JP2014510016A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. 癌の治療において使用するための代謝標的化学免疫療法レジメンであって、
   免疫応答を刺激するための治療的有効用量の１つ以上の免疫作用物質；
   血糖低減治療；および、
   治療的有効用量の１つ以上の化学療法薬；
   を含み、
   前記１つ以上の免疫作用物質および前記１つ以上の化学療法薬の治療的有効用量は標準用量より低い、代謝標的化学免疫療法レジメン。
2. 前記１つ以上の免疫作用物質は、１つ以上の治療抗体、ビタミン、ミネラル、栄養分、ハーブ、植物由来物質、真菌、動物または昆虫由来物質、アジュバント、抗酸化剤、アミノ酸、サイトカイン、ケモカイン、ホルモン、Ｔ細胞共刺激分子、全身的免疫刺激ペプチド、遺伝子治療、および免疫細胞由来療法を含む、請求項１に記載の代謝標的化学免疫療法レジメン。
3. １つ以上のブースター量の、前記１つ以上の治療抗体を投与することをさらに含む、請求項１に記載の代謝標的化学免疫療法レジメン。
4. 前記血糖低減治療は、絶食、ある用量のインスリン、ある用量のインスリン非依存薬、またはその組み合わせから選択される、請求項１に記載の代謝標的化学免疫療法レジメン。
5. 前記インスリン非依存薬はメトホルミン、グリメピリド、グリブリドまたはグリピジドから選択される、請求項４に記載の代謝標的化学免疫療法レジメン。
6. 前記血糖の低減は長期間維持される、請求項１に記載の代謝標的化学免疫療法レジメン。
7. 治療的有効用量のインスリン非依存薬を前記１つ以上の化学療法薬と組み合わせて投与することをさらに含む、請求項１に記載の代謝標的化学免疫療法レジメン。
8. 前記１つ以上の化学療法薬は、高頻度で投与される、請求項１に記載の代謝標的化学免疫療法レジメン。
9. 癌の治療において使用するための代謝標的化学療法レジメンであって、
   癌幹細胞の集団において発現されるＭＤＲポンプを標的にするインスリン非依存血糖低減治療；および
   治療的有効用量の１つ以上の化学療法薬；
   を含み、
   前記１つ以上の化学療法薬の治療的有効用量は標準用量より低い、代謝標的化学療法レジメン。
10. 前記インスリン非依存血糖低減治療は、絶食、運動、低炭水化物食、αグルコシダーゼ阻害薬、ＭＤＲポンプ阻害薬、ビグアナイド薬、またはその組み合わせから選択される、請求項９に記載の代謝標的化学免疫療法レジメン。
11. ａ）前記１つ以上の化学療法薬は、アルキル化剤、代謝拮抗薬、抗腫瘍抗生剤、トポイソメラーゼ阻害薬、有糸分裂阻害剤、ホルモン療法、解糖阻害薬、標的治療薬および免疫治療薬からなる群より選択される；または、
    ｂ）前記１つ以上の化学療法薬は、複数の化学療法薬を含み、各々が細胞周期の異なる点を標的にする、請求項１又は９に記載の代謝標的化学免疫療法レジメン。
12. 治療的有効用量の１つ以上の免疫作用物質を投与し、免疫応答を刺激することをさらに含み、前記１つ以上の化学療法薬の治療的有効用量は標準用量よりも低く、さらに、前記１つ以上の免疫作用物質は、治療抗体、ビタミン、ミネラル、栄養分、ハーブ、植物由来物質、真菌、動物または昆虫由来物質、アジュバント、抗酸化剤、アミノ酸、サイトカイン、ケモカイン、ホルモン、Ｔ細胞共刺激分子、全身的免疫刺激ペプチド、遺伝子治療、および免疫細胞由来療法からなる群より選択される、請求項９に記載の代謝標的化学免疫療法レジメン。
13. 前記代謝標的化学免疫療法は、健康な細胞よりも、癌細胞の集団を選択的に標的にする、請求項１または９に記載の代謝標的化学免疫療法レジメン。
14. その後の用量のインスリンを投与することをさらに含む、請求項９に記載の代謝標的化学免疫療法レジメン。
15. 前記代謝標的化学免疫療法は、食道癌、乳癌、肺癌、骨癌、膀胱癌、脳癌、尿路癌、細胞腫、子宮頸癌、結腸癌、胃癌、頭頸部癌、肝細胞癌、肝癌、リンパ腫および白血病、メラノーマ、卵巣癌、膵癌、下垂体癌、前立腺癌、直腸癌、腎臓癌、肉腫、精巣癌、甲状腺癌、および子宮癌からなる群より選択される癌を治療するために使用される、請求項１または９に記載の代謝標的化学免疫療法レジメン。