JP2014510678A - 鍋、プレート、ボウル類の蓋 - Google Patents

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Abstract

プレート、ボウル、鍋、まな板を含む既存の容器を、真空保存容器に変えるための真空シール蓋は、上プレートを備え、この上プレートは、開口部と、側壁と、真空状態を維持するためのシール手段と、開口部の上になって真空操作及び取り扱いを容易にする第1の位置、少なくとも部分的に開口部の下になって積み重ね及び保存を容易にする第2の位置、ならびに真空状態を解放する第1の位置と第2の位置との間の第3の位置にくるように適応されたノブとを有する。上プレートは、より小さい容器をシールするための弾性膜/滑らかな面を備えてもよい。底面は、より大きい容器をシールするためのシール膜を有してもよい。シール膜は、側壁の底面/外面から分離するできる。シールは、角度をなすシール膜を用いてさらに改良される。ノブは、バルブ口及びこのバルブ口を掃除するためのシーラーを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、鍋、プレートまたはボウルなどの容器用の蓋またはカバー、特に、気密シールを形成する蓋、詳細には、容器に対して真空シールを形成する蓋に関する。
蓋またはカバーは、至る所で鍋やプレートに使用され、通常はドーム型で、扱いやすいようにノブまたはハンドルが付いている。蓋と鍋またはプレートとの間のシールは通常気密性ではないため、このような蓋は保存にはあまり適していない。その上、ハンドルが突出しているために、蓋で覆われた容器を互いに積み重ねてスペースを節約することができない。
Food Saver及びSeal−A−Mealの真空容器で知られているか、典型例の特許文献1〜3で開示されている多くの真空シール蓋は、特別に作製した容器向けに発明されたものである。
しかしながら、理由は不明だが、鍋やプレートなどの既存の容器に適合する気密性の蓋はほとんど発明されなかった。
このような気密性の蓋のうち、Piccioniは、特許文献4で、U字型の柔軟な構造4と嵌合して皿をシールするベル型のガラス蓋を開示し、Hsiehは、特許文献5で、ポンプで空気を排出できるようにするための上バルブと、容器をシールするための底ガスケット30とを有するドーム型の蓋を開示し、本出願人は、特許文献6〜8で、ディスク型で、ほぼあらゆる容器を真空シールできる蓋を開示した。
Picconiの蓋は、プラスチック構造4があまりにも剛性で皿の造りに適合できず、完全なシールを形成できないため、空気漏れが起こるおそれがある。Hsiehの蓋は、Royal Sovereign International社が販売する蓋に似ており、これも、特に蓋を食器洗浄機で洗浄した後、または真空レベルが低いときに、漏れるおそれがある。この漏れは、ほとんどの皿プレートの表面にある小さな凹凸部または突起部にガスケット30が十分に適合しないこと、あるいは、環状シール293と、溝61のスロット面と、通常の洗浄では届きにくい上バルブの通気孔63との間に捉えられる食べ物のかすまたは粉塵が原因である可能性があった。本出願人の蓋は、Keepeez(登録商標)ブランドとして販売されており、容器の造りによく適合し、完全なシールを形成するが、蓋よりも大きいプレートまたは容器とはうまく動作しないなど、依然としていくつかの欠点がある。
米国特許第5969632号 米国特許第6619493号 米国特許第7131550号 米国特許公報第2009/0173735号 米国特許公報第2009/0101535号 米国特許第7594586号 米国特許公報第2006/0032852号 米国特許公報第2010/0018169号
本発明は、食べ物などの産物の準備及び保存過程を簡易化し、上記の先行技術による蓋が抱える問題を解決するための新規な蓋を提供することを課題とする。
プレート、ボウル、鍋及びまな板までも含む既存の容器を真空保存容器に変えるための真空シール蓋を提供する。
本蓋は、上プレートを備え、この上プレートは、開口部と、側壁と、真空状態を維持するためのシール手段と、上プレートに接続し、開口部の上で真空操作及び取り扱いを容易にする第1の位置、少なくとも部分的に開口部の下になって積み重ね及び保存を容易にする第2の位置、ならびに真空状態を解放する、第1の位置と第2の位置との間の第3の位置にくるように適応されたノブとを有する。
本発明の第1の実施形態では、上プレートは、1つの剛性プレートを備え、このプレートにノブが収容される。本発明の第2の実施形態では、上プレートは、開口部が位置する第1のプレートと、ノブが取り付けられる弾性膜、及び蓋よりも小さい容器をシールするためのシール手段の一部となる滑らかな下面を有する第2のプレートとを備える。第2の実施形態の弾性膜は、第1の隆起部及び第2の隆起部を有する膜ロック部によって側壁に固定され、両隆起部は、第2のプレートまたは弾性膜によってのみ分離され、側壁にある2つの管路及び第1のプレートによって受容されて、膜の潜在的な剥離を防止する。
シール手段は、さらに、弾性シーラーを備え、弾性シーラーは、蓋よりも大きい容器をシールするために、少なくとも部分的に側壁の底面の下または外面に位置する弾性シール膜を有する。シール状態を向上させるため、シール膜は、側壁の底面または外面から分離できるものである、または離れている。さらにシール状態を向上させるため、シール膜の少なくとも一部は、水平面に対して角度をなして勾配している。
本発明の1つの実施形態では、弾性シーラーは、側壁の底に取り付けられ、シール膜は、弾性シーラーの底に接続される一方の端部、及び弾性シーラーの底に対して可動式のもう一方の端部を有する。本発明のもう1つの実施形態では、シール膜は、側壁の底面の下または外面に位置する第2のプレートまたは弾性膜の一部を備える。本発明のさらにもう1つの実施形態では、側壁は、内側壁及び外側壁を備え、シール膜は、内側壁と外側壁との間が、好ましくは30度よりも大きく、最も好ましくは50度よりも大きい角度で勾配している。
ノブは、本発明の1つの実施形態では、ノブヘッド部と、開口部に摩擦を伴って嵌合する胴部と、排出装置のチューブを摩擦を伴って受容するチューブ状開口部及び底プレートにあるバルブ口を有するバルブ室と、バルブ口を覆い、幹部及びチューブ状開口部の上に延びるヘッド部を有するバルブシーラーとを備える。本発明のもう1つの実施形態では、ノブは、ノブヘッド部と、バルブ口と、バルブ口の中に摩擦嵌合し、ノブヘッド部を動かすことによってバルブ口を掃除するように適応されて蓋の信頼性を向上させる、バルブシーラーとを備える。摩擦嵌合が失われるまたは部分的に失われると、バルブ口に対する空気通路ができる。ノブは、シール状態を維持する移動距離を有し、この距離は、バルブシーラーが空気通路を生み出さずに動くことのできる最大距離であり、漏れを防止するためには、約0.5〜15mm、好ましくは1〜7mmである。
本発明は、さらに、蓋を容器に設置することと、ノブヘッド部を押すまたは押し下げて第1の空気通路を形成して容器を真空状態にし、これによって蓋を容器に対して真空シールすることと、ノブヘッド部を引き上げて第2の空気通路を形成して真空状態を解放し、これによって蓋を容器から引き上げて離すこととを含む、使用法を提供する。
ノブが突出位置にある様子を示し、皿の上に載せた蓋またはカバーの断面図 図1の蓋の断面図であり、ノブが引っ込み位置にある様子を示す。 図1の蓋に対する第1の修正版の断面図であり、ノブが突出位置にある様子を示す。 図2の蓋の断面図であり、ノブが引っ込み位置にある様子を示す。 蓋を真空ポンプ(図示せず)に接続するための排出装置の断面図 図1の蓋に対する第2の修正版の断面図であり、使用していないときまたは蓋よりも大きいプレートに適用する前を示す。 図3の線A−Aに沿った蓋の断面図 図3の線B−Bに沿った蓋の断面図 図3の線C−Cに沿った蓋の断面図 図3の蓋に対する改良した膜ロック部の断面図 図3dの線E−Eに沿った蓋の断面図 図3の蓋の断面図であり、ノブを押して容器を真空にした状態を示す。 図3の蓋の断面図であり、真空状態が形成された後のノブの位置を示す。 図3の蓋の断面図であり、ノブを引き上げて真空を解放する状態を示す。 図3の蓋の断面図であり、蓋よりも小さいボウルをシールした後を示す。 図2bの排出装置を備えた図3の蓋の断面図であり、装置に接続した真空ポンプ(図示せず)で容器を真空にした状態を示す。 図1の蓋の第3の修正版の断面図であり、使用していないときまたは蓋よりも大きいプレートに適用する前を示す。 図5の蓋の断面図であり、ノブを押して容器を真空にした状態を示す。 図5の蓋に接続するための排出装置の断面図 図5の弾性シーラー10に対する第1の修正版の断面図 図5の弾性シーラー10に対する第2の修正版の断面図 プレートを真空シールした図1の蓋に対する第4の修正版の断面図 図1の蓋の第5の修正版の断面図であり、使用していないときまたは蓋よりも大きいボウルに適用する前を示す。 図7の線A−Aに沿った蓋の断面図 図7の線B−Bに沿った蓋の断面図 図7の蓋の断面図であり、ボウルを真空シールした蓋を示す 図7の蓋の改良版の断面図 図1の蓋の第6の修正版の断面図 ボトルを真空シールした図8の蓋の断面図 図7及び8の蓋に対する代替の弾性シーラーの断面図 図1の蓋に対する第7の修正版の断面図 図9の蓋の断面図であり、ノブを押して容器を真空にした状態を示す。 図9の蓋の断面図であり、図2bの装置をノブの中に挿入にした状態を示す。
添付の図面に、本発明の非限定的な実施形態を示す。
図1及び1aは、縁24及び内面23を有する皿プレート21内に食べ物20をシールするための円形の蓋またはカバー1を示す。
蓋1は、上プレート30と、内面23をシールして上プレートと皿との間に密閉室22を形成するための弾性シーラー10と、側壁29と、蓋を取り外しやすくするためのノブ50とを備える。側壁29は、胴部28と、外側に突出する上端6と、底面15を有する下端と、弾性シーラー10を受容するための外側に突出する下の隆起部14及び外側に突出する上の隆起部27とを備える。上端6は、上プレート30のスカート4内に受容され、スカートは、熱または圧力によってその下端が折れ曲がって、側壁29を上プレートにロックする水平リング5を形成する。
弾性シーラー10は、弾性シーラーの下部に形成される3つのシール面16、17及び18を有する。シール面18は水平であり、シール面17は約20度である。シール面16は、弾性シーラーの内側の周縁から外側の周縁まで面17よりもさらに上向きに傾斜し、皿プレートの水平面または底面に対して約40度である。シール面16及び17は、シーラー10の外側に突出するリング25の下部に形成されて、内面23が垂直であるほど上向きに傾斜できるようになっている。シーラー10のリング25と側壁11との間にリング型ギャップ26が形成され、シール面をさらに一層上向きに傾斜できるようにする。ASTM D−2240に従って測定したデュロメータ(ショアA)が20から60、好ましくは25から45であるエラストマー材料及びゴム材料を、シーラー10に使用する。底面15ならびに隆起部15及び27は、蓋の重量力または真空力を制御して徐々に増大する方法で、シール面16、17及び18に伝達して(これについては図3)、皿の内面23の気密シールを達成する。
平坦もしくは円形のシール面を有する従来のガスケット、または特許文献5にHsieshが開示している下向きに傾斜したシール面を有するガスケットでは、いくつかの皿プレートをシールした場合、特に密閉室22の真空レベルが低い場合に、数日または数分で真空損失を起こすことがわかった。弾性シーラー10を備えた蓋10は、最大数週間及び数ヶ月にわたる遙かに長い時間真空シールを維持することがわかった。
ノブ50は、上プレートの窪んだ中央部75に形成された開口部34内に受容される筒状胴部73と、ノブ50が開口部34から抜けるのを防止するベースプレート56を有する取り付けネジ77と、胴部73の上端に水平突起部59を有するノブヘッド部60とOリング78とを備える。筒状胴部73は、開口部34内に摩擦を伴って嵌合する。蓋を皿プレートの上に設置した後、ヘッド部60を押してノブを下に動かすことができ、突起部59を持ってノブを上に引っ張ることができる。この摩擦嵌合により、ノブは下がることなく上位置に保持されて(図1)、ノブヘッド部に容易に手が届くようになる。図1aに示すように、ノブ50が下位置にあるとき、Oリング78は開口部34をシールし、ノブは、概ね上プレートの下の密閉室22に隠れ、図1及び1aに示すように、別の皿プレート21を上プレート30の上または上方に積み重ねられるようになる。
必要ないときにノブを隠すことができることで、冷蔵庫及びパントリー内の保存スペースの節約に役立つだけでなく、アウトドアパーティの主催者またはレストランのウェイターもしくはウェイトレスが、複数の皿を一度に運んで給仕速度を上げて労働負荷を軽減することもできる。本蓋による気密シールにより、食べ物をより新鮮に維持したり、調理済みの食べ物を暖かく維持したり、こぼれないようにしたりする他の利益も提供される。
本発明のこの実施形態及びその後の実施形態では、蓋またはカバー1は、鍋及びプレートのほかに、ボウル、カップ、ボトル、缶などのその他の容器、チャンバ、まな板、及びその他の物品を上または中に支持する面をシールするのにも使用できる。食べ物のほか、家庭用品、商業用品及び工業用品などのその他の産物を容器内にシールしてもよい。
また、この実施形態及びその後の実施形態のように円形である以外に、蓋1は、正方形、楕円形、長方形またはその他の形状であってもよいことも理解すべきである。また、上プレートという用語は、単にこのプレートが容器の底よりも上にあるという意味であり、上プレートは、円形、正方形、長方形、リング形、ハート形または楕円形など、どのような形であってもよいことも理解すべきである。さらに、可動式ノブ50を、鍋用の既存のガラス蓋またはステンレス蓋及びその他の調理器具に使用して、保存及び積み重ねのためにノブを隠せるようにしてもよいことも理解すべきである。
図2及び2aには、蓋の上半分のみを示す図1の蓋1の第1の修正版を提供している。
修正したノブは、胴部であって、ヘッド部60aで覆われ、ベースプレートを有するネジ77によって上プレート30の凹状になることのできる突出部85aに接続される胴部73aと、ベースプレート129及びバルブ口125を有するバルブ室35と、バルブ口を覆うベースプレートの上方にある弾性またはゴム質のバルブシーラー127と、バルブ室の中で嵌合してシーラー127の縁32を固定し、シーラーがバルブ室から抜け出るのを防止するバルブチューブ74と、図2bに示す排出装置84を受容するためのチューブ状開口部53とを備える。装置84は、チューブ83と、チューブ83の下端にあるカット部87と、真空ポンプ(図示せず)に接続された水平チューブ76とを有する。バルブシーラー127は、容易に手が届くように、開口部53の上方に延びる幹部73b及びヘッド部60bを有する。チューブ状開口部53の寸法は、装置84のチューブ83と緊密に嵌合して、チューブ83が真空操作中に抜けたり動いたりしない寸法である。ヘッド部60b及びバルブシーラー127の幹部73bの寸法は、チューブ83の内部に受容され得る寸法である。シーラー127の縁32の一部は、バルブチューブ74で固定されず、ヘッド部60bを引っ張ってバルブシーラーの固定していない部分を上に10から100度、好ましくは30から75度動かして、ベースプレート129とシーラー127との間のスペースを洗浄または掃除することができるようにする。
真空操作中に排出装置を手でしっかりと保持しなければならないSeal−A−Meal(登録商標)またはFood Saver(登録商標)の真空容器の蓋とは異なり、蓋1は、ハンドフリーで真空状態にできるものである。装置84のチューブ83をチューブ状開口部53に挿入して緊密に嵌合させると、幹部73b及びヘッド部60bは、自動的にチューブ83内部に受容される。真空力によってバルブシーラー127は、上に引き上げられてバルブ口125を開口し、密閉室22は真空状態になる(図2a)。真空状態が室22内で進行するため、凹状になることのできる突出部85aは、真空によって引き下げられて凹部85bを形成し、ノブ50を上プレート30の下に受容して隠し、別の皿プレート(図示せず)を上プレートの上に載せたり積み重ねたりできるようにする。装置84を取り除いた後、シーラー127は、ベースプレート129に落ちてバルブ口125をシールし、密閉室22で真空損失が起こるのを防ぐ。真空を解放するためには、ヘッド部60bを上向きに引いてバルブ口125を開けるだけでよい。
凹状になることのできる突出部85aは、外力がないときは突出した形に留まるように設計されてよく、これによって、ノブヘッド部60aを押すことによって小さい真空力が密閉室22内に生じる。ノブヘッド部を押すと、突出部85aは凹部85bになり、密閉室内に正の圧力が生じて弾性シーラー127を押し上げ、圧力を解放する。ノブヘッド部を解放すると、凹部85bは突出形態に戻ろうとして真空状態が生じ、これによって今度はバルブシーラーが下がってバルブ口125を閉鎖し、凹部85bが突出形態85aに戻らないようになる。
図2の蓋は、背景技術の段落で考察した既存の蓋が抱えるほとんどの問題に取り組んだものだが、依然としていくつかの問題がある。第一に、弾性シーラー127でシールされたバルブ口125は、バルブシーラーとベースプレート129との間に挟まった食べ物の破片または粉塵が原因で漏れることが多い。第二に、入手可能なポンプでは60から70%の空気しか除去できないため、排出装置84を用いても密閉室22内の約60から70%の空気量しか除去できない。第三に、破損せずに真空状態に耐えるために、上プレート30及び側壁29を厚くかつ強くする必要があり、これによって蓋は重くなり、作製費用は高くなる。第四に、この蓋では、蓋よりも小さい容器をシールすることはできない。
図3〜3cは、上記の問題を解決する図1の蓋の第2の修正版を示す。
改良した蓋は、開口部34及びリップ33を有する第1の上プレート30aと、密閉室22内に真空状態を生成し、真空力を下向きの力に変換して弾性シーラー10に印加し、気密シール及び真空状態を確保するように適応された弾性膜30bを備える第2の上プレートと、第2のプレート30bに接続され、図4〜4dに示す様々な位置で、開口部34内で可動式になるノブ50と、弾性膜の周辺部7を側壁29にロックするための膜ロック部31とを備える。
開口部34は、ノブ50を上プレートの下の位置からプレートの上の位置まで動かすために手を通せるほどの十分な大きさであり、これについては後に図4〜4dで考察していく。ノブを使用していないときまたはノブが上位置にあるとき、第2のプレートまたは弾性膜30bの上面は、第1のプレート30aと接触している。このように接触することで、第1のプレートと第2のプレートは、食器洗浄機内で1つのプレートに見えるとともに1つのプレートとして機能し、プレート同士の間に異物が混入するのを防止する。このような接触にみられる予想外の利益が、産物の寿命及び蓋の生涯にわたる真空維持能力が大幅に伸びたことである。
本出願者による特許文献6に基づく蓋(Keepeez(登録商標))では、弾性膜は、側壁または剛性縁から分離する傾向にあることがわかった。
膜ロック部31は、この問題を解決しており、上プレート30aで形成され、第1の隆起部8及び弾性膜を受容するための第1の管路2を有する第1のロック部と、側壁29で形成され、第2の隆起部3及び同じく弾性膜を受容するための第2の管路9を有する第2のロック部とを備える。第2の隆起部3は、第1の管路2に嵌合するように適応され、第1の隆起部8は、第2の管路9に嵌合するように適応される。第1の隆起部及び第2の隆起部は、互いに隣接し、弾性膜30bの垂直部によってのみ分離されている。弾性膜30b、側壁29及びプレート30aの寸法のばらつきは、特許文献6に基づく蓋の剛性縁から膜が分離する原因であると考えられたものだが、これは膜ロック部31では取り消されているため、膜が分離する問題は回避されると考えられる。
ノブ50は、ノブ胴部73を備え、このノブ胴部は、ベース45と、筒状チャンバ51及び側壁35と、ベース36を有する内胴部37ならびにチャンバ51に緊密に嵌合して弾性膜を側壁35と側壁43との間及びベース36とベース45との間に挟むように適応された側壁43と、水平突起部59を有するノブヘッド部60と、開口部54及びこの開口部54の高さを短くするためにその上にある凹部57を受容する第1のチューブと、ノブヘッド部に固定された上端及びバルブシーラー42に接続された下端を有するバルブ軸55と、プレート形状の1対のバネであって、各々が、側壁35に接続された一方の端及びバルブ軸に接続されたもう一方の端を有する1対のバネ61a及び61bと、密閉室22を大気と通じさせるために内胴部37に形成されたバルブ口80とを有する。バルブ軸に備わる突起部41が、バルブシーラー42が滑り抜けるのを防止する。ベース36に1つ以上の空気管路44を形成して、ノブ50が食べ物に達したときに空気をバルブ口80に誘導する。ベース45は、第1の上プレートの開口部33にぴったり嵌合してノブを安定させ、ノブは、リップ34によって開口部33から抜け出ないようになる。
側壁35の内面に備わる突起部46が、側壁43の外面に備わるこれに対応する凹部に嵌合して、側壁35及び43が分離するのを防止する。弾性膜30bのエッジには膜の絶壁部49が形成されて、膜は側壁35及び43に恒久的に固定される。絶壁部49は、内胴部37の上方にある弾性膜の部分に孔を設け、この孔のエッジ周囲の膜を加熱して膜を玉にし、内胴部37の側壁43がノブ胴部73の側壁35と合わさる領域または接合部の方へ移すことによって形成される。
バルブ口80は、バルブ側壁79を有し、このバルブ側壁は、バルブシーラーと摩擦を起こす嵌合を形成してバルブ側壁とバルブシーラーとの間に気密シールを起こして、バルブシーラーがバルブ口を完全に閉鎖できるような寸法である。バルブシーラー42は、バルブ口80で摩擦を伴って上下に動くように適応され、動く際にバルブ側壁79を掃除する。バルブ側壁の上方には、バルブシーラーを受容し、バルブシ−ラーの動きを誘導するための筒状縁長部40が形成される。延長部40の側壁38には、3つの垂直管路47(図3及び3a)が形成されて、バルブシーラーがバルブ口から延長部に動く際の摩擦を軽減する。バルブシーラーがバルブ口から延長部40に動くとき、摩擦嵌合の部分的な損失が起こり、これによって今度は、管路47の底端に空気通路58が形成されて、大気は、プレート型バネ61bに備わる開口部53、リング型チャンバ48、及びバルブ口80(図4b)を通ってチャンバ22に入ることができる。
バルブシーラー42をバルブ軸55から分離できる、または同一材料でバルブ軸と一緒に一体的に作製してバルブ軸と分離不可能な部分にすることができることを理解すべきである。また、バルブ軸55のバルブシーラー42またはバルブ口80の側壁79は、側壁79とバルブシーラー42との間の摩擦嵌合またはシール性を向上させるために、弾性リング(図示せず)を備えてよいことも理解すべきである。蓋またはカバー1の動作寿命は、弾性リングをバルブ軸55に設置した蓋またはカバーの動作寿命と比較して、弾性リング(図示せず)を側壁79に設置することによって200%以上改善されることを発見した。
先行技術の蓋のバルブとは異なり、つまり図6では、ノブの開口部53及び54を受容するチューブは、バルブ口80の上流に位置し、洗浄液または水に直接届くようにバルブシーラー42の上方のスペースを上向きに開口し、バルブ50内のスペースを洗浄するのを妨げたり困難にしたりするものを一切作らない。開口部53及び54を受容するチューブは、図2bの排出装置84のチューブ83を受容して真空ポンプが密閉室22を真空状態にできるような寸法である。開口部54は、装置84がノブヘッド部60を相互作用してこのヘッド部を押し下げられるようなサイズであり、これによって、バルブ軸55及びバルブシーラー42は下に下がって、摩擦嵌合の少なくとも部分的な損失が起こり、装置のチューブ83が開口部53及び54に挿入される際に、空気通路81(図4d)が形成される。開口部53は、チューブ83と緊密に嵌合して、ノブヘッド部の位置をロックする。
開口部67は、筒状延長部40の上壁66に形成され、この開口部内に軸55を受容してこの軸が動けるような寸法である。開口部69は、プレート型バネ61aと61bとの間に形成され、同じくこの開口部内に軸55を受容してこの軸が動けるような寸法であり、これによってバルブ軸は、またこれに伴いバルブシーラー42も、バネ61a及び61bに接続される。バネ61aと61bとの間は、バネ61a及び61bが別々に動けるようにするためのスペースまたはギャップ68である。停止プレート68は、バネ61a及び61bをノブヘッド部60の底部と停止プレートとの間に挟むためであるとともに、ノブヘッド部が、図4bに示すように、バネ61a及び61bを上向きに引き上げて、バルブ口80を開口して空気通路58を設けるために、軸55に形成される。シールスリーブ62は、側壁35の上端の周囲に取り付けられて、ノブヘッド部が図4dに示すように押し下げられるとノブヘッド部60をシールする。
バネ61a及び61bは、バルブシーラー42がバルブ口80から抜け出てバルブシーラーとバルブ側壁79との間の摩擦嵌合をすべてなくし、図4に示すように空気通路81を設けるか、あるいは摩擦嵌合の一部をなくして図4bに示すように空気通路58を設けるかのいずれかにするために、バルブ軸が十分な距離を動ける十分な長さである。バネも同じく、バルブシーラーが動いて摩擦嵌合の損失または部分的な損失を起こして空気通路81または58を設けた後に、摩擦嵌合の摩擦力を克服してバルブシーラーをバルブ口80の中に戻すのに十分な強さである。バルブ口80の直径は、約2〜20mm、好ましくは5〜10mmとすることができる。経年、偶発的な衝突または接触により保存中に漏れるのを防ぐため、バルブシーラーが、一切の空気通路を密閉室と大気との間に形成することなく、バルブ口80内を容器に向かって動くことのできる最大距離である、バルブシーラー42のシール状態を維持する移動距離は、通常約0.5〜15mmであり、好ましくは1〜7mmである。
図3〜9のノブ50は、他のバルブに比していくつかの独特の特徴を有する。
第一に、バルブシーラー42は、バルブシーラーまたはバルブ軸がある特定の距離を動いても、その距離がシール状態を維持する移動距離よりも短い限り、バルブ口80はシールされた状態に維持されるため、バルブシーラーがごくわずかに動いただけでも液体が漏れる他のバルブよりも漏れが格段に少ないノブ50になる。
第二に、バルブシーラー42は、通常使用している間にシーラーが上下に動く際に、バルブ口の側壁79、すなわちシール面にあるいかなる粉塵、食べ物またはその他の異物も一掃する。これによって、ノブまたはバルブを自己洗浄型にすることができ、これは蓋の信頼性に重要である。
第三に、同じく重要な点として、バルブシーラーは、バルブシーラーがバルブ口80に対して気密シールを形成する第1の位置と、バルブシーラーが少なくとも部分的にバルブ口よりも上になって、密閉室と大気との間に第1の空気通路58を形成する第2の位置と、バルブシーラーが少なくとも部分的にバルブ口よりも下になって密閉室と大気との間に第2の空気通路81を形成する第3の位置との間を移動することができる。蓋のノブヘッド部60があることで、バルブ軸55及びバルブシーラー42を下に押し下げて、密閉室22から空気が抜けられる空気通路58を形成することができる。また、ノブヘッド部60があることで、バルブ軸55及びバルブシーラー42を上に押し上げて、密閉室に空気を入れて容器から蓋を取り外しやすくする空気通路58を形成することもできる。
図3及び本発明のその他の例示的実施形態では、筒状延長部40に似た延長部を、バルブ口80の下端に形成してよい。
また、開口部67及び69、バルブ軸55の水平断面及びバルブ口80は、楕円形、正方形または開口部53と54との間のミスアライメントを防ぐその他の円形以外の形状であってもよいことも理解すべきである。また、ノブは、円形以外に、楕円形、三角形、正方形、長方形、星形及びハート形などの任意の形状であってもよいことも理解すべきである。さらに、第1のプレート30aは、リング形状であってもよく、開口部34は、ノブ胴部73のベース45よりも大きいことを理解すべきである。またさらに、ノブヘッド部60及びその他の本質外の部分は、小さくされるまたは取り除かれて、ノブが単に、使用中に自己洗浄可能なシール面を有するバルブとして動作してもよいことを理解すべきである。
蓋1を使用するためには、容器が蓋よりも大きいか小さいかをチェックする。容器の方が大きければ、ノブ50を持って弾性シーラー10を容器の内面23の上に設置する。使用前、ノブは、プレート30aの開口部34の上方にあり、ベース45が第1の位置または非使用位置(図3)でノブ内に残った状態であり、これによってノブは、把持してノブを介して空気を真空状態にするのに容易に手が届くものになる。食べ物20を保存する真空状態を生み出すために、ノブヘッド部60を押して、第2の位置、または図4及び4aに示した開口部34の下もしくは部分的に下の保存位置まで、ノブ50を開口部34内に下向きに動かす。ノブのベース45は、ノブに接続した第2のプレートまたは弾性膜30bを押し下げて、空気を空気通路81、開口部80、管路47、チャンバ48ならびに開口部53及び54に通して食べ物20の上へ押し出す。ノブヘッド部60を押すことで、バネ61a及び61bが湾曲し、バルブ軸の端部にあるバルブシーラー42が摩擦嵌合に反してバルブ口80から抜け出て通路81を設ける(図4)。ノブヘッド部Iが解放されると、バネ61a及び61bは、ノブヘッド部、バルブ軸及びバルブシーラーを押し上げてバルブ口80を閉鎖し、ノブを図4aに示すような保存位置に設定して、チャンバ22内を真空状態に維持する。バルブ口80を開口するには、単純にノブヘッド部60を上向きに引っ張ってノブを第3の位置まで動かし、バネ61a及び61bを湾曲させてバルブ軸55及びバルブシーラー42を筒状延長部40の中に動かし、空気通路58(図4b)を設ける。ノブが第1の位置と第2の位置との間である第3の位置にある間、空気は、通路58を通ってチャンバ22に入り続ける結果、ノブの第3の位置は、ノブが第1の位置に達するまで変化する。
容器が蓋よりも小さければ(図4c)、上プレート30a及び30bを容器21の縁24の上に設置する。弾性膜30bの底面は、滑らかで、容器に届く周辺部7を有して縁24に気密シールを形成し、これによって、蓋は、この蓋よりも小さい容器をシールできる。空気を取り除いて真空状態を生み出すには、図4に示した方法と同様の方法でノブ60を押す。真空状態を解放して蓋を取り除くには、図4bに示した方法と同様の方法でノブを引っ張る。この実施形態及び本発明のその他の実施形態におけるノブ50は、押し下げる程度をさらに多くまたは少なくして、取り除く空気をさらに多くまたは少なくしてもよく、これによってより高いまたは低い真空レベルを作り出す。そのため、プレート30aの開口部34またはリップ34に対するノブの位置は、蓋下の真空レベルを示すものである。例えば、ノブヘッド部60がリップ33よりもかなり上に位置する場合、真空レベルは低く、リップと同じ高さの場合、真空レベルは中程度であり、リップよりもかなり下にある場合、真空レベルは高い。
蓋の形状及び寸法が変化しない既存の真空蓋とは違い、図3、5、7の蓋は、食べ物の形状に合うように適応された第2の上プレート30bを有するため、真空ポンプ(図示せず)に接続された排出装置84によって、食べ物の上にあるさらに多くの空気を真空状態にすることができる。使用するには、装置のチューブ83を開口部53及び54を受容するチューブの中に挿入して、ノブヘッド部60を押し下げ、これによって今度はバネ61a及び61bが湾曲してバルブ軸55及びバルブシーラー42が下に動き、空気通路81を形成する。シールスリーブ62は、バルブ胴部73をノブヘッド部60に対してシールし、チューブ83と開口部53を受容するチューブとの間が緊密に嵌合することで、ノブヘッド部がバネ61a及び61bによって上に上がるのを防止する。真空ポンプは、通路81、バルブ口80、管路47、チャンバ48及びチューブ83を介して通って密閉室22から空気を抜くため、弾性膜は、伸張して下に移動し、食べ物20を覆ってこの食べ物の形状に適合する(図4d)。
図3dには、図3の蓋1に対して改良した膜ロック部31を提供している。
側壁29ならびに第1のプレート及び第2のプレート30a及び30bの一部のみを示している。側壁29は、蓋の中心に向かって内側に傾斜し、膜ロック部31は、側壁29から蓋の中心に向かって内側に突出し、複数の同一サイズの蓋を互いに入れ込んで重ねることができる。側壁29の近辺で開口部34及びノブ50から離れた所に位置する第1のプレートに、小さな開口部162が形成されて、水などの液体または空気が、第1のプレートと第2のプレートとの間を通過できる。改良した膜ロック部31は、上プレート30aに形成される第1のロック部であって、第1の隆起部171及び弾性膜30bを受容する第1の管路163を有する第1のロック部165と、側壁29に形成される第2のロック部であって、第2の隆起部164及び弾性膜を受容するための第2の管路166を有する第2のロック部167とを備える。第2の隆起部164は、第1の管路163に嵌合するように適応され、第1の隆起部171は、第2の管路166に嵌合するように適応される。第1の管路163は、第1のプレートの底部が弾性膜に覆われて膜が管路163から抜け出るのを防止する。図3の膜ロック部と同じく、弾性膜がロック部31から分離するのを防止するため、第1の隆起部及び第2の隆起部は、弾性膜30bの垂直部のみによって分離される。
プレート30aに備わる第1の管路163は、途切れのない円形管路である。しかし、第2の隆起部164の周囲には、側壁29に備わる複数の第2の管路166があり、第1の管路163の周囲には、プレート30aに備わる複数の第1の隆起部171があり、第1の隆起部は、第2の隆起部164が第1の管路163に入る際に、複数の第2の管路166に入るように適応される。各々の第1の隆起部171は、フック付端部170aを有する左隆起部171aと、フック付端部170bを有する右隆起部171bと、左隆起部と右隆起部との間のギャップ172とを備える(図3e)。第1の隆起部のフック付端部を受容する各々の第2の管路166の下には、サイド管路168が形成される。各々の第2の管路166の幅は、各々のサイド管路168の幅よりも小さく、フック付端部170a及び170bが通過するために、左右の隆起部171a及び171bが互いに向かって湾曲する必要があるようなサイズである。第1の隆起部171、第2の管路166及びサイド管路168のうちの少なくとも1つは、第1の隆起部171が第2の管路166内に力で押し込まれた際に、弾性膜30bの一部を破壊するための鋭利な素子を有することができる。弾性膜を破壊することで、膜が膜ロック部から分離するのが防止されることがわかっている。第1のロック部165に第2の管路及び隆起部を形成し、第2のロック部167に第1の管路及び隆起部を形成する。
図5〜5cは、シール面16、17及び18に接続した小型ガスケット93を有する改良した弾性シーラー10を備える図1の蓋の第3の修正版を示す。
図1の弾性シーラーは、他の蓋よりも長期間継続するシールを形成するが、ほとんどの台所の容器は、その内面23に、わずかな凹凸領域または突出領域を有し、完全な円形ではないため、このシールは十分でない。その上、容器が完全に円形であったとしても、蓋が中心になければ、依然として楕円形または非円形に見える。小型ガスケット93は、シール膜94を備え、このシール膜は、弾性シーラーの下で同シーラーの底部から離れて位置し、弾性シーラーの底面に接続した第1の端部105と、弾性シーラーに対して可動式の第2の端部106とを有する。シール膜94は、水平面に対して約1から89度、好ましくは約2から80度の角度に勾配または傾斜して、長期間継続するシールを達成する。ここで、シール膜は、斜字体のIの形状である。第2の端部106が第1の端部105よりも弾性シーラーの外周の方に近くなるように(図5)、シール膜を外向きに勾配または傾斜させることで、さらに長期間継続するシールが達成されることがわかっている。シール膜の一部を、崩壊するほど十分に薄いものにして、蓋が容器の上に載った際に蓋の重みによってシール膜の一部が弾性シーラーの底面に触れるようにしてもよく、これによって真空形成が容易になる。
図5cは、小型ガスケット93の改良版を示し、この改良版では、シール膜94は、第2の端部106にシール縁124を有する。
シール縁は、シール膜よりも、または少なくともシール縁に隣接するシール膜の部分よりも厚いもしくは太い。
図5dでは、側壁29は、側壁の内面が外面よりも高くなるように勾配した底面15を有し、これによって、使用中に食べ物が側壁29と弾性シーラーとの間に入るのが防止されることがわかった。図5dはまた、もう1つの改良した小型ガスケット93も示しており、このガスケットでは、シール膜94は、容器の内面23をシールするための脚部123及び足部122を備える。この場合、シール膜94は、L字型である。
図5cの脚部123を傾斜させることによって、シール膜94は勾配したV字型になり、脚部123及び足部122を湾曲させることによって、シール膜はC型になり、足部122を脚部123の左に約50%移動させることによって、シール膜は逆T字型になり、足部122を脚部123の左に約50%移動させて足部122を湾曲させることによって、シール膜は逆Y字型になり、第2の端部106に脚部を1つ追加することによって、シール膜はU字型になることを理解すべきである。脚部123及び足部122を組み合わせてバリエーションを持たせると、勾配したシール膜の効果があるため、上記のL字型、勾配したV字型、C字型、逆T字型、逆Y字型、及びU字型のシール膜94は、すべて全体的に勾配していると考えられる。また、シール膜をプラスチック製または金属製リングの底に形成してまたは取り付けて、弾性シーラーを形成してよいことも理解すべきである。また、弾性シーラー10が小型ガスケットまたはシール膜を1つのみ必要として、内面23の十分なシールを達成してよいことも理解すべきである。さらに、内面23と接触するように設計されたシール膜の少なくとも一部は、十分に薄く作製されて、内面上にあるわずかな凹凸部及び突起部に適合し、厚みは約1.5mm未満、好ましくは0.75mm未満であり、最も好ましくは0.5mm未満であることを理解すべきである。
側壁29は、ステンレス鋼板で形成され、上プレート30aは、ガラスで作製される。側壁29の上部97には管路88が形成されて、リング90を受容し、弾性膜の周縁部7を挟む。ガラスプレート30aは、リング90の上に設置され、側壁の上端91は、ガラスプレート30aの上で丸められて、膜の周縁部で形成された絶壁部92で弾性膜を固定する。図3のノブ50と同じく、修正したノブは、ノブヘッド部60、ノブ胴部73及び弾性膜を間に挟むための内胴部37を備える。ノブ胴部73は、ノブヘッド部60を受容するための上チャンバ57を有する。チャンバ57の縁には凹部52が形成され、ノブヘッド部を押すことによって密閉室22を真空状態にするのを容易にする。ノブヘッド部は、リング型チャンバ48に受容されこの中で動く側壁102を有する。筒状延長部40の上壁66とバルブシーラー42との間には、第1のバネ100が圧縮されて、バルブ軸55及びバルブシーラー42を下に動かす。ノブヘッド部と上壁66との間には、第2のバネ101が圧縮されて、バルブ軸及びバルブシーラーを上に動かす。第1のバネ及び第2のバネは、保存中または蓋を使用していないときに、バルブシーラーをバルブ口80内に維持するために選定される。第1のバネ101は、真空保存中のノブ50及び蓋のシールの信頼性を増大させるために、第2のバネ100よりも強いまたはバネ定数が大きいことが好ましい。
ガラスプレート30a及び弾性膜30b以外に、上プレート30は、さらに、内胴部のベース36の下で同ベースに接続するシールド143を有する。シールドは、使用前には弾性膜と接触した状態で、密閉室22内の空気が排出されるにつれて、弾性膜から離れるまたは弾性膜から遠くなる(図5a)。シールドは、ノブ胴部のベース45よりも大きく、プレート144及び複数の開口部146を有する。シールドは、ノブを押して膜を食べ物に対して押しつける際、または蓋を真空ポンプに接続する際に、弾性膜が食べ物内の鋭利な骨または貝によって損傷するのを防止することがわかった。このシールド143の予想外の利益は、特に、蓋1がトマトソースまたは油を含む食べ物を覆う場合に、弾性膜30が電子レンジによって損傷するのを防止するという点であり、このような損傷は、本出願者が特許文献6で開示したKeepeez(登録商標)の蓋が抱える主要課題であった。シールドは、蓋を洗浄しやすいように、好ましくは側壁29よりも小さく、最も好ましくは5〜40mmである。
使用するには、単純にノブヘッド部60を押して第2のバネ101を圧縮し、これによってバルブ軸55及びバルブシーラー42が下に動いて空気通路81を設け、弾性膜30を押し下げて空気を空気通路81から密閉室22の外部に出す(図5a)。弾性膜が下に動くことで、膜に接続したシールド143及びノブ50は、空気がチャンバ22から取り除かれるにつれて膜と共に下に動く。食べ物に対してさらに空気を取り除きたい場合は、上チャンバ57をシールするためのチューブ83及びノブヘッド部60を押すためのピン107を有する排出装置84(図5b)を、ノブ50の上チャンバ57の中に挿入することができる。
図6は、図1の蓋の第4の修正版を示す。
図5の蓋と比較して、この場合の上プレート30には、1つの層しかなく、内胴部37は、ノブ胴部73として機能し、上プレートの上に直接形成される。バルブ軸55にはチューブ状管路112が形成され、同管路の上端はチャンバ115に接続し、下端111は密閉室22に接続する。チャンバ115をシールするディスク117上には、開口部54を受容するチューブが形成される。バネ116によってボールシーラー120がディスク117に押しつけられて、開口部54を閉鎖する。側壁29は、ステンレス鋼またはプラスチックで作製され、複数の弾性プリーツ119a及び119bを有し、この弾性プリーツは、チャンバ22から空気を吐出するために押された際につぶれて高さが変わるように適応され、押されていないときは元の高さにリバウンドするまたは戻る復原力を有するように適応され、これによって密閉室内に真空状態が生じる。
図5及び5aの蓋と同様に、ノブヘッド部60を押してバルブ軸55及びバルブシーラー42を押し下げ、空気通路81(図示せず)を設ける。ノブヘッド部60及びバネ101は、ノブ胴部37及び上プレート30を介して押力を側壁29に伝達し、弾性プリーツ119a及び119bを圧縮して、空気を空気通路81(図示せず)を介してチャンバ22の外部に出す。押されていないときは、ノブヘッド部60はバネ101によって押し上げられ、これによって軸55及びバルブシーラー42が上に動き、バルブ口80を閉鎖する。圧縮した弾性プリーツは、拡張しようとするため、密閉室22に真空状態が生じる。真空状態を解放し、蓋1を引き上げるためには、図4bに示したものと同様に、突出部59またはノブヘッド部60を持ってノブを引き上げ、これによって、バルブ軸55及びバルブシーラー42を筒状延長部40の中に引き上げて空気通路58(図示せず)を設けて空気をチャンバ22に入れ、圧縮したプリーツを拡張して元の高さに戻す。
図2bの排出装置84を用いて空気を排出するためには、開口部54を受容するチューブの中にチューブ83を挿入してボールシーラー118を押し下げ、管路112を介して密閉室22から空気を排出する。
図1の蓋の第5の修正版を図7〜7cに示している。
改良した蓋は、第1のプレート30aと、第1のプレートの上に接続された側壁であって、第1のプレートの底面とほぼ同じ平面に底面15を有し、管路2を有する側壁29と、第2のプレートまたは弾性膜30bとを備える。膜30bは、周縁部7を有し、この周縁部は、図4cに示した方法と同様の方法で、蓋が容器21の縁24に対してシールを形成できるようにする滑らかな下面を有する。周縁部7は、ほぼ平坦な部分18を有し、この平坦部分は、側壁29の底面15を覆うまたは包んで弾性シーラー10を形成して、蓋が容器21の内面23に対して気密シールを形成できるようにする。
これはつまり、図3及び5の蓋と同じく、蓋は、蓋よりも小さい容器と蓋よりも大きい容器の両方をシールできるということである。しかしながら、この蓋は、図3及び5の蓋よりも遙かにコストが低い。なぜなら、この蓋の弾性シーラー10は、弾性膜30bの周縁部だけであり、蓋の側壁29は、第1のプレート30aの一部だけだからである。側壁29の近辺に位置する周縁部7は、蓋が使用されていないまたは容器に適用されていないとき(図7)、水平面に対して角度をなして、側壁29からノブ50に向かって下向きに勾配または傾斜している。第1のプレート30aの下面も、側壁29から中心にむかって下向きに傾斜している。角度または勾配は、約5から75度、好ましくは10から60度である。このような勾配は、容器の縁24に対するシールを改善することがわかり、これによって、勾配または角度が大きい場合、弾性膜は内面23をシールすることができ、プレート30aと30bとの間の液体を取り除くのに役立つ。
周縁部7は、勾配部17も有し、この勾配部は、側壁29の外面のうちの所定の高さを覆い、容器の内面23に届いて容器に対するシールを改良する。周縁部7の最上部は、リング82によって管路2に固定され、膜の周縁に形成された絶壁部92を有する。勾配部17と側壁29との間には流体用ギャップ19が形成されて、空気または液体などの流体層を含み、容器の内面23に対する弾性膜のシール性をさらに向上させる。側壁29と、底面15と接触し、側壁29の外面を覆う弾性膜30bの弾性シーラー10の部分17及び18との間の距離は、弾性膜の部分17及び18が容器の内面23とよりよく適合して気密シール性をさらに向上できるようにするために、変化可能なように適応される。
弾性膜30bは、蓋の生産過程または組み立て過程で、膜がリング82を介して側壁29に取り付けられるとき、または取り付けられる前に、1%から50%、好ましくは5%から30%伸張し、蓋が使用されていないときまたは容器に適用されていないときは、伸張かつ緊張した状態に維持される。このように伸張することで、ノブが部分的に開口部34またはプレート30aの下にある真空保存位置から、ノブが開口部34の上またはほぼ上にある非使用位置までノブが移動するときに、空気や水などの流体が第1のプレート30aと第2のプレート30bとの間に存在すればこれらの流体の吐出が容易になる。
本出願人の特許文献6に開示されている蓋で発見した問題は、数ヶ月にわたって長期的に何度も使用した後、蓋の数パーセント(例えば、蓋の経年数に応じて約4%)が小さい漏れに進行したという点である。膜厚を2倍に、例えば0.05mmを0.1mmにすることで、この問題を解決しようとした。成功に至ったのはわずか数例であった。平均して、漏れに進行した蓋のパーセンテージは、約30%減少した。すなわち、膜厚が2倍のときは、約4%から約3%になった。驚いたことに、蓋1に使用した1枚の弾性膜を2枚の同一の弾性膜に代えたところ、漏れに進行した蓋のパーセンテージは、ほぼ250%減少した。すなわち、約4%から約1.5%になることがわかった。この改良は、予想よりも10倍よい結果である。その結果、弾性膜30bには、1つの層に複数の弾性膜を備えて、弾性膜の周縁部を一緒に側壁29に接続した状態にすることが好ましい。さらに一層驚いたことに、蓋1に2枚の膜を熱で一緒に接着すると、長期間何度も使用した後のほぼ200個の蓋に漏れはみられなかった。これはつまり、接着工程が漏れの問題を解決したということであり、カレンダー加工、熱接着もしくはプレス接着、積層、または押出被覆などの接着工程によって、一緒に接着した2枚以上の弾性膜を用いて接着した膜が、蓋1に好ましいということである。
図7の改良したノブ50は、図3及び5のノブのリング型チャンバ48を取り除いて簡略化したものである。
ノブ胴部が開口部34の下に押されるのを防止する縁109を有するノブ胴部73と、ノブヘッド部60にあるチューブ状開口部54の直下にあるチューブ状開口部72及び53を介して大気に対して開口するバルブ口80及び筒状延長部40を有する内胴部37と、バルブシーラー42と、ノブの下に真空状態があるときであっても、ノブヘッド部60が押されたり引っ張られたりしていない限り、バルブシーラーを少なくとも部分的にバルブ口80内に維持するように適応されたバネ100及び101とを備える。筒状延長部40は、開口部67を有するノブ胴部73の上壁66で覆われて、バルブ軸55を受容する。ノブ胴部73は、開口部34よりもわずかだけ小さく、ノブが開口部内で上下に動くことができるようにし、第1のプレート30aと第2のプレート30bとの間のスペースに異物が入るのを防止する。ノブが開口部34内の低位置に動いた後、第1のプレートと第2のプレートとの間には、静止空気層120が形成されて、密閉室20内の産物20に断熱を提供する(図7c)。第1のプレート30aは、側壁29の上部に接続されてもよく、第2のプレートまたは弾性膜30bから離れた上方にあることを理解すべきである。また、ノブ60が第1の非使用位置(図7)から第2のシールした保存位置まで動いた後は、開口部34とノブ胴部73との間に、Oリングまたはシールガスケットによる気密シールを形成して、第1のプレート30aと第2のプレート30bとの間の真空を維持してもよいことも理解すべきである。
使用するには、容器20が蓋1よりも大きければ、弾性シーラー10を内面23の上に設置してノブヘッド部60を押し、空気通路81を設けてチャンバ22内の空気を排出し(図7c)、ノブヘッド部を解放してバルブシーラー42をバルブ口の中に戻れるようにし、チャンバ内に真空状態を形成できるようにする。蓋を取り除くには、図4bに示した方法と同様の方法で、ノブヘッド部を引っ張る。容器が蓋よりも小さければ、図4cに示した方法と同様の方法で、弾性膜30bを容器の縁24の上に設置する。ポンプを介して真空状態にするには、図2bの装置84のチューブ83を開口部54、53及び72の中に挿入し、ノブヘッド部60を押し下げる。チューブ84は、開口部53、54及び72に摩擦を伴って嵌合して、ノブヘッド部を下に維持し、ノブヘッド部を解放した後であっても、真空操作中にOリング108が開口部67をシールするようにする。
図7の改良した蓋を図7dに示している。
改良した蓋の管路2は、プラスチック製または金属製スリーブ82を押し込んで挟み、弾性膜の周縁部を側壁29に固定できるように側面に面し、これによって、弾性膜の勾配部17をすべて容器の内面に容易に届くようにして、シール性を向上させる。ノブ50のベースプレート45の下にディスクプレート144を有するシールド143が、内胴部37に接続され、図5のシールドと同様の方法で弾性膜を保護する。シールドは、蓋が使用されていないとき、カウンタートップまたはテーブル表面に置くための縁121も有する。ベースプレート45は、弾性膜30bの一部を曝露して掃除しやすくするために、開口部34よりも小さい。弾性膜30bは、側壁29から蓋の中心に向かって、まず下向きに傾斜または勾配した後に上向きに傾斜または勾配する。ベースプレート45及びディスクプレート144の下には、チャンバ128が形成される。バネ101の上端は、ノブヘッド部60の底端に固定され、バネ101の下端は、ノブ胴部のプレート66に固定される結果、バネ101は、ノブヘッド部が押された後にバルブシーラー42をバルブ口の中に引き戻すことができるだけでなく、ノブヘッド部が引き上げられた後にバルブシーラーをバルブ口の中に押し戻すこともできる。バネの端部をこのように固定することで、バネ100のコストが節約されるだけでなく、ノブをより短くして積み重ね及び保存をしやすくできる。
図8及び8aには、図1の蓋の第6の修正版を提供している。
この場合、側壁は、外側壁28aと、この外側壁から所定の距離に位置する内側壁28bとを備える。弾性シーラー10の勾配部17、すなわち弾性膜30bの周縁部は、外側壁28aと内側壁28bとの間に位置する。膜ロック部31は、管路9及び隆起部8を有して膜の外側部分を挟む。ステンレス鋼カバー149は、側壁29を覆い、第1のプレート30aを覆うための上カバー30cと、エラストマーまたはゴムリング199をチューブ状開口部53内に固定して、図2bの装置84が挿入されたときにチューブ83に対する摩擦を増大するための、上カバーにある開口部141と、外側壁28aの底を包み込む底カバー148とを有する。通路162が第1のプレート30a内に形成され、空気が流体ギャップ19を出入りできるようにして、内面23を弾性シーラー10の勾配部17に対してシールしやすくする。使用するには、弾性シーラー10の勾配部17を容器21の中に挿入し、ノブヘッド部60を押してバルブ軸55及びバルブシーラー42をバルブ口80から押し出し、空気通路を設けて容器内の空気を排出し、ノブヘッド部を解放してバルブシーラーがバルブ口を閉鎖できるようにし、容器内の真空状態を維持する(図8a)。蓋を取り除くには、図3から図7に記載したように、ノブヘッド部を引き上げるだけでよい。
図8の蓋をテストすると、ノブ50を取り除いたときでも、弾性シーラー10の勾配部17は、容器に対して長期間継続する気密シールを形成できることを発見した。
ノブ50がない場合、弾性シーラー10の勾配部17を容器の中に挿入し、弾性シーラーの勾配部17のほとんどまたはすべてが容器に入るまで、上プレート30cを押して勾配部17を変形させるだけでよい。勾配部17が水平面または水平プレート30aに対して15度よりも大きい角度、好ましくは45度よりも大きく、最も好ましくは60度よりも大きい角度で勾配または傾斜しているとき、蓋は最良の状態で動作することを発見している。蓋は、解放された直後にわずかにリバウンドし、このようなリバウンドは、通路162があるとき、かつ/または勾配角度が約60度以上であるときに、減少するまたはなくなることがわかった。
図7及び7dの蓋は、ノブ50なしで容器に対して長期間継続する気密シールを形成することもできることを理解すべきである。また、図8の弾性膜30bの代わりに、弾性ガスケットまたはシーラーであって、外側壁28aと内側壁28bとの間に嵌合するように適応し、上プレート30a及び側壁29に接触するための水平の上ベース120と、底リング18と、上ベース及び底リングに接続する薄型シール膜17とを備える弾性ガスケットまたはシーラー10(図8b)を用いてもよいことも理解すべきである。シール膜17は、水平面または水平な上ベース120に対して、好ましくは15度よりも大きく、さらに好ましくは45度よりも大きく、最も好ましくは60度よりも大きい角度で勾配する。シール膜17は、容器の内面23に対する気密シール性を向上させるために、好ましくは1.5mm未満、さらに好ましくは0.7mm未満である。
図9〜9bには、図1の蓋の第7の修正版を提供している。
この修正した蓋は、図8の蓋とほぼ同じだが、ノブヘッド部60をさらに小さく変更したノブ50を有する。この変更したノブは、バルブ口80及びチャンバ150を有する胴部37と、チャンバ150に嵌合してこのチャンバ内で可動式のチューブ状胴部151、ノブヘッド部がチャンバ150から抜け出るのを防止する外向きの突起部152、チューブ状開口部54、内側に突出する上リップ155、及びこのリップ上の凹部52を有するノブヘッド部60と、チューブ状胴部151内で可動式の上シリンダ156及びバルブシーラー42に固定するための下端41を有するバルブ軸55とを備える。上シリンダ156は、内側突起部155によってチューブ状胴部151から抜け出るのを防止され、貫通開口部158を有する。
真空シールするためには、弾性膜30bの弾性シーラー10の勾配部17を容器21の中に挿入して、容器の内面23をシールし、ノブヘッド部60を押してバルブ軸がバルブシーラー42をバルブ口80から押し出すようにし、空気通路81を設けて空気を排出し(図9a)、ノブを解放してバネ100によってバルブシーラーがバルブ口80の中に戻るようにし、シールして真空状態を維持する。ポンプでさらに多くの空気を吸引するには、図2bの装置84のチューブ83を開口部54の中に挿入し、上シリンダ156及びバルブ軸55を押してバルブシーラー42をバルブ口80から押し出し、空気通路81を設ける(図9b)。チューブ84を取り除くと、バネ100が上シリンダ156を押し上げてバルブシーラー42をバルブ口80の中に戻し、容器をシールして容器内の真空状態を維持する。真空状態を解放するには、バルブシーラー42をバルブ口80から押し出すのに十分なだけノブヘッド部60を押す。ノブヘッド部を引き上げて真空状態を解放し、蓋を容器から引き上げられるように、図8の突起部59を図9のノブヘッド部60の上に形成してもよい。
本発明の範囲は、当然ながら、例として記載し図面に描いた実施形態に制限または限定されず、これらの実施形態の変更例、修正例、追加例及び適用例は、特許請求の範囲に入りうる。

Claims (64)

  1. 容器をシールするための蓋であって、
    上プレートと;
    前記上プレートに接続した側壁と;
    前記容器から前記蓋を取り除くのを容易にするためのノブと;を備え、
    前記上プレート及び前記側壁のうちの少なくとも一方は、前記容器をシールして、前記上プレートと前記容器との間に密閉室を形成し;
    前記ノブの少なくとも一部は、前記蓋が前記容器に適用された後、前記容器に対して位置を変更するように適応される
    ことを特徴とする蓋。
  2. 前記ノブは、胴部と、その胴部が前記上プレートから分離するのを防止するためのベースプレートと、前記胴部から水平に突出するヘッド部であって、前記ノブを持って、前記ノブが少なくとも部分的に前記上プレートの上になって前記ノブに容易に手が届くようにする第1の位置と、前記ノブが少なくとも部分的に前記上プレートの下になって第2の容器を前記上プレートの上に設置できるようにする第2の位置との間を動かし、これによって容器を積み重ねられるようにするためのヘッド部とを備える
    請求項1に記載の蓋。
  3. 前記上プレートは、前記ノブが接続される、凹部と及び凹状になることのできる部分のうちの少なくとも1つを備える
    請求項2に記載の蓋。
  4. 前記上プレートは、前記ノブが少なくとも部分的に前記開口部の上になる第1の位置と、前記ノブが少なくとも部分的に前記開口部の下になる第2の位置との間で、前記ノブが前記開口部内を動けるように適応した開口部を備える
    請求項1に記載の蓋。
  5. 前記上プレートは、前記開口部が上に形成される第1のプレートと、前記ノブが接続される第2のプレートとを備え、前記ノブは、前記第1の位置と第2の位置との間で、前記開口部内を動くように適応される
    請求項4に記載の蓋。
  6. 前記第2のプレートは、前記ノブが前記第1の位置にあるときは前記第1のプレートに接触し、前記第1のプレートと第2のプレートとの間に異物が入るのを防止する
    請求項5に記載の蓋。
  7. 前記第2のプレートは、弾性膜を備え、前記第1のプレートは、前記膜の少なくとも前記周縁部が、前記側壁から前記ノブに向かう方向に下向きに勾配するように適応した下面を有し、これによって、前記容器に対するシール性を向上させる
    請求項6に記載の蓋。
  8. 前記第2のプレートは、前記蓋が容器に適用される前に伸張かつ緊張した状態である弾性膜を備え、前記ノブが前記第2の位置から前記第1の位置に動くときに、前記第1のプレートと第2のプレートとの間にある空気及び水のうちの少なくとも一方を含む流体を排出しやすくする
    請求項6に記載の蓋。
  9. 前記ノブの少なくとも一部は、前記開口部を閉鎖するのに十分大きく、前記ノブが前記第2の位置にあるときに、前記第1のプレートと第2のプレートとの間に空気層を形成して、前記密閉室内の産物に対して断熱を提供する
    請求項5に記載の蓋。
  10. 前記第1のプレートは、前記側壁の近辺で前記ノブから離れて位置する第2の開口部を備えて、前記プレート間に流体が通過できるようにする
    請求項5に記載の蓋。
  11. 前記ノブは、バルブ口と、前記ノブが前記第2の位置にあるときの保存中に前記バルブ口を閉鎖するためのバルブシーラーとを備え、前記バルブシーラーは、前記ノブが第3の位置にあるときに前記バルブ口を開口するように適応され、前記第3の位置は、前記第1の位置と第2の位置との間にある
    請求項5に記載の蓋。
  12. 前記開口部は、手を通して前記ノブを前記第2の位置から前記第1の位置まで動かせるのに十分な大きさである
    請求項5に記載の蓋。
  13. 前記開口部は、前記ノブが、前記ノブの上向きの動きと下向きの動きのうちの少なくとも一方に、前記開口部から完全に抜け出るのを防止するように適応される
    請求項5に記載の蓋。
  14. 前記ノブが前記第1の位置から前記第2の位置に動いた後、前記第1のプレートと第2のプレートとの間を真空状態に維持するために、前記開口部とノブ胴部との間にシールガスケットを備える
    請求項5に記載の蓋。
  15. 前記上プレートは、周縁部及び膜ロック部を有する弾性膜を備え、前記膜ロック部は、第1の隆起部及び前記周縁部を受容するための第1の管路を有する第1のロック部と、第2の隆起部及び同じく前記周縁部を受容するための第2の管路を有する第2のロック部とを備え、前記第2の隆起部が前記第1の管路に入って前記周縁部を前記側壁にロックするときに、前記第1の隆起部は、前記第2の管路で終わるように適応される
    請求項1に記載の蓋。
  16. 前記第1の隆起部及び第2の隆起部は、前記膜の前記周縁部の垂直部によってのみ分離されて、前記膜が前記管路から抜け出るのを防止する
    請求項15に記載の蓋。
  17. 前記第2の管路は、前記第2の隆起部の周囲に複数の管路を有し、前記第1の隆起部は、前記第1の管路の周囲に複数の隆起部を有し、各々の前記複数の隆起部は、各々の前記複数の管路を通過するように適応したより広い端部を有し、前記ロック部は、、各々の前記複数の隆起部の前記より広い端部を受容するサイズのサイド管路を備え、前記サイド管路のうちの少なくとも1つ、前記第1の隆起部及び前記第2の管路は、前記弾性膜を破壊するように適応される
    請求項15に記載の蓋。
  18. 前記上プレートは、、管路を有する第1のプレートと、弾性膜を有する第2のプレートとを備え、前記管路は、前記弾性膜が前記第1のプレートの前記底面を包むように適応されて、前記弾性膜が前記管路から抜け出るのを防止する
    請求項1に記載の蓋。
  19. 前記上プレートは、弾性膜とその弾性膜を前記側壁にロックするための膜ロック部とを備え、前記側壁は、複数の前記蓋が互いに積み重なるように前記蓋の中心に向かって傾斜し、前記側壁は、その側壁の上端に前記膜ロック部を収容するための内向きの突起部を備え、これによって積み重ねを容易にする
    請求項1に記載の蓋。
  20. 前記上プレートは、弾性膜を備え、前記膜は、その膜のエッジに絶壁部を備えて、前記側壁と側面のノブのうちの少なくとも一方に前記膜を取り付けるのを容易にする
    請求項1に記載の蓋。
  21. 前記側壁に接続し、容器の内面に気密シールを形成するように適応された弾性シーラーを備える
    請求項1に記載の蓋。
  22. 前記上プレートは、前記密閉室内に真空状態を生成するように適応され、、前記真空状態を前記弾性シーラーに印加される下向きの力に変換して前記気密シールを維持するように適応される弾性膜を備える
    請求項21に記載の蓋。
  23. 前記弾性膜は、容器の縁をシールするために前記容器に届く滑らかな下面を有し、前記膜によって前記蓋は、その蓋よりも小さい容器をシールすることができ、前記弾性シーラーによって前記蓋は、その蓋よりも大きい容器をシールできる
    請求項22に記載の蓋。
  24. 前記弾性シーラーは、水平面に対して様々な角度をなす複数のシール面を備え、外側シール面は、前記シーラーの内側周縁部から外側周縁部に向かって前記内側シール面よりも上向きに傾斜するように適応される
    請求項21に記載の蓋。
  25. 前記側壁は、前記シーラーに力を印加して気密シールするために前記弾性シーラーと接触している下面を有し、前記下面は、前記側壁の内面が前記外面よりも高くなるように勾配するように適応される
    請求項21に記載の蓋。
  26. 前記上プレートは、弾性膜を備え、その弾性膜は、前記蓋が容器の縁をシールできるようにする滑らかな下面と、前記蓋が容器の前記内面をシールできるようにするための前記弾性シーラーを形成するために、前記側壁の前記下面の少なくとも一部を覆う外側部とを有する
    請求項21に記載の蓋。
  27. 前記側壁は、前記密閉室から空気を吐出するために前記蓋が押されたときに、高さが変化するように適応され、前記蓋が押されていないときは、元の高さに戻る復原力を有するように適応され、これによって、前記密閉室内に真空状態を生成する
    請求項21に記載の蓋。
  28. 前記弾性シーラーは、前記気密シール性を向上させるために前記弾性シーラーに接続された少なくとも1つの小型ガスケットを備え、その小型ガスケットは、前記弾性シーラーの前記下面の下またはその下面から離れて位置するシール膜を備える
    請求項21に記載の蓋。
  29. 前記シール膜は、崩壊するように適応されて、前記蓋が前記容器に載せられたときに、前記シール膜の少なくとも一部が前記下面に触れる
    請求項28に記載の蓋。
  30. 前記上プレートは、弾性膜と、その膜の下のシールドとを備え、前記シールドは、前記密閉室内の空気が取り除かれるにつれて、前記弾性膜から離れるように適応される
    請求項1に記載の蓋。
  31. 前記ノブは、前記密閉室を大気と通じさせるためのバルブ口と、バルブシーラーとを備え、前記バルブ口は、前記バルブシーラーに対する摩擦嵌合を形成して気密シールするように適応した所定の長さのバルブ側壁を有し、前記バルブシーラーは、前記バルブ口内で動くように適応されて、少なくとも部分的に前記摩擦嵌合を損失して前記密閉室と大気との間に空気通路を形成する
    請求項1に記載の蓋。
  32. 前記ノブは、前記密閉室を大気と通じさせるためのバルブ口と、バルブシーラーとを備え、前記バルブシーラーは、前記バルブシーラーが前記バルブ口に対して気密シールを形成する第1の位置と、前記バルブシーラーが少なくとも部分的に前記バルブ口の上になって前記密閉室と大気との間に第1の空気通路を形成する第2の位置と、前記バルブシーラーが少なくとも部分的に前記バルブ口の下になって前記密閉室と大気との間に第2の空気通路を形成する第3の位置との間を動くように適応される
    請求項1に記載の蓋。
  33. 前記ノブは、、押されて前記バルブシーラーを動かして前記第2の空気通路を形成することによって、前記密閉室内の空気が排出できるように適応され、引っ張られて前記バルブシーラーを動かして前記第1の空気通路を形成して前記密閉室内の真空状態を解放することによって、前記蓋を前記容器から取り除けるように適応されたノブヘッド部を備える
    請求項32に記載の蓋。
  34. 前記上プレートは、1つの層に複数の弾性膜を含み、その弾性膜の周縁部が一緒に前記側壁に接続された状態である
    請求項1に記載の蓋。
  35. 前記複数の弾性膜は、接着工程によって一緒に接着されて、長期間多数回使用した後の前記弾性膜からの漏れを防止する
    請求項34に記載の蓋。
  36. 容器をシールするための蓋であって、
    上プレートと;
    前記上プレートに接続した側壁と;を備え、
    前記上プレートと前記側壁のうちの少なくとも一方は、弾性シーラーを備えて前記容器をシールし、前記上プレートと前記容器との間に密閉室を形成し;
    前記弾性シーラーは、前記容器の内面と接触してその内面をシールするシール膜を備え、前記シール膜の少なくとも一部は、前記蓋が使用されていないとき、または前記容器に適用されていないときは、水平面に対して角度をなして全体的に勾配する
    ことを特徴とする蓋。
  37. 前記上プレートは、前記側壁の底面の少なくとも一部を覆うように適応された弾性膜を備え、前記シール膜は、前記側壁の前記底面の下に前記弾性膜の一部を備える
    請求項36に記載の蓋。
  38. 前記シール膜と前記側壁との間の距離は、前記気密シール性を向上させるために変化可能なように適応される
    請求項37に記載の蓋。
  39. 前記上プレートは、前記側壁の外面のうちの所定の高さを覆うように適応された弾性膜を備え、前記シール膜は、前記側壁の前記外面の外部に前記弾性膜の一部を備える
    請求項36に記載の蓋。
  40. 前記シール膜と前記側壁の前記外面との間に、空気と液体のうちの少なくとも一方を含む流体層を備える
    請求項38に記載の蓋。
  41. 前記弾性シーラーは、、前記側壁と上プレートのうちの少なくとも一方と接触するように適応された上ベースを備え、前記シール膜は、水平面に対して15度よりも大きい角度で前記上ベースに接続される
    請求項36に記載の蓋。
  42. 前記上プレートは、第1のプレートと、その第1のプレートの下の弾性膜とを備え、前記弾性膜は、前記側壁の少なくとも一部及び前記側壁に近い前記第1のプレートの前底面の少なくとも一部を覆うように適応され、前記シール膜は、前記側壁または前記側壁に近い前記第1のプレートの底面を覆う前記弾性膜の部分を備える
    請求項36に記載の蓋。
  43. 前記シール膜の少なくとも一部は、前記蓋が使用されていないときまたは容器に適用されていないとき、水平面に対して少なくとも5度の角度で勾配する
    請求項42に記載の蓋。
  44. 前記シール膜の少なくとも一部は、前記蓋が使用されていないときまたは容器に適用されていないとき、水平面に対して少なくとも45度の角度で勾配する
    請求項42に記載の蓋。
  45. 前記側壁は、第1の側壁と、前記第1の側壁から所定の距離の所に位置する第2の側壁とを備え、前記シール膜は、前記蓋が使用されていないとき、水平面に対して前記角度をなして前記第1の側壁と第2の側壁との間で勾配する
    請求項36に記載の蓋。
  46. 前記弾性シーラーは、前記側壁に接続され、前記シール膜は、勾配し、前記弾性シーラーの前記底面の下でその底面から離れて位置する
    請求項36に記載の蓋。
  47. 前記シール膜は、前記弾性シーラーに接続した第1の端部と、前記弾性シーラーの前記底面に対して可動式の第2の端部とを有する
    請求項46に記載の蓋。
  48. 前記シール膜の前記第2の端部は、前記第1の端部よりも前記弾性シーラーの外側のエッジの方に近い所に位置する
    請求項47に記載の蓋。
  49. 前記シール膜の前記第2の端部は、前記シール縁に隣接する前記シール膜の部分よりも厚いシール縁を有する
    請求項47に記載の蓋。
  50. 前記シール膜は、概ねL字型、C字型、勾配したV字型、逆T字型、逆Y字型、U字型及び勾配したI字型のうちの1つの形状であり、前記容器の前記内面と接触するように設計された前記シール膜の少なくとも一部は、前記内面の凹凸部または突起部に適合するように十分薄く弾力がある
    請求項46に記載の蓋。
  51. 前記側壁は、少なくとも1つの弾性プリーツを有し、その弾性プリーツは、前記蓋が押されたときに崩壊するように適応され、これによって前記密閉室から空気を排出し、前記蓋が押されていないときに、元の高さに戻る復原力を有するように適応され、これによって前記密閉室に真空状態を生成する
    請求項36に記載の蓋。
  52. 容器をシールするための蓋であって、
    上プレートと;
    前記上プレートに接続した側壁と;
    前記上プレートに位置するノブと;を備え、
    前記上プレート及び前記側壁のうちの少なくとも一方は、前記容器をシールして、前記上プレートと前記容器との間に密閉室を形成し、
    前記ノブは、前記密閉室を大気と通じさせるためのバルブ口と、バルブシーラーとを備え、前記バルブ口は、前記バルブシーラーに対する摩擦嵌合を形成して気密シールする所定の長さのバルブ側壁を有し、前記バルブシーラーは、前記バルブ口内で動き、少なくとも部分的に前記摩擦嵌合を損失して前記密閉室と大気との間に空気通路を形成する
    ことを特徴とする蓋。
  53. 前記ノブは、前記バルブ側壁への延長部を備え、前記延長部は、前記バルブシーラーが前記延長部の中に動いたときに、前記摩擦嵌合を少なくとも部分的に損失して前記空気通路を設けるための管路を有する
    請求項52に記載の蓋。
  54. 前記ノブは、前記バルブシーラーのシール状態を維持する移動距離が約0.5〜15mmとなるように適応され、事故または経年による保存中の漏れを防止する
    請求項52に記載の蓋。
  55. 前記ノブは、前記バルブシーラーが動いて摩擦嵌合の前記少なくとも部分的な損失を起こして前記空気通路を設けた後に、前記摩擦嵌合の摩擦力を克服して前記バルブシーラーを前記バルブ口の中に戻すのに十分な強さのバネを備える
    請求項52に記載の蓋。
  56. 前記バネは、前記ノブの胴部に接続される第1の端部と、前記バルブシーラーに接続される第2の端部とを有するプレートを備え、前記プレートは、前記バルブシーラーを動かして前記摩擦嵌合を損失するために十分湾曲するように適応される
    請求項55に記載の蓋。
  57. 前記バネは、前記バルブシーラーを下に動かすための第1のバネと、前記バルブシーラーを上に動かすための第2のバネとを備え、前記第1のバネ及び第2のバネは、保存中に前記バルブシーラーを前記バルブ口内に保持するように適応される
    請求項55に記載の蓋。
  58. 前記第2のバネは、保存中の前記蓋のシールの信頼性を増大させるために、前記第1のバネよりも強い
    請求項57に記載の蓋。
  59. 前記ノブは、バルブ軸を通じて前記バルブシーラーに接続されたノブヘッド部と、前記バルブシーラーを収容するノブ胴部とを備え、前記バネは、前記バルブシーラーを前記バルブ口内で上下に動かすように適応され、前記ノブヘッド部に固定された第1の端部と、前記ノブ胴部に固定された第2の端部とを有する
    請求項55に記載の蓋。
  60. 前記ノブは、真空ポンプに接続された排出装置を受容して前記密閉室を真空状態にするために、前記バルブ口の上流に位置する第2の開口部と、前記排出装置が前記第2の開口部内に受容されるときに、前記排出装置と相互作用して前記摩擦嵌合を少なくとも部分的に損失するように適応されるノブヘッド部とを備える
    請求項52に記載の蓋。
  61. 前記ノブは、ノブヘッド部と、前記バルブ口の上にチャンバを有するノブ胴部と、前記ノブヘッド部及び前記バルブシーラーに接続したバルブ軸とを備える
    請求項52に記載の蓋。
  62. 前記バルブシーラーは、前記バルブシーラーが前記バルブ口に対して気密シールを形成する第1の位置と、前記バルブシーラーが少なくとも部分的に前記バルブ口の上になって前記密閉室と大気との間に第1の空気通路を形成する第2の位置と、前記バルブシーラーが少なくとも部分的に前記バルブ口の下になって前記密閉室と大気との間に第2の空気通路を形成する第3の位置との間を動くように適応される
    請求項52に記載の蓋。
  63. 前記ノブは、ノブヘッド部を備え、前記バルブシーラーは、前記ノブヘッド部を押さえたときに前記第2の空気通路を形成し、これによって前記蓋が前記密閉室から空気を取り除くように適応され、前記ノブヘッド部を引っ張って前記容器から前記蓋を取り除くときに、前記第1の空気通路を形成するように適応される
    請求項62に記載の蓋。
  64. 蓋を容器に設置することと、前記蓋のノブを押し下げて第1の空気通路を形成して前記容器を真空状態にし、これによって前記蓋を前記容器に対して真空シールすることと、前記ノブを引き上げて第2の空気通路を形成して真空状態を解放し、これによって前記蓋を前記容器から引き上げて離すこと、とを含む
    ことを特徴とする蓋の使用法。
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