JP2014511993A - 物理的オブジェクトの認証と検証のためのシステム、方法及びコンピュータアクセス可能媒体 - Google Patents

物理的オブジェクトの認証と検証のためのシステム、方法及びコンピュータアクセス可能媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2014511993A
JP2014511993A JP2013558240A JP2013558240A JP2014511993A JP 2014511993 A JP2014511993 A JP 2014511993A JP 2013558240 A JP2013558240 A JP 2013558240A JP 2013558240 A JP2013558240 A JP 2013558240A JP 2014511993 A JP2014511993 A JP 2014511993A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microscope
physical object
image
computer
descriptor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013558240A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014511993A5 (ja
JP6161543B2 (ja
Inventor
アシュレシュ シャーマ
ラクシュミナラヤナン スブラマニアン
エリック ブルーワー
Original Assignee
ニュー・ヨーク・ユニヴァーシティー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ニュー・ヨーク・ユニヴァーシティー filed Critical ニュー・ヨーク・ユニヴァーシティー
Publication of JP2014511993A publication Critical patent/JP2014511993A/ja
Publication of JP2014511993A5 publication Critical patent/JP2014511993A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6161543B2 publication Critical patent/JP6161543B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V20/00Scenes; Scene-specific elements
    • G06V20/60Type of objects
    • G06V20/69Microscopic objects, e.g. biological cells or cellular parts
    • G06V20/698Matching; Classification
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V20/00Scenes; Scene-specific elements
    • G06V20/80Recognising image objects characterised by unique random patterns
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/36Textiles
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D7/00Testing specially adapted to determine the identity or genuineness of valuable papers or for segregating those which are unacceptable, e.g. banknotes that are alien to a currency
    • G07D7/06Testing specially adapted to determine the identity or genuineness of valuable papers or for segregating those which are unacceptable, e.g. banknotes that are alien to a currency using wave or particle radiation
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D7/00Testing specially adapted to determine the identity or genuineness of valuable papers or for segregating those which are unacceptable, e.g. banknotes that are alien to a currency
    • G07D7/20Testing patterns thereon
    • G07D7/202Testing patterns thereon using pattern matching
    • G07D7/2033Matching unique patterns, i.e. patterns that are unique to each individual paper
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09CCIPHERING OR DECIPHERING APPARATUS FOR CRYPTOGRAPHIC OR OTHER PURPOSES INVOLVING THE NEED FOR SECRECY
    • G09C1/00Apparatus or methods whereby a given sequence of signs, e.g. an intelligible text, is transformed into an unintelligible sequence of signs by transposing the signs or groups of signs or by replacing them by others according to a predetermined system
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09CCIPHERING OR DECIPHERING APPARATUS FOR CRYPTOGRAPHIC OR OTHER PURPOSES INVOLVING THE NEED FOR SECRECY
    • G09C5/00Ciphering apparatus or methods not provided for in the preceding groups, e.g. involving the concealment or deformation of graphic data such as designs, written or printed messages
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L9/00Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols
    • H04L9/32Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols including means for verifying the identity or authority of a user of the system or for message authentication, e.g. authorization, entity authentication, data integrity or data verification, non-repudiation, key authentication or verification of credentials
    • H04L9/3271Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols including means for verifying the identity or authority of a user of the system or for message authentication, e.g. authorization, entity authentication, data integrity or data verification, non-repudiation, key authentication or verification of credentials using challenge-response
    • H04L9/3278Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols including means for verifying the identity or authority of a user of the system or for message authentication, e.g. authorization, entity authentication, data integrity or data verification, non-repudiation, key authentication or verification of credentials using challenge-response using physically unclonable functions [PUF]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L2209/00Additional information or applications relating to cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communication H04L9/00
    • H04L2209/12Details relating to cryptographic hardware or logic circuitry

Abstract

物理的オブジェクトの非デジタル媒体を認証するための、例示の方法論、手順、システム、方法及びコンピュータアクセス可能媒体が提供される。そこでは、少なくとも一つのマークされた又はマークされていない領域のビデオの少なくとも一つの画像を受け取り、そして少なくとも一つのマークされた又はマークされていない領域の第1の顕微鏡画像又はビデオを前記非デジタル媒体に関連する少なくとも一つの第2の顕微鏡画像又はビデオと比較して、前記第1と第2の顕微鏡画像又はビデオの間の類似度が所定量にマッチするかそれを超えるかを決定する。

Description

本開示は、例えば、顕微鏡画像及びビデオを使用して、物理的オブジェクトの認証と検証のためのシステム、方法及びコンピュータアクセス可能媒体の例示的実施の形態に関する。
本願は、2011年3月17日に出願された米国特許出願シリアル番号61/453,916号に対して優先権を主張し、その全体の開示が参照によって、本明細書中に組み込まれる。
テクスチャの識別と分類は、コンピュータグラフィックスにおける長年にわたる研究の領域であった。CUReTデータベースは、60を超えるテクスチャサンプルをリストアップしており、それらのテクスチャの性質を正確に決定することを目的に放射照度と照明方向を推測し、テクスチャの正確なBRDF測定を提供し、それによって、より効率的な方法でテクスチャを写実的にレンダリングし、識別し且つ分類することができる。
双方向テクスチャ関数(Birectional Texture Function)、材料における表面下散乱及び放射輸送のようなテクスチャの散乱特性の研究を議論した幾つかの出版物がある。幾つかの文献では、散乱媒体における光輸送を研究しており、写真からシーンを再構成しようとしている。ミクロ三次元(“3D”)CTスキャンからの布や織物の容積レンダリングが達成されており、且つジェルベースのデバイスを使用する顕微鏡3D構造レンダリングが実行されている。走査電子顕微鏡法が使用されてサブミクロンレベルで材料の構造を研究し、オブジェクトの鏡面反射からのメソ構造の3D再構成が達成される。近年、研究者達は、紙の物理的特性の低次元表示を使用してその紙を識別するための技術を提案した。しかしながら、それらの技術は、紙に対してのみ当てはまり、他の材料にまで及ばない。
偽造品及び偽造ドキュメントは、世界中の幾つかの国において大きな問題である。偽造アート、偽造幣、偽造ドキュメント、偽造衣類、偽造プラスチックカード(例えば、クレジットカード、デビットカード、IDカード)及び偽造自動車部品における推定の市場損失は、一千億ドルを超えている。しかしながら、上述の文献等のいずれもが、例えば、顕微鏡レベルでテクスチャを個々に識別することも、テクスチャの各ピースを独自に識別するための低価格の技術、システム及びデバイスも記述していない。
従って、本開示の目的の内の少なくとも一つは、これらの欠陥と問題の内の少なくとも幾つかを処理することである。
本開示の例示的実施の形態は、微細テクスチャを測定できる、例えば、部分的コヒーレント光がオブジェクトへ当る時に、スクリーンへ投射された散乱光が明るい領域と暗い領域を生成でき、それが下部媒体の構造に依存するパターンを表すことができる指紋採取メカニズム及び/又は手順を利用できるシステム、方法及びコンピュータアクセス可能媒体に関する。例えば、本開示のある例示的実施の形態に従って、物理的特性に基づいて、例えば、各テクスチャを独自に識別することが可能である。
本開示の例示的実施の形態は、本開示に従う例示の方法、手順、コンピュータアクセス可能媒体及びシステムを含み、それらは、物理的オブジェクトの少なくとも一部の少なくとも一つの第1の顕微鏡画像を受信すること、前記物理的オブジェクトの前記少なくとも一部の少なくとも一つの第2の顕微鏡画像を受信することと、前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像を前記少なくとも一つの第2の顕微鏡画像と比較して少なくとも一つの記述子に基づく類似度測定が所定の範囲内又は閾値であるか否かを決定することを含む。
ある例示の実施の形態において、その物理的オブジェクトは、織物、プラスチック、紙、キャンバス(生地)、ガラス、金属、金属複合材料又は金属合金の内の少なくとも一つのタイプであることができる。ある例示の実施の形態において、その物理的オブジェクトは、特定の表面粗さや光散乱特性を有する。ある例示の実施の形態において、物理的オブジェクトは、輪郭又は曲率を有する。ある例示の実施の形態において、処理装置は、顕微鏡装置に取り付けられる、手持ち式コンピューティングデバイス又はセルラーフォーンのいずれかの一部である。ある例示の実施の形態において、前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像は、物理的オブジェクトのテクスチャスペックルパターンを含むか又は物理的オブジェクトの一領域のビデオの一部である。
ある実施の形態は、更に、オブジェクト不変GaborPCA手順を使用すること、前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像を第1の低次元表示への変換することと前記少なくとも一つの第2の顕微鏡画像を第2の低次元表示へ変換すること、及び第1の低次元表示と第2の低次元表示との間の特定のメトリック距離が所定量内であるか否かを比較することによって類似性尺度を決定することを含み、数学関数を使用して前記所定量が決定されることを含む。
ある実施の形態は、更に、オブジェクト不変、スケール及び回転不変勾配ヒストグラム機能検出器を使用すること、前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像を第1のデータへ変換することと前記少なくとも一つの第2の顕微鏡画像を第2のデータへ変換することと、前記第1のデータと前記第2のデータと間のあるメトリック距離が所定量内にあるか否かを決定することによって前記類似性尺度を決定することを含み、数学関数を使用して前記所定量が決定されることを含む。
ある例示の実施の形態において、前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像は、マークされた領域から抽出され、前記マークされた領域は、前記物理的オブジェクトの内在物である。ある例示の実施の形態において、前記マークされた領域は、ユーザ又はオブジェクトアイデンティティに対応する。ある例示の実施の形態において、前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像は、ランドマーク近くの領域から抽出され、そのランドマークは、前記物理的オブジェクトの内在物である。ある例示の実施の形態において、前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像は、マークを有さない領域から抽出される。ある例示の実施の形態において、前記少なくとも一つの部分は、手作業でのトラッキングに基づいて又は演算装置を使用する基準座標系における自動化トラッキングによって選択される。
ある例示の実施の形態において、演算装置は、固定デバイス又は手持ち式デバイスに設けられる。ある例示の実施の形態において、前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像は、演算装置が事前に定義された領域に移動される時に、抽出され、そこでは、前記事前に定義された領域が座標基準フレームトラッキングシステム又は手動操作に基づいて演算される。ある例示の実施の形態において、前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像は、非侵襲的方法で物理的オブジェクトの表面に触れることなく抽出される。ある例示の実施の形態において、前記演算装置は、特定の構成を有し、そこでは、演算装置と連携する入射光源の角度と距離は、所定量に基づいて決定され、前記入射光源と連携する捕獲スクリーンやレンズの角度と距離は、所定量に基づいて固定され、且つ前記所定量は、数学関数に基づいている。
ある例示の実施の形態において、前記光源は可視光、赤外線、紫外線又は、マルチスペクトル電磁放射線を提供するそれらの組み合わせの内の一つである。ある例示の実施の形態において、入射光源装置は、偏光子と連携する。ある例示の実施の形態において、入射光源装置は、顕微鏡に取り付けられたモバイルフォーンに設けられ、そこでは、顕微鏡は、手持ち式顕微鏡又は手持ち式ユニバーサル・シリアル・バス(USB)顕微鏡である。ある例示の実施の形態において、入射光源装置は、ロボットアーム又はコンピュータ数値コントローラに取り付けられる顕微鏡に設けられる。ある例示の実施の形態において、前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像は、老化される、改ざんされる、皺くちゃにされる、又はずぶぬれにされる物理的オブジェクトから受け取られる。
ある例示の実施の形態は、更に、物理的オブジェクトの上にプリントされる、書き込まれる、埋め込まれる、又はインプリントされることができる前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像の少なくとも一つの記述子から低次元表示を発生することと、前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像の少なくとも一つの記述子から低次元表示を発生することと、その低次元表示を物理的オブジェクトの上にプリントされる、書き込まれる、埋め込まれる、又はインプリントされる低次元表示と比較して前記類似度が所定量内か否かをチェックして、その物理的オブジェクトの認証を確立することを含む。
ある例示の実施の形態において、物理的オブジェクトは、秘密鍵暗号化技術や公開鍵暗号化技術を使用する認証源として認証される。ある例示の実施の形態において、前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像、及び前記少なくとも一つの記述子は、オンラインリポジトリに記憶される。ある例示の実施の形態において、一つ以上の顕微鏡画像は、物理的オブジェクトの表面に沿う第1の曲線から抽出され、そこでは、演算装置の移動が第2の曲線に沿って提供され、前記第2の曲線が第1の曲線と類似しており且つ数学関数又は手動操作を使用して事前に決定される。ある例示の実施の形態において、第2の曲線は、数学関数から又はユーザの特定の運動又は署名から導出される。
ある例示の実施の形態は、更に、前記演算装置を使用すること、前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像を含む、複数の顕微鏡画像を抽出すること、を含むことができ、そこでは、前記複数の顕微鏡画像は、物理的オブジェクトの表面の実質的に全ての領域の画像である。ある例示の実施の形態において、前記少なくとも一つの記述子は、前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像の前記少なくとも一つの記述子の演算セットに基づく。
ある例示の実施の形態は、演算装置を所定の領域へ向け且つ特定の顕微鏡画像を抽出することと、距離メトリックを用いて前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像の内の一つ以上の顕微鏡画像を処理して記憶された記述子を演算された少なくとも一つの記述子と比較するように前記少なくとも一つの記述子を演算することによって物理的オブジェクトの認証と検証を実行することを含むことができる。
ある例示の実施の形態において、前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像と前記少なくとも一つの第2の顕微鏡画像は、各々が静止画像とビデオの内の少なくとも一方を含む。ある例示の実施の形態において、前記少なくとも一つの記述子は、局所記述子又は局所記述子の内の少なくとも一方を含む。
本開示のこれら及び他の目的、特徴及び利点は、添付の特許請求の範囲と一緒になって、本開示の実施の形態の以下の詳細な説明を読むことによって明確になる。
本開示の以下の及び他の例示の目的は、添付の例示の図面及び請求項と一緒になって、以下の詳細な記述の考察により明らかであり、そこでは、類似の参照符号が全体を通して類似の部品を指す。
図1は、本開示のある実施の形態と共に使用されることができるモバイルフォーンに取り付けられた手持ち式顕微鏡の図である。 図2(a)と図2(b)は、本開示のある実施の形態に従う、顕微鏡テクスチャ画像の図であり、そこでは、底部が基準マークとして働くように消せないインクを使用してマークされる。 図3(a)は、例示の顕微鏡テクスチャ画像のマッチングの図であり、そこでは、より暗い線がマッチング記述子を表す。図3(b)は、勾配差の約80%が±未満ではない場合の顕微鏡テクスチャの非マッチの図である。 図4(a)は、キャンバスの多数の顕微鏡テクスチャを横切る局所記述子手順の評価のグラフ図であり、そこでは、x軸は、マッチングポイント(Matching Points)や記述子の数を提供し、y軸は、正確なマッチの割合(Percentage of correct matches)を提供する。 図4(b)は、紙の多数の顕微鏡テクスチャを横切る局所記述子手順の評価のグラフ図である。 図4(c)は、布の多数の顕微鏡テクスチャを横切る局所記述子手順の評価のグラフ図である。 図4(d)は、ガラスの多数の顕微鏡テクスチャを横切る局所記述子手順の評価のグラフ図である。 図4(e)は、金属の多数の顕微鏡テクスチャを横切る局所記述子手順の評価のグラフ図である。 図4(f)は、プラスチックの多数の顕微鏡テクスチャを横切る局所記述子手順の評価のグラフ図である。 図5は、例示の16×16近傍が拡大されている、顕微鏡テクスチャ画像の図である。 図6は、任意の表面の3D横断面を表すことができる例示の立方体の図である。 図7は、リネンスペックルの部分ハミング距離の例示の表の図である。 図8は、種々のレベルを横切るリネンスペックル自体の異なる例を有するリネンスペックルの部分ハミング距離の例示の表の図である。 図9(a)は、セルフォーンで取られるスペックル画像の図である。図9(b)は、右側に示されるコンパクトコードのQRコード(登録商標)の図である。 図10(a)乃至図10(t)は、本開示に従うシステムの例示の実施の形態を使用して捕獲されたスペックルの図である。 図11(a)乃至図11(f)は、異なる材料の例示の部分ハミング距離のグラフの図である。 図11(g)乃至図11(l)は、異なる材料の例示の部分ハミング距離のグラフの図である。 図12(a)乃至図12(f)は、材料を横切るスペックル画像同士間の例示のペアワイズユークリッド距離のグラフの図である。 図12(g)乃至図12(i)は、材料を横切るスペックル画像同士間の例示のペアワイズユークリッド距離のグラフの図である。 図13は、左部に見える嵌め込まれた顕微鏡を備えるロータリヘッドを有する、本開示のある例示の実施の形態に従う、動作の2自由度、垂直(x,y)と水平(x,z)を有する例示の多関節アームの図である。 図14は、本開示の方法の例示の実施の形態に従う流れ図である。 図15は、本開示に従うシステムの例示の実施の形態に従うブロック図である。 図16は、100分割の光学マイクロメーターステージ上で拡大された400倍の例示のビオデジタル顕微鏡の視野の図であり、そこでは、各分割間の距離は、10ミクロンであり、各分割マークのサイズは、3ミクロンである。 図17は、本開示のシステム、方法及びコンピュータアクセス可能媒体の例示の実施の形態を使用するある実施の形態において使用されるビオデジタル顕微鏡の例示の表示の図である。 図18は、本開示のシステム、方法及びコンピュータアクセス可能媒体の例示の実施の形態で使用されることができる顕微鏡が嵌合された例示の自由度4のロボットアームの図である。 図19は、本開示のシステム、方法及びコンピュータアクセス可能媒体の例示の実施の形態で使用されることができるラスター走査マシンのヘッドへ顕微鏡が取り付けられた例示のラスター走査マシンの図である。
図面全体を通して、同様の参照番号と文字は、特に断りのない限り、図解の実施の形態の同様な特徴、要素、コンポーネント又は部分を指すために使用される。更に、本発明は、図面を参照して詳細に記述されるが、図解の実施の形態及び添付の特許請求の範囲に関連してなされる。変更及び改良は、本開示の真の範囲と精神から逸脱することなく、記述された実施の形態に対してなされることができる。
本開示に従うシステム、方法及びコンピュータアクセス可能媒体の例示の実施の形態によって実行されることができる方法論及び手順の例示の実施の形態は、少なくともある程度、図面を参照してここに記述される。
例示の顕微鏡テクスチャ
捕獲される例示の顕微鏡テクスチャ画像は、媒体の下部物理的特性とその媒体を通過する光散乱の関数である。光散乱は、顕微鏡レベルでは複雑である可能性がある。理由は、その光散乱が媒体の密度(例えば、光密度)、均一性(例えば、等方散乱や非等方散乱)、表面粗さ、照射、及び照明方向(例えば、入射光の方向)のような種々の要因に依存するからである。
例示の顕微鏡テクスチャは、
i)媒体中における複雑な多重散乱が媒体スペックル、影及び/又は相互反射に存在しないアーチファクトを生成することと、
ii)画像が媒体の反射特性や拡散特性に基づいて変化し得ることと、
iii)同じテクスチャを繰り返し得る又は見当合わせすることは、顕微鏡サイズ(例えば、約1から2ミクロン)に起因して困難であり得ること
のような種々の要因に起因して通常の顕微鏡画像や写真からは異なり得る。
テクスチャのCUReTデータベースは、大きなセットの現実世界のテクスチャを提供できるが、これらは、巨視的レベルであり、それらの特性(グレイレベルヒストグラム)は、照射と照明方向に依存し得る。巨視的レベルでのテクスチャは、何らかの形で照射及び照明方向が与えられるとテクスチャを決定及び/又は演算しシミュレートする方法を提供できるBTF(双方向テクスチャ関数)によって特徴付けられる。逆光輸送は、画像から影、相互反射及び他のマークを除去し、鏡面反射に基づくメソ構造を再構成しようとし得る。本開示の例示の実施の形態は、光が多重散乱を受けることができ且つ画像が影、スペックル及び相互反射のようなアーチファクト含み得る顕微鏡レベルでの独自のテクスチャを分析、識別及び比較し得る。
例示の顕微鏡テクスチャの抽出
例示のテクスチャパターンは、照明方向に対して敏感であり、それによって、光源がトライアルを横切って繰り返し可能テクスチャパターンを得るために同じ位置にあることが必要とされ得る。これを達成するために、本開示のある例示の実施の形態を使用して、コンシューマーグレード顕微鏡、例えば、図17に示されるような、例えば組み込みLED(複数)を固定位置に有する400倍の倍率を有する例示のVeho Discovery(ビオディスカバリー)手持ち式顕微鏡のような顕微鏡を使用することが可能である。光源は、顕微鏡レンズ近くに輪状に固定された8個の等間隔に離間されたLEDから構成されることができる。光が媒体に当ると、その光は散乱され、散乱光が顕微鏡によって読み取られることができる。テクスチャ画像が光源の角度と距離に依存し得るので、トライアルや実験を実行する前に較正が行われる。図2(a)と図2(b)は、固定配向で画像を抽出するための例示のマーカーベースのアプローチを描いている。画像の底部上に見えるインクは、その画像を抽出するための基準として使用されることができる。400倍の顕微鏡の視野は、約0.95mmであることができ、それによって、本開示のある例示の実施の形態を使用して、例えば、図16に示されるような較正のための対物ミクロメータステージを使用することができる。そのステージは、例えば、約1mmの範囲内で100個の区分を含むことができ、それは、最小カウントを約0.01mm又は10ミクロンとして与えることができる。(例えば、各区分は、10ミクロンであることができる)。顕微鏡CMOS又はこの一例示の実施の形態の自然画像解像度が640画素×480画素である場合、各画素は、約1.4ミクロンに対応できる。尺度感覚を与えるために、人間の赤血球のサイズは、約6から8ミクロンである。そのような解像度で動作する場合、較正が重要であり、且つ本開示のある例示の実施の形態を使用して、実験を実行する前に、ミクロメータステージを使用して顕微鏡を例えば400倍に焦点を合わせることができる。
本開示のある例示の実施の形態を使用して指定の位置へ顕微鏡を移動するために、例えば、図13に示されるような多関節アーム131を使用することができる。この多関節アーム131は、そのヘッドへ取り付けられる顕微鏡132を含むことができる。多関節アームは、所定の位置へ調節されることができ、且つ種々の位置からテクスチャを抽出するように媒体の近くに位置されることができる。抽出位置は、マーカーペンを使用して事前に画定されることができる。これらのマーカーは重要である。理由は、ある例示の実施の形態に従って、顕微鏡レベルで操作することが可能であり、多関節アームの位置の僅かなシフトによって顕微鏡を異なる位置へ位置決めすることができるからである。従って、本開示のある例示の実施の形態を使用することに基づいて、正確な位置を得るためにマーカーベースのアプローチを利用することができる。画像の底部に見られるインクは、画像を抽出するための基準として使用されることができる。位置が一旦固定されると、顕微鏡は、例えば、400倍に保たれることができ、画像が抽出されることができる。多関節アーム131は、例示の実施の形態が平坦な/水平な表面からのみならず少なくとも部分的にそのロータリヘッドに起因して、彫刻、セラミックス、骨董品等のような3D(3次元)表面からも画像を抽出できる。
他の例示の実施の形態において、ロボットアームのロータリヘッドへ嵌合された顕微鏡132を有する、例えば、図18に描かれているような4DoFロボットアーム133を使用して種々のオブジェクトから顕微鏡テクスチャを走査及び読み取ることができる。例示のロボットアームは、表面の領域を読み取るためにマークと共に又はそのマーク無しに動作でき、且つ座標系は、座標測定マシンに類似し得る固定又は相対的基準フレーム技術に基づくことができる。
ある例示の実施の形態に従って、図19に示されるような、ラスター走査マシン134を利用してオブジェクトの表面上の顕微鏡テクスチャを線状に読み取り、例えば、テクスチャスペックルパターンを識別する。図19に示されるCNCルーターや彫刻機のようなラスターマシン134のヘッドへ嵌合される例示の顕微鏡131は、材料の表面の顕微鏡画像を読み取るために使用されることができる。ロボットアーム133と同様に、本開示のある例示の実施の形態を使用して、望ましい領域を走査するために任意のマークを必要として又はそれを必要とすることなく実施されることができる。理由は、CNCマシンの反復性と正確性は、そのマシン自体を表面の所定の領域に正確に位置決めできるからである。
本開示の他の例示の実施の形態において、移動様式で顕微鏡テクスチャを抽出するためにモバイルデバイス及びモバイルデバイスアタッチメントを含むことができる。例えば、一例示の実施の形態に従って、顕微鏡、例えば、100倍の低倍率を有するPC−Micro顕微鏡に対するセルフォーンアタッチメントを含むことができる。顕微鏡は、それ自体を特注のプラスチックフレームへ取り付けることができ、このフレームは、顕微鏡の接眼レンズが、例えば、図1に示されるようなセルフォーンカメラへ一直線に並べられるようにセルフォーンカメラの裏面へ取り付けられることができる。テクスチャ画像抽出のプロセスは、多関節アームバージョンと同じであってもよいが、画像の抽出は、多関節アームアプローチよりも多くの回数を必要とし得る。理由は、指定位置への移動と焦点合わせは、固定装置(多関節アームのような)がない場合よりも長い時間が掛かり得るからである。
本開示の更なる例示の実施の形態に従って、任意の数の照明技術を使用することができる。例えば、本開示のある例示の実施の形態を使用して、前方照明、即ち、ソース(例えば、光源)とレンズが同じ平面にあった照明に基づいてテクスチャを抽出することが可能である。また、例えば、光が構造物を通過し且つソース(光源)とレンズが異なる平面にある場合、透光法に基づいて他の材料、例えば紙からテクスチャを評価することができる。本開示のある例示の実施の形態を使用することに従って、例えば、以下の方法で種々の例示の材料からテクスチャを抽出することができる。キャンバス、紙、プラスチック、金属及び異なるタイプの布に対して、本開示のある例示の実施の形態を使用して、マーカーを使用して特定のポイントをズームインしてそれに焦点を合わせることができる。ガラスに対しては、製造者のロゴを使用することができ、そのロゴがエッチングされることができるので、そのロゴは、マーカーとテクスチャ抽出のための場所の両方として働くことができる。或いは、ここで記述された例示の実施の形態は、その他の例示の材料に対して使用されることができ、又は他の方法は、例示の材料を独自に識別するために本開示の例示の実施の形態と共に使用されてもよい。
例示の局所記述子とマッチング
本開示の例示の実施の形態に従う局所記述子手順は、スケール不変機能変換手順の固定スケール固定配向バージョンであってもよい。顕微鏡テクスチャ画像は、例えば、ぼやけ係数σ=交差した5個の連続画像を有するガウスぼやけ関数を使用して平滑化されることができる。ガウスの差(DoG)は、これらの画像同士間で実行されることができ、次に、本開示のある例示の実施の形態を使用して、4DoG画像を得ることができる。テクスチャのスケール‐空間表示を演算する必要はない。理由は、ある例示の実施の形態において、同じ顕微鏡構成(例えば、解像度、倍率等)を使用して毎回テクスチャを抽出することが可能であるからである。一旦DoG画像を得ると、キーポイントが最大/最小を見つけることによって(例えば、4個のDoG画像を横切る画素の各々の8近傍を比較することによって)検出されることができる。
初期のキーポイントが識別されることができ、且つ低コントラストキーポイントと弱局所化キーポイントが除去される。一旦頑健なセットのキーポイントが識別されると、キーポイントの近傍周りの諧調度配向のヒストグラムが決定されることができる。支配的配向を演算できるSIFT(スケール不変機能変換)とは異なり、ある例示の実施の形態において、このステップを飛ばすことができ、直接にキーポイント回りの配向諧調度のヒストグラムを演算できる。この例示のアプローチに対する理論的根拠は、以下を含む。テクスチャの初期の登録中に、テクスチャを抽出するための指定の配向が決定される(例えば、マーカーに基づいて)。一旦配向が特定のテクスチャに対して固定されると、情報が続くトライアルに対して使用されることができる。それによって、キーポイントに対する支配的配向を演算する必要性を無くすることができる。諧調度のヒストグラムは、そのキーポイントの回りの16×16領域に対して演算されることができ、各ヒストグラムは、8ビットで構成されることができ、128ヒストグラム値が記述子ベクトルである。
画像の例示のマッチング:二つの顕微鏡テクスチャ画像が与えられると、その二つの顕微鏡テクスチャが同じ表面に対応するか否かを決定するための全体のマッチングプロセスは、あるステップを含むことができる。
マッチング記述子:ある例示の実施の形態では、各画像に対して記述子のリストを決定及び/又は演算することができ、二つの画像の記述子を余すことなく比較してマッチング記述子を決定する。例えば、二つの記述子は、それらの記述子同士のユークリッド距離が閾値t内である時マッチとして定義されることができる。D1=d1,d2,...,dnが一つの画像の記述子のセットとし、D2=δ1,δ2,...,δnが他の一つの画像の記述子のセットとする(例えば、各画像が同じ数の記述子を有すると仮定する)。D1とD2をマッチするために、各対の記述子di,δjの間のユークリッド距離が決定され、次に、対同士間のユークリッド距離が固定閾値t未満である場合、記述子がマッチされることができる。
勾配マッチング:本開示のある例示の実施の形態を使用して、二つの対応するマッチング記述子の勾配及び各対のマッチング記述子同士間の勾配差を演算することが可能である。もし、例えば、勾配差の80%が閾値p内であるならば、その時は、テクスチャ画像は、マッチと考えられることができ、そうでない場合は、その画像は、マッチではないと画定されることができる。K=(k1,k2,...,kn)がそのn個のマッチング記述子のすべての勾配のセットであり、そこでは各kiが二つのマッチング記述子の勾配であるとする。本開示のある例示の実施の形態では、全ての勾配を横切る差、Diff=(k1−k2),(k1−k3),...,(kn-1−kn)を演算し、Diffの最小割合(例えば、80%)<±p(ここでpが閾値である)であるか否かをチェックすることができる。もしイエスであるならば、その場合、本開示のある例示の実施の形態従って、その画像がマッチであると考えられ、そうでない場合、その画像は、マッチでないと考えられることができる。図3(a)に描かれた例を参照して、ライン(複数)は、その対のマッチング記述子に対応することができる。これらの例示のラインの勾配の80%が±p内であり、従って、それらはマッチである。図3(b)において、勾配差の80%未満は、±p内にあり、従って、それらは、マッチではない。
ある例示の実施の形態において、勾配検出に基づくテクスチャのマッチングが動作することができる。理由はi)ある例示の実施の形態において、先験的にハードウエアデバイス(例えば、顕微鏡、多関節アーム)のセッティングを知ることができ、それは、ある例示の実施の形態が生じたであろう変換のタイプを決定できる、ii)ある例示の実施の形態が初期画像を基準として得ることができると共に現在の画像を抽出するからである。この例示の実施の形態に起因して、本開示のある例示の実施の形態では、デバイスを調節して正確な方向と配向に画像を登録できる。記述子の位置に基づく勾配検出と組み合わさった記述子同士間の最近傍対応が二つの顕微鏡テクスチャをマッチする強固な方法となり得る。また、この技術は、例えば、媒体が改ざんを受ける場合のような非理想的条件において有用である。
例示の評価
本開示のある例示の実施の形態を使用して、キャンバス、紙、及び布からガラス、プラスチック、木材及び金属へ及ぶ材料から例えば、2500個の異なるタイプの顕微鏡テクスチャを評価することが可能となる。キャンバス、紙及び布は、四つの例示の条件:理想的(Ideal)、濡れている(Soaking)、皺くちゃになる(Crumpling)、老化している(Aging)、下で評価されることができる。ガラス、プラスチック、木材及び金属は、四つの例示の条件:理想的、ずぶぬれになる、引っ掻き傷がある(Scratching)、老化している、下で評価されることができる。本開示のある例示の実施の形態の場合、50個の異なるタイプのキャンバスを審査することができる。各キャンバスに対して、本開示のある例示の実施の形態を使用して、750枚のテクスチャ画像まで合計できる15個のテクスチャを抽出することができる。紙に対しては、本開示のある例示の実施の形態の場合、例えば、4つのタイプの紙を審査し且つ例えば、800枚のテクスチャ画像まで合計する各々のタイプの紙から200枚のテクスチャを取ることができる。本例のある例示の実施の形態を使用して、15枚の異なる布材料を審査し且つ450枚のテクスチャ画像を抽出することが可能である。本開示のある例示の実施の形態に従って、三つのタイプの金属を審査し、且つ合計150枚の画像になる各タイプから50枚の画像を抽出することができる。同様に、本開示のある例示の実施の形態において、三つのタイプのプラスチック材料を審査し、且つ150枚の画像を抽出することができる。本開示のある例示の実施の形態を使用して、二つのタイプのガラス材料(例えば、各タイプの五つ)を審査し、且つそれらから100枚の画像を抽出することができる。最後に、本開示のある例示の実施の形態に従って、七つのタイプの木材を審査し、且つそれらから100個の顕微鏡テクスチャを抽出することができる。上で概説された例示の審査の各々において、本開示のある例示の実施の形態において、二つの画像(例えば、同じ表面の)を抽出することができる。これらの例示の審査の合計は、各トライアルにおいて二つの画像を有する2500個の異なる顕微鏡テクスチャに及ぶ。その結果は、図4(a)乃至図4(f)に示されている。
例示のマッチング基準は、例えば、上述のように、勾配マッチング技術に基づくことができる。キーポイントは、他のキーポイントとのそのユークリッド距離が前記セットの全てのキーポイントの間で前記少なくともtである場合、マッチであると考えられることができる。本開示の上述の例示の実施の形態の場合、例示の評価においてt=0.8を使用することができる。一つの画像は、マッチされたキーポイントの勾配差の最小割合(例えば、80%)がp以内である場合、マッチ(例えば、正確なマッチ)であると考えられることができる。ここでは、p=±0.2を取る。評価のために、各テクスチャ画像は、データセット中の全ての他のテクスチャ画像と比較されることができる。勾配検出マッチングは、50から100個のマッチングキーポイントの範囲に亘って実行されることができる。次に、全体のデータセットに亘る正確なマッチ割合が表にされ、且つ対応するマッチングキーポイント値と共にプロットされる。
皺くちゃになる、ずぶぬれになる、引っ掻き傷がある及び老化するような非理想的条件をシミュレートするために、本開示のある例示の実施の形態を使用して、材料で以下の実験を実行することができる。紙に対しては、そのテクスチャ近くの領域は、ぼかされて、例えば、約10%だけ顕微鏡テクスチャパターンを変化させることができる。プラスチックカードに対しては、顕微鏡テクスチャ領域に複数回タッチすることによって実際の条件が適用されることができる。例示の顕微鏡テクスチャパターンにおける変化は、約5から8%であることができる。キャンバス及び織物に対しては、実際のセッティングにおいて織物が如何に扱われるかがシミュレート、例えば、テクスチャが抽出される領域を引き伸ばしたり、折り曲げたり等、されることができる。これは、元のテクスチャを、例えば、約10から12%だけ変化する。ガラス表面の場合、水がガラス表面上に注がれることができ及び/又はその領域が洗浄されることができ、製造者のロゴからの顕微鏡テクスチャパターンが抽出されることができる。そのテクスチャパターンは、約5%だけ変化することができる。木材の表面の場合、顕微鏡テクスチャパターン近くの領域がぼかされることができる。顕微鏡テクスチャパターンに対するその変化が約10%であることができる。金属及び合金の場合、材料は、実際のセッティングにおけるように扱われることができ、次に、テクスチャを抽出する。テクスチャに対する変化は、例えば、約5から10%であることができる。一例示の実施の形態において、追加の100枚のテクスチャ画像が二つの異なる顕微鏡から得られ、500個のテクスチャがモバイルフォーンアセンブリを使用して得ることができる。
本開示のある例示の実施の形態を使用して、平織される、中間のきめの、及び微細なきめの50の異なるタイプのコットンとリネンキャンバスを考察することができる。ArtFixTMからの9のタイプのキャンバス、ClaessensTMからの13のタイプのキャンバス、及びCarvaggioTMからの28のタイプのキャンバスである。これらの例示のキャンバスは、油、アクリル及び他のエマルジョンタイプの絵画のために画家によって主に使用されることができる。各タイプのキャンバスに対して、15枚の画像を抽出し、それは、750枚のテクスチャ画像に及ぶ。ずぶぬれになるために、マッチング割合は、例えば、50を超えるマッチングキーポイントに対して悪化し得る。これは、キャンバスの繊維の性質に起因し得る;ずぶぬれになった後、繊維の幾つかはそれらの元の位置からシフトし得るからである。皺くちゃになるために、マッチング割合は、線状に悪化し得るが、その深刻度は、例えば、ずぶぬれになることに比較して、より少ない可能性がある。顕微鏡レベルでキャンバスを皺くちゃにすることは困難であり得る。例示のキャンバスを皺くちゃにした後、そのキャンバスはその前の形態へ伸びる/戻ることができる。老化に対して、マッチング割合の減少は、理想に近づくことができる。これらの例示の実験及び例示の実施の形態からの結果は、図4(a)に示されている。
本開示の例示の実施の形態は、例示の分析において4つのカテゴリーの紙:(a)A4サイズプリント紙;(b)薄いノートブックスタイルの紙(罫線入りのノートブック);(c)厚いプリントポスタースタイルの紙;(d)茶色の製本紙を考察する。本開示のある例示の実施の形態を使用して、例えば、これらのカテゴリーの800片の紙を評価することが可能である。理想的な条件下で、マッチング割合は、100から80キーポイントであることができ、次に、それは、僅かに減少し得る。ずぶぬれ、皺くちゃ及び老化の状態化下では、その結果が僅かな変動があり得る。例示の紙領域が皺くちゃにされると、その領域は、読み取りが行われる紙の表面が損傷されるならば、次のトライアルで読み取りが失敗し得る。従って、皺くちゃの状態下において、例示のマッチング割合の結果がより低下し得る。ある例示の実施の形態において、ずぶぬれは、紙の領域の構造を変化しなかったが、照明の変化が観察された。例示の老化テストに対して、例示の紙は、約一か月の間自然の太陽光下に維持され、そして紙構造の変化が観察されなかった。例示の結果が図4(b)に示されている。
例示の実施の形態と例示の評価は、ウール、ナイロン、ポリエステル、デニム、コットン、テリー織、アクリル及び、例えば、約49%ナイロンと51%金属、87%ナイロンと13%スパンデックス、35%ウールと65%レーヨンのような種々の混合物のような異なるタイプの織物を含むことができる。理想的な条件下では、本開示のある例示の実施の形態の場合、50個のキーポイントに対して100%に近い又はそれに等しい結果を得ることができるが、その後は、例示の結果は、100個のキーポイントに対して80%未満に直ぐに低下し得る。布タイプの材料は、ずぶぬれの状況下では、最も弱点がある可能性があり、それは、繊維ベースの材料に特有であり得る。50個のキーポイントに対して、マッチング割合が80であり得るが、それは、例えば、100個のキーポイントに対して40未満に近い。皺くちゃの状態下では、割合のマッチは、約90である可能性があり、100個のキーポイントに対して50未満になり得る。例示の老化の状態下では、変動は、最小であり得る。そのマッチング割合は、50個のキーポイントに対して約95である可能性があり、100個のキーポイントに対して70未満に低下し得る。例示の結果は、図4(c)に示されている。
例示の実施の形態と例示の評価は、二つのタイプの、例えば、コンシューマー・グレードガラス材料を含むことができる。これらの両方は、ガラスにエッチングされた製造者ロゴを有するガラスコップであり得る。例示の評価は、各タイプの5個のガラス(例えば、合計10)を含むことができ、且つ100枚のテクスチャ画像に及ぶ各ガラスから10の読み取りを抽出できる。これらのロゴは、特定の領域からテクスチャパターンを抽出するための基準ポイントとして働くことができる。50個のキーポイントに対して、マッチング割合が100であることができ、次に、100個のキーポイントに対して約90へ低下し得る。ずぶぬれ及び引っ掻き傷の場合の状況下において、マッチング割合は、100で開始して、100個のキーポイントに対して約85へ低下し得る。例示の結果は、図4(d)に示されている。
例示の実施の形態と例示の評価は、三つのタイプの金属、即ち、ブラシ金属、鋼及びアルミニウム複合体を含むことができる。例示の評価は、例えば、それらから150個の顕微鏡テクスチャを抽出できる。例示の理想的な場合と老化の場合下において、僅かな変動があり得る。両方の場合における50から70個のキーポイントに対して、マッチング割合は、100であることができ、次に、それは100キーポイントに対して約90へ低下し得る。ずぶぬれ及び引っ掻き傷の状況下において、50個のキーポイントに対する割合マッチングは、約100であり、次に、それは100個のキーポイントに対して約75から80へ減少し得る。例示の結果は、図4(e)に示されている。
例示の実施の形態と例示の評価は、例えば、三つのタイプのプラスチックカード;二つのPVCカードとプラスチックケーシングの一つの微細な粒状表面を含むことができる。本開示のある例示の実施の形態を使用して、例えば、それらから150テクスチャ画像を抽出することができる。プラスチックカードの例示の表面粗さは、トライアルと非理想的条件下に亘って一貫して光を散乱できる。理想的な、ずぶぬれになる及び老化した条件下で僅かな変動があるに過ぎない。例示の引っ掻き傷の下で、マッチング割合は、50個のキーポイントに対して100で開始するが、100個のキーポイントに対して約75へ減少し得る。例示の結果は、図4(f)に示されている。
例示の実施の形態と例示の評価は、また、100枚のテクスチャ画像を抽出する、例えば、楓、オーク、ヒマラヤスギ、松、マホガニー、チーク、及びモミのような7つの異なるタイプの木材を含むことができる。理想的な、老化した及び引っ掻き傷の状態下の値は、同様である。ずぶぬれの下では、低下が深刻であることがわかる。50個のキーポイントに対するマッチング割合は、約80であり、次に、100個のキーポイントに対して約60へ減少する。
例示のエントロピー分析
顕微鏡テクスチャのエントロピーを定量化することは、複雑な問題であり得る。特に、本開示のある例示の実施の形態では、各顕微鏡テクスチャが表されることができるN次元空間のサイズに比較して限られたデータセットを有するからであろう。
本開示のある例示の実施の形態を使用して例示の分析ストラテジーを含むことができ、方策は以下を含むことができる。本開示のある例示の実施の形態では、128‐次元ベクトルを表す各キーポイント記述子を考察し、且つ各キーポイントのエントロピーの下限を演算することができる。次に、顕微鏡テクスチャから抽出されるキーポイントは、本開示のある例示の実施の形態に従って、各キーポイント記述子を独立したものとして処理できる顕微鏡画像レベルで十分に離間されることができる。また、各キーポイントは、たとえ二つの異なる顕微鏡テクスチャ画像(例えば、異なる表面の)を横切る二つの例示のキーポイントがマッチしても、それらの位置がマッチしなくてよい、顕微鏡テクスチャにおける特定の位置と関連付けられることができる。従って、本開示のある例示の実施の形態を使用して、キーポイントの個々のエントロピーを合計することによってテクスチャのエントロピーを演算することができる。
キーポイントのエントロピーのこの例示の演算を魅力的にすることができる三つの例示の態様がある。第1に、同じ顕微鏡テクスチャの複数回の読み取りは、エントロピー演算において考慮に入れられることが必要である、僅かに変化された128‐次元ベクトルを生じ得る。第2に、本開示のある例示の実施の形態では、キーポイントのエントロピーを特徴付けるための、例えば128‐次元空間において十分なデータポイントを欠く可能性がある。更に、例示の128‐次元空間内で、例示の実施の形態が、その次元に亘る相互関係の明確な理解を有さない可能性がある。
第1の問題を処理するために、本開示のある例示の実施の形態では、量子化ステップ/手順を使用することが可能であり、そこでは、各128‐次元キーポイントは、同じ表面の複数の顕微鏡テクスチャ読み取りが同じベクトルへマップされることができる量子化128‐次元ベクトルへ変換されることができる。第2の問題を処理するために、本開示のある例示の実施の形態では、各キーポイントを16個の8‐次元ベクトル(例えば、4×4平方表示)へ副分割することができ、そこでは、各8‐次元ベクトルがテクスチャ読み取り内におけるより小さな領域に対応できる。第3の問題を処理するために、本開示のある例示の実施の形態では、実施の形態自体をキーポイントの4つのコーナーへ制限し、それらの4つのコーナーの結合エントロピーを演算して4つのコーナーに対応している8‐次元ベクトルがベクトル同士間の最小相関を有することを示す。この例示の手順は、多数の個々の例示のステップ/副手順を含むことができ、それらのステップ/副手順は、以下で議論される例示のステップ/副手順を含むことができる。
例示の量子化
例えば、同じ表面の複数のテクスチャ読み取りは、僅かに変化し得る。一例示のマッチング手順は、tのユークリッド距離を使用して二つのキーポイントがマッチするか否かを決定することができる。このマッチングアルゴリズムの剛性バージョンは、各次元に対してt/√128の範囲を設定することができる。更に、128次元空間がエントロピー演算のためには大き過ぎ得るので、本開示のある例示の実施の形態を使用して、実施の形態自体をキーポイントに対応する各4×4エリアの8‐次元ベクトルへ制限することが可能である。例えば、νiを8次元ベクトルとする。本開示のある例示の実施の形態を使用して、ベクトルνi,qi=νi/(t/√128)を量子化してそれらの値を最も近い整数へ丸めることができる。
量子化ベクトルの例示のエントロピー
一旦、特定に例示の実施の形態において、量子化ベクトルqiが提供されると、この量子化ベクトルのエントロピーを計算することが可能である。この量子化ベクトルの状態空間は、例えば、8次元ベクトルに対してs8であることができ、そこでは、sは、全てのqiに亘って最大の量子化値であることができる。例示のデータセットの一部として、約、例えば、2500枚の画像があり、それらの画像の各々は、2千万個の8‐次元ベクトルに及び得る少なくとも1000個のキーポイントを有する。本開示のある例示の実施の形態を使用して、このデータセットに亘るベクトルqiの確率を演算し且つそのエントロピーを以下のように演算することができる:8‐次元ベクトルqiの確率は、Pi(qi)=F(qi)/ΣF(q1,q2,...qn)によって与えられることができ、そこでは、F(qi)はqiの周波数であり、且つΣF(q1,q2,...qn)は、全てのqiの周波数の合計である。次に、qiのエントロピーは、以下のように演算される。
Figure 2014511993
例示の局所記述子手順は、局所領域から独自の特徴を抽出できる。そのような例示の手順は、キーポイント回りの16×16近傍領域を使用してヒストグラム諧調度を演算できる。これらの例示の16×16領域の内の各4×4領域は、8‐次元ベクトルに対応できる。諧調度ヒストグラムを演算すると共に、隣接画素が使用されて諧調度と配向を演算できる。この演算に起因して、隣接する4×4領域は、互いに依存することができ、それは、隣接する領域の8‐次元ベクトルが高度に相関することができることを意味する。本開示のある例示の実施の形態を使用して、例えば、図5に描かれているように、前記4つのコーナー4×4領域に対応する8−次元ベクトルを考察することができる。図5は、上に敷かれた局所16×16近傍を有する例示の顕微鏡テクスチャ画像の図であり、そこでは、例示の16×16近傍が拡大されて8−次元ベクトルがエントロピー計算で使用されることができる4つの例示のコーナー4×4領域と共に示されている。これらのベクトルは、ベクトル自体同士間の最小相関を示すべきである。例示のコーナー4×4領域は、例えば、前記4つのコーナーの夫々の間の11ミクロンの最小分離を有する、例えば、物理的レベルで6×6ミクロン領域に対応する。これらの例示の領域は、ミクロンレベルで空間的に分離し得る。このように、それらの領域が物理的レベルで相関されないと仮定することによって、本開示のある例示の実施の形態では、コーナーの8‐次元ベクトルの非常に低い相関を示すことが可能である。従って、本開示のある例示の実施の形態に従って、これらのコーナーベクトルのエントロピーを演算し、全体のキーポイントのエントロピーへのより下限を与えることが可能である。また、16×16領域の幾つかは、互いから空間的に分離されていることができる。これらの空間的に分離された16×16領域は、顕微鏡レベルで物理的に分かれた領域であることができる。また、局所記述子アルゴリズムは固定スケールの固定配向アルゴリズムであり、従って、スケールや支配的配向の間に依存性はない可能性がある。画像のエントロピーを演算するために、本開示のある例示の実施の形態では、個々の空間的に離れたキーポイントのエントロピーを追加することが可能である。

例示のエントロピー計算/決定
単一の例示のキーポイントのエントロピーに対する下限を演算或いは決定するために、本開示のある例示の実施の形態に従って、4×4領域の4つのコーナー8‐次元ベクトルを考察することができる。例示のデータセットは、2500枚の画像を備えることができ、各画像は、2千万個の8‐次元ベクトルに及ぶ少なくとも1000個のキーポイント記述子を有する。本開示のある例示の実施の形態を使用して、
Figure 2014511993
から量子化78空間を得ることができ、ここでは、t=0.8;このtは、アルゴリズムにおける最も近い近傍マッチングステップのための閾値であることができる。
量子化78空間に対して、その結果が、以下を含み得る。第1の4×4の8‐次元ベクトル(1)のエントロピーは、8.73であることができ、第4の4×4の8‐次元ベクトル(4)は、8.83であることができ、(13)は、8.73であることができ、及び(16)は、8.82であることができる。次に、本開示のある例示の実施の形態に従って、16‐次元ベクトル(1,4)、(1,13)、(1,16)、(4,13)、(4,16)、(13,16)の結合エントロピーを演算し、それらの結合エントロピーが各8‐次元ベクトルの個々のエントロピーの合計であることができるか否かをチェックすることができる。量子化716空間に対して、その結果が以下を含み得る。(1,4)のエントロピーが15.7255であることができ、(1,3)のエントロピーが15.7163であることができ、(1,16)のエントロピーが15.7848であることができ、(4,13)のエントロピーが15.8004であることができ、(4,16)のエントロピーが15.3001であることができ、(13,16)のエントロピーが15.7216であることができる。
これらの例示の結果は、4つのコーナー8‐次元ベクトルの各々がそれらの間の最小の相関を有し得る、例えば、結合エントロピーが個々のエントロピーの合計に略等しくあり得ることを指している。78空間内でエントロピーを演算するための十分なデータポイントがあるが、716空間内で結合エントロピーを演算するための十分なデータポイントが無い可能性がある。このことは、キーポイントの4つのコーナーに亘る8‐次元ベクトルが最小の相関を表すことを示している。本開示のある例示の実施の形態を使用して、キーポイントの4つのコーナーに亘るエントロピーを少なくとも30ビットであると略推定することができる(例えば、(1,4)と(13,16)の結合エントロピーの合計に匹敵し得る)。従って、単一のキーポイントから抽出されることができる最小エントロピーは、30ビットであることができる。画像当り50個の空間的に分離した記述子を仮定すると、本開示のある例示の実施の形態では、顕微鏡テクスチャ画像のエントロピーが約30×50=1500ビットであると演算することができる。これは、顕微鏡テクスチャのエントロピーが著しく高いことを主に明らかにしそれらのテクスチャを異なる物理的表面の指紋を採取するための候補選択として保障するためにエントロピー値の下限の近似計算であり得る。
例示の用途:物理的指紋採取の有効性は、任意の物理的表面が認証され得るという事実を含む。例示の用途の幾つかは、芸術産業、金融部門、豪華な洋服産業、製薬産業、及び自動車部品にあり、幾つかの例示の用途の名前を挙げることができる。
例示の顕微鏡テクスチャは、複数の位置にある例示のキャンバス(例えば、絵画の裏)から抽出されることができ、且つキャンバスの指紋である記述子は、データベースへ記憶されることができる。この指紋は、芸術家の情報、絵画の情報及び他の例示の取引データと組み合わされて又はリンクされて将来において芸術作品を認証することができる。
顕微鏡テクスチャは、銀行小切手から抽出されることができ、且つ記述子/指紋は、中央サーバーへ記憶されることができる。銀行小切手は、ユーザ又は顧客が、例えば、銀行のテーラーへそれを提示した時に、要求に応じて認証されることができる。例示のユーザは、例示の携帯セルフォーン顕微鏡アセンブリを使用して顕微鏡テクスチャを読み取り、指紋を演算しそしてそれが小切手上の指紋にマッチするか否かをチェックする。もしマッチするならば、その小切手は、複製や複写ではない。このメカニズムは、任意のタイプの紙ドキュメントに適用されることができる。同様に、紙幣が指紋採取されることができる。予め定義された領域が与えられると、本開示のある例示の実施の形態を使用して、その領域から顕微鏡テクスチャを抽出し、それを記憶することができる。ユーザのデバイス又はフォーンに例示の指紋採取アプリケーションを有するユーザは、例えば事前に定義された領域でテクスチャパターンを抽出して紙幣の認証を検証し、そしてその指紋を演算することができる。この指紋は、データベース中の指紋と比較されて紙幣の認証をチェックすることができる。
偽ブランドの服は、世界中で何十億ドルの損失を有する別のアプリケーションであることができる。顕微鏡テクスチャは、特定の場所(例えば、製造者のロゴ)にある服の材料から抽出されることができ、次に、小売店へ伝えることができる。セルフォーン顕微鏡アセンブリを有する誰もがその片の織物を認証することができる。
偽のクレジットカード、デビットカード、IDカード又は任意の種類のプラスチックカードがここで記述される例示の実施の形態を介して認証されることができる。また、ドラッグ開発(医薬品)産業は、例示の実施の形態を使用して偽のドラッグを識別することができる。本開示のある例示の実施の形態を使用して、ドラッグボトル、プラスチック容器及び医薬品及び薬の分野で使用されることができる他の物質を認証することでき、それによって、偽造を減少できる。多くの領域において、自動車のスペア部品の分野において大きな偽造マーケットがあり得る。本開示のある例示の実施の形態は、全ての自動車のスペア部品を認証するために使用されることができ、且つ部品の真偽は、スペア部品を購入する前に自動車ショップでチェックされることができる。
図9(a)と図9(b)は、スペックル画像、そのコンパクトコード、メニューオプション及びコンパクトコードの対応する2DQRバーコード表示の実施の例示のスナップショットを図示している。例示の2DQRコード(登録商標)は、セルフォーンの任意の標準バーコードスキャナーアプリケーションを使用して走査されてコンパクトコードを見せることができる。このコンパクトコードは、スペックルパターンを読み取った後に演算される候補コンパクトコードとのマッチのために比較されることができる。本開示のある例示の実施の形態を使用して、(a)新たなスペックル画像のバーコード表示を発生すること;(b)新たなスペックルパターンをスペックルパターンのデータベースと比較すること;及び/又は(c)新たなスペックルパターンとバーコードを別々に読みだしてそれらの両方がマッチするか否かを知るために比較することのために使用されることができる。
ガボール変換をスペックルへ適用し、ガボール変換の複雑な部分をゼロに閾値化することによって、二値画像が得られる。部分ハミング距離を使用して、一対のスペックルパターンを比較した時に、FHD(部分ハミング距離:Fractional Hamming Distance)が0に近い場合、それらのスペックルは互いに類似している、或いはFHDが0.5に近い場合、それらのスペックルは非類似である。
ガボール変換をスペックル画像へ適用することは、各レベルでスケールファクタsだけ周波数(f)を増分することよりなり、そこでは、一つのレベルは、異なる配向(θ)よりなる。例えば、レベル5配向6画像は、ガボールフィルタバンクにおいてプラスチックにおけるスペックルのための二値画像として選択されることができる。本開示のある例示の実施の形態に従って、プラスチックの同じ領域の繰り返しトライアルを実行し、スペックルを抽出し、ガボール変換を適用し、フィルタバンクにおいてレベル5配向6画像を選択することができる。理由は、もしFHDがその二値画像に対して実行されるならば、異なるトライアルからの二値画像の場合、その値が0に近いはずであるからである。スペックルが同じ領域からである場合、その時は、それらのFHDは0に近いはずである。
材料の下部構造における変動に起因して、スペックルは材料に亘って変化し得る。例えば、衣類からスペックルを抽出し且つ正しいガボール二値画像を得ることは重要である。例えば、僅かな織物の崩壊が繊維を扱っている間に生じる可能性があり、従って、抽出された各スペックルは、スペックルのみならず不鮮明な疑似織物からなることができる。その影響を最小にする一つの方法は、ストックコンピュータビジョンアルゴリズムを使用して不鮮明な画素を除去することである。しかしながら、セルフォーンで指紋を演算するならば、セルフォーンは、デスクトップコンピュータに比較して制限された処理能力を有するに過ぎない。そのような問題についての一つの方法は、材料当りのスケールsを変化して特定のレベルと配向において、一対の同じスペックルのFHDが0に近いか否かをチェックすることである。スケールsを増加することによって、僅かなバリエーションと誤差(例えば、疑似織物)が含まれることができる。
例えば、リネン(例えば、図10(f))において、抽出されたスペックルは、その中に疑似織物を有することができる。そのような欠陥を克服するために、本開示のある例示の実施の形態では、スケールを1倍に増加し、ガボール画像を演算し、それを元のガボール画像(例えば、スケールの変化の無いレベル5配向6)と比較することができる。図7と図8は、FHDにおける変化sの例示の影響を示す。例示の評価のように、ガボールスケールは、サブセットの材料、例えば、二つの材料:リネンとデニムのみに対して変化されることが必要であるかもしれない。
例えば、図7は、種々のレベルに亘るリネンスペックルの異なる事例を有するリネンスペックルの部分ハミング距離の例示の表を示し、そこでは、各事例は、同じスペックルパターンの新たな測定であることができる。レベル5でさえ、二つの事例は、それらの値が0.5に近接しているので、マッチではない。図8は、種々のレベルに亘るリネンスペックルの異なる事例を有するリネンスペックルの部分ハミング距離の例示の表の実例を提供する。各事例は、例えば、同じスペックルのパターンの新たな測定を含むことができ、ガボール変換のスケールは、変化されることができる(例えば、増加される)。レベル5で、FHDは、それらが、図示されているように、0に近いので、マッチする。
他の例示のスペックルは、図10(a)乃至図10(t)に示されており、それは、以下のように例示のシステムを使用して捕獲されたスペックルの実例である。図10(a)は紙であり、図10(b)は半透明なPVCプラスチックカードであり、図10(c)は不透明なPVCプラスチックカードであり、図10(d)はコットンであり、図10(e)はポリエステルであり、図10(f)はリネンであり、図10(g)はレーヨンであり、図10(h)は49%ナイロンと51%金属であり、図10(i)はアクリルであり、図10(j)は87%ナイロンと13%スパンデックスであり、図10(k)はナイロンであり、図10(l)はウールであり、図10(m)は35%ウールと65%レーヨンであり、図10(n)はジュートであり、図10(o)はデニムであり、図10(p)はテリー織であり、図10(q)は木材であり、図10(r)はタイプ1のガラスであり、図10(s)はタイプ2のガラスであり、図10(t)は97.5%亜鉛と2.5%銅である。

例示の統計的特性
スペックルの独自性は、22個の材料に亘るガボールビットの部分ハミング距離(FHD)のヒストグラムを提示することによって示されることができる。図11(a)乃至図11(i)は、グラフを示しており、そこでは、FHDはスペックルパターンのガボールビットの夫々の分布を提供し、比較される各対が独自のものであることを示す。例えば、ガボール変換を使用して多数のスペックルを比較し、それらのランダム性を統計的に推定することによってスペックルの独自性が示される。スペックルのエントロピーの経験的推定は、例えば、図11(j)乃至図11(k)に示されるように、材料に亘る多数のガボール変換されたスペックルのビット単位平均を比較することによって行われることができる。図11(j)乃至図11(k)は、以下の例示のグラフを図示し:図11(a)は半透明PVCプラスチックカードのFHDを図示し;図11(b)は不透明PVCプラスチックカードのFHDを図示し;図11(c)はウール材料のFHDを図示し;図11(d)はナイロン材料のFHDを図示し;図11(e)はポリエステル材料のFHDを図示し;図11(f)はデニム材料のFHDを図示し;図11(g)はコットン材料のFHDを図示し;図11(h)はテリー織材料のFHDを図示し;図11(i)はタイプ1のガラスのFHDを図示し;図11(j)は4950個の異なる紙スペックルビットと100個の同じ紙スペックルビットの部分ハミング距離を図示し;図11(k)は材料に亘る200枚のスペックル画像のガボールビットシーケンスにおいて設定されるビットの確率を図示し;図11(l)はガボール変換された紙スペックルの固有値の対単位のユークリッド距離(Euclidean distance)を図示している。
図12(a)乃至図12(i)は、図12(a)が半透明PVCプラスチックカードである;図12(b)が不透明PVCプラスチックカードである;図12(c)がウール材料である;図12(d)がナイロン材料である;図12(e)がポリエステル材料のFHDである;図12(f)がデニム材料である;図12(g)がコットン材料である;図12(h)がテリー織材料である;及び図12(i)がタイプ1のガラスである;ことを含む、材料に亘るスペックル画像同士間の対単位のユークリッド距離の例示のグラフを図示している。
本開示の更なる例示の実施の形態に従って、例えば、(a)A4サイズの紙;(b)薄いノートブックスタイルの紙;(c)厚いプリントポスタースタイルの紙;(d)茶色の製本紙を含む、例示の分析における紙のある例示のカテゴリーを考察することができる。例えば、25個のスペックルは、各タイプの紙に対して発生されることができる。各タイプにおいて、スペックルは、25枚の異なる紙において同じ領域から取られることができる。ガボール変換は、100枚のスペックル画像に対して適用されることができ、且つそれらのビットシーケンスが抽出されることができる。FHDの平均μは、0.4869であることができ、且つ標準偏差σは、0.0055であることができる。同じ領域からの“同様な”スペックルやスペックルの100個のガボールビットシーケンスに対するFHDは、平均=0.158と標準偏差=0.0534を有することができる。同じスペックルと異なるスペックルとの間に明瞭な境界があることができ、それは、異なるスペックルのFHDの分布が0.5近くにあり、同じスペックルの分布が0近くにあることができる。
同じスペックルに対して、FHD分布は、それらのスペックルパターンが同じであるので、好ましくは、ゼロであるべきである。しかしながら、スペックルの抽出は、精度が高くできるので、FHDは、必ずしもゼロでなくてもよい。同じ配向と照明状態で抽出されるスペックルパターンは、物理的環境における僅かな変化に対するスペックルの感度に起因して同じガボールビットシーケンスを生成しない。
プラスチックの場合において、ある例示の実施の形態に従って、例えば、20個の半透明PVCプラスチックカードから約20個のスペックル(各カードから一個)を抽出し、ガボール変換をそれらへ適用してガボールビットを得ることが可能である。同じ又は類似の数のスペックルがPVCプラスチックカードから第2のトライアルにおいて抽出されることができる。FHDを使用して、同じ領域から抽出されたスペックル(例えば、同じスペックル)は、比較されることができ、且つ異なる領域から抽出されたスペックル(例えば、異なるスペックル)の対は、比較されることができる。同じスペックルに対する平均μと標準偏差σは、夫々、0.1004と0.0541であることができ、それらは、同じ領域のスペックルがマッチであることを提案する。異なるスペックルに対するμとσは、夫々、0.4755と0.0142であることができ、それらは、異なるスペックルのFHDがマッチでないことを提案する。同様に、不透明なPVCプラスチックカードを評価し、その結果は、ガボール変換されたスペックルのFHDが統計的に独特であることを示す。例示の結果は、図11(a)と図11(b)のグラフに示されている。
ウール、ナイロン、ポリエステル、デニム、コットン、アクリル、ナイロンと金属の混合物及び他の物のような異なるタイプの織物が評価されることができる。トライアルが実行されることができ、各トライアルで、30個の異なる織物の各々から20個のスペックルが抽出されることができる(例えば、材料当り20個のスペックル、そこでは、各スペックルは、異なる事例の同じ織物から抽出されることができる)。スペックルパターンは、これらの材料の各々における同じ領域から抽出されることができる。ガボール変換が適用されてガボールビットを得ることができる。第2のトライアル(例えば、二つのトライアルの内の)において、スペックルパターンは、材料の内の各々において同じ領域から抽出されることができる。FHDを使用して、同じスペックル(例えば、一つの材料の同じ領域から抽出されたスペックル)と異なるスペックル(例えば、異なる材料の同じ領域から抽出されたスペックル)を比較できる。ウール、ナイロン、ポリエステル、デニム及びコットンに対する例示の結果が図11(c)乃至図11(h)の例示のグラフに夫々図示されている。
少なくとも二つのタイプのカスタマーグレードガラス材料は、例示の評価において例示の実施の形態によって評価される。両者は、ガラスにエッチングされた製造者のロゴを有するガラスコップであることができる。これらのロゴは、特定の領域からスペックルパターンを抽出するための基準ポイントとして働くことができる。第1のタイプのガラスに対して、二つのトライアルを実行でき、そこでは、各トライアルにおいて、20個の異なるガラス材料(材料当り一つのスペックル)から20個のスペックルを抽出する。その例示の結果は、図11(i)にグラフの形態で提示される。
本開示のある例示の実施の形態を使用して、合板(例えば、オーク材仕上げ)机を評価することができる。二つのトライアルが実行されることができ、各トライアルにおいて、20個のスペックルパターンが、木材の机における20個の領域から抽出されることができる。FHDのμとσの値は、この材料に亘るスペックルが独自のものであることができることを図示している。
他の例示の評価は、人間の皮膚の20個の異なる領域から20個のスペックルパターンを抽出することを含むことができる。少なくとも二つのトライアルは、人間の皮膚からのスペックルのFHDのμとσの値を示しており、人間の皮膚から抽出されたスペックルが統計的に独自のものであることがグラフから明白である。
本開示のある例示の実施の形態では、指紋の統計的特質を評価し、且つ22個の材料に亘る対の同じと異なるスペックル間のユークリッド距離のヒストグラムを示すことができる。例えば、全ての材料は、理想的及び非理想的セッティングにおいて評価されることができる。マッチング基準は、一対の指紋間のユークリッド距離がある閾値未満である場合、スペックルが類似であると見做され、そうでない場合、それらは非類似であると見做されることを含むことができる。
図11(a)乃至図11(l)の例示のグラフから、同じ指紋と異なる指紋との間に明瞭な境界があり得ることは明白である。これは、指紋が物理的表面に独特のものであり、それらが本開示のある例示の実施の形態で認証されることができることを示す。約2.5の閾値が設定されることが好ましく、任意の対の指紋のユークリッド距離が2.5以下である場合、それがマッチであることができ、そうでない場合、それはマッチではないと見做される。しかしながら、非理想的条件下では、同じ指紋に対するユークリッド距離が約2.5より上へ動くことができる。従って、4の控えめな閾値は、同じ指紋を識別するために設定されることができる。この閾値は、材料に亘る理想的と非理想的の両方の条件下で良好を保持することができる。

例示の非理想的条件
また、本開示のある例示の実施の形態を使用して、例示の手順は、スペックルの指紋採取の頑健性をチェックするために非理想的セッティングにおいて適用されることができる。紙に対して、スペックル近くの領域は、不鮮明にされることができ、それは、約10%だけスペックルパターンを変化し得る。プラスチックカードは、例えば、スペックル領域を複数回タッチすることよって例示の実際の条件下で扱われるようにすることができる。スペックルパターンの変化が約5乃至8%であることができる。織物に対して、スペックルが抽出された領域を伸ばす、その領域を曲げようとする等によってシミュレートされることができる。これは、元のスペックルを約10乃至12%だけ変化することができる。ガラス表面に対して、水が、その上に注がれることができ、その領域が洗浄されることができ、且つ製造者のロゴからスペックルパターンが抽出されることができる。スペックルパターンは約5%だけ変化される。木材の表面に対して、スペックルパターン近くの領域は、不鮮明にされることができる。スペックルパターンに対する変化は、約10%であることができる。皮膚に対して、手(例えば、指関節)は、水で洗われることができ、それが乾燥された後、スペックルが抽出される。スペックルに対する変化は、約5乃至10%であることができる。金属と合金に対して、材料(例えば、コイン)は、実際のセッティングにおいて扱われることができ、次に、スペックルが抽出されることができる。スペックルに対する変化は、約5乃至10%であることができる。

例示の物理的表面の再構成問題
スペックルパターンと光源が与えられると、偽物を生成するために同じ又は類似のスペックルパターンを生成する物理的表面を再現することを敵対者へ提供することができる。スペックルを与える物理的表面を再現することに含まれる困難さを理解し且つ定義するために、光の多重散乱の組み合わせモデルが開発されることができ、次に、そのモデルは、スペックルパターンを与える物理的表面を再現することの問題を近似することが#P困難(複雑性クラス困難)であることを証明するある仮定に基づいている。
スペックルパターンは、例えば、粗い物理的構造体上に入射するコヒーレント又は部分的コヒーレント光源の多重散乱の影響の2‐次元表示であることができる(図6に図示されているように)。図6は、任意の表面の3D横断面を表すことができる例示の立方体を示し、一方、光源が部分的コヒーレント光源であってもよく、更に、右側のスペックルパターンとランダムな形状の粒子/オブジェクトに入射することができるエッジを表す例示の立方体内の暗い(例えば、黒)エッジを示す。物理的構造体は、その構造体のサイズが構造体の内側の散乱波の平均パス長よりもかなり大きい場合、密であるように定義されることができる。実用目的のために、その構造体内の散乱粒子の数に基づいて密度を可視化することができる。
このように、例えば、Dは、密な物理的構造体を介する光(コヒーレント又は部分的コヒーレント)の多重散乱の影響に起因して引き起こされる結果としてのスペックルパターンとする。スペックルパターンDと入力光源の特性が与えられると、物理的構造体及び多重散乱の物理的現象を効率的に再現(正確に又は略)して同じスペックルパターンD´=D又は近似するスペックルパターンD≒D´(‖D−D´‖2=O(ε)であり、そこでは、ε>0が小さな任意の定数である)を生成する。
この問題の定義は、敵対者がスペックルパターンDと入力光源を与えられ、そのスペックルパターンDと略マッチする物理的表面を再現することが必要である脅威のモデルを基本的に要約する。二つの基本的仮定がこの問題の定義においてなされることができる:
・敵対者は、物理的オブジェクトの顕微鏡構造についての情報を有さない。敵対者は、敵対者が再現しようとしている物理的表面へのアクセスを有さない。
・敵対者は、任意の他の物理的表面の複数回の読み取りを実行してその表面のスペックルを得ることができる。しかしながら、そうすることは、元の物理的表面を再現することにおいて敵対者に何ら情報を提供しない。
これら仮定に基づいて、好ましくは、敵対者は、オブジェクトを再現するために多重散乱効果をシミュレートして同じスペックルパターンを生成することができる。敵対者は、ランダム表面を構成することができ、ランダム表面が同じスペックルを生成することが希望するが、これは最適な方策ではないことは明らかである。次にある背景が散乱に対して提供され、そのような背景に基づいて、本開示の更なる例示の実施の形態に従って多重散乱の例示の組み合わせモデルを記述することが可能である。

例示の散乱理論
フォルディ‐ラックス(Foldy−Lax)方程式が使用されて各粒子への光の散乱効果の離散特性を提供できる。このセクションでは、フォルディ‐ラックス方程式の基本が提供され、次のセクションでは、フォルディ‐ラックス方程式を活用するグラフベースのモデルが多重散乱効果を特徴付けるために記述される。
フォルディ‐ラックス方程式:あるポイントでの全電場は、
Figure 2014511993
によって与えられる。散乱波の部分和は、数値的にフォルディ‐ラックス方程式を解くことによって演算されることができる。例示の媒体が非同次の任意に位置決めされたオブジェクトを含む場合、その解は、クラスターコンポーネントの数の増加とそれらの構造と共に増分的に悪い状態になり得る。従って、ある近似は、解決されることができるより一層扱い易い分析方程式を提供するために行われることができる。フォルディ‐ラックス方程式の遠距離場バージョンは、
Figure 2014511993
(そこでは、Nが媒体中の粒子の総数である)として、
Figure 2014511993
(そこでは、
Figure 2014511993
である)として書き直されることができる。これから、散乱展開の次数が決定されることができる。
方程式の第1項は、入射フィールドであることができ、第2項は、全てのシングル散乱寄与の合計であることができ、第3項は、全ての複数散乱寄与の合計であることができる等である。従って、観察ポイントrでの全フィールドは、入射フィールド及び二つのグループへ分割することができるシングルと複数散乱寄与より構成されることができる。第1のグループは、自己回避散乱パスに対応する全ての寄与を含むことができ、且つ第2のグループは、二回以上オブジェクト/粒子を通過するパスに対応する全ての寄与を含むことができる。これらの方程式から、ラダー図として知られるものが散乱式を更に近似し、最後に惑星間ダストから医療画像形成におけるヒト組織の特性に及ぶ物理的現象を予測するために種々のモデルで使用されることができる放射伝達方程式(RTE)を得るために作り出されることができる。

例示のモデル
本開示の例示の実施の形態に従う散乱理論の分析アイデアを踏まえる光の多重散乱ための組み合わせモデルは、以下の通りである。粒子の各構成に対して、例えば、オブジェクト内に入射光の散乱を表すように散乱グラフG(V,E)が存在し得る。G(V,E)がグラフであるとし、そこでは、エッジ重みWが二つのベクトル(u,ν)∈V間の部分的に散乱された電場の放射照度(強度)を表す。放射照度Iは、
Figure 2014511993
として定義されることができ、そこでは、Eは、電磁場ベクトルであり、ε0は、真空の誘電率であり、rは、媒体の屈折率であり、cは、真空中の光の速度である。従って、各エッジ重みは、
Figure 2014511993
であり、そこでは、Escaは、二つの粒子(又は頂点)間の散乱電場である。それは、二つの頂点又は粒子間の強度値として直感的に考えられることができる。頂点は、特定の構造を有さない非同次粒子であり:各u∈Vの形状、サイズ、形態は、ν∈Vから独立している。エッジモデルは光強度を部分的に散乱し、光が頂点や粒子に衝突すると、更なる散乱が発生し得る(例えば、多重散乱)。この散乱は、ビーム(単数又は複数)又は光が媒体の外側へ出るまで生じることができる。媒体は、3‐次元空間において表されることができ、媒体の外側の結果としての放射照度パターンは、実数値数Dの2Dマトリックスであることができる。各エントリDij∈Dは、そのポイントにおける全放射照度を表すことができる。各部分散乱が合計されることができるようにフォルディ‐ラックス遠距離場方程式に続いて、一つのポイントDijでの全電場がエッジ重み
Figure 2014511993
の総和であることができ、そこでは、mは、頂点V´∈Vに渡されるエッジの数である。次に、この例示のモデルが正式に定義される。
例示の定義1:粒子の各構成に対して、散乱グラフG(V,E)が存在し得る。G(V,E)が以下の特性を有するグラフとする:(i)エッジ重みWは、
Figure 2014511993
(そこで、Escaが頂点u,v∈V間の部分的散乱場である)であるように実数値の正の数である。ii)頂点Vは、任意の形状を有する非同次粒子である。iii)Dは、スペックルパターンであり、散乱の影響の後の結果としてのデータの2Dマトリックスであり、そこでは、各エントリE(又はDij)は、そのポイント
Figure 2014511993
(そこでは、mは、Vl頂点に渡されるエッジの数である)での全放射照度を表す。
この例示のモデルにおける幾つかの仮定が演算の複雑性の問題を分析することの助けのために行われることができる。これらは、以下のように記述されることができる:a)グラフG(V,E)がスペックルパターンDへ影響を及ぼすように、ポイントDij又はEにおける放射照度がGにおけるサブグラフによって影響を及ぼされると仮定されることができる。一つポイントにおけて放射照度Eへ影響を及ぼすサブグラフの互いに素な集合(Gにおける複数のサブグラフ)があることができる。これは、本例示のモデルにおける考察から排除されることができる。b)二つの頂点間の放射照度として表されるエッジ重みWは、実数値数として表されることができる。これは、2項演算子として又は振幅拡散マトリックスSとして保たれた可能性があるが、これを数として表すことは、計算の複雑性の問題に関して分析し易くなることができる。Wを2項に変化することは、フォルディ‐ラックス方程式がなお引き続いて単一ポイントEでの放射照度を演算するので、例示の結果を変化しない。
例示のモデルは、バウンデッドオラクル(Bounded Oracle)を導入でき、これは、多項式時間で、エッジのある部分によって横切られる頂点の数を決定する。そのオラクルは、一つのポイントEでの放射照度と他の物理的パラメータが与えられると、敵対者が理論的にその特定のEに影響を及ぼした粒子の数へ範囲を定めることができるという意味で現実的にされることができる。
例示の定義2(バウンデッドオラクル):nが粒子の数、EがDにおけるあるポイントfの放射照度であるならば、多項式時間におけるバウンディドオラクルは、
Figure 2014511993
(ここでqは正の整数である)であるようにm個のエッジによって横切られる頂点kの数に範囲を与える。
例示の理論1:nがいずれか(同次又は非同次)の媒体において任意に分布される粒子/オブジェクトの数の総数とし且つl⊆nとする。Dは、多重散乱の後の結果としての2‐次元スペックルパターン(又は放射照度マトリックス)とし、EをDにおけるポイント(i,j)のおける放射照度とする。n個の粒子を介して多重散乱の効果に起因して存在するグラフであることができる例示のグラフG(V,E)が提供されることができる。Wiが二つの粒子(又は頂点)の間の部分的散乱電場の放射照度として定義され且つ
Figure 2014511993
(そこでは、Escaは、散乱電場、ε0は、真空の誘電率であり、rは、媒体の屈折率であり、cは、真空中の光の速度である)によって与えられるエッジ重みとする。
Eに影響を及ぼす又はEを発生し且つ
Figure 2014511993
(そこで、mはVl個の頂点に渡されるエッジの数である)を満足する誘導されたサブグラフHl(Vl,El)⊆G(V,E)を演算する(又は見つける)ことは、#P困難であり、NP=RPでないならば、近似することが不可能であり得る。
これは、スペックルパターンが与えられると、物理的構造や表面内の光の多重散乱パスを再構築することは、近似するために#P困難である#CLIQUE問題へ減少する#Dks問題を解くことが必要であるので、(標準複雑性理論仮定の下で)近似するために#P困難である。
例示のモデルは、一般的であり、また、散乱効果の計算で使用される種々の演算モデルに関連することができる。例示の理論1において、粒子に対する特定の構造(例えば、形状、容積等)が仮定されない。しかしながら、非球形粒子の散乱効果を演算するための一般的な方法の一つである例示のT−マトリックス方法において、遷移マトリックスは入射及び散乱電場から独立でき、散乱粒子のサイズ、配向及び屈折率のみに依存することができる。それによって、T−マトリックスは、一つの粒子に対して一度演算されることができ、次に、それは、全ての可能な方向に対するその粒子の散乱効果を演算するために使用されることができる。
フォルディ‐ラックス方程式は、他の光散乱モデル(例えば、双方向表面散乱反射率分布関数、放射輸送、逆光輸送、T‐マトリックス)の代わりにスペックルパターンをモデル化するために選択された。理由は、フォルディ‐ラックス方程式における項の幾つかを無視する又は散乱の回数を制限して顕微鏡レベルでのスペックルパターンをシミュレートするように近似できない;僅かな表面の変更は、顕微鏡粒度でスペックルパターンを顕著に変更し得るからである。ここでの分析は、スペックルパターンのみが与えられた場合、物理的表面を再現するための能力が分析される特定のアタックシナリオのみを表している。
物理的指紋採取の特徴は、表面のコンパクトコードが同じ表面にインプリントされてそれを自己検証可能にするので、任意の物理的表面が完全にオフライン様式で認証されることにある。スペックルを有する銀行小切手は、データの接続性を必要とすることなくオフライン様式で認証されることができる。銀行は、その秘密鍵を有する指紋をサインできる。ユーザは、携帯セルフォーン顕微鏡アセンブリを使用してスペックルを読み取り、指紋を演算し、且つそれが小切手の指紋とマッチするか否かをチェックできる。もしイエスであるならば、その時、その小切手は、複製されたものでも複写されたものでもない。また、そのユーザは、もしそのドキュメントがコンパクトコードに対応する追加の署名を含むならば、銀行の公開鍵を利用して指紋が銀行によって実際にサインされたものか否かをチェックすることができる。このメカニズムは、紙幣のようなあらゆるタイプの紙のドキュメントへ適用されることができる。本開示の例示の実施の形態を衣類のために適用するために、製造者は、織物における指紋でスペックルを貼ることができ;その指紋をサインし且つ衣類を小売り業者へ出荷する。モバイルフォーン顕微鏡アセンブリを有する者は、本開示の例示の実施の形態を使用して完全にオフラインの様式で織物のその片を認証できる。偽造のクレジットカード、デビットカード、IDカード又はあらゆる種類のブラスチックカードは、携帯の様式でオフライン認証されることができる。本開示のある例示の実施の形態を使用して、ドラッグボトル、プラスチック容器及び医薬品及び薬の分野で使用されることができる他の物質を認証でき、それによって偽造を減少する。本開示のある例示の実施の形態では、自動車のスペア部品を認証することができる。製造者がスペックル指紋を全てのスペア部品に埋め込むと、その部品の真偽が、そのスペア部品を買う時に、自動車ショップにおいてチェックされることができる。
指紋のコンパクトな特質によって、オブジェクトの上に指紋を書くことが可能とされる。この性質は、ブランチレスバンキング(branchless banking)構想が加速している開発地域において有用である。店主が銀行の代理人として働き、ある領域をマークし、スペックルを読み取り、指紋を演算し且つその指紋をその紙片へ書き込むことによって依頼人に保証されたレシートを提供できる。さて、その紙は、自己認証可能であり、オフライン様式で認証されることができる。本開示のある例示の実施の形態に従って、例示のシステム、方法、及びコンピュータアクセス可能媒体は、それが完全にオフライン様式で物理的表面を認証する能力を与えることができるので、マイクロファイナンスにおいて使用されることができる。また、例示のシステム、方法、及びコンピュータアクセス可能媒体は、種々の材料に対してオンライン認証を提供するために安全スケッチと共に使用されることができる。

特定の例示の実施の形態
図14は、物理的オブジェクト又は物理的オブジェクトの一部のような、非デジタル媒体を認証するための例示の方法に従う流れ図を図示する。初めに、例えば、ステップ810で、物理的オブジェクトの表面のマークされた部分又はマークされていない部分のような、非デジタル媒体の画像が捕獲/受領される。一旦この画像が受領されると、ステップ820で、第1の顕微鏡画像又はビデオが記憶され、局所/大域記述子が、ガボール変換と主コンポーネント分析手順の組み合わせのようなオブジェクト不変勾配ヒストグラムアルゴリズムを使用して演算されることができる。
後で、物理的オブジェクトの真偽を検証するために、所定の領域が選択されることができ、且つ処理デバイスがステップ830で読み取る。画像やビデオがUSB顕微鏡や任意の他の顕微鏡のような顕微鏡によって捕獲されることができる物理的オブジェクトに対して受領される。その顕微鏡は、顕微鏡と一体化されたセルラーフォーンや顕微鏡と一体化されたデジタルカメラのような手持ち式デバイスであることができる。
ステップ840で、第2の顕微鏡画像やビデオが記憶されることができ、低次元表示が局所/大域記述子アルゴリズムと主コンポーネント分析手順を使用するガボール変換を使用して演算されることができる。画像の低次元表示は、不変GaborPCA手順を使用して発生されるのが好ましいが、例えば、画像データの次元を減少する任意の手順のような他の手順を使用して発生されてもよい。
次に、ステップ850で、ビデオの第1の顕微鏡画像と第2の顕微鏡画像やビデオが比較されることができる。その比較は、ガボール変換と主コンポーネント分析手順の組み合わせのようなオブジェクト不変勾配ヒストグラム手順を使用して演算される局所/大域記述子によって実行される。
ステップ860で、第1のスペックルパターンと第2のスペックルパターンとの間の類似度が所定の量に等しいかそれを超える場合、物理的オブジェクト又は非デジタル媒体は、本物であると決定される。そうでない場合、物理的オブジェクトは本物ではない。
図15は、本開示に従うシステムの例示の実施の形態のブロック図である。このシステムは、オフラインであってもよい。そのシステムは、デバイスのメモリに記憶された事前定義されたデータを使用する接続解除された認証手段を備えることができる。この接続解除された認証手段は、紙の使用期限を検出でき、いずれかの中央認証システムから独立できる。例示のシステムでは、上記の技術の例示の実施の形態の例示のステップ及び/又は手順を実行するように構成又はプログラムされることができるプロセッサ130を有するコンピュータ100が設けられることができる。例えば、ドキュメント110の非デジタル媒体は、画像捕獲デバイス120が非デジタル媒体110のマークされた部分の画像を捕獲することができるように位置決めされることができる。非デジタル媒体110は、真偽が検証されることが必要な紙であることができる。画像捕獲デバイスは、USB顕微鏡や顕微鏡と一体化されたセルラーフォーンのような顕微鏡であることができ、標準のUSBポートを介してコンピュータ100へ接続されることができる。また、画像捕獲デバイスは、顕微鏡と一体化されることができるデジタルカメラであってもよい。非デジタル媒体110の画像は、画像捕獲デバイス120によってデータとしてコンピュータ100へ提供されることができ、そのデータは、プロセッサ130及び/又は記憶装置140へ送信されることができる。
本開示の一例示の実施の形態に従って、データは記憶装置140(例えば、ハードドライブ、RAM,ROM、メモリスティック、フロッピー(登録商標)ドライブ等のようなメモリデバイス)へ記憶されることができる。記憶装置140は、非ドキュメントに対する種々の非デジタル媒体の真偽を検証すために、中に種々のスペックルパターンを記憶することができる。プロセッサ130は、記憶装置140へアクセスして本開示の例示の実施の形態に従って手順を実行するコンピュータプログラムや一組の命令(記憶装置630上に又はその中に記憶された)を実行できる。
このように、例えば、プロセッサ130がそのような命令及び/又はコンピュータプログラムを実行する場合、プロセッサ130は、本明細書で上記されたように、本開示に従う手順の例示の実施の形態を実行するように構成又はプログラムされることができる。例えば、プロセッサ130は、画像捕獲デバイス120及び/又は記憶装置140から画像を受け取ることができる。プロセッサ130は、その画像から第1のスペックルパターンを抽出できる。このスペックルパターンは、記憶装置140に記憶された第2のスペックルパターンと比較されることができ、この第2のスペックルパターンは、第1のスペックルパターンと第2のスペックルパターンとの間の類似度が所定量以上であるか否かを決定するための非デジタル媒体に関連する。この事前に決定された閾値を超えるか否かに従って、プロセッサは、そのドキュメントの非デジタル媒体110が本物か否かを決定することができる。
また、ディスプレイ150は、図15の例示のシステムのために設けられることができる。記憶装置140とディスプレイ150は、コンピュータ100内に又はコンピュータ100の外部に設けられることができる。プロセッサ130によって受け取られた情報及びプロセッサ130によって決定された情報、並びに記憶装置140に記憶された情報は、ユーザ可読フォーマットでディスプレイ150に表示されることができる。例えば、ディスプレイ150は、ドキュメント110の非デジタル媒体が本物か否かを表示できる。
前述は、本開示の発明の原理を図示しているに過ぎない。記述された実施の形態に対する種々の修正や変更が本明細書での教示に鑑み当業者には明白である。このように、当業者は、本明細書では明白には示されたり記述されたりしていないが、本開示の本発明の原理を具体化し且つ本開示の本発明の精神と範囲内にある種々のシステム、装置及び方法を考案することができることが理解される。更に、上記で従来の技術の知識が参照によって本明細書に明白には組み込まれていない場合では、ここでその知識はその全体が本明細書に明白に組み込まれる。本明細書で参照された全ての出版物は、それらの全体が参照によって本明細書に組み込まれる。

Claims (96)

  1. 物理的オブジェクトの少なくとも一部を検証し且つ認証するための方法であって、
    前記物理的オブジェクトの少なくとも一部の少なくとも一つの第1の顕微鏡画像を受け取ることと、
    前記物理的オブジェクトの前記少なくとも一部の少なくとも一つの第2の顕微鏡画像を受け取ることと、
    演算装置で、前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像を前記少なくとも一つの第2の顕微鏡画像と比較して少なくとも一つの記述子に基づく類似度尺度が所定の範囲又は閾値内であるか否かを決定することと、を備えることを特徴とする方法。
  2. 前記物理的オブジェクトが、織物、プラスチック、紙、キャンバス、ガラス、金属、金属複合材又は合金の内の少なくとも一つのタイプであることを特徴とする請求項1の方法。
  3. 前記物理的オブジェクトは、特定の表面粗さ又は光散乱特性を有することを特徴とする請求項1の方法。
  4. 前記物理的オブジェクトは、輪郭又は曲率を有することを特徴とする請求項1の方法。
  5. 前記演算装置は、顕微鏡装置へ取り付けられる、手持ち式演算デバイス又はセルフォーンのいずれかの一部であることを特徴とする請求項1の方法。
  6. 前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像は、テクスチャスペックルパターンを含むか又は前記物理的オブジェクトの領域のビデオの一部であることを特徴とする請求項1の方法。
  7. 更に、オブジェクト不変GaborPCA手順を使用し、前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像を第1の低次元表示へ変換すると共に前記少なくとも一つの第2の顕微鏡画像を第2の低次元表示へ変換することと、
    前記第1の低次元表示と前記第2の低次元表示との間の特定のメトリック距離が所定量内であるか否かを比較することによって前記類似度尺度を決定することとを備え、前記所定量が数学関数を使用して決定されることを特徴とする請求項1の方法。
  8. 更に、オブジェクト不変、スケールと回転不変勾配ヒストグラム機能検出器を使用して、前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像を第1のデータへ変換すると共に前記少なくとも一つの第2の顕微鏡画像を第2のデータへ変換することと、
    前記第1のデータと前記第2のデータとの間のあるメトリック距離が所定量内であるか否かを決定することによって前記類似度尺度を決定することとを備え、前記所定量が数学関数を使用して決定されることを特徴とする請求項1の方法。
  9. 前記少なくとも一つの第1に顕微鏡画像がマークされた領域から抽出され、そのマークされた領域は、前記物理的オブジェクトの在中物であることを特徴とする請求項1の方法。
  10. 前記マークされた領域は、ユーザ又はオブジェクトIDに対応することを特徴とする請求項8の方法。
  11. 前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像は、ランドマーク近くの領域から抽出され、前記ランドマークは、前記物理的オブジェクトの在中物であることを特徴とする請求項1の方法。
  12. 前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像は、マークの無い領域から抽出されることを特徴とする請求項1の方法。
  13. 前記少なくとも一部は、手作業でのトラッキングに基づいて又は前記演算装置を使用する基準座標システムにおける自動化トラッキングによって選択されることを特徴とする請求項1の方法。
  14. 前記演算装置は、固定デバイス又は手持ち式デバイス内に設けられることを特徴とする請求項13の方法。
  15. 前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像は、前記演算装置が事前に定義された領域へ移動される時に抽出され、前記事前に定義された領域は、座標参照フレームトラッキングシステム又は手作業に基づいて演算されることを特徴とする請求項1の方法。
  16. 前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像は、前記物理的オブジェクトの表面に触れることなく非侵襲性方法で抽出されることを特徴とする請求項1の方法。
  17. 前記演算装置は特定の構成を有し、前記演算装置と連携する入射光源の角度と距離は、所定量に基づいて固定され、前記入射光源と連携する捕獲スクリーンやレンズの角度と距離は、所定量に基づいて固定され、前記所定量は、数学関数に基づくことを特徴とする請求項1の方法。
  18. 前記光源は、可視光源、赤外光源、紫外光源、又は多重スペクトル電磁放射線を提供するそれらの組み合わせの一つであることを特徴とする請求項17の方法。
  19. 前記入射光源装置は、偏光子と連携することを特徴とする請求項1の方法。
  20. 前記入射光源装置は、顕微鏡へ取り付けられたモバイルフォーンに設けられ、前記顕微鏡は、手持ち式顕微鏡又は手持ち式USB顕微鏡であることを特徴とする請求項1の方法。
  21. 前記入射光源装置は、ロボットアーム又はコンピュータ数値コントローラに取り付けられた顕微鏡に設けられることを特徴とする請求項1の方法。
  22. 前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像は、老化される、改ざんされる、皺くちゃにされる、又はずぶぬれにされる前記物理的オブジェクトから受け取られることを特徴とする請求項1の方法。
  23. 更に、前記物理的オブジェクト上にプリントされる、書き込まれる、埋め込まれる、又はインプリントされることができる、前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像の前記少なくとも一つの記述子から低次元表示を発生することと、
    前記少なくとも一つの顕微鏡画像の前記少なくとも一つの記述子から低次元表示を発生することと、
    前記低次元表示を、前記物理的オブジェクト上にプリントされる、書き込まれる、埋め込まれる又はインプリントされる低次元表示と比較して、前記類似度が所定量以内であるか否かをチェックし、それによって、前記物理的オブジェクトの認証を確立することとを備えることを特徴とする請求項1の方法。
  24. 前記物理的オブジェクトは、秘密鍵暗号化技術又は公開鍵暗号化技術を使用して本物源であることが認証されること特徴とする請求項1の方法。
  25. 前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像と前記少なくとも一つの記述子は、オンラインレポジトリーに記憶されることを特徴とする請求項1の方法。
  26. 一つ以上の顕微鏡画像が前記物理的オブジェクトの表面に沿う第1の曲線から抽出され、前記演算装置が第2の曲線に沿って移動され、前記第2の曲線は、前記第1の曲線と同様であり、数学関数又は手作業で事前に決定されることを特徴とする請求項1の方法。
  27. 前記第2の曲線は、数学関数から又はユーザの特定の運動や署名から導出されることを特徴とする請求項26の方法。
  28. 更に、前記演算装置を使用して、前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像を含む複数の顕微鏡画像を抽出することを備え、前記複数の顕微鏡画像は、前記物理的オブジェクトの表面の実質的に全ての領域を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  29. 更に、前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像の前記少なくとも一つの記述子の演算された組に基づいて前記少なくとも一つの記述子のマッチングを行うことを備えること特徴とする請求項1の方法。
  30. 更に、前記演算装置を所定の領域へ向け且つ特定の顕微鏡画像を抽出すること、
    距離メトリックを使用して記憶された記述子を前記演算された少なくとも一つの記述子と比較するように前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像の内の一つ以上を処理して前記少なくとも一つの記述子を演算することによって、
    前記物理的オブジェクトの認証と検証を実行することを備えることを特徴とする請求項1の方法。
  31. 前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像と前記少なくとも一つの第2の顕微鏡画像は、各々静止画像とビデオの内の少なくとも一方を含むことを備えることを特徴とする請求項1の方法。
  32. 前記少なくとも一つの記述子は、局所記述子又は局所記述子の内の少なくとも一方を含むことを備えることを特徴とする請求項1の方法。
  33. 物理的オブジェクトの一部を検証及び認証するためのコンピュータ実行可能命令を記憶する持続性コンピュータアクセス可能媒体であって、前記実行可能命令が処理装置によって実行される時に、
    前記物理的オブジェクトの少なくとも一部の少なくとも一つの第1の顕微鏡画像を受け取ることと、
    前記物理的オブジェクトの前記少なくとも一部の少なくとも一つの第2の顕微鏡画像を受け取ることと、
    前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像を前記少なくとも一つの第2の顕微鏡画像を比較して少なくとも一つの記述子に基づく類似度尺度が所定の範囲又は閾値内であるか否かを決定することと、を備える手順を実行するように前記処理装置を構成することを特徴とする持続性コンピュータアクセス可能媒体。
  34. 前記物理的オブジェクトが、織物、プラスチック、紙、キャンバス、ガラス、金属、金属複合材又は合金の内の少なくとも一つのタイプであることを特徴とする請求項33のコンピュータアクセス可能媒体。
  35. 前記物理的オブジェクトは、特定の表面粗さ又は光散乱特性を有することを特徴とする請求項33のコンピュータアクセス可能媒体。
  36. 前記物理的オブジェクトは、輪郭又は曲率を有することを特徴とする請求項33のコンピュータアクセス可能媒体。
  37. 前記処理装置は、顕微鏡装置へ取り付けられる、手持ち式演算デバイス又はセルフォーンのいずれかの一部であることを特徴とする請求項33のコンピュータアクセス可能媒体。
  38. 前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像は、テクスチャスペックルパターンを含むか又は前記物理的オブジェクトの領域のビデオの一部であることを特徴とする請求項33のコンピュータアクセス可能媒体。
  39. 更に、オブジェクト不変GaborPCA手順を使用し、前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像を第1の低次元表示へ変換すると共に前記少なくとも一つの第2の顕微鏡画像を第2の低次元表示へ変換することと、
    前記第1の低次元表示と前記第2の低次元表示との間の特定のメトリック距離が所定量内であるか否かを比較によって前記類似度尺度を決定することとを備え、前記所定量が数学関数を使用して決定されることを特徴とする請求項33のコンピュータアクセス可能媒体。
  40. 更に、オブジェクト不変、スケールと回転不変勾配ヒストグラム機能検出器を使用して、前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像を第1のデータへ変換すると共に前記少なくとも一つの第2の顕微鏡画像を第2のデータへ変換することと、
    前記第1のデータと前記第2のデータとの間のあるメトリック距離が所定量内であるか否かを決定することによって前記類似度尺度を決定することとを備え、前記所定量が数学関数を使用して決定されることを特徴とする請求項33のコンピュータアクセス可能媒体。
  41. 前記少なくとも一つの第1に顕微鏡画像がマークされた領域から抽出され、そのマークされた領域は、前記物理的オブジェクトの在中物であることを特徴とする請求項33のコンピュータアクセス可能媒体。
  42. 前記マークされた領域は、ユーザ又はオブジェクトIDに対応することを特徴とする請求項40のコンピュータアクセス可能媒体。
  43. 前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像は、ランドマーク近くの領域から抽出され、前記ランドマークは、前記物理的オブジェクトの在中物であることを特徴とする請求項33のコンピュータアクセス可能媒体。
  44. 前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像は、マークの無い領域から抽出されることを特徴とする請求項33のコンピュータアクセス可能媒体。
  45. 前記少なくとも一部は、手作業でのトラッキングに基づいて又は前記処理装置を使用する基準座標システムにおける自動化トラッキングによって選択されることを特徴とする請求項33のコンピュータアクセス可能媒体。
  46. 前記処理装置は、固定デバイス又は手持ち式デバイス内に設けられることを特徴とする請求項45のコンピュータアクセス可能媒体。
  47. 前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像は、前記処理装置が事前に定義された領域へ移動される時に抽出され、前記事前に定義された領域は、座標参照フレームトラッキングシステム又は手作業に基づいて演算されることを特徴とする請求項33のコンピュータアクセス可能媒体。
  48. 前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像は、前記物理的オブジェクトの表面に触れることなく非侵襲性方法で抽出されることを特徴とする請求項33のコンピュータアクセス可能媒体。
  49. 前記処理装置は特定の構成を有し、前記処理装置と連携する入射光源の角度と距離は、所定量に基づいて固定され、前記入射光源と連携する捕獲スクリーンやレンズの角度と距離は、所定量に基づいて固定され、前記所定量は、数学関数に基づくことを特徴とする請求項33のコンピュータアクセス可能媒体。
  50. 前記光源は、可視光源、赤外光源、紫外光源、又は多重スペクトル電磁放射線を提供するそれらの組み合わせの一つであることを特徴とする請求項49のコンピュータアクセス可能媒体。
  51. 前記入射光源装置は、偏光子と連携することを特徴とする請求項33のコンピュータアクセス可能媒体。
  52. 前記入射光源装置は、顕微鏡へ取り付けられたモバイルフォーンに設けられ、前記顕微鏡は、手持ち式顕微鏡又は手持ち式USB顕微鏡であることを特徴とする請求項33のコンピュータアクセス可能媒体。
  53. 前記入射光源装置は、ロボットアーム又はコンピュータ数値コントローラに取り付けられた顕微鏡に設けられることを特徴とする請求項33のコンピュータアクセス可能媒体。
  54. 前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像は、老化される、改ざんされる、皺くちゃにされる、又はずぶぬれにされる前記物理的オブジェクトから受け取られることを特徴とする請求項33のコンピュータアクセス可能媒体。
  55. 更に、前記物理的オブジェクト上にプリントされる、書き込まれる、埋め込まれる、又はインプリントされることができる、前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像の前記少なくとも一つの記述子から低次元表示を発生することと、
    前記少なくとも一つの顕微鏡画像の前記少なくとも一つの記述子から低次元表示を発生することと、
    前記低次元表示を、前記物理的オブジェクト上にプリントされる、書き込まれる、埋め込まれる又はインプリントされる低次元表示と比較して、前記類似度が所定量以内であるか否かをチェックし、それによって、前記物理的オブジェクトの認証を確立することとを備えることを特徴とする請求項33のコンピュータアクセス可能媒体。
  56. 前記物理的オブジェクトは、秘密鍵暗号化技術又は公開鍵暗号化技術を使用して本物源であることが認証されること特徴とする請求項33のコンピュータアクセス可能媒体。
  57. 前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像と前記少なくとも一つの記述子は、オンラインレポジトリーに記憶されることを特徴とする請求項33のコンピュータアクセス可能媒体。
  58. 一つ以上の顕微鏡画像が前記物理的オブジェクトの表面に沿う第1の曲線から抽出され、前記処理装置が第2の曲線に沿って移動され、前記第2の曲線は、前記第1の曲線と同様であり、数学関数又は手作業で事前に決定されることを特徴とする請求項33のコンピュータアクセス可能媒体。
  59. 前記第2の曲線は、数学関数から又はユーザの特定の運動や署名から導出されることを特徴とする請求項58のコンピュータアクセス可能媒体。
  60. 更に、前記処理装置を使用して、前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像を含む複数の顕微鏡画像を抽出することを備え、前記複数の顕微鏡画像は、前記物理的オブジェクトの表面の実質的に全ての領域を含むことを特徴とする請求項33のコンピュータアクセス可能媒体。
  61. 更に、前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像の前記少なくとも一つの記述子の演算された組に基づいて前記少なくとも一つの記述子のマッチングを行うことを備えること特徴とする請求項33のコンピュータアクセス可能媒体。
  62. 更に、前記処理装置を所定の領域へ向け且つ特定の顕微鏡画像を抽出すること、
    距離メトリックを使用して記憶された記述子を前記演算された少なくとも一つの記述子と比較するように前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像の内の一つ以上を処理して前記少なくとも一つの記述子を演算することによって、
    前記物理的オブジェクトの認証と検証を実行することを備えることを特徴とする請求項33のコンピュータアクセス可能媒体。
  63. 前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像と前記少なくとも一つの第2の顕微鏡画像は、各々静止画像とビデオの内の少なくとも一方を含むことを備えることを特徴とする請求項33のコンピュータアクセス可能媒体。
  64. 前記少なくとも一つの記述子は、局所記述子又は局所記述子の内の少なくとも一方を含むことを備えることを特徴とする請求項33のコンピュータアクセス可能媒体。
  65. 物理的オブジェクトの一部を検証し且つ認証するためのシステムであって、
    前記物理的オブジェクトの少なくとも一部の少なくとも一つの第1の顕微鏡画像を受け取ることと、
    前記物理的オブジェクトの前記少なくとも一部の少なくとも一つの第2の顕微鏡画像を受け取ることと、
    前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像を前記少なくとも一つの第2に顕微鏡画像と比較して少なくとも一つの記述子に基づく類似度尺度が所定の範囲又は閾値内であるか否かを決定することと、を備える手順を実行するように構成される演算装置を備えることを特徴とするシステム。
  66. 前記物理的オブジェクトが、織物、プラスチック、紙、キャンバス、ガラス、金属、金属複合材又は合金の内の少なくとも一つのタイプであることを特徴とする請求項65のシステム。
  67. 前記物理的オブジェクトは、特定の表面粗さ又は光散乱特性を有することを特徴とする請求項65のシステム。
  68. 前記物理的オブジェクトは、輪郭又は曲率を有することを特徴とする請求項65のシステム。
  69. 前記演算装置は、顕微鏡装置へ取り付けられる、手持ち式演算デバイス又はセルフォーンのいずれかの一部であることを特徴とする請求項65のシステム。
  70. 前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像は、テクスチャスペックルパターンを含むか又は前記物理的オブジェクトの領域のビデオの一部であることを特徴とする請求項65のシステム。
  71. 前記演算装置は、更に、オブジェクト不変GaborPCA手順を使用し、前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像を第1の低次元表示へ変換すると共に前記少なくとも一つの第2の顕微鏡画像を第2の低次元表示へ変換することと、
    前記第1の低次元表示と前記第2の低次元表示との間の特定のメトリック距離が所定量内であるか否かを比較によって前記類似度尺度を決定することとを実行するように構成され、前記所定量が数学関数を使用して決定されることを特徴とする請求項65のシステム。
  72. 前記演算装置は、更に、オブジェクト不変、スケールと回転不変勾配ヒストグラム機能検出器を使用して、前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像を第1のデータへ変換すると共に前記少なくとも一つの第2の顕微鏡画像を第2のデータへ変換することと、
    前記第1のデータと前記第2のデータとの間のあるメトリック距離が所定量内であるか否かを決定することによって前記類似度尺度を決定することとを実行するように構成され、前記所定量が数学関数を使用して決定されることを特徴とする請求項65のシステム。
  73. 前記少なくとも一つの第1に顕微鏡画像がマークされた領域から抽出され、そのマークされた領域は、前記物理的オブジェクトの在中物であることを特徴とする請求項65のシステム。
  74. 前記マークされた領域は、ユーザ又はオブジェクトIDに対応することを特徴とする請求項72のシステム。
  75. 前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像は、ランドマーク近くの領域から抽出され、前記ランドマークは、前記物理的オブジェクトの在中物であることを特徴とする請求項65のシステム。
  76. 前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像は、マークの無い領域から抽出されることを特徴とする請求項65のシステム。
  77. 前記少なくとも一部は、手作業でのトラッキングに基づいて又は前記演算装置を使用する基準座標システムにおける自動化トラッキングによって選択されることを特徴とする請求項65のシステム。
  78. 前記演算装置は、固定デバイス又は手持ち式デバイス内に設けられることを特徴とする請求項77のシステム。
  79. 前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像は、前記演算装置が事前に定義された領域へ移動される時に抽出され、前記事前に定義された領域は、座標参照フレームトラッキングシステム又は手作業に基づいて演算されることを特徴とする請求項65のシステム。
  80. 前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像は、前記物理的オブジェクトの表面に触れることなく非侵襲性方法で抽出されることを特徴とする請求項65のシステム。
  81. 前記演算装置は特定の構成を有し、前記演算装置と連携する入射光源の角度と距離は、所定量に基づいて固定され、前記入射光源と連携する捕獲スクリーンやレンズの角度と距離は、所定量に基づいて固定され、前記所定量は、数学関数に基づくことを特徴とする請求項65のシステム。
  82. 前記光源は、可視光源、赤外光源、紫外光源、又は多重スペクトル電磁放射線を提供するそれらの組み合わせの一つであることを特徴とする請求項81のシステム。
  83. 前記入射光源装置は、偏光子と連携することを特徴とする請求項65のシステム。
  84. 前記入射光源装置は、顕微鏡へ取り付けられたモバイルフォーンに設けられ、前記顕微鏡は、手持ち式顕微鏡又は手持ち式USB顕微鏡であることを特徴とする請求項65のシステム。
  85. 前記入射光源装置は、ロボットアーム又はコンピュータ数値コントローラに取り付けられた顕微鏡に設けられることを特徴とする請求項65のシステム。
  86. 前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像は、老化される、改ざんされる、皺くちゃにされる、又はずぶぬれにされる前記物理的オブジェクトから受け取られることを特徴とする請求項65のシステム。
  87. 前記演算装置は、更に、
    前記物理的オブジェクト上にプリントされる、書き込まれる、埋め込まれる、又はインプリントされることができる、前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像の前記少なくとも一つの記述子から低次元表示を発生することと、
    前記少なくとも一つの顕微鏡画像の前記少なくとも一つの記述子から低次元表示を発生することと、
    前記低次元表示を、前記物理的オブジェクト上にプリントされる、書き込まれる、埋め込まれる又はインプリントされる低次元表示と比較して、前記類似度が所定量以内であるか否かをチェックし、それによって、前記物理的オブジェクトの認証を確立することと
    を実行するように構成されることを特徴とする請求項65のシステム。
  88. 前記物理的オブジェクトは、秘密鍵暗号化技術又は公開鍵暗号化技術を使用して本物源であることが認証されること特徴とする請求項65のシステム。
  89. 前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像と前記少なくとも一つの記述子は、オンラインレポジトリーに記憶されることを特徴とする請求項65のシステム。
  90. 一つ以上の顕微鏡画像が前記物理的オブジェクトの表面に沿う第1の曲線から抽出され、前記演算装置が第2の曲線に沿って移動され、前記第2の曲線は、前記第1の曲線と同様であり、数学関数又は手作業で事前に決定されることを特徴とする請求項65のシステム。
  91. 前記第2の曲線は、数学関数から又はユーザの特定の運動や署名から導出されることを特徴とする請求項58の方法。
  92. 前記演算装置は、更に、
    前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像を含む複数の顕微鏡画像を抽出することを備え、前記複数の顕微鏡画像は、前記物理的オブジェクトの表面の実質的に全ての領域を含むことを特徴とする請求項65のシステム。
  93. 前記演算装置は、更に、
    前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像の前記少なくとも一つの記述子の演算された組に基づいて前記少なくとも一つの記述子のマッチングを行うことを備えること特徴とする請求項65のシステム。
  94. 前記演算装置は、更に、
    前記演算装置を所定の領域へ向け且つ特定の顕微鏡画像を抽出すること、
    距離メトリックを使用して記憶された記述子を前記演算された少なくとも一つの記述子と比較するように前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像の内の一つ以上を処理して前記少なくとも一つの記述子を演算することによって、
    前記物理的オブジェクトの認証と検証を実行するように構成されることを特徴とする請求項65のシステム。
  95. 前記少なくとも一つの第1の顕微鏡画像と前記少なくとも一つの第2の顕微鏡画像は、各々静止画像とビデオの内の少なくとも一方を含むことを備えることを特徴とする請求項65のシステム。
  96. 前記少なくとも一つの記述子は、局所記述子又は局所記述子の内の少なくとも一方を含むことを備えることを特徴とする請求項65のシステム。
JP2013558240A 2011-03-17 2012-03-19 物理的オブジェクトの認証と検証のためのシステム、方法及びコンピュータアクセス可能媒体 Active JP6161543B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201161453916P 2011-03-17 2011-03-17
US61/453,916 2011-03-17
PCT/US2012/029692 WO2012126008A2 (en) 2011-03-17 2012-03-19 Systems, methods and computer-accessible mediums for authentication and verification of physical objects

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014511993A true JP2014511993A (ja) 2014-05-19
JP2014511993A5 JP2014511993A5 (ja) 2015-05-07
JP6161543B2 JP6161543B2 (ja) 2017-07-12

Family

ID=46831388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013558240A Active JP6161543B2 (ja) 2011-03-17 2012-03-19 物理的オブジェクトの認証と検証のためのシステム、方法及びコンピュータアクセス可能媒体

Country Status (6)

Country Link
US (1) US11210495B2 (ja)
EP (2) EP4152278A1 (ja)
JP (1) JP6161543B2 (ja)
KR (1) KR102055231B1 (ja)
CN (2) CN103502811B (ja)
WO (1) WO2012126008A2 (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102055231B1 (ko) * 2011-03-17 2019-12-12 뉴욕 유니버시티 물리적 객체의 인증 및 확인을 위한 시스템, 방법 및 컴퓨터-접근가능 매체
US9036916B2 (en) * 2012-09-27 2015-05-19 Apple Inc. Unique part identifiers
WO2014142099A1 (ja) * 2013-03-12 2014-09-18 日本電気株式会社 識別方法、識別システム、識別装置及びプログラム
WO2014163015A1 (ja) * 2013-04-04 2014-10-09 日本電気株式会社 識別方法、識別システム、照合装置及びプログラム
WO2014163014A1 (ja) 2013-04-04 2014-10-09 日本電気株式会社 識別システム、識別方法、照合装置及びプログラム
US9759902B2 (en) 2013-07-19 2017-09-12 New York University System, method and computer-accessible medium for authenticating physical objects using microscopic textures
EP2921989A1 (en) 2014-03-17 2015-09-23 Université de Genève Method for object recognition and/or verification on portable devices
US9680816B2 (en) 2014-10-14 2017-06-13 Cisco Technology, Inc. Attesting authenticity of infrastructure modules
IL240872A (en) 2015-08-27 2016-11-30 Elbit Systems Land & C4I Ltd A method and system for discovering object authenticity
US10102407B2 (en) * 2015-09-21 2018-10-16 Robert Bosch Gmbh Method for generating a unique package identifier based on physical properties of a package
KR102452126B1 (ko) * 2015-10-16 2022-10-07 한국전자통신연구원 산란체를 이용한 암호화 통신 장치 및 그 방법
WO2017159384A1 (ja) * 2016-03-14 2017-09-21 日本電気株式会社 物体管理装置
IL245932A (en) 2016-05-30 2017-10-31 Elbit Systems Land & C4I Ltd System and methods for determining the authenticity of an object that includes a reference image acquisition and a user unit
KR101971272B1 (ko) 2016-06-02 2019-08-27 주식회사 더웨이브톡 패턴 구조물 검사 장치 및 검사 방법
US20190056642A1 (en) * 2017-08-18 2019-02-21 Elliot Weinthal Microscope ocular lens camera adaptor
CN107507090A (zh) * 2017-08-23 2017-12-22 重庆艺邦动力科技有限公司 艺术品在线担保交易方法及实现该方法的存储设备和移动终端
CA3108140A1 (en) * 2018-07-31 2020-02-06 Avery Dennison Corporation Systems and methods to prevent counterfeiting
PT111116B (pt) * 2018-08-31 2023-02-28 Univ De Coimbra Método para a intensificação do nível de segurança de um objeto por meio de um desenho determinístico, objeto com nível de segurança intensificado e o método, aparelho computacional, programas de computador, meios de leitura e aparato adaptados para a preparação do objeto
CN111325719A (zh) * 2020-02-02 2020-06-23 南京工业大学 基于零部件表面图像匹配的工件防伪方法
CN111879774B (zh) * 2020-08-03 2023-07-21 广州星际悦动股份有限公司 刷头磨圆率测试方法、装置和电子设备
CN114239771B (zh) * 2021-11-22 2023-05-16 北京印刷学院 一种本体绑定多重防伪标识图像的纺织品防伪方法
EP4276782A1 (en) * 2022-05-09 2023-11-15 Klöckner Pentaplast Europe GmbH & Co. KG Product authentication using manually applied marks

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000149087A (ja) * 1998-09-11 2000-05-30 Chuo Electronics Co Ltd レーザ反射光のスペックルパターンを利用したロット管理方法
US20010019642A1 (en) * 1999-12-20 2001-09-06 Peter Krummrich Arrangement for reducing the stimulated brillouin scattering in an optical waveguide fiber
US20020191175A1 (en) * 2000-01-21 2002-12-19 Coombs Paul G. Automated verification systems and methods for use with optical interference devices
JP2004294426A (ja) * 2003-03-13 2004-10-21 Fuji Xerox Co Ltd 被記録媒体識別装置、及び記録装置
US20050257064A1 (en) * 2004-05-11 2005-11-17 Yann Boutant Method for recognition and tracking of fibrous media and applications of such a method, particularly in the computer field
US20070192850A1 (en) * 2004-03-12 2007-08-16 Ingenia Technology Limited Authenticity verification methods, products and apparatuses
JP2008256684A (ja) * 2007-03-22 2008-10-23 Byk-Gardner Gmbh 表面特性の定量測定のための方法および装置
WO2009149408A2 (en) * 2008-06-05 2009-12-10 New York University Method, system, and computer-accessible medium for authentication of paper using a speckle pattern
JP2010022318A (ja) * 2008-07-23 2010-02-04 Nikon Corp 細胞の状態判別手法及び細胞観察の画像処理装置

Family Cites Families (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3636513A (en) * 1969-10-17 1972-01-18 Westinghouse Electric Corp Preprocessing method and apparatus for pattern recognition
US4634148A (en) * 1981-06-24 1987-01-06 Greene Edwin B Negotiable instrument
US5193854A (en) * 1992-02-28 1993-03-16 Babn Technologies Inc. Tamper-resistant article and method of authenticating the same
US5325167A (en) * 1992-05-11 1994-06-28 Canon Research Center America, Inc. Record document authentication by microscopic grain structure and method
US20020009208A1 (en) * 1995-08-09 2002-01-24 Adnan Alattar Authentication of physical and electronic media objects using digital watermarks
US5966205A (en) * 1997-07-01 1999-10-12 Lj Laboratories, Llc Method and apparatus for detecting and preventing counterfeiting
US6819775B2 (en) * 1996-07-05 2004-11-16 ECOLE POLYTECHNIQUE FéDéRALE DE LAUSANNE Authentication of documents and valuable articles by using moire intensity profiles
US6068895A (en) * 1997-08-27 2000-05-30 Nippon Dom Co., Ltd. Woven security label
US6107244A (en) * 1997-10-15 2000-08-22 Nashua Corporation Verification methods employing thermally--imageable substrates
US6192150B1 (en) * 1998-11-16 2001-02-20 National University Of Singapore Invariant texture matching method for image retrieval
US6155604A (en) * 1999-05-27 2000-12-05 Greene; Jonathan D Coatings and ink designs for negotiable instruments
US6741738B2 (en) * 2000-03-13 2004-05-25 Tms, Inc. Method of optical mark recognition
US7162035B1 (en) * 2000-05-24 2007-01-09 Tracer Detection Technology Corp. Authentication method and system
US7089420B1 (en) * 2000-05-24 2006-08-08 Tracer Detection Technology Corp. Authentication method and system
JP4373045B2 (ja) 2000-09-15 2009-11-25 トラストコピー・ピーティーイー・リミテッド 光学的ウォーターマーク
US8510138B2 (en) * 2009-03-06 2013-08-13 Ticketmaster Llc Networked barcode verification system
CN1898680A (zh) * 2003-10-23 2007-01-17 流明Iq有限公司 关于指纹自动识别系统的识别、提取和三维分析策略的系统和方法
US7114657B2 (en) * 2003-12-16 2006-10-03 Pitney Bowes Inc. Fragile water mark printed with two component inks and process
JP4532982B2 (ja) * 2004-05-14 2010-08-25 キヤノン株式会社 配置情報推定方法および情報処理装置
EP1815637B1 (en) * 2004-11-16 2016-04-20 Koninklijke Philips N.V. Securely computing a similarity measure
US20060147095A1 (en) * 2005-01-03 2006-07-06 Usher David B Method and system for automatically capturing an image of a retina
KR101223204B1 (ko) * 2005-07-27 2013-01-17 인제니아 홀딩스 리미티드 진품 검증
US20070041628A1 (en) * 2005-08-17 2007-02-22 Xerox Corporation Detection of document security marks using run profiles
JP4682343B2 (ja) * 2006-02-16 2011-05-11 旭精工株式会社 トークン画像取得装置及びトークン画像取得装置を備えるメダル選別装置
EP1990212A1 (en) * 2007-05-07 2008-11-12 CSEM Centre Suisse d'Electronique et de Microtechnique SA Recherche et Développement Unique security device for the identification or authentication of valuable goods, fabrication process and method for securing valuable goods using such a unique security device
WO2009105040A1 (en) * 2008-02-19 2009-08-27 Bilcare Technologies Singapore Pte. Ltd. A reading device for identifying a tag or an object adapted to be identified, related methods and systems
CN102037676B (zh) * 2008-03-20 2015-02-25 日内瓦大学 基于不可克隆特征的安全物品识别以及认证系统和方法
US7995196B1 (en) * 2008-04-23 2011-08-09 Tracer Detection Technology Corp. Authentication method and system
US9729326B2 (en) * 2008-04-25 2017-08-08 Feng Lin Document certification and authentication system
KR101380777B1 (ko) * 2008-08-22 2014-04-02 정태우 영상에 포함된 객체를 색인하는 방법
US8189925B2 (en) * 2009-06-04 2012-05-29 Microsoft Corporation Geocoding by image matching
EP2495698B1 (en) * 2009-10-27 2018-05-02 Fujitsu Limited Biometric information processing device, biometric information processing method, and computer program for biometric information processing
TWI424376B (zh) * 2010-08-25 2014-01-21 Ind Tech Res Inst 影像處理方法及其系統
US8494553B2 (en) * 2011-01-11 2013-07-23 Qualcomm Incorporated Position determination using horizontal angles
EP2495687B1 (en) * 2011-03-02 2018-12-05 Precise Biometrics AB Method of matching, biometric matching apparatus, and computer program
KR102055231B1 (ko) * 2011-03-17 2019-12-12 뉴욕 유니버시티 물리적 객체의 인증 및 확인을 위한 시스템, 방법 및 컴퓨터-접근가능 매체
US20120253810A1 (en) * 2011-03-29 2012-10-04 Sutton Timothy S Computer program, method, and system for voice authentication of a user to access a secure resource
US20130004059A1 (en) * 2011-07-01 2013-01-03 Amir Said Aligning stereoscopic images
CN103748866B (zh) * 2011-08-24 2017-06-09 惠普发展公司,有限责任合伙企业 取证鉴定系统和方法
US9245204B2 (en) * 2012-01-02 2016-01-26 Telecom Italia S.P.A. Method and system for comparing images
CN103714077B (zh) * 2012-09-29 2017-10-20 日电(中国)有限公司 物体检索的方法、检索校验的方法及装置
US10198865B2 (en) * 2014-07-10 2019-02-05 Seiko Epson Corporation HMD calibration with direct geometric modeling
WO2016042039A1 (en) * 2014-09-16 2016-03-24 Foundation For Research And Technology - Hellas (Forth) Gesture recognition apparatuses, methods and systems for human-machine interaction

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000149087A (ja) * 1998-09-11 2000-05-30 Chuo Electronics Co Ltd レーザ反射光のスペックルパターンを利用したロット管理方法
US20010019642A1 (en) * 1999-12-20 2001-09-06 Peter Krummrich Arrangement for reducing the stimulated brillouin scattering in an optical waveguide fiber
US20020191175A1 (en) * 2000-01-21 2002-12-19 Coombs Paul G. Automated verification systems and methods for use with optical interference devices
JP2004294426A (ja) * 2003-03-13 2004-10-21 Fuji Xerox Co Ltd 被記録媒体識別装置、及び記録装置
US20070192850A1 (en) * 2004-03-12 2007-08-16 Ingenia Technology Limited Authenticity verification methods, products and apparatuses
US20050257064A1 (en) * 2004-05-11 2005-11-17 Yann Boutant Method for recognition and tracking of fibrous media and applications of such a method, particularly in the computer field
JP2007537523A (ja) * 2004-05-11 2007-12-20 シグノプティク テクノロジーズ フィブラスメディアの認識と追跡のための方法、及びこの方法の応用、特にコンピュータ分野への応用
JP2008256684A (ja) * 2007-03-22 2008-10-23 Byk-Gardner Gmbh 表面特性の定量測定のための方法および装置
WO2009149408A2 (en) * 2008-06-05 2009-12-10 New York University Method, system, and computer-accessible medium for authentication of paper using a speckle pattern
JP2010022318A (ja) * 2008-07-23 2010-02-04 Nikon Corp 細胞の状態判別手法及び細胞観察の画像処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP4152278A1 (en) 2023-03-22
EP2686676A2 (en) 2014-01-22
WO2012126008A3 (en) 2012-11-08
US20140205153A1 (en) 2014-07-24
KR102055231B1 (ko) 2019-12-12
US11210495B2 (en) 2021-12-28
JP6161543B2 (ja) 2017-07-12
CN103502811B (zh) 2015-11-25
KR20140018296A (ko) 2014-02-12
CN103502811A (zh) 2014-01-08
CN105303164A (zh) 2016-02-03
WO2012126008A2 (en) 2012-09-20
EP2686676A4 (en) 2015-04-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6161543B2 (ja) 物理的オブジェクトの認証と検証のためのシステム、方法及びコンピュータアクセス可能媒体
US11062118B2 (en) Model-based digital fingerprinting
Raghavendra et al. Presentation attack detection for face recognition using light field camera
US20190340748A1 (en) Means for using microstructure of materials surface as a unique identifier
JP6503569B2 (ja) 製品を認証するための画像分析
TWI435277B (zh) 利用與快速遮罩正規化交互相關匹配之範本的文件驗證
Kumar Contactless 3D fingerprint identification
Agarwal et al. Reflective SIFT for improving the detection of copy-move image forgery
Giachetti Effective characterization of relief patterns
Isaac et al. Copy-Move forgery detection based on Harris Corner points and BRISK
EP3859603A1 (en) Depth-based digital fingerprinting
JP4650148B2 (ja) 物品確認装置、物品登録装置、物品確認システム、物品確認プログラム、及び物品登録プログラム
Ma et al. AnisoTag: 3D printed tag on 2D surface via reflection anisotropy
Bhatia et al. Accurate corner detection methods using two step approach
Sun et al. An Efficient Paper Anti-Counterfeiting Method Based on Microstructure Orientation Estimation
Raho et al. Cash currencies recognition using k-nearest neighbor classifier
Yamamoto et al. A preliminary study for identification of additive manufactured objects with transmitted images
Pham et al. Paper fingerprinting using alpha-masked image matching
JP7264268B2 (ja) 表面性状推定システム
McGuigan Surface analysis and fingerprint recognition from multi-light imaging collections
Zhang et al. 3D Information in Palmprint
JP2023511569A (ja) セキュリティ文書を認証するための方法
Silva-Mata¹ Rubén Sánchez-Rivero1, 2, Yasmany Febles-Espinosa¹, 2, Francisco José Silva-Mata¹, 2, and Annette Morales-González¹, 2 () 9 1 Advanced Technologies Application Center, CENATAV, Havana, Cuba {rsanchez, fjsilva, amorales}@ cenatav. co. cu
EP3069295A1 (en) Image analysis for authenticating a product
Badrinath et al. A Novel representation of palm-print for recognition

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150319

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150319

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160203

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20160426

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20160426

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20160628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161025

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20161222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170516

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170613

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6161543

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250