JP2014522939A - レーザ点火プラグ用のプリチャンバモジュールおよび該プリチャンバモジュールの製造法 - Google Patents

レーザ点火プラグ用のプリチャンバモジュールおよび該プリチャンバモジュールの製造法 Download PDF

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Abstract

本発明は、レーザ点火プラグ(100)用のプリチャンバモジュール(110)であって、該プリチャンバモジュール(110)が、レーザ点火プラグ(100)に該プリチャンバモジュール(110)を着脱可能に取り付けるための取付け範囲(110a)を有する、レーザ点火プラグ用のプリチャンバモジュール(110)に関する。本発明の構成では、プリチャンバモジュール(110)が、燃焼室とは反対の側の端範囲(110b)に、軸方向(RA)で該プリチャンバモジュール(110)の内室(I)を画定しかつレーザ点火プラグ(100)からプリチャンバモジュール(110)の前記内室(I)へレーザ放射線(L)を入射させるための開口(112a)を有する絞り手段(112)を有する。

Description

背景技術
本発明は、レーザ点火プラグ用のプリチャンバモジュール(予燃焼室モジュール)であって、当該プリチャンバモジュールが、レーザ点火プラグに当該プリチャンバモジュールを着脱可能に取り付けるための取付け範囲を有する形式の、レーザ点火プラグ用のプリチャンバモジュールに関する。
本発明はさらに、このようなプリチャンバモジュールを製造する方法に関する。
たとえば国際公開第2010/094551号に基づき、冒頭で述べた形式のプリチャンバモジュールが公知である。
発明の開示
本発明の課題は、冒頭で述べた形式のプリチャンバモジュールを改良して、レーザ点火プラグへのプリチャンバモジュールの簡単な装備が可能となると同時に、燃焼室窓またはレーザ点火プラグのその他の光学的なコンポーネントの、プリチャンバモジュールから出る汚染粒子に対する改善された保護が保証されるような点火プラグ用のプリチャンバモジュールを提供することである。さらに、本発明の課題は、このような点火プラグ用のプリチャンバモジュールを製造するための相応する方法を提供することである。
この課題は、冒頭で述べた形式のプリチャンバモジュールにおいて本発明によれば、該プリチャンバモジュールが、燃焼室とは反対の側の端範囲に、軸方向で該プリチャンバモジュールの内室を画定しかつレーザ点火プラグからプリチャンバモジュールの前記内室へレーザ放射線を入射させるための開口を有する絞り手段を有することにより解決される。
本発明における絞り手段は、レーザ点火プラグからプリチャンバ(予燃焼室)もしくはプリチャンバモジュールの内室にレーザ放射線を入射させ、これにより前記内室に存在する点火性の空気/燃料混合物に点火することを可能にするので有利である。また、それと同時に、レーザ点火プラグに設けられた燃焼室窓の少なくとも半径方向外側の範囲が前記絞り手段によってカバーされるので、本発明によるプリチャンバモジュールが使用されると、燃焼室窓の外側表面への汚染粒子の運び込みが減じられる。
本発明における絞り手段のジオメトリ(幾何学的形状)、特に絞り手段の開口のジオメトリは、レーザ点火プラグから発するレーザ放射線のビーム路に適合されていると特に有利である。この場合、この開口は、できるだけ小さな横断面を有し、ひいてはプリチャンバから到来する汚染粒子、たとえばオイルアッシュ(油灰)に対する燃焼室窓の効率良い保護を提供する。
特に有利な実施態様では、絞り手段の開口が、ほぼ円錐台形状を有し、この場合、円錐台形体の上面はプリチャンバモジュールの内室の範囲に配置されており、上面よりも大きく形成されている底面は、絞り手段の、プリチャンバとは反対の側の範囲に配置されている。このような配置構成により、レーザ点火プラグによって提供されかつプリチャンバモジュールの内室へ入射されるレーザ放射線の、汎用的に円錐形状を有するビームジオメトリに対する絞り手段の前記開口の特に良好な適合が得られる。
別の実施態様では、絞り手段が、前記上面の範囲に、少なくとも所定の区分にわたって凸面状に成形された表面を有することにより、一層の改善を達成することができる。これにより、プリチャンバモジュールの内室から絞り手段の前記開口に向けられた流体・汚染粒子流の変向が得られるので有利である。こうして、有利には、この流体・汚染粒子流の少なくとも一部が、半径方向内側の方向へ変向され得るようになり、これにより、当該粒子が、プリチャンバモジュールを備えたレーザ点火プラグの燃焼室窓の外側表面に沈着することが阻止される。
さらに別の有利な実施態様では、絞り手段が、半径方向外側の範囲に、ほぼ段状の切欠きを有する。この切欠きは、レーザ点火プラグに設けられた対応する収容範囲へのプリチャンバモジュールの信頼性の良い形状接続式の当付け、つまり係合に基づいた嵌合を可能にするので有利である。
さらに別の有利な実施態様では、絞り手段が、プリチャンバモジュールと一体に結合されている。たとえば、プリチャンバモジュール(絞り手段なし)も絞り手段も、それぞれ別個の構成部分として製作され得る。引き続き、両別個の構成部分は軸方向で互いに接触位置へもたらされて、適当な接合方法により、たとえば溶接、特に超音波溶接および/またはレーザ溶接および/または摩擦溶接によって、互いに結合され得る。
このためには、コンポーネントであるプリチャンバモジュールと絞り手段とが、それぞれ対応する軸方向の端面を有していると特に有利である。これらの端面はそのジオメトリ(幾何学的形状)に関して、少なくとも部分的にそれぞれ他方のコンポーネントの対応する端面と協働するように形成されている。
絞り手段がプリチャンバモジュールと一体に結合されていない場合、本発明のさらに別の有利な実施態様によれば、次のような構成が考えられる。すなわち、絞り手段は、該絞り手段が、取付け範囲によってレーザ点火プラグに取付け可能であるプリチャンバモジュールによって少なくとも軸方向において、レーザ点火プラグに設けられた対応する収容開口内に緊定可能となるように形成されている。
さらに別の有利な実施態様では、プリチャンバモジュールと絞り手段との間の接合個所が、プリチャンバモジュールの燃焼室寄りの端範囲から、前記取付け範囲よりも大きく遠ざけられている。すなわち、プリチャンバモジュールの燃焼室寄りの端範囲から、プリチャンバモジュールと絞り手段との間の接合個所までの距離が、前記端範囲から前記取付け範囲までの距離よりも大きく形成されている。接合個所が、レーザ点火プラグにプリチャンバモジュールを取り付けるための取付け範囲よりも半径方向内側に位置していると、これにより、外部作用に対する接合個所の特に効率良い保護が得られる。なぜならば、接合個所が、本発明によるプリチャンバモジュールの取付け範囲と協働するレーザ点火プラグの収容範囲によって同軸的に取り囲まれているからである。
さらに別の有利な実施態様では、絞り手段が、プリチャンバモジュールの前記内室を少なくとも所定の範囲にわたって半径方向においても外部に対して画定するように形成されている。これにより、プリチャンバもしくはプリチャンバモジュールのジオメトリ的な構成のための別の自由度が可能となる。
さらに別の有利な実施態様では、プリチャンバモジュールの前記取付け範囲が、特に半径方向において、プリチャンバモジュールと絞り手段との間の接触個所もしくは接合個所におけるよりも大きな肉厚さを有する。これにより、一方ではレーザ点火プラグにおけるプリチャンバモジュールの安定した取付けが可能となり、他方ではそれと同時に、プリチャンバモジュールを絞り手段に機械的に結合するための減じられた材料消費が与えられている。
本発明の上記課題の別の解決手段として、請求項11に記載のプリチャンバモジュールの製造法が記載されている。
本発明の別の有利な実施態様は、従属形式の請求項の対象である。
本発明のさらに別の特徴、使用可能性および利点は、以下に図面につき説明する本発明の実施形態から明らかとなる。この場合、記載もしくは図示された全ての特徴は、特許請求の範囲における総括およびその引用とは関係なく、また明細書中での表現もしくは図面中での描写とは関係なく、それ自体単独の形でも、または任意に組み合わされた形でも、本発明の対象を成す。
本発明によるプリチャンバモジュールの第1実施形態を示す部分的な横断面図である。 本発明によるプリチャンバモジュールを、レーザ点火プラグにおける取付け位置で示す部分的な横断面図である。 本発明による方法の1実施形態を示す簡略化されたフローチャートである。
図1には、本発明によるプリチャンバモジュール(予燃焼室モジュール)110の部分的な横断面図が概略的に図示されている。このプリチャンバモジュール110は、図1に破線で示したレーザ点火プラグ100の燃焼室寄りの端範囲に取り付けるために設けられている。
プリチャンバモジュール110は、第1に、レーザ点火プラグ100のためのプリチャンバの自体公知の機能を実現する。このためには、プリチャンバモジュール110の取付け範囲110aが、レーザ点火プラグ100もしくはレーザ点火プラグ100のハウジングに取り付けられている。プリチャンバモジュール110とレーザ点火プラグ100との間の取付けは、解離可能な結合、たとえばプレス嵌めまたはねじ結合またはこれに類するものによって行われると有利である。このことは、相応して装備されたレーザ点火プラグ100の保守コストを減少させる。なぜならば、プリチャンバモジュール110が自在に交換され得るからである。
特に、プリチャンバモジュール110の簡単な交換は、レーザ点火プラグ100に関して、レーザ点火プラグ100の、場合によっては存在する光学的なコンポーネント、たとえば燃焼室窓を効率良くクリーニングすることをも可能にする。このような光学的なコンポーネントは、同じく、レーザ点火プラグ100の、プリチャンバモジュール110を収容する収容範囲に配置されていて、少なくともレーザ点火プラグ100にプリチャンバモジュール110が取り付けられている状態では、一般にアクセス困難である。
本発明によれば、プリチャンバモジュール110が絞り手段112を有する。この絞り手段112はプリチャンバモジュール110の、燃焼室とは反対の側の端範囲110bに、つまり図1で見て左側に、配置されている。絞り手段112は軸方向RAでプリチャンバモジュール110の内室Iを画定し、それと同時に、レーザ点火プラグ100からプリチャンバモジュール110の内室Iへのレーザ放射線Lの入射のための開口112aを有する。
絞り手段112の開口112aの、プリチャンバモジュール110の内室Iに比べて減じられた開口横断面により、プリチャンバもしくはプリチャンバモジュール110の内室Iから、図1で見てプリチャンバモジュール110の左側に位置するレーザ点火プラグ100(図示しない)の光学的なコンポーネントへの汚染粒子およびその他の有害物質の持込みが低減されているので有利である。これにより、本発明によるプリチャンバモジュール110を有するレーザ点火プラグ100の燃焼室窓もしくは光学的なコンポーネントの可使時間は増大する。
開口112aが、ほぼ円錐台形状に形成されていると特に有利である。これにより、レーザ点火プラグ100により提供されて、絞り手段112の開口112aを通ってプリチャンバモジュール110の内室Iに入射される、通常ではほぼ円錐形状を有するレーザ放射線Lに対する開口112aの形状の最適な適合が与えられている。
絞り手段112の円錐台形状の開口112aの上面が、絞り手段112の、プリチャンバ寄りの範囲に、つまり図1で見て開口112aの右側に配置されていると特に有利である。これに対して、上面よりも大きく形成されている開口112aの円錐台の底面は、プリチャンバモジュール110の、図1で見て左側の端部に、つまりプリチャンバモジュール110の、レーザ点火プラグ100寄りの端範囲112bに配置されている。
特に有利な実施形態では、開口112aの上面の範囲B1において、絞り手段112の表面が少なくとも所定の区分にわたって凸面状に成形されており、これによりプリチャンバモジュール110の内室Iから絞り手段112の開口112aへの、つまり図1で見て左側への流体流の特に効率良い減少もしくは変向が得られる。たとえば、ほぼ軸方向で図1で見て右側から左側へ向かって開口112aに接近する方向で運動する粒子流が、絞り手段112の凸面状の表面範囲によって少なくとも部分的に、半径方向内側の方向へ変向され、これにより軸方向の流れ成分は相応して減少する。
別の有利な実施形態では、絞り手段112が、半径方向外側の範囲B2に、ほぼ段状の切欠きAを有する。このことは、レーザ点火プラグ100に適宜成形された収容範囲におけるプリチャンバモジュール110の簡単にされた組付けもしくは嵌込みを可能にする。
さらに別の特に有利な実施形態では、絞り手段112がプリチャンバモジュール110と一体に結合されている。このことは、たとえば2つの別個の構成部分であるプリチャンバモジュール110と絞り手段112とを設け、そして引き続き接合個所Fの範囲において両構成部分110,112を互いに接合することにより達成され得る。この場合には、プリチャンバモジュール110が、絞り手段112と一緒に1回の組付け過程において単一の交換部分としてレーザ点火プラグ100から分離されるか、もしくはレーザ点火プラグ100に結合される(取付け範囲110a参照)。
さらに別の有利な実施形態では、プリチャンバモジュール110と絞り手段112とが、互いに別個の構成部分を成し、両コンポーネント110,112の間の接触範囲は、絞り手段112がプリチャンバモジュール110によって少なくとも軸方向で、レーザ点火プラグ100に設けられた対応する収容開口内に緊定可能となるように形成されている。このためには、たとえばプリチャンバモジュール110と絞り手段112とに、相応して互いに協働する端面範囲が設けられていてよい。両端面範囲は少なくとも部分的にオーバラップし、これにより、レーザ点火プラグ100に結合可能なプリチャンバモジュール110から絞り手段112への軸方向における力伝達が可能になる。
プリチャンバモジュール110と絞り手段112とが互いに一体に結合されている、さらに別の有利な実施形態では、プリチャンバモジュール110と絞り手段112との間の接合個所Fが、プリチャンバモジュール110の燃焼室寄りの端範囲110b′から、取付け範囲110aよりも大きく遠ざけられている(図2参照)。すなわち、プリチャンバモジュール110の燃焼室寄りの端範囲110b′から接合個所Fまでの距離が、プリチャンバモジュール110の燃焼室寄りの端範囲110b′から取付け範囲110aまでの距離よりも大きく形成されている。
接合個所Fは本実施形態では、プリチャンバモジュール110の燃焼室寄りの端範囲110b′からの第1の間隔d1を有し、それに対して、取付け範囲110aは、プリチャンバモジュール110の燃焼室寄りの端範囲110b′に対して第2の間隔d2<d1を有し(図2参照)、この取付け範囲110aを介してプリチャンバモジュール110は有利には解離可能にレーザ点火プラグ100に結合可能である。
このような配置構成では、取付け範囲110aと接合範囲Fとが、有利には互いに軸方向でオーバラップしないので、機械的に特に安定した配置構成が得られる。
さらに、本発明の別の変化形では、接合範囲Fにおけるプリチャンバモジュール110の肉厚さw2が、有利にはプリチャンバモジュール110のその他の範囲の肉厚さw1よりも小さく形成されていてよい。
さらに別の有利な実施形態では、絞り手段112がプリチャンバモジュール110の内室Iを少なくとも所定の範囲にわたって半径方向RR(図1)においても外部に対して画定するように絞り手段112が形成されている。これにより、プリチャンバもしくはプリチャンバモジュール110のジオメトリ(幾何学的形状)に関する別の自由度が与えられている。
本発明の別の観点は、プリチャンバモジュール110のための製造方法に関する。本発明によれば、プリチャンバモジュール110において燃焼室とは反対の側の端範囲110bに、軸方向RA(図1)でプリチャンバモジュール110の内室Iを画定しかつレーザ点火プラグ100からプリチャンバモジュール110の内室I内への、特に着火点ZPへのレーザ放射線Lの入射のための開口112aを有する絞り手段112が配置される。
たとえば、まず別個に製作された構成部分であるプリチャンバモジュール110と絞り手段112とが、たとえば溶接によって互いに接合されることにより、プリチャンバモジュール110の一体の構成を得ることができる。本発明による方法の特に有利な実施形態では、プリチャンバモジュール110と絞り手段112との間の軸方向の接触面の最大で約10%〜約20%が互いに溶接され、有利には特に等間隔で配置された溶接点により互いに溶接される。
択一的には、絞り手段112を、プレス嵌めによってプリチャンバモジュール110に結合させることもできる。
プリチャンバモジュール110の取付け範囲110aは、レーザ点火プラグ100に設けられた対応する収容範囲とのねじ結合を可能にするように形成されていると有利である。
図3には、本発明による方法の1実施形態の簡略化されたフローチャートが示されている。第1のステップ200では、本発明によるプリチャンバモジュール110が準備される。後続のステップ210において、前で説明したようにして絞り手段112が、たとえば軸方向の押圧作用によるクランプ方法またはたとえば溶接のような接合プロセスにより、プリチャンバモジュール110に配置される。
たとえばねじ結合によって、プリチャンバモジュール110とレーザ点火プラグ100との解離可能な結合が実現可能となる。このようなねじ結合の場合、取付け範囲110aは、たとえば雄ねじ山を有し、この雄ねじ山はレーザ点火プラグ100のハウジングに設けられた対応する雌ねじ山と協働することができる。両コンポーネント100,110の間のすき間嵌めもしくは中間嵌めも同じく考えられる。この場合、これらのコンポーネント100,110は、止めねじによって互いに相対的に固定され得る。
本発明のさらに別の観点では、さらに、それ自体プリチャンバモジュール110の構成要素ではない絞り手段をレーザ点火プラグに対応させることが可能である。これにより、プリチャンバを有しないが、それにもかかわらず燃焼室窓の保護のために絞り手段を備えたレーザ点火プラグを実現することができる。この変化形では、絞り手段が有利には解離可能にレーザ点火プラグに結合されるように設計される。

Claims (15)

  1. レーザ点火プラグ(100)用のプリチャンバモジュール(110)であって、該プリチャンバモジュール(110)が、レーザ点火プラグ(100)に該プリチャンバモジュール(110)を着脱可能に取り付けるための取付け範囲(110a)を有する、レーザ点火プラグ用のプリチャンバモジュール(110)において、該プリチャンバモジュール(110)が、燃焼室とは反対の側の端範囲(110b)に、軸方向(RA)で該プリチャンバモジュール(110)の内室(I)を画定しかつレーザ点火プラグ(100)からプリチャンバモジュール(110)の前記内室(I)へレーザ放射線(L)を入射させるための開口(112a)を有する絞り手段(112)を有することを特徴とする、レーザ点火プラグ用のプリチャンバモジュール。
  2. 前記絞り手段(112)の前記開口(112a)は、ほぼ円錐台形状であり、上面はプリチャンバモジュール(110)の前記内室(I)の範囲に配置されており、前記上面よりも大きく形成されている底面は、前記絞り手段(112)の、プリチャンバとは反対の側の範囲(112b)に配置されている、請求項1記載のプリチャンバモジュール。
  3. 前記絞り手段(112)は、前記上面の範囲(B1)に、少なくとも所定の区分にわたって凸面状に成形された表面を有する、請求項2記載のプリチャンバモジュール。
  4. 前記絞り手段(112)は、半径方向外側の範囲(B2)に、ほぼ段状の切欠き(A)を有する、請求項1から3までのいずれか1項記載のプリチャンバモジュール。
  5. 前記絞り手段(112)は、プリチャンバモジュール(110)と一体に結合されている、請求項1から4までのいずれか1項記載のプリチャンバモジュール。
  6. 前記絞り手段(112)は、プリチャンバモジュール(110)に関して別個の構成部分として形成されていて、プリチャンバモジュール(110)によって少なくとも軸方向で、レーザ点火プラグ(100)に設けられた対応する収容開口内に緊定可能になるように形成されている、請求項1から4までのいずれか1項記載のプリチャンバモジュール。
  7. プリチャンバモジュール(110)は、別個の構成部分として形成されたプリチャンバモジュール(110)を、別個の構成部分として形成された前記絞り手段(112)と、特に溶接により接合することによって得られる、請求項1から6までのいずれか1項記載のプリチャンバモジュール。
  8. プリチャンバモジュール(110)の燃焼室寄りの端範囲(110b′)から、プリチャンバモジュール(110)と前記絞り手段(112)との間の接合個所(F)までの距離が、前記端範囲(110b′)から前記取付け範囲(110a)までの距離よりも大きく形成されている、請求項7記載のプリチャンバモジュール。
  9. 前記絞り手段(112)は、プリチャンバモジュール(110)の前記内室(I)を少なくとも所定の範囲にわたって半径方向(RR)においても外部に対して画定するように形成されている、請求項1から8までのいずれか1項記載のプリチャンバモジュール。
  10. プリチャンバモジュール(110)の前記取付け範囲(110a)は、プリチャンバモジュール(110)と前記絞り手段(112)との間の接触個所もしくは接合個所(F)におけるよりも大きな肉厚さ(w1)を有する、請求項1から9までのいずれか1項記載のプリチャンバモジュール。
  11. レーザ点火プラグ(100)用のプリチャンバモジュール(110)であって、該プリチャンバモジュール(110)が、レーザ点火プラグ(100)に該プリチャンバモジュール(110)を着脱可能に取り付けるための取付け範囲(110a)を有する、レーザ点火プラグ用のプリチャンバモジュール(110)を製造する方法において、該プリチャンバモジュール(110)の、燃焼室とは反対の側の端範囲(110b)に、軸方向(RA)で該プリチャンバモジュール(110)の内室(I)を画定しかつレーザ点火プラグ(100)からプリチャンバモジュール(110)の前記内室(I)へレーザ放射線(L)を入射させるための開口(112a)を有する絞り手段(112)を配置することを特徴とする、レーザ点火プラグ用のプリチャンバモジュールを製造する方法。
  12. 前記絞り手段(112)を、溶接によってプリチャンバモジュール(110)と接合する、請求項11記載の方法。
  13. プリチャンバモジュール(110)と前記絞り手段(112)との間の軸方向の接触面の最大で約10%〜20%が互いに溶接されており、有利には特に互いに等間隔で配置された複数の溶接点により互いに溶接されている、請求項12記載の方法。
  14. 前記絞り手段(112)を、プレス嵌めによってプリチャンバモジュール(110)に結合する、請求項11記載の方法。
  15. プリチャンバモジュール(110)を、前記取付け範囲(110a)においてレーザ点火プラグ(100)とねじ締結する、請求項11または12記載の方法。
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