JP2014512277A - 溶融金属を搬送するための耐火要素、組立体及びタンディッシュ - Google Patents

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Abstract

耐火要素が鋼の鋳造工程における鋼の再酸化を防止し又は制限するように構成される。耐火要素は、特定の形状構成の周辺部によって囲まれたベースを含む。耐火要素は、特定の形状構成の周辺部によって囲まれたベースから構成される。

Description

本発明は、鋼の連続鋳造に関し、特に鋼の再酸化の問題に関する。特に、本発明は組立体を具備するタンディッシュに関し、組立体はノズル及び周囲の耐火要素を具備し、周囲の耐火要素は鋼の再酸化を防止し又は制限し且つ酸化生成物が鋳造チャネルに入ることを防止する。本発明はノズル及び周囲の耐火要素を具備する組立体にも関し、周囲の耐火要素は鋼の再酸化を防止し又は制限し且つ酸化生成物が鋳造チャネルに入ることを防止する。本発明の他の態様によれば、本発明は、斯かる周囲の耐火要素と、鋼の連続鋳造工程とにも関する。
品質及び特性の制御についての要求が増すにつれて、鋼の清浄度がますます重要となっている。化学組成及び均質性の制御のような問題が、非金属介在物の存在によって発生した懸念事項に取って代わられてきた。特に、酸化アルミニウム介在物及びスピネル介在物の存在が生産工程自体及び鋼の特性の両方に関して有害であると考えられている。これら介在物は、連続鋳造に必須である、取鍋における鋼の脱酸中に主に形成される。二次冶金処理の間の非金属介在物の不完全な除去と、融解された鋼の再酸化とによって、連続鋳造中のノズルの目詰まりが引き起こされる。目詰まりした物質の層は酸化アルミニウムの概して大きなクラスターを含有する。その厚さは鋼の鋳造量及び鋼の清浄度に関係する。ノズルの目詰まりは、(減少する直径の結果として且つ)同時に鋳造の中断を伴うノズルの交換のせいで単位時間当たりの鋼の鋳造量が少なくなるので、生産性を低下させる。目詰まりに加えて、再酸化生成物の存在はノズルの腐食及び鋼における介在物欠陥の形成を生じさせうる。
鋼の再酸化を防止するためのいくつかの解決策が当該技術分野において開発されてきた。特に、溶融金属の流れが、鋳造容器から下流の容器(又は金型)への溶融金属の搬送の間、注入される鋼と周囲の外気との間の直接的な接触を防止すべく、注入シュラウド(pouring shroud)で概して覆われる。溶融金属の流れを遮断するように注入ノズルの表面にアルゴンを直に注入することが多い。冶金容器(例えばタンディッシュ)において融解された鋼の表面は、鋼と周囲の外気との間の直接的な接触を防止するように概して液状スラグ層で覆われる。代替的に(又は加えて)、タンディッシュの上方の外気が(脱酸素剤又はアルゴンのような不活性ガスの使用によって)不活性化されうる。
非金属介在物及び再酸化生成物がタンディッシュ内に存在しているときにこれらを除去するための更なる解決策が当該技術分野において開発されてきた。これら解決策は、概して、これら介在物及び再酸化生成物が浮遊スラグ層によって捕捉されるようにこれら介在物及び再酸化生成物の浮揚を促進することにある。例えば、ダム、堰、バッフル及び/又は衝撃パッドを、タンディッシュ内の溶融金属の流れを上方に逸らすのに使用することができる。介在物及び再酸化生成物を浮かせるのに不活性ガスバブリング装置を使用することもできる。
介在物及び酸化生成物を無害にするための他の解決策も存在する。例えば、カルシウム系合金を、酸化アルミニウム介在物の存在によって発生する問題のいくつかを取り除くのに使用することができる。
これら全ての従来技術の解決策は鋼の一般的な清浄度を改善することに貢献してきた。しかしながら、従来技術の解決策のいくつかは、今度は、(例えばガスバブリングの場合又はカルシウム系合金の使用の場合)鋼における新たな欠陥を発生させ、(不活性雰囲気の使用の場合)高価であり、又は環境面で受け入れられないことがある。これら理由のために、上記の問題を解決し、経済的であり、且つ環境問題を引き起こさない代替的な解決策を提案することが望ましいであろう。
本発明は、鋼を比較的清浄にできるとしても、通常の状態で金型まで鋼を正常に保つことが不可能であるという仮定に基づいている。特に、連続鋳造(容器のライニング、スラグ、ノズル、ストッパー等)において使用される耐火要素(概して金属酸化物)間の化学反応による鋼の再酸化も再酸化生成物を発生させうる。再酸化の別の潜在源は、これら耐火要素を通って若しくは底壁のライニングとノズルの注入口との間の浸透性接合部を通って浸透する酸素であり、又は耐火要素から脱着された酸素ですらある。
このため、本発明の目的は、再酸化生成物が鋳造ノズルに到達し且つ/又は鋳造ノズルの直近若しくは鋳造ノズルに形成されることを防止することによって上記の問題を解決することである。
本発明によれば、この目的は、周囲の耐火要素、ノズル及び周囲の耐火要素の組立体、又はタンディッシュ内に収容されたノズル及び周囲の耐火要素の組立体の使用によって達成され、要素は、主表面及び底部を有するベースと、主表面を囲む周辺部と有し、周辺部は外面と内面と上面とを有し、ベースの底部と周辺部の外面との交差点が、交差点の角度が直角ではない少なくとも一つの点を含む。
タンディッシュの注入開口部の周りに周囲要素を提供することが当該技術分野において既に知られている。例えば、仏国特許出願公開第2394348号明細書が、注入開口部内への「冷たい」鋼の流入を回避すべく、十分な高さ、ひいては十分な熱量に達するまで、タンディッシュ内に鋼を保持することが意図されたリングを開示する。しかしながら、この従来技術は、ベース及び周辺部を有する要素と、ベースの底部と周辺部の外面との交差点が、交差点の角度が直角ではない少なくとも一つの点を含むこととを開示していない。
特開2003−205360号公報が鋼の連続鋳造のためのタンディッシュを開示する。このタンディッシュの羽口ブロック(well block)は二つの要素を具備する。ノズルは羽口ブロックの底部の内側に配設される。付加的な耐火要素が、ノズルと羽口ブロックとの間のセメント接合部を覆って保護すべく、ノズルの上部の上に位置付けられる。しかしながら、この文書は、ベース及び周辺部を有する耐火要素と、ベースの底部と周辺部の外面との交差点が、交差点の角度が直角ではない少なくとも一つの点を含むこととを開示していない。
国際公開第2007/009667号が、冶金容器内のノズルと併せて使用される要素を開示する。しかしながら、この文書は、ベース及び周辺部を有する耐火要素であって、ベースの底部と周辺部の外面との交差点が、交差点の角度が直角ではない少なくとも一つの点を含む、耐火要素を開示していない。
本発明に係る特定の構成のおかげで、冶金容器内に存在し、容器の底面上に蓄積しやすく、且つ溶鋼流れによって下に運ばれる再酸化生成物及び/又は介在物はノズルの注入口に到達することができない。
ノズルを囲む要素が任意の適切な形状の要素であることが理解されなければならない。冶金容器の構造の機能上、ノズルを囲む要素は、円形、楕円又は多角形であってもよく、その主開口部は中心にあり又は偏心していてもよい。本発明の代替的な実施形態では、要素の適切な形状から円形形状が除外されてもよい。ノズルを囲む要素は、一つ以上のタンディッシュ壁が注入開口部に近い場合に適応するように切断されてもよい。要素の主表面が平面であり又は平面でなくてもよい(切頭円錐形であり、波状(rippled)であり、傾斜していてもよい)。ノズルは、(例えば溶鋼流れがスライドゲートバルブで制御される場合、又は設備がチューブ又は較正されたノズルチェンジャー(calibrated nozzle changer)を備える場合)内部ノズルであり、又は(例えばストッパー制御の場合)浸漬流入ノズル(submerged entry nozzle)若しくはSENであってもよい。冶金容器又はタンディッシュは一つ以上の斯かる組立体を備えることができる。組立体は、予め組み立てられた(例えば共圧縮成形された(co-pressed))ワンピースの物品として又は別個の物品として供給されうる。
ノズルを囲む要素が円形である必要がないとき、及び要素が円対称性を有しない容器内に置かれうるとき、ノズルの近くに所望の流れパターンを作り出すべく、要素をノズルひいてはノズルの周囲に整列させることが重要である。従って、要素及びノズルは、整列され又は接触して置かれるとき、要素及びノズルの所望の形状構成を作り出すように、適合する可視的表示器又はマーキングを有して構築されうる。代替的に、要素及びノズルは、これらの形状が嵌合されるとき、要素及びノズルの所望の形状構成並びにこれらの周囲と組み合わされた要素及びノズルの所望の形状構成が作り出されるように、嵌合する形状を有して構築されてもよい。嵌合する形状は、適合する凹部と突起、適合する溝とリップ、適合するペグとボア、適合するノッチと突起、適合する窪みと瘤、適合するリッジと溝、整列されたネジ切り受容部(threaded receiver)、整列されたキー溝の受容部若しくはバヨネット式受容部、又は楕円面又は多角形面のような適合する非円形表面形状であってもよい。要素の嵌合する形状は要素の主開口部内に又はベースの底部上に置かれうる。要素は、単独で考えると、要素の開口部内に又はそのベース上に、一つ以上の方向付け形状、例えばペグ、ボア、突起、凹部、ノッチ、斜面、窪み、瘤、リッジ、溝、ネジ若しくはバヨネット式フィッティングのためのハウジング、又は形作られ又はネジ切り受容部部分を含んでもよい。要素のボアは、非対称、楕円又は多角形の形状を有してもよい。
本発明の所定の実施形態では、要素及びノズルは単一部品を構築してもよい。
本発明によれば、耐火要素は主表面を有するベースと、主表面を囲む周辺部とを具備し、周辺部の上面は周辺部要素の主表面よりも高い。このことによって、一種の偏向トラップ(deflecting trap)が、ノズルを囲む範囲に生成される。周辺部の上面が平面である必要がないことが理解されなければならない。周辺部の上面は波形であり又は周辺部に沿って異なる高さを有することができる(例えば、容器の側壁に近い周辺部の範囲で高く且つ他方の側で低い)。周辺部は一つ以上の中断部又は穴を含んでもよい。周辺部は高さのステップ状の変化又は漸進的な変化を含んでもよい。周辺部の上面は、鋸刃状の形態、半円形ノッチの形態、正方形ノッチの形態、波形の形態、半円形突起の形態を有してもよく又は一つ以上の段を含んでもよい。周辺部の上面は、外側に突出するリップと連通していてもよい。周辺部の上面は、内側に突出するリップと連通していてもよい。周辺部の上面は、少なくとも一つのポートを含むプレート構造又はドーム構造と連通していてもよい。周辺部は一つ以上のポートを含んでもよく、これらポートは円、楕円又は多角形の形状を有してもよく、ポートは、水平軸線、上方及び内側に向けられた軸線、下方及び内側に向けられた軸線、又は周辺部の外面と垂直ではない軸線を有してもよい。ポートは、周辺部内の円に対して相互に正接している軸線を有するように構成されてもよい。複数の対のポートは、周辺部内の円において互いに交差する軸線を有するように構成されてもよい。ポートは広がっていてもよい。タンディッシュ、ノズル及び耐火要素の独創的な組合せでは、耐火要素の外周辺部の少なくとも一つの高さがタンディッシュの底壁の表面よりも高い。このことによって、介在物又は再酸化生成物がノズルタンディッシュの注入口に到達することを防止する第2の障害物がノズルタンディッシュの周りに生成される。このタイプの構成は特に有利である。
本発明の耐火要素の周辺部は、特定の比率又は比率範囲によって要素の他の寸法と関係する寸法を有する壁の形態を採ることができる。所定の実施形態では、ベースの底部から測定された壁の最大高さは、ベースの底部から測定された壁の最小高さに対して、1:1〜6:1又は1.1:1〜:6:1の比率を有する。所定の実施形態では、ベースの底部から測定された壁の最大高さは、ベースの最大外径に対して、0.1:1〜10:1、0.1:1〜8.5:1、0.2:1〜8.5:1、又は0.5:1〜8.5:1の比率を有する。所定の実施形態では、壁は、2mm、5mm又は10mmの最大厚さを有する。所定の実施形態では、壁は、60mm、80mm又は100mmの最大厚さを有する。所定の実施形態では、ベースは100mm又は200mmの最大厚さを有する。
本発明の耐火要素の周辺部は、鉛直ではない部分を有する外面を有する壁の形態を採ってもよい。所定の実施形態では、この壁の外面全体が鉛直ではない。所定の実施形態では、壁全体が、要素の内部から測定されるとき、主表面と鈍角を形成する。所定の実施形態では、ベースの底面と壁の外面との間の角度は、45度〜89.5度及び90.5度〜135度の範囲内にある角度を有する。所定の実施形態では、ベースの底面と壁の外面との間の角度は要素の周囲の周りで変化してもよい。特定の実施形態では、要素は鉛直ではない外壁を有し、要素は、ノズルまでの距離又はノズルが配設されうるポートまでの距離が減少するにつれて大きさが減少する断面を有する容積を部分的に包囲する。壁は、水平面に直交していない軸線を有する円筒の形態を採ってもよい。壁は、主表面の平面の下に投影された頂点を有する切頭円錐体(truncated cone)の径方向の表面の形態を採ってもよい。壁は、主表面の平面の上に投影された頂点を有する切頭円錐体の径方向の表面の形態を採ってもよい。周辺部の上面は、主表面の平面に平行ではない平面において、円形状、楕円形状又は多角形形状を採ってもよい。
周辺部要素の壁の内部と周辺部要素のベースとは一つ以上の羽根部(vane)で別々に又は互いに連通してもよい。羽根部は、羽根部の平面の投影がノズルの軸線と交差するように配置されてもよい。また、羽根部は、羽根部の平面の投影がノズルの軸線と交差しないように配置されてもよい。羽根部は表面及び縁を有してもよく、表面は、平面であり、一次元又は二次元において曲げられ、滑らかであり、又は溝を有してもよい。羽根部の縁は、鋸刃状の形態、半円形ノッチの形態、正方形ノッチの形態、波形の形態、半円形突起の形態を有して又は一つ以上の段を含んでもよい。
耐火要素の壁の外部は一つ以上の羽根部と連通してもよい。羽根部は、羽根部の平面の投影がノズルの軸線と交差するように配置されてもよい。羽根部は、羽根部の平面の投影がノズルの軸線と交差しないように配置されてもよい。羽根部は表面及び縁を有してもよく、表面は、平面であり、一次元又は二次元において曲げられ、滑らかであり、又は溝を有してもよい。羽根部の縁は、鋸刃状の形態、半円形ノッチの形態、正方形ノッチの形態、波形の形態、半円形突起の形態を有し又は一つ以上の段を含んでもよい。
周囲の耐火要素はガス不浸透性材料から作られてもよい。ガス不浸透性として見なされるためには、斯かる材料は、20%よりも低い(ひいては典型的には30%よりも高い従来のライニング材料の開放気孔率よりも低い)(使用の温度における)開放気孔率を有する。耐火材料について、浸透性は概して気孔率に関係している。このため、低気孔率材料は、ガスに対する低い浸透性を有する。斯かる低気孔率は、周囲要素を構築する材料において脱酸素剤物質(例えば抗酸化物質)を含むことによって得られうる。適切な物質は、炭化ホウ素若しくは炭化ケイ素、又はケイ素若しくはアルミニウムのような金属(若しくはそれらの合金)である。所定の実施形態では、これらは、5重量%を越えない量で使用される。代替的に(又は加えて)、溶融相を発生させる生成物(例えばB23)が、周囲要素を構築する物質に含まれてもよい。所定の実施形態では、これらは5重量%を越えない量で使用される。代替的に(加えて)、(反応時に又は温度の影響で)より大量の新たな相を形成し、このことによって既存の気孔を閉じる物質が、予め形成された要素を構築する材料に含まれてもよい。適切な物質はアルミナ及びマグネシアの組成物を含む。このことによって、ノズルを囲む範囲における鋼の再酸化が防止される。本発明の所定の実施形態では、耐火材料は、標準的なASTMの試験によれば、15cD、20cD、25cD又は30cD未満の浸透性の値を有する。使用されうる物質は、0.5〜1%又は1〜5%のシリカと、0.005%〜0.2%のチタニア、75%〜95%のアルミナ、0.1%〜0.5%の酸化鉄(III)、0.5%〜1%のマグネシア、0.1%〜0.5%の酸化ナトリウム、0.25%〜2%の酸化ホウ素、及び1%〜10%のジルコニア+ハフニアを含む。適切な物質は0〜5%の点火値(ignition value)の損失を有してもよい。
要素、ノズル、又は要素若しくはノズルの層をガス不浸透性材料から作ることができる。ノズル又は要素は耐火性酸化物(アルミナ、マグネシア、カルシア)から作られ且つ等方圧縮成形されてもよい。本発明の意味においてガス不浸透性と見なされるためには、候補材料の100gの試料がアルゴン雰囲気下で(アルゴンの緩やかな流れが溶鉱炉内に連続的に吹かれる(約1L/分))溶鉱炉内に置かれ、温度が1000℃まで上げられる。温度は、その後、徐々に(1時間で)1500℃まで上げられ、その後、1500℃で二時間そのままにされる。その後、1000℃と1500℃との間における試料の重量損失が測定される。この重量損失は、ガス不浸透性として材料を認めるためには、2%未満でなければならない。このことによって、介在物又は再酸化生成物が、ノズルに到達することができないだけでなく、加えて、ノズル又は要素内に形成されることができない。この特定の組合せによって相乗効果が提供され、この相乗効果によれば、介在物及び再酸化生成物を完全に含まない鋼を鋳造することができる。
ノズル又は要素を構築する材料を、三つの異なるカテゴリーの物質、
a)炭素を含まない物質、
b)炭素と組み合わされた非還元性耐火性酸化物(non reducible refractory oxide)から基本的に構築された物質、又は
c)発生する一酸化炭素と反応する成分を含んで成る物質
から選択することができる。好ましくは、選択された物質は上記の二つ又は三つのカテゴリーを示すだろう。
第1カテゴリーの適切な物質の例はアルミナ、ムライト、ジルコニア、又はマグネシア系物質(スピネル)である。
第2カテゴリーの適切な物質は、例えば、純粋なアルミナ・カーボン組成物である。特に、これら組成物では、シリカ又はシリカ内に通常見つけられる従来の不純物(酸化ナトリウム又は酸化カリウム)の含有量が極少量であるはずである。特に、シリカ及びその従来の不純物は、1.0重量%未満、好ましくは0.5重量%未満に保たれるべきである。
第3カテゴリーの適切な材料は、例えば、一酸化炭素と結合して金属酸化物及び遊離炭素を形成することができる遊離金属を含む。ケイ素及びアルミニウムがこの用途に適切である。これら物質は、加えて又は代替的に、酸素化合物と反応することができる炭化物又は窒化物を(例えば炭化ケイ素又は炭化ホウ素)を含むことができる。
本発明の所定の実施形態では、選択される物質は第2カテゴリー又は第3カテゴリーに属し、本発明の所定の実施形態では、選択される物質は第2カテゴリー及び第3カテゴリーに属するだろう。
使用温度で一酸化炭素を作り出さない層を構築する適切な材料は、60〜88重量%のアルミナと、10〜20重量%のグラファイトと、2〜10重量%の炭化ケイ素とを含むことができる。斯かる物質は、酸素ゲッター例えば窒化物又は炭化物のような非酸化物種、又は非還元性酸化物を含み、これらは、存在するあらゆる酸素と反応することができる。
変形態様では、鋼が接触する表面(ノズルの内部及び外部)に存在するライナーのみが斯かる物質から作られる。別の変形態様では、ノズル及び周囲要素は一体(ワンピース)として作られる。
周囲要素とノズルとの間の接合部が完全に緊密でない場合、ガス不浸透性モルタルから作られるモルタル接合部を提供することが有利であろう。従来のモルタルは30〜50%の開放気孔率を有する。この有利な実施形態によれば、モルタルは20%未満の開放気孔率を有するべきである。モルタルは要素又はノズルと同様の組成物から作られ且つ要素又はノズルと同様の態様で加工処理されうる。
本発明の別の態様によれば、本発明は、本発明に係る組立体において使用される特定の周囲の耐火要素に関する。この周囲要素は、ノズルの外面の少なくとも一部との係合に適合するようになっている主開口部と、主開口部を囲む主表面と、主表面を囲む外周辺部とを具備し、周辺部の上面の高さは主表面の高さよりも高い。周囲の耐火要素がガス不浸透性材料から作られることは有利である。このことによって、ノズルを囲む範囲における鋼の再酸化が防止される。例えば、この目的に特に適切な組成物は、基本的に、少なくとも75重量%のAl23と、1.0重量%未満のSiO2と、5重量%未満のCと、使用温度でアルミニウム(特に溶鋼に溶解されたアルミニウム)によって還元されることができない耐火性酸化物又は酸化物化合物(例えばカルシア及び/又はスピネル)から構築される残部とを含んで成る高アルミナ材料を含む。特に適切な材料は、VESUVIUS UK Ltd.から入手可能なCRITERION 92SRキャスタブルである。この材料は、融解アルミナ・マグネシアスピネルで強化された高アルミナ低セメント鋳造材料である。この生成物の典型的な分析値は以下の通りである。
Al23 92.7重量%
MgO 5.0重量%
CaO 1.8重量%
SiO2 0.1重量%
その他 0.4重量%
本発明の更に別の態様によれば、本発明は、上述されたような、要素、又はノズル及び要素の組合せを通して溶鋼を注入することを含む、鋼の連続鋳造工程を対象にしている。
図1は、本発明に係る組立体が設けられた冶金容器の底壁の断面を示す。 図2は、本発明に係る周囲要素の平面図を示す。 図3は、本発明に係る周囲要素の斜視図を示す。 図4は、ノズルの上部における鋳造操業の終わりに収集されたスカルを示す。 図5は、ノズルの上部における鋳造操業の終わりに収集されたスカルを示す。 図6は、本発明に係る要素の断面である。 図7は、本発明に係る要素の断面である。 図8は、本発明に係る要素の断面である。 図9は、本発明に係る要素の斜視図である。 図10は、本発明に係る要素の断面である。 図11は、本発明に係る要素の断面である。 図12は、本発明に係る要素の断面である。 図13は、本発明に係る要素の斜視図である。 図14は、本発明に係る要素の断面である。 図15は、本発明に係る要素の斜視図である。 図16は、本発明に係る要素の断面である。 図17は、本発明に係る要素の断面である。 図18は、本発明に係る要素の断面である。 図19は、本発明に係る要素の断面である。 図20は、本発明に係る要素の斜視図である。 図21は、本発明に係る要素の斜視図である。 図22は、本発明に係る要素の斜視図である。 図23は、本発明に係る要素の斜視図である。 図24は、本発明に係る要素の斜視図である。 図25は、本発明に係る要素の斜視図である。 図26は、本発明に係る要素の斜視図である。 図27は、本発明に係る要素の斜視図である。 図28は、本発明に係る要素の斜視図である。 図29は、本発明に係る要素の斜視図である。 図30は、本発明に係る要素の断面である。 図31は、本発明に係る要素の断面である。 図32は、本発明に係る要素の概略的な斜視図である。 図33は、本発明に係る要素の概略的な斜視図である。 図34は、本発明に係る要素の平面図である。 図35は、本発明に係る要素の平面図である。 図36は、本発明に係る要素及び冶金容器の断面である。 図37は、本発明に係る要素の隆起した外周辺部の一部の立面図である。 図38は、本発明に係る要素の隆起した外周辺部の一部の立面図である。 図39は、本発明に係る要素の隆起した外周辺部の一部の立面図である。 図40は、本発明に係る要素の隆起した外周辺部の一部の立面図である。 図41は、本発明に係る要素の隆起した外周辺部の一部の立面図である。 図42は、本発明に係る要素の斜視図である。
以下、添付の図面を参照して、本発明を説明する。冶金容器(ここではタンディッシュ)の底壁3が、概して、耐火煉瓦又は耐火鋳造材料から作られたパーマネントライニング33から構築される。鋳造材料の作業層32が概してパーマネントライニング33の上方に存在する。作業層の表面31は、鋳造操業の間、溶鋼と接触するだろう。絶縁材料34の層が、冶金容器の金属エンベロープ(metallic envelope)35を保護すべく、パーマネントライニング33の下に通常存在する。
ノズル1が、タンディッシュの底部を通過し、タンディッシュから連続鋳造型に溶鋼を搬送する役割を果たす。ノズルには、ボアに開口している注入口11が設けられ、ボアは、ひいては溶鋼のための通路2を画定する。注入口の上縁が参照番号12として描かれる。図1は、上記に説明されたような浸漬流入シュラウド(submerged entry shroud)又はSESを示すが、(内部ノズルのような)他の種類のノズルも本発明の範囲内に含まれる。SENの場合、連続鋳造操業では、ノズル1を破壊して鋳造操業を終わらせるべく、概してギロチン37が設けられる。概して、SENはラミングマス(ramming mass)36によって所定の位置に維持される。
周囲の耐火要素4がノズル1の注入口部分11を囲む。周囲の耐火要素4は、主開口部40を囲む主表面41を具備する。主表面は、上記に説明されたように、図1において切頭円錐形で表され、図2及び図3において平面で表されたが、他の構成も可能である。隆起した外周辺部が主表面41を囲む。隆起した外周辺部は内面105を有する。周辺部の上面42は主表面41の高さよりも高い。
図1において見ることができるように、タンディッシュの表面31よりも高い周辺部の上面42を有することは有利である。
耐火要素4とノズル1との間の接合部5において、モルタル接合又はセメント接合を緊密度の更なる改善のために提供することができる。
本発明の効果を実証するために試験が行われた。鋳造操業の終わりに内部ノズル内に残っている固化した鋼スカル(steel skull)は収集されてその真ん中で鉛直方向に切断された。(比較のために与えられた)図4は、(周囲の耐火要素なしの)従来の設備において収集された斯かるスカルを示し、図5は、本発明に係る設備において収集された斯かるスカルを示す。
図4のスカル20は、領域21、21’における著しい乱れを示し、これはノズルの内壁上のアルミナ堆積物の存在を示す。このアルミナ堆積物は、上記に説明された全ての有害な結果を伴うノズルの目詰まりに関与する。図4のスカル20は領域22、22’における拡大された部分も示し、これはノズル注入口の深刻な腐食を示す。
図5に示されたスカル20はノズルの内部形状に相当し、このことによって、ノズルが腐食及びアルミナの目詰まりを受けていないことが示される。
図6は本発明の要素4の断面を示し、図6ではベース102が主開口部40及びベース底面104を含む。隆起した外周辺部がベースに接合される。隆起した外周辺部は外面106及び上面42を有する。要素のベース底面104と隆起した外周辺部の外面106との間に角度108が形成される。この実施形態では、断面の描写において示された角度の両方が鈍角である。この実施形態では、隆起した外周辺部の高さは一定である。
図7は、本発明の要素4の断面を示し、図7では、ベース102は主開口部40及びベース底面104を含む。隆起した外周辺部がベースに接合される。隆起した外周辺部は外面106及び上面42を有する。要素のベース底面104と隆起した外周辺部の外面106との間に角度108が形成される。この実施形態では、断面の描写において示された角度の両方が鈍角である。この実施形態では、隆起した外周辺部の高さは要素の周囲のコースの周りで変化する。
図8は、本発明の要素4の断面を示し、図8では、ベース102は主開口部40及びベース底面104を含む。隆起した外周辺部がベースに接合される。隆起した外周辺部は外面106及び上面42を有する。要素のベース底面104と隆起した外周辺部の外面106との間に角度108が形成される。この実施形態では、断面の描写において示された角度の両方が鈍角である。この実施形態では、隆起した外周辺部の固定された高さを有する部分は高さ移行区域44によって接合される。
図9は、主開口部40を有する本発明の要素4の斜視図を示す。隆起した外周辺部がベースに接合される。隆起した外周辺部は外面106及び上面42を有する。この実施形態では、要素のベースの底面と要素の隆起した外周辺部の外面との間に形成された全ての角度は鈍角である。この実施形態では、隆起した外周辺部の高さは要素の周囲のコースの周りで変化する。隆起した外周辺部の上面の平面と、要素のベースの底面の平面とは平行ではない。
図10は、本発明の要素4の断面を示し、図10では、ベース102は主開口部40及びベース底面104を含む。隆起した外周辺部がベースに接合される。隆起した外周辺部は外面106及び上面42を有する。要素のベース底面104と隆起した外周辺部の外面106との間に角度108が形成される。この実施形態では、断面の描写において示された角度の両方が鋭角である。この実施形態では、隆起した外周辺部の高さは一定である。
図11は、本発明の要素4の断面を示し、図11では、ベース102は主開口部40及びベース底面104を含む。隆起した外周辺部がベースに接合される。隆起した外周辺部は外面106及び上面42を有する。要素のベース底面104と隆起した外周辺部の外面106との間に角度108が形成される。この実施形態では、断面の描写において示された角度の両方が鋭角である。この実施形態では、隆起した外周辺部の高さは要素の周囲のコースの周りで変化する。
図12は、本発明の要素4の断面を示し、図12では、ベース102は主開口部40及びベース底面104を含む。隆起した外周辺部がベースに接合される。隆起した外周辺部は外面106及び上面42を有する。要素のベース底面104と隆起した外周辺部の外面106との間に角度108が形成される。この実施形態では、断面の描写において示された角度の両方が鋭角である。この実施形態では、隆起した外周辺部の固定された高さを有する部分が高さ移行区域44によって接合される。
図13は、主開口部40を有する本発明の要素4の斜視図を示す。隆起した外周辺部がベースに接合される。隆起した外周辺部は外面106及び上面42を有する。この実施形態では、要素のベースの底面と要素の隆起した外周辺部の外面との間に形成された全ての角度が鋭角である。この実施形態では、隆起した外周辺部の高さは要素の周囲のコースの周りで変化する。隆起した外周辺部の上面の平面と、要素のベースの底面の平面とは平行ではない。
図14は、本発明の要素4の断面を示し、図14では、ベース102は主開口部40及びベース底面104を含む。隆起した外周辺部がベースに接合される。隆起した外周辺部は外面106及び上面42を有する。要素のベース底面104と隆起した外周辺部の外面106との間に角度108が形成される。この実施形態では、断面の描写において示された角度の一方が鋭角であり、示された他方の角度が鈍角である。この実施形態では、隆起した外周辺部の高さは要素の周囲のコースの周りで一定である。隆起した外周辺部の上面の平面と、要素のベースの底面の平面とは平行である。
図15は、主開口部40を有する本発明の要素4の斜視図を示す。隆起した外周辺部がベースに接合される。隆起した外周辺部は外面106及び上面42を有する。この実施形態では、要素のベースの底面と要素の隆起した外周辺部の外面との間に形成された角度が、鋭角であり。鈍角であり、二点において直角である。この実施形態では、隆起した外周辺部の高さは要素の周囲のコースの周りで変化する。隆起した外周辺部の上面の平面と、要素のベースの底面の平面とは平行ではない。
図16は、本発明の要素4の断面を示し、図16では、ベース102は主開口部40及びベース底面104を含む。隆起した外周辺部がベースに接合される。隆起した外周辺部は外面106及び上面42を有する。要素のベース底面104と隆起した外周辺部の外面106との間に角度108が形成される。この実施形態では、断面の描写において示された角度の一方が鋭角であり、示された他方の角度が鈍角である。この実施形態では、隆起した外周辺部の高さは要素の周囲のコースの周りで変化する。隆起した外周辺部の上面の平面と、要素のベースの底面の平面とは平行ではない。
図17は、本発明の要素4の断面を示し、図17では、ベース102は主開口部40及びベース底面104を含む。隆起した外周辺部がベースに接合される。隆起した外周辺部は外面106及び上面42を有する。要素のベース底面104と隆起した外周辺部の外面106との間に角度108が形成される。この実施形態では、断面の描写において示された角度の一方が鋭角であり、示された他方の角度が鈍角である。この実施形態では、隆起した外周辺部の高さは要素の周囲のコースの周りで変化する。隆起した外周辺部の上面の平面と、要素のベースの底面の平面とは平行ではない。
図18は、本発明の要素4の断面を示し、図18では、ベース102は主開口部40及びベース底面104を含む。隆起した外周辺部がベースに接合される。隆起した外周辺部は外面106及び上面42を有する。要素のベース底面104と隆起した外周辺部の外面106との間に角度108が形成される。この実施形態では、断面の描写において示された角度の一方が鋭角であり、示された他方の角度が鈍角である。この実施形態では、隆起した外周辺部は一定の高さの二つの部分を有し、これら部分は二つの高さ移行区域44によって接合される。隆起した外周辺部の上面の平面と、要素のベースの底面の平面とは平行である。
図19は、本発明の要素4の断面を示し、図19では、ベース102は主開口部40及びベース底面104を含む。隆起した外周辺部がベースに接合される。隆起した外周辺部は外面106及び上面42を有する。要素のベース底面104と隆起した外周辺部の外面106との間に角度108が形成される。この実施形態では、断面の描写において示された角度の一方が鋭角であり、示された他方の角度が鈍角である。この実施形態では、隆起した外周辺部は一定の高さの二つの部分を有し、これら部分は二つの高さ移行区域44によって接合される。隆起した外周辺部の上面の一定の高さ部分の平面と、要素のベースの底面の平面とは平行である。
図20は、主開口部40を有する本発明の要素4の斜視図を示す。隆起した外周辺部がベースに接合される。隆起した外周辺部は外面106及び上面42を有する。この実施形態では、要素のベースの底面と要素の隆起した外周辺部の外面との間に形成された角度が鈍角である。この実施形態では、隆起した外周辺部の高さは要素の周囲のコースの周りで変化する。隆起した外周辺部の上面の平面と、要素のベースの底面の平面とは平行ではない。要素のフィン120が要素の隆起した外周辺部の内面105から突出する。主開口部40に最も近いフィンの表面は鉛直線から所定の角度を有する。
図21は、主開口部40を有する本発明の要素4の斜視図を示す。隆起した外周辺部がベースに接合される。隆起した外周辺部は外面106及び上面42を有する。この実施形態では、要素のベースの底面と要素の隆起した外周辺部の外面との間に形成された角度が鈍角である。この実施形態では、隆起した外周辺部の高さは要素の周囲のコースの周りで変化する。隆起した外周辺部の上面の平面と、要素のベースの底面の平面とは平行ではない。要素の二つのフィン120が要素の隆起した外周辺部の内面105から突出する。
図22は、主開口部40を有する本発明の要素4の斜視図を示す。隆起した外周辺部がベースに接合される。隆起した外周辺部は外面106及び上面42を有する。この実施形態では、要素のベースの底面と要素の隆起した外周辺部の外面との間に形成された角度が鈍角である。この実施形態では、隆起した外周辺部の高さは要素の周囲のコースの周りで変化する。隆起した外周辺部の上面の平面と、要素のベースの底面の平面とは平行ではない。要素の三つのフィン120が要素の隆起した外周辺部の内面105から突出する。
図23は、主開口部40を有する本発明の要素4の斜視図を示す。隆起した外周辺部がベースに接合される。隆起した外周辺部は外面106及び上面42を有する。この実施形態では、要素のベースの底面と要素の隆起した外周辺部の外面との間に形成された角度が鈍角である。この実施形態では、隆起した外周辺部の高さは要素の周囲のコースの周りで変化する。隆起した外周辺部の上面の平面と、要素のベースの底面の平面とは平行ではない。要素のフィン120が要素の隆起した外周辺部の内面105から突出する。主開口部40に最も近いフィンの表面は鉛直である。
図24は、主開口部40を有する本発明の要素4の斜視図を示す。隆起した外周辺部がベースに接合される。隆起した外周辺部は外面106及び上面42を有する。この実施形態では、要素のベースの底面と要素の隆起した外周辺部の外面との間に形成された角度が鈍角である。この実施形態では、隆起した外周辺部の高さは要素の周囲のコースの周りで変化する。隆起した外周辺部の上面の平面と、要素のベースの底面の平面とは平行ではない。要素のフィン120が要素の隆起した外周辺部の内面105から突出する。フィンは要素の隆起した外周辺部の上面42の最大高さよりも上で上方に延在する。
図25は、主開口部40を有する本発明の要素4の斜視図を示す。隆起した外周辺部がベースに接合される。隆起した外周辺部は外面106及び上面42を有する。この実施形態では、要素のベースの底面と要素の隆起した外周辺部の外面との間に形成された角度が鈍角である。この実施形態では、隆起した外周辺部の高さは要素の周囲のコースの周りで変化する。隆起した外周辺部の上面の平面と、要素のベースの底面の平面とは平行ではない。要素のフィン120が要素の隆起した外周辺部の内面105から内側に突出し且つ要素の隆起した外周辺部の外面106から外側に突出する。フィンは要素の隆起した外周辺部の上面42の最大高さよりも上で上方に延在する。
図26は、主開口部40を有する本発明の要素4の斜視図を示す。隆起した外周辺部がベースに接合される。隆起した外周辺部は外面106及び上面42を有する。この実施形態では、要素のベースの底面と要素の隆起した外周辺部の外面との間に形成された角度が鈍角である。この実施形態では、隆起した外周辺部の高さは要素の周囲のコースの周りで変化する。隆起した外周辺部の上面の平面と、要素のベースの底面の平面とは平行ではない。要素のフィン120が要素の隆起した外周辺部の外面106から外側に突出する。
図27は、主開口部40を有する本発明の要素4の斜視図を示す。隆起した外周辺部がベースに接合される。隆起した外周辺部は外面106及び上面42を有する。この実施形態では、要素のベースの底面と要素の隆起した外周辺部の外面との間に形成された角度が鈍角である。この実施形態では、隆起した外周辺部の高さは要素の周囲のコースの周りで変化する。隆起した外周辺部の上面の平面と、要素のベースの底面の平面とは平行ではない。要素のフィン120が要素の隆起した外周辺部の内面105から内側に突出する。フィンは要素の隆起した外周辺部の上面42の最大高さよりも上で上方に延在する。
図28は、主開口部40を有する本発明の要素4の斜視図を示す。隆起した外周辺部がベースに接合される。隆起した外周辺部は外面106及び上面42を有する。この実施形態では、要素のベースの底面と要素の隆起した外周辺部の外面との間に形成された角度が鈍角である。この実施形態では、隆起した外周辺部の高さは要素の周囲のコースの周りで一定である。隆起した外周辺部の上面の平面と、要素のベースの底面の平面とは平行である。複数の側面ポート124が要素の隆起した外周辺部の内面105から要素の隆起した外周辺部の外面106へ延在する。これらポートは、円筒形であり、又は一方の端部において又は両方の端部において広がっていてもよい。
図29は、主開口部40を有する本発明の要素4の斜視図を示す。隆起した外周辺部がベースに接合される。隆起した外周辺部は外面106及び上面42を有する。この実施形態では、要素のベースの底面と要素の隆起した外周辺部の外面との間に形成された角度が鈍角である。この実施形態では、隆起した外周辺部の高さは要素の周囲のコースの周りで一定である。隆起した外周辺部の上面の平面と、要素のベースの底面の平面とは平行である。複数の側面ポート128が要素の隆起した外周辺部の内面105から要素の隆起した外周辺部の外面106へ延在する。これらポートは、円筒形であり、又は一方の端部において又は両方の端部において広がっていてもよい。これらポートは、一対のポートの各々の長手方向の軸線が、要素によって部分的に包囲された容積、すなわち要素の隆起した外周辺部の内面105によって部分的に包囲された容積内の円において交差するように向けられてもよい。
図30は、本発明の要素4の断面を示し、図30では、ベース102は主開口部40を含む。隆起した外周辺部140がベースに接合される。隆起した外周辺部は外面106を有する。この実施形態では、外部に向けられたリム132が要素の隆起した外周辺部の外面106と連通している。外部に向けられたリム132は、示された実施形態では水平であり、他の実施形態では水平よりも上又は下に向けられてもよい。
図31は、本発明の要素4の断面を示し、図31では、ベース102は主開口部40を含む。隆起した外周辺部140がベースに接合される。隆起した外周辺部は内面105を有する。この実施形態では、内部に向けられたリム134が要素の隆起した外周辺部の内面106と連通している。内部に向けられたリムは、示された実施形態では切頭円錐の形態を採り、他の実施形態では水平であってもよい。
図32は、本発明の要素4の概略的な斜視図を示し、図32では、ベース102は主開口部40を含む。隆起した外周辺部140はベースに接合される。示された実施形態では、隆起した外周辺部は隙間を有する。
図33は、本発明の要素4の概略的な斜視図を示し、図33では、ベース102は主開口部40を含む。隆起した外周辺部140はベースに接合される。示された実施形態では、隆起した外周辺部は二つの隙間を有する。
図34は、ノズル1を有する本発明の要素4の組立体の平面図を示す。平面図は、要素の主表面41と、要素の主表面を囲む外周辺部とを描写し、隆起した外周辺部の内面105が可視化され、隆起した外周辺部の上面42も可視化される。要素の主開口部40の内部は、ノズル1の外部形状と嵌合するように構成された非円形形状を有する。示された実施形態では、それぞれの形状は六角形である。対応する形状は、要素の鉛直方向の非対称性及び水平方向の非対称性が冶金容器内に適切に位置付けられうるように、ノズル周りの要素4の位置を抑制する。
図35は、ノズル1を有する本発明の要素4の組立体の平面図を示す。平面図は、要素の主表面41と、要素の主表面を囲む外周辺部とを描写し、隆起した外周辺部の内面105が可視化され、隆起した外周辺部の上面42も可視化される。要素の主開口部40の内部は、ノズル1の外部形状と嵌合するように構成された非円形形状を有する。示された実施形態では、主開口部40の内部上の凹みがノズル1の表面上の突起を受け入れる。対応する形状が、要素の鉛直方向の非対称性及び水平方向の非対称性が冶金容器内に適切に位置付けられうるように、ノズル周りの要素4の位置を抑制する。
図36は、本発明に係る要素4と冶金容器の壁152との断面を示す。冶金容器のノズル及び床部は明瞭化のために省略された。ストッパーロッド154が主開口部40を通した流れを許容し又は遮断するように鉛直方向に動かされるように位置付けられる。要素の隆起した外周辺部の内面105及び外面106が示される。要素と冶金容器の壁との間の隙間162が示される。内面105と主開口部40との間の距離164も示される。示された実施形態における要素の非対称設計は、冶金容器の各々の壁152と要素の頂部との間の同じ大きさの隙間を許容するとともに、ストッパーロッド154が一方の冶金容器よりも他方の冶金容器に近く位置付けられることを可能としつつ内面105と主開口部40との間の一定の又はほぼ一定の距離を許容する。
図37は、要素4の隆起した外周辺部の一部170を示す。要素の隆起した外周辺部の上面42は複数の正方形ノッチを含む。
図38は、要素4の隆起した外周辺部の一部170を示す。要素の隆起した外周辺部の上面42は複数の半円形突起を含む。
図39は、要素4の隆起した外周辺部の一部170を示す。要素の隆起した外周辺部の上面42は鋸刃のパターンで形成される。
図40は、要素4の隆起した外周辺部の一部170を示す。要素の隆起した外周辺部の上面42は複数の半円形ノッチを含む。
図41は、要素4の隆起した外周辺部の一部170を示す。要素の隆起した外周辺部の上面42は波のパターンで形成される。
図42は、本発明の要素4の斜視図であり、図42では、ベース102が主開口部40を含み且つ隆起した外周辺部140と連通している。隆起した外周辺部140は上面42を収容する。要素のベースの外部寸法202、要素のベースの最大外部寸法204、要素の頂部の最大外部寸法206、要素の頂部の最小外部寸法208、要素のベースの厚さ222、要素の隆起した外周辺部の厚さ224、要素の最大外部高さ232、要素の最大内部高さ234、要素の最小外部高さ236、及び要素238の最小内部高さ238が示される。
このため、本発明に係る耐火要素は、底部及び主表面を有するベースと、主表面を通過する主開口部と、主表面を囲む周辺部とを具備し、主開口部は内面を有し、周辺部は内面と外面と上面とを有し、周辺部の上面は耐火要素の主表面よりも高く、周辺部はベースの底部と交差し、周辺部の外面は、周辺部の外面とベースの底部との交差点における少なくとも一つの点において、ベースの底部と直角以外の角度を形成する。周辺部の外面は、周辺部の外面とベースの底部との交差点における二つの点において、ベースの底部と直角を形成してもよく、周辺部の外面とベースの底部との交差点における全ての点において、ベースの底部と鋭角を形成してもよく、周辺部の外面とベースの底部との交差点における全ての点において、ベースの底部と鈍角を形成してもよい。周辺部の外面の平面とベースの底部の平面とは、平行ではない平面であってもよい。周辺部の上面は、鉛直及び水平ではない二つの移行部分によって接合された上方高さ及び下方高さを含む。要素の主表面は、円形状、楕円形状、切頭円形状、切頭楕円形状及び多角形形状から成る群から選択された形状を有する。要素は、周辺部の内面から延在する一つ以上のフィン、又は周辺部の外面から延在する一つ以上のフィンも具備してもよい。要素は、周辺部の外面から内面を通る一つ以上のポートを具備してもよい。要素は、その表面上に、例えば、主開口部の内面上又はベースの底部上に特徴要素を具備してもよく、特徴要素は、マーキング、凹部、突起、溝、リップ、ペグ、ボア、ノッチ、窪み、瘤、リッジ、ネジ切り受容部、キー溝の受容部、バヨネット式受容部、斜面及び非円形形状、又は軸線の周りの要素の移動を抑制するであろうその他の装置若しくは特徴要素でありうる。本発明の耐火要素は単一部品又は複数部品から成る。本発明の耐火要素は、少なくとも75重量%のAl23と、1.0重量%未満のSiO2と、5重量%未満のCとを含む高アルミナ材料から製造されうる。耐火要素は、要素の周辺部が100mm以下の厚さを有し且つ要素のベースが100mm以下の厚さを有するように構築されてもよい。
本発明に係る、耐火要素及びノズルの組立体が単一部品又は複数部品から成りうる。耐火要素は、非円形形状を有する主開口部を具備してもよく、耐火ノズルは、耐火要素と嵌合するように構成された非円形形状を有する径方向の外面を具備する。耐火要素は、嵌合特徴要素を有する主開口部の内面を具備し、耐火ノズルは、主開口部の内面の嵌合特徴要素と係合するように構成された対応する嵌合特徴要素を有する径方向の外面を具備する。ノズルの嵌合特徴要素と要素の嵌合特徴要素とは、係合されると、ノズルのボアの長手方向の軸線の周りの要素の回転動作を防止することができる。
本発明に係る耐火要素及びノズルの組立体が溶融金属の鋳造のための冶金容器に配置されうる。典型的な配置では、耐火ノズルは、冶金の底壁を通る通路を形成する注入口部分を有することができ、前述された耐火要素はノズルの注入口部分を囲み、ノズルの注入口部分は頂部の外縁と長手方向の軸線とを有し、要素の主開口部はノズルの外面の少なくとも一部との係合に適合するようになっており、要素のベースの主表面は最も低い高さを有し、その最も低い高さはノズルの注入口部分の頂部の外縁よりも低く、耐火要素の周辺部の少なくとも一部はタンディッシュの底壁の表面よりも高い。要素はガス不浸透性の耐火材料を具備してもよい。ノズル又は要素はガス不浸透性の耐火材料を具備してもよい。ノズルと耐火要素との間にガス不浸透性のモルタルが使用されてもよい。
鋼の連続鋳造工程が、上述されたような耐火要素及びノズルの組立体を収容する冶金容器内に取鍋から溶鋼を注入するステップと、鋳型内に冶金容器から溶鋼を注入するステップとを含むことができる。
本発明の多くの修正及び変更が可能である。このため、本発明が、以下の特許請求の範囲内において、具体的に記載された態様以外で実施されうることが理解されるべきである。

Claims (26)

  1. 底部及び主表面を有するベースと、
    前記主表面を通過する主開口部と、
    前記主表面を囲む周辺部と
    を具備する、溶融金属を搬送するための耐火要素であって、
    前記主開口部が内面を有し、
    前記周辺部が内面と外面と上面とを有し、
    前記周辺部の上面が当該耐火要素の前記主表面よりも高く、
    前記周辺部が前記ベースの底部と交差し、
    前記周辺部の外面が、該周辺部の外面と前記ベースの底部との交差点における少なくとも一つの点において、該ベースの底部と直角以外の角度を形成する、溶融金属を搬送するための耐火要素。
  2. 前記周辺部の外面が、該周辺部の外面と前記ベースの底部との交差点における二つの点において、該ベースの底部と直角を形成する、請求項1に記載の耐火要素。
  3. 前記周辺部の外面が、該周辺部の外面と前記ベースの底部との交差点における全ての点において、該ベースの底部と鋭角を形成する、請求項1に記載の耐火要素。
  4. 前記周辺部の外面が、該周辺部の外面と前記ベースの底部との交差点における全ての点において、該ベースの底部と鈍角を形成する、請求項1に記載の耐火要素。
  5. 前記周辺部の外面の平面と前記ベースの底部の平面とが平行ではない、請求項1に記載の耐火要素。
  6. 前記周辺部の上面が、鉛直及び水平ではない二つの移行部分によって接合された上方高さ及び下方高さを含む、請求項1に記載の耐火要素。
  7. 前記主表面が、円形状、楕円形状、切頭円形状、切頭楕円形状及び多角形形状から成る群から選択された形状を有する、請求項1に記載の耐火要素。
  8. 前記周辺部の内面から延在するフィンを更に具備する、請求項1に記載の耐火要素。
  9. 前記周辺部の内面から延在する複数のフィンを更に具備する、請求項1に記載の耐火要素。
  10. 前記周辺部の外面から延在するフィンを更に具備する、請求項1に記載の耐火要素。
  11. 前記周辺部の外面から延在する複数のフィンを更に具備する、請求項1に記載の耐火要素。
  12. 前記周辺部の外面から内面を通る少なくとも一つのポートを更に具備する、請求項1に記載の耐火要素。
  13. 前記主開口部の内面及び前記ベースの底部から成る群から選択された位置に配設された特徴要素を更に具備し、該特徴要素が、マーキング、凹部、突起、溝、リップ、ペグ、ボア、ノッチ、窪み、瘤、リッジ、ネジ切りされた受容部、キー溝の受容部、バヨネット式受容部、斜面及び非円形形状から成るリストから選択される、請求項1に記載の耐火要素。
  14. 請求項1に記載の耐火要素と、
    該耐火要素と連通した耐火ノズルと
    を具備する、溶融金属の搬送のための組立体であって、
    前記ノズルが、長手方向の軸線を有するボアと、径方向の外面とを有する、溶融金属の搬送のための組立体。
  15. 前記耐火要素及び耐火ノズルが共に単一部品を具備する、請求項14に記載の組立体。
  16. 前記耐火要素が、非円形形状を有する主開口部を具備し、前記耐火ノズルが、前記耐火要素と嵌合するように構成された非円形形状を有する径方向の外面を具備する、請求項14に記載の組立体。
  17. 前記耐火要素が、嵌合特徴要素を有する主開口部の内面を具備し、前記耐火ノズルが、前記主開口部の内面の前記嵌合特徴要素と係合するように構成された対応する嵌合特徴要素を有する径方向の外面を具備する、請求項14に記載の組立体。
  18. 前記嵌合特徴要素と前記対応する嵌合特徴要素とが、係合されると、前記ノズルのボアの長手方向の軸線の周りの前記要素の回転動作を防止する、請求項14に記載の組立体。
  19. 溶融金属の鋳造のための冶金容器であって、
    当該冶金容器の底壁を通る通路を形成する注入口部分を有する耐火ノズルと、
    前記ノズルの注入口部分を囲む、請求項1に記載の耐火要素と
    の組立体を具備し、
    前記ノズルの注入口部分が頂部の外縁と長手方向の軸線とを有し、
    前記要素の主開口部が前記ノズルの外面の少なくとも一部との係合に適合するようになっており、
    前記要素のベースの主表面が最も低い高さを有し、該最も低い高さが前記ノズルの注入口部分の頂部の外縁よりも低く、
    前記耐火要素の周辺部の少なくとも一部が前記タンディッシュの底壁の表面よりも高い、溶融金属の鋳造のための冶金容器。
  20. 前記要素がガス不浸透性の耐火材料を具備する、請求項19に記載の冶金容器。
  21. 前記ノズルがガス不浸透性の耐火材料を具備する、請求項19に記載の冶金容器。
  22. 前記ノズルと前記耐火要素との間にガス不浸透性のモルタルを更に具備する、請求項19に記載の冶金容器。
  23. 基本的に、少なくとも75重量%のAl23と、1.0重量%未満のSiO2と、5重量%未満のCとを含む高アルミナ材料から成る、請求項1に記載の要素。
  24. 請求項19に記載の冶金容器内に取鍋から溶鋼を注入するステップと、
    鋳型内に前記冶金容器から前記溶鋼を注入するステップと
    を含む、鋼の連続鋳造工程。
  25. 前記要素の周辺部が100mm以下の厚さを有する、請求項1に記載の耐火要素。
  26. 前記要素のベースが100mm以下の厚さを有する、請求項1に記載の耐火要素。
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