JP2014516288A - 力変調組織ブリッジ - Google Patents

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Abstract

本明細書で開示される医療デバイスは、生体内の組織平面上に力を分注するための所定の構造を含み、患者の治療領域中の空間的関係、指向、および機械力を調整するために利用される。治療領域は、特定の大きさおよび方向の力ベクトルが治療領域に印加されたときに、より効率的に治癒し、瘢痕化が少ない反対側に配置された部分を含む、創傷、切開、または患者体内の外科的にアクセスされた領域であってもよい。本医療デバイスは、整列、圧迫、前進、外反、内反、伸延、回転、角形成、および治療領域を横断する引張力の制御または変調のために、組織平面に沿って望ましい空間的および機械的関係を発展させる、計画された変形を通して、事前に応力を加えられ得る、構造を提供する。

Description

(関連出願の相互参照)
本願は、2つの同時係属の米国仮特許出願第61/469,966号(2011年3月31日出願)および同第61/470,158号(2011年3月31日出願)の優先権の利益を主張し、参照することによって全体として援用する。これらの仮特許出願の両方は、参照することによって完全に示されているがごとく本明細書に援用される。
(発明の分野)
本発明は、組織平面に沿った対向領域の接近、整列、伸延、固定、または圧迫のための医療デバイスに関する。具体的には、このデバイスは、第1の静止時形状および状態で製造され、患者における組織平面上への配置前に変形させられ、および配置時に静止時形状に向かって戻り、それにより、治療領域を横断する組織成形力を提供する医療デバイスに関する。
(発明の背景)
多くの種類の治療は、治癒のための特定の構成で身体の部分を保持するデバイスを組み込む。例えば、切断部、創傷、および外科的切開は、効率的な治癒を促進するように、および瘢痕化を最小化するように、固定配列でともに保持されることの利益を享受する。何世紀にもわたって、対向組織平面を整列させるために、多くの機構が作成されてきた。他のデバイスは、接着剤、クランプ、ネジ、ロッド、ステープル、テープ、コード様要素(縫合糸、結紮糸)、または他の機構を含む。これらのアプローチのうちのそれぞれは、可撓性対剛性、弛緩整列対圧迫、平面の内反対外反、外部対内部適用、およびデバイスの恒久的対一時的適用を含み得る一連の異なる質を有する。これらのアプローチの多くは、対向要素が固定前に整列させられる(例えば、テープ、接着剤)ことを要求する一方で、他の場合においては、固定が適用されるにつれて要素が整列させられる(例えば、縫合糸、ステープル)。
多種多様の方略および機構が、組織平面間の関係に影響を及ぼし、関係を制御し、したがって、所望の治療効果を促進するために採用されてきた。例えば、特許文献1(Sheehan 1987)は、患者の皮膚に接着し、組織平面を覆うブリッジを形成して皮膚を整列させ、かつ外反させる、バンデージの使用を例示する。特許文献2(Fang)は、創傷のいずれかの側に取り付けられた部分と、創傷部をともに引くように把持される持ち上げ部分とを含む、バンデージデバイスを開示する。また、特許文献3(Chambers 1906)(縫合ブリッジを開示する)、特許文献4(Perham 1941)(創傷の縁を保持するためのクランプを開示する)、および特許文献5(Niebel 1968)(外科用ストリップ縫合を開示する)も参照されたい。持ち上げ部分は、接近力を創傷の対向部に印加するように相互に接着するバンデージの部分を含む。
創縁の接近による外科的創傷または外傷の修復が、原型例であり、この作用において、組織平面は、組織かん流に悪影響を及ぼすことなく、創傷治癒を促進するように、適切な程度の引張力で整列させられる必要がある。皮膚創傷の閉鎖等における創縁の外反は、創傷治癒、より深部の皮下組織縁の接近、および最適な瘢痕出現を支援する。組織欠損を閉鎖する組織の前進、治癒を促進する組織の圧迫(例えば、骨折の治療または肥厚性瘢痕およびケロイド瘢痕の低減)、および組織寸法を変化させる組織の伸延または拡張は全て、組織平面間の関係およびそれらに作用する力が制御される必要がある、作用の付加的な実施例である。
前述の多くのデバイスおよび機構は、これらの目標に向かって利用されており、選択されるデバイスおよび機構は、特定の臨床的状況、治療されている組織の特性、および他の要因に対処するために、有意に異なり得る。外科用針および縫合糸、外科用ステープル、接着剤、テープ、剛性板およびネジ、ロッド、クリップ、組織拡張器、および伸延器は全て、治療目的で組織を位置付けて治療するために採用することができる、種々のデバイスおよび機構の実施例である。任意の所与の組織型および臨床的状況で、利点および不利点をそれぞれ有する、これらのオプションのうちの1つよりも多くが考慮され得る。所与の状況で、利点を表し得る要因は、適用の容易性、接近の安定性または安全性、調整可能性、2点間接近、および非外傷性デバイス・組織界面である。同様に、不利点を表し得る要因は、増加した費用および複雑性、治癒または感染のリスクに悪影響を及ぼし得る創傷床内のデバイス要素(異物)の持続、デバイス除去の必要性、および後に麻酔を必要とする適用または除去時の疼痛である。機械力への応答を可能にする閉鎖の相対的弾性、吸収性閉鎖材料の加水分解によって生成され得る炎症反応、および直接組織治癒ゾーンの側方に新しい瘢痕化点を作成する圧力点または組織穿孔点等の創傷治療または閉鎖機構の他の特性も、創傷の治療または瘢痕の出現に影響を及ぼし得る。
組織の指向および整列を制御する必要性に加えて、組織の機械的環境が治療に有意な影響を及ぼす。治癒創傷を横断する増加した引張力は、急性治療期間における創傷裂開のリスクの増加につながるだけでなく、創傷治癒過程に慢性的に有意な影響も及ぼし、瘢痕化の増加、ならびに肥厚性瘢痕およびケロイドのリスクの増加につながる。創傷引張力を増加させる要因は、より不良な瘢痕化特性を有する傾向があり、その例は、慢性腫脹の存在、重力(例えば、乳房の重量によって影響を受ける胸骨創傷の場所)、または(例えば、正常な間接運動が皮膚への引張力を増加させ得る、関節の伸側面にわたる)機械力を含む。皮膚が除去されず、後に、引張力がより少ない、切開の閉鎖は、切除手技よりも良好な瘢痕化特性を有する傾向があり、組織の除去は、後続の創傷閉鎖引張力を増加させた。増加した創傷引張力は、いくつかある効果の中で特に、増加した線維芽細胞数、増加したコラーゲン沈着、線維芽細胞の指向の変化、およびある生化学物質のレベルの変化につながることが実証されている。機械的手段によって治癒創傷への引張力を低減させることは、治癒および瘢痕出現を支援する容認された方略である。引張力の低減に加えて、状況によっては、圧迫性の機械的環境が、確立された肥厚性瘢痕およびケロイドの治療または骨創傷(骨折または骨切り術)の治療等の治療で利用される。
この方針に沿って、組織平面上に計画された力を方向付けるために使用されるデバイスの一実施例は、公開された特許文献6(Zepeda 2012)で記載される。Zepeda出願は、患者の負傷した皮膚上に配置されたバンデージを横断する所定のひずみを印加するバンデージアプリケータを含むキットを開示する。バンデージにおける工学的ひずみがバンデージを皮膚に取り付け、バンデージアプリケータを除去した後に、皮膚に印加される。使用前に構成されなければならないバンデージアプリケータの多数の部品およびコネクタが、デバイスの複雑性を増加させる。
組織治療に使用される医療デバイスの技術では、デバイス内に煩雑かつ高価な接続部品および部分を必要とすることなく、組織平面を横断する特異的に方向付けられた力ベクトルを印加することが可能である医療デバイスの必要性が存在し続けている。
米国特許第4,702,251号明細書 米国特許出願公開第2009/0240186号明細書 米国特許第815,264号明細書 米国特許第2,371,978号明細書 米国特許第3,487,836号明細書 米国特許出願公開第2012/0035521号明細書
したがって、圧迫および減圧が可能な中央部と、中央部の各側面上の側方部と、デバイスを患者の組織に直接取り付けるためのデバイス上の領域とを備える、対向構成要素の接近、整列伸延、固定、安定化、または圧迫のための医療デバイスが提供される。本デバイスは、静止時に所定の形状および状態を有し、組織平面への適用のために、特異的に設計されたポテンシャル力を本デバイスに負荷するように歪曲または変形が可能である。一実施形態では、本デバイスの形状を歪曲させ、中央部の対向側の間の距離または患者に付着する側方部の間の距離を調整することによって、変形が達成される。患者への適用時に、本デバイスがその元の静止時状態に向かって戻るにつれて、本デバイスにおけるポテンシャル力が解放される。本デバイスと組織平面との間の接続は、安定時位置に戻る本デバイスの自然な傾向に抵抗し、組織平面に沿って所望の合成力をもたらす。変形によってデバイスに負荷されるポテンシャル力の方向および大きさに応じて、組織平面への合成力は、より効率的な治癒および/またはより少ない瘢痕化のために、組織平面の部分を所望の位置に移動させる。
本デバイスにポテンシャル力を負荷することは、本デバイスを組織平面に適用する前に、本デバイスの側面をともに圧搾または圧迫することによって達成されてもよい。本デバイスが静止時状態に戻るように後方に開く傾向があるため、本デバイスは、治療領域を横断する伸延または開放力を提供する。代替として、組織平面への適用時に、本デバイスが治療領域を横断する閉鎖または接近力を提供するように、本デバイスは、左右に伸張または開放されてもよい。組織平面への合成力のサイズおよび大きさは、治療領域を覆ってデバイスを取り付ける前に、適切な変形力を医療デバイスに印加することによって、事前に計画される。
一実施形態では、医療デバイスは、本デバイスの裏面上の取付けゾーンに沿って組織平面に接続する組織ブリッジである。本デバイスは、対向側方部に接続する中央部を含み、各側方部の裏面は、患者の皮膚または他の解剖学的構造等の組織平面上の直接配置用のそれぞれの取付けゾーンを含む。中央部は、治療領域を覆って延在するように設計される。移行部または肩部が、一体構造で形成され得る連続構造を提供するように、中央部から側方部まで延在する。中央、移行、および側方部の形状は、治療領域を横断する所望の合成力を提供するようにカスタマイズされてもよい。
組織ブリッジは、組織平面上に組織ブリッジを配置する前に、構造にポテンシャル力を負荷するように変形させられてもよい。変形は、手動で、機械的に、または組織ブリッジアプリケータを用いて達成されてもよい。アプリケータは、組織ブリッジに係合し、組織ブリッジにポテンシャルエネルギーを負荷するように変形力を提供し、組織ブリッジを組織平面に適用し、次いで、必要または所望に応じて組織ブリッジから分離するための従来のツールを提供する。
本発明のさらに別の実施形態では、組織ブリッジは、組織ブリッジが患者に接着するエラストマーストリップ(例えば、バンデージ)に接続する、二部品構造を組み込んでもよい。組織ブリッジを変形させ、その中にポテンシャル力を負荷することによって、二部品構造はまた、治療領域を横断する組織平面上に配置するためのエラストマーストリップを伸張または変形させる。このようにして、エラストマーストリップおよび組織ブリッジは、組織平面を横断する医療介入を提供する。この実施形態では、組織ブリッジは、エラストマーストリップで適所に保持されるか、または組織平面を横断する合成力を低減させるように除去されてもよい。
二部品実施形態は、組織ブリッジおよびバンデージの組み合わせとして構成されてもよい。組織ブリッジは、アーチ形状を有してもよく、またはバンデージに接着する平坦な本体であってもよい。1つの構成では、ブリッジもバンデージも静止時状態においていかなる引張力も受けず、いずれか一方の構成要素を変形させることなく折り重なるように、組織ブリッジおよびエラストマーバンデージは、両方とも平坦である。種々の強度の一般的に知られている接着剤が、バンデージを組織平面に取り付け、組織ブリッジをバンデージに取り付けるために使用されてもよい。組織ブリッジとバンデージとの間の接続は、バンデージが治療領域に適用された後に、組織ブリッジがバンデージから剥離されることを可能にしてもよい。
本明細書で開示される組織ブリッジは、独立型デバイスとして有用であるか、または相互と組み合わせて使用される。別の実施形態では、複数の組織ブリッジが、一連の組織ブリッジを覆って層状材料(例えば、バンデージ、接着シート、薬用シート)を配置するための足場を提供するように、組織平面を横断して配列されてもよい。組織ブリッジが治療領域を覆って隆起部分を含む実施形態については、組織ブリッジおよび上に重なるシートが、治療領域とシートとの間に画定された空間を伴って導管を形成するように、一連の組織ブリッジは、接着シートを支持してもよい。この空間は、以下で説明されるように付加的な医療介入(すなわち、排液、洗浄、点検、薬剤および麻酔薬の適用)に使用されてもよい。
全体として、本明細書で開示されるデバイスは、取付けゾーンを通して作用する、組織平面間のブリッジまたは導管を横断する力の伝達または変調のために機能する。組織ブリッジは、治療されている組織の特性、組織平面への取付けの方法、本デバイスの幾何学的構成、必要とされる力の方向および大きさ、構成要素材料または組織性質、審美性、二次的取付け要件、または他の要因に依存する多種多様の設計を成すことができる。異なる総力ベクトル、異なる臨床的状況に必要とされる効果的な取付けおよび幾何学的構成を生成するために、これらの特徴のそれぞれを、独立して、または任意の組み合わせで修正することができ、したがって、一連の構成、実施形態、および効果を生じさせ、ありとあらゆるそのような変形例が当業者に明白である。
本明細書で開示および請求される組織ブリッジは、「前負荷」または「事前引張」プロセスを通して、その効果を及ぼし、それにより、ブリッジおよび/または対処されている組織平面は、デバイス固定の時間の前に印加され、かつ組織平面への本デバイスの部分または完全固定後に解放される、変形力を受ける。この変形力の解放時に、本デバイスが引張力を受けていない構成にされるように、本デバイスが除去され、吸収され、解放され、着脱され、または組織特性が変化するようなときまで、本デバイスおよび/または組織内でこのようにして生成されたポテンシャル力は、組織平面に作用するように解放される。
組織平面に印加される合成ベクトルは、デバイス寸法、幾何学形状、および構成材料の弾性率、適用前に印加される前負荷力の方法、振幅、方向、および位置付け、組織平面への固定の点および方法、ならびに機械的組織特性の関数としての本デバイスの回転剛性の関数(k=M/φ)である。変形力は、ブリッジまたは組織に印加することができ、あるいはブリッジおよび組織の両方に印加することができる。変形「前負荷」または「事前引張」力が組織ブリッジに印加されるとき、力が本デバイスの降伏点を超えないような方式で印加され、組織平面取付けおよび変形力の解放時に、このようにしてブリッジに伝達されたポテンシャルエネルギーが、その効果を組織に及ぼすことができる。力が組織に直接印加されるとき、取付けの時間の前に、ブリッジへの関係においてそれらの位置および力環境を制御するように、外部機械力が組織に印加される。力が組織にのみ印加されるとき、ブリッジは、非弾性または弾性構造のいずれかであってもよい。
解放時に組織間の力および空間的関係を制御すること(静的制御または静的遮蔽)に加えて、ブリッジはまた、印加後に組織が受け得る機械力を制御するようにも機能する(動的制御または動的遮蔽)。例えば、平面がブリッジによって近接させられる接合点の中心付近に組織腫脹がある場合、組織内で生成される力に比例して補償歪曲を受け、したがって、組織引張力を緩和することによって、ブリッジの弾性は、この増加した圧力が緩和されることを可能にする。組織が側方に方向付けられた力ベクトルを受ける場合、すなわち、側方組織腫脹を伴う、または組織平面内の移動に起因するもの等の伸延力があるとき、ブリッジはまた、印加された力ベクトルに関して歪曲することもでき、したがって、力を吸収し、該力から接合領域を遮蔽する。中心に方向付けられた力ベクトル、すなわち、圧迫力が、組織平面接合部の片側または両側のいずれかから印加された場合、ブリッジは、印加される歪曲力に比例する外部圧迫の吸収とともに、中心に方向付けられた歪曲を受けることができる。このようにして、ブリッジは、組織力の変化への動的応答および組織平面間の交差点付近のゾーンの動的遮蔽の両方、ならびに機械環境が流動的ではないときの静的引張力制御および遮蔽を提供する。
ブリッジが剛性設計である場合、ブリッジの側方にある任意の非対称力を反対側に伝達することができ、同様に、組織平面間の交差点付近のゾーンが遮蔽される。ブリッジがある程度の弾性を有し、側方組織力ベクトルが非対称に印加されるとき、力の分散は、ブリッジ内の変形力吸収ならびに反対側の組織へのブリッジの構造を通した力の伝達の組み合わせとなるであろう。このようにして、本デバイスは力導管として機能する。
本ブリッジは、移行ゾーンで接続される、1つまたは複数の中央部、または本体、および側方部、または肢部を有する。これらの部分のうちのそれぞれは、特定の臨床的必要性および組織特性によって決定付けられるような異なる寸法、外観、湾曲、角度、または外見となり得る。本デバイスは、中央部が側方部と同一平面内になく、側方セグメント間に描かれた線より上側に、側方セグメント間に描かれた線の側方に、または添着された組織平面の表面に関係する他の角度で静置し得るように非線形である。本デバイスは、左右対称を実証する場合もあり、しない場合もある。所与のデバイス内で、側方セグメントは、同一設計または可変設計であってもよく、側方部は、数、指向、寸法、材料、構造、または固定の方法が異なり得る。
一実施形態では、中央部は、外向き湾曲を実証し、移行ゾーンは、反対の内向き湾曲を実証する。取付け表面より上側の中央部の頂点の高さをより大きくすることによって、変形力を用いた本デバイスの回転のアーチが延長される。中央部をより厚くまたは広くすること、あるいは隆起または他の補足支持材を用いてそれを修正することによって、中央部の相対的回転剛性が増加させられ、それが前負荷時に同程度の中央部変形を生成するために必要とされる変形力の大きさを修正するであろう。相対的強度および脆弱性の他の点が、変形の領域および変形を受けない領域を作成するよう構成されてもよい。複数の湾曲または角度が、中央部に組み込まれてもよく、組織の懸架、アプリケータデバイスとの相互作用等の二次機能を提供するため、あるいは縫合糸またはステープル等の補足固定を促進するために、穴、スロット、溝、隆起、くぼみ、または他の特徴を使用することができる。
中央部のように、移行ゾーンおよび側方部は、事実上無限の形状、特徴、および表面特徴となり得、これらの特徴を修正することにより、本デバイスの力伝達および機能に影響を及ぼす。例えば、肩部は、真っ直ぐであり(側方セグメントと整列して位置する)、同時に相対的に薄く、したがって、より可撓性であるように構成することができ、中央および側方セグメントの間の移行湾曲の形状および機能を生じさせてもよい。同様に、側方セグメントは、移行湾曲の近くでより厚くなり、したがって、効果的な力伝達を提供するが、移行湾曲から離れるとより薄くなり、したがって、本デバイスの取付けを促進することができる。側方部は、組織平面への取付けおよび二次機能の両方を促進する、スロット、溝、切り込み、穴、ピン、フック、または他の特徴を実証することができる。側方部はまた、取付けまたは機能を促進することができる、取り付けられたメッシュ、テープ、接着テープ、支柱、または他の特徴等の延長部を含有することもできる。
側方部は、前負荷、負荷(歪曲)、および印加状況の両方で所望の形状を生じさせるよう、種々の構成で中央部に付着することができる。取付けの場所およびゾーンを修正することによって、用途および使用方法を多種多様の方法で変化させることができる。例えば、取付けのゾーンが側方部の長さの中間点にある場合、中央部の平坦化、ならびに中央セグメントと側方部との間の移行点の増加した角形成の両方を生じさせることができるように、歪曲力を印加することができる。これは、本デバイスが適用されるとき、側方セグメントの内側頭部が最初に組織平面に接触し、次いで、歪曲力の解放時に移行角が回復されるにつれて、付着組織が内側に前進させられ、次いで、側方部の残りの部分を取り付けることができるように、印加前構成での側方セグメントの内側頭部間の距離を増加させる。この中央前進は、中央に位置するゾーン内の組織への所望の引張力低減を生成することができるか、またはより大きい前進が生成された場合には、実際の圧迫力を印加することができるかのいずれかである。代替実施形態では、中央および側方セグメントの間の移行点が、側方セグメントの側方末端付近にある場合には、これがより長い回転の弧を生成する。移行ゾーンの相対的弾性または剛性、それが取り付けられる角度または湾曲、中央セグメントと側方セグメントとの間の合成角度、またはこれらの任意の組み合わせを変化させることにより、印加時に生成された結果として生じる力、および機械的組織環境の変化への応答を変化させることができる。例えば、中央および側方セグメントの間の移行ゾーンが非常に可撓性にされるか、または関節動作させられ、側方部が組織平面に接着された場合、側性化力が、側方肢部の相対的外反または内反に影響を及ぼさず、その取付けが柔軟であるのと同様に、単純に側方組織平面の方向変化に受動的に従うであろう。側性化組織引張力の全てが、中央セグメントに伝達されるであろう。代替として、中央および側方セグメントの間の移行ゾーンが比較的剛性にされた場合、中央および側方部の両方ならびに移行ゾーンは全て、変形力吸収変化を受けるであろう。
変形荷重、組織と力との相互作用、および印加後の機械力変化への本デバイスの応答を変化させるために、他の構成または構造特徴が同様に構想されることができる。これらは、関節接合、接合部、枢動点、寸法変化、湾曲、角度、屈曲、ねじり、相対的な強度または脆弱点、構造補強、アプリケータ取付け点、または他の設計要素を含むが、それらに限定されない。
一般論として本発明を説明してきたが、ここで、必ずしも一定の縮尺で描かれてはいない添付図面を参照する。
図1A−1Bは、本明細書で開示されるような組織ブリッジの斜視図を示す。 図2は、本明細書で開示されるような組織ブリッジの上面図を示す。 図3は、本明細書で開示されるような力を前負荷された組織ブリッジの側面図を示す。 図4は、相互に対面する小型側面を伴う静止時位置における組織ブリッジの側面図を示す。 図5は、本明細書で開示されるような組織ブリッジおよび接着剤の組み合わせを図示する。 図6は、組織平面上への適用のために変形によって前負荷された図5の組織ブリッジおよび接着剤の組み合わせを図示する。 図7A−7Dは、本明細書の本発明による、静止時状態から組織平面上の適用まで組織ブリッジを変形させる順序を図示する。 図8は、本明細書の本開示による、静止時状態で角度付き側方部を有する組織ブリッジを図示する。 図9は、それに力を前負荷し、治療領域を横断する伸延力を印加するために変形された、図8の組織ブリッジを図示する。 図10A−10Cは、本明細書で開示される本発明による、組織ブリッジと組み合わせて使用され得る付属品を図示する。 図11は、本発明による、組織ブリッジを組織平面に適用するための多数の取付け機構を図示する。 図12Aは、治療領域への医療アクセスのための開口部を画定する、組織ブリッジを図示する。図12Bは、その上に接着剤層を有する組織ブリッジの底面図を図示する。 図13A−13Dは、治療領域を横断する単独または組み合わせのいずれかでの組織ブリッジの使用を図示する。 図14A−14Dは、中央部を横断する複数の拡張器を有する組織ブリッジを図示する。 図15は、本明細書で開示されるような組織ブリッジとともに使用するための組織ブリッジディスペンサおよびアプリケータを図示する。 図16Aおよび16Bは、本明細書で開示されるような組織ブリッジの手動負荷のための付属品を図示する。 図17A−17Dは、ポテンシャル力で組織ブリッジを前負荷するための二次デバイスとともに使用する際の本明細書で開示されるような組織ブリッジの実施形態を図示する。 図18A−18Cは、治療領域の中へ配置するためのガイドステムを利用する、本発明による組織ブリッジの使用を図示する。 図19A−19Vは、本開示による、組織ブリッジの中央部および側方部の両方の多数の形状および構成を図示する。 図19A−19Vは、本開示による、組織ブリッジの中央部および側方部の両方の多数の形状および構成を図示する。 図20A−20Bは、力で組織ブリッジを前負荷し、組織ブリッジを患者に適用するための組織ブリッジアプリケータを図示する。 図21A−21Dは、ヒンジ連結および回転可能接合部を有する本明細書で開示されるような組織ブリッジの実施形態を図示する。 図22A−22Bは、中央部の中に開口部を画定し、それを通して医療器具を収容する組織ブリッジを図示する。 図23A−23Bは、複数の組織ブリッジを前負荷し、それらを治療平面上に適用することに適応する、図20に記載されるような組織ブリッジアプリケータを図示する。 図24は、可撤性アプリケータと、治療領域に沿って引張力を提供する可撓性シートとを含む複合組織ブリッジを図示する。 図25A−25Bは、適切な接着剤を介して可撓性シートを治療領域に取り付ける、本明細書で記載されるような組織ブリッジを図示する。 図26A−26Fは、接着剤および他のバンデージとの組織ブリッジの種々の組み合わせを図示する。 図27A−27Bは、詰め物および接着シートと併せて使用される組織ブリッジを図示する。 図28は、組織平面に沿って様々な強度および可撤性を有する接着剤層の部分を組み込む、本開示による組織ブリッジを図示する。 図29A−29Dは、タブを介して配置するために伸張された可撓性シートと組み合わせて組織ブリッジを利用する、本開示による組織ブリッジを図示する。
ここで、本発明の好ましい実施形態が示される添付図面を参照して、以降で本発明をより完全に説明する。しかしながら、本発明は、多くの異なる形態で具現化されてもよく、本明細書で記載される実施形態に限定されるものとして解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が徹底的かつ完全となり、本発明の範囲を当業者に完全に伝えるように提供される。類似番号は、全体を通して要素を指す。
本発明は、組織平面(5)の部分の整列、接近、固定、および/または圧迫/伸延のための、本明細書では組織ブリッジ(10)と呼ばれるデバイスに関する。組織ブリッジ(10)は、多数の異なる種類の要素を整列させて固定するように設計されてもよいが、本発明を説明する目的で、創傷治癒へのその適用性が使用されるであろうということを理解されたい。
図1−9に図示される第1の実施形態では、本デバイスは、組織平面(5)上に、特に、治療領域(28)横断する合成力を方向付ける組織ブリッジ(10)である。本開示の目的で、「組織平面」という用語は、患者におけるあらゆる種類および組み合わせの組織を包含する。「組織平面」は、いずれか1つの表面または種類の組織に限定されないが、概して、その上で組織ブリッジが接続され得る、患者の身体の中の点を指すことを目的としている。組織平面は、限定ではなく、患者の身体の中または上の1つよりも多くの表面を含んでもよい。一実施形態では、組織ブリッジ(10)は、本デバイスの部分の間の移行が平滑であるように(すなわち、組織ブリッジ(10)が別個に組み立てられた部品およびコネクタを必要としなくてもよいように)一体構造で形成されてもよい。射出成形、スタンピング、精密切断、または一体構造を生成する任意の他のプロセスを含むが、それらに限定されない、多くの一般的に使用されている技法が、組織ブリッジ(10)を生産するために利用可能である。
本明細書で記載される組織ブリッジ(10)は、治療領域(28)を横断する組織平面(5)へのその適用に関して説明される。「組織平面」および「治療領域」という用語は、用語のあらゆる一般的に使用されている意味を包含することを目的としており、本発明またはそれが使用される環境を限定するものではない。例えば、組織平面(5)は、限定ではなく、皮膚、他の器官、または生体構造内の界面(例えば、骨と筋肉との間の界面)等のヒトまたは動物のあらゆる解剖学的特徴を包含する。治療領域(28)は、生体構造の一般化領域を横断して延在し、患者上への組織ブリッジ(10)の適用によって影響を受ける組織平面の任意の部分を含む。
図1−9は、創傷治癒との関連で、組織ブリッジの全体的概念および医療デバイスとしての一種の使用を示す。図1Aおよび1Bは、組織平面上への配備前の静止時状態における組織ブリッジ(10)の第1の構成を示す。同様に、図8は、類似デバイスの別の実施形態のより詳細な特徴を提供する。組織ブリッジ(10)の全ての実施形態では、組織平面(5)への合成力が組織平面(5)への所望の効果を生じさせるように、組織ブリッジ(10)において事前に設計される。例えば、図6、7、および9は、創傷または切開の両側を包含するように組織平面(5)を図示しており、創傷または切開を横断して組織ブリッジ(10)が延在し、事前に計画された力を方向付ける。
図1Aおよび図1Bをはじめとして、組織ブリッジ(10)は、前述のような望ましい治癒効果を達成するために、組織平面(5)上に力を方向付けることが可能である。組織ブリッジ(10)は、患者の治療領域(28)を覆って延在する中央部(12)を含む。中央部(12)は、最上領域、または頂点(A)と、頂点から延在する第1および第2の側面(12A、12B)とを含む。中央部は、モジュール式であり、かつ相互から除去可能である着脱可能部を含んでもよい。中央部(12)は、(本質的に、または可撓性領域を中央部の本体に組み込むことによってのいずれかで)可撓性であり得る。この点に関して、中央部は、所望の可撓性および弾性に対してカスタマイズすることができる寸法を有する(すなわち、組織ブリッジの領域が、必要に応じて、より厚くまたは薄くされてもよい)可撓性アーチとして表されてもよい。それぞれの第1および第2の側方部(11A、11B)が、第1および第2の側面(12A、12B)から延在する。図1および8の実施形態は、中央部と側方部との間のそれぞれの移行領域(19A、19B)を示す。図1は、組織ブリッジ(10)が、本来、第1の側面と第2の側面(12A、12B)との間の所定の静止時分離距離(D1)および各側方部(11A、11B)の間の所定の静止時分離距離(L1)を伴って製造されることを示す。本明細書で使用されるように、「静止時」という用語は、任意の外部力がそれに作用する前に、製造された組織ブリッジ(10)が「静止して」位置する自然形状および状態を有するという通常の意味で使用される。
一実施形態では、組織ブリッジは、本デバイスを組織平面(5)に適用する前に、構造にポテンシャル力を負荷するように組織ブリッジ(10)の変形を可能にするポリマーでできている。組織ブリッジ(10)のポリマーの性質は、組織ブリッジ(10)が、変形後にその元の形状に戻る傾向があるか、または少なくとも戻ろうとするように、全体的構造に十分な弾性を提供する。したがって、変形位置において組織ブリッジ(10)を保持することは、ポテンシャルエネルギーを用いて組織ブリッジに「負荷する」。力負荷状態にある(すなわち、構造を変形させ、適用まで変形を保持することによる)組織ブリッジ(10)を組織平面(5)に適用することによって、組織ブリッジ(10)は、所望の結果を引き起こすように以前に計画および設計されている合成ベクトルにおいて、組織平面(5)上に特異的に方向付けられた力を解放する。組織ブリッジ(10)の変形は、ユーザが組織ブリッジを患者に取り付けると、組織ブリッジが組織平面に特定の合成力を及ぼすように、組織ブリッジ構造の変化に関して計算され、および正確に規定されてもよい。組織ブリッジの弾性はまた、治癒または他の活動が治療領域に沿って起こるにつれて、組織とともに移動する動的特性を本デバイスに与える。本明細書で開示される組織ブリッジは、患者自身の身体の動きに適応するように、または経時的に組織平面内で起こる増分的調整に適応するようにのいずれかのために、それ自体を調節することに十分柔軟である。中央部、移行ゾーンまたは肩部、および側方部は、対称または非対称であり得る特異的に設計された弾性率を有してもよい。本デバイスは、一体構造であってもよく、または相互から着脱可能である部品を含んでもよい。
図7A−7Dは、組織ブリッジ(図7A)が歪曲され(図7B)、組織平面に適用され(図7C)、および治療領域を横断する組織(5)の外反を引き起こしている(図7D)、代表的な一連の概略図を示す。これは、組織平面(5)内の組織を治癒のための所望の状態に移動させるために組織ブリッジ(10)を使用することの一実施例にすぎない(すなわち、図7Dの組織の外反が治癒および瘢痕くぼみの最小化を促進し、治療領域(28)を横断する引張力を除去することもまた、全体として瘢痕化を低減させる)。組織の移動は、組織ブリッジ(10)から組織平面(5)上に方向付けられた力の結果である。組織平面における合成力は、患者への適用前に組織ブリッジを変形させたことの直接的な結果であり、組織ブリッジ(10)が、その変形状態からその静止時状態に向かって戻るにつれて、組織ブリッジは、事前に計画された方法で組織を移動させる。
図1Bは、図7A−7Dの概略図に従って使用される組織ブリッジの幾何学的概要を提供する。図7Dの組織外形につながる合成力は、組織平面(5)上への適用前に組織ブリッジ(10)を歪曲させることによって達成される。図3に示されるように、この歪曲は、組織ブリッジ(10)の中央部(12)の側面(12A、12B)を静止時距離(D1)から歪曲距離(D2)まで分離させることを含む。別の観点から、本デバイスの歪曲または前負荷は、中央部(12)に接続された側方部(11A、11B)の間の距離を変化させることによって達成される。したがって、組織ブリッジ(10)は、第1の側面と第2の側面(12A、12B)との間の最大歪曲誘発分離距離(図3、D2)と、組織ブリッジ(10)の側方部の間の最大歪曲誘発分離距離(図3、L2)とを含む。
組織ブリッジ(10)は、側方部(11A、11B)上のそれぞれの取付けゾーン(16A、16B)(すなわち、側方部の裏面)を介して、組織ブリッジ(10)を組織平面(5)に接続することによって、変形によって本デバイスの中に負荷された力を組織平面(5)上に方向付ける。側方部(11A、11B)が組織平面に添着されると、中央部(12)の第1の側面と第2の側面(12A、12B)とは、所定の静止時分離距離(D1)と最大歪曲誘発分離距離(D3)との間の距離によって分離される。別の観点から、側方部(11A、11B)が組織平面に添着されると、側方部は、所定の静止時分離距離(L1)と最大歪曲誘発分離距離(L2)との間の距離によって分離される。
組織ブリッジからの利用可能な別の種類の合成力を例示するために、図4は、静止時状態で閉鎖位置にある組織ブリッジ(10)の実施形態を示す。この構成において、中央部の側面の間の寸法(D3)および側方部の間の寸法(L3)は、製造中に最小にされる。したがって、図4のデバイスに負荷することは、本デバイスを組織平面に適用する前にこれらの距離を最大化すること(すなわち、本デバイスを伸張して広げること)を含む。組織平面に適用すると、デバイス(10)は、その静止時閉鎖状態に戻る傾向があり、組織平面の部分を一緒に引く。
図8は、組織ブリッジ(10)のさらに別の実施形態を図示し、側方部(11A、11B)が中央部(12)に対して任意の角度で構成されてもよいことを示す。図8の組織ブリッジは、最終的に組織平面(28)を伸延または分離する力で前負荷されているものとして、図9A−9Cに示される。組織ブリッジ(10)の側方部(11A、11B)は、下側移行肩部(19)から本デバイスの頂点(A)に向かって向く上向き方向に製造されてもよい。図8のデバイスは、組織平面(5)に向かって下向きに側方部を屈曲させ(図9B)、一般的に使用されている接着剤(17)を介して、治療領域(28)を横断してデバイス(10)を取り付けることによって負荷される。図9Cに示されるように、組織ブリッジ(10)は、組織平面(5)への取付け後に、その静止時位置に向かって戻ることに十分な弾性を有する。組織ブリッジ(10)からの合成力(R1およびR2)は、平面組織を引き離す(すなわち、図9Cに示されるように治療領域(28)を横断する伸延力を提示する)。
組織ブリッジ(10)および組織平面(5)へのその適用は、本デバイスの幾何学的構造に従って説明され得る。幾何学的用語は、本デバイスの構造を説明するためにのみ使用され、いかようにも本発明を限定しない。例えば、図1Bおよび図8は、組織ブリッジ(10)の構成要素部分の間のそれぞれの角度または弧を図示する。この点に関して、図1Bおよび図9の両方の組織ブリッジは、患者における治療領域(28)の上方に延在する中央部(12)を組み込むものとして説明され得る。組織ブリッジ(10)はさらに、それぞれの接続セグメント(13)に沿って中央部を接合するそれぞれの第1および第2の側方部(11A、11B)を含み、接続セグメント(13)は、共通水平面(H)内に位置する。前述のように、接続セグメント(13)および水平面(H)は、空間における幾何学的基準にすぎず、いかようにも本発明を限定しない。これらの用語は、本発明の有形部品を示すためよりもむしろ幾何学的観点を提供するために使用される。
側方部(11A、11B)は、水平面(H)からのそれぞれの角度(Θ)で静止時位置において延在する。側方部(11A、11B)上のそれぞれの取付けゾーン(16)は、側方部を組織平面(5)に接続するための領域を提供する。
幾何学的観点から、組織ブリッジ(10)は、両方とも非限定的な幾何学的基準である水平軸(x)および垂直軸(y)の周囲に延在するものとして説明され得る。水平軸は、側方部と中央部との間の接続セグメント(13)のそれぞれの中間点(M1、M2、M3)、ならびに側方部(11A、11B)を接続する想像上の幾何学的線分の中間点を含む。組織ブリッジの垂直軸は、中央部(12)の頂点(A)から、側方部を接続する幾何学的線分の中間点(M3)まで延在する。この点に関して、組織ブリッジ(12)の側方部は、側方部(11A、11B)が組織ブリッジ(10)の水平軸(x)から延在する角度に従って表される。図1Bの実施形態では、第1の側方部(11A)および水平軸(x)によって形成される角度は、180〜270度の間である。第2の側方部(11B)および水平軸(x)によって形成される角度は、270〜360度の間である。度への言及は、参照を容易にするために標準四分円系に関連している。
しかしながら、図8の構成は、異なる合成力をもたらす異なる配列を示す。図8では、第1の側方部(11A)および水平軸(x)によって形成される角度は、90〜180度の間である。第2の側方部(11B)および水平軸(x)によって形成される角度は、0〜90度の間である。したがって、組織ブリッジ(10)は、側方部(11A、11B)および中央部(12)を接続するための種々の配列を伴って、静止時状態で構築されてもよい。図1Bおよび図8で記述されるように、側方部が延在する異なる角度は、図7Dおよび9Cに示される異なる結果から明らかなように、明確に異なる回転力を組織平面に提供する。
組織ブリッジ(10)は、多くの機構によって患者上の組織平面(15)に取り付けられてもよい。図1および7A−7Dは、接着剤層(17)が、取付けゾーン(16A、16B)に沿って各側方部(11A、11B)の裏面に取り付けられてもよいことを図示する。接着剤層(17)は、組織平面に付着する。組織ブリッジが適用される環境に応じて、他の取付け方法が使用されてもよい。図11および12は、液状接着剤、ステープル、ネジ、および他の機械的締結具が、組織ブリッジを組織平面(5)に取り付けることを可能にするように、組織ブリッジが、組織ブリッジの本体内に画定された開口部(23)を含んでもよいことを示す。これらの取付け機構の組み合わせは、ある特殊状況で使用されてもよい。図12Bに示されるように、組織ブリッジ(10)の裏面は、組織ブリッジ(10)の裏面全体にわたって接着剤を分配するための溝または線条部を有してもよい(すなわち、本デバイスの裏面上に配置された液状接着剤が、均等な分配のために溝を横断して移動する)。
どの種類の取付け機構が使用されていようとも、組織ブリッジ(10)は、組織平面(5)を横断する力を印加し、組織ブリッジの下の領域に治療を適用するように構成される。組織ブリッジを使用することによって利用可能な治療の種類は、(i)該側方部から該中央部に向かって方向付けられる力で、治療領域を横断する引張力を低減させること、(ii)治療領域を圧迫すること、(iii)治療領域を横断する組織平面の部分を接近させること、(iv)治療領域を横断する組織平面の部分を整列させること、(vi)組織の固定、および(vii)創傷を横断する力を変調することを含むが、それらに限定されない。
組織ブリッジ(10)はまた、治療領域を横断する医療介入に有用である他のツールと組み合わせて使用されてもよい。図10A−10Cは、組織ブリッジ(10)が、付加的な薬剤(例えば、抗生物質、創傷治癒薬剤、麻酔薬)を分注するか、または吸収面(例えば、ガーゼ)を提供し得る、パッド(32A)を収容することを図示する。図10Bは、埋め込まれたデバイス(32B)が組織平面の中へ延在し、保護を必要とするときに、組織ブリッジ(10)が組織平面を覆う保護遮蔽体としての機能を果たし得ることを図示する。したがって、組織ブリッジ(10)は、切開または創傷を含むか、あるいは組織に触れることなく保護を必要とするにすぎない、組織上で使用されてもよい。これらの線に沿って、組織ブリッジ(10)は、組織平面上の特定の点まで中央部(12)を位置付ける際にユーザに指図するガイドとしての機能を果たす延長部(39)を含む中央部(12)を組み込んでもよい。この点に関して、延長部(39)は、組織ブリッジ(10)に添着する前に組織平面(5)上に配置されてもよい。代替として、延長部(39)は、組織ブリッジ(10)を添着し、閉鎖位置に治療領域(28)を引く前に、特に組織平面内の開口部の片側に沿って、治療領域(28)の切開または開口部内に配置されてもよい。図12Aは、中央部(12)が本デバイスの最上部から治療領域にユーザがアクセスすることを可能にする開口部(26)を画定してもよいことを示す。開口部(26)は、開口部(26)を通した液体薬剤の適用等の治療を可能にしてもよい。
組織ブリッジは、図7、9、および13Aに示されるような独立型デバイスとして使用されてもよい。図13B、13C、および13Dにおいて概略的に示される異なる実施形態では、複数の組織ブリッジが、治療のために組織平面(5)を横断して直列に適用される。複数の組織ブリッジは、創傷または他の治療領域を閉塞すること等の医療用途も果たし得る共通コネクタによって連結されてもよい。図13Bは、組織ブリッジ(10)が、治療領域(28)上に方向付けられた特殊な力が組織平面の部分全体を治療するように設計されたシステムの一部として使用されてもよいことを図示する。図13Bの実施例では、部分は、組織平面の中に輪郭切開または開口部を含み、組織ブリッジ(10)は、より少ない瘢痕化を伴う創傷治癒を促進するように、計略的構成で輪郭に沿って配置される。
図13Cは、一連の組織ブリッジ(10)が、治療領域(28)と組織ブリッジ(10)の中央部との間に開放空間を作成するための足場としての機能を果たす、治療のための異なる種類のシステムを図示する。組織ブリッジ中央部の曲率または隆起性質が、治療領域を覆って保護空間を提供する。一連の組織ブリッジを通して形成される開放空間は、それを通して医療介入がアクセス可能であるチャネルを形成してもよい。図13Cは、一連の組織ブリッジ(10)によって提示される足場がまた、治療領域(28)をさらに保護する、適用された材料のシート(43)または層を支える働きをしてもよいことを図示する。適用されたシート(例えば、ポリマー接着シート)は、医療介入のために、ユーザが、適用されたシート(43)と治療領域(28)との間に覆われたチャネルを確立することを可能にする。例えば、治療領域(28)の排液を行い、治療領域(28)を洗浄し、または吸引を治療領域(28)に印加するために、ポンプが覆われたチャネルに取り付けられてもよい。当然ながら、適用されたシートまたは接着剤は、そのような使用に耐える構造的安定性を有するであろう(すなわち、吸引を印加し、シートの下に真空を生成しても、シートは崩壊しないであろう)。図13Cの実施形態はさらに、別個の導管(36)が覆われたチャネル内に嵌合してもよいことを示す。別個の導管(36)は、薬剤を適用するか、あるいは創傷の洗浄または排液等の別の目標を達成する管であってもよい。治療領域(28)を横断して延在し、医療介入の領域としての機能を果たす覆われたチャネルを用いて、組織ブリッジ(10)は、適正な安定性を確保するために、二次接着剤(41)で組織平面(5)に適用されてもよい。
組織ブリッジ(10)が、独立型デバイスとして使用されようと(図7、9、13A)、または組み合わせて使用されようと(図13B−13D)、組織ブリッジ(10)の形状、およびそれが負荷中に変形する方法は、間もなく行われる各用途に対してカスタマイズ可能である。例えば、図14A、14B、および14Cは、中央部が、治療領域(58)にわたって分配されるポテンシャルエネルギーを組織ブリッジ(50)に負荷するように変形可能である付加的な部分(53a、54a)を含んでもよいことを示す。図14Aの上部分では、組織ブリッジ(50)が、変形前に静止時位置に存在する。この「ダブルループ」実施形態を変形させると、変形可能部分(53a、54a)が拡張し、側方部分が接着部(51)を介して治療領域(58)に付着する。上記で開示される他の実施形態のように、組織ブリッジ(50)は、接着部(51)を介した患者への直接取付けのために設計される。しかしながら、図14で図示される実施形態は、組織ブリッジ(50)上の接着部(51)と治療領域(58)との間に別個のバンデージ(55)を組み込む。図14Cは、治療領域への適用時に、組織ブリッジ(50)がその静止時形状および状態(図14A)に向かって戻ることを示す。治療領域(58)に沿って組織をともに引く圧迫力は、治療領域(58)に向かって指し示す、組織平面内の矢印によって、図14Cで図示される。
図14の「ダブルループ」実施形態は、組織ブリッジの全体的概念が、デバイスの形状が組織平面への特定の一式の合成力を生じさせるように設計される、種々の実施形態を包含する方法を示す、一実施例である。本デバイスにエネルギーおよび力ポテンシャルを前負荷するように変形させられる組織ブリッジの領域は、任意のサイズおよび形状を成してもよい。これらの変形可能領域はまた、大きさおよび方向の望ましい範囲内で力ベクトルを生じさせる、任意の種類の材料で形成されてもよい。図14Aが、中央部を横断する、2つの拡張可能領域またはループ(53A、54A)を示す一方で、図14Bは、変形可能ループ自体さえも、図14Bに示される圧迫された拡張器(53B、54B)等の種々の形状およびサイズで構成されてもよいことを図示する。圧迫された拡張器(53B、54B)は、図14Aのアーチ構成とは対照的に、有意により線形であり、各拡張器(53B、54B)の側面は、静止時状態で相互のより近くに位置するように製造される。それぞれの拡張器の異なる構成は、各組織ブリッジからの合成力をカスタマイズすることを可能にする。図14Aおよび14Bは、好適な材料で形成される、カスタマイズされた形状を有する組織ブリッジの中央および側方部を設計することによって、組織ブリッジが、組織平面上に配置するために所望される特定の大きさおよび方向の多数の力を生成できることを示す。
図14はまた、単一の組織ブリッジ(50)が、本デバイスに前負荷されるポテンシャルエネルギーの大きさを増加させるように、一体型本体に沿って複数の拡張器(53A、53B、54A、54B)を組み込んでもよいことも示す。複数の拡張器(53A、53B、54A、54B)を伴う組織ブリッジを形成することによって、本デバイスは、同一サイズの1つだけの拡張器を利用する組織ブリッジと比較して、拡張器の高さに関して変化した大きさの合成力ベクトルを生成する。実際、図14に示される組織ブリッジ(50)は、(上述の水平軸(x)から測定されるような)各拡張器の高さが最小化されることを可能にし、それにより、組織平面上で組織ブリッジのより薄型の外形を作成する。言い換えれば、図14に示される「ダブルループ」実施形態は、そうでなければ、はるかに大きい中央部を伴って達成されるであろう合成力を生成する(すなわち、単一の拡張器デバイスが、水平軸(x)から測定されるような中央部の増加した高さを必要とするであろう)。
本明細書で開示される組織ブリッジ(10)は、効率的な変形および力の負荷ならびに患者上の配置を確保するように、多数の取付け部および二次器具とともに使用するために適合可能である。図15−18は、創傷治癒を促進するために組織ブリッジを使用するシステムに組み込まれ得る付属品の実施例を図示する。これらの図は、実施例として含まれるにすぎず、いかようにも本発明を限定するものではない。
図15は、組織ブリッジが、多数の個々の組織ブリッジ(D)を保持するディスペンサ(60)に組み込まれてもよいことを図示する。図15の実施形態は、組織ブリッジが、一巻きのテープまたは他の接着剤(R)を介して、ディスペンサ(60)内の開口部(64)から分配されることを示す。ディスペンサ(60)は、患者上への直接適用のために、組織ブリッジを前負荷するように組織ブリッジの中央部(12)を圧迫する、傾斜寸法を有するチャネルに沿って、ディスペンサから組織ブリッジ(D)を出すように構成される。図15のディスペンサは、多数の組織ブリッジを貯蔵し、組織ブリッジを分注し、治療領域上への前負荷された組織ブリッジの直接アプリケータとしての機能を果たす、ディスペンサの一実施例にすぎない。
図16Aおよび16Bは、本明細書で開示される組織ブリッジ(10)が、患者の治療領域上への組織ブリッジ(10)の利便的な適用を可能にする、付加的な特徴を含み得る方法の付加的な実施例である。図16Aは、図16Bで図示されるように、ユーザがそれぞれの指に装着し得る特殊な種類のリング(63)を示す。リング(63A、63B)はそれぞれ、装着されたときに突起がユーザの指と平行であるように、リングのそれぞれの本体から延在する取付け突起(62)を含む。組織ブリッジコネクタ(61A、61B)は、図16Bでより詳細に示され、一実施例では、構造がアーチまたは角度付きであり、様々な、またはカスタマイズされた厚さの領域を含み得る移行肩部(19A、19B)に近接する。ユーザは、中央部(12)を拡張することによって組織ブリッジ(10)を負荷するように、手動で、または二次器具を用いて、コネクタ(61A、61B)にアクセスしてもよい。図16の実施例では、コネクタ(61A、61B)は、ユーザの2本の隣接しない指に装着された取付けリング(63A、63B)でアクセスされてもよい。ユーザは、同時に中央部(12)の頂点(A)を押し下げながら、移行肩部(19A、19B)を介して中央部(12)を利便的に拡張するために、リング(63A、63B)をコネクタ(61A、61B)に接続する。手動で中央部を押し下げる代わりに、ユーザはまた、中央領域12を押し下げて拡張するために図17Aに示されるプランジャ(65)を採用することを選択してもよい。図15−17の実施形態は、組織ブリッジの中へのポテンシャル力の手動負荷が、カスタマイズされた付属品を用いて、より効率的に確立される、方法の実施例を提示する。したがって、組織ブリッジは、組織ブリッジを使用することに役立つ、二次器具のキットとともに含まれてもよい。
組織ブリッジとともに使用するための二次器具の上述のキットはまた、図17Bに示される側方拡張器(66)を含んでもよい。側方拡張器(66)は、側方拡張器(66)をそれぞれの側方部(11A、11B)に接続することによって、組織ブリッジ(10)が側方部(11A、11B)を介して負荷されることを可能にする。一実施形態では、側方拡張器(66)は、デバイスを変形させ、その中にポテンシャル力を前負荷することを促進するように、溝、通路、または他の側方部取付け点(68)と噛合する、形状および関連寸法を有する。図17Cは、手持ち式変形機構(69)(例えば、クリンパ)が、組織ブリッジを拡張するように組織ブリッジ(10)の対向側上で嵌合する突起(69a、69b、69c)を含んでもよいことを図示する。クリンパピンの形状は、特定の組織ブリッジ形状に適合するように変更またはカスタマイズされてもよい。
組織ブリッジ(10)を前負荷する二次器具に加えて、組織ブリッジはまた、組織ブリッジの配置を支援するデバイスと関連付けられてもよい。例えば、組織ブリッジ(10)の本体は、組織平面(5)上への組織ブリッジ(10)の精密配置を測定する際に有用である、測定、マーキング、尺度、または他の視覚指標を含んでもよい。組織ブリッジはまた、組織ブリッジ(10)の側方部(11A、11B)に付着する、側方に延在する安定化アーム(72B)を含む、ガイドステム(72A)を収容してもよい。ガイドステム(72A)は、治療領域の反対側をガイドステム(72A)と整列させることを促進するように(図18B、18C)、治療領域(28)の片側に対して配置するために有用であるものとして、図18Aに示される。概して、図17B、17C、および18は、中央部(12)にのみ作用する代わりに、デバイスの外端上の点から組織ブリッジを負荷するために使用され得る二次器具の例示的実施形態を示す。
組織ブリッジ(10)は、組織平面(5)上で特定の方向に所望の合成力を生じさせるために必要な任意の形状およびサイズに適応する。本開示の図19は、任意の組織ブリッジ(10)に含まれ得る、側方部(11A、11B)、中央部(12)、および移行部(19)の20個以上の提案された形状および構成を示す。図19Aは、組織ブリッジの上面図を示し、中央部(112)の最上部分を横断する狭小化ヨークを含み、カスタマイズされた実施形態のために側方部(114、116)の幅を拡張する。図19Bは、中央部(112)に沿って縦方向に狭小化ヨークを拡張し、側方部(114、116)を丸くし、組織ブリッジを組織平面に取り付けるために側方部から延在する接着タブ(115、117)を使用する。図19Cは、対象組織ブリッジ(214)の上面図の有意に修正されたカスタマイズ可能な形状を図示する。図19Dは、組織ブリッジ(312)が、組織平面上のより広い表面積にわたって特異的に方向付けられた力を印加するように、または複数の方向から収束力を生成するように、1つよりも多くの側方部(314、315、316)を含んでもよいことを示す。図19E−19Oは、適切な一式の合成力を提供する独自に設計された部分を有する一体器具として、組織ブリッジを製造することによって、可能である種々の組織ブリッジのそれぞれの断面を図示する。具体的には、図19Gは、アプリケータに適応する側方襞(17A、17B)を含む。図19Hは、垂直軸の周りで組織ブリッジを手動で拡張するためのハンドル(18A、18B)を含む。図19Jは、図29等の本発明の他の実施形態で示されるように、接着シートを取り付けるためにも有用である突出部(31A、31B)を介して、組織ブリッジを組織平面に取り付ける。図19M〜19Oは、側方部の面に沿った異なる点で中央部および移行肩部を取り付けることによって、異なる合成力が達成されてもよいことを図示する。図19P−19Vは、形状が所望の合成力を生じさせる、ますます特殊な種類の組織ブリッジを示す。図19Pでは、側方部(11)の形状は、治療領域(28)の異なる領域が異なる合成力ベクトルの影響を受けるように非対称である。図19Qおよび19Rは、治療領域の周囲全体で広がる合成力から利益を享受する円形切開または他の創傷を閉鎖するように半径方向に拡張する側方部を有する中央領域(12)が円形であり得ることを示す。図19Sは、側方部が配置されるであろう組織平面の面積に応じて、側方部(11)が任意の数および形状の任意の組み合わせであってもよいことを図示する。図19Tおよび19Vは、組織ブリッジ(19T)の真下の接着剤で取り付けられようと、側方部(19V)にわたって延在する接着ストリップで取り付けられようと、治療領域の両側に対称力ベクトルを提供する。図19Uは、組織ブリッジ(10)が、任意の単純形状(例えば、長方形)であり得、組織平面への合成力を調整するように適正な寸法の開口部を画定してもよいことを示す。
図20−29は、組織ブリッジを適用する特殊な方法、組織ブリッジの構造にわたる様々な程度の対称性、および均質でなくてもよい組織平面(すなわち、異なる取付け要件を有する骨部分および筋肉部分を有する組織平面)上で組織ブリッジを使用することを促進する付属品を必要とする医学の領域へ組織ブリッジの概念を拡張する。例えば、図20は、組織ブリッジ(10)が、組織ブリッジの中央部(12)を受容するための開口部(82)を画定するアプリケータ(80)とともに使用されてもよいことを図示する。開口部(82)を包囲するアプリケータ(80)の縁は、組織ブリッジ(10)に付着し、この付着は、一時的または恒久的であり得る。図20Aのアプリケータ(80)は、組織ブリッジ用のアプリケータの形状および指向の一実施例にすぎず、アプリケータ(80)の対向部分の角移動のために、その中間部に沿って折畳み領域(84)を含む。折畳み領域(84)に沿ってアプリケータ(80)を屈曲させることによって、取り付けられた組織ブリッジは、組織ブリッジ(10)にポテンシャル力を前負荷するようにいずれか一方の方向に変形する。図20Cは、組織ブリッジを変形させた後に依然として適所にアプリケータ(80)を有する負荷された組織ブリッジの上面斜視図を示す。図20Cの実施形態は、組織平面(図示せず)を横断して配置する準備ができている。
図21は、可動接合部またはヒンジ(14A、14B)によって接続された多部品アセンブリを伴って製造された組織ブリッジのいくつかの実施例を図示する。図21は、組織ブリッジ(10)の構造的特徴が、組織平面上で異なる目的を達成するように様々な構成で接続される実施形態を含む。例えば、図19M、19N、および19Oと同様に、図21A−21Dは、中央部(12)が側方部の面に沿った異なる点で側方部(11A、11B)に接続されてもよいことを示す(すなわち、図21Aは、側方部の中間点で中央部を取り付け、図21Bは、側方部の内側領域で接続し、図21Cは、側方部の外端で接続する)。図21に示される構成のうちのそれぞれは、側方部を上下に移動させることによって組織ブリッジの回転角が調整可能であるように、ヒンジ連結されたアセンブリ(14A、14B)を含む。ヒンジ(14A、14B)は、所望の角度でヒンジ連結されたアセンブリを適所に保持する、歯止め機能を含んでもよい。図21Dはさらに、中央部(12)の頂点における接合部(14C)を介して、回転機能を組み込む。回転可能接合部(14C)は、非線形である組織平面に沿って嵌合するように、本デバイスのさらなるカスタマイズのための機構を提供する。
本明細書で開示される組織ブリッジとともに使用される二次器具のさらに別の実施形態では、図22は、組織ブリッジ(10)の中央部(12)が、それを通してユーザが治療領域(28)に医療介入を達成する、中央部の開口部(88)を画定してもよいことを示す。開口部(88)は、目視検査、薬剤の適用のため、または図22に示されるクランプ(93)等の別のツールを挿入するために利用可能である。図21Aは、ユーザが、図22Bに示されるように、開口部(88)を通してクランプ(93)を挿入し、治療領域(28)を横断して組織平面を引き合わせてもよいことを図示する。クランプ(93)は、組織ブリッジが前負荷される前、それが前負荷される期間中、またはさらに組織ブリッジにポテンシャル力が負荷された後のいずれかで、組織を整列させるように挿入されてもよい。一実施例では、クランプ(93)は、前負荷されたブリッジが組織に取り付けられる前に、組織を接近させ、したがって、治療領域を覆う組織ブリッジの整列および中心化の両方を促進してもよい。
図1で独立型デバイスとして開示される組織ブリッジは、図13Bに示されるような組み合わせで使用されてもよい。このようにして、一連の組織ブリッジ(10)は、治療領域を横断し、ユーザによって画定される経路に沿って合成力を提供する。組織ブリッジは、治療領域に沿った明確に異なる点で所望の結果を生じさせるように設計された大きさおよび方向で、様々な程度の力を印加するように前負荷されてもよい。これらの線に沿って、図20の組織ブリッジアプリケータは、図23Aおよび23Bに示されるように、複数の組織ブリッジに適応するように製造されてもよい。アプリケータ(85)は、組織ブリッジ(10A−10E)が、組織平面への同時負荷および取付けのためにアプリケータに接続するために、多数のアプリケータ開口部(82A−82E)を画定する。折畳み領域(87)に沿ってアプリケータ(85)を屈曲させることによって取り付けられた組織ブリッジ(10A−10E)は、変形させられ、ポテンシャル力を負荷される。一実施形態では、アプリケータは、組織平面への適用後に組織ブリッジから剥離される。他の実施形態では、アプリケータは、ユーザの選択により付加的な保護のために適所にとどまってもよい。
図23Aに示される組織ブリッジアプリケータ(85)は、実際に、伸張可能シートまたはバンデージ(90)を介して、組織平面に沿って力を架橋するために使用されてもよい。この実施形態では、組織ブリッジアプリケータ(85)は、独立型組織ブリッジ(10A−10E)を伴わずに動作し、代わりに、治療領域を横断する可撓性シート(90)を適用する。この点に関して、組織ブリッジアプリケータ(85)および可撓性シート(90)は、本質的に、弾性要素(90)によって提供されるブリッジの弾性機能、およびアプリケータ(85)によって提供されているブリッジの非圧縮性剛体特性を有する「二部品」組織ブリッジである。この実施形態は、本質的に、二部品ブリッジとして適用される複合組織ブリッジを示し、組織平面が治癒する(すなわち、腫脹が低減する)と、可撓性シートを残して、組織ブリッジアプリケータ(85)が除去されてもよい。
本発明のこの実施形態は、アプリケータ(85)もシート(90)も引張力の応力を受けずに、可撓性シート(90)および組織ブリッジアプリケータ(85)が折畳み配列で製造されて出荷されることを可能にする。これは、可撓性シート(90)が、バンデージ、接着剤、または一定応力を受けたときに経時的に変形して壊れるポリマーで形成された別の種類のシートであり得るので有用である。図24の折畳み実施形態は、治療領域を横断してシートを接続することによって、組織ブリッジアプリケータおよび関連シートが組織ブリッジの機能を達成する1つの方法を図示する。アプリケータ(85)を広げることによって、ユーザは、工作前の引張のレベルまでシート(90)を伸張させる。治療領域を覆ってシートを配置することにより、シート(90)を広げて治療領域を横断する合成力を加える前のその静止時状態まで戻らせる(すなわち、組織平面に適用された伸張されたシートが、内向きに引くであろう)。可撓性シート(90)は、恒久的または一時的のいずれかである既知の接着剤によって、組織平面に取り付けられてもよい。図25Aおよび25Bは、類似のバンデージ用途が、バンデージ(90)に接続された独立型組織ブリッジ(10)を用いて達成されてもよいことを図示する。図25Aは、同時に可撓性シート(90)を拡張しながら、中央部(12)および側方部(11)を変形させることによって組織ブリッジ(10)が前負荷されることを可能にする、可撓性シート(90)における緩んだ、または引張力がない領域(22)を示している。図25Bは、適切な接着剤層(17、93)を用いて治療領域(28)上に配置するための、可撓性シート(90)を拡張する前負荷された組織ブリッジ(10)を伴う図25Aの実施形態を示す。
組織ブリッジ(10)をバンデージまたはバンデージ機能と組み合わせる実施形態は、さらに別の特質を組織ブリッジ概念の有用性に追加する。組織ブリッジ(10)は、組織平面(5)上への医療介入のための治療領域を横断するバンデージ、吸収シート、保護カバー、または接着剤層を配置するために使用されてもよい。この点に関して、組織ブリッジ(10)は、組織平面に接着するバンデージまたは他のシートと一体的に形成されてもよい。図26A−26Fは、取り付けられた接着剤層(17A、17B)を伴って形成される組織ブリッジ(10)を示すことによって、この概念を図示する。接着剤層(17A、17B)は、本発明を限定するものではないが、組み合わせ全体が患者を治療するために使用されるように、組織ブリッジとともに使用することができる、シートの種類の実施例にすぎない。側方部(11A、11B)に接続された接着剤層(17A、17B)を示す実施形態は、接着剤層(17A、17B)から裏地を剥離することによって、組織ブリッジ(10)を変形させるための手段を提供する。他の実施形態(図26E、26F)は、組織ブリッジの設置面積全体を包含する接着シート(17A、17B)を用いて、治療領域上に接着シートを適用するために、組織ブリッジが使用されてもよいことを図示する。図27Aおよび27Bは、組織ブリッジと組み合わせて使用されるシートが、組織平面上に力または他の医療介入を方向付けるために使用される薬剤層、接着剤層、引張シート、または他の材料層であってもよいことを図示する。組織ブリッジは、これらの層の間(図27A)にあってもよく、または層(図27B)を覆って取り付けられてもよい。
図28は、組織ブリッジ(10)の中央部(12)に詰め物層(32)を組み込む。詰め物層(32)は、薬剤を送達し、流体を吸収し、あるいは組織平面上の有痛または敏感領域に快適性を提供するのみであってもよい。組織ブリッジ(10)の側方部(11A、11B)は、治療領域を覆って組織ブリッジを患者に取り付けるための接着剤層(17A、17B、17C、17D)を収容する。図28の実施形態は、各接着剤層が組織平面上への可変程度の接着を有することを可能にする。例えば、最外接着剤層(17A、17D)が、組織平面から非常に容易に剥離してもよい一方で、接着剤層の内側部(17B、17C)は、除去するためにより大きい程度の力を必要とする。代替として、内側接着剤層は、組織平面上に最側方部を配置する前に、部分的に取り付けられた組織ブリッジを再配置することができるように、容易に除去可能であり得る。次いで、この実施形態における最側方部は、より強力であり得、最も効果的な位置が決定されているときにのみデバイスをしっかりと添着することができる。同様に、組織ブリッジ(10)は、最内層(17B、17C)の領域に沿って、より大きい圧迫または伸延力、および最外領域(17A、17D)に沿って、より低い大きさの力を方向付けてもよい。
本明細書で開示される本発明を図示する、最終的な一式の図では、図19Hの実施形態は、組織ブリッジ(10)を拡張するように手動でともに挟持することができる、タブまたはハンドル(18A、18B)を有する組織ブリッジ(10)の環境使用を示すように拡張されている。次いで、組織ブリッジ(10)は、組織平面(5)上の治療領域を横断する配置された薬剤シート(90)を拡張する。図29Aは、変形前のその静止時状態で組織ブリッジ(10)を示す。図29Bは、本発明による、前負荷された組織ブリッジを示す。図29Cでは、組織ブリッジおよび薬剤シートが、治療領域を反転させ、治療領域の範囲内の組織平面を横断する引張力を低減させるために、複合組織ブリッジとして動作する。図29Dでは、薬剤シートを残し、治療領域(28)を横断するより低いレベルの外反を示して、組織ブリッジ(10)が除去されている。
本明細書で開示される組織ブリッジは、力を前負荷および解放するための適正な弾性、および組織平面上でデバイスを保持するのに十分な剛性を提供する多数のポリマー材料(例えば、プラスチック)で作製されてもよい。これらの種類の材料に共通する製造システムが、所望の仕様に従って組織ブリッジを作成するために使用されてもよい。一体構造は、組織ブリッジを効率的に製造するために有用であるが、本デバイスは、ユーザのオプションで必要に応じて複数の部品を組み込んでもよい。上記で開示される接着剤、接着シート、および可撓性シートは、同様に、接着剤およびポリマーシートの分野で当業者によって一般的に使用されている。組織ブリッジは、医療目的または患者の快適性のために被覆されてもよい(例えば、組織ブリッジからの摩耗または摩擦を低減させ、同時に治療領域への治療効果を組み込むシリコーン被覆)。
本明細書で説明される本発明の多くの修正および他の実施形態が、前述の説明で提示される教示の利益を有する、これらの発明に関連する分野の当業者に思い浮かぶであろう。したがって、本発明は、開示される具体的実施形態に限定されるものではなく、修正および他の実施形態が、添付の請求項の範囲内に含まれることを目的としていると理解されたい。特定の用語が本明細書で採用されるが、それらは限定の目的ではなく、一般的および説明的な意味でのみ使用される。
変形荷重、組織と力との相互作用、および印加後の機械力変化への本デバイスの応答を変化させるために、他の構成または構造特徴が同様に構想されることができる。これらは、関節接合、接合部、枢動点、寸法変化、湾曲、角度、屈曲、ねじり、相対的な強度または脆弱点、構造補強、アプリケータ取付け点、または他の設計要素を含むが、それらに限定されない。
例えば、本発明は以下の項目を提供する。
(項目1)
力を組織平面上に方向付けるための組織ブリッジであって、該装置は、
患者の上にある治療領域を覆って延在する中央部であって、該中央部は、第1および第2の側面を備え、該第1および第2の側面は、(i)該第1の側面と第2の側面との間の所定の静止時分離距離、および(ii)該第1の側面と第2の側面との間の最大歪曲誘発分離距離を有する、中央部と、
該第1および第2の側面から延在するそれぞれの第1および第2の側方部と、
該側方部におけるそれぞれの取付けゾーンであって、該取付けゾーンは、該中央部の該第1の側面と第2の側面とが、該所定の静止時分離距離と該最大歪曲誘発分離距離との間の距離によって分離されるように該側方部を該組織平面に接続する、取付けゾーンと
を備える、組織ブリッジ。
(項目2)
力を組織平面上に方向付けるための組織ブリッジであって、該装置は、
患者の上にある治療領域を覆って延在する中央部と、
該中央部のそれぞれの第1および第2の側面から延在するそれぞれの第1および第2の側方部であって、該側方部は、(i)該第1の側方部と第2の側方部との間の所定の静止時分離距離、および(ii)該第1の側方部と第2の側方部との間の最大歪曲誘発分離距離を画定する、側方部と、
該側方部におけるそれぞれの取付けゾーンであって、該取付けゾーンは、該側方部が、該所定の静止時分離距離と該最大歪曲誘発分離距離との間の距離によって分離されるように、該側方部を該組織平面に接続する、取付けゾーンと
を備える、組織ブリッジ。
(項目3)
力を組織平面上に方向付けるための組織ブリッジであって、該装置は、
患者の上にある治療領域を覆って延在する中央部であって、該中央部は、第1および第2の側面を備え、該第1および第2の側面は、(i)該第1の側面と第2の側面との間の所定の静止時分離距離、および(ii)該第1の側面と第2の側面との間の最小圧迫誘発分離距離を有する、中央部と、
該第1および第2の側面から延在するそれぞれの第1および第2の側方部と、
該側方部におけるそれぞれの取付けゾーンであって、該取付けゾーンは、該中央部の該第1の側面と第2の側面とが、該所定の静止時分離距離と該最小圧迫誘発分離距離との間の距離によって分離されるように、該側方部を該組織平面に接続する、該側方部におけるそれぞれの取付けゾーンと
を備える、組織ブリッジ。
(項目4)
力を組織平面上に方向付けるための組織ブリッジであって、該装置は、
患者の上にある治療領域を覆って延在する中央部と、
第1および第2の側面から延在するそれぞれの第1および第2の側方部であって、該側方部は、(i)該第1の側方部と第2の側方部との間の所定の静止時分離距離、および(ii)該第1の側方部と第2の側方部の間の最小化圧迫誘発分離距離を画定する、側方部と、
該側方部上のそれぞれの取付けゾーンであって、該取付けゾーンは、該側方部が、該最小化圧迫誘発分離距離と、該第1の側方部と第2の側方部との間の該所定の静止時分離距離との間の距離によって分離されるように、該側方部を該組織平面に接続する、取付けゾーンと
を備える、組織ブリッジ。
(項目5)
前記側方部は、前記組織平面に取り付けられ、かつ該組織平面を横断する力を印加するように構成され、該力は、治療を該組織平面に適用し、該治療は、
(i)該側方部から該中央部に向かって方向付けられた力を用いて、該治療領域を横断する引張力を低減させることと、
(ii)該治療領域を圧迫することと、
(iii)該治療領域を横断する該組織平面の部分を接近させることと、
(iv)該治療領域を横断する該組織平面の部分を整列させることと、
(vi)組織を固定することと、
(vii)創傷を横断する力を変調させることと
から成る群より選択される、項目1または項目2に記載の組織ブリッジ。
(項目6)
前記側方部は、取付け時に伸延力を前記組織平面に印加する、項目3または項目4に記載の組織ブリッジ。
(項目7)
洗浄、排液、または前記治療領域への薬剤の適用のための導管をさらに備える、項目1〜4のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
(項目8)
前記取付けゾーンは、前記組織ブリッジを前記組織平面に接続する接着剤を備える、項目1〜4のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
(項目9)
前記側方部は、前記組織ブリッジを前記組織平面に固定するコネクタを収容する、項目1〜4のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
(項目10)
前記中央部と前記側方部とは、一体構造を備える、項目1〜4のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
(項目11)
前記中央部または前記側方部のうちの1つのいずれかの中心点をマーキングするための識別子をさらに備える、項目1〜4のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
(項目12)
前記組織ブリッジの表面上に測定マーキングをさらに備える、項目1〜4のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
(項目13)
前記中央部の前記第1および第2の側面と前記第1および第2の側方部との間にそれぞれの移行肩部をさらに備える、項目1〜4のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
(項目14)
前記移行肩部は、アーチまたは角度付き構造のいずれかを介して、前記組織ブリッジにおける屈曲を画定する、項目1〜4のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
(項目15)
前記移行肩部は、前記中央部に最も近い点から前記側方部に最も近い点まで変化する厚さを備える、項目1〜4のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
(項目16)
前記移行肩部は、前記側方部に接続された前記組織に回転力を付与することに十分な程可撓性である、項目1〜4のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
(項目17)
前記中央部は、可撓性アーチをさらに備える、項目13に記載の組織ブリッジ。
(項目18)
前記移行肩部および前記可撓性アーチは、対称的な弾性率を有する、項目17に記載の組織ブリッジ。
(項目19)
前記移行肩部および前記可撓性アーチは、非対称的な弾性率を有する、項目17に記載の組織ブリッジ。
(項目20)
前記中央部は、可撓性アーチを備え、該可撓性アーチは、該中央部の頂点から該中央部の前記側面の各々まで変化する厚さを有する、項目1〜4のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
(項目21)
前記側方部は、拡張可能領域を備え、該拡張可能領域は、該側方部が組織を拡張するように適応することを可能にする、項目1〜4のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
(項目22)
前記中央部は、前記側方部から着脱可能である、項目1〜4のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
(項目23)
前記中央部の側面は、相互から着脱可能である、項目1〜4のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
(項目24)
バンデージをさらに備え、該バンデージは、前記側方部に除去可能に取り付けられる、項目1〜4のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
(項目25)
前記バンデージは、エラストマーバンデージであり、該エラストマーバンデージは、前記組織ブリッジを変形させると伸張し、前記治療領域に適用されると収縮する、項目1〜4のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
(項目26)
前記バンデージは、患者の皮膚に取り付けるため、および該バンデージを前記組織ブリッジに取り付けるための接着ストリップを備える、項目1〜4のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
(項目27)
力を組織平面上に方向付けるための組織ブリッジであって、該装置は、
患者の上にある治療領域を覆って延在する中央部と、
第1および第2の側方部であって、それぞれの第1および第2の側方部は、それぞれの接続セグメントに沿って該中央部を接合し、該接続セグメントは、共通の水平面内に位置し、該側方部は、該水平面からそれぞれの角度で静止時位置において延在する、第1および第2の側方部と、
該側方部を該組織平面に接続するための、該側方部におけるそれぞれの取付けゾーンと
を備える、組織ブリッジ。
(項目28)
前記水平面は、前記組織ブリッジの水平軸を画定し、該水平軸は、前記接続セグメントのそれぞれの中間点と、該接続セグメントの間の中間点とを備え、
前記中央部は、該組織ブリッジの頂点を備え、該頂点と該接続セグメントの間の該中間点とは、該頂点および前記側方部の間の前記中間点と交差する垂直軸を画定する、項目27に記載の組織ブリッジ。
(項目29)
前記第1の側方部と前記水平軸とによって形成される角度は、90〜180度の間にある、項目28に記載の組織ブリッジ。
(項目30)
前記第1の側方部と前記水平軸とによって形成される角度は、180〜270度の間にある、項目28に記載の組織ブリッジ。
(項目31)
前記第2の側方部と前記水平軸とによって形成される角度は、0〜90度の間にある、項目28に記載の組織ブリッジ。
(項目32)
前記第2の側方部と前記水平軸とによって形成される角度は、270〜360度の間にある、項目28に記載の組織ブリッジ。
(項目33)
前記側方部の角度は、前記組織ブリッジの前記水平軸に対する回転運動を付与する、項目27〜32のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
(項目34)
組織ブリッジと組織ブリッジアプリケータとの組み合わせであって、該組み合わせは、
少なくとも1つの開口部を中に画定する組織ブリッジアプリケータと、
該アプリケータの該少なくとも1つの開口部内に嵌合し、該アプリケータに除去可能に接続される少なくとも1つの組織ブリッジであって、該組織ブリッジは、組織平面と接触し、力を該組織平面上に方向付ける、組織ブリッジと
を備え、該組織ブリッジは、
患者の上にある治療領域を覆って延在する中央部と、
第1および第2の側面から延在する、それぞれの第1および第2の側方部であって、該側方部は、(i)該第1の側方部と第2の側方部との間の所定の静止時分離距離、および(ii)該第1の側方部と第2の側方部との間の最大歪曲誘発分離距離を画定する、側方部と、
該側方部におけるそれぞれの取付けゾーンであって、該取付けゾーンは、該側方部が該所定の静止時分離距離と該最大歪曲誘発分離距離との間の距離によって分離されるように、該側方部を該組織平面に接続する、取付けゾーンと
を備える、組み合わせ。
(項目35)
組織ブリッジと組織ブリッジアプリケータとの組み合わせであって、該組み合わせは、
開口部を中に画定する組織ブリッジアプリケータと、
該アプリケータの該開口部内に嵌合し、該アプリケータに除去可能に接続される少なくとも1つの組織ブリッジであって、該組織ブリッジは、組織平面と接触し、力を該組織平面上に方向付ける、組織ブリッジと
を備え、該組織ブリッジは、
患者の上にある治療領域を覆って延在する中央部であって、該中央部は、第1および第2の側面を有し、該第1および第2の側面は、(i)該第1の側面と第2の側面との間の所定の静止時分離距離、および(ii)該第1の側面と第2の側面との間の最小化圧迫誘発分離距離を有する、中央部と、
該第1および第2の側面から延在する、それぞれの第1および第2の側方部と、
該側方部におけるそれぞれの取付けゾーンであって、該取付けゾーンは、該中央部の該第1の側面と第2の側面とが、該所定の静止時分離距離と該最小化圧迫誘発分離距離との間の距離によって分離されるように、該側方部を該組織平面に接続する、取付けゾーンと
を備える、組み合わせ。
(項目36)
力を組織平面上に方向付けるための組織ブリッジであって、該装置は、
患者の上にある治療領域を覆って頂点から延在する中央部であって、該中央部は、第1および第2の側面を備え、該第1および第2の側面は、該第1の側面と第2の側面との間の所定の静止時分離距離を有し、該側面は、該頂点の周りで反対方向に回転する、中央部と、
該第1および第2の側面から延在する、それぞれの第1および第2の側方部と、
該側方部におけるそれぞれの取付けゾーンであって、該取付けゾーンは、該中央部の該第1の側面と第2の側面とが、該所定の静止時分離距離と最大回転誘発分離距離との間の距離によって分離されるように、該側方部を該組織平面に接続する、取付けゾーンと
を備える、組織ブリッジ。
(項目37)
治療領域を覆って配置されるバンデージに接続するための組織ブリッジであって、該組織ブリッジは、
エラストマーバンデージに一時的に接着するための平坦な本体であって、該平坦な本体は、折重ね領域を画定し、該折重ね領域の周囲に該平坦な本体と該エラストマーバンデージとが静止時位置において一緒に折り重なり、該エラストマーバンデージは、該平坦な本体を広げると該エラストマーバンデージが伸張するように寸法設定されている、平坦な本体と、
該バンデージを組織平面に一時的に取り付けるための、該エラストマーバンデージ上の接着剤と
を備える、組織ブリッジ。
(項目38)
接着剤が、前記バンデージを前記平坦な本体に保持し、該平坦な本体が該バンデージから剥離されることを可能にする、項目37に記載の組織ブリッジ。
(項目39)
前記バンデージは、前記組織平面に適用すると静止時寸法に収縮する、項目37に記載の組織ブリッジ。
(項目40)
患者の上にある治療領域を保護し、医療介入のための該治療領域へのアクセスを提供するためのシステムであって、該システムは、
組織平面上で相互に隣接して配列される複数の組織ブリッジを備え、該組織ブリッジは各々、該治療領域を覆って延在するそれぞれの中央部を有し、該複数の組織ブリッジは、該治療領域の上および該中央部の下において開放空間を画定し、該開放空間は、医療器具を挿入および除去するためにアクセス可能である、システム。
(項目41)
前記医療器具は、前記治療領域の洗浄または排液を行うための導管を備える、項目40に記載のシステム。
(項目42)
前記開放空間内にバンデージ材料をさらに備える、項目40に記載のシステム。
(項目43)
患者の上にある治療領域を保護するための装置であって、該装置は、
複数の組織ブリッジと、
各組織ブリッジに取り付けられる共通コネクタであって、該共通コネクタは、組織平面に適用するために該組織ブリッジを指向させる、共通コネクタと
を備える、装置。
(項目44)
前記共通コネクタは、チャネルを画定する、項目43に記載の装置。
(項目45)
前記共通コネクタは、治療領域への治療効果を示す、項目43に記載の装置。

Claims (45)

  1. 力を組織平面上に方向付けるための組織ブリッジであって、該装置は、
    患者の上にある治療領域を覆って延在する中央部であって、該中央部は、第1および第2の側面を備え、該第1および第2の側面は、(i)該第1の側面と第2の側面との間の所定の静止時分離距離、および(ii)該第1の側面と第2の側面との間の最大歪曲誘発分離距離を有する、中央部と、
    該第1および第2の側面から延在するそれぞれの第1および第2の側方部と、
    該側方部におけるそれぞれの取付けゾーンであって、該取付けゾーンは、該中央部の該第1の側面と第2の側面とが、該所定の静止時分離距離と該最大歪曲誘発分離距離との間の距離によって分離されるように該側方部を該組織平面に接続する、取付けゾーンと
    を備える、組織ブリッジ。
  2. 力を組織平面上に方向付けるための組織ブリッジであって、該装置は、
    患者の上にある治療領域を覆って延在する中央部と、
    該中央部のそれぞれの第1および第2の側面から延在するそれぞれの第1および第2の側方部であって、該側方部は、(i)該第1の側方部と第2の側方部との間の所定の静止時分離距離、および(ii)該第1の側方部と第2の側方部との間の最大歪曲誘発分離距離を画定する、側方部と、
    該側方部におけるそれぞれの取付けゾーンであって、該取付けゾーンは、該側方部が、該所定の静止時分離距離と該最大歪曲誘発分離距離との間の距離によって分離されるように、該側方部を該組織平面に接続する、取付けゾーンと
    を備える、組織ブリッジ。
  3. 力を組織平面上に方向付けるための組織ブリッジであって、該装置は、
    患者の上にある治療領域を覆って延在する中央部であって、該中央部は、第1および第2の側面を備え、該第1および第2の側面は、(i)該第1の側面と第2の側面との間の所定の静止時分離距離、および(ii)該第1の側面と第2の側面との間の最小圧迫誘発分離距離を有する、中央部と、
    該第1および第2の側面から延在するそれぞれの第1および第2の側方部と、
    該側方部におけるそれぞれの取付けゾーンであって、該取付けゾーンは、該中央部の該第1の側面と第2の側面とが、該所定の静止時分離距離と該最小圧迫誘発分離距離との間の距離によって分離されるように、該側方部を該組織平面に接続する、該側方部におけるそれぞれの取付けゾーンと
    を備える、組織ブリッジ。
  4. 力を組織平面上に方向付けるための組織ブリッジであって、該装置は、
    患者の上にある治療領域を覆って延在する中央部と、
    第1および第2の側面から延在するそれぞれの第1および第2の側方部であって、該側方部は、(i)該第1の側方部と第2の側方部との間の所定の静止時分離距離、および(ii)該第1の側方部と第2の側方部の間の最小化圧迫誘発分離距離を画定する、側方部と、
    該側方部上のそれぞれの取付けゾーンであって、該取付けゾーンは、該側方部が、該最小化圧迫誘発分離距離と、該第1の側方部と第2の側方部との間の該所定の静止時分離距離との間の距離によって分離されるように、該側方部を該組織平面に接続する、取付けゾーンと
    を備える、組織ブリッジ。
  5. 前記側方部は、前記組織平面に取り付けられ、かつ該組織平面を横断する力を印加するように構成され、該力は、治療を該組織平面に適用し、該治療は、
    (i)該側方部から該中央部に向かって方向付けられた力を用いて、該治療領域を横断する引張力を低減させることと、
    (ii)該治療領域を圧迫することと、
    (iii)該治療領域を横断する該組織平面の部分を接近させることと、
    (iv)該治療領域を横断する該組織平面の部分を整列させることと、
    (vi)組織を固定することと、
    (vii)創傷を横断する力を変調させることと
    から成る群より選択される、請求項1または請求項2に記載の組織ブリッジ。
  6. 前記側方部は、取付け時に伸延力を前記組織平面に印加する、請求項3または請求項4に記載の組織ブリッジ。
  7. 洗浄、排液、または前記治療領域への薬剤の適用のための導管をさらに備える、請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
  8. 前記取付けゾーンは、前記組織ブリッジを前記組織平面に接続する接着剤を備える、請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
  9. 前記側方部は、前記組織ブリッジを前記組織平面に固定するコネクタを収容する、請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
  10. 前記中央部と前記側方部とは、一体構造を備える、請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
  11. 前記中央部または前記側方部のうちの1つのいずれかの中心点をマーキングするための識別子をさらに備える、請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
  12. 前記組織ブリッジの表面上に測定マーキングをさらに備える、請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
  13. 前記中央部の前記第1および第2の側面と前記第1および第2の側方部との間にそれぞれの移行肩部をさらに備える、請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
  14. 前記移行肩部は、アーチまたは角度付き構造のいずれかを介して、前記組織ブリッジにおける屈曲を画定する、請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
  15. 前記移行肩部は、前記中央部に最も近い点から前記側方部に最も近い点まで変化する厚さを備える、請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
  16. 前記移行肩部は、前記側方部に接続された前記組織に回転力を付与することに十分な程可撓性である、請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
  17. 前記中央部は、可撓性アーチをさらに備える、請求項13に記載の組織ブリッジ。
  18. 前記移行肩部および前記可撓性アーチは、対称的な弾性率を有する、請求項17に記載の組織ブリッジ。
  19. 前記移行肩部および前記可撓性アーチは、非対称的な弾性率を有する、請求項17に記載の組織ブリッジ。
  20. 前記中央部は、可撓性アーチを備え、該可撓性アーチは、該中央部の頂点から該中央部の前記側面の各々まで変化する厚さを有する、請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
  21. 前記側方部は、拡張可能領域を備え、該拡張可能領域は、該側方部が組織を拡張するように適応することを可能にする、請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
  22. 前記中央部は、前記側方部から着脱可能である、請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
  23. 前記中央部の側面は、相互から着脱可能である、請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
  24. バンデージをさらに備え、該バンデージは、前記側方部に除去可能に取り付けられる、請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
  25. 前記バンデージは、エラストマーバンデージであり、該エラストマーバンデージは、前記組織ブリッジを変形させると伸張し、前記治療領域に適用されると収縮する、請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
  26. 前記バンデージは、患者の皮膚に取り付けるため、および該バンデージを前記組織ブリッジに取り付けるための接着ストリップを備える、請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
  27. 力を組織平面上に方向付けるための組織ブリッジであって、該装置は、
    患者の上にある治療領域を覆って延在する中央部と、
    第1および第2の側方部であって、それぞれの第1および第2の側方部は、それぞれの接続セグメントに沿って該中央部を接合し、該接続セグメントは、共通の水平面内に位置し、該側方部は、該水平面からそれぞれの角度で静止時位置において延在する、第1および第2の側方部と、
    該側方部を該組織平面に接続するための、該側方部におけるそれぞれの取付けゾーンと
    を備える、組織ブリッジ。
  28. 前記水平面は、前記組織ブリッジの水平軸を画定し、該水平軸は、前記接続セグメントのそれぞれの中間点と、該接続セグメントの間の中間点とを備え、
    前記中央部は、該組織ブリッジの頂点を備え、該頂点と該接続セグメントの間の該中間点とは、該頂点および前記側方部の間の前記中間点と交差する垂直軸を画定する、請求項27に記載の組織ブリッジ。
  29. 前記第1の側方部と前記水平軸とによって形成される角度は、90〜180度の間にある、請求項28に記載の組織ブリッジ。
  30. 前記第1の側方部と前記水平軸とによって形成される角度は、180〜270度の間にある、請求項28に記載の組織ブリッジ。
  31. 前記第2の側方部と前記水平軸とによって形成される角度は、0〜90度の間にある、請求項28に記載の組織ブリッジ。
  32. 前記第2の側方部と前記水平軸とによって形成される角度は、270〜360度の間にある、請求項28に記載の組織ブリッジ。
  33. 前記側方部の角度は、前記組織ブリッジの前記水平軸に対する回転運動を付与する、請求項27〜32のうちのいずれか一項に記載の組織ブリッジ。
  34. 組織ブリッジと組織ブリッジアプリケータとの組み合わせであって、該組み合わせは、
    少なくとも1つの開口部を中に画定する組織ブリッジアプリケータと、
    該アプリケータの該少なくとも1つの開口部内に嵌合し、該アプリケータに除去可能に接続される少なくとも1つの組織ブリッジであって、該組織ブリッジは、組織平面と接触し、力を該組織平面上に方向付ける、組織ブリッジと
    を備え、該組織ブリッジは、
    患者の上にある治療領域を覆って延在する中央部と、
    第1および第2の側面から延在する、それぞれの第1および第2の側方部であって、該側方部は、(i)該第1の側方部と第2の側方部との間の所定の静止時分離距離、および(ii)該第1の側方部と第2の側方部との間の最大歪曲誘発分離距離を画定する、側方部と、
    該側方部におけるそれぞれの取付けゾーンであって、該取付けゾーンは、該側方部が該所定の静止時分離距離と該最大歪曲誘発分離距離との間の距離によって分離されるように、該側方部を該組織平面に接続する、取付けゾーンと
    を備える、組み合わせ。
  35. 組織ブリッジと組織ブリッジアプリケータとの組み合わせであって、該組み合わせは、
    開口部を中に画定する組織ブリッジアプリケータと、
    該アプリケータの該開口部内に嵌合し、該アプリケータに除去可能に接続される少なくとも1つの組織ブリッジであって、該組織ブリッジは、組織平面と接触し、力を該組織平面上に方向付ける、組織ブリッジと
    を備え、該組織ブリッジは、
    患者の上にある治療領域を覆って延在する中央部であって、該中央部は、第1および第2の側面を有し、該第1および第2の側面は、(i)該第1の側面と第2の側面との間の所定の静止時分離距離、および(ii)該第1の側面と第2の側面との間の最小化圧迫誘発分離距離を有する、中央部と、
    該第1および第2の側面から延在する、それぞれの第1および第2の側方部と、
    該側方部におけるそれぞれの取付けゾーンであって、該取付けゾーンは、該中央部の該第1の側面と第2の側面とが、該所定の静止時分離距離と該最小化圧迫誘発分離距離との間の距離によって分離されるように、該側方部を該組織平面に接続する、取付けゾーンと
    を備える、組み合わせ。
  36. 力を組織平面上に方向付けるための組織ブリッジであって、該装置は、
    患者の上にある治療領域を覆って頂点から延在する中央部であって、該中央部は、第1および第2の側面を備え、該第1および第2の側面は、該第1の側面と第2の側面との間の所定の静止時分離距離を有し、該側面は、該頂点の周りで反対方向に回転する、中央部と、
    該第1および第2の側面から延在する、それぞれの第1および第2の側方部と、
    該側方部におけるそれぞれの取付けゾーンであって、該取付けゾーンは、該中央部の該第1の側面と第2の側面とが、該所定の静止時分離距離と最大回転誘発分離距離との間の距離によって分離されるように、該側方部を該組織平面に接続する、取付けゾーンと
    を備える、組織ブリッジ。
  37. 治療領域を覆って配置されるバンデージに接続するための組織ブリッジであって、該組織ブリッジは、
    エラストマーバンデージに一時的に接着するための平坦な本体であって、該平坦な本体は、折重ね領域を画定し、該折重ね領域の周囲に該平坦な本体と該エラストマーバンデージとが静止時位置において一緒に折り重なり、該エラストマーバンデージは、該平坦な本体を広げると該エラストマーバンデージが伸張するように寸法設定されている、平坦な本体と、
    該バンデージを組織平面に一時的に取り付けるための、該エラストマーバンデージ上の接着剤と
    を備える、組織ブリッジ。
  38. 接着剤が、前記バンデージを前記平坦な本体に保持し、該平坦な本体が該バンデージから剥離されることを可能にする、請求項37に記載の組織ブリッジ。
  39. 前記バンデージは、前記組織平面に適用すると静止時寸法に収縮する、請求項37に記載の組織ブリッジ。
  40. 患者の上にある治療領域を保護し、医療介入のための該治療領域へのアクセスを提供するためのシステムであって、該システムは、
    組織平面上で相互に隣接して配列される複数の組織ブリッジを備え、該組織ブリッジは各々、該治療領域を覆って延在するそれぞれの中央部を有し、該複数の組織ブリッジは、該治療領域の上および該中央部の下において開放空間を画定し、該開放空間は、医療器具を挿入および除去するためにアクセス可能である、システム。
  41. 前記医療器具は、前記治療領域の洗浄または排液を行うための導管を備える、請求項40に記載のシステム。
  42. 前記開放空間内にバンデージ材料をさらに備える、請求項40に記載のシステム。
  43. 患者の上にある治療領域を保護するための装置であって、該装置は、
    複数の組織ブリッジと、
    各組織ブリッジに取り付けられる共通コネクタであって、該共通コネクタは、組織平面に適用するために該組織ブリッジを指向させる、共通コネクタと
    を備える、装置。
  44. 前記共通コネクタは、チャネルを画定する、請求項43に記載の装置。
  45. 前記共通コネクタは、治療領域への治療効果を示す、請求項43に記載の装置。
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