JP2014522272A5

JP2014522272A5 -

Info

Publication number: JP2014522272A5
Application number: JP2014512140A
Authority: JP
Filing date: 2012-05-25
Publication date: 2016-10-13

Description

態様によっては、本明細書に記載の方法によれば、緊縮された拡張可能デバイスは、ステントまたは保護カバーなしに、個体から取り外される。
本明細書において提供する他の観点は、身体管腔内にフィットするように寸法決めされた外表面であって、その１つまたは２つ以上の領域が組織採取面を有する、前記外表面を含む、拡張可能デバイスであって、該拡張可能デバイスが収縮しているときには、前記外表面は、内部折り目および外部折り目を有し、前記組織採取面は、前記外表面の１つまたは２つ以上の内部折り目上にあり、１つまたは２つ以上の外部折り目上にはない、前記拡張可能デバイスを対象とする。

本明細書に記載のある観点は、食道内にフィットするように寸法決めされた外表面を有するバルーンであって、外表面の１つまたは２つ以上の領域が組織採取面を有するバルーンと、近端領域および遠端領域を有する支持部材とを含む、バルーン細胞診デバイスであって、支持部材は、遠端領域においてバルーンに連結されており、近端領域と遠端領域の間の支持部材の最小長さが１０ｃｍであり、支持部材が、バルーンを膨張させるためにバルーンにガスまたは液体を転送する中空コンパートメントを含む、バルーン細胞診デバイスに関する。

本明細書に記載の拡張可能デバイスは、個体の円筒状の身体管腔内にフィットするように寸法決めされた外表面を有する。本明細書で使用するときには、円筒状の身体管腔とは、管状器官または管形状器官によって形成された上部気道消化管内の任意の空間または空洞を意味する。円筒状という用語は、この文脈では、完全な円筒形を示すのではなく、気道消化管の管状器官を示すのに使用されている。管状器官または管形状器官は、身体内に配置された空間または管腔を形成する外表面を有するが、それが身体の外部に露出しているものである。例えば、円筒状の身体管腔を有する気道消化管の器官としては、それらに限定はされないが、個体の咽頭、喉頭、咽頭、鼻咽頭、鼻腔、気管、および食道を含む、鼻または喉があげられる。特定の一態様では、デバイスは、個体の食道内にフィットするように寸法決めされる。

Claims

身体管腔中に収まるように寸法決めされた外表面であって、その１つまたは２つ以上の領域が組織採取面を有する、前記外表面を含む、拡張可能デバイスであって、該拡張可能デバイスが収縮しているときには、前記外表面は、内部折り目および外部折り目を有し、前記組織採取面が、前記外表面の１つまたは２つ以上の内部折り目上にあり、１つまたは２つ以上の外部折り目上にはない、前記拡張可能デバイス。
デバイスがバルーンであり、
任意に、バルーンが、ラテックス、シリコーンエラストマー、ブタジエン／アクリロ窒化物コポリマー、コポリエステル、エチレンビニルアセテート（ＥＶＢ）ポリマー、エチレン／アクリルコポリマー、エチレン／プロピレンコポリマー、ポリアルキルアクリレートポリマー、ポリブタジエン、ポリブチレン、ポリエチレン、ポリイソブチレン、ポリイソプレン、ポリウレタン、スチレンブタジエンコポリマー、およびスチレン−エチレン／ブチレン−スチレン、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、またはそれらの組合せで製作されており、
任意に、バルーンが、１つまたは２つ以上の膨張可能コンパートメントを有し、
任意に、バルーンの形状が、丸、円錐、長円、および組織特有からなる群から選択され、
任意に、組織特有形状が、身体管腔の近似鏡像形状である、請求項１に記載の拡張可能デバイス。
組織採取面が、研磨用表面であり、
任意に、研磨用表面が、微粒子の被膜であり、
任意に、微粒子が、シリカ、生体適合性プラスチック、バイオポリマー、またはそれらの組合せからなり、
任意に、組織採取面が、交互の内部折り目上にある、請求項１または２に記載の拡張可能デバイス。
組織採取面が、膨張した拡張可能デバイスの外表面上にパターンを形成し、
任意に、組織採取面が、外部折り目上にはなく、
任意に、組織採取面が、すべての内部折り目上にあり、
任意に、拡張可能デバイスが、拡張構成と緊縮構成を有し、デバイスが緊縮構成にあるときに、内部折り目と外部折り目がプリーツ折りになっており、
任意に、拡張可能デバイスは、チューブまたは導管に取り付けられている、請求項１〜３のいずれか一項に記載の拡張可能デバイス。
拡張可能デバイスに作用剤が被覆されており、
任意に、拡張可能デバイスの内部折り目上に作用剤が被覆されており、
任意に、作用剤が、治療剤、診断剤、または造影剤である、請求項１〜４のいずれか一項に記載の拡張可能デバイス。
食道中に収まるように寸法決めされた外表面を有するバルーンであって、外表面の１つまたは２つ以上の領域が組織採取面を有するバルーンと、
近端領域および遠端領域を有する支持部材と
を含む、バルーン細胞診デバイスであって、
前記支持部材は、前記遠端領域において前記バルーンに連結されており、前記近端領域と前記遠端領域の間の前記支持部材の最小長さが１０ｃｍであり、前記支持部材が、前記バルーンを膨張させるために前記バルーンにガスまたは液体を転送する中空コンパートメントを含む、前記バルーン細胞診デバイス。
バルーン細胞診デバイスがチューブまたは導管に取り付けられており、
任意に、バルーン細胞診デバイスに、作用剤が被覆されており、
任意に、作用剤が、拡張可能デバイスの内部折り目上に被覆されており、
任意に、作用剤が、治療剤、診断剤、または造影剤である、請求項６に記載のバルーン細胞診デバイス。
（ａ）支持部材、および
（ｂ）前記支持部材に連結されている、請求項１〜５のいずれか一項に記載の拡張可能デバイス
を含み、任意に、ガイドワイヤを含む、装置。
支持部材が、ヒドロゲル、シリコーン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリカプロラクトン、ポリテトラフルオロエチレン（ＰＴＦＥ）、それらのコポリマー、またはそれらの組合せからなり、
任意に、支持部材が、カテーテルまたはスタイレットであり、
任意に、支持部材が、近端領域と遠端領域を有し、バルーンが、前記遠端領域に位置しており、
任意に、支持部材が、遠端領域にガイドを含み、
任意に、装置が、近端領域にアクチュエータを含み、
任意に、装置が、拡張可能デバイスの一部または全部を覆うカバーを含まない、請求項８に記載の装置。
（ａ）請求項８または９に記載の装置、および
（ｂ）前記装置を使用するための使用説明を取得するための、説明書または指示書を含み、
任意に、構成要素（ａ）および（ｂ）が、収納容器内に配設されている、キット。
請求項１〜５のいずれか一項に記載の拡張可能デバイスもしくは請求項８または９に記載の装置であって、該拡張可能デバイスまたは該装置は、個体から組織を採取する方法で使用されるように構成され、該方法は、
（ａ）収縮状態の拡張可能デバイスを、個体の身体管腔内部の採取部位まで前進させるステップ、
（ｂ）拡張可能デバイスを前記採取部位において拡張して、前記折り目の少なくとも一部を広げることによって、前記組織採取面を身体管腔の組織に接触させるステップ、
（ｃ）前記拡張可能デバイスの前記組織採取面上の組織を採取するステップ、
（ｄ）前記拡張可能デバイスを緊縮させるステップ、および
（ｅ）前記個体から前記緊縮された拡張可能デバイスを取り外すステップ
を含み、
任意に、身体管腔が、咽頭、喉頭、中咽頭、鼻咽頭、鼻腔、鼻、喉、気管、食道からなる群から選択される、前記拡張可能デバイスもしくは前記装置。
組織を採取するステップは、拡張可能デバイス、好ましくは、バルーンを回転させることを伴い、
任意に、バルーンが、採取部位において部分的に膨張、または、完全に膨張され、
任意に、組織を採取するステップが、バルーンを膨張させること、および収縮させること、完全に膨脹したバルーンを回転させること、および／または、完全に膨脹したバルーンを上下に動かすことを伴い、
任意に、緊縮された拡張可能デバイスが、ステントまたは保護カバーなしに、個体から取り外される、請求項１１に記載の拡張可能デバイスもしくは装置。
拡張可能デバイスがチューブまたは導管に取り付けられ、
任意に、方法が、拡張可能デバイスを緊縮させる以前、それと同時、またはその後に、チューブまたは導管を通って、器具を前進させることを含み、
任意に、作用剤が、チューブまたは導管を通って、個体に送達され、
任意に、器具がレーザーファイバ、細胞診ブラシ、アプリケータ、針、鉗子、またはブレードである、請求項１１または１２に記載の拡張可能デバイスもしくは装置。
方法が、拡張可能デバイスを緊縮させる以前、それと同時、またはその後に、作用剤を個体に送達することを含み、
任意に、作用剤が、拡張可能デバイスの表面上に被覆され、
任意に、作用剤が、拡張可能デバイスの内部折り目上に被覆され、
任意に、作用剤が、治療剤、診断剤、または造影剤である、請求項１１〜１３のいずれか一項に記載の拡張可能デバイスもしくは装置。