JP2014512333A5 - - Google Patents

Claims (10)

1. メトホルミンとドコサヘキサエン酸との塩、またはメトホルミンとエイコサペンタエン酸およびドコサヘキサエン酸の混合物との塩である、化合物。
2. 請求項１に記載の化合物、および薬学的に許容可能な担体、ビヒクル、または希釈剤を含む、医薬組成物。
3. 請求項１に記載の化合物または請求項２に記載の医薬組成物を含む単位剤形、使用のための指示、および前記単位剤形を収容するための少なくとも１つの容器を含むキット。
4. 糖尿病、トリグリセリドの上昇、前糖尿病、肥満、心不整脈、心筋症または心筋梗塞から選択される哺乳類の症状を治療するための、請求項２に記載の医薬組成物。
5. ａ）好適なメトホルミン塩からメトホルミンの遊離塩基を新しく調製すること；およびｂ）新しく調製したメトホルミンの遊離塩基を、ドコサヘキサエン酸、またはエイコサペンタエン酸およびドコサヘキサエン酸の混合物と、１℃から６０℃の間の温度で反応させることを含む、請求項１に記載の化合物を製造するための方法。
6. 治療が必要である被験者の血清トリグリセリドを低下するための、請求項２に記載の医薬組成物。
7. 前記被験者が、２００ｍｇ／ｄＬを超える血清トリグリセリド濃度を有する、請求項６に記載の医薬組成物。
8. 前記被験者が高トリグリセリド血症である、請求項６に記載の医薬組成物。
9. 前記被験者が、発展中の糖尿病、前糖尿病状態、肥満、心不整脈、心筋梗塞、および高血清トリグリセリド濃度に起因する脳卒中を示す、またはこれらのリスクを有する被験者からなる群からさらに選択される、請求項６に記載の医薬組成物。
10. 以下の工程：
    アセトニトリル中のメトホルミン遊離塩基の濃縮溶液に、ドコサヘキサエン酸、またはエイコサペンタエン酸およびドコサヘキサエン酸の混合物を室温で滴下して加える工程、
    反応混合物を、光から防護された容器中で、１時間室温で撹拌する工程、
    前記反応混合物を、１時間、０℃で冷却する工程、および
    冷却された前記反応混合物を窒素雰囲気下で濾過し、粉末になるまで乾燥させる工程、
    を含む、請求項１に記載の化合物を製造する方法。