JP2014509666A - 植物油を分留するためのプロセス - Google Patents

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Abstract

容器中で植物油をストリッピングして頂部留分と底部留分を形成する工程、前記頂部留分の一部をスクラバー(5)中で第1の温度で凝縮させ、コンデンサー(7)中の前記スクラバー(5)で凝縮しない前記頂部留分の他の部分を前記第1の温度よりも低い第2の温度で凝縮させて凝縮物を形成する工程、前記コンデンサー(7)からの前記凝縮物を少なくとも2つの部分に分割する工程、前記凝縮物の第1の部分を第1生成物として回収する工程、および前記凝縮物の第2の部分を100℃〜160℃の温度で前記スクラバー(5)に戻し、前記スクラバー(5)中で液相として働くようにする工程、を含む植物油を分留するための連続プロセス。
【選択図】 図1

Description

本発明は、植物油を分留するためのプロセス、該プロセスによって得られる生成物、および該プロセスを実施するための装置に関する。特に、本発明は、遊離脂肪酸を含む植物油の分留に関する。
脂肪酸のトリグリセリドを含有する植物油は、例えば食料品に有用である。多くの植物油は、不純物を除去するためにその天然源からの抽出の後に処理する必要がある。例えば、油は、脱ガム処理がされてリン脂質が除去され、漂白土で処理されて油を着色し得るクロロフィルやカロテノイドなどの不純物や少量の成分が除去され、続いて蒸気ストリッピングおよび脱臭によって精製油に望ましくない味および/または臭気を与え得る遊離脂肪酸が除去される。パーム油は、一般に油の脱ガム、漂白、および脱臭を含む工程によって精製される。
パーム油などの植物油は、一般に、ストリッパー中で処理され、揮発性の低いトリグリセリドを残して、遊離脂肪酸の大部分が留出物として除去される。ストリッピングは、通常蒸気の存在下減圧条件で行われる。遊離脂肪酸は、揮発性留分としてストリッパーから回収される。この留分は、脂肪酸留出物(FAD)として知られ、動物飼料を製造するための成分として販売され、動物飼料として直接用いられるか、例えば石鹸またはバイオデイーゼルの製造に用いられることのできる貴重な商業製品である。パーム油からの脂肪酸留出物は、パーム脂肪酸留出物(PFAD)として知られる。
植物油中には低濃度のダイオキシンなどの不純物が存在することがあり、その揮発性のため、ダイオキシンはPFAD中に濃縮されることがある。ダイオキシンは低濃度で毒性があり、従って、動物飼料用に用いるときは、EUの飼料製造者はPFAD中に存在し得るダイオキシンの濃度を制限しなければならない。
特許文献1は、油脂の精製および脱臭のための方法および装置を開示する。
非特許文献1は、パーム脂肪酸留出物中のカルボン酸が、超臨界二酸化炭素を用いて分離できることを開示する。
非特許文献2において、Faesslerは、洗浄セクション(wash section)を含めることのできる、パーム油のストリッピングおよび脂肪酸の蒸留プロセスを記述する。
欧州公開EP−A−0235422号公報
Machadoら、Clienc Technol Aliment,Vol 17,no 4,Campinas Dec 1997 Proceedings of the World Conference on Palm and Coconut Oils for the 21st Century:Sources,Processing,Applications and Competition,AOCS Press,1999,pages 67−71
本発明は、植物油の加工中に得られるPFADなどの遊離脂肪酸留分に存在するダイオキシンの濃度を低減するという課題を解決し、生成物中において高い含有量(95重量%超)の遊離脂肪酸を提供することを目的とする。また、本発明は、植物油からトリグリセリドおよび遊離脂肪酸留分を得るための改善されたプロセスを提供することを目的とする。また、本発明は、植物油精製プロセスで得られるトリグリセリドの収率を増加させるという課題を解決することを目的とする。
本発明によれば、植物油を容器中でストリッピングして頂部留分と底部留分を形成する工程、頂部留分の一部をスクラバー中で第1の温度で凝縮させ、コンデンサー中のスクラバーで凝縮しない頂部留分の他の部分を第1の温度よりも低い第2の温度で凝縮させて凝縮物を形成する工程、コンデンサーからの凝縮物を少なくとも2つの部分に分割する工程、凝縮物の第1の部分を第1生成物として回収する工程、および凝縮物の第2の部分を100℃〜160℃の温度でスクラバーに戻し、スクラバー中で液相として働くようにする工程、を含む植物油を分留するための連続プロセスが提供される。
別の態様において、本発明は、容器中でパーム油の留分を揮発させることによってパーム油を分留する工程、揮発性留分の一部をスクラバー中で第1の温度で凝縮させ、コンデンサー中のスクラバーによって凝縮されない揮発性留分の他の部分を第1の温度よりも低い第2の温度で凝縮させて凝縮物を形成する工程、凝縮物の第1の部分を第1生成物として回収する工程、および凝縮物の第2の部分を100℃〜160℃の温度でスクラバーに戻し、スクラバー中で液相として働くようにする工程、を含み、ここで、第1生成物がパーム脂肪酸留出物である、パーム脂肪酸留出物中のダイオキシンの濃度を減少させるためのプロセスが提供される。
また、本発明は、少なくとも95重量%の遊離脂肪酸,0.3重量%未満のジグリセリド,0.7重量%未満の総トコール,および0.5ng/kg未満のダイオキシンを含む、本発明のプロセスによって得られる生成物を提供する。
さらに、少なくとも30重量%のジグリセリド,少なくとも1.5重量%のスクアレン,および少なくとも1.5重量%の総トコール(トコフェロールおよびトコトリエノール)を含む本発明のプロセスによって得られる生成物が、本発明によって提供される。
また、植物油から頂部留分と底部留分を形成するためのストリッパーと、頂部留分の一部を凝縮させるためのスクラバーおよびスクラバーによって凝縮されない頂部留分の他の部分を凝縮させて凝縮物を形成するためのコンデンサーと、コンデンサーからの凝縮物を少なくとも2つの部分に分割するディバイダーと、凝縮物の第1の部分を第1生成物として回収するためのコレクターと、凝縮物の少なくとも第2の部分の温度を100℃〜160℃に低下させるための冷却システムと、およびスクラバー中で液相として働くように凝縮物の第2の部分をスクラバーへ戻すための戻り通路と、を含む植物油を分留するための連続プロセスを実施する装置が本発明によって提供される。
本発明は、ストリッパーと、スクラバーと、コンデンサーとを用いるプロセスに関する。用語「ストリッパー」、「スクラバー」、「コンデンサー」および関連用語は当業者には周知である。当業者は、「スクラバー」および「コンデンサー」が同じ装置であってもよいが、異なる機能を遂行することを認識する。適切な「ストリッパー」,「スクラバー」,「コンデンサー」および関連装置は、ベルギー,ZaventemのDesmet Ballestra Group N.V.、スイス,WinterthurのSulzer Chemtech AG、スウェーデンのAlfa Laval、ドイツのLurgi、シンガポールのLipicoなどの会社から入手可能である。
本明細書に用いられる用語「分留する」および関連用語は、揮発性の低い成分が揮発性の高い成分から分離されるプロセスであって、一般に植物油中の遊離脂肪酸からトリグリセリドを分離することを含むプロセスを指す。分留は精製プロセスの全てまたは一部であってよい。用語「頂部」および「底部」は、当該技術分野で周知であり、それぞれ、揮発性の高い留分および揮発性の低い留分を指すとともに、装置の上部のより低い温度の部分および装置の下部のより高い温度の部分を指す。
用語「連続的な」は、当該技術分野における通常の意味を有し、好ましくは、一般に工業規模で実施され、出発材料の絶えまない供給と生成物の絶えまない除去とを伴って機能するように設計されるプロセスを指す。プロセスは、一時的に停止できるが、これは好ましいことではなく、プロセスのいくつかの特定の態様は、プロセスが機能し続ける限り、バッチ的に機能させることができることが理解されるであろう。
本発明のプロセスを実施するための装置を示す説明図
本発明のプロセスに用いられる植物油は、トリグリセリドと遊離脂肪酸とを含む任意の油であってよい。一般に、植物油は、1重量%を超える遊離脂肪酸、例えば2〜8重量%の遊離脂肪酸を含む。植物油はパーム油であるのが好ましい。パーム油は、本発明のプロセスの前に1つ以上の物理および/または化学処理工程で処理されていてもよい。例えば、一般的な処理は、ガム質除去,漂白,および低温精製の1つ以上を含む。
本発明のプロセスは、一般に10mmHg未満、例えば0.5〜5mmHgなど減圧下で行われる。この種の低圧の使用は、植物油の精製プロセスにおいて従来的である。この減圧は、本発明に用いられる装置全体(例えば、ストリッパー,スクラバー,およびコンデンサーを含む)に適用されるが、実際の圧力は、プロセスの異なる点によって僅かに変化し得る(例えば、コンデンサー中の圧力は、ストリッパー中の圧力とは異なることがあり得るが、両方ともやはり10mmHg未満である)ことが理解されるであろう。
本発明のプロセスは、蒸気の存在下で実施されるのが好ましい。蒸気は、熱源を提供し、揮発性留分のキャリアとして作用することができる。従って、プロセスは、一般に蒸気ストリッピングを含む。
本発明のプロセスに用いられる容器は、ストリッパーおよびスクラバーを含むことが好ましい。ストリッパーおよびスクラバーは、異なる容器に配置することができるが、それらは同じ容器中にあるのが好ましく、例えば、スクラバーは、同じカラム中のストリッパーの上部に位置することができる。ストリッパーは、200〜280℃の範囲の温度で作動するのが好ましい。スクラバーは、ストリッパーよりも低い温度で作動する。ストリッパーは、蒸気ストリッパーであるのが好ましい。
スクラバーは、頂部(揮発性が高い)留分の一部を凝縮する。スクラバーは、120〜220℃の範囲の温度で作動するのが好ましい。スクラバー内において、頂部留分は、コンデンサーからの凝縮物にさらされる。一般に、凝縮物は、頂部留分中に噴霧される。通常、スクラバーは、その中を頂部留分が通過する充填層を含み、その層上に凝縮物が噴霧される。スクラバー中で凝縮された材料は、ストリッパーに戻る。
スクラバーは、第1生成物から少なくともモノグリセリド,ジグリセリド,およびダイオキシンの一部を除去する働きをするのが好ましい。また、トコールおよびスクアレンもまた、このスクラバー中に凝縮する。特に、揮発性の低い(「重い」)ダイオキシンは、スクラバーが存在しない場合に比べて広範囲のスクラバーによって除去されるのが好ましい。
任意により、留分は、スクラバーの底部の出口から取り出すことができる。この留分は、ジグリセリド(少なくとも10重量%のジグリセリドを含む)に富み、ダイオキシン,トコール,およびスクアレンを含む。
スクラバーによって凝縮されずにスクラバーを通過する頂部留分の一部は、コンデンサーへと通過する。コンデンサーは、ストリッパーを含む容器の一部であってよいが、異なる容器に収容されるのが好ましい。コンデンサーは、スクラバーと同一の構造であってよい。コンデンサーは、70〜140℃の範囲の温度で作動するのが好ましい。コンデンサー中では、遊離脂肪酸が凝縮する。コンデンサー中で凝縮しない比較的少量の揮発性材料は、一般に真空システム中で除去される。
ストリッパー,スクラバー,およびコンデンサー中の温度は、一般に特定の装置中では均一でないことが理解されるであろう。例えば、ストリッパー,スクラバーおよび/またはコンデンサーが材料の充填層を含むとき、層の頂部の温度は、一般に層の底部の温度よりも低い。従って、層内には温度勾配があり得る。本明細書に与えられる温度範囲は、装置の特定部中、例えば、層の頂部から層の底部に至る温度を包含することが意図される。
コンデンサーから得られる遊離脂肪酸を含む凝縮物は、少なくとも2つの部分に分割され、凝縮物は、必要に応じてさらに3つ以上の部分に分割することができる。第2の部分に対する第1の部分の重量比は、10:1〜1:1であるのが好ましく、5:1〜2:1がさらに好ましい。このように凝縮物を分割することは、遊離脂肪酸を含む第1生成物からダイオキシンを除去するために有利であることが判明した。凝縮物の大部分(凝縮物の90重量%超、より好ましくは95重量%超)は、コンデンサーに戻される。従って、第1および第2の部分は、凝縮物の10重量%未満(より好ましくは5重量%未満)に相当するのが好ましい。コンデンサーに戻される第2の部分および第3の部分に対する第1の部分の重量比は、(1〜10):(1):(50〜100)であるのが好ましい。
凝縮物の第2の部分の温度は、凝縮物がスクラバーに戻される前に100℃〜160℃、好ましくは100℃〜140℃に調節される。一般に、凝縮物は、例えば1つ以上の熱交換器で冷却される。
第1生成物は、少なくとも95重量%の遊離脂肪酸を含むのが好ましく、より好ましくは、少なくとも96重量%、例えば少なくとも97重量%または少なくとも98重量%、例えば少なくとも99重量%の遊離脂肪酸である。植物油がパーム油であるとき、一般に、遊離脂肪酸の少なくとも85重量%または少なくとも90重量%は、パルミチン酸(C16:0),オレイン酸(C18:1),およびリノール酸(C18:2)である。第1生成物は、0.3重量%未満、例えば0.05〜0.2重量%のジグリセリドを含むのが好ましい。第1生成物は、0.7重量%未満の総トコール、例えば0.1〜0.6重量%,0.1〜0.5重量%、または0.1〜0.3重量%のトコールを含むのが好ましい。第1生成物は、一般に0.5ng/kg未満のダイオキシンを含む。
一例において、第1生成物は、少なくとも98重量%の遊離脂肪酸,0.05〜0.3重量%はジグリセリド,0.1〜0.5重量%のトコール,および0.5ng/kg未満のダイオキシンを含むパーム脂肪酸留出物であり、遊離脂肪酸の少なくとも90重量%は、パルミチン酸(C16:0)、オレイン酸(C18:1)、およびリノール酸(C18:2)である。である。
本明細書に用いられる用語「脂肪酸」は、飽和または不飽和であってよい炭素数8〜24の直鎖のカルボン酸を指す。不飽和カルボン酸は、1価または多価不飽和であってよい(すなわち、それらは1つ以上の炭素−炭素二重結合を有することができる)。「遊離」脂肪酸は、グリセリド分子の一部としてグリセロールに結合しない。
用語「トコール」は当業者には周知であり、総トコトリエノールおよびトコフェロール(すなわち、α−およびβ−トコフェロールおよびα−,β−,γ−,およびδ−トコトリエノール)を指す。
底部留分は、出発植物油におけるトリグリセリドの大部分を含む。この第2生成物は、出発植物油の重量基準で、分留プロセスの主要生成物である。底部留分は、一般に少なくとも85重量%、より好ましくは少なくとも90重量%のトリグリセリドを含む。底部留分は、容器から第2生成物として回収することができる。もしくは、プロセスは、底部留分を容器から脱臭器に輸送し、脱臭の後に第2生成物を底部留分として脱臭器から回収する、さらなる工程を含むことができる。脱臭器は、当該技術分野で周知である。脱臭は、活性炭(例えばNorit)などの吸着剤の存在下で行うことができる。底部留分を脱臭器に輸送することによって、トリグリセリド中のあらゆるダイオキシン(特に揮発性の低い「重い」ダイオキシン、例えば、1分子あたり3つ以上の塩素原子を有するダイオキシン)の濃度をさらに低減させることができる。
場合によっては、第3生成物をスクラバー層の底部から回収することができる。この第3生成物は、少なくとも10重量%のジグリセリドを含み、より好ましくは少なくとも30重量%、例えば35〜45重量%のジグリセリドを含む。植物油がパーム油であるとき、ジグリセリド中の脂肪酸の少なくとも85重量%が、パルミチン酸(C16:0),オレイン酸(C18:1),およびリノール酸(C18:2)であることが好ましい。第3生成物は、少なくとも1.5重量%のスクアレンを含み、好ましくは1.5〜3重量%のスクアレンを含む。また、生成物は、少なくとも1.5重量%の総トコール、例えば1.5〜6重量%のトコールを含む。
一例において、第3生成物は、35〜45重量%のジグリセリドを含み、ジグリセリド中の脂肪酸の少なくとも85重量%は、パルミチン酸(C16:0),オレイン酸(C18:1),およびリノール酸(C18:2),1.5〜3重量%のスクアレンおよび1.5〜3重量%のトコールである。
本発明による植物油を分留するための連続プロセスの一例は、植物油を容器中でストリッピングして頂部留分と底部留分を形成する工程、頂部留分の一部をスクラバー中で第1の温度で凝縮させ、コンデンサー中のスクラバーで凝縮しない頂部留分の他の部分を第1の温度よりも低い第2の温度で凝縮させて凝縮物を形成する工程、コンデンサーからの凝縮物を、第2の部分に対する第1の部分の重量比が10:1〜1:1の少なくとも2つの部分に分割する工程、凝縮物の第1の部分をパーム油脂肪酸留出物として回収する工程、凝縮物の第2の部分を100℃〜160℃の温度でスクラバーに戻し、スクラバー中で液相として働くようにする工程、およびストリッパーからトリグリセリド生成物を底部留分として回収し、場合によっては、トリグリセリド生成物を脱臭する工程を含む。
本発明による植物油を分留するための連続プロセスの別の例は、パーム油を容器中で200〜280℃および10mmHg未満の圧力でストリッピングして、頂部留分および底部留分を形成する工程、頂部留分の一部を120〜220℃のスクラバー中で凝縮させ、スクラバーによって凝縮しない頂部留分の他の部分を70〜140℃のコンデンサー中で凝縮させて凝縮物を形成する工程、コンデンサーからの凝縮物を、第2の部分に対する第1の部分の重量比が10:1〜1:1の少なくとも2つの部分に分割する工程、凝縮物の第1の部分をパーム油脂肪酸留出物として回収する工程、凝縮物の第2の部分を100℃〜160℃の温度でスクラバーに戻し、スクラバー中で液相として働くようにする工程、およびストリッパーからの底部留分としてトリグリセリド生成物を回収し、場合によっては、トリグリセリド生成物を脱臭する工程を含む。
本発明による植物油を分留するための連続プロセスのさらに別の例は、パーム油を200〜280℃および10mmHg未満の圧力の容器中でストリッピングして、頂部留分および底部留分を形成する工程、頂部留分の一部を120〜220℃のスクラバー中で凝縮させ、スクラバーによって凝縮しない頂部留分の他の部分を70〜140℃のコンデンサー中で凝縮させて凝縮物を形成する工程、コンデンサーからの凝縮物を、第2の部分および第3の部分に対する第1の部分の重量比が(1〜10):(1):(50〜100)の少なくとも3つの部分に分割する工程、凝縮物の第1の部分をパーム油脂肪酸留出物として回収する工程、凝縮物の第2の部分をスクラバー中で100℃〜160℃の温度でスクラバーに戻し、スクラバー中で液相として働くようにする工程、第3の部分をコンデンサーに戻す工程、およびトリグリセリド生成物をストリッパーからの底部留分として回収し、場合によっては、トリグリセリド生成物を脱臭する工程を含む。
本発明の装置は、植物油の分留のための本発明の連続プロセスを実施するようにされるのが好ましい。装置は、植物油から頂部留分と底部留分を形成するためのストリッパーと、頂部留分の一部を凝縮させるためのスクラバーと、スクラバーによって凝縮されない頂部留分の他の部分を凝縮させて凝縮物を形成するためのコンデンサーを含む。また、装置は、コンデンサーからの凝縮物を少なくとも2つの部分に(好ましくは各部分の流量制御によって)分割するディバイダーと、凝縮物の第1の部分を第1生成物として回収するためのコレクター(貯蔵タンクなど)と、スクラバー中で液相として働くようにスクラバーに戻る凝縮物の第2の部分のための戻り通路(一般に配管または他のパイプ設備)を含む。また、装置は、凝縮物がスクラバーに送られる前に、凝縮物の第2の部分の温度を100℃〜160℃に低下させるための冷却システムを含む。冷却システムは、1つ以上の熱交換器を含むのが好ましい。また、装置は、プロセスを10mmHg未満の圧力で作動可能にする真空システムを含む。
また、本発明を、例示のみを目的として、本発明のプロセスを実施するための装置を示す添付の図1を参照して説明する。
図1を参照すると、漂白されたパーム油1は、ストリッパー層3上部のストリッパー2に供給される。蒸気4は、ストリッパー層3下部のストリッパー2に供給される。スクラバー5は、ストリッパー層3の上部に配置される。ストリッパー2からの頂部留分は、スクラバー5を通過し、それによりストリッパー層2に戻る頂部留分のいくらかが凝縮する。スクラバー5によって凝縮しない頂部留分の部分は、配管6を介してコンデンサー7へと通過する。コンデンサー7は、装置を減圧に維持する真空システム8に連結される。コンデンサー7中で形成された凝縮物は、配管9介してポンプ10へと通過し、熱交換器11および12を含む冷却システムによって冷却される。冷却された凝縮物は、ディバイダー13で分割され、凝縮物の一部はパーム脂肪酸留出(PFAD)生成物として14で回収される。凝縮物の他の部分は、ディバイダー15へと通過し、そこで再び分割され、凝縮物の一部は、スクラバー5中で凝縮液体として働くように配管17を介してスクラバー5に戻される。凝縮物の残りは、配管16を介してコンデンサー7に戻る。
ストリッパー2からのストリッパーからの底部留分は、18で除去され、トリグリセリド生成物として回収されるか、または脱臭のために脱臭器に輸送される。場合によっては、ジグリセリド含有生成物は、スクラバーの底部19から回収することができる。
一般的なプロセスにおいて、毎時約3〜4トンのPFADが14で回収され、毎時約1トンのPFADの凝縮物が配管17を介してスクラバー5に戻され、毎時約50トンのPFADの凝縮物が配管16を介してコンデンサー7に戻され、毎時約80トンのトリグリセリドが18で生成される。
以下の非限定的な実施例は、本発明を説明するもので、その範囲を制限するものではない。実施例および本明細書全体において、全てのパーセンテージ、部、および割合は、別途示さない限り重量基準である。
〔実施例1(比較)〕
0.18ng/kgのダイオキシン(TEQ−WHOとして表わされる(上境界、PCDD/Fのみ))および5.22%のFFAを含む漂白されたパーム油が、263℃で、ストリッピング蒸気(原料の)0.11重量%を用いて、充填層(Sulzer規則充填物M252Y)を通ってカラムの頂部が2.5mbarでストリッパー頂部へ供給され、脂肪酸が、110℃で脂肪酸コンデンサー中で凝縮され、ストリッパーカラムの底部生成物が、2mbarで作動される脱臭器に供給された。
脂肪酸PFAD生成物組成物が、TEQ−WHO(上境界、PCDD/Fのみ)=0.59ng/kgのダイオキシン濃度を含むことが分析され、これはGMP+動物飼料に対するWHOの処置限界(処置限界=0.5ng/kg)を超える。FFA濃度は、PFAD中89重量%と測定された。
〔実施例2(本発明の実施例)〕
充填層洗浄層スクラバーが、実施例1に説明したストリッパーカラム中でストリッパー層の真上に設置された(Sulzer規則充填物125Y)。還流流速:生成物流速が1:2.1の還流比で、冷却されたPFAD生成物(110℃)の一部が、スクラバー層の頂部に再循環された。0.216ng/kgのダイオキシンおよび5.12%のFFAを含む漂白されたパーム油が、カラムの頂部が2.4mbarとなるストリッピング蒸気(供給の)0.12重量%を用いて、267℃でストリッパー頂部に供給された。ストリッパーカラムの底部生成物は、2mbarで作動される脱臭器に供給された。
脂肪酸PFAD生成物組成物が、0.22ng/kgのダイオキシン濃度を含有することが分析され、これは十分にGMP+動物飼料のためのEU制限内である。FFA濃度は、99重量%を超えることが測定された。FFA濃度を増加させることによって、脱臭器からのrdbPO収率は、供給原料の0.3重量%増加した。
〔実施例2の原料と生成物の組成〕
1=漂白されたパーム油(bPO)の組成物
2=スクラバー層出口の底部から任意に回収された生成物
3=動物飼料のためのパーム脂肪酸留出物(PFAD)の組成物
4=ストリッパー出口底部から回収された組成物
Figure 2014509666
(FFA=遊離脂肪酸、DG=ジグリセリド、Cx:yはx個の炭素原子およびy個の二重結合を有する脂肪酸)

Claims (15)

  1. 容器中で植物油をストリッピングして頂部留分と底部留分を形成する工程、前記頂部留分の一部をスクラバー中で第1の温度で凝縮させ、コンデンサー中の前記スクラバーで凝縮しない前記頂部留分の他の部分を前記第1の温度よりも低い第2の温度で凝縮させて凝縮物を形成する工程、前記コンデンサーからの前記凝縮物を少なくとも2つの部分に分割する工程、前記凝縮物の第1の部分を第1生成物として回収する工程、および前記凝縮物の第2の部分を100℃〜160℃の温度で前記スクラバーに戻し、前記スクラバー中で液相として働くようにする工程、を含む植物油を分留するための連続プロセス。
  2. さらに、前記底部留分を前記容器から脱臭器に輸送し、該脱臭器から第2生成物を底部留分として回収する工程を含む、請求項1記載のプロセス。
  3. 前記底部留分が、前記容器から第2生成物として回収される、請求項1記載のプロセス。
  4. 前記底部留分が、少なくとも85重量%のトリグリセリドを含む、請求項2または3記載のプロセス。
  5. 前記第1生成物が、少なくとも95重量%の遊離脂肪酸および0.5ng/kg未満のダイオキシンを含む、前記請求項のいずれかに記載のプロセス。
  6. 前記第1の容器が、200〜280℃の範囲の温度で作動するストリッパーおよびより低い温度で作動するスクラバーを含む、前記請求項のいずれかに記載のプロセス。
  7. 前記コンデンサーが、70〜140℃の範囲の第2の温度で作動する、前記請求項のいずれかに記載のプロセス。
  8. 前記スクラバーが、120〜220℃の範囲の第1の温度で作動する、前記請求項のいずれかに記載のプロセス。
  9. 前記第2の部分に対する前記第1の部分の重量比が、10:1〜1:1である、前記請求項のいずれかに記載のプロセス。
  10. 前記スクラバーが、前記第1生成物からモノグリセリド,ジグリセリド,およびダイオキシンを除去する、前記請求項のいずれかに記載のプロセス。
  11. 前記植物油が、パーム油である、前記請求項のいずれかに記載のプロセス。
  12. 容器中でパーム油の留分を揮発させることによってパーム油を分留する工程、揮発性留分の一部をスクラバー中で第1の温度で凝縮させ、コンデンサー中の前記スクラバーによって凝縮されない前記揮発性留分の他の部分を第1の温度よりも低い第2の温度で凝縮させて凝縮物を形成する工程、前記凝縮物の第1の部分を第1生成物として回収する工程、および前記凝縮物の第2の部分を100℃〜160℃の温度で前記スクラバーに戻し、前記スクラバー中で液相として働くようにする工程、を含み、ここで、前記第1生成物がパーム脂肪酸留出物である、パーム脂肪酸留出物中のダイオキシンの濃度を減少させるためのプロセス。
  13. 少なくとも95重量%の遊離脂肪酸,0.3重量%未満のジグリセリド,0.7重量%未満の総トコール,および0.5ng/kg未満のダイオキシンを含む、請求項1〜12のいずれかのプロセスによって得られる生成物。
  14. 少なくとも30重量%のジグリセリド,少なくとも1.5重量%のスクアレン,および少なくとも1.5重量%のトコールを含む、請求項1〜12のいずれかのプロセスによって得られる生成物。
  15. 植物油から頂部留分と底部留分を形成するためのストリッパーと、前記頂部留分の一部を凝縮させるためのスクラバーおよび該スクラバーによって凝縮されない前記頂部留分の他の部分を凝縮させて凝縮物を形成するためのコンデンサーと、該コンデンサーからの前記凝縮物を少なくとも2つの部分に分割するディバイダーと、前記凝縮物の第1の部分を第1生成物として回収するためのコレクターと、前記凝縮物の少なくとも第2の部分の温度を100℃〜160℃に低下させるための冷却システムと、および前記凝縮物の前記第2の部分を前記スクラバーに戻し、前記スクラバー中で液相として働くようにするための戻り通路と、を含む、植物油を分留するための連続プロセスを実施する装置。
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