JP2018100243A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. 配列番号１のアミノ酸配列を含むペプチド、該アミノ酸配列と８０％以上の配列相同性を有するペプチド、及びそのフラグメントであるペプチドからなる群から選ばれる一つ以上のペプチドで活性化された樹状細胞を含む、感染されるか、又は変性された細胞に対する免疫反応を生じる免疫反応活性化組成物。
2. 前記フラグメントは、３個以上のアミノ酸から構成されたフラグメントを含む、請求項１に記載の組成物。
3. 前記樹状細胞は、さらにＷＴ１、ＭＵＣ−１、ＣＡ１２５、ＭＡＧＥ−Ａ３、ＣＥＡ、ＮＹ−ＥＳＯ１、Ｓｕｒｖｉｖｉｎ及びＨｅｒ２からなる群から選ばれる一つ以上の抗原由来のペプチドで活性化されたことを特徴とする、請求項１に記載の組成物。
4. 前記組成物は、感染されるか、又は変性された細胞に対する免疫反応の生成により炎症又は癌を治療することを特徴とする、請求項１に記載の組成物。
5. 前記癌は、膵臓癌、肺癌、乳癌、前立腺癌、肝癌、及び腎臓癌からなる群から選ばれる一つ以上の癌を対象にすることを特徴とする、請求項４に記載の組成物。
6. 前記樹状細胞は、前記組成物を投与される個体の末梢血から選別培養された単核細胞に由来の樹状細胞であることを特徴とする、請求項１に記載の組成物。
7. 前記組成物は、配列番号１又はそのフラグメントを含む免疫治療剤と併用投与することを特徴とする、請求項１に記載の組成物。
8. 前記組成物は、ＮＫ（natural killer）細胞治療剤と併用投与することを特徴とする、請求項１に記載の組成物。
9. 前記組成物は、一つ以上の抗癌化学療法用薬剤又は標的抗癌治療剤と併用投与することを特徴とする、請求項１に記載の組成物。
10. 前記組成物は、放射線治療法と併用することを特徴とする、請求項１に記載の組成物。
11. 免疫反応を生じる免疫反応活性化のための、薬学的に有効な量の請求項１から請求項１０のうちいずれか一つに記載の免疫反応活性化組成物であって、当該組成物の有効量が標的指向性治療を必要とする疾病又は異常症状を有する個体に投与される、組成物。
12. 前記組成物の投与は、２週毎に１回ずつリンパ節付近の皮内注射を通じて行われることを特徴とする、請求項１１に記載の組成物。
13. 前記組成物の投与は、配列番号１のアミノ酸配列又はそのフラグメントを含む免疫治療剤と併用投与することを特徴とする、請求項１１に記載の組成物。
14. 請求項１から請求項１０のうちいずれか一つに記載の免疫反応活性化組成物、及び前記組成物を対象個体に投与する方法を記載した指示書を含む、炎症又は癌に対する免疫反応を生じる免疫反応活性化キット。
15. 前記キットは、配列番号１又はそのフラグメントを含む免疫治療剤をさらに含み、前記指示書は、前記免疫治療剤を２週おきにリンパ節付近の皮内注射を通じて投与することをさらに含むことを特徴とする、請求項１４に記載のキット。