JP2014511066A - 複合スピーカシステム - Google Patents

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Abstract

本発明は、複合スピーカシステムであって、音再生信号を受信して音を再生し、前面に陥没部を有するコーン型スピーカと、コーン型スピーカの陥没部に内蔵され、コーン型スピーカに入力する音再生信号を共有する分散モードスピーカとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、複合スピーカシステムに関する。より詳細には、コーン型スピーカと分散モードスピーカを結合して原音を忠実に再生する複合スピーカシステムに関する。
スピーカとは、電気信号から音を再生する装置である。電気信号が音に変換される過程は、電気信号が振動板の振動に変換され、振動板の振動が空気に疎密波、すなわち音波を発生させ、音波が輻射されることにより人の耳に伝達される。
一般に、スピーカは、低周波再生用スピーカと高周波再生用スピーカを組み合わせて用いる。低周波再生用スピーカと高周波再生用スピーカは、どちらもコーン型スピーカを用いる。低い周波数の音を再生するには、ウーファ(woofer)という大型コーン型スピーカを用い、高い周波数の音を再生するには、ツイータ(tweeter)という小型コーン型スピーカを用いる。
音周波数の全範囲を忠実に再生するためには、1つのスピーカを用いるのではなく、複数のスピーカを組み合わせて用いる。例えば、空間が十分であれば、低周波スピーカと高周波スピーカを分離して設置し、空間が十分でなければ、低周波スピーカに隣接して、又は低周波スピーカの内部に高周波スピーカを配置する。特に、車両内部のように空間が制限される場合は、大きな空間を用いることができないので、低周波スピーカの内部に高周波スピーカを内蔵させる、いわゆる同軸スピーカ(coaxial speaker)構造を採用することがある。すなわち、ウーファである大型コーン型スピーカの前方に、ツイータである小型コーン型スピーカを内蔵する。同軸スピーカ構造においては、ウーファの中にツイータが内蔵されるので、スピーカの設置空間が小さくなるという利点がある。
しかし、コーン型スピーカから発生する音波は相関音であるので、音波が衝突する現象、すなわち干渉現象が発生する。同じコーン型スピーカであるウーファとツイータから発生する音波間に干渉現象が発生すると、スピーカシステムの音響解像度が著しく低下する。特に、同軸スピーカ構造を有するスピーカを複数用いる自動車内部では、このような干渉現象が非常に大きくなる。
本発明は、従来の同軸スピーカ構造の音波干渉を解決することを目的とする。
また、本発明は、同軸スピーカの空間活用度を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、コーン型スピーカと分散モードスピーカを結合した同軸スピーカ構造の複合スピーカシステムを提供する。コーン型スピーカは、前面に陥没部を有し、音再生信号を受信して音波を発生させる。分散モードスピーカは、コーン型スピーカの陥没部に内蔵されるように結合され、コーン型スピーカに入力する音再生信号と同じ音再生信号を受信して音波を発生させる。
本発明の複合スピーカシステムは、分散モードスピーカに入力する音再生信号から低音域の周波数成分を除去して分散モードスピーカに出力するフィルタをさらに備える。
フィルタは、20Hz〜600Hzの範囲に含まれる周波数成分を除去し、好ましくは20Hz〜500Hz、より好ましくは20Hz〜400Hzの範囲の低音周波数成分を除去する。
フィルタは、コンデンサで構成することができ、その他、回路的に実現することもできる。
分散モードスピーカの振動板は、長方形に構成する。ここで、長方形の振動板はハニカム構造を有する。
分散モードスピーカとコーン型スピーカは、同一軸上に配置する。
コーン型スピーカと分散モードスピーカを結合する1つの方法として、コーン型スピーカのフレームに一端が結合される支持体を備え、分散モードスピーカのフレームを支持体の他端に結合する方法がある。ここで、支持体は、分散モードスピーカの回転を阻止する回転阻止手段を備えてもよい。
コーン型スピーカと分散モードスピーカを結合する他の方法として、コーン型スピーカの外周の一側にコーン型スピーカの内側に向かって連結される固定ロッドを備え、分散モードスピーカが固定ロッドの端部に結合されるように構成することができる。
その他、分散モードスピーカは、コーン型スピーカのフレームを用いることもできる。例えば、分散モードスピーカのボイスコイル部がコーン型スピーカの永久磁石に挿入されて振動するように構成することができる。
コーン型スピーカと分散モードスピーカは、永久磁石の材質にネオジム(NdFeB)を用いる。
本発明による複合スピーカシステムは、コーン型スピーカの陥没部内にコーン型スピーカと音波干渉のない分散モードスピーカを内蔵させて構成することにより、原音を忠実に再生することができる。
また、本発明の複合スピーカシステムは、同軸スピーカ構造の空間活用度を向上させることにより、狭い空間にも容易にスピーカシステムを設置することができる。
本発明による複合スピーカシステムの構成を概略的に示す斜視図である。 本発明による複合スピーカシステムに音再生信号を伝達する配線図である。 本発明による複合スピーカシステムの第1実施形態を示す断面図である。 本発明による複合スピーカシステムの第2実施形態を示す斜視図である。 本発明による複合スピーカシステムの第3実施形態を示す断面図である。
100,100A,100B,100C 複合スピーカシステム
200 コーン型スピーカ
210 コーン
220,320 ダンパ
230,330 ボイスコイル部
240,340 永久磁石
250,350 支柱
252,352 ナット
300 分散モードスピーカ
310 平面振動板
360 両面テープ
500 支持体
600 固定ロッド
以下、本発明による複合スピーカシステムについて詳細に説明する。
図1は本発明による複合スピーカシステムの構成を概略的に示す斜視図である。
図1に示すように、複合スピーカシステム100は、コーン型スピーカ200の陥没部に分散モードスピーカ300を結合する。
コーン型スピーカ200は、音再生信号(電気信号)を受信してコーン(cone)状の振動板を振動させることにより音を再生する。
分散モードスピーカ300は、コーン型スピーカと同様に、音再生信号(電気信号)を受信して振動板を振動させることにより音を再生する。ただし、分散モードスピーカ300は、コーン状の振動板ではなく、平板状の振動板を用いる。
コーン型スピーカ200と分散モードスピーカ300の結合は、分散モードスピーカ300の前方端部がコーン型スピーカ200の陥没部の前方端部より前方に突出するように結合することもできるが、図1に示すように、複合スピーカシステム100の体積を小さくするために、分散モードスピーカ300の前方端部がコーン型スピーカ200の陥没部の前方端部より内側に位置するように、すなわちコーン型スピーカ200の陥没部に内蔵されるように結合することが好ましい。
図2は本発明による複合スピーカシステムに音再生信号を伝達する配線図である。
図2に示すように、分散モードスピーカ300とコーン型スピーカ200は、音再生信号を共有する。例えば、コーン型スピーカ200と分散モードスピーカ300に入力する音再生信号の信号線を並列接続する。
分散モードスピーカ300の入力信号は、コーン型スピーカ200に入力する音再生信号から低音域の低周波成分を除去することが好ましい。このために、フィルタ400を用いることができる。フィルタ400としては、コンデンサを用いることができるが、例えば自動車に搭載される複合スピーカシステムの場合、4.7〜10マイクロファラッド(μF)のコンデンサを用いることができる。また、低周波成分をより精密に制御するために、別途のフィルタ回路を構成することもできる。
フィルタ400が除去する低周波成分は、20Hz〜600Hzの範囲から選択することが好ましい。なぜなら、分散モードスピーカ300の周波数動作特性において、600Hz以下、特に500Hz以下ではきれいな音質を実現できないため、複合スピーカシステム全体の音質が低下することがあるからである。ただし、人によって音質の認識能力が異なるので、除去される低周波成分の範囲は、20Hz〜600Hzの範囲内で、設置される複合スピーカシステムの特性を考慮して適宜その範囲を選択することができる。
フィルタ400は、分散モードスピーカ300に接続される+信号線と−信号線のいずれか1つに接続することができるが、信号の入力線の役割を果たす+信号線に接続されることが好ましい。
図3は本発明による複合スピーカシステムの第1実施形態を示す断面図である。
図3に示すように、複合スピーカシステムは、分散モードスピーカの永久磁石340を支持する分散モード用支柱350と、コーン型スピーカの永久磁石240を支持するコーン用支柱250が、それぞれ螺合により支持体500に連結されている。
図3において、分散モード用支柱350に結合される支持体500は、螺合ではなく、分散モード用支柱350と一体型で構成することもできる。そうすると、分散モードスピーカ300の体積は大きくなるが、分散モードスピーカ300とコーン型スピーカ200の結合や分離がより簡単になる。
コーン型スピーカ200は、一般にフレーム(図示せず)、エッジ(図示せず)、コーン210、ダンパ220、ボイスコイル部230、永久磁石240、コーン用支柱250などから構成される。
フレーム(図示せず)は、コーン210、ダンパ220、及びボイスコイル部230の外部を囲み、ユニットドライバ全体の重量を支える中心錘の役割を果たし、特にボイスコイル部230に流れる電流によりコーン210が前後に振動すると発生するユニットドライバの振動を相殺する。材質は、アルミニウム、鋼鉄、強化プラスチックなどである。
エッジ(図示せず)は、フロントサラウンドともいい、コーン210の前面の外部ラウンド部分でフレーム(図示せず)に接合し、フレーム(図示せず)の内部と外部間の空気の流入や放出を防止する。材質としては、ゴム、スポンジなどの柔らかく柔軟なものを主に用いる。
コーン210は、ボイスコイル部230と接合しており、ボイスコイル部230の動きに応じて同一方向に揺動し、ボイスコイル部230の振幅に応じてコーン210も振幅運動する。音を出す中核部分であり、薄く、軽く、かつ強度に優れた材質を用いる。初期には紙を多く用いていたが、その後紙の欠点を改善するためにポリプロピレンなどのプラスチック素材などが用いられるようになり、最近では強度のために金属を含む合金素材を用いる。
音質はコーン210の材質により異なり、通常、紙の材質は柔らかく温かい音質となり、プラスチックや金属などは硬質的で冷たい音質となる。
ダンパ220は、コーンの背面保護具として一種のスプリングのような役割を果たし、コーン210とボイスコイル部230の過剰な振幅による異常音の発生を阻止する。ダンパ220は、通常、網目状に形成されて弾力性がある。ダンパ220の材質としては、縮んだ黄色の綿糸などを主に用いる。
ボイスコイル部230は、電気が移動する部分である。ボイスコイル部230は、コーン210の中心部に接合しており、また少なくとも一部は永久磁石240に内蔵される。アンプで生成された音再生信号(電気信号)がボイスコイル部230を通過すると、永久磁石240の磁場によりボイスコイル部230が前後に動き、その際に一側がボイスコイル部230に結合されたコーン210も同一方向に移動する。このように、ボイスコイル部230の振動、それに伴うコーン210の振動により音が生成される。
永久磁石240は、アルニコ、フェライトなどを材質として用いることができるが、ネオジム(NdFeB)を用いることが好ましい。ネオジムは、小型でも強い磁場を形成することができ、また機械的強度が高く、割れにくい。このように、ネオジムは永久磁石240の体積を小さくすることができ、その結果複合スピーカシステム全体の体積を大幅に小さくすることができるので、狭い場所、例えば自動車の内部に複合スピーカシステムを搭載する際に体積減少の効果を大きく発揮することができる。
コーン用支柱250は、ユニットドライバのフレーム(図示せず)と永久磁石240が当接しないようにするつっかい棒の役割を果たす。また、中央には雌ネジ部が形成された貫通孔があり、貫通孔に支持体500が螺合される。コーン用支柱250は、通常、アルミニウムなどの非磁性導電体金属で形成される。
分散モードスピーカ300は、コーン型スピーカ200と同様に、ダンパ320、ボイスコイル部330、永久磁石340、分散モード用支柱350などから構成される。ただし、分散モードスピーカ300は、コーン型スピーカ200の振動板のコーン210とは異なり、長方形の平面振動板310を備える。
分散モードスピーカ300は、コーン型スピーカ200の陥没部に内蔵される形態に結合され、支持体500を介してコーン型スピーカ200に結合される。支持体500の両端部にはネジ山が形成されており、ネジ山部分がコーン用支柱250と分散モード用支柱350の雌ネジ部に回転挿入され、それぞれ反対側からナット252、352が支持体500のネジ山に螺合される。
コーン型スピーカ200と分散モードスピーカ300が音を再生する際に振動と揺動を繰り返すと、支持体500の螺合が解除されることがある。これを防止するために、支持体500、支柱250、350、又はナット252、352に、回転防止手段(図示せず)をさらに備えてもよい。回転防止手段(図示せず)は、ピン、楔などで構成することができる。その他、簡単にナット252、352にワッシャ(図示せず)を挿入することにより、分散モードスピーカ300の回転を防止することもできる。
分散モードスピーカ300の振動板310は平面になっているので、無方向かつランダムに振動し、分散モードスピーカ300自体から生成される音波間はもとより、コーン型スピーカの音波とも干渉をほとんど起こさない。
分散モードスピーカ300の振動板310がコーン型スピーカ200の前方端部より突出するように構成する場合は、分散モードスピーカ300の振動板310の面積をコーン型スピーカ200の前方端面より大きく構成してもよく、小さく構成してもよい。ただし、分散モードスピーカ300をコーン型スピーカ200の陥没部に内蔵させる場合は、分散モードスピーカ300の振動板310の長辺がコーン210の開口部の内径より小さくなければならない。このような構成により、コーン型スピーカ200から生成されて前方に伝播する音響が分散モードスピーカ300により遮断されることを低減することができる。
分散モードスピーカ300がコーン型スピーカ200の陥没部に内蔵される場合、コーン型スピーカ200から分離されて分散モードスピーカ300に並列接続される音再生信号の信号線は、コーン型スピーカ200の振動板を貫通させるか、又は支持体500の内部に貫通孔を形成し、その内部に信号線を通過させて分散モードスピーカのボイスコイル部330に接続することができる。
分散モードスピーカ300の振動板310は、ハニカム構造を有することが好ましい。
例えば、振動板310は、アルミニウム材質のハニカムコアを強化プラスチックや紙に圧着した構造に形成することができる。ハニカム構造の振動板は、素材が軽いほど効率がよいので、紙類を圧着した振動板が好ましい。そうすると、分散モードスピーカ特有の音、例えば「うんうん」とうねるような音を減少させることができる。
分散モードスピーカ300において、振動板310とボイスコイル部330の前面部の間には、振動板310とボイスコイル部330を結合する両面テープ360が備えられている。両面テープ360でボイスコイル部330に結合された振動板310は、ボイスコイル部330の前後振動に連動して前後振動する。
図3においては、支持体500を結合するための貫通孔が永久磁石240とコーン用支柱250を全て貫通し、貫通孔の外側にナット252を結合するように構成しているが、コーン用支柱250のうち上部支柱まで、又はコーン用支柱250の上部支柱と永久磁石240まで、又はコーン用支柱250の下部支柱を貫通しない範囲まで挿入することにより、支持体500を結合するようにしてもよい。そうすると、ナット252は必要なくなる。
図4は本発明による複合スピーカシステムの第2実施形態を示す斜視図である。
図4に示すように、コーン型スピーカ200の外周の一側に固定ロッド600を設置する。固定ロッド600は、その一側をエッジやフレームに固定することができる。固定ロッド600の他側には、分散モードスピーカ300を結合して固定する。ここで、固定ロッド600の他側は、分散モードスピーカ300がコーン型スピーカ200と同一軸上に位置するように長さを調整する。
固定ロッド600は1つで十分である。その場合は、固定ロッド600の幅や厚さを十分に大きくしなければならない。しかし、分散モードスピーカ300を安定して支持するためには2つ以上備えることが好ましく、そうすると、固定ロッド600の幅や厚さを小さくすることができる。
固定ロッド600の他側において、分散モードスピーカ300は、両面テープ(図示せず)により固定ロッド600に固定される。その他、固定ロッド600の他側にリング結合具又はネジ結合具などを備え、これに対応する対応結合具を分散モードスピーカ300に備え、これらを結合することにより分散モードスピーカ300を固定ロッド600に固定することもできる。
図5は本発明による複合スピーカシステムの第3実施形態を示す断面図である。
図5に示すように、図5の分散モードスピーカ300は、振動板310、ダンパ320、ボイスコイル部330、両面テープ360を備える。図5の複合スピーカシステムは、図3の複合スピーカシステムとは異なり、永久磁石340、分散モード用支柱350、ナット252、352、支持体500を備えていない。
図5の複合スピーカシステムにおいては、分散モードスピーカ300がコーン型スピーカ200のフレームに結合される。すなわち、分散モードスピーカ300が、コーン型スピーカ200と同様に、コーン型スピーカ200の永久磁石240及びコーン用支柱250に挿入され、コーン型スピーカ200の振動メカニズムと同じ方式で振動して音響を再生する。すなわち、平面振動板310は、ボイスコイル部330に結合されており、コーン型スピーカ200の永久磁石240内でボイスコイル部330が動くことにより、平面振動板310も連動して同一方向に振動する。
図5の構成は、複合スピーカシステムを簡単にすることができ、重量と体積を小さくすることができる。
図3〜図5の構成を有する本発明の複合スピーカシステムは、次のように動作する。
コーン型スピーカ200に入力する音再生信号が分散モードスピーカ300に並列接続されているので、コーン型スピーカ200と分散モードスピーカ300は音源を共有する。
コーン型スピーカ200から分離されて分散モードスピーカ300に入力する音再生信号は、フィルタ400により20Hz〜600Hzの低音域が除去され、分散モードスピーカ300に入力する。このように、分散モードスピーカ300に入力する音再生信号から低周波成分を除去すると、分散モードスピーカ300の振動板310が大きく振動することにより生じる音質低下の問題を解消することができる。これは、複合音響(layered sound)は、コーン型スピーカの生成する相関音と分散モードスピーカの生成する無相関音が500Hz〜5kHz又は600Hz〜5kHzの帯域で共に再生される際に最も理想的な音を出すことにも関連する。
コーン型スピーカ200はコーン210が前後に振動することにより特定波面を有する波長を生成し、分散モードスピーカ300は長方形の振動板310が不規則に振動することにより波面をほとんど形成しない波長を生成するため、分散モードスピーカ300の再生音とコーン型スピーカ200の再生音は互いに干渉を起こさない。その結果、ユーザは、低音用ウーファと高音用ツイータが同軸に結合された従来のスピーカ構造に比べて、非常に改善された音質の音を聞くことができる。また、分散モードスピーカの特性に起因する低音域の再生における難題をフィルタで解決することにより、コーン型スピーカと分散モードスピーカによる原音再生を改善することができる。
本発明は、低音用ウーファと高音用ツイータが同軸に結合された従来の同軸スピーカ構造や、低音用ウーファと高音用ツイータが隣接して配置される従来のスピーカ構造から出力する音質より改善された音質を提供するために開発されたものである。よって、本発明の複合スピーカシステムに加えて、高音用ツイータをウーファの側面に別途に備えることもでき、そうすると本発明のスピーカ構造、すなわちウーファ内に分散モードスピーカを結合したスピーカ構造と比較して、よりよい音質を提供することができる。さらに、ウーファに隣接する高音用ツイータにも分散モードスピーカを内蔵することができ、そうするとさらによい音質を提供することができる。なぜなら、前述した通り、コーン型スピーカの生成する相関音と分散モードスピーカの生成する無相関音が500Hz〜5kHz又は600Hz〜5kHzの帯域で共に再生される際に最も理想的な音を出すが、低音域を出力するウーファと高音域を出力するツイータの周波数分布が500Hz〜5kHz又は600Hz〜5kHzの帯域にも存在するので、分散モードスピーカをウーファだけでなく、ツイータにも結合することが好ましい。
また、本発明は、空間効率性の確保という目的を達成するために、ウーファ又はツイータ内に分散モードスピーカを内蔵させる構造を開示しているが、分散モードスピーカをウーファやツイータの外部に隣接させて配置することを排除するものではない。
前述した実施形態は、本発明の技術的思想を説明するためのものであり、権利範囲を限定するものではない。よって、本発明の権利範囲は、特許請求の範囲の記載により決定されるべきである。また、特許請求の範囲に記載された本発明の思想を逸脱しない範囲内において、当該技術分野の当業者であれば、本発明の思想を多様に修正又は変更することができるものと予想され、それらの修正又は変更は本発明の権利範囲に含まれるものと解される。
本発明の複合スピーカシステムは、車両などに利用する目的で提案されたものであり、その他、家庭、聖堂、教会、教室、音楽室などにも利用することができる。

Claims (13)

  1. 音再生信号を受信して音を再生し、前面に陥没部を有するコーン型スピーカと、
    前記コーン型スピーカの前記陥没部に内蔵され、前記コーン型スピーカに入力する音再生信号を共有する分散モードスピーカとを備えることを特徴とする複合スピーカシステム。
  2. 前記分散モードスピーカに入力する音再生信号から低音域の周波数成分を除去して前記分散モードスピーカに出力するフィルタをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の複合スピーカシステム。
  3. 前記分散モードスピーカは長方形の平面振動板を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の複合スピーカシステム。
  4. 前記長方形の平面振動板はハニカム構造を有することを特徴とする請求項3に記載の複合スピーカシステム。
  5. 前記フィルタは20Hz〜600Hzの範囲に含まれる周波数成分を除去することを特徴とする請求項2に記載の複合スピーカシステム。
  6. 前記フィルタはコンデンサであることを特徴とする請求項2又は5に記載の複合スピーカシステム。
  7. 前記分散モードスピーカの軸中心は前記コーン型スピーカの軸中心と同一線上にあることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の複合スピーカシステム。
  8. 前記コーン型スピーカのフレームに一端が結合される支持体を備え、
    前記分散モードスピーカのフレームは前記支持体の他端に結合されることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の複合スピーカシステム。
  9. 前記支持体は前記分散モードスピーカの回転を阻止する回転阻止手段をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の複合スピーカシステム。
  10. 前記コーン型スピーカの外周の一側に前記コーン型スピーカの内側に向かって連結される固定ロッドを備え、
    前記分散モードスピーカは前記固定ロッドの端部に結合されることを特徴とする請求項1から7いずれか一項に記載の複合スピーカシステム。
  11. 前記コーン型スピーカと前記分散モードスピーカはネオジム(NdFeB)の磁石を用いることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の複合スピーカシステム。
  12. 前記分散モードスピーカは前記コーン型スピーカのフレームを用いることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の複合スピーカシステム。
  13. 前記分散モードスピーカのボイスコイル部は前記コーン型スピーカの永久磁石に挿入されて振動することを特徴とする請求項12に記載の複合スピーカシステム。
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