングすることが必要になる点、堅い又は硬い粘土質土壌の係留海底面に信頼性高く係合するに必要な適切なポイント角度を維持する能力がアンカーにない点がある。
欧州特許第0802111号明細書
本発明の目的は、とくに、アンカーを係留海底土壌に設置した後にフルーク角度を遠隔調整でき、また上述の欠点を回避するアンカーを得るにある。
以下、用語「軸線」は、長さ方向に限定しないものとして解釈すべきであり、用語「荷重印加ポイント」は、アンカー索連結部材(例えば、シャックルピン)の軸線とアンカーの対称平面との交差ポイントとして解釈すべきであり、取付けポイントが回動可能な継手を有する場合、用語「取付けポイント」は、回動可能な継手の中心における回動軸線として解釈すべきである。
本発明によれば、海洋アンカーは、対称平面を有し、またフルーク及びシャンクを備えた海洋アンカーであって、前記フルーク及び前記シャンクは互いに回動可能に連結し、前記フルークは、後端縁を有し、また前記アンカーの前方向に最前尖端ポイントまで延在し、前記海洋アンカーには遠隔操作可能なロック及びロック解除手段を設け、これにより前記シャンクは前記フルークに対して回動可能にロック及びその後にロック解除可能にする。
好適には、前記シャンクは、前記アンカーの最小フルーク角度を画定する位置で、回動的にロック可能であり、またその後にロック解除可能とする。
好適には、前記遠隔操作ロック及びロック解除手段は、回動可能な4バー式リンク機構を有する。
好適には、前記4バー式リンク機構は、前記シャンクを形成するよう結合部材によって互いに結合した、少なくとも1つの前方細長部材及び少なくとも1つの後方細長部材を有し、前記結合部材は、第1荷重印加ポイント及び第2荷重印加ポイント、並びにこれら荷重印加ポイント間で移動可能なアンカー索連結部材を収容する転移手段を有し、前記各細長部材は、一方の端部における上側取付けポイント及び他方の端部における下側取付けポイント、並びに前記フルークの少なくとも一部分のフルーク部分であって、前記細長部材の前記下側取付けポイントを収容するよう互いに離れた対応の前方取付けポイント及び後方取付けポイントを有する、該フルーク部分を有し、前記結合部材は、前記細長部材の前記上側取付けポイントを収容するよう互いに離れた対応の前方取付けポイント及び後方取付けポイントを有し、前記後方細長部材及び前記結合部材は、剛性であり、前記フルークの前記最前尖端ポイントの近傍で前記フルークに交差する平面に含まれる作用ラインに沿って、前記フルークから離れる方向に作用する力が前記アンカー索連結部材によって前記第1荷重印加ポイントに加わるとき、前記4バー式リンク機構を回動的にロックし、またその後に前記フルークから離れる方向に作用する力が前記第2荷重印加ポイントに加わるとき、前記4バー式リンク機構のロックを回動的に解除可能にし、これに続いて前記アンカー索取付け部材を移動する。
好適には、前記前方及び後方の細長部材の取付けポイントは、前記フルーク及び前記結合部材における前記対応の取付けポイントとともに、それぞれ回動軸線を含む上側前方、下側前方、上側後方及び下側後方の回動可能継手を有する。
好適には、前記転移手段は前記アンカー索連結部材を収容し得る通路を有し、これにより前記アンカー索連結部材は、前記通路内で移動することによって荷重印加ポイントのうち一方から他方へ変位することができるようにする。
好適には、前記通路は、前端部及び後端部、並びに平面状又は湾曲した表面に平行な軌跡を有する溝孔により構成し、第1荷重印加ポイントは前記軌跡における前記前端部に隣接し、第2荷重印加ポイントは前記軌跡における前記後端部に隣接して位置する。
好適には、前記上側前方の回動可能継手の軸線及び上側後方の回動可能継手の軸線は、或る距離だけ離れたポイントで前記対称平面に交差し、これにより前記細長部材及び前記剛性結合部材が互いに相対的に回動して、前記上側後方の回動可能継手の前記軸線を、前記上側前方の回動可能継手の前記回動軸線及び下側後方の回動可能継手の回動軸線が前記対称平面に交差するポイントを含む直線に交差する状態になるよう移動させ、これにより、前記フルークの前記最前尖端ポイントの近傍で前記フルークに交差する平面に含まれる作用ラインに沿って、前記フルークから離れる方向に作用する力が前記アンカー索連結部材によって前記第1荷重印加ポイントに加わるとき、前記4バー式リンク機構は、前記剛性後方細長部材で生じ、また前記剛性結合部材で生ずる圧迫力によってロック状態になる。
好適には、前記回動可能継手は、前記上側後方の回動可能継手の回動軸線が、前記上側前方の回動可能継手の前記回動軸線及び下側後方の回動可能継手の回動軸線が前記対称平面に交差するポイントを含む直線を通り過ぎて僅かに越えるよう移動し、前記4バー式リンク機構の安定したロック状態を生ずることができるクリアランスを有する。
好適には、前記4バー式リンク機構は、前記剛性後方細長部材が前記前方細長部材に直接又は間接的に接触することによって回動が拘束されるよう構成する。
好適には、前記第1荷重印加ポイントにおける前記溝孔の軌跡に対する接平面は、前記フルークの前記最前尖端ポイント及び前記第1荷重印加ポイントを含む直線に対して傾斜し、前記4バー式リンク機構がロックされるとき、60゜〜95゜の範囲内の後方開きの角度をなす。
好適には、前記第1荷重印加ポイントは、前記上側前方及び下側前方双方の回動可能継手の軸線を含む平面上又はこの平面の後方に位置する。
好適には、前記フルークの最前尖端ポイント及び前記第1荷重印加ポイントを含んで前記対称平面に直交する平面は、前記上側前方の回動可能継手の軸線の前方を通過する。
好適には、前記4バー式リンク機構は、前記回動可能継手の軸線相互間に離間距離を有し、これら離間距離は、前記フルークから離れる方向に作用する力が前記アンカー索連結部材によって前記第1荷重印加ポイント及び第2荷重印加ポイントそれぞれに加わるとき、前記第1荷重印加ポイント及び第2荷重印加ポイントがそれぞれ前記フルークに対する第1及び第2の安定位置を有するように設定する。
好適には、アンカーの最小フルーク角度は、26゜〜32゜の範囲内とする。
本発明の実施形態を添付図面により、例として以下に説明する。
本発明による海洋アンカーの側面図である。 図1に示すアンカーの斜視図である。 図1に示すアンカーの、堅固な又は硬い粘土質係留海底土壌で動作するよう第1荷重印加ポイントに荷重が加わる状態を示す側面図である。 図1に示すアンカーの、柔らかい粘土質係留海底土壌で動作するよう第2荷重印加ポイントに荷重が加わる状態を示す側面図である。 図1に示すアンカーの、堅固な又は硬い粘土質係留海底面に貫入するよう傾動した状態を示す側面図である。 図1に示すアンカーの変更例の斜視図である。
図1及び2につき説明すると、本発明の実施形態において、係留海底面3(図1参照)下方の土壌2で動作する海洋アンカー1はフルーク4を有し、このフルーク4は、最前尖端ポイント4A,4Bを有し、また接合部5で互いに接合した横方向傾斜フルーク半部4C,4Dによって形成する。接合部5は、アンカー1の対称平面6上に位置し、またフルーク4の前後方向ラインAFに平行であり、この前後方向ラインAFは、前(forward)方向F及び後(aft)方向Aを画定し、またフルーク4の上面の重心であるフルーク重心Cを通過する。対称平面6は、図1,3,4及び5それぞれを描く平面状紙面で代表して示す。
前方クレビス(U字状金具)突起7及び後方クレビス突起8は、接合部5でフルーク4に突設し、またそれぞれピン孔9,10を設ける。ピン11は、堅固な前方支柱13の下側端部12をピン孔9の軸線14周りに回動可能に位置決めする。ピン15は、堅固な後方支柱17の下側端部16をピン孔10の軸線18周りに回動可能に位置決めする。前方支柱13の上側端部19は、ピン孔21を設けたクレビス突起20を有する。後方支柱17の上側端部22は、ピン孔24を設けたクレビス突起26を有する。前方支柱13において、ピン25は、堅固な結合プレート27の前方突起26をピン孔21の軸線28周りに回動可能に位置決めする。後方支柱17において、ピン29は、結合プレート27の後方突起30をピン孔24の軸線31周りに回動可能に位置決めする。
4バー式リンク機構32が、フルーク4、シャンク支柱13,17、及び結合プレート27によって形成され、後者の3素子、すなわちバーは、互いにまたフルーク4に対して相対的に回動することができ、アンカー1のシャンク32Aを構成する。結合プレート27は、シャックル35のピン34を収容するよう設けた溝孔33を有する。シャックル35は、アンカー索38に取付けたソケット37の眼口部36に挿通する。溝孔33は、ピン34の直径よりも大きい幅を有し、ピン34が自由に摺動できるようにする。ピン34の軸線39は、ピン34が溝孔33におけるフルーク4から遠位の表面41に接触して摺動するとき、溝は33内で軌跡40を描く。
ピン34が溝孔33の前方端部42に接触する位置にあるとき、軸線39はアンカー1の第1荷重印加ポイント43を含む。ピン34が溝孔33の後方端部44に接触するとき、軸線39はアンカー1の第1荷重印加ポイント45を含む。第1荷重印加ポイント43の第2荷重印加ポイント45から離れる距離Dは、軸線28の軸線31から離れる距離Eの60%〜100%の範囲内の距離とする。距離Eは、対称平面6で前方向Fに測ったフルーク4の全長Lの25%〜37%、好適には、32%とする。
溝孔33は、第1荷重印加ポイント43における軌跡40の接平面が、フルーク4の最先端尖端ポイント4A及び第1荷重印加ポイント43を含む平面46に対して傾斜し、60゜〜95゜の範囲における後方開きの角度α、好適には、90゜の角度をなすよう配置する。平面46は対称平面6に対して直角であり、前方向Fに対して傾斜し、60゜〜72゜の範囲における前方開きのポイント角度β、好適には、70゜の角度をなすようにする。軸線28と軌跡40との間の離間距離は、ピン34が溝孔33内で摺動するとき、シャックル35の眼口部47がクレビス突起20に干渉せずに通過できるに十分な距離とする。好適には、第1荷重印加ポイント43の配置は、軸線28と平面46との間の離間距離がピン25の直径の1.5〜2.5倍の範囲内となるようにする。
方向ラインAFはポイント48でフルーク半部4C,4Dの後端縁47を含む平面47Aと交差する。ポイント48及び第1荷重印加ポイント43を含む直線B(図1参照)は、第1荷重印加ポイント43がフルークFに対して固定位置43Aに位置するとき、前方向Fと前方開きのフルーク角度γをなし、このフルーク角度γは26゜〜32゜の範囲内、好適には、30゜とする。この固定位置43Aは、第1荷重印加ポイント43がとり得る最も前方の位置であり、直線Bが平面46に交差することによって画定される。したがって、位置43Aは、角度β及びフルーク角度γの最小値を選択することによりフルーク4に対して固定される。重心C及び第1荷重印加ポイント43を含む直線N(図1参照)は、第1荷重印加ポイント43がフルークFに対して固定位置43Aに位置するとき、前方開きのフルーク重心角度δをなし、このフルーク重心角度δは、36゜〜44゜の範囲内、好適には、41゜とする。
前方クレビス突起7におけるピン孔9の軸線14と後方クレビス突起8のピン孔10の軸線18との間の距離Gは、全長Lの40%〜60%の範囲内とする。軸線14と重心Cとの間における方向ラインAFに平行に測った距離Hは、全長Lの10%〜20%の範囲内、好適には、15%とする。軸線14,18はそれぞれ方向ラインAFに平行な直線であって、重心Cから距離Jだけ離れる直線に対して直角に交差し、距離Jは、全長Lの7%〜11%の範囲内、好適には、9%とする。
前方シャンク支柱13の軸線14と軸線28との離間距離Kは、全長Lの75%〜80%の範囲内、好適には、77%とする。後方シャンク支柱17の軸線18と軸線31との離間距離Mは、全長Lの75%〜80%の範囲内、好適には、78%とする。距離E,G,K及びMの構成は、軸線31が軸線18及び28を含む直線P(図1参照)に対して相対移動可能とし、好適には、直線Pを越えて移動し、支柱17が支柱13に直接的に接触する、又は結合プレート27の突起30を介して接触ポイント49で支柱13に間接的に接触するよう付加的に行う。軸線31が直線Pを越えて移動できる範囲は、4バー式リンク機構32の各回動可能な継手におけるピンとピン孔との間に必要な適切なクリアランス量の選択に関与する。平面6,46(図1参照)における引張り力を、シャックル35、ソケット37、及びアンカー索38を介して第1荷重印加ポイント43に加えるとき、この距離構成は、ピン25とピン29との間で支柱17及び結合プレート27に圧縮力を誘発し、またさらに、支柱13,17相互間で直接的に、又は接触ポイント49を介して間接的に横方向反作用力を誘発する。横方向反作用力は、支柱13,17に誘発される圧縮力の横方向成分とは逆向きに作用する。圧縮力のこれら横方向成分は、4バー式リンク機構32をロックモードに保持し、このロックモードでは、アンカー索38がシャックル35に加える引張り力の方向をほぼ平面6及び46内に維持し、かつひいてはフルーク4の尖端ポイント4Aから離れる方向に維持しつつ、第1荷重印加ポイント43をフルーク4に対して固定位置43Aに保持する。
ロックモード(図1及び5参照)の形態は、アンカー1が堅固な又は硬い粘土質の係留海底面3に向かって倒れ込む、又は堅固な又は硬い粘土質係留海底面3上で水平に引きずられて、フルーク4の尖端ポイント4A及び4B並びに結合プレート27の前端縁50が係留海底面3に接触し、これにより前方向Fが係留海底面3に対して後方開きの角度ε(図5参照)で傾斜するとき、自動的に生ずる。角度εは、上述のように設定された範囲内にロック保持されたポイント角度βよりも小さく、したがって、尖端ポイント4A及び4Bの堅固な又は硬い粘土質の係留海底面3内への信頼性高い貫入を促進する。
アンカー1が係留海底面3内に貫入するとき、土壌2の支柱17に対する圧力が支柱17を僅かに回転させて軸線31を直線Pの上方に送り、したがって、4バー式リンク機構32をロックモードから開放し、これによりピン25とピン29との間及びピン25とシャックルピン34との間で、張力が支柱17及び支柱13、並びに結合プレート27に存在するようになる。支柱17の回転は、さらに、結合プレート27の回転も引き起こし、第1荷重印加ポイント43を軸線28周りに補償的な反対方向回転を生じ、したがって、第1荷重印加ポイント43をほぼ安定位置43Aに維持し、前方開きのフルーク角度γ(図1参照)を上述の選択した26゜〜32゜の範囲内における角度に保持し、これによりアンカー1は、アンカー索38の張力が増大するにつれ、堅固な又は硬い粘土質土壌内に一層埋没することができる(図3参照)。埋没が係留海底面3の下方に深くなるにつれて、フルーク重心Cが係留海底面3の下方に全長Lの1〜1.5倍の範囲内における深さでほぼ水平方向に移動するとき、堅固又は硬い土壌内でのアンカー1の最大保持能力に達する(図1参照)。
係留海底土壌が柔らかい粘土質で構成されているとき、アンカー1は係留海底面3の下方により深く貫入し、フルーク重心Cが係留海底面3の下方に全長Lの2〜3倍の範囲内における深さでほぼ水平方向に移動するとき、アンカー1の最大保持能力に達する。しかし、この深さにおける最大保持能力は、土壌強度が軟弱であることに伴って望ましくないほど低い。この低い最大保持能力は、アンカー索38を引上げて、4バー式リンク機構32が回転するときシャックル35が結合プレート27における溝孔33に沿って摺動し、シャックル35のピン34を溝孔33の端部44に接触させ、またピン34の軸線39を第2荷重印加ポイント45に整列させることによって修正し、これによりフルーク角度γ(図1参照)は約56゜に増大し、第2荷重印加ポイント45は、フルーク重心Cを含む直線上にある安定位置45Aをとり、この直線は前方向Fに対して72゜〜78゜の範囲内、好適には75゜の前方開きのフルーク重心角度δ(図4参照)をなす。第2荷重印加ポイント45は、埋没が係留海底面3下方の柔らかい粘土質土壌内に徐々に深く進行して、アンカー1は係留海底面3の下方により深く貫入し、フルーク重心Cが係留海底面3の下方に全長Lの10〜12倍の範囲内における深さで(ここでは柔らかい粘土質土壌の強度が堅固な又は硬い粘土質の係留海底で得られる保持能力に匹敵するほど高い)ほぼ水平方向に移動し、最終的にアンカー1の最大保持能力に達するまで、ほぼ安定した位置45Aを維持する。
使用にあたり、図1〜4に示すような本発明によるアンカーの牽引埋設は、吹流しテイル51をフルーク4の対称平面6(図1参照)内で後端縁47(図2参照)取り付けることによって容易になる。吹流しテイル51は、短いチェーン53に連結した1条のワイヤロープ52を有する。アンカー1は設置船から係留海底面3に向けて降下させ、この降下は、設置船が約1ノットの速度でゆっくり前方に移動する間にアンカー索38をやはり約1ノットの繰出し速度で繰出すことによって行う。アンカー1が海底面3に近づくにつれ吹流しテイル51のチェーン53が先ず係留海底面3に係合し、海底面3上を引きずる。海底面3上で引きずるチェーン53から発生する抵抗力がアンカー索38を垂直に引っ張り、振り子効果によりアンカー1をフルーク4の前方向Fに転向させ、アンカー1が係留海底面3に接触着床するとき移動する設置船の船首方向に向くようにする。アンカー索繰出し速度に等しい船の前進速度に起因して、アンカー1は、フルーク4が上向きに係留海底面3上でほぼ水平に休止するようになる。船の速度及びアンカー索繰出し速度はアンカー索38の所望長さが繰出されるまで維持する。そうなったとき、停船し、またアンカー索繰出しを止め、これによりボラード引張りによるアンカー1の引きずり埋設が始まる前にアンカー索が停止される。
係留海底面3の下側土壌2が堅固な又は硬い粘土質であり、アンカー索38を第1荷重印加ポイント43でほぼ水平方向に引っ張ることによってアンカー1に張力が加わるとき、アンカー1は前方に傾き、フルーク4の尖端4A、4B及び結合プレート27の端縁50を係留海底面3に接触させ、これにより前方向Fが海底面3に対して後方開きの角度εで傾斜する(図5参照)。角度εはポイント角度βよりも小さく、尖端ポイント4A,4Bの海底面3内への貫入を助長する。傾動中、支柱17及び結合プレート27の合成質量は、自動的に支柱17を支柱13に直接的に、又は結合プレート27の突起30を介して支柱13に間接的に、支柱13の接触ポイント49で接触させる。フルーク4の尖端ポイント4A,4Bが係留海底面3内に貫入し始めるにつれ、平面46(図1参照)内における方向に張力がアンカー索38に増大し始める。支柱13の軸線28周りにおける張力モーメントは、軸線31が軸線18,28を含むラインPに向かって移動しまたラインPを超えた状態で、突起23が支柱13に直接的に、又は結合プレート27の突起30を介して支柱13に間接的に接触する状態に保持する。同時に軸線14周りにおける張力モーメントは、支柱17を支柱13に直接的に又は間接的に接触する状態にロックするよう作用し、第1荷重印加ポイント43をフルーク4に対して固定位置43Aに保持し、これにより180゜−βに効果的に制限されるフルーク4の係留海底面3に対する傾斜は、フルーク4の最前尖端ポイント4A,4Bに隣接する係留海底面土壌2を局部的に剪断破壊させるほど大きくすることはなく、したがって、フルーク4が土壌2から抜け戻り、係留海底面3に対するその後の係合を生ずることなく引きずられるという望ましくない結果を回避することができる。このようにして、アンカー1は係留海底面3に信頼性高く係合し、海底面内への貫入を開始する。
4バー式リンク機構32のロックモードは、第1荷重印加ポイント43に作用するアンカー索38の張力作用ラインにおけるフルーク4上の交点がフルーク4の最前尖端ポイント4A,4Bからほぼ後方に移動するまで持続する。作用ラインが支柱13の軸線14に接近し、フルーク4の約2/3が係留海底面3の下側に貫入した状態になるとき、アンカー索38の軸線14,28周りの張力モーメントは、支柱13に対する支柱17のロックが終わるのに十分な程度に変化する(図3参照)。このことは、支柱17を支柱13から離れる方向に僅かに回転させ、またしたがって、結合プレート27を回転させることができる。しかし、上述したように、結合プレート27の回転は第1荷重印加ポイント43を軸線28周りに回転させ、第1荷重印加ポイント43を位置43Aにおけるフルーク4に対する固定位置にほぼ保持し、またフルーク角度γを、係留海底面3の下側における堅固な又は硬い粘土質土壌内に貫入するのを助長する上で好適な最大値に維持する。
硬い粘土質土壌内における第1荷重印加ポイント43で荷重がアンカー1に水平方向に加わる状態で、アンカー索38における張力は急激に増大し、フルーク4が係留海底面3の下側に完全に貫入する前にアンカー索38の破断荷重を超える最大保持能力に達することができる。
堅固な粘土質(又は砂礫質)土壌において、荷重が第1荷重印加ポイント43にアンカー1に水平方向に加わる状態でのアンカー索38に対する引張りは、フルーク4の重心Cがたどる浅く湾曲した軌跡に沿って係留海底面3の下側に完全にアンカー1が貫入するときアンカー索38における張力の急激な増大を生じ、アンカー1の最大保持能力が確立するときフルーク4は最終的に水平状態になる。この状態は、アンカー1が全長Lの4〜7倍水平方向に引きずられた後に、フルーク4の重心Cが係留海底面3の下側に全長Lの1〜1.5倍の深さに貫入したとき生ずる。
柔らかい粘土質土壌において、荷重が第1荷重印加ポイント43に加わる状態で、同様の浅く湾曲した軌跡を重心Cがたどり、このときアンカー1が全長Lの約10〜20倍水平方向に引きずられた後、重心Cの全長Lの約1.5〜3倍の貫入深さに対してフルーク4はほぼ水平となる。この場合、アンカー索38の張力はゆっくりと増大し、最大保持能力は、柔らかい粘土質土壌の脆弱な性質に起因して大幅に減少する。
設置中にアンカー索38の張力に低い上昇率が観測され、柔らかい粘土質土壌の存在を示すとき、設置船は引張りを停止し、アンカー索38の長さ範囲を短くしながら、アンカー1を逆戻りさせる。このとき、アンカー索38は引上げ、シャックル35のピン34を、傾斜軌跡40(図1参照)に沿って結合プレート27の溝孔33の表面41に対して後方かつ上方に摺動させ、ピン34を溝孔33の端部44に接触させ、これによりピン34の軸線39は第2荷重印加ポイント45に再配置され、このとき4バー式リンク機構32の支柱13,17及び結合プレート27は回転し、第2荷重印加ポイント45を、フルーク4の重心Cを含み前方向Fに対して角度δだけ傾斜する直線N(図4参照)上の位置に移動する。この移動の完了は、第2荷重作用ポイント45に加わる張力方向に対してフルーク4が大きく傾斜することに起因してアンカー索38の張力が急激に増大することによって、設置船に合図される。次に、柔らかい粘土質内へのアンカー1の埋設に適当な長さ範囲だけアンカー索38を繰出す。極めて深い水深への設置に対して、この長さ範囲は、係留海底面3におけるアンカー索38の水平に対する傾斜の、15゜〜20゜における代表的な持上げ角度を生ずる。
さらに引っ張ることにより、このときフルーク4に対してほぼ安定した位置45Aに位置する第2荷重印加ポイント45においてピン34の軸線39によりシャックル35を介してアンカー1に荷重を加え(図4参照)、これによりフルーク角度γ(図1参照)は約56゜に増大し、またフルーク重心角度δ(図4参照)は約75゜に増大することになる。これらの増大した角度により、アンカー1は柔らかい粘土質土壌により一層深く埋設することができる。さらに引っ張ることにより、フルーク4を回転させて、方向Fを水平よりも一層下方に傾斜させ、これによりアンカー1をほぼF方向に移動し、重心Cを新たに険しく傾斜した軌跡に沿って移動させ、この軌跡は、アンカー1が長さLの約20倍引きずられ、かつ重心Cが長さLの12倍貫入し、堅固な粘土質土壌で得られるのと同程度の最大保持能力を得るとき、ほぼ水平になる。
アンカー回収船によるアンカー1の回収は係留海底土壌のあらゆる稠度に対して行われ、この回収は、アンカー索38と係留海底面3における水平との持上げ角度が約70゜になるまで、アンカー索38をアンカー1の埋設位置を越えて上方にかつ後方に引上げることによって行う。
フルーク4が硬い土壌内に部分的にのみ埋まってアンカー索38がアンカー1に対して水平になる場合、このような上方かつ後方への荷重は、シャックル35のピン34を結合プレート27の溝孔33内で第1荷重印加ポイント43から移動させて、第2荷重印加ポイント45に係合させる。第2荷重印加ポイント45における荷重は、初期的にクレビス突起20におけるピン25周りのモーメントを発生し、このモーメントは、結合プレート27及び後方支柱17を回転して、前方支柱13との係合を離脱させる、したがって、4バー式リンク機構32のロックを解除することになる。さらに荷重が加わると、4バー式リンク機構32を回転させ、第2荷重印加ポイント45が安定位置45Aを越えて通過させ、最終的に結合プレート27の突起26がクレビス突起20内で支柱13に接触して停止する。さらにそれ以上荷重が加わることによりアンカー1を後方に回転させ、フルーク4を水平に対して30゜〜40゜の角度をなすよう上方に傾斜させ、また第2荷重印加ポイント45に加わる力線を前方向Fに対してほぼ直角となる方向に向かうようにし、この結果アンカー索38における張力が急激に増大するのを観測される。次に引張りを止め、アンカー索38を繰出しながら回収船を前進させ、この前進は、最終的に係留海底面3におけるアンカー索38と水平との間の持上げ角度が約70゜になるまで行う。この後、アンカー索38の繰出しを止め、ボラード引張りを加えてアンカー索38に再び張力を加える。このことにより、シャックル35のピン34を溝孔33において前方に摺動させ、軸線39を第1荷重印加ポイント43に再配置する。このとき、4バー式リンク機構32は閉じ、支柱17の突起23は支柱13に接触しないが、接近し、これにより第1荷重印加ポイント43はほぼ位置43Aに位置決めされ、またフルーク角度γは最小値に戻る。回収船を前進させて70゜の持上げ角度になるようアンカー索38を持上げると、最小値でのフルーク角度γにしてアンカー索38の比較的低い張力でアンカー1を、係留海底面3に対して前方かつ上方に移動させ、係留海底を壊して抜き出し、回収船上へのデッキ引上げを行う。
フルーク4が柔らかい土壌内に深く埋設されている場合、回収手順は上述したように行うが、第2荷重印加ポイント45が既に安定位置45Aに配置されている(図4参照)ため、4バー式リンク機構32のロック解除及び第2荷重印加ポイント45を安定位置45Aに一致させる初期回転を予め行っておく点で異なる。
所望に応じて、アンカー1は回収船上にデッキングする引上げを行わずに、海底の新たな場所に移動することができる。この後、アンカー1は、上述したのと同じ手順で海底面3の上方及び近傍の吊下げ位置から再展開し、アンカー1を海底面3上に再着床するときアンカー1のロックモード形態を再確立する。4バー式リンク機構32の再ロックにより、アンカー索38を引っ張ってアンカー1の海底面土壌2に対する係合傾斜を生ずる。
アンカー1の僅かな変更例において、再ロックは、海底面土壌2を壊して抜き出す前に行うことができ、これは結合プレート27における溝孔33を延長し、第1荷重印加ポイント43を僅かにより前方に配置し、平面46を支柱13の軸線38からより長い距離離し、アンカー索38における張力の軸線28周りモーメントを増大させ、上述の支柱17に対する土壌圧力ロック解除作用に十分打ち勝てるようにする。
このようにして、上述のように、アンカー索38の操作により、アンカー1の4バー式リンク機構32を遠隔からロックし、硬い海底面内に貫入するための小さいフルーク角度γにすることができ、またその後に遠隔からロック解除することができる。アンカー索38の操作により、さらに、4バー式リンク機構を遠隔から回転させ、硬い海底条件での浅い貫入に好適なアンカー1の小さいフルーク角度、又は柔らかい海底条件での深い貫入に好適なより大きいフルーク角度を選択的に生ずることができる。手短に言うと、アンカー1によれば、遠隔から4バー式リンク機構32の周期的なロック及びロック解除を行い、またフルーク角度γを遠隔から選択することができる。
アンカー1は、上述の従来技術よりも以下の少なくとも1つの利点を有する、すなわち、アンカー索操作による現場での遠隔フルーク角度増減能力;フルークに対する固定位置に荷重印加ポイントを保持して、堅固な又は硬い係留海底土壌への信頼性高い貫入に好適なフルーク角度及びポイント角度を得る遠隔可逆ロック;柔らかい又は堅固な土壌条件に適合するフルーク角度変更のためにデッキに引上げる必要性がないこと;フルーク角度調整機構の早発的動作がないこと、及びフルーク角度調整機構における壊れかけのピン交換の必要がないことがある。
本明細書に記載のアンカーの変更は本発明の範囲内で可能なことは勿論である。例えば、支柱13は、例えば、単に張力のみを担持するロープ又はチェーンのような可撓性の前方細長部材13で代用することができ、この場合、剛性支柱17は横方向に離間する接触ポイント49で細長部材13に対して直接又は間接的に接触し、これによりぴんと張った状態の可撓性前方細長部材13の僅かな転向が、柱17に対して大きな横方向反作用を生じ、堅固な又は硬い粘土質係留海底面3に信頼性高く係合するロックモードにアンカー1を保持する。さらに、結合プレート27における溝孔33は湾曲させることができる。さらに、4バー式リンク機構32は、1つの可撓性若しくは剛性の前方細長部材13、又は1対の可撓性若しくは剛性の前方細長部材13とともに、2つの剛性後方細長部材17を有することができる。例えば、図6は、4バー式リンク機構32が2つの剛性後方細長部材17及び2つの剛性前方細長部材13を有し、後方又は前方の細長部材の各セットが対称平面6から横方向に互いに離れ、また接合部5を跨いでフルーク4に対するフルーク取付けポイントを有するアンカー1の斜視図を示す。このような変更例は、結合プレート27以外の部材を介して行う後方支柱17と前方細長部材13との間における間接的接触をも包含し、またピン34と結合プレート27の表面41との間の接触圧力を減少するよう構成した平坦面を有するスリーブを設けたシャックル35のピン34も包含することができる。

Claims (15)

  1. 対称平面(6)を有し、またフルーク(4)及びシャンク(32A)を備えた海洋アンカー(1)であって、前記シャンクは前記フルークに回動可能に連結し、前記フルークは、後端縁(47)を有し、また前記アンカーの前方向(F)に最前尖端ポイント(4A,4B)まで延在し、前記シャンクは操作時に前記アンカーのフルーク角度(γ)を画定する荷重印加ポイント(43,45)を有し、前記荷重印加ポイント(43,45)は、前記アンカーにアンカー索(38)を取付けるポイントをなし、前記アンカーは遠隔操作可能なロック及びロック解除手段(32)を有し、これにより前記シャンクは前記フルークに対して回動可能にロック及びロック解除して、前記アンカーを土壌(2)内に埋設するとき前記シャンクを回動させることにより前記フルーク角度を遠隔調整できるようになり、前記シャンクの前記ロック、ロック解除及び回動は、前記アンカー索を操縦することによって行う海洋アンカー(1)において、前記遠隔操作ロック及びロック解除手段は、以下のことを順次にかつ周期的に行う、すなわち、前記アンカーの初期フルーク角度の増大に対して前記シャンクを回動的にロックし、より大きいフルーク角度を確立する回動を可能にするように前記シャンクを回動的にロック解除し、また前記シャンクに前記初期フルーク角度を再確立する回動を行ってこの初期フルーク角度で再ロックすることを可能にするよう構成した、海洋アンカー。
  2. 対称平面(6)を有し、またフルーク(4)及びシャンク(32A)を備えた海洋アンカー(1)であって、前記シャンクは前記フルークに回動可能に連結し、前記フルークは、後端縁(47)を有し、また前記アンカーの前方向(F)に最前尖端ポイント(4A,4B)まで延在し、前記シャンクは操作時に前記アンカーのフルーク角度(γ)を画定する荷重印加ポイント(43,45)を有し、前記荷重印加ポイント(43,45)は、前記アンカーにアンカー索(38)を取付けるポイントをなし、前記アンカーは遠隔操作可能なロック及びロック解除手段(32)を有し、これにより前記シャンクは前記フルークに対して回動可能にロック及びロック解除して、前記アンカーを土壌(2)内に埋設するとき前記シャンクを回動させることにより前記フルーク角度を遠隔調整できるようにした海洋アンカー(1)において、前記遠隔操作ロック及びロック解除手段は、少なくとも3つの剛性バー部材(4,17,27)を含む4バー部材(4,13,17,27)によって形成した回動可能な4バー式リンク機構(32)を有する、海洋アンカー。
  3. 請求項2記載の海洋アンカーにおいて、前記4バー式リンク機構(32)は、前記シャンクを形成するよう結合部材(27)によって互いに結合した、少なくとも1つの前方細長部材(13)及び少なくとも1つの後方細長部材(17)を有し、前記結合部材は、第1荷重印加ポイント(43)及び第2荷重印加ポイント(45)、並びにこれら荷重印加ポイント間で移動可能なアンカー索連結部材(35)を収容する転移手段(33)を有し、前記各細長部材(13,17)は、上端部(19,22)における上側取付けポイント(28,31)及び下端部(12,16)における下側取付け位置(12,16)を有し、前記フルークの少なくとも一部分は、前記フルークに取付けられ、前記細長部材の前記下側取付け位置を収容するよう互いに離れた対応の前方取付け位置及び後方取付け位置(9,10)を有し、前記結合部材は、前記細長部材の前記上側取付けポイントを収容するよう互いに離れた対応の前方取付け位置及び後方取付け位置(26,30)を有し、前記後方細長部材及び前記結合部材は、剛性であり、前記フルークの前記最前尖端ポイントの近傍で前記フルークに交差する平面に含まれる作用ラインに沿って、前記フルークから離れる方向に作用する力が前記アンカー索連結部材によって前記第1荷重印加ポイントに加わるとき、前記4バー式リンク機構を回動的にロックし、またその後に前記フルークから離れる方向に作用する力が前記第2荷重印加ポイントに加わるとき、前記4バー式リンク機構のロックを回動的に解除可能にする、海洋アンカー。
  4. 請求項3記載の海洋アンカーにおいて、前記前方及び後方の細長部材における前記取付けポイント及び前記取付け位置は、前記フルーク及び前記結合部材における前記対応の取付け位置とともに、それぞれ回動軸線(14,18,28,31)を含む上側前方、下側前方、上側後方及び下側後方の回動可能継手を有する、海洋アンカー。
  5. 請求項3又は4記載の海洋アンカーにおいて、前記転移手段は前記アンカー索連結部材を収容し得る通路(33)を有し、これにより前記アンカー索連結部材は、前記通路内で移動することによって荷重印加ポイント(43,45)のうち一方から他方へ変位することができるようにした、海洋アンカー。
  6. 請求項5記載の海洋アンカーにおいて、前記通路は、前端部(42)及び後端部(44)、並びに平面状又は湾曲した表面(44)に平行な軌跡(40)を有する溝孔(33)により構成し、第1荷重印加ポイント(43)は前記軌跡における前記前端部に隣接し、第2荷重印加ポイント(45)は前記軌跡における前記後端部に隣接して位置する、海洋アンカー。
  7. 請求項4〜6のうちいずれか一項記載の海洋アンカーにおいて、前記上側前方の回動可能継手の軸線(28)及び上側後方の回動可能継手の軸線(31)は、或る距離(E)だけ離れたポイントで前記対称平面に交差し、これにより前記細長部材及び前記剛性結合部材が互いに相対的に回動して、前記上側後方の回動可能継手の前記軸線を、前記上側前方の回動可能継手の前記回動軸線(28)及び下側後方の回動可能継手の回動軸線(18)が前記対称平面に交差するポイントを含む直線(P)に交差する状態になるよう移動させ、これにより、前記フルークの前記最前尖端ポイントの近傍で前記フルークに交差する平面に含まれる作用ラインに沿って、前記フルークから離れる方向に作用する力が前記アンカー索連結部材によって前記第1荷重印加ポイントに加わるとき、前記4バー式リンク機構は、前記剛性後方細長部材で生じ、また前記剛性結合部材で生ずる圧迫力によってロック状態になる、海洋アンカー。
  8. 請求項7記載の海洋アンカーにおいて、前記回動可能継手は、前記上側後方の回動可能継手の回動軸線(31)が、前記上側前方の回動可能継手の前記回動軸線(28)及び下側後方の回動可能継手の回動軸線(18)が前記対称平面に交差するポイントを含む直線(P)を通り過ぎて僅かに越えるよう移動し、前記4バー式リンク機構の安定したロック状態を生ずることができるクリアランスを有する、海洋アンカー。
  9. 請求項3〜8のうちいずれか一項記載の海洋アンカーにおいて、前記4バー式リンク機構は、前記剛性後方細長部材が前記前方細長部材に直接又は間接的に接触することによって回動が拘束されるよう構成した、海洋アンカー。
  10. 請求項6〜9のうちいずれか一項記載の海洋アンカーにおいて、前記第1荷重印加ポイント(43)における前記溝孔の軌跡(40)に対する接平面は、前記フルークの前記最前尖端ポイント及び前記第1荷重印加ポイントを含む直線(46)に対して傾斜し、前記4バー式リンク機構がロックされるとき、60゜〜95゜の範囲内の後方開きの角度(α)をなす、海洋アンカー。
  11. 請求項4〜10のうちいずれか一項記載の海洋アンカーにおいて、前記第1荷重印加ポイントは、前記上側前方及び下側前方双方の回動可能継手の軸線(14,28)を含む平面上又はこの平面の後方に位置する、海洋アンカー。
  12. 請求項4〜11のうちいずれか一項記載の海洋アンカーにおいて、前記フルークの最前尖端ポイント及び前記第1荷重印加ポイントを含んで前記対称平面に直交する平面は、前記上側前方の回動可能継手の軸線(28)の前方を通過する、海洋アンカー。
  13. 請求項4〜12のうちいずれか一項記載の海洋アンカーにおいて、前記4バー式リンク機構は、前記回動可能継手の軸線(14,18,28,31)相互間に離間距離(E,G,K,M)を有し、これら離間距離は、前記フルークから離れる方向に作用する力が前記アンカー索連結部材によって前記第1荷重印加ポイント及び第2荷重印加ポイントそれぞれに加わるとき、前記第1荷重印加ポイント及び第2荷重印加ポイントがそれぞれ前記フルークに対する第1及び第2の安定位置(43A,45A)を有するように設定した、海洋アンカー。
  14. 請求項3〜13のうちいずれか一項記載の海洋アンカーにおいて、前記前方細長部材は、ロープ又はチェーンのような可撓性部材(13)により構成した、海洋アンカー。
  15. 請求項1〜14のうちいずれか一項記載の海洋アンカーにおいて、前記シャンクは、前記シャンクにおける荷重印加ポイント(43)が、26゜〜32゜の範囲内における前記アンカーの最小フルーク角度を画定する位置で、回動的にロック可能であり、またその後にロック解除可能である、海洋アンカー。
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