JP2014518043A - マルチ・スレッド・プロセッサ・モバイル・デバイスにおける電力消費量を低減すること - Google Patents

マルチ・スレッド・プロセッサ・モバイル・デバイスにおける電力消費量を低減すること Download PDF

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Abstract

マルチ・スレッド・プロセッサ・モバイル・デバイスでは、アクティブな処理リソースの数を、サービス提供基地局のデータ・レート能力とマッチさせることによって、電力消費量が低減される。アクティブなリソースの数は、モバイル・デバイスが、複数のプロセッサがすべて同時にアイドルになる全待機(all-waits)期間にある時間の長さを増加させるように調節されうる。全待機期間を増加させることは省電力を増加させる。モバイル・デバイスは、電力消費量を低減させるために、アクティブなリソースの数を低減させうるか、あるいは、全待機期間を増加させるために、アクティブなリソースの数を一時的に増加させうる。モバイル・デバイスはまた、アクティブなリソースを調節すること、および、低減されたデータ・レートで動作することによって、低電力状態でも動作しうる。これは、基地局へ通信される。

Description

本開示の態様は、一般に、無線通信システムに関し、さらに詳しくは、マルチ・スレッド・プロセッサ・モバイル・デバイスにおける電力消費量を低減することに関する。
無線通信ネットワークは、例えば音声、ビデオ、パケット・データ、メッセージング、ブロードキャスト等のようなさまざまな通信サービスを提供するために広く開発された。これら無線ネットワークは、使用可能なネットワーク・リソースを共有することにより、複数のユーザをサポートすることができる多元接続ネットワークでありうる。このような多元接続ネットワークの例は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、およびシングル・キャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワークを含む。
無線通信ネットワークは、多くのユーザ機器(UE)のための通信をサポートしうる多くの基地局を含みうる。UEは、ダウンリンクおよびアップリンクによって基地局と通信しうる。ダウンリンク(すなわち順方向リンク)は、基地局からUEへの通信リンクを称し、アップリンク(すなわち逆方向リンク)は、UEから基地局への通信リンクを称する。
基地局は、ダウンリンクでUEへデータおよび制御情報を送信し、および/または、アップリンクでUEからデータおよび制御情報を受信しうる。ダウンリンクでは、基地局からの送信が、近隣の基地局からの、または、その他の無線ラジオ周波数(RF)送信機からの送信による干渉と遭遇しうる。アップリンクでは、UEからの送信が、近隣の基地局と通信する別のUEのアップリンク送信からの、または、別の無線RF送信機からの干渉と遭遇しうる。この干渉は、ダウンリンクとアップリンクとの両方のパフォーマンスを低下させうる。
モバイル・ブロードバンド・アクセスに対する需要が増加し続けているので、UEが長距離無線通信ネットワークにアクセスすることや、短距離無線システムがコミュニティにおいて展開されることにより、干渉や混雑したネットワークの可能性が高まる。研究開発は、モバイル・ブロードバンド・アクセスのための増加する需要を満たすためのみならず、モバイル通信とのユーザ経験を進化および向上させるために、UMTS技術を進化させ続けている。
モバイル・デバイスの電力消費量を制御する方法が提案される。この方法は、モバイル・デバイスにサービス提供する基地局のデータ・レートを示すインジケーションを受信することを含む。この方法はさらに、モバイル・デバイスにサービス提供する、示されたデータ・レートに基づいて、モバイル・デバイスにおけるアクティブなリソースの数を動的に変化させることを含む。
モバイル・デバイスの電力消費量を制御する装置が提案される。この装置は、モバイル・デバイスにサービス提供する基地局のデータ・レートを示すインジケーションを受信する手段を含む。この装置はさらに、モバイル・デバイスにサービス提供する、示されたデータ・レートに基づいて、モバイル・デバイスにおけるアクティブなリソースの数を動的に変化させる手段を含む。
モバイル・デバイスの電力消費量を制御するためのコンピュータ・プログラム製品が提案される。このコンピュータ・プログラム製品は、記録された非一時的なプログラム・コードを有する非一時的なコンピュータ読取可能な媒体を含む。プログラム・コードは、モバイル・デバイスにサービス提供する基地局のデータ・レートを示すインジケーションを受信するためのプログラム・コードを含む。プログラム・コードはさらに、モバイル・デバイスにサービス提供する、示されたデータ・レートに基づいて、モバイル・デバイスにおけるアクティブなリソースの数を動的に変化させるためのプログラム・コードを含む。
モバイル・デバイスの電力消費量を制御する装置が提案される。この装置は、メモリと、このメモリに接続されたプロセッサ(単数または複数)とを含む。プロセッサ(単数または複数)は、モバイル・デバイスにサービス提供する基地局のデータ・レートを示すインジケーションを受信するように構成される。プロセッサ(単数または複数)はさらに、モバイル・デバイスにサービス提供する、示されたデータ・レートに基づいて、モバイル・デバイスにおけるアクティブなリソースの数を動的に変化させるように構成される。
以下に続く詳細記載が良好に理解されるために、本開示の特徴および技術的利点が、広く概説された。本開示のさらなる特徴および利点が以下に記載されるだろう。本開示は、本開示のものと同じ目的を実行するために、修正したり、その他の構成を設計するための基礎として容易に利用されうることが当業者によって理解されるべきである。このような等価な構成は、特許請求の範囲に記載された開示の教示から逸脱しないこともまた当業者によって理解されるべきである。さらなる目的および利点とともに、動作の方法と構成との両方に関し、本開示の特徴であると信じられている新規の特徴が、添付図面と関連して考慮された場合に、以下の記載から良好に理解されるであろう。しかしながら、図面のおのおのは、例示および説明のみの目的のために提供されており、本開示の限界の定義として意図されていないことが明確に理解されるべきである。
本開示の特徴、特性、および利点は、同一の参照符号が全体を通じて同一物に特定している図面とともに考慮された場合、以下に記載する詳細な記載からより明らかになるだろう。
図1は、テレコミュニケーション・システムの例を概念的に例示するブロック図である。 図2は、テレコミュニケーション・システムにおけるダウンリンク・フレーム構造の例を概念的に例示する図である。 図3は、アップリンク通信におけるフレーム構造の例を概念的に例示するブロック図である。 図4は、本開示の1つの態様にしたがって構成された基地局/eノードBとUEとの設計を概念的に例示するブロック図である。 図5は、本開示の1つの態様にしたがうモバイル・デバイスの動作を例示するブロック図である。 図6は、本開示の1つの態様にしたがって、マルチ・スレッド・モバイル・デバイスにおける電力消費量を低減することを例示するブロック図である。
添付図面とともに以下に説明する詳細説明は、さまざまな構成の説明として意図されており、本明細書に記載された概念が実現される唯一の構成を表すことは意図されていない。この詳細説明は、さまざまな概念の完全な理解を提供することを目的とした具体的な詳細を含んでいる。しかしながら、これらの概念は、これら具体的な詳細無しで実現されうることが当業者に明らかになるであろう。いくつかの事例では、周知の構成および構成要素が、このような概念を曖昧にすることを避けるために、ブロック図形式で示されている。
本明細書に記載された技術は、例えば符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワーク、シングル・キャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワーク等のようなさまざまな無線通信ネットワークのために使用される。「ネットワーク」および「システム」という用語は、しばしば置換可能に使用される。CDMAネットワークは、例えば、ユニバーサル地上ラジオ・アクセス(UTRA)、CDMA2000等のようなラジオ技術を実現しうる。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA)および低チップ・レート(LCR)を含む。CDMA2000は、IS−2000規格、IS−95規格、およびIS−856規格をカバーする。TDMAネットワークは、例えばグローバル移動体通信システム(GSM(登録商標))のようなラジオ技術を実現しうる。OFDMAネットワークは、例えば、イボルブドUTRA(E−UTRA)、IEEE 802.11、IEEE 802.16、IEEE 802.20、フラッシュ−OFDM(登録商標)等のようなラジオ技術を実現しうる。UTRA、E−UTRA、およびGSMは、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)の一部である。ロング・ターム・イボリューション(LTE)は、E−UTRAを使用するUMTSの最新のリリースである。UTRA、E−UTRA、GSM、UMTS、およびLTEは、「第3世代パートナシップ計画」(3GPP)と命名された団体からの文書に記載されている。CDMA2000は、「第3世代パートナシップ計画2」(3GPP2)と命名された団体からの文書に記載されている。これらさまざまなラジオ技術および規格は、当該技術分野において知られている。明確化のために、これら技術のある態様は、以下において、LTEに関して記載されており、LTE用語が以下の説明の多くで使用される。
本明細書に記載された技術は、例えばCDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA、およびその他のネットワークのようなさまざまな無線通信ネットワークのために使用されうる。用語「ネットワーク」および「システム」は、しばしば置換可能に使用される。CDMAネットワークは、例えば、ユニバーサル地上ラジオ・アクセス(UTRA)、テレコミュニケーション・インダストリ・アソシエーション(TIA)のcdma2000(登録商標)等のようなラジオ技術を実現しうる。UTRA技術は、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))、およびCDMAのその他の変形を含んでいる。CDMA2000(登録商標)技術は、米国電子工業会(EIA)およびTIAからのIS−2000規格、IS−95規格、およびIS−856規格を含んでいる。TDMAネットワークは、例えばグローバル移動体通信システム(GSM(登録商標))のようなラジオ技術を実現しうる。OFDMAネットワークは、例えば、イボルブドUTRA(E−UTRA)、ウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、Flash−OFDM(登録商標)等のようなラジオ技術を実現しうる。UTRA技術およびE−UTRA技術は、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)の一部である。3GPPロング・ターム・イボリューション(LTE)およびLTE−アドバンスト(LTE−A)は、E−UTRAを使用するUMTSの新たなリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−A、およびGSMは、「第3世代パートシップ計画」(3GPP)と呼ばれる団体からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナシップ計画2」(3GPP2)と呼ばれる組織からの文書に記載されている。本明細書で記載された技術は、他の無線ネットワークおよびラジオ・アクセス技術のみならず、前述された無線ネットワークおよびラジオ・アクセス技術のためにも使用されうる。明確化のために、これら技術のある態様は、以下において、LTEまたはLTE−A(代わりに、これらはともに“LTE/−A”と称される)について記載されており、このようなLTE−A用語が以下の説明の多くで使用される。
図1は、マルチ・スレッド・プロセッサ(単数または複数)デバイスの電力消費量低減が実施されうるLTE−Aネットワークでありうる無線通信ネットワーク10を示す。無線ネットワーク100は、多くのイボルブド・ノードB(eノードB)110およびその他のネットワーク・エンティティを含む。eノードBは、UEと通信する局であり、基地局、ノードB、アクセス・ポイント等とも称されうる。おのおののeノードB110は、特定の地理的エリアのために通信有効通信範囲を提供する。3GPPでは、用語「セル」は、この用語が使用される文脈に依存して、有効通信範囲エリアにサービス提供しているeノードBおよび/またはeノードBサブシステムからなる特定の地理的有効通信範囲エリアを称しうる。
eノードBは、マクロ・セル、ピコ・セル、フェムト・セル、および/または、その他のタイプのセルのために、通信有効通信範囲を提供しうる。マクロ・セルは、一般に、比較的大きな地理的エリア(例えば、半径数キロメータ)をカバーし、ネットワーク・プロバイダへのサービス加入を持つUEによる無制限のアクセスを許可しうる。ピコ・セルは、一般に、比較的小さな地理的エリアをカバーし、ネットワーク・プロバイダへのサービス加入を持つUEによる無制限のアクセスを許可しうる。フェムト・セルもまた一般に、比較的小さな地理的エリア(例えば、住宅)をカバーし、無制限のアクセスに加えて、フェムト・セルとの関連付けを持つUE(例えば、クローズド加入者グループ(CSG)内のUE、住宅内のユーザのためのUE等)による制限付のアクセスをも提供しうる。マクロ・セルのためのeノードBは、マクロeノードBと称されうる。ピコ・セルのためのeノードBは、ピコeノードBと称されうる。そして、フェムト・セルのためのeノードBは、フェムトeノードBまたはホームeノードBと称されうる。図1に示す例では、eノードB110a,110b,110cは、マクロ・セル102a,102b,102cそれぞれのためのマクロeノードBでありうる。eノードB110xは、ピコ・セル102xのためのピコeノードBでありうる。そして、eノードB110y,110zは、それぞれフェムト・セル102y,102zのためのフェムトeノードBである。eノードBは、1または複数(例えば2,3,4個等)のセルをサポートしうる。
無線ネットワーク100はさらに、中継局をも含みうる。中継局は、データおよび/またはその他の情報の送信を上流局(例えば、eノードB、UE等)から受信し、データおよび/またはその他の情報の送信を下流局(例えば、UEまたはeノードB)へ送信する局である。中継局はまた、他のUEのための送信を中継するUEでもありうる。図1に示す例では、中継局110rは、eノードB110aとUE120rとの間の通信を容易にするために、eノードB110aおよびUE120rと通信しうる。中継局はまた、リレーeノードB、リレー等とも称されうる。
無線ネットワーク100はまた、例えば、マクロeノードB、ピコeノードB、フェムトeノードB、リレー等のような異なるタイプのeノードBを含むヘテロジニアスなネットワークでもありうる。これら異なるタイプのeノードBは、異なる送信電力レベル、異なる有効通信範囲エリア、および、無線ネットワーク100内の干渉に対する異なるインパクトを有しうる。例えば、マクロeノードBは、高い送信電力レベル(例えば、20ワット)を有する一方、ピコeノードB、フェムトeノードB、およびリレーは、低い送信電力レベル(例えば、1ワット)を有しうる。
無線ネットワーク100は、同期動作または非同期動作をサポートしうる。同期動作のために、eノードBは、類似のフレーム・タイミングを有し、異なるeノードBからの送信は、時間的にほぼ揃えられうる。非同期動作の場合、eノードBは、異なるフレーム・タイミングを有し、異なるeノードBからの送信は、時間的に揃わない場合がある。ここに記載された技術は、同期動作あるいは非同期動作の何れかのために使用されうる。
1つの態様では、無線ネットワーク100は、周波数分割多重(FDD)動作モードまたは時分割多重(TDD)動作モードをサポートしうる。本明細書に記載された技術は、FDD動作モードまたはTDD動作モードの何れかのために使用されうる。
ネットワーク・コントローラ130は、eノードB110のセットに接続しており、これらeノードB110のための調整および制御を提供しうる。ネットワーク・コントローラ130は、バックホールを介してeノードB110と通信しうる。eノードB110はまた、例えば、ダイレクトに、または、無線バックホールまたは有線バックホールを介して非ダイレクトに、互いに通信しうる。
無線ネットワーク100の全体にわたってUE120が分布しうる。そして、おのおののUEは、固定式または移動式でありうる。UEは、端末、移動局、加入者ユニット、局等とも称されうる。UEは、セルラ電話、携帯情報端末(PDA)、無線モデム、無線通信デバイス、ハンドヘルド・デバイス、ラップトップ・コンピュータ、コードレス電話、無線ローカル・ループ(WLL)局、タブレット等でありうる。UEは、マクロeノードB、ピコeノードB、フェムトeノードB、リレー等と通信することができうる。図1では、両矢印の実線が、UEと、ダウンリンクおよび/またはアップリンクでUEにサービス提供するように指定されたeノードBであるサービス提供eノードBとの間の所望の送信を示す。両矢印の破線は、UEとeノードBとの間の干渉送信を示す。UEは、以下により詳細に記載されるようなマルチ・スレッド・プロセッサを含みうる。
LTEは、ダウンリンクで周波数分割多重(OFDM)を、アップリンクでシングル・キャリア周波数分割多重(SC−FDM)を利用する。OFDMおよびSC−FDMは、システム帯域幅を、一般にトーン、ビン等とも称される複数(K個)の直交サブキャリアに分割する。おのおののサブキャリアは、データとともに変調されうる。一般に、変調シンボルは、OFDMを用いて周波数領域で、SC−FDMを用いて時間領域で送信される。隣接するサブキャリア間の間隔は固定され、サブキャリアの総数(K個)は、システム帯域幅に依存しうる。例えば、サブキャリアの間隔は、15kHzでありうる。そして、(「リソース・ブロック」と呼ばれる)最小リソース割当は、12サブキャリア(または180kHz)でありうる。その結果、ノミナルFFTサイズは、1.25,2.5,5,10,または20メガヘルツ(MHz)の対応するシステム帯域幅についてそれぞれ128,256,512,1024,または2048に等しくなりうる。システム帯域幅はまた、サブ帯域へ分割されうる。例えば、サブ帯域は、1.08MHz(すなわち、6リソース・ブロック)をカバーし、1.25,2.5,5,10,15,または20MHzの対応するシステム帯域幅についてそれぞれ1,2,4,8,または16のサブ帯域が存在しうる。
図2は、LTEにおいて使用されるダウンリンクFDDフレーム構造を示す。ダウンリンクの送信タイムラインは、ラジオ・フレームの単位に分割されうる。おのおののラジオ・フレームは、(例えば10ミリ秒(ms)のような)予め定められた持続時間を有し、0乃至9のインデクスを付された10個のサブフレームへ分割されうる。おのおののサブフレームは、2つのスロットを含みうる。したがって、おのおののラジオ・フレームは、0乃至19のインデクスを付された20のスロットを含みうる。おのおののスロットは、L個のシンボル期間、(例えば、図2に示すような)通常のサイクリック・プレフィクスの場合、例えば、7つのシンボル期間を含み、拡張されたサイクリック・プレフィクスの場合、6つのシンボル期間を含みうる。おのおののサブフレームでは、2L個のシンボル期間が、0乃至2L−1のインデクスを割り当てられうる。利用可能な時間周波数リソースが、リソース・ブロックへ分割されうる。おのおののリソース・ブロックは、1つのスロットにおいてN個のサブキャリア(例えば、12のサブキャリア)をカバーしうる。
LTEでは、eノードBは、eノードBにおける各セルについて、一次同期信号(PSCまたはPSS)および二次同期信号(SSCまたはSSS)を送信しうる。FDD動作モードの場合、図2に示すように、一次同期信号および二次同期信号が、通常のサイクリック・プレフィクスを持つ各ラジオ・フレームのサブフレーム0およびサブフレーム5のおのおのにおいて、シンボル期間6およびシンボル期間5でそれぞれ送信されうる。これら同期信号は、セル検出および獲得のためにUEによって使用されうる。FDD動作モードの場合、eノードBは、サブフレーム0のスロット1におけるシンボル期間0乃至3で、物理ブロードキャスト・チャネル(PBCH)を送信しうる。PBCHは、あるシステム情報を伝送しうる。
図2で見られるように、eノードBは、各サブフレームの最初のシンボル期間で、物理制御フォーマット・インジケータ・チャネル(PCFICH)を送信しうる。PCFICHは、制御チャネルのために使用されるシンボル期間の数(M)を伝えうる。ここで、Mは、1,2または3に等しく、サブフレーム毎に変化しうる。Mはまた、例えば、10未満のリソース・ブロックのように、小さなシステム帯域幅に対して4に等しくなりうる。図2に示す例では、M=3である。eノードBは、おのおののサブフレームの最初のM個のシンボル期間において、物理HARQインジケータ・チャネル(PHICH)および物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を送信しうる。PDCCHおよびPHICHもまた、図2に示す例における最初の3つのシンボル期間に含まれる。PHICHは、ハイブリッド自動再送信(HARQ)をサポートするための情報を伝送しうる。PDCCHは、UEのためのアップリンクおよびダウンリンクのリソース割当に関する情報と、アップリンク・チャネルのための電力制御情報とを伝送しうる。eノードBはまた、おのおののサブフレームの残りのシンボル期間で、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を送信しうる。PDSCHは、ダウンリンクで、データ送信のためにスケジュールされたUEのためのデータを伝送しうる。
eノードBは、eノードBによって使用されるシステム帯域幅の中央の1.08MHzでPSC、SSS、およびPBCHを送信しうる。eノードBは、これらのチャネルが送信される各シンボル期間において、システム帯域幅全体で、PCFICHおよびPHICHを送信しうる。eノードBは、システム帯域幅のある部分で、UEのグループにPDCCHを送信しうる。eノードBは、システム帯域幅の特定の部分で、UEのグループにPDSCHを送信しうる。eノードBは、すべてのUEへブロードキャスト方式でPSC、SSC、PBCH、PCFICH、およびPHICHを送信し、PDCCHを、ユニキャスト方式で、特定のUEへ送信しうる。さらに、特定のUEへユニキャスト方式でPDSCHをも送信しうる。
各シンボル期間において、多くのリソース要素が利用可能でありうる。おのおののリソース要素は、1つのシンボル期間において1つのサブキャリアをカバーしうる。そして、実数値または複素数値である1つの変調シンボルを送信するために使用されうる。制御チャネルのために使用されるシンボルのために、各シンボル期間において、基準信号のために使用されないリソース要素が、リソース要素グループ(REG)へ構成されうる。おのおののREGは、1つのシンボル期間内に、4つのリソース要素を含みうる。PCFICHは、シンボル期間0内に4つのREGを占有しうる。これらは、周波数にわたってほぼ均等に配置されうる。PHICHは、1または複数の設定可能なシンボル期間内に3つのREGを占有しうる。これらは、周波数にわたって分散されうる。例えば、PHICHのための3つのREGはすべて、シンボル期間0に属しうる。あるいは、シンボル期間0,1,2内に分散されうる。PDCCHは、最初のM個のシンボル期間内に、9,18,36,または72のREGを占有しうる。これらは、利用可能なREGから選択されうる。複数のREGからなるある組み合わせのみが、PDCCHのために許容されうる。
UEは、PHICHとPCFICHとのために使用された特定のREGを認識しうる。UEは、PDCCHを求めて、REGの異なる組み合わせを探索しうる。探索する組み合わせの数は、一般に、PDCCHにおいてすべてのUEのために許可された組み合わせ数よりも少ない。eノードBは、UEが探索する組み合わせのうちの何れかのUEにPDCCHを送信しうる。
UEは、複数のeノードBの有効通信範囲内に存在しうる。これらのeノードBのうちの1つが、UEにサービス提供するために選択されうる。サービス提供するeノードBは、例えば受信電力、経路喪失、信号対雑音比(SNR)等のようなさまざまな基準に基づいて選択されうる。
図3は、アップリンク・ロング・ターム・イボリューション(LTE)通信における典型的なFDDおよびTDD(特別ではないサブフレームのみの)サブフレーム構造を概念的に例示するブロック図である。アップリンクのために利用可能なリソース・ブロック(RB)は、データ・セクションおよび制御セクションに分割されうる。制御セクションは、システム帯域幅の2つの端部において形成され、設定可能なサイズを有しうる。制御セクションにおけるリソース・ブロックは、制御情報の送信のために、UEへ割り当てられうる。データ・セクションは、制御セクションに含まれていないすべてのリソース・ブロックを含みうる。図3における設計の結果、データ・セクションは、連続するサブキャリアを含むようになる。これによって、単一のUEは、連続するサブキャリアのすべてがデータ・セクション内に割り当てられるようになる。
UEは、eノードBへ制御情報を送信するために、制御セクション内にリソース・ブロックを割り当てられうる。UEはまた、eノードBへデータを送信するために、データ・セクション内にリソース・ブロックを割り当てられうる。UEは、制御セクションにおいて割り当てられたリソース・ブロックで、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)で制御情報を送信しうる。UEは、データ・セクションにおいて割り当てられたリソース・ブロックで、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)で、データのみ、または、データと制御情報との両方を送信しうる。アップリンク送信は、サブフレームからなる両スロットに及び、図3に示すように、周波数を越えてホップしうる。1つの態様によれば、緩和されたシングル・キャリア動作において、ULリソースで並列なチャネルが送信されうる。例えば、制御およびデータ・チャネル、並列制御チャネル、および並列データ・チャネルが、UEによって送信されうる。
PSC、SSC、CRS、PBCH、PUCCH、PUSCH、および、LTE/−Aで使用される他のこのような信号およびチャネルは、公的に利用可能な「イボルブド・ユニバーサル地上ラジオ・アクセス(E−UTRA);物理チャネルおよび変調」(”Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical Channels and Modulation)と題された3GPP TS 36.211に記載されている。
図4は、図1における基地局/eノードBのうちの1つ、およびUEのうちの1つでありうる、基地局/eノードB110とUE120との設計のブロック図を示す。基地局110は、図1におけるマクロeノードB110cでありうる。そして、UE120は、UE120yでありうる。基地局110はさらに、その他いくつかのタイプの基地局でもありうる。基地局110は、アンテナ434a乃至434tを備え、UE120は、アンテナ452a乃至452rを備えうる。
基地局110では、送信プロセッサ420が、データ・ソース412からデータを、コントローラ/プロセッサ440から制御情報を受信しうる。制御情報は、PBCH、PCFICH、PHICH、PDCCH等用でありうる。データは、PDSCH等用でありうる。プロセッサ420は、データ・シンボルおよび制御シンボルをそれぞれ取得するために、データおよび制御情報を処理(例えば、符号化およびシンボル・マップ)しうる。プロセッサ420はさらに、例えばPSS、SSSのための基準シンボルや、セル特有の基準信号を生成しうる。送信(TX)複数入力複数出力(MIMO)プロセッサ430は、適用可能であれば、データ・シンボル、制御シンボル、および/または基準シンボルに空間処理(例えば、プリコーディング)を実行し、出力シンボル・ストリームを変調器(MOD)432a乃至432tに提供しうる。おのおのの変調器432は、(例えば、OFDM等のために)それぞれの出力シンボル・ストリームを処理して、出力サンプル・ストリームを得る。おのおのの変調器432はさらに、出力サンプル・ストリームを処理(例えば、アナログ変換、増幅、フィルタ、およびアップコンバート)し、ダウンリンク信号を取得する。変調器432a乃至432tからのダウンリンク信号は、アンテナ434a乃至434tを介してそれぞれ送信されうる。
UE120では、アンテナ452a乃至452rが、基地局110からダウンリンク信号を受信し、受信した信号を、復調器(DEMOD)454a乃至454rへそれぞれ提供しうる。おのおのの復調器454は、受信したそれぞれの信号を調整(例えば、フィルタ、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して、入力サンプルを取得しうる。おのおのの復調器454はさらに、(例えば、OFDM等のため)これら入力サンプルを処理して、受信されたシンボルを取得しうる。MIMO検出器456は、すべての復調器454a乃至454rから受信したシンボルを取得し、適用可能である場合、これら受信されたシンボルに対してMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを提供しうる。受信プロセッサ458は、検出されたシンボルを処理(例えば、復調、デインタリーブ、および復号)し、UE120のために復号されたデータをデータ・シンク460に提供し、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ480へ提供しうる。
アップリンクでは、UE120において、送信プロセッサ464が、データ・ソース462から(例えばPUSCHのための)データを、コントローラ/プロセッサ480から(例えばPUCCHのための)制御情報を受信し、これらを処理しうる。プロセッサ464はさらに、基準信号のための基準シンボルをも生成しうる。送信プロセッサ464からのシンボルは、適用可能であれば、TX MIMOプロセッサ466によってプリコードされ、さらに、(例えば、SC−FDM等のために)変調器454a乃至454rによって処理され、基地局110へ送信されうる。基地局110では、UE120からのアップリンク信号が、アンテナ434によって受信され、復調器432によって処理され、適用可能な場合にはMIMO検出器436によって検出され、さらに、受信プロセッサ438によって処理されて、UE120によって送信された復号されたデータおよび制御情報が取得されうる。プロセッサ438は、復号されたデータをデータ・シンク439に提供し、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ440へ提供しうる。基地局110は、例えばX2インタフェース441を介して、他の基地局へメッセージを送信しうる。
コントローラ/プロセッサ440,480は、基地局110およびUE120それぞれにおける動作を指示しうる。基地局110におけるプロセッサ440および/またはその他のプロセッサおよびモジュールは、本明細書に記載された技術のためのさまざまな処理の実行または実行の指示を行いうる。UE120におけるプロセッサ480および/またはその他のプロセッサおよびモジュールは、図5の使用方法フロー・チャートに例示された機能ブロック、および/または、本明細書に記載された技術のためのその他の処理の実行または実行の指示を行いうる。メモリ442,482は、基地局110およびUE120それぞれのためのデータおよびプログラム・コードを格納しうる。スケジューラ444は、ダウンリンクおよび/またはアップリンクでのデータ送信のためにUEをスケジュールしうる。
(電力消費量およびマルチ・スレッド・プロセッサ)
無線通信ネットワークにおける基地局は、同じまたは異なるラジオ・アクセス技術(RAT)を使用しうる。異なる無線通信規格は、異なるアップリンク通信レートおよびダウンリンク通信レートをサポートする。下記の表1は、さまざまな規格によってサポートされているアップリンク・データ・レートおよびダウンリンク・データ・レートを例示する。
Figure 2014518043
同じRATを用いる同じネットワーク内の基地局は、基地局がインストールされた日、基地局がアップグレードされたか否か、基地局にどのハードウェアが含まれているか等を含むさまざまな要因に依存して、異なるデータ・レート能力で設定されうる。
例えば、新たにインストールされた基地局は、数年前にインストールされ未だに動作している基地局よりも、著しく高いデータ・レートが可能でありうる。
異なる能力を持つ基地局は、通信プロトコル内の異なるカテゴリに分類されうる。これらカテゴリは、さまざまな基地局のデータ・レート能力を識別する。
例えば、下記の表2は、HSPA(高速パケット・アクセス)通信プロトコルにおける異なる基地局能力のカテゴリを例示する。
Figure 2014518043
通信プロトコル内の可能性のある各カテゴリの基地局と通信するために、プロトコル互換モバイル・デバイスまたはユーザ機器(UE)は、利用可能なカテゴリにおいて指定された、考えられる各データ・レートで通信できなくてはならない。さらに、複数のプロトコルを用いて通信することができるモバイル・デバイスは、モバイル・デバイスに利用可能な各プロトコルを適用する基地局の考えられるさまざまなデータ・レートをサポートすることが可能でありうる。一般に、モバイル・デバイスは、利用可能な最高のレートでデータを処理することが可能なハードウェア構成を適用するであろう。これによって、モバイル・デバイスは、特定の基地局カテゴリ、または、実際に利用可能なデータ・レートのために所望されるものよりも高いハードウェア処理電力を使用するようになる。
あるモバイル・デバイスは、スレッドと呼ばれる複数の処理ユニットを含むハードウェアを装備しうる。このマルチ・ハードウェア・スレッド・アーキテクチャによって、モバイル・デバイス内の複数の処理スレッドが、同時に動作できるようになる。複数のスレッドを含むプロセッサはしばしば、インタリーブド・マルチ・スレッド(IMT)プロセッサと呼ばれる。モバイル・デバイスは、1または複数のマルチ・スレッド・プロセッサを含みうる。このようなマルチ・スレッドは、変動するデータ・レート能力を持つ基地局との互換性を保証するために使用されうる。マルチ・ハードウェア・スレッド・アーキテクチャは、シングル・スレッド・アーキテクチャよりも多くのバッテリ電力を消費する。上述したさまざまなデータ・レートをサポートするために、可変数のハードウェア・スレッドが、特定の時点においてアクティブでありうる。ハードウェア・スレッドのような複数のアクティブな処理リソースは、電力消費量の増加をもたらしうる。
マルチ・スレッド・ベースのアーキテクチャを適用するモバイル・デバイスのために、電力消費量を低減し、バッテリ寿命を延ばす方法が提案される。この提案される方法は、バッテリ電力を節約するためにモバイル・デバイスが1つのタイプの基地局から別のタイプの基地局に切り替わる(または、1つのRATから別のRATへ切り替わる)場合、モバイル・デバイスのハードウェア処理を調節する。基地局、またはRATのカテゴリ、または最大データ・レートに基づいて、モバイル・デバイスは、新たなハードウェア・スレッドをアクティブまたは既存のアクティブなハードウェア・スレッドを非アクティブにするように、または、プロセッサ周波数を増加または減少させるように、ハードウェアを再設定しうる。モバイル・デバイスは、基地局から利用可能なデータ・レートを望ましいようにマッチさせるために、アクティブなハードウェア処理能力を調節しうる。提案されたアプローチを用いなければ、モバイル・デバイスは、モバイル・デバイスのフル処理電力に望ましいようにマッチさせるために十分なデータ・レートをサポートしない基地局と通信する場合に、処理電力の多くが浪費されても、最高のパフォーマンス処理設定を用いて連続的に動作しうる。処理電力を使用しすぎることによって、モバイル・デバイスは、より低いデータ・レート・トラフィックを取り扱うように設計されたデュアル・モード・モバイル・デバイスおよび従来のシングル・モード(シングル・スレッド)モバイル・デバイスよりも早くバッテリ電力を消費するようになるだろう。
図5に図示されるように、提案されるスキームは、基地局またはRATの変化を識別するため、および、多くのアクティブなハードウェア・スレッドとハードウェア処理周波数を含むハードウェア処理電力を再設定するために、モバイル・デバイスのプロトコル・スタックRRC(ラジオ・リソース制御)ユニットを使用しうる。
マルチ・スレッド・ベースのアークテクチャ電力消費量を低減するために、モバイル・デバイスの、関連付けられたハードウェア処理能力は、モバイル・デバイスが接続されている基地局によって提供されている最大データ・レートに基づいて再設定されうる。
関連付けられたハードウェア処理能力は、プロセッサや、例えばバスおよびメモリのようなその他のハードウェア構成要素のみならず、多くのアクティブなハードウェア・スレッドによって使用されるクロック・レートの周波数によって決定されうる。1つの態様では、モバイル・デバイスの全待機(all-waits)の時間が増加される。全待機期間(all-waits period)は、すべてのハードウェア・スレッドが、例えば浅いスリープ・モードのように非アクティブである期間である。一般に、マルチ・スレッド・アーキテクチャによって使用されるハードウェア・スレッドが多くなると、アークテクチャが達成しうる全待機時間が短くなる。しかしながら、全待機期間を長くすることによって、かなりの量の電力が節約されうる。
基地局によって変動する電力消費量を改善するために、モバイル・デバイスは、所望のデータ・レートで動作すると、特定の基地局を識別しうる。これは、モバイル・デバイスのRRCユニットで生じうる。RRCユニットは、ハンドオーバ目的のために望ましい基地局を識別しうる。望ましい基地局が、異なるデータ・レート・カテゴリを用いて設定されている場合、RRCユニットは、関連付けられたハードウェア処理ユニットに対して、その処理能力を調節するように通知しうる。RRCユニットは、さらに長い全待機期間を達成するために、アクティブなハードウェア・スレッドの数と、関連付けられたプロセッサ周波数とを調節しうる。これによって、モバイル・デバイスにおける省電力が改善される。
1つの態様では、モバイル・デバイスのマルチ・スレッド・アーキテクチャを設定する方法が、以下のように実行される。モバイル・デバイスに電源が投入された場合(あるいは、非アクティブなモードからアクティブ化された場合)、モバイル・デバイスとネットワークとの間で送信トラフィックおよび受信トラフィックを処理するようにハードウェアを設定するために、デフォルトの低電力消費設定が使用される。モバイル・デバイスがネットワークに接続されると、RATが決定される。そして、接続されている基地局によってブロードキャストされた情報から、セル設定情報が取得される。モバイル・デバイスのRRCユニットは、接続している基地局がサポートできる最大のデータ・レートを取り扱うようにモバイル・デバイスを設定しながら、低電力消費を達成するための対応する所望のハードウェア構成を導出するためにこのセル構成を用いうる。
モバイル・デバイスが、現在の基地局有効通信範囲の外に出て、新たな基地局に接続した場合、以下の動作が実行されうる。ハンドオーバ(新たな)基地局が同じRATを使用するが、異なるカテゴリである場合、モバイル・デバイスは、ハンドオーバ基地局ブロードキャスト情報を取得することによってこれを発見する。その後、モバイル・デバイスは、対応する所望のハードウェア構成の導出、および、新たな基地局がサポートできる最大データ・レートを取り扱うように現在のハードウェア構成の調節を行うために、このセル構成を用いうる。
新たな基地局が、別のRATを使用する場合、モバイル・デバイスは、ハンドオーバ基地局ブロードキャスト情報を取得することによってこれを発見するだろう。モバイル・デバイスは、その後、対応する所望のハードウェア構成の導出、および、新たな基地局がサポートできる最大データ・レートを取り扱うように現在のハードウェア構成の調節を行うために、このセル構成を用いうる。
新たな基地局が同じRATおよび同じカテゴリを使用する場合、モバイル・デバイスは、ハンドオーバ・セル・ブロードキャスト情報を取得することによってこれを発見するだろう。モバイル・デバイスはその後、既存のハードウェア構成を使用し続けうる。
開示された方法によって達成されうる省電力は、顕著でありうる。一例において、6つのハードウェア・スレッドを備え、3時間のバッテリ寿命が残っているモバイル・デバイスは、全待機状態にあることによって処理電力の90%を節約しうる。
ここでは、モバイル・デバイスが、さまざまな異なるRAT間をローミングする場合が説明されるだろう。LTEネットワークでは、デバイスは、非常に高いデータ・レートをサポートし、6つすべてのアクティブなハードウェア・スレッドを用いるように設定されうる。その結果、ほとんど節電されない。デバイスがHSPAネットワークに移動した場合、ネットワークによってサポートされているデータ・レートは、表1に示したように、落ちる。10Mbpsダウンリンク・データ・レート・シナリオでは、モバイル・デバイスを再設定することなく、モバイル・デバイスは、その処理電力の18%を節約しうる。しかしながら、デバイスは、3つのアクティブなハードウェア・スレッド構成を用いて、その処理電力の最大30%を節約しうる。したがって、モバイル・デバイスのアクティブなハードウェア・スレッドを再設定することによって、このデバイスは、10Mbps(毎秒あたりのメガビット)ダウンリンクのデータ速度で、HSPAネットワークにおいて12%長く動作しうる。モバイル・デバイスがEDGEネットワークに移動した場合、このデバイスが、6つのアクティブなハードウェア・スレッドを使用し続けるのであれば、その省電力は25%である。モバイル・デバイスが1または2のアクティブなハードウェア・スレッドを使用する場合、その省電力は60%である。したがって、モバイル・デバイスのアクティブなハードウェア・スレッドを再設定することによって、このデバイスは、1.9Mbpsダウンリンクのデータ速度で、EDGEネットワークにおいて35%長く動作しうる。
別の例では、同じモバイル・デバイスが、HSPAプロトコルの下で動作する基地局へのみローミングする。ここでは、基地局は異なるデータ・レート・カテゴリを有する。バッテリ電力によって、移動局が、HSPAカテゴリ28基地局有効通信範囲エリアに1時間、その後、HSPAカテゴリ9基地局有効通信範囲エリアに1時間、さらにその後、HSPAカテゴリ4基地局有効通信範囲エリアに1時間接続できるようになると仮定する。
HSPAカテゴリ28基地局は、最大84Mbpsのダウンリンク・データ・レートを提供できうるので、移動局は、6つすべてのハードウェア・スレッドを使用するように設定され、結果として、ほとんど節電されない。モバイル・デバイスが、HSPAカテゴリ9基地局の有効通信範囲エリアへ移動した場合、表2に示されるように、ネットワークによってサポートされるデータ・レートは、10Mbpsの最大ダウンリンク・レートに落ちる。10Mbpsダウンリンク・データ・レート・シナリオでは、モバイル・デバイスを再設定しない場合、モバイル・デバイスは、処理電力の18%を節約しうる。モバイル・デバイスは、3つだけがアクティブなハードウェア・スレッドの構成を用いて、その処理電力の最大30%を節約しうる。したがって、モバイル・デバイスは、モバイル・デバイスのアクティブなハードウェア・スレッドを再設定することによって、HSPAカテゴリ9基地局有効通信範囲において12%長く動作しうる。モバイル・デバイスが、HSPAカテゴリ4基地局有効通信範囲エリアへ移動した場合、モバイル・デバイスが、いまだに6つのアクティブなハードウェア・スレッドを動作させるように設定されているのであれば、省電力は25%である。モバイル・デバイスが1または2のアクティブなハードウェア・スレッドを使用するように設定されている場合、省電力は60%である。したがって、モバイル・デバイスのアクティブなハードウェア・スレッドを再設定することによって、モバイル・デバイスは、HSPAカテゴリ4基地局有効通信範囲エリアにおいて35%長く動作しうる。
1つの態様では、モバイル・デバイスは、全待機期間を延ばすことによって、電力消費量を低減させうる。そうすることは、あるタスクをより迅速に達成するために追加のハードウェア・スレッドまたはその他の処理リソースをアクティブ化し、もって、モバイル・デバイスが、可能であった場合よりも早く全待機状態に入ることできるようにすることを含みうる。
別の態様では、あるしきい値未満のバッテリ電力利用可能性を有するモバイル・デバイスが、節電モードに入りうる。この結果、モバイル・デバイスは、低減されたレート容量で動作することを選択する。モバイル・デバイスは、この低減されたレート容量をサービス提供基地局へレポートしうる。これによって、低減されたレートで通信を続けることが可能となる。その後、モバイル・デバイスは、節電モードで動作するように、アクティブな処理リソースの数を調節しうる。この調節は、低減されたデータ・レート能力にしたがって、アクティブなリソースの数を低減することを含みうるが、全待機期間が最終的に延びるようにアクティブ・リソースの数を一時的に増加させることをも含みうる。モバイル・デバイスは、アクティブなリソースの数を調節する際に、節電モードで動作できる時間を増加させうる。
図6は、本開示の1つの態様にしたって電力消費量を低減することを例示する図解である。ブロック602に図示されるように、モバイル・デバイスは、モバイル・デバイスにサービス提供する基地局のデータ・レートを示すインジケーションを受信する。ブロック604に図示されるように、モバイル・デバイスは、モバイル・デバイスにサービス提供する基地局の、示されたデータ・レートに基づいて、モバイル・デバイスにおけるアクティブなリソースの数を動的に変化させる。
1つの構成では、モバイル・デバイスにサービス提供する基地局のデータ・レートを示すインジケーションを受信する手段と、モバイル・デバイスにサービス提供する基地局の、示されたデータ・レートに基づいて、モバイル・デバイスにおけるアクティブなリソースの数を動的に変化させる手段と、を含むモバイル・デバイスが、無線通信のために構成される。1つの態様では、前述した手段は、受信プロセッサ458、コントローラ/プロセッサ480、メモリ482、および/または、送信プロセッサ464でありうる。別の態様では、前述した手段は、前述した手段によって記載された機能を実行するように構成されたモジュールまたは任意の装置でありうる。
当業者であればさらに、本明細書の開示に関連して記載されたさまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズム・ステップが、電子工学ハードウェア、コンピュータ・ソフトウェア、あるいはこれらの組み合わせとして実現されることを理解するであろう。ハードウェアとソフトウェアとの相互置換性を明確に説明するために、さまざまな例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、これらの機能の観点から一般的に記載された。これら機能がハードウェアとしてまたはソフトウェアとして実現されるかは、特定の用途およびシステム全体に課せられている設計制約に依存する。当業者であれば、特定の用途のおのおのに応じて変化する方式で、前述した機能を実現しうる。しかしながら、この適用判断は、本発明の範囲からの逸脱をもたらすものと解釈されるべきではない。
本明細書の開示に関連して記述されたさまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)あるいはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリート・ゲートあるいはトランジスタ・ロジック、ディスクリート・ハードウェア構成要素、または上述された機能を実現するために設計された上記何れかの組み合わせを用いて実現または実施されうる。汎用プロセッサは、マイクロ・プロセッサでありうるが、代替例では、このプロセッサは、従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロ・コントローラ、またはステート・マシンでありうる。プロセッサは、例えばDSPとマイクロ・プロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロ・プロセッサ、DSPコアと連携する1または複数のマイクロ・プロセッサ、またはその他任意のこのような構成であるコンピューティング・デバイスの組み合わせとして実現されうる。
本明細書の開示に関連して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアで直接に、プロセッサによって実行されるソフトウェア・モジュールで、またはこの2つの組合せで実施することができる。ソフトウェア・モジュールは、RAMメモリ、フラッシュ・メモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハード・ディスク、リムーバブル・ディスク、CD−ROM、あるいは当該技術分野で知られているその他の型式の記憶媒体に存在しうる。典型的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、また記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。あるいは、この記憶媒体は、プロセッサに統合されうる。このプロセッサと記憶媒体とは、ASIC内に存在しうる。ASICは、ユーザ端末内に存在しうる。あるいは、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内のディスクリートな構成要素として存在しうる。
1または複数の典型的な設計では、記載された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、あるいはそれらの任意の組み合わせによって実現されうる。ソフトウェアで実現される場合、これら機能は、コンピュータ読取可能な媒体上に格納されるか、あるいは、コンピュータ読取可能な媒体上の1または複数の命令群またはコードとして送信されうる。コンピュータ読取可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体と通信媒体との両方を含む。これらは、コンピュータ・プログラムのある場所から別の場所への転送を容易にする任意の媒体を含む。記憶媒体は、汎用コンピュータまたは特別目的コンピュータによってアクセスされうる任意の利用可能な媒体でありうる。限定ではなく、一例として、このようなコンピュータ読取可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたはその他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置またはその他の磁気記憶装置、あるいは、命令群またはデータ構造の形式で所望のプログラム・コード手段を伝送または格納するために使用され、かつ、汎用コンピュータまたは特別目的コンピュータ、あるいは、汎用プロセッサまたは特別目的プロセッサによってアクセスされうるその他任意の媒体を備えうる。さらに、いかなる接続も、コンピュータ読取可能な媒体として適切に称される。同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、デジタル加入者線(DSL)、あるいは、例えば赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、あるいはその他の遠隔ソースからソフトウェアが送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、DSL、あるいは、例えば赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術が、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(diskおよびdisc)は、コンパクト・ディスク(disc)(CD)、レーザ・ディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびブルー・レイ・ディスク(disc)を含む。これらdiscは、レーザを用いてデータを光学的に再生する。それに対して、diskは、通常、データを磁気的に再生する。前述した組み合わせもまた、コンピュータ読取可能な媒体の範囲内に含まれるべきである。
本開示の前述した記載は、当業者をして、本開示の製造または利用を可能とするように提供される。本開示に対するさまざまな変形は、当業者に容易に明らかであって、本明細書で定義された一般原理は、本開示の精神または範囲から逸脱することなく、他のバリエーションに適用されうる。このように、本開示は、本明細書で示された例および設計に限定されることは意図されておらず、本明細書で開示された原理および新規な特徴に一致した最も広い範囲に相当するとされている。

Claims (20)

  1. モバイル・デバイスの電力消費量を制御する方法であって、
    前記モバイル・デバイスにサービス提供する基地局のデータ・レートを示すインジケーションを受信することと、
    前記モバイル・デバイスにサービス提供する基地局の、前記示されたデータ・レートに基づいて、前記モバイル・デバイスにおけるアクティブなリソースの数を動的に変化させることと、
    を備える方法。
  2. 前記アクティブなリソースは、インタリーブド・マルチ・スレッド(IMT)プロセッサのアクティブなハードウェア・スレッドを備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記モバイル・デバイスがしきい値未満のバッテリ電力しか有していない場合、前記モバイル・デバイスの低減されたデータ・レート能力をレポートすることと、
    前記モバイル・デバイスの低減されたデータ・レート能力にしたがって、前記アクティブなリソースの数を低減することと、
    をさらに備える請求項1に記載の方法。
  4. 前記動的に変化させることは、前記モバイル・デバイスの低電力状態における時間を増加させることに基づく、請求項1に記載の方法。
  5. 前記動的に変化させることは、全待機時間を増加させることを備える、請求項1に記載の方法。
  6. 前記データ・レートを示すインジケーションは、ラジオ・アクセス技術および通信プロトコル・カテゴリのうちの少なくとも1つである、請求項1に記載の方法。
  7. モバイル・デバイスの電力消費量を制御する装置であって、
    前記モバイル・デバイスにサービス提供する基地局のデータ・レートを示すインジケーションを受信する手段と、
    前記モバイル・デバイスにサービス提供する基地局の、前記示されたデータ・レートに基づいて、前記モバイル・デバイスにおけるアクティブなリソースの数を動的に変化させる手段と、
    を備える装置。
  8. 前記アクティブなリソースは、インタリーブド・マルチ・スレッド(IMT)プロセッサのアクティブなハードウェア・スレッドを備える、請求項7に記載の装置。
  9. 前記動的に変化させる手段は、前記モバイル・デバイスの低電力状態における時間を増加させることに基づく、請求項7に記載の装置。
  10. 前記動的に変化させる手段は、全待機時間を増加させる手段を備える、請求項7に記載の装置。
  11. モバイル・デバイスの電力消費量を制御するためのコンピュータ・プログラム製品であって、
    記録された非一時的なプログラム・コードを有する非一時的なコンピュータ読取可能な媒体を備え、前記プログラム・コードは、
    前記モバイル・デバイスにサービス提供する基地局のデータ・レートを示すインジケーションを受信するためのプログラム・コードと、
    前記モバイル・デバイスにサービス提供する基地局の、前記示されたデータ・レートに基づいて、前記モバイル・デバイスにおけるアクティブなリソースの数を動的に変化させるためのプログラム・コードと
    を備える、コンピュータ・プログラム製品。
  12. 前記アクティブなリソースは、インタリーブド・マルチ・スレッド(IMT)プロセッサのアクティブなハードウェア・スレッドを備える、請求項11に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  13. 前記動的に変化させるためのプログラム・コードは、前記モバイル・デバイスの低電力状態における時間を増加させることに基づく、請求項11に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  14. 前記動的に変化させるためのプログラム・コードは、全待機時間を増加させるためのプログラム・コードを備える、請求項11に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  15. モバイル・デバイスの電力消費量を制御する装置であって、
    メモリと、
    前記メモリに接続された少なくとも1つのプロセッサとを備え、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記モバイル・デバイスにサービス提供する基地局のデータ・レートを示すインジケーションを受信し、
    前記モバイル・デバイスにサービス提供する基地局の、前記示されたデータ・レートに基づいて、前記モバイル・デバイスにおけるアクティブなリソースの数を動的に変化させるように構成される、装置。
  16. 前記アクティブなリソースは、インタリーブド・マルチ・スレッド(IMT)プロセッサのアクティブなハードウェア・スレッドを備える、請求項15に記載の装置。
  17. 前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、
    前記モバイル・デバイスがしきい値未満のバッテリ電力しか有していない場合、前記モバイル・デバイスの低減されたデータ・レート能力をレポートし、
    前記モバイル・デバイスの低減されたデータ・レート能力にしたがって、前記アクティブなリソースの数を低減する
    ように構成される、請求項15に記載の装置。
  18. 前記動的に変化させるように構成された少なくとも1つのプロセッサは、前記モバイル・デバイスの低電力状態における時間を増加させることに基づく、請求項15に記載の装置。
  19. 前記動的に変化させるように構成された少なくとも1つのプロセッサは、全待機時間を増加させるように構成された前記少なくとも1つのプロセッサを備える、請求項15に記載の装置。
  20. 前記データ・レートを示すインジケーションは、ラジオ・アクセス技術および通信プロトコル・カテゴリのうちの少なくとも1つである、請求項15に記載の装置。
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