JP2014523761A - プレート及びピンを有する骨接合装置 - Google Patents

プレート及びピンを有する骨接合装置 Download PDF

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Abstract

【解決手段】本発明は、骨接合装置に関しており、一方に、骨的要素(10)に沿って調整可能なプレート(12)と、少なくとも一つのピン(26)とを備え、他方に、プレート(12)及び少なくとも一つのピン(26)を強固に接続する固定ブッシング(30)を備える。固定ブッシング(30)は、破断可能領域(38)によって互いに分け隔てられた螺合可能部(32)と運動推進部(34)とを備え、螺合可能部は、ノッチ(50)を形成する軸方向スリット(44)を備える。破断可能領域(38)は、運動推進部(34)から螺合可能領域(32)を自由にするため、破断するようにしてある。軸方向スリット(44)は、破断可能領域(38)内に伸張しており、少なくとも一つのピン(26)の周りにあるノッチ(50)の相対位置を調整できるようにするため、破断可能領域(38)が破断した場合に、螺合可能部(32)を独立したノッチ(50)へ断片化することができる。

Description

本発明は、少なくとも2つの骨的要素を互いに適当な位置に保持する骨接合装置に関する。
公知の装置は、プレートと、固定ブッシングを用いた手段によってそのプレートを介して適当な位置に保持されるピンとを備える。そのプレートは縦方向に伸長しており、互いに連続して並んでいる骨的要素に沿って調整され得る。またそのプレートは、少なくとも2つの溝付開口部を有しており、その2つの溝付開口部はそれぞれ、2つの骨的要素と対向するように配置してある。またその溝付開口部は明らかに、プレートを貫通するようにしてある。
固定ブッシングに関して、その固定ブッシングは螺合可能部と、その螺合可能部の上に位置する運動推進部とを備える。更に、その2つの部位は、固定ブッシング上に形成してある溝によって、互いに分け隔てられるようにしてある。螺合可能部は自由端を有しており、一般的な台形の形状を有しており、前述した溝から自由端に向かってその直径が減少するようにしてある。また、ノッチの範囲を定めることになる軸方向スリットを有する。組み立てに際し、プレートが骨的要素に沿って調整され、溝付開口部を介してこれらの骨的要素それぞれにピンが固定される。固定した後にそのピンは、プレートから突出し固定ブッシングが結合される余剰自由部を有することになる。これらブッシングの内径は、機能的な隙間を供給するものであって、ピンの外径に対応しており、それらの移動を誘導できるようにしてある。そして、螺合可能部は溝付開口部の領域へ運ばれ、ブッシングの上方に配置してある運動推進部を用いた手段によって、ブッシングが回転される。螺合可能部が溝付開口部のネジ山と結合した場合、螺合可能部は一般的な円錐台形の形状であるため、スリットにより範囲が定められたノッチが同心円状に変形する傾向があり、徐々にピンを締めるようなかみ合い部が形成されることになる。螺合可能部を回転させる運動の最終段階において、ピンがプレートに対して所定の位置に固定された状態となり、プレートにある溝付開口部の壁とピンとの間でブッシングの螺合可能部が圧力によって固定される。このような手順が両方のピンに対して実行されることは明らかであり、それによって、互いに対して固定された位置に2つの骨的要素を保持することができる。
その後、上述した溝に対して直角に置いたペンチを用い、ブッシングとピンの突出部分とが切り取られる。こうすることにより、骨的要素に対向するプレートの表面が突出要素、つまり、ブッシングの運動推進部およびピンの自由部から離れることになる。また、骨的要素に固定されたピンの部分が、ピンを締める固定ブッシングによってプレートへ強固に接続されることになる。
この種の骨接合装置を記載している特許文献1を参照してもよい。
仏国特許出願公開第2905589号明細書
これらの装置は現在使用されており、以前の世代で使用されていた骨接合装置と比較し、骨的要素を即座に処置することができ、骨的要素に対する保持状態を骨的要素の接合に十分な時間を良好に維持することができる。しかしながら、これらの装置に対し、さらに効率良くしたいという要望、及び使用に伴う費用を下げたいという要望が依然としてある。
したがって、生じ得る問題であって、本発明によって解決すべき問題とは、より経済的で使用し易く、装着したときに高い信頼性を与えるような装置を利用可能とすることである。
この目的のため、本発明は、骨接合装置であって、骨的要素に沿って調節可能なプレートと、前記プレートを介して前記骨的要素に固定される少なくとも一つのピンとを一方に備え、前記少なくとも一つのピンを受け付けて、前記プレート及び前記少なくとも一つのピンを強固に接続できる固定ブッシングを他方に備え、前記固定ブッシングは、螺合可能部、及び前記プレートを介して前記螺合可能部を螺合する運動推進部を備え、前記螺合可能部及び前記運動推進部は、破断可能領域によって互いに軸方向で分け隔てられるようにしてあり、前記螺合可能部は、間にノッチを形成する複数の軸方向スリットを備え、前記ノッチを同心円状に変形して前記ピンが締められるようにするために前記プレートを介して前記螺合可能部を螺合した場合、前記螺合可能部が前記プレートと連動できるようにしてあり、前記破断可能領域は、前記螺合可能部を前記運動推進部から解放するために破断するようにしてあり、前記少なくとも1つのピンの周囲にある前記ノッチの相対位置を調整できるようにするために、前記軸方向スリットは、前記破断可能領域内に延びる形状を有しており、前記 破断可能領域が破断した場合に前記螺合可能部が独立したノッチへと断片化されるようにしてあることを特徴とする骨接合装置を提案する。本発明に関して、前記軸方向スリットは、前記破断可能領域内に伸張してあり、前記少なくとも一つのピンの周りにある前記ノッチの相対位置を調整できるようにするために、前記破断可能領域が破断したときに、前記螺合可能部が独立したノッチへ断片化されるようにしてある。破断可能領域は、実際に、機械的に弱い領域であり、所定の状況では前記螺合可能部と前記運動推進部との間で伸長しており、破断が生じる部分である。
したがって、本発明の一つの特徴は固定ブッシングにあり、より詳細には、破断可能領域内に伸張する軸方向スリットを備えることにある。このようにすることによって、破断可能領域が破断した場合、かみ合い部を形成する螺合可能部のノッチが互いに独立することになり、ピンとプレートとの間に加わる径方向の張力が、プレートの平均面に実質的に平行な全ての方向に対して釣り合うようになる。独立的ではあるが、螺合可能部が有するネジ山部分がプレートと結合することになるかみ合い部は、ピン及びプレートに対して固定した位置で軸方向に維持される。
また、かみ合い部が独立的となり、もはや互いが強固に接続されていない状況となって、ピンを締める操作は、金属の硬さに対する影響をあまり受けなくなり、締めトルクに対する影響をあまり受けなくなり、要素の加工精度に対する影響もあまり受けなくなる。
更に、本明細書で後ほどより詳細に説明するが、中間ブッシングに対する螺合可能部の断片化は、当初の締める操作をより良好なものとし、取り付け時により強固な組立物を供給するようになるが、この組立物は時間と共に変化し、頑丈さが減少する。このような特徴により、骨的要素に対して徐々に機械的に圧力をかけることができ、骨の接合を促すことができる。
本発明における特に効果的な実施例の一特徴に関して、前記破断可能領域は、自発的な破断が可能であって、前記ノッチは、前記少なくとも一つのピンを締めた場合に前記破断可能領域を破断することができ、前記運動推進部は、圧力によって運動するようにしてある。したがって、後ほど明細書内で説明するが、この特徴によって、ブッシング、つまりピンをせん断し、更には螺合可能部と同じ高さにする必要がなくなる。更に、力が与えられて運動推進部が移動し、かみ合い部がピンを締める場合、回転運動中の螺合可能部に加わる抵抗は、せん断操作によってブッシングに対する接線と実質的に平行な方向に変形することになる破断可能領域の機械的抵抗よりも大きくなる。したがって、螺合可能部の各ノッチの回転に対する抵抗は、ピンとプレートとの相対位置に依存して、具体的には傾角に依存して異なるようになり、破断領域の切り取り操作による変形が、ノッチに対して直角な方向であって異なる位置に生じることになる。このような方法で、また軸方向スリットによって、破断が進行するにつれ、回転中における各ノッチの抵抗に依存し、外周方向に対して互いに接近または離隔する方向にノッチが移動する。このような、ノッチ間での相対的調整によって、プレートとピンとの間に加わる径方向の力が完全に釣り合うようになる。そしてノッチは、ピンとプレートとの間に独立したウェッジを形成して、組立物として固定保持される。これは、一方で、ノッチのネジ山がプレートと結合することになり、他方で、ピンが力により支持されることになるからである。したがってピンは、プレートに対して固定した位置で完全に維持されることになる。
好ましくは、前記固定ブッシングは、前記破断可能領域を形成するために、前記螺合可能部及び前記運動推進部の間に溝を備える。この溝は、ブッシングの外側に容易に形成され、その深度は、溝底におけるブッシングの厚みを定めるために正確に決定される。実際この厚みは、この材質が有する機能として予め決定されなければならない。なぜなら、プレートを介して螺合可能部を運動させるために十分な強度を有している必要があるが、ノッチ又はかみ合い部を締める操作によってピンを十分にロックするときには壊れる必要があるためである。例えば、医用級ステンレススチールを用いて固定ブッシングが構成される。
また、前記螺合可能部は、前記破断可能領域に対向する円形自由端を有し、前記螺合可能部の直径は、前記破断可能領域から前記円形自由端に向けて減少するようにしてある。このようにし、螺合可能部はプレートと連動し、より正確には溝付開口部と連動する。この開口部の包囲体は、例えば、ノッチを同心円状に変形可能とするために螺合可能部がプレートを介して螺合された場合に、筒状となる。このようにするために、螺合可能部の最大直径が溝付開口部の直径よりも大きくなってしまう。それに関するより詳細な内容については、本明細書で後ほど説明する。そして、プレートを介して螺合可能部が回転運動している間、ウェッジを形成するノッチは、プレートとピンとの間を徐々に移動してそれを締めるようになる。
特に効果的な一実施例に関して、螺合可能部は円錐台形状の包囲体を有する。そのような形状は、生産を容易にするという効果を有する。更に、螺合可能部が回転運動するにつれて、ピンを締める操作が徐々に進められる。他の実施例に関して、その円錐台形の形状は、プレートの溝付開口部に対しても与えられる。
更に、特に効果的な他の実施例では、前記装置は、前記プレートの厚み内へ螺合されるようにしてある中間ブッシングを更に備え、前記固定ブッシングは、前記中間ブッシングの内側に結合するようにしてある。そのような中間ブッシングは、リデューサとも呼ばれ、ピンに対するより良好な調整およびより良好な心出しを実現する。更に、プレートはネジ山付円形凹部を有しており、そのネジ山付円形凹部を介して中間ブッシングは結合を行う。これらの中間ブッシングは、また、上述した溝付開口部を形成する内側ネジ山を有している。そして中間ブッシングは、所定の位置に配置され得る。更に中間ブッシングは、設置された後、骨接合装置の分解を可能とする。実際には、骨的要素に対して設置された後、固定ブッシングの使用によってピンが中間ブッシングと強固に完全に接続される。したがって、数週間後に装置を取り除くため、中間ブッシングの螺合がピンから解除されるが、その場所では一体的に固定されている。
好適な一実施例に関して、前記螺合可能部は、4つの軸方向スリットを有しており、ペア毎に互いに直径方向に対向してある。したがって、組み立て操作により、ピンを締めることになる4つのノッチ又は切り取り断片が生じ、放射状の全方向においてそのピンを固着させることができる。またピンは、ピンに加わる放射状および同心円状の力によって、軸方向に対しても固着される。
また、固定ブッシングの運動推進部は、直径方向に対向する2つの平面を有しており、一般的なレンチを用いた手段によって、運動推進部が回転運動できるようにしてある。もちろん、運動推進部に対して他の形状を用いることも想定され得る。例えば、六角形の形状が想定される。
本発明における他の特徴および効果については、添付した図面を参照しつつ、本発明の具体的な一実施例を用いた以下の記載内容を読み取ることにより明らかになる。その具体的な一実施例は、非限定的な一例として示してあることに注意する。
本発明に係る骨接合装置の組み立て段階における軸方向断面の模式図である。 図1に示した骨接合装置にある要素の模式正面図である。 図2に示した要素の模式底面図である。 図1に示した骨接合装置にある要素の模式平面図である。
図1は、骨的要素10を部分的に例示しており、プレート12が付してある。後者であるプレートは、円形凹部14を有する。円形凹部14には溝が切ってあり、対称軸Aに沿ってプレートを貫通するように伸長する。中間ブッシング16は、円形凹部14内に螺合することによって嵌められる。中間ブッシング16は、フランジ18を有する。フランジ18内には、回転運動のために径方向インデント20が形成してある。更に、プレート12はリベート22を有し、少なくともある部分にフランジ18がとどまることができるようにしてある。中間ブッシング16は、溝付開口部24を有する。図1に示す溝付開口部24は、円筒形状対称性を有するということに注意する。したがって、その厚みの範囲内で、中間ブッシング16は強固にプレート12と接続することができる。溝付開口部24は、本発明における特に有効な実施例に基づき、円錐形状の回転対称性を有する。溝付開口部24の直線母線とその対称軸とは、角度αを形成している。その角度αは、例えば、3°から7°の間である。
この図には、ピン26も例示してある。ピン26は、プレート12及び溝付開口部24を貫通し、骨的要素10の内部に螺合される。そうするため、ピン26は、自穿孔型端部28を有している。この自穿孔型端部28は、プレート12を経由して骨的要素内に螺合するようにしてあり、骨的要素が有する所定の厚みを貫通する。その厚みは、固定の可能性と必要性に関与するものである。
更に、ピン26の主要部分は、固定ブッシング30内に結合してある。この固定ブッシング30は、中間ブッシング16の方へ向けて配置してある螺合可能部32と、それに対向する運動推進部34とを備える。図1では、全ての要素が円形凹部14に対して同軸上に配置してある、という状況に注目すべきである。
図2において側面から示した固定ブッシング30について、これから詳細に述べる。固定ブッシング30は、外科用スチールで構成してある。その外科用スチールは、例えば316Lスチールであって、ひずみ硬化材である場合とひずみ硬化材でない場合とがある。運動推進部34は、螺合可能部32の上部に位置する。これらの部位は、V字型溝36によって、互いに軸方向で分け隔てられる。このV字型溝36は、破断可能領域を形成するものである。この溝36は、直角方向に溝底38を有している。その直角方向におけるブッシングの厚みeは、平均として0.5mmと3mmとの間である。例えば、1.5mmである。溝底では、外周に対して厚みeが異なるようにしてもよい。後で説明するが、例えば、厚み補強領域をうまく配置してもよい。
螺合可能部32は、下方自由端40を有しており、溝36付近におけるその最大直径Dが、下方端40付近にあるその最小直径dよりも大きい。したがって螺合可能部32は、台形回転体の一般的な形状を有しており、その直径は、溝36から下方自由端40に向けて徐々に減少するようにしてある。ここで、螺合可能部32の直線母線とその対称軸との角度はβとなっており、溝付開口部24の角度αよりも大きく有利であり、例えば3°と8°との間である。また螺合可能部32は、外側ネジ山42を有している。螺合可能部32の円錐角度と溝付開口部24の円錐角度とに相違があることによる利点は、後で詳細に説明する。
また、本発明の特に有効な特徴に基づき、固定ブッシング30にある螺合可能部32は複数の軸方向スリット44を備える。これらの軸方向スリット44は、下方端40から溝36へ向かって軸方向に細長くなっており、溝36内に開口している。これらの軸方向スリット44の一つのみが図2に示してある。その軸方向スリットは、例えば90°で、互いに離隔してある。
次に図3を参照する。図3では底面図を用いて、固定ブッシング30が詳細に示してある。この図では、螺合可能部32とその下方端40とが示してあり、溝36内へ開口する軸方向スリット44も示してある。これらの軸方向スリット44は、ブッシング30の軸に沿って伸長することは明らかであるが、螺合可能部32が有する厚み内において径方向にも細長い形状となっている。これらの軸方向スリット44の幅は、ブッシングが有する螺合可能部32の直径方向厚みと近似しており、例えば、その厚みの0.7倍である。そのような軸方向スリット44は、変形可能なノッチ50の範囲を規定するものである。そのノッチ50は、円錐台の断片形状をしており、同心円状に変形した場合にかみ合い部を形成できるように構成してある。ここで、変形可能なノッチに対して直角に、溝底にある補強厚み部分が形成してあり、運動推進部34に対する接続強度が部分的に強化してある、ということにも注目する。
螺合可能部32の後方で伸張しているのは運動推進部34であり、直径方向で対向する2つの平面46、48を有している。これらの平面は、破線で示してある。またこれらの平面46、48は、一般的なスパナ、例えば両口スパナ又は適当なメガネレンチを受けることができるようにしてあり、以下で述べるように螺合可能部32を回転移動させることができる。
まず最初に、図1をもう一度参照し、本発明に係る骨接合装置がどのようにして組み立てられるかを説明する。それから図4を参照し、組み立てた後の装置および2つの変形例について説明する。
まず、運動推進部34から螺合可能部32を分け隔てる溝36と、外側ネジ山42とが、図1で示してあるように固定ブッシング30上に再び見られる。図1に示してあるような固定ブッシング30の位置から移動させることによって、ブッシングは中間ブッシング16の範囲内においてピン26により誘導され、スライド移動し、運動推進部34を用いた手段によって回転運動するようになる。そして螺合可能部32は、溝付開口部24のネジ山と結合する。螺合の第1フェーズでは、螺合可能部32の角度と溝付開口部24の角度とが若干異なるため、螺合可能部32の外側ネジ山42と溝付開口部24のネジ山とが互いに若干突き刺さるようになる。実際、螺合可能部32が溝付開口部24の内部に嵌められた場合、それらのネジ山は、それらが同じ円錐形であった場合よりも短い長さ分だけ互いにかみ合うようになる。結果として、螺合におけるこの第1フェーズでは、螺合可能部32は変形せず、ピン26は固定ブッシング30から自由な状態のままである。このようにして、依然として必要に応じ調整することが可能である。更にピン26を再調整するために、固定ブッシング30は依然として螺合されていない。
螺合可能部32は中間ブッシング16の内側と徐々にかみ合って結合するため、その外側ネジ山42と溝付開口部24のネジ山とは互いに徐々に突き刺さることになり、摩擦力が生じる。これは、螺合可能部32と溝付開口部24とが有する円錐台形の形状に起因する。そして螺合の第2フェーズでは、固定ブッシング30の回転によりノッチ50の同軸運動を引き起こし、このノッチ50は放射状に力をかけてピン26の本体を支えるようになる。ノッチ50は、円錐台の断片形状をしており、固定ブッシング30が回転運動している間にピン26の本体と中間ブッシング16とを徐々に押し込むかみ合い部またはウェッジを形成する。ノッチ50の同軸上直径方向への運動、及びノッチ50の運動推進部34に対する揺れ運動は、軸方向スリット44によって可能となり、またそれらの柔軟性によって可能となる。
螺合可能部32が有する円錐台形の形状は、最大直径がDであり最小直径がdであって、円錐の溝付開口部24が有する幾何学的パラメータとピン16の直径とによって予め規定されるものであり、中間ブッシング16内に収容された場合、螺合可能部32は相対的な固着位置に配置されるようになる。
そしてこの状況において、螺合の第3フェーズでは、固定ブッシング30が溝底38で切り取られることにより変形する。
ピン56がプレート12に対して厳密に垂直でなくてもよく、また、ブッシング16、30のように完全な円筒形状でなくてもよいことは、容易に理解できるものである。したがって、螺合の第3フェーズでは、ノッチ50が互いに強固に接続した状態で、溝付開口部24の内側に対する摩擦およびピン26の本体の外側に対する摩擦を伴って運動することになる。そのため、それらのノッチはそれぞれ、異なる摩擦力を受けるようになる。その結果、溝底38及びノッチ50と直角を成す固定ブッシング30には、溝36へと続く軸方向スリット44によって、ノッチ50が受けることになる摩擦力に依存し、切り取り操作で部分的に異なる変形が生じるようになる。それ故、ノッチ50のうち、最も大きな摩擦力を受けるノッチは、溝底38に対向する部分において、より大きな変形を生じることになり、結果として最初の切り取り操作が生じることになる。他のノッチ50は、実質的な摩擦力を次に受けるようになるまで、回転運動を続ける。このようにして、溝底38領域で固定ブッシング30を切り取る操作は、回転運動に対して更に抵抗を与えることになるが、ノッチ50の領域内で連続的に生じる。こうすることにより、運動推進部34が螺合可能部32から完全に離れる前に、直径方向の圧力が実質的に均等となる位置へノッチ50を連続的に移動させることができるようになる。またこのようにして、ピン26の本体に与えられた直径方向の圧力は、また逆に溝付開口部24の内側に与えられた圧力は、ピン26に対して均一に拡散する。その結果、ピン26がプレート12へ強固に及び完全に接続されることになる。
溝底38におけるブッシングの厚みeは、一方で、固定ブッシング30が壊れることなく中間ブッシング16を通過して目的地で螺合できるようにするために十分なものであり、他方で、固定ブッシング30がその目的地で破壊され得るほどには薄くなければならない、ということに注意する。螺合可能部32が中間ブッシング16の厚み内に完全に位置する場合、この位置に到達したことになる。より詳細に述べると、溝36が中間ブッシング16の上部に位置する場合、この位置に到達したことになる。
螺合可能部が一部分として存在しているシステムでは、螺合するネジ山とネジ山との間にある軸方向圧力に依存した摩擦力のみによって、螺合解除を防止する。ここで反対に、ノッチ50は一方で、ピンの壁および反対に中間ブッシング16の壁に自身を固定できる鋭い端部を有しており、他方で、ピン26と中間ブッシング16との間にウェッジを形成しているため、各ノッチ50が個々に螺合解除を防止する。それらの固定は、締めトルクが大きいほど、より強固なものとなる。また、先行技術では締め操作が軸方向で局所的に生じ、固定ブッシングの変形可能部分の周囲のみに作用していたが、ノッチ50は、ウェッジを形成することによって、中間ブッシング16のネジ山全長に作用することになる。したがって、中間ブッシング16及びピン26を含む完全に強固な組立物を取得することができる。その組立物は強固であっても、以下に述べるように、時間の経過に伴って変形するものであり、骨の接合を強固にするという利点がある。
実際、ピン26と中間ブッシング16との間に刻まれるノッチ50は、骨的要素10上に加わり、そしてプレート12及びピン16上に加わる力を受ける。したがって、時間経過に伴い、具体的には数週間後、例えばひずみ硬化によって、ノッチ50は変形し、摩擦によって擦り切れる。その結果、ピン26と中間ブッシング16との結合物、つまりプレート12との結合物は、徐々に強固ではなくなってくる。しかしながら、それらは依然として互いに一体となっている。そのため、その外側では、ピン26と中間ブッシング16とからなる組立物が非常に強固であり、それによって手足の機能回復を非常に早める結果となり、動作に伴う痛みを抑えて接合できるようになる。その後、時間経過に伴い、容易に変形できるようになり、機械的圧力が徐々に骨的要素にも伝えられるようになる。そのため、それらの接合にとって有利となる。このようにして、本発明に係る骨接合装置は、強固性が弱まる方向へ機械的に進展することができ、骨形成を徐々に活性化することができる。
運動推進部34が螺合可能部32から自由になった後、ペンチが使用され、正確に螺合可能部32及び中間ブッシング16の位置に合わせてピン26で切り取られる。
それによって、ピン部分により形成されたシャンク部と、中間ブッシング16及び固定ブッシング30の螺合可能部32により形成されたヘッド部とを備え、それらが強固に結合されたネジが実現する。このようにして、骨的要素の内側にあるピンの螺合深度に応じ、及びプレート12と中間ブッシング16との相対位置に応じ、有用なシャンク部の長さが適応するようにしてある。
中間ブッシング16に対してピン26をピボット運動させる中心は、ピン26の切り取られた端部に位置しており、ノッチは無傷の状態となっており、ピン26は骨的要素10側で揺れ運動する傾向がある、ということに注意する。そのため、骨的要素10のこの部分において、ノッチ50はひずみ硬化する傾向がある。
またプレート12とピン26とは、互いから完全に分離しており、ノッチ50を用いた手段によって、相対的に互いが一定の場所で保持されることになる。ノッチ50は、圧力を逃がすことに関与する。例えば、海綿体部分に螺合された他のピンと比較し、一つのピンが皮質部分を大いに支えている場合、ノッチ50はまず、圧力の相違に対処することになる。これによって、装置における圧力を釣り合った状態とすることができる。
次に、プレート12を平面図で示す図4を参照する。図4では、2つのピン26が互いに離隔してあり、ピン26のうち一方は図2及び図3に示す固定ブッシング30によって、他方は変形例における他の固定ブッシング30’によって、中間ブッシング16内の定位置に保持されている。ここで述べた他の固定ブッシング30’は、4つの軸方向スリットを有しておらず、3つの軸方向スリット44’を有しているにすぎない。
まず最初に、上述したような固定ブッシング30が図示されており、より具体的には、その螺合可能部32によって形成された4つのノッチ50が示されている。実際に、螺合の第3フェーズの間、ノッチ50は、摩擦に依存して異なる振幅で回転す。したがって、ノッチ50の内で、ノッチ501、502等は、接触ジョイント部52の領域において互いに接触し、それらを分け隔てるスリット44の空間を消滅させ、一方、ノッチ501、503等は互いに離隔し、それらを分け隔てるスリット44のスペース54が大きくなる。
スリット44’が3つのみ形成してある他の固定ブッシング30’に関しても同様に、スリットによって規定された空間が、螺合の第3フェーズの間により小さく又はより大きくなる、ということに注意する。
更に、ここで示していないが、本発明の一実施例において、4つの軸方向スリットが固定ブッシングの螺合可能部に形成してあり、互いに直径方向の反対側に位置する2つの軸方向スリットのみが、破断可能領域内に開口している。したがってノッチは、関連するノッチからなる2ペアに分割される。このようにして、2つの関連するノッチが互いに変形可能となり、ピンに対して2ペアのノッチが互いに独立する構成となる。そのような構成により、嵌める操作に対する他の可能性が与えられる。
螺合可能部32が有する円錐台形の形状は、最大直径がDであり最小直径がdであって、円錐の溝付開口部24が有する幾何学的パラメータとピン26の直径とによって予め規定されるものであり、中間ブッシング16内に収容された場合、螺合可能部32は相対的な固着位置に配置されるようになる。
ピン26がプレート12に対して厳密に垂直でなくてもよく、また、ブッシング16、30のように完全な円筒形状でなくてもよいことは、容易に理解できるものである。したがって、螺合の第3フェーズでは、ノッチ50が互いに強固に接続した状態で、溝付開口部24の内側に対する摩擦およびピン26の本体の外側に対する摩擦を伴って運動することになる。そのため、それらのノッチはそれぞれ、異なる摩擦力を受けるようになる。その結果、溝底38及びノッチ50と直角を成す固定ブッシング30には、溝36へと続く軸方向スリット44によって、ノッチ50が受けることになる摩擦力に依存し、切り取り操作で部分的に異なる変形が生じるようになる。それ故、ノッチ50のうち、最も大きな摩擦力を受けるノッチは、溝底38に対向する部分において、より大きな変形を生じることになり、結果として最初の切り取り操作が生じることになる。他のノッチ50は、実質的な摩擦力を次に受けるようになるまで、回転運動を続ける。このようにして、溝底38領域で固定ブッシング30を切り取る操作は、回転運動に対して更に抵抗を与えることになるが、ノッチ50の領域内で連続的に生じる。こうすることにより、運動推進部34が螺合可能部32から完全に離れる前に、直径方向の圧力が実質的に均等となる位置へノッチ50を連続的に移動させることができるようになる。またこのようにして、ピン26の本体に与えられた直径方向の圧力は、また逆に溝付開口部24の内側に与えられた圧力は、ピン26に対して均一に拡散する。その結果、ピン26がプレート12へ強固に及び完全に接続されることになる。
実際、ピン26と中間ブッシング16との間に刻まれるノッチ50は、骨的要素10上に加わり、そしてプレート12及びピン26上に加わる力を受ける。したがって、時間経過に伴い、具体的には数週間後、例えばひずみ硬化によって、ノッチ50は変形し、摩擦によって擦り切れる。その結果、ピン26と中間ブッシング16との結合物、つまりプレート12との結合物は、徐々に強固ではなくなってくる。しかしながら、それらは依然として互いに一体となっている。そのため、その外側では、ピン26と中間ブッシング16とからなる組立物が非常に強固であり、それによって手足の機能回復を非常に早める結果となり、動作に伴う痛みを抑えて接合できるようになる。その後、時間経過に伴い、容易に変形できるようになり、機械的圧力が徐々に骨的要素にも伝えられるようになる。そのため、それらの接合にとって有利となる。このようにして、本発明に係る骨接合装置は、強固性が弱まる方向へ機械的に進展することができ、骨形成を徐々に活性化することができる。

Claims (10)

  1. 骨接合装置であって、
    骨的要素(10)に沿って調節可能なプレート(12)と、該プレート(12)を介して前記骨的要素(10)に固定される少なくとも一つのピン(26)とを一方に備え、
    前記少なくとも一つのピン(26)を受けて、前記プレート(12)及び前記少なくとも一つのピン(26)を強固に接続できる固定ブッシング(30)を他方に備え、
    前記固定ブッシング(30)は、螺合可能部(32)、及び前記プレート(12)を介して前記螺合可能部(32)を螺合する運動推進部(34)を備え、
    前記螺合可能部(32)及び前記運動推進部(34)は、破断可能領域(38)によって互いに軸方向で分け隔てられるようにしてあり、
    前記螺合可能部(32)は、間にノッチ(50)を形成する複数の軸方向スリット(44)を備え、
    前記ノッチ(50)を同心円状に変形して前記ピン(26)が締められるようにするために、前記プレートを介して前記螺合可能部(32)を螺合した場合、前記螺合可能部(32)が前記プレート(12)と連動できるようにしてあり、
    前記破断可能領域(38)は、前記螺合可能部(32)を前記運動推進部(34)から解放するために破断するようにしてあり、
    前記少なくとも1つのピン(26)の周囲にある前記ノッチ(50)の相対位置を調整できるようにするために、前記軸方向スリット(44)は、前記破断可能領域(38)内に延びる形状を有しており、前記破断可能領域(38)が破断した場合に前記螺合可能部(32)が独立したノッチ(50)へと断片化されるようにしてある
    ことを特徴とする骨接合装置。
  2. 前記破断可能領域(38)は、自発的な破断が可能であって、前記ノッチ(50)が前記少なくとも一つのピン(26)を締めた場合に前記破断可能領域を破断することができ、前記運動推進部(34)は圧力によって運動するようにしてある
    ことを特徴とする請求項1に記載の骨接合装置。
  3. 前記固定ブッシング(30)は、前記破断可能領域(38)を形成するために、前記螺合可能部(32)及び前記運動推進部(34)の間に溝(36)を備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の骨接合装置。
  4. 前記螺合可能部(32)は、前記破断可能領域(38)に対向する円形自由端(40)を有し、
    前記螺合可能部(32)の直径は、前記破断可能領域(38)から前記円形自由端(40)に向けて減少するようにしてある
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の骨接合装置。
  5. 前記螺合可能部(32)は、回転する円錐台形状の包囲体を有し、
    前記螺合可能部(32)は、その対称軸に対して角度βを形成する直線母線を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の骨接合装置。
  6. 前記プレート(12)の厚み内へ螺合されるようにしてある中間ブッシング(16)を更に備え、
    前記固定ブッシング(30)は、前記中間ブッシング(16)の内側に結合するようにしてある
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の骨接合装置。
  7. 前記中間ブッシング(16)は、円錐台形状の回転対称性を有する溝付開口部(24)を備え、
    前記溝付開口部(24)は、その対称軸に対して角度αを形成する直線母線を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の骨接合装置。
  8. 前記螺合可能部(32)が有する前記角度βは、前記溝付開口部(24)が有する角度αよりも大きい
    ことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1つに記載の骨接合装置。
  9. 前記螺合可能部(32)は、4つの軸方向スリット(44)を有しており、ペア毎に互いに直径方向に対向してある
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1つに記載の骨接合装置。
  10. 前記固定ブッシング(30)の前記運動推進部(34)は、直径方向に対向する2つの平面(46、48)を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1つに記載の骨接合装置。
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