JPH0838482A - 内視鏡用処置具 - Google Patents

内視鏡用処置具

Info

Publication number
JPH0838482A
JPH0838482A JP6182125A JP18212594A JPH0838482A JP H0838482 A JPH0838482 A JP H0838482A JP 6182125 A JP6182125 A JP 6182125A JP 18212594 A JP18212594 A JP 18212594A JP H0838482 A JPH0838482 A JP H0838482A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheath
endoscope
treatment
tip
distal end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6182125A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Suzuki
康之 鈴木
Tsutomu Okada
勉 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP6182125A priority Critical patent/JPH0838482A/ja
Publication of JPH0838482A publication Critical patent/JPH0838482A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Endoscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は細胞の回収作業時に採取細胞等を充分
に回収することができ、複数の検査対象部位で組織採取
等の処置を行う作業を連続的に確実に行うことができ、
その作業能率を向上させることを最も主要な特徴とす
る。 【構成】ブラシ部14の先端部に先端チップ16を設
け、シース3内にブラシ部14が回収され、かつシース
3の先端部が先端チップ16によって封止された状態
で、ブラシ部14に付着した細胞を回収する液体をシー
ス3内に流通させる外ルーメン17と内ルーメン18と
を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内視鏡チャンネルを通し
て体腔内へ挿入し、組織採取等の処置を行なう内視鏡用
処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内視鏡チャンネルを通して体腔
内へ挿入し、組織採取等の処置を行なう内視鏡用処置具
として図17に示す構成のものが知られている。この処
置具には内視鏡のチャンネルを通じて体腔内に挿入され
る挿入部に可撓性のシースaが設けられている。このシ
ースa内には生体組織の細胞採取用の処置部bが突没可
能に収納されている。
【0003】そして、生体組織の細胞採取作業時にはシ
ースaの外部側に細胞採取用の処置部bが突出された突
出位置で生体組織の細胞採取が行なわれる。さらに、細
胞採取後、処置部bがシースa内の収納位置に引き込み
操作された状態で、シースa内を吸引することで採取さ
れた細胞cの回収が行なわれるようになっている。な
お、上記作業を繰り返すことで、内視鏡下に於ける組織
採取等の処置を連続的に行なうようになっている。
【0004】また、シースaの基端部側に配設された手
元側の操作部には図示しないシリンジ等が連結されてい
る。そして、細胞cの回収作業時にはこのシリンジの操
作によってシースa内が吸引されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、人体内の消化
器等の内視鏡検査に於いて生検や、細胞診の処置によっ
て採取される生体組織の細胞c等は粘性が高い為、採取
細胞等がシースaの内腔や、処置部b自体に比較的強く
貼り付くおそれがある。そのため、上記従来構成の細胞
採取用の処置具のように細胞cの回収作業時にシリンジ
の操作によってシースa内を吸引する吸引力だけでは充
分に採取細胞c等を回収することが困難なものとなる問
題がある。
【0006】なお、人体の消化器等の内視鏡検査では一
般に、生検や、細胞診の対象となる検査対象部位は1カ
所では不充分であり、診断の信頼性を考えて検査対象部
位を広範囲に複数カ所に設け、複数の検査対象部位でそ
の検査を行うことが必要となっている。
【0007】しかしながら、上記従来構成の細胞採取用
の処置具のように細胞の回収作業時にシリンジの操作に
よってシースa内を吸引した際に充分に採取細胞等を回
収することが困難な場合には1回の検査対象組織の細胞
採取後、その細胞採取作業で使用した処置具を内視鏡の
鉗子チャンネルから抜去し、別の未使用の処置具を新た
に内視鏡の鉗子チャンネルに挿入して次回の細胞採取作
業を行う面倒な作業が必要になるので、複数の検査対象
部位で細胞採取等の処置を行う作業に比較的長い時間が
かかる問題がある。
【0008】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、細胞の回収作業時に採取細胞等を充分
に回収することができ、複数の検査対象部位で組織採取
等の処置を行う作業を連続的に確実に行うことができ、
その作業能率の向上を図ることができる内視鏡用処置具
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は内視鏡のチャン
ネルを通じて体腔内に挿入される挿入部に可撓性のシー
スが設けられ、生体組織の細胞採取用の処置部が前記シ
ースの外部側に突出されて生体組織の細胞採取を行なう
突出位置と前記シース内の収納位置との間で突没可能に
収納される内視鏡用処置具において、前記シースの先端
部を封止する封止手段を前記処置部の先端部に設けると
ともに、前記シース内に前記処置部が回収され、かつ前
記シースの先端部が前記封止手段によって封止された状
態で、前記処置部に付着した細胞を回収する回収媒体を
前記シース内に流通させる回収媒体の流通手段を設けた
ものである。
【0010】
【作用】生体組織の細胞採取時には生体組織の細胞採取
用の処置部をシースの外部側に突出させて生体組織の細
胞採取を行なったのち、処置部をシース内の収納位置に
引き込み操作して回収し、シースの先端部を封止手段で
封止した状態で、シース内に回収媒体を流通させて処置
部に付着した細胞を回収するようにしたものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1(A)〜
(E)を参照して説明する。図1(A),(B)は内視
鏡のチャンネルを通じて体腔内に挿入される内視鏡用処
置具である生体組織の細胞採取用処置具1の概略構成を
示すものである。この細胞採取用処置具1には内視鏡の
チャンネルを通じて体腔内に挿入される挿入部2が設け
られている。
【0012】この挿入部2には可撓性材料で形成された
シース3が設けられている。このシース3には外シース
3aと、この外シース3a内に同軸上に挿入されている
内シース3bとが設けられている。ここで、内シース3
bは例えばテフロン(PTFE)等の可撓性材料で形成
されている。
【0013】また、挿入部2の手元側端部には図1
(B)に示すように手元側連結部材4が配設されてい
る。この手元側連結部材4には軸心部にワイヤ挿通孔5
が形成されている。
【0014】さらに、手元側連結部材4の先端部側には
外シース3aの基端部に連通される大径な第1の連通穴
6が形成されている。この第1の連通穴6の内底部には
内シース3bの基端部が挿入される小径な第2の連通穴
7が形成されている。
【0015】また、手元側連結部材4の外周面には第1
の連通穴6に連通される吸引口金8と、第2の連通穴7
に連通される送水口金9とが設けられている。そして、
吸引口金8には吸引源である吸引ポンプ10側の吸引チ
ューブ10aの先端部の接続コネクタが着脱可能に連結
されている。さらに、送水口金9には送水源である送水
ポンプ11側の吸引チューブ11aの先端部の接続コネ
クタが着脱可能に連結されている。
【0016】また、内シース3b内には操作ワイヤ12
が挿通されている。この操作ワイヤ12の基端部側は手
元側連結部材4のワイヤ挿通孔5を通して手元側連結部
材4の外部側に延出されている。ここで、手元側連結部
材4にはワイヤ挿通孔5の基端部側に操作ワイヤ12と
の摺接部のシール用のOリング13が装着されている。
そして、操作ワイヤ12はこのOリング13によって軸
心方向に移動可能に、かつ回転操作可能に支持されてい
る。
【0017】さらに、操作ワイヤ12の先端部には図1
(A)に示すように例えば生体組織の細胞採取用のブラ
シ部(処置部)14が設けられている。ここで、挿入部
2のシース3の先端部にはブラシ部14を突没可能に収
納するブラシ収納部15が形成されている。このブラシ
収納部15は外シース3aの先端位置に比べて内シース
3bの先端位置を手元側に配置することにより、外シー
ス3aの先端部側にできる内シース3bが配置されてい
ない内部空間部分によって形成されている。
【0018】また、ブラシ部14の先端部にはシース3
の外シース3aの先端開口部(ブラシ収納部15の先端
開口部)を封止する先端チップ(封止手段)16が取付
けられている。そして、ブラシ部14が外シース3aの
ブラシ収納部15内に収納された際に、外シース3aの
先端開口部に先端チップ16が密着されて封止されるよ
うになっている。
【0019】さらに、外シース3aと内シース3bとの
間には吸引口金8に連通される吸引用の外ルーメン1
7、内シース3bの内部には送水口金9に連通される送
水用の内ルーメン18がそれぞれ形成されている。そし
て、シース3のブラシ収納部15内にブラシ部14が回
収され、かつシース3の外シース3aの先端開口部が先
端チップ16によって封止された状態で、内ルーメン1
8を通してブラシ収納部15側に液体等の細胞回収媒体
を供給するとともに、この細胞回収媒体の供給によって
ブラシ収納部15内にブラシ部14から剥離された生体
組織の採取細胞を細胞回収媒体と一緒に外ルーメン17
を通して手元側に回収する細胞回収媒体の流通手段がこ
れらの外ルーメン17と内ルーメン18とによって形成
されている。
【0020】次に、上記構成の作用について説明する。
まず、上記細胞採取用処置具1の使用時には内視鏡の鉗
子チャンネル内に本処置具1の挿入部2を挿入し、この
挿入部2の先端部を体腔内の目的部位へ誘導する。
【0021】続いて、挿入部2の手元側で操作ワイヤ1
2を押し出し操作して図1(C)に示すようにブラシ部
14を外シース3aの外部側に突出させる。この状態
で、操作ワイヤ12をその軸心方向に沿って進退操作す
るとともに、回転操作することにより、ブラシ部14に
よって検査対象の生体組織Hを擦過させ、検査対象組織
の細胞19を採取する。
【0022】また、生体組織Hの細胞19の採取を行な
ったのち、挿入部2の手元側で操作ワイヤ12を引っ張
り操作して図1(D)に示すようにブラシ部14をシー
ス3内のブラシ収納部15に引き込み、回収する。この
とき、シース3の先端開口部は先端チップ16が密着さ
れて封止される。
【0023】このようにシース3の先端部が先端チップ
16で封止された状態で、シース3内に回収媒体を流通
させてブラシ部14に付着した細胞を回収する細胞回収
作業が行なわれる。この細胞回収作業時には送水ポンプ
11を駆動してシース3の内ルーメン18内へ回収用液
体を注入し、ブラシ収納部15内をこの回収用液体で充
満させる。その後、挿入部2の手元側で操作ワイヤ12
を例えば手動によって回転操作させ、この操作ワイヤ1
2とともにブラシ部14を回転させることで、図1
(D)に示すようにブラシ部14から細胞19を剥離さ
せる。
【0024】続いて、送水ポンプ11とともに、吸引ポ
ンプ10を同時に駆動することにより、図1(E)に示
すように内ルーメン18内への液体の注入動作ととも
に、外ルーメン17からの液体の吸引動作を同時に行う
ことで、ブラシ部14から剥離された細胞19を体外に
回収する回収動作が行なわれる。
【0025】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、シース3の内ルーメン18を通
してブラシ収納部15に回収用の液体を注入してブラシ
収納部15内のブラシ部14から細胞19を強制的に剥
離させるとともに、同時に外ルーメン17からブラシ収
納部15内を吸引することで、ブラシ部14から剥離さ
れた細胞19等を確実に体外に回収させることができ
る。そのため、ブラシ部14によって採取された細胞1
9の回収作業時に従来のようにシリンジの操作によって
シース3内を吸引する場合に比べて採取細胞19等を充
分に回収することができるので、複数の検査対象部位で
組織採取等の処置を行う作業を連続的に確実に行うこと
ができる。
【0026】したがって、従来のように1回の検査対象
組織の細胞採取後、その細胞採取作業で使用した処置具
を内視鏡の鉗子チャンネルから抜去し、別の未使用の処
置具を新たに内視鏡の鉗子チャンネルに挿入して次回の
細胞採取作業を行う面倒な作業を省略することができる
ので、複数の検査対象部位で組織採取等の処置を行う作
業の作業能率の向上を図ることができる また、図2は第1の実施例の第1の変形例を示すもので
ある。これは、第1の実施例の細胞採取用処置具1にお
ける挿入部2の手元側端部の手元側連結部材4に操作ワ
イヤ12を押し引き操作するハンドピース21を連結す
るとともに、操作ワイヤ12を回転駆動する駆動モータ
22を設けたものである。
【0027】ここで、ハンドピース21にはガイド用の
固定ガイド部材23と、この固定ガイド部材23に対し
て操作ワイヤ12の押し引き操作方向にスライド可能に
装着されたスライダ24とが設けられている。さらに、
スライダ24には駆動モータ22が固定されており、こ
の駆動モータ22に操作ワイヤ12の基端部が連結され
ている。
【0028】そこで、上記構成のものにあってはハンド
ピース21のスライダ24を押し引き操作することによ
り、操作ワイヤ12の押し引き操作して外シース3aの
ブラシ収納部15に対してブラシ部14を突没操作する
ことができるとともに、駆動モータ22によって操作ワ
イヤ12を回転駆動することができるので、検査対象組
織の細胞19を採取する操作およびブラシ収納部15内
に回収されたブラシ部14から細胞19を剥離させる操
作を一層容易に行うことができる。
【0029】また、図3は第1の実施例の第2の変形例
を示すものである。これは、内シース3bにその内径よ
りも小さい細径部31を形成するとともに、シース3の
先端開口部に先端チップ16が密着されて封止された時
点で細径部31に当接するストッパ部32を操作ワイヤ
12側に屈曲形成したものである。
【0030】ここで、操作ワイヤ12のストッパ部32
は細径部31よりも大径に形成されており、内シース3
bの細径部31よりも先端側に配置されている。なお、
操作ワイヤ12のストッパ部32は操作ワイヤ4が挿通
されている操作パイプに設けてもよい。
【0031】そこで、上記構成のものにあってはブラシ
部14を外シース3aの外部側に突出させた状態で、生
体組織Hを擦過させ、検査対象組織の細胞19を採取し
たのち、ブラシ部14をシース3内のブラシ収納部15
に引き込み、回収する際に、シース3の先端開口部に先
端チップ16が密着されて封止された時点で、操作ワイ
ヤ12のストッパ部32を内シース3bの細径部31に
当接させ、その時点以後の操作ワイヤ12の引き込み操
作を防止することができる。そのため、図4に示すよう
に先端チップ16を外シース3a内に引き込みすぎて、
食い付いてしまい、再度ブラシ部14を突出できなくな
ることを確実に防止できる。
【0032】次に、本発明の第2の実施例について図5
(A),(B)を参照して説明する。本実施例では細胞
採取用処置具1の挿入部2のシース3がテフロン(PI
FE)等の可撓性材料でできたダブルルーメンチューブ
41によって形成されている。
【0033】ここで、ダブルルーメンチューブ41の内
部には第1ルーメン42と、第2ルーメン43とが形成
されている。さらに、ダブルルーメンチューブ41の先
端部には第1ルーメン42と第2ルーメン43との間の
隔壁44を切欠させて取り除いたブラシ収納部45が形
成されている。
【0034】また、ダブルルーメンチューブ41の第1
ルーメン42内には第1の実施例の操作ワイヤ12に相
当するブラシシース46が挿通されている。このブラシ
シース46の先端部には例えば生体組織の細胞採取用の
ブラシ部(処置部)47が設けられている。
【0035】また、ブラシ部47の先端部にはダブルル
ーメンチューブ41のブラシ収納部45の先端開口部を
封止する先端チップ(封止手段)48が取付けられてい
る。そして、ブラシ部47がダブルルーメンチューブ4
1のブラシ収納部45内に収納された際に、ダブルルー
メンチューブ41のブラシ収納部45の先端開口部に先
端チップ48が密着されて封止されるようになってい
る。
【0036】また、ブラシシース46内にはバルーン固
定軸49がブラシシース46と同軸上に進退可能に挿通
されている。このバルーン固定軸49の先端部には固定
手段としてのバルーン50が固定されている。なお、バ
ルーン固定軸49の内部にはバルーン50内に連通させ
た連通路が形成されている。そして、この連通路を介し
てバルーン50に作動ガスが供給される操作にともない
バルーン50が膨脹され、連通路を介してバルーン50
内の作動ガスが排出される操作にともないバルーン50
が収縮されるようになっている。
【0037】次に、上記構成の作用について説明する。
まず、上記細胞採取用処置具1の使用時には内視鏡の鉗
子チャンネル内に本処置具1の挿入部2を挿入し、この
挿入部2の先端部を体腔内の目的部位へ誘導する。この
とき、挿入部2の先端のバルーン50は体腔内の目的部
位を越えてその前方まで挿入する。そして、目的部位の
前方位置でバルーン50を膨脹させ、このバルーン50
を体腔内壁面に圧接させることにより、処置具1の挿入
部2を体腔内壁面に固定する。
【0038】その後、ダブルルーメンチューブ41のブ
ラシ収納部45の先端開口部からブラシ部47を突出さ
せる。このとき、ブラシ部47は体腔内壁面にバルーン
50を介して固定されたバルーン固定軸49に沿って目
的部位へ誘導される。そして、この目的部位でブラシ部
47をバルーン固定軸49に沿って進退動作および回転
動作させて目的部位の生体組織を擦過させることで、細
胞を採取する。
【0039】また、目的部位の生体組織の細胞の採取を
行なったのち、ブラシ部47をブラシ収納部45へ引き
込み、回収する。このとき、ダブルルーメンチューブ4
1のブラシ収納部45の先端開口部は先端チップ48が
密着されて封止される。
【0040】さらに、ブラシ部47をブラシ収納部45
へ引き込んだ後、第1ルーメン42を通して液体をブラ
シ収納部45へ注入し、第1の実施例と同様にブラシ部
47を回転させることで、採取した細胞をブラシ部47
から剥離させる。続いて、第1ルーメン42内への液体
の注入動作とともに、第2ルーメン43からの液体の吸
引動作を同時に行うことで、ブラシ部47から剥離され
た細胞を体外に回収する回収動作が行なわれる。
【0041】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施例でも第1の実施例と同
様にブラシ部47を回転させることで、採取した細胞を
ブラシ部47から剥離させ、同時に第2ルーメン43か
らブラシ収納部45内の液体を吸引動作することで、ブ
ラシ部47から剥離された細胞等を確実に体外に回収さ
せることができる。そのため、ブラシ部47によって採
取された細胞の回収作業時に従来のようにシリンジの操
作によって吸引する場合に比べて採取細胞等を充分に回
収することができるので、複数の検査対象部位で組織採
取等の処置を行う作業を連続的に確実に行うことがで
き、第1の実施例と同様の効果を得ることができる。
【0042】さらに、本実施例ではバルーン50によ
り、ブラシ部47を体腔内壁面側に確実に位置固定する
ことができるので、特に狭窄部の細胞採取に於いてはス
ムーズに採取作業が行え、狭窄部通過の際の抵抗でブラ
シシース46が座屈してしまうおそれがない。なお、ブ
ラシシース46内にガイドワイヤ等を挿入した場合にも
ガイドワイヤが自由に移動することを防止することがで
きるので、細胞採取時にブラシシース46内に挿入され
るガイドワイヤ等によって体腔内壁に窄孔を起こすおそ
れがない。したがって、ブラシ部47をバルーン50に
より、目的部位に確実に固定し、安全・確実に細胞採取
等の処置を行うことができる。
【0043】また、図6(A),(B)は第2の実施例
の変形例を示すものである。これは、第2の実施例のよ
うな略球状のバルーン50に代えてバスケット型バルー
ン51を設けたものである。
【0044】ここで、バスケット型バルーン51の本体
51aには前後の集合端部52,53間に複数、本実施
例では4本の変形チューブ54が配設されている。各変
形チューブ54は後部集合端部53を介してバルーン固
定軸49の先端部に連結されている。そして、バルーン
固定軸49の内部の連通路を介してバルーン51の各変
形チューブ54に作動ガスが供給される操作にともない
バルーン51が図6(A),(B)に示すように膨脹さ
れ、連通路を介してバルーン51の各変形チューブ54
内の作動ガスが排出される操作にともないバルーン51
が収縮されるようになっている。
【0045】したがって、本変形例でもバスケット型バ
ルーン51によって第2の実施例のバルーン50と同様
の作用を行うことができるので、第2の実施例と同様の
効果を得ることができる。
【0046】次に、図7(A)〜図8(E)を参照して
本発明の処置具と組合わせて使用される内視鏡61につ
いて説明する。図7(A)は内視鏡61全体の概略構成
を示すものである。
【0047】この内視鏡61の本体62には図7(B)
に示すように体内に挿入される挿入部63の基端部に手
元側の操作部64が連結されている。ここで、内視鏡本
体62の挿入部63には使い捨て用のデイスポシース6
5が装着されている。さらに、内視鏡本体62の手元側
操作部64には接眼部66と、把持カバー67と、鉗子
挿入部材68とが設けられている。
【0048】また、デイスポシース65には図8(A)
に示すように少なくとも2個の楕円形の挿入穴69,6
9が長軸方向に沿って延設されている。さらに、このデ
イスポシース65の基端部には大径な連結部70が形成
されている。
【0049】この連結部70には各挿入穴69の基端部
に配置される大径な連結穴部71がそれぞれ形成されて
いる。また、各連結穴部71の入口側の開口端部には小
径な係止部72が内方向にそれぞれ突設されている。
【0050】なお、デイスポシース65の2個の挿入穴
69,69は同一構成に形成されている。そして、この
ディスポシース65の一方の挿入穴69の中に内視鏡本
体62の挿入部63が挿入され、他方の挿入穴69には
鉗子挿入部材68の先端部が連結されている。
【0051】また、内視鏡本体62の操作部64には図
7(C)に示すように鉗子挿入部材68を挿通する貫通
穴73が形成されている。この貫通穴73には必要に応
じて鉗子挿入部材68が挿通されるようになっている。
【0052】さらに、内視鏡本体62の挿入部63の先
端面には図7(B)に示すように中央に対物レンズ7
4、この対物レンズ74の両側に照明レンズ75がそれ
ぞれ配設されている。そして、対物レンズ74には内視
鏡本体62の挿入部63の内部に配設された観察用光学
繊維束76が接続され、各照明レンズ75には照明用光
学繊維束77の先端部がそれぞれ接続されている。
【0053】また、観察用光学繊維束76の基端部は接
眼部66に接続され、照明用光学繊維束77の基端部は
操作部64に連結されたユニバーサルコード78の先端
部の図示しないコネクタに接続されている。
【0054】さらに、操作部64における挿入部63と
の連結部にはデイスポシース65の係止用の突起部79
が突設されているとともに、操作部64の中央部には把
持カバー67の係止用の突起部80が突設されている。
そして、内視鏡本体62の挿入部63とデイスポシース
65との連結時には内視鏡本体62の挿入部63がデイ
スポシース65の一方の挿入穴69に挿入された状態
で、操作部64の突起部79がデイスポシース65にお
ける連結穴部71の係止部72に係脱可能に係止される
ようになっている。
【0055】また、鉗子挿入部材68には大径な鉗子挿
入口体81と、この鉗子挿入口体81の先端部に連結さ
れた小径な挿入ガイドチューブ82とが設けられてい
る。さらに、挿入ガイドチューブ82の先端部には大径
な連結部83が形成されている。そして、鉗子挿入部材
68とデイスポシース65との連結時には鉗子挿入部材
68のガイドチューブ82の先端の連結部83がデイス
ポシース65の他方(内視鏡本体62の挿入部63が挿
入されていない方)の挿入穴69に挿入された状態で、
ガイドチューブ82の連結部83がデイスポシース65
における連結穴部71の係止部72に係脱可能に係止さ
れるようになっている。なお、鉗子挿入部材68の鉗子
挿入口体81には内視鏡本体62との接合部とは反対側
に把持カバー67の係止用の突起部84が突設されてい
る。
【0056】また、把持カバー67の先端部にはデイス
ポシース65の連結部70に係脱可能に係止される前端
係止部85が形成されている。さらに、把持カバー67
の後端部には内視鏡本体62の操作部64の突起部80
および鉗子挿入部材68の鉗子挿入口体81の突起部8
4にそれぞれ係脱可能に係止される後端係止部86が形
成されている。
【0057】なお、鉗子挿入部材68および把持カバー
67にはデイスポシース65と内視鏡本体62の挿入部
63との連結状態に応じて2種類の交換部品が予め準備
されている。すなわち、図8(C)に示すように内視鏡
本体62の挿入部63がデイスポシース65の下側の挿
入穴69に挿入されている状態では鉗子挿入部材68の
ガイドチューブ82は内視鏡本体62の操作部64の貫
通穴73内に挿入されることなくデイスポシース65の
上側の挿入穴69の連結穴部71に挿入され、このガイ
ドチューブ82の先端の連結部83が上側の挿入穴69
の係止部72に係脱可能に係止されるようになってい
る。このとき、図8(C)に示す構成の第1の鉗子挿入
部材68および把持カバー67が使用される。
【0058】また、図8(D)に示すように内視鏡本体
62の挿入部63がデイスポシース65の上側の挿入穴
69に挿入されている状態では鉗子挿入部材68のガイ
ドチューブ82は内視鏡本体62の操作部64の貫通穴
73内に挿入されたのち、デイスポシース65の下側の
挿入穴69の連結穴部71に挿入され、このガイドチュ
ーブ82の先端の連結部83が下側の挿入穴69の係止
部72に係脱可能に係止されるようになっている。この
とき、図8(D)に示す構成の第2の鉗子挿入部材68
Aおよび第2の把持カバー67Aが使用される。
【0059】次に、上記構成の作用について説明する。
まず、図8(C)に示すようにディスポシース65の下
側の挿入穴69に内視鏡本体62の挿入部63を挿入
し、鉗子挿入部材68を上側の挿入穴69に組み付け状
態で、把持カバー67を内視鏡本体62の操作部64に
組み付けた場合には鉗子等の処置具を鉗子挿入部材68
からディスポシース65の上側の挿入穴69を通して内
視鏡本体62の挿入部63の先端側に導き、ディスポシ
ース65の上側の挿入穴69の先端開口部から外部側に
突出させることができる。そのため、この場合には内視
鏡本体62の接眼部66の視野に対し、上方より鉗子等
の処置具を突き出す状態で観察することができる。
【0060】また、図8(D)に示すようにディスポシ
ース65の上側の挿入穴69に内視鏡本体62の挿入部
63を挿入した場合には、第2の鉗子挿入部材68Aの
ガイドチューブ82が内視鏡本体62の操作部64の貫
通穴73内を通してデイスポシース65の下側の挿入穴
69の連結穴部71に挿入され、このガイドチューブ8
2の先端の連結部83が下側の挿入穴69の係止部72
に係脱可能に係止された状態で把持カバー67Aが内視
鏡本体62の操作部64に組み付けられる。この場合に
は鉗子等の処置具を鉗子挿入部材68Aからディスポシ
ース65の下側の挿入穴69を通して内視鏡本体62の
挿入部63の先端側に導き、ディスポシース65の下側
の挿入穴69の先端開口部から外部側に突出させること
ができるので、内視鏡本体62の接眼部66の視野に対
し、下方より鉗子等の処置具を突き出す状態で観察する
ことができる。
【0061】そこで、上記構成のものにあっては内視鏡
本体62の接眼部66の視野に対し、処置具の突出方向
を任意に選択することができるので、体腔内の処置対象
部位に対する処置具の狙撃性を向上させることができ
る。
【0062】また、図9は図7(A)とは異なる構成の
内視鏡91全体の概略構成を示すものである。図9中
で、92は体内に挿入される挿入部、93はこの挿入部
92の基端部に連結された手元側の操作部、94は操作
部93の接眼部である。なお、挿入部92には操作部9
3に連結された長尺の可撓管部92aが設けられてお
り、この可撓管部92aの先端部に湾曲部92bを介し
て先端構成部97が連結されている。
【0063】さらに、この内視鏡91の本体内には図示
しない2つの処置具挿通チャンネルが設けられている。
そして、操作部93には2つの処置具挿通チャンネルの
基端部にそれぞれ接続される2つの処置具挿入孔95
a,95bが設けられており、それぞれ鉗子栓96a,
96bが装着されている。
【0064】また、挿入部92の先端部側に配設された
先端構成部97の先端面には図10(A)に示すように
1つの対物レンズ98の両側に照明レンズ99がそれぞ
れ配設されているとともに、2つの処置具挿通チャンネ
ルの各先端開口部100a,100bが配設されてい
る。
【0065】ここで、処置具挿通チャンネルの各先端開
口部100a,100bと対物レンズ98との間は等距
離に設定されている。そして、対物レンズ98の中心位
置O1 と一方の先端開口部100aの中心位置O2 との
間を結ぶ線と、対物レンズ98の中心位置O1 と他方の
先端開口部100bの中心位置O3 との間を結ぶ線との
なす角βをできるだけ180°に近づけるとともに、挿
入部92の体内への挿入性を下げない程度の大きさとな
るように先端構成部97の先端面の外径寸法が設定され
ている。
【0066】そこで、上記構成のものにあっては操作部
93に2つの処置具挿通チャンネルの基端部にそれぞれ
接続される2つの処置具挿入孔95a,95bを設ける
とともに、挿入部92の先端構成部97の先端面に2つ
の処置具挿通チャンネルの各先端開口部100a,10
0bをそれぞれ設け、かつ処置具挿通チャンネルの各先
端開口部100a,100bと対物レンズ98との間を
結ぶ線間のなす角βをできるだけ180°に近づける状
態に設定したので、接眼部94の視野に対し、異なる方
向から処置具101を突き出すことができる。
【0067】すなわち、処置具101が一方の処置具挿
入孔95aから処置具挿通チャンネルを通して挿入さ
れ、先端構成部97の先端面の一方の先端開口部100
aから突出された場合には接眼部94の視野に対し、図
10(B)に示すように左斜め上方から処置具101を
接眼部94の視野に挿入させることができる。ここで、
処置具101が他方の処置具挿入孔95bから処置具挿
通チャンネルを通して挿入され、先端構成部97の先端
面の他方の先端開口部100bから突出された場合には
接眼部94の視野に対し、図10(C)に示すように右
斜め上方から処置具101を接眼部94の視野に挿入さ
せることができる。
【0068】そのため、一方の処置具挿入孔95aから
処置具101を挿入した際に、図10(B)に示すよう
に接眼部94の視野内に左斜め上方から挿入される処置
具101によって接眼部94の視野内の目的の被治療部
位102が隠され、死角となる場合であっても、処置具
101を他方の処置具挿入孔95bから挿入し直すこと
により、図10(C)に示すように接眼部94の視野内
の目的の被治療部位102を避けて右斜め上方から処置
具101を接眼部94の視野に挿入させることができ
る。したがって、接眼部94の視野内に挿入される処置
具101による死角の位置を変えることができるため、
処置具101による目的の被治療部位102の狙撃性を
向上させることができる。
【0069】また、図11(A)〜図12(B)は図9
の内視鏡91の変形例を示すものである。すなわち、本
変形例では先端構成部97の先端面の中央に対物レンズ
98を設け、この対物レンズ98の中心の点O1 に対
し、点対称な位置に処置具挿通チャンネルの各先端開口
部100a,100bを設けたものである。これ以外の
構成は図9の内視鏡91と同様であり、ここではその説
明を省略する。
【0070】また、図12(A)は処置具挿通チャンネ
ルの先端開口部100bに処置具101を通した状態
で、挿入部92の湾曲部92bをUP方向の最大湾曲状
態に湾曲させた際の、挿入部92の湾曲状態を示すもの
である。さらに、図12(B)は処置具挿通チャンネル
の先端開口部100aに処置具101を通した状態で、
挿入部92の湾曲部92bをUP方向の最大湾曲状態に
湾曲させた際の、挿入部92の湾曲状態を示すものであ
る。
【0071】ここで、図12(A)の湾曲状態における
処置具101の湾曲部の先端部と内視鏡本体91の被湾
曲部である可撓管部92aとの間の距離Aと、図12
(B)の湾曲状態における処置具101の湾曲部の先端
部と内視鏡本体91の被湾曲部である可撓管部92aと
の間の距離Bとの関係はA<Bとなる。したがって、内
視鏡本体91の湾曲部92bの湾曲変形時に湾曲の内側
に配置される先端開口部100bから処置具101を通
した方が、目的の被治療部位102である小さな半径の
体腔内分岐部に処置具101を挿通し易くすることがで
きる。
【0072】また、図11(B)は処置具101が処置
具挿通チャンネルの先端開口部100aから突出された
場合における接眼部94の視野内への処置具101の挿
入状態、図11(C)は処置具101が処置具挿通チャ
ンネルの先端開口部100bから突出された場合におけ
る接眼部94の視野内への処置具101の挿入状態をそ
れぞれ示すものである。
【0073】そこで、上記構成のものにあっても図10
(A)の内視鏡91と同様に接眼部94の視野に対し、
異なる方向から処置具101を突き出すことができるの
で、処置具101が処置具挿通チャンネルの一方の先端
開口部100aから突出された際に、図11(B)に示
すように接眼部94の視野内に右斜め下方から挿入され
る処置具101によって接眼部94の視野内の目的の被
治療部位102が隠され、死角となる場合であっても、
処置具101を処置具挿通チャンネルの他方の先端開口
部100bから突出させることにより、図10(C)に
示すように接眼部94の視野内の目的の被治療部位10
2を避けて左斜め上方から処置具101を接眼部94の
視野に挿入させることができる。したがって、この場合
も接眼部94の視野内に挿入される処置具101による
死角の位置を変えることができるため、処置具101に
よる目的の被治療部位102の狙撃性を向上させること
ができる。
【0074】また、本変形例では内視鏡本体91の湾曲
部92bの湾曲変形時に湾曲の内側に配置される先端開
口部100bから処置具101を通すことにより、より
小さな湾曲半径で処置具101を曲げられるため、処置
具101の挿入性・狙撃性を一層向上させることができ
る。
【0075】また、図13は図7(A)、図9とは異な
る内視鏡111全体の概略構成を示すものである。図1
3中で、112は体内に挿入される挿入部、113はこ
の挿入部112の基端部に連結された手元側の操作部、
114は操作部113の接眼部である。なお、挿入部1
12には操作部113に連結された長尺の可撓管部11
2aが設けられており、この可撓管部112aの先端部
に湾曲部112bを介して先端構成部115が連結され
ている。
【0076】さらに、操作部113の外周面には湾曲部
112bを遠隔的に湾曲操作するアングル操作レバー1
16が設けられているとともに、ユニバーサルコード1
17の基端部が連結されている。ここで、ユニバーサル
コード117の先端部にはコネクタ118が連結されて
おり、図示しない光源装置に着脱可能に接続されるよう
になっている。
【0077】また、操作部113の先端部側の外周面に
は処置具を挿入する2組の処置具挿入口体119,11
9が設けられている。これらの処置具挿入口体119,
119は操作部113の中心軸に対して対称な位置に配
置されている。なお、各処置具挿入口体119には鉗子
栓120が着脱可能に装着されている。
【0078】また、図14(A)は操作部113におけ
る挿入部112との連結部付近の概略構成を示すもので
ある。ここで、操作部113の内部にはベースパイプ1
21が配設されている。このベースパイプ121の先端
部内周面には図14(B)に示すように2つのブロック
部材122が1個ずつ対称な位置に取付けられている。
【0079】また、ベースパイプ121の先端部外周面
には挿入部112の外筒123の基端部が外嵌されて取
付けられている。さらに、ベースパイプ121の外周面
には操作部113のケーシング部材124が装着されて
いる。
【0080】また、各ブロック部材122には外筒12
3の内腔と連通する穴125が設けられている。この穴
125の他端は図14(A)に示すように処置具挿入口
体119の細径パイプ126および鉗子栓取り付けリン
グ127に連通されている。そのため、各ブロック部材
122の穴125、処置具挿入口体119の細径パイプ
126および鉗子栓取り付けリング127を介して外筒
123の内腔と外気とが連通されている。
【0081】また、外筒123およびベースパイプ12
1の中心付近には図14(B)に示すように弾性部材で
つくられた光学繊維束ホルダ128が設けられている。
この光学繊維束ホルダ128の中には照明用光学繊維束
129と観察用光学繊維束130とが設けられている。
【0082】ここで、双方の光学繊維束129,130
の先端部は挿入部112の先端構成部115に接続され
ている。さらに、照明用光学繊維束129の基端部はコ
ネクタ118、観察用光学繊維束130の基端部は接眼
部114にそれぞれ接続されている。
【0083】また、図14(C)に示すように挿入部1
12には外筒123と光学繊維束ホルダ128とが弾性
部材で一体成形された一体成形部品112pが設けられ
ている。ここで、一体成形部品112pの外筒123の
内部空間は光学繊維束ホルダ128によって2分割され
ており、光学繊維束ホルダ128の両側に第1チャンネ
ル131、第2チャンネル132がそれぞれ形成されて
いる。
【0084】次に、上記構成の作用について説明する。
まず、内視鏡111内に処置具133を挿入させる場合
には操作部113の2組の処置具挿入口体119,11
9にうちのいずれか一方が使用される。そして、操作部
113の一方の処置具挿入口体119から挿入された処
置具133は挿入部112の外筒123内の第1チャン
ネル131、或いは第2チャンネル132を通って先端
構成部115側に導かれ、この先端構成部115に形成
されている第1チャンネル131、或いは第2チャンネ
ル132の各チャンネル開口部からチャンネル外に突出
される。
【0085】また、図14(D)に示すように第1チャ
ンネル131内に処置具133が挿入された場合には光
学繊維束ホルダ128は処置具133に押され、弾性変
形しながら第2チャンネル132の体積を狭める方に移
動し、処置具133が通るスペースを確保するようにな
っている。ここで、第2チャンネル132内に処置具1
33が挿入された場合にも同様に光学繊維束ホルダ12
8が処置具133に押され、弾性変形しながら第1チャ
ンネル131の体積を狭める方に移動し、処置具133
が通るスペースを確保するようになっている。
【0086】そこで、上記構成のものにあっても図10
(A)の内視鏡91と同様に接眼部114の視野に対
し、異なる方向から処置具133を突き出すことができ
るので、接眼部114の視野内に挿入される処置具13
3による死角の位置を変えることができ、処置具133
による目的の被治療部位の狙撃性を向上させることがで
きる。
【0087】さらに、上記構成の内視鏡111では挿入
部112に外筒123と光学繊維束ホルダ128とを弾
性部材で一体成形した一体成形部品112pを設け、挿
入部112の外筒123の内部空間を光学繊維束ホルダ
128によって2分割して光学繊維束ホルダ128の両
側に第1チャンネル131、第2チャンネル132をそ
れぞれ形成するとともに、第1チャンネル131または
第2チャンネル132内に処置具133が挿入された場
合に処置具133に押されて光学繊維束ホルダ128が
弾性変形しながら第2チャンネル132または第1チャ
ンネル131の体積を狭める方に移動し、処置具133
が通るスペースを確保するようにしたので、外筒123
の内部空間を有効利用することができ、2つのチャンネ
ル131,132を持っている内視鏡111の挿入部1
12の細径化を図ることができる。
【0088】また、図15(A)〜(D)は図13の内
視鏡111の変形例を示すものである。ここでは、操作
部113のケーシング部材124に回転操作部材141
が回転自在に係合されている。
【0089】この回転操作部材141の軸心部には図1
5(B)に示すように挿入部112側と接眼部114側
との間を連通させる貫通穴142が形成されている。こ
の貫通穴142には光学繊維束ホルダ143が挿通され
ている。この光学繊維束ホルダ143内には中心部位に
観察用光学繊維束144が配設され、この観察用光学繊
維束144の周囲にパイプ状の照明用光学繊維束145
が同心円上に配設されている。
【0090】また、回転操作部材141には貫通穴14
2の外側にチャンネル挿入用穴146が設けられてい
る。このチャンネル挿入用穴146の他端は図15
(A)に示すように処置具挿入口体147の細径パイプ
148および鉗子栓取り付けリング149に連通されて
いる。そのため、回転操作部材141のチャンネル挿入
用穴146、処置具挿入口体147の細径パイプ148
および鉗子栓取り付けリング149を介して挿入部11
2側の外筒123の内腔と外気とが連通されている。
【0091】また、図15(C)に示すように挿入部1
12側の外筒123の内周面側には軸方向に延びる係止
溝150が複数設けられている。さらに、光学繊維束ホ
ルダ143の少なくとも挿入部112の部分の外周面に
も同様に軸方向に延びる係止溝151が外筒123の係
止溝150と同数設けられている。
【0092】そこで、上記構成のものにあっては操作部
113の処置具挿入口体147から内視鏡111内に処
置具133が挿入された場合には処置具133は挿入部
112の外筒123と光学繊維束ホルダ143との間の
空間内に導かれ、この空間内を通り、先端構成部115
側のチャンネル開口部からチャンネル外に突出される。
【0093】このとき、挿入部112の外筒123内で
は処置具133の挿入によって光学繊維束ホルダ143
は図15(D)に示すように処置具133と反対方向に
移動するので、処置具133の通る空間を確保すること
ができる。
【0094】また、挿入部112の外筒123内に挿入
された処置具133は外筒123の内周面の係止溝15
0と光学繊維束ホルダ143の外周面の係止溝151と
の間で安定に保持される。
【0095】さらに、処置具133を先端構成部115
側のチャンネル開口部からチャンネル外に突出させた状
態で、操作部113のケーシング部材124に対して回
転操作部材141を回転させることにより、先端構成部
115側のチャンネル開口部からチャンネル外に突出さ
せる処置具133の突き出し位置を変えることができ
る。
【0096】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、第2の実施例の略球状のバルーン
50に代えて図16(A)〜(C)に示す構成の固定手
段161を設けてもよい。
【0097】この固定手段161は固定チューブ162
の先端部に軸心方向に延びる複数、例えば図16(C)
に示すように4つのスリット163を形成したのち、こ
の固定チューブ162の先端部を軸方向に圧縮させるこ
とにより、各スリット163間の部分164を外方向に
向けて略弓形に湾曲させ、外径寸法を膨脹させたもので
ある。
【0098】そこで、上記構成のものにあっては細胞採
取用処置具1の挿入部2の先端の固定手段161を体腔
内の目的部位を越えてその前方まで挿入させ、目的部位
の前方位置でこの固定手段161を体腔内壁面に圧接さ
せることにより、処置具1の挿入部2を体腔内壁面に固
定することができるので、この場合も第2の実施例と同
様の効果を得ることができる。
【0099】さらに、その他本発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々変形実施できることは勿論である。次に、本
出願の他の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。
【0100】記 (付記項1) 内視鏡のチャンネルを通じて体腔内に挿
入し、前記内視鏡の先端部から処置部を突出させて体腔
組織の採取を行なう内視鏡用処置具本体を備えた内視鏡
用処置具に於いて、前記先端部に液体を送液する送液手
段に基端が接続可能で、前記内視鏡の先端部で先端が開
口している第1の管路と、前記先端部から液体を吸引す
る吸引手段に基端が接続可能で、前記内視鏡の先端部で
先端が開口している第2の管路と、前記先端部を水密的
に封止する封止手段とを有することを特徴とする内視鏡
用処置具。
【0101】(付記項2) 前記第1の管路および前記
第2の管路は、少なくとも1つの管路からなることを特
徴とする付記項1に記載の内視鏡用処置具。 (付記項3) 前記第1の管路および前記第2の管路
は、2重の同軸管路より構成された付記項1に記載の内
視鏡用処置具。
【0102】(付記項4) 前記第1の管路と前記第2
の管路により2重の同軸管路が形成された付記項1に記
載の内視鏡用処置具。 (付記項5) 前記内視鏡用処置具本体は前記体腔内で
前記内視鏡用処置具本体を固定する固定手段を備えたも
のであることを特徴とする付記項1及至付記項4のいず
れかに記載の内視鏡用処置具。
【0103】(付記項6) 前記固定手段は、膨脹・収
縮可能なバル−ンであることを特徴とする付記項5に記
載の内視鏡用処置具。 (付記項7) 内視鏡のチャンネルを通じて体腔内に挿
入し、処置部を用いて体腔組織の採取を行なう内視鏡用
処置具に於いて、前記処置部を目的部位に固定する為の
固定手段を備えた内視鏡用処置具。
【0104】(付記項8) 前記処置部と前記固定手段
は同軸状にスライド可能であることを特徴とする付記項
7に記載の内視鏡用処置具。 (付記項9) 前記固定手段は膨脹・収縮可能なバル−
ンであることを特徴とする付記項7に記載の内視鏡用処
置具。
【0105】(付記項10) 内視鏡のチャンネルを通
じて体腔内に挿入し、前記内視鏡の先端部から処置部を
突出させて体腔組織の採取を行なう内視鏡用処置具を有
する内視鏡用細胞採取装置に於いて、前記先端部に液体
を送液する送液手段と、前記送液手段に基端が接続可能
で、前記内視鏡の先端部で先端が開口している第1の管
路と、前記先端部から液体を吸引する吸引手段と、前記
吸引手段に基端が接続可能で、前記内視鏡の先端部で先
端が開口している第2の管路と、前記先端部を水密的に
封止する封止手段とを有することを特徴とする内視鏡用
細胞採取装置。
【0106】(付記項11) 前記回収媒体流通手段は
前記シースの先端部側に送液する送液管路と、前記シー
スの先端部側から吸引する吸引管路とを備えたものであ
ることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用処置具。
【0107】
【発明の効果】本発明によれば挿入部の可撓性のシース
の先端部を封止する封止手段を処置部の先端部に設ける
とともに、シース内に処置部が回収され、かつシースの
先端部が封止手段によって封止された状態で、処置部に
付着した細胞を回収する回収媒体をシース内に流通させ
る回収媒体の流通手段を設けたので、細胞の回収作業時
に採取細胞等を充分に回収することができ、複数の検査
対象部位で組織採取等の処置を行う作業を連続的に確実
に行うことができ、その作業能率の向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示すもので、(A)
は細胞採取用処置具の挿入部の先端部を示す縦断面図、
(B)は処置具の手元側端部を示す縦断面図、(C)は
生体組織の細胞採取作業を説明するための説明図、
(D)は採取細胞等の回収作業を説明するための説明
図、(E)は回収細胞等の流通状態を説明するための説
明図。
【図2】 第1の実施例の第1の変形例を示す要部の縦
断面図。
【図3】 第1の実施例の第2の変形例を示す要部の縦
断面図。
【図4】 先端チップが外シ−ス内に引き込まれた状態
を一部断面にして示す要部の側面図。
【図5】 本発明の第2の実施例を示すもので、(A)
は処置具の挿入部の先端部を示す縦断面図、(B)は生
体組織の細胞採取作業を説明するための説明図。
【図6】 第2の実施例の変形例を示すもので、(A)
はバスケット型バル−ンの正面図、(B)は同斜視図。
【図7】 本発明の処置具と組合わせて使用される内視
鏡を示すもので、(A)は内視鏡の側面図、(B)は挿
入部の正面図、(C)は内視鏡の縦断面図。
【図8】 (A)は図7の内視鏡のディスポシースを示
す縦断面図、(B)はディスポシースの手元側連結部の
正面図、(C)は図7の内視鏡の手元側操作部の縦断面
図、(D)は(C)とは異なる鉗子ガイド部材の連結状
態を示す縦断面図、(E)は(D)のL1 −L1 線断面
図。
【図9】 図7とは異なる内視鏡全体の概略構成を示す
斜視図。
【図10】 (A)は挿入部の先端面の平面図、(B)
は処置具を第1の処置具挿入孔に挿入した場合の観察部
の視野の状態を示す平面図、(C)は処置具を第2の処
置具挿入孔に挿入した場合の観察部の視野の状態を示す
平面図。
【図11】 図9の内視鏡の挿入部の先端面の変形例を
示すもので、(A)は挿入部の先端面の平面図、(B)
は処置具を処置具挿通チャンネルの一方の先端開口部か
ら突出させた場合の観察部の視野の状態を示す平面図、
(C)は処置具を処置具挿通チャンネルの他方の先端開
口部から突出させた場合の観察部の視野の状態を示す平
面図。
【図12】 (A)は処置具を第2の処置具挿入孔に挿
入した状態で内視鏡の湾曲部のアングルをUP方向に最
大にかけた状態を示す縦断面図、(B)は処置具を第1
の処置具挿入孔に挿入した状態で内視鏡の湾曲部のアン
グルをUP方向に最大にかけた状態を示す縦断面図。
【図13】 図7(A)、図9とは異なる内視鏡全体の
概略構成を示す斜視図。
【図14】 (A)は操作部における挿入部との連結部
付近の概略構成を示す縦断面図、(B)は(A)のL1
−L1 線断面図、(C)は(A)のL2 −L2 線断面
図、(D)は処置具を第1の処置具挿入孔に挿入した状
態を示す横断面図。
【図15】 図13の内視鏡の変形例を示すもので、
(A)は操作部における挿入部との連結部付近の概略構
成を示す縦断面図、(B)は(A)のL1 −L1 線断面
図、(C)は(A)のL2 −L2 線断面図、(D)は処
置具を第1の処置具挿入孔に挿入した状態を示す横断面
図。
【図16】 第2の実施例のさらに別の変形例を示すも
ので、(A)は固定手段を示す斜視図、(B)は固定手
段のスリットを示す斜視図、(C)は(B)のL1 −L
1 線断面図。
【図17】 従来例を示す要部の縦断面図。
【符号の説明】
2…挿入部、3…シース、3a…外シース、3b…内シ
ース、14,47…ブラシ部(処置部)、16,48…
先端チップ(封止手段)、17…外ルーメン(細胞回収
媒体流通手段)、18…内ルーメン(細胞回収媒体流通
手段)、42…第1ルーメン(細胞回収媒体流通手
段)、43…第2ルーメン(細胞回収媒体流通手段)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡のチャンネルを通じて体腔内に挿
    入される挿入部に可撓性のシースが設けられ、生体組織
    の細胞採取用の処置部が前記シースの外部側に突出され
    て生体組織の細胞採取を行なう突出位置と前記シース内
    の収納位置との間で突没可能に収納される内視鏡用処置
    具において、前記シースの先端部を封止する封止手段を
    前記処置部の先端部に設けるとともに、前記シース内に
    前記処置部が回収され、かつ前記シースの先端部が前記
    封止手段によって封止された状態で、前記処置部に付着
    した細胞を回収する回収媒体を前記シース内に流通させ
    る回収媒体の流通手段を設けたことを特徴とする内視鏡
    用処置具。
JP6182125A 1994-08-03 1994-08-03 内視鏡用処置具 Withdrawn JPH0838482A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6182125A JPH0838482A (ja) 1994-08-03 1994-08-03 内視鏡用処置具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6182125A JPH0838482A (ja) 1994-08-03 1994-08-03 内視鏡用処置具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0838482A true JPH0838482A (ja) 1996-02-13

Family

ID=16112771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6182125A Withdrawn JPH0838482A (ja) 1994-08-03 1994-08-03 内視鏡用処置具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0838482A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007113948A1 (ja) * 2006-04-04 2007-10-11 Sendai City Medical Center 穿刺型細胞診器具
JP2014522272A (ja) * 2011-05-26 2014-09-04 エーディーエヌ インターナショナル,エルエルシー 気道消化系身体管腔からの組織採取用の拡張可能デバイス
US9186128B2 (en) 2008-10-01 2015-11-17 Covidien Lp Needle biopsy device
US9332973B2 (en) 2008-10-01 2016-05-10 Covidien Lp Needle biopsy device with exchangeable needle and integrated needle protection
US9782565B2 (en) 2008-10-01 2017-10-10 Covidien Lp Endoscopic ultrasound-guided biliary access system
JP2018023672A (ja) * 2016-08-12 2018-02-15 清明 本間 内視鏡システム用のシース装置
US9913630B2 (en) 2008-10-01 2018-03-13 Covidien Lp Device for needle biopsy with integrated needle protection
US11298113B2 (en) 2008-10-01 2022-04-12 Covidien Lp Device for needle biopsy with integrated needle protection

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007113948A1 (ja) * 2006-04-04 2007-10-11 Sendai City Medical Center 穿刺型細胞診器具
US9186128B2 (en) 2008-10-01 2015-11-17 Covidien Lp Needle biopsy device
US9332973B2 (en) 2008-10-01 2016-05-10 Covidien Lp Needle biopsy device with exchangeable needle and integrated needle protection
US9782565B2 (en) 2008-10-01 2017-10-10 Covidien Lp Endoscopic ultrasound-guided biliary access system
US9913630B2 (en) 2008-10-01 2018-03-13 Covidien Lp Device for needle biopsy with integrated needle protection
US10076316B2 (en) 2008-10-01 2018-09-18 Covidien Lp Needle biopsy device
US10888689B2 (en) 2008-10-01 2021-01-12 Covidien Lp Endoscopic ultrasound-guided biliary access system
US11039816B2 (en) 2008-10-01 2021-06-22 Covidien Lp Needle biopsy device with exchangeable needle and integrated needle protection
US11298113B2 (en) 2008-10-01 2022-04-12 Covidien Lp Device for needle biopsy with integrated needle protection
JP2014522272A (ja) * 2011-05-26 2014-09-04 エーディーエヌ インターナショナル,エルエルシー 気道消化系身体管腔からの組織採取用の拡張可能デバイス
JP2018023672A (ja) * 2016-08-12 2018-02-15 清明 本間 内視鏡システム用のシース装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20240277213A1 (en) Medical device kit with endoscope accessory
JP4959579B2 (ja) 細長医療部材
JP5407036B2 (ja) 処置用内視鏡
US8840566B2 (en) Catheter with imaging capability acts as guidewire for cannula tools
US5419309A (en) Tip cleaning accessory for rigid endoscopic instrument
US20190298321A1 (en) Fully integrated endoscope with biopsy capabilitites and methods of use
US20110152610A1 (en) Intralumenal accessory tip for endoscopic sheath arrangements
JP7114617B2 (ja) 内視鏡
US20070255101A1 (en) Endoscope with Protective Sleeve
WO2008121143A1 (en) Catheter with imaging capability acts as guidewire for cannula tools
JP2021121319A (ja) 内視鏡の挿入可能な部分内に配置されたトルク発生要素またはトルク送出要素を含む内視鏡および内視鏡に挿入可能な外科用切断アセンブリ
JP2007536980A (ja) マルチルーメン型配管で使用するためのコネクター
JPH0838482A (ja) 内視鏡用処置具
JPH04307050A (ja) 吸引生検具
JP3422213B2 (ja) 内視鏡ガイド装置
US20070249902A1 (en) Dispenser
US20240016482A1 (en) Compact biological matter collection systems
WO1995020341A1 (en) Endoscope with insertable tool
US20230172435A1 (en) Endoscope companion devices with locking elements
JP3376852B2 (ja) 内視鏡装置
CN112438687A (zh) 内窥镜
CN216675697U (zh) 内窥镜清洁装置
WO2023242376A1 (en) Navigation catheter assembly with endoscopic vision probe
KR20070018950A (ko) 멀티루멘 관과 함께 사용되는 연결기

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20011106