JP2010502335A - 骨の接合のための外科器具 - Google Patents

Abstract

本月明は２つの骨の部分を結合することを意図する少なくとも２つの穴を備えるプレート（２）およびプレートの穴の１つにねじ込まれることを意図する少なくとも１つのブロッキングする実質的に軸対象のスリーブ（１０）からなり、前記ブロッキングスリーブは骨の部分の１つの中にピンをねじ込まれることを意図する軸方向の開口部を含み、ここで少なくともブロッキングスリーブの下側部分は少なくとも１つの半径方向に沿うスリット（１１，１６）をもちそしてブロッキングスリーブおよび関連する穴はスリーブが穴にねじ込まれる時穴にブロッキングスリーブをブロックするためにねじを切られた噛み合わせによって連結する骨の接合のための外科器具に関する。
【選択図】図２

Description

本発明はプレートおよびブロッキングスリーブからなる骨の接合のための外科器具に関する。これはまたピン、プレートおよびピンの間のブロックキングを確保することを意図するブロッキングスリーブからさらになる器具に関する。

このような付属品を備えることができる先行技術から種々な装置が知られている。

このように、従来の型のねじは提案されており、ねじの頭はプレートに備えられる同じ形の凹所内にはめ込まれるように４５°で削られている。しかしながら、骨の部分に作られたねじ穴の軸はプレートに作られた円錐台形の空洞の軸と厳密には一致せず、応力が骨の部分に生じ、骨の部分が無傷の骨の部分を再び削りかねずそしてその結果適切なプレートの取り付に有害であることが分かっている。

ピンそしてスリーブの軸の角度のずれがこれらの欠点に対する改善を見つけるため提案された。このような装置は文献ＥＰ−１ ５８３ ４７８に開示されそして図１に図示される。この骨の接合装置は、骨の部分にねじ込まれるピンを受け入れる少なくとも２つの穴、その１つのみ図に図示される、を含むプレート２からなる。

プレート部分の穴はねじが切られそして中間スリーブ６を受け入れる。後者はそれ自身ねじが切られた中央開口部、その回転軸ｙｙ’に相対的に角度αだけ傾いた軸ｚｚ’をもっている。

最終的に、ブロッキングスリーブ１０は中間スリーブ内の低い位置にねじの噛み合いによってねじ込まれる。

骨の接合装置を取り付けるために、専門家は骨の部分４に付属品を備えるために選ばれた少なくとも２つの位置でプレート２に穴をあけた後、プレートに直角にドリルを導くことによって骨の部分に穴あけを行う。次ぎに、彼／彼女は中間スリーブ６を位置に置いてそして骨の部分に希望する長さまでねじの切られたピン８をねじ込む。彼／彼女はそれからピン８にブロッキングスリーブ１０を差し込みそしてこのブロッキングスリーブ１０を中間スリーブ６にねじ込みを進める。

それぞれの軸ｙｙ’および軸ｚｚ’間に存在するこの角度のずれαのため、ブロッキングスリーブ１０の除々の押し込みが中間スリーブ６内のこのねじ込みの間に達成される。それによってピン８の不可逆なブロッキングはプレート２に相対的に達成される。

この装置は効果的であるがしかしこれはいくつかの欠陥をもっている。

まず最初に、許容誤差は軸ｙｙ’および軸ｚｚ’間の角度の隔たりにおいて小さい。それ故、中間スリーブの製造は細心の注意を要し、高い製造費用となる。

さらに、効果的なブロッキングを確実にする一方、この角度の隔たりはこのブロッキングが既にブロッキングスリーブ１０のねじ込みの開始において正に起きる欠陥をもっている。それ故、プレート２にブロッキングスリーブ１０の不十分な挿入が起きる。

最終的に、小さい厚み（例えば３mｍ以下）をもつプレートの場合において、中間スリーブおよびブロッキングスリーブは装置を適切に固定するように骨の部分に部分的に挿入されねばならない。これでもって、非常に薄い上骨（腕、前腕、手）のためのこの先行技術を利用することはできない。

本発明の目的は先行技術の骨の接合装置の制約を廃止することである。

この目標のため、本発明の目的は２つの骨の部分を結合することを意図する少なくとも２つの穴を備えるプレートおよびプレートの穴の１つにねじ込まれることを意図する少なくとも１つのブロッキングする実質的に軸対象のスリーブからなり、前記ブロッキングスリーブは骨の部分の１つの中にピンをねじ込まれることを意図する軸方向の開口部を含み、ここで：
−ブロッキングスリーブの下部部分は少なくともその１つの半径方向に沿うスリットを含み、そして
−前記ブロッキングスリーブおよび関連する穴はスリーブが穴にねじ込まれる時穴にブロッキングスリーブをブロックするためにねじを切られた噛み合わせによって連結する骨の接合のための外科器具である。

有利に、前記ブロッキングスリーブのスリットは直径方向にある。

望ましい実施態様に従って、前記ブロッキングスリーブは上部部分よりも下部部分において小さい枠をもっている。特に、前記ブロッキングスリーブは円錐型あるいは半半球型枠をもっている。

代わりに、他の望ましい実施態様に従って、前記ブロッキングスリーブは円筒型の枠および穴、傾斜した枠をもっている。

有利に、前記ブロッキングスリーブおよびプレートの穴の縁は異なる硬度をもっている。特に、前記ブロッキングスリーブおよびスリーブを受け入れるプレート間の部分の一つの縁はその硬度を増すために、特に炭素で表面を処理するかあるいは硬化作業によって処理される。

特定の実施態様に従って、中間スリーブはプレートの穴にねじ込まれそして
ブロッキングスリーブとねじ込み噛み合わせによって連結することを意図される。

有利に、本発明に従う器具は骨の部分にねじ込まれるピンを含む。

望ましくは、ブロッキングスリーブの内枠およびピンの外枠はスリーブが摩擦なくまず第１にピンと噛み合うよう選ばれる。

先行技術に従う骨の接合外科器具を図示する。 本発明に従う骨の接合外科器具を図示する。 図２の器具のブロッキングスリーブの側面図および底面図をそれぞれ図示する。 図２の器具のブロッキングスリーブの側面図および底面図をそれぞれ図示する。 本発明に従うブロッキングスリーブの代わりの実施態様を図示する。 本発明に従う骨の接合のための外科器具の他の実施態様を図示する。

本発明は、制約のない実施例として記述されるように、次の付帯する図面を参照して本発明の実施態様の次の説明を読むことによってより理解される。ここで；

図１は既に記載されたように、先行技術に従う骨の接合外科器具を図示する。

図２は本発明に従う骨の接合外科器具を図示する。

図３および図４は図２の器具のブロッキングスリーブの側面図および底面図をそれぞれ図示する。

図５は本発明に従うブロッキングスリーブの代わりの実施態様を図示し、そして

図６は本発明に従う骨の接合のための外科器具の他の実施態様を図示する。

図２は本発明に従う骨の接合のための外科器具の断面図を図示する。これは骨の部分４にねじ込まれるピン８を受け入れる２つの穴（その１つのみ図示される）を備えるプレート２からなる。

各穴に実施者はプレートおよびピンをお互いに維持するためにブロッキングスリーブ１０を導入する。図示するように、器具はまた中間スリーブからなる。中間スリーブは、本発明の必須ではないけれども、もし、ブロッキングスリーブ１０が実施者によってプレート２に作られた穴に直接ねじ込まれるならば、それよりもブロッキングスリーブを受け入れる穴のより良い次元の制御を備える点で有利である。

本発明に従って、ブロッキングスリーブはその下部部分に少なくとも１つのスリットからなる。実施例のように、ブロッキングスリーブは図３の側面図（２つのスリットのみ見える）あるいは図４の底面図に図示するように４つのスリットからなる。

さらに、中間スリーブ６およびブロッキングスリーブ１０はブロッキングスリーブが中間スリーブによって定義される穴にねじ込まれる時ねじ込まれる噛み合いによって連結する。

実践的な観点から、次の方法で進めることが可能である：（ａ）ブロッキングスリーブ１０は中間スリーブ６上にそれを部分的にネジ込むことによって配置され、ねじ込みはブロッキングスリーブ１０の軸の開口部にピンの通過を邪魔しないように全く僅であり、（ｂ）ピン８は骨の部分にネジ込まれ、そして（ｃ）ブロッキングスリーブ１０のねじ込みが完了する。ピン８を最初にねじ込み、そしてそれからピン８の頂部からこのピンに沿ってブロッキングスリーブ１０をスライドさせ、中間スリーブ６上にブロッキングスリーブ１０をねじ込むことはまた可能である。

このねじ込みを容易にするために、ブロッキングスリーブ１０はねじ回しの手段によって回転して取り付けできる握り手段１２を上部に備えられる。この上部部分は器具を形成するがしかしこれが位置に置かれた後は骨の接合のための外科器具用の部分ではない。スリーブがねじ込まれた後、その上部部分は抵抗の低い円形箇所１４で切断によって除去される。

図２に図示される実施態様において、２つのスリーブの各々はねじを含む。これは強制的でないことは理解される。スリーブの１つはねじをもちそして他のスリーブはねじが他のスリーブにかみ合うように柔らかい材料であることが理解される。

本発明の技術的分野において、実施例としてスリーブの１つに４５ｋｇ／ｍｍ^２の桁の引っ張り強度をもつ非硬化処理の３１６Ｌ鋼を、そして他のスリーブに１４５ｋｇ／ｍｍ^２の桁の引っ張り強度をもつ硬化処理の３１６Ｌ鋼を使用することが可能である。同じ鋼が両方のスリーブに使用されそしてこれらの１つが炭素処理によって他のスリーブと連結するように少なくともその部分を硬化される。

有利に、ブロッキングスリーブ１０はその下面（骨の部分に面する）から始まりそして上に向かって寸法を増加する外枠をもつ。言い替えれば、ブロッキングスリーブの下部部分の直径Ｄ２はその上部部分の直径Ｄ３よりも小さい。例えば、スリーブの枠は円錐型かあるいは半球型である。

このように、ブロッキングスリーブ１０は摩擦なしにあるいは低い摩擦なしにプレートの穴にピン８をスライドすることにより噛み合わされそしてそれがゆっくりねじ込まれるにつれて中間スリーブ６にもっと接着されそしてもっと密に接着される。それでブロッキングスリーブに及ぼす半径方向の応力はスリットでその直径を減らすブロッキングスリーブのスリットを狭めそしてピン８にブロッキングスリーブを効果的に閉じこめる。

ブロッキングスリーブ１０の変化する枠は図２に図示されるように変化する直径でそして一定のねじのスリーブを使用すること、あるいは一定の直径であるがしかし勾配が緩やかなねじ、すなわち、図５に図示されるように、スリーブの下部部分よりも上部部分で直径の大きいねじ切りである勾配が緩やかなねじのスリーブを使用することによって得られる。

変化する枠のブロッキングスリーブが記述されたけれども、器具がどのような中間スリーブもない時ブロッキングスリーブの枠が一定であり、そしてブロッキングスリーブが変化する中間スリーブの枠であるかあるいはプレートに作られた穴の枠であることは明らかであり、中間スリーブは上記のように本発明の器具の必須の構成要素でない。

図６に本発明に従う器具の他の実施態様が図示されており、プレート２，骨の部分４にねじ込まれるピン８、そして図示の実施例においてスリーブの全高を越して延びるスリット１６を含むブロッキングスリーブ１０からなる。ブロッキングスリーブの半球型はピンがプレートの面に垂直でないときでさえ効果的なブロッキングをすることは特に興味深い。

２ プレート
４ 骨の部分
６ 中間スリーブ
８ ピン
１０ ブロッキングスリーブ
１１、１６ スリット
１２ 握り手段
１４ 抵抗の低い円形部分

Claims (13)

1. ２つの骨の部分を結合することを意図する少なくとも２つの穴を備えるプレート（２）およびプレートの穴の１つにねじ込まれることを意図する少なくとも１つのブロッキングする実質的に軸対象のスリーブ（１０）からなり、前記ブロッキングスリーブは骨の部分の１つの中にピンをねじ込まれることを意図する軸方向の開口部を含み、このなかで、少なくとも１つのブロッキングスリーブは：
   −ブロッキングスリーブの下部部分は少なくともその１つの半径方向に沿うスリット（１１、１６）を含み、そして
   −前記ブロッキングスリーブおよび関連する穴はスリーブが穴にねじ込まれる時穴にブロッキングスリーブをブロックするためにねじを切られた噛み合わせによって連結することを特徴とする骨の接合のための外科器具。
2. 前記ブロッキングスリーブのスリットは直径方向にあることを特徴とする請求項１に従う器具。
3. 前記ブロッキングスリーブは下部部分で上部部分よりも小さい枠をもつことを特徴とする請求項１あるいは請求項２に従う器具。
4. 前記ブロッキングスリーブは円錐型をもつことを特徴とする請求項１から請求項３のいずれか一項に従う器具。
5. 前記ブロッキングスリーブは半半球型枠をもつことを特徴とする請求項１から請求項３のいずれか一項に従う器具。
6. 前記ブロッキングスリーブは円筒型枠および傾斜した枠をもつことを特徴とする請求項１から請求項３のいずれか一項に従う器具。
7. 前記ブロッキングスリーブおよびプレートの穴の縁は異なる硬度をもつことを特徴とする請求項１から請求項６のいずれか一項に従う器具。
8. 前記ブロッキングスリーブの部分の１つおよびスリーブを受け入れることを意図するプレートの穴の縁はその硬度を増すために処理されることを特徴とする請求項７に従う器具。
9. 前記部分は炭素でその表面の処理によって硬化されることを特徴とする請求項８に従う器具。
10. 前記部分は硬化処理によって硬化されることを特徴とする請求項８に従う器具。
11. 中間スリーブ（６）はプレートの穴にねじ込まれそしてブロッキングスリーブとねじの切られた噛み合いによって結合することを意図されることを特徴とする請求項１から請求項１０のいずれか一項に従う器具。
12. 前記器具は骨の部分にねじ込まれることを意図されるピン（８）をさらに含むことを特徴とする請求項１から請求項１１のいずれか一項に従う器具。
13. ブロッキングスリーブの内枠およびピンの外枠はスリーブが摩擦なしにピンとまず第１に噛み合うように選ばれることを特徴とする請求項１２に従う器具。

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