JP2014533900A - Tddキャリアアグリゲーションのための半二重/全二重動作 - Google Patents

Tddキャリアアグリゲーションのための半二重/全二重動作 Download PDF

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Abstract

本開示の態様は、TDDおよびキャリアアグリゲーションを使用して通信するための方法に関する。【選択図】 図11

Description

米国特許法第119条に基づく優先権の主張
[0001]本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に明確に組み込まれる、2011年10月3日に出願された「HALF-DUPLEX/FULL-DUPLEX OPERATION FOR TDD CARRIER AGGREGATION」と題する米国仮出願第61/542,765号の優先権を主張する。
[0002]本開示の態様は、一般にワイヤレス通信システムに関し、より詳細には、キャリアアグリゲーション(carrier aggregation)および時分割複信(TDD:time division duplex)技法を利用するそのようなシステムに関する。
[0003]ワイヤレス通信ネットワークは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなどの様々な通信サービスを提供するために広く展開されている。これらのワイヤレスネットワークは、利用可能なネットワークリソースを共有することによって複数のユーザをサポートすることが可能な多元接続ネットワークであり得る。そのような多元接続ネットワークの例としては、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、およびシングルキャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワークがある。
[0004]ワイヤレス通信ネットワークは、いくつかのユーザ機器(UE:user equipment)のための通信をサポートすることができるいくつかの基地局を含み得る。UEは、ダウンリンクおよびアップリンクを介して基地局と通信し得る。ダウンリンク(または順方向リンク)は基地局からUEへの通信リンクを指し、アップリンク(または逆方向リンク)はUEから基地局への通信リンクを指す。
[0005]本明細書では、キャリアアグリゲーションを使用するワイヤレス通信のための技法について説明する。
[0006]一態様では、基地局によるワイヤレス通信のための方法が提供される。本方法は、概して、ユーザ機器(UE)が半二重(HD:half-duplex)または全二重(FD:full-duplex)で通信すべきか否かを判断することと、判断に少なくとも部分的に基づいて異なるコンポーネントキャリア(CC:component carrier)上のリソースまたはUEとの通信をスケジュールすることとを含む。
[0007]別の態様では、ユーザ機器によるワイヤレス通信のための方法が提供される。本方法は、概して、少なくとも1つのサブフレームについて、基地局によってUEと通信するために使用される異なるコンポーネントキャリア(CC)上のアップリンクサブフレームとダウンリンクサブフレームとが重複することを判断することと、少なくとも1つのサブフレーム中に送信すべきか受信すべきかを判断するための少なくとも1つの優先度付けルール(prioritization rule)に従うこととを含む。
[0008]一態様によれば、基地局によって通信するための装置が提供される。本装置は、概して、ユーザ機器(UE)が半二重(HD)または全二重(FD)で通信すべきか否かを判断するための手段と、判断に少なくとも部分的に基づいて異なるコンポーネントキャリア(CC)上のリソースまたはUEとの通信をスケジュールするための手段とを含む。
[0009]一態様によれば、ユーザ機器(UE)による半二重(HD)動作のための装置が提供される。本装置は、概して、少なくとも1つのサブフレームについて、基地局によってUEと通信するために使用される異なるコンポーネントキャリア(CC)上のアップリンクサブフレームとダウンリンクサブフレームとが重複することを判断するための手段と、少なくとも1つのサブフレーム中に送信すべきか受信すべきかを判断するための少なくとも1つの優先度付けルールに従うための手段とを含む。
[0010]一態様によれば、基地局によって通信するための装置が提供される。本装置は、概して、ユーザ機器(UE)が半二重(HD)または全二重(FD)で通信すべきか否かを判断することと、判断に少なくとも部分的に基づいて異なるコンポーネントキャリア(CC)上のリソースまたはUEとの通信をスケジュールすることとを行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを含む。
[0011]一態様によれば、ユーザ機器(UE)による半二重(HD)動作のための装置が提供される。本装置は、概して、少なくとも1つのサブフレームについて、基地局によってUEと通信するために使用される異なるコンポーネントキャリア(CC)上のアップリンクサブフレームとダウンリンクサブフレームとが重複することを判断することと、少なくとも1つのサブフレーム中に送信すべきか受信すべきかを判断するための少なくとも1つの優先度付けルールに従うこととを行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを含む。
[0012]一態様によれば、コードを記憶したコンピュータ可読媒体を備える、基地局によって通信するためのコンピュータプログラム製品が提供される。コードは、概して、ユーザ機器(UE)が半二重(HD)または全二重(FD)で通信すべきか否かを判断することと、判断に少なくとも部分的に基づいて異なるコンポーネントキャリア(CC)上のリソースまたはUEとの通信をスケジュールすることとを行うために1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である。
[0013]一態様によれば、コードを記憶したコンピュータ可読媒体を備える、ユーザ機器(UE)による半二重(HD)動作のためのコンピュータプログラム製品が提供される。コードは、概して、少なくとも1つのサブフレームについて、基地局によってUEと通信するために使用される異なるコンポーネントキャリア(CC)上のアップリンクサブフレームとダウンリンクサブフレームとが重複することを判断することと、少なくとも1つのサブフレーム中に送信すべきか受信すべきかを判断するための少なくとも1つの優先度付けルールに従うこととを行うために1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である。
[0014]本開示の様々な態様および特徴について以下でさらに詳細に説明する。
[0015]電気通信システムの一例を概念的に示すブロック図。 [0016]電気通信システムにおけるダウンリンクフレーム構造の一例を概念的に示すブロック図。 [0017]本開示の一態様に従って構成された基地局/eノードBおよびUEの設計を概念的に示すブロック図。 [0018]連続キャリアアグリゲーションタイプを開示する図。 [0019]不連続キャリアアグリゲーションタイプを開示する図。 [0020]MACレイヤデータアグリゲーションを開示する図。 [0021]複数キャリア構成において無線リンクを制御するための方法を示すブロック図。 [0022]マクロセルと限定加入者グループ(closed subscriber group)とを備える例示的なワイヤレスネットワーク構成を示す図。 [0023]例示的なTDDモードサブフレーム構成を示す図。 [0023]例示的なTDDモードサブフレーム構成を示す図。 [0024]ワイヤレス通信の例示的なプロセスのフローチャート表現を示す図。 [0025]基地局において実行され得るワイヤレス通信のための例示的な動作のフローチャート表現を示す図。 [0026]ユーザ機器(UE)において実行され得るワイヤレス通信のための例示的な動作のフローチャート表現を示す図。
[0027]添付の図面に関して以下に示す発明を実施するための形態は、様々な構成を説明するものであり、本明細書で説明する概念が実施され得る唯一の構成を表すものではない。発明を実施するための形態は、様々な概念の完全な理解を与えるための具体的な詳細を含む。ただし、これらの概念はこれらの具体的な詳細なしに実施され得ることが当業者には明らかであろう。いくつかの例では、そのような概念を不明瞭にしないように、よく知られている構造および構成要素をブロック図の形式で示す。
[0028]本明細書で説明する技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAおよび他のネットワークなど、様々なワイヤレス通信ネットワークのために使用され得る。「ネットワーク」および「システム」という用語はしばしば互換的に使用される。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA:Universal Terrestrial Radio Access)、cdma2000などの無線技術を実装し得る。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))およびCDMAの他の変形態を含む。cdma2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856規格をカバーする。TDMAネットワークは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)などの無線技術を実装し得る。OFDMAネットワークは、Evolved UTRA(E−UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB:Ultra Mobile Broadband)、IEEE802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash−OFDMAなどの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)およびLTE−Advanced(LTE−A)は、E−UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−AおよびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP:3rd Generation Partnership Project)と称する団体からの文書に記載されている。cdma2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2:3rd Generation Partnership Project 2)と称する団体からの文書に記載されている。本明細書で説明する技法は、上記のワイヤレスネットワークおよび無線技術、ならびに他のワイヤレスネットワークおよび無線技術のために使用され得る。明快のために、本技法のいくつかの態様について以下ではLTEに関して説明し、以下の説明の大部分でLTE用語を使用する。
[0029]図1に、ワイヤレス通信ネットワーク100を示し、これはLTEネットワークであり得る。ワイヤレスネットワーク100は、いくつかの発展型ノードB(eノードB)110と他のネットワークエンティティとを含み得る。eノードBは、UEと通信する局であり得、基地局、アクセスポイントなどと呼ばれることもある。ノードBは、UEと通信する局の別の例である。
[0030]各eノードB110は、特定の地理的エリアに通信カバレージを提供し得る。3GPPでは、「セル」という用語は、この用語が使用されるコンテキストに応じて、eノードBのカバレージエリアおよび/またはこのカバレージエリアをサービスしているeノードBサブシステムを指すことがある。
[0031]eノードBは、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルに通信カバレージを提供し得る。マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし得、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーし得、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーし得、フェムトセルとの関連を有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)中のUE、自宅内のユーザのためのUEなど)による制限付きアクセスを可能にし得る。マクロセルのためのeノードBはマクロeノードBと呼ばれることがある。ピコセルのためのeノードBはピコeノードBと呼ばれることがある。フェムトセルのためのeノードBはフェムトeノードBまたはホームeノードBと呼ばれることがある。図1に示す例では、eノードB110a、110bおよび110cは、それぞれマクロセル102a、102bおよび102cのためのマクロeノードBであり得る。eノードB110xは、ピコセル102xのためのピコeノードBであり得る。eノードB110yおよび110zは、それぞれフェムトセル102yおよび102zのためのフェムトeノードBであり得る。eノードBは、1つまたは複数の(たとえば、3つの)セルをサポートし得る。
[0032]ワイヤレスネットワーク100はまた、中継局を含み得る。中継局は、上流局(たとえば、eノードBまたはUE)からデータおよび/または他の情報の送信を受信し、そのデータおよび/または他の情報の送信を下流局(たとえば、UEまたはeノードB)に送る局である。中継局はまた、他のUEに対する送信を中継するUEであり得る。図1に示す例では、中継局110rは、eノードB110aとUE120rとの間の通信を可能にするために、eノードB110aおよびUE120rと通信し得る。中継局は、リレーeノードB、リレーなどと呼ばれることもある。
[0033]ワイヤレスネットワーク100は、様々なタイプのeノードB、たとえば、マクロeノードB、ピコeノードB、フェムトeノードB、リレーなどを含む異種ネットワークであり得る。これらの様々なタイプのeノードBは、様々な送信電力レベル、様々なカバレージエリア、およびワイヤレスネットワーク100中の干渉に対する様々な影響を有し得る。たとえば、マクロeノードBは、高い送信電力レベル(たとえば、20ワット)を有し得るが、ピコeノードB、フェムトeノードB、およびリレーは、より低い送信電力レベル(たとえば、1ワット)を有し得る。
[0034]ワイヤレスネットワーク100は、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、eノードBは同様のフレームタイミングを有し得、異なるeノードBからの送信は近似的に時間的に整合され得る。非同期動作の場合、eノードBは異なるフレームタイミングを有し得、異なるeノードBからの送信は時間的に整合されないことがある。本明細書で説明する技法は、同期動作と非同期動作の両方のために使用され得る。
[0035]ネットワークコントローラ130は、eノードBのセットに結合し、これらのeノードBの協調および制御を行い得る。ネットワークコントローラ130は、バックホール(backhaul)を介してeノードB110と通信し得る。eノードB110はまた、たとえば、ワイヤレスバックホールまたはワイヤラインバックホールを介して直接または間接的に互いに通信し得る。
[0036]UE120は、ワイヤレスネットワーク100全体にわたって分散され得、各UEは、固定でも移動でもよい。UEは、端末、移動局、加入者ユニット、局などと呼ばれることもある。UEは、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであり得る。UEは、マクロeノードB、ピコeノードB、フェムトeノードB、リレーなどと通信することが可能であり得る。図1において、両矢印付きの実線は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上での、UEと、そのUEをサービスするように指定されたeノードBであるサービングeノードBとの間の所望の送信を示す。両矢印付きの破線は、UEとeノードBとの間の干渉送信を示す。
[0037]LTEは、ダウンリンク上では直交周波数分割多重化(OFDM)を利用し、アップリンク上ではシングルキャリア周波数分割多重化(SC−FDM)を利用する。OFDMおよびSC−FDMは、システム帯域幅を、一般にトーン、ビンなどとも呼ばれる複数(K)個の直交サブキャリアに区分する。各サブキャリアはデータで変調され得る。一般に、変調シンボルは、OFDMでは周波数領域で、SC−FDMでは時間領域で送られる。隣接するサブキャリア間の間隔は固定であり得、サブキャリアの総数(K)はシステム帯域幅に依存し得る。たとえば、サブキャリアの間隔は15kHzであり得、(「リソースブロック」と呼ばれる)最小リソース割当ては12個のサブキャリア(または180kHz)であり得る。したがって、公称FFTサイズは、1.25、2.5、5、10または20メガヘルツ(MHz)のシステム帯域幅に対してそれぞれ128、256、512、1024または2048に等しくなり得る。システム帯域幅はまた、サブバンドに区分され得る。たとえば、サブバンドは1.08MHz(すなわち、6つのリソースブロック)をカバーし得、1.25、2.5、5、10または20MHzのシステム帯域幅に対してそれぞれ1、2、4、8または16個のサブバンドがあり得る。
[0038]図2に、LTEにおいて使用されるダウンリンクフレーム構造を示す。ダウンリンクの送信タイムラインは無線フレームの単位に区分され得る。各無線フレームは、所定の持続時間(たとえば、10ミリ秒(ms))を有し得、0〜9のインデックスをもつ10個のサブフレームに区分され得る。各サブフレームは2つのスロットを含み得る。したがって、各無線フレームは、0〜19のインデックスをもつ20個のスロットを含み得る。各スロットは、L個のシンボル期間、たとえば、(図2に示すように)ノーマルサイクリックプレフィックスの場合は7つのシンボル期間、または拡張サイクリックプレフィックスの場合は14個のシンボル期間を含み得る。各サブフレーム中の2L個のシンボル期間には0〜2L−1のインデックスが割り当てられ得る。利用可能な時間周波数リソースはリソースブロックに区分され得る。各リソースブロックは、1つのスロット中でN個のサブキャリア(たとえば、12個のサブキャリア)をカバーし得る。
[0039]LTEでは、eノードBは、eノードB中の各セルについて1次同期信号(PSS:primary synchronization signal)と2次同期信号(SSS:secondary synchronization signal)とを送り得る。1次同期信号および2次同期信号は、図2に示すように、それぞれ、ノーマルサイクリックプレフィックスをもつ各無線フレームのサブフレーム0および5の各々中のシンボル期間6および5中で送られ得る。同期信号は、セル検出および捕捉のためにUEによって使用され得る。eノードBは、サブフレーム0のスロット1中のシンボル期間0〜3中で物理ブロードキャストチャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)を送り得る。PBCHはあるシステム情報を搬送し得る。
[0040]eノードBは、図2の第1のシンボル期間全体において示されているが、各サブフレームの第1のシンボル期間の一部のみにおいて物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH:Physical Control Format Indicator Channel)を送り得る。PCFICHは、制御チャネルのために使用されるいくつか(M個)のシンボル期間を搬送し得、ここで、Mは、1、2または3に等しくなり得、サブフレームごとに変化し得る。Mはまた、たとえば、リソースブロックが10個未満である、小さいシステム帯域幅では4に等しくなり得る。図2に示す例では、M=3である。eノードBは、各サブフレームの最初のM個(図2ではM=3)のシンボル期間中に物理HARQインジケータチャネル(PHICH:Physical HARQ Indicator Channel)と物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)とを送り得る。PHICHは、ハイブリッド自動再送信(HARQ)をサポートするための情報を搬送し得る。PDCCHは、UEのためのアップリンクおよびダウンリンクリソース割当てに関する情報と、アップリンクチャネルのための電力制御情報とを搬送し得る。図2の第1のシンボル期間の中には示されていないが、PDCCHおよびPHICHは、第1のシンボル期間の中にも含まれることを理解されたい。同様に、PHICHおよびPDCCHはまた、図2にはそのようには示されていないが、第2のシンボル期間と第3のシンボル期間の両方の中にある。eノードBは、各サブフレームの残りのシンボル期間中に物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)を送り得る。PDSCHは、ダウンリンク上でのデータ送信がスケジュールされたUEについてのデータを搬送し得る。LTEにおける様々な信号およびチャネルは、公開されている「Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical Channels and Modulation」と題する3GPP TS 36.211に記載されている。
[0041]eノードBは、eノードBによって使用されるシステム帯域幅の中心1.08MHzにおいてPSS、SSSおよびPBCHを送り得る。eノードBは、これらのチャネルが送られる各シンボル期間中のシステム帯域幅全体にわたってPCFICHおよびPHICHを送り得る。eノードBは、システム帯域幅のいくつかの部分においてUEのグループにPDCCHを送り得る。eノードBは、システム帯域幅の特定の部分において特定のUEにPDSCHを送り得る。eノードBは、すべてのUEにブロードキャスト方式でPSS、SSS、PBCH、PCFICHおよびPHICHを送り得、特定のUEにユニキャスト方式でPDCCHを送り得、また特定のUEにユニキャスト方式でPDSCHを送り得る。
[0042]各シンボル期間においていくつかのリソース要素が利用可能であり得る。各リソース要素は、1つのシンボル期間中に1つのサブキャリアをカバーし得、実数値または複素数値であり得る1つの変調シンボルを送るために使用され得る。各シンボル期間中に基準信号のために使用されないリソース要素は、リソース要素グループ(REG:resource element group)に構成され得る。各REGは、1つのシンボル期間中に4つのリソース要素を含み得る。PCFICHは、シンボル期間0において、周波数上でほぼ等しく離間され得る、4つのREGを占有し得る。PHICHは、1つまたは複数の構成可能なシンボル期間において、周波数上で拡散され得る、3つのREGを占有し得る。たとえば、PHICH用の3つのREGは、すべてシンボル期間0中に属するか、またはシンボル期間0、1および2中で拡散され得る。PDCCHは、最初のM個のシンボル期間中に利用可能なREGから選択され得る、9個、18個、32個、または64個のREGを占有し得る。REGのいくつかの組合せのみがPDCCHに対して許可され得る。
[0043]UEは、PHICHおよびPCFICHのために使用される特定のREGを知り得る。UEは、PDCCHについてREGの様々な組合せを探索し得る。探索すべき組合せの数は、一般に、PDCCHに対して許可される組合せの数よりも少ない。eノードBは、UEが探索することになる組合せのいずれかにおいてUEにPDCCHを送り得る。
[0044]UEは、複数のeノードBのカバレージ内にあり得る。そのUEをサービスするために、これらのeノードBのうちの1つが選択され得る。サービングeノードBは、受信電力、経路損失、信号対雑音比(SNR)など、様々な基準に基づいて選択され得る。
[0045]図3に、図1の基地局/eノードBのうちの1つおよびUEのうちの1つであり得る、基地局/eノードB110およびUE120の設計のブロック図を示す。制限付き関連付けシナリオの場合、基地局110は図1のマクロeノードB110cであり得、UE120はUE120yであり得る。基地局110はまた、何らかの他のタイプの基地局であり得る。基地局110はアンテナ634a〜634tを装備し得、UE120はアンテナ652a〜652rを装備し得る。
[0046]基地局110において、送信プロセッサ620は、データソース612からデータを受信し、コントローラ/プロセッサ640から制御情報を受信し得る。制御情報は、PBCH、PCFICH、PHICH、PDCCHなどのためのものであり得る。データは、PDSCHなどのためのものであり得る。プロセッサ620は、データと制御情報とを処理(たとえば、符号化およびシンボルマッピング)して、それぞれデータシンボルと制御シンボルとを取得し得る。プロセッサ620はまた、たとえば、PSS、SSS、およびセル固有基準信号のための基準シンボルを生成し得る。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ630は、適用可能な場合、データシンボル、制御シンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実行し得、出力シンボルストリームを変調器(MOD)632a〜632tに与え得る。各変調器632は、(たとえば、OFDMなどのために)それぞれの出力シンボルストリームを処理して、出力サンプルストリームを取得し得る。各変調器632はさらに、出力サンプルストリームを処理(たとえば、アナログへの変換、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)して、ダウンリンク信号を取得し得る。変調器632a〜632tからのダウンリンク信号は、それぞれアンテナ634a〜634tを介して送信され得る。
[0047]UE120において、アンテナ652a〜652rは、基地局110からダウンリンク信号を受信し得、受信信号をそれぞれ復調器(DEMOD)654a〜654rに与え得る。各復調器654は、それぞれの受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して、入力サンプルを取得し得る。各復調器654は、(たとえば、OFDMなどのために)入力サンプルをさらに処理して、受信シンボルを取得し得る。MIMO検出器656は、すべての復調器654a〜654rから受信シンボルを取得し、適用可能な場合は受信シンボルに対してMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを与え得る。受信プロセッサ658は、検出シンボルを処理(たとえば、復調、デインターリーブ、および復号)し、UE120の復号されたデータをデータシンク660に与え、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ680に与え得る。
[0048]アップリンク上では、UE120において、送信プロセッサ664は、データソース662から(たとえば、PUSCHのための)データを受信し、処理し得、コントローラ/プロセッサ680から(たとえば、PUCCHのための)制御情報を受信し、処理し得る。送信プロセッサ664はまた、基準信号のための基準シンボルを生成し得る。送信プロセッサ664からのシンボルは、適用可能な場合はTX MIMOプロセッサ666によってプリコードされ、さらに(たとえば、SC−FDMなどのために)復調器654a〜654rによって処理され、基地局110に送信され得る。基地局110において、UE120からのアップリンク信号は、アンテナ634によって受信され、変調器632によって処理され、適用可能な場合はMIMO検出器636によって検出され、さらに受信プロセッサ638によって処理されて、UE120によって送られた復号されたデータおよび制御情報が取得され得る。受信プロセッサ638は、復号されたデータをデータシンク639に与え、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ640に与え得る。
[0049]コントローラ/プロセッサ640および680は、それぞれ基地局110およびUE120における動作を指示し得る。基地局110におけるプロセッサ640および/または他のプロセッサおよびモジュールは、本明細書で説明する技法のための様々なプロセスを実行するかまたはその実行を指示し得る。UE120におけるプロセッサ680および/または他のプロセッサおよびモジュールはまた、図4A、図4B、図5および図6に示す機能ブロック、および/または本明細書で説明する技法のための他のプロセスを実行するかまたはその実行を指示し得る。メモリ642および682は、それぞれ基地局110およびUE120のためのデータおよびプログラムコードを記憶し得る。スケジューラ644は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上でのデータ送信のためにUEをスケジュールし得る。
[0050]一構成では、ワイヤレス通信のためのUE120は、UEの接続モード中に干渉基地局からの干渉を検出するための手段と、干渉基地局の得られたリソースを選択するための手段と、得られたリソース上の物理ダウンリンク制御チャネルの誤り率を取得するための手段と、誤り率が所定のレベルを超えたことに応答して実行可能である、無線リンク障害を宣言(declare)するための手段とを含む。一態様では、上述の手段は、上述の手段によって具陳される機能を実行するように構成された、(1つまたは複数の)プロセッサ、コントローラ/プロセッサ680、メモリ682、受信プロセッサ658、MIMO検出器656、復調器654a、およびアンテナ652aであり得る。別の態様では、上述の手段は、上述の手段によって具陳される機能を実行するように構成されたモジュールまたは任意の装置であり得る。
キャリアアグリゲーション
[0051]LTE−Advanced UEは、各方向において送信のために使用される最高合計100MHz(5つのコンポーネントキャリア)のキャリアアグリゲーションにおいて割り当てられた、最高20MHz帯域幅内のスペクトルを使用する。概して、アップリンク上ではダウンリンクよりも少ないトラフィックが送信され、したがって、アップリンクスペクトル割当てはダウンリンク割当てよりも小さくなり得る。たとえば、20MHzがアップリンクに割り当てられる場合、ダウンリンクは100MHzを割り当てられ得る。これらの非対称FDD割当ては、スペクトルを節約し、ブロードバンド加入者による一般に非対称な帯域利用にぴったり合う。
キャリアアグリゲーションタイプ
[0052]LTE−Advancedモバイルシステムのために、2つのタイプのキャリアアグリゲーション(CA)方法、すなわち、連続CAおよび不連続CAが提案されている。それらを図4Aおよび図4Bに示す。不連続CAは、複数の利用可能なコンポーネントキャリアが周波数帯域に沿って分離されたときに生じる(図4B)。一方、連続CAは、複数の利用可能なコンポーネントキャリアが互いに隣接するときに生じる(図4A)。不連続CAと連続CAの両方は、LTE Advanced UEの単一ユニットを処理するために複数のLTE/コンポーネントキャリアをアグリゲートする。
[0053]LTE−Advanced UEにおける不連続CAでは、周波数帯域に沿ってキャリアが分離されるので、複数のRF受信ユニットと複数のFFTとが配備され得る。不連続CAは、大きい周波数範囲にわたる複数の分離されたキャリア上でのデータ送信をサポートするので、周波数帯域が異なると、伝搬経路損失、ドップラーシフトおよび他の無線チャネル特性が大いに変わり得る。
[0054]したがって、非連続CA手法の下でブロードバンドデータ送信をサポートするために、異なるコンポーネントキャリアのためのコーディング、変調、および送信電力を適応的に調整するための方法が使用され得る。たとえば、拡張ノードB(eノードB)が各コンポーネントキャリア上の送信電力を固定しているLTE−Advancedシステムでは、各コンポーネントキャリアの有効カバレージまたはサポート可能な変調およびコーディングが異なり得る。
データアグリゲーション方式
[0055]図5に、IMT−Advancedシステムの場合の媒体アクセス制御(MAC)レイヤ(図5)において異なるコンポーネントキャリアからの送信ブロック(TB:transmission block)をアグリゲートすることを示す。MACレイヤデータアグリゲーションでは、各コンポーネントキャリアは、MACレイヤ中にそれ自体の独立したハイブリッド自動再送要求(HARQ)エンティティを有し、物理レイヤ中にそれ自体の送信構成パラメータ(たとえば、送信電力、変調およびコーディング方式、ならびに複数のアンテナ構成)を有する。同様に、物理レイヤでは、コンポーネントキャリアごとに1つのHARQエンティティが与えられる。
制御シグナリング
[0056]一般に、複数のコンポーネントキャリアのための制御チャネルシグナリングを展開するための3つの異なる手法がある。第1は、LTEシステムにおける制御構造の軽微な変更を伴い、各コンポーネントキャリアは、それ自体のコード化制御チャネルを与えられる。
[0057]第2の方法は、異なるコンポーネントキャリアの制御チャネルをジョイントコーディングし、専用のコンポーネントキャリア中に制御チャネルを展開することを伴う。複数のコンポーネントキャリアのための制御情報は、この専用制御チャネルでは、シグナリングコンテンツとして統合される。その結果、LTEシステムにおいて制御チャネル構造との後方互換性が維持されるとともに、CAでのシグナリングオーバーヘッドが低減される。
[0058]異なるコンポーネントキャリアのための複数の制御チャネルは、ジョイントコーディングされ、次いで、第3のCA方法によって形成される全周波数帯域を介して送信される。この手法は、制御チャネルにおいて低いシグナリングオーバーヘッドと高い復号性能とを提供するが、UE側の電力消費量が高くなる。ただし、この方法は、LTEシステムとの互換性がない。
ハンドオーバ制御
[0059]IMT−Advanced UEのためにCAが使用されるとき、複数のセルにわたるハンドオーバプロシージャ中に送信連続性をサポートすることが好ましい。しかしながら、特定のCA構成およびサービス品質(QoS)要件とともに、入来UEのために十分なシステムリソース(すなわち、良好な送信品質をもつコンポーネントキャリア)を確保することが、次のeノードBにとって難しいことがある。この理由は、2つ(またはそれ以上)の隣接するセル(eノードB)のチャネル状態が、特定のUEについて異なり得るからである。1つの手法では、UEは、各隣接セルにおいてただ1つのコンポーネントキャリアのパフォーマンスを測定する。これは、LTEシステムにおけるのと同様の測定遅延、複雑さ、およびエネルギー消費を与える。対応するセルにおける他のコンポーネントキャリアのパフォーマンスの推定は、この1つのコンポーネントキャリアの測定結果に基づき得る。この推定に基づいて、ハンドオーバ決定および送信構成が判断され得る。
[0060]様々な実施形態によれば、(キャリアアグリゲーションとも呼ばれる)マルチキャリアシステムにおいて動作するUEは、「1次キャリア」と呼ばれることがある同じキャリア上で、制御機能およびフィードバック機能など、複数のキャリアのいくつかの機能をアグリゲートするように構成される。サポートのために1次キャリアに依存する残りのキャリアは、関連する2次キャリアと呼ばれる。たとえば、UEは、随意の専用チャネル(DCH)、スケジュールされない許可、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)、および/または物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)によって提供される制御機能などの制御機能をアグリゲートし得る。シグナリングおよびペイロードは、ダウンリンク上でeノードBによってUEに、ならびにアップリンク上でUEによってeノードBに送信され得る。
[0061]いくつかの実施形態では、複数の1次キャリアが存在し得る。さらに、LTE RRCプロトコルの3GPP技術仕様36.331におけるものなど、レイヤ2プロシージャである物理チャネル確立およびRLFプロシージャを含む、UEの基本動作に影響を及ぼすことなしに、2次キャリアが追加または削除され得る。
[0062]図6に、一例による、物理チャネルをグループ化することによって複数キャリアワイヤレス通信システムにおいて無線リンクを制御するための方法600を示す。図示のように、本方法は、ブロック605において、1次キャリアと、1つまたは複数の関連する2次キャリアとを形成するために、少なくとも2つのキャリアからの制御機能を1つのキャリア上にアグリゲートすることを含む。次にブロック610において、1次キャリアと各2次キャリアとのための通信リンクを確立する。次いで、ブロック615において、1次キャリアに基づいて通信を制御する。
TDDキャリアアグリゲーション
[0063]現行バージョンのロングタームエボリューション(LTE)リリース10(Rel−10)など、いくつかの従来のワイヤレス通信規格は、時間領域多重(TDD)専用または周波数領域多重(FDD)専用コンポーネントキャリア(CC)のアグリゲーションを可能にする。しかしながら、ワイヤレス帯域幅に対する需要が増加するにつれて、追加の技法が必要とされ得る。時間および/または周波数領域においてCCをアグリゲートすること(たとえば、周波数領域多重(FDD)または時間領域多重(TDD)アグリゲーション)は、特に、帯域幅に対する需要の増加に対処するために使用される技法であり得る。
[0064]いくつかの設計では、TDDキャリアは、別のTDDキャリアのアップリンク(UL)部分(たとえば、ULとして指定されたサブフレームのみ)またはダウンリンク(DL)部分(たとえば、DLに指定されたサブフレームのみ)のみとアグリゲートされ得る(単方向アグリゲーションと呼ばれる)。
[0065]図7を参照すると、マクロセル702と限定加入者グループ(CSG)704とを備えるワイヤレスネットワーク700におけるTDD−TDDアグリゲーションを実装する例示的な例が記載されている。図7の図示された例では、たとえば、TDDキャリアであり得るCC1およびCC2の2つのコンポーネントキャリアが仮定されており、CC1はマクロセル702のためのアンカーコンポーネントキャリアであり、CC2はCSG704のためのアンカーコンポーネントキャリアである。
[0066]図示のように、UE710はCSG704の一部であり得る。UE712など、いくつかのUEはCSG704のカバレージ内にあり得るが、たとえば、CSG704での制限付きアクセスのために、CSG704のeNB714に接続することが可能でないことがある。図7中の、eNB714、716を対応するUE710および712と結んでいる片側矢印をもつ線は、可能な単方向キャリアアグリゲーション(ULまたはDLのみ)を表し得、両側矢印をもつ線は、可能な双方向ULおよびDLキャリアアグリゲーションであり得る。
[0067]図7では、CC1上の送信は実線の矢印で示され、CC2上の送信は破線矢印で示されている。図示のように、各コンポーネントキャリアは、(片側矢印で示される)単方向CCまたは(両側矢印で示される)双方向CCであり得、双方向コンポーネントキャリアはULキャリアとDLキャリアとを備え、単方向コンポーネントキャリアはULキャリアまたはDLキャリアのいずれかを備える。
[0068]LTE TDD CCは、アップリンクとダウンリンクとについて同じ周波数帯域を使用するシングルキャリアである。送信方向は、異なるサブフレーム中でULデータとDLデータとを搬送することによって分離される。アップリンクサブフレームおよびダウンリンクサブフレーム割当ては周期的であり、ダウンリンクとアップリンクとの切替えポイントの周期性によって定義される。周期性は10ミリ秒または5ミリ秒であり得る。図8参照。一方、LTE FDD CCは、ペアになった周波数キャリア(1つがUL、もう1つがDL)を使用して周波数中でULとDLとを分離する。
[0069]いくつかの設計では、マクロセル702において実行されるアグリゲーションは、CSG704のためのアンカーCC2を保護し得る(たとえば、アグリゲートしない)。したがって、いくつかの設計では、CC1はULとDLの両方においてアグリゲートされ得、CC2はDLサブフレームのみでアグリゲートされ得る。さらに、アグリゲーションがCSG704において実行される場合、アグリゲートされたキャリアは、マクロセル702によって使用されるDLキャリアが保護されるようなものでなければならない。したがって、いくつかの設計では、キャリアCC2はULおよび/またはDL方向の両方においてアグリゲートされ得るが、CC1はDLサブフレームではなくULサブフレームのみでアグリゲートされ得る。
TDDキャリアアグリゲーションのための半二重/全二重動作
[0070]異なるUL−DLサブフレーム構成をもつTDDキャリアのキャリアアグリゲーションが考慮され得る。対処すべき問題の1つは、このタイプのキャリアアグリゲーションに関係する全二重対半二重動作に関する。異なるサブフレーム構成の場合、ダウンリンクサブフレームとアップリンクサブフレームとは重複し得、異なるコンポーネントキャリア上でのダウンリンク送信とアップリンク送信とが同じサブフレーム中で行われることを意味する。これは図8Aに示されており、図8Aは、2つの異なるCCのために使用される2つの異なる構成の一例を示している。
[0071]概して、従来のシステムは、TDDのための半二重動作のみを利用した。しかしながら、本開示の態様は、UEが異なるUL−DL構成のキャリアを有するとき、全二重動作を可能にし、いくつかの事例では、UEは同時に送信および受信することが可能である。
[0072](キャリアが異なる帯域中にあるという採用された仮定により、「キャリアごとの」無線が利用可能でなければならないことに当てはまらないことがある)アーキテクチャ上の理由によって半二重動作が課せられず、UEはHD動作とFD動作の両方が可能であり得ることを意味する場合、本明細書で提示されるいくつかの態様では、UEをどのように扱うか、HDとして、スケジューリング制限を採用するか、FDとして、異なるCC上で同時に送信および受信するかに関する決定をeNBに行わせることによって、この問題に対処し得る。以下で説明するように、UEがどのように見なされるべきか(FDとしてまたはHDとして)を決定するときに、様々な基準が考慮され得る。
[0073]異なるUL−DLサブフレーム構成をもつTDDキャリアアグリゲーション(CA)を利用することは、概して、異なるコンポーネントキャリア(CC)上の一部のサブフレーム上で、ULおよびDLサブフレームが図8Aに示すように重複することを暗示する。
[0074]UEが全二重(FD)モードで動作している場合、UEは、問題なく、異なるCC上で同時に送信および受信することが可能であり得るので、これは問題ではないことがある。しかしながら、UEが、半二重(HD)通信のみをサポートする場合、または(受信している間に送信することによって生じる干渉を低減するために)感知しないこと(de-sensing)などの様々な理由でHDに限定される場合、これは課題を提示し得る。この場合、重複UL−DLサブフレーム上で、UEは、送信することまたは受信することのみが可能であり得る。
[0075]各UL−DLサブフレーム重複に関して、UEは、1つまたは複数の優先度付けルールに従って送信するように構成され得る。たとえば、データ、CQI、またはACK/NACKフィードバックなど、何かが通過する(PUCCH/PUSCH)場合、UEはUL上で送信するように構成され得る。この場合、DL受信は制限されるかまたは完全に停止され得る。場合によっては、UL送信が予定されるとき、すべてのCC上のDLサブフレームはブロックされる。
[0076]場合によっては、ULサブフレーム中でさえ、たとえば、UEが別のCC上のUL上の送信のために使用されるものとは別のRFチェーンを有する場合、UEはCC上でのDL受信が可能であり得る。ただし、そのような場合、(たとえば、送信によって生じる干渉により)受信した信号は不良であり、したがって破棄され得る。したがって、優先度付けルールは、UEが少なくとも1つのサブフレーム中に少なくとも1つのコンポーネントキャリア(CC)上のダウンリンク受信を続け、信号品質が十分でない場合、対応するダウンリンク送信を破棄すべきであることを規定し得る。
[0077]したがって、場合によっては、重複するサブフレームでは、UL送信が予定されない場合のみ、UEはDL上で受信するように構成され得る。
[0078]潜在的限定のために、eNB(または全般的に任意のタイプの基地局)は、UE HD動作の場合の消失DLを回避するために、あるタイプのインテリジェントスケジューリングアルゴリズムを利用し得る。これは、スケジューリング制限を課し得る。たとえば、1次コンポーネントキャリア(PCC)がUL送信のために多量に使用されている場合、PUCCH送信により、より多くのスケジューリング制限があり得る。一方、PCCがDLのために多量に使用される場合、スケジューリング制限はPUSCHスケジュール送信のみの関数であるので、スケジューリング制限を適用/計画することがより容易であり得る。
[0079]UEによるHD動作は、アーキテクチャ上の制限または動作上の制限から生じ得る。アーキテクチャ上の制限の場合、UEがアーキテクチャ的に同時に受信および送信することができないことにより、HD動作が課せられ得る。運用上、感知しない問題(受信信号への送信干渉)によりHD動作が課せられるRF制限があり得る。
[0080]しかしながら、アーキテクチャ制限がないとき、eNBは、一部のUEについてFD動作を、何らかの他のグループのUEについてHD動作を仮定し得る。FD UEは同じサブフレームにおいて送信および受信することができ、したがって、スケジューリング制限がほとんどまたはまったくないことがある。一方、HD UEは、それらが送信しないときのみ受信することができる。(前に述べた)スケジューリング制限は、リソースの浪費を回避するためにeNBによって実装され得る。
[0081]UEによるFDまたはHD動作に関する情報を搬送するために、様々なシグナリングオプションがある。場合によっては、UEは、それのFD/HD能力に関してeNBにシグナリングし得る。そのような場合、eNBは、UEがFD対応であると判断し、したがってリソースをスケジュールし得る。場合によっては、eNBがUEをFD UEまたはHD UEと見なすことをUEに示すシグナリングを、eNBは送信(返信)し得る。場合によっては、(たとえば、変化する状態に基づいて、またはUEからの更新された能力メッセージに基づいて)判断は変わり得る。
[0082]UEをFD対応として扱うべきかHD対応として扱うべきかを判断するために、eNBが利用し得る様々な基準がある(たとえば、判断は1つまたは複数のパラメータに基づいて行われ得る)。これらの基準のうちの1つまたは複数は、UEの相対的送信および/または受信電力(たとえば、受信している間に送信することによって生じる可能性がある干渉を示す)に関係し得る。これらの基準は、UEロケーション(基地局により近いUEはより低い送信電力およびより高い受信機電力を有する可能性がある)、UE送信電力、UE受信電力、または送信電力と受信電力との比を含み得る。
[0083]ターゲット復調SNR、UEアンテナ構成、Rxダイバーシティ能力およびTx−Rxアンテナ結合、一般的なUE能力、ULおよび/またはDL上の割り当てられたリソースなど、様々な他の基準も考慮され得る。重複UL−DLサブフレームをもつCCが位置する割り当てられたリソース(たとえば、帯域、チャネルおよびリソース)間の周波数分離も考慮され得る。たとえば、送信および受信のために使用されるCC間の実質的な周波数分離は、干渉の量を低減し得る。
[0084]UE自体によってシグナリングされる、HDまたはFDをサポートする能力に関するUE能力も考慮され得る。場合によっては、HD動作とFD動作の両方が可能なUEは、それのアーキテクチャ上の能力および/または上に記載したすべての側面に基づいてどちらを使用すべきかに関する決定を行い、この決定をeNBにシグナリングし得る。
[0085]UEの観点から、HDモードで動作するときに、UEは、単に、(ULサブフレームとDLサブフレームとが異なるコンポーネントキャリア上に生じる)重複サブフレームでどのように動作すべきかを決定するための優先度付けルールに従い得る。上述したように、UL上で送信すべきものがない場合のみ、優先度付けルールはDL送信を受信するのと同じように単純であり得る。
[0086]UEは、依然として、UL−DL重複サブフレーム上でUL−DL送信間で動的に切り替え、たとえば、同じRFチェーンが使用される場合、厳密なHDの場合、4ms繰上げに従わなければならないことがある。eNBによって課せられるスケジューリング制限により、何らかのスケジューリング遅延(パケット遅延)が観測され得る。
[0087]eNBの観点から、判断されたUE能力に基づいてリソースを効率的にスケジュールするのを助けるために、インテリジェントスケジューリングアルゴリズムが利用され得る。このアルゴリズムは、比較的複雑であり得、アグリゲートされたUL−DL構成に依存し得る。マルチユーザダイバーシティが十分に利用され得ない場合、ユーザ遅延エクスペリエンスに加えてシステムスループット性能損失が予想され得る。
[0088]eNBが、HD/FD動作についてのUEの能力に関して誤り(たとえば、送信している間に良好なDLを受信するUEの能力を誤って推定すること)をおかし、実際にDL上でそれのために何かを送ったが、感知しないことまたはFD能力がないことにより、UEがそれを受信することができない場合、何らかの性能損失があり得る。
[0089]ただし、予想されるUL送信がないことに基づいて、ネットワークは、これを最終的に検出することが可能でなければならない。したがって、ネットワークは、UEの動作モードに関するそれの決定を訂正することが可能であり得る。さらに、eNBは、UEからの明示的シグナリングに基づいてそれの動作を訂正することが可能であり得る。
[0090]場合によっては、eNBは、異なるCCについて異なるサブフレーム構成を利用するキャリアアグリゲーションに制限を課し得る。たとえば、HD動作についてスケジューリング制限を課すのではなく、eNBは、このタイプのアグリゲーションをFD対応UEに限定し得る。
[0091]場合によっては、2つ以下のUL−DL構成をアグリゲートすること、または(たとえば、重複サブフレームの最大数に対する制限を用いて)まったく異なるサブフレーム構成をアグリゲートしないことなど、FDをサポートする能力がないUEのために、限定されたキャリアアグリゲーションが可能にされ得る。
[0092]図9は、重複サブフレームが生じた場合に優先度付けルールを実装するための例示的な動作900を示すフローチャートである。動作900は、902において開始し、たとえば、半二重または全二重で通信することが可能であるUEによって実行され得る。(904において判断されるように)FDモードで動作するUEに対する制限がない場合、UEは他の動作を実行する必要がないことがある。
[0093]ただし、UEが半二重であり、906において判断されるように、異なるコンポーネントキャリア上のULサブフレームとDLサブフレームとが重複する場合、UEは送信すべきか受信すべきかを決定する必要があり得る。908において、UEトラフィック(たとえば、PUCCHまたはPUSCH)がある場合、UEはDL受信を停止し、UL上で送信する。一方、910において、ULトラフィックがない場合、UEはDL上で受信する。
[0094]図10は、基地局において実行され得るワイヤレス通信のための例示的な動作1000を示すフローチャートである。図示のように、1002において、基地局は、ユーザ機器(UE)が半二重(HD)または全二重(FD)で通信すべきか否かを判断し得る。1004において、基地局は、判断に少なくとも部分的に基づいて異なるコンポーネントキャリア(CC)上のリソースまたはUEとの通信をスケジュールする。
[0095]図11は、ユーザ機器(UE)において実行され得るワイヤレス通信のための例示的な動作1100のフローチャート表現である。図示のように、1102において、UEは、少なくとも1つのサブフレームについて、基地局によってUEと通信するために使用される異なるコンポーネントキャリア(CC)上のアップリンクサブフレームとダウンリンクサブフレームとが重複することを判断する。1104において、UEは、少なくとも1つのサブフレーム中に送信すべきか受信すべきかを判断するための少なくとも1つの優先度付けルールに従う。
[0096]上記で説明したように、本明細書で提示した技法は、可能な場合、UEが全二重モードで動作することを可能にし得る。
[0097]情報および信号は多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを、当業者は理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[0098]さらに、本明細書の開示に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップについて、上記では概してそれらの機能に関して説明した。そのような機能をハードウェアとして実装するか、ソフトウェアとして実装するかは、特定の適用例および全体的なシステムに課せられた設計制約に依存する。当業者は、説明した機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈すべきではない。
[0099]本明細書の開示に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
[00100]本明細書の開示に関して説明した方法またはアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアで実施されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施されるか、またはその2つの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROM(登録商標)メモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサに一体化され得る。プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に存在し得る。ASICはユーザ端末中に存在し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中に個別構成要素として存在し得る。
[00101]1つまたは複数の例示的な設計では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装した場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびblu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
[00102]本開示についての以上の説明は、いかなる当業者も本開示を作成または使用することができるように与えたものである。本開示への様々な修正は当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義した一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明した例および設計に限定されるものではなく、本明細書で開示した原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。

Claims (29)

  1. 基地局によって通信するための方法であって、
    ユーザ機器(UE)が半二重(HD)または全二重(FD)で通信すべきか否かを判断することと、
    前記判断に少なくとも部分的に基づいて異なるコンポーネントキャリア(CC)上のリソースまたは前記UEとの通信をスケジュールすることと
    を備える、方法。
  2. 前記判断が、前記UEのために取得された1つまたは複数のパラメータに基づいて行われる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記パラメータが、UEロケーション、UE送信電力、UE受信電力、またはUE送信電力とUE受信電力との比のうちの少なくとも1つを備える、請求項2に記載の方法。
  4. 前記判断が、HDまたは全二重(FD)で通信を実行するための前記UEの能力に関する前記UEからのシグナリングに基づいて行われる、請求項1に記載の方法。
  5. 前記判断が、前記UEと通信するために使用されるリソース間の周波数分離に基づいて行われる、請求項1に記載の方法。
  6. 前記判断が、アップリンク送信のために割り当てられたリソースとダウンリンク送信のために割り当てられたリソースとの比に基づいて行われる、請求項1に記載の方法。
  7. 前記判断に関して前記UEにシグナリングすることをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  8. 前記判断を変更することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  9. 前記判断は、前記UEからの予想される送信がないことに基づいてFDからHDに変更される、請求項8に記載の方法。
  10. HD動作に限定されたUEと通信するときに、限られた数のサブフレーム構成が、異なるコンポーネントキャリア上で可能にされる、請求項1に記載の方法。
  11. 前記限られた数のサブフレーム構成は、アップリンク送信とダウンリンク送信とが異なるコンポーネントキャリア上の同じサブフレームにおいて構成される重複サブフレームの最大数に基づいて判断される、請求項10に記載の方法。
  12. ユーザ機器(UE)による半二重(HD)動作のための方法であって、
    少なくとも1つのサブフレームについて、基地局によって前記UEと通信するために使用される異なるコンポーネントキャリア(CC)上のアップリンクサブフレームとダウンリンクサブフレームとが重複することを判断することと、
    前記少なくとも1つのサブフレーム中に送信すべきか受信すべきかを判断するための少なくとも1つの優先度付けルールに従うことと
    を備える、方法。
  13. 前記少なくとも1つの優先度付けルールは、
    前記UEが前記少なくとも1つのサブフレーム中で送信すべきアップリンクデータまたは制御のうちの少なくとも1つを有する場合、前記UEは前記少なくとも1つのサブフレーム中に送信すべきである
    ことを規定する、請求項12に記載の方法。
  14. 前記少なくとも1つの優先度付けルールはまた、
    前記UEは前記少なくとも1つのサブフレーム中に少なくとも1つのコンポーネントキャリア(CC)上のダウンリンク受信を停止すべきである
    ことを規定する、請求項13に記載の方法。
  15. 前記少なくとも1つの優先度付けルールはまた、
    前記UEは前記少なくとも1つのサブフレーム中に少なくとも1つのコンポーネントキャリア(CC)上のダウンリンク受信を継続すべきであることと、
    信号品質が十分でない場合、対応するダウンリンク送信を破棄することと
    を規定する、請求項13に記載の方法。
  16. 前記少なくとも1つの優先度付けルールは、
    前記UEが送信すべきアップリンクデータを有する場合、前記UEはすべてのCC上のダウンリンク受信を停止すべきである
    ことを規定する、請求項13に記載の方法。
  17. HDまたは全二重(FD)で通信を実行するための前記UEの能力に関して前記基地局にシグナリングすること
    をさらに備える、請求項12に記載の方法。
  18. 前記基地局が前記UEをHDで通信していると見なすことを示す、前記基地局からのシグナリングを受信すること
    をさらに備える、請求項12に記載の方法。
  19. FDモードで動作すべきかHDモードで動作すべきかを判断することをさらに備える、請求項12に記載の方法。
  20. 前記判断が、1つまたは複数のパラメータに基づいて行われる、請求項19に記載の方法。
  21. 前記パラメータが、UEロケーション、UE送信電力、UE受信電力、またはUE送信電力とUE受信電力との比のうちの少なくとも1つを備える、請求項20に記載の方法。
  22. 前記判断が、HDまたは全二重(FD)で通信を実行するための前記UEの能力に関する前記UEからのシグナリングに基づいて行われる、請求項19に記載の方法。
  23. 前記判断が、アップリンク送信のために割り当てられたリソースとダウンリンク送信のために割り当てられたリソースとの比に基づいて行われる、請求項19に記載の方法。
  24. 基地局によって通信するための装置であって、
    ユーザ機器(UE)が半二重(HD)または全二重(FD)で通信すべきか否かを判断するための手段と、
    前記判断に少なくとも部分的に基づいて異なるコンポーネントキャリア(CC)上のリソースまたは前記UEとの通信をスケジュールするための手段と
    を備える、装置。
  25. ユーザ機器(UE)による半二重(HD)動作のための装置であって、
    少なくとも1つのサブフレームについて、基地局によって前記UEと通信するために使用される異なるコンポーネントキャリア(CC)上のアップリンクサブフレームとダウンリンクサブフレームとが重複することを判断するための手段と、
    前記少なくとも1つのサブフレーム中に送信すべきか受信すべきかを判断するための少なくとも1つの優先度付けルールに従うための手段と
    を備える、装置。
  26. 基地局によって通信するための装置であって、
    ユーザ機器(UE)が半二重(HD)または全二重(FD)で通信すべきか否かを判断することと、前記判断に少なくとも部分的に基づいて異なるコンポーネントキャリア(CC)上のリソースまたは前記UEとの通信をスケジュールすることとを行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと
    を備える、装置。
  27. ユーザ機器(UE)による半二重(HD)動作のための装置であって、
    少なくとも1つのサブフレームについて、基地局によって前記UEと通信するために使用される異なるコンポーネントキャリア(CC)上のアップリンクサブフレームとダウンリンクサブフレームとが重複することを判断することと、前記少なくとも1つのサブフレーム中に送信すべきか受信すべきかを判断するための少なくとも1つの優先度付けルールに従うこととを行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと
    を備える、装置。
  28. コードを記憶したコンピュータ可読媒体を備える、基地局によって通信するためのコンピュータプログラム製品であって、前記コードが、
    ユーザ機器(UE)が半二重(HD)または全二重(FD)で通信すべきか否かを判断することと、
    前記判断に少なくとも部分的に基づいて異なるコンポーネントキャリア(CC)上のリソースまたは前記UEとの通信をスケジュールすることと
    を行うために1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である、コンピュータプログラム製品。
  29. コードを記憶したコンピュータ可読媒体を備える、ユーザ機器(UE)による半二重(HD)動作のためのコンピュータプログラム製品であって、前記コードが、
    少なくとも1つのサブフレームについて、基地局によって前記UEと通信するために使用される異なるコンポーネントキャリア(CC)上のアップリンクサブフレームとダウンリンクサブフレームとが重複することを判断することと、
    前記少なくとも1つのサブフレーム中に送信すべきか受信すべきかを判断するための少なくとも1つの優先度付けルールに従うことと
    を行うために1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である、コンピュータプログラム製品。
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