JP2014511184A5

JP2014511184A5 -

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Publication number: JP2014511184A5
Application number: JP2013556779A
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Filing date: 2012-02-27
Publication date: 2015-04-02

Description

市販のタバコ品種（variety）において見出される優勢なアルカロイドはニコチンであり、典型的には、総アルカロイドプールの９０〜９５％を占める。残りのアルカロイド部分は、主に三種の更なるピリジンアルカロイド、ノルニコチン、アナバシン、及びアナタビン（anatabine）から成る。ノルニコチンは、酵素ニコチンＮ−デメチラーゼの活性によって、ニコチンから直接生成される。ノルニコチンは、通常、総ピリジンアルカロイドプールの５％未満に相当するが、「転換」と称されるプロセスによって、最初はごくわずかな量のノルニコチンを生産するタバコ植物が、大部分の葉のニコチンをノルニコチンに代謝的に「転換」する後代を生じる。遺伝的に転換しているタバコ植物（「コンバータ」と称される）において、ノルニコチン生産の大部分は、成葉の老化（senescence）及び保蔵処理（curing）の間に生じる（Wernsman and Matzinger (1968) Tob. Sci. 12:226-228）。バーレイタバコは、特に遺伝的転換をする傾向があり、いくつかの栽培品種において観察される１世代につき２０％の高さの率を有する。

タバコの葉の保蔵処理及び加工の間、ノルニコチンの一部は、実験動物において発癌性であると主張されているタバコ特異的ニトロソアミン（ＴＳＮＡ）である、化合物ＮＮＮに代謝される（Hecht and Hoffmann (1990) Cancer Surveys 8:273-294; Hoffmann et al. (1994) J. Toxicol. Environ. Health 41:1-52; Hecht (1998) Chem. Res. Toxicol. 11:559-603）。鉄管保蔵処理タバコ（flue-cured tobacco）において、ＴＳＮＡは、従来の保蔵処理バーン（curing barn）において見出される直接燃焼加熱系によって形成される燃焼ガス中に存在する微量の窒素酸化物とのアルカロイドの反応によって、優勢に形成されることが見出される（Peele and Gentry (1999) “Formation of Tobacco-specific Nitrosamines in Flue-cured Tobacco,” CORESTA Meeting, Agro-Phyto Groups, Suzhou, China）。熱交換器によるこれらの保蔵処理バーンの改良は、保蔵処理空気との燃焼ガスの混合を事実上排除し、この方法で保蔵処理される（cure）タバコにおけるＴＳＮＡの形成を劇的に減少させた（Boyette and Hamm (2001) Rec. Adv. Tob, Sci. 27:17-22.）。対照的に、空気保蔵処理（air-cured）バーレイタバコにおいて、ＴＳＮＡ形成は、葉媒介性（leaf-borne）微生物によって触媒されるプロセスである、亜硝酸塩とのタバコアルカロイドの反応によって主に進行する（Bush et al. (2001) Rec. Adv. Tob. Sci, 27:2346）。これまで、許容され得る品質規格を維持しながら、保蔵処理条件の変更によってＴＳＮＡを減らす試みは、空気保蔵処理タバコについて成功することを証明していない。

別の特徴において、本発明は、（ａ）ＡＬＢＥＸ１Ｆ（前記栽培品種の典型的なサンプル種子はＡＴＣＣ受託番号ＰＴＡ−１１７１６でＡＴＣＣに寄託されている）、及びＡＬＢＥＸ１ＭＳ（前記栽培品種の典型的なサンプル種子はＡＴＣＣ受託番号ＰＴＡ−１１７１７でＡＴＣＣに寄託されている）から成る群から選択されるタバコ栽培品種の植物を、後代植物を生産するために所望の形質を含む別のタバコ栽培品種の植物と交配し、前記所望の形質が、除草剤抵抗性、害虫抵抗性、耐病性、高収率、高グレード指数（high grade index）、治癒可能性、保蔵処理品質、機械的収穫可能性（harvestability）、保持能力、葉の品質、高さ、植物成熟、早期成熟、早期〜中間の成熟、中間の成熟、中間〜遅い成熟、遅い成熟、小さい茎、中間の茎、大きい茎、植物あたりの葉の数、植物あたり５〜１０の葉、植物あたり１１〜１５の葉、植物あたり１６〜２１の葉、及びそれらのあらゆる組み合わせから成る群から選択される、Ｆ₁後代種子を生産する工程、（ｂ）前記Ｆ₁後代種子をＦ₁後代植物に栽培し、前記所望の形質を有するＦ₁後代植物を選択する工程、（ｃ）前記選択されたＦ₁後代植物をＡＬＢＥＸ１Ｆ及びＡＬＢＥＸ１ＭＳから成る群から選択されるタバコ栽培品種の植物と交配して、戻し交配後代植物種子を生産する工程、（ｄ）前記戻し交配後代植物種子を戻し交配後代植物に栽培し、前記所望の形質を含む戻し交配後代植物を選択する工程、並びに（ｅ）工程（ｃ）及び（ｄ）を連続して１回以上繰り返して、前記所望の形質及び同様の条件下で栽培されるＡＬＢＥＸ１Ｆ及びＡＬＢＥＸ１ＭＳから成る群から選択されるタバコ栽培品種の本質的に全ての生理学的及び形態学的特徴を含む、選択された第４代以降の戻し交配後代植物を生産する工程、を含む、タバコ栽培品種に所望の形質を導入する方法を含む。

ある特徴において、本発明は、（ａ）ＡＬＢＥＸ１Ｆ（前記栽培品種の典型的なサンプル種子はＡＴＣＣ受託番号ＰＴＡ−１１７１６でＡＴＣＣに寄託されている）、及びＡＬＢＥＸ１ＭＳ（前記栽培品種の典型的なサンプル種子はＡＴＣＣ受託番号ＰＴＡ−１１７１７でＡＴＣＣに寄託されている）から成る群から選択されるタバコ栽培品種の植物を、後代植物を生産するために所望の形質を含む別のタバコ栽培品種の植物と交配し、前記所望の形質が、除草剤抵抗性、害虫抵抗性、耐病性、高収率、高グレード指数、治癒可能性、保蔵処理品質、機械的収穫可能性、保持能力、葉の品質、高さ、植物成熟、早期成熟、早期〜中間の成熟、中間の成熟、中間〜遅い成熟、遅い成熟、小さい茎、中間の茎、大きい茎、植物あたりの葉の数、植物あたり５〜１０の葉、植物あたり１１〜１５の葉、植物あたり１６〜２１の葉、及びそれらのあらゆる組み合わせから成る群から選択される、Ｆ₁後代種子を生産する工程、（ｂ）前記Ｆ₁後代種子をＦ₁後代植物に栽培し、前記所望の形質を有するＦ₁後代植物を選択する工程、（ｃ）前記選択されたＦ₁後代植物をＡＬＢＥＸ１Ｆ及びＡＬＢＥＸ１ＭＳから成る群から選択されるタバコ栽培品種の植物と交配して、戻し交配後代植物種子を生産する工程、（ｄ）前記戻し交配後代植物種子を戻し交配後代植物に栽培し、前記所望の形質を含む戻し交配後代植物を選択する工程、並びに（ｅ）工程（ｃ）及び（ｄ）を連続して１回以上繰り返して、前記所望の形質及び同様の条件下で栽培されるＡＬＢＥＸ１Ｆ及びＡＬＢＥＸ１ＭＳから成る群から選択されるタバコ栽培品種の本質的に全ての生理学的及び形態学的特徴を含む、選択された第４代以降の戻し交配後代植物を生産する工程、を含む、タバコ栽培品種に所望の形質を導入する方法によって生産されるタバコ植物を含み、前記植物は前記所望の形質を有する。

ある特徴において、本発明は、（ａ）ＡＬＢＥＸ１Ｆ（前記栽培品種の典型的なサンプル種子はＡＴＣＣ受託番号ＰＴＡ−１１７１６でＡＴＣＣに寄託されている）、及びＡＬＢＥＸ１ＭＳ（前記栽培品種の典型的なサンプル種子はＡＴＣＣ受託番号ＰＴＡ−１１７１７でＡＴＣＣに寄託されている）から成る群から選択されるタバコ栽培品種の植物を、後代植物を生産するために所望の形質を含む別のタバコ栽培品種の植物と交配し、前記所望の形質が、除草剤抵抗性、害虫抵抗性、耐病性、高収率、高グレード指数、治癒可能性、保蔵処理品質、機械的収穫可能性、保持能力、葉の品質、高さ、植物成熟、早期成熟、早期〜中間の成熟、中間の成熟、中間〜遅い成熟、遅い成熟、小さい茎、中間の茎、大きい茎、植物あたりの葉の数、植物あたり５〜１０の葉、植物あたり１１〜１５の葉、植物あたり１６〜２１の葉、及びそれらのあらゆる組み合わせから成る群から選択される、Ｆ₁後代種子を生産する工程、（ｂ）前記Ｆ₁後代種子をＦ₁後代植物に栽培し、前記所望の形質を有するＦ₁後代植物を選択する工程、（ｃ）前記選択されたＦ₁後代植物をＡＬＢＥＸ１Ｆ及びＡＬＢＥＸ１ＭＳから成る群から選択されるタバコ栽培品種の植物と交配して、戻し交配後代植物種子を生産する工程、（ｄ）前記戻し交配後代植物種子を戻し交配後代植物に栽培し、前記所望の形質を含む戻し交配後代植物を選択する工程、並びに（ｅ）工程（ｃ）及び（ｄ）を連続して１回以上繰り返して、前記所望の形質及び同様の条件下で栽培されるＡＬＢＥＸ１Ｆ及びＡＬＢＥＸ１ＭＳから成る群から選択されるタバコ栽培品種の本質的に全ての生理学的及び形態学的特徴を含む、選択された第４代以降の戻し交配後代植物を生産する工程、を含む、タバコ栽培品種に所望の形質を導入する方法によって生産されるタバコ植物を含み、前記植物は前記所望の形質を有し、前記所望の形質は除草剤抵抗性である。

本発明の更なる特徴は、タバコを含む製品を提供し、前記タバコは更に本発明の植物及びその一部由来のタバコを含む。発明の他の特徴は、保蔵処理した植物の葉及び他の植物部位を提供する。従って、いくつかの特徴において、保蔵処理植物部位は、葉、花粉、胚珠、胚、子葉、胚軸、分裂組織細胞、プロトプラスト、根、根端、雌しべ、葯、花、苗条、茎、さや、葉柄等、及びそれらの組み合わせを含むが、それらに制限されない。

従って、いくつかの特徴において、本発明は、ＡＬＢＥＸ１Ｆ（前記栽培品種の典型的なサンプル種子はＡＴＣＣ受託番号ＰＴＡ−１１７１６でＡＴＣＣに寄託されている）と呼ばれるタバコ植物の葉を含む保蔵処理タバコを提供する。別の特徴において、本発明は、ＡＬＢＥＸ１ＭＳ（前記栽培品種の典型的なサンプル種子はＡＴＣＣ受託番号ＰＴＡ−１１７１７でＡＴＣＣに寄託されている）と呼ばれるタバコ植物の葉を含む保蔵処理タバコを提供する。

従って、いくつかの特徴において、本発明は、ＡＬＢＥＸ１Ｆ（前記栽培品種の典型的なサンプル種子はＡＴＣＣ受託番号ＰＴＡ−１１７１６でＡＴＣＣに寄託されている）と呼ばれるタバコ植物の茎を含む保蔵処理タバコを提供する。別の特徴において、本発明は、ＡＬＢＥＸ１ＭＳ（前記栽培品種の典型的なサンプル種子はＡＴＣＣ受託番号ＰＴＡ−１１７１７でＡＴＣＣに寄託されている）と呼ばれるタバコ植物の茎を含む保蔵処理タバコを提供する。

更に他の特徴において、本発明は、ＡＬＢＥＸ１Ｆ及びＡＬＢＥＸ１ＭＳと呼ばれるタバコ植物の葉及び茎を含む保蔵処理タバコを提供し、これらの栽培品種の典型的なサンプル種子は、それぞれＡＴＣＣ受託番号ＰＴＡ−１１７１６及びＰＴＡ−１１７１７でＡＴＣＣに寄託されている。

本発明の植物由来のタバコ製品はまた、シガレット及び他の喫煙品、特にフィルタエレメントを含む喫煙品、を含み、喫煙可能な（smokeable）材料のロッドは、タバコブレンド内の保蔵処理タバコを含む。ある特徴において、タバコ製品は、パイプタバコ、シガータバコ、シガッレットタバコ、噛みタバコ、葉タバコ、シュレッデドタバコ、及び刻みタバコであってもよい。

ある特徴において、本発明のタバコ製品は、混合タバコ製品であり得る。発明の他の特徴において、本発明のタバコ製品は、同様の条件下で栽培及び加工されるＴＮ９０又は大部分の他の市販のバーレイタバコ栽培品種から製造される製品と比較して、減少ニコチンタバコ製品であり得る。更に他の特徴において、本発明のタバコ製品は、同様の条件下で栽培及び加工されるＴＮ９０又は大部分の他の市販のバーレイタバコ栽培品種から製造される製品と比較して、減少したニコチン含有量を有する混合タバコ製品であり得る。従って、本発明のタバコ製品は、同様の条件下で栽培及び加工されるＴＮ９０又は大部分の他の市販のバーレイタバコ栽培品種から製造される製品と比較して、混合減少ニコチンタバコ製品であり得る。タバコ製品材料は、本発明由来のタバコ材料のブレンドを含み、前記ブレンドは、タバコ材料の乾燥質量に基づき、少なくとも約５、１０、２０、３０、４０、５０、６０、７０、８０、９０、又は９５質量％の保蔵処理タバコを含む。ＵＳ２００８／０２４５３７７は、ブレンド混合物に関する参照によりその全体が本願に組み込まれる。

成功した交配は、繁殖性であり、ｃｙｐ８２ｅ４Ｗ３２９Ｓｔｏｐ対立遺伝子を有し、必要に応じてＡＬＢＥＸ１Ｆ又はＴＮ９０のような親の一種を用いて戻し交配され得るＦ₁植物を生じる。いくつかの特徴において、Ｆ₂世代における植物集団は、ｃｙｐ８２ｅ４Ｗ３２９Ｓｔｏｐ対立遺伝子について選別される。選択された植物を親の一種と交配し得、第一の戻し交配（ＢＣ１）世代植物を自家受粉して、変異ニコチンデメチラーゼ遺伝子発現（例えば、ニコチンデメチラーゼ遺伝子のヌルバージョン）について再び選別されるＢＣ１Ｆ₂集団を生産する。戻し交配、自家受粉、及び選別の工程は、最終的な選別が、繁殖性であり、反復親と適度に似ている植物を産生するまで、例えば、少なくとも４回繰り返される。必要に応じて、この植物を自家受粉し、続いて後代を再び選別して、前記植物がＡＬＢＥＸ１Ｆと同じ低いニコチン転換表現系を示すことを確かめる。選択された植物の原原種は、例えば、野外試験、ニコチンデメチラーゼのヌル条件の確認、アルカロイドのレベルを決定するための保蔵処理葉の化学的分析及び／又はノルニコチンのニコチン＋ノルニコチンに対する比を決定するための保蔵処理葉の化学的分析を含む標準的な方法を用いて産生される。

ＡＬＢＥＸ１Ｆ及びＡＬＢＥＸ１ＭＳを含む本発明のタバコ植物は、当分野において周知の技術を用いて、遺伝子構築物又は導入遺伝子によって形質転換され得ることが理解される。制限無しに、所望の形質の例は、除草剤抵抗性、害虫抵抗性、耐病性、高収率、高グレード指数、治癒可能性、保蔵処理品質、機械的収穫可能性、保持能力、葉の品質、高さ、植物成熟（例えば、早期成熟、早期〜中間の成熟、中間の成熟、中間〜遅い成熟、又は遅い成熟）、茎のサイズ（例えば、小さい、中間の、又は大きい茎）、又は植物あたりの葉の数（例えば、小さい（例えば、５〜１０の葉）、中間の（例えば、１１〜１５の葉）、又は大きい（例えば、１６〜２１）数の葉）、又はあらゆる組み合わせである。本発明のあらゆる植物は、組織培養のベースとして使用され、再生され、形質転換され、又はこれらのあらゆる組み合わせがなされ得る。ある特徴において、組織培養、形質転換、又は両方によって誘導される本発明の植物は、同様の条件下で栽培される栽培品種ＡＬＢＥＸ１Ｆ又はＡＬＢＥＸ１ＭＳの本質的に全ての形態学的及び生理学的特徴を有する。

ＡＬＢＥＸ１ＭＳハイブリッドの野外試験
四つのＡＬＢＥＸ１ＭＳ後代系統由来の植物を、保蔵処理葉化学、収率、及び物理的品質の評価のために、ブラックストーンフィールド研究場所で、２０１０年の間、３回の反復を有するランダム化された完備ブロック計画で栽培する。それぞれの反復されるブロックは、プロットあたり２５の植物を有する２列プロットである。植物は、成熟で切断された茎であり、空気保蔵処理され、以前のＵＳＤＡタバコグレーダ（grader）によって評価される。プロット質量を用いて、約４０４７ｍ²（１エーカー）当たりの収量を決定する。１２の異なる試験植物の上端から４番目の葉を回収して、それぞれのプロット由来の５０グラムの混成の葉のサンプルを作成する。混成サンプルを、ニコチン、ノルニコチン、アナタビン、及びアナバシンの割合についてガスクロマトグラフィーによって分析する。

ＡＬＢＥＸ１ＭＳハイブリッドの分析
ガスクロマトグラフィーアルカロイド分析の結果は、表１に示される。ガスクロマトグラフィー結果を、ＪＭＰ統計ソフトウェアを用いて分析し、一元配置分散分析（one-way analysis of variance）を実施する。ＡＬＢＥＸ１ＭＳハイブリッドは、ニコチン、ノルニコチン、アナバシン、アナタビン、ニコチン転換、総アルカロイドに対する第二級アルカロイドの比、収量、又は保蔵処理葉品質に関して有意には異ならないことがわかる。

寄託情報
上記に開示され、添付の特許請求の範囲において挙げられる所有の（proprietary）近交系植物系統の少なくとも２５００の種子の寄託は、アメリカ培養細胞系統保存機関（ＡＴＣＣ）、１０８０１大学大通り、マナサス、ＶＡ２０１１０、になされている。ＡＬＢＥＸ１Ｆ及びＡＬＢＥＸ１ＭＳに関する寄託の日付は、２０１１年２月２８日であり、共にＡｌｔｒｉａＣｌｉｅｎｔＳｅｒｖｉｃｅｓ株式会社の代わりである。それぞれの品種についての２５００の種子の寄託は、本願の出願日前から維持されている同じ寄託から受け継がれた。特許の付与があると、寄託についての全ての制限は取り除かれ、寄託は３７Ｃ．Ｆ．Ｒ．§１．８０１−１．８０９の全ての用件を満たすことを意図される。近交系統ＡＬＢＥＸ１Ｆ及びＡＬＢＥＸ１ＭＳについてのＡＴＣＣ受託番号は、それぞれＰＴＡ−１１７１６、及びＰＴＡ−１１７１７である。これらの寄託は、３０年の期間、又は最後のリクエストの後５年、又は特許の有効期間のいずれか長いものに亘って保管所において維持され、また、その期間に必要に応じて交換されるであろう。出願人は、この特許又は植物多様性保護法（７Ｕ．Ｓ．Ｃ．２３２１以下参照）の下に認められるその権利のいかなる侵害も無視しない。
本発明の好ましい態様は、下記の通りである。
〔１〕タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１Ｆの種子を栽培することによって生産されるタバコ植物又はその一部から製造されるタバコ製品であって、前記栽培品種の典型的なサンプル種子がＡＴＣＣ受託番号ＰＴＡ−１１７１６でＡＴＣＣに寄託されている、タバコ製品。
〔２〕前記製品が、シガリロ、非通気式リセスフィルターシガレット、通気式リセスフィルターシガレット、シガー、嗅ぎたばこ、パイプタバコ、シガータバコ、シガレットタバコ、葉タバコ、シュレッデドタバコ、刻みタバコ、及び噛みタバコから成る群から選択される、前記〔１〕に記載のタバコ製品。
〔３〕減少した量のノルニコチンを有する、前記〔２〕に記載のタバコ製品。
〔４〕タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１ＭＳの種子を栽培することによって生産されるタバコ植物又はその一部から製造されるタバコ製品であって、前記栽培品種の典型的なサンプル種子がＡＴＣＣ受託番号ＰＴＡ−１１７１７でＡＴＣＣに寄託されている、タバコ製品。
〔５〕前記製品が、シガリロ、非通気式リセスフィルターシガレット、通気式リセスフィルターシガレット、シガー、嗅ぎたばこ、パイプタバコ、シガータバコ、シガレットタバコ、葉タバコ、シュレッデドタバコ、刻みタバコ、及び噛みタバコから成る群から選択される、前記〔４〕に記載のタバコ製品。
〔６〕減少した量のノルニコチンを有する、前記〔５〕に記載のタバコ製品。
〔７〕タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１Ｆの種子であって、前記栽培品種の典型的なサンプル種子がＡＴＣＣ受託番号ＰＴＡ−１１７１６でＡＴＣＣに寄託されている、種子。
〔８〕前記〔７〕に記載の種子を栽培することによって生産される、タバコ植物又はその一部。
〔９〕前記〔８〕に記載のタバコ植物又はその一部の収穫された葉。
〔１０〕減少した量のノルニコチンを有する、前記〔９〕に記載の収穫された葉。
〔１１〕前記減少した量のノルニコチンが、前記葉から生じる煙流において減少される、前記〔１０〕に記載の収穫された葉。
〔１２〕葉、花粉、胚珠、胚、子葉、胚軸、分裂組織細胞、プロトプラスト、根、根端、雌しべ、葯、花、苗条、茎、さや及び葉柄から成る群から選択される、前記〔８〕に記載の植物の一部。
〔１３〕タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１ＭＳの種子であって、前記栽培品種の典型的なサンプル種子がＡＴＣＣ受託番号ＰＴＡ−１１７１７でＡＴＣＣに寄託されている、種子。
〔１４〕前記〔１３〕に記載の種子を栽培することによって生産される、タバコ植物又はその一部。
〔１５〕前記〔１４〕に記載のタバコ植物又はその一部の収穫された葉。
〔１６〕減少した量のノルニコチンを有する、前記〔１５〕に記載の収穫された葉。
〔１７〕前記減少した量のノルニコチンが、前記葉から生じる煙流において減少される、前記〔１６〕に記載の収穫された葉。
〔１８〕葉、花粉、胚珠、胚、子葉、胚軸、分裂組織細胞、プロトプラスト、根、根端、雌しべ、葯、花、苗条、茎、さや及び葉柄から成る群から選択される、前記〔１４〕に記載の植物の一部。
〔１９〕タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１ＦのＦ ₂ 後代植物であって、前記栽培品種の典型的なサンプル種子がＡＴＣＣ受託番号ＰＴＡ−１１７１６でＡＴＣＣに寄託されている、Ｆ ₂ 後代植物。
〔２０〕タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１ＭＳのＦ ₂ 後代植物であって、前記栽培品種の典型的なサンプル種子がＡＴＣＣ受託番号ＰＴＡ−１１７１７でＡＴＣＣに寄託されている、Ｆ ₂ 後代植物。
〔２１〕雄性不稔（ＭＳ）である、前記〔１９〕に記載のＦ ₂ 後代植物。

Claims

タバコ植物又はその一部から製造されるタバコ製品であって、前記タバコ植物が、タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１Ｆ、前記タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１Ｆに本質的に由来するタバコ栽培品種及び前記タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１Ｆに由来するタバコハイブリッドからなる群から選択される栽培品種又はハイブリッドの植物であり、前記タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１Ｆの典型的なサンプル種子がＡＴＣＣ受託番号ＰＴＡ−１１７１６でＡＴＣＣに寄託されている、タバコ製品。
前記製品が、シガリロ、非通気式リセスフィルターシガレット、通気式リセスフィルターシガレット、シガー、嗅ぎたばこ、パイプタバコ、シガータバコ、シガレットタバコ、葉タバコ、シュレッデドタバコ、刻みタバコ、及び噛みタバコから成る群から選択される、請求項１に記載のタバコ製品。
減少した量のノルニコチンを有する、請求項２に記載のタバコ製品。
タバコ植物又はその一部から製造されるタバコ製品であって、前記タバコ植物が、タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１ＭＳ、前記タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１ＭＳに本質的に由来するタバコ栽培品種及び前記タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１ＭＳに由来するタバコハイブリッドからなる群から選択される栽培品種又はハイブリッドの植物であり、前記タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１ＭＳの典型的なサンプル種子がＡＴＣＣ受託番号ＰＴＡ−１１７１７でＡＴＣＣに寄託されている、タバコ製品。
前記製品が、シガリロ、非通気式リセスフィルターシガレット、通気式リセスフィルターシガレット、シガー、嗅ぎたばこ、パイプタバコ、シガータバコ、シガレットタバコ、葉タバコ、シュレッデドタバコ、刻みタバコ、及び噛みタバコから成る群から選択される、請求項４に記載のタバコ製品。
減少した量のノルニコチンを有する、請求項５に記載のタバコ製品。
タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１Ｆ、前記タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１Ｆに本質的に由来するタバコ栽培品種又は前記タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１Ｆに由来するタバコハイブリッドの種子であって、前記タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１Ｆの典型的なサンプル種子がＡＴＣＣ受託番号ＰＴＡ−１１７１６でＡＴＣＣに寄託されている、種子。
請求項７に記載の種子から栽培される、タバコ植物又はその一部。
請求項８に記載のタバコ植物又はその一部由来の保蔵処理タバコ材料。
減少した量のノルニコチンを有する、請求項９に記載の保蔵処理タバコ材料。
前記減少した量のノルニコチンが、前記葉から生じる煙流において減少される、請求項１０に記載の保蔵処理タバコ材料。
葉、胚、子葉、胚軸、分裂組織細胞、プロトプラスト、根、根端、雌しべ、苗条、茎、さや及び葉柄から成る群から選択される、請求項８に記載の植物の一部。
タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１ＭＳ、前記タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１ＭＳに本質的に由来するタバコ栽培品種及び前記タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１ＭＳに由来するタバコハイブリッドの種子であって、前記タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１ＭＳの典型的なサンプル種子がＡＴＣＣ受託番号ＰＴＡ−１１７１７でＡＴＣＣに寄託されている、種子。
請求項１３に記載の種子から栽培される、タバコ植物又はその一部。
請求項１４に記載のタバコ植物又はその一部由来の保蔵処理タバコ材料。
減少した量のノルニコチンを有する、請求項１５に記載の保蔵処理タバコ材料。
前記減少した量のノルニコチンが、前記葉から生じる煙流において減少される、請求項１６に記載の保蔵処理タバコ材料。
葉、胚、子葉、胚軸、分裂組織細胞、プロトプラスト、根、根端、雌しべ、苗条、茎、さや及び葉柄から成る群から選択される、請求項１４に記載の植物の一部。
乾燥質量に基づき少なくとも約１０％の、タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１Ｆ、前記タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１Ｆに本質的に由来するタバコ栽培品種及び前記タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１Ｆに由来するタバコハイブリッドからなる群から選択される前記栽培品種又はハイブリッド由来の保蔵処理タバコ材料を有するタバコ材料のブレンドを含む、請求項１〜３のいずれか１項に記載のタバコ製品。
乾燥質量に基づき少なくとも約５０％の、タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１Ｆ、前記タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１Ｆに本質的に由来するタバコ栽培品種及び前記タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１Ｆに由来するタバコハイブリッドからなる群から選択される前記栽培品種又はハイブリッド由来の保蔵処理タバコ材料を有するタバコ材料のブレンドを含む、請求項１〜３のいずれか１項に記載のタバコ製品。
乾燥質量に基づき少なくとも約８０％の、タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１Ｆ、前記タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１Ｆに本質的に由来するタバコ栽培品種及び前記タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１Ｆに由来するタバコハイブリッドからなる群から選択される前記栽培品種又はハイブリッド由来の保蔵処理タバコ材料を有するタバコ材料のブレンドを含む、請求項１〜３のいずれか１項に記載のタバコ製品。
約１．０ｍｇ／ｇ未満のノルニコチン含有量を含む、請求項１〜３のいずれか１項に記載のタバコ製品。
乾燥質量に基づき少なくとも約１０％の、タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１ＭＳ、前記タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１ＭＳに本質的に由来するタバコ栽培品種及び前記タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１ＭＳに由来するタバコハイブリッドからなる群から選択される前記栽培品種又はハイブリッド由来の保蔵処理タバコ材料を有するタバコ材料のブレンドを含む、請求項４〜６のいずれか１項に記載のタバコ製品。
乾燥質量に基づき少なくとも約５０％の、タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１ＭＳ、前記タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１ＭＳに本質的に由来するタバコ栽培品種及び前記タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１ＭＳに由来するタバコハイブリッドからなる群から選択される前記栽培品種又はハイブリッド由来の保蔵処理タバコ材料を有するタバコ材料のブレンドを含む、請求項４〜６のいずれか１項に記載のタバコ製品。
乾燥質量に基づき少なくとも約８０％の、タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１ＭＳ、前記タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１ＭＳに本質的に由来するタバコ栽培品種及び前記タバコ栽培品種ＡＬＢＥＸ１ＭＳに由来するタバコハイブリッドからなる群から選択される前記栽培品種又はハイブリッド由来の保蔵処理タバコ材料を有するタバコ材料のブレンドを含む、請求項４〜６のいずれか１項に記載のタバコ製品。
約１．０ｍｇ／ｇ未満のノルニコチン含有量を含む、請求項４〜６のいずれか１項に記載のタバコ製品。
タバコ植物を生産するための請求項７〜１３に記載の種子の使用。
タバコ製品を製造するための、請求項８、１２、１４又は１８に記載のタバコ植物又はその一部の使用。
前記タバコ製品が減少した量のノルニコチンを含む、請求項２８に記載の使用。
減少したノルニコチンレベルを有するタバコ製品を製造する方法であって、以下の工程、
請求項９、１０、１１、１５、１６又は１７に記載の保蔵処理タバコ材料を得る工程、及び
タバコ製品を作る工程、
を含む、方法。