JP2014516292A - 反射板を有する眼科用超音波治療装置 - Google Patents

反射板を有する眼科用超音波治療装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、患者の眼球に接するための近位端と超音波発生手段(2)を収納するための遠位端とを有するリング(1)を具備した眼病治療装置に関するものである。この装置は、さらに、発生手段によって発生された超音波を反射、集束させる反射板(3)を少なくとも一つ具備している。

Description

本発明は、眼病に対する非侵襲性治療の一般技術分野に関するものである。
特に、本発明は、緑内障のような眼科疾患を治療するために、低密度または高密度の集束、平面もしくは非集束超音波を発生させる装置および方法に関するものである。
緑内障は、視覚神経障害、詳しくは、高眼内圧による視神経の障害である。
眼球は2つの部分、すなわち、角膜と水晶体に挟まれた前眼部と水晶体と網膜にはさまれた後眼部とからなる中空構造を有している。前眼部には「房水」と呼ばれる透明な液体が含まれている。
房水は、前眼部にある後眼房で毛様体によって作られる。比較的一定のペースで作られるこの液体は、水晶体の周囲をめぐり、虹彩内の瞳孔を通って前眼房に流れ込む。その後、房水は線維柱帯網およびシュレム管を通って排出される。
房水が十分な速さで排出されなくなると、眼内圧の上昇が引き起こされる。眼内圧が上昇すると視神経内の軸索が圧迫されるとともに、視神経の血管化が阻害される場合もある。長期間にわたる高眼内圧は視覚障害の原因となる恐れがある。
現在、緑内障治療に用いることのできる唯一の治療手段は、
−房水の排出を改善するか、あるいは
−房水の生成を抑制するか
によって、眼内圧を減少させることである。
毛様体光凝固術に基づいて房水の生成を抑制する様々な装置が知られている。DE4430720およびWO02/38078に記載された装置には、いずれも、毛様体による房水の生成を抑制するため、毛様体の点領域を焼烙するエネルギーを発生するアプリケータが備えられている。施術者は、アプリケータを、眼球表面に対して入射角が垂直になる角度で白目部分の強膜に接触させる。そして、レーザーを射出して毛様体の点領域を焼烙する。続いて、施術者は毛様体の次の点領域を焼烙するためにアプリケータを移動させる。
これらの装置の欠点の一つとして、一回に治療できるのが毛様体の一つの点領域に限られることが挙げられる。すなわち、眼球の周全体を治療するためには、アプリケータの配置操作を繰り返し、レーザーの射出を複数回行わなければならない。このように配置とレーザー射出を繰り返すことは、治療時間を長引かせ、医療ミスのリスクを増大させる。
このような欠点を克服するために、WO2009/103721で特に提案されている眼病治療装置には、眼球に接触するのに適した近位部と高密度集束超音波発生手段を収容するのに適した遠位部とを有するリングが備えられている。この超音波発生手段は、円筒状の支持リングの上に配置された6個の円筒形凹型変換器からなっている。
この装置によって、緑内障を一度に治療することが可能になった。しかしながら、高密度集束超音波発生手段を操作すること、特に、円筒支持体の上に変換器を配置することは困難な場合がある。
本発明の目的は、WO2009/103721に記載されている装置よりも、操作が簡単な装置を提案することである。
発明の簡単な説明
この目的のため、本発明が提案する眼病治療装置には、患者の眼球に接するのに適した近位端と超音波発生手段を収納するのに適した遠位端とを有するリングを具備していることに加えて、さらに、超音波発生手段に対面し、発生手段によって発生された超音波を患者の眼球の領域に反射、集束させる能動凹面を有する反射板を具備している。
本発明の好ましい態様には、以下のようなものが挙げられるが、これらは本発明を限定するものではない。すなわち、
*それぞれの反射板が、超音波発生手段に対面し、患者の眼球領域に超音波を反射、集束させる能動凹面を有している;
*超音波発生手段が、超音波を放出する前側部を有する変換器を少なくとも一つ具備していて、各変換器のその前側部がリングの回転軸に平行に延伸している;
*超音波発生手段が、管状の変換器をただ一つ具備している;
*超音波発生手段が複数の変換器を具備しており、それらの変換器が管を形成すような線上に配列されている;
*それぞれの変換器が円筒の一部をなす形状である;
*それぞれの変換器が平板形状である;
*超音波発生手段と各反射板とを支持する支持体をさらに具備していて、超音波発生手段が支持体の中央部に配置され、各反射板が支持体の縁部に配置されている;
*反射板がトロイド状能動凹面を有している;
*反射板が複数の反射素子からなっていて、それぞれの反射素子が円筒の一部をなす形状を有する能動面を具備している;
*超音波発生手段と各反射板とを支持する支持体をさらに具備していて、超音波発生手段が支持体の縁部に配置され、各反射板が支持体中央部に配置されている;
*反射板が、凹面、平面、あるいは凸面である円錐台形状の能動面を有している;
*超音波発生手段が管状であり、反射板が凹面、平面、あるいは凸面である円錐台形状であり、超音波発生手段の直径が反射板の直径より大きく、超音波発生手段と反射板とが
−超音波発生手段と反射板の回転軸が合致し、
−超音波発生手段が反射板の周囲を囲み、
−超音波を放出する超音波発生手段の内側が反射板の能動面と向かい合う
ように配置してある。
他の利点や特徴は、数種の異なった態様を、本発明を制限するものではない実施例として、本発明の装置の様々な態様を示した添付図1から4を参照しながら以下に記述することでより明らかにする。
発明の詳しい説明
図1および2に、眼病治療装置の一実施態様を示した。この装置は、
−リング1;
−超音波を発生するための超音波発生手段2;および
−超音波発生手段2から放出された超音波を反射、指向、集束させるための反射板3
から成っている。
リング
リング1は両端が開口している円錐台である。この円錐台の小さいほうの基部11はリング1の近位端を形成し、大きいほうの基部12はリング1の遠位端を形成している。
近位端11は患者の眼球に接するようにされている。一方、遠位端12は超音波発生手段2を収納するようにされている。
図1において、円錐台の近位端11は眼球4の角膜と強膜とを接合する角膜輪部からおよそ2mmはなれた外表面に接するのに適した外環フランジ13を有している。
さらに、円錐台の近位端縁11には、環状溝14が備えられていて、この環状溝14は円錐台1内を通る穴を介して吸引装置5に接続している。この吸引装置5は制御ユニット6によって制御できるようになっていることが好ましい。
もちろん、この吸引装置5ついては、本発明の範囲から離れることなのない限り、特に制限はない。
吸引装置5の操作原則は以下のようなものである。円錐台1を患者の眼球4にあてがい、吸引装置5を作動させる。すると、環状溝14が真空となり、眼球4の結膜が変形する。この変形によって環状溝14内にトロイド状の密閉空間が形成される。
このようにして、円錐台1は眼球4に密着し、施術中に眼球4が微細運動しても、その運動に連動することができる。このことで、視軸を中心にした装置の配置を維持することができる。
リング1の構成材料としては医療用シリコンを用いることができる。この材料は、第一にフレキシブルであり、第二に結膜と接触するのに適した親和性があるという利点を持っている。しかし、もちろん円錐台1は、例えば、生物的適合性PVAのような、当業者に既知のいかなる生物的適合性材料から形成してもよい。
超音波発生手段
超音波発生手段2は超音波エネルギーを発生することができるものである。
この発生手段2と反射板3と組み合わせることで、高密度集束超音波源を形成することができる。
超音波発生手段2は制御ユニット6に接続されている。このユニットは、射出発生機構と周波数、出力、射出時間などの射出パラメータを特定する機材とからなっている。
射出発生機構は、少なくとも一つの、周波数5から35MHz、好ましくは10から25MHzの正弦波信号発生器、増幅器、および電気カウンターからなっている。
反射板
反射板3は、超音波発生手段2によって発生された超音波を反射するために用いられる。
反射板3には、超音波発生手段2によって発生された超音波を眼球4の領域内、特に、眼球4の毛様体41の領域内に反射、集束させるために、「能動面」と呼ばれる凹面が備えられている。すなわち、能動凹面上の各点は、スネル−デカルトの法則に基づいて反復計算され、超音波が能動凹面に反射され、毛様体41の領域内に集束するようにされている。
反射板3は、真ちゅうのような超音波を反射できる材料で形成される。
態様の例
以下に、高密度集束超音波を用いた眼病治療装置の異なる態様を示して、さらに説明する。
図3には、本発明による装置の第一の態様を示した。
この装置は、上記のリング1、超音波を発生する手段2、および反射板3からなっている。
超音波発生手段2は、一体型の管状変換器である。この管状変換器は、管状変換器の後側部(すなわち、管の内側)を形成する内部電極21と、発生した超音波を放出する管状変換器の前側部(すなわち、管の外側)を形成する外部電極22とからなっていて、外部電極22はアースされている。図3の態様においては、変換器の直径は5mm、高さは10mmである。
反射板3は頂点に穴のあいたドーム形状をしている。このドームには以下の2つの曲率半径がある。すなわち、
−第一の曲率半径は、ドーム1の回転軸A−A’を通る、いわゆる、子午曲率半径31であり、
−第二の曲率半径は、ドームの回転軸A−A’に平行な、いわゆる、矢状曲率半径32である。
ドーム3の内側凹面33は、管状変換器2によって発生された超音波を反射する能動面を形成している。反射板の寸法は、反射板3の中心に変換器が位置できるように設計されている。特に、ドームの深さPは変換器2の高さHより大きいか、等しくされる。
反射板3と変換器2はリング状の支持体7上に固定されている。支持体7の外径は、リング1の遠位端12の内径より大きいか、等しくされ、リング1の遠位端12上に支持体7が位置できるようになっていることが好ましい。反射板3は支持体7と一体化されて、両者が一つの部品で形成されていてもよい。また、反射板3と支持体7がいくつかの部品で構成される態様をとることもできる。
変換器2と反射板3は、両者の回転軸が同軸となるように支持体上に配置される。変換器2は反射板の中心に置かれる。すなわち、管状変換器2は反射板3の能動面33の有効部分で囲まれる。
図3に示された装置の操作原則は以下のようなものである。まず、施術者はリング1を患者の眼球4の上方に配置する。リング1を眼球4の中心に構えたら、施術者は吸引装置5を作動させる。次に、リング1上に超音波発生手段2と反射板3を具備した支持体7を配置する。
続いて、施術者は、毛様体41を焼烙する超音波を発生させる。変換器2の前面部22から発生された超音波は、おおよそ反射板3に向かって放射状に伝播していく。超音波は反射板3の能動面33に到達、接触し、反射されて眼球4内の毛様体41の領域で集束する。
管状の変換器は頑丈な結線やハンダ付けが簡単にできるので、これを用いることで、眼病治療装置の製造が容易になる。さらに、この装置は、毛様体41の周縁全体にわたって円環状に焼烙することが出来るので、一回の施術で毛様体41の全体を治療できる。
図4には、図3に示した装置の態様の他のバリエーションを示した。この装置は、図3のものと同じリング1、同じ反射板3を有している。
図4の装置が図3の装置と異なる点は、超音波発生手段2が8つの変換器からなっているところである。それぞれの変換器は、幅2mm、高さ6mmの円筒の一部をなすような形状をしている。これらの変換器は、全体として管を形成するように相互に並べられている。
これら変換器によって形成された管は、例えば、図3に示された一体型変換器を数個の部分に分割することで得ることができる。分割方法は、例えば、一体型変換器の外部電極を回転軸に平行に分割すればよい。
この装置によって、毛様体上に円を描くような複数の焼烙部分を形成することができる。
実施例1および2の適用例
図5には図3,4の装置の適用例を模式的に示した。図に示したように、この装置によって下記のような2つの集束域を得ることができる、すなわち、
−子午曲率半径による、毛様体領域内にある第一の集束域41、および
−矢状曲率半径による、ガラス体液領域内にある第二の集束域42
である。
眼底領域42に対する悪影響を避けるためには、
−図3に示した装置では、管状変換器2によって発生される超音波の照射時間と出力を、第二の集束域42で過剰な加熱が起きないように十分に低くする;また、
−図4に示した装置では、複数の変換器を、第二の集束域42で過剰な加熱が起きないように、連続して作動させる。
図6には、眼病治療装置の他の態様を示した。
この態様では、超音波発生手段2は6つの平板型の矩形変換器24からなっている。平板型変換器24を使用することで、取り扱いが簡単になり製造が容易になるのでコスト的にも有利になる。これらの変換器24は、六角形の断面を有するハチの巣型の穴が形成されるように相互に並べられている。
この装置は、また、円筒の一部をなすような形状の6枚の反射板34を有している。超音波発生装置2は、これらの反射板34に囲まれている。それぞれの反射板34は、各々に対応する平板型変換器24と組み合わさっていて、反射板34の能動面33が相手の平板型変換器24の前面部22と向かい合うように配置されている。
図6に示した装置では、毛様体41上に6本の直線状焼烙部分を形成することができる。
円筒の一部をなすような形状の反射板34が複数あるので、これら反射板34は全体として一つの子午曲率半径31を持つことができる。
このように、矢状曲率半径32がないので、図3および4に示した装置では不可避的に生じる第二の集束域42が生じないようにすることが出来る。
図7には、また別の態様を示した。この態様によって、第一に図5に示した装置の大きさを制限でき、第二に毛様体上に円形の焼烙部分を形成できる。
この態様においては、超音波発生手段2が反射板3を取り囲んでいる。
超音波発生手段2は円環形状をしている。発生手段2は1個の円環状変換器で構成されていても良いし、円筒の一部をなすような形状をした複数の発生器が全体として円環を形成すような関係で相互に配置されていてもよい。いずれの場合も、超音波発生手段2は自らの回転軸方向に放射状に伝播する超音波を発生できるように配置される。例えば、1個の円環状変換器で構成される超音波発生手段の場合、発生した超音波を内側部から放出するようにし、外側部はホットポイントに接するようにする。
反射板3の能動面33は凹円錐台形状をしている。従って、反射板3は二つの曲率を有している。すなわち、反射板3の凹部についての子午曲率半径31と反射板3の回転対称についての矢状曲率半径32である。
この装置の操作原則は以下のようなものである。変換器2から発生された超音波は、変換器2の回転軸A−A’方向に向かって集まり、反射板3に到達する。反射板3の能動面33は超音波を、治療対象である患者の眼球4の方向へ反射する。超音波は伝播し、子午曲率半径31に応じて患者の眼球4内の毛様体41領域で集束する。毛様体41上で集束したのち、集束されたビームは眼球4の外へと伝播し続け、眼球外で再び集束する。
これは、反射板がラッパ型円錐台形状−あるいは凹円錐台形状−であることによって2つの焦点を生じるからである。第一の焦点は毛様体41上にあり、第二の焦点は眼球4の外にある。すなわち、図3および4の態様とは異なり、反射板3および超音波発生手段2の形状、配置によって、第二の焦点を眼球外に設定している。
当業者であれば、ここに記載した新技術から逸脱することなく、上記の装置に様々な変更を加えることが出来る。
例えば、上記の態様において、反射板の形状、特に、反射板の能動面の形状を、超音波を集束させるために改造することなどが挙げられる。一つのバリエーションとして、反射板の形状、特に、反射板の凹面形状を改造して、超音波を集束させずに、より広範囲の組織を照射するようにすることも出来る。
もちろん、上記の実施例は単に説明のためのものであり、決して本発明を限定するものではない。

Claims (12)

  1. 患者の眼球(4)に接するための近位端(11)と超音波発生手段(2)を収納するための遠位端(12)とを有するリング(1)を具備した眼病治療装置であって、
    超音波発生手段(2)に対面し、発生手段(2)によって発生された超音波を患者の眼球(4)の領域(41)に反射、集束させる能動凹面(33)を有する反射板(3)を少なくとも一つ、さらに具備していることを特徴とする治療装置。
  2. 超音波発生手段(2)が、超音波を放出する前側部(22)を有する変換器を少なくとも一つ具備していて、各変換器のその前側部(22)がリング(1)の回転軸(A−A’)に平行に延伸していることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 超音波発生手段(2)が、管状の変換器をただ一つ具備していることを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
  4. 超音波発生手段(2)が複数の変換器を具備しており、それらの変換器が管を形成するような線上に配列されていることを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
  5. それぞれの変換器が円筒の一部をなす形状であることを特徴とする請求項4に記載の装置。
  6. それぞれの変換器が平板形状であることを特徴とする請求項4に記載の装置。
  7. 超音波発生手段(2)と各反射板(3)とを支持する支持体(7)をさらに具備していて、超音波発生手段(2)が支持体の中央部に配置され、各反射板(3)が支持体の縁部に配置されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の装置。
  8. 反射板(3)がトロイド状能動凹面を有していることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の装置。
  9. 反射板(3)が複数の反射素子からなっていて、それぞれの反射素子が円筒の一部をなす形状を有する能動面を具備していることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の装置。
  10. 超音波発生手段(2)と各反射板(3)とを支持する支持体(7)をさらに具備していて、超音波発生手段(2)が支持体の縁部に配置され、各反射板(3)が支持体中央部に配置されていることを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載の装置。
  11. 反射板(3)が、凹面、平面、あるいは凸面である円錐台形状の能動面(33)を有していることを特徴とする請求項10に記載の装置。
  12. 超音波発生手段(2)が管状であり、反射板(3)が凹面、平面、あるいは凸面である円錐台形状であり、超音波発生手段(2)の直径が反射板(3)の直径より大きく、超音波発生手段(2)と反射板(3)が
    −超音波発生手段(2)と反射板(3)の回転軸が合致し、
    −超音波発生手段(2)が反射板の周囲を囲み、
    −超音波を放出する超音波発生手段(2)の内側が反射板(3)の能動面(33)に対面する
    ように配置していることを特徴とする請求項1に記載の装置。
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