JP2014523556A - Usb2.0高速モードを有するusbアイソレータ集積回路および自動速度検出 - Google Patents

Usb2.0高速モードを有するusbアイソレータ集積回路および自動速度検出 Download PDF

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Abstract

集積回路の上流部と下流部との間に配置され、ガルバニックアイソレーションをそれらの間に提供するアイソレーションバリアと、集積回路の上流部と、上流側USB装置との間で、USB2.0に準拠する信号を送受信するよう構成された第1のUSB2.0インターフェースと、集積回路の下流部と、下流側USB装置との間で、USB2.0に準拠する信号を送受信するよう構成された第2のUSB2.0インターフェースと、集積回路の上流部と下流部との間で通信を可能にするように構成された複数の信号カップリングコンポーネントであり、ガルバニックアイソレーションを維持しつつUSB2.0プロトコルを使って上流側USB装置と下流側USB装置が互いに通信可能となるように構成された複数の信号カップリングコンポーネントとを備え、集積回路の上流部および下流部は、上流側または下流側USB装置のそれぞれのUSB2.0速度を自動的に検出するように構成されたモジュールを有し、検出に応答して、上流側または下流側USB装置の間で通信用の複数のUSB2.0速度モードの対応するひとつに集積回路を自動的に置き、複数のUSB2.0速度モードは、USB低速モード、USB全速モード、USB2.0高速モードを含むUSBアイソレータ集積回路。

Description

本願発明は、集積回路の2つの領域間で双方向にUSB2.0データを送信しつつ、ガルバニックアイソレーションを与える集積回路アイソレータに関する。
本明細書において、あらゆる従来技術(またはそれから導出される情報)または任意の周知事項に対する参照は、本願明細書の分野において通常の一般的な従来技術(またはそこから導出される情報)または周知技術を形成することを自認または示唆するものではない。
ユニバーサル・シリアル・バスまたはUSBはUSBホスト、USBデバイスおよびUSB2.0ハブのようなUSBエレメント間でデータを転送するための標準規格である。USB2.0は、480Mbpsまでのデータ転送速度をサポートする。
電気的アイソレーションをまたいだUSB信号の転送は、多くのアプリケーションにおいて重要である。例えば、
(i)医療機器に接続されるメイン(患者の安全用)
(ii)装置が接続されたメイン間のループをまたぐ通信リンク(グランドループを回避するため)
(iii)データネットワークメイン(メインの電力アイソレーション)
(iv)正確なオーディオ検出およびデータ取得(ノイズ検出の抑制)
(v)工業的検出および制御(さまざまな電力ドメインのアイソレーション用)
(vi)自動車の回路(高電圧電気スパイクからの保護用)
などが上げられる。
USB2.0は、3つの信号速度をサポートする。すなわち、1.5Mbpsの低速、12Mbpsの全速、および480MHzの高速である。
従来技術のUSBアイソレータは、ガルバニックアイソレーションを与えるべく、オプトカプラを使用してきた。しかし、オプトカプラは、比較的低速(〜10Mbps)をサポートし、多くの電力(>10mW)を消費する。近年、Analog Devices, Inc.は、ADUM4160 全速/低速USBデジタルアイソレータを導入した。これは、例えば、http://www.analog.com/en/interface/digital-isolators/adum4160/product.htmlに説明されている変圧器型のアイソレーションを有する集積回路である。しかし、ADUM4160はUSB2.0高速モードをサポートせず、転送速度は12MBpsに制限されている。また、ADUM4160は自動速度検出を行うことができない。つまり、速度は、ADUM4160パッケージの外部ピン(SPUおよびSPD)を使って手動で設定しなければならない。
上記した従来技術の欠点を解決するUSBアイソレータ集積回路または有用な代替物を提供することが所望される。本発明のいくつかの実施形態が、図面を使って以下で例示的に説明される。
本願発明の実施態様に従い、USBアイソレータ集積回路が提供される。当該USBアイソレータ集積回路は、集積回路の上流部と下流部との間に配置され、ガルバニックアイソレーションをそれらの間に提供するアイソレーションバリアと、集積回路の上流部と、上流側USB装置との間で、USB2.0に準拠する信号を送受信するよう構成された第1のUSB2.0インターフェースと、集積回路の下流部と、下流側USB装置との間で、USB2.0に準拠する信号を送受信するよう構成された第2のUSB2.0インターフェースと、集積回路の上流部と下流部との間で通信を可能にするように構成された複数の信号カップリングコンポーネントであり、ガルバニックアイソレーションを維持しつつUSB2.0プロトコルを使って上流側USB装置と下流側USB装置が互いに通信可能となるように構成された複数の信号カップリングコンポーネントとを備え、集積回路の上流部および下流部は、上流側または下流側USB装置のそれぞれのUSB2.0速度を自動的に検出するように構成されたモジュールを有し、検出に応答して、上流側または下流側USB装置の間で通信用の複数のUSB2.0速度モードの対応するひとつに集積回路を自動的に置き、複数のUSB2.0速度モードは、USB低速モード、USB全速モード、USB2.0高速モードを含む。
ある実施態様において、モジュールは、集積回路の上流部および下流部にそれぞれ配置されたステートマシンを有し、ステートマシンは集積回路のそれぞれの状態を表す状態情報を格納し、かつ、状態情報をそれらの間で同期させるように構成されている。
ある実施態様において、ステートマシンは、さらに、集積回路の上流部および/または下流部の状態の一つ以上のエラーを訂正するように構成されている。
ある実施態様において、一つ以上の信号カップリングコンポーネントを通じて、上流部および下流部USB装置の間でUSBデータが通信され、ステートマシンは、信号カップリングコンポーネントと異なる一つ以上の信号カップリングコンポーネントを通じて前記状態情報を通信する。
ある実施形態において、集積回路の上流部と下流部との間で状態情報を通信する一つ以上の信号カップリングコンポーネントは、USBデータが通信される一つ以上の信号カップリングコンポーネントと一致していない。
ある実施形態において、状態情報を通信する一つ以上の信号カップリングコンポーネントは、USBデータが通信される一つ以上の信号カップリングコンポーネントに対して、独立かつゆっくりとクロックされる。
ある実施形態において、集積回路の上流部と下流部のいずれかが、PLLに対するリファレンスとして機能する水晶オシレータからの入力を有し、その出力は、集積回路の対応部分のUSBバスに再転送する前にUSB高速シグナリングを再同期するのに使用される。
ある実施態様において、集積回路の上流部および下流部の各々は、対応する水晶オシレータからの対応する入力を有し、対応するPLLに対するリファレンスとして機能し、その出力は、集積回路の対応部分の対応するUSBバスに再転送する前にUSB高速シグナリングを再同期するのに使用される。
ある実施態様において、信号カップリングコンポーネントは、集積回路の上流部および下流部の間に容量結合を与える容量性アイソレータである。
ある実施態様において、容量性アイソレータはコンデンサ、および、コンデンサの電荷をリフレッシュするように構成されたコンデンサ充電コンポーネントを有する。
ある実施形態において、集積回路の上流部および下流部は単一の電気的に絶縁されたダイの上に互いに離隔されて配置され、集積回路はダイの上に少なくともひとつのカップリング領域を有し、他の相互にアイソレートされた集積回路部の間に容量結合を与え、集積回路部は信号ダイの上の複数層によって形成されており、複数層は金属層、絶縁体層および少なくともひとつの半導体層を含み、絶縁体層の少なくともひとつは、集積回路部からカップリング領域をまたいで伸長し、金属層の対応するひとつおよび/または少なくともひとつの半導体層は集積回路部の各々およびカップリング領域へ伸長し、ひとつ以上のコンデンサを形成し、それによりガルバニックアイソレーションされた集積回路部の間に容量性結合を与える。
ある実施態様において、集積回路の上流部および下流部の各々は、高速USB2.0シグナリング用の電流を定義する対応する高精度レジスタに接続する対応する入力を有する。
ある実施態様において、第1のUSB2.0インターフェースは、集積回路の上流部と任意のUSB装置との間でUSB2.0準拠信号を送受信するように構成され、任意のUSB装置は、標準USBホスト、USBエンベッデド・ホスト、USBオン・ザ・ゴーデバイス、およびUSBハブを含み、第2のUSB2.0インターフェースは、集積回路の下流部と任意のUSB装置との間でUSB2.0準拠信号を送受信するように構成され、任意のUSB装置は、標準USBホスト、USBエンベッデド・ホスト、USBオン・ザ・ゴーデバイス、およびUSBハブを含む。
ある実施態様において、モジュールは、上流側および下流側USB装置の一方から、上流側および下流側USB装置の他方へ、USB信号、デバイスの接続およびデバイスの切断を伝搬させるように構成され、その結果、USBアイソレータ集積回路は時間遅延をのぞき、上流側および下流側USB装置に対してトランスペアレントである。
ある実施態様において、信号接続コンポーネントの少なくともいくつかは、双方向信号カップリングコンポーネントであり、集積回路の上流部および下流部との間で両方向に通信することが可能であるように構成されている。
ある実施態様において、信号カップリングコンポーネントは、集積回路の上流部から下流部へのみ通信を許可するように構成された第1の単方向信号カップリングコンポーネントを有し、集積回路の下流部から上流部へのみ通信を許可するように構成された第2の単方向信号カップリングコンポーネントを有する。
ひとつの実施形態にかかるUSBアイソレーションダイまたはチップのブロック図である。 USB全速モードにおけるパケットの始まりでの、USBアイソレータ中のさまざまな信号のタイミングチャートである。 USB全速モードにおけるパケットの終わりでの、USBアイソレータ中のさまざまな信号のタイミングチャートである。 USB高速モードにおけるパケットの始まりでの、USBアイソレータ中のさまざまな信号のタイミングチャートである。 USB高速モードにおけるパケットの終わりでの、USBアイソレータ中のさまざまな信号のタイミングチャートである。 高速モード接続およびリセットの間のUSBアイソレータ中のさまざまな信号のタイミングチャートである。 高速状態から中断モードに入る間のUSBアイソレータ中のさまざまな信号のタイミングチャートである。 データが上流側のUSB装置により受信される場合の高速モードにおけるデバイス切断の検出および指示中のUSBアイソレータ中のさまざまな信号のタイミングチャートである。 データが上流側のUSB装置により受信される場合の全速モードにおけるデバイス切断の検出および指示中のUSBアイソレータ中のさまざまな信号のタイミングチャートである。 容量性双方向分離チャネルの状態をリフレッシュするためのコンポーネントを示す略示図である。ここで、アイソレーションチャネルは“a”および“b”で示され、“Pu”はプルアップを意味し、“Pd”はプルダウンを意味する。 PLL同期を有するUSBアイソレータチップの実施形態の高速部分の略示図である。水晶オシレータがチップの上流側に接続され、その側のPLLは両側の再同期およびデータリカバリに使用される。 他の実施形態にかかるUSBアイソレータダイまたはチップのブロック図である。
本明細書で説明するUSBアイソレータは、USB2.0標準に準拠する電力ドメイン間のアイソレーションバリアをまたいでデータ転送を行いつつ、2つの電力ドメインの間で電気的アイソレーションを与える。USBアイソレータは、単一チップまたはダイ上の集積回路形式であり、3つの速度モード、すなわち、低速、全速、高速モードを完全にサポートする。アイソレータは、配線されたUSB速度モードを要求せず、取り付けられたUSB2.0ホストおよび周辺機器の速度を自動的に検出する。短い付加的な遅延をのぞき、上流および下流のUSB装置に対して、トランスペアレントに見える。USBアイソレータは、USB装置(例えば、USBデバイス、ホスト、またはハブ)のハウジング内に含まれてもよく、またはその外部に配置されてもよい。例えば、USBアイソレータは、USBケーブルまたは他のUSB相互接続形式で一体化されてもよい。
図1は、実施形態にかかる集積回路形式のUSBアイソレータを示す。カップリングコンポーネント105により、それらの間で通信を行うように接続された少なくとも2つの相互に分離された電力または電気ドメイン102、104が画定される。図1の実施形態において、電力ドメイン102、104は、単一のダイまたは基板上で互いに離隔された集積回路の上流部(US)102と下流部(DS)104により構成されており、2つの部分102、104の間に配置された少なくともひとつのアイソレーションバリア106はその間にガルバニックアイソレーションを与える。カップリングコンポーネント105により、その間にガルバニックアイソレーションを維持しつつ、集積回路の上流部102および下流部104の間でアイソレーションバリア106をまたいだ情報の通信が可能となる。
一般に、カップリングコンポーネント105は、カップリング用の容量、誘導、または光学カップリングを含む任意の形式を有してよいが、ここでは、例として容量カップリングを説明する。特に、容量結合は、ここに参考文献として組み込む、米国特許出願第61/415,281号、およびPCT/AU2011/001497に説明するような集積容量構造により与えられる。端的に、この実施形態において少なくともひとつの金属層および/または少なくともひとつの半導体層が上流部102および下流部104のそれぞれから伸長し、部分的にアイソレーションバリア106をまたいでいる。導体層の伸長部は、少なくともひとつの誘電材料を介して電磁気的に結合されるよう配列され、アイソレーションバリア106をまたぐひとつ以上の容量を形成し、それによって、集積回路の上流部102、下流部104の間に容量結合を与えることができる。しかし、他の多くのタイプまたは構成のカップリングコンポーネントが、他の実施形態において集積回路の上流部102および下流部104を結合するのに使用可能であることは当業者の知るところである。
プルアップおよびプルダウンレジスタ108、110を除き、上記した役割を担う、プルアップレジスタ108の制御スイッチ、上流部および下流部の電力ドメイン102、104は同じコンポーネントを有する。すなわち、上流電力ドメインおよび下流電力ドメインは、
(i)カップリングコンポーネント105をまたいでデータを送信、受信および送受信するアイソレーショントランスミッタ112、レシーバ114、およびトランシーバ116、
(ii)USBアイソレータの上流側および下流側の間でデータ送信の方向を制御するファストマルチプレクサおよびドライブイネーブル信号ジェネレータ(FMUX)118、
(iii)対応する電力ドメイン上ですべての回路の状態を制御し、かつ、他の電力ドメイン上の回路と状態を同期させるデジタルロジックブロック120、
(iv)USBインターフェースの状態を示し、USBデータケーブル上でデータを送受信するのに必要なすべての回路、(例えば、LS/FSおよびHSトランスミッタ/ラインドライバ124、126、LS/FS/HSレシーバ128、振幅検出器130を含む)を有するUSBライントランシーバ
を有する。
さらに、集積回路は、図1のブロック図には示していないが、以下の補助的なサブシステムを含む。
(i)連続的にイネーブルとされ、USBバス電圧から必要な回路供給電圧を生成する、線形レギュレータ、他に、必要な回路供給電圧が外部から供給されれば、当該レギュレータはイネーブルのままであるが、外部電圧には影響しない。
(ii)USBバスのさまざまな状態を検出するのに必要な、および、正しい信号状態でUSBバスを駆動するために必要な正確な電圧および電流を生成する電圧および電流ジェネレータ回路。高速モードがサポートされる必要がある場合には付加的なオフチップ高精度レジスタが使用され、それにより、駆動電流および電圧をより正確に定義することができる。当該レジスタは低速および全速モードを要求するアプリケーションに対して省略してもよい。
(iii)デジタルロジックブロック120をクロックするためのオシレータ132
を有する。
以下の説明のバックグラウンド、または、ウィキペディアを参照することにより、USB2.0標準を理解できる。その説明によれば、USB2.0はツイストペアデータケーブル上で信号を転送する、半二重通信、差分信号プロトコルである。ツイストペアの2つのワイヤは、D+、D−と記載される各デジタル信号をそれぞれ転送する。
概して、USB接続は、上流側のUSB装置(例えば、USBホスト)と下流側のUSB装置(例えば、USBデバイス)との間で実行される。上流側のUSB装置は、2本のデータライン上に約15kΩのプルダウンレジスタを有する。これらのラインは下流側のUSB装置が接続されていないときLowに引かれ、この状態をシングルエンドゼロまたはSE0と呼ぶ。一方、下流側のUSB装置は1本のデータライン上に約1.5kΩのプルアップレジスタを有する。下流側のUSB装置がSE0状態においてUSBケーブルに接続されていない場合、ひとつのUSBデータラインがhighにプルアップされる。全速の下流側のUSB装置はD+ラインをhighにプルアップするが、低速の下流側のUSB装置は、D−ラインをhighにプルアップする。速度が確立されると、その後USBデータは、JおよびK状態と呼ばれる2つの状態間でデータラインをトグリングすることにより、上流装置と下流装置との間で通信が実行される。これらは、データラインの対応するひとつが、high電圧状態であり、もう一方のデータラインがlow電圧状態であるような反対の状態にある。USB2.0プロトコルはこれらの状態、J、K、およびSE0を以下のように定義する{D+highおよびD−low}、{D+lowおよびD−high}、{D+lowおよびD−low}。しかし、アイソレーションが容量である実施形態において、単一のデジタルアイソレーションチャネルのみが、2つの電気的状態(例えば、JおよびK状態を表す)を送信することができ、結果として、信号が多重化されない。3つの可能なUSB状態を送信するために2つの独立のアイソレーションチャネルが使用される。2つのアイソレーションチャネルは2つのUSBデータケーブル(すなわち、ひとつのチャンネルではD+信号を示し、他のチャネルではD−信号を示す)に直接的に対応するように構成される。上記した実施形態において、ひとつのチャネルはD情報(D+からD−を引き算した結果)を運び、他のチャネルはSE0を示す。SE0チャネルがアサートされたとき、Dチャネルは無視される。
USBは、双方向プロトコルであり、信号通信は両方向に2つずつの4つの単方向アイソレーションチャネルを使用して確立される。しかし、好適実施形態は、2つの双方向アイソレーションチャネル134を使用し、それぞれ、DおよびSE0信号を運ぶ。カップリングコンポーネント105のそれぞれの側に設けられたアイソレータトランシーバ116は、ドライブイネーブル入力(DR_EN)を有する。これがアサートされた場合、対応するチャネル134のその側はチャネル134の制御を有し、他方の側に対して情報をドライブすることができる。いずれの方向にも送信しない場合、チャネル134の容量電圧は以前のドライブ状態を維持し、両側は他の側からの送信または他の側へ送信するためのコマンドを待つ。
デジタルロジック回路120および状態同期
USB2.0の低速および全速モードのサポートは、比較的単純であり、有意なデジタルロジック制御を必要としない。しかし、アイソレーションバリアをまたぐUSB2.0高速プロトコルは、アイソレーションチャネル134およびUSBドライバおよびレシーバ124、126、128の動作を制御するための付加的なインテリジェンスを必要とする。これは、アイソレータの上流部102および下流部104のそれぞれにおいて、デジタルロジックブロック120の形式で設けられる。デジタルロジックブロック120は、ステートマシンを含み、上流部102および下流部104側に設けられたアイソレータの状態を同期させる。
上記実施形態において、アイソレータは以下に示す状態を有する。
・下流装置切断
・LSアイドル
・LSTX DSからUS
・LSTX USからDS
・LS中断
・LSウエイクアップ
・LSリセット
・FSアイドル
・FSTX DSからUS
・FSTX USからDS
・FS中断
・FSウエイクアップ
・FSリセット
・FSチャープ
・HSアイドル
・HSTX DSからUS
・HSTX USからDS
・HS中断
・HSウエイクアップ
・HSリセット
しかし、他の状態および/または状態の組み合わせが使用されても良い。
ひとつの状態から他の状態への遷移は、ファストおよびスローの2つのカテゴリに分類される。ファスト状態遷移はアイドルから送信(TX)状態へ向かうものまたはその逆である。消費電力を減少させるために、デジタルロジックブロック120は比較的低周波数でクロックされるので、これらのファスト遷移を扱うことができない。ファスト遷移は、以下で説明するファストマルチプレクサおよびドライブイネーブルブロック(FMUX)118により検出されかつ制御される。しかし、デジタルロジックブロック120は、例えば電力源または接地トランジスタによって引き起こされるような状態エラーが存在しなかったことを保証するために、これらの状態遷移を監視する。これは、FMUX118、レシーバ128および振幅検出器130のすべてのデジタル出力へ接続された入力を有するデジタルロジックブロック120を通じて達成される。説明をわかりやすくするために、これらの接続は、図1には示されていない。ロジックブロック120は、エラーが生じた場合、別個の制御ピンを介してファストマルチプレクサおよびドライブイネーブルブロック118の状態をオーバーライドしかつ訂正することができる。
チップの上流部102および下流部104との間の同期および状態の通信を容易にするために、一つ以上の付加的なアイソレーションチャネル136が与えられる。これらの付加的なアイソレーションチャネル136により、上流部102および下流部104の各々は現在の状態を他方へ転送することができる。一方側はもう一方側の状態を知ることができ、必要により自身の現在の状態を更新することができる。電力供給源または信号グリッチまたは共通モード遷移によるエラーが検出され、このメカニズムにより訂正される。図1に示す実施形態は、2つの単方向アイソレータを使用して、上流部102と下流部104との間で状態情報を交換する。しかし、単一の双方向チャネルが使用されてもよい。
状態情報は、シリアルプロトコルを使って付加的アイソレーションチャネル136をまたいで送信され、必要なアイソレーションチャネルの数およびそのチップ面積を減少させる。例えば、8ビットパケットによれば、128個のコマンド(パケット開始インジケータとして起用されるパケットの最初のビットを有する)まで送信可能である。図1に示すように、パケットは外部クロックにより非同期的に送信され、必要なアイソレーションチャネル数を減少させる。他の例では、これがなくとも良い。ある実施形態において、アイソレータは、単純なバーストモードのクロックおよびデータリカバリ回路(ここではMで示す)を使用する。BanuおよびA.E.Dunlopによる“Clock Recovery Circuits With Instantaneous Locking”と題する論文が、Electronics Letters, November 1992,Vol.28,No.23,pg.2128−2130に掲載されている。しかし、いくつかの実施形態において、チップの両側のオシレータが計測した特性をマッチングする同様の周波数を有するように選択されるため、基準PLLは必要ではない。受信側における近似データ速度は、デジタルロジックブロック120により使用されるクロック132により設定される。これは、遷移がない状態でただしくビットのストリングをリカバリするのに十分な周波数の精度で、送信側の対応するクロックに十分類似の周波数を有するように選択される。このストリングの最大長は、チップの両側でのオシレータ132の周波数マッチングにより規定される。他に、マンチェスターエンコーディングのような、トランジション保証を有する符号化スキームが使用されてもよい。
他の実施形態において、チップの上流部102および下流部104のオシレータ132の間に必要な周波数トレランスが保証されない場合に、より遅いシリアル符号化スキームが使用されても良い。例えば、いくつかの実施形態において、チップの上流部102および下流部104は、論理“0”および論理“1”を表す連続パルスの間で、異なる時間インターバルを使ってシリアルデータストリームを符号化する符号化スキームを使用して通信する。各パケットは、例えば“0”および“1”を有するヘッダを含む。その結果レシーバは“0”と“1”ビットの間の差を決定するタイミング閾値を決定することができる。このスキームは、各オシレータ132の周波数に実質的な不一致が生じるチップの上流部102および下流部104の間に温度差または供給電圧の差が存在する半導体製造プロセスを使って集積回路が製造される実施形態において有用である。
切断、リセットおよび再開信号は、遅く、デジタルロジックブロック120により取り扱われる。
ファストマルチプレクサおよびドライブイネーブル回路(FMUX)118
アイドル状態から送信状態への遷移は速く、かつ、アイソレータは任意のパルス幅を歪ませてはならない。デジタルロジックブロック120はゆっくりクロックされるため、デジタルロジックブロック120はアイソレーションチャネル134(データ/SE0)と一致して配列されない。しかし、転送が検出された場合、アイソレーションチャネル134(データ)に対してドライブ制御を可能にするための、および、データがアイソレータチップの他方側から受信されたとき、USBバストランスミッタ124、126をイネーブルにするためのメカニズムが必要となる。これらの信号は、“グリッチ”およびパルス幅ひずみを避けるために、データに対して近似してアライメントされる必要がある。
これらの特徴は、ファストマルチプレクサおよびドライブイネーブル回路ブロック(FMUX)118により与えられる。これは、データ(D)およびSE0のアイソレーションチャネル134に一致して配列される。FMUXブロック118は、現在の速度モード(低速、全速、または高速)を示すデジタルロジックブロック120から信号を受信し、これらの信号に応答して、適切なUSBラインドライバおよびレシーバ124、126、128からまたはそれへデータ信号を切り替える。FMUXブロック118はまた、LS/FSおよびHSトランスミッタ124、126に対してドライブイネーブル信号138、140を提供し、データのアイソレーションチャネル134に対してドライブイネーブル信号142を提供する。FMUX118によって生成されたこれらのドライブイネーブル信号138、140、142は必要に応じて、デジタルロジックブロック120によりオーバーライドされる。例えば、チップの上流部102および下流部104の間の状態の不一致が発生した場合である。さらに、オーバーライドにより、デジタルロジックブロック120は、切断、リセット、中断、および再開状態、並びに速度検出中などのファスト遷移が必要ではない状態において、FMUX118の出力を制御することができる。
アイソレーションバリアをまたぐ交流信号アレンジメント
図1に示す実施形態は双方向デジタルアイソレータ105を使用して、必要なチップ面積を減少させる。図12に示すような実施形態において、単方向デジタルアイソレータ(容量性であってもなくてもよい)1202はアイソレーションバリア106をまたいですべての信号を伝送するのに使用される。この構成は、よりひろいチップ面積を消費するが、2つの点でデザインを単純化する。(i)FNUX180ブロックはアイソレータ側にドライブイネーブル信号を与える必要がないこと、および(ii)以下に説明され、かつ図10に示すアイソレータリフレッシュ回路が潜在的に除去可能であることである。
他の実施形態において、アイソレーションバリア106をまたぐ信号アレンジメントに関して多くの変形例が可能であることは当業者の知るところである。当該変形例は、
(i)非容量性アイソレーションエレメント、例えば、誘導結合またはジャイアント・マグネトロレジスタンス・レイシオ(GMR)エレメントを使用し、
(ii)エラーを訂正しまたはDC情報を転送するためのアイソレーションバリア106をまたいで冗長または付加的な信号を使用すること(例えば、アイソレーションチャネルあたり2対のコンデンサを使用し、そのうち一対は高速データ信号を運び、もう一対はデータによって変調されるクロック信号を運ぶ)
(iii)ダイ面積を減少させるべく状態同期信号136に対して、トランスミッタ112およびレシーバ114を結合して双方向トランシーバとする、
(iv)エラーおよびグリッチを検出または訂正するべくデータまたは制御信号のコンテンツを、アイソレーションバリア108をまたいで符号化する(例えば、デジタル通信分野で使用されるパリティビット、プリアンブルシーケンス、CRCチェック、またはハンドシェイキングプロシージャの使用)
ことを有する。
低速および全速モード−パケットの始まり
図2は、パケットの始まりにおける全速モードでのさまざまな信号のタイミングチャートである。低速モードおよび全速モードにおいて、FMUX118の観点で、D+が記号JまたはKに対してhighであるか否かが示されている。これらの2つの低速モードにおいて、USBラインレシーバ128からFMUX118がD信号のエッジを検出するとただちに、パケットの始まりを指示し、FMUX118はアイソレーションチャネルドライブイネーブル142をアサートし、受信したUSBデータはアイソレータデータDチャネル134をまたいで送信される。
アイソレーションバリア106の他方側において、アイソレーショントランシーバ116から遷移が指示されたとき、そちら側のFMUX118はLS/FSUSBラインドライバ124に対してドライブイネーブル信号138をアサートし、それは、アイソレーションチャネル134から受信されるデータをUSBバス144へ送信する。
低速および全速モード−パケットの終わり
図3は、パケットの終わりにおける、全速モードでのさまざまな信号を示すタイミングチャートである。アイソレーションチャネルドライブイネーブル信号142はUSBレシーバ128によりSE0が生成された後にリリースされ、続いて、J(パケットの低速/全速エンド)へリターンされる。アイソレーションバリア106をまたぐカップリングが容量結合コンポーネントにより与えられる実施形態において、リリース前に正しいレベルにアイソレーションチャネル134がチャージされるように、1ビット時間のオーダの短い遅延がアイソレータドライブイネーブル142をリリースする前に導入される。
アイソレーションバリア106の他方側において、SE0アイソレーションチャネルがアサートされたとき、これもUSBバス144に送信され、FMUX118はJ状態へのリターンを待つ。これに続いて、USBラインドライバイネーブル信号138がリリースされ、USBバス144がリリースされる。
高速モード−パケットの始まり
図4は、パケットの始まりにおける高速モードでのさまざまな信号のタイミングチャートを示す。FMUX118高速モード入力(図示せず)がアサートされたとき、USBバス144のUSBアイドル状態からの離脱はD+/D−ライン144のエッジにより示される。これはひとつの振幅検出器130、例えば、スケルチ検出器によって検出される。USBライン144の入力差分振幅が所定の閾値を超えたとき、その出力146はlowとなる。USBバス144からデータを受信する側のFMUX118は、対応するアイソレーションチャネルドライブイネーブル142をアサートし、アイソレーションバリアデータ(D)をまたいで受信したデータを送信する。
アイソレーションバリアの他方の側で、SE0アイソレーションチャネル出力148がLowになることによりパケットの始まりが指示される。スケルチ検出器の遅延による第1ビットのグリッチを避けるために、アイソレータデータライン150上の最初の送信は捨てられる。二回目の遷移から、高速USBラインドライバ126に対するドライブイネーブル信号140がアサートされ、データはUSBバス144に送信される。
高速モード−パケットの終わり
図5は、パケットの終わりにおける高速モードでのさまざまな信号のタイミングチャートを示す。USBバス144がアイドル状態に戻るとき、スケルチ検出器出力146がリアサートされる。その後、FMUX118はアイソレーションチャネルドライブイネーブル142をリリースする。アイソレーションバリア106をまたいだ結合が容量結合により与えられる実施形態において、リリース前にアイソレーションチャネル134が正しいレベルにチャージされることを保証するために、約1ビット時間の短時間遅延がアイソレータドライブイネーブル142をリリースする前に導入される。
高速モードにおいてアイソレーションバリア106の他方の側で、SE0アイソレーションチャネル出力148が再びHighになるときパケットの終わりが認識される。その後、FMUX118は、高速ドライバドライブイネーブル140をリリースし、USBバス144はアイドル状態に戻る。
速度検出、速度指示、およびシグナリング
ここに記載するアイソレータによれば、高速を含む3つのUSB2.0速度プロトコルの各々の自動検出が可能となる。
図6は、高速検出中のアイソレータ中のさまざまな信号のタイミングチャートを示す。USB装置が、USBアイソレータの下流部104に最初に接続されたとき、全速シグナリングが可能か、または、低速シグナリングに制限されるかを示して、そのプルアップレジスタはDD+またはDD−highのいずれかを引く。下流部104のレシーバ128は、このUSBバスライン144の状態を検出する。下流側のFMUX118および2つのデジタルロジックブロック120のステートマシンを通じて、上流側のデジタルブロック120は上流側のプルアップレジスタ108をチップの上流部102の対応するUSBラインに接続する。これは、上流側のUSB装置に対する下流側のUSB装置の速度を示し、それによって、USBアイソレータチップはトランスペアレントに見える。
高速モードは以下のようにして検出される。全速モードが示された場合、上流側のUSB装置がリセット状態を開始した後、USBアイソレータはその信号チャープを送るために下流側の装置を待つ。これが検出された場合、チップの上流部102に送信され、LS/FSドライバ124がディスエーブルで、プルアップレジスタ108が接続され、USBライン144の適当なひとつに高速シグナリング電流をドライブすることにより、出力される。その後、それは上流側のUSB装置を待ち、その高速チャープに応答する。これが検出された場合、チップの下流部104に送信される。チャープが下流ライン144上に送信されている間、振幅は振幅検出器130のチャープ振幅モニタにより監視される。チャープ振幅は高速シグナリングレベルより大きい。チャープシグナリングレベルから高速シグナリングレベルまでチャープ振幅が低下するとただちに、LS/FSドライバ124がLowを出力するようにドライブすることにより下流側のUSB装置が45Ωのレジスタ125をグランドに接続する。チャープ振幅モニタはこれを検出し、チャープ完了信号154をFMUX118に出力する。アイソレータチップは、LS/FS TX124によって45Ωのレジスタ125をグランドに同様に接続することにより、上流側のUSB装置144に対して下流側のUSB装置の振る舞いを映し出す。
図7は、高速状態から中断モードにエントリする間におけるアイソレータ内のさまざまな信号のタイミングチャートを示す。高速モードにおいて、チップが中断モードへのエントリを要求されると、全速シグナリング状態が再開される。定義されたタイムアウト間隔の後に、アイソレータは上流部102のバス144をフローティング状態とし(対応するLS/FSドライバ124をグランドにドライブさせることにより)、FSプルアップレジスタ108を再接続する。チップの上流部102が、FSアイドル状態を与えながら、上流側のUSB装置はバス144から放れ、これはアイソレータが中断モードとなるべきことを示す。その後下流バス144はリリースされ、アイソレータは中断モードに入る。
上流バス144がフローティング状態の後に、HSアイドルの開始から所定の時間経過前にFSアイドル状態が上流バス144で検出された場合、これは、ホストのリセットを示し、下流側104でアイソレータがFSSE0を保持し(45Ωのレジスタをグランドにドライブし)、下流側に接続されたUSB装置にリセットを示す。
USB2.0標準で定義されるように、ウエイクアップ信号(中断からの)はFS/LSシグナリングによりアイソレータを通じて伝搬される。
USBデバイス切断
USBデバイス切断は、高速および全速/低速モードに対して、異なって取り扱われる。図8は、高速切断の例を示す。この例では、DSUSBポート144送信中に切断が検出されている。固定電流をD+/D−ライン144にドライブしており、その結果、下流側のUSB装置が切断されたとき、つまり、グランドに接続された45Ωのレジスタが除去され、下流データライン144のスイングが重複している。これが、振幅検出器ブロック130の切断振幅検出器によって検出され、切断信号152がアサートされる。この信号は下流側のFMUXにより受信され、デジタル制御ブロック120および対応する状態同期アイソレーションチャネル136を通じてアイソレータの上流部102に状態を通信する。その後、上流側は45Ωのレジスタをグランド(SE0)にドライブし、上流側に接続したUSB装置へUSBデバイスの状態をミミックする。この上流側のUSB装置は、USB2.0標準で特定されるスタート・オブ・フレーム・エンド・オブ・パケット中に、切断状態を検出する。
図9は、全速または低速の間に、下流側ポート144が駆動されなかった場合のUSBデバイスの切断を示す。両方のUSBバスライン144の電圧レベルがLowとなった場合(下流側のUSB装置のプルアップレジスタが接続されていない)これは、下流側USB装置が、もはや接続されていないことを示す。この状態は、状態同期アイソレーションチャネル136を使ってアイソレータの上流部102に送信され、アイソレータの上流部102のプルアップレジスタ108は切断され、USBデバイスの切断をミミックする。上流側のUSB装置はUSBラインがLowとなったことを検出し、USBデバイスの切断を知らされる。
上流側のUSB装置の切断
上流側のUSB装置が切断され、かつ、アイソレータがUSB2.0仕様で特定されるような通常のアイドル(または高速モードでのリセット)より長い間に上流側のバス144でアクティビティを感知しない場合、アイソレータはHighにプルアップされている上流側ライン144の一つにより再接続が示されるまで、中断モードとなる。
データの状態および検出とは無関係に、USBラインレシーバ128は常にイネーブルである。
容量性アイソレータのリフレッシュ
ここで説明するアイソレータは、アイソレーションバリア106およびカップリングコンポーネント105をまたぐ電位差に耐えるように、また、電力サージまたは遷移に対する耐性を与えるように、設計される。しかし、十分に大きな遷移はアイソレーションチャネル上のデータに悪影響を及ぼす。しかし、アイソレータがこの遷移中にその状態を維持することができること、または少なくともそのようなメカニズムを有することが好ましい。それにより、アイソレーションチャネル134、136の状態は、定義された状態(例えば、アイドル状態、次のUSBパケットの受信待機状態)にリセットされうる。
上流および下流の両側ともアイソレーションチャネルをドライブしていないとき、このアイドル期間中にデータアイソレーションチャネルの状態に変化を生じさせる、グリッチまたは電力サージの困難性を解決するために、状態を周期的にリフレッシュさせることを実行する。このリフレッシュ動作は、デジタルロジックブロック120により制御され、それはアイソレータの現在の状態を知ることになる。
図10は、カップリングコンデンサ105に接続されたCMOSFET1002、1004に適用されるパルスを、デジタルロジックブロック120が生成し、正しいアイドル状態をリフレッシュする。しばしば、NMOSFET1002の入力はLowであり、PMOSFET1004の入力はHighである。したがってそれらの出力は高インピーダンス状態である。FET1002、1004の出力が高インピーダンス状態ではない場合、2つのコンデンサ105の入力は反対の電圧に駆動され、差動動作を保つ。これらのFET1002、1004は、スタートアップ時に予め定義された状態にアイソレーションチャネルを駆動するのに使用されてもよい。これらのリフレッシュFET1002、1004はアイソレーションチャネルトランスミッタ1006、1008でのFETより非常に弱い。したがって、リフレッシュパルスがアイソレータを介してデータ送信中にアサートされれば、転送はリフレッシュパルスを圧倒する。
USBプロトコルは、一度に一方側のみがUSBバスの制御を行うことを保証する。アイソレーションチャネルの両側が同時にチャネルをドライブしようとするまれな状況において、例えば、グリッチまたは他のエラーのために、状態の不一致は状態同期ライン136の通信によってデジタルロジックブロック120にただちに示される。デジタルロジックブロックは、パケットの残りの部分をドロップし、そのアイドル状態へチップの両側を置くことによりデッドロックを解消する。グリッチまたはエラーにより影響されたUSBパケットは劣化する。しかし、USBプロトコルはビルトインエラー検出およびホストおよび/またはデバイスを含むUSBプロトコルは、より高いレベルのUSB2.0仕様のソフトウエアで定義されるようなデータを再転送し、USBリンクを使ったアプリケーションに対する接続またはデータの損失が生じない。
ジッタリダクション
上記した実施形態に従うUSBアイソレータは、単一経路内のすべての回路ブロックに対して標準的な低ジッタ設計技術を使用する。これらの技術は、デジタル回路用の高速エッジを使用すること、電源バウンスの量を制限すること、十分なオンチップ電源デカップリングコンデンサを使用すること、および、共通モードノイズに対する感度を減少させるべくアイソレーションバリア106をまたぐような異なる経路内でCMLロジックを使用することを含む。しかし、USB2.0高速モードにおいて、接続されたUSB装置からの任意のランダムまたは決まったジッタは、USBアイソレータチップそれ自身により付加され、それは所望のジッタ仕様と一致しない結果をもたらす。この環境において、正確な時間ベースは再転送時のデータを再同期化するのに使用され、受信したビットを正しく回復するのに使用される。低速および全速シグナリングはジッタ仕様が緩やかであるためこれらの回路を必要としない。
図11は、再転送したUSBデータ内のジッタを減少させるための、USBアイソレータはフェーズ・ロックト・ループ(PLL)およびクロック・アンド・データリカバリ(CDR)回路の実施形態を示す。図11のPLL1102、CDR1104、および再同期1106ブロックは、USBデータストリームの受信および再転送の後の低ジッタ出力を与え、既知のクロックおよびデータリカバリスキームを使って入力データの正確なリカバリを提供する。
いくつかの実施形態において、2つの水晶オシレータ入力が対応するPLL1102とともにアイソレータチップの上流部102および下流部104に与えられる。しかし、より十分なスキームは、水晶オシレータ入力およびPLL1102をアイソレータチップの一方側にのみ与えることである。フェーズロック・クロックはその後付加的アイソレーションチャネル1108をまたいで送信される。他の実施形態は、チップの両側にPLL回路でなくひとつの水晶オシレータを含んでよい。アイソレータチップのどちら側に水晶オシレータが接続されるかを検出する検出回路を有する(スタートアップ時の水晶オシレータ入力ラインのトグルを検出ことにより)。これはアイソレータチップの一方側のPLL1102をイネーブルにし、チップの他方側のPLL1102をディスエーブルにする。
フェーズ・ロックト・クロックは2つの目的で使用される。ひとつは、入力データをリカバリする際に、バーストモードのCDR回路1104を動作させるクロックに近いクロックを与えることである。その後このデータは、オーバーフロー/アンダーフローエラーを回避するべくバッファ1106に格納される。その後データはPLL1102により生成されるフェーズ・ロックト・クロックを使って再同期され、USBバス144に送信される。高速シグナリングの再同期を使う欠点は、(i)チップの複雑さ、面積、消費電力およびコストが増大すること、(ii)必要な転送データバッファによるアイソレータチップを通じた遅延の増加である。
本明細書で説明したUSBアイソレータは、多くのアプリケーションで有用である。例えば、メインから電気的に分離されなければならない患者モニタリング装置のような医学的アプリケーション、機械検知および制御回路が制御および分析コンピュータから電気的に分離されなければならない工業的アプリケーションを含む。USBアイソレータは既存のUSBアイソレータに対して次の利点を有する。すなわち、これは480MbpsのUSB2.0速度の高速データ転送を含むUSB2.0装置速度の任意の組み合わせにより機能するので、組み立てが簡単である。これは大量のデータの高速転送が必要な現在および未来の医療および工業界におけるアプリケーションで重要となる。高スループットストリーミングが使用されるアプリケーション(例えば、オーディオおよびビデオ)、例えばノイズを除去し、ポテンシャルのグランドループ(オーディオハミングを生じさせる)を断ち、データストリーム内のジッタを減少させるために必要となる電気的アイソレーションなどである。
オン・ザ・ゴーおよびエンベッデド・ホスト機能
いくつかの実施形態はUSBオン・ザ・ゴー(On−The−Go)およびUSB2.0標準のエンベッデッド・ホスト(Embedded Host)補助を実装する。下流および上流USB装置の性質は異なってもよく、シグナリングは本質的に同じであり、ここで説明する方法でアイソレートされうる。
本願発明の態様から離れることなく多くの修正が可能であることは当業者の知るところである。
インターネットURL http://www.analog.com/en/interface/digital-isolators/adum4160/product.html

Claims (16)

  1. USBアイソレータ集積回路であって、
    前記集積回路の上流部と下流部との間に配置され、ガルバニックアイソレーションをそれらの間に提供するアイソレーションバリアと、
    前記集積回路の前記上流部と、上流側のUSB装置との間で、USB2.0に準拠する信号を送受信するよう構成された第1のUSB2.0インターフェースと、
    前記集積回路の前記下流部と、下流側のUSB装置との間で、前記USB2.0に準拠する信号を送受信するよう構成された第2のUSB2.0インターフェースと、
    前記集積回路の前記上流部と前記下流部との間で通信を可能にするように構成された複数の信号カップリングコンポーネントであり、前記ガルバニックアイソレーションを維持しつつUSB2.0プロトコルを使って前記上流側のUSB装置と前記下流側のUSB装置が互いに通信可能となるように構成された複数の信号カップリングコンポーネントと、
    を備え、
    前記集積回路の前記上流部および前記下流部は、前記上流側のUSB装置または前記下流側のUSB装置のそれぞれのUSB2.0速度を自動的に検出するように構成されたモジュールを有し、当該モジュールは、前記検出に応答して、前記上流側USB装置または前記下流側USB装置の間で通信する複数のUSB2.0速度モードの対応するひとつに前記集積回路を自動的に置き、前記複数のUSB2.0速度モードは、USB低速モード、USB全速モード、USB2.0高速モードを含む、ことを特徴とするUSBアイソレータ集積回路。
  2. 前記モジュールは、前記集積回路の前記上流部および前記下流部にそれぞれ配置されたステートマシンを有し、前記ステートマシンは前記集積回路のそれぞれの状態を表す状態情報を格納し、かつ、前記状態情報をそれらの間で同期させるように構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載のUSBアイソレータ集積回路。
  3. 前記ステートマシンは、さらに、前記集積回路の前記上流部および/または前記下流部の状態の一つ以上のエラーを訂正するように構成されている、ことを特徴とする請求項2に記載のUSBアイソレータ集積回路。
  4. ひとつ以上の前記信号カップリングコンポーネントを通じて、前記上流側のUSB装置および前記下流側のUSB装置の間でUSBデータが通信され、前記ステートマシンは、ひとつ以上の前記信号カップリングコンポーネントを通じてそれらの間で前記状態情報を通信することを特徴とする請求項2に記載のUSBアイソレータ集積回路。
  5. 前記集積回路の前記上流部と前記下流部との間で前記状態情報を通信するひとつ以上の前記信号カップリングコンポーネントは、前記USBデータが通信されるひとつ以上の前記信号カップリングコンポーネントと一致していない、ことを特徴とする請求項4に記載のUSBアイソレータ集積回路。
  6. 前記状態情報を通信するひとつ以上の前記信号カップリングコンポーネントは、前記USBデータが通信されるひとつ以上の前記信号カップリングコンポーネントに対して、独立にかつゆっくりとクロックされる、ことを特徴とする請求項4に記載のUSBアイソレータ集積回路。
  7. 前記集積回路の前記上流部と前記下流部のいずれかが、PLLのリファレンスとして機能する水晶オシレータからの入力を有し、その出力は、前記集積回路の対応部分のUSBバスに再転送する前にUSB高速シグナリングを再同期するのに使用される、ことを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載のUSBアイソレータ集積回路。
  8. 前記集積回路の前記上流部および前記下流部の各々は、対応する水晶オシレータから対応する入力を有し、該入力は対応するPLLのリファレンスとして機能し、その出力は、前記集積回路の対応部分の対応するUSBバスに再転送する前にUSB高速シグナリングを再同期するのに使用される、ことを特徴とする請求項2から6のいずれか一項に記載のUSBアイソレータ集積回路。
  9. 前記信号カップリングコンポーネントは、前記集積回路の前記上流部および前記下流部の間に容量結合を与える容量性アイソレータである、ことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のUSBアイソレータ集積回路。
  10. 前記容量性アイソレータはコンデンサ、および、前記コンデンサの電荷をリフレッシュするように構成されたコンデンサ充電コンポーネントを有する、ことを特徴とする請求項9に記載のUSBアイソレータ集積回路。
  11. 前記集積回路の前記上流部および前記下流部は単一の電気的に絶縁されたダイの上に互いに離隔されて配置され、前記集積回路は前記ダイの上に少なくともひとつのカップリング領域を有し、他の相互にアイソレートされた集積回路部の間に容量結合が与えられ、前記集積回路部は前記ダイ上の積層体によって形成されており、前記積層体は金属層、絶縁体層および少なくともひとつの半導体層を含み、
    前記絶縁体層の少なくともひとつは、前記集積回路部から前記カップリング領域をまたいで伸長し、前記金属層の対応するひとつおよび/または前記少なくともひとつの半導体層は前記集積回路部の各々および前記カップリング領域へ伸長してひとつ以上のコンデンサを形成し、それによりガルバニックアイソレーションされた前記集積回路部の間に容量性結合が与えられる、ことを特徴とする請求項9または10に記載のUSBアイソレータ集積回路。
  12. 前記集積回路の前記上流部および前記下流部の各々は、高速USB2.0シグナリング用の電流を定義する対応する高精度レジスタに接続する対応する入力を有する、ことを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載のUSBアイソレータ集積回路。
  13. 前記第1のUSB2.0インターフェースは、前記集積回路の前記上流部と任意の上流側のUSB装置との間でUSB2.0に準拠する信号を送受信するように構成され、前記任意の上流側のUSB装置は、標準USBホスト、USBエンベッデド・ホスト、USBオン・ザ・ゴーデバイス、およびUSBハブを含み、
    前記第2のUSB2.0インターフェースは、前記集積回路の前記下流部と任意の下流側のUSB装置との間でUSB2.0に準拠する信号を送受信するように構成され、前記任意の下流側のUSB装置は、標準USBホスト、USBエンベッデド・ホスト、USBオン・ザ・ゴーデバイス、およびUSBハブを含む、ことを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載のUSBアイソレータ集積回路。
  14. 前記モジュールは、前記上流側のUSB装置および前記下流側のUSB装置の一方側から、前記上流側のUSB装置および前記下流側のUSB装置の他方側へ、USB信号、デバイスの接続、および、デバイスの切断を伝搬させるように構成され、その結果、前記USBアイソレータ集積回路は時間遅延をのぞき、前記上流側のUSB装置および前記下流側のUSB装置に対してトランスペアレントである、ことを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載のUSBアイソレータ集積回路。
  15. 前記信号カップリングコンポーネントの少なくともいくつかは、双方向信号カップリングコンポーネントであり、前記集積回路の前記上流部および前記下流部との間で両方向通信することが可能であるように構成されている、ことを特徴とする請求項1から14のいずれか一項に記載のUSBアイソレータ集積回路。
  16. 前記信号カップリングコンポーネントは、前記集積回路の前記上流部から前記下流部へのみ通信を許可するように構成された第1の単方向信号カップリングコンポーネントを有し、前記集積回路の前記下流部から前記上流部へのみ通信を許可するように構成された第2の単方向信号カップリングコンポーネントを有する、ことを特徴とする請求項1から14のいずれか一項に記載のUSBアイソレータ集積回路。
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