JP2024517188A - 組織欠損閉鎖のための方法及びデバイス - Google Patents

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Abstract

組織内の開口(例えば、筋膜組織内の欠損)の閉鎖のためのデバイス及び方法が概して提供される。例えば縫合糸及びパッチ閉鎖を使用する、組織内の開口の閉鎖は、一般的な外科手術である。いくつかの態様において、組織部分を係合し、その後、ロックの構成を変更することによって、組織グリッパ及び組織部分に互いに向けてバイアスをかけるために、組織グリッパを使用するための方法及びデバイスが、概して提供される。他の態様では、組織グリッパによって組織部分に印加される収縮力を測定するための方法及びデバイスが、概して提供される。【選択図】図2A

Description

関連出願の相互参照
[0001] 本願は、2021年5月7日出願の米国出願第63/185,685号の優先権を主張し、その開示が全体として参照により本明細書に組み込まれる。
[0002] 開示される実施形態は、組織欠損閉鎖のための方法及びデバイスに関する。
[0003] 筋膜組織内の欠損などの組織内の開口の閉鎖は、一般的な外科手術である。こうした開口は、外科手術中に、例えば切開の作成によって形成され得る。場合によっては、こうした開口は、ヘルニアの場合などに自然に発生する。縫合糸及びパッチ閉鎖は、しばしば、組織内の開口を閉じるため及び修復するために使用される。
[0004] 一態様において、組織閉鎖デバイスは、第1の組織グリッパと、第2の組織グリッパと、第1の組織グリッパ及び第2の組織グリッパに動作可能に結合されたばねと、第1の組織グリッパ及び第2の組織グリッパをロック構成において伸長構成で保持するように構成されたロックと、を備え、ばねは、ロックがロック解除構成にあるときに、第1の組織グリッパ及び第2の組織グリッパに、収縮構成に向けてバイアスをかけるように構成される。
[0005] 別の態様は、組織内の開口を閉じるための方法に向けて誘導される。いくつかの実施形態において、方法は、第1の組織部分と係合された第1の組織グリッパ及び第2の組織部分と係合された第2の組織グリッパを、伸長構成において保持すること、第1の組織グリッパ及び第2の組織グリッパを伸長構成から解除するために、ロックをロック構成からロック解除構成へと変更すること、及び、第1の組織グリッパ及び第1の組織部分を第2の組織グリッパ及び第2の組織部分に向けて移動させるために、第1の組織グリッパに第2の組織グリッパに向けてバイアスをかけること、を含む。
[0006] 別の態様において、組織閉鎖デバイスが提供される。いくつかの実施形態によれば、組織閉鎖デバイスは、第1の組織グリッパと、第2の組織グリッパと、第1の組織グリッパ及び第2の組織グリッパに動作可能に結合されたばねと、第1のハウジング部分及び第2のハウジング部分を含むハウジングであって、第1の組織グリッパは第1のハウジング部分に動作可能に結合され、第2のグリッパは第2のハウジング部分に動作可能に結合され、ばねは、第1の組織グリッパ及び第2の組織グリッパに、伸長構成から収縮構成に向けてバイアスをかけるように構成される、ハウジングと、第1及び第2の組織グリッパによって第1の組織部分及び第2の組織部分に印加される収縮力を視覚的に示すように構成された力インジケータと、を備える。
[0007] 更に別の態様において、組織内の開口を閉じるための方法が提供される。いくつかの実施形態において、方法は、第1の組織部分と係合された第1の組織グリッパ及び第2の組織部分と係合された第2の組織グリッパを、伸長構成において保持すること、第1の組織グリッパ及び第1の組織部分を第2の組織グリッパ及び第2の組織部分に向けて移動させるために、第1の組織グリッパに第2の組織グリッパに向けてバイアスをかけること、並びに、第1及び第2の組織グリッパによって第1及び第2の組織部分に印加される収縮力を、力インジケータを使用して視覚的に示すこと、を含む。
[0008] 前述の概念及び下記で考察される追加の概念は、本開示がこの点において限定されないため、任意の適切な組み合わせで配置され得ることを理解されたい。更に、本開示の他の利点及び新規な特徴は、添付の図面に関して考察されるとき、様々な非限定的実施形態の下記の詳細な説明から明らかとなろう。
[0009] 添付の図面は、一定の縮尺で描画されることは意図されていない。図面において、様々な図に示される各同一又はほぼ同一の構成要素は、同様の数字によって表され得る。明快にするために、あらゆる図面においてあらゆる構成要素がラベル標示されなくてよい。
[0010]特定の実施形態に従った、組織閉鎖のためのデバイスの断面概略図を示す。 [0010]特定の実施形態に従った、組織閉鎖のためのデバイスの断面概略図を示す。 [0010]特定の実施形態に従った、組織閉鎖のためのデバイスの断面概略図を示す。 [0011]特定の実施形態に従った、組織閉鎖のためのデバイスの斜視図を示す。 [0011]特定の実施形態に従った、組織閉鎖のためのデバイスの斜視図を示す。 [0012]特定の実施形態に従った、ロックを備える組織閉鎖のためのデバイスの分解組み立て斜視図を示す。 [0013]特定の実施形態に従った、組織閉鎖のためのデバイスを示す図である。 [0013]特定の実施形態に従った、組織閉鎖のためのデバイスを示す図である。 [0014]特定の実施形態に従った、カンチレバーロックを備えるハウジングを示す図である。 [0014]特定の実施形態に従った、カンチレバーロックを備えるハウジングを示す図である。 [0014]特定の実施形態に従った、カンチレバーロックを備えるハウジングを示す図である。
[0015] 一般に、組織内の開口(筋膜組織内の欠損)の閉鎖のためのデバイス及び方法が提供される。組織内の開口の、例えば縫合糸及びパッチ閉鎖を使用する閉鎖は、一般に外科手術である。しかしながら、本開示との関連において、組織開口を外傷なしに閉じるため、並びに、開口を完全に閉じるため及び/又は閉じた開口を維持するために必要な力を決定するための、改良された方法及びデバイスが必要であることが理解された。いくつかの態様において、組織部分を係合するために組織グリッパを使用し、続いて、組織内に形成された開口を閉じるのを支援するために、組織グリッパ及び組織部分に互いに向けてバイアスをかけるための方法及びデバイスが、一般に提供される。
[0016] 発明者らは、ヘルニア中に形成される欠損、又は、他の外科手術中に意図的に形成される欠損などの、筋膜組織内の欠損は、筋膜組織に更なる損傷を与えるリスクなしに、閉じること及び修復することが困難な可能性があることを理解した。例えば、筋膜欠損を閉じるために使用される縫合糸は、縫合糸をきつく締める際に筋膜組織を突き破る可能性があり、欠損が再度開き、追加の損傷を与えることがある。これらの場合に組織を修復する難しさは、筋膜欠損の幅と共に、場合によっては筋膜欠損の幅と共に増加し得る。具体的に言えば、8cm幅と20cmとの間、又は、8cm幅及び20cmに等しい幅を伴う筋膜欠損は、標準的な閉鎖手順を使用して閉じることが困難な場合がある。
[0017] 筋膜欠損閉鎖に伴う難しさは、典型的な手順の間、筋膜組織に作用する張力の視覚インジケータの欠如によっても悪化し得る。例えば、多くの筋膜組織修復は、ロボット制御で実行される。こうした筋膜組織修復を実行するとき、触覚フィードバックの欠如に起因する、筋膜組織上の過度な応力の主な視覚インジケータは、縫合糸及び/又は組織の断裂である。したがって、発明者らは、筋膜欠損の修復の間に印加される張力の視覚インジケーションを提供することが望ましい場合があることを理解した。
[0018] 上記に鑑み、発明者らは、筋膜欠損の反対部分に取り付け可能であり、筋膜欠損を閉じるのを助ける力を印加するための伸張構成と収縮構成との間での移行が可能な、デバイスに関連する利益を理解した。筋膜欠損を取り囲む筋膜組織に張力を与えることに加えて、本明細書で説明されるいくつかの実施形態において、デバイスは、デバイスによって組織に印加される力の視覚インジケーションも提供し得る。
[0019] 一実施形態において、組織閉鎖デバイスは、第1の組織部分と係合されるように構成された第1の組織グリッパ、及び、第2の組織部分と係合されるように構成された第2の組織グリッパを含み得、グリッパは、第1の伸張構成で維持され得る。いくつかの実施形態において、デバイスは、第1の組織グリッパ及び第2の組織グリッパを伸長構成から解除するために、ロック構成からロック解除構成へと移行し得るロックを含む。グリッパがロックによって伸長構成から解除されると、第1の組織グリッパ及び第1の組織部分を、第2の組織グリッパ及び第2の組織部分に向けて移動させるために、第1の組織グリッパは第2の組織グリッパに向けてバイアスをかけられ得る。いくつかの実施形態において、ロックを含むことで、組織内に形成された開口に閉鎖力を印加する前に、ユーザが、第1及び第2の組織グリッパを組織に取り付けることを可能にし得る。
[0020] 別の態様において、組織閉鎖デバイスは、組織に印加される力を示すように構成され得る。デバイスは、第1の組織部分と係合されるように構成された第1の組織グリッパと、第1の伸張構成において第2の組織部分と係合されるように構成された第2の組織グリッパと、を含み得る。第1の組織グリッパには、第1の組織グリッパ及び第1の組織部分を第2の組織グリッパ及び第2の組織部分に向けて移動させるために、第2の組織グリッパに向けてバイアスがかけられ得る。いくつかの実施形態において、組織閉鎖デバイスは、第1及び第2の組織グリッパによって、本明細書で説明される第1及び第2の組織部分に印加される収縮力のインジケーションを提供するように構成された、力インジケータを含み得る。こうした収縮力の測定は、開口を閉じるために必要であり得る力を外科医に通知するのを助け得る。例えばこれは、外科医が、縫合糸、組織パッチ、構成要素分離、及び/又は、組織閉鎖のための追加のデバイスの適用を含み、開口を閉じるのにいかに最良であるかを決定するのを助け得る。
[0021] 実施形態に依存して、ロック及び/又は力インジケータを使用する上記の概念は、個別に及び/又は共に使用され得る。例えば、一実施形態において本明細書で説明するデバイスが、いくつかの実施形態では、組織内の開口を閉じるために使用され得る。特異的な非限定的例として、特定の実施形態において、本明細書で説明するデバイスが、伸長構成にロックされた組織開口(筋膜欠損)に挿入され得るため、第1の組織グリッパは、組織(例えば、筋膜組織)の第1の部分を係合することができる。次に、第2の組織グリッパは、いくつかの実施形態に従い、組織(例えば、筋膜組織)の第2の部分と係合するように操作される。これらのステップに続き、デバイスは、ロック構成からロック解除構成へと(例えば、ロボット手術システムを使用して)切り替えられ得る。デバイスが、滑り無しに十分な収縮力を提供可能である場合、ロック解除構成におけるデバイスのばねは、第1の組織グリッパ及び第1の組織部分を第2の組織グリッパ及び第2の組織部分に向けて移動させるために、第1の組織グリッパに第2の組織グリッパに向けてバイアスをかけることになる。必要に応じて、外科的修復が可能になるように組織開口が十分に閉じるまで、追加のデバイスが導入され得る。いくつかの実施形態において、初期デバイスがそれ自体で完全に収縮できない場合、追加のデバイスの必要性は、初期デバイス上の力インジケータによって示され得る。開口が完全に閉じると、いくつかの実施形態において、組織は共に縫合され得、デバイスは除去され得る。縫合糸の代替又は追加として、開口を閉じるために組織パッチが使用され得る。いくつかの実施形態において、組織開口が少なくとも部分的に縫合又はパッチされると、組織閉鎖のためのデバイスは、組織部分から分離、及び/又は、組織開口から除去され得る。
[0022] 前述のように、いくつかの実施形態において、デバイスは、第1及び第2の組織グリッパによって第1の組織部分及び第2の組織部分に印加される(例えば、第1及び第2の組織グリッパによって印加される収縮力を決定するために使用され得る)、収縮力を視覚的に示すように構成された、力インジケータを含み得る。任意の適切なタイプの力インジケータが使用され得る。例えば、いくつかの実施形態において、力インジケータは、第1及び/又は第2のハウジング部分の外部表面上の複数のマーキングと、収縮力を示すためにデバイスが伸長構成と収縮構成との間で移行する際に印加される力を示すために、複数のマーキングに関して移動するように構成されたマーカと、を含む。もちろん、本開示はそのように限定されていないため、力ダイヤル、デジタル読み取りディスプレイ、及び/又は、関連付けられた組織に印加される力を視覚的に示すことが可能な任意の他の適切なタイプの力インジケータを含む、他のタイプの力インジケータが使用され得る。
[0023] 特定の実施形態によれば、デバイスがハウジングを備える。ハウジングは、第1のハウジング部分及び第2のハウジング部分を含み得る。いくつかの実施形態において、第1の組織グリッパは第1のハウジング部分に動作可能に結合され、第2の組織グリッパは第2のハウジング部分に動作可能に結合される。ばねが、第1のハウジング部分に第2のハウジング部分に向かってバイアスをかけるために、第1のハウジング部分及び第2のハウジング部分に動作可能に結合され得る。いくつかの実施形態において、第2のハウジング部分の少なくとも一部が、第1のハウジング部分の内部容積内にスライドするように構成される。特定の実施形態において、ばねは、第1のハウジング部分の内部容積内に少なくとも部分的に、及び/又は、第2のハウジング部分の内部容積内に少なくとも部分的に、配設される。
[0024] いくつかの実施形態において、デバイスが、縦軸(例えば、ハウジングを備える組織閉鎖デバイスの引っ張り方向に沿って延在する軸)を含み得る。特定の実施形態によれば、デバイスは最大縦寸法(例えば、長さ)を備える。任意の適切な最大縦寸法は、所望の適用例に依存して使用され得る。しかしながら、特定の実施形態によれば、伸長構成におけるデバイスの有利な最大縦寸法は、デバイスが閉じようとしている組織内の開口(例えば、筋膜欠損)の最大幅にほぼ対応し得る。したがって、いくつかの実施形態において、伸長構成におけるデバイスは、5cmより大きいか又は等しい、8cmより大きいか又は等しい、10cmより大きいか又は等しい、12cmより大きいか又は等しい、15cmより大きいか又は等しい、あるいは、任意の他の適切な寸法の、最大縦寸法を含み得る。いくつかの実施形態において、伸長構成において、デバイスは、20cmより小さいか又は等しい、18cmより小さいか又は等しい、15cmより小さいか又は等しい、12cmより小さいか又は等しい、10cmより小さいか又は等しい、8cmより小さいか又は等しい、あるいは、任意の他の適切な寸法の、最大縦寸法を備える。これらの範囲は組み合わせが可能である。例えばいくつかの実施形態では、伸長構成においてデバイスは、5cmより大きいか又は等しく、20cmより小さいか又は等しい、最大縦寸法を有し得る。もちろん、本開示はそのように限定されていないため、前述の寸法より大きく前述の寸法より小さい両方の、伸長構成における最大縦寸法も企図される。
[0025] 収縮構成において、いくつかの実施形態では、デバイスが、1cmより大きいか又は等しい、1.2cmより大きいか又は等しい、1.5cmより大きいか又は等しい、2cmより大きいか又は等しい、3cmより大きいか又は等しい、5cmより大きいか又は等しい、8cmより大きいか又は等しい、あるいは、任意の他の適切な寸法の、最大縦寸法を備える。収縮構成において、いくつかの実施形態では、デバイスは、10cmより小さいか又は等しい、8cmより小さいか又は等しい、5cmより小さいか又は等しい、3cmより小さいか又は等しい、2.5cmより小さいか又は等しい、2cmより小さいか又は等しい、1.5cmより小さいか又は等しい、あるいは、任意の他の適切な寸法の、最大縦寸法を備える。これらの範囲は組み合わせが可能である。例えばいくつかの実施形態では、収縮構成においてデバイスは、1cmより大きいか又は等しく、10cmより小さいか又は等しい、最大縦寸法を備える。もちろん、本開示はそのように限定されていないため、前述の寸法より大きく前述の寸法より小さい両方の、収縮構成における最大縦寸法も企図される。
[0026] いくつかの実施形態において、デバイスは、デバイスが伸長構成と収縮構成との間で移行するときに変動し得る、デバイスの第1の組織グリッパとデバイスの第2の組織グリッパとの間の縦距離を示し得る。伸長構成において、いくつかの実施形態では、第1の組織グリッパと第2の組織グリッパとの間の縦距離は、1cmより大きいか又は等しい、4cmより大きいか又は等しい、6cmより大きいか又は等しい、8cmより大きいか又は等しい、10cmより大きいか又は等しい、あるいは、任意の他の適切な寸法である。伸長構成において、いくつかの実施形態では、第1の組織グリッパと第2の組織グリッパとの間の縦距離は、18cmより小さいか又は等しい、15cmより小さいか又は等しい、12cmより小さいか又は等しい、10cmより小さいか又は等しい、8cmより大きいか又は等しい、あるいは、任意の他の適切な寸法である。これらの範囲は組み合わせが可能である。例えばいくつかの実施形態では、伸長構成において、第1の組織グリッパと第2の組織グリッパとの間の縦距離は、1cmより大きいか又は等しく、18cmより小さいか又は等しい。もちろん、前述の距離より大きく前述の距離より小さい両方の距離も企図される。
[0027] 収縮構成において、いくつかの実施形態では、デバイスの第1の組織グリッパと第2の組織グリッパとの間の縦距離は、0cmより大きいか又は等しい、0.2cmより大きいか又は等しい、0.5cmより大きいか又は等しい、0.8cmより大きいか又は等しい、1cmより大きいか又は等しい、1.2cmより大きいか又は等しい、1.5より大きいか又は等しい、あるいは、任意の他の適切な寸法である。収縮構成において、いくつかの実施形態では、第1の組織グリッパと第2の組織グリッパとの間の縦距離は、2cmより小さいか又は等しい、1.5cmより小さいか又は等しい、1.2cmより小さいか又は等しい、1cmより小さいか又は等しい、0.8cmより大きいか又は等しい、0.5cmより大きいか又は等しい、あるいは、任意の他の適切な寸法である。これらの範囲は組み合わせが可能である。例えばいくつかの実施形態では、収縮構成において、第1の組織グリッパと第2の組織グリッパとの間の縦距離は、0cmより大きいか又は等しく、2cmより小さいか又は等しい。より特有の例として、いくつかの実施形態では、収縮構成において、第1の組織グリッパと第2の組織グリッパとの間の最小距離は、1cmより大きいか又は等しく、2cmより小さいか又は等しい。もちろん、本開示はそのように限定されていないため、前述の範囲とは異なる範囲も企図される。
[0028] 特定の実施形態によれば、デバイスは、デバイスの最大縦寸法と垂直であり得る、幅又は直径などの最大横寸法を有する。任意の適切な最大横寸法が選択され得る。しかしながら、最大横寸法を選択するための特定の実施形態に従い、手術用トロカールを介してデバイスを挿入できるようにすることが有利であり得る。いくつかの実施形態では、デバイスは、3mmより大きいか又は等しい、4mmより大きいか又は等しい、5mmより大きいか又は等しい、6mmより大きいか又は等しい、7mmより大きいか又は等しい、あるいは、任意の他の適切な寸法の、最大横寸法を有する。いくつかの実施形態では、ハウジングは、8mmより小さいか又は等しい、7mmより小さいか又は等しい、6mmより小さいか又は等しい、5mmより小さいか又は等しい、4mmより小さいか又は等しい、あるいは、任意の他の適切な寸法の、最大横寸法を有する。これらの範囲は組み合わせが可能である。例えばいくつかの実施形態では、ハウジングは、3mmより大きいか又は等しく、8mmより小さいか又は等しい、最大横寸法を有する。いくつかの実施形態では、例えば、手術用トロカールを介してデバイスを挿入する必要がないとき、デバイスは、8mmより大きいか又は等しい最大横寸法を有し得る。加えて、本開示はそのように限定されていないため、前述の寸法より大きく前述の寸法より小さい両方の、最大横寸法の任意の他の適切な範囲も使用され得る。
[0029] 本明細書で開示される様々な実施形態は、ばねを使用し得る。これらの実施形態において、デバイスの組織グリッパに互いに向かってバイアスをかけるための力を印加することが可能な、任意の適切なばねが使用され得ることを理解されたい。いくつかの実施形態では、引っ張りばねを使用することが有利であり得る。特定の実施形態によれば、ばねは、引っ張りばねとして作用するように構成された、コイルばね(例えば、金属などの材料のコイルを備えるばね)である。例えば、ばねは、第1の組織グリッパ及び別の組織グリッパに動作可能に接続され得るため、第1の組織グリッパと第2の組織グリッパとの間の距離を増加させることによって、ばねの引っ張りを生じさせることになる。特定の実施形態によれば、ばねは、圧縮ばねとして作用するように構成された、コイルばね(例えば、金属などの材料のコイルを備えるばね)である。例えば、ばねは、ハウジングの第1の部分とハウジングの第2の部分との間に配設され得るため、第1のハウジング部分は、第2のハウジング部分から離れてスライドする際、コイルばねは2つのハウジング部分の間で圧縮されることになる。ばねは、弾性バンド、弾性チューブ、及び/又は、(例えば、印加された負荷の下で、その変形されていない長さの20%より大きいか又は等しい、30%より大きいか又は等しい、50%より大きいか又は等しい、100%より大きいか又は等しい、あるいはそれ以上によって、弾性的に変形され得る、ポリマー材料を備える)ばねとして使用されることが可能な任意の他の弾性構造などの、弾性構成要素でもあり得る。他の適切なタイプのばねは、本開示がそのように限定されていないため、けん引棒ばね、ガスばね、ねじりばね、回転ばね、及び/又は、任意の他の適切なタイプのばねを含むが、限定されない。
[0030] 特定の実施形態によれば、ばねにとって、ほぼ線形に弾性であることが有利であり得る。一般に、線形弾性ばねに印加される力が変化することで、結果として、線形弾性ばねの長さに比例した変化が生じることになる。特定の実施形態によれば、これは、収縮力が変位に比例し、変位を示すために規則的に離間されたマーカを使用して収縮力を決定することを可能にするため、ばねに動作可能に結合された第1の組織グリッパ及び第2の組織グリッパによって印加される収縮力を決定するために有利であり得る。しかしながら、線形弾性ばねは必須条件ではなく、いくつかの実施形態では、下記でより詳細に説明するように、収縮力を示すために、不規則に離間されたマーカ又は他の方法が使用され得る。
[0031] 次に組織グリッパを考えると、いくつかの実施形態では、(例えば、収縮力を組織部分に印加するために)組織グリッパが組織部分と係合するように構成される。一般に、組織グリッパは任意の適切な寸法を有し得る。しかしながら、組織部分への損傷の可能性を低減せるために、組織グリッパが相対的に広い領域にわたって力(例えば、収縮力)を分散させることが有利であり得る。例えば、特定の実施形態によれば、組織グリッパは、グリッパ及び/又はデバイス全体の縦軸に平行な方向に延在し得る長さを有する。加えて、グリッパ長さは、グリッパによって係合された組織の一部の縁部に垂直に構成された方向に延在し得る。いくつかの実施形態では、組織グリッパは、1cmより大きいか又は等しい、1.2cmより大きいか又は等しい、1.4cmより大きいか又は等しい、1.6cmより大きいか又は等しい、1.8cmより大きいか又は等しい、あるいは、任意の他の適切な寸法の長さを有する。いくつかの実施形態では、組織グリッパは、2cmより小さいか又は等しい、1.8cmより小さいか又は等しい、1.6cmより小さいか又は等しい、1.4cmより小さいか又は等しい、1.2cmより小さいか又は等しい、あるいは、任意の他の適切な寸法の長さを有する。これらの範囲は組み合わせが可能である。例えばいくつかの実施形態では、組織グリッパは、1cmより大きいか又は等しく、2cmより小さいか又は等しい長さを有するが、本開示はそのように限定されていないため、これらより大きくこれらより小さい両方の範囲も企図される。
[0032] いくつかの実施形態において、組織グリッパは、グリッパ及び/又はデバイス全体の縦軸に対して横の方向に延在し得る幅を有する。加えてグリッパ幅は、グリッパによって係合される組織の一部の縁部に平行であるように構成される方向に延在し得る。組織グリッパは、任意の適切な幅を有し得る。しかしながら、前述のように、手術用トロカールを介してデバイスを挿入できるようにする幅を選択することが有利であり得る。いくつかの実施形態では、組織グリッパは、3mmより大きいか又は等しい、4mmより大きいか又は等しい、5mmより大きいか又は等しい、6mmより大きいか又は等しい、7mmより大きいか又は等しい、幅を有する。いくつかの実施形態では、8mmより小さいか又は等しい、7mmより小さいか又は等しい、6mmより小さいか又は等しい、5mmより小さいか又は等しい、4mmより小さいか又は等しい、幅を有する。これらの範囲は組み合わせが可能である。例えばいくつかの実施形態では、組織グリッパは、3mmより大きいか又は等しく、8mmより小さいか又は等しい幅を有する。いくつかの実施形態では、例えば、デバイスが手術用トロカールを介して、又は、柔軟であるか又は折り畳み式の組織グリッパの使用を介して、挿入される必要がないとき、組織グリッパは、本開示はそのように限定されていないため、8mmを超える幅を有し得る。
[0033] いくつかの実施形態によれば、組織グリッパは、係合の際に用いられる組織部分に力の組み合わせを印加するように構成される。いくつかの実施形態では、これらの力は、グリッパの相対するジョーの間に配設された組織に印加される圧縮力に対応する第1の分力、並びに、組織開口の互いに向かって相対する部分を描画するときに組織に印加されるせん断力に対応し得る第2の分力、を含み得る。場合によっては、このせん断力は、張力がグリッパに印加されるとき、組織グリッパ内に組織を保持する保持力とも呼ばれ得る。
[0034] いくつかの実施形態では、組織と係合された組織グリッパによって組織に印加されるクランプ力は、グリッパの領域にわたって均一に印加され得る。しかしながら、不均一な力の分布が組織グリッパによって組織に印加される実施形態も、企図される。特定の実施形態によれば、係合された組織にグリッパによって印加される合計クランプ力は、0.5Nより大きいか又は等しい、1Nより大きいか又は等しい、1.5Nより大きいか又は等しい、2Nより大きいか又は等しい、3Nより大きいか又は等しい、5Nより大きいか又は等しい、8Nより大きいか又は等しい、10Nより大きいか又は等しい、15Nより大きいか又は等しい、あるいは、任意の他の適切なクランプ力である。いくつかの実施形態では、合計クランプ力は、20Nより小さいか又は等しい、15Nより小さいか又は等しい、10Nより小さいか又は等しい、8Nより小さいか又は等しい、5Nより小さいか又は等しい、3Nより小さいか又は等しい、2Nより小さいか又は等しい、1.5Nより小さいか又は等しい、あるいは、任意の他の適切なクランプ力である。これらの範囲は組み合わせが可能である。例えばいくつかの実施形態では、合計クランプ力は、0.5Nより大きいか又は等しく、20Nより小さいか又は等しい。場合によっては、組織グリッパによって印加されるクランプ力は、ロードセルを使用して測定され得る、及び/又は、グリッパの既知の設計パラメータに基づいて計算され得る。
[0035] いくつかの実施形態では、組織グリッパは、グリッパ内での組織の滑り以前に組織グリッパ内で保持される組織に最大の保持力を印加するように構成され得る。いくつかの実施形態では、組織グリッパの最大保持力は、既存の吸収性縫合糸の最大破壊力に対処するように設計される。最大保持力は、2.5Nより大きいか又は等しい、3Nより大きいか又は等しい、3.5Nより大きいか又は等しい、4Nより大きいか又は等しい、4.5Nより大きいか又は等しい、5Nより大きいか又は等しい、あるいは、任意の他の適切な保持力であり得る。いくつかの実施形態では、組織グリッパの最大保持力は、6Nより小さいか又は等しい、5.5Nより小さいか又は等しい、5Nより小さいか又は等しい、4.5Nより小さいか又は等しい、4Nより小さいか又は等しい、3.5Nより小さいか又は等しい、あるいは、任意の他の適切な保持力である。これらの範囲は組み合わせが可能である。例えばいくつかの実施形態では、組織グリッパの最大保持力は、2.5Nより大きいか又は等しく、6Nより小さいか又は等しい。組織グリッパの最大保持力は、特定の実施形態によれば、グリッパがヒトの組織(例えば、試験するために、組織グリッパにおいてグリップされるべき適切な厚みを伴うピッグから収集される筋膜組織)に類似している組織と係合されるとき、引張試験機において印加可能な最大せん断力を測定することによって測定され得る。
[0036] いくつかの実施形態では、組織グリッパが、係合された組織部分に保持力を印加するように構成された場合、組織開口の相対する組織部分に組織グリッパによって印加される収縮力は、組織グリッパが係合組織に印加する保持力と等しくあり得る。したがって、上記の最大保持力は、いくつかの実施形態において、所与の組織グリッパによって印加され得る最大収縮力にも対応し得る。もちろん、本開示はそのように限定されていないため、前述の力よりも大きいか又は少ない収縮力及び/又は保持力も企図される。
[0037] 組織と係合するための閉じた構成と組織を解除するための開いた構成との間の移行が可能な任意の適切なタイプの組織グリッパは、本明細書で説明する様々な実施形態と共に使用され得る。例えば、いくつかの実施形態において、組織グリッパは単一アクションであり得る(例えば、開いた構成と閉じた構成との間で、デバイスに対する単一ジョーの動きを介して移行し得る)。組織グリッパは、ダブルアクションでもあり得る(例えば、開いた構成と閉じた構成との間で、デバイスに対する2つのジョーの動きを介して移行し得る)。組織グリッパは、有窓であり得る(例えば、より安全なグリップを提供するために、開いた領域又はウィンドウを、1つ又は両方のジョー内に組み込み得る)。組織グリッパは無窓であり得る(例えば、組織を保持するために摩擦に依拠する中実ジョーを備え得る)。加えて、いくつかの実施形態では、第1の組織グリッパ及び/又は第2の組織グリッパは、閉じた構成に向けてバイアスをかけられ得る。例えば、組織グリッパは、ねじりばね(例えば、回転ばね)、圧縮ばね(例えば、圧力下で動作するように構成されたコイルばね)、又は、前述のような拡張ばねなどの、ばねによってバイアスがかけられ得る、ばねクリップを備え得る。しかしながら、他の実施形態では、第1の組織グリッパ及び/又は第2の組織グリッパは、開いた構成に向けてバイアスがかけられる。1つの非限定的な例として、いくつかの実施形態では、オーバーチューブが組織グリッパの端部に向けてスライドされ、グリッパのジョーを閉じさせるとき、開いた構成に向けてバイアスがかけられた組織グリッパを閉じるように、オーバーチューブが構成される。上記に鑑みて、これらの実施形態は非限定的であること、及び、組織を解除可能に係合できる組織グリッパを提供するための任意の方法及び/又は構造は、本開示がこの様式で限定されていないため、使用され得ることを、理解されたい。
[0038] いくつかの実施形態では、組織グリッパによって係合された組織の損傷を回避することが望ましい可能性がある。したがって、組織グリッパ(例えば、第1の組織グリッパ、第2の組織グリッパ)は、特定の実施形態では、外傷なしに(例えば、組織部分の穿刺、断裂、圧搾、又はその他の損傷なしに)組織部分に力を印加するように構成され得る。一般に、外傷なしの力の印加は、様々な様式で提供され得る。例えば、組織グリッパの第1の組織係合表面及び/又は第2の組織係合表面は、組織を損傷させることなく、組織との摩擦係合を提供するように構成された、畝、隆起、溝、及び/又は歯などの、1つ以上のタイプのテクスチャ機構を備え得る。いくつかの実施形態では、組織グリッパの組織係合表面上でのテクスチャ機構の包含は、係合された組織部分への追加の外傷性損傷のリスクなしに、組織グリッパの最大保持力を増加させ得る。いくつかの実施形態では、デバイスの組織グリッパは、そうでなければ収縮力が閾値を超える場合、関連付けられた係合組織部分を外傷なしに解除するように構成され得る。いくつかの実施形態では、この閾値力は、前述のような組織グリッパ静止摩擦の最大保持力より小さく、結果として組織部分の解除を生じさせ得る。こうした実施形態の利点は、組織に収縮力が印加されると、そうでなければ組織グリッパ内の組織のすべりを生じさせる可能性がある場合に、組織損傷のリスクを低減させることである。
[0039] 特定の実施形態によれば、デバイスは、ロックがロック構成にあるとき、デバイスは伸長構成で保持されるように構成されたロックを更に備える。ロック構成では、第1の組織グリッパ及び第2の組織グリッパは、互いから一定距離で保持されるが、ロック解除構成では、第1の組織グリッパ及び第2の組織グリッパは、ばね又は他の構造から組織グリッパに印加される外力及びバイアス力に応答して、互いに関して移動し得る。ロックの包含は、いくつかの理由で有利であり得る。例えば、ロックは、デバイスの組織グリッパと組織部分との係合に先立ち、デバイスの伸張構成を維持するために使用され得、デバイスのロック解除に先立つデバイス及び/又は組織の外来操作の必要性を低減させる。
[0040] 任意の適切なロックメカニズムが使用され得る。例えば、いくつかの実施形態では、ロックはスロット及びキーロックであり、デバイスのハウジングの第1の部分に位置するスロット、及び、デバイスのハウジングの第2の部分に位置するキーを備える。こうした実施形態において、デバイスは、キーが、ロック構成でキーを受け取って保持するように構成された、それに応じてサイズ決定及び形成されたスロット内に、又はスロットから、スライドし得るように、一方のハウジング部分の他方の部分に対する回転運動を介して、ロック又はロック解除され得る。いくつかの実施形態では、ロックは、所望の構成においてデバイスをロックするためのホール、凹み、又は他のタイプの戻り止めに対して、ロック構成において、ばねがボール、又は他のそれに応じてサイズ決定及び形成された構造をトラップするように構成された、ばね戻り止めである。いくつかの実施形態では、ロックはカンチレバーロックであり、例えば、第2のハウジング部分は、キーに接続されたカンチレバーを備え、第1のハウジング部分は、キーを受け取るように構成されたホール、凹み、又は他の構造などの、キャッチを備える。いくつかのこうした実施形態において、キーを押し下げることで、カンチレバーを弾性的に変形させ、第1のハウジング部分が第2のハウジング部分に対してスライドできるようにするために、キーをキャッチから解除する。こうした実施形態では、第2のハウジング部分は、第1のハウジング部分を、様々な欠陥サイズに対処するために使用することに先立ち、指定された伸長長さまで一方的にインデックス付けできるようにするための、複数のキャッチ、戻り止め、又はキー溝機構を含み得る。他のロックメカニズムが可能であり、したがって本開示は限定されていない。ロボット手術システムを使用して実行される手術を含む、特定の適用例について、カンチレバーロック及び/又はスロット及びキーロックなどの押しボタンロックは、ロボット手術システムによってより容易に操作可能であるため、有利であり得る。
[0041] いくつかの実施形態において、本明細書で説明するデバイスは、使用前は無毒性及び無菌性であり得る。デバイスは、任意の適切な材料を備え得る。例えば、本明細書で説明するデバイスは、生体適合性金属、ポリマー、セラミックス、それらの組み合わせ、及び/又は、任意の他の適切なタイプの材料の、任意の適切な組み合わせを備え得る。いくつかの実施形態では、デバイスは再利用のために構成される。しかしながら、いくつかの実施形態では、デバイスは使い捨て及び1回使い切りであることが意図される。
[0042] いくつかの実施形態では、本明細書で説明するデバイスを構築するために使用される材料は、容易に殺菌可能であり得る。様々な技法が、UV照射、エチレンオキシド(ETO)殺菌、ガンマ照射、高圧蒸気殺菌法、又は、乾式加熱を使用する殺菌を含む、材料を殺菌するために存在する。いくつかの実施形態では、1回の使用の(例えば、ETO又はガンマ照射を使用する)ためにより容易に殺菌されるため、ポリマー材料が選択される。しかしながら、いくつかの実施形態では、複数回の使用のためにより容易に殺菌されるため、金属が選択され得る。例えばいくつかの実施形態では、金属は自動開裂可能であり、乾式加熱を使用した自動開裂及び/又は殺菌中に劣化する傾向が低い。
[0043] いくつかの実施形態において、材料は、代わりにその機械的特性で選択され得る。例えば、いくつかの実施形態では、金属ばねはポリマーばねよりも破砕する傾向が低いため、又は、金属ばねはポリマーばねよりもより線形な弾性挙動を有し得るため、金属は、ばね用の好ましい材料であり得る。しかしながら、他の実施形態において、ポリマーは、それほど高価ではないため、又は、好ましい弾性変形プロファイルとして、ばね(例えば、弾性バンド)用に好ましい可能性がある。各材料についての同様の利点及び欠点が、本明細書で説明する各構成要素に存在する。したがって適用例に依存して、いくつかの実施形態では、デバイスはプラスチック及び金属の両方の構成要素を備え得、本開示はこのように限定されていない。
[0044] 本明細書で説明するデバイス及び方法は、組織内の任意のタイプの開口を閉じるために使用され得る。例えば開口は、いくつかの実施形態では、筋膜組織内の欠損であり得る。こうした筋膜欠損は、例えばヘルニアの形成に起因して、自然に発生し得る。組織開口、及び筋膜組織における開口は、外科手術の間に行われる切断の結果としても形成し得、特に大きな切断の場合、これらの開口を閉じることは、通常の方法では困難であり得る。筋膜欠損は、外傷性損傷の結果としても発生し得る。本明細書で説明する適用例及び方法は、起源にかかわらず、組織開口を閉じるために使用され得、本開示はこのように限定されない。
[0045] いくつかの実施形態では、本明細書で説明するデバイス及び方法は、腹腔鏡手術に使用され得る。いくつかのこうした実施形態において、デバイスは、直径が2cmより小さな切開に挿入されるトロカールを介して、患者内に挿入され得る。特定の実施形態において、本明細書で説明するデバイス及び方法は、ロボット手術システムを使用して実行され得る。例えば、本明細書におけるデバイス及び方法は、ロボット手術システムを使用して腹腔鏡下で実行され得る。ロボット手術システムは、特定の実施形態に従って、デバイスのロックを操作するように、及び/又は、ロボット手術システムのオペレータに視覚的フィードバックを提供するように、構成された構成要素を備え得る。いくつかの実施形態では、ロボット手術システムは、組織グリッパを組織部分と係合するため、又は組織部分から分離するために使用され得る。特定の実施形態において、本明細書で説明するロック及び組織グリッパは、ロボット手術システムによって操作可能であるように選択され得る。
[0046] 次に図を見ると、特定の非限定的な実施形態が更に詳細に説明される。これらの実施形態に関して説明される様々なシステム、構成要素、機構、及び方法は、本明細書で説明する特定の実施形態のみに限定されないため、個別に、及び/又は、任意の望ましい組み合わせで、使用され得ることを理解されたい。
[0047] 図1Aから図1Cは、特定の実施形態に従った、組織閉鎖デバイスの例示的実施形態を示す。図1Aに示されるように、組織閉鎖デバイス101は、第1の組織グリッパ102及び第2の組織グリッパ103を備え得る。各組織グリッパは、互いに向かって配向された2つの組織係合表面119を伴う2つの相対するジョーを備え得る。図1Aにおいて、第1の組織グリッパ102は、第1の組織部分105と係合され、1つの組織係合表面は第1の組織部分105の各側面に対して押し付けられるため、第1の組織部分が、第1の組織グリッパの相対するジョーの相対する組織係合表面の間で圧縮されることになる。第2の組織グリッパ103は、組織係合表面119のうちの1つのみが第2の組織部分107に対して押し付けられるため、第2の組織部分107と係合されないように、開いた構成内に示されている。第2の組織グリッパは、図1Bにおいて閉じた構成で示されている。各組織係合表面は、畝、隆起、溝、及び/又は歯(図示せず)などの、1つ以上のタイプのテクスチャ機構を備え得る。組織グリッパは、各々、関連付けられたグリッパのジョーを互いに移動可能に接続し、組織グリッパが開いた構成と閉じた構成との間を移行できるようにする、ヒンジ160、又は他の接続構造を備え得る。いくつかの実施形態において、ヒンジ160は、いくつかの実施形態では、関連付けられた組織グリッパに閉じた構成へのバイアスをかけるように構成された、ねじりばね(図示せず)に関連付けられる。しかしながら、上記で詳述したように、他のタイプの組織グリッパも使用され得る。
[0048] 組織グリッパ102及び103の各々は、いくつかの実施形態において、任意の適切なタイプの接続を使用するデバイスのハウジング170に接続され得る。示された実施形態において、ヒンジ160は、組織グリッパのジョーをハウジング、ハウジングの関連付けられた部分に接続する。しかしながら、本開示はそのように限定されていないため、他のタイプの接続も使用され得る。示される実施形態において、ハウジングは、第1のハウジング部分111及び第2のハウジング部分113を備える。図1Aから図1Cに示されるようないくつかの実施形態において、第1のハウジング部分111及び第2のハウジング部分113は、互いに向けて配向された開いた端部と同軸に整列されたチューブである。チューブは、開いた端部が、第2のハウジング部分113を第1のハウジング部分111の内部容積内に少なくとも部分的にスライドできるようにするように、サイズ決定及び形成される。しかしながら、第1及び第2のハウジング部分は、ハウジング部分が、伸長構成と収縮構成との間を移行するために互いに関して移動し得るように、任意の適切な形状及び/又は全体構造を有し得る。
[0049] 図に示されるように、いくつかの実施形態では、第2のハウジング部分113は、第2のハウジング部分113の少なくとも一部が第1のハウジング部分111内をスライドできるように構成される。ばね109がハウジング170内に配設され、図1Aの例では伸長構成で示される。ばね109は、いくつかの実施形態において、デバイス101が閉じた構成に向けてバイアスがかけられるように、第1のハウジング部分111及び第2のハウジング部分113に接続される。ばね109は、図1Aから図1Cに示されるように、ハウジング170と同軸であり得るが、ばねが関連付けられたハウジング部分と同軸でない場合も企図される。図に示されるように、いくつかの実施形態では、ばね109は、第1のハウジング部分111の内部容積内、及び/又は、第2のハウジング部分113の内部容積内に、少なくとも部分的に配設される。図1Aに示されるように、デバイス101は、本明細書の他の箇所で説明するように、伸長構成における最大縦寸法、すなわち長さCを有し得る。デバイス101は、本明細書の他の箇所で説明するように、最大横寸法、すなわち幅Z、及び、組織グリッパ間の最小距離、Xも有し得る。
[0050] ばね109は、任意の適切な方法によって、ハウジング170に接続され得る。例えばばねは、第1の組織グリッパ102、第2の組織グリッパ103、第1のハウジング部分111、及び/又は、第2のハウジング部分113などの、デバイス部分に、機械的固定具、ピン、フック、ループ、機械的インターロック部分、溶接部、接着剤、それらの組み合わせ、及び/又は、任意の他の適切なタイプの接続を使用して、動作可能に結合され得る。上記では、ばねをハウジングの関連付けられた部分に接続するための、いくつかの非限定的タイプの接続を説明しているが、ばねをハウジングの一部に接続するためには、本開示ではそのように限定されていないため、任意の適切なタイプの構造及び/又は方法が使用され得ることを理解されたい。
[0051] 図1Bは、収縮構成における図1Aのデバイスを示す。ここで、第2の組織グリッパは、第2の組織部分107を係合するために閉じられている。デバイスは、ばね109が、ハウジング部分及び関連付けられた組織グリッパに、互いに向けてバイアスをかける力を印加するように、解除もされている。それに対応して、第1の組織部分105及び第2の組織部分107に収縮力が印加され、デバイスが初期の伸張構成から収縮構成に向けて移行する際に、これらの相対する組織部分が、互いに向けて引っ張られることになる。第1のハウジング部分111及び第2のハウジング部分113が文字上で置き換えられる場合、特定の実施形態によれば、ハウジング部分に互いに向けてバイアスをかけるばね109によって印加される張力は低減され、第2のハウジング部分113のうちの、第1のハウジング部分111の内部に配設される部分は増加する。図1Cは、組織グリッパのジョーの幅A及び長さBが見えるように、デバイスの縦軸の周りを90度回転された図1Aのデバイスを示す。
[0052] 次に、図2Aから図2Bに進むと、組織閉鎖デバイス201の一実施形態が示されている。図2Aの例示の実施形態において、組織閉鎖デバイス201は収縮構成で示され、組織グリッパの2つの相対するジョー上に形成されたヒンジ260及び組織係合表面219を備える、第1及び第2の組織グリッパ202及び203を備える。図2Aから図2Bの実施形態などの実施形態において、第1及び第2の組織グリッパは、組織閉鎖デバイス201のハウジング270の対応する第1及び第2のハウジング部分211及び213に接続される。図1Aから図1Cの実施形態と同様に、第1のハウジング部分211は、第2のハウジング部分213の少なくとも一部を受け取るようにサイズ決定及び形成された、内部容積を含み得る。
[0053] 前述のように、いくつかの実施形態では、デバイスは、第1の組織グリッパ202及び第2の組織グリッパ203によって、第1の組織部分及び第2の組織部分(図示せず)に印加される収縮力を視覚的に示すように構成された、力インジケータを含み得る。示された例では、溝242が形成され、第1のハウジング部分の長さに少なくとも部分的に沿って延在する。それに対応して、マーカ223が第2のハウジング部分に動作可能に結合され得、溝と整列及び/又は位置決めされ得る。力示度などの複数のマーキング225が、第1のハウジング部分211上に提供、すなわち、印刷、彫刻、又はその他の方法で形成され得る。いくつかの実施形態では、複数のマーキング225は規則的に離間して配置され、不規則に離間して配置されたマーキングも使用され得るが、収縮構成からのマーカの変位を決定するように使用され得る。ハウジング部分が互いに関して移動する際、第2のハウジング部分213に接続されたマーカ223は、複数のマーキングに対して第1のハウジング部分内に形成される関連付けられた溝内で移動するように構成される。したがって、デバイスが伸長構成と収縮構成との間を移行する際、マーカは、印加された収縮力を示すために、様々なマーキングと整列され得る。この実施形態では、マーカ223は、ハウジングの一部に接続された矩形プリズムとして示される。しかしながら、一般に、例えば、異なる形状の突起、ハウジングの一部に印刷又は形成されたインジケータマーキング、ハウジングに貼付されたラベル、及び/又は、組織に印加される力を示すために使用され得るデバイスハウジングの一部に印加、接続、又はその他の方法で関連付けられた任意の他の適切な機構を含む、任意の適切なタイプのマーキングが使用され得る。
[0054] 図2Bは、伸長構成での図2Aのデバイス201を示す。図2Aでは、マーカ223は、デバイスが完全に収縮されたことを示す0マーキング225に対応しているが、図2Bでは、マーカ223は、デバイス201が伸長構成にあることを示す最終マーキングの位置225に対応している。その間の構成の場合、マーカ225と複数のマーキング225との間の相対位置は、デバイス201によって組織に現在印加されている力を視覚的に示すために使用され得る。
[0055] 図3は、一実施形態に従った、別の組織閉鎖デバイス301の分解斜視図を示す。上記の実施形態と同様に、組織閉鎖デバイス301は、第1及び第2のハウジング部分311及び313に接続された第1の組織グリッパ302及び第2の組織グリッパ303を備える。ハウジング部分は、少なくとも1つの開いた端部を備えるチューブとして、再度形成され得るが、他の構造も使用され得る。溝342は、第1のハウジング部分内に形成され得、第1のハウジング部分の長さの少なくとも一部に沿って延在し得る。溝は、溝の長さに沿って位置決めされた第1のロック部分321を含み得る。示された実施形態では、第1のロック部分は、溝の長さに沿って所定の位置に形成されたスロットに対応する。対応する第2のロック部分323は、第2のハウジング部分に結合され得る。いくつかの実施形態では、第2のロック部分は、溝内部に位置決めされ得、溝に沿ってスライドし得るようにサイズ決定及び形成され得る、示された突起などのキーである。キーは、デバイスが伸長構成及びロック構成の両方にあるとき、第1のロック部分に対応するスロット内部にフィットするように、サイズ決定及び形成もされ得る。示された実施形態では、デバイス301が伸長構成にあるとき、キーをスロットとの係合状態へと移動させるために、デバイスは、第1及び第2のハウジングを互いに対して回転させることによって、伸長構成でロックされ得る。次いでデバイス301は、デバイス301が伸長構成にあるとき、第1及び第2のハウジング部分が互いに関して軸方向に移動されると、キーが溝内で軸方向に移動し得るように、第2のロック部分323を第1のロック部分321から外れた、溝との整列状態へと移動させるために、第2のハウジング部分313を第1のハウジング部分311に対して反対方向に回転させることによって、ロック構成からロック解除構成へと移動され得る。
[0056] 前述のように、図3の実施形態などのいくつかの実施形態では、デバイス301は、ハウジング部分311及び313並びに関連付けられた組織グリッパ302及び303に、収縮構成に向けてバイアスをかけるばね309も備える。ばね309は、第1のハウジング部分311及び第2のハウジング部分313に、第1のハウジング部分311と第2のハウジング部分313との間の任意の適切な接続を介して、動作可能に結合するように構成される(ばねのループ380を係合するための対応するフックは図示せず)。いくつかの実施形態では、デバイスは、前述のような力インジケータも含み得る。この特定の実施形態では、第2のロック部分323は、図2A及び図2Bに関して上記で説明したマーカとして機能し得る。例えば、力インジケータは、第1のハウジング部分311上の複数のマーキング325を含み得る。解除されるとき、第2のハウジング部分313に接続された第2のロック部分323は、収縮力を示すためにデバイスが伸長構成と収縮構成との間で移行する際、複数のマーキングに対して関連付けられた溝342内で軸方向に移動する。したがって、図3に示される実施形態などのいくつかの実施形態では、ロック機構は、力インジケータのマーカとしても使用され得る。
[0057] 特定タイプのロック構造及び力インジケータ構造が、図2Aから図3に関して上記で説明されているが、任意の適切なタイプのロック及び/又は力インジケータが、前述のように使用され得ることを理解されたい。加えて、本開示はそのように限定されていないため、開示された概念は、互いに組み合わせて又は個別に使用され得る。
[0058] 図4A及び図4Bは、組織閉鎖のためのデバイスの別の実施形態を示す。図4Aは、特定の実施形態に従った、伸長構成における組織閉鎖デバイス401を示す。図1Aから図1C、図2Aから図2B、及び図3の実施形態などの、いくつかの実施形態では、デバイスが伸長構成から収縮構成へと移行するとき、組織グリッパは、係合された組織部分がばねに向けて引かれるように配向される。こうした実施形態において、クランプ力は対称であり得るため、収縮力は組織グリッパの保持力に等しいことになる。しかしながら、図4Aに示される実施形態などのいくつかの実施形態では、第1の組織グリッパ402及び組織グリッパ403は、デバイス401が伸長構成から収縮構成へと移行するとき、係合された組織部分が、デバイス401のハウジング470内に封入されたばねに向けて引かれないように配向される。むしろ、いくつかの実施形態では、第1の組織グリッパ402及び第2の組織グリッパ403によって係合された組織部分は、デバイスが伸長構成から収縮構成へと移行するとき、ハウジング470及び内部に配設されたばねと平行であり、ハウジング470及び内部に配設されたばねからオフセットされた、軸に沿った方向に引かれる。
[0059] 図4Aに示される実施形態などのいくつかの実施形態では、第1の組織グリッパ402は、第1のアーム482を介して第1のハウジング部分411に接続される。図4Aに示される実施形態などのいくつかの実施形態では、第2の組織グリッパ403は、第2のアーム483を介して第2のハウジング部分413に接続される。第1のアーム482及び/又は第2のアーム483は、例えばハウジング470の端部を含む、ハウジングの任意の適切な部分に取り付けられた剛性接続であってよい。示された実施形態において、アームは、ハウジング470から離れて屈曲し、関連する組織グリッパに接続される前に、ハウジング470に平行に及び隣接して延在するために、ハウジング470の端部周辺に延在する。特定の実施形態によれば、こうした構成は、収縮構成におけるハウジングの軸長さCよりも短い、第1の組織グリッパ402と第2の組織グリッパ403との間の最小距離Xを可能にし得るため、有利であり得る。いくつかの実施形態では、これは、第1の組織グリッパ402と第2の組織グリッパ403との間の最小距離Xが、0まで短くできることを意味する。言い換えればグリッパは、いくつかの実施形態において、完全に収縮された構成で互いに対して配設され得る。例えば図4Bは、第1の組織グリッパ及び第2の組織グリッパが接触しそうな状態の、収縮構成での図4Aのデバイスを示す。
[0060] いくつかの実施形態では、組織閉鎖デバイスはカンチレバーロックを備える。図5Aに示されたタイプの実施形態などのいくつかの実施形態では、デバイスは、示されたホールなどのキャッチであり得る第1のロック部分521、又は、ロック構成でキーを受け取るように構成された任意の他の構造を備える、第1のハウジング部分511を備える。デバイスは更に、第1のロック部分521によって受け取られるように構成された第2のロック部分523(図5Aの場合は、キーとして示される)に接続されたカンチレバー540を備える、第2のハウジング部分513を備え得る。
[0061] 図5Bは、ロック構成及び伸長構成における、図5Aのアセンブルされたハウジング部分を示す。ここで第2のロック部分523、カンチレバー540に接続されたキーは、第1のロック部分521と係合され、伸長構成における第1のハウジング部分511を第2のハウジング部分513に対してロックするために、キーは、他のハウジング部分に形成されたホール内に位置決めされる。デバイスをロック解除するために、いくつかの実施形態では、第2のロック機構に力が印加され得、キーを押し下げて図示されたキャッチとの係合を外し得る。具体的に言えば、デバイスに対して内向きに放射状に配向される力がキーに印加され、第1のロック部分521を第2のロック部分523から分離させるだけの十分な量によってカンチレバーを弾性的に変形させ、第1のハウジング部分511が第2のハウジング部分513に対してスライドできるようにする。任意選択として、第1のハウジング部分511は、溝542、陥凹、あるいは、第2のロック部分すなわち示されたキーが第1のロック部分から分離された後に軸方向に変位できるようにサイズ決定及び形成された他の構造を、備え得る。図5Aから図5Cに示されるように、溝又は同様の軸方向に延在する構造の使用により、第1のハウジング部分511がロック解除構成において第2のハウジング部分513に対して回転するのを防ぎ得る。しかしながら、たとえカンチレバーが第2のハウジング部分の内部表面に押し付けられるように応力を受けている状態であっても、ロック解除構成では、第1のハウジング部分511は第2のハウジング部分513に対して依然としてスライド可能であるため、溝はすべての実施形態において必要ではない。
[0062] 本教示を様々な実施形態及び例に関連して説明してきたが、本教示は、こうした実施形態又は例に限定されるものとは意図されない。むしろ本教示は、当業者であれば理解されるように、様々な代替、改変、及び等価物を包含する。したがって、前述の説明及び図は単なる例とされる。
[0063] 本明細書では本発明のいくつかの実施形態を説明及び図示してきたが、当業者であれば、機能を実行するため、及び/又は、本明細書で説明する結果及び/又は利点のうちの1つ以上を取得するための、様々な他の手段及び/又は構造が、容易に想定され、こうした変形及び/又は改変の各々が、本発明の範囲内であるものと見なされよう。より一般的には、当業者であれば、本明細書で説明するすべてのパラメータ、寸法、材料、及び構成は、例示的であることが意図され、実際のパラメータ、寸法、材料、及び/又は構成は、本発明の教示が使用される特定の適用例に依存することを、容易に理解されよう。当業者であれば、本明細書で説明する本発明の特有の実施形態に対する多くの等価物を、単なる日常実験を使用して理解又は確認されるであろう。したがって、前述の実施形態は、添付の特許請求の範囲及びそれらの等価物の範囲内で単なる例として提示され、本発明は具体的に説明及び請求される以外に実践され得ることを理解されよう。本発明は、本明細書で説明する各個々の機構、システム、物品、材料、キット、及び/又は方法を対象とする。加えて、2つ以上のこうした機構、システム、物品、材料、キット、及び/又は方法の任意の組み合わせは、こうした機構、システム、物品、材料、キット、及び/又は方法が相互に矛盾していない場合、本発明の範囲内に含められる。
[0064] 不定冠詞「a」及び「an」は、本明細書及び特許請求の範囲で使用される場合、それとは反対に明確に示されていない限り、「少なくとも1つ」を意味するものと理解されたい。
[0065] 言い回し「及び/又は」は、本明細書及び特許請求の範囲で使用される場合、そのように結合された要素、すなわち、場合によっては接続的に存在し、他の場合には非接続的に存在する要素の、「いずれか又は両方」を意味するものであることを理解されたい。他の要素は、任意選択として、それとは反対に明確に示されていない限り、具体的に識別されたそれらの要素に関係するか又は無関係であるかのいずれであっても、「及び/又は」節によって具体的に識別された要素以外に存在し得る。したがって、非限定的な例として、「A及び/又はB」への言及は、「備える」などのオープンエンド言語に関連して使用されるとき、一実施形態では、B無しのA(任意選択として、B以外の要素を含む)を指し、別の実施形態では、A無しのB(任意選択として、A以外の要素を含む)を指し、更に別の実施形態では、A及びBの両方(任意選択として、他の要素を含む)を指すことなどが可能である。
[0066] 本明細書及び特許請求の範囲で使用される場合、「又は」は、上記で定義されたような「及び/又は」と同じ意味を有するものと理解されたい。例えば、リスト内の項目を分けるとき、「又は」又は「及び/又は」は、包含的であるもの、すなわち、要素の数又はリストのうちの少なくとも1つを含むが2つ以上も含み、任意選択として、追加のリストにない項目も含むものと、解釈されるべきである。「のうちの1つのみ」又は「のうちの厳密に1つ」、あるいは、特許請求の範囲で示されるときの「からなる」などの、それとは反対に明確に示されている用語のみが、要素の数又はリストのうちの厳密に1つの包含を指すことになる。一般に、本明細書で示される「又は」という用語は、「いずれか」、「のうちの1つ」、「のうちの1つのみ」、又は「のうちの厳密に1つ」などの、排他性の用語が先行するとき、排他的な代替物(すなわち、「一方又は他方であるが両方ではない」)を示すものとしてのみ解釈されるべきである。特許請求の範囲で使用されるとき、「本質的に~からなる」は、特許法の分野で使用される場合、その通常の意味を有するものとする。
[0067] 本明細書及び特許請求の範囲で使用される場合、1つ以上の要素のリストに関連した「少なくとも1つ」という言い回しは、要素のリスト内の要素のうちの任意の1つ以上から選択された少なくとも1つの要素を意味するが、要素のリスト内に具体的にリスト表示された各要素及びあらゆる要素のうちの少なくとも1つを必ずしも含まず、要素のリスト内の要素の任意の組み合わせを排除しないものと理解されたい。この定義は、要素が任意選択として、具体的に識別されたそれらの要素に関係するか又は無関係であるかのいずれであっても、「少なくとも1つ」という言い回しが指す要素のリスト内に具体的に識別された要素以外が存在できるようにもする。したがって、非限定的な例として、「A及びBのうちの少なくとも1つ」(又は、同等に、「A又はBのうちの少なくとも1つ」あるいは同等に「A及び/又はBのうちの少なくとも1つ」)は、一実施形態では、少なくとも1つ、任意選択として2つ以上、Aを含み、Bが存在しない(また任意選択として、B以外の要素を含む)ことを指し、別の実施形態では、少なくとも1つ、任意選択として2つ以上、Bを含み、Aが存在しない(また任意選択として、A以外の要素を含む)ことを指し、更に別の実施形態では、少なくとも1つ、任意選択として2つ以上、Aを含み、また少なくとも1つ、任意選択として2つ以上、Bを含む(及び任意選択として他の要素を含む)ことなどを指すことができる。
[0068] 特許請求の範囲内で、請求要素を改変するための「第1」、「第2」、「第3」などの通常の用語の使用は、それ自体では任意の優先順、先行、又は、一方の請求要素が別の請求要素を上回る順序、あるいは、方法の動作が実行される時間的順序を含意しないが、特定の名前を有する1つの請求要素と、請求要素を区別するために同じ名前を有する(が、通常の用語の使用のための)別の要素とを区別するために、単にラベルとして使用される。
[0069] 特許請求の範囲並びに上記明細書において、「備える」、「含む」、「担持する」、「有する」、「含有する」、「関与する」、「保持する」などの、すべての移行句は、オープンエンドである、すなわち、含むが限定されないことを意味するものと理解されるべきである。「からなる」及び「本質的に~からなる」という移行句のみは、各々、クローズ又はセミクローズの移行句であるものとし、米国特許庁特許審査便覧、セクション2111.03に示されている。

Claims (25)

  1. 第1の組織グリッパと、
    第2の組織グリッパと、
    前記第1の組織グリッパ及び前記第2の組織グリッパに動作可能に結合されたばねと、
    前記第1の組織グリッパ及び前記第2の組織グリッパをロック構成において伸長構成で保持するように構成されたロックであって、前記ばねは、前記ロックがロック解除構成にあるときに、前記第1の組織グリッパ及び前記第2の組織グリッパに、収縮構成に向けてバイアスをかけるように構成される、ロックと、
    を備える、組織閉鎖デバイス。
  2. 組織内の開口を閉じるための方法であって、
    第1の組織部分と係合された第1の組織グリッパ及び第2の組織部分と係合された第2の組織グリッパを、伸長構成において保持することと、
    前記第1の組織グリッパ及び前記第2の組織グリッパを前記伸長構成から解除するために、ロックをロック構成からロック解除構成へと変更することと、
    前記第1の組織グリッパ及び前記第1の組織部分を前記第2の組織グリッパ及び前記第2の組織部分に向けて移動させるために、前記第1の組織グリッパに前記第2の組織グリッパに向けてバイアスをかけることと、
    を含む、方法。
  3. 第1の組織グリッパと、
    第2の組織グリッパと、
    前記第1の組織グリッパ及び前記第2の組織グリッパに動作可能に結合されたばねと、
    第1のハウジング部分及び第2のハウジング部分を含むハウジングであって、前記第1の組織グリッパは前記第1のハウジング部分に動作可能に結合され、前記第2のグリッパは前記第2のハウジング部分に動作可能に結合され、前記ばねは、前記第1の組織グリッパ及び前記第2の組織グリッパに、伸長構成から収縮構成に向けてバイアスをかけるように構成される、ハウジングと、
    前記第1及び第2の組織グリッパによって第1の組織部分及び第2の組織部分に印加される収縮力を視覚的に示すように構成された力インジケータと、
    を備える、組織閉鎖デバイス。
  4. 前記第1の組織グリッパ及び前記第2の組織グリッパを、ロック構成において前記伸長構成で保持するように構成された、ロックを更に備える、請求項3に記載の組織閉鎖デバイス。
  5. 前記ロックは、カンチレバーロック及びスロット及びキーロックからなるグループから選択される、請求項1及び4の何れか一項に記載の組織閉鎖デバイス。
  6. 組織内の開口を閉じるための方法であって、
    第1の組織部分と係合された第1の組織グリッパ及び第2の組織部分と係合された第2の組織グリッパを、伸長構成において保持することと、
    前記第1の組織グリッパ及び前記第1の組織部分を前記第2の組織グリッパ及び前記第2の組織部分に向けて移動させるために、前記第1の組織グリッパに前記第2の組織グリッパに向けてバイアスをかけることと、
    前記第1及び第2の組織グリッパによって前記第1及び第2の組織部分に印加される収縮力を、力インジケータを使用して視覚的に示すことと、
    を含む、方法。
  7. 前記第1の組織グリッパ及び前記第2の組織グリッパを前記第1の伸長構成から解除するために、ロックをロック構成からロック解除構成に変更することを更に含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記収縮構成における前記第1の組織グリッパと前記第2の組織グリッパとの間の最小距離は、0cmより大きいか又は等しく、2cmより小さいか又は等しい、請求項1及び3~5の何れか一項に記載の組織閉鎖デバイス。
  9. 前記デバイスの最大縦寸法は、5cmより大きいか又は等しく、20cmより小さいか又は等しい、請求項1、3~5及び8の何れか一項に記載の組織閉鎖デバイス。
  10. 前記ハウジングの最大横寸法は、3mmより大きいか又は等しく、8mmより小さいか又は等しい、請求項1、3~5及び8~9の何れか一項に記載の組織閉鎖デバイス。
  11. 前記第1の組織グリッパ及び前記第2の組織グリッパの幅は、3mmより大きいか又は等しく、8mmより小さいか又は等しい、請求項1、3~5及び8~10の何れか一項に記載の組織閉鎖デバイス。
  12. 前記第1の組織グリッパ及び前記第2の組織グリッパの長さは、1cmより大きいか又は等しく、2cmより大きいか又は等しい、請求項1、3~5及び8~11の何れか一項に記載の組織閉鎖デバイス。
  13. 第1のハウジング部分及び第2のハウジング部分を含むハウジングを更に備え、
    前記第1の組織グリッパは、前記第1のハウジング部分に動作可能に結合され、
    前記第2の組織グリッパは、前記第2のハウジング部分に動作可能に結合され、
    前記ばねは、前記第1のハウジング部分に前記第2のハウジング部分に向けてバイアスをかけるために、前記第1のハウジング部分及び前記第2のハウジング部分に動作可能に結合される、請求項1、4~5及び8~12の何れか一項に記載の組織閉鎖デバイス。
  14. 前記第2のハウジング部分の少なくとも一部は、前記第1のハウジング部分の内部容積内にスライドするように構成される、請求項3~5及び8~13の何れか一項に記載の組織閉鎖デバイス。
  15. 前記収縮構成において、前記第1のハウジング部分の前記内部容積内に配設される前記第2のハウジング部分の前記一部が最大化される、請求項14に記載の組織閉鎖デバイス。
  16. 前記ハウジング及び前記ばねは、同軸である、請求項3~5及び8~15の何れか一項に記載の組織閉鎖デバイス。
  17. 前記ばねは、前記第1のハウジング部分及び/又は前記第2のハウジング部分の内部容積内に少なくとも部分的に配設される、請求項3~5及び8~16の何れか一項に記載の組織閉鎖デバイス。
  18. 前記第1及び第2の組織グリッパによって第1の組織部分及び第2の組織部分に印加される収縮力を視覚的に示すように構成された力インジケータを更に備える、請求項1に記載の組織閉鎖デバイス。
  19. 前記力インジケータは、前記第1のハウジング部分及び/又は前記第2のハウジング部分の外部表面上の複数のマーキングと、前記収縮力を示すために前記デバイスが前記伸長構成と収縮構成との間で移行する際に、前記複数のマーキングに関して移動するように構成されたマーカと、を含む、請求項3及び18のうちの何れか一項に記載の組織閉鎖デバイス。
  20. 前記ばねは、コイルばね、回転ばね、ガスばね、けん引棒ばね及び弾性構成要素のグループから選択される、少なくとも1つである、請求項1、3~5及び8~19の何れか一項に記載の組織閉鎖デバイス。
  21. 前記ばねは、2.5Nより大きいか又は等しく、6Nより小さいか又は等しい、収縮力を印加するように構成される、請求項1、3~5及び8~20の何れか一項に記載の組織閉鎖デバイス。
  22. 前記第1の組織グリッパ及び前記第2の組織グリッパは、閉じた構成及び開いた構成を有し、
    前記第1の組織グリッパ及び前記第2の組織グリッパは、前記閉じた構成に向けてバイアスがかけられる、請求項1~21の何れか一項に記載のデバイス又は方法。
  23. 前記第1の組織グリッパ及び前記第2の組織グリッパは、組織部分に外傷なしに力を印加するように構成される、請求項1~22の何れか一項に記載のデバイス又は方法。
  24. 前記第1の組織グリッパ及び/又は前記第2の組織グリッパは、前記収縮力が閾値収縮力よりも大きい場合、解除するように構成される、請求項1~23の何れか一項に記載のデバイス又は方法。
  25. 前記第1及び第2の組織グリッパによって、力インジケータを使用して前記第1及び第2の組織部分に印加された収縮力を視覚的に示すことを更に含む、請求項2及び22~24の何れか一項に記載の方法。
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