JP2014513114A - 複素環誘導体により置換されている新規な抗真菌性の5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピンおよび6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン - Google Patents

複素環誘導体により置換されている新規な抗真菌性の5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピンおよび6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン Download PDF

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Abstract

本発明は、式(I)の複素環誘導体により置換されている新規な抗真菌性の5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ−[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピンおよび6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピンに関し、式中、R、R、R、R、およびHetは、請求項に定義される意味を有する。本発明の化合物は、主に皮膚糸状菌および全身性真菌感染症に対して活性がある。本発明は、そのような新規化合物を調製するプロセス、前記化合物を有効成分として含む医薬組成物、並びに前記化合物の医薬品としての使用にさらに関する。
【化1】

Description

本発明は、主に皮膚糸状菌および全身性真菌感染症に対して活性のある、いずれも複素環誘導体により置換されている新規な抗真菌性の5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ−[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピンおよび6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピンに関する。本発明は、さらに、そのような新規化合物を調製するプロセス、前記化合物を有効成分として含む医薬組成物、並びに医薬品としての前記化合物の使用に関する。
皮膚糸状菌は、通常動物およびヒトに皮膚病を起こす3種の真菌の群の共通な表示である。これらのアナモルフィックな(無性または不完全菌類)属は、小胞子菌属(Microsporum)、表皮糸状菌属(Epidermophyton)、および白癬菌属(Trichophyton)である。これら3種の属に約40の種がある。
皮膚糸状菌は、角質化した物質から栄養を得る能力のため、皮膚、髪、および爪の感染症を起こす。その微生物は角質組織にコロニーを形成し、代謝副生成物に対する宿主の反応により炎症が起こる。微生物は免疫能のある宿主の生命力のある組織に浸透できないので、通常表皮の角質化した層に限定されている。しかし、微生物は、ときとして皮下組織に侵入し、禿瘡を引き起こす。侵入は、軽度から重度にわたる宿主の反応を惹起する。報告によると、酸性プロテアーゼ、エラスターゼ、ケラチナーゼ、および他のプロテアーゼは病原性因子として作用する。
全身性真菌感染症(SFI)は、悪性疾患を治療するための治療介入から生じることが多い免疫力が低下した患者をしばしば冒す、生死にかかわる病態である。現代の病院におけるSFIの数は増え続けており、SFIに関与する異なる真菌の数は多く、なお増え続けている。侵襲性カンジダ症およびアスペルギルス症の多くの症例にもかかわらず、スケドスポリウム・アピオスペルムム(Scedosporium apiospermum)、フザリウム属(Fusarium spp.)、および接合菌綱(Zygomycetes)、クモノスカビ(Rhizopus)、およびケカビ属(Mucor spp.)などの他のカビによる感染症の発生が増加した。したがって、これらの感染症全てを非常に良好に治療する効果的な治療剤は、非常に広い活性スペクトルを持つ必要がある。過去数十年に、イトラコナゾール、フルコナゾール、ケトコナゾール、および静脈内またはリポソームアムホテリシンがSFIに使用されており、これらの薬剤のいずれにも、スペクトル、安全性、または投与の容易さに関してそれらの限界がある。より最近では、第三世代のアゾールが研究されて市場に導入され、集中治療室での治療選択を改善した。ボリコナゾール(Vfend(商標))およびポサコナゾール(Noxafil(商標))は、カンジダ症、アスペルギルス症などの生命にかかわる侵襲性SFI、およびフザリウム(Fusarium)種による感染症への臨床的に関連のある用量(clinical relevant dosages)での治療の多くの向上を示す。さらに、ポサコナゾールは、出現しつつある接合菌綱(Zygomycetes spp.)により起こされる感染症に対して効能を示す。アニデュラファンギン、カスポファンギン、およびミカファンギンなどのエキノキャンディンは、真菌細胞壁における1,3−β−グルカン合成の非競合阻害剤であり、カンジダ属(Candida spp.)およびアスペルギルス属(Aspergillus spp.)に対して高い効能を示すが、クリプトコッカス(Cryptococcus)、フザリウム(Fusarium)、または接合菌綱(Zy
gomycetes spp.)に対しては活性がない。全抗真菌剤のうちで、アゾールは、なお、真菌におけるエルゴステロール生合成に必須な酵素である14−α−デメチラーゼの阻害により最も広い抗真菌スペクトルを示す独特なクラスの化合物である。
爪真菌症は最もよく見られる爪の病気であり、爪の異常の約半分を占める。爪真菌症の罹患率は成人人口の約6〜8%である。爪真菌症の原因である病原体には皮膚糸状菌、カンジダ菌(Candida)、および非皮膚糸状菌カビがある。皮膚糸状菌は、温暖な欧米諸国において最も一般に爪真菌症の原因となる真菌であるが、カンジダ菌(Candida)および非皮膚糸状菌カビは熱帯地方および亜熱帯地方において関与していることがより多い。トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)は、爪真菌症に関与する最もよく見られる皮膚糸状菌である。関与し得る他の皮膚糸状菌は、トリコフィトン・インテルジキターレ(Trichophyton interdigitale)、エピデルモフィトン・フロッコースム(Epidermophyton floccosum)、トリコフィトン・ビオラセウム(Trichophyton violaceum)、ミクロスポルム・ギプセウム(Microsporum gypseum)、トリコフィトン・トンズランス(Trichophyton tonsurans)、トリコフィトン・ソウダネンセ(Trichophyton soudanense)、およびトリコフィトン・ベルコーズム(Trichophyton verrucosum)である。原因となる他の病原体にはカンジダ菌(Candida)および非皮膚糸状菌カビがあり、特に、カビ産生(mould generation)シタリジウム(Scytalidium)(ネオシタリジウム(Neoscytalidium)も)、スコプラリオプシス(Scopulariopsis)、およびアスペルギルス(Aspergillus)のメンバーがある。
5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピンは、J.Chem.Soc.(C),2732−2734(1971);J.Heterocyclic Chem.,13,711−716(1976);およびJ.Heterocyclic Chem.,16,241−244(1979)に記載されている。これらの参考文献に開示されている化合物はいずれも4位にフェニル部分を有し、これらの参考文献のいずれにも生物活性は報告されなかった。
アリール(ヘテロアリール)−環状ピロロ[1,2−a][1,4]ジアゼピンに至る新しい合成経路は、Org.Biomol.Chem.,8,3316−3327(2010)に記載されている。
国際公開第02/34752号パンフレットは、4−置換5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピンを、新しいクラスの抗真菌化合物として記載している。しかし、国際公開第02/34752号パンフレットは、4位にフェニル部分を有する化合物を開示するのみである。
De Wit K.の博士論文は、抗真菌ピロロベンゾジアゼピンのインビトロおよびインビボの菌学的評価プラットフォームの実施並びに活性プロファイリングの実施を記載している(博士論文;University of Antwerp,Belgium;Faculty of Pharmaceutical,Biomedical and
Veterinary Sciences;Department of Biomedical Sciences;2011;220p.)。
本発明の抗真菌化合物または本発明の化合物の一部は、従来技術に開示された化合物と
比べて構造的に異なり、向上した効力、向上した代謝安定性、向上した溶解度、向上した血漿結合、低減されたhERGチャネル阻害、低減されたチトクロームP450傾向(liabilities)、または向上したバイオアベイラビリティを有し得る。好ましくは、前記化合物は広い抗真菌スペクトルを有し、充分に高い治療効能および充分に低い毒性または他の副作用を維持する。本発明の化合物は、スクアレンエポキシダーゼ阻害剤として有用である。
したがって、本発明の一目的は、従来技術の欠点の少なくとも1つを克服若しくは改善する抗真菌活性を有する新規化合物を提供することか、または有用な代替化合物を提供することである。
本発明の化合物が抗真菌化合物として有用であることが見いだされた。
本発明は、5,6−ジヒドロ−4−(2−ピリジニル)−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HClではないことを条件とする、式(I):
Figure 2014513114

の新規化合物およびその立体異性形態
(式中、
は、水素、ハロ、C1〜4アルキル、またはC1〜4アルキルオキシであり;
は、水素、ハロ、C1〜4アルキル、またはC1〜4アルキルオキシであり;
およびRは水素であり;
或いは、RとRとは共に結合を形成し;
Hetは、下記から選択される単環式または二環式複素環基であり
Figure 2014513114

(d−1)および(d−2)は、位置a、b、またはcの結合で分子の残りに結合しており;
(d−4)、(d−6)、(d−7)、(d−10)、および(d−12)は、位置aまたはbの結合で分子の残りに結合しており;
は、O、S、またはNHであり;
は、OまたはSであり;
、X、およびXは、それぞれ独立に、CHまたはNであり;但し、X、X、およびXの正確に2個がNであり、その他がCHであることを条件とし;
、X、X、およびXは、それぞれ独立に、CHまたはNであり;但し、X、X、X、およびXの1個または2個がNであり、その他がCHであることを条件とし;
10、X11、X12、およびX13は、それぞれ独立に、CHまたはNであり;但し、X10、X11、X12、およびX13の最大1個がNであり、その他がCHであることを条件とし;
14は、CHまたはNであり;
15は、NH、O、またはSであり;
16は、CHまたはNであり;
17は、CHまたはNであり;
18は、NH、S、またはOであり;
19は、CHまたはNであり;
20は、NHまたはSであり;
とRとは共に、下記式:
−(CH−O−(CHn〜m− (a)、
−(CHn〜m−O−(CH− (b)、
−(CH− (c)、または
−CH=CH−CH=CH−(d)
を有する二価の基−R−R−を形成し;
式中、二価の基−R−R−は、可能な場合、ハロ、C1〜4アルキル、ヒドロキシル、C1〜4アルキルオキシ、およびオキソからなる群から選択される1個以上の置換基に
より置換されていてよく;
mは、0、1、または2を表し;
nは、2、3、または4を表し;
sは、3、4、または5を表し;
式中、基(d−1)〜(d−11)は、C1〜4アルキルオキシ、ハロ、C1〜4アルキルカルボニル、C1〜4アルキルチオ、C1〜4アルキルスルホニル、C1〜4アルキルスルフィニル、および1個以上のハロ置換基により場合により置換されていてもよいC1〜4アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1個以上の置換基により置換されていてよく;
但し、基(d−1)〜(d−11)が、連結の炭素原子のα位で置換されていないことを条件とする)並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物に関する。
本発明は、式(I)の化合物の調製方法およびそれらを含む医薬組成物にも関する。
本化合物は、インビボで真菌と戦うために有用な薬剤である。
本発明に記載される新規化合物は、皮膚糸状菌により起こされる感染症、全身性真菌感染症、および爪真菌症;特に皮膚糸状菌により起こされる感染症の治療または予防に有用になり得る。
本発明に記載される新規化合物は、多種多様な真菌、例えばカンジダ属(Candida spp.)、例えば、カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)、カンジダ・グラブラタ(Candida glabrata)、カンジダ・クルセイ(Candida krucei)、カンジダ・パラプシローシス(Candida parapsilosis)、カンジダ・ケフィール(Candida kefyr)、カンジダ・トロピカリス(Candida tropicalis);アスペルギルス属(Aspergillus spp.)、例えば、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)、アスペルギルス・フラーブス(Aspergillus flavus);クリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans);スポロトリクス・シェンキ(Sporothrix schenckii);エピデルモフィトン・フロッコースム(Epidermophyton floccosum);ミクロスポルム属(Microsporum spp.)、例えば、ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis)、ミクロスポルム・ギプセウム(Microsporum gypseum);トリコフィトン属(Trichophyton spp.)、例えば、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)、トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)、トリコフィトン・クインケアナム(Trichophyton quinckeanum)、トリコフィトン・トンズランス(Trichophyton tonsurans)、トリコフィトン・ベルコーズム(Trichophyton verrucosum)、トリコフィトン・ビオラセウム(Trichophyton violaceum)、トリコフィトン・インテルジキターレ(Trichophyton interdigitale)、トリコフィトン・ソウダネンセ(Trichophyton soudanense);フザリウム種(Fusarium spp.)、例えば、フザリウム・ソラニ(Fusarium solani)、フザリウム・オキシスポラム(Fusarium oxysporum)、フザリウム・プロリフェラタム(Fusarium proliferatum)、フザリウム・バーチシリオイデス(Fusarium verticillioides);リゾムコール属(Rhizomucor spp.)、例えば、リゾムコール・ミエヘイ(Rhizomucor
miehei)、リゾムコール・プシルス(Rhizomucor pusillus
);ムコール・サルシネロイデス(Mucor circinelloides);リゾプス属(Rhizopus spp.)、例えば、リゾプス・オリゼ(Rhizopus
oryzae)、リゾプス・ミクロスポレス(Rhizopus microspores);マラセチア・フルフル(Malassezia furfur);アクレモニウム属(Acremonium spp.);ペシロマイセス(Paecilomyces);スコプラリオプシス(Scopulariopsis);アルスログラフィス属(Arthrographis spp.);シタリジウム(Scytalidium);スケドスポリウム属(Scedosporium spp.)、例えば、スケドスポリウム・アピオスペルムム(Scedosporium apiospermum)、スケドスポリウム・プロリフィカンス(Scedosporium prolificans);トリコデルマ属(Trichoderma spp.);ペニシリウム属(Penicillium spp.);ペニシリウム・マルネッフェイ(Penicillium marneffei);ブラストシゾミセス(Blastoschizomyces)に対して活性を持ち得る。
本化合物の上述の薬理作用を考えると、それらは医薬品としての使用に好適であるということになる。
本発明は、真菌感染症の治療または予防に使用するための、一般式(I)の化合物、その立体異性形態、並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物にも関する。
本発明の化合物または化合物の一部の一利点は、従来技術に開示された化合物と比べて、それらの向上したバイオアベイラビリティ、向上した代謝安定性、向上したPK性、低減したhERGチャネル阻害、または低減したチトクロームP450傾向にあり得る。
本発明はここでさらに記載される。以下の節において、本発明の異なる態様がより詳細に定義される。そのように定義される各態様は、明らかに反対に示されない限り、任意の他の態様または複数の態様と組み合わせることができる。特に、好ましいまたは有利であると示されるいかなる特徴も、好ましいまたは有利であると示される他の任意の特徴または複数の特徴と組み合わせることができる。
本発明の化合物を記載する際に、使用される用語は、文脈が他のように指示しない限り、下記の定義に従って解釈されるものとする。
用語「置換されている」が本発明において使用される時はいつでも、特記されない限りまたは文脈から明らかでない限り、「置換されている」を使用する表現において示される原子または基の1個以上の水素、特に1から4個の水素、好ましくは1から3個の水素、より好ましくは1個の水素が、通常の原子価を超えないことと、置換により化学的に安定な化合物、すなわち、反応混合物から有用な程度の純度への単離および治療剤への製剤化を耐え抜くほど充分に強固な化合物になることを条件として、示された群から選択されたものにより置き換えられることを示すように意味される。
基または基の一部としての「ハロ」または「ハロゲン」という用語は、特記されない限り、または文脈から明らかでない限り、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨードの総称である。
基または基の一部(例えば、C1〜4アルキルカルボニル、C1〜4アルキルチオ、C1〜4アルキルスルホニル、C1〜4アルキルスルフィニルにおいて)としての「C1〜4アルキル」という用語は、nが1から4の範囲の数である式C2n+1のヒドロカ
ルビル基を意味する。C1〜4アルキル基は1から4個の炭素原子、好ましくは1から3個の炭素原子、さらにより好ましくは1から2個の炭素原子を含む。アルキル基は直鎖でも分岐鎖でもよく、本明細書に示されるとおり置換されていてよい。本明細書において下付数字が炭素原子の後に使用されている場合、下付数字は、示される基が含み得る炭素原子の数を意味する。このため、例えば、C1〜4アルキルは、1から4個の炭素原子を有する直鎖状または分岐鎖のアルキル基全てを含み、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、2−メチル−エチル、ブチル、およびその異性体(例えば、n−ブチル、イソブチル、およびtert−ブチル)などを含む。
基または基の一部としての「C1〜4アルキルオキシ」という用語は、RがC1〜4アルキルである式−ORを有する基を意味する。好適なC1〜4アルキルオキシの非限定的な例には、メチルオキシ(メトキシともいう)、エチルオキシ(エトキシともいう)、プロピルオキシ、イソプロピルオキシ、ブチルオキシ、イソブチルオキシ、sec−ブチルオキシ、およびtert−ブチルオキシがある。
本発明の化合物の化学名は、Advanced Chemical Development,Inc.,命名法ソフトウェア(ACD/Labs Release 12.00 Product version 12.01; Build 33104,27 May 2009)を使用して、ケミカルアブストラクツサービスにより同意された命名規則に従って生成された。
互変異性形態の場合、描かれていない他の互変異性形態も本発明の範囲内に含まれていることは当然明らかである。
三環系中の原子は、下記の式(Q)に示されるとおり番号づけられる:
Figure 2014513114
ある構成要素に変数が2回以上起こる場合、各定義は独立である。
基(d−1)〜(d−11)が1個以上の置換基により置換されている場合、これらの置換基は、X、X〜X14、X16〜X20の定義におけるNHおよびCH基を含む炭素または窒素原子に結合した任意の水素を置換できるが、但し、連結の炭素原子に対してα位にあるNHおよびCH基が置換されていないことを条件とする。
例えば、(d−11)
Figure 2014513114

は、位置a)にあるCH基で置換され得るが、X20がNHを表す場合、位置b)にあるNH基でも置換され得る。
式(I)の化合物並びにそれらの薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物の一部が、1個以上のキラル中心を有し、立体異性形態として存在し得ることが認識されるだろう。
前記および下記において、用語「式(I)の化合物」は、その付加塩、溶媒和物、および立体異性体を全て含むように意味する。
前記および下記における用語「立体異性体」、「立体異性形態」、または「立体化学的異性形態」は、互換的に使用される。
本明細書において先に使用された用語「立体異性形態」は、式(I)の化合物が有し得る可能な異性形態を全て定義する。別に述べられるか示されるのでない限り、化合物の化学名称は、可能な立体化学的異性形態の全ての混合物を意味する。本発明は、式(I)の化合物の立体異性体の全てを、純粋な立体異性体、または2種以上の立体異性体の混合物のいずれかとして含む。「式(I)の化合物」の定義は、式(I)の化合物の立体異性体の全てを、純粋な立体異性体、または2種以上の立体異性体の混合物のいずれかとして、本質的に含む。
エナンチオマーは、重ね合わせることのできない互いの鏡像である立体異性体である。1組のエナンチオマーの1:1混合物は、ラセミ体またはラセミ混合物である。より詳細には、不斉中心(stereogenic centers)はR配置もS配置も有し得る。ジアステレオマー(すなわちジアステレオ異性体)は、エナンチオマーでない立体異性体であり、すなわちそれらは鏡像として関係していない。ある化合物が二重結合を含む場合、置換基は、前記二重結合でE配置にもS配置にもなり得る。二価の環式(部分)飽和基の置換基は、シス配置とトランス配置のいずれかを有し得る。例えば、ある化合物が二置換シクロアルキル基を含む場合、置換基は、シス配置にもトランス配置にもなり得る。式(I)の化合物の立体異性形態は、本発明の範囲内に包含されている。したがって、本発明は、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、E異性体、Z異性体、シス異性体、トランス異性体、およびこれらの混合物を、化学的に可能な場合はいつでも含む。
絶対配置は、カーン・インゴルド・プレローグ系により明示される。不斉原子での配置は、RとSのいずれかにより明示される。絶対配置が分からない分割された化合物は、それらが平面偏光を回転させる方向によって(+)または(−)により表される。
具体的な立体異性体が特定される場合、それは、前記立体異性体が、実質的に他の異性体を含まず、すなわち、50%未満の他の異性体、好ましくは20%未満、より好ましくは10%未満、さらにより好ましくは5%未満、特に2%未満、最も好ましくは1%未満の他の異性体に関連することを意味する。そのため、式(I)の化合物が例えば(R)であると明示される場合、これは、化合物が実質的に(S)異性体を含まないことを意味する。式(I)の化合物が例えばEであると明示される場合、これは、化合物が実質的にZ
異性体を含まないことを意味する。式(I)の化合物が例えばシスであると明示される場合、これは、化合物が実質的にトランス異性体を含まないことを意味する。
式(I)の化合物の一部は、その互変異性形態で存在し得る。そのような形態は、上記の式ではっきりとは示されないが、本発明の範囲内に含まれるものとする。
治療用途には、式(I)の化合物の塩は、対イオンが薬学的に許容できるものである。しかし、薬学的に許容できない酸または塩基の塩も、例えば、薬学的に許容できる化合物の調製または精製に有用であり得る。薬学的に許容できてもできなくても、塩は全て本発明の範囲に含まれる。
前述または後述の薬学的に許容できる酸および塩基付加塩は、式(I)の化合物が形成できる治療的に活性な非毒性の酸および塩基付加塩形態を含むように意味される。薬学的に許容できる酸付加塩は、簡便には、塩基形態をそのような適切な酸により処理して得ることができる。適切な酸は、例えば、ハロゲン化水素酸、例えば、塩化水素酸若しくは臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸、および類似の酸などの無機酸;または例えば、酢酸、プロパン酸、ヒドロキシ酢酸、乳酸、ピルビン酸、シュウ酸(すなわちエタン二酸)、マロン酸、コハク酸(すなわちブタン二酸)、マレイン酸、フマル酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、シクラミン酸、サリチル酸、p−アミノ−サリチル酸、パモ酸、および類似の酸などの有機酸を含む。逆に、前記塩形態は、適切な塩基により処理すると遊離塩基形態に転化できる。
酸性プロトンを含む式(I)の化合物は、適切な有機または無機の塩基により処理すると、その非毒性の金属塩またはアミン付加塩にも転化できる。適切な塩基塩形態は、例えば、アンモニウム塩、アルカリおよび土類アルカリ金属塩(earth alkaline metal salts)、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム塩など、有機塩基との塩、例えば、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、イソプロピルアミン、4つのブチルアミン異性体、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジエタノールアミン、ジプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、ジ−n−ブチルアミン、ピロリジン、ピペリジン、モルホリン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、キヌクリジン、ピリジン、キノリン、およびイソキノリンなどの一級、二級、および三級脂肪族および芳香族アミン;ベンザチン、N−メチル−D−グルカミン、ヒドラバミン塩、アミノ酸、例えば、アルギニン、リジンなどとの塩を含む。逆に、塩形態は、酸により処理すると遊離酸形態に転化できる。
用語溶媒和物は、式(I)の化合物が形成できる水和物および溶媒付加形態、並びにそれらの塩を含む。そのような形態の例は、例えば、水和物、アルコラートなどである。
以下に記載されるプロセスで調製される式(I)の化合物は、エナンチオマーの混合物の形態で、特に当分野に公知である分割手順に従って互いから分離可能なエナンチオマーのラセミ混合物の形態で合成できる。エナンチオマー形態の式(I)の化合物を分離する方法は、キラルな固定相を使用する液体クロマトグラフィーを含む。前記純粋な立体化学的異性形態は、反応が立体特異的に起こるという条件で、適切な出発物質の対応する純粋な立体化学的異性形態からも誘導することもできる。好ましくは、特定の立体異性体が望まれる場合、前記化合物は、立体特異的な調製方法により合成されるだろう。これらの方法がエナンチオマー的に純粋な出発物質を利用すると有利だろう。
本願の枠組みにおいて、本発明の化合物は、その化学元素の同位体の組み合わせ全てを本質的に含むものとする。本願の枠組みにおいて、化学元素は、特に式(I)の化合物に
関連して言及される場合、この元素の同位体および同位体混合物の全てを含む。例えば、水素が言及される場合、それは、H、H、H、およびこれらの混合物を意味するように理解される。
したがって、本発明の化合物は、1つ以上の非放射性原子がその放射性同位体の1つにより置換された放射能標識化合物とも呼ばれる放射性化合物を含み、1つ以上の元素の1つ以上の同位体およびこれらの混合物を含む化合物を本質的に含む。用語「放射能標識化合物」は、少なくとも1種の放射性原子を含む式(I)の任意の化合物またはその薬学的に許容できる塩を意味する。例えば、化合物は、ポジトロンにより、またはγ線放出放射性同位体により標識できる。放射性リガンド結合技術には、H原子または125I原子が、置換すべき最適な原子である。画像化には、最もよく使用されるポジトロン放出(PET)放射性同位体は、11C、18F、15O、および13Nであり、これらは全て加速器により生成され、それぞれ半減期が20、100、2、および10分である。これらの放射性同位体の半減期は非常に短いため、その生成のために現場で加速器を有する施設でのみそれらを使用することが可能であり、それらの使用を制限している。これらのうち最もよく使用されるものは、18F、99mTc、201Tl、および123Iである。放射性同位体の取扱い、その製造、単離、および分子への取り込みは、当業者に公知である。
特に、放射性原子は、水素、炭素、窒素、硫黄、酸素、およびハロゲンの群から選択される。特に、放射性同位体は、H、11C、18F、122I、123I、125I、131I、75Br、76Br、77Br、および82Brの群から選択される。
本明細書および添付の請求項で使用されるとおり、単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈が明らかに別なように示さない限り、複数の指示物も含む。例としては、「a compound(1種の化合物)」は、1種の化合物または2種以上の化合物を意味する。
先に記載された用語および本明細書において使用される他の用語は、当業者に十分理解されている。
ここで本発明の化合物の好ましい特徴が述べられる。
一実施形態において、本発明は、式(I):
Figure 2014513114

の新規化合物およびその立体異性形態
(式中、
は、水素、ハロ、C1〜4アルキル、またはC1〜4アルキルオキシであり;
は、水素、ハロ、C1〜4アルキル、またはC1〜4アルキルオキシであり;
およびRは水素であり;
或いは、RとRとは共に結合を形成し;
Hetは、下記から選択される単環式または二環式複素環基であり
Figure 2014513114

(d−1)および(d−2)は、位置a、b、またはcの結合で分子の残りに結合しており;
(d−4)、(d−6)、(d−7)、(d−10)、および(d−12)は、位置aまたはbの結合で分子の残りに結合しており;
は、O、S、またはNHであり;
は、OまたはSであり;
、X、およびXは、それぞれ独立に、CHまたはNであり;但し、X、X、およびXの正確に2個がNであり、その他がCHであることを条件とし;
、X、X、およびXは、それぞれ独立に、CHまたはNであり;但し、X、X、X、およびXの正確に1個がNであり、その他がCHであることを条件とし;X10、X11、X12、およびX13は、それぞれ独立に、CHまたはNであり;但し、X10、X11、X12、およびX13の最大1個がNであり、その他がCHであることを条件とし;
14は、CHまたはNであり;
15は、OまたはSであり;
16は、CHまたはNであり;
17は、CHまたはNであり;
18は、NH、S、またはOであり;
19は、CHまたはNであり;
20は、NHまたはSであり;
とRとは共に、下記式:
−(CH−O−(CHn〜m− (a)、
−(CHn〜m−O−(CH− (b)、または
−(CH− (c)、
を有する二価の基−R−R−を形成し;
式中、二価の基−R−R−は、可能な場合、ハロ、C1〜4アルキル、ヒドロキシル、C1〜4アルキルオキシ、およびオキソからなる群から選択される1個以上の置換基により置換されていてよく;
mは、0、1、または2を表し;
nは、2、3、または4を表し;
sは、3、4、または5を表し;
式中、基(d−1)〜(d−11)は、C1〜4アルキルオキシ、ハロ、C1〜4アルキルカルボニル、C1〜4アルキルチオ、C1〜4アルキルスルホニル、C1〜4アルキルスルフィニル、および1個以上のハロ置換基により場合により置換されていてもよいC1〜4アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1個以上の置換基により置換されていてよく;
但し、基(d−1)〜(d−11)が、連結の炭素原子のα位で置換されていないことを条件とする)並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物に関する。
一実施形態において、本発明は、5,6−ジヒドロ−4−(2−ピリジニル)−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HClではないことを条件とする、式(I)の新規化合物:
Figure 2014513114

およびその立体異性形態
(式中、
は、水素、ハロ、C1〜4アルキル、またはC1〜4アルキルオキシであり;
は、水素、ハロ、C1〜4アルキル、またはC1〜4アルキルオキシであり;
およびRは水素であり;
或いは、RとRとは共に結合を形成し;
Hetは、下記から選択される単環式または二環式複素環基であり
Figure 2014513114

(d−1)および(d−2)は、位置a、b、またはcの結合で分子の残りに結合しており;
(d−4)、(d−6)、(d−7)、(d−10)、および(d−12)は、位置aまたはbの結合で分子の残りに結合しており;
は、O、S、またはNHであり;
は、OまたはSであり;
、X、およびXは、それぞれ独立に、CHまたはNであり;但し、X、X、およびXの正確に2個がNであり、その他がCHであることを条件とし;
、X、X、およびXは、それぞれ独立に、CHまたはNであり;但し、X、X、X、およびXの正確に1個がNであり、その他がCHであることを条件とし;X10、X11、X12、およびX13は、それぞれ独立に、CHまたはNであり;但し、X10、X11、X12、およびX13の最大1個がNであり、その他がCHであることを条件とし;
14は、CHまたはNであり;
15は、OまたはSであり;
16は、CHまたはNであり;
17は、CHまたはNであり;
18は、NH、S、またはOであり;
19は、CHまたはNであり;
20は、NHまたはSであり;
とRとは共に、下記式:
−(CH−O−(CHn〜m− (a)、
−(CHn〜m−O−(CH− (b)、または
−(CH− (c)
を有する二価の基−R−R−を形成し;
式中、二価の基−R−R−は、可能な場合、ハロ、C1〜4アルキル、ヒドロキシル、C1〜4アルキルオキシ、およびオキソからなる群から選択される1個以上の置換基により置換されていてよく;
mは、0、1、または2を表し;
nは、2、3、または4を表し;
sは、3、4、または5を表し;
式中、基(d−1)〜(d−11)は、C1〜4アルキルオキシ、ハロ、C1〜4アルキルカルボニル、C1〜4アルキルチオ、C1〜4アルキルスルホニル、C1〜4アルキルスルフィニル、および1個以上のハロ置換基により場合により置換されていてもよいC1〜4アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1個以上の置換基により置換されていてよく;
但し、基(d−1)〜(d−11)が、連結の炭素原子のα位で置換されていないことを条件とする)並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物に関する。
一実施形態において、本発明は、5,6−ジヒドロ−4−(2−ピリジニル)−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HClではないことを条件とする、式(I)の化合物およびその立体異性形態
(式中、
は、水素、ハロ、またはC1〜4アルキルであり;
は、水素、ハロ、またはC1〜4アルキルであり;
およびRは水素であり;
或いは、RとRとは共に結合を形成し;
Hetは、下記から選択される単環式または二環式複素環基であり
Figure 2014513114

(d−1)および(d−2)は、位置a、b、またはcの結合で分子の残りに結合しており;
(d−4)、(d−10)、および(d−12)は、位置aまたはbの結合で分子の残りに結合しており;
は、OまたはNHであり;
は、Sであり;
、X、およびXは、それぞれ独立に、CHまたはNであり;但し、X、X、およびXの正確に2個がNであり、その他がCHであることを条件とし;
、X、X、およびXは、それぞれ独立に、CHまたはNであり;但し、X、X、X、およびXの1個または2個がNであり、その他がCHであることを条件とし;
10、X11、X12、およびX13は、それぞれ独立に、CHまたはNであり;但し、X10、X11、X12、およびX13の最大1個がNであり、その他がCHであることを条件とし;
14は、CHまたはNであり;
15は、OまたはSであり;
16は、CHまたはNであり;
17は、CHまたはNであり;
18は、NH、S、またはOであり;
19は、CHまたはNであり;
20は、NHまたはSであり;
とRとは共に、下記式:
−(CH−(c)、または
−CH=CH−CH=CH−(d)
を有する二価の基−R−R−を形成し;
sは、3、4、または5を表し
式中、基(d−1)〜(d−5)および(d−8)〜(d−11)は、C1〜4アルキルオキシ、ハロ、C1〜4アルキルカルボニル、および1個以上のハロ置換基により場合に
より置換されていてもよいC1〜4アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1個以上の置換基により置換されていてよく;但し、基(d−1)〜(d−5)および(d−8)〜(d−11)が、連結の炭素原子のα位で置換されていないことを条件とする)並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物に関する。
一実施形態において、本発明は、5,6−ジヒドロ−4−(2−ピリジニル)−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HClではないことを条件として、Rが、水素、ハロ、またはC1〜4アルキルであり;
が、水素、ハロ、またはC1〜4アルキルであり;
およびRが水素であり;
或いは、RとRとが共に結合を形成し;
Hetが、下記から選択される単環式または二環式複素環基であり
Figure 2014513114

(d−1)および(d−2)が、位置a、b、またはcの結合で分子の残りに結合しており;
(d−4)、(d−10)、および(d−12)が、位置aまたはbの結合で分子の残りに結合しており;
が、OまたはNHであり;
が、Sであり;
、X、およびXが、それぞれ独立に、CHまたはNであり;但し、X、X、およびXの正確に2個がNであり、その他がCHであることを条件とし;
、X、X、およびXが、それぞれ独立に、CHまたはNであり;但し、X、X、X、およびXの正確に1個がNであり、その他がCHであることを条件とし;X10、X11、X12、およびX13が、それぞれ独立に、CHまたはNであり;但し、X10、X11、X12、およびX13の最大1個がNであり、その他がCHであることを条件とし;
14が、CHまたはNであり;
15が、OまたはSであり;
16が、CHまたはNであり;
17が、CHまたはNであり;
18が、NH、S、またはOであり;
19が、CHまたはNであり;
20が、NHまたはSであり;
とRとが共に、下記式:
−(CH−(c)
を有する二価の基−R−R−を形成し;
sが、3、4、または5を表し
式中、基(d−1)〜(d−5)および(d−8)〜(d−11)が、C1〜4アルキルオキシ、ハロ、C1〜4アルキルカルボニル、および1個以上のハロ置換基により場合により置換されていてもよいC1〜4アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1個以上の置換基により置換されていてよく;但し、基(d−1)〜(d−5)および(d−8)〜(d−11)が、連結の炭素原子のα位で置換されていないことを条件とする、式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物に関する。
一実施形態において、本発明は、5,6−ジヒドロ−4−(2−ピリジニル)−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HClではないことを条件として、Rが、水素、クロロ、フルオロ、またはメチルであり;
が、水素、クロロ、フルオロ、またはメチルであり;
およびRが水素であり;
或いは、RとRとが共に結合を形成し;
Hetが、下記から選択される単環式または二環式複素環基であり
Figure 2014513114

(d−1a)、(d−2a)、(d−4)、(d−10)、および(d−12)が、位置aまたはbの結合で分子の残りに結合しており;
が、OまたはNHであり;
が、Sであり;
、X、およびXが、それぞれ独立に、CHまたはNであり;但し、X、X、およびXの正確に2個がNであり、その他がCHであることを条件とし;
、X,およびXが、CHであり;
が、Nであり、
10、X11、X12、およびX13が、それぞれ独立に、CHまたはNであり;但し、X10、X11、X12、およびX13の最大1個がNであり、その他がCHであることを条件とし;
14が、CHまたはNであり;
15が、OまたはSであり;
16が、CHまたはNであり;
17が、CHまたはNであり;
18が、NH、S、またはOであり;
19が、CHまたはNであり;
20が、NHまたはSであり;
とRとが共に、下記式:
−(CH−(c)
を有する二価の基−R−R−を形成し;
sが、3を表し;
式中、基(d−1a)〜(d−5)および(d−8)〜(d−11)が、メトキシ、クロロ、フルオロ、メチルカルボニル、および1個以上のフルオロ置換基により場合により置換されていてもよいC1〜4アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1個以上の置換基により置換されていてよく;但し、基(d−1a)〜(d−5)および(d−8)〜(d−11)が、連結の炭素原子のα位で置換されていないことを条件とする、式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物に関する。
一実施形態において、本発明は、5,6−ジヒドロ−4−(2−ピリジニル)−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HClではないことを条件として、Rが、水素、ハロ、またはC1〜4アルキルであり;
が、水素、ハロ、またはC1〜4アルキルであり;
およびRが水素であり;
或いは、RとRとが共に結合を形成し;
Hetが、(d−1)、(d−2)、(d−3)、(d−5)、(d−8)、(d−9)、(d−10)、および(d−11)から選択される単環式または二環式複素環基であり;
(d−1)および(d−2)が、位置a、b、またはcの結合で分子の残りに結合しており;
(d−10)が、位置aまたはbの結合で分子の残りに結合しており;
が、OまたはNHであり;
が、Sであり;
、X、およびXが、それぞれ独立に、CHまたはNであり;但し、X、X、およびXの正確に2個がNであり、その他がCHであることを条件とし;
、X、X、およびXが、それぞれ独立に、CHまたはNであり;但し、X、X、X、およびXの正確に1個がNであり、その他がCHであることを条件とし;X10、X11、X12、およびX13が、それぞれ独立に、CHまたはNであり;但し、X10、X11、X12、およびX13の最大1個がNであり、その他がCHであることを条件とし;
14が、CHまたはNであり;
15が、OまたはSであり;
16が、CHまたはNであり;
17が、CHまたはNであり;
18が、NH、S、またはOであり;
19が、CHまたはNであり;
20が、NHまたはSであり;
式中、基(d−1)、(d−2)、(d−3)、(d−5)、(d−8)、(d−9)、(d−10)、および(d−11)が、C1〜4アルキルオキシ、ハロ、C1〜4アルキルカルボニル、および1個以上のハロ置換基により場合により置換されていてもよいC1〜4アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1個以上の置換基により置換されていてよく;但し、基(d−1)、(d−2)、(d−3)、(d−5)、(d−8)、(d−9)、(d−10)、および(d−11)が、連結の炭素原子のα位で置換されていないことを条件とする、式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物に関する。
一実施形態において、本発明は、
が、水素、ハロ、またはC1〜4アルキルであり;
が、水素、ハロ、またはC1〜4アルキルであり;
およびRが水素であり;
或いは、RとRとが共に結合を形成し;
Hetが、
Figure 2014513114

であり;
15が、OまたはSであり;特にOであり;
式中、基(d−9a)が、C1〜4アルキルオキシ、ハロ、C1〜4アルキルカルボニル、および1個以上のハロ置換基により場合により置換されていてもよいC1〜4アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1個以上の置換基により置換されていてよく;但し、基(d−9a)が、連結の炭素原子のα位で置換されていないことを条件とする、式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物に関する。
一実施形態において、本発明は、
が、水素、ハロ、またはC1〜4アルキルであり;
が、水素、ハロ、またはC1〜4アルキルであり;
およびRが水素であり;
或いは、RとRとが共に結合を形成し;
Hetが、
Figure 2014513114

から選択され;
(d−10a)が、位置aまたはbの結合で分子の残りに結合しており;
15が、OまたはSであり;特にOであり;
16が、CHまたはNであり;特にCHであり;
18が、NH、S、またはOであり;特に、SまたはOであり;より特にはOであり;式中、基(d−9a)および(d−10a)が、C1〜4アルキルオキシ、ハロ、C1〜4アルキルカルボニル、および1個以上のハロ置換基により場合により置換されていてもよいC1〜4アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1個以上の置換基により置換されていてよく;但し、基(d−9a)および(d−10a)が連結の炭素原子のα位で置換されていないことを条件とする、式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物に関する。
一実施形態において、本発明は、Hetが
Figure 2014513114

である、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
一実施形態において、本発明は、Hetがキノリニルである、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
一実施形態において、本発明は、Rが水素であり;Rが水素であり;RとRが共に結合を形成し;かつ、Hetがキノリニルである、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、RおよびRが水素である、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、RとRが共に結合を形成する、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、基(d−1)〜(d−11)が、C1〜4アルキルオキシ、ハロ、C1〜4アルキルカルボニル、C1〜4アルキルスルホニル、C1〜4アルキルスルフィニル、および1個以上のハロ置換基により場合により置換されていてもよいC1〜4アルキルからなる群;
特に、C1〜4アルキルオキシ、ハロ、C1〜4アルキルカルボニル、および1個以上のハロ置換基により場合により置換されていてもよいC1〜4アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1個以上の置換基により場合により置換されていてもよい;
但し、基(d−1)〜(d−11)が、連結の炭素原子のα位で置換されていないことを条件とする、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、
基(d−1)〜(d−2)および(d−4)〜(d−11)が、C1〜4アルキルオキシ、ハロ、C1〜4アルキルカルボニル、C1〜4アルキルチオ、C1〜4アルキルスルホニル、C1〜4アルキルスルフィニル、および1個以上のハロ置換基により場合により置換されていてもよいC1〜4アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1個以上の置換基により場合により置換されていてもよく;
式中、基(d−3)は、C1〜4アルキルオキシ、ハロ、C1〜4アルキルカルボニル、C1〜4アルキルチオ、C1〜4アルキルスルホニル、C1〜4アルキルスルフィニル、および1個以上のハロ置換基により場合により置換されていてもよいC1〜4アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1個以上の置換基に置換されており;
但し、(d−1)〜(d−11)が、連結の炭素原子のα位で置換されていないことを条件とする、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、
Hetが、ピラゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、ベンゾフラニル、ベンゾオキサゾリル、キノリニル、フロ[3,2−c]ピリジニル、フロ[2,3−b]ピリジニル、フロ[2,3−c]ピリジニル、ベンゾ[b]チオフェニル、ベンゾチアゾリル、キノキサリニル、イソオキサゾリル、チアゾリル、インドリル、1,2,3−ベンゾチアジアゾリル、2,1,3−ベンゾチアジアゾリル、1H−1,2,3−ベンゾトリアゾリル、2H−1,2,3−ベンゾトリアゾリル、6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[b]ピリジン−3−イル、1,2−ジヒドロ−2−オキソ−ピリジニル、およびベンゾイミダゾリルからなる群から選択される単環または二環の複素環式基であり;
特に、Hetが、ピリジニル、ベンゾフラニル、およびベンゾ[b]チオフェニルからなる群から選択される単環または二環の複素環式基であり;
より特に、Hetが、ベンゾフラニルおよびベンゾ[b]チオフェニルからなる群から選択される単環または二環の複素環式基であり;
式中、前記基は、C1〜4アルキルオキシ、ハロ、C1〜4アルキルカルボニル、および1個以上のハロ置換基により場合により置換されていてもよいC1〜4アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1個以上の置換基により置換されていてよく;
但し、前記基が、連結の炭素原子のα位で置換されていないことを条件とする、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、
Hetが、ピリジニル、ベンゾフラニル、およびベンゾ[b]チオフェニルからなる群から選択される単環または二環の複素環式基であり;
式中、ベンゾフラニルおよびベンゾ[b]チオフェニルが、C1〜4アルキルオキシ、ハロ、C1〜4アルキルカルボニル、および1個以上のハロ置換基により場合により置換されていてもよいC1〜4アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1個以上の置換基により置換されていてよく;
式中、ピリジニルが、C1〜4アルキルオキシ、ハロ、C1〜4アルキルカルボニル、および1個以上のハロ置換基により場合により置換されていてもよいC1〜4アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1個以上の置換基により置換されており;
但し、前記基が、連結の炭素原子のα位で置換されていないことを条件とする、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、
ピリジニルであるHetが、他の実施形態において定義された1個以上の置換基により置換されており;
但し、ピリジニルが連結の炭素原子のα位で置換されていないことを条件とする、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、RおよびRの少なくとも一方が水素以外である、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
特定の実施形態において、本発明は、Rが水素、クロロ、またはフルオロである、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、RまたはRが7位にあり、水素以外である、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、Rが7位にあり、クロロまたはフルオロであり;特にRが7位にあり、クロロである、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、
が7位にあり、クロロ、フルオロ、またはメチルであり;特に、Rが7位にあり、クロロまたはフルオロであり;より特には、Rが7位にあり、クロロであり;かつ、Rが他の位置のいずれかにあり、水素、クロロ、フルオロ、またはメチルであり;特に、クロロ、フルオロ、またはメチルであり;より特には、クロロまたはフルオロであり;さらにより特には、クロロである、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、Rが7位にあり、クロロ、フルオロ、またはメチルである、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、Rが7位にあり、クロロ、フルオロ、またはメチルであり;かつ、Rが他の位置のいずれかにあり、水素、クロロ、またはフルオロであり;特に、クロロまたはフルオロであり;より特には、クロロである、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、Rがハロである、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、Rが水素である、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、Rがハロであり、Rが水素である、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、Hetが、(d−3)、(d−9)、および(d−10)から選択され;特に、Hetが(d−9)および(d−10)から選択され;より特には、Hetが(d−9)であり;
式中、前記複素環式基が、他の実施形態のいずれかに定義されたとおり置換されていてよい、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、Hetが、(d−3)、(d−9)、および(d−10)から選択され;式中、基(d−3)、(d−9)、および(d−10)が、C1〜4アルキルオキシ、ハロ、C1〜4アルキルカルボニル、C1〜4アルキルチオ、C1〜4アルキルスルホニル、C1〜4アルキルスルフィニル、および1個以上のハロ置換基により場合により置換されていてもよいC1〜4アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1個以上の置換基により置換されていてよく;但し、基(d−3)、(d−9)、および(d−10)が、連結の炭素原子のα位で置換されていないことを条件とする、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、Hetが、(d−9)および(d−10)から選択され;式中、基(d−9)および(d−10)が、C1〜4アルキルオキシ、ハロ、C
〜4アルキルカルボニル、C1〜4アルキルチオ、C1〜4アルキルスルホニル、C1〜4アルキルスルフィニル、および1個以上のハロ置換基により場合により置換されていてもよいC1〜4アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1個以上の置換基により置換されていてよく;但し、基(d−9)および(d−10)が、連結の炭素原子のα位で置換されていないことを条件とする、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、Hetが、(d−8)、(d−9)、(d−10)、および(d−11)から選択され;式中、基(d−8)、(d−9)、(d−10)、および(d−11)が、他の実施形態のいずれかに定義されるとおり置換されていてよい、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、Hetが、(d−6)、(d−7)、(d−8)、(d−9)、(d−10)、(d−11)、および(d−12)から選択され;特に、Hetが、(d−6)、(d−7)、(d−8)、(d−9)、(d−10)、および(d−11)から選択され;
式中、前記二環の複素環式基が、他の実施形態のいずれかに定義されたとおり置換されていてよい、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、Hetが、(d−1)、(d−2)、(d−3)、(d−4)、および(d−5)から選択され;特に、Hetが、(d−3)および(d−5)から選択され;より特には、Hetが(d−3)であり;
式中、前記単環の複素環式基が、他の実施形態のいずれかに定義されたとおり置換されていてよい、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、Hetが、(d−1)および(d−2)から選択され;特に、Hetが(d−1)であり;
式中、前記単環の複素環式基が、他の実施形態のいずれかに定義されたとおり置換されていてよい、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、Hetが(d−2)であり;式中、(d−2)が、他の実施形態のいずれかに定義されたとおり置換されていてよい、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、Hetが(d−5)であり;式中、(d−5)が、他の実施形態のいずれかに定義されたとおり置換されていてよい、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、Hetが(d−4)であり;式中、(d−4)が、他の実施形態のいずれかに定義されたとおり置換されていてよい、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、Hetが(d−8)であり;式中、(d−8)が、他の実施形態のいずれかに定義されたとおり置換されていてよい、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、Hetが(d−10)であり;式中、(d−10)が、他の実施形態のいずれかに定義されたとおり置換されていてよい、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、Hetが(d−11)であり;式中、(d−11)が、他の実施形態のいずれかに定義されたとおり置換されていてよい、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、Hetが(d−12)である、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、Hetが
Figure 2014513114

であり、
式中、X15がOまたはSであり;特にOであり;
式中、(d−9a)が、他の実施形態のいずれかに定義されたとおり置換されていてよい、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、Hetが
Figure 2014513114

から選択され、
(d−10a)が、位置aまたはbの結合により分子の残りに結合しており;
式中、X15が、OまたはSであり;特にOであり;
式中、X16が、CHまたはNであり;特にCHであり;
式中、X18が、NH、S、またはOであり;特にSまたはOであり;より特にはOであり;
式中、基(d−9a)および(d−10a)が、他の実施形態のいずれかに定義されたとおり置換されていてよい、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、RとRが共に、下記の式:
−(CH−(c)、または
−CH=CH−CH=CH−(d)
を有する二価の基−R−R−を形成する、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、RとRが共に、下記の式:
−CH=CH−CH=CH−(d)
を有する二価の基−R−R−を形成する、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
他の実施形態において、本発明は、Hetが(d−12)であり、RとRが共に、下記の式:
−CH=CH−CH=CH−(d)
を有する二価の基−R−R−を形成する、他の実施形態のいずれかまたは他の実施形態の任意の組み合わせに関する。
次の実施形態において、式(I)の化合物は、立体異性形態を含む下記化合物:
7−クロロ−5,6−ジヒドロ−4−(6−メチル−2−ピリジニル)−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−5,6−ジヒドロ−4−(2−ピリジニル)−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(2−ベンゾフラニル)−7−クロロ−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
7−クロロ−5,6−ジヒドロ−4−(4−ピリジニル)−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−5,6−ジヒドロ−4−(4−ピリジニル)−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HBr、
10−クロロ−5,6−ジヒドロ−4−(4−ピリジニル)−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HBr、
9−クロロ−5,6−ジヒドロ−4−(4−ピリジニル)−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HBr、
8−クロロ−5,6−ジヒドロ−4−(4−ピリジニル)−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HBr、
7−クロロ−5,6−ジヒドロ−4−[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
5,6−ジヒドロ−4−[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
4−(2−ベンゾフラニル)−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
4−ベンゾ[b]チエン−2−イル−7−クロロ−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
4−ベンゾ[b]チエン−2−イル−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
7−クロロ−4−(6−エチル−3−ピリジニル)−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
4−(2−ベンゾフラニル)−5,6−ジヒドロ−7−メチル−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
4−(2−ベンゾチアゾリル)−7−クロロ−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
7−クロロ−5,6−ジヒドロ−4−[2−(トリフルオロメチル)−5−ピリミジニル]−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
4−ベンゾ[b]チエン−2−イル−5,6−ジヒドロ−7−メチル−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
5,6−ジヒドロ−7−メチル−4−[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
7−クロロ−4−(5−エチル−2−ピリジニル)−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
7−クロロ−4−(5−クロロ−2−ベンゾフラニル)−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
4−(5−クロロ−2−ベンゾフラニル)−5,6−ジヒドロ−7−メチル−4H−ピロ
ロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
7−クロロ−5,6−ジヒドロ−4−[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリダジニル]−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
7−クロロ−5,6−ジヒドロ−4−(6−メチル−2−ベンゾフラニル)−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
5,6−ジヒドロ−4−(6−メチル−2−ベンゾフラニル)−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
5,6−ジヒドロ−7−メチル−4−(6−メチル−2−ベンゾフラニル)−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
7−クロロ−5,6−ジヒドロ−4−(2−メチル−5−ピリミジニル)−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
7−クロロ−4−(1−エチル−1H−ピラゾール−3−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HBr、
4−ベンゾ[b]チエン−2−イル−10−クロロ−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
7,9−ジクロロ−5,6−ジヒドロ−4−(6−メチル−2−ベンゾフラニル)−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
9−クロロ−5,6−ジヒドロ−4−(7−メトキシ−2−ベンゾフラニル)−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
4−ベンゾ[b]チエン−2−イル−5,6−ジヒドロ−10−メチル−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
9−クロロ−5,6−ジヒドロ−4−(4−メチル−2−ベンゾフラニル)−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
7,9−ジクロロ−4−(5−フルオロ−2−ベンゾフラニル)−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
4−ベンゾ[b]チエン−2−イル−7,9−ジクロロ−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
7−クロロ−4−(5−フルオロ−2−ベンゾフラニル)−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(2−ベンゾフラニル)−5,6−ジヒドロ−10−メチル−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
7,9−ジクロロ−5,6−ジヒドロ−4−(5−メトキシ−2−ベンゾフラニル)−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
9−クロロ−5,6−ジヒドロ−4−(5−メトキシ−2−ベンゾフラニル)−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
7−クロロ−5,6−ジヒドロ−4−(5−メトキシ−2−ベンゾフラニル)−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
4−(2−ベンゾフラニル)−7,9−ジクロロ−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
4−ベンゾ[b]チエン−2−イル−7−クロロ−5,6−ジヒドロ−10−メチル−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
7,9−ジクロロ−5,6−ジヒドロ−4−(7−メトキシ−2−ベンゾフラニル)−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
7−クロロ−5,6−ジヒドロ−4−(4−メチル−2−ベンゾフラニル)−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
7−クロロ−5,6−ジヒドロ−10−メチル−4−[2−(トリフルオロメチル)−5−ピリミジニル]−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、7−フルオロ−5,6−ジヒドロ−4−[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
7,9−ジクロロ−5,6−ジヒドロ−4−[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジ
ニル]−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
9−クロロ−4−(5−フルオロ−2−ベンゾフラニル)−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
7−クロロ−5,6−ジヒドロ−4−(2−メチル−6−ベンゾオキサゾリル)−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
7−クロロ−4−(6−クロロフロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
7−クロロ−4−(3−クロロベンゾ[b]チエン−5−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
4−(2−ベンゾフラニル)−10−クロロ−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−5,6−ジヒドロ−4−(7−メチル−2−ベンゾフラニル)−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(2−ベンゾフラニル)−7−クロロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
8,10−ジクロロ−4−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7,10−ジクロロ−4−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−ベンゾ[b]チエン−2−イル−7−クロロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−ベンゾ[b]チエン−2−イル−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(2−ベンゾフラニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−[2−(トリフルオロメチル)−5−ピリミジニル]−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−メチル−4−[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(5−クロロ−2−ベンゾフラニル)−7−メチル−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(2−ベンゾフラニル)−7−メチル−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−ベンゾ[b]チエン−2−イル−7−メチル−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7,8−ジクロロ−4−(6−エチル−3−ピリジニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(2−ベンゾチアゾリル)−7−クロロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(2−ベンゾチアゾリル)−7−クロロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン,.HCl、
7−メチル−4−(2−メチル−5−ピリミジニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(2−メチル−4−ピリジニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,
4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(6−メチル−2−ベンゾフラニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(6−メチル−2−ベンゾフラニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(2−メチル−5−ピリミジニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(5−クロロ−2−ベンゾフラニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(6−ベンゾフラニル)−7−クロロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−メチル−4−(6−メチル−2−ベンゾフラニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−ベンゾ[b]チエン−2−イル−9−クロロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(5−メチル−2−ベンゾフラニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(6−ベンゾフラニル)−7,10−ジクロロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
9−クロロ−4−(5−メチル−2−ベンゾフラニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−ベンゾ[b]チエン−2−イル−10−クロロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(2−ベンゾフラニル)−9−クロロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(2−ベンゾフラニル)−10−クロロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7,9−ジクロロ−4−(5−エチル−2−ピリジニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(5−エチル−2−ピリジニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(2−メチル−4−ピリジニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−メチル−4−(2−メチル−4−ピリジニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(6−ベンゾチアゾリル)−7−メチル−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(7−メトキシ−2−ベンゾフラニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−メチル−4−(7−メチル−2−ベンゾフラニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(6−ベンゾチアゾリル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(7−メチル−2−ベンゾフラニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(7−メチル−2−ベンゾフラニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(7−メトキシ−2−ベンゾフラニル)−7−メチル−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(6−ベンゾチアゾリル)−7−クロロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベ
ンゾジアゼピン、
4−[2−(トリフルオロメチル)−5−ピリミジニル]−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(2−エチル−4−チアゾリル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(7−メトキシ−2−ベンゾフラニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(1−メチル−1H−インドール−6−イル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(1−メチル−1H−インドール−5−イル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7,9−ジクロロ−4−(5−メチル−2−ベンゾフラニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7,9−ジクロロ−4−(6−メチル−2−ベンゾフラニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(3−エチル−5−イソオキサゾリル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−ベンゾ[b]チエン−2−イル−10−メチル−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
9−クロロ−4−(7−メトキシ−2−ベンゾフラニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7,9−ジクロロ−4−(2−エチル−4−チアゾリル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(6−エチル−3−ピリジニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−ベンゾ[b]チエン−2−イル−7,9−ジクロロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7,9−ジクロロ−4−(1−メチル−1H−インドール−5−イル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7,9−ジクロロ−4−(6−エチル−3−ピリジニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(2−ベンゾフラニル)−10−メチル−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(5−メトキシ−2−ベンゾフラニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(2−ベンゾフラニル)−7,9−ジクロロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(5−フルオロ−2−ベンゾフラニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7,9−ジクロロ−4−(5−メトキシ−2−ベンゾフラニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7,9−ジクロロ−4−(5−フルオロ−2−ベンゾフラニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
9−クロロ−4−(4−メチル−2−ベンゾフラニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−メチル−4−[2−(トリフルオロメチル)−5−ピリミジニル]−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
10−クロロ−4−(7−メトキシ−2−ベンゾフラニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
9−クロロ−4−(5−メトキシ−2−ベンゾフラニル)−6H−ピロロ[1,2−a]
[1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(6−ベンゾチアゾリル)−9−クロロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(6−ベンゾチアゾリル)−10−クロロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(4−メチル−2−ベンゾフラニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(4−エチル−2−チアゾリル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7,9−ジクロロ−4−(4−エチル−2−チアゾリル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(5−エチル−2−チアゾリル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−ベンゾ[b]チエン−2−イル−7−クロロ−10−メチル−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7,9−ジクロロ−4−(7−メトキシ−2−ベンゾフラニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7,9−ジクロロ−4−(5−エチル−2−チアゾリル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−フルオロ−4−[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(6−ベンゾチアゾリル)−7,9−ジクロロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(5,7−ジフルオロ−2−ベンゾフラニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7,9−ジクロロ−4−(7−フルオロ−2−ベンゾフラニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(2,1,3−ベンゾチアジアゾールl−5−イル)−7−クロロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7,9−ジクロロ−4−[2−(トリフルオロメチル)−5−ピリミジニル]−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7,9−ジクロロ−4−[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
9−クロロ−4−(5−フルオロ−2−ベンゾフラニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7,9−ジクロロ−4−(5,7−ジフルオロ−2−ベンゾフラニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7,9−ジクロロ−4−(2−メチル−2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−5−イル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(7−クロロ−2−ベンゾフラニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(7−フルオロ−2−ベンゾフラニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(2−メチル−2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−5−イル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(7−フルオロベンゾ[b]チエン−2−イル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7,9−ジクロロ−4−(7−フルオロベンゾ[b]チエン−2−イル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(1−メチル−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−6−イル)−
6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7,9−ジクロロ−4−(1−メチル−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−6−イル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(5−ベンゾフラニル)−7−クロロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(6−クロロ−3−ピリジニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(1,2,3−ベンゾチアジアゾールl−5−イル)−7−クロロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(2−メチル−5−ベンゾチアゾリル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(5,6−ジクロロ−3−ピリジニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−ベンゾ[b]チエン−5−イル−7−クロロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(7−クロロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル)−1−(1−メチルエチル)−2(1H)−ピリジノン、
7−フルオロ−4−(2−メチル−6−キノリニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(2−メチル−6−キノリニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(5,6−ジクロロ−3−ピリジニル)−7−フルオロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(5,6−ジクロロ−3−ピリジニル)−7,9−ジフルオロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(6−クロロ−3−ピリジニル)−9−フルオロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−[6−(1,1−ジフルオロエチル)−3−ピリジニル]−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
1−[5−(7−クロロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル)−2−ピリジニル]−エタノン、
4−[6−(1,1−ジフルオロエチル)−3−ピリジニル]−7−フルオロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−[6−(1,1−ジフルオロエチル)−3−ピリジニル]−7,9−ジフルオロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(5−クロロフロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)−7,9−ジフルオロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7,9−ジフルオロ−4−(2−メチル−6−キノリニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[b]ピリジン−3−イル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7,9−ジクロロ−4−[6−(1,1−ジフルオロエチル)−3−ピリジニル]−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
1−[5−(7,9−ジフルオロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル)−2−ピリジニル]−エタノン、
4−ベンゾ[b]チエン−5−イル−10−クロロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−[6−(1,1−ジフルオロエチル)−3−ピリジニル]−9−フルオロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−ベンゾ[b]チエン−5−イル−7−フルオロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,
4]ベンゾジアゼピン、
4−ベンゾ[b]チエン−5−イル−9−クロロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−ベンゾ[b]チエン−5−イル−7,9−ジフルオロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
1−[5−(7−フルオロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル)−2−ピリジニル]−エタノン、
4−ベンゾ[b]チエン−6−イル−7−クロロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−フロ[2,3−b]ピリジン−5−イル−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(2−メチル−6−ベンゾオキサゾリル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−[2−(トリフルオロメチル)−4−ピリジニル]−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(5−ベンゾチアゾリル)−7−クロロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(6−クロロフロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(5−クロロ−7−メチルフロ[2,3−c]ピリジン−2−イル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(5−ベンゾチアゾリル)−7−フルオロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(3−クロロ−5−ベンゾフラニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(5−ベンゾチアゾリル)−7,9−ジフルオロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−フルオロ−4−[2−(トリフルオロメチル)−5−ベンゾチアゾリル]−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−[2−(トリフルオロメチル)−5−ベンゾチアゾリル]−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
9−クロロ−4−[2−(トリフルオロメチル)−4−ピリジニル]−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(3−クロロベンゾ[b]チエン−5−イル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(3−クロロ−6−ベンゾフラニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(3−クロロ−5−ベンゾフラニル)−7,9−ジフルオロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(3−クロロ−5−ベンゾフラニル)−7−フルオロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(10−クロロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン−4−イル)−1−(1−メチルエチル)−2(1H)−ピリジノン、
7−クロロ−4−(2−クロロ−5−ベンゾフラニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
9−クロロ−4−(3−クロロベンゾ[b]チエン−5−イル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
10−クロロ−4−(3−クロロベンゾ[b]チエン−5−イル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(3−キノリニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジ
アゼピン、
4−(3−キノリニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
9−クロロ−4−(4−ピリジニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(1H−ベンゾイミダゾール−6−イル)−9−クロロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
4−(1H−ベンゾイミダゾール−6−イル)−7−クロロ−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
9−クロロ−4−(3−キノリニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(6−キノキサリニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−5,6−ジヒドロ−4−(6−キノキサリニル)−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
9−クロロ−4−(3−クロロベンゾ[b]チエン−5−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
10−クロロ−5,6−ジヒドロ−4−(7−メトキシ−2−ベンゾフラニル)−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−5,6−ジヒドロ−4−(7−メトキシ−2−ベンゾフラニル)−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
5,6−ジヒドロ−4−(7−メトキシ−2−ベンゾフラニル)−7−メチル−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
5,6−ジヒドロ−4−(7−メチル−2−ベンゾフラニル)−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
5,6−ジヒドロ−7−メチル−4−(7−メチル−2−ベンゾフラニル)−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
7−クロロ−4−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
7,10−ジクロロ−4−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
8,10−ジクロロ−4−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
4−(2−ベンゾフラニル)−9−クロロ−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
4−ベンゾ[b]チエン−2−イル−9−クロロ−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HCl、
7−クロロ−4−(3−ピリジニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
7−クロロ−4−(2−キノリニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、および
7−クロロ−4−(4−ピリジニル)−6H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン、
並びにその遊離塩基、薬学的に許容できる付加塩、および溶媒和物からなる群から選択される。
本発明は、式(I)の化合物およびそのサブグループの調製方法も包含する。
式(I)の化合物およびそのサブグループは、以下に記載される連続した工程により調製できる。それらは、一般に、市販されているか、または当業者に明らかである標準的手段により調製される出発物質から調製される。本発明の化合物は、有機化学の当業者によ
り通常利用されている標準的合成プロセスを利用しても調製できる。
当業者は、反応によっては、無水の状態が適用される必要があり、かつ/またはNまたはアルゴンなどの不活性の保護雰囲気を使用しなければならないことを理解するだろう。
本発明の化合物は、スキーム1に従って調製できる。
Figure 2014513114
とRが共に追加の結合を形成し式(I−b)により表される式(I)の化合物は、式(I−a)により表される化合物から、当分野に公知のアミンからイミンへの酸化反応により調製できる。これらの酸化反応は、式(I−a)の化合物を、例えば四酢酸鉛ま
たは二酸化マンガンなどの酸化剤と、ハロゲン化炭化水素、例えば、ジクロロメタン(DCM)またはトリクロロメタンなどの反応不活性溶媒中で反応させて実施できる。反応速度は、反応混合物を撹拌し、場合により加熱することにより上げてもよい。
或いは、式(I−b)の化合物は、式(II)の中間体の分子内環化により調製できる。酸、例えばPOClなどの存在下で、式(II)の中間体中のアミドは、C−求電子試薬として機能でき、閉環を起こす。反応は、好適な溶媒、例えばDCM(CHCl)などの中で実施できる。撹拌および加熱により、反応速度を上げることができる。
式(I−a)の化合物は、式(IV)の中間体から、式(XI)の酸Hとの反応により塩(III)に転化し、前記式(III)の塩を、アルコールなどの溶媒、例えば、メタノール(MeOH)、エタノール(EtOH)、イソプロパノール中で、高温で、好ましくは還流温度で式(XII)のアルデヒドと反応させて調製できる。
或いは、式(IV)の中間体を、まず式(XII)のアルデヒドと反応させ、そのように形成したイミンを、式(XI)の酸Hの存在下で環化させて、式(I−a)の化合物にすることができる。
或いは、式(I−a)の化合物は、当業者に周知である方法を利用して、式(I−b)の化合物の還元により得ることができる。
式(I−b)の化合物の一部は、転化により他の式(I−b)の化合物にすることができる。例えば、Hetが(d−1)〜(d−11)から選択され、HetがC1〜4アルキルスルホニルにより置換されている式(I−b)の化合物は、Hetが(d−1)〜(d−11)から選択され、HetがC1〜4アルキルチオにより置換されている式(I−b)の化合物の硫黄基の酸化により調製できる。典型的には、この反応は、オキソンなどの酸化剤および好適な溶媒、例えばTHFの存在下で実施できる。
式(II)の中間体は、式(III)の中間体と式(XIII)の中間体の間のカップリング反応により調製できる。前記反応は、典型的には、1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール(HOBT)およびN’−(エチルカルボンイミドイル)−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン一塩酸塩(EDCI)などのカップリング剤の存在下で実施できる。反応は、トリエチルアミン(EtN)などの塩基および例えばDCMなどの好適な溶媒の存在下で実施できる。或いは、(XIII)の酸クロライド誘導体または(XIII)の反応性エステル誘導体をこのタイプの反応に使用して、式(II)の中間体を調製できる。
式(XIII)の中間体またはその酸クロライド若しくはエステル誘導体は、当業者により容易に調製できる。
式(III)および(IV)の中間体は、式(V)の1−(2−シアノ−フェニル)ピロール誘導体の還元により調製される。例えば下記などの当業者に周知である数種の手順を利用して、ニトリル官能基を還元できる:
1.LiAlH/THF[S. Raines,S.Y.Chai and F.P.Palopoli;J.Heterocyclic Chem.,13,711−716(1976)]
2.i.ナトリウムビス(2−メトキシエトキシ)アルミナート(Red−Al(登録商標))70%w/wトルエン,RT:
ii.NaOH 10%、RT[G.W.H.Cheeseman and S.G.Greenberg;J.Heterocyclic Chem.,16,241−244(1979)]
3a.i.KBH/CFCOOH,THF;ii.HO;iii.HCl[P.T
rinka,P.Slegel and J.Reiter;J.Prakt.Chem.,338,675−678(1996)]
3b.ボラン−ジメチルスルフィド(1:1)、THF
4a.RaNi(ラネーニッケル)/H
4b.RaNi/チオフェン溶液/(MeOH/NH
ニッケル官能基を還元するさらに他の周知の方法も利用できる。
次に、式(V)の中間体は市販されているか、或いは、例えば、式(VI)の2−アミノベンゾニトリル誘導体を、ジオキサンまたはテトラヒドロフラン(THF)などの不活性溶媒中で、4−クロロピリジン塩酸塩などの酸の存在下で、または氷酢酸などの酸性溶媒中で、高温で、好ましくは還流温度で、テトラヒドロ−2,5−ジメトキシフランにより処理して容易に調製できる。或いは、式(V)の中間体は、式(X)の中間体からも調製できる。典型的には、HaloがBr、I、Cl、またはFであると定義される式(X)の中間体をピロールと、例えば、CsCOまたはNaHなどの塩基の存在下で、典型的にはN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)などの好適な溶媒中で反応させる。
或いは、式(IV)の中間体は、式(VII)の中間体を、ボラン−ジメチルスルフィド(1:1)により、例えばTHFなどの好適な溶媒中で処理して調製できる。反応は、典型的には、HClなどの酸の存在下で実施できる。反応が進行した後、反応混合物を、NaOHなどの好適な塩基により塩基性化できる。反応は、高温で、好ましくは還流温度で実施できる。
式(VII)の中間体は、式(VIII)の中間体から調製できる。式(VIII)の中間体を、NH.HOなどの窒素源とHOBTおよびEDCIの存在下で反応させることができる。このタイプの反応は、典型的には、DMFのような好適な溶媒中で実施できる。反応混合物の撹拌により反応速度を上げることができる。
式(VIII)の中間体は、式(IX)の中間体をテトラヒドロ−2,5−ジメトキシフランにより、ジオキサンなどの不活性溶媒中で、ピリジン塩酸塩(1:1)などの酸の存在下で、高温で、好ましくは還流温度で処理することにより容易に調製できる。或いは、(IX)の反応性エステル誘導体をこのタイプの反応に使用して、式(VIII)の中間体を調製することもできる。
出発物質は全て市販されているか、または当業者により容易に調製できる。出発物質の一部の合成は、実験の部において例示されている。
これらの調製全てにおいて、反応生成物は反応媒体から単離することができ、必要な場合、当分野に一般的に知られている方法論、例えば、抽出、結晶化、トリチュレーション、およびクロマトグラフィーなどによりさらに精製できる。特に、立体異性体は、例えば、いずれも日本のダイセル化学工業から購入したキラルパック(登録商標)AD(アミロース3,5ジメチルフェニルカルバマート)またはキラルパック(登録商標)ASなどのキラル固定相を使用してクロマトグラフィー的に単離できる。
本発明の化合物および中間体の純粋な立体異性形態は、当分野に公知である手順の適用により得ることができる。エナンチオマーは、光学活性な酸とのジアステレオマー塩の選択的な結晶化により互いから分離できる。或いは、エナンチオマーは、キラル固定相を使用するクロマトグラフィー技術により分離できる。前記純粋な立体異性形態は、反応が立体選択的または立体特異的に起こるという条件で、対応する純粋な立体異性形態の適切な出発物質からも誘導できる。好ましくは、特定の立体異性体が望まれる場合、前記化合物は、立体選択的または立体特異的な調製方法により合成されるだろう。これらの方法は、
キラル的に純粋な出発物質を利用すると好都合だろう。式(I)の化合物の立体異性形態は、本発明の範囲内に明らかに含まれるものとする。
キラル的に純粋な形態の式(I)の化合物は、化合物の好ましい群を形成する。したがって、キラル的に純粋な形態の中間体およびそれらの塩形態は、キラル的に純粋な式(I)の化合物の調製に特に有用である。また、中間体のエナンチオマー混合物は、対応するコンフィグレーションを持つ式(I)の化合物の調製に有用である。
式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物は、暗色不完全糸状菌類、二形性病原体(dimorphic pathogens)、皮膚糸状菌、接合菌綱、無色不完全糸状菌類、酵母菌、および酵母様微生物に対して活性を有し得る。
式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物は、二形性病原体、酵母菌、および酵母様微生物に対して活性を有し得る。
式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物は、カビに対して活性を有し得る。
式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物は、カンジダ属(Candida spp.)、例えば、カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)、カンジダ・グラブラタ(Candida glabrata)、カンジダ・クルセイ(Candida krucei)、カンジダ・パラプシローシス(Candida parapsilosis)、カンジダ・ケフィール(Candida kefyr)、カンジダ・トロピカリス(Candida tropicalis);アスペルギルス属(Aspergillus spp.)、例えば、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)、アスペルギルス・フラーブス(Aspergillus flavus);クリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans);スポロトリクス・シェンキ(Sporothrix schenckii);エピデルモフィトン・フロッコースム(Epidermophyton floccosum);ミクロスポルム属(Microsporum spp.)、例えば、ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis)、ミクロスポルム・ギプセウム(Microsporum gypseum);トリコフィトン属(Trichophyton spp.)、例えば、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)、トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)、トリコフィトン・クインケアナム(Trichophyton quinckeanum)、トリコフィトン・トンズランス(Trichophyton tonsurans)、トリコフィトン・ベルコーズム(Trichophyton verrucosum)、トリコフィトン・ビオラセウム(Trichophyton violaceum)、トリコフィトン・インテルジキターレ(Trichophyton interdigitale)、トリコフィトン・ソウダネンセ(Trichophyton soudanense);フザリウム属(Fusarium spp.)、例えば、フザリウム・ソラニ(Fusarium solani)、フザリウム・オキシスポラム(Fusarium oxysporum)、フザリウム・プロリフェラタム(Fusarium proliferatum)、フザリウム・バーチシリオイデス(Fusarium verticillioides);リゾムコール属(Rhizomucor spp.)、例えば、リゾムコール・ミエヘイ(Rhizomucor miehei)、リゾムコール・プシルス(Rhizomucor pusillus);ムコール・サルシネロイデス(Mucor
circinelloides);リゾプス属(Rhizopus spp.)、例えば、リゾプス・オリゼ(Rhizopus oryzae)、リゾプス・ミクロスポレス(Rhizopus microspores);マラセチア・フルフル(Malassezia furfur);アクレモニウム属(Acremonium spp.);ペシロマイセス(Paecilomyces);スコプラリオプシス(Scopulariopsis);アルスログラフィス属(Arthrographis spp.);シタリジウム(Scytalidium);スケドスポリウム属(Scedosporium spp.)、例えば、スケドスポリウム・アピオスペルムム(Scedosporium
apiospermum)、スケドスポリウム・プロリフィカンス(Scedosporium prolificans);トリコデルマ属(Trichoderma spp.);ペニシリウム属(Penicillium spp.);ペニシリウム・マルネッフェイ(Penicillium marneffei);ブラストシゾミセス(Blastoschizomyces)などの多種多様な真菌に対して活性を有し得る。
式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物は、カンジダ・パラプシローシス(Candida parapsilosis);アスペルギルス属(Aspergillus spp.)、例えば、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)、アスペルギルス・フラーブス(Aspergillus flavus);クリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans);スポロトリクス・シェンキ(Sporothrix schenckii);エピデルモフィトン・フロッコースム(Epidermophyton floccosum);ミクロスポルム属(Microsporum spp.)、例えば、ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis)、ミクロスポルム・ギプセウム(Microsporum gypseum);トリコフィトン属(Trichophyton spp.)、例えば、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)、トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)、トリコフィトン・クインケアナム(Trichophyton quinckeanum)、トリコフィトン・トンズランス(Trichophyton tonsurans)、トリコフィトン・ベルコーズム(Trichophyton verrucosum)、トリコフィトン・ビオラセウム(Trichophyton violaceum)、トリコフィトン・インテルジキターレ(Trichophyton interdigitale)、トリコフィトン・ソウダネンセ(Trichophyton soudanense);フザリウム属(Fusarium spp.)、例えば、フザリウム・ソラニ(Fusarium solani)、フザリウム・オキシスポラム(Fusarium oxysporum)、フザリウム・プロリフェラタム(Fusarium proliferatum)、フザリウム・バーチシリオイデス(Fusarium verticillioides);リゾムコール属(Rhizomucor spp.)、例えば、リゾムコール・ミエヘイ(Rhizomucor miehei)、リゾムコール・プシルス(Rhizomucor pusillus);ムコール・サルシネロイデス(Mucor circinelloides);リゾプス属(Rhizopus spp.)、例えば、リゾプス・オリゼ(Rhizopus oryzae)、リゾプス・ミクロスポレス(Rhizopus microspores);アクレモニウム属(Acremonium spp.);ペシロマイセス(Paecilomyces);スコプラリオプシス(Scopulariopsis);アルスログラフィス属(Arthrographis spp.);シタリジウム(Scytalidium);スケドスポリウム属(Scedosporium spp.)、例えば、スケドスポリウム・アピオスペルムム(Scedosporium apiospermum)、スケドスポリウム・プロリフィカンス(Scedosporium prolificans);トリコデルマ属(Trichoderma
spp.);ペニシリウム属(Penicillium spp.);ペニシリウム・マルネッフェイ(Penicillium marneffei);ブラストシゾミセス(Blastoschizomyces)などの多種多様な真菌に対して活性を有し得る。
式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物は、カンジダ・パラプシローシス(Candida parapsilosis);アスペルギルス属(Aspergillus spp.)、例えば、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)、アスペルギルス・フラーブス(Aspergillus flavus);クリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans);エピデルモフィトン・フロッコースム(Epidermophyton floccosum);ミクロスポルム属(Microsporum spp.)、例えば、ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis)、 ミクロスポルム・ギプセウム(Microsporum gypseum);トリコフィトン属(Trichophyton spp.)、例えば、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)、トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)、トリコフィトン・クインケアナム(Trichophyton quinckeanum)、トリコフィトン・トンズランス(Trichophyton tonsurans)、トリコフィトン・ベルコーズム(Trichophyton verrucosum)、トリコフィトン・ビオラセウム(Trichophyton violaceum)、トリコフィトン・インテルジキターレ(Trichophyton interdigitale)、トリコフィトン・ソウダネンセ(Trichophyton soudanense);フザリウム属(Fusarium spp.)、例えば、フザリウム・ソラニ(Fusarium solani)、フザリウム・オキシスポラム(Fusarium oxysporum)、フザリウム・プロリフェラタム(Fusarium proliferatum)、フザリウム・バーチシリオイデス(Fusarium verticillioides);リゾムコール属(Rhizomucor spp.)、例えば、リゾムコール・ミエヘイ(Rhizomucor miehei)、リゾムコール・プシルス(Rhizomucor pusillus);ムコール・サルシネロイデス(Mucor circinelloides);リゾプス属(Rhizopus spp.)、例えば、リゾプス・オリゼ(Rhizopus oryzae)、リゾプス・ミクロスポレス(Rhizopus microspores);アクレモニウム属(Acremonium
spp.);ペシロマイセス(Paecilomyces);スコプラリオプシス(Scopulariopsis);アルスログラフィス属(Arthrographis spp.);シタリジウム(Scytalidium);スケドスポリウム属(Scedosporium spp.)、例えば、スケドスポリウム・アピオスペルムム(Scedosporium apiospermum)、スケドスポリウム・プロリフィカンス(Scedosporium prolificans);トリコデルマ属(Trichoderma spp.);ペニシリウム属(Penicillium spp.);ペニシリウム・マルネッフェイ(Penicillium marneffei);ブラストシゾミセス(Blastoschizomyces);特に、アスペルギルス属(Aspergillus spp.)、例えば、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus
niger)、アスペルギルス・フラーブス(Aspergillus flavus);クリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans);エピデルモフィトン・フロッコースム(Epidermophyton floccosum);ミクロスポルム属(Microsporum spp.)、例えば、ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis)、ミクロスポルム・ギ
プセウム(Microsporum gypseum);トリコフィトン属(Trichophyton spp.)、例えば、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)、トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)、トリコフィトン・クインケアナム(Trichophyton quinckeanum)、トリコフィトン・トンズランス(Trichophyton tonsurans)、トリコフィトン・ベルコーズム(Trichophyton verrucosum)、トリコフィトン・ビオラセウム(Trichophyton violaceum)、トリコフィトン・インテルジキターレ(Trichophyton interdigitale)、トリコフィトン・ソウダネンセ(Trichophyton soudanense);フザリウム属(Fusarium
spp.)、例えば、フザリウム・ソラニ(Fusarium solani)、フザリウム・オキシスポラム(Fusarium oxysporum)、フザリウム・プロリフェラタム(Fusarium proliferatum)、フザリウム・バーチシリオイデス(Fusarium verticillioides);リゾムコール属(Rhizomucor spp.)、例えば、リゾムコール・ミエヘイ(Rhizomucor miehei)、リゾムコール・プシルス(Rhizomucor pusillus);ムコール・サルシネロイデス(Mucor circinelloides);リゾプス属(Rhizopus spp.)、例えば、リゾプス・オリゼ(Rhizopus oryzae)、リゾプス・ミクロスポレス(Rhizopus microspores);アクレモニウム属(Acremonium spp.);ペシロマイセス(Paecilomyces);スコプラリオプシス(Scopulariopsis);アルスログラフィス属(Arthrographis spp.);シタリジウム(Scytalidium);スケドスポリウム属(Scedosporium spp.)、例えば、スケドスポリウム・アピオスペルムム(Scedosporium apiospermum)、スケドスポリウム・プロリフィカンス(Scedosporium prolificans);トリコデルマ属(Trichoderma spp.);ペニシリウム属(Penicillium spp.);ペニシリウム・マルネッフェイ(Penicillium marneffei);ブラストシゾミセス(Blastoschizomyces)などの多種多様な真菌に対して活性を有し得る。式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物は、カンジダ・パラプシローシス(Candida parapsilosis);アスペルギルス属(Aspergillus spp.);クリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans);スポロトリクス・シェンキ(Sporothrix schenckii);ミクロスポルム属(Microsporum spp.);フザリウム属(Fusarium spp.);スケドスポリウム属(Scedosporium spp.);
特に、カンジダ・パラプシローシス(Candida parapsilosis); アスペルギルス属(Aspergillus spp.);クリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans);ミクロスポルム属(Microsporum spp.);フザリウム属(Fusarium spp.);スケドスポリウム属(Scedosporium spp.);
より特には、アスペルギルス属(Aspergillus spp.);クリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans);ミクロスポルム属(Microsporum spp.);フザリウム属(Fusarium spp.);スケドスポリウム属(Scedosporium spp.)などの多種多様な真菌に対して活性を有し得る。
式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物は、カンジダ・パラプシローシス(Candida parapsilosis);アスペルギルス属(Aspergillus spp.);クリプトコッカス・ネオ
フォルマンス(Cryptococcus neoformans);トリコフィトン属(Trichophyton spp.);スポロトリクス・シェンキ(Sporothrix schenckii);ミクロスポルム属(Microsporum spp.);フザリウム属(Fusarium spp.);スケドスポリウム属(Scedosporium spp.);
特に、アスペルギルス属(Aspergillus spp.);ミクロスポルム属(Microsporum spp.);トリコフィトン属(Trichophyton spp.)などの多種多様な真菌に対して活性を有し得る。
式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物は、カンジダ・パラプシローシス(Candida parapsilosis)、アスペルギルス属(Aspergillus spp.)、クリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans)、ミクロスポルム属(Microsporum spp.)、およびトリコフィトン属(Trichophyton spp.)などの真菌に対して活性を有し得る。
式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物は、カンジダ・パラプシローシス(Candida parapsilosis);アスペルギルス属(Aspergillus spp.)、例えば、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)、アスペルギルス・フラーブス(Aspergillus flavus);クリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans);スポロトリクス・シェンキ(Sporothrix schenckii);エピデルモフィトン・フロッコースム(Epidermophyton floccosum);ミクロスポルム・カニス(Microsporum
canis);トリコフィトン属(Trichophyton spp.)、例えば、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)、トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)、トリコフィトン・クインケアナム(Trichophyton quinckeanum);
特に、カンジダ・パラプシローシス(Candida parapsilosis); アスペルギルス属(Aspergillus spp.)、例えば、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)、アスペルギルス・フラーブス(Aspergillus flavus);クリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans);エピデルモフィトン・フロッコースム(Epidermophyton floccosum);ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis);トリコフィトン属(Trichophyton spp.)、例えば、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)、トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)、トリコフィトン・クインケアナム(Trichophyton quinckeanum);
より特に、アスペルギルス属(Aspergillus spp.)、例えば、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)、アスペルギルス・フラーブス(Aspergillus flavus);クリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans);エピデルモフィトン・フロッコースム(Epidermophyton floccosum);ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis);トリコフィトン属(Trichophyton spp.)、例えば、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton m
entagrophytes)、トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton
rubrum)、トリコフィトン・クインケアナム(Trichophyton quinckeanum)などの真菌に対して活性を有し得る。
式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物は、カンジダ・パラプシローシス(Candida parapsilosis)、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)、クリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans)、スポロトリクス・シェンキ(Sporothrix schenckii)、ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis)、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)、トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)、スケドスポリウム・アピオスペルムム(Scedosporium apiospermum)、およびスケドスポリウム・プロリフィカンス(Scedosporium prolificans);特に、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)、ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis)、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)、トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)、スケドスポリウム・アピオスペルムム(Scedosporium apiospermum)、およびスケドスポリウム・プロリフィカンス(Scedosporium prolificans)に対して活性を有し得る。
式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物は、カンジダ・パラプシローシス(Candida parapsilosis);アスペルギルス属(Aspergillus spp.);クリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans);ミクロスポルム属(Microsporum spp.);トリコフィトン属(Trichophyton
spp.);スケドスポリウム属(Scedosporium spp.)などの真菌に対して活性を有し得る。
式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物は、カンジダ・パラプシローシス(Candida parapsilosis)、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)、クリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans)、スポロトリクス・シェンキ(Sporothrix schenckii)、ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis)、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)、トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)、スケドスポリウム・アピオスペルムム(Scedosporium apiospermum)、スケドスポリウム・プロリフィカンス(Scedosporium prolificans);
特に、カンジダ・パラプシローシス(Candida parapsilosis)、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)、クリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans)、ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis)、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)、トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)、スケドスポリウム・アピオスペルムム(Scedosporium apiospermum)、スケドスポリウム・プロリフィカンス(Scedosporium prolificans);
より特に、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)、クリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoform
ans)、ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis)、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)、トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)、スケドスポリウム・アピオスペルムム(Scedosporium apiospermum)、スケドスポリウム・プロリフィカンス(Scedosporium prolificans)に対して活性を有し得る。
式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物は、カンジダ・パラプシローシス(Candida parapsilosis)、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)、クリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans)、スポロトリクス・シェンキ(Sporothrix schenckii)、ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis)、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)、トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)、スケドスポリウム・アピオスペルムム(Scedosporium apiospermum)、スケドスポリウム・プロリフィカンス(Scedosporium prolificans)、リゾプス・オリゼ(Rhizopus oryzae)、リゾムコール・ミエヘイ(Rhizomucor miehei)に対して活性を有し得る。
式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物は、カンジダ・パラプシローシス(Candida parapsilosis)B66126、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)B42928、クリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans)B66663、スポロトリクス・シェンキ(Sporothrix schenckii)B62482、ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis)B68128、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)B70554、トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)B68183、スケドスポリウム・アピオスペルムム(Scedosporium apiospermum)IHEM3817、スケドスポリウム・プロリフィカンス(Scedosporium prolificans)IHEM21157に対して活性を有し得る。
式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物は、カンジダ・パラプシローシス(Candida parapsilosis)B66126、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)B42928、クリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans)B66663、スポロトリクス・シェンキ(Sporothrix schenckii)B62482、ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis)B68128、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)B70554、トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)B68183、スケドスポリウム・アピオスペルムム(Scedosporium apiospermum)IHEM3817、スケドスポリウム・プロリフィカンス(Scedosporium prolificans)IHEM21157、リゾプス・オリゼ(Rhizopus oryzae)IHEM5223、およびリゾムコール・ミエヘイ(Rhizomucor miehei)IHEM13391に対して活性を有し得る。
式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物は、カンジダ・パラプシローシス(Candida parapsilosis
)、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)、クリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans)、ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis)、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)、トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum);特に、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)、クリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans)、ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis)、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)、トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)に対して活性を有し得る。
式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物は、ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis)、トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)、クリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans)、およびトリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes);
特に、ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis)B68128、トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)B68183、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)B42928、クリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans)B66663、およびトリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)B70554に対して活性を有し得る。
式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物は、カンジダ・パラプシローシス(Candida parapsilosis)B66126、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)B42928、クリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans)B66663、ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis)B68128、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)B70554、トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)B68183、リゾプス・オリゼ(Rhizopus oryzae)IHEM5223、リゾムコール・ミエヘイ(Rhizomucor miehei)IHEM13391に対して活性を有し得る。
式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物は、カンジダ・パラプシローシス(Candida parapsilosis)B66126、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)B42928、クリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans)B66663、ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis)B68128、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)B70554、トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)B68183;特に、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)B42928、クリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans)B66663、ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis)B68128、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)B70554、トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton
rubrum)B68183に対して活性を有し得る。
式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物は、皮膚、髪、および爪に感染する種々の真菌並びに皮下および全身性の真菌病原体に対して活性を有し得る。
式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物は、アスペルギルス属(Aspergillus spp.);ミクロスポルム属(Microsporum spp.);トリコフィトン属(Trichophyton spp.);スケドスポリウム属(Scedosporium spp.);カンジダ・パラプシローシス(Candida parapsilosis);およびクリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans);特に、アスペルギルス属(Aspergillus spp.);ミクロスポルム属(Microsporum spp.);およびトリコフィトン属(Trichophyton
spp.)などの多種多様な真菌に対して活性を有し得る。
式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物は、アスペルギルス属(Aspergillus spp.);ミクロスポルム属(Microsporum spp.);トリコフィトン属(Trichophyton spp.);スケドスポリウム属(Scedosporium spp.);特に、トリコフィトン属(Trichophyton spp.)、およびミクロスポルム属(Microsporum spp.)などの多種多様な真菌に対して活性を有し得る。
式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物は、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)、ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis)、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)、トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)、スケドスポリウム・アピオスペルムム(Scedosporium apiospermum)、およびスケドスポリウム・プロリフィカンス(Scedosporium prolificans);特に、ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis)、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)、およびトリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)などの多種多様な真菌に対して活性を有し得る。
式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物は、3つの皮膚糸状菌属:トリコフィトン(Trichophyton)、ミクロスポルム(Microsporum)、およびエピデルモフィトン(Epidermophyton);特に、トリコフィトン(Trichophyton)およびミクロスポルム(Microsporum)に対して活性を有し得る。
式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物は、皮膚糸状菌およびアスペルギルス属(Aspergillus spp.);特に、皮膚糸状菌およびアスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus);より特には、ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis)、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)、トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)、およびアスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus);さらにより特には、ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis)、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)、およびトリコフィトン・ルブルム(Trichophyt
on rubrum)に対して活性を有し得る。
式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物は、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)、トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)、およびアスペルギルス属(Aspergillus spp.);特に、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)、トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)、およびアスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)に対して活性を有し得る。
式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物は、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes);トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum);アスペルギルス属(Aspergillus spp.)、例えば、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus);フザリウム属(Fusarium spp.);ケカビ属(Mucor Spp.);接合菌綱(Zygomycetes spp.);スケドスポリウム属(Scedosporium spp.);ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis);スポロトリクス・シェンキ(Sporothrix schenckii);クリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans);カンジダ・パラプシローシス(Candida parapsilosis)に対して活性を有し得る。
式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物は、皮膚糸状菌に対して活性を有し得る。
式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物は、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)に対して活性を有し得る。
式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物は、ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis)、特に、ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis)B68128に対して活性を有し得る。
式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物は、トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)、特に、トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)B68183に対して活性を有し得る。
式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物は、経口投与または局所投与される場合強力な抗真菌剤である。
本発明の化合物は、エルゴステロール合成阻害剤として有用になり得る。
式(I)の化合物の効用を考慮すると、上述の疾病のいずれか1つを患っているヒトを含む温血動物を治療する方法またはヒトを含む温血動物が上述の疾病のいずれか1つを患うのを予防する方法が提供される。したがって、式(I)の化合物は医薬として使用するために提供される。また、真菌感染症を治療するのに有用な医薬品の製造における、式(
I)の化合物の使用が提供される。式(I)のさらなる化合物は、真菌感染症の治療における使用のために提供される。
本明細書では、用語「治療」は、感染の進行の緩徐化、中断、阻止、または停止があり得るが、必ずしも全症状の完全な除去を示さない全てのプロセスを意味するものとする。
本発明は、医薬品として使用するための、一般式(I)の化合物、その立体異性形態、並びにその薬学的に許容できる酸または塩基付加塩、および溶媒和物に関する。
本発明は、真菌感染症;特に、上述の真菌の1種以上により起こされる真菌感染症の治療または予防のための、一般式(I)の化合物、その立体異性形態、並びにその薬学的に許容できる酸または塩基付加塩、および溶媒和物にも関する。
本発明は、真菌感染症;特に、上述の真菌の1種以上により起こされる真菌感染症の治療のための、一般式(I)の化合物、その立体異性形態、並びにその薬学的に許容できる酸または塩基付加塩、および溶媒和物にも関する。
本発明は、真菌感染症;上述の真菌の1種以上により起こされる真菌感染症の治療または予防に使用するための、式(I)の化合物、その立体異性形態、並びにその薬学的に許容できる酸または塩基付加塩、および溶媒和物にも関する。
本発明は、真菌感染症;上述の真菌の1種以上により起こされる真菌感染症の治療に使用するための、式(I)の化合物、その立体異性形態、並びにその薬学的に許容できる酸または塩基付加塩、および溶媒和物に関する。
本発明は、真菌感染症;特に上述の真菌からなる群から選択される1種以上の真菌により起こされる真菌感染症の治療または予防、特に治療に使用するための、式(I)の化合物、その立体異性形態、並びにその薬学的に許容できる酸または塩基付加塩、および溶媒和物にも関する。
本発明は、真菌感染、特に上述の真菌の1種以上により起こされる真菌感染の治療または予防に使用するための、式(I)の化合物、その立体異性形態、並びにその薬学的に許容できる酸または塩基付加塩、および溶媒和物に関する。
本発明は、真菌感染の治療または予防に使用するための、式(I)の化合物、その立体異性形態、並びにその薬学的に許容できる酸または塩基付加塩、および溶媒和物に関するが、真菌感染は、カンジダ属(Candida spp.);アスペルギルス属(Aspergillus spp.);クリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans);スポロトリクス・シェンキ(Sporothrix schenckii);エピデルモフィトン・フロッコースム(Epidermophyton floccosum);ミクロスポルム属(Microsporum spp.);トリコフィトン属(Trichophyton spp);フザリウム属(Fusarium spp.);リゾムコール属(Rhizomucor spp.);ムコール・サルシネロイデス(Mucor circinelloides);リゾプス属(Rhizopus spp.);マラセチア・フルフル(Malassezia furfur);アクレモニウム属(Acremonium spp.);ペシロマイセス(Paecilomyces);スコプラリオプシス(Scopulariopsis);アルスログラフィス属(Arthrographis spp.);シタリジウム(Scytalidium);スケドスポリウム属(Scedosporium spp.);トリコデルマ属(Trichoderma spp.);ペニシリウム属(Penicil
lium spp.);ペニシリウム・マルネッフェイ(Penicillium marneffei);およびブラストシゾミセス(Blastoschizomyces)からなる群から選択される1種以上の真菌により起こされ;
特に、真菌感染は、カンジダ・パラプシローシス(Candida parapsilosis);アスペルギルス属(Aspergillus spp.);クリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans);スポロトリクス・シェンキ(Sporothrix schenckii);エピデルモフィトン・フロッコースム(Epidermophyton floccosum);ミクロスポルム属(Microsporum spp.);トリコフィトン属(Trichophyton spp.);フザリウム属(Fusarium spp.);リゾムコール属(Rhizomucor spp.);ムコール・サルシネロイデス(Mucor circinelloides);リゾプス属(Rhizopus spp.);アクレモニウム属(Acremonium spp.);ペシロマイセス(Paecilomyces);スコプラリオプシス(Scopulariopsis);アルスログラフィス属(Arthrographis spp.);シタリジウム(Scytalidium);スケドスポリウム属(Scedosporium spp.);トリコデルマ属(Trichoderma spp.);ペニシリウム属(Penicillium spp.);ペニシリウム・マルネッフェイ(Penicillium marneffei);およびブラストシゾミセス(Blastoschizomyces)からなる群から選択される1種以上の真菌により起こされ;
さらにより特には、真菌感染は、ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis)、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)、トリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)、およびアスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)からなる群から選択される1種以上の真菌により起こされる。本発明は、真菌感染の治療または予防に使用するための、式(I)の化合物、その立体異性形態、並びにその薬学的に許容できる酸または塩基付加塩、および溶媒和物に関するが、真菌感染は、カンジダ属(Candida spp.);アスペルギルス属(Aspergillus spp.);クリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans);スポロトリクス・シェンキ(Sporothrix schenckii);エピデルモフィトン・フロッコースム(Epidermophyton floccosum);ミクロスポルム属(Microsporum spp.);トリコフィトン属(Trichophyton spp);フザリウム属(Fusarium spp.);リゾムコール属(Rhizomucor spp.);ムコール・サルシネロイデス(Mucor circinelloides);リゾプス属(Rhizopus spp.);マラセチア・フルフル(Malassezia furfur);アクレモニウム属(Acremonium spp.);ペシロマイセス(Paecilomyces);スコプラリオプシス(Scopulariopsis);アルスログラフィス属(Arthrographis spp.);シタリジウム(Scytalidium);スケドスポリウム属(Scedosporium spp.);トリコデルマ属(Trichoderma spp.);ペニシリウム属(Penicillium spp.);ペニシリウム・マルネッフェイ(Penicillium marneffei);ブラストシゾミセス(Blastoschizomyces)からなる群から選択される1種以上の真菌により起こされ;
特に、真菌感染は、アスペルギルス属(Aspergillus spp.);ミクロスポルム属(Microsporum spp.);トリコフィトン属(Trichophyton spp.);およびスケドスポリウム属(Scedosporium spp.)からなる群から選択される1種以上の真菌により起こされ;
より特には、真菌感染は、ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis)、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentag
rophytes)、およびトリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)からなる群から選択される1種以上の真菌により起こされる。
式(I)の化合物およびその立体異性形態並びにその薬学的に許容できる付加塩および溶媒和物は、上述の真菌の1種以上などの多種多様な真菌に対して活性を有し得る。
本発明に記載される新規化合物は、皮膚糸状菌により起こされる感染症、全身性真菌感染症、および爪真菌症からなる群から選択される疾病または病態の治療または予防に有用になり得る。
本発明に記載される新規化合物は、例えば、皮膚糸状菌により起こされる感染症、全身性真菌感染症、または爪真菌症などの疾病または病態の治療または予防に有用になり得る。
本発明は、一般式(I)の化合物、その立体異性形態、並びにその薬学的に許容できる酸または塩基付加塩および溶媒和物の、医薬品の製造のための使用に関する。
本発明は、一般式(I)の化合物、その立体異性形態、並びにその薬学的に許容できる酸または塩基付加塩および溶媒和物の、真菌感染症、特に上述の真菌の1種以上により起こされる真菌感染症の治療または予防、特に治療のための医薬品の製造のための使用に関する。
本発明の化合物は、真菌感染症、特に上述の真菌の1種以上により起こされる真菌感染症の治療または予防、特に治療のために、哺乳動物、好ましくはヒトに投与できる。
式(I)の化合物の効用を考慮すると、真菌感染症、特に上述の真菌の1種以上により起こされる真菌感染症を患っているヒトを含む温血動物を治療する方法またはヒトを含む温血動物が真菌感染症、特に上述の真菌の1種以上により起こされる真菌感染症を患うのを予防する方法が提供される。
前記方法は、有効量の式(I)の化合物、その立体異性形態、またはその薬学的に許容できる付加塩若しくは溶媒和物の、ヒトを含む温血動物への投与、すなわち全身または局所投与、好ましくは経口投与を含む。
前記方法は、有効量の式(I)の化合物のヒトを含む温血動物への投与、すなわち、全身または局所投与、好ましくは経口投与を含む。
そのような疾病の治療における当業者ならば、以下に示す試験結果から有効な治療的1日量(therapeutic daily amount)を決定できるだろう。有効な治療1日量は、約0.005mg/kgから50mg/kg、特に0.01mg/kgから50mg/kg体重、より特に0.01mg/kgから25mg/kg体重、好ましくは、約0.01mg/kgから約15mg/kg、より好ましくは、約0.01mg/kgから約10mg/kg、さらにより好ましくは、約0.01mg/kgから約1mg/kg、最も好ましくは、約0.05mg/kgから約1mg/kg体重であろう。本明細書において有効成分とも呼ばれる本発明の化合物は、治療上の効果を達成することが求められるが、その量は、当然ながら、個別に、例えば、特定の化合物、投与経路、受容者の年齢および病態、並びに治療される特定の疾患または疾病により変わるだろう。
治療の方法は、1日当たり1回から4回の摂取のレジメンで有効成分を投与することも含み得る。これらの治療方法において、本発明の化合物は、好ましくは投与の前に製剤化
される。以下に記載されるとおり、好適な医薬製剤は、周知かつ容易に利用できる成分を利用して公知の手順により調製される。
有効成分を単独で投与することが可能であるが、それを医薬組成物として呈することが好ましい。
本発明は、治療上有効な量の式(I)の化合物および薬学的に許容できる担体または希釈剤を含む、真菌感染症を治療または予防するための組成物も提供する。
担体または希釈剤は、組成物の他の成分と適合性がありその受容者に有害でないという意味で「許容でき」なくてはならない。
本発明の化合物は、真菌感染症を治療または予防するのに好適であるが、単独で投与しても、他の追加の治療剤と組み合わせて投与してもよい。併用療法には、式(I)の化合物および1種以上の追加の治療剤を含む単一の医薬用量製剤の投与並びにそれ自体の別々の医薬用量製剤中の式(I)の化合物およびそれぞれの追加の治療剤の投与がある。例えば、式(I)の化合物および治療剤は、錠剤またはカプセルなどの単一の経口用量組成物中で一緒に患者に投与してもよいし、それぞれの薬剤を別々の経口用量製剤で投与してもよい。
有用な薬理的性質を考慮すると、主題化合物は、投与目的のために種々の医薬形態に製剤化できる。本発明の化合物、特に式(I)の化合物、その薬学的に許容できる酸または塩基付加塩、その立体化学的異性形態、またはその任意のサブグループ若しくは組み合わせは、投与目的のために種々の医薬形態に製剤化できる。適切な組成物として、全身投与薬に通常利用される組成物の全てを挙げることができる。
本発明の医薬組成物を調製するには、場合により付加塩形態にあってもよい有効量の特定の化合物を、有効成分として、薬学的に許容できる担体とよく混合させるが、担体は、投与に望まれる調合品の形態に応じて多種多様な形態をとり得る。これらの医薬組成物は、特に経口、直腸内、経皮、非経口注射による、または吸入による投与に好適な単位剤形であることが望ましい。例えば、経口剤形で組成物を調製する際、通常の医薬媒体、例えば、懸濁剤、シロップ剤、エリキシル剤、乳剤、および液剤などの経口液体調合物の場合には水、グリコール、油類、アルコール類など;散剤、丸剤、カプセル剤、および錠剤などの場合には、デンプン、糖類、カオリン、希釈剤、潤滑剤、結合剤、崩壊剤などの固体担体のいずれも使用できる。投与の容易さの理由で、錠剤およびカプセル剤は最も好都合な経口用量単位形態を表すが、その場合、固体の医薬担体が明らかに利用される。非経口組成物には、担体は、少なくとも大部分滅菌水を通常含むだろうが、例えば、溶解性を助ける他の成分も含まれ得る。例えば、担体が、食塩水、グルコース溶液、または食塩水とグルコース溶液の混合物を含む注射用溶液を調製することができる。例えば、担体が、食塩水、グルコース溶液、または食塩水とグルコース溶液の混合物を含む注射用溶液を調製することができる。式(I)の化合物を含む注射用液剤は、持続作用のための油の中に製剤化できる。この目的のために適切な油は、例えば、落花生油、ゴマ油、綿実油、コーン油、大豆油、長鎖脂肪酸の合成グリセロールエステル、およびこれらと他の油との混合物である。注射用懸濁剤も調製され得るが、その場合、適切な液体担体、懸濁化剤などが使用され得る。使用直前の液体形態調合物への転化が意図される固体形態調合物も含まれる。皮下投与に好適な組成物において、担体は、場合により、浸透促進剤および/または好適な湿潤剤を、場合により、皮膚に著しい有害作用を導入しない少量の任意の性質の好適な添加剤と組み合わせて含んでもよい。前記添加剤は、皮膚への投与を容易にし、かつ/または所望の組成物の調製に有用になり得る。これらの組成物は、種々の方法で、例えば、経皮パッチ剤として、スポットオン剤として、軟膏として投与できる。式(I)の化合
物の酸または塩基付加塩は、対応する塩基または酸形態より増大した水溶解度のために、水性組成物の調製により好適である。
経爪(Transungual)組成物は溶液の形態であり、担体は、場合により、爪の角質した爪層へ入りそこを通る抗真菌剤の浸透に有利となる浸透促進剤を含んでもよい。溶媒媒体は、2から6個の炭素原子を有するアルコールなどの共溶媒、例えば、エタノールと混合された水を含む。
医薬組成物中の式(I)の化合物の溶解度および/または安定性を増加させるために、α−、β−、若しくはγ−シクロデキストリンまたはそれらの誘導体、特に、ヒドロキシアルキル置換シクロデキストリン、例えば、2−ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリンまたはスルホブチル−β−シクロデキストリンの使用が好都合になり得る。アルコールなどの共溶媒は、医薬組成物中の本発明の化合物の溶解度および/または安定性を高め得る。
シクロデキストリンに対する有効成分の比は広範囲に変わり得る。例えば、1/100から100/1の比を利用できる。シクロデキストリンに対する有効成分の興味深い比は、約1/10から10/1である。シクロデキストリンに対する有効成分のより興味深い比は約1/5から5/1である。
投与様式によって、医薬組成物は、好ましくは0.05から99重量%、より好ましくは0.1から70重量%、さらにより好ましくは0.1から50重量%の式(I)の化合物を含み、かつ1から99.95重量%、より好ましくは30から99.9重量%、さらにより好ましくは50から99.9重量%の薬学的に許容できる担体を含むだろうが、パーセンテージは全て組成物の総重量に対するものである。
非経口組成物では、例えば溶解度を助けるための他の成分、例えば、シクロデキストリンも含まれていてよい。適切なシクロデキストリンは、α−、β−、γ−シクロデキストリンまたはそのエーテルおよび混合エーテルであって、シクロデキストリンのアンヒドログルコース単位の1個以上のヒドロキシ基が、C1〜6アルキル、特にメチル、エチル、またはイソプロピルにより置換されているもの、例えば、ランダムにメチル化されたβ−CD;ヒドロキシC1〜6アルキル、特に、ヒドロキシエチル、ヒドロキシ−プロピル、またはヒドロキシブチル;カルボキシC1〜6アルキル、特に、カルボキシメチル、カルボキシ−エチル;C1〜6アルキルカルボニル、特に、アセチルにより置換されたものである。複合体形成剤および/または可溶化剤として特に注目すべきものは、β−CD、ランダムにメチル化されたβ−CD、2,6−ジメチル−β−CD、2−ヒドロキシエチル−β−CD、2−ヒドロキシエチル−γ−CD、2−ヒドロキシプロピル−γ−CD、および(2−カルボキシメトキシ)プロピル−β−CD、および特に、2−ヒドロキシプロピル−β−CD(2−HP−β−CD)である。
混合エーテルという用語は、少なくとも2個のシクロデキストリンヒドロキシ基が異なる基、例えば、ヒドロキシ−プロピルおよびヒドロキシエチルなどによりエーテル化されているシクロデキストリン誘導体を意味する。
平均モル置換度(M.S.)は、アンヒドログルコースのモルあたりのアルコキシ単位のモルの平均数の尺度として使用される。平均置換度(D.S.)は、アンヒドログルコース単位あたりの置換されたヒドロキシルの平均数を意味する。M.S.およびD.S.値は、核磁気共鳴(NMR)、質量分析(MS)、および赤外分光法(IR)などの種々の分析技術により決定できる。利用される技術によって、あるシクロデキストリン誘導体に対してわずかに異なる値が得られることがある。好ましくは、質量分析により測定して
、M.S.は0.125から10の範囲であり、D.S.は0.125から3の範囲である。
経口または直腸投与用の他の好適な組成物は、式(I)の化合物および1種以上の適切な薬学的に許容できる水溶性ポリマーを含む固体分散体からなる粒子を含む。
用語「固体分散体」は、ある成分が他の成分または複数の成分(可塑剤、保存剤などの一般に当分野に公知である追加の薬学的に許容できる製剤化剤が含まれる場合)全体に幾分均一に分散する、少なくとも2成分、この場合式(I)の化合物および水溶性ポリマーを含む固体状態(液体または気体状態に対して)の系を定義する。成分の前記分散体が、系が化学的および物理的に全体として均一または均質であるか、または熱力学に定義される1つの相からなるような場合、そのような固体分散体は「固溶体」と呼ばれるだろう。固溶体は、その中の成分が通常、投与の対象となる生物にとって容易にバイオアベイラブルであるので、好ましい物理系である。この利点は、おそらく、前記固溶体が、消化液などの液体媒体に接触した際に溶液を形成できる容易さにより説明できるだろう。溶解の容易さは、固溶体からの成分の溶解に要するエネルギーが、結晶または微結晶固相からの成分の溶解に要するエネルギーよりも低いという事実に少なくとも部分的に起因し得る。
用語「固体分散体」は、固溶体よりも全体として均質性が低い分散体も含む。そのような分散体は、全体として化学的および物理的に均一ではないか、または2つ以上の相を含む。例えば、用語「固体分散体」は、非晶質、微結晶質、若しくは結晶質の式(I)の化合物または非晶質、微結晶質、若しくは結晶質の水溶性ポリマー、またはその両方が、水溶性ポリマー若しくは式(I)の化合物を含む他の相、または式(I)の化合物および水溶性ポリマーを含む固溶体に幾分均一に分散しているドメインまたは小さい領域を有する系にも関する。前記ドメインは、幾つかの物理的特徴によりはっきりと示される固体分散体内の領域であり、大きさが小さく、固体分散体全体にわたって均一かつランダムに分布している。
本抗真菌化合物を、1000nm未満の有効平均粒径を維持するのに充分な量で表面に表面改質剤が吸着しているナノ粒子の形態で製剤化することがさらに簡便になり得る。有用な表面改質剤は、抗真菌剤の表面に物理吸着するが抗真菌剤に化学結合しないものを含むと考えられる。
好適な表面改質剤は、好ましくは、公知の有機および無機の医薬賦形剤から選択することができる。そのような賦形剤には、種々のポリマー、低分子量オリゴマー、天然の生成物、および界面活性剤がある。好ましい表面改質剤には、非イオン性およびアニオン性界面活性剤がある。
本化合物を製剤化するさらに他の興味深い方法は、本抗真菌剤が親水性ポリマーに取り込まれ、この混合物をコートフィルムとして多くの小ビーズに塗布し、それにより、簡便に製造できて経口投与用の医薬剤形を調製するのに好適な組成物を生み出す、医薬組成物を含む。
前記ビーズは、中心にある円形または球状のコア、親水性ポリマーおよび抗真菌剤のコーティングフィルム、およびシールコート層を含む。
ビーズのコアとして使用するのに好適な材料は多数あるが、但し、前記材料が薬学的に許容でき、適切な寸法および堅さを持つことが条件である。そのような材料の例は、ポリマー、無機物質、有機物質、糖類、およびこれらの誘導体である。
投与の容易さおよび用量の均一性のために、上述の医薬組成物を単位剤形に製剤化することが特に好都合である。
明細書における明細書および請求項で使用される単位剤形は、単位投与量として好適な物理的に別々な単位を意味するが、各単位は、所望の治療効果を生み出すように計算された所定量の有効成分を、必要な医薬担体と共に含む。そのような単位剤形の例は、錠剤(分割錠剤またはコート錠剤)、カプセル剤、丸剤、坐剤、パウダーパケット、カシェ剤、注射用液剤または懸濁剤、茶さじ量、食さじ量など、およびこれらの分離された倍量である。
本発明の化合物は強力な経口投与用化合物であるため、経口投与用の前記化合物を含む医薬組成物は特に有利である。
以下の実施例は本発明を説明する。
実験の部
以下では、用語「DCM」はジクロロメタンを意味し;「LCMS」は液体クロマトグラフィー/質量分析法を意味し;「EtN」はトリエチルアミンを意味し;「PE」は石油エーテルを意味し;「TFA」はトリフルオロ酢酸を意味し;「HPLC」は高速液体クロマトグラフィーを意味し;「r.t.」は室温を意味し;「m.p.」は融点を意味し;「min」は分を意味し;「h」は時間を意味し;「EtOAc」は酢酸エチルを意味し;「EtOH」はエタノールを意味し;「MeOH」はメタノールを意味し;「r.m.」は反応混合物を意味し;「q.s.」は充分な量を意味し;「THF」はテトラヒドロフランを意味し;「HOAc」は酢酸を意味し;「HBTU」は1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−ベンゾトリアゾール−1−イウム3−オキシドヘキサフルオロホスフェートを意味し、「HOBT」は1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾールを意味し;「MeS」はジメチルスルフィドを意味し;「EDCI」はN’−(エチルカルボンイミドイル)−N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン一塩酸塩を意味する。
当業者は、実施例の幾つかの反応では、無水条件が適用される必要があり、かつ/または例えば、N若しくはアルゴンなどの不活性保護雰囲気を利用すべきであることを理解するだろう。
A.中間体の調製
実施例A1
a)中間体1の製造
Figure 2014513114

2−アミノ−6−メチルベンゾニトリル(25.0g、0.189mol)およびテトラヒドロ−2,5−ジメトキシフラン(25.0g、0.189mol)のHOAc(200ml)溶液を4時間還流した。反応後、溶媒を蒸発させ、生成物を真空中で乾燥させ、次の反応工程においてそのまま直接使用した。収量:33.0gの中間体1。
b)中間体2の調製
Figure 2014513114

中間体1(33.0g、およそ0.181mol)およびボラン−ジメチルスルフィド(1:1)(MeS中のBHの10N溶液20ml、0.20mol)のTHF(100ml)溶液を、16時間還流した。その後、HCl(6N;50ml)を0℃で加えた。混合物を再び還流下で30分間加熱した。溶液を0℃に冷却し(氷水浴)、NaOH(固体;充分な量)をpHが10を超えるまで加えた。混合物をDCM(3×)で抽出し、分離した有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、溶媒を蒸発させた。残渣をHCl/ジオキサン(充分な量)で処理すると、27gの中間体2(収率67.5%;.HCl)を得た。
実施例A2
a)中間体3の調製
Figure 2014513114

2−アミノ−6−クロロベンゾニトリル(17.72g、0.116mol)とテトラヒドロ−2,5−ジメトキシフラン(0.116mol)のHOAc(100ml)中の混合物を撹拌し、30分間還流した。その後、混合物を冷却し、蒸発させた。残渣を、ガラスフィルター上のシリカゲルで精製した(溶離液:DCM)。生成物のフラクションを回収し、溶媒を蒸発させた。残渣をEtOHから結晶化させた。収量:18.83gの中間体3(収率80%)。
b)中間体4の調製
Figure 2014513114

ボラン−ジメチルスルフィド(1:1)(MeS中のBHの10N溶液2.5ml、0.0247mol)を室温で、N雰囲気下、中間体3(5.0g、0.0247mol)のTHF(20ml)溶液に加えた。混合物を10時間還流加熱した。室温に冷却した後、HCl(6N;15ml)を滴加した。その後、混合物を30分間還流加熱した。溶液を0℃に冷却し、次いでNaOH(6N;充分な量)を加えた。混合物をDCM(50ml×3)で抽出し、分離した有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、溶媒を蒸発させると、油を与えた。HCl/ジオキサン(5ml)およびTHF(20ml)を加え、沈殿物を濾過により回収して、乾燥させた。収量:5.14gの中間体4(収率86%;.HCl)。
中間体6
Figure 2014513114

は、中間体4の合成に記載されたのと類似のプロトコルにより調製した。
c)中間体5の調製
Figure 2014513114

2−(トリフルオロメチル)−4−ピリジンカルボン酸(0.28g、1.45mmol)をDCM(20ml)に溶解させた。EtN(1.5ml、9.2mmol)、HOBT(0.20g、1.45mmol)、EDCI(0.28g、1.45mmol)、および中間体4(0.32g、1.32mmol)を溶液に加えた。反応混合物を室温で一晩撹拌した。水(充分な量)を加え、混合物をDCMで抽出した。分離した有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、溶媒を蒸発させた。粗生成物を分取HPLC(Synergyカラム150×30mm;移動相:55%−85%CHCN(0.1%TFA)/HO(0.1%TFA);流量25ml/分;19分)により精製した。生成物のフラクションを回収し、溶媒を真空中で蒸発させた。残渣を飽和NaHCO溶液により中和し、DCMで抽出した。有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、溶媒を蒸発させると、中間体5を与えた(収率38%)。
実施例A3
中間体7の調製
Figure 2014513114

5−ベンゾフランカルボン酸(0.285g、1.76mmol)をDCM(20ml)に溶解させた。EtN(1.3ml、8.8mmol)、HOBT(0.237g、1.76mmol)、EDCI(0.337g、1.76mmol)、および中間体4(0.427g、1.76mmol)を溶液に加えた。反応混合物を室温で一晩撹拌した。
その後、混合物を濃縮し、水(充分な量)を加えた。水性混合物をDCMで抽出した。分離した有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、溶媒を蒸発させた。粗生成物をHPLC(YMCカラム150×25mm;移動相:52%−72%CHCN(0.1%TFA)/HO(0.1%TFA);流量20ml/分;20分)により精製した。生成物のフラクションを回収し、溶媒を真空中で蒸発させた。残渣を飽和NaHCO溶液により中和し、DCMで抽出した。有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、溶媒を蒸発させると、0.190gの中間体7(収率32%)を与えた。
実施例A4
中間体8の調製
Figure 2014513114

1−ベンゾチオフェン−5−カルボン酸(1.01g、5.68mmol)、DCM(20ml)、EtN(3ml)、HOBT(0.76g、5.68mmol)、HBTU(2.12g、5.68mmol)、および中間体4(1.26g、5.16mmol)の混合物を室温で一晩撹拌した。その後、混合物を水で洗浄し(3×100ml)、乾燥させ(MgSO)、濾過し、溶媒を減圧下で蒸発させた。残渣を、シリカゲルのカラムクロマトグラフィー(溶離液:10/1から5/1のPE/EtOAc)により精製した。所望のフラクションを回収し、溶媒を真空中で蒸発させた。収量:1.5gの中間体8(79%)。
実施例A5
a)中間体9の調製
Figure 2014513114

無水THF(20ml)中のLiAlH(54.3ml、109mmol)を、2−クロロ−6−(1H−ピロール−1−イル)ベンゾニトリル(20g、99mmol)の無水THF(200ml)中の撹拌溶液に、反応混合物を氷で冷却しながら、2分かけて加えた。添加後、反応混合物を氷浴により冷却し、1時間撹拌した。その後、反応混合物を1時間還流した。
次いで、水(100ml)を、(2R,3R)−2,3−ジヒドロキシブタン二酸一カリウム一ナトリウム塩四水和物(84g、296mmol)(ロッシェル塩)の飽和溶液
500mlに加えた。激しく撹拌し氷冷しながら、最初に反応混合物を、次にEtOAc(1l)をこの溶液に加えた。混合物を2時間撹拌しながら、混合物を室温まで放冷した。
層を分離し、水層をEtOAc(500ml)で抽出した。合わせた有機層を水(50ml)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過した。濾液を減圧下で蒸発させると、黄色の半透明な油を与えた。この油をEtO(2l)に溶解させ、ジオキサン中のHCl(4M、充分な量)をこの溶液に加えた。懸濁液を濾過し、EtOで洗浄すると、12.4gの中間体9を与えた(2つの生成物の混合物)。
b)中間体10の調製
Figure 2014513114

O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TBTU)(1.709g、5.32mmol)を、3−キノリンカルボン酸(0.838g、4.84mmol)およびN,N−ジ−iso−プロピルエチルアミン(DIPEA)(3.20ml、19.35mol)の無水DMF(20ml)溶液に加えた。この混合物を10分間撹拌した。その後、中間体9(1g)を加え、反応混合物を一晩室温のまま放置した。溶媒を減圧下で蒸発させた(キシレン/トルエンと同時蒸発させた)。水(100ml)およびEtOAc(100ml)を、粗製の油に加えた)。両方の層を分離し、有機層を1NHCl水溶液で2回洗浄した(2×25ml)。水層をEtOAc(100ml)で抽出した。合わせた有機層をNaHCO飽和溶液で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で蒸発させると、黒い残渣を与えた。フラッシュクロマトグラフィー(100%ヘキサンから100%EtOAc)を使用して粗製の残渣を精製すると、0.9gの中間体10をベージュの固体として与えた(2つの生成物の混合物)。
実施例A6
中間体11の調製
Figure 2014513114

無水THF(20ml)中のLiAlH(125ml、250mmol)を、4−クロロ−2−(1H−ピロール−1−イル)ベンゾニトリル(23g、114mmol)の
無水THF(200ml)中の撹拌溶液に、反応混合物を氷で冷却しながら、2分かけて加えた。添加後、反応混合物を0℃で1時間撹拌した。
氷水(100ml)を、(2R,3R)−2,3−ジヒドロキシブタン二酸一カリウム一ナトリウム塩四水和物(96g、341mmol)(ロッシェル塩)の飽和溶液200mlに加えた。その後、激しく撹拌し氷冷しながら、最初に反応混合物を、次いでEtOAc(300ml)をこの溶液に加えた。混合物を2時間撹拌しながら、反応混合物を室温に放冷した。
層を分離して、水層をEtOAc(300ml)で抽出した。合わせた有機層を水(50ml)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過した。濾液を減圧下で蒸発させると、黄色の半透明の油を与えた。この油をEtO(800ml)に溶解させ、ジオキサン中のHCl(充分な量)をこの溶液に加えた。沈殿した塩を濾過し、EtOで洗浄した。濾過残渣を真空中で一晩乾燥させると、18gの中間体11を黄色の固体として与えた。
B.化合物の調製
実施例B1
a)化合物1の調製
Figure 2014513114

中間体2(1.5g、0.0067mol)とベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサルデヒド(1.42g、0.0088mol)のEtOH(15ml)中の混合物を撹拌し、4時間還流した。混合物を冷却し、次いで一晩再結晶させた。生成物を濾去し、真空中で乾燥させた。収量:1.45gの化合物1(収率59.2%;.HCl)。
b)化合物2の調製
Figure 2014513114

化合物1(1.4g、0.0038mol)をNH.HO(10ml)で処理し、DCM(50ml)で抽出した。層を分離し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、MnO(6.5g、0.074mol)を加えた。この混合物を4日間撹拌した。沈殿物を濾去し、濾液を蒸発させた。残渣を、シリカゲルのカラムクロマトグラフィー(溶離液:PE/EtOAc5/1)により精製した。所望のフラクションを回収し、溶媒を蒸発させた。収量:0.550gの化合物2(収率44.3%)。
実施例B2
化合物3の調製
Figure 2014513114

中間体5(0.22g、0.58mmol)をPOCl(4.5ml)に溶解させた。混合物を一晩撹拌および還流した。その後、混合物を冷却し、水に注いだ。NaOHを加えてpH7にした。混合物をDCMで抽出した。分離した有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、濾液を真空中で蒸発させた。残渣を、分取HPLC(Synergyカラム150×33mm;移動相:33%−65%CHCN(0.1%TFA)/HO(0.1%TFA);流量25ml/分;18分)により精製した。所望のフラクションを回収し、溶媒を真空中で蒸発させた。残渣を、飽和NaHCO溶液により中和した。混合物をDCMで抽出した。有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、溶媒を蒸発させた。収量:0.060gの化合物3(収率30%)。
実施例B3
a)化合物4の調製
Figure 2014513114

2−ベンゾフランカルボキサルデヒド(0.541g、3.7mmol)を、中間体6(0.75g、3.08mmol)のEtOH(5ml)溶液に加えた。反応混合物を4時間撹拌および還流し、次いで冷却した。一晩放置後、混合物を濃縮した。残渣を、シリカゲルのフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離液:PE/EtOAc20/1)により精製した。生成物のフラクションを回収し、溶媒を蒸発させると、1.0gの化合物4を与えた(収率88%;.HCl)。
b)化合物5の調製
Figure 2014513114

化合物4(1.0g、2.6mmol)をNH.HO(15ml)で処理し、DCM(50ml)で抽出した。層を分離し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、MnO(2.8g、32.3mmol)を加えた。この混合物を2日間撹拌した。沈殿物を濾去し、濾液を蒸発させた。残渣を真空中で乾燥させた。収量:0.720gの化合物5(収率83%)。
実施例B4
a)化合物6の調製
Figure 2014513114

7−メチル−2−ベンゾフランカルボキサルデヒド(1.18g、7.4mmol)を、中間体4(1.5g、6.1mmol)のEtOH(10ml)溶液に加えた。反応混合物を、4時間撹拌および還流し、次いで冷却した。一晩放置後、結晶を濾去し、真空中で乾燥させた。収量:1.5gの化合物6(収率65%;.HCl)。
b)化合物7の調製
Figure 2014513114

化合物6(1.5g、3.9mmol)をNH.HO(15ml)で処理し、DCM(50ml)で抽出した。層を分離し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、MnO(4.07g、46.8mmol)を加えた。この混合物を2日間撹拌した。沈殿物を濾去し、濾液を蒸発させた。残渣を、シリカゲルのフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離液:PE/EtOAc4/1)により精製した。所望のフラクションを回収し、溶媒を蒸発させた。収量:0.380gの化合物7(収率28%)。
実施例B5
化合物8の調製
Figure 2014513114

中間体7(0.19g、0.541mmol)をPOCl(5ml)に溶解させた。混合物を、一晩撹拌および還流した。その後、混合物を冷却し、水に注いだ。NaOHを加えてpH7にした。混合物をDCMで抽出した。分離した有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濾液を蒸発させた。収量:0.164gの化合物8(収率91%)。
実施例B6
化合物9の調製
Figure 2014513114

中間体8(1.5g、4.09mmol)とPOCl(4ml)の混合物を一晩還流した。その後、混合物を冷却し、水に注いだ。NaOHを加えて、pH8〜9にした。混合物をEtOAcで抽出した。分離した有機層を乾燥させ、濾過し、濾液を蒸発させた。残渣を、カラムクロマトグラフィー(溶離液:PE/EtOAc30/1)により精製した。所望のフラクションを回収し、溶媒を蒸発させた。収量:0.67gの化合物9(収率47%)。
実施例B7
化合物10、21、22、23、および24をHBr塩形態として得た。これらの化合物は、国際公開第02/34752号パンフレットに記載のものと類似の反応手順を利用して調製した。
実施例B8
化合物201および202の調製
Figure 2014513114

POCl(9274μl、99mmol)を中間体10(900mg)に加えた。反応混合物を5時間還流した。過剰のPOClを減圧下で蒸発させた。生じた油にMeOHを加えた。過剰のMeOHを蒸発させた。EtOAc(充分な量)およびNaOHの2M水溶液を、生じた粗製物に加えた。2層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させると粗製物を与え、それをシリカ(100%ヘキサンから100%EtOAc)で精製すると、2つの純粋なフラクションを与えた。両フラクションをEtO中でトリチュレートすると、フラクション1:412mgの化合物201;フラクション2:99.4mgの化合物202が生じた。
上記実施例に記載のものに類似の反応プロトコルを利用して、表1aおよび表1bの化合物を調製した。「Co.No.」は化合物番号を意味する。「Pr.」は化合物合成の際に従ったプロトコルの実施例番号を意味する。塩の形態が示されていない場合、化合物は遊離塩基として得られた。
表1aにおいてRおよびRが水素であり具体的な立体化学が示されていない化合物は、RおよびSエナンチオマーのラセミ混合物として得られた。化合物のHCl塩形態を
得るために、当業者に公知である幾つかの手順を利用した。典型的な手順では、化合物を例えば、2−プロパノールなどの溶媒に溶解させ、その後溶媒、例えば、2−プロパノールなどの中のHCl溶液を滴加した。特定の期間、典型的には約10分間撹拌すると、反応の速度を高めることができる。
Figure 2014513114
Figure 2014513114
Figure 2014513114
Figure 2014513114
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Figure 2014513114
Figure 2014513114
Figure 2014513114
C.分析結果
LCMS−全般的手順A
HPLC測定は、ポンプ、ダイオードアレイ検出器(DAD)(利用した波長220nm)、カラムヒーター、および以下のそれぞれの方法に明示されたカラムを含むAgilent 1100モジュールを使用して実施した。カラムからの流れをAgilent MSD Series G1946CおよびG1956Aに分けた。MS検出器は、API−ES(大気圧エレクトロスプレーイオン化)を備えて構成されていた。質量スペクトルは、100から1000のスキャニングにより取得した。キャピラリーニードル電圧は、ポジティブイオン化モードで2500V、ネガティブイオン化モードで3000Vであった。フラグメンテーション電圧は50Vであった。乾燥ガス温度は350℃で流量10l/分に保った。
LCMS−全般的手順B
HPLC測定は、脱気装置付き四連ポンプ(quaternary pump)、オートサンプラー、カラムオーブン(特記されない限り40℃に設定)、ダイオードアレイ検出器(DAD)、以下の方法のそれぞれに明示されたカラムを含むAlliance HT 2790(Waters)システムを使用して実施した。カラムからの流れをMS分光器に分けた。MS検出器は、エレクトロスプレーイオン化源を備えて構成されていた。質量スペクトルは、0.1秒の滞在時間を利用し1秒で100から1000のスキャニングにより取得した。キャピラリーニードル電圧は3kVであり、ソース温度は140℃に維持した。窒素をネブライザーガスとして使用した。データ取得は、Waters−Micromass MassLynx−Openlynxデータシステムで実施した。
LCMS−全般的手順C
LC測定は、二連ポンプ、サンプルオーガナイザー、カラムヒーター(55℃に設定)、ダイオードアレイ検出器(DAD)、および以下の方法のそれぞれに明示されたカラムを含むAcquity UPLC(Waters)システムを使用して実施した。カラム
からの流れをMS分光器に分けた。MS検出器は、エレクトロスプレーイオン化源を備えて構成されていた。質量スペクトルは、0.02秒の滞在時間を利用し0.18秒で100から1000のスキャニングにより取得した。キャピラリーニードル電圧は3.5kVであり、ソース温度は140℃に維持した。窒素をネブライザーガスとして使用した。データ取得は、Waters−Micromass MassLynx−Openlynxデータシステムで実施した。
LCMS−全般的手順D
HPLC測定は、脱気装置付き四連ポンプ、オートサンプラー、カラムヒーターの付いたカラムオーブンを含むWaters acquity H−class UPLCシステムを使用して実施した。これは、waters TUV(Tunable UV)検出器およびwaters TQD ESI(エレクトロスプレーイオン化)質量分析計に接続していた。MS検出器は、エレクトロスプレーイオン化源を備えて構成されていた。waters acquity UPLC BEH C18 1.7μm 2.1×50mmカラムを使用した。特記しない限り、カラム温度は30℃であり、流量は0.7mL/分であった。質量ESポジティブモードスペクトルは、0.1秒で151から1000のスキャニングにより取得した。ESネガティブモードスペクトルは、0.1秒で151から1000のスキャニングにより取得した。キャピラリーニードル電圧は2kVであり、ソース温度は140℃に維持した。窒素をネブライザーガスとして使用した。データ取得は、Waters−Micromass MassLynx−Openlynxデータシステムで実施した。
LCMS方法1
全般的手順Aに加えて:逆相HPLCは、YMC−Pack ODS−AQ、50×2.0mm 5μmカラムで、流量0.8ml/分で実施した。2つの移動相(移動相A:水と0.1%TFA;移動相B:アセトニトリルと0.05%TFA)を使用した。最初に、100%Aを1分間保った。次いで4分で40%Aおよび60%Bへの勾配を適用し、2.5分間保った。2μlの典型的な注入体積を利用した。オーブン温度は50℃であった(MS極性:ポジティブ)。
LCMS方法2
全般的手順Aに加えて:逆相HPLCは、YMC−Pack ODS−AQ、50×2.0mm 5μmカラムで、流量0.8ml/分で実施した。2つの移動相(移動相A:水と0.1%TFA;移動相B:CHCNと0.05%TFA)を使用した。最初に、90%Aおよび10%Bを0.8分間保った。次いで、3.7分で20%Aおよび80%Bへの勾配を適用し、3分間保った。2μlの典型的な注入体積を利用した。オーブン温度は50℃であった(MS極性:ポジティブ)。
LCMS方法3
全般的手順Aに加えて:逆相HPLCは、Ultimate XB−C18、50×2.1mm 5μmカラムで、流量0.8ml/分で実施した。2つの移動相(移動相C:10mmol/lのNHHCO;移動相D:CHCN)を使用した。最初に、100%Cを1分間保った。次いで、4分で40%Cおよび60%Dへの勾配を適用し、2.5分間保った。2μlの典型的な注入体積を利用した。オーブン温度は50℃であった(MS極性:ポジティブ)。
LCMS方法4
全般的手順Bに加えて:逆相HPLCは、Xterra MS C18カラム(3.5μm、4.6×100mm)で、流量1.6ml/分で実施した。3つの移動相(移動相A:95%25mM酢酸アンモニウム+5%アセトニトリル;移動相B:アセトニトリル
;移動相C:メタノール)を使用して、6.5分で100%Aから1%A、49%B、および50%Cへ、1分で1%Aおよび99%Bへの勾配状態を実施し、これらの状態を1分間保ち、100%Aで1.5分間再平衡化した。10μlの注入体積を利用した。コーン電圧は、ポジティブイオン化モードで10V、ネガティブイオン化モードでは20Vであった。
LCMS方法5
全般的手順Aに加えて:逆相HPLCは、YMC−Pack ODS−AQ、50×2.0mm 5μmカラムで、流量0.8ml/分で実施した。2つの移動相(移動相A:水と0.1%TFA;移動相B:アセトニトリルと0.05%TFA)を使用した。最初に、70%Aおよび30%Bを0.8分間保った。次いで、3.2分で10%Aおよび90%Bへの勾配を適用し、3.5分間保った。2μlの典型的な注入体積を利用した。オーブン温度は50℃であった(MS極性:ポジティブ)。
LCMS方法6
全般的手順Aに加えて:逆相HPLCを、Ultimate XB−C18、50×2.1mm 5μmカラムで、流量0.8ml/分で実施した。2つの移動相(移動相C:10mmol/LのNHHCO;移動相D:アセトニトリル)を使用した。最初に、90%Cおよび10%Dを0.8分間保った。次いで、3.7分で20%Cおよび80%Dへの勾配を適用し、3分間保った。2μlの典型的な注入体積を利用した。オーブン温度は50℃であった(MS極性:ポジティブ)。
LCMS方法7
全般的手順Cに加えて:逆相UPLC(超高速液体クロマトグラフィー)は、架橋エチルシロキサン/シリカハイブリッド(BEH)C18カラム(1.7μm、2.1×50mm;Waters Acquity)で、流量0.8ml/分で実施した。2つの移動相(HO/アセトニトリル95/5中の10mM酢酸アンモニウム;移動相B:アセトニトリル)を使用して、1.3分で95%Aおよび5%Bから5%Aおよび95%Bへの勾配状態を実施し、0.3分間保った。0.5μlの注入体積を利用した。コーン電圧は、ポジティブイオン化モードでは10V、ネガティブイオン化モードでは20Vであった。
LCMS方法8
全般的手順Dに加えて:溶媒A:水と0.1%ギ酸;溶媒B:アセトニトリルと0.1%ギ酸。1.75分で、95%A、5%Bから95%B、5%Aへ、次いで0.25分95%B、5%A、0.75分で5%Bへ再平衡化。UV検出波長:254nm、MS極性:ポジティブおよびネガティブ。コーン電圧は、ポジティブおよびネガティブイオン化モードで10Vであった。1μlの典型的な注入体積を利用した。
融点
幾つかの化合物では、Shanghai Precision and Scientific Instrument Co. Ltd.から購入したWRS−2A融点装置で融点(m.p.)を測定した。融点は、線形の加熱速度0.2〜5.0℃/分で測定した。報告される値は、溶融範囲である。最高温度は300℃であった。
化合物20では、m.p.はDSC823e(Mettler−Toledo)で測定した。m.p.は、30℃/分の温度勾配で測定した。最高温度は400℃であった。値を、ピーク値として示す。
分析測定の結果を表2に示す。
Figure 2014513114
Figure 2014513114
Figure 2014513114
H NMR
幾つかの化合物では、標準的なパルスシーケンスを利用し、それぞれ300MHzおよび400MHzで運転しているBruker DPX−300またはBruker DPX−400分光器で、クロロホルム−d(重水素化クロロホルム、CDCl)またはDMSO−d(重水素化DMSO、ジメチル−d6スルホキシド)を溶媒として使用して、H NMRスペクトルを記録した。
Co.No.118:(300MHz,CDCl)δppm 4.26(d,J=12.1Hz,1H) 5.65(d,J=12.3Hz,1H) 6.46−6.57(m,1H) 6.94(dd,J=4.0,1.3Hz,1H) 7.20(s,1H) 7.21−7.43(m,6H) 7.56−7.65(m,2H)。
Co.No.115:(400MHz,CDCl)δppm 4.49(br.s.,1H) 5.01(br.s.,1H) 6.47−6.58(m,1H) 6.86−7.02(m,1H) 7.15−7.45(m,7H) 7.52(d,J=7.3Hz,1H) 7.56−7.61(m,2H)。
Co.No.116:(300MHz,CDCl)δppm 2.66(s,3H) 4.23(d,J=11.3Hz,1H) 5.35(d,J=12.4Hz,1H) 6.55(br.s.,1H) 7.03(br.s.,1H) 7.19−7.52(m,7H) 7.58−7.68(m,2H)。
Co.No.1:(300MHz,DMSO−d)δppm 2.59(s,3H) 3.69(d,J=13.6Hz,1H) 4.39(d,J=13.9Hz,1H) 5.64(br.s.,1H) 6.15−6.28(m,1H) 6.28−6.39(m,1H) 7.27−7.57(m,7H) 7.81−8.11(m,2H) 10.31(br.s.,1H) 10.94(br.s.,1H)。
Co.No.82:(300MHz,CDCl)δppm 4.20(br.s.,1H), 5.52(br.s.,1H), 6.42−6.54(m,2H), 6.58(s,1H), 7.23−7.33(m,2H), 7.33−7.46(m,3H), 7.68(d,J=8.7Hz,1H), 7.87(s,1H)。
Co.No.88:(300MHz,CDCl)δppm 2.64(s,3H) 4.21(br.s.,1H) 5.28(br.s.,1H) 6.36−6.63(m,2H) 7.16−7.37(m,3H) 7.44(br.s.,1H) 7.71(d,J=8.1Hz,1H) 8.24(d,J=7.5Hz,1H) 9.02(s,1H)。
Co.No.150:(400MHz,CDCl)δppm 4.23(br.s.,1H) 5.58(br.s.,1H) 6.49(br.s.,1H) 6.58(br.s.,1H) 6.80(br.s.,1H) 7.28−7.35(m,2H) 7.39(br.s.,2H) 7.53−7.66(m,1H) 7.69(br.s.,2H) 7.90(br.s.,1H)。
Co.No.130:(300MHz,CDCl)δppm 2.62(s,3H) 4.49(br.s.,1H) 5.02(br.s.,1H) 6.39−6.58(m,1H) 6.84−6.98(m,1H) 7.07−7.22(m,3H) 7.29−7.35(m,1H) 7.35−7.47(m,4H) 7.53(d,J=7.2Hz,1H)。
Co.No.184:(400MHz,CDCl)δppm 4.23(br.s.,1H) 5.56(br.s.,1H) 6.42−6.51(m,1H) 6.53(dd,J=3.8,1.5Hz,1H) 7.28−7.35(m,2H) 7.39(m,J=3.1,3.1,2.1Hz,2H) 7.89(dd,J=8.5,1.5Hz,1H) 8.11(d,J=8.5Hz,1H) 8.37(d,J=1.5Hz,1H) 9.06(s,1H)。
Co.No.7:(300MHz,CDCl)δppm 2.60(s,3H) 4.23(d,J=8.9Hz,1H) 5.62(d,J=9.4Hz,1H) 6.50(br.s.,1H) 6.92(br.s.,1H) 7.17(m,J=9.8Hz,3H) 7.23−7.49(m,5H)。
Co.No.117:(400MHz,DMSO−d)δppm 2.32(s,3H) 4.13(d,J=10.8Hz,1H) 4.82(d,J=10.8Hz,1H) 6.46(dd,J=3.6,2.9Hz,1H) 6.85(dd,J=3.9,1.4Hz,1H) 7.23−7.30(m,2H) 7.31−7.36(m,2H) 7.36−7.45(m,2H) 7.56−7.65(m,2H) 7.70(d,J=7.8Hz,1H)。
Co.No.175:(400MHz,CDCl)δppm 4.29(br.s.,1H) 5.17(br.s.,1H) 6.48(m,J=3.3,3.3Hz,1H) 6.57(m,J=2.3Hz,1H) 7.09(t,J=8.5Hz,1H) 7.20(d,J=8.0Hz,1H) 7.30−7.39(m,2H) 7.40(br.s.,1H) 7.47(d,J=5.5Hz,1H) 7.75(dd,J=8.5,1.5Hz,1H) 7.88(d,J=8.5Hz,1H) 8.18(d,J=1.5Hz,1H)。
Co.No.3:(300MHz,CDCl)δppm 4.26(br.s,1H), 5.55(br.s,1H), 6.42−6.57(m,2H), 7.28(dd,J=7.9,1.5Hz,1H), 7.33(t,J=7.9Hz,1H), 7.38−7.45(m,2H), 7.82(d,J=5.1Hz,1H), 8.05(s,1H), 8.75(d,J=5.0Hz,1H)。
Co.No.194:(400MHz,CDCl)δppm 4.26(br.s.,1H) 5.63(br.s.,1H) 6.51(m,J=2.8Hz,1H) 6.60(br.s.,1H) 7.30−7.37(m,2H) 7.38−7.47(m,2H) 8.00(d,J=9.3Hz,1H) 8.16(d,J=9.0Hz,1H) 8.30(s,1H)。
Co.No.65:(400MHz,CDCl)δppm 1.41(t,J=7.5Hz,3H) 3.12(q,J=7.7Hz,2H) 4.16(br.s.,1H)
5.52(br.s.,1H) 6.48(m,J=3.4,3.4Hz,1H) 6.79(dd,J=3.6,1.4Hz,1H) 7.25(d,J=1.8Hz,1H) 7.29−7.33(m,1H) 7.39(d,J=1.8Hz,1H) 7.57(s,1H)。
Co.No.173:(300MHz,CDCl)δppm 4.54(br.s,1H),4.87(br.s,1H),6.46−6.57(m,1H),6.57−6.67(m,1H),7.30(dd,J=8.1,2.1Hz,1H),7.36(d,J=5.5Hz,1H),7.39−7.52(m,4H),7.74(dd,J=8.5,1.6Hz,1H),7.90(d,J=8.5Hz,1H),8.19(s,1H)。
Co.No.172:(300MHz,CDCl)δppm 4.21(br.s,1H),5.53(br.s,1H),6.46(t,J=3.2Hz,1H),6.54(dd,J=3.6,1.5Hz,1H),7.27−7.32(m,2H),7.32−7.42(m,3H),7.51(d,J=5.4Hz,1H),7.75(dd,J=8.3,1.3Hz,1H),7.80(d,J=8.3Hz,1H),8.24(s,1H)。
Co.No.185:(300MHz,CDCl)δppm 4.51(br.s,1H),4.84(br.s,1H),6.44−6.51(m,1H),6.51−6.58(m,1H),7.28(dd,J=8.1,1.9Hz,1H),7.35−7.47(m,3H),7.87(dd,J=8.6,1.7Hz,1H),8.11(d,J=8.6Hz,1H),8.33(s,1H),9.06(s,1H)。
Co.No.85:(300MHz,CDCl)δppm 2.01(t,J=18.6Hz,3H),4.25(br.s,1H),5.51(br.s,1H),6.55(dd,J=4.0,2.8Hz,1H),6.61(dd,J=3.9,1.6Hz,1H),7.06(dd,J=8.8,2.5Hz,1H),7.20(dd,J=8.2,2.5Hz,1H),7.45(dd,J=2.8,1.6Hz,1H),7.69(d,J=8.2Hz,1H),8.19(dd,J=8.2,2.2Hz,1H),8.89(d,J=2.2Hz,1H)。
Co.No.105:(300MHz,CDCl)δppm 2.15(quin,J=7.6Hz,2H),2.95(t,J=7.4Hz,2H),3.04(t,J=7.7Hz,2H),4.17(br.s.,1H),5.52(br.s.,1H),6.46(dd,J=3.8,2.8Hz,1H),6.52(dd,J=3.8,1.7Hz,1H),7.25−7.43(m,4H),7.89(s,1H),8.57(s,1H)。
Co.No.126:(400MHz,CDCl)δppm 4.23(d,J=11.3Hz,1H),5.65(d,J=11.5Hz,1H),6.52(t,J=3.3Hz,1H),6.94(d,J=3.9Hz,1H),7.19(t,J=7.8Hz,1H),7.22−7.29(m,2H),7.31(t,J=8.0Hz,1H),7.34−7.43(m,3H),7.50(d,J=7.8Hz,1H)。
Co.No.131:(400MHz,CDCl)δppm 2.61(s,3H),2.65(s,3H),4.19(d,J=11.5Hz,1H),5.30(d,J=11.5Hz,1H),6.45−6.56(m,1H),6.93(br.s,1H),7.10−7.29(m,6H),7.39(br.s.,1H),7.42(dd,J=6.9,2.3Hz,1H)。
Co.No.138:(300MHz,CDCl)δppm 2.45(s,3H),4.20(d,J=11.5Hz,1H),5.59(d,J=11.5Hz,1H),6.47(t,J=3.4Hz,1H),6.90(d,J=3.8Hz,1H),7.04(d,J=8.0Hz,1H),7.11(s,1H),7.19−7.39(m,5H),7.43(d,J=7.9Hz,1H)。
Co.No.174:(400MHz,CDCl)δppm 4.32(d,J=11
.1Hz,1H),4.86(d,J=11.1Hz,1H),6.42−6.45(m,1H),6.53(dd,J=3.8,1.5Hz,1H),7.24(t,J=7.8Hz,1H),7.36(d,J=5.1Hz,1H),7.42−7.53(m,3H),7.58(dd,J=2.9,1.5Hz,1H),7.82(dd,J=8.5,1.7Hz,1H),7.88(d,J=8.4Hz,1H),8.22(d,J=1.0Hz,1H)。
Co.No.123:(400MHz,DMSO−d)δppm 4.14(br.s,1H),5.36(br.s,1H),6.58(dd,J=3.8,2.9Hz,1H),7.00(dd,J=3.8,1.6Hz,1H),7.27(td,J=9.2,2.7Hz,1H),7.33(d,J=0.9Hz,1H),7.45−7.56(m,4H),7.68(dd,J=9.0,4.1Hz,1H),7.78(dd,J=2.9,1.6Hz,1H)。
Co.No.76:(400MHz,CDCl)δppm 1.31(t,J=7.6Hz,3H),2.87(q,J=7.6Hz,2H),4.15(s,1H),5.47(s,1H),6.48(dd,J=3.9,2.8Hz,1H),6.53(dd,J=3.8,1.6Hz,1H),7.18(d,J=8.1Hz,1H),7.31(d,J=2.0Hz,1H),7.35(dd,J=2.9,1.6Hz,1H),7.41(d,J=2.0Hz,1H),7.95(dd,J=8.1,2.3Hz,1H),8.78(d,J=2.3Hz,1H)。
Co.No.141:(400MHz,CDCl)δppm 3.85(s,3H),4.22(d,J=11.5Hz,1H),5.61(d,J=11.5Hz,1H),6.50(t,J=3.3Hz,1H),6.88(dd,J=8.5,1.8Hz,1H),6.93(d,J=3.4Hz,1H),7.08−7.16(m,2H),7.22−7.33(m,2H),7.35(s,1H),7.39(d,J=7.5Hz,1H),7.45(d,J=8.6Hz,1H)。
Co.No.119:(400MHz,CDCl)δppm 4.44(br.s,1H),4.99(br.s,1H),6.53(dd,J=3.7,3.0Hz,1H),6.96(dd,J=3.8,1.7Hz,1H),7.21(s,1H),7.26(t,J=7.5Hz,1H),7.29(dd,J=8.1,2.1Hz,1H),7.33−7.42(m,3H),7.45(d,J=8.1Hz,1H),7.60(t,J=8.6Hz,2H)。
Co.No.121:(400MHz,CDCl)δppm 4.24(br.d,J=11.5Hz,1H),5.64(br.d,J=11.4Hz,1H),6.53(t,J=3.3Hz,1H),6.93(br.s,1H),7.15(br.s.,1H),7.22−7.35(m,3H),7.35−7.44(m,2H),7.52(d,J=8.7Hz,1H),7.57(s,1H)。
D.薬理学的実施例
実施例D.1:インビトロでの抗真菌活性の測定
標準的な感受性スクリーンを96ウェルプレート(U底、Greiner Bio−One)で実施する。20mM化合物ストック溶液の段階希釈液(2倍または4倍)を100%DMSOで作り、次いで、水で中間希釈ステップを行う。次いで、これらの段階希釈液(10μl)をテストプレートにスポッティングするが、それは暗所で4℃で最長2週間の期間保存できる。最高試験中濃度として64μMを含む十分に広範な用量範囲を包含する。培地RPMI−1640にL−グルタミン、2%グルコースを補ない、3−(N−モルホリノ)プロパンスルホン酸(MOPS)でpH7.0±0.1に緩衝する。
種々の真菌種/単離株(表3a)を低温保存し、使用直前に培地で1/1000希釈する。次いで、10コロニー形成単位(cfu)を含有する200μlの標準接種物を各ウェルに添加する。陽性対照(100%増殖=抗真菌薬を含まない真菌培養物)および陰
性対照(0%増殖=RPMI−MOPS培地)を各プレートに含める。最適インキュベーション時間および温度は真菌種に依存し、酵母での24時間(37℃)から皮膚糸状菌での1週またはそれ以上(27℃)まで変動する。生存細胞が非蛍光の青色レサズリンを桃色で蛍光のレゾルフィンに転化して追加インキュベーション時間(表3aに挙げられる「resa」時間)後に蛍光測定示度(λex550nmおよびλem590nm)を可能にするという原理に基づき、真菌増殖の阻害を、10μlの0.005%(w/v)レサズリン(Sigma Aldrich)を各ウェルに添加した後に測定する。結果をpIC50値として表3bに示す。
Figure 2014513114
Figure 2014513114
Figure 2014513114
Figure 2014513114
Figure 2014513114
Figure 2014513114
Figure 2014513114
Figure 2014513114
E.組成物実施例
これらの実施例にわたって使用される「有効成分」は、その立体化学的な異性形態、その薬学的に許容できる塩、またはその溶媒和物を含む式(I)の化合物;特に、例示された化合物のいずれか1種に関する。
実施例E1:注射用溶液
1.8グラムの4−ヒドロキシ安息香酸メチルおよび0.2グラムの水酸化ナトリウムを約0.5lの沸騰注射用水に溶解させる。約50℃に冷却した後に、攪拌しながら0.05グラムのプロピレングリコールおよび4グラムの有効成分を添加する。該溶液を室温に冷却し、充分な量の注射用水を補充して1lとすると、4mg/mlの有効成分を含む溶液が生じる。溶液を濾過により滅菌し、無菌容器に充填する。
実施例E2:経爪組成物
0.144gのKHPO、9gのNaCl、0.528gのNaHPO.2HOを800mlのHOに加え、混合物を攪拌する。pHをNaOHで7.4に調整し、500mgのNaNを添加する。エタノール(42v/v%)を添加し、pHをHClで2.3に調整する。
15mgの有効成分を2.25mlのPBS(リン酸緩衝生理食塩水)/エタノール(42%;pH2.3)に添加し、混合物を攪拌し、超音波で処理する。0.25mlのPBS/エタノール(42%;pH2.3)を加え、有効成分が全て溶解するまで、混合物をさらに攪拌し、超音波で処理すると、所望の経爪組成物が生じる。
実施例E3:経口滴剤
500グラムのA.I.を60〜80℃で0.5lの水酸化ナトリウム溶液および1.5lのポリエチレングリコールに溶解させる。30〜40℃に冷却した後、35lのポリエチレングリコールを添加し、混合物を十分に攪拌する。その後、2.5lの精製水中の1750グラムのサッカリンナトリウムの溶液を添加し、攪拌しながら2.5lのカカオ香料および充分な量のポリエチレングリコールを50lの体積まで加えると、10mg/mlのA.I.を含む経口滴剤溶液を提供する。生じる溶液を好適な容器に充填する。
実施例E4:カプセル剤
20グラムのA.I.、6グラムのラウリル硫酸ナトリウム、56グラムのデンプン、56グラムの乳糖、0.8グラムのコロイド状二酸化ケイ素、および1.2グラムのステアリン酸マグネシウムを激しく攪拌する。その後、生じる混合物を、1000個の好適な硬化ゼラチンカプセルに充填するが、それぞれ20mgの有効成分を含む。
実施例E5:フィルムコート錠
錠剤核の製造
100グラムのA.I.、570グラムの乳糖および200グラムのデンプンの混合物を十分に混合し、その後、約200mlの水中の5グラムのドデシル硫酸ナトリウムおよび10グラムのポリビニルピロリドンの溶液で加湿する。湿った粉末混合物をふるいにかけ、乾燥させ、再びふるいにかける。次いで、100グラムの微結晶性セルロースおよび15グラムの硬化植物油を加える。全体を十分に混合し、圧縮して錠剤にすると、それぞれ10mgの有効成分を含む10,000個の錠剤を与える。
被覆
75mlの変性エタノール中の10グラムのメチルセルロースの溶液に、150mlのジクロロメタン中の5グラムのエチルセルロースの溶液を加える。次いで、75mlのジクロロメタンおよび2.5mlの1,2,3−プロパントリオールを加える。10グラムのポリエチレングリコールを融解し、75mlのジクロロメタンに溶解させる。後者の溶液を前者に加え、次いで、2.5グラムのオクタデカン酸マグネシウム、5グラムのポリビニルピロリドン、および30mlの濃縮色素懸濁液を加えて、全体を均質化する。このように得られた混合物で、コーティング装置中で、錠剤コアを被覆する。
実施例E6:2%クリーム
ステアリルアルコール(75mg)、セチルアルコール(20mg)、モノステアリン酸ソルビタン(20mg)、およびミリスチン酸イソプロピル(10mg)を二重壁ジャケット付き容器に導入し、混合物が完全に融解するまで加熱する。この混合物を、液体用ホモジナイザーを使用しながら、70から75℃の温度を有する精製水、プロピレングリコール(200mg)、およびポリソルベート60(15mg)の別に調製した混合物に加える。生じた混合物の混合を続けたまま、25℃より低温に冷却する。次に、A.I.(20mg)、ポリソルベート80(1mg)および1gにするのに充分な量の精製水の溶液、並びに精製水中の無水亜硫酸ナトリウム(2mg)の溶液を、混合を続けながら乳液に添加する。クリームを均質化し、好適なチューブに充填する。
実施例E7:2%クリーム
A.I.(2g)、ホスファチジルコリン(20g)、コレステロール(5g)、およびエチルアルコール(10g)の混合物を完全な溶解まで55〜60℃で攪拌および加熱し、精製水(100gにする)中のメチルパラベン(0.2g)、プロピルパラベン(0.02g)、エデト酸二ナトリウム(0.15g)、および塩化ナトリウム(0.3g)の溶液に均質化しながら加える。精製水中のヒドロキシプロピルメチルセルロース(1.5g)を加え、膨潤が完了するまで混合を続ける。

Claims (15)

  1. 5,6−ジヒドロ−4−(2−ピリジニル)−4H−ピロロ[1,2−a][1,4]ベンゾジアゼピン.HClではないことを条件とする、式(I):
    Figure 2014513114

    の化合物若しくはその立体異性形態
    (式中、
    は、水素、ハロ、C1〜4アルキル、またはC1〜4アルキルオキシであり;
    は、水素、ハロ、C1〜4アルキル、またはC1〜4アルキルオキシであり;
    およびRは水素であり;
    或いは、RとRとは共に結合を形成し;
    Hetは、下記から選択される単環式または二環式複素環基であり
    Figure 2014513114

    (d−1)および(d−2)は、位置a、b、またはcの結合で分子の残りに結合しており;
    (d−4)、(d−6)、(d−7)、(d−10)、および(d−12)は、位置aまたはbの結合で分子の残りに結合しており;
    は、O、S、またはNHであり;
    は、OまたはSであり;
    、X、およびXは、それぞれ独立に、CHまたはNであり;但し、X、X、およびXの正確に2個がNであり、その他がCHであることを条件とし;
    、X、X、およびXは、それぞれ独立に、CHまたはNであり;但し、X
    、X、およびXの1個または2個がNであり、その他がCHであることを条件とし;
    10、X11、X12、およびX13は、それぞれ独立に、CHまたはNであり;但し、X10、X11、X12、およびX13の最大1個がNであり、その他がCHであることを条件とし;
    14は、CHまたはNであり;
    15は、NH、O、またはSであり;
    16は、CHまたはNであり;
    17は、CHまたはNであり;
    18は、NH、S、またはOであり;
    19は、CHまたはNであり;
    20は、NHまたはSであり;
    とRとは共に、下記式:
    −(CH−O−(CHn〜m− (a)、
    −(CHn〜m−O−(CH− (b)、
    −(CH− (c)、または
    −CH=CH−CH=CH− (d)
    を有する二価の基−R−R−を形成し;
    式中、前記二価の基−R−R−は、可能な場合、ハロ、C1〜4アルキル、ヒドロキシル、C1〜4アルキルオキシ、およびオキソからなる群から選択される1個以上の置換基により置換されていてよく;
    mは、0、1、または2を表し;
    nは、2、3、または4を表し;
    sは、3、4、または5を表し;
    式中、基(d−1)〜(d−11)は、C1〜4アルキルオキシ、ハロ、C1〜4アルキルカルボニル、C1〜4アルキルチオ、C1〜4アルキルスルホニル、C1〜4アルキルスルフィニル、および1個以上のハロ置換基により場合により置換されていてもよいC1〜4アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1個以上の置換基により置換されていてよく;
    但し、前記基(d−1)〜(d−11)が、連結の炭素原子のα位で置換されていないことを条件とする)またはその薬学的に許容できる付加塩若しくは溶媒和物。
  2. 、X、X、およびXが、それぞれ独立に、CHまたはNであり;但し、X、X、X、およびXの正確に1個がNであり、その他がCHであり;
    15が、OまたはSであり;
    とRが共に、下記式:
    −(CH−O−(CHn〜m− (a)、
    −(CHn〜m−O−(CH− (b)、または
    −(CH− (c)
    を有する二価の基−R−R−を形成し;
    式中、前記二価の基−R−R−が、可能な場合、ハロ、C1〜4アルキル、ヒドロキシル、C1〜4アルキルオキシ、およびオキソからなる群から選択される1個以上の置換基により置換されていてよく;
    mが、0、1、または2を表し;
    nが、2、3、または4を表し;
    sが、3、4、または5を表す、請求項1に記載の化合物またはその立体異性形態。
  3. が、水素、ハロ、またはC1〜4アルキルであり;
    が、水素、ハロ、またはC1〜4アルキルであり;
    およびRが水素であり;
    或いは、RとRとが共に結合を形成し;
    Hetが、(d−1)、(d−2)、(d−3)、(d−4)、(d−5)、(d−8)、(d−9)、(d−10)、(d−11)、および(d−12)から選択される単環式または二環式複素環基であり;
    (d−1)および(d−2)が、位置a、b、またはcの結合で分子の残りに結合しており;
    (d−4)、(d−6)、(d−7)、(d−10)、および(d−12)が、位置aまたはbの結合で分子の残りに結合しており;
    が、OまたはNHであり;
    が、Sであり;
    、X、およびXが、それぞれ独立に、CHまたはNであり;但し、X、X、およびXの正確に2個がNであり、その他がCHであることを条件とし;
    、X、X、およびXが、それぞれ独立に、CHまたはNであり;但し、X、X、X、およびXの1個または2個がNであり、その他がCHであることを条件とし;
    10、X11、X12、およびX13が、それぞれ独立に、CHまたはNであり;但し、X10、X11、X12、およびX13の最大1個がNであり、その他がCHであることを条件とし;
    14が、CHまたはNであり;
    15が、OまたはSであり;
    16が、CHまたはNであり;
    17が、CHまたはNであり;
    18が、NH、S、またはOであり;
    19が、CHまたはNであり;
    20が、NHまたはSであり;
    とRとが共に、下記式:
    −(CH−(c)、または
    −CH=CH−CH=CH−(d)
    を有する二価の基−R−R−を形成し;
    sが、3、4、または5を表し;
    式中、基(d−1)〜(d−5)および(d−8)〜(d−11)が、C1〜4アルキルオキシ、ハロ、C1〜4アルキルカルボニル、および1個以上のハロ置換基により場合により置換されていてもよいC1〜4アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1個以上の置換基により置換されていてよく;但し、前記基(d−1)〜(d−5)および(d−8)〜(d−11)が、連結の炭素原子のα位で置換されていないことを条件とする、請求項1に記載の化合物若しくはその立体異性形態またはその薬学的に許容できる付加塩若しくは溶媒和物。
  4. が、水素、ハロ、またはC1〜4アルキルであり;
    が、水素、ハロ、またはC1〜4アルキルであり;
    およびRが水素であり;
    或いは、RとRとが共に結合を形成し;
    Hetが、(d−1)、(d−2)、(d−3)、(d−5)、(d−8)、(d−9)、(d−10)、および(d−11)から選択される単環式または二環式複素環基であり;
    (d−1)および(d−2)が、位置a、b、またはcの結合で分子の残りに結合しており;
    (d−10)が、位置aまたはbの結合で分子の残りに結合しており;
    が、OまたはNHであり;
    が、Sであり;
    、X、およびXが、それぞれ独立に、CHまたはNであり;但し、X、X、およびXの正確に2個がNであり、その他がCHであることを条件とし;
    、X、X、およびXが、それぞれ独立に、CHまたはNであり;但し、X、X、X、およびXの正確に1個がNであり、その他がCHであることを条件とし;X10、X11、X12、およびX13が、それぞれ独立に、CHまたはNであり;但し、X10、X11、X12、およびX13の最大1個がNであり、その他がCHであることを条件とし;
    14が、CHまたはNであり;
    15が、OまたはSであり;
    16が、CHまたはNであり;
    17が、CHまたはNであり;
    18が、NH、S、またはOであり;
    19が、CHまたはNであり;
    20が、NHまたはSであり;
    式中、基(d−1)、(d−2)、(d−3)、(d−5)、(d−8)、(d−9)、(d−10)、および(d−11)が、C1〜4アルキルオキシ、ハロ、C1〜4アルキルカルボニル、および1個以上のハロ置換基により場合により置換されていてもよいC1〜4アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1個以上の置換基により置換されていてよく;但し、基(d−1)、(d−2)、(d−3)、(d−5)、(d−8)、(d−9)、(d−10)、および(d−11)が、連結の炭素原子のα位で置換されていないことを条件とする,請求項1に記載の化合物若しくはその立体異性形態またはその薬学的に許容できる付加塩若しくは溶媒和物。
  5. が、水素、ハロ、またはC1〜4アルキルであり;
    が、水素、ハロ、またはC1〜4アルキルであり;
    およびRが水素であり;
    或いは、RとRとが共に結合を形成し;
    Hetが、
    Figure 2014513114

    から選択され;
    (d−10a)が、位置aまたはbの結合で分子の残りに結合しており;
    15が、OまたはSであり;X16が、CHまたはNであり;X18が、NH、S、またはOであり;
    式中、基(d−9a)および(d−10a)が、C1〜4アルキルオキシ、ハロ、C1〜4アルキルカルボニル、および1個以上のハロ置換基により場合により置換されていてもよいC1〜4アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1個以上の置換基により置換されていてよく;但し、基(d−9a)および(d−10a)が連結の炭素原子のα位で置換されていないことを条件とする、請求項1に記載の化合物またはその立体異性形態。
  6. Hetが(d−9a)であり;
    式中、基(d−9a)が、C1〜4アルキルオキシ、ハロ、C1〜4アルキルカルボニル、および1個以上のハロ置換基により場合により置換されていてもよいC1〜4アルキル
    からなる群からそれぞれ独立に選択される1個以上の置換基により置換されていてよく、但し、基(d−9a)が連結の炭素原子のα位で置換されていないことを条件とする、請求項5に記載の化合物。
  7. とRとが共に結合を形成する、請求項1または2に記載の化合物。
  8. またはRが7位にあり水素以外である、請求項1または2に記載の化合物。
  9. Hetが(d−3)、(d−9)、および(d−10)から選択され;
    式中、基(d−3)、(d−9)、および(d−10)が、C1〜4アルキルオキシ、ハロ、C1〜4アルキルカルボニル、C1〜4アルキルチオ、C1〜4アルキルスルホニル、C1〜4アルキルスルフィニル、および1個以上のハロ置換基により場合により置換されていてもよいC1〜4アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1個以上の置換基により置換されていてよく;但し、基(d−3)、(d−9)、および(d−10)が、連結の炭素原子のα位で置換されていないことを条件とする、請求項1に記載の化合物。
  10. Hetが(d−9)および(d−10)から選択され;
    式中、基(d−9)および(d−10)が、C1〜4アルキルオキシ、ハロ、C1〜4アルキルカルボニル、C1〜4アルキルチオ、C1〜4アルキルスルホニル、C1〜4アルキルスルフィニル、および1個以上のハロ置換基により場合により置換されていてもよいC1〜4アルキルからなる群からそれぞれ独立に選択される1個以上の置換基により置換されていてよく;但し、基(d−9)および(d−10)が連結の炭素原子のα位で置換されていないことを条件とする、請求項9に記載の化合物。
  11. 薬学的に許容できる担体および、有効成分として、治療上有効な量の請求項1〜10のいずれか一項に定義された化合物を含む医薬組成物。
  12. 医薬品として使用するための請求項1〜10のいずれか一項に定義された化合物。
  13. 真菌感染の治療または予防に使用するための、請求項1〜10のいずれか一項に定義された化合物。
  14. 前記真菌感染が、カンジダ属(Candida spp.);アスペルギルス属(Aspergillus spp.);クリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans);スポロトリクス・シェンキ(Sporothrix schenckii);エピデルモフィトン・フロッコースム(Epidermophyton floccosum);ミクロスポルム属(Microsporum spp.);トリコフィトン属(Trichophyton spp);フザリウム属(Fusarium spp.);リゾムコール属(Rhizomucor spp.);ムコール・サルシネロイデス(Mucor circinelloides);リゾプス属(Rhizopus spp.);マラセチア・フルフル(Malassezia furfur);アクレモニウム属(Acremonium spp.);ペシロマイセス(Paecilomyces);スコプラリオプシス(Scopulariopsis);アルスログラフィス属(Arthrographis spp.);シタリジウム(Scytalidium);スケドスポリウム属(Scedosporium spp.);トリコデルマ属(Trichoderma spp.);ペニシリウム属(Penicillium spp.);ペニシリウム・マルネッフェイ(Penicillium marneffei);ブラストシゾミセス(Blastoschizomyces)からなる群から選択される1種以上の真菌により起こされる、請求項13に従って使用するた
    めの化合物。
  15. 前記真菌感染が、ミクロスポルム・カニス(Microsporum canis)、トリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton mentagrophytes)、およびトリコフィトン・ルブルム(Trichophyton rubrum)からなる群から選択される1種以上の真菌により起こされる、請求項13に従って使用するための化合物。
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