JP2014507780A - 電気プラグ型コネクタ - Google Patents
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Abstract
電気プラグ型コネクタが、電気絶縁材料製のハウジングと、電気信号を送信する導電性の第1の接続要素とを備える。プラグ型コネクタのハウジングが、電気絶縁材料製のコード化突起を有する。更に、導電性の第2の接続要素がコード化突起内に配置される。
【選択図】図2
【選択図】図2
Description
本発明は、特許請求の範囲の請求項1の前文に記載の電気プラグ型コネクタに関する。
電気プラグ型コネクタは、多種多様な形態のものが知られている。電気プラグ型コネクタは、一般的に、例えば接続ピンとして構成されることができる1つ以上の電気接点を有する。
電気プラグ型コネクタに接続要素を配置する際、様々な補助的条件を考慮しなければならない。例えば、プラグ型コネクタの2つの接続要素間の好ましくない電気アーク及び/又は漏れ電流を防止するため、一定の空隙及び漏れ経路が守られなければならない。高電圧及び/又は高電流を流すために設けられたプラグ型コネクタにおいては、適切な構造的方策によって、プラグ型コネクタのユーザが不注意で起こる電気接続要素同士の接触を効果的に防止することが更に必要である。
更に、電気プラグ型コネクタにコード化突起を設けることも知られている。このようなコード化突起は、そのコード化突起を備える電気プラグ型コネクタが、このコード化突起を備える電気プラグ型コネクタと係合するために提供される適切なプラグ型コネクタ対応部品にのみ接続できることを保証するように機能する。それによって、電気プラグ型コネクタは、誤ったプラグ型コネクタ対応部品に不注意で係合することが防止される。
経験によれば、一定の構造及び一定の配置の電気接続要素を備える既存の電気プラグ型コネクタは、この電気プラグ型コネクタに他の電気接続要素を追加するように変更する必要がある場合がある。これは、特に小さな電気プラグ型コネクタの場合に困難になることがある。ある程度、更なる電気接続要素の追加は、上述の補助的条件の内の一つを侵害することによってのみ可能である。例えば、更なる電気接続要素を追加することによって、2つの隣接する接続要素間の最低限必要な間隔が得られない可能性がある。電気プラグ型コネクタに更なる電気接続要素を追加することは、例えば、更なる電気接続を行い、それによって、電気回路、コントローラ又はASICが検証、トレーニング、又はプログラミングされることができるようにするために必要である可能性がある。
本発明の目的は、従って、改善した電気プラグ型コネクタを提供することである。この目的は、請求項1の特徴を有する電気プラグ型コネクタによって達成される。好適な発展型は、従属の請求項において述べられている。
本発明に従う電気プラグ型コネクタは、電気絶縁材料製のハウジングと、電気信号を送信する導電性の第1の接続要素を備える。このプラグ型コネクタのハウジングが、電気絶縁材料から構成されるコード化突起を有する。更に、コード化突起内には導電性の第2の接続要素が配置される。従って、第2の接続要素が、電気回路を検証、トレーニング、又はプログラミングするために使用されることができることが有利である。他の利点は、第2の接続要素が、コード化突起のために設けられた電気プラグ型コネクタの空間を使用するので更なる空間を要しないことである。
第2の接続要素は、好ましくは、プラグ型コネクタの挿入側からアクセス可能である。従って、第2の接続要素が、適切なプラグ型コネクタ対応部品によって接触されることができることが有利である。
電気プラグ型コネクタの一実施形態では、第1の接続要素が金属製の接続ピンである。従って、電気プラグ型コネクタに嵌合するプラグ型コネクタ対応部品が、ソケットとして構成されてもよいことが有利である。
第2の接続要素も金属製の接続ピンであると有利である。この例では、第2の接続要素もプラグ型コネクタ対応部品のソケット開口によって接触されると有利である。
第2の接続要素は、好ましくは、テスト、検証又はプログラミング信号を送信するために設けられる。従って、電気プラグ型コネクタが、第2の接続要素を備えていない電気プラグ型コネクタと比較して、幅広い用途の可能性を提供することができることが有利である。
電気プラグ型コネクタの発展型では、電気プラグ型コネクタは複数の第1の接続要素を有する。
電気プラグ型コネクタの更なる発展型では、ハウジングがカラーを有し、第1の接続要素が、カラーによって画定されるハウジングの領域内に配置される。このカラーが第1の接続要素を損傷から保護することが有利である。更に、カラーは、電気プラグ型コネクタのユーザによる第1の接続要素の不注意で起こる接触を防止できる。
コード化突起は、カラーによって画定されるハウジングの領域内に配置されると有利である。コード化突起が、電気プラグ型コネクタが不適切なプラグ型コネクタ対応部品と係合することを防止することが有利である。
特に好ましい方法では、コード化突起は底面が台形の筒形状であり、コード化突起の長手軸がプラグ型コネクタの挿入方向と平行に配向され、コード化突起がカラーに当接した状態で配置される。コード化突起のこのような構造は、コード化突起のこのような構造によって電気プラグ型コネクタを適切なプラグ型コネクタ対応部品と係合させることが容易になるので有利であることが分かっている点で有利である。
本発明は、図面を参照して以下により詳細に説明される。
電気プラグ型コネクタの断面図である。
電気プラグ型コネクタの平面図である。
電気プラグ型コネクタの詳細を示す。
図1は電気プラグ型コネクタ100の断面図である。電気プラグ型コネクタ100は、図2に示す切断線AAに沿って切断されている。電気プラグ型コネクタ100は、例えば、自動車において使用される。
電気プラグ型コネクタ100は、ハウジング110を有する。ハウジング110は、好ましくは、例えばプラスチック材料製の電気絶縁材料から構成される。ハウジング110は、電気プラグ型コネクタ100の挿入領域130を画定する中空円筒状カラー120を有する。1つ以上の第1の電気接続要素200が、ハウジング110によって少なくとも部分的に包囲されたプラグ型コネクタ内部空間150から、壁160を介して挿入領域130へ延出している。図1の例では、2つの第1の接続要素200が確認できる。第1の接続要素200は、導電性材料から構成され、好ましくは金属材料から構成される。
図1の例では、電気プラグ型コネクタ100の挿入領域130には他のコンポーネント140が配置されている。他のコンポーネント140は、電気プラグ型コネクタ100が基づく原理を説明するのに重要ではなく、以下では言及されない。
図2は、電気プラグ型コネクタ100のハウジング110のカラー120及びカラー120によって画定された挿入領域130の平面図である。カラー120がハウジング100の壁160上に垂直配置された円筒状カバーの形状を有していることが確認できる。
カラー120によって画定された挿入領域130には、4つの第1の電気接続要素200が配置されている。第1の接続要素200は、プラグ型コネクタ内部空間150から電気プラグ型コネクタ100のハウジング110の壁160を通って挿入領域130内に延出する。図示の例では、第1の接続要素200は、接続ピンとして構成されている。しかしながら、コンタクトスリーブとして又は異なる方法で第1の接続要素200を構成することもできる。
第1の接続要素200は、ハウジング110の壁160から垂直に且つカラー120の長手軸と平行に延出する。長手方向のカラー120の長さは、挿入領域130に配置された第1の接続要素の部分の長さよりも長い。これによって、電気プラグ型コネクタ100のユーザによる第1の接続要素200の不注意で起こる接触が防止される。
第1の接続要素200は、挿入領域130において規則的に配列されている。図示の例では、第1の接続要素200は、夫々、直線に沿って同一の相互間隔を空けて配置されている。しかし、挿入領域130において第1の接続要素200の異なる幾何学的配置を有することも可能である。
カラー120によって画定された電気プラグ型コネクタ100の挿入領域130には、コード化突起300が更に設けられている。コード化突起300は、電気プラグ型コネクタ100の挿入領域130には電気プラグ型コネクタ100と係合するために提供されるプラグ型コネクタの対応部品のみが挿入されることができることを保証するように機能する。このため、電気プラグ型コネクタ対応部品は、そのプラグ型コネクタ対応部品が電気プラグ型コネクタ100と係合されるとプラグ型コネクタ対応部品が電気プラグ型コネクタ100のコード化突起300を収容するように配置された凹みを有する。
コード化突起300は、図示の例では筒状に構成され、台形の底面を有する。コード化突起300の長手軸は、カラー120の長手軸と平行に配向され、その結果、第1の接続要素200及び電気プラグ型コネクタ100の挿入方向とも平行である。筒状のコード化突起300の被覆面が電気プラグ型コネクタ100のカラー120に当接する。好ましくは、長手方向のコード化突起300の長さは、カラー120の長さよりも短い。特に好ましい方法では、コード化突起300の長さは、挿入領域130に配置された第1の接続要素200の部分の長さに対応する。
図3は、電気プラグ型コネクタ100の挿入領域130に配置されたコード化突起300の詳細図である。図3では、コード化突起300がコード化突起300の長手軸と平行にコード化突起300を貫通するように伸びる円筒形開口320を有していることが確認できる。コード化突起300の円筒形開口320には第2の電気接続要素310が配置されている。第2の電気接続要素310は、結果的に、第1の電気接続要素200と平行に延出し、同様に挿入領域130から壁160を通ってプラグ型コネクタ内部空間150内に延出する。
図示の例では、第2の接続要素310は、コード化突起300の円筒形開口320に配置された接続ピンとして構成される。しかしながら、第2の接続要素310は、コンタクトスリーブとして又は異なる方法によって構成されることもできる。
第2の接続要素は、テスト、検証、又はプログラミング信号を伝達するために設けられてもよい。第2の接続要素310の存在が挿入領域130に必要な空間要求を増加しないことが有利である。コード化突起300は、いずれの場合も、電気プラグ型コネクタ100の挿入領域130に設けられなければならないので、コード化突起300における第2の接続要素310の配置は電気プラグ型コネクタ100の空間要求を増加しない。
Claims (9)
- 電気絶縁材料製のハウジング(110)を有し、電気信号を送信するための導電性の第1の接続要素(200)を有する電気プラグ型コネクタ(100)であって、前記プラグ型コネクタ(100)の前記ハウジング(110)が電気絶縁材料製のコード化突起(300)を有し、
導電性の第2の接続要素(310)が前記コード化突起(300)内に配置されることを特徴とする電気プラグ型コネクタ(100)。 - 前記第2の接続要素(310)には前記プラグ型コネクタ(100)の挿入側から接触可能であることを特徴とする請求項1に記載の電気プラグ型コネクタ(100)。
- 前記第1の接続要素(200)が金属製接続ピンであることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気プラグ型コネクタ(100)。
- 前記第2の接続要素(310)が金属製接続ピンであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電気プラグ型コネクタ(100)。
- 前記第2の接続要素(310)がテスト、検証又はプログラミング信号を伝達するために設けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電気プラグ型コネクタ(100)。
- 前記プラグ型コネクタ(100)が複数の第1の接続要素(200)を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電気プラグ型コネクタ(100)。
- 前記ハウジング(110)がカラー(120)を有し、前記第1の接続要素(200)が前記カラー(120)によって画定される前記ハウジング(110)の領域に配置されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電気プラグ型コネクタ(100)。
- 前記コード化突起(300)が前記カラー(120)によって画定される前記ハウジング(110)の前記領域に配置されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電気プラグ型コネクタ(100)。
- 前記コード化突起(300)は底面が台形の筒形状を有し、前記コード化突起(300)の長手軸が前記プラグ型コネクタ(100)の挿入方向と平行に配向され、前記コード化突起(300)が前記カラー(120)に当接した状態で配置される請求項7又は請求項8に記載の電気プラグ型コネクタ(100)。
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