JP2014520917A - テルペン系開始剤から単官能性及び多官能性ポリマーを製造する方法 - Google Patents

テルペン系開始剤から単官能性及び多官能性ポリマーを製造する方法 Download PDF

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Abstract

ここに、テルペン系開始剤を用いた重合反応による単官能性及び多官能性テレケリックポリオレフィンの調製の方法を提供する。

Description

ここに、テルペン系開始剤から単官能性及び多官能性ポリマーを製造する方法を提供する。
テレケリックポリマーは、ポリマーの末端に1つ又は複数の官能基を含むポリマーである。これらの官能基は、他の分子に対して反応性であり、それにより、その鎖端におけるポリマーの誘導体化を可能にする。テレケリックポリマーは、例えば、燃料又は潤滑油添加剤、ネットワークポリマー、星状分枝ポリマー及びブロックコポリマーなどであるが、これらに限定されない高性能ポリマーを含む様々な望ましいポリマー製品の調製のための有用な中間体となる。
多官能性である、すなわち、複数の官能基を有するポリマーは、高性能分散剤を得ることができる、ポリマーの複雑な架橋ネットワークの出発物質及び中間体となり得る。
一般的に、テレケリックポリマーを合成する公知の方法は、後重合(post−polymerization)官能基化技術に依拠している。例えば、モノマーを最初に重合させて最初のポリマー生成物を形成する。テレケリックポリマーを形成するために、この最初のポリマー生成物を次の後重合反応にかけて、反応性官能基を導入しなければならない。そのような方法は、非効率的で、費用のかかるものである。
多官能性ポリマーを合成する公知の方法も、非効率的で、費用のかかるものであり、購入するのに法外に高い、且つ/又は合成するのに手間を要し、費用のかかる開始剤の使用を必要とすることが多い。
したがって、多官能性であるものなどの、テレケリックポリマーを合成するための効率的、直接的且つさほど費用のかからない合成法が必要である。
ここに、式I
Figure 2014520917

の化合物を1種又は複数のモノマーの存在下でルイス酸と接触させるステップを含む、テレケリックポリマーを製造する方法[式中、
Dは、ヒドロカルビルであり、
各Lは、独立に、
Figure 2014520917

[式中、各Aは、独立にヒドロカルビレン又は結合であり、酸素は、Tに結合している。]であり、
各Tは、独立にテルペンであり、
テルペンの第三級炭素の少なくとも1つは、脱離基を含み、各nは、独立に1〜6の整数である。]を提供する。
ここに、式VIII
HO−T−(P−E)
VIII
の化合物を
式IX
D−(L
IX
の化合物と接触させるステップを含む、テレケリックポリマーを製造する方法
[式中、
Dは、ヒドロカルビルであり、
各Tは、独立にテルペンであり、
各Pは、独立にポリオレフィン基であり、
各Eは、独立にエンドキャップ基であり、
各Lは、独立に、
Figure 2014520917

[式中、各Aは、独立にヒドロカルビレン又は結合であり、LGは、脱離基である。]であり、
nは、1〜6の整数であり、
sは、1〜2の整数である。]も提供する。
ここに、式VII
Figure 2014520917

の化合物
[式中、
Dは、ヒドロカルビルであり、
各Lは、独立に、
Figure 2014520917

[式中、各Aは、独立にヒドロカルビレン又は結合であり、酸素は、Tに結合している。]であり、
各Tは、独立にテルペンであり、
各Pは、独立にポリオレフィン基であり、
各Eは、独立にエンドキャップ基であり、
n及びmは、整数であり、ここで、
(1)nとmの合計は、1〜6であり、
(2)nは、少なくとも1であり、
各sは、独立に1〜2の整数である。]も提供する。
ここに、式X
Figure 2014520917

の化合物
[式中、
Dは、ヒドロカルビルであり、
各Lは、独立に、
Figure 2014520917

[式中、各Aは、独立にヒドロカルビレン又は結合であり、酸素は、Tに結合している。]であり、
各Lは、独立に、
Figure 2014520917

[式中、各Aは、独立にヒドロカルビレン又は結合であり、LGは、脱離基である。]であり、
各Tは、独立にテルペンであり、
各Pは、独立にポリオレフィン基であり、
各Eは、独立にエンドキャップ基であり、
n及びmは、整数であり、ここで、
(1)mとnの合計は、2〜6であり、
(2)mは、少なくとも1であり、
(3)nは、少なくとも1であり、
各sは、独立に1〜2の整数である。]も提供する。
(a)定義
別途定義しない限り、本明細書で用いるすべての技術及び科学用語は、当業者により一般的に理解されているのと同じ意味を有する。本明細書で用いる用語について複数の定義が存在する場合には、特に示さない限り、本項に記載する定義が優先する。
本明細書で用いる場合、「約」は、表示された数の最大でプラス又はマイナス10%を意味する。例えば、「約25℃」は、22.5℃〜27.5℃を意味する。いくつかの実施形態において、約は、表示された数の最大でプラス又はマイナス9、8、7、6、5、4、3、2又は1%を意味する。整数値のみが可能である場合、「約」は、最も近い整数に四捨五入した最大でプラス又はマイナス10%を意味する。例えば、「約9個の炭素」は、8〜11個の炭素を意味する。
本明細書で用いる場合、「アルカリール」は、少なくとも1つのアルキル、アルケニル又はアルキニル基で置換された一価アリール基を意味する。
本明細書で用いる場合、「アルケニル」は、鎖又は基が1つ又は複数の二重結合を含む、2〜約20個の炭素の一価炭化水素基を意味する。いくつかの実施形態において、アルケニル基は、2〜約15個の炭素を含む。いくつかの実施形態において、アルケニル基は、2〜約10個の炭素を含む。いくつかの実施形態において、アルケニル基は、2〜約8個の炭素を含む。いくつかの実施形態において、アルケニル基は、2〜約6個の炭素を含む。いくつかの実施形態において、アルケニル基は、2〜3個の炭素を含む。いくつかの実施形態において、アルケニル基は、アリル基である。いくつかの実施形態において、アルケニル基は、他の不飽和基と共役している1つ又は複数の二重結合を含む。いくつかの実施形態において、アルケニル基は、置換されている。
本明細書で用いる場合、「アルキル」は、約1〜約20個の炭素の一価炭化水素基を意味する。いくつかの実施形態において、アルキル基は、約1〜約15個の炭素を含む。いくつかの実施形態において、アルキル基は、約1〜約10個の炭素を含む。いくつかの実施形態において、アルキル基は、約1〜約8個の炭素を含む。いくつかの実施形態において、アルキル基は、約1〜約6個の炭素を含む。いくつかの実施形態において、アルキル基は、約1〜約3個の炭素を含む。いくつかの実施形態において、アルキル基は、1〜2個の炭素を含む。いくつかの実施形態において、アルキル基は、第一級である。いくつかの実施形態において、アルキル基は、第二級である。いくつかの実施形態において、アルキル基は、第三級である。いくつかの実施形態において、アルキル基は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、イソブチル、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、イソペンチル、ネオペンチル、tert−ペンチル又はイソヘキシルである。いくつかの実施形態において、アルキル基は、メチル、エチル、n−プロピル又はイソプロピルである。いくつかの実施形態において、アルキル基は、メチルである。いくつかの実施形態において、アルキル基は、tert−ブチルである。いくつかの実施形態において、アルキル基は、線状炭化水素鎖である。いくつかの実施形態において、アルキル基は、分枝炭化水素鎖である。いくつかの実施形態において、アルキル基は、環状である。いくつかの実施形態において、アルキル基は、置換されている。いくつかの実施形態において、環状アルキル基、すなわち、シクロアルキルは、約3〜約10個の炭素を含む。いくつかの実施形態において、アルキル基は、置換されている。いくつかの実施形態において、環状アルキル基、すなわち、シクロアルキルは、約3〜約6個の炭素を含む。いくつかの実施形態において、環状アルキル基は、シクロアルキル又はシクロペンチルである。
本明細書で用いる場合、「ハロゲン化アルキルアルミニウム」は、式RAlX3−nの化合物を意味し、式中、nは、1、1.5又は2であり、Rは、アルキル基であり、Xは、ハロゲン又はその混合物である。
本明細書で用いる場合、「アルキニル」は、鎖が1つ又は複数の三重結合を含む、2〜約20個の炭素の一価炭化水素基を意味する。いくつかの実施形態において、アルキニル基は、2〜約15個の炭素を含む。いくつかの実施形態において、アルキニル基は、2〜約10個の炭素を含む。いくつかの実施形態において、アルキニル基は、2〜約8個の炭素を含む。いくつかの実施形態において、アルキニル基は、2〜約6個の炭素を含む。いくつかの実施形態において、アルキニル基は、2〜3個の炭素を含む。いくつかの実施形態において、アルキニル基は、プロパルギル基である。いくつかの実施形態において、アルキニル基は、他の不飽和基と共役している1つ又は複数の三重結合を含む。いくつかの実施形態において、アルキニル基は、置換されている。
本明細書で用いる場合、「アラルキル」は、少なくとも1つのアリール基で置換された一価アルキル、アルケニル又はアルキニル基を意味する。
本明細書で用いる場合、「アリール」は、6〜約30個の炭素を含む一価単環式又は多環式芳香族基を意味する。いくつかの実施形態において、アリール基は、単環式である。いくつかの実施形態において、アリール基は、6〜約15個の炭素を含む。いくつかの実施形態において、アリール基は、6〜約10個の炭素を含む。いくつかの実施形態において、アリール基は、フルオレニル、フェニル又はナフチルである。いくつかの実施形態において、アリール基は、フェニルである。いくつかの実施形態において、アリール基は、置換されている。いくつかの実施形態において、アリールは、ヘテロ原子を含まない。
本明細書で用いる場合、「共通イオン塩」(“common ion salt”)は、成長カルベニウムイオン及び対イオン対の解離を防止するために、準リビングカルボカチオン重合条件下で実施される反応に、場合によって加えられるイオン性塩を意味する。
本明細書で用いる場合、「共通イオン塩前駆体」は、準リビングカルボカチオン重合条件下で実施される反応に、場合によって加えられるイオン性塩を意味し、該イオン性塩がルイス酸とのin situでの反応により、成長鎖末端の対陰イオンと同じである対陰イオンを発生する。
本明細書で用いる場合、「接触させるステップ」は、2種以上の化合物を相互の物理的接触に至らせることを意味する。いくつかの実施形態において、2種以上の化合物は、接触したときに互いに反応する。接触させるステップは、いくつかの実施形態において、化合物を希釈剤に加えることにより実施する。
本明細書で用いる場合、「電子供与体」は、例えば、ルイス塩基としての役割を果たす他の分子に電子対を供与することができる分子を意味する。
本明細書で用いる場合、「エンドキャップ基」は、ポリマーの末端に結合している置換基を意味する。いくつかの実施形態において、エンドキャップ基は、適切な反応条件下での反応性の部位として機能し、それにより、その末端におけるポリマーの誘導体化を可能にし得る。
本明細書で用いる場合、「ヒドロカルビル」は、一価炭化水素基を意味する。本明細書で用いる場合、「ヒドロカルビレン」は、二価炭化水素基を意味する。ヒドロカルビル及びヒドロカルビレンは、場合によって置換されていてもよい。いくつかの実施形態において、ヒドロカルビル又はヒドロカルビレンは、置換されていない。
本明細書で用いる場合、「開始剤」は、カルボカチオン又はその反応性等価体をもたらす化合物を意味する。
本明細書で用いる場合、「中間体」は、いくつかの実施形態において、化学反応、例えば、重合反応中に又は化学合成経路を通して形成し得る化合物を意味する。いくつかの実施形態において、中間体は、イオン性である。いくつかの実施形態において、中間体は、カチオン性である。
本明細書で用いる場合、「脱離基」は、脱離基が結合している原子から解離することができる置換基を意味する。いくつかの実施形態において、脱離基は、本明細書で述べる方法に用いられる反応条件、例えば、重合条件下で解離することができる。いくつかの実施形態において、脱離基は、第二級又は第三級炭素に結合しており、脱離基の解離は、第二級又は第三級カルボカチオン又はそれらの反応性等価体の形成を可能にする。いくつかの実施形態において、脱離基は、ルイス酸と接触したとき解離する。いくつかの実施形態において、脱離基は、カルボニル炭素に結合しており、前記カルボニルへの求核試薬の付加の後に解離する。いくつかの実施形態において、脱離基は、ハロゲン化物である。いくつかの実施形態において、脱離基は、擬ハロゲン化物である。いくつかの実施形態において、脱離基は、カルボキシレート、例えば、アセテートである。
本明細書で用いる場合、「ルイス酸」は、電子対を受け入れることができる化学物質を意味する。
本明細書で用いる場合、「モノマー」は、ポリマーに含まれている2つ以上の二価分子の1つを構成することができる化合物を意味する。いくつかの実施形態において、モノマーは、オレフィンである。いくつかの実施形態において、モノマーは、カルボカチオンと反応して、他のカルボカチオンを形成することができる。いくつかの実施形態において、モノマーは、イソブテンである。
本明細書で用いる場合、「ポリイソブチレン基」は、少なくとも2つのイソブチレンモノマー単位を含むポリオレフィン基を意味する。いくつかの実施形態において、ポリイソブチレン基は、
Figure 2014520917

であり、
式中、nは、約10〜約20000の整数である。いくつかの実施形態において、nは、約10〜約15,000である。いくつかの実施形態において、nは、約10〜約10,000である。いくつかの実施形態において、nは、約10〜約5,000である。いくつかの実施形態において、nは、約10〜約2,000である。さらなる実施形態において、nは、約10〜約1,000である。さらなる実施形態において、nは、約10〜約500である。さらなる実施形態において、nは、約10〜約250である。さらなる実施形態において、nは、約10〜約100である。さらなる実施形態において、nは、約10〜約50である。
本明細書で用いる場合、「ポリオレフィン」は、少なくとも2つのオレフィンモノマー単位を含むポリマーを意味する。いくつかの実施形態において、ポリオレフィンは、約300〜100万g/モルを超える分子量を有する。いくつかの実施形態において、ポリオレフィンは、約200〜10,000g/モルの分子量を有する。いくつかの実施形態において、ポリオレフィンは、約1,000〜5,000g/モルの分子量を有する。いくつかの実施形態において、ポリオレフィンは、約2,000〜3,000g/モルの分子量を有する。いくつかの実施形態において、ポリオレフィンは、約100,000〜1,000,000g/モルの分子量を有する。いくつかの実施形態において、ポリオレフィンは、200g/モルより大きい分子量を有する。いくつかの実施形態において、ポリオレフィンは、400g/モルより大きい分子量を有する。いくつかの実施形態において、ポリオレフィンは、600g/モルより大きい分子量を有する。いくつかの実施形態において、ポリオレフィンは、800g/モルより大きい分子量を有する。いくつかの実施形態において、ポリオレフィンは、1,000g/モルより大きい分子量を有する。いくつかの実施形態において、ポリオレフィンは、5,000g/モルより大きい分子量を有する。いくつかの実施形態において、ポリオレフィンは、10,000g/モルより大きい分子量を有する。いくつかの実施形態において、ポリオレフィンは、100,000g/モルより大きい分子量を有する。いくつかの実施形態において、ポリオレフィンは、500,000g/モルより大きい分子量を有する。いくつかの実施形態において、ポリオレフィンは、1,000,000g/モルより大きい分子量を有する。
本明細書で用いる場合、ポリオレフィン基は、二価ポリオレフィンを意味する。
本明細書で用いる場合、「擬ハロゲン化物」は、ハロゲン化物置換基の反応性又は特性に類似している置換基、例えば、シアノ、アジド、シアネート、チオシアネート又はイソチオシアネートを意味する。擬ハロゲン化物は、置換基であることに加えて、例えば、擬ハロゲン化物置換基が、それが結合している原子から解離したことから生じたアニオンとして存在し得る。
本明細書で用いる場合、「クエンチング剤」(“quenching agent”)は、ポリマー又はイオン化ポリマーと反応し、官能基の形成をもたらして、テレケリックポリマーを形成する化合物を意味する。いくつかの実施形態において、クエンチング剤は、カチオンポリマーと反応して、テレケリックポリオレフィンを形成する。いくつかの実施形態において、クエンチング剤は、成長ポリマーにエンドキャップする。いくつかの実施形態において、クエンチング剤は、成長ポリマーと反応して、オレフィン末端ポリマーを形成する。
本明細書で用いる場合、「反応させる」は、2つ以上の化合物を互いに接触させて、前記2つ以上の化合物の少なくとも1つが異なる化合物に化学的に変換されることを意味する。
本明細書で用いる場合、「置換された」は、1つ又は複数の置換基の存在を意味する。いくつかの実施形態において、1つの置換基が存在する。本明細書で用いる場合、置換基は、置換基が結合している分子との安定な結合を形成することができる一価原子又は結合原子の一価基を意味する。
本明細書で用いる場合、「テルペン」は、2つ以上の5炭素単位を含み、したがって、5の倍数(10から始まる)の炭素原子、例えば、10、15、20又は25個の炭素原子を含む炭化水素化合物である。テルペンは、例えば、モノテルペン(10炭素テルペン)、セスキテルペン(15炭素テルペン)、ジテルペン(20炭素テルペン)又はトリテルペン(30炭素テルペン)であり得る。5炭素単位は、イソプレン単位としばしば呼ばれ、以下の可能な構造
Figure 2014520917

を有する一価又は多価分子であり、
式中、水素原子の1つ又は複数が結合で置換されている。イソプレン単位の特定の炭素原子は、以下に示すように「頭部炭素」又は「尾部炭素」と分類することができる。
Figure 2014520917

所定のテルペンについて、各個別のイソプレン単位は、隣接するイソプレン単位の任意の炭素に連結することができる。例えば、隣接するイソプレン単位は、頭−尾、尾−尾又は頭−頭で連結することができる。さらに、テルペンの少なくとも2つのイソプレン単位は、例えば、5又は6員環を含む環員環を形成するような方法で連結することができる。例は、シトロネロール及びβ−ピネンを含むが、これらに限定されない。テルペンの炭素は、一価置換基又はオキソ基に場合によって結合させることができる。そのような置換基は、ハロ、−OC(O)R、−OR、−NC、−NCO、−OCN、−SH、−SR、−S(O)R、−S(O)、−SCN、−NO又は−OS(O)を含むが、これらに限定されず、Rは、ヒドロカルビル、例えば、アルキル、アルケニル又はアルキニルである。いくつかの実施形態において、テルペンは、置換されていない。テルペンは、1つ又は複数の立体中心も含み得る。テルペンのさらなる例は、
Figure 2014520917

を含むが、これらに限定されない。化学構成部分を記述するために用いる場合、「テルペン」は、一価又は二価テルペンを意味する。
本明細書で用いる場合、「テルペノイド」は、1つ又は複数のヒドロキシル基で置換されているテルペンを意味する。いくつかの実施形態において、テルペノイドは、1つのヒドロキシル基で置換されている。いくつかの実施形態において、テルペノイドは、第一級炭素に結合したヒドロキシル基を含む。いくつかの実施形態において、テルペノイドは、1つのヒドロキシル基を含み、該1つのヒドロキシル基は、第一級炭素に結合している。
本明細書で用いる場合、「第三級炭素」は、それに結合した3個の炭素を有する炭素を意味する。第二級炭素は、それに結合した2個の炭素を有する炭素を意味する。第一級炭素は、それに結合した1個の炭素を有する炭素を意味する。
本明細書に示す化合物又は構造は、1つ又は複数のキラル中心を含み得ると理解すべきである。そのようなキラル中心は、(R)又は(S)立体配置であり得る、又はそれらの混合物であり得る。したがって、本明細書に示す化合物は、鏡像異性的に純粋、又は立体異性体若しくはジアステレオ異性体混合物であり得る。1つ又は複数の二重結合を含む化合物については、化合物は、対応するシス、トランス、E若しくはZ異性体又はそれらの混合物として存在し得る。
本明細書に示す構造については、置換基結合が特定の炭素に直接結合されていない場合、置換基は、炭素骨格における任意の炭素原子に結合されていてもよいことを理解すべきである。例えば、以下の構造について、
Figure 2014520917

本明細書に特に示さない限り、Xは、例えば、
Figure 2014520917

を含む、示した骨格上の炭素のいずれかに結合されていてもよいことを、理解すべきである。
(b)式Iの化合物から単又は多官能性テレケリックポリマーを製造する方法
ここに、式I
Figure 2014520917

の化合物を1種又は複数のモノマーの存在下でルイス酸と接触させるステップを含む、テレケリックポリオレフィンを調製する方法[式中、
Dは、ヒドロカルビルであり、
各Lは、独立に、
Figure 2014520917

[式中、各Aは、独立にヒドロカルビレン又は結合であり、酸素は、Tに結合している。]であり、
各Tは、独立にテルペンであり、
テルペンの第三級炭素の少なくとも1つは、脱離基を含み、各nは、独立に1〜6の整数である。]を提供する。
またここに、上述の方法により製造されるテレケリックポリマーを提供する。
理論に拘束されるものでないが、いくつかの実施形態において、式Iの化合物は、イオン化又はルイス酸と反応して、いくつかの実施形態において、その後1種又は複数のモノマーと反応する、中間体を形成する。いくつかの実施形態において、式Iの化合物は、イオン化又はルイス酸と反応して、カルボカチオン又はその反応性等価体になる。いくつかの実施形態において、ルイス酸は、式Iの化合物の第三級炭素上の脱離基の解離をもたらす。
いくつかの実施形態において、該方法は、1種又は複数のクエンチング剤を添加するステップをさらに含む。クエンチング剤は、特定の実施形態において、ポリマーへの末端基の導入をもたらす。
いくつかの実施形態において、該方法は、1種又は複数の停止剤を添加するステップをさらに含む。
いくつかの実施形態において、該方法は、1種又は複数の電子供与体の存在下で実施する。
いくつかの実施形態において、該方法は、1種又は複数の共通イオン塩又は共通イオン塩前駆体の存在下で実施する。
いくつかの実施形態において、該方法は、希釈剤の存在下で実施する。
nが1より大きく、式Iの化合物が開始の複数の部位を含む場合、該部位の一部又はすべてが重合を開始し得る。
いくつかの実施形態において、式Iの化合物をルイス酸及び1種又は複数のモノマーと接触させて、式VIIの化合物を形成する。
Figure 2014520917

式中、
Dは、ヒドロカルビルであり、
各Lは、独立に、
Figure 2014520917

[式中、各Aは、独立にヒドロカルビレン又は結合であり、酸素は、Tに結合している。]であり、
各Tは、独立にテルペンであり、
各Pは、独立にポリオレフィン基であり、
各Eは、独立にエンドキャップ基であり、
n及びmは、整数であり、ここで、
(1)nとmの合計は、1〜6であり、
(2)nは、少なくとも1であり、
各sは、独立に1〜2の整数である。
いくつかの実施形態において、製造されるテレケリックポリマーの多分散性指数は、2.5未満、2.4未満、2.3未満、2.2未満、2.0未満、1.9未満、1.8未満、1.7未満、1.6未満、1.5未満、1.4未満、1.3未満、1.2未満又は1.1未満である。
いくつかの実施形態において、製造されるテレケリックポリマーの分子量は、約1000、約2000、約3000、約4000、約5000、約6000、約7000、約8000、約9000、約10000、約20000、約30000、約40000、約50000、約60000、約70000、約80000、約90000又は約100000g/モルである。
(i)開始剤:式Iの化合物
本明細書で述べる方法に用いる開始剤は、式Iの化合物である。
Figure 2014520917

[式中、
Dは、ヒドロカルビルであり、
各Lは、独立に、
Figure 2014520917

[式中、各Aは、独立にヒドロカルビレン又は結合であり、酸素は、Tに結合している。]であり、
各Tは、独立にテルペンであり、
テルペンの第三級炭素の少なくとも1つは、脱離基を含み、各nは、独立に1〜6の整数である。]
いくつかの実施形態において、Dは、1〜25個の炭素のヒドロカルビルである。いくつかの実施形態において、Dは、1〜20個の炭素のヒドロカルビルである。いくつかの実施形態において、Dは、1〜15個の炭素のヒドロカルビルである。いくつかの実施形態において、Dは、1〜10個の炭素のヒドロカルビルである。いくつかの実施形態において、Dは、1〜6個の炭素のヒドロカルビルである。
いくつかの実施形態において、Dは、アルキル、アルカリール又はアラルキルである。いくつかの実施形態において、Dは、1〜15個の炭素のアルキルである。いくつかの実施形態において、Dは、1〜10個の炭素のアルキルである。いくつかの実施形態において、Dは、1〜6個の炭素のアルキルである。いくつかの実施形態において、Dは、7〜20個の炭素のアルカリールである。いくつかの実施形態において、Dは、7〜15個の炭素のアルカリールである。いくつかの実施形態において、Dは、7〜20個の炭素のアラルキルである。いくつかの実施形態において、Dは、7〜15個の炭素のアラルキルである。
いくつかの実施形態において、nは、1であり、Dは、
Figure 2014520917

である。
いくつかの実施形態において、nは、2であり、Dは、
Figure 2014520917

である。
いくつかの実施形態において、nは、3であり、Dは、
Figure 2014520917

であり、
式中、Rは、H又はヒドロカルビルである。
いくつかの実施形態において、Dは、Z(Y)であり、ここで、
Yは、独立にアリールであり、
Zは、ヒドロカルビルであり、
Lは、Z(Y)のYに結合しており、
rは、1〜3の整数である。
いくつかの実施形態において、Zは、1〜10個の炭素のヒドロカルビルである。いくつかの実施形態において、Zは、1〜6個の炭素のヒドロカルビルである。いくつかの実施形態において、Zは、アルキルである。いくつかの実施形態において、Zは、シクロアルキルである。
いくつかの実施形態において、rは1〜2である。いくつかの実施形態において、rは1である。
いくつかの実施形態において、Dは、Y[式中、Yはアリールであり、pは1〜4の整数である。]である。
いくつかの実施形態において、pは1〜2である。いくつかの実施形態において、pは1である。
いくつかの実施形態において、Y又はZ(Y)について、Yは、アリールであり、アリールは、単環式、二環式又は三環式である。特定の実施形態において、アリールは、単環式である。いくつかの実施形態において、アリールは、ヘテロ原子を含まない。いくつかの実施形態において、アリールは、6〜12個の炭素を含む。いくつかの実施形態において、アリールは、フェニルである。
いくつかの実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

である。
いくつかの実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

である。
いくつかの実施形態において、Aは、1〜10個、1〜6個又は1〜3個の炭素のヒドロカルビルである。
いくつかの実施形態において、Aは、結合である。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、アルキルである。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、1〜10個の炭素のアルキルである。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、1〜6個の炭素のアルキルである。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、1〜3個の炭素のアルキルである。
いくつかの実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

である。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、アルキルである。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、1〜10個の炭素のアルキルである。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、1〜6個の炭素のアルキルである。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、1〜3個の炭素のアルキルである。
いくつかの実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、アルキルであり、該アルキルは、分枝状又は環状でない。
脱離基は、脱離基が結合している原子から解離することができる置換基である。本明細書で述べる開始剤の脱離基は、特定の実施形態において、本明細書で述べる方法に用いられる反応条件下で解離することができる。いくつかの実施形態において、第三級炭素からの脱離基の解離は、第三級カルボカチオン又はその反応性等価体の形成を可能にする。いくつかの実施形態において、脱離基は、ルイス酸と接触したときに解離する。いくつかの実施形態において、脱離基は、−Cl、−Br、−I、−OR、−OC(O)R、TsOH又はOMsであり、Rは、ヒドロカルビル、例えば、アルキルである。いくつかの実施形態において、脱離基は、−Cl、−Br又は−Iである。いくつかの実施形態において、脱離基は、−Clである。重合反応において、2つ以上の脱離基が開始剤に存在する場合、モノマーは、2つ以上の対応する第三級炭素のいずれかにおいて反応することができ、したがって、成長は、単一重合反応の過程において2つ以上の部位で起こり得る。
いくつかの実施形態において、テルペンの1つの第三級炭素は、脱離基を含む。
いくつかの実施形態において、テルペンは、モノテルペン、セスキテルペン又はトリテルペンである。いくつかの実施形態において、テルペンは、モノテルペンである。
いくつかの実施形態において、テルペンは、脱離基を含む第三級炭素の少なくとも1つを除いて、置換されていない。
いくつかの実施形態において、Tは、脱離基を含む第三級炭素の少なくとも1つに加えて1〜3個の置換基で置換されている。
いくつかの実施形態において、Tは、
Figure 2014520917

であり、
式中、B及びBは、それぞれ独立に脱離基又は−Hであり、
及びBの少なくとも1つは、脱離基である。
いくつかの実施形態において、Tが
Figure 2014520917

である場合、
Tは、1つ又は複数の置換基で置換されている。いくつかの実施形態において、Tは、1〜3個の置換基で置換されている。
いくつかの実施形態において、テルペンは、環状でない。
いくつかの実施形態において、B又はBの1つは、−Hである。
いくつかの実施形態において、Lは、Tの第一級炭素に結合している。
いくつかの実施形態において、Tは、
Figure 2014520917

である。
いくつかの実施形態において、Tは、
Figure 2014520917

である。
いくつかの実施形態において、nは、1〜4の整数である。いくつかの実施形態において、nは、1〜3の整数である。いくつかの実施形態において、nは、1〜2の整数である。いくつかの実施形態において、nは、1である。
いくつかの実施形態において、式Iの化合物は、式I(a)
Figure 2014520917

の化合物であり、
式中、各Aは、独立にヒドロカルビレン又は結合であり、
各Tは、独立にテルペンであり、テルペンの第三級炭素の1つ又は複数が脱離基を含み、
nは、1〜6の整数である。
特定の実施形態において、式I(a)の化合物は、
Figure 2014520917

であり、
式中、nは1〜6の整数である。特定の実施形態において、nは1〜4の整数である。
いくつかの実施形態において、式I(a)の化合物は、
Figure 2014520917

であり、
式中、Bは、脱離基であり、nは、1〜6の整数である。特定の実施形態において、nは、1〜4の整数である。特定の実施形態において、テルペンの脱離基は、−Cl、−Br、−I、−OR、−OCOR、−TsOH又は−OMsであり、Rは、ヒドロカルビル、例えば、アルキルである。特定の実施形態において、脱離基は、−Cl、−Br又は−Iである。いくつかの実施形態において、脱離基は、−Clである。
(ii)開始剤の合成
式Iの化合物は、いくつかの実施形態において、当業者に公知である合成技術を用いて調製することができる。いくつかの実施形態において、商業的に又は容易に得られる出発物質を、例えば、全体が参照により本明細書に組み込まれる、Richard C.Larock、Comprehensive Organic Transformations:A Guide to Functional Group Preparations(2版、1999年)及び/又はMichael B.Smith & Jerry March、March’s Advanced Organic Chemistry,Reactions,Mechanisms, and Structure(5版、2001年)に記載されているものを含む公知の合成技術を用いて式Iの化合物に変換する。
いくつかの実施形態において、式Iの化合物を式IIの化合物から製造する。
Figure 2014520917

[式中、L、D及びnは、本明細書における式Iの化合物について定義した通りであり、Tは、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を含むテルペンである。]
いくつかの実施形態において、式IIの化合物をH−Xと接触させて、式Iの化合物を形成する[ここで、Xは、ハロゲン化物である]。いくつかの実施形態において、H−Xは、HClである。
例えば、下に示すように、式II(a)の化合物をH−Clと接触させて、式I(b)の化合物を形成することができる。
Figure 2014520917

[式中、nは、1〜5の整数である。]
式IIの化合物は、いくつかの実施形態において、テルペノイドから製造することができる。
例えば、式II(b)の化合物をテルペノイドから製造することができる。
Figure 2014520917

[式中、D、T及びnは、本明細書における式IIの化合物について定義した通りである。]
特定の実施形態において、式II(b)の化合物は、テルペノイド及び式IIIの化合物から製造することができる。
Figure 2014520917

[式中、D及びnは、本明細書における式Iの化合物について定義した通りであり、LGは、脱離基である。]いくつかの実施形態において、脱離基は、ルイス酸と接触したときに解離する。いくつかの実施形態において、脱離基は、−Cl、−Br、−I、−OH、−OR、−OC(O)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR、−OS(O)NR、−OMs、−OTs又は−OP(O)(ORであり、Rは、ヒドロカルビルである。いくつかの実施形態において、Rは、アルキル又はアリールである。いくつかの実施形態において、Rは、1〜6個の炭素のアルキルである。いくつかの実施形態において、アルキルは、メチルである。いくつかの実施形態において、脱離基は、−Cl又は−Brである。
特定の実施形態において、式IIIの化合物を塩基の存在下でテルペノイドと接触させることにより、式II(b)の化合物を製造する。いくつかの実施形態において、塩基は、アミン、ピリジン又はピリジン誘導体である。いくつかの実施形態において、塩基は、トリエチルアミンである。
いくつかの実施形態において、テルペノイドは、式IV、V又はVIの化合物である。
Figure 2014520917

[式中、C、C及びCは、炭素であり、C、C及びCの少なくとも1つは、それが二重結合により結合している炭素原子の1つに結合している。]
いくつかの実施形態において、テルペノイドは、
Figure 2014520917

である。
いくつかの実施形態において、テルペノイドは、
Figure 2014520917

である。
例えば、下に示すように、式III(a)の化合物を塩基の存在下でテルペノイドV(a)と接触させて、式II(a)の化合物を形成することができる。
Figure 2014520917

式中、LGは、脱離基であり、nは、1〜5である。いくつかの実施形態において、LGは、ハロゲン化物である。いくつかの実施形態において、LGは、−Clである。いくつかの実施形態において、nは、1〜4である。いくつかの実施形態において、nは、1〜3である。
式I(c)の化合物は、いくつかの実施形態において、下に示すように式Aの化合物をテルペノイドと接触させて、式Bの化合物を生成させ、次に式Bの化合物をH−Xと接触させて、式I(c)の化合物を生成させることによって製造される。
Figure 2014520917

[式中、D、A、T及びnは、式Iの化合物について本明細書で定義した通りであり、Tは、式IIの化合物について定義した通りであり、LGは、式IIIの化合物について定義した通りである。]
式Cの化合物も、テルペノイド及び式Dの化合物から、全体が参照により本明細書に組み込まれる、Richard C.Larock、Comprehensive Organic Transformations:A Guide to Functional Group Preparations(2版、1999年)及び/又はMichael B.Smith & Jerry March、March’s Advanced Organic Chemistry,Reactions,Mechanisms, and Structure(5版、2001年)に開示されているような当技術分野で公知の方法を用いて合成することができる。
Figure 2014520917

[式中、Arは、式Iの化合物について本明細書で定義した通りであり、Tは、式IIの化合物について定義した通りであり、Aは、ヒドロカルビルであり、LGは、脱離基である。]
さらに、Lが
Figure 2014520917

である開始剤も当技術分野で公知の方法を用いて合成することができる。
例として、ウレタン結合は、テルペノイドをイソシアネート、すなわち、−N=C=O基を有する化合物と反応させて、ウレタンを得ることによって合成することができる。一例において、メチレンジフェニルジイソシアネート(MDI)又は重合したMDIをテルペノイドと反応させて、ウレタンを得ることができる。
他の例として、ハロゲン化スルホニルをテルペノイドと反応させて、
Figure 2014520917

のL基を有する開始剤を形成することができる。
ヒドロカルビルD基は、市販の物質から到達させることができる。例えば、以下の式
Figure 2014520917

を有するD基を有する開始剤は、対応するハロゲン化ベンジルから合成できる。
以下の式
Figure 2014520917

を有するD基を有する開始剤は、対応するハロゲン化ジベンジル、例えば、1,3−ビス(クロロメチル)ベンゼンから合成することができる。

Figure 2014520917

を有するD基を有する開始剤は、テレフタル酸から合成することができる。

Figure 2014520917

を有するD基を有する開始剤は、アジピン酸から合成することができる。

Figure 2014520917

[式中、Rは、H又はヒドロカルビルである]を有するD基を有する開始剤は、クエン酸から合成することができる。
(iii)ルイス酸
いくつかの実施形態において、ルイス酸は、非プロトン酸である。いくつかの実施形態において、ルイス酸は、金属ハロゲン化物又は非金属ハロゲン化物である。いくつかの実施形態において、ルイス酸は、金属ハロゲン化物である。いくつかの実施形態において、ルイス酸は、ハロゲン化チタン(IV)、ハロゲン化亜鉛(II)、ハロゲン化スズ(IV)又はハロゲン化アルミニウム(III)である。いくつかの実施形態において、ルイス酸は、ハロゲン化チタン(IV)である。いくつかの実施形態において、ルイス酸は、ハロゲン化スズ(IV)である。いくつかの実施形態において、ルイス酸は、ハロゲン化アルミニウム(III)である。いくつかの実施形態において、ルイス酸は、四臭化チタン又は四塩化チタンである。いくつかの実施形態において、ルイス酸は、四塩化チタンである。いくつかの実施形態において、ルイス酸は、塩化亜鉛である。いくつかの実施形態において、ルイス酸は、AlBrである。いくつかの実施形態において、ルイス酸は、二塩化エチルアルミニウムである。いくつかの実施形態において、ルイス酸は、二塩化メチルアルミニウムである。いくつかの実施形態において、ルイス酸は、非金属ハロゲン化物である。いくつかの実施形態において、ルイス酸は、ハロゲン化アンチモン(VI)、ハロゲン化ガリウム(III)又はハロゲン化ホウ素(III)である。いくつかの実施形態において、ルイス酸は、三塩化ホウ素である。いくつかの実施形態において、ルイス酸は、トリアルキルアルミニウム化合物である。いくつかの実施形態において、ルイス酸は、トリメチルアルミニウムである。
いくつかの実施形態において、1つのルイス酸を用いる。いくつかの実施形態において、2つ以上のルイス酸の混合物を用いる。いくつかの実施形態において、2つのルイス酸の混合物を用いる。いくつかの実施形態において、ハロゲン化アルミニウム(III)及びトリアルキルアルミニウム化合物の混合物を用いる。いくつかの実施形態において、ハロゲン化アルミニウム(III)対トリアルキルアルミニウム化合物の約1:1の化学量論比を用いる。いくつかの実施形態において、ハロゲン化アルミニウム(III)対トリアルキルアルミニウム化合物の2:1の化学量論比を用いる。いくつかの実施形態において、ハロゲン化アルミニウム(III)対トリアルキルアルミニウムの1:2の化学量論比を用いる。いくつかの実施形態において、ハロゲン化アルミニウム(III)対トリアルキルアルミニウムの化学量論比は、1より大きい。いくつかの実施形態において、ハロゲン化アルミニウム(III)対トリアルキルアルミニウムの化学量論比は、1未満である。いくつかの実施形態において、三塩化アルミニウム及びトリメチルアルミニウムの混合物を用いる。
いくつかの実施形態において、ルイス酸は、本明細書で定義した、ハロゲン化チタン、ハロゲン化アルミニウム、ハロゲン化ホウ素、又はハロゲン化アルキルアルミニウムである。
いくつかの実施形態において、ルイス酸は、ハロゲン化アルキルアルミニウムである。いくつかの実施形態において、アルキルは、メチル又はエチルである。いくつかの実施形態において、ハロゲン化物は、−Cl又は−Brである。
いくつかの実施形態において、ルイス酸は、重合の過程にわたって1回で又は2回以上に分けて加えることができる。
いくつかの実施形態において、ルイス酸の濃度は、テルペン開始剤の濃度の約.10〜約10倍である。いくつかの実施形態において、ルイス酸の濃度は、テルペン開始剤の濃度の約1.0〜約8.0倍である。いくつかの実施形態において、ルイス酸の濃度は、テルペン開始剤の濃度の2.0〜約5.0倍である。
いくつかの実施形態において、ルイス酸のモル濃度は、鎖端のモル濃度の約0.1〜約20倍である。いくつかの実施形態において、ルイス酸のモル濃度は、鎖端のモル濃度の約0.5〜約15倍である。いくつかの実施形態において、ルイス酸のモル濃度は、鎖端のモル濃度の約1.0〜約10倍である。いくつかの実施形態において、ルイス酸のモル濃度は、鎖端のモル濃度の約1.0〜約8倍である。いくつかの実施形態において、ルイス酸のモル濃度は、鎖端のモル濃度の約2〜約5倍である。
いくつかの実施形態において、クエンチング剤の添加後に追加の一定分量の1種又は複数のルイス酸を加える。
(iv)モノマー
いくつかの実施形態において、モノマーは、炭化水素モノマー、すなわち、オレフォン及びジオレフィンを含むが、これらに限定されない、水素及び炭素原子のみを含み、約2〜約20個の炭素原子を有する化合物である。いくつかの実施形態において、そのような化合物は、約4〜約8個の炭素原子を有する。
いくつかの実施形態において、本明細書で述べる方法は、異なるが、均一な分子量のポリマーを製造するためのそのようなモノマーの重合に用いることができる。いくつかの実施形態において、そのような分子量は、約300〜100万g/モルを超える。いくつかの実施形態において、そのようなポリマーは、約200〜10,000g/モルの分子量を有する低分子量液体若しくは粘性ポリマー又は約100,000〜1,000,000g/モル若しくはそれ以上の分子量を有する固形ワックスないしはプラスチック若しくは弾性物質である。
いくつかの実施形態において、モノマーは、イソブテン、スチレン、アルファピネン、ベータピネン、イソプレン、ブタジエン又は前述のタイプの置換化合物である。いくつかの実施形態において、モノマーは、イソブチレン、2−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン又はスチレンである。いくつかの実施形態において、モノマーは、イソブテンである。いくつかの実施形態において、モノマーは、スチレンである。
いくつかの実施形態において、複数のモノマーを本明細書で述べる重合反応に用いることができる。2つ以上のモノマーを用いる場合、コポリマーを合成することができる。いくつかの実施形態において、複数のモノマーを用いる場合、モノマーを一緒に開始剤に加える。他の実施形態において、第1のモノマーを開始剤に加え、特定の時間、例えば、高転化が達成されるまで、成長させ、次いで、第2のポリマーを加える。ブロックコポリマーは、そのような方法を用いて得ることができる。いくつかの実施形態において、2つのモノマーを用い、1つのモノマーはイソブテンであり、他のモノマーはスチレンである。
いくつかの実施形態において、モノマーは、クエンチング剤を加える前に消費されるか、又はクエンチング剤を加える前に高転化を受ける。特定の実施形態において、モノマーの約80%、約85%、約90%、約95%、約97%、約99%又は約100%がクエンチング剤を加える前に消費される。
いくつかの実施形態において、最初のモノマーの投入後に追加のモノマーの一定分量又は複数分割量(aliquot)を重合に加え、追加のモノマーの各個別の量は、追加のモノマーの次の分割量を加える又はクエンチング剤を加える前に消費される又は部分的に消費される。本明細書で用いる場合、部分的に消費されるは、いくつかの実施形態において、約2、約5、約10、約15、約20、約25、約30、約35、約40、約45、約50、約55、約60、約65、約70、約75、約80、約85、約90、約95又は約97モル又は質量パーセント消費されることを意味する。
いくつかの実施形態において、追加のモノマーの2〜20分割量を加える。いくつかの実施形態において、追加のモノマーの5〜10分割量を加える。いくつかの実施形態において、すべてのモノマーを一度に重合に加える。
(v)クエンチング剤
本明細書で述べる方法に用いる適切なクエンチング剤は、いくつかの実施形態において、成長ポリマーと反応し、且つ/又は成長ポリマーにキャップし、それにより、官能基を導入して、テレケリックポリマーを形成する。
いくつかの実施形態において、クエンチング剤は、両方が参照によりそれらの全体として本明細書に組み込まれる、Stokesら、米国特許出願公開第2004/0260033号A1(米国出願番号10/600,898)及びStokesら、米国特許出願公開第2005/0282972号A1(米国出願番号11/086,157)に開示されているものから選択される。具体例としてのクエンチング剤は、以下の式
Figure 2014520917

[式中、RPY1及びRPY2は、各−(CRPY1PY2)−単位において独立に、水素及び1〜6個の炭素原子のアルキルからなる群から選択され、
mは、1〜20の整数であり、
Xは、水素、アルキル、アリール、アルカリール、アルコキシ、ヘテロアリール、ニトロ、ウレイド、−OC(O)RPY3、−C(O)RPY4、−C(O)ORPY5、−C(O)NRPY6PY7、−P(RPY8、−P(ORPY9、−SRPY10、−OSOPY11及び−S(O)RPY12からなる群から選択され、
PY3は、アルキル又はアルケニルであり、RPY4、RPY5、RPY7、RPY8、RPY9、RPY10、RPY11及びRPY12は、アルキルである。]を有するものを含むが、これらに限定されない。
さらなる例は、1−メチルピロール及び1−フルフリルピロールを含むが、これらに限定されない。いくつかの実施例において、これらのクエンチング剤は、N−置換ピロール末端ポリオレフィンをもたらす。
いくつかの実施形態において、クエンチング剤は、参照によりその全体として本明細書に組み込まれる、Stokesら、米国特許出願公開第2006/0041081号A1(米国出願番号11/207,264)に開示されているものから選択される。具体例としてのクエンチング剤は、環上に少なくとも2つのヒドロカルビル置換基を有するピロール及びイミダゾールから選択される1つ若しくは複数の窒素含有5員芳香族環化合物、又は炭素、水素及び窒素原子のみを含む1つ若しくは複数の立体障害性第二級若しくは第三級アミン、又はそれらの混合物を含むが、これらに限定されず、ただし、窒素含有5員芳香族環は、2,4−ジメチルピロール、2−フェニルインドール、2−メチルベンゾイミダゾール、1,2−ジメチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール及び2,4,5−トリフェニルイミダゾールでなく、ただし、立体障害性第二級若しくは第三級アミンは、トリエチルアミン、トリ−n−ブチルアミン、トリヘキシルアミン、トリイソオクチルアミン、2−フェニルピリジン、2,3−シクロドデセノピリジン、ジ−p−トリルアミン、キナルジン及び1−ピロリジノ−1−シクロペンテンでない。いくつかの実施形態において、1つ若しくは複数の窒素含有5員芳香族環化合物は、以下の式を有する。
Figure 2014520917

[式中、
(a)R及びRは、独立に、1個の炭素原子から約20個の炭素原子を含むアルキルであり、R及びRは、独立に、水素又は1個の炭素原子から約20個の炭素原子を含むアルキル、約3〜約7個の炭素原子のシクロアルキル、約6〜約30個の炭素原子のアリール、約7〜約30個の炭素原子のアルカリール若しくは約7〜約30個の炭素原子のアラルキルである、或いは
(b)R及びRは、6個の炭素原子から10個の炭素原子の縮合芳香族環又は4個の炭素原子から約8個の炭素原子の脂肪族環を形成しており、Rは、1個の炭素原子から約20個の炭素原子を含むアルキルであり、Rは、水素又は1個の炭素原子から約20個の炭素原子を含むアルキル、約3〜約7個の炭素原子のシクロアルキル、約6〜約30個の炭素原子のアリール、約7〜約30個の炭素原子のアルカリール若しくは約7〜約30個の炭素原子のアラルキルである、或いは
(c)R及びRは、6個の炭素原子から10個の炭素原子の縮合芳香族環又は4個の炭素原子から約8個の炭素原子の脂肪族環を形成しており、R及びRは、独立に、1個の炭素原子から約20個の炭素原子を含むアルキルである、或いは
(d)R及びRとR及びRの両方が対となって、独立に6個の炭素原子から10個の炭素原子の縮合芳香族環又は4個の炭素原子から約8個の炭素原子の脂肪族環を形成している。]
さらなる例は、2,5−ジメチルピロールを含むが、これに限定されない。いくつかの実施形態において、これらのクエンチング剤は、ビニリデン末端ポリオレフィンをもたらす。
いくつかの実施形態において、クエンチング剤は、参照によりその全体として本明細書に組み込まれる、Stokesら、米国特許出願公開第2007/0155908号A1(米国出願番号11/356,491)に開示されているものから選択される。具体例としてのクエンチング剤は、以下の式を有する化合物を含む。
Figure 2014520917

[式中、RAZ1及びRAZ2は、独立に水素、1〜20個の炭素原子のアルキル、約3〜約7個の炭素原子のシクロアルキル、6〜約20個の炭素原子のアリール、約7〜30個の炭素原子のアルカリール、約7〜30個の炭素原子のアラルキルであり、又はRAZ1及びRAZ2は、一緒になって、非置換若しくは1個の炭素原子から約20個の炭素原子のアルキル、約3〜約7個の炭素原子のシクロアルキル、約6〜約30個の炭素原子のアリール、約7〜30個の炭素原子のアルカリール、約7〜約30個の炭素原子のアラルキル、約1〜6個の炭素原子のアルコキシ、約1〜6個の炭素原子のアルキルチオエーテル、ハロ若しくは式−NRAZ*AZ**のアミノから独立に選択される1〜4個の置換基で置換されていてもよい6〜10個の炭素原子を有する縮合芳香族環を形成しており、RAZ*及びRAZ**は、独立に約4〜10個の炭素原子のアルキル、約4〜約7個の炭素原子のシクロアルキル、約6〜約10個の炭素原子のアリール、約7〜約10個の炭素原子のアルカリール、約7〜約10個の炭素原子のアラルキルであり、
AZは、水素、1〜20個の炭素原子のアルキル、約3〜7個の炭素原子のシクロアルキル、6〜約20個の炭素原子のアリール、約7〜30個の炭素原子のアルカリール、約7〜30個の原子のアラルキルであり、RAZが水素である場合、RAZ2は、少なくとも3個の炭素原子を有する分枝アルキル、アリール、シクロアルキル、アルカリール又はアラルキルであり、さらにRAZがメチルである場合、RAZ1及びRAZ2は、1〜20個の炭素原子のアルキル、約3〜約7個の炭素原子のシクロアルキル、6〜約20個の炭素原子のアリール、約7〜30個の炭素原子のアルカリール、約7〜30個の原子のアラルキルであり、XAZは、酸素又は硫黄である。]
具体例としてのクエンチング剤は、2−フェニルベンゾオキサゾール、2−フェニルベンゾチアゾール及び2,5−ジフェニルオキサゾールを含むが、これらに限定されない。いくつかの実施形態において、これらのクエンチング剤は、ビニリデン末端ポリオレフィンをもたらす。
いくつかの実施形態において、クエンチング剤は、参照によりその全体として本明細書に組み込まれる、Stokes、米国特許出願公開第2007/0155910号A1(米国出願番号11/356,490)に開示されているものから選択される。具体例としてのクエンチング剤は、ポリピロール、ポリ(2−ビニルピリジン)、ポリフェノチアジン、ポリ(ピロール−フランコポリマー)及びポリ(ピロール−チオフェンコポリマー)を含むが、これらに限定されない。いくつかの実施形態において、これらのクエンチング剤は、ビニリデン末端ポリオレフィンをもたらす。
いくつかの実施形態において、クエンチング剤は、参照によりその全体として本明細書に組み込まれる、Stokesら、米国特許出願公開第2007/0155911号A1(米国出願番号11/357,562)に開示されているものから選択される。具体例としてのクエンチング剤は、置換モルホリン、置換チオモルホリン及び置換フェノチアジンを含むが、これらに限定されない。いくつかの実施形態において、クエンチング剤は、以下の式
Figure 2014520917

[式中、
〜Rは、独立に水素、1〜20個の炭素原子のアルキル、6〜約20個の炭素原子のアリール、約7〜30個の炭素原子のアルカリール、又は約7〜30個の炭素原子のアラルキルであり、
Rは、水素、1〜20個の炭素原子のアルキル、6〜約20個の炭素原子のアリール、約7〜30個の炭素原子のアルカリール、又は約7〜30個の炭素原子のアラルキルであり、
Xは、酸素又は硫黄であり、
ただし、Rが水素又はメチルである場合、R又はRの1つ及びR又はRの1つが独立に約3〜20個の炭素原子の分枝アルキル、アリール、アルカリール又はアラルキルでない限り、R、R、R及びRは、水素以外でなければならない。]を有する化合物である。
さらなる例は、4−エチルモルホリン、4−フェニルモルホリン、10−メチルフェノチアジン及びフェノキサジンを含むが、これらに限定されない。いくつかの実施形態において、これらのクエンチング剤は、ビニリデン末端ポリオレフィンをもたらす。
いくつかの実施形態において、クエンチング剤は、参照によりその全体として本明細書に組み込まれる、Stokes、米国特許出願公開第2009/0247716号A1(米国出願番号12/055,281)に開示されているものから選択される。具体例としてのクエンチング剤は、以下の式
−S−R
[式中、R及びRは、それぞれ独立にヒドロカルビルである。]を有する化合物を含むが、これらに限定されない。例は、ジエチルスルフィド、ジプロピルスルフィド、ジイソプロピルスルフィド、ジアリルスルフィド、ジイソアミルスルフィドを含むが、これらに限定されない。いくつかの実施形態において、クエンチング剤の添加の後に、1種又は複数のアルコール又はアミンを添加する。適切なアミン又はアルコールは、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ジエチルアミン、トリエチルアミン、n−ブチルアミン及びtert−アミルアミンを含むが、これらに限定されない。いくつかの実施形態において、これらのクエンチング剤とそれに続く1種又は複数のアルコール又はアミンの添加は、ビニリデン末端ポリオレフィンをもたらす。
いくつかの実施形態において、クエンチング剤は、参照によりその全体として本明細書に組み込まれる、Storeyら、米国特許出願公開第2009/0318624号A1(米国出願番号12/145,460)に開示されているものから選択される。具体例としてのクエンチング剤は、アルコキシシラン及びエーテルを含むが、これらに限定されない。いくつかの実施形態において、クエンチング剤は、以下の式
Figure 2014520917

[式中、Yは、炭素又はケイ素であり、
は、ヒドロカルビルであり、R〜Rは、それぞれ独立に水素又はヒドロカルビルである。]を有する化合物である。
具体例としてのクエンチング剤は、アリルオキシトリメチルシラン、メトキシトリメチルシラン、エトキシトリメチルシラン及びtert−ブチルエーテルを含むが、これらに限定されない。いくつかの実施形態において、クエンチング剤は、ビニリデン末端ポリオレフィンをもたらす。
いくつかの実施形態において、クエンチング剤は、参照によりその全体として本明細書に組み込まれる、Stokes、米国特許出願公開第2010/0099835号A1(米国出願番号12/256,441)に開示されているものから選択される。具体例としてのクエンチング剤は、以下の式
SAS−S−RSB
[式中、RSA及びRSBは、それぞれ独立にアルキル、アリール、アラルキル、アルカリール、
Figure 2014520917

[式中、Xは、ハロ又は擬ハロゲン化物であり、
SXは、アルキル又はアリールであり、
S3は、tert−ブチルであり、
S4及びRS5は、それぞれ独立にアルキル、アリール、アラルキル又はアルカリールである。]である。]を有する化合物を含むが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態において、クエンチング剤は、フルフリルメチルジスルフィド、ジメチルジスルフィド、ジエチルジスルフィド、ジイソプロピルジスルフィド、ジトリルジスルフィド、ジブロモエチルジスルフィド、ジクロロエチルジスルフィド又はジ−tert−ブチルジフェニルシロキシエチルジスルフィドである。いくつかの実施形態において、クエンチング剤の添加の後に、1種又は複数のアルコール、アミン又はチオールを添加する。具体例としてのアルコールは、R−OHを含むが、これらに限定されず、Rは、1〜8個の炭素のアルキルである。具体例としてのアミンは、NRを含むが、これらに限定されず、Rは、アルキルであり、R及びRは、それぞれ独立に1〜8個の炭素のアルキルである。具体例としてのチオールは、R−SHを含むが、これらに限定されず、Rは、1〜6個の炭素のアルキルである。いくつかの実施形態において、1種又は複数のアルコール、アミン又はチオールは、メタノール、n−ブチルアミン、2−エチルヘキシルアミン、tert−アミルアミン、エタンチオール、n−プロパンチオール、トリエチルアミン又はジブチルアミンである。いくつかの実施形態において、クエンチング剤とそれに続く1種又は複数のアルコール、アミン又はチオールの添加は、スルフィド末端ポリオレフィン及び/又はビニリデン末端ポリオレフィンをもたらす。
いくつかの実施形態において、クエンチング剤は、ブタジエンである。
いくつかの実施形態において、クエンチング剤は、イソプレンである。
いくつかの実施形態において、クエンチング剤は、参照によりその全体として本明細書に組み込まれる、Storey、米国特許出願公開第2010/0184918号A1(米国出願番号12/355,664)に開示されているものから選択される。具体例としてのクエンチング剤は、以下の式を有する化合物を含むが、それらに限定されない。
Figure 2014520917

[式中、RPH1及びRPH2は、各−(CRPH1PH2)−単位においてそれぞれ独立に、−H又はアルキルであり、pは、0〜20の整数であり、
(1)pが0である場合、RPH3及びRPH4は、それぞれ独立にアルキルであり、
PHは、−Hであり、
(2)pが1である場合、RPH3及びRPH4は、それぞれ独立に−H、アルキル又はアルコキシであり、
PHは、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アラルキル、アリール、ヘテロアリール又は
Figure 2014520917

[式中、RPH5〜RPH7は、それぞれ独立にアルキル又はアリールである。]であり、
(3)pが2である場合、RPH3及びRPH4は、それぞれ独立に−H、アルキル又はアルコキシであり、
PHは、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アラルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、−F、−Cl、−Br、−I、−At、−CN、−NC、−NCO、−OCN、−NCS、−SCN、−OC(O)RPH8、−C(O)ORPH9、−C(O)NRPH10PH11又は
Figure 2014520917

[式中、Aは、
Figure 2014520917

又は単結合であり、
PH5〜RPH7は、それぞれ独立にアルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アラルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、ヒドロキシ、−NRPH10PH11、−F、−Cl、−Br、−I又は−Atであり、
PH8は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アリール又はヘテロアリールであり、
PH9〜RPH11は、それぞれ独立に−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アリール又はヘテロアリールである。]であり、或いは
−O−(CRPH1PH2−XPHがRPH4に対してオルトである場合、XPH及びRPH4は、XPH及びRPH4が結合している原子と一緒になって環を形成していてもよく、
(4)pが3〜20である場合、RPH3及びRPH4は、それぞれ独立に−H、アルキル又はアルコキシであり、
Xは、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アラルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アルカリールオキシ、−OH、−F、−Cl、−Br、−I、−At、−CN、−NC、−NCO、−OCN、−NCS、−SCN、−OC(O)RPH8、−C(O)ORPH9、−C(O)NRPH10PH11
Figure 2014520917

又は−NRPHXPHY
[式中、Aは、
Figure 2014520917

又は単結合であり、
PHX及びRPHYは、それぞれ独立に−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル又は−C(O)RPHZ[式中、RPHZは、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−ORPH8又は−NRPH10PH11である。]であり、
PH5〜RPH7は、それぞれ独立にアルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アラルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、ヒドロキシ、−NRPH10PH11、−F、−Cl、−Br、−I又は−Atであり、
PH8は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アリール又はヘテロアリールであり、RPH9〜RPH11は、それぞれ独立に−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アリール又はヘテロアリールである。]である。
いくつかの実施形態において、クエンチング剤は、アニソール、3−ブロモプロポキシベンゼン、b−クロロフェネトール、アリルフェニルエーテル、イソプロピルフェニルエーテル、2,6−ジ−tert−ブチルフェノール、11−フェノキシ−1−ウンデカノール、6−フェノキシ−1−ヘキサノール、4−フェノキシ−1−ブタノール、tert−ブチル(3−フェノキシ−1−プロピニル)ジフェニルシラン、2,3−ジヒドロベンゾフラン、クロロジメチル(3−フェノキシプロピル)シラン又はトリクロロ(3−フェノキシプロピル)シランである。いくつかの実施形態において、クエンチング剤は、フェノキシエーテル末端ポリオレフィンをもたらす。
いくつかの実施形態において、クエンチング剤は、参照によりその全体として本明細書に組み込まれる、Storey、米国特許出願公開第2010/0249001号A1(米国出願番号12/415,829)に開示されているものから選択される。具体例としてのクエンチング剤は、以下の式
Figure 2014520917

[式中、RPZ1及びRPZ2は、各−(CRPZ1PZ2)−単位において独立に、水素又は1〜6個の炭素原子のアルキルであり、
sは、2〜20の整数であり、
PZ1は、−F、−Cl、−Br、−I、−At、−CN、−NC、−N、−NCO、−OCN、−NCS又は−SCNである。]を有する化合物を含むが、それらに限定されない。
いくつかの実施形態において、クエンチング剤は、1−(2−クロロエチル)ピロール、1−(2−ブロモエチル)ピロール、1−(3−ブロモプロピル)ピロール、1−(2−シアノエチル)ピロール、1−(2−アジドエチル)ピロールである。いくつかの実施形態において、クエンチング剤は、N置換ピロール末端ポリオレフィンをもたらす。
いくつかの実施形態において、クエンチング剤は、アニソール、3−フェノキシプロピルブロミド、イソプロポキシベンゼン、3,6−ジ−tert−ブチルフェノール又はn−メチルピロールである。
いくつかの実施形態において、クエンチング剤は、アリルトリメチルシランである。例えば、参照によりその全体として本明細書に組み込まれる、Wilczekら、Polymer Bulletin、17巻、37〜43頁(1987年)を参照のこと。
いくつかの実施形態において、クエンチング剤は、メタリルトリメチルシラン又はイソブテニルトリメチルシランである。例えば、参照によりその全体として本明細書に組み込まれる、Nielsenら、Polymer、38巻(10号)、2529〜2534頁(1997年)を参照のこと。
いくつかの実施形態において、クエンチング剤は1,1−ジアリールエチレンである。いくつかの実施形態において、1,1−ジアリールエチレンを用いて成長ポリマー鎖を最初にクエンチングして、ジアリールカルベニウムイオン末端ポリマーを形成し、これをその後適切な求核試薬又は反応物と反応させて、1−置換−1,1−ジアリールエチレン末端基を有するポリマーを形成する。求核試薬は、いくつかの実施形態において、停止剤であり得る。いくつかの実施形態において、1,1−ジアリールエチレンは、1,1−ジフェニルエチレンである。1,1−ジアリールエチレンクエンチング法は、例えば、参照によりそれらの全体として本明細書に組み込まれる、Fodorら、J.M.S.−Pure Appl.Chem.、A32巻(3号)、575〜591頁(1995年)、Hadjikyriacouら、J.M.S.−Pure Appl.Chem.、A32巻(6号)、1137〜1153頁(1995年)、Kamigaitoら、Macromolecules、28巻、5671〜5675頁(1995年)、Liら、Macromolecules、28巻、1383〜1389頁(1995年)、Hadjikyriacouら、Macromolecules、29巻、5261〜5267頁(1996年)、Mayrら、Macromolecules、29巻、6110〜6113頁(1996年)及びKwonら、Macromolecules、35巻、3348〜3357頁(2002年)に記載されている。
いくつかの実施形態において、クエンチング剤は、1,3−ブタジエンである。1,3−ブタジエンをクエンチング剤として用いる具体例としての方法は、参照によりそれらの全体として本明細書に組み込まれる、Knollら、米国特許第5,212,248号、Deら、Macromolecules、38巻、6861〜6870頁(2006年)及びDeら、Macromolecules、39巻、7527〜7533頁(2006年)に記載されている。いくつかの実施形態において、ハロゲン化アリル末端ポリマーを得るために1,3−ブタジエンをクエンチング剤として用いる。
いくつかの実施形態において、クエンチング剤は、参照によりそれらの全体として本明細書に組み込まれる、Yamanakaら、米国特許第5,777,037号及びChibaら、欧州特許出願第1,225,186号に記載されているものを含むが、これらに限定されない長鎖オレフィンである。いくつかの実施形態において、クエンチング剤は、1,9−デカジエンである。
いくつかの実施形態において、クエンチング剤は、参照によりその全体として本明細書に組み込まれる、Shaffer、米国特許第5,580,935号に記載されているものを含むが、これらに限定されないアリルシリル擬ハロゲン化物である。
いくつかの実施形態において、クエンチング剤は、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる、Hadjikyriacouら、Macromolecules、32巻(20号)、6393〜6399頁(1999年)及びHadjikyriacouら、Macromolecules、33巻、730〜733頁(2000年)に記載されているものを含むが、これらに限定されないフラン又は置換フランである。例は、2−メチルフラン及び2−tert−ブチルフランなどの2−アルキルフランを含むが、これらに限定されない。他の例は、2,5−ビス(2−フリル−2−プロピル)フランなどのビス(フラニル)誘導体を含むが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態において、クエンチング剤は、チオフェン又は置換チオフェンである。例えば、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、Martinez−Castroら、Macromolecules、36巻、6985〜6994頁(2003年)を参照のこと。
いくつかの実施形態において、クエンチング剤は、トリアリールアミンである。例は、トリフェニルアミンを含むが、これに限定されない。例えば、Zhangら、Journal of Polymer Science:Part A:Polymer Chemistry、46巻、936〜946頁(2008年)を参照のこと。
いくつかの実施形態において、クエンチング剤は、ビニルアルコキシベンゼンである。例は、参照によりその全体として本明細書に組み込まれる、特開平5−186513Aに記載されているものを含むが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態において、クエンチングは、約5分間から約120分間実施する。
(vi)停止剤
本明細書で述べる方法に用いる停止剤は、ルイス酸を不活性化することができるいずれかの化合物を含む。停止剤は、いくつかの実施形態において、ルイス酸を分解する又は化合物のルイス酸特性を無効化する。いくつかの実施形態において、停止剤は、塩基及び/又は求核試薬である。いくつかの実施形態において、停止剤は、有機塩基である。いくつかの実施形態において、停止剤は、電子供与体である。いくつかの実施形態において、停止剤は、成長ポリマーに付加せず、エンドキャップしない。いくつかの実施形態において、停止剤は、アルコール又はアミンである。いくつかの実施形態において、停止剤は、ピリジン誘導体である。
具体例としての停止剤は、メタノール、エタノール、イソプロパノール又は水を含むが、これらに限定されない。他の実施形態において、停止剤は、ジエチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、2,6−ルチジン、n−ブチルアミン又はtert−アミルアミンを含む。
本明細書で述べる方法において、1種又は複数の停止剤を所望の時点に加えて、重合反応において存在するルイス酸を不活性化することができる。1種又は複数の停止剤を、いくつかの実施形態において、クエンチング剤の添加後に加えることができる。例えば、いくつかの実施形態において、テルペン開始剤を1種又は複数のモノマーの存在下でルイス酸と接触させ、次いでモノマーの重合を所望の時間進行させ、次いでクエンチング剤を加えて成長ポリマーを官能基化し、次いで停止剤を加えてルイス酸を不活性化することにより、テレケリックポリマーを合成する。
他の実施形態において、1種又は複数の停止剤を成長ポリマーに直接加えて、成長ポリマーの重合反応において存在するハロゲン化イオンの添加に起因するハロゲン化物末端ポリマー生成物を得る。例えば、いくつかの実施形態において、テルペン開始剤を1種又は複数のモノマーの存在下でルイス酸と接触させ、次いでモノマーの重合を所望の時間進行させ、次いで停止剤を加えてルイス酸を不活性化することにより、ハロゲン化物末端ポリマーを得る。いくつかの実施形態において、ハロゲン化物末端ポリマー生成物は、第三級ハロゲン化物末端ポリマー生成物である。いくつかの実施形態において、第三級ハロゲン化物末端ポリマー生成物は、第三級塩化物末端ポリマー生成物である。
(vii)電子供与体
本明細書に示す重合反応は、1種又は複数の電子供与体の存在下で実施することができる。さらに、いくつかの電子供与体は、伝統的な重合システムを準リビングカルボカチオン重合システムに転換することができる。
いくつかの実施形態において、電子供与体はルイス酸と錯体を形成することができる。いくつかの実施形態において、電子供与体は、塩基及び/又は求核試薬である。いくつかの実施形態において、電子供与体は、プロトンを引き抜く又は除去することができる。いくつかの実施形態において、電子供与体は、有機塩基である。いくつかの実施形態において、電子供与体は、アミドである。いくつかの実施形態において、電子供与体は、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はN,N−ジエチルアセトアミドである。いくつかの実施形態において、電子供与体は、スルホキシドである。いくつかの実施形態において、電子供与体は、ジメチルスルホキシドである。いくつかの実施形態において、電子供与体は、エステルである。いくつかの実施形態において、電子供与体は、酢酸メチル又は酢酸エチルである。いくつかの実施形態において、電子供与体は、リン酸化合物である。いくつかの実施形態において、電子供与体は、リン酸トリメチル、リン酸トリブチル又はリン酸ヘキサメチルトリアミドである。いくつかの実施形態において、電子供与体は、酸素含有金属化合物である。いくつかの実施形態において、電子供与体は、チタン酸テトライソプロピルである。
いくつかの実施形態において、電子供与体は、トリアルキルアミンである。例は、トリエチルアミン、トリプロピルアミン及びN,N−ジイソプロピルエチルアミンを含むが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態において、電子供与体は、ピリジン又はピリジン誘導体である。いくつかの実施形態において、電子供与体は、式
Figure 2014520917

[式中、R1A、R1B、R1C、R1D及びR1Eは、それぞれ独立に水素又はヒドロカルビルである或いはR1A及びR1B又はR1B及びR1C又はR1C及びR1D又はR1D及びR1Eは、約3〜約7個の炭素原子の縮合脂肪族環又は約5〜約7個の炭素原子の縮合芳香族環を独立に形成している。]の化合物である。いくつかの実施形態において、R1A及びR1Eは、それぞれ独立にヒドロカルビルであり、R1B〜R1Dは、水素である。
いくつかの実施形態において、電子供与体は、2,6−ジ−tert−ブチルピリジン、2,6−ルチジン、2,4−ルチジン、2,4,6−トリメチルピリジン、2−メチルピリジン又はピリジンである。いくつかの実施形態において、電子供与体は、N,N−ジメチルアニリン又はN,N−ジメチルトルイジンである。いくつかの実施形態において、電子供与体は、2,6−ルチジンである。
(viii)共通イオン塩及び共通イオン塩前駆体
いくつかの実施形態において、共通イオン塩又は塩前駆体は、電子供与体に加えて又はその代わりに反応混合物に場合によって加えることができる。いくつかの実施形態において、そのような塩は、イオン強度を増加させ、遊離イオンを抑制し、配位子交換と相互作用するために用いることができる。いくつかの実施形態において、共通イオン塩前駆体は、塩化テトラ−n−ブチルアンモニウムである。いくつかの実施形態において、共通イオン塩前駆体は、臭化テトラ−n−ブチルアンモニウムである。いくつかの実施形態において、共通イオン塩前駆体は、ヨウ化テトラ−n−ブチルアンモニウムである。いくつかの実施形態において、全反応混合物中の共通イオン塩又は塩前駆体の濃度は、1リットル当たり約0.0005モルから1リットル当たり約0.05モルまでの範囲にあり得る。いくつかの実施形態において、共通イオン塩又は塩前駆体の濃度は、1リットル当たり約0.0005モルから1リットル当たり約0.025モルまでの範囲にある。いくつかの実施形態において、共通イオン塩又は塩前駆体の濃度は、1リットル当たり約0.001モルから1リットル当たり約0.007モルまでの範囲にある。
(ix)希釈剤
本明細書で述べる方法のいくつかの実施形態において、方法を希釈剤中で実施する。いくつかの実施形態において、希釈剤は、単一化合物又は2以上の化合物の混合物である。いくつかの実施形態において、希釈剤は、反応成分を完全に溶解する又は反応成分を部分的に溶解する。いくつかの実施形態において、希釈剤は、反応成分を完全に又はほぼ完全に溶解する。いくつかの実施形態において、希釈剤は、反応成分を完全に溶解する。いくつかの実施形態において、希釈剤は、反応成分をほぼ完全に溶解する。
いくつかの実施形態において、希釈剤は、低沸点及び/又は低凝固点を有する。いくつかの実施形態において、希釈剤は、アルカンである。いくつかの実施形態において、希釈剤は、直鎖アルカンである。いくつかの実施形態において、希釈剤は、プロパン、直鎖ブタン、直鎖ペンタン、直鎖ヘキサン、直鎖ヘプタン、直鎖オクタン、直鎖ノナン又は直鎖デカンである。いくつかの実施形態において、希釈剤は、直鎖ヘキサン又は直鎖ペンタンである。いくつかの実施形態において、希釈剤は、直鎖ヘキサンである。いくつかの実施形態において、希釈剤は、分枝アルカンである。いくつかの実施形態において、アルカンは、イソブタン、イソペンタン、ネオペンタン、イソヘキサン、3−メチルペンタン、2,2−ジメチルブタン又は2,3−ジメチルブタンである。いくつかの実施形態において、アルカンは、環状である。いくつかの実施形態において、アルカンは、メチルシクロヘキサンである。いくつかの実施形態において、希釈剤は、混合沸点留分アルカンである。いくつかの実施形態において、希釈剤は、C5アルカンの混合沸点留分、すなわち、混合ペンタン又はC6アルカンの混合沸点留分、すなわち、混合ヘキサンである。いくつかの実施形態において、アルカンは、ニトロアルカンである。
いくつかの実施形態において、希釈剤は、ハロゲン化アルキルである。いくつかの実施形態において、希釈剤は、モノハロゲン化アルキル又は多ハロゲン化アルキルである。いくつかの実施形態において、希釈剤は、クロロホルム、塩化エチル、塩化n−ブチル、塩化メチレン、塩化メチル、1,2−ジクロロエタン、1,1,2,2−テトラクロロエタン、四塩化炭素、1,1−ジクロロエタン、塩化n−プロピル、塩化イソプロピル、1,2−ジクロロプロパン又は1,3−ジクロロプロパンである。いくつかの実施形態において、希釈剤は、塩化メチレン又は塩化メチルである。いくつかの実施形態において、希釈剤は、塩化メチルである。いくつかの実施形態において、希釈剤は、アルケン又はハロゲン化アルケンである。いくつかの実施形態において、希釈剤は、塩化ビニル、1,1−ジクロロエテン又は1,2−ジクロロエテンである。
いくつかの実施形態において、希釈剤は、置換ベンゼンである。いくつかの実施形態において、希釈剤は、ベンゼンである。いくつかの実施形態において、希釈剤は、トルエンである。
いくつかの実施形態において、希釈剤は、二硫化炭素、二酸化硫黄、無水酢酸、アセトニトリル、ベンゼン、トルエン、エチルベンゼン、メチルシクロヘキサン、クロロベンゼン又はニトロアルカンである。
いくつかの実施形態において、希釈剤は、2つ以上の化合物の混合物である。いくつかの実施形態において、希釈剤は、ヘキサン及び塩化メチルの混合物である。さらなる実施形態において、そのような混合物は、容積で約10/90〜約90/10ヘキサン/塩化メチルである。さらなる実施形態において、そのような混合物は、容積で約20/80〜約80/20ヘキサン/塩化メチルである。さらなる実施形態において、そのような混合物は、容積で約30/70〜約70/30ヘキサン/塩化メチルである。さらなる実施形態において、そのような混合物は、容積で約40/60〜約60/40ヘキサン/塩化メチルである。さらなる実施形態において、そのような混合物は、容積で約50/50ヘキサン/塩化メチルである。さらなる実施形態において、そのような混合物は、容積で約60/40ヘキサン/塩化メチルである。さらなる実施形態において、そのような混合物は、容積で約40/60ヘキサン/塩化メチルである。
(x)温度
いくつかの実施形態において、本明細書に示す方法は、約−120℃〜約0℃の温度で実施する。いくつかの実施形態において、温度は、約−110℃〜約−10℃である。いくつかの実施形態において、温度は、約−100℃〜約−20℃である。いくつかの実施形態において、温度は、約−75℃、約−70℃、約−65℃、約−60℃、約−55℃、約−50℃、約−45℃、約−40℃、約−35℃、約−30℃、約−25℃、約−20℃、約−15℃、約−10℃、約−5℃又は約0℃である。
(xi)準リビングカルボカチオン重合
準リビング(quasiliving)カルボカチオン重合条件を用いて、準リビング性であり、カルボカチオン性であるイオン化ポリマー、すなわち、準リビングカルボカチオンポリオレフィンを得ることができる。そのような条件下では、重合は、最小限の不可逆性連鎖停止及び最小限の連鎖移動で進行する。準リビングカルボカチオン重合条件下で行われる重合は、開始とそれに続く成長により進行し、成長(活性)種が非成長(休止:dormat)ポリマー鎖と平衡状態にある。そのような条件は、特定の実施形態において、狭い分子量分布及び1にほぼ等しい多分散性指数をもたらし得る。いくつかの実施形態において、準リビングカルボカチオン重合を行うのに適する反応系は、1種又は複数のルイス酸、モノマー、開始剤及び電子供与体を含む。いくつかの実施形態において、反応系は、共通イオン塩又は共通イオン塩前駆体を含む。いくつかの実施形態において、反応系は、希釈剤を含む。
(c)式VIIIの化合物から単官能性及び多官能性テレケリックポリマーを製造する方法
ここに、式VIII
HO−T−(P−E)
VIII
の化合物を式IX
D−(L
IX
の化合物と接触させるステップを含む、テレケリックポリマーを製造する方法
[式中、
Dは、ヒドロカルビルであり、
各Tは、独立にテルペンであり、
各Pは、独立にポリオレフィン基であり、
各Eは、独立にエンドキャップ基であり、
各Lは、独立に、
Figure 2014520917

[式中、各Aは、独立にヒドロカルビレン又は結合であり、LGは、脱離基である。]であり、
nは、1〜6の整数であり、
sは、1〜2の整数である。]を提供する。
いくつかの実施形態において、製造されるテレケリックポリマーは、式VIIaを有する。
Figure 2014520917

式中、
Dは、ヒドロカルビルであり、
各Lは、独立に、
Figure 2014520917

[式中、各Aは、独立にヒドロカルビレン又は結合であり、酸素は、Tに結合している。]であり、
各Tは、独立にテルペンであり、
各Pは、独立にポリオレフィン基であり、
各Eは、独立にエンドキャップ基であり、
nは、1〜6の整数であり、
各sは、独立に1〜2の整数である。
いくつかの実施形態において、製造されるテレケリックポリマーは、式Xを有する。
Figure 2014520917

式中、
Dは、ヒドロカルビルであり、
各Lは、独立に、
Figure 2014520917

[式中、各Aは、独立にヒドロカルビレン又は結合であり、酸素は、Tに結合している。]であり、
各Lは、独立に、
Figure 2014520917

[式中、各Aは、独立にヒドロカルビレン又は結合であり、LGは、脱離基である。]であり、
各Tは、独立にテルペンであり、
各Pは、独立にポリオレフィン基であり、
各Eは、独立にエンドキャップ基であり、
n及びmは、整数であり、ここで、
(1)mとnの合計は、2〜6であり、
(2)mは、少なくとも1であり、
(3)nは、少なくとも1であり、
各sは、独立に1〜2の整数である。
いくつかの実施形態において、製造されるテレケリックポリマーの多分散性指数は、2.5未満、2.4未満、2.3未満、2.2未満、2.1未満、2.0未満、1.9未満、1.8未満、1.7未満、1.6未満、1.5未満、1.4未満、1.3未満、1.2未満又は1.1未満である。
いくつかの実施形態において、製造されるテレケリックポリマーの分子量は、約1000、約2000、約3000、約4000、約5000、約6000、約7000、約8000、約9000、約10000、約20000、約30000、約40000、約50000、約60000、約70000、約80000、約90000又は約100000g/モルである。
(i)式VIIIの化合物
式VIIIの化合物は、以下の構造を有する。
HO−T−(P−E)
式中、
各Tは、独立にテルペンであり、
各Pは、独立にポリオレフィン基であり、
各Eは、独立にエンドキャップ基であり、
sは、1〜2の整数である。
いくつかの実施形態において、Tは、モノテルペン、セスキテルペン又はトリテルペンである。いくつかの実施形態において、Tは、モノテルペンである。
いくつかの実施形態において、Tは、置換されていない。いくつかの実施形態において、Tは、1〜3個の置換基で置換されている。
いくつかの実施形態において、Tは、
Figure 2014520917

であり、
(1)Tが式(i)を有する場合、Tは、1〜3個の置換基で置換されており、
(2)sは、1又は2であり、
sが1である場合、D及びDの1つがHであり、他方がP−Eであり、
sが2である場合、D及びDのそれぞれが独立にP−Eである。
波線付きの結合は、ヒドロキシル基への結合を表す。
いくつかの実施形態において、Tが
Figure 2014520917

である場合、
Tは、1つ又は複数の置換基で置換されている。
いくつかの実施形態において、sは1である。
いくつかの実施形態において、OHは、Tの第一級炭素に結合している。
いくつかの実施形態において、Tは、
Figure 2014520917

である。
いくつかの実施形態において、Tは、
Figure 2014520917

である。
いくつかの実施形態において、Pは、ポリイソブチレンである。
いくつかの実施形態において、式VIIIの化合物は、
Figure 2014520917

である。
いくつかの実施形態において、Eは、ヘテロ原子、例えば求核ヘテロ原子を含まない。いくつかの実施形態において、Eは、窒素を含まない。
いくつかの実施形態において、Eは、
(1)
Figure 2014520917

(2)
Figure 2014520917

[式中、RPY1及びRPY2は、各−(CRPY1PY2)−単位において独立に、水素及び1〜6個の炭素原子のアルキルからなる群から選択され、
mは、1〜20の整数であり、
PYは、水素、アルキル、アリール、アルカリール、アルコキシ、ヘテロアリール、ニトロ、ウレイド、−OC(O)RPY3、−C(O)RPY4、−C(O)ORPY5、−C(O)NRPY6PY7、−P(RPY8、−P(ORPY9、−SRPY10、−OSOPY11及び−S(O)RPY12からなる群から選択され、
PY3は、アルキル又はアルケニルであり、RPY4、RPY5、RPY7、RPY8、RPY9、RPY10、RPY11及びRPY12は、アルキルである。]、
(3)
Figure 2014520917

[式中、RSAは、アルキル、アリール、アラルキル、アルカリール、
Figure 2014520917

であり、
は、ハロ又は擬ハロゲン化物であり、
SXは、アルキル又はアリールであり、
S3は、tert−ブチルであり、
S4及びRS5は、それぞれ独立にアルキル、アリール、アラルキル又はアルカリールである。]、
(4)
Figure 2014520917

[式中、RPH1及びRPH2は、各−(CRPH1PH2)単位において、それぞれ独立に−H又はアルキルであり、pは、0〜20の整数であり、
(a)pが0である場合、RPH3及びRPH4は、それぞれ独立にアルキルであり、
PHは、−Hであり、
(b)pが1である場合、RPH3及びRPH4は、それぞれ独立に−H、アルキル又はアルコキシであり、
PHは、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アラルキル、アリール、ヘテロアリール又は
Figure 2014520917

[式中、RPH5〜RPH7は、それぞれ独立にアルキル又はアリールである。]であり、
(c)pが2である場合、RPH3及びRPH4は、それぞれ独立に−H、アルキル又はアルコキシであり、
PHは、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アラルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、−F、−Cl、−Br、−I、−At、−CN、−NC、−NCO、−OCN、−NCS、−SCN、−OC(O)RPH8、−C(O)ORPH9、−C(O)NRPH10PH11又は
Figure 2014520917

[式中、Aは、
Figure 2014520917

又は単結合であり、
PH5〜RPH7は、それぞれ独立にアルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アラルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、ヒドロキシ、−NRPH10PH11、−F、−Cl、−Br、−I又は−Atである。]であり、
PH8は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アリール又はヘテロアリールであり、
PH9〜RPH11は、それぞれ独立に−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アリール若しくはヘテロアリールであり、又は−O−(CRPH1PH2−XPHがRPH4に対してオルトである場合、XPH及びRPH4は、XPH及びRPH4が結合している原子と一緒になって環を形成していてもよく、
(d)pが3〜20である場合、RPH3及びRPH4は、それぞれ独立に−H、アルキル又はアルコキシであり、
Xは、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アラルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アルカリールオキシ、−OH、−F、−Cl、−Br、−I、−At、−CN、−NC、−NCO、−OCN、−NCS、−SCN、−OC(O)RPH8、−C(O)ORPH9、−C(O)NRPH10PH11
Figure 2014520917

、−NRPHXPHY
[式中、Aは、
Figure 2014520917

又は単結合であり、
PHX及びRPHYは、それぞれ独立に−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C(O)RPHZ[式中、RPHZは、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−ORPH8又は−NRPH10PH11である。]であり、
PH5〜RPH7は、それぞれ独立にアルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アラルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、ヒドロキシ、−NRPH10PH11、−F、−Cl、−Br、−I又は−Atであり、
PH8は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アリール又はヘテロアリールであり、RPH9〜RPH11は、それぞれ独立に−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アリール又はヘテロアリールである。]である。]、
(5)
Figure 2014520917

[式中、RPZ1及びRPZ2は、各−(CRPZ1PZ2)−単位において独立に、水素又は1〜6個の炭素原子のアルキルであり、
sは、2〜20の整数であり、
PZ1は、−F、−Cl、−Br、−I、−At、−CN、−NC、−N、−NCO、−OCN、−NCS又は−SCNである。]、
(6)
Figure 2014520917

(7)
Figure 2014520917

[式中、Rは、ハロであるか、又はハロ若しくは擬ハロで場合によって置換された1〜20個の炭素原子のヒドロカルビルである。]、
(8)フラン、又はヒドロカルビル若しくは置換ヒドロカルビルで置換されたフラン、或いは
(9)チオフェン、又はヒドロカルビル若しくは置換ヒドロカルビルで置換されたチオフェンである。
いくつかの実施形態において、ヒドロカルビル若しくは置換ヒドロカルビルで置換されたフランは、以下の構造
Figure 2014520917

[式中、Rは、ヒドロカルビル若しくは置換ヒドロカルビルである。]を有する。
いくつかの実施形態において、チオフェン、又はヒドロカルビル若しくは置換ヒドロカルビルで置換されたチオフェンは、以下の構造
Figure 2014520917

[式中、Rは、ヒドロカルビル若しくは置換ヒドロカルビルである。]を有する。
いくつかの実施形態において、Eは、
(1)
Figure 2014520917

(2)
Figure 2014520917

(3)ピロール又はN−ヒドロカルビルピロール[ヒドロカルビルは1〜20個の炭素原子を含む。]、
(4)−S−RSA[式中、RSAは、ハロ又は擬ハロ(pseudohalo)で場合によって置換された1〜20個の炭素原子のヒドロカルビルである。]、
(5)
Figure 2014520917

[式中、Rは、ハロ又は擬ハロで場合によって置換された1〜20個の炭素原子のヒドロカルビルである。]、
(6)ハロアルキル又は擬ハロアルキル、
(7)−CHCH=CHCH−X[式中、Xは、ハロである。]或いは
(8)
Figure 2014520917

[式中、Rは、ハロであるか、又はハロ若しくは擬ハロで場合によって置換された1〜20個の炭素原子のヒドロカルビルである。]である。
いくつかの実施形態において、N−ヒドロカルビルピロールは、
Figure 2014520917

[式中、RPY1及びRPY2は、各−(CRPY1PY2)−単位において独立に水素及び1〜6個の炭素原子のアルキルからなる群から選択され、
mは、1〜20の整数であり、
PYは、水素、アルキル、アリール、アルカリール、アルコキシ、ヘテロアリール、ニトロ、ウレイド、−OC(O)RPY3、−C(O)RPY4、−C(O)ORPY5、−C(O)NRPY6PY7、−P(RPY8、−P(ORPY9、−SRPY10、−OSOPY11及び−S(O)RPY12からなる群から選択され、
PY3は、アルキル又はアルケニルであり、RPY4、RPY5、RPY7、RPY8、RPY9、RPY10、RPY11及びRPY12は、アルキルである。]である。
いくつかの実施形態において、N−ヒドロカルビルピロールは、
Figure 2014520917

[式中、RPZ1及びRPZ2は、各−(CRPZ1PZ2)−単位において独立に水素又は1〜6個の炭素原子のアルキルであり、
sは、2〜20の整数である。]である。
いくつかの実施形態において、Eは、
Figure 2014520917

[式中、Xは、ハロゲン化物である。]である。いくつかの実施形態において、Xは、−Clである。
いくつかの実施形態において、エンドキャップ基は、
Figure 2014520917

である。
いくつかの実施形態において、エンドキャップ基は、1−置換−1,1−ジアリールエチレン基である。例は、参照によりそれらの全体として本明細書に組み込まれる、Fodorら、J.M.S.−Pure Appl.Chem.、A32巻(3号)、575〜591頁(1995年)、Hadjikyriacouら、J.M.S.−Pure Appl.Chem.、A32巻(6号)、1137〜1153頁(1995年)、Kamigaitoら、Macromolecules、28巻、5671〜5675頁(1995年)、Liら、Macromolecules、28巻、1383〜1389頁(1995年)、Hadjikyriacouら、Macromolecules、29巻、5261〜5267頁(1996年)、Mayrら、Macromolecules、29巻、6110〜6113頁(1996年)及びKwonら、Macromolecules、35巻、3348〜3357頁(2002年)に記載されているものを含むが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態において、エンドキャップ基は、参照によりそれらの全体が組み込まれる、例えば、Knollら、米国特許第5,212,248号、Deら、Macromolecules、38巻、6861〜6870頁(2006年)及びDeら、Macromolecules、39巻、7527〜7533頁(2006年)に記載されているものなどであるが、これらに限定されないハロゲン化アリルである。
いくつかの実施形態において、エンドキャップ基は、参照によりそれらの全体が組み込まれる、Yamanakaら、米国特許第5,777,037号及びChibaら、欧州特許出願第1,225,186号に記載されているものなどの長鎖オレフィンクエンチング剤由来である。
いくつかの実施形態において、エンドキャップ基は、参照によりその全体として本明細書に組み込まれる、Shaffer、米国特許第5,580,935号に記載されているものを含むが、これらに限定されないクエンチング剤であるアリルシリル擬ハロゲン化物由来である。いくつかの実施形態において、エンドキャップ基は、参照によりそれらの全体が本明細書に組み込まれる、Hadjikyriacouら、Macromolecules、32巻(20号)、6393〜6399頁(1999年)及びHadjikyriacouら、Macromolecules、33巻、730〜733頁(2000年)に記載されているものを含むが、これらに限定されないフラン又は置換フランである。例は、2−メチルフラン及び2−tert−ブチルフランなどの2−アルキルフランを含むが、これらに限定されない。他の例は、2,5−ビス(2−フリル−2−プロピル)フランなどのビス(フラニル)エンドキャップ基を含むが、これらに限定されない。単一ビス(フラニル)エンドキャップ基が、上述のような1つのP部分でなく、Hadjikyriacouら、Macromolecules、33巻、730〜733頁(2000年)に記載されているカップリング反応により得ることができる2つのP部分に結合している化合物もここに提供する。
いくつかの実施形態において、エンドキャップ基は、例えば、2−チオフェンを含むチオフェン又は置換チオフェンである。
いくつかの実施形態において、エンドキャップ基は、トリアリールアミンである。例は、トリフェニルアミンを含むが、これに限定されない。いくつかの実施形態において、エンドキャップ基は、
Figure 2014520917

である。
いくつかの実施形態において、エンドキャップ基はビニルアルコキシベンゼンである。例は、参照によりその全体として本明細書に組み込まれる、特開平5−186513Aに記載されているものを含むが、これに限定されない。
式VIIIの化合物は、参照によりその全体として本明細書に組み込まれる、米国特許出願第12/813,411号に記載されている方法を用いて合成することができる。
(ii)式IXの化合物
式IXの化合物は、以下の構造を有する。
D−(L
IX
式中、
Dは、ヒドロカルビルであり、
各Lは、独立に
Figure 2014520917

[式中、各Aは、独立にヒドロカルビレン又は結合であり、LGは、脱離基である。]であり、
nは、1〜6の整数である。
いくつかの実施形態において、Dは、1〜25個の炭素のヒドロカルビルである。いくつかの実施形態において、Dは、1〜20個の炭素のヒドロカルビルである。いくつかの実施形態において、Dは、1〜15個の炭素のヒドロカルビルである。いくつかの実施形態において、Dは、1〜10個の炭素のヒドロカルビルである。いくつかの実施形態において、Dは、1〜6個の炭素のヒドロカルビルである。
いくつかの実施形態において、Dは、アルキル、アラルキル又はアルカリールである。いくつかの実施形態において、Dは、1〜10個の炭素のアルキルである。いくつかの実施形態において、Dは、1〜10個の炭素のアルキルである。いくつかの実施形態において、Dは、1〜6個の炭素のアルキルである。いくつかの実施形態において、Dは、7〜20個の炭素のアラルキルである。いくつかの実施形態において、Dは、7〜15個の炭素のアラルキルである。いくつかの実施形態において、Dは、7〜20個の炭素のアルカリールである。いくつかの実施形態において、Dは、7〜15個の炭素のアルカリールである。
いくつかの実施形態において、nは、1であり、Dは、
Figure 2014520917

である。
いくつかの実施形態において、nは、2であり、Dは、
Figure 2014520917

である。
いくつかの実施形態において、nは、3であり、Dは、
Figure 2014520917

[式中、Rは、H又はヒドロカルビルである。]
である。
いくつかの実施形態において、Dは、Z(Y)であり、式中、
Yは、独立にアリールであり、
Zは、ヒドロカルビルであり、
Lは、Z(Y)のYに結合しており、
rは、1〜3の整数である。
いくつかの実施形態において、Zは、1〜10個の炭素のヒドロカルビルである。いくつかの実施形態において、Zは、1〜6個の炭素のヒドロカルビルである。いくつかの実施形態において、Zは、アルキルである。いくつかの実施形態において、Zは、シクロアルキルである。
いくつかの実施形態において、rは、1〜2である。いくつかの実施形態において、rは、1である。
いくつかの実施形態において、Dは、Yであり、Yは、アリールであり、pは、1〜4の整数である。
いくつかの実施形態において、pは、1〜2である。いくつかの実施形態において、pは、1である。
いくつかの実施形態において、Y又はZ(Y)について、Yは、アリールであり、アリールは、単環式、二環式又は三環式である。特定の実施形態において、アリールは、単環式である。いくつかの実施形態において、アリールは、ヘテロ原子を含まない。いくつかの実施形態において、アリールは、6〜12個の炭素を含む。いくつかの実施形態において、アリールは、フェニルである。
いくつかの実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

である。
いくつかの実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

である。
いくつかの実施形態において、Aは、1〜10個、1〜6個又は1〜3個の炭素のヒドロカルビルである。
いくつかの実施形態において、Aは、結合である。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、アルキルである。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、1〜10個の炭素のアルキルである。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、1〜6個の炭素のアルキルである。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、1〜3個の炭素のアルキルである。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

である。
いくつかの実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、アルキルである。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、1〜10個の炭素のアルキルである。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、1〜6個の炭素のアルキルである。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、1〜3個の炭素のアルキルである。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、アルキルであり、該アルキルは、分枝状又は環状でない。いくつかの実施形態において、脱離基は、−Cl、−Br、−I、−OH、−OR、−OC(O)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR、−OS(O)NR、−OMs、−OTs又は−OP(O)(ORであり、Rは、ヒドロカルビルである。いくつかの実施形態において、Rは、アルキル又はアリールである。いくつかの実施形態において、Rは、1〜6個の炭素のアルキルである。いくつかの実施形態において、該アルキルは、メチルである。いくつかの実施形態において、Rは、−Cl又は−Brである。
いくつかの実施形態において、nは、1〜4である。いくつかの実施形態において、nは、1〜3である。
いくつかの実施形態において、式IXの化合物は、
Figure 2014520917

であり、式中、LGは、脱離基であり、nは、1〜4である。いくつかの実施形態において、nは、1〜3である。
式IXの化合物は、商業的に、或いは参照によりそれらの全体が本明細書に組み込まれる、Richard C.Larock、Comprehensive Organic Transformations:A Guide to Functional Group Preparations(2版、1999年)及び/又はMichael B.Smith & Jerry March、March’s Advanced Organic Chemistry,Reactions,Mechanisms, and Structure(5版、2001年)に記載されているような当業者に公知の合成技術を用いて得ることができる。
脱離基に結合したカルボニルを有する化合物は、商業的に又は当業者に公知の技術により得ることができる。例えば、下に示すように、式IXaの化合物は、式XIの対応する酸から調製することができる。式XIの酸は、商業的に入手でき、或いは、式Xのグリニャール試薬若しくはそれらの反応性同等物から、これらのグリニャール試薬若しくはそれらの反応性同等物と二酸化炭素との反応によって容易に得ることができる。
Figure 2014520917
式IXb
D−(A−LG)
IXb
の化合物は、商業的に入手でき、或いは当業者に公知の方法により容易に得ることができる。例えば、脱離基は、脱離基の導入をもたらす試薬と反応することができる官能基を有する前駆体から導入することができる。適切な官能基は、ヒドロキシル基又はオレフィンを含むが、これらに限定されない。
イソシアネートも商業的に入手でき、或いは当業者に公知の技術を用いて容易に得ることができる。例えば、下に示すように、式IXcのイソシアネートは、式XIIのアミンから、そのようなアミンをホスゲンと反応させることにより得ることができる。
D−A−NH→D−A−N=C=O
XII IXc
塩化スルホニル及び塩化スルフィニルも商業的に入手でき、或いは当技術分野において公知の技術を用いて容易に得ることができる。例えば、ハロゲン化スルホニルは、フリーラジカルハロスルホン化、例えば、リード反応(Reed reaction)により、スルホン酸から、ジアゾニウム塩をSOと反応させることにより、又はグリニャール試薬(若しくはそれらの反応性同等物)をSO若しくは塩化スルフリルと反応させることにより合成することができる。例えば、式IXdの化合物は、以下に示すように、式Xの化合物をSOClと反応させることにより式Xの化合物から合成することができる。
Figure 2014520917
(d)テレケリックポリマー
(i)式VIIの化合物
本明細書で述べる方法は、式VIIの化合物をもたらす。
Figure 2014520917

式中、
Dは、ヒドロカルビルであり、
各Lは、独立に、
Figure 2014520917

[式中、各Aは、独立にヒドロカルビレン又は結合であり、酸素は、Tに結合している。]であり、
各Tは、独立にテルペンであり、
各Pは、独立にポリオレフィン基であり、
各Eは、独立にエンドキャップ基であり、
n及びmは、整数であり、ここで、
(1)nとmの合計は、1〜6であり、
(2)nは、少なくとも1であり、
各sは、独立に1〜2の整数である。
いくつかの実施形態において、Dは、1〜25個の炭素のヒドロカルビルである。いくつかの実施形態において、Dは、1〜20個の炭素のヒドロカルビルである。いくつかの実施形態において、Dは、1〜15個の炭素のヒドロカルビルである。いくつかの実施形態において、Dは、1〜10個の炭素のヒドロカルビルである。いくつかの実施形態において、Dは、1〜6個の炭素のヒドロカルビルである。
いくつかの実施形態において、Dは、アルキル、アルカリール又はアラルキルである。
いくつかの実施形態において、Dは、1〜10個の炭素のアルキルである。いくつかの実施形態において、Dは、1〜6個の炭素のアルキルである。いくつかの実施形態において、Dは、7〜20個の炭素のアルカリールである。いくつかの実施形態において、Dは、7〜15個の炭素のアルカリールである。いくつかの実施形態において、Dは、7〜20個の炭素のアラルキルである。いくつかの実施形態において、Dは、7〜15個の炭素のアラルキルである。
いくつかの実施形態において、nは、1であり、Dは、
Figure 2014520917

である。
いくつかの実施形態において、nは、2であり、Dは、
Figure 2014520917

である。
いくつかの実施形態において、nは、3であり、Dは、
Figure 2014520917

であり、
式中、Rは、H又はヒドロカルビルである。
いくつかの実施形態において、Dは、Z(Y)であり、式中、
Yは、独立にアリールであり、
Zは、ヒドロカルビルであり、
Lは、Z(Y)のYに結合しており、
rは、1〜3の整数である。
いくつかの実施形態において、Zは、1〜10個の炭素のヒドロカルビルである。いくつかの実施形態において、Zは、1〜6個の炭素のヒドロカルビルである。いくつかの実施形態において、Zは、アルキルである。いくつかの実施形態において、Zは、シクロアルキルである。
いくつかの実施形態において、rは、1〜2である。いくつかの実施形態において、rは、1である。
いくつかの実施形態において、Dは、Yであり、Yは、アリールであり、pは、1〜4の整数である。
いくつかの実施形態において、pは、1〜2である。いくつかの実施形態において、pは、1である。
いくつかの実施形態において、Y又はZ(Y)について、Yは、アリールであり、アリールは、単環式、二環式又は三環式である。特定の実施形態において、アリールは、単環式である。いくつかの実施形態において、アリールは、ヘテロ原子を含まない。いくつかの実施形態において、アリールは、6〜12個の炭素を含む。いくつかの実施形態において、アリールは、フェニルである。
いくつかの実施形態において、Dは、ヘテロ原子を含まない。
いくつかの実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

である。
いくつかの実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

である。
いくつかの実施形態において、Aは、1〜10個、1〜6個又は1〜3個の炭素のヒドロカルビルである。
いくつかの実施形態において、Aは、結合である。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、アルキルである。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、1〜10個の炭素のアルキルである。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、1〜6個の炭素のアルキルである。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、1〜3個の炭素のアルキルである。
いくつかの実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

である。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、アルキルである。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、1〜10個の炭素のアルキルである。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、1〜6個の炭素のアルキルである。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、1〜3個の炭素のアルキルである。
いくつかの実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、アルキルであり、該アルキルは、分枝状又は環状でない。
いくつかの実施形態において、テルペンは、モノテルペン、セスキテルペン又はトリテルペンである。いくつかの実施形態において、テルペンは、モノテルペンである。
いくつかの実施形態において、テルペンは、置換されていない。
いくつかの実施形態において、Tは、1〜3個の置換基で置換されている。
いくつかの実施形態において、Tは、
Figure 2014520917

であり、
(1)Tが式(i)を有する場合、Tは、1〜3個の置換基で置換されており、
(2)sは、1又は2であり、
sが1である場合、D及びDの1つがHであり、他方がP−Eであり、
sが2である場合、D及びDのそれぞれが独立にP−Eである。
いくつかの実施形態において、Tが
Figure 2014520917

である場合、
Tは、1つ又は複数の置換基で置換されている。
いくつかの実施形態において、sは1である。
いくつかの実施形態において、Lは、Tの第一級炭素に結合している。
いくつかの実施形態において、Tは、
Figure 2014520917

である。
いくつかの実施形態において、Tは、
Figure 2014520917

である。
いくつかの実施形態において、mは、0である。いくつかの実施形態において、mは、1〜3である。
いくつかの実施形態において、nは、1〜4の整数である。いくつかの実施形態において、nは、1〜3の整数である。いくつかの実施形態において、nは、1〜2の整数である。いくつかの実施形態において、nは、1である。特定の実施形態において、nは、1であり、mは、0〜3である。特定の実施形態において、nは、2であり、mは、0〜2である。特定の実施形態において、nは、3であり、mは、0〜1である。特定の実施形態において、nは、4であり、mは、0である。いくつかの実施形態において、nとmの合計は、1〜4である。いくつかの実施形態において、nとmの合計は、1〜3である。
いくつかの実施形態において、式VIIの化合物は、式VII(a)の化合物である。
Figure 2014520917

式中、A、T、P、E、s及びnは、式VIIの化合物について本明細書で定義されている通りである。
特定の実施形態において、式VII(a)の化合物は、
Figure 2014520917

であり、式中、nは、1〜6の整数であり、sは、1〜2の整数である。特定の実施形態において、nは、1〜4の整数である。特定の実施形態において、nは、1〜3の整数である。いくつかの実施形態において、sは、1である。
いくつかの実施形態において、式VII(a)の化合物は、
Figure 2014520917

であり、式中、nは、1〜5の整数である。特定の実施形態において、nは、1〜4の整数である。特定の実施形態において、nは、1〜3の整数である。
いくつかの実施形態において、式VIIの化合物は、式VII(b)の化合物である。
Figure 2014520917

式中、A、T、P、E、s、n及びmは、式VIIの化合物について本明細書で定義されている通りである。
いくつかの実施形態において、式VII(b)の化合物は、
Figure 2014520917

であり、式中、nとmの合計は、1〜4である。いくつかの実施形態において、nとmの合計は、1〜3である。いくつかの実施形態において、mは、1〜2である。
いくつかの実施形態において、Pは、ポリイソブチレンである。
エンドキャップ基は、本明細書で用いる場合、他の分子と所望の時点に反応し得る一価分子を意味する。いくつかの実施形態において、Eは、以下からなる群から選択されるエンドキャップ基である。
(1)
Figure 2014520917

(2)
Figure 2014520917

[式中、RPY1及びRPY2は、各−(CRPY1PY2)−単位において独立に、水素及び1〜6個の炭素原子のアルキルからなる群から選択され、
mは、1〜20の整数であり、
PYは、水素、アルキル、アリール、アルカリール、アルコキシ、ヘテロアリール、ニトロ、ウレイド、−OC(O)RPY3、−C(O)RPY4、−C(O)ORPY5、−C(O)NRPY6PY7、−P(RPY8、−P(ORPY9、−SRPY10、−OSOPY11及び−S(O)RPY12からなる群から選択され、
PY3は、アルキル又はアルケニルであり、RPY4、RPY5、RPY7、RPY8、RPY9、RPY10、RPY11及びRPY12は、アルキルである。]、
(3)
Figure 2014520917

[式中、RSAは、アルキル、アリール、アラルキル、アルカリール、
Figure 2014520917

であり、
は、ハロ又は擬ハロゲン化物であり、
SXは、アルキル又はアリールであり、
S3は、tert−ブチルであり、
S4及びRS5は、それぞれ独立にアルキル、アリール、アラルキル又はアルカリールである。]、
(4)
Figure 2014520917

[式中、RPH1及びRPH2は、各−(CRPH1PH2)単位においてそれぞれ独立に−H又はアルキルであり、pは、0〜20の整数であり、
(a)pが0である場合、RPH3及びRPH4は、それぞれ独立にアルキルであり、
PHは、−Hであり、
(b)pが1である場合、RPH3及びRPH4は、それぞれ独立に−H、アルキル又はアルコキシであり、
PHは、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アラルキル、アリール、ヘテロアリール又は
Figure 2014520917

[式中、RPH5〜RPH7は、それぞれ独立にアルキル又はアリールである。]であり、
(c)pが2である場合、RPH3及びRPH4は、それぞれ独立に−H、アルキル又はアルコキシであり、
PHは、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アラルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、−F、−Cl、−Br、−I、−At、−CN、−NC、−NCO、−OCN、−NCS、−SCN、−OC(O)RPH8、−C(O)ORPH9、−C(O)NRPH10PH11又は
Figure 2014520917

[式中、Aは、
Figure 2014520917

又は単結合であり、
PH5〜RPH7は、それぞれ独立にアルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アラルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、ヒドロキシ、−NRPH10PH11、−F、−Cl、−Br、−I又は−Atである。]であり、
PH8は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アリール又はヘテロアリールであり、
PH9〜RPH11は、それぞれ独立に−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アリール若しくはヘテロアリールであり、又は−O−(CRPH1PH2−XPHがRPH4に対してオルトである場合、XPH及びRPH4は、XPH及びRPH4が結合している原子と一緒になって環を形成していてもよく、
(d)pが3〜20である場合、RPH3及びRPH4は、それぞれ独立に−H、アルキル又はアルコキシであり、
Xは、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アラルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アルカリールオキシ、−OH、−F、−Cl、−Br、−I、−At、−CN、−NC、−NCO、−OCN、−NCS、−SCN、−OC(O)RPH8、−C(O)ORPH9、−C(O)NRPH10PH11
Figure 2014520917

、−NRPHXPHY
[式中、Aは、
Figure 2014520917

又は単結合であり、
PHX及びRPHYは、それぞれ独立に−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、C(O)RPHZ[式中、RPHZは、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−ORPH8又は−NRPH10PH11である。]であり、
PH5〜RPH7は、それぞれ独立にアルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アラルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、ヒドロキシ、−NRPH10PH11、−F、−Cl、−Br、−I又は−Atであり、
PH8は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アリール又はヘテロアリールであり、RPH9〜RPH11は、それぞれ独立に−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アリール又はヘテロアリールである。]である。]、
(5)
Figure 2014520917

[式中、RPZ1及びRPZ2は、各−(CRPZ1PZ2)−単位において独立に、水素又は1〜6個の炭素原子のアルキルであり、
sは、2〜20の整数であり、
PZ1は、−F、−Cl、−Br、−I、−At、−CN、−NC、−N、−NCO、−OCN、−NCS又は−SCNである。]、
(6)
Figure 2014520917

(7)
Figure 2014520917

[式中、Rは、ハロであるか、又はハロ若しくは擬ハロで場合によって置換された1〜20個の炭素原子のヒドロカルビルである。]、
(8)フラン又はヒドロカルビル若しくは置換ヒドロカルビルで置換されたフラン、或いは
(9)チオフェン、又はヒドロカルビル若しくは置換ヒドロカルビルで置換されたチオフェンである。
いくつかの実施形態において、ヒドロカルビル若しくは置換ヒドロカルビルで置換されたフランは、以下の構造
Figure 2014520917

[式中、Rは、ヒドロカルビル若しくは置換ヒドロカルビルである。]を有する。
いくつかの実施形態において、チオフェン、又はヒドロカルビル若しくは置換ヒドロカルビルで置換されたチオフェンは、以下の構造
Figure 2014520917

[式中、Rは、ヒドロカルビル若しくは置換ヒドロカルビルである。]を有する。
いくつかの実施形態において、エンドキャップ基は、
(1)
Figure 2014520917

(2)
Figure 2014520917

(3)ピロール又はN−ヒドロカルビルピロール[ヒドロカルビルは1〜20個の炭素原子を含む。]、
(4)−S−RSA[式中、RSAは、ハロ又は擬ハロで場合によって置換された1〜20個の炭素原子のヒドロカルビルである。]、
(5)
Figure 2014520917

[式中、Rは、ハロ又は擬ハロで場合によって置換された1〜20個の炭素原子のヒドロカルビルである。]、
(6)ハロアルキル又は擬ハロアルキル、
(7)−CHCH=CHCH−X[式中、Xは、ハロである。]或いは
(8)
Figure 2014520917

[式中、Rは、ハロであるか、又はハロ若しくは擬ハロで場合によって置換された1〜20個の炭素原子のヒドロカルビルである。]である。
いくつかの実施形態において、N−ヒドロカルビルピロールは、
Figure 2014520917

[式中、RPY1及びRPY2は、各−(CRPY1PY2)−単位において独立に水素及び1〜6個の炭素原子のアルキルからなる群から選択され、
mは、1〜20の整数であり、
PYは、水素、アルキル、アリール、アルカリール、アルコキシ、ヘテロアリール、ニトロ、ウレイド、−OC(O)RPY3、−C(O)RPY4、−C(O)ORPY5、−C(O)NRPY6PY7、−P(RPY8、−P(ORPY9、−SRPY10、−OSOPY11及び−S(O)RPY12からなる群から選択され、
PY3は、アルキル又はアルケニルであり、RPY4、RPY5、RPY7、RPY8、RPY9、RPY10、RPY11及びRPY12は、アルキルである。]である。
いくつかの実施形態において、N−ヒドロカルビルピロールは、
Figure 2014520917

[式中、RPZ1及びRPZ2は、各−(CRPZ1PZ2)−単位において独立に水素又は1〜6個の炭素原子のアルキルであり、
sは、2〜20の整数である。]である。
いくつかの実施形態において、エンドキャップ基は、
Figure 2014520917

[式中、Xは、ハロゲン化物である。]である。いくつかの実施形態において、Xは、−Clである。
いくつかの実施形態において、エンドキャップ基は、
Figure 2014520917

である。
いくつかの実施形態において、Eは、ヘテロ原子、例えば、求核ヘテロ原子を含まない。いくつかの実施形態において、Eは、窒素を含まない。
いくつかの実施形態において、エンドキャップ基は、1−置換−1,1−ジアリールエチレン基である。例は、参照によりそれらの全体として本明細書に組み込まれる、Fodorら、J.M.S.−Pure Appl.Chem.、A32巻(3号)、575〜591頁(1995年)、Hadjikyriacouら、J.M.S.−Pure Appl.Chem.、A32巻(6号)、1137〜1153頁(1995年)、Kamigaitoら、Macromolecules、28巻、5671〜5675頁(1995年)、Liら、Macromolecules、28巻、1383〜1389頁(1995年)、Hadjikyriacouら、Macromolecules、29巻、5261〜5267頁(1996年)、Mayrら、Macromolecules、29巻、6110〜6113頁(1996年)及びKwonら、Macromolecules、35巻、3348〜3357頁(2002年)に記載されているものを含むが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態において、エンドキャップ基は、参照によりそれらの全体が組み込まれる、例えば、Knollら、米国特許第5,212,248号、Deら、Macromolecules、38巻、6861〜6870頁(2006年)及びDeら、Macromolecules、39巻、7527〜7533頁(2006年)に記載されているものなどであるが、これらに限定されないハロゲン化アリルである。
いくつかの実施形態において、エンドキャップ基は、参照によりそれらの全体が組み込まれる、Yamanakaら、米国特許第5,777,037号及びChibaら、欧州特許出願第1,225,186号に記載されているものなどの長鎖オレフィンクエンチング剤由来である。
いくつかの実施形態において、エンドキャップ基は、参照によりその全体として本明細書に組み込まれる、Shaffer、米国特許第5,580,935号に記載されているものを含むが、これらに限定されないクエンチング剤であるアリルシリル擬ハロゲン化物由来である。いくつかの実施形態において、エンドキャップ基は、参照によりそれらの全体が本明細書に組み込まれる、Hadjikyriacouら、Macromolecules、32巻(20号)、6393〜6399頁(1999年)及びHadjikyriacouら、Macromolecules、33巻、730〜733頁(2000年)に記載されているものを含むが、これらに限定されないフラン又は置換フランである。例は、2−メチルフラン及び2−tert−ブチルフランなどの2−アルキルフランを含むが、これらに限定されない。他の例は、2,5−ビス(2−フリル−2−プロピル)フランなどのビス(フラニル)エンドキャップ基を含むが、これらに限定されない。単一ビス(フラニル)エンドキャップ基が、上述のような1つのP部分でなく、Hadjikyriacouら、Macromolecules、33巻、730〜733頁(2000年)に記載されているカップリング反応により得ることができる2つのP部分に結合している化合物もここに提供する。
いくつかの実施形態において、エンドキャップ基は、例えば、2−チオフェンを含むチオフェン又は置換チオフェンである。
いくつかの実施形態において、エンドキャップ基は、トリアリールアミンである。例は、トリフェニルアミンを含むが、これに限定されない。いくつかの実施形態において、エンドキャップ基は、
Figure 2014520917

である。
いくつかの実施形態において、エンドキャップ基はビニルアルコキシベンゼンである。例は、参照によりその全体として本明細書に組み込まれる、特開平5−186513Aに記載されているものを含むが、これに限定されない。
いくつかの実施形態において、化合物の多分散性指数は、2.5未満、2.4未満、2.3未満、2.2未満、2.1未満、2.0未満、1.9未満、1.8未満、1.7未満、1.6未満、1.5未満、1.4未満、1.3未満、1.2未満、又は1.1未満である。
いくつかの実施形態において、化合物の分子量は、約1000、約2000、約3000、約4000、約5000、約6000、約7000、約8000、約9000、約10000、約20000、約30000、約40000、約50000、約60000、約70000、約80000、約90000又は約100000g/モルである。
(ii)式Xの化合物
いくつかの実施形態において、ここに、式Xの化合物
Figure 2014520917

[式中、
Dは、ヒドロカルビルであり、
各Lは、独立に、
Figure 2014520917

[式中、各Aは、独立にヒドロカルビレン又は結合であり、酸素は、Tに結合している。]であり、
各Lは、独立に、
Figure 2014520917

[式中、各Aは、独立にヒドロカルビレン又は結合であり、LGは、脱離基である。]であり、
各Tは、独立にテルペンであり、
各Pは、独立にポリオレフィン基であり、
各Eは、独立にエンドキャップ基であり、
n及びmは、整数であり、ここで、
(1)m及びnの合計は、2〜6であり、
(2)mは、少なくとも1であり、
(3)nは、少なくとも1であり、
各sは、独立に1〜2の整数である。]を提供する。
いくつかの実施形態において、Dは、1〜25個の炭素のヒドロカルビルである。いくつかの実施形態において、Dは、1〜20個の炭素のヒドロカルビルである。いくつかの実施形態において、Dは、1〜15個の炭素のヒドロカルビルである。いくつかの実施形態において、Dは、1〜10個の炭素のヒドロカルビルである。いくつかの実施形態において、Dは、1〜6個の炭素のヒドロカルビルである。
いくつかの実施形態において、Dは、アルキル、アルカリール又はアラルキルである。
いくつかの実施形態において、Dは、1〜10個の炭素のアルキルである。いくつかの実施形態において、Dは、1〜6個の炭素のアルキルである。いくつかの実施形態において、Dは、7〜20個の炭素のアルカリールである。いくつかの実施形態において、Dは、7〜15個の炭素のアルカリールである。いくつかの実施形態において、Dは、7〜20個の炭素のアラルキルである。いくつかの実施形態において、Dは、7〜15個の炭素のアラルキルである。
いくつかの実施形態において、nは、1であり、Dは、
Figure 2014520917

である。
いくつかの実施形態において、nは、2であり、Dは、
Figure 2014520917

である。
いくつかの実施形態において、nは、3であり、Dは、
Figure 2014520917

であり、
式中、Rは、H又はヒドロカルビルである。
いくつかの実施形態において、Dは、Z(Y)であり、ここで、
Yは、独立にアリールであり、
Zは、ヒドロカルビルであり、
Lは、Z(Y)のYに結合しており、
rは、1〜3の整数である。
いくつかの実施形態において、Zは、1〜10個の炭素のヒドロカルビルである。いくつかの実施形態において、Zは、1〜6個の炭素のヒドロカルビルである。いくつかの実施形態において、Zは、アルキルである。いくつかの実施形態において、Zは、シクロアルキルである。
いくつかの実施形態において、rは1〜2である。いくつかの実施形態において、rは1である。
いくつかの実施形態において、Dは、Y[式中、Yはアリールであり、pは1〜4の整数である。]である。
いくつかの実施形態において、pは1〜2である。いくつかの実施形態において、pは1である。
いくつかの実施形態において、Y又はZ(Y)について、Yは、アリールであり、アリールは、単環式、二環式又は三環式である。特定の実施形態において、アリールは、単環式である。いくつかの実施形態において、アリールは、ヘテロ原子を含まない。いくつかの実施形態において、アリールは、6〜12個の炭素を含む。いくつかの実施形態において、アリールは、フェニルである。
いくつかの実施形態において、Dは、ヘテロ原子を含まない。
いくつかの実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

である。
いくつかの実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

である。
いくつかの実施形態において、Aは、1〜10個、1〜6個又は1〜3個の炭素のヒドロカルビルである。
いくつかの実施形態において、Aは、結合である。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、アルキルである。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、1〜10個の炭素のアルキルである。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、1〜6個の炭素のアルキルである。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、1〜3個の炭素のアルキルである。
いくつかの実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

である。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、アルキルである。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、1〜10個の炭素のアルキルである。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、1〜6個の炭素のアルキルである。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、1〜3個の炭素のアルキルである。
いくつかの実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、アルキルであり、該アルキルは、分枝状又は環状でない。
いくつかの実施形態において、テルペンは、モノテルペン、セスキテルペン又はトリテルペンである。いくつかの実施形態において、テルペンは、モノテルペンである。
いくつかの実施形態において、テルペンは、置換されていない。
いくつかの実施形態において、Tは、1〜3個の置換基で置換されている。
いくつかの実施形態において、Tは、
Figure 2014520917

であり、
(1)Tが式(i)を有する場合、Tは、1〜3個の置換基で置換されており、
(2)sは、1又は2であり、
sが1である場合、D及びDの1つがHであり、他方がP−Eであり、
sが2である場合、D及びDのそれぞれが独立にP−Eである。
いくつかの実施形態において、Tが
Figure 2014520917

である場合、
Tは、1つ又は複数の置換基で置換されている。
いくつかの実施形態において、sは1である。
いくつかの実施形態において、Lは、Tの第一級炭素に結合している。
いくつかの実施形態において、Tは、
Figure 2014520917

である。
いくつかの実施形態において、Tは、
Figure 2014520917

である。
いくつかの実施形態において、mは、1である。いくつかの実施形態において、mは、2である。
いくつかの実施形態において、LGは、−ORであり、Rは、H又はヒドロカルビルである。いくつかの実施形態において、Rは、Hである。いくつかの実施形態において、LGは、ハロ、例えば、クロロ又はブロモである。
いくつかの実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

である。
いくつかの実施形態において、Aは、1〜10個、1〜6個又は1〜3個の炭素のヒドロカルビルである。
いくつかの実施形態において、Aは、結合である。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、アルキルである。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、1〜10個の炭素のアルキルである。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、1〜6個の炭素のアルキルである。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、1〜3個の炭素のアルキルである。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

である。
いくつかの実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、アルキルである。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、1〜10個の炭素のアルキルである。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、1〜6個の炭素のアルキルである。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、1〜3個の炭素のアルキルである。
特定の実施形態において、Lは、
Figure 2014520917

であり、式中、Aは、アルキルであり、該アルキルは、分枝状又は環状でない。いくつかの実施形態において、脱離基は、−Cl、−Br、−I、−OH、−OR、−OC(O)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR、−OS(O)NR、−OMs、−OTs又は−OP(O)(ORであり、Rは、ヒドロカルビルである。いくつかの実施形態において、Rは、アルキル又はアリールである。いくつかの実施形態において、Rは、1〜6個の炭素のアルキルである。いくつかの実施形態において、該アルキルは、メチルである。いくつかの実施形態において、Rは、−Cl又は−Brである。
適切なE基は、式VIIIの化合物について示したものである。
いくつかの実施形態において、式Xの化合物は、以下の構造を有する。
Figure 2014520917
いくつかの実施形態において、式Xの化合物は、以下の構造を有する。
Figure 2014520917
いくつかの実施形態において、化合物の多分散性指数は、2.5未満、2.4未満、2.3未満、2.2未満、2.1未満、2.0未満、1.9未満、1.8未満、1.7未満、1.6未満、1.5未満、1.4未満、1.3未満、1.2未満、又は1.1未満である。
いくつかの実施形態において、化合物の分子量は、約1000、約2000、約3000、約4000、約5000、約6000、約7000、約8000、約9000、約10000、約20000、約30000、約40000、約50000、約60000、約70000、約80000、約90000又は約100000g/モルである。
(e)実施例
(i)例1
Figure 2014520917

実験は、外部冷却ヘキサン/ヘプタン浴を備えた乾燥N雰囲気グローブボックス内で行った。四ツ口500mL丸底フラスコを−45℃の浴に入れ、オーバーヘッド撹拌機、熱電対及びReactIRプローブを装着した。3官能性芳香族開始剤1−C(2.601g、0.0125M)、2,6−ルチジン(0.29mL、0.0100M)、イソブチレンの1つの分割量(4.00mL、0.188M)及び220mLの予冷40:60v:vヘキサン/塩化メチル溶媒混合物をフラスコに加え、約1時間平衡化させた。TiCl(4.00mL、0.140M)の添加により重合を開始させた。重合は、ReactIRによりモノマーの減少を観測することによってモニターした。大部分のイソブチレンが消費されたならば、モノマーの第2の分割量(4.00mL、0.188M)を、同じ消費レベルに達するまで加えた。32mL(1.5M)のモノマー総投入量を得るために、これを7回繰り返した。モノマーの最終の分割量が消費された後、アニソール(3.46g、0.125M)を用いて重合をクエンチした。TiClの追加の投入量(3.00mL、0.107M)を反応物に加えて、アニソールによる求電子芳香族置換の速度を増大させた。クエンチングを約80分間継続し、次いで、14mLの予冷メタノールを用いて終結させた。フラスコを浴から直ちに取り出し、一夜にわたり周囲温度まで加温した。その時点に大部分の塩化メチル溶媒が沸騰して除去された。次いで反応混合物を90:10v:vメタノール/水混合物で、続いて希HCl、飽和重炭酸ナトリウム溶液で、最後に脱イオン水で洗浄した。有機層をMgSO上で乾燥し、ろ過し、回転蒸発により溶媒を除去した。回収されたポリマーをH NMR及びサイズ排除GPC(size−exclusion GPC)により分析した。ポリマーの測定分子量は、約7800g/モルであり、多分散性指数は、1.54であった。
化合物1−Cは、化合物1−Aをジクロロメタン中トリエチルアミンの存在下でシトロネロールと接触させて化合物1−Bとし、これを次にジクロロメタン中無水HClで処理して化合物1−Cを得ることによって合成することができる。
(ii)例2
Figure 2014520917

実験は、外部冷却ヘキサン/ヘプタン浴を備えた乾燥N雰囲気グローブボックス内で行った。四ツ口500mL丸底フラスコを−45℃の浴に入れ、オーバーヘッド撹拌機、熱電対及びReactIRプローブを装着した。2官能性開始剤2−C(2.739g、0.0188M)、2,6−ルチジン(0.29mL、0.0100M)、イソブチレンの1つの分割量(4.00mL、0.188M)及び220mLの予冷40:60v:vヘキサン/塩化メチル溶媒混合物をフラスコに加え、約1時間平衡化させた。TiCl(5.50mL、0.197M)の添加により重合を開始させた。重合は、ReactIRによりモノマーの減少を観測することによってモニターした。大部分のイソブチレンが消費されたならば、モノマーの第2の分割量(4.00mL、0.188M)を、同じ消費レベルに達するまで加えた。32mL(1.5M)のモノマー総投入量を得るために、これを7回繰り返した。モノマーの最終の分割量が消費された後、アニソール(5.20mL、0.188M)を用いて反応をクエンチし、クエンチングを約50分間継続した。9mLの予冷メタノールを用いて重合を終結させた。フラスコを浴から直ちに取り出し、一夜にわたり周囲温度まで加温した。その時点に大部分の塩化メチル溶媒が沸騰して除去された。次いで反応混合物を90:10v:vメタノール/水混合物で、続いて希HCl、飽和重炭酸ナトリウム溶液で、最後に脱イオン水で洗浄した。有機層をMgSO上で乾燥し、ろ過し、回転蒸発により溶媒を除去した。回収されたポリマーをH NMR及びサイズ排除GPCにより分析した。ポリマーの測定分子量は、7400g/モルであり、多分散性指数は、1.84であった。
化合物2−Cは、化合物2−Aをジクロロメタン中トリエチルアミンの存在下でシトロネロールと接触させて化合物2−Bとし、これを次にジクロロメタン中無水HClで処理して化合物2−Cを得ることによって合成することができる。
(iii)例3
Figure 2014520917

実験は、外部冷却ヘキサン/ヘプタン浴を備えた乾燥N雰囲気グローブボックス内で行った。四ツ口500mL丸底フラスコを−45℃の浴に入れ、オーバーヘッド撹拌機、熱電対及びReactIRプローブを装着した。開始剤3−C(3.228g、0.0375M)、2,6−ルチジン(0.34mL、0.0100M)、イソブチレンの1つの分割量(4.00mL、0.165M)及び250mLの予冷40:60v:vヘキサン/塩化メチル溶媒混合物をフラスコに加え、約1時間平衡化させた。TiCl(4.00mL、0.124M)の添加により重合を開始させた。重合は、ReactIRによりモノマーの減少を観測することによってモニターした。大部分のイソブチレンが消費されたならば、モノマーの第2の分割量(4.00mL、0.165M)を、同じ消費レベルに達するまで加えた。36.4mL(1.5M)のモノマー総投入量を得るために、これを8回繰り返した。モノマーの最終の分割量が消費された後、アニソール(1.77mL、0.056M)を用いて反応をクエンチし、続いて一定分量のTiCl(2.00mL、0.063M)を加えてアニソールによる求電子芳香族置換の速度を増大させた。クエンチングを約220分間継続し、次いで、12mLの予冷メタノールを用いて重合を終結させた。フラスコを浴から直ちに取り出し、一夜にわたり周囲温度まで加温した。その時点に大部分の塩化メチル溶媒が沸騰して除去された。次いで反応混合物を90:10v:vメタノール/水混合物で、続いて希HCl、飽和重炭酸ナトリウム溶液で、最後に脱イオン水で洗浄した。有機層をMgSO上で乾燥し、ろ過し、回転蒸発により溶媒を除去した。回収されたポリマーを1H NMR及びサイズ排除GPCにより分析した。ポリマーの測定分子量は、約4600g/モルであり、多分散性指数は、1.14であった。
化合物3−Cは、次のように得られた。すなわち、塩化ベンゾイル3−Aを塩化メチレン中シトロネロール及び過剰のトリエチルアミンと反応させた。生成物を脱イオン水で洗浄し、乾燥し、ヘキサン中10%酢酸エチルを溶出液として用いたシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して化合物3−Bを得、これを次にジクロロメタン中無水HClで処理して化合物3−Cを得た。
(iv)例4
Figure 2014520917

この例は、外部冷却ヘキサン/ヘプタン浴を備えた乾燥N雰囲気グローブボックス内で行った。四ツ口500mL丸底フラスコを−45℃の浴に入れ、オーバーヘッド撹拌機、熱電対及びReactIRプローブを装着した。7−クロロ−3,7−ジメチルオクタン−1−オール開始剤(5.614g、0.0577M)、2,6−ルチジン(3.62mL、0.0627M)、イソブチレンの1つの分割量(6.30mL、0.15M)及び420mLの予冷40:60v:vヘキサン/塩化メチル溶媒混合物をフラスコに加え、約1時間熱的に平衡化させた。TiCl(9.60mL、0.175M)の添加により重合を開始させた。重合は、ReactIRによりイソブチレンモノマー濃度の減少を観測することによってモニターした。大部分のイソブチレンが消費されたならば、モノマーの第2の分割量(6.30mL、0.15M)を、ほぼ同じモノマー転化レベルに達するまで加えた。63.0mL(1.5M)のモノマー総投入量を得るために、これを9回繰り返した。モノマーの最終の分割量が消費された後、ジイソプロピルエーテル(11.79g、0.231M)を用いて重合をクエンチした。次いで、TiClの追加の投入量(9.00mL、0.165M)を加えて、ジイソプロピルエーテルとの反応の速度を増大させた。クエンチングを約70分間継続し、次いで、4.82mLのトリエチルアミンを用いて終結させた。反応物を5分間より長く撹拌し、次いで40mLの予冷メタノールを用いて終結させた。フラスコを浴から直ちに取り出し、一夜にわたり周囲温度まで加温した。その時点に塩化メチル溶媒が沸騰して除去された。次いで反応混合物を90:10v:vメタノール/水混合物で、続いて希HCl、飽和重炭酸ナトリウム溶液で、最後に脱イオン水で洗浄した。有機層をMgSO上で乾燥し、ろ過し、回転蒸発により溶媒を除去した。
回収されたポリマーを1H NMR及びサイズ排除GPCにより分析した。ポリマーの測定分子量は、約2300g/モルであり、多分散性指数は、1.12であった。
上で開始剤として用いた7−クロロ−3,7−ジメチルオクタン−1−オール出発物質は、気体HClによるβ−シトロネロールのヒドロクロリネーション(hydrochlorination)により得られた。
(v)例5
Figure 2014520917

不活性雰囲気中に保持した50mLの無水THFに溶解した化合物5A(19.6g、8.91mモル;約2300Mn)の溶液に、トリエチルアミン(2.1mL、14.9mモル)を加えた。得られた混合物に、1,3,5−ベンゼントリカルボニルトリクロリド(0.79g、2.97mモル)及び4−ジメチルアミノピリジン(0.036g、0.297mモル)を加えた。得られた混合物を室温で15時間撹拌した。反応の完結後、混合物をHOで洗浄し、ヘキサンで希釈した。有機層を分離し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過した。溶媒を減圧下で蒸発させて、粗反応生成物を得た。
NMR分析により、残存PIBアルコールが<10%であることが示され、エステルへの変換が>90%であることがわかった。分子量の分析をGPCにより行ったところ、主要な化学種がトリエステルである生成物の混合物が示された。
詳細な説明及び添付の実施例は、単に例示的なものであり、発明主題の範囲に対する制限と解釈すべきでないことは、理解される。開示した実施形態の様々な変更及び修正は、当業者に明らかである。化学構造、置換基、誘導体、中間体、合成、出発物質、生成物及び/又は反応条件に関するものを制限なく含む、そのような変更及び修正は、その本質及び範囲から逸脱することなく行うことができる。本明細書で述べる発明主題の範囲内に含まれるのは、本明細書で述べる実施形態のすべての組合せである。本明細書で参考文献として引用したすべての米国特許、特許出願及び特許公開は、参照によりそれらの全体として本明細書に組み込まれる。

Claims (44)

  1. 式I
    Figure 2014520917

    の化合物を1種又は複数のモノマーの存在下でルイス酸と接触させるステップを含む、テレケリックポリマーを製造する方法[式中、
    Dは、ヒドロカルビルであり、
    各Lは、独立に、
    Figure 2014520917

    [式中、各Aは、独立にヒドロカルビレン又は結合であり、酸素は、Tに結合している。]であり、
    各Tは、独立にテルペンであり、
    テルペンの第三級炭素の少なくとも1つは、脱離基を含み、各nは、独立に1〜6の整数である。]。
  2. Tが式(i)、(ii)又は(iii)
    Figure 2014520917

    [式中、B及びBは、それぞれ独立に脱離基又は−Hであり、
    及びBの少なくとも1つは、脱離基であり、
    Tが式(i)を有する場合、Tは、1〜3個の置換基で置換されている。]を有する、請求項1に記載の方法。
  3. 式Iの化合物が以下の式
    Figure 2014520917

    を有し、
    nが1〜4の整数である、請求項1又は2に記載の方法。
  4. Tが
    Figure 2014520917

    [式中、Bは、脱離基である。]である、請求項1から3までのいずれか一項に記載の方法。
  5. 脱離基が−Cl又は−Brである、請求項1から4までのいずれか一項に記載の方法。
  6. モノマーの約80%、約85%、約90%、約95%、約97%、約99%又は約100%が消費された後に1種又は複数のクエンチング剤を加えるステップをさらに含む、請求項1から5までのいずれか一項に記載の方法。
  7. クエンチング剤が
    (a)アリルトリメチルシラン、
    (b)メタリルトリメチルシラン、
    (c)1,1−ジフェニルエチレン、
    (d)フラン又は置換フラン、
    (e)チオフェン又は置換チオフェン、
    (f)トリフェニルアミン、
    (g)以下の式を有する化合物
    Figure 2014520917

    [式中、RPY1及びRPY2は、各−(CRPY1PY2)−単位において独立に、水素及び1〜6個の炭素原子のアルキルからなる群から選択され、
    mは、1〜20の整数であり、
    PYは、水素、アルキル、アリール、アルカリール、アルコキシ、ヘテロアリール、ニトロ、ウレイド、−OC(O)RPY3、−C(O)RPY4、−C(O)ORPY5、−C(O)NRPY6PY7、−P(RPY8、−P(ORPY9、−SRPY10、−OSOPY11及び−S(O)RPY12からなる群から選択され、
    PY3は、アルキル又はアルケニルであり、RPY4、RPY5、RPY7、RPY8、RPY9、RPY10、RPY11及びRPY12は、アルキルである。]、
    (h)以下の式を有する化合物
    Figure 2014520917

    [式中、
    〜Rは、独立に水素、1〜20個の炭素原子のアルキル、6〜約20個の炭素原子のアリール、約7〜30個の炭素原子のアルカリール、又は約7〜30個の炭素原子のアラルキルであり、
    Rは、水素、1〜20個の炭素原子のアルキル、6〜約20個の炭素原子のアリール、約7〜30個の炭素原子のアルカリール、又は約7〜30個の炭素原子のアラルキルであり、
    Xは、酸素又は硫黄であり、
    ただし、Rが水素又はメチルである場合、R又はRの1つ及びR又はRの1つが独立に約3〜20個の炭素原子の分枝アルキル、アリール、アルカリール又はアラルキルでない限り、R、R、R及びRは、水素以外でなければならない。]、
    (i)以下の式
    −S−R
    [式中、R及びRは、それぞれ独立にヒドロカルビルである。]を有する化合物、
    (j)以下の式を有する化合物
    SAS−S−RSB
    [式中、RSA及びRSBは、それぞれ独立にアルキル、アリール、アラルキル、アルカリール、
    Figure 2014520917

    [式中、Xは、ハロ又は擬ハロゲン化物であり、
    SXは、アルキル又はアリールであり、
    S3は、tert−ブチルであり、
    S4及びRS5は、それぞれ独立にアルキル、アリール、アラルキル又はアルカリールである。]である。]、
    (k)以下の式を有する化合物
    Figure 2014520917

    [式中、RPH1及びRPH2は、各−(CRPH1PH2)単位においてそれぞれ独立に、−H又はアルキルであり、pは、0〜20の整数であり、
    (1)pが0である場合、RPH3及びRPH4は、それぞれ独立にアルキルであり、
    PHは、−Hであり、
    (2)pが1である場合、RPH3及びRPH4は、それぞれ独立に−H、アルキル又はアルコキシであり、
    PHは、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アラルキル、アリール、ヘテロアリール又は
    Figure 2014520917

    [式中、RPH5〜RPH7は、それぞれ独立にアルキル又はアリールである。]であり、
    (3)pが2である場合、RPH3及びRPH4は、それぞれ独立に−H、アルキル又はアルコキシであり、
    PHは、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アラルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、−F、−Cl、−Br、−I、−At、−CN、−NCO、−OCN、−NCS、−SCN、−OC(O)RPH8、−C(O)ORPH9、−C(O)NRPH10PH11又は
    Figure 2014520917

    [式中、Aは、
    Figure 2014520917

    又は単結合であり、
    PH5〜RPH7は、それぞれ独立にアルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アラルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、ヒドロキシ、−NRPH10PH11、−F、−Cl、−Br、−I又は−Atであり、
    PH8は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アリール又はヘテロアリールであり、
    PH9〜RPH11は、それぞれ独立に−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アリール又はヘテロアリールである。]であり、或いは
    −O−(CRPH1PH2−XPHがRPH4に対してオルトである場合、XPH及びRPH4は、XPH及びRPH4が結合している原子と一緒になって環を形成していてもよく、
    (4)pが3〜20である場合、RPH3及びRPH4は、それぞれ独立に−H、アルキル又はアルコキシであり、
    Xは、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アラルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アルカリールオキシ、−OH、−F、−Cl、−Br、−I、−At、−CN、−NCO、−OCN、−NCS、−SCN、−OC(O)RPH8、−C(O)ORPH9、−C(O)NRPH10PH11
    Figure 2014520917

    又は−NRPHXPHY
    [式中、Aは、
    Figure 2014520917

    又は単結合であり、
    PHX及びRPHYは、それぞれ独立に−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル又は−C(O)RPHZ[式中、RPHZは、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−ORPH8又は−NRPH10PH11である。]であり、
    PH5〜RPH7は、それぞれ独立にアルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アラルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、ヒドロキシ、−NRPH10PH11、−F、−Cl、−Br、−I又は−Atであり、
    PH8は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アリール又はヘテロアリールであり、RPH9〜RPH11は、それぞれ独立に−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アリール又はヘテロアリールである。]である。]、
    (l)ブタジエン又はイソプレン、或いは
    (m)
    Figure 2014520917

    [式中、Yは、炭素又はケイ素であり、
    は、ヒドロカルビルであり、R〜Rは、それぞれ独立に水素又はヒドロカルビルである。]である、請求項6に記載の方法。
  8. ルイス酸がハロゲン化チタン、ハロゲン化アルミニウム、ハロゲン化ホウ素又はハロゲン化アルキルアルミニウムであり、場合によってルイス酸がTiClである、請求項1から7までのいずれか一項に記載の方法。
  9. 1種又は複数の電子供与体の存在下で実施される、請求項1から8までのいずれか一項に記載の方法。
  10. 1種又は複数の電子供与体が
    Figure 2014520917

    [式中、R1A、R1B、R1C、R1D及びR1Eは、それぞれ独立に水素又はヒドロカルビルであるか、或いはR1A及びR1B又はR1B及びR1C又はR1C及びR1D又はR1D及びR1Eは、独立に約3〜約7個の炭素原子の縮合脂肪族環又は約5〜約7個の炭素原子の縮合芳香族環を独立に形成している。]である、請求項9に記載の方法。
  11. 1種又は複数の電子供与体が2,6−ジメチルピリジン、2,6−ジ−tert−ブチルピリジン、2,4−ジメチルピリジン、2,4,6−トリメチルピリジン、2−メチルピリジン又はピリジンである、請求項9に記載の方法。
  12. 共通イオン塩又は共通イオン塩前駆体の存在下で実施され、場合によって、共通イオン塩前駆体が塩化テトラ−n−ブチルアンモニウム、臭化テトラ−n−ブチルアンモニウム又はヨウ化テトラ−n−ブチルアンモニウムである、請求項1から11までのいずれか一項に記載の方法。
  13. クエンチング剤の添加の前に、90%を超えるモノマーが消費される、請求項6から12までのいずれか一項に記載の方法。
  14. 最初のモノマーの投入後に追加のモノマーの1つ又は複数の分割量を重合に加え、
    追加のモノマーの次の分割量の添加又はクエンチング剤の添加の前に、追加のモノマーの各個別の分割量が消費されるか又は部分的に消費される、請求項1から13までのいずれか一項に記載の方法。
  15. 1種又は複数の停止剤によりルイス酸を不活性化する、請求項1から14までのいずれか一項に記載の方法。
  16. 1種又は複数のクエンチング剤を添加した後に、1種又は複数の停止剤によりルイス酸を不活性化する、請求項6から15までのいずれか一項に記載の方法。
  17. モノマーを準リビング重合条件下で重合させる、請求項1から16までのいずれか一項に記載の方法。
  18. 式VIII
    HO−T−(P−E)
    VIII
    の化合物を
    式IX
    D−(L
    IX
    の化合物と接触させるステップを含む、テレケリックポリマーを製造する方法
    [式中、
    Dは、ヒドロカルビルであり、
    各Tは、独立にテルペンであり、
    各Pは、独立にポリオレフィン基であり、
    各Eは、独立にエンドキャップ基であり、
    各Lは、独立に、
    Figure 2014520917

    [式中、各Aは、独立にヒドロカルビレン又は結合であり、LGは、脱離基である。]であり、
    nは、1〜6の整数であり、
    sは、1〜2の整数である。]。
  19. LGが−Cl、−Br、−OH又は−OC(O)Rであり、Rがヒドロカルビルである、請求項18に記載の方法。

  20. Figure 2014520917

    であり、場合によって、Aが結合である、請求項18又は19に記載の方法。
  21. 式VIIIの化合物が
    Figure 2014520917

    [式中、Pは、ポリオレフィン基であり、Eは、エンドキャップ基である。]であり、
    式IXの化合物が
    Figure 2014520917

    [式中、LGは、脱離基であり、nは、1〜4である。]である、請求項18から20までのいずれか一項に記載の方法。
  22. 式VIIa
    Figure 2014520917

    [式中、
    Dは、ヒドロカルビルであり、
    各Lは、独立に、
    Figure 2014520917

    [式中、各Aは、独立にヒドロカルビレン又は結合であり、酸素は、Tに結合している。]であり、
    各Tは、独立にテルペンであり、
    各Pは、独立にポリオレフィン基であり、
    各Eは、独立にエンドキャップ基であり、
    nは、1〜6の整数であり、
    各sは、1〜2の整数である。]の化合物を製造する、請求項18から21までのいずれか一項に記載の方法。
  23. 請求項1から22までのいずれか一項に記載の方法により製造されるテレケリックポリマー。
  24. 式VIIの化合物。
    Figure 2014520917

    [式中、
    Dは、ヒドロカルビルであり、
    各Lは、独立に、
    Figure 2014520917

    [式中、各Aは、独立にヒドロカルビレン又は結合であり、酸素は、Tに結合している。]であり、
    各Tは、独立にテルペンであり、
    各Pは、独立にポリオレフィン基であり、
    各Eは、独立にエンドキャップ基であり、
    n及びmは、整数であり、ここで、
    (1)nとmの合計は、1〜6であり、
    (2)nは、少なくとも1であり、
    各sは、独立に1〜2の整数である。]
  25. Dがアルキル、アラルキル又はアルカリールである、請求項1から22までのいずれか一項に記載の方法又は請求項24に記載の化合物。
  26. DがZ(Y)であり、ここで、
    Yは独立にアリールであり、
    Zはヒドロカルビルであり、
    LはZ(Y)のYに結合しており、
    rは1〜3の整数である、請求項1から22まで及び25のいずれか一項に記載の方法又は請求項24若しくは25に記載の化合物。
  27. DがY[式中、Yはアリールであり、pは1〜4の整数である。]である、請求項1から22まで及び25のいずれか一項に記載の方法又は請求項24若しくは25に記載の化合物。
  28. Yがフェニルである、請求項26又は27に記載の方法又は化合物。
  29. Dがフェニルである、請求項1から22まで及び25から28までのいずれか一項に記載の方法又は請求項24から28までのいずれか一項に記載の化合物。
  30. Lが
    Figure 2014520917

    であり、
    場合によって、Aが結合である、請求項1から22まで及び25から29までのいずれか一項に記載の方法又は請求項24から29までのいずれか一項に記載の化合物。
  31. Tがモノテルペンである、請求項1から22まで及び25から30までのいずれか一項に記載の方法又は請求項24から30までのいずれか一項に記載の化合物。
  32. Tが式(i)、(ii)又は(iii)
    Figure 2014520917

    を有し、
    (1)Tが式(i)を有する場合、Tは、1〜3個の置換基で置換されており、
    (2)sは、1又は2であり、
    sが1である場合、D及びDの1つがHであり、他方がP−Eであり、
    sが2である場合、D及びDのそれぞれが独立にP−Eである、請求項31に記載の方法又は化合物。
  33. sが1である、請求項18から22まで及び25から32までのいずれか一項に記載の方法又は請求項24から32までのいずれか一項に記載の化合物。
  34. Tが
    Figure 2014520917

    である、請求項18から22まで及び25から33までのいずれか一項に記載の方法又は請求項24から33までのいずれか一項に記載の化合物。
  35. 式VIIの化合物又はテレケリックポリマーが以下の式
    Figure 2014520917

    を有する、請求項18から22まで及び25から34までのいずれか一項に記載の方法、請求項23に記載のテレケリックポリマー又は請求項24から34までのいずれか一項に記載の化合物。
  36. 式VIIの化合物又はテレケリックポリマーが以下の式
    Figure 2014520917

    を有する、請求項35に記載の方法、テレケリックポリマー又は化合物。
  37. 式VIIの化合物又はテレケリックポリマーが以下の式
    Figure 2014520917

    を有する、請求項18から22まで及び25から34までのいずれか一項に記載の方法、請求項23に記載のテレケリックポリマー又は請求項24から34までのいずれか一項に記載の化合物。
  38. 式VIIの化合物又はテレケリックポリマーが以下の式
    Figure 2014520917

    を有する、請求項37に記載の方法、テレケリックポリマー又は化合物。
  39. Pがポリイソブチレンである、請求項18から22まで及び25から38までのいずれか一項に記載の方法又は請求項24から38までのいずれか一項に記載の化合物。
  40. Eが以下の通りである、請求項18から22まで及び25から39までのいずれか一項に記載の方法又は請求項24から39までに記載の化合物。
    (1)
    Figure 2014520917

    (2)
    Figure 2014520917

    [式中、RPY1及びRPY2は、各−(CRPY1PY2)−単位において独立に、水素及び1〜6個の炭素原子のアルキルからなる群から選択され、
    mは、1〜20の整数であり、
    PYは、水素、アルキル、アリール、アルカリール、アルコキシ、ヘテロアリール、ニトロ、ウレイド、−OC(O)RPY3、−C(O)RPY4、−C(O)ORPY5、−C(O)NRPY6PY7、−P(RPY8、−P(ORPY9、−SRPY10、−OSOPY11及び−S(O)RPY12からなる群から選択され、
    PY3は、アルキル又はアルケニルであり、RPY4、RPY5、RPY7、RPY8、RPY9、RPY10、RPY11及びRPY12は、アルキルである。]、
    (3)
    Figure 2014520917

    [式中、RSAは、アルキル、アリール、アラルキル、アルカリール、
    Figure 2014520917

    であり、
    は、ハロ又は擬ハロゲン化物であり、
    SXは、アルキル又はアリールであり、
    S3は、tert−ブチルであり、
    S4及びRS5は、それぞれ独立にアルキル、アリール、アラルキル又はアルカリールである。]、
    (4)
    Figure 2014520917

    [式中、RPH1及びRPH2は、各−(CRPH1PH2)単位においてそれぞれ独立に−H又はアルキルであり、pは、0〜20の整数であり、
    (a)pが0である場合、RPH3及びRPH4は、それぞれ独立にアルキルであり、
    PHは、−Hであり、
    (b)pが1である場合、RPH3及びRPH4は、それぞれ独立に−H、アルキル又はアルコキシであり、
    PHは、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アラルキル、アリール、ヘテロアリール又は
    Figure 2014520917

    [式中、RPH5〜RPH7は、それぞれ独立にアルキル又はアリールである。]であり、
    (c)pが2である場合、RPH3及びRPH4は、それぞれ独立に−H、アルキル又はアルコキシであり、
    PHは、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アラルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、−F、−Cl、−Br、−I、−At、−CN、−NCO、−OCN、−NCS、−SCN、−OC(O)RPH8、−C(O)ORPH9、−C(O)NRPH10PH11又は
    Figure 2014520917

    [式中、Aは、
    Figure 2014520917

    又は単結合であり、
    PH5〜RPH7は、それぞれ独立にアルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アラルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、ヒドロキシ、−NRPH10PH11、−F、−Cl、−Br、−I又は−Atである。]であり、
    PH8は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アリール又はヘテロアリールであり、
    PH9〜RPH11は、それぞれ独立に−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アリール若しくはヘテロアリールであり、又は−O−(CRPH1PH2−XPHがRPH4に対してオルトである場合、XPH及びRPH4は、XPH及びRPH4が結合している原子と一緒になって環を形成していてもよく、
    (d)pが3〜20である場合、RPH3及びRPH4は、それぞれ独立に−H、アルキル又はアルコキシであり、
    Xは、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アラルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アルカリールオキシ、−OH、−F、−Cl、−Br、−I、−At、−CN、−NCO、−OCN、−NCS、−SCN、−OC(O)RPH8、−C(O)ORPH9、−C(O)NRPH10PH11
    Figure 2014520917

    、−NRPHXPHY
    [式中、Aは、
    Figure 2014520917

    又は単結合であり、
    PHX及びRPHYは、それぞれ独立に−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C(O)RPHZ[式中、RPHZは、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−ORPH8又は−NRPH10PH11である。]であり、
    PH5〜RPH7は、それぞれ独立にアルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アラルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、ヒドロキシ、−NRPH10PH11、−F、−Cl、−Br、−I又は−Atであり、
    PH8は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アリール又はヘテロアリールであり、RPH9〜RPH11は、それぞれ独立に−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルカリール、アリール又はヘテロアリールである。]である。]、
    (5)
    Figure 2014520917

    [式中、RPZ1及びRPZ2は、各−(CRPZ1PZ2)−単位において独立に、水素又は1〜6個の炭素原子のアルキルであり、
    sは、2〜20の整数であり、
    PZ1は、−F、−Cl、−Br、−I、−At、−CN、−N、−NCO、−OCN、−NCS又は−SCNである。]、
    (6)
    Figure 2014520917

    (7)
    Figure 2014520917

    [式中、Rは、ハロであるか、又はハロ若しくは擬ハロで場合によって置換された1〜20個の炭素原子のヒドロカルビルである。]、
    (8)フラン、又はヒドロカルビル若しくは置換ヒドロカルビルで置換されたフラン、或いは
    (9)チオフェン、又はヒドロカルビル若しくは置換ヒドロカルビルで置換されたチオフェン。
  41. Eが
    Figure 2014520917

    [式中、Xはハロゲン化物である]である、請求項40に記載の方法又は化合物。
  42. Eが以下の通りである、請求項40に記載の方法又は化合物。
    (1)
    Figure 2014520917

    (2)
    Figure 2014520917

    (3)ピロール又はN−ヒドロカルビルピロール[ヒドロカルビルは1〜20個の炭素原子を含む。]、
    (4)−S−RSA[式中、RSAは、ハロ又は擬ハロで場合によって置換された1〜20個の炭素原子のヒドロカルビルである。]、
    (5)
    Figure 2014520917

    [式中、Rは、ハロ又は擬ハロで場合によって置換された1〜20個の炭素原子のヒドロカルビルである。]、
    (6)ハロアルキル又は擬ハロアルキル、
    (7)−CHCH=CHCH−X[式中、Xは、ハロである。]或いは
    (8)
    Figure 2014520917

    [式中、Rは、ハロであるか、又はハロ若しくは擬ハロで場合によって置換された1〜20個の炭素原子のヒドロカルビルである。]
  43. 式Xの化合物。
    Figure 2014520917

    [式中、
    Dは、ヒドロカルビルであり、
    各Lは、独立に、
    Figure 2014520917

    [式中、各Aは、独立にヒドロカルビレン又は結合であり、酸素は、Tに結合している。]であり、
    各Lは、独立に、
    Figure 2014520917

    [式中、各Aは、独立にヒドロカルビレン又は結合であり、LGは、脱離基である。]であり、
    各Tは、独立にテルペンであり、
    各Pは、独立にポリオレフィン基であり、
    各Eは、独立にエンドキャップ基であり、
    n及びmは、整数であり、ここで、
    (1)mとnの合計は、2〜6であり、
    (2)mは、少なくとも1であり、
    (3)nは、少なくとも1であり、
    各sは、独立に1〜2の整数である。]
  44. 式VIIの化合物又はテレケリックポリマーが、2.5未満の多分散性指数を有する、請求項1から22まで及び25から42までのいずれか一項に記載の方法、請求項23に記載のテレケリックポリマー又は請求項24から43までに記載の化合物。
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