JP2014500822A - 可撓性ラインを海に敷設する敷設船および方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、可撓性の海底パイプを敷設するために用いられる船(1)であって、ターンテーブル(3a)、及び船の船体又は船のガーダの支持構造部(1c、1d)に固定されているとともに、ターンテーブル(3a)の電動回転のための装置(3a’)を収容するキャビティ(1b)を含むデッキ(1a)を備える船(1)に関する。円形のターンテーブル(3a)の上面は、円形のターンテーブルが当接して配置されるデッキ(1a)の水平面の高さを大幅に越えては突出していない。ターンテーブル(3a)は、可撓性ライン(7)の巻き付け、及び巻き出しによって可撓性ラインを保管するとともに取り扱うモジュール式装置(3、9、12)を取り付ける部材(4、4a−4b)を含む。

Description

本発明は、海に設置するために船上浮き支持体上に配置される電気ケーブルを含む可撓性のパイプ又は制御パイプライン(umbilical)等の可撓性ラインを装填、輸送及び敷設する設備に関する。
本発明の技術分野は、より具体的には、海底上にラインを設置することに関する分野であり、特に、海の沖合において生産現場を開発するために、石油、ガス、又は他の溶解性もしくは可溶性の物質又は無機物質の懸濁液を、海中から、水中坑口を介して浮き支持体へ引き出す可撓性パイプを有するライザーを含むラインを設置することに関する分野である。本発明の主な用途及び直接関連する用途は、海における石油生産の分野にある。
液化炭化水素又はガス状炭化水素を搬送する生産ライン又は供給ラインとして用いられる可撓性パイプは、特に内圧、牽引力及び衝突に耐える高い機械的強度を有し、通常は、ウィンチまたは「キャタピラ式テンショナ」等の牽引装置(すなわち、ラインを巻き込むためにラインに対してクランプして連続的に並進移動する履板が取り付けられたクローラトラックを有するテンショナ)によって、又は実際にはウィンチ及びキャタピラの双方の組み合わせによって敷設される。
そのようなキャタピラ式テンショナ装置によって可撓性パイプに対して加えられる牽引力は、深い水深において敷設する場合にはかなり大きくなる可能性があり、ラインに対して履板が加える圧縮力は、履板とラインとの間のいかなる相対的な滑りも回避するほど十分に高くなければならない。
制御パイプラインが、動力や情報を伝達するための油圧ライン、及び電気ケーブルの少なくとも1つを含む。
「可撓性パイプ」と呼ばれるラインが該技術分野において既知であり、米国石油協会(API)によって発行されている規格文書、より具体的には、参照番号API 17J及びAPI RP 17Bに記載されている。そのような可撓性パイプは、特に、供給業者であるフランスのCoflexip社によって製造され、販売されている。
概して、そのような可撓性パイプは、通常は鋼又は複合材料から作られる、ライン内の圧力に耐える層に対応する熱可塑性プラスチック材料の内側シール層を含む。そのような可撓性パイプは、より具体的には、管状の熱可塑性プラスチック材料の層と、内部破裂圧力に耐えるために熱可塑性プラスチックパイプの内部に接触する巻回部を有する螺旋状に巻かれたストリップの形態で作られ、熱可塑性プラスチックの筒状層を覆う、同様に接触する螺旋状に巻かれたストリップの形態であるが、より長いピッチ、すなわち、より小さい、特に15°〜55°の範囲の螺旋状の傾斜角で巻かれたストリップの形態の外側補強材と関連付けられる、鋼又は複合材料の頑丈な層とを組み合わせることによって構成される。
本明細書では、「海底可撓性ライン」という用語は、大きな復元力(return force)を生じることなく多大な変形を受け入れることが可能なケーブル、パイプライン又はパイプ、特に可撓性パイプを指すのにより包括的に用いられる。
従来技術では、可撓性ラインを海に敷設する船には、図4を参照して以下で説明するような、上記ラインを保管するとともに取り扱う装置が備わっている。最も従来的には、水平軸線を有する一連のウィンチ又はドラムが、その上に巻き付けられるライン部分を有し、船の長手方向に互いに隣接して配置される。したがって、種々のライン部分が、2つの鉛直方向に延びるサイドプレート間に水平なシリンダをそれぞれ有する複数のウィンチに巻き付けられる。そのタイプの従来技術の実施形態では、水平なシリンダは、巻き付けられるラインの重量の全部がシリンダによって受け取られるため、曲げ剛性を有する必要がある。
さらに、ライン、及びその鉛直方向に延びるサイドプレートを含むウィンチの重量の全ては、ドラムのモータ駆動部に伝達される。この結果、ウィンチは、特にラインの直径がより大きい場合にラインの長さに関して制限されるプレートサイズ及び巻き付け能力を必然的に有する。
より大きい直径の可撓性ラインの場合、図4に示されるようなウィンチ上での従来の保管は、そのような可撓性ラインの最小の曲率半径が非常に大きく、特に5メートル(m)以上にもなる可能性があり、それによって、ドラムが非常に大きいサイズを有する必要があり、したがって取り扱いに適さなくなるため、多くの場合に可能ではない。
したがって、実際には、端部プレートの直径は、10キロメートル(km)未満の長さ、特に50ミリメートル(mm)〜300mmの直径のラインの場合に1km〜10kmの長さを有するラインの部分に相当する400(メトリック)トン(t)〜500tの重量のドラムの場合に5m〜10mを超えず、このために、著しく長いという特徴および大きな直径を有するという特徴の少なくとも一方を有するラインを敷設するときに、互いに対して隣接して配置されることになる多数のウィンチを使用することが必要であるためである。最後に、海底と地上との(bottom−to−surface)接続を提供する完全なラインを構成するために種々のライン部分を一緒に接続することは、行うのが比較的困難であるとともに時間がかかり、かつ敷設船を長期間作業停止させる必要があり、したがって多額の費用を意味する。
ラインが巻き付けられる鉛直なシリンダを有する「ウィンチ」型の巻き取り装置の使用を伴う、可撓性ラインを保管するとともに取り扱う装置も既知であり、そのタイプの装置は、船のデッキ上に配置されるか、又は船の内部、一般には船艙の底部に設置される。しかし、そのような状況下では、ウィンチのボトムプレートが船のデッキ上に水平に配置されることは、ウィンチが安定して正確にその鉛直軸線の周りに回転することができるようにそのプレートが適切に平面に維持される必要があるターンテーブルを構成するため、そのプレートが全部の荷重を受け、圧縮力、並びに曲げ力及び捩り力の少なくとも一方にも単独で耐えることが可能であるように非常に高い剛性を示さなければならない支持回転装置によって支持する必要があることを意味し、また、他の作業のために船のデッキを解放するために上記ウィンチを使用後に取り外し可能であることが必要である。
そのような設備を設置することは、ターンテーブルを担持する構造部が、上記ターンテーブルとともに250t〜750tの範囲の重量を有するか、又は極端な状況下ではより大きな重量を有すると考えると、強力な引き上げ手段の使用が必要であるため、困難である。したがって、そのような設備は、一般に港にある保護されたゾーンにおいてのみ設置又は取り外しを行うことができ、それによって、船が4〜5日間、又は更には数週間使用できなくなる。
特許文献1は、ラインを巻き付けることによってラインを保管する装置を記載しており、そのような装置は、このライン保管装置が設置される船のデッキ上に位置付けられる底部支持面上に取り付けられる円形のターンテーブルを含む。
特許文献1では、ライン保管装置は、図4Bに記載されている混合型回転棚回転バスケット方式において巻き付けることによって動作し、図4Bでは、小さい直径のパイプライン10422が、(この発明の保管装置に関する(e)段落の下で与えられている定義の意味の)「バスケット」方式で巻き付けられ、パイプラインは、保管装置の中心シリンダに当接して巻き付けられる。一方、より大きい直径のライン1044は、(この発明のモジュール式保管装置の定義において(b)段落の下で与えられている定義の意味の)「回転棚」方式で、保管装置の支柱又は他の保持手段の外側に巻き付けられる。
したがって、ライン10422がバスケット方式で巻き付けられることを踏まえると、中心シリンダは、このシリンダの直径よりも大きい直径を有する端部プレートによっては覆われない。それどころか、中心シリンダと、ライン10422を保持する周部保持手段10406との間に上部開口が設けられている。
対照的に、トッププレート10408が巻き付け支持部材10406の上部に加えられ、ライン1044はこの巻き付け支持部材10406の外側に、かつこの巻き付け支持部材10406に当接して回転棚方式で巻き付けられる。
特許文献1では、必然的に、バスケット方式で中心シリンダの周りに巻き付けられるパイプライン又はラインは、より小さい最小の曲率半径に対応しなければならず、したがってより小さい直径を有する必要がある。
特許文献1に記載されている混合型の保管装置の実施形態は、バスケット方式で保管されるラインが大きい直径を有する場合により大きい直径の中心シリンダが必要であり、それによって、上記シリンダとバスケットの軸線との間に位置する保管ゾーンを使用不可能なものにし、したがって全体的な保管容量が、本発明の保管方式に比べて大幅に低減する、という欠点を有する。加えて、巻き付けは、張力下では行われないため、また、特にラインの直径及び巻回部の直径が小さいことを理由に全てが共通の平面上に載る同心の巻回部を形成するために行うのがより困難となるより正確な制御を必要とするため、小さい直径のライン又はパイプラインの巻き付けをバスケット方式で行うのはより困難である。
特許文献2によって、バスケット方式で複数個の巻回部の層を巻き付けることの困難さに関する上記の分析が裏付けられており、その層は、共通の平面上に載るとともに、バスケット方式において必要とされるような小さい直径のラインによって構成される複数の同心の巻回部を含む。
ラインを海に敷設するために船上で巻き付けることによってラインを保管するとともに、ターンテーブル又はボトムプレートを含む装置を記載している特許文献1、特許文献2及び特許文献3では、装置の上記ターンテーブル又はボトムプレートは、船のデッキ上に位置付けられる。
国際公開第2004/068012号パンフレット 欧州特許第1118572号明細書 国際公開第2009/129223号パンフレット
本発明の目的は、可撓性ラインを輸送するとともに海に敷設するために船のデッキ上において、そのようなラインを保管及び保持するための改良された新規の装置を提供することにある。
より具体的には、本発明の目的は、より長く、より容易に、かつより迅速に可撓性ラインを海に敷設するという作業を行うことを可能にする敷設船に搭載されるとともに、上記可撓性ラインを保管し、取り扱う装置を提供することにあり、さらにより具体的には、本発明の目的は、ライン敷設作業が完了すると、より容易に、かつより迅速に船のデッキを解放し、新たなライン敷設作業の必要に応じて可能な限り容易かつ迅速に装置を再設置し、また、比較的小さい取り扱い手段によってそのように行うことを可能にし、ひいては、必要に応じて、現場で取り扱いを行うことを可能にすることにある。
このために、本発明は、可撓性の海底ラインを海に敷設する敷設船を提供し、上記敷設船は、円形のターンテーブル、及びターンテーブルのモータ駆動式の支持回転装置が内部に配置されるキャビティを含むデッキを備え、上記ターンテーブルの上面は、デッキにおいて、ターンテーブルの横方向にすぐ接して隣り合っている(すなわち隣接している)部分の高さを大幅に越えては突出しておらず、上記ターンテーブルの周部は好ましくは上記デッキと同じ高さを有し、上記ターンテーブルは、船の船体の担持構造部に固定されている上記キャビティ内の支持回転装置の部材によって支持されるとともに該部材と協働して回転し、上記回転するターンテーブルは、その上面に取り付け部材を有し、1又は複数の上記可撓性ラインを巻き付け、また巻き出すことにより保管するとともに取り扱うモジュール式装置に装備品を可逆的に取り付け可能であり、上記装備品は、船のデッキの平面の上方においてデッキの平面に対して垂直な方向ZZ’に沿って延出し、好ましくは上記ターンテーブルの回転中心軸線Z’に対して円形かつ対称的に配置される少なくとも巻き付け支持体を含み、該巻き付け支持部材の上記取り付け部材は好ましくは、上記ターンテーブルの上面に等間隔に分散して配置され、また好ましくは、上記ターンテーブルの鉛直な回転中心軸線Z’から異なる距離で環状かつ対称的に分散して配置されている。
上記ターンテーブルの上面の各部分は、デッキにおいて、ターンテーブルに隣接している平面の部分、すなわち最も近い部分の高さから、上記平面の部分において上記平面に対して垂直な方向に大幅には突出しないことを理解することができる。
「船の船体の担持構造部」という用語は、本明細書では、一般には「船体ガーダ(hull girder)」とも称される構造部を意味し、この構造部は、船体が浮力の推進力を受けたときに船をデッキ及びその船倉の双方の上のその荷重とともに適切に支持するように作用する。当業者に既知のように、船体ガーダは、「フレーム」として知られるメイン横構造部材、並びに「主要ビーム」の形態を有する長手方向構造部材と一緒に「球状形材(bulb profile)」として知られる第2の横方向及び長手方向構造部材を有し、上記構造部材の上部が船のデッキを支持する。
「船のデッキ」という用語は、本明細書では、船体ガーダの上壁を意味し、この上壁は、「デッキプレート」として知られる厚いシート金属から作製される。船のデッキは概して、船の船尾から船の船首へ、また両側に向かって、左舷から右舷へ連続的に延びている。この上壁は、実質的に水平であるか、又はデッキの中央の長手方向における両側から、またデッキの中央の長手方向における両側において、船のそれぞれの側に向かって場合によっては僅かに傾斜している。したがって、デッキの延在部分は、フレーム又は球状形材タイプの上記横構造部材及び上記デッキプレートの下方に配置される上記長手方向構造部材に固定される厚いシート金属プレートによって構成される。
本発明では、船は、上記ターンテーブル及びその支持体並びに回転駆動装置を上記ターンテーブル上の荷重、特に上記ターンテーブル上に保管される可撓性ライン及び1又は複数のラインを保管するとともに取り扱う上記装置とともに受け入れて支持するのに適した上記キャビティを形成するように、船の建設中に構成される船体ガーダを有する。
本発明の第1の利点は、デッキのキャビティ内に組み込まれるターンテーブルを有し、したがって、ターンテーブルを取り外す必要が回避されるためターンテーブルを適所に恒久的に残しておくことができる点にある。このことは、相当な時間の節減を意味する。上記ターンテーブルはデッキの平面上に大幅には突出せず、また上記ターンテーブルは上記モジュール式の保管取り扱い装置の取り外し可能な取り付け手段を含むため、本発明の上記モジュール式の装置は、可撓性ラインを保管するとともに取り扱う従来技術の装置よりもはるかにより簡単に、かつはるかに迅速に設置及び取り外しすることが可能であり、またその設置及び取り外しを、非常に限られた引き上げ及び取り扱い手段によって行うことが可能であり、したがって、特定の状況下では、この種の作業を帰港する必要なく現場で直接行うことが可能となる。
したがって、本発明の装置によって、設備、すなわちターンテーブル及びそのモータ駆動部の重量の大部分が適所に恒久的に留まり、この理由は、これらの設備が船のデッキのキャビティ内に恒久的に組み込まれるためであり、またそれらの設備は、上記船を建設する間、又は上記ターンテーブル及びその支持体並びに回転駆動装置を船のデッキのキャビティ内に組み込む間にしか大重量を取り扱うことを必要としない。同様に、従来技術では存在するターンテーブルを支持する剛性構造部の代わりに、船自体の耐荷構造部が場合によっては局所的な補強材とともに用いられることで、本発明の装置と一緒に船内に恒久的に組み込まれたままとなり、したがって、上記船を建設するとき、又は上記ターンテーブル及び支持体並びに回転駆動装置を船のデッキのキャビティ内に組み込むとき以外は大重量を取り扱う必要がなく、従来技術において存在するような上記ターンテーブル及び剛性支持構造部は150t〜750t又はそれ以上の総重量を有する可能性がある。
また、このようにターンテーブル及びその回転駆動装置を上記キャビティ内に恒久的に組み込む結果として、上記ターンテーブルの必要な剛性が比較的小さくなり、この理由は、上記ターンテーブルが、自身が担持する荷重から生じる力のみを伝達すればよく、従来技術におけるように上記ターンテーブルが使用される度にその支持体及び回転駆動装置と一緒に取り扱われるとともに移動されることが可能であることが必要な場合に必要となるような、可能性のある繰り返し生じる捩り力及び曲げ力の少なくとも一方をも伝達する必要はないためである。
より具体的には、上記ターンテーブルの担持構造部は、船体ガーダに組み込まれて該船体ガーダの一体部分を形成し、デッキの実質的に円形の部分の下方向へのセットバックを構成する床を含み、該床は、上記キャビティ内で船体ガーダの上壁を構成し、上記船体ガーダの強度に関してデッキプレートの作用と同様の作用を有する。
好ましくは、上記床は、キャビティ内にあり、上記ターンテーブル、上記支持体及び回転駆動装置、並びにその荷重によって構成される荷重を伝達することが可能であり、上記ターンテーブル及びその荷重を支持するのに必要な剛性を提供することが可能であるように構成される船体ガーダの一体部分を形成する付加的な補強部材に固定される。
特定の実施形態では、船体の上記担持構造部は、上記キャビティ内に付加的な補強部材を備え、上記キャビティ内の上記支持回転装置は、
床であって、該床の下方における船体の上記担持構造部の付加的な補強部材によって固定されるとともに支持される前記床と、
好ましくは上記床によって支持されるホイールを含む回転ガイド部材、及び上記床の下方における船体の上記担持構造部の付加的な補強部材によって支持される回転シャフトと、
モータ及び回転駆動部材であって、該モータを作動させることによってターンテーブル及び上記回転シャフトの少なくとも一方を回転駆動し、回転駆動部材は、上記キャビティの周部における船体の上記担持構造部の構造部材と、上記キャビティ内における船体の上記担持構造部の上記付加的な補強部材の構造部材との少なくとも一方によって支持され、上記回転駆動部材は好ましくはギヤを含む、モータ及び回転駆動部材とを少なくとも含む。上記回転駆動部材はホイール又はベルトを含むこともできる。
「付加的な補強部材」という用語は、船体の耐荷構造部の残りの部分と比較して付加的であり、ターンテーブルの支持体及び回転駆動部材が船体の耐荷構造部に直接固定される結果として船の船体のキャビティ内の耐荷構造部に直接局所的に伝達されるような、ターンテーブル及びその荷重が有する圧縮荷重を、船体のキャビティ内の耐荷構造部が受け入れる能力を有することを確実にするのに適した構造部材を意味するのに用いられる。したがって、船体ガーダがキャビティ、及びターンテーブルを支持する船体ガーダ内の付加的な補強構造部を有して特別に構成されない船のデッキ上に取り付けられるターンテーブルによって支持されるモジュール式の装置と比較して、大容量である本発明のモジュール式の保管取り扱い装置を使用することが可能であり、したがって可能性としては、長いという特徴および大きな直径を有するという特徴の少なくとも一方を備えるラインを用いることが可能であり、また、従来技術のように圧縮荷重のほんの一部を受け入れるため、かつ剛性を有する上記ターンテーブルを提供するためにデッキ上に配置されるターンテーブルの支持構造部が必要ではない。
より具体的には、上記キャビティ内で上記床を支持する、船体の上記耐荷構造部の上記付加的な補強部材は、より低いが船の長手方向に互いにより近い横フレーム、及びより低いが船の横方向に互いにより近い長手方向ビームを含む。
「可逆的な取り付け」という用語は、上記装備品を設置し、その後、上記ターンテーブル上に空間を作るために取り外すことができることを意味するのに用いられる。
上記装備品は、1又は複数の上記可撓性ラインを巻き取り、また巻き出すことによって1又は複数の可撓性ラインを保管するとともに取り扱うモジュール式の装置を形成するために上記ターンテーブルと協働するのに適していることを理解することができる。
上記取り付け部材は上記ターンテーブルの鉛直な回転中心軸線Z’から異なる距離に位置決めすることができるため、上記巻き付け支持体をターンテーブル上の種々の位置に取り付けることが可能であり、それによって、ターンテーブルの表面上の上記巻き付け支持体の位置に応じて種々の直径を巻き付けることを可能にすることを理解することができる。
より具体的には、上記取り付け部材は、ターンテーブルの全体の表面上に径方向に沿って配置されるという特徴および環状に配置されるという特徴の少なくとも一方を備え、かつ好ましくは等間隔で分散して配置されている溝及びねじ孔の少なくとも一方を含む。
したがって、非常に限られた取り扱い手段を用いると、ターンテーブルの表面上に種々の直径の巻き付けを巻き付けることを可能にする巻き付け支持体を形成するように上記装備品を位置決めすることが容易である。上記溝は、上記装備品の底部の構造部分と協働するか又は構造部分に組み込まれ、かつ溝に摺動するのに適した部材と協働する、クリート等の、取り外し可能な締結を提供する既知の方法である。上記孔は、取り外し可能な締結を提供するために、上記装備品のベースに締結されるか又はベースに組み込まれるロッドと協働するのに適している。
本発明は、可撓性ラインを巻き付けること、および巻き出すことによって可撓性ラインを保管するとともに取り扱うモジュール式の装置を支持する敷設船を提供し、前記装置は、
a)上記装備品をその上面に支持するターンテーブルであって、装備品は、上記取り付け部材に可逆的に取り付けられ、該装備品は、船のデッキの平面の上方において、平面に対して垂直な方向ZZ’に沿って延出する1つ又は複数の巻き付け支持体を形成し、該巻き付け支持体は、上記ターンテーブルの上面において、該ターンテーブルの回転中心軸線Z’に対して環状かつ対称的に配置される上記ターンテーブルと、
b)可撓性ラインガイド保持装置を含むスプーラ装置であって、該可撓性ラインガイド保持装置は、上記ターンテーブルの近傍において船のデッキに対して少なくとも垂直な方向に、かつ該デッキの上方に延出する支柱、塔又は構台を形成する第2の支持部材に取り付けられ、該ガイド保持装置と上記保管取り扱い装置との間に延在する第1の可撓性ライン部分を移動させるモータ駆動される手段を含み、上記可撓性ラインを上記巻き付け支持体の周りに該巻き付け支持体に当接させて巻き取ることを可能にするために上記第2の支持部材に対する上記可撓性ライン部分の鉛直方向および水平方向の少なくとも一方への移動を可能にするように構成されたスプーラ装置とを含む。
上記デッキは、上記ターンテーブルの近くに、少なくとも1つの上記第2の支持部材に取り付けるための少なくとも1つの第2の取り付け部材を含むことを理解することができる。
「巻き取り」という用語は、従来からのように、本明細書では、巻き取り、また巻き出すために、上記ラインを上記ターンテーブルの回転と同期して鉛直方向に移動させることにより(この場合、上記巻回部は上下に重なって隣り合う)、又は、上記ラインを上記ターンテーブルの回転と同期して水平に移動させることにより(上記巻回は共通の平面上に載り、螺旋状に巻き付けられているため連続的に変化する巻き付け直径を有し、同心に横に隣り合っている)、接触する巻回部に配置される上記ラインをガイドするという動作を意味する。
第1の変形実施形態では、可撓性ラインを保管するとともに取り扱う装置は、「回転棚」型装置であり、該装置は、
a)上記ターンテーブルの軸線の周りに同心に配置され、かつテーパ状に傾斜しているか、鉛直方向に沿って延びた中心シリンダの形態を有する連続的な壁を備えた巻き付け支持体であって、上記シリンダの上部には、好ましくは上記ターンテーブルと同じ直径を有する円形トッププレートが配置される前記巻き付け支持体と、
b)「回転棚」方式で上記中心シリンダの周りにおいて、該中心シリンダに当接させて上記可撓性ラインを巻き取るスプーラ装置とを備え、前記スプーラ装置は、ライン牽引装置であって、該牽引装置と、既に又は依然として巻き付けられているラインの部分との間に延在する上記第1のライン部分を引っ張るのに適し、好ましくはキャタピラ式テンショナであるライン牽引装置、及びラインが接触する巻回部の複数の同心の層に巻き取られ、また巻き出されることを可能にするように、上記引っ張られる第1の可撓性ライン部分を巻き付けるか又は巻き出しながら実質的に水平に維持するように鉛直方向に移動させる手段とを備え、上記可撓性ラインは、任意の1つの層の巻回部が螺旋状に重なるように「回転棚」方式で複数の層に巻き付けられるか、又は巻き付けられるのに適しており、各層は、好ましくは牽引装置を鉛直方向に移動させることによって、隣り合う同心の円柱を形成する。
以下について理解することができる。第1の層の巻回部は、上記シリンダに当接して適用され、最も小さい巻き付け直径を有し、第1の層の巻回部に当接して適用される第2の層の巻回部は、より大きい巻き付け直径を有し、後続の円筒形の層が、先行する層に当接して連続的に適用され、それぞれがより大きい巻き付け直径を有し、それによって、2つの隣り合う層の2つの巻回部は、異なる巻き付け直径を有する。第1の層は好ましくは、最初の巻回部が底部に載る上記ターンテーブルから、上部の最後の巻回部の上面が当接するトッププレートまで巻回部を連続的に上下に重ねるようにラインを上方へ巻き取ることによって形成され、一方で、第2の層は、トッププレートの下面からターンテーブルに達するまで下方へ巻き取ることによって作られる。このため、保持ガイド装置と、巻き付け支持体上の既に又は依然として巻き付けられているライン部分との間のライン部分の張力を維持する必要がある。この理由は、張力を維持しなければ、ラインが安定して巻き付けられたままとなることが不可能となるだけでなく、下方へ巻き取りながら巻き付けを行うことも不可能であるためである。
巻き付けのこの回転棚方式では、ラインを張力下で巻き取る必要があるため、好ましくは連続的な壁を有し、かつテーパ状に傾斜しているか、鉛直方向に沿って延びる中心シリンダの形態を有する巻き付け支持体が用いられ、また、円の周りに等間隔で分散して配置される複数の支柱タイプの巻き付け支持体が使用される場合には、過剰な曲げ、特にラインの上記支柱と接触する地点におけるその最小の曲率半径よりも小さい曲率半径による曲げを受けるおそれがあり、したがって、上記可撓性ラインの内側構造に損傷を与えるおそれがある。
より具体的には、この回転棚方式の巻き付けの場合、ラインは、k=2〜100個の同心の層を形成するように巻き付けられることができ、各層はl=2〜100個の巻回部、好ましくは螺旋状に重なる5〜10個の巻回部を含む。
第2の変形実施形態では、可撓性ライン保管および取り扱い装置は、「回転バスケット」型装置であり、
a)上記ターンテーブルの回転軸線Z’、又は上記ターンテーブルとの軸線上に配置され、かつテーパ状に傾斜しているか、鉛直方向に沿って延びている中心シリンダに対して環状に、かつ好ましくは対称的に配置されている内側支柱の形態を有する複数の巻き付け支持体、及び船の上記デッキ上に鉛直方向ZZ’に延出する周部保持部材であって、上記ターンテーブルの上面に上記ターンテーブルの回転中心軸線Z’に対して環状に、かつ好ましくは対称的に配置され、また好ましくは上記ターンテーブルの周部に等間隔に分散して配置される周部保持部材と、
b)「回転バスケット」方式で上記中心シリンダ又は上記複数の内側支柱の周りに該中心シリンダ又は該複数の内側支柱に当接させて上記可撓性ラインを巻き取るのに適したスプーラ装置であって、好ましくはキャタピラ式テンショナであるライン保持ガイド装置、及び第1の可撓性ライン部分を上記鉛直な回転中心軸線Z’に対して垂直な横断方向YY’に水平に並進移動させるのに適した手段を備え、第1の可撓性ライン部分は、ラインを接触する巻回部の複数の重なる層として巻き取ることを可能にするように、またラインを巻き出すことを可能にするように、好ましくは上記牽引装置を水平に移動させることによって、上記保持ガイド装置と既に巻き付けられているか又は依然として巻き付けられているラインとの間の傾斜部分、特に湾曲した部分に延在し、可撓性ラインはしたがって、「回転バスケット」方式で複数の重なる層として巻き付けられるか又は巻き付けられるのに適しており、それによって、いずれか1つの層の巻回部が同心に隣り合い、共通の平面上にあり、かつ1つ又は複数の巻き付け支持体に対して押圧される最初の巻回部から上記周部支柱に対して当接する最後の巻回部まで増大する直径を有し、上記ライン部分は、上記巻き付け支持体及び保持支柱の上端上の一定の高さに保持される上記保持ガイド装置によって引っ張られることなく、保持ガイド装置と既に又は依然として巻き付けられているラインとの間に延在するスプーラ装置とを含む。
以下について理解することができる。
第1の層は、この層をターンテーブル上に配置するとともに、上記ライン部分を中心シリンダ(又は内側の巻き付け支持支柱)から次第に離れるように移動させることによって、上記中心シリンダと隣り合う最初の巻回部から始めて、ターンテーブルの周部における最後の巻回部まで進む(「進行方向」)ことで形成され、
次に、第2の層は、上記ライン部分を反対方向(「戻り方向」)に移動させる、すなわちラインを中心シリンダのより近くに移動させながら、第2の層を第1の層の上部に敷設することによって形成され、
進行方向、及び、先行する層の最後の巻回部に重なる第1の外周の巻回部から、後続の層(又は内側の巻き付け支持支柱)のまだ巻き付けられていないライン部分を移動させる戻り方向に進み、この場合、ライン部分は、上記中心シリンダに向かって、上記周部保持支柱によって安定化されて保持され、また後続の層のまだ巻き付けられていないライン部分の反対の移動方向へ続き、巻き取るための、中心シリンダ(から離れる)進行方向への上記ライン部分の上記移動、次に中心シリンダ(に向かう)戻り方向への上記移動は、ターンテーブルの回転と同期する。
好ましくは、「回転バスケット」型の実施形態では、上記巻き付け支持部材を形成する上記内側支柱及び同様に上記周部保持支柱は、特にそれらの上部においてそれぞれの円形レールによって一緒に接続される。さらに、この「回転バスケット」型の実施形態では、上記保持部材と中心シリンダ又は上記巻き付け支持部材との間のスペースは、上記第1のライン部分が水平に配置されず、保持ガイド装置から上記中心シリンダの下に位置付けられる上記巻き付け支持部材に向かって傾斜している限り、また上記第1のライン部分が上記スペース内で水平に並進移動することが可能なはずである限りは、上記引っ張られない第1のライン部分の通過を妨害し、かつ上記引っ張られない第1のライン部分の上記支持部材に対する適切な巻き付けおよび巻き出しを妨げるトッププレートを含まない。
本明細書では、「円形に配置される」という用語は、上記部材が円に沿って配置されることを意味するのに用いられ、特に支柱に言及する場合は、該支柱のベース及び上部がそれぞれの円に沿って配置されることを意味するのに用いられる。
より具体的には、バスケット方式では、ラインはm=2〜100個の重なる層にわたって巻き付けられ、各層はp=1〜50個の巻回部、好ましくは5〜20個の同心の接触する巻回部を有する。
本発明の好ましい第3の変形実施形態では、可撓性ライン保管取り扱い装置は、2つの可撓性ラインを保管するとともに取り扱うように構成された混合型の回転棚回転バスケット装置であり、該可撓性ライン保管取り扱い装置は、
第1のラインの第1の巻き付け支持体であって、上記ターンテーブルの軸線の周りに同心に配置され、かつテーパ状に傾斜しているか、鉛直方向に延びる中心シリンダの形態を有する連続的な壁を備えた前記第1の巻き付け支持体と、
第2のラインを巻き付ける複数の第2の巻き付け支持体であって、上記中心シリンダから一定の径方向距離だけ離れた位置に、上記ターンテーブルの回転中心軸線Z’に対して環状に、かつ好ましくは対称的に配置され、また好ましくは上記ターンテーブル上の位置決めのそれらの上記環状の線に沿って等間隔に分散して配置される内側支柱の形態を有する前記第2の巻き付け支持体と、
上記ターンテーブルの回転中心軸線Z’に対して環状に、かつ好ましくは対称的に配置され、また好ましくは上記ターンテーブルの周部に等間隔に分散して配置されるとともに、上記船のデッキの上記平面上に鉛直方向ZZ’に延在する支柱の形態を有する周部保持部材と、
上記中心シリンダの上部に配置された円形トッププレートであって、円形トッププレートは、第2のラインの上記内側の巻き付け支柱の上部が、該トッププレートの周部に固定されることによって互いに固定されるような直径を有し、上記第1の支持部材及び上記第2の支持部材並びに上記保持部材は上記ターンテーブルの上面に配置される前記円形トッププレートと、
上記第1の可撓性ライン部分を鉛直方向および水平方向の少なくとも一方に移動させる少なくとも1つの可撓性ラインガイド保持装置を支持する第2の支持部材を少なくとも含むスプーラ装置であって、第1の可撓性ライン部分は、上記可撓性ラインを上記巻き付け支持体の周りにおいて、該巻き付け支持体に当接させて巻き取るためにガイド保持装置と、既に又は依然として巻き付けられているラインとの間に延在し、上記第2の支持部材は、上記ターンテーブルの近傍において上記ブリッジの平面に対して少なくとも垂直な方向ZZ’に、該ブリッジの上方に延出する塔又は構台を形成する前記スプーラ装置とを含み、
上記可撓性ガイド保持装置は、第1の可撓性ラインを「回転棚」方式で上記中心シリンダの周りにおいて、該中心シリンダに当接させて巻き取ることを可能にし、前記可撓性ガイド保持装置は、ライン牽引装置であって、牽引装置、及び既に又は依然として巻き付けられている第1のラインの間に延在する第1のライン部分を引っ張るのに適しており、好ましくはキャタピラを備えるライン牽引装置と、牽引装置、及び既に又は依然として巻き付けられている第1のラインの間に延在する上記第1の可撓性ライン部分を鉛直方向に移動させるのに適した手段とを含み、第1のラインが互いに重なるとともに接触する巻回部の複数の同心の層を形成するように巻き取られることを可能にするように、前記牽引装置が第1の可撓性ライン部分を実質的に水平に引っ張って保持し、上記第1の可撓性ラインは、任意の1つの層の巻回部が螺旋状に重なるように複数の同心の層を形成するように巻き付けられるか、又は巻き付けられるのに適しており、各層は、隣り合う同心の円柱を形成し、2つの隣り合う層の2つの巻回部は異なる直径を有し、
上記可撓性ラインガイド保持装置は、第2の可撓性ラインを「回転バスケット」方式で内側支柱の形態を有する上記巻き付け支持体の周りに該巻き付け支持体に当接させて巻き取ることを可能にするのにも適しており、好ましくはキャタピラを備えるともに、ラインを保持及びガイドする装置、並びに第2の可撓性ラインの第1の部分を上記回転中心軸線Z’に対して垂直な横断方向YY’に水平に並進移動させるのに適した手段を含み、第2の可撓性ラインの上記第1の部分は、該第2の可撓性ラインが互いに接触する巻回部の複数の重なる層を形成するように巻き取られることを可能にするために、保持ガイド装置と、既に又は依然として巻き付けられている第2のラインとの間の位置に傾斜して、特に湾曲してに延在し、上記第2の可撓性ラインは、任意の1つの層の巻回部が同心に隣り合って、共通の平面上に配置され、かつ内側支柱の形態を有する上記巻き付け支持体に対して押圧される最初の巻回部から上記周部保持支柱に対して当接する最後の巻回部まで増大する直径を有するように、互いに重なる複数の層を形成するように巻き付けられるか、又は巻き付けられるのに適しており、第2のラインの上記第1の部分は、上記巻き付け支持体及び上記保持支柱の上方の一定の高さに保持される上記保持ガイド装置によって引っ張られない。
第2のラインの上記第1の部分はしたがって、上記保持ガイド装置と既に巻き付けられているか又は依然として巻き付けられている第2のラインとの間で傾斜及び湾曲しており、上記保持部材と上記支持部材との間の空のスペースを通過し、上記スペースはトッププレートによって遮られないことを理解することができる。
第2のラインを回転バスケットによって巻き付ける場合、可撓性ラインが張力下にないため、複数の支柱を巻き付け支持体として使用することによって、第2のラインが過度の曲率となるリスクが低くなる。
より具体的には、この第3の変形実施形態では、保管取り扱い装置は、上記可撓性ラインガイド保持装置の第2の支持部材に対して移動するように一定の高さで鉛直方向又は水平方向に移動されるのに適した単一のラインガイド保持装置を含み、上記第2の支持部材は構台を含む。
この実施形態は、回転棚方式の巻き付けと回転バスケット方式の巻き付けとの間で変更するために外海の現場で行うのが困難である大規模な変換を必要とする設備の2つの別個の部品又は設備の単一の部品の使用を回避することを可能にし、したがって、高額をかけて船を港に引き止めることを回避するため、可撓性ライン保管取り扱い装置の好ましい実施形態である。
「混合」型と称されるこの実施形態はまた、異なる直径の2つの可撓性ラインの使用に対して最適化することを可能にするため、好ましい。
小さい直径を有するラインの場合に、回転バスケット方式で平面上に同心の増大する巻回部の直径の接触する巻回部を配置することは困難であり、そのため、より小さい直径を有する可撓性ラインは、回転棚方式で重ねられる巻回部として巻き付けるのがより容易である。
さらに、比較的小さい直径を有する可撓性ラインは、同様に比較的小さい最小の曲率半径を有するため、比較的小さい直径の中心シリンダに巻き付けることが可能であり、それによって、保管することができる可撓性ラインの長さに関して、回転棚方式では最大保管容量の増大が達成される。
また好ましくは、本発明の保管取り扱い装置の上記第3の実施形態では、
回転棚方式で上記中心シリンダに巻き付けられるより小さい直径を有する上記第1のライン、好ましくは第1の可撓性パイプと、
回転バスケット方式で上記内側支柱の周りに巻き付けられるより大きい直径を有する可撓性の第2のライン、好ましくは第2の可撓性パイプとを含む2つの可撓性ラインが混合型の保管取り扱い装置において巻き付けられる。
有利には、上記ターンテーブルは、
回転駆動されるのに適したディスクの形態を有する内側の第1のターンテーブルと、
上記第1のターンテーブルと同心であるとともに該第1のターンテーブルの周りに配置される環状形状の外側の第2のターンテーブルとを含む2つの同心の部分から構成され、上記第2のターンテーブルは、静止して保持されるのに適しているか、又は上記第1のターンテーブルが回転駆動されるときに該第1のターンテーブルとともに回転駆動されるのに適している。
この実施形態は、ターンテーブルが、保管装置の使用時の保管容量に応じてサイズが変わるデッキの領域を解放するように作用するという点で有利である。
したがって、内側の第1のターンテーブルは、回転棚方式、バスケット方式及び混合方式で使用することができ、この場合、外側の第2のターンテーブルは、第1のターンテーブルが回転棚方式でのみ用いられる場合は支柱を有しないか、又は、上記第1のターンテーブル及び上記第2のターンテーブルがユニットとして一緒に回転駆動されてバスケット方式又は混合方式で用いられる場合に上記保持支柱のみを有し、又は、第1のターンテーブル及び第2のターンテーブルがユニットとして一緒に回転駆動されるのに適しており、バスケット方式又は混合方式で用いられる場合に上記保持支柱及び上記内側の巻き付け支持支柱を有する。
第1の好ましい実施形態では、上記ターンテーブルの上面は平面であり、該ターンテーブルの周りの上記デッキの平面と実質的に同じ高さを有する。
別の実施形態では、上記ターンテーブルの上面は円錐形状であり、好ましくはその中心は、船の中央の長手方向軸線XX’上に配置されており、ターンテーブルの上面は、85.5度(95grad)よりも大きい、好ましくは88.2度〜89.1度(98grad〜99grad)の頂点の半角αを有し、より好ましくは船の上記中央の軸線方向の長手方向軸線XX’上に配置されている中央リッジから、右舷P及び左舷Pへ、水平に対して小さい角度βだけそれぞれ傾斜しており、頂点の半角αの値は、船のデッキの上記2つの平面部分P、Pの鉛直方向線に対する傾斜角度と実質的に同一である。
上記ターンテーブルが上記内側の第1のターンテーブル及び上記環状の第2のターンテーブルによって構成される二重のターンテーブルである場合、上記第1のターンテーブルは円錐形状であり、第2のターンテーブルは、頂点に同じ半角を有する切頭円錐形状であってよい。
全ての状況下で、上記ターンテーブルの各部分、又は適切な場合には上記第2のターンテーブルの各部分は、上記平面に対して垂直な方向に、デッキの、ターンテーブルが最も近くに隣り合う上記平面、すなわち、上記中央リッジの、上記ターンテーブルの部分と同じ側に位置する上記デッキの平面の高さを越えては突出しない。
本発明は、より具体的には、本発明によるラインを海に敷設する船を提供し、J−lay塔、及び保持ガイド装置を含む上記保管取り扱い装置の周りに巻き付けられる少なくとも1つの上記可撓性ラインを更に含み、保持ガイド装置は、該保持ガイド装置と巻き付けられたラインとの間に延在するライン部分を保持及びガイドし、上記ラインは、上記保持ガイド装置と塔上のより高い位置、好ましくは塔の上部に配置される滑車との間に延在するとともに、その自重の張力のみを受ける懸垂形状の湾曲した第2のライン部分、及び上記J−lay塔に固定される、好ましくはキャタピラ型の第2の牽引装置を用いて引っ張られるとともに、塔内で直線状に延在する第3のライン部分を含む。
上記保持ガイド装置と上記巻き付け支持体に既に又は依然として巻き付けられているラインとの間に延びる上記第1のライン部分を鉛直方向及び水平方向の少なくとも一方に移動させるのに好適な手段は、保管取り扱い装置の実施形態に応じて変わり、以下の変形形態を含むことができる。
1)保管取り扱い装置の「回転バスケット」型の実施形態において、モータと、ガイドレール及び滑り面の少なくとも一方とを備えてもよく、ガイドレールおよび滑り面の少なくとも一方は、水平方向に沿って延び、保持ガイド装置の支持構台の水平な横梁によって支持されており、上記保持ガイド装置を、ガイドレール及び滑り面の少なくとも一方に沿って水平方向に移動させるのに適している。
2)「回転棚」型の実施形態において、モータと、鉛直ガイドレール及び滑り面の少なくとも一方とを備えてもよく、鉛直ガイドレール及び滑り面の少なくとも一方は、該牽引装置を担持する支柱及び塔の少なくとも一方によって支持されており、該レール及び滑り面の少なくとも一方に沿って、上記牽引装置を、鉛直方向に移動させるのに適している。
3)回転棚および回転バスケットの「混合型」実施形態において、構台の塔又は支柱によって支持される上記水平な横梁を鉛直方向に移動させるように構成されたモータ、及び上記保持ガイド装置を上記水平な横梁に沿って水平に移動させるように構成されたモータを用いてもよい。
4)種々の「回転棚」、「回転バスケット」、「混合型」の実施形態の各々において、ヒンジアーム等の補助手段を用いてもよく、補助手段は、第1のライン部分を鉛直方向および水平方向の少なくとも一方に移動させるように構成されるとともに、静止しているか、それ自体が鉛直方向及び水平方向の少なくとも一方に移動する保持ガイド装置と協働するように構成される。
更により具体的には、上記可撓性ラインは海底可撓性ラインである。
本発明はまた、本発明の船から可撓性ラインを海に敷設する方法を提供し、該方法は、
1)船を、J−lay塔内の上記第2の牽引装置によって、好ましくは上記第2のキャタピラによってラインを延ばすことと同期するように移動させるステップと、
2)上記ターンテーブルの回転と同期して作動することによって上記ラインを巻き出すとともに、上記保持ガイド装置と塔上のより高い位置に配置される上記滑車との間に延在する上記ライン部分の曲率が可撓性ラインに許容可能な最小の曲率よりも全ての地点において大きくなるような懸垂曲線に従って維持するように、好ましくは上記懸垂したライン部分が船のデッキに接触しないように、上記保持ガイド装置と巻き付けられたラインとの間に延在する上記第1のライン部分を移動させるステップとを含む。
本発明の方法の第1の実施態様では、回転棚方式で巻き付けられた上記可撓性ラインは、ライン保持ガイド装置と上記中心シリンダに巻き付けられたラインとの間に実質的に水平に延在する上記第1のライン部分に対して、好ましくはキャタピラ型の、上記ライン保持ガイド装置に位置付けられる牽引装置を用いて実質的に一定の張力を加えることによって巻き出される。
本方法のこの第1の実施態様は、「回転棚」型又は「混合」型の保管取り扱い装置を用いて行うことができる。
本発明の方法の第2の実施態様では、回転バスケット方式で巻き付けられた上記可撓性ラインは、好ましくはキャタピラ型の、上記ライン保持ガイド装置に配置される牽引装置を用いて、ラインの移動速度と、上記ターンテーブルの回転速度とを同期させることによって、ライン保持ガイド装置と巻き付けられたラインとの間の位置において傾斜して延在する上記第1のライン部分に対して張力を加えることなく巻き出される。
本発明の方法のこの第2の実施態様は、上述したような「回転バスケット」型又は「混合」型の保管取り扱い装置を用いて行うことができる。
本発明の方法の好ましい実施態様では、混合型の保管取り扱い装置は、
回転棚方式で、上記中心シリンダに巻き付けられるより小さい直径を有する上記第1のライン、好ましくは第1の可撓性パイプ、及び
回転バスケット方式で、上記内側支柱に巻き付けられるとともに上記周部保持支柱によって保持されるより大きい直径の可撓性の第2のライン、好ましくは第2の可撓性パイプとともに使用され、
上記方法は、
1)上記第2のラインを巻き出すとともに海に敷設するステップと、次に、
2)上記内側支柱及び上記周部保持支柱を取り外すステップと、
3)上記第1のラインを巻き出すとともに海に敷設するステップとを連続的に行うことを特徴とする。
上記第1のライン部分を巻き出しながら巻き取る目的で鉛直方向に並進移動させることを可能にするためには、上記回転バスケットの特定の装備品を取り外す必要がある。
反対に、2つの可撓性ラインを「混合」型の保管取り扱い装置において巻き付けることによって保管する方法は、
1)上記第1のラインを回転棚方式で上記中心シリンダの周りに巻き付けるステップと、
2)上記内側の巻き付け支持支柱及び上記周部保持支柱を含む「回転バスケット」型の装備品を取り付けるステップと、
3)上記第2のラインを回転バスケット方式で回転バスケットの上記内側の巻き付け支持支柱の周りに巻き付けるステップとを連続的に行う。
本発明の他の特徴及び利点は、図面を参照して例示的かつ非限定的な以下の詳細な説明によって、より明らかになる。
J−lay塔、及び「回転棚」方式と称される方式で巻き付けられる可撓性ライン保管取り扱い装置を備える敷設船の側面図である。 図1の保管取り扱い装置のターンテーブルに可逆的に、すなわち分離可能に固定される上記回転棚の種々の装備品の側面図であり、装備品は、敷設船のデッキ及び上記ターンテーブル上に設置されており、このターンテーブルは上記デッキの平面と実質的にひと続きである。 種々の装備品を取り付ける手段を示すターンテーブルの平面図である。 本発明の保管取り扱い装置のターンテーブルを含む船のデッキの側面図であり、上記ターンテーブルは上記デッキと実質的に同じ平面にある。 上記回転棚のシリンダに可撓性ラインの種々の巻回部及び層を設置する順序を詳細に示す図であり、第3の層の上部において1つを除いて最後の巻回部から巻き付ける段階において巻き付ける間の上記図1の回転棚の側面図である。 J−lay塔、及び「回転バスケット」方式と称される方式で巻き付けられる可撓性ライン保管取り扱い装置を備える敷設船の側面図である。 図2の回転バスケット型の保管装置の平面図である。 上部に重ねられる第3の層の第2の同心の巻回部を巻き付ける段階における、回転バスケット型の装置の底部を構成するターンテーブルに可撓性ラインの種々の巻回部及び層を配置する順序を示す側面図であり、右側において図2AのA−A線に沿った断面を示す側面図である。 図1の回転棚型装置3と協働することも可能であり、又は実際には図3C及び図3Dを参照して以下で説明するような混合型装置と協働することも可能である図2の回転バスケット型装置のスプーラ装置2の平面図である。 回転棚回転バスケットの混合型保管取り扱い装置を説明する本発明の好適な形態の詳細を示し、右側において部分的に断面を示す側面図であり、第1の可撓性ライン7−1が回転棚方式で中心シリンダの周りに巻き付けられて保管されており、第1のラインのみが回転棚方式で巻き付けられて示されている。 回転棚回転バスケットの混合型保管取り扱い装置を説明する本発明の好ましい形態の詳細を示す、右側が部分的に断面である側面図であり、第1の可撓性ライン7−1が回転棚方式で中心シリンダの周りに巻き付けられて保管されており、第2のライン7−2が回転バスケット方式で上記回転バスケットの周部に当接して保管されており、上記第2のラインは、上記第1の巻き付けられたラインの周りに配置される第2の巻き付け支持体を形成する第1の中間支柱すなわち内側支柱9cの周りに巻き付けられており、回転バスケット方式で巻き付ける間に回転バスケット方式での第2のラインの第2の巻き付け支持体として作用する第1の中間支柱9cも示されている。 回転棚回転バスケットの混合型保管取り扱い装置を説明する本発明の好ましい形態の詳細を示す、右側が部分的に断面である側面図であり、第1の可撓性ライン7−1が回転棚方式で中心シリンダの周りに巻き付けられて保管されており、第2のライン7−2が回転バスケット方式で上記回転バスケットの周部に当接して保管されており、上記第2のラインは、上記第1の巻き付けられたラインの周りに配置される第2の巻き付け支持体を形成する第1の中間支柱すなわち内側支柱9cの周りに巻き付けられており、さらに、回転バスケットの装備品に回転バスケット方式で巻き付けられる第2のラインも示されており、周部支柱9aは第2のラインの周部保持支柱として働く。 第1のライン7−1が回転棚方式で、第2のライン7−2が回転バスケット方式で、また第3のライン7−3が回転バスケット方式で巻き付けられている回転棚回転バスケットの混合型保管取り扱い装置を示す図である。 本発明の装置の中心シリンダであって、上部のトッププレート3b、及び該中心シリンダを囲む中間の円形プレート3b’が備わっており、それによって、2つの第1のライン7−1a及び7−1bが巻き付けられることを可能にする中心シリンダを示す図である。 J−lay塔、及びレール上で移動可能であるとともに、船のデッキ上に並んで一列で設置されるドラムのそれぞれに連続的に取り付けるのに適しているモータ駆動部を有するタイプの、可撓性ラインを保管するとともに取り扱う従来技術の装置が備わっている敷設船の側面図である。 予め作製されたストリングをJ−lay塔内に一緒に組み付けることによって剛性のパイプを敷設する作業中の、上記J−lay塔が備わっている敷設船の側面図であり、上記ストリングは、船のデッキ上の本発明の装置のターンテーブル上に、その装備品が取り外された後で保管される。 船の中央の長手方向軸線XX’上に配置される中心を有するターンテーブルを備えた設置船の平面図であり、ターンテーブルは、上記船の全幅よりも僅かに小さい直径を有する。 船の中央の長手方向軸線XX’に対して、左舷に対してずらして設置された二重のターンテーブルを備えた敷設船の平面図である。 縦断面で見た平面的なターンテーブルを示す図であり、ターンテーブルの中心は、図6Aに示されるように船の長手方向軸線XX’上に配置されており、船のデッキは、船の長手方向軸線XX’に沿って延びる中心リッジの両側にある左舷P及び右舷Pに対してそれぞれの角度βで傾斜している2つの平面P及びPによって構成されている。 船のデッキ1aを構成する、鉛直方向線に対する、それぞれ左舷のP及び右舷のPである2つの傾斜平面の傾斜角度に相当する頂点の半角αを有する円錐形状であるとともに、その中心が船の長手方向軸線XX’上に配置されている上面Sを有するターンテーブルの縦断面図である。
図1は、第1の実施形態の敷設船1の側面図であり、敷設船1は、J−lay塔12、及び回転棚式で可撓性ラインを保管するとともに取り扱う装置3を備えている。装置3は、ターンテーブル3aを備え、ターンテーブル3aは、図1Cに示されるように、該ターンテーブル3aの周部のギヤ3a’−2を回転駆動するモータ駆動部3a’−1を含む回転手段3a’によって該ターンテーブルに対して垂直な軸線Z’の周りに回転するように駆動される。該ターンテーブル3aの下方、かつ船の船体及びデッキの耐荷構造部、すなわち「船体ガーダ」に固定される床3a’−4の上方にはホイール3a’−3が配置され、該ターンテーブル3aは、同じ軸線Z’上にある回転中心シャフト3a’−5と協働するとともに、ホイール3a’−3と協働して回転駆動される。
図1Cに示されるように、当業者に周知の方法によって、船体ガーダにおけるキャビティ1bの外側の部分1cが、デッキの下方に、メイン横構造部材すなわちメイン「フレーム」1dと、第2の横構造部材又は「球状形材」1gと、長手方向主ビーム1fとを備えている。
当業者にとって周知であるように、特に船のデッキから船艙へのアクセスを提供するように、キャビティ1bが形成される。
円形のキャビティ1bを形成するために、船体ガーダの部分1lは、キャビティ1b内において下側の付加的な補強部材1lとして構成され、該付加的な補強部材1lは、長手方向XX’に沿って、船体ガーダの部分1cのフレーム1d及び球状形材1gよりも互いに対してより接近しており、床3a’−4の下方のフレーム1eを形成するメイン横補強部材、及び球状形材1kの形態を有する補助的な横補強部材と、船体ガーダの部分1cのビーム1fよりも、長手方向XX’に対して垂直な横方向に互いに対してより接近しており、上記床及び回転シャフト3a’−5を支持する下側長手方向ビーム1hとを備える。モータ3a’−1及びギヤ3a’−2は、キャビティの縁において船体ガーダの構造部材1c、及びキャビティ内の補強部材1lの少なくとも一方に固定されている。ホイール3a’−3は上記床によって支持されている。
ホイール3a’−3は、ターンテーブル、設備、及び可撓性ラインの重量を支持し、かつターンテーブル3aが回転中心シャフト3a’−5の周りを回転することを可能にするように、ターンテーブル3aと床3a’−4との間において、好ましくは同じ鉛直軸線Z’の周りで縮小される直径を有する複数の円上に、介装される。図を分かりやすくするために、各図面は、上記ターンテーブルの外径よりも実質的に小さい直径を有する単一の円上に分散して配置された一連のホイール3a’−3のみを示す。キャビティの周部において、モータ3a’−1は、デッキを支持する横フレーム1d又は球状形材1gに固定されている。モータ3a’−1は、ターンテーブル3aの周部に取り付けられるという特徴、及びターンテーブル3aの周部と協働するという特徴の少なくとも一方を有するギヤ3a’−2の歯付きシステムと協働して、ターンテーブル3aを回転させる。
ターンテーブル3aは、上記キャビティ1b内において、上記ホイール及び床の上方に設置される。床3a’−4は、デッキプレート1aと同様の強度を有する。このアセンブリは、図1Cに示されるように、上記ターンテーブルの上平面の高さが上記船のデッキ1aと実質的に同じ高さになるように、船のデッキのキャビティ1b内に組み込まれる。
したがって、船の船体ガーダ、すなわち船体の耐荷構造部は、基本的に、ターンテーブル及びその積み荷から全ての垂直荷重が伝達されるように作用し、また、ターンテーブルを支持するとともにターンテーブルの荷重を支えるのに必要な剛性を提供するように作用する。
上記ターンテーブルは、その上面に、本発明の以下の説明においてより詳細に説明する種々の装備品を固定するように構成された取り付け部材4、4a−4bを有する。上記取り付け部材4は、例えば、機械工具において一般に用いられるT字溝と同様に構成され、図1Bに平面図及び断面図で示されるようなT字溝4a、又は実際には、ピックアップトラック(board trucks)もしくはコンテナキャリア船にコンテナを積み込むのに用いられる係留部材と同様の係留部材4b、又は最後に、積み込み用突起(lug)を受け入れるターンテーブルに単に穿孔されたねじ孔4bによって構成される。したがって、装備品が上記ターンテーブル上に設置されない場合、船のデッキは実質的に平面的であり、従来技術において必要であったようなターンテーブル3aおよびその支持構造の構成部材の取り外しを行う必要なく、積み荷を輸送すること、あるいは種々の作業を実施することが可能であり、例えば、図4及び図5に示されるように、デッキの平面に対して平行であり、かつ軸線XX’(図6A)に対して垂直な回転軸線を有するウィンチ22a〜22dを用いる周知の方法によって可撓性パイプもしくは電気ケーブルの可撓性ラインを敷設することが可能であり、又は、例えば連続的なストリングを一緒に組み付けることによる剛性ラインを敷設することが可能であり(図5)、又は実際には、任意のタイプの大容量及び大寸法の構造物の輸送し、取り扱うことが可能である。
保管取り扱い装置3の回転棚方式では、装備品が、図1Aに示されるようにターンテーブル3a上に設置される。これらの装備品は、第1の巻き付け支持部材を備えており、第1の巻き付け支持部材は、ターンテーブル3aの軸線に望ましくは一致する軸線Z’を有するテーパ状に傾斜した円筒形状、もしくは鉛直方向に沿って延びる円筒形状のシリンダ3cと、望ましくは円形であり、同一の鉛直軸線ZZ’を有するトッププレート3bとを備えている。トッププレート3bは、シリンダ3cの上部に固定され、シリンダ3cのベースは取り付け部材4によってターンテーブル3aに固定されている。ライン7は、トッププレート3bと、ボトムプレートを構成するターンテーブル3aとの間でシリンダ3cの周りに巻き付けられる。キャタピラ又はタイヤを有し、当業者に既知である第1のキャタピラ式テンショナ5が、回転棚型装置3とJ−lay塔12との間に配置され、既知のように、キャタピラ式テンショナ5と、巻き付けられるラインの最後の層における最後の巻回部との間に延在する可撓性ライン7の水平な第1の部分7aに対して張力を加えるように作用する。この張力は、実質的に一定の値、例えば、5tの張力に維持されるように調整されて、ラインが回転棚装置に対して、図1Dに示されるように、体系的に巻き付けられ続け、即ち、図1Dの巻回部7i−1から7i−l(本例では、変数lは8)を有するように巻き付けられ続けており、円筒状の層7i(i=1〜3)の各々は同心に延び、各層は、積層された螺旋状の巻回部から形成され、巻回部は、安定で、崩れないように保証されて、巻回部が重なり合ったり、可撓性ラインに深刻な損傷を与えたりすることが防止されている。回転棚装置上にラインを装填し、巻き付ける間、又はラインを外し、巻き出す間に、回転棚型装置3が正確に動作することを確実にするために、キャタピラ式テンショナ5と装置3との間に延在するラインの第1の部分7aを常に実質的に水平に維持するように、テンショナ5を、上記デッキに対して垂直な方向ZZ’に延びる支持部材6に沿って鉛直方向に移動させるように構成されたスプーラ装置2を用いる。左舷に設置される上記支持体6は、キャタピラ式テンショナ5及びモータ駆動部2aをガイドする部材が設けられている塔又は支柱によって構成されており、支柱6のベースは、船のデッキ1aの部分1b’において、好ましくは可能な限り回転棚装置3の近くに固定される。したがって、上記回転棚装置3上に可撓性ライン7、7−1を装填し、巻き付ける間、ターンテーブル3aは時計回りに回転し、第1のキャタピラ式テンショナ5の鉛直方向部分は、従来の方法で、テンショナ5と回転棚装置3との間のラインの第1の部分7aが実質的に水平なままであり、中心シリンダに最も近い第1の層7が上昇するときに先行する巻回部と密接したままでありながらラインの巻回部7−1〜7−9が適切に上下に巻き付き、次に、ラインの巻回部7−9〜7−1がターンテーブルに達するまで第2の層7を構築しながら中心シリンダ3cに対して隣り合って上下に巻き付き、次に、巻回部7−1〜7−9からなる第3の層7を巻き取るためにキャタピラ式テンショナ5を再び上昇させるように、調整される。装填の間中、張力はテンショナ5によって実質的に一定に、例えば5tに維持されるため、巻回部のそれぞれが先行する巻回部に当接して位置決めされる。
図1Dにおいて、矢印が、可撓性ライン7が回転棚装置3に巻き付けられることによる装填中の層7、7及び7並びに巻回部7i−l〜7i−n(i=1〜3でありn=9である)の進行方向を示し、上昇、次いで下降、また次いで再び上昇する様子を示す。
より正確には、第1の層7は、ターンテーブル3a上に配置される下部の第1の巻回部7−1から、トッププレート3bの下方における最上部の巻回部7−9まで延びるように形成される。次に、シリンダ3cの上部に達すると、トッププレート3bの下方における第1の層7の最上部の巻回部7−9の横に当接して配置される第1の上部の巻回部7−9から更なる層7の巻き付けが始まり、次に、ターンテーブル3a上に配置される第1の層7の底部の第1の巻回部7−1に当接してこの横にある第2の層の最下部の巻回部7−1まで下方へ延びる。次に、第2の層7において、ターンテーブル3a上に配置される巻回部7−1に当接して配置される第1の巻回部7−1から、トッププレート3bの下方の第3の層7の上部の巻回部(図示せず)まで、第3の層7が形成される。第1のキャタピラ式テンショナ5が上下に移動するときの速度は、ターンテーブルの回転速度と同期する。回転棚装置3からの可撓性ライン7の巻き出し、又は回転棚装置3への可撓性ライン7の巻き付けの期間全体を通して、上記第1のキャタピラ式テンショナ5は、ウィンチの分野の当業者には既知である「一定張力」方式で動作する。したがって、一定の張力レベルが例えばT=5tに設定され、かつ張力がTに対して設定された閾値を超えて増大する傾向にある場合、テンショナはラインの特定の長さを巻き出し、それによって張力をTに下げるように作用可能であり、同様に、張力がTに対して設定された閾値を下回って低下する傾向にある場合、テンショナはラインの特定の長さを巻き付け、したがって張力をT=5tに戻すように作用可能である。
より具体的には、第1のキャタピラ式テンショナ5は、油圧アクチュエータモータと協働し、油圧アクチュエータモータは、サーマルユニットと関連するとともに、該第1のキャタピラ式テンショナ5がライン部分7aに対して上記張力Tを加えるように構成される。したがって、ターンテーブル3aが可撓性ライン7を巻き出すように回転する場合、ライン部分7aの張力が低減すると、キャタピラ式テンショナは、そのキャタピラを回転させることによってライン部分7aに加える張力を増大させるように自動的に制御され、このキャタピラは、第1のキャタピラ式テンショナによってライン部分7aに加えられる結果的な張力が再びTになるように、ラインに対して摺動する。反対に、巻き付け中に、ターンテーブル3aが回転する結果としてライン部分7aの張力がライン部分7aの張力Tを超えると、上記第1のキャタピラ式テンショナ5のキャタピラはライン部分7aをその巻き付け方向へ移動させるように、すなわち回転棚装置3に向けて移動させるように、反対方向に回転して、ライン部分7aの結果的な張力を値Tにするとともに、可撓性ラインを回転棚3に巻き付け可能にする。輸送中においても、テーパ状に傾斜した円筒形アセンブリにおいてシリンダ3cの周りに巻き付られるラインが崩れることを防止するために、ライン部分7aの張力は、例えば2t〜5tの範囲に維持される。この張力が加えられない場合、最後の巻回部がシリンダから離れる傾向があり、それによって、後続の巻回部がもはや保持されないために落下する可能性がある。
キャタピラ式テンショナ5からJ−lay塔12の上部まで延在するライン7は、そのライン部分7bは、懸垂曲線状の形状を有する。大型の滑車8が塔12の上部の巻き上げ斜面12a上に設置されており、上記可撓性ライン部分7bは位置8aにおいて上記滑車8の溝に入り、ライン部分7cが、上記塔12の実質的に敷設軸線上の位置8において、滑車8の溝から離れる。次に、可撓性ラインは、塔内の少なくとも1つの第2のキャタピラ式テンショナ12bを通過し、これによって、ライン部分7cがその一部7c−1において海底に垂れ下がったままに維持される。したがって、敷設中に、可撓性ライン7は、ライン部分7aにおいて、適度な張力下にあり、懸垂形状のライン部分7bにおいては、その自重による張力以外には実質的に張力を有さず、また次いで、ライン部分7cにおいては、第2のキャタピラ式テンショナ12bおよびその自重によって生成される敷設張力を受け、該敷設張力は、100t〜150tにもなり、又はより深い水深に対してより大きな直径を有するラインが用いられる場合はより大きくなる可能性がある。
回転棚装置3から巻き出される間、及び塔12を通過する間のラインの移動は、ライン部分7bの曲線が、2つの限界曲線7bおよび7bの間に維持されるように調整され、上記ライン部分7bと滑車8との接点、又は上記ライン部分7bとテンショナ5との接点において許容可能な最小の曲率よりも常に大きい曲率、すなわち、ラインの許容可能な最小の曲率半径よりも大きい曲率半径を有する曲率で、上記ライン部分7bの曲率が維持される。
図2は、J−lay塔12、及び「回転バスケット」型装置と称されるタイプである第2の実施形態の保管取り扱い装置9を備えた敷設船1の側面図である。上記回転バスケットは、右側が部分的に断面で示されており、上記ターンテーブル3aの軸線と一致する鉛直軸線Z’を有する中心シリンダ3cが配置されているターンテーブル3aによって構成されている。複数の周部保持支柱9aが、ターンテーブルの周部において、鉛直方向に沿って延在し、かつターンテーブルの軸線と一致する軸線Z’の周りに好ましくは等間隔で環状に分散して配置されており、上記周部支柱9aは好ましくは、例えばそれらの上部が、好ましくは一組の支柱9aの内面に接する円の直径以上である内径の上部レール3dによって相互接続されている。したがって、バスケット9の上部は完全に自由であり、シリンダ3cの上部にトッププレートを有しない。上記可撓性ライン7は、上記第1のキャタピラ式テンショナ5を含むスプーラ装置2を用いて取り扱われ、第1のキャタピラ式テンショナ5は、船のデッキ1aに対して一定の高さで支持構台6に取り付けられているとともに、第1のキャタピラ式テンショナ5からシリンダ3cに延びるライン部分7aが少量の自然で応力を受けない曲率を伴って傾斜するように上部レール3dよりも高く配置されている。上記構台6は図2A及び図2Cに示されており、横断方向YY’に沿って延在するとともに2つの鉛直方向の側部支柱6aに固定されている水平な横梁6bを含み、それによって、該横梁6bに取り付けられる第1のキャタピラ式テンショナ5は、モータ駆動部(図示せず)によって水平方向YY’に沿って移動することができ、それにより、図2Aに示されるように、水平な巻き取りを行うとともに、第1の可撓性ライン部分7aを回転バスケットのシリンダ3cに向かって、形成される巻回部に対して恒久的に実質的に接線方向に維持される方向に方向付けるのに適した装置を構成する。
図2A及び図2Bに示されるような「回転バスケット」型のこの第2の実施形態では、したがって、3つの重なる層7、7及び7が形成され、それぞれ、p=4の隣り合う同心の巻回部7i−1〜7i−p(i=1〜3)を含み、巻回部は互いに当接する。より正確には、第1の層は、ターンテーブル3aに載っているとともに中心シリンダ3cの周部に当接して配置される第1の巻回部7−1から始まり、次に、ターンテーブルを回転させるとともにキャタピラ式テンショナ5を横梁6bに沿って移動させることによって、第2の巻回部7−2が第1の巻回部7−1に当接して同心に形成され、第4の同心の巻回部7−4がターンテーブル3aの周部に達するまで続き、ターンテーブル上では、第4の同心の巻回部7−4が、ターンテーブル3aに取り付けられているとともに種々の重なる層7、7及び7を保持する働きをする一連の周部支柱9aの内面に対して当接する。第1の層が完了すると、ラインは周部支柱に対して当接し、上方に移動することのみによって逃げることができ、それによって、後続の層が自然に始まる。したがって、第2の層7を作るには、この層は、第1の層の最後の巻回部7−4上の、支柱9aの内面に当接して配置される周部の巻回部7−4から始まり、次に、ターンテーブル3aを回転させ続けながらキャタピラ式テンショナ5を横梁6bに沿って反対方向に水平に移動させることによって、僅かにより小さい直径の同心の巻回部7−3が形成され、巻回部7−4を構成する可撓性ラインの内面に当接して配置され、縮小していく直径の巻回部7−2及び次に7−1を作るように、以降同様に続く。
保持支柱9aは、巻回部7−4の最外位置を画定し、装填中に、次の層を始めることを可能にすることを理解することができる。これらの保持支柱9aは、アセンブリに安定した形状も与え、特に、上部層が安定することを確実にする。
回転バスケット方式の保管取り扱い装置9のこの第2の実施形態では、第1のキャタピラ式テンショナ5は専ら、第1の実施形態の回転棚型装置3によって生じることとは対照的に、該第1のキャタピラ式テンショナ5と回転バスケット型装置9との間の第1のライン部分7aにかなりの張力を与えることなく第1のライン部分7a及び第2のライン部分7bが特定の量の曲率を帯びるように可撓性ライン7を保持する働きをする。
図2Bには、層を次々に巻き付けることによって装填を行う方向が側面図で示されており、巻回部がどのように進行するのか、また、保管取り扱い装置9のこの回転バスケット型の第2の実施形態において層がどのように進行するのかを示し、各層はこの例では4つの巻回部を有する。ライン7が巻き付けられるために回転バスケット9に対して取られるとき、又は可撓性ライン7を巻き出して海に敷設するために回転バスケット9から引き出されるときに、ターンテーブルの回転及びスプーラ装置の水平方向への並進移動は、曲線7a及び7bの曲率が許容可能であるままであり、特に、ラインに許容可能である最小の曲率半径よりも大きい曲率半径を有し続けるように、第1のキャタピラ式テンショナ5のキャタピラの回転速度と同期する。
図2Aに示されるように、現場における設置中に、第1のキャタピラ式テンショナ5を作動して可撓性ライン7を回転バスケット型装置9から巻き出すとともに引き出し、塔12上の滑車8に向かって、次に第2のキャタピラ式テンショナ12bに向かって方向付ける。したがって、第2のキャタピラ式テンショナ12bの下に延在する部分7cのみが大きな敷設張力を受け、他の2つのライン部分7a及び7bは、低レベルの取り扱い張力、すなわち数トン又はより低い張力しか受けない。
図3Cは、本発明の保管取り扱い装置20の混合型の回転棚回転バスケットの実施形態の第1の変形形態の側面図である。この変形実施形態では、テーパ状のシリンダ3c、及びターンテーブル3aの直径よりも小さい外径のトッププレート3bが最初に設置され、トッププレート3bの上記直径は、回転棚方式での保管に関する図1及び図1A〜図1Dを参照して上述したような回転棚方式における第1のライン7−1の最後の層7の直径よりも大きい。その後、第1のライン7−1は、図3Aに示されるように、回転棚方式で、上記ターンテーブル3aと同心に配置される中心シリンダ3cの周りで装置に巻き付けられることによって保管される。第1の可撓性ライン7−1を装填し、巻き付けた後で、以下のように、装置を回転バスケット方式に転換するために装備品を設置する。設置は、好ましくは等間隔で環状に分散して配置されるとともに、好ましくはそれらのベースを介してターンテーブル3aの取り付け部材に、またそれらの上部を介して、トッププレート3bの外側を介してシリンダ3cの上部に固定される、「内側支柱」9cと称される第1の一連の支柱を中間位置に連続的に設置することを含む。この場合、上記中間の第1の組の支柱は、第2のライン7−2を巻き付けながら、図2の回転バスケット型装置9のシリンダと同等の第2の巻き付け支持体として働くことができる。その後、上述したようにターンテーブル3aの周部に配置され、それらのベースを介してターンテーブル3aの取り付け部材4に固定され、また好ましくはそれらの上部が円形レール3dによって互いに接続される一連の周部保持支柱9aを設置する。次に、第2の可撓性ラインを、図2及び図2A及び図2Cを参照して上述したように回転バスケット方式で装填し、巻き付ける。
上記周部支柱9aは好ましくは、ターンテーブル3aの円形の周部に沿って等間隔で分散して配置され、内側支柱9cは、シリンダ3cに巻き付けられる第1のライン7−1の周部にある最後の層7の近くに位置付けられる。
その後、第2の可撓性ライン7−2を、回転バスケット方式で巻き付けることによって保管する。このために、第2のライン7−2の第1の層7の第1の巻回部7−1を、第2のライン7−2の巻き付け支持体の内側支柱9cの外面に当接して巻き付け、次に、回転バスケット方式に関して説明したように、並んで隣り合う同心の第2の巻回部7−2及び第3の巻回部7−3を、周部支柱9aの内面に達するまで巻き付け、その後、周部保持支柱9aから巻き付け支持体又は内側支柱9cに向かってそれぞれ延びる巻回部7−3、7−2及び次に7−1から作り出される第2の層7を巻き付け、これに、内側支柱9cから保持支柱9aに向かって延びる第3の層7が上述したように続く。ラインを巻き出して敷設するには、回転バスケット方式で第2のライン7−2を巻き出して敷設することから始めるのが適切であり、その後、回転棚方式で第1のライン7−1を巻き出して敷設するために、特定の装備品、すなわち内側支柱9c及び周部保持支柱9aを回転バスケットから取り外す必要がある。
この取り外しは必要であり、この理由は、さもなければ、上記中間支柱9c及び保持支柱9aが妨げるであろうため、回転棚方式で装置を出る第1のライン部分7aが巻き取られている間に水平に延在することができないためである。
図3Dにおいて、本発明の回転棚回転バスケットの混合型装置20の第2の変形実施形態を見ることができる。第1の可撓性ライン7−1を、上述したように最初に回転棚方式で中心シリンダ3c上に保管する。その後、2つのそれぞれの一連の第1の中間支柱9c及び第2の中間支柱9bを設置する。一連の第1の中間支柱9cは、半径R1の円上に分散して配置され、一連の第2の中間支柱9bは、半径R1よりも大きい半径R2の第2の円上に分散して配置される。したがって、上記第2の中間支柱9bが上記第2のライン7−2の保持支柱として働く限り、回転バスケット方式で、第2の可撓性ライン7−2を上記第1の中間支柱すなわち内側支柱9cに当接させて装填することが可能である。図3Dでは、第2のライン7−2は、5つの重なった層で内側支柱9cに当接して巻き付けられ、それぞれが1つの螺旋状に配置された巻回部を含む。第2の中間支柱9bは、2つの隣り合う同心の巻回部7−pのそれぞれがi=1〜3でありp=1又は2である、3つの層7〜7を有するものとして図3Dに示されている第3のライン7−3の第3の巻き付け支持体として働く。第3のライン7−3は、回転バスケット方式で巻き付けることによって装填されるが、周部保持支柱9aを設置して初めて、第3の可撓性ライン7−3を戻すように働く。
上記ラインを海に敷設する間に、第2のライン7−2又は第3のライン7−3のいずれかをいずれかの順で巻き出して敷設することから始めることが必要である。第2のライン7−2及び第3のライン7−3を次々に保管する場合、すなわち、同じコンパートメント内で上記内側支柱9cと上記周部保持支柱9aとの間に上下に保管する場合、最後に巻き付けられるライン、すなわち上部のラインを取り出して敷設する必要があることに気が付くはずである。この場合、本発明におけるような複数の一連の中間支柱を有する混合型装置によっては可能となるが、どのラインを敷設するかを決めることは不可能である。図3Dでは、2つの一連の中間支柱9c及び9bが用いられている。それにもかかわらず、有利には、ラインを現場で敷設するために可能な限りの融通性を維持するように、保管されるラインの数に応じて必要とされる数の一連の中間支柱を用いることが可能である。いずれの場合も、内側支柱9c並びに種々の中間支柱9b及び周部保持支柱9aを取り外した後で、回転棚方式で巻き付けられる第1のラインを巻き出して敷設することを始める前に、回転バスケット方式で保管されている全てのラインを巻き出して敷設することが適切である。
図3Eでは、中心シリンダが、その上部に円形トッププレート3bが取り付けられており、同じ直径を有するとともに中間に位置付けられている中間の円形プレート3b’によって囲まれており、したがって、第1のライン7−1aをターンテーブル3aから中間のプレート3b’の下面の真下まで巻き付け、次に、第2の第1のライン7−1bを中間プレート3b’からトッププレート3bの面の真下まで巻き付けることを可能にする変形実施形態を見ることができる。そのような状況下では、2つの第1のライン7−1a及び7−1bをいずれかの順で巻き取り、巻き出すことができる。
図4は、可撓性ライン部分が巻き付けられる一連の水平軸線のウィンチ又はドラム22a−22b−22c−22dからの、深い水深における可撓性ライン7の従来の敷設の側面図である。ドラム駆動ユニット20は、ドラム22a−22b−22c−22dのそれぞれを個々に持ち上げるとともにドラム22a−22b−22c−22dを連続的に回転させてこれらのドラムに巻き付けられている種々の可撓性ライン部分7を巻き出すために、レール21上で摺動するとともにドラム22a−22b−22c−22dのそれぞれに連続して取り付けられるのに適している。したがって、ラインが巻き付けられている第1のドラム22aが巻き出されると、上記ライン7の端が固定される。次に、空のドラム22aがその支持体22−1上に戻され、ドラムモータ駆動部20が後続のドラム22bまで移動し、第2のドラム22bに巻き付けられているラインの端が、既に敷設されている可撓性ラインの固定された端に接続される。その後、種々の後続のドラム22c〜22d上の種々の可撓性ライン部分を巻き出すことによって可撓性ラインの敷設を続ける。このタイプのドラム22a〜22bは概ね、8m〜12mの範囲の直径及び5m〜8mの範囲の幅を有するが、ライン部分の限られた長さのみを保管することが可能であり、この場合、装填されたドラムは350t〜750t又はそれ以上の重量にもなり得る。
比較すると、図1及び図3A〜図3Dに示されるような回転棚方式での保管は、ラインが複数のドラム上に複数のセグメントとして保管されるときに直面するような、ライン同士を接続するという問題を回避しながらも、より長いという特徴およびより大きい直径を有するという特徴の少なくとも一方を有するラインを保管することが可能となるため、非常に長い長さのラインを敷設する場合に有利である。大きい直径の可撓性ラインの場合、図4に示されるようなウィンチ上への従来の保管は、上記可撓性ラインの最小の曲率半径が非常に大きく、通常は5m以上になり、このことによって取り扱いに適しなくなる非常に大きいサイズのドラム22a〜22dが必要となるため、多くの場合に不可能である。図2及び図3C〜図3Dに示されるように回転バスケット方式で保管することは、大きい最小の曲率半径を有する大きい直径のラインにより良く適合するが、この理由は、曲率半径がその最小の曲率半径よりも小さくなるというリスクを冒すことなくその長い単位長さを保管することを可能にするためである。図3A〜図3Cを参照して説明したような混合型の保管は、小さいか又は中程度の直径の長い長さの第1のライン7−1を保管するのに中心シリンダ3cに対して回転棚方式を使用することを可能にし、また上記内側支柱9c及び第2の中間支柱9bの周部に長い長さ及び大きい直径の第2のライン7−2、又は実際には第3のライン7−3を回転バスケット方式で保管することを可能にするため、好ましい。混合型装置において回転バスケット方式で第2のラインを巻き付ける支持部材を構成するよう内側支柱9cが沿うように配置される円の直径は、中心シリンダ3cが、小さすぎるためそのような大きい直径のライン7−2の保管には適合しない直径を有するとしても、上記第2の可撓性ライン7−2の最小の曲率直径よりも大きくなければならない。したがって、回転バスケット型のこの巻き付け技法は、長く、大きい直径を有するとともに、大きすぎる最小の曲率半径を仮定すると小さい直径のシリンダ上には巻き付けることができない可撓性ラインに有利である。
小さいか又は中程度の直径の回転棚型装置を用いて、1m〜15mの直径及び3m〜10mの高さを有するシリンダ3c上に、200mm未満の小さいか又は中程度の直径のラインを1km〜200kmの長さにわたって巻き付けることが可能である。また、8mよりも大きい直径、特に12m〜30mの範囲の直径を有する内側支柱9cの円を有する回転バスケット型装置によって、より大きい直径、特に200mmよりも大きい直径であり、同様に1kmを超える長さのラインを巻き付けることが可能である。
例として、30mの直径を有するとともに5000tの荷重を支持することが可能なターンテーブル3aを用いて、以下のようにラインを6mの高さにわたって保管することが可能である。
回転棚方式において、150mmの直径及び1メートルあたり25キログラムの単位長さあたりの重量(kg/m)、すなわち、約4000tの総重量を有する40個の巻回部の約76個の層を有する150kmの電気ケーブルを扱うことができる。
回転バスケット方式において、500mmの直径、350kg/mの単位長さあたりの重量、及びR=5mの最小の曲率半径を有し、18個の巻回部の約12個の層を提供し、約4500tの総重量を有する12.5mの可撓性ラインを扱うことができる。
図3Cに示されるような混合方式によって、
回転棚方式において、200mmの直径及び45kg/mの単位長さあたりの重量、すなわち、30個の巻回部の約15個の層を有し、約450tの総重量を有する10kmのパイプライン7−1を扱い、
回転バスケット方式において、400mmの直径、200kg/mの単位長さあたりの重量、及びR=6mの最小の曲率半径、すなわち、20個の巻回部の約15個の層を有し、約3700tの総重量を示すとともに約4150tの総重量を提供する18.5kmの可撓性ライン7−2を扱うことができる。
図3Dの混合方式によって、
回転棚方式において、100mmの直径及び15kg/mの単位長さあたりの重量、すなわち、60個の巻回部の約20個の層を有し、約350tの総重量を有する22.5kmのパイプライン7−1を扱い、
D1=10mのシリンダ直径及び1mの幅を有する第1の円形通廊(corridor)の回転バスケット方式において、400mmの直径、180kg/mの単位長さあたりの重量、及びR=4mの最小の曲率半径、すなわち、2回の巻回部の約13個の層を有し、約160tの総重量を有する850mの可撓性ラインを扱い、
D2=14mのシリンダ直径及び3mの幅を有する第2の円形通廊の回転バスケット方式において、450mmの直径、300kg/mの単位長さあたりの重量、及びR=4mの最小の曲率半径、すなわち、6回の巻回部の約13個の層を有し、約1200tの総重量を有する3900mの可撓性ラインを扱い、
D3=22mのシリンダ直径及び2.5mの幅を有する第3の円形通廊の回転バスケット方式において、600mmの直径、450kg/mの長さ重量、及びR=6mの最小の曲率半径、すなわち、約1800tの総重量を有する5回の巻回部の約10個の層を有する3900mの可撓性ライン(この場合、全重量は約3510tになる)を扱うことができる。
図6Aは、設置船のデッキの船首近くに軸線上に設置される、30mの直径及び8000tの容量を有するターンテーブル3aを示す。
図6Bは、設置船のデッキの船首近くに設置される、20mの直径及び4500tの容量を有する二重ターンテーブル3aを示し、該二重ターンテーブル3aは、該ターンテーブルが回転棚方式、回転バスケット方式又は混合方式で取り付けられるときに右舷側に自由通路を残すように左舷に対してずらされている。二重ターンテーブルは、ディスクの形態の直径φの内側の第1のターンテーブル3a−aと、該第1のターンテーブルとは独立した、φ>φとなる外径を有する、環状形状であるとともに上記第1のターンテーブルの周りに同心に配置されている外側の第2のターンテーブル3a−bとによって構成される。2つのターンテーブルは、同じ平面内にあり、船のデッキと実質的に同じ平面内にある。モータ駆動部は、内側のターンテーブル3a−aに対して作用し、第2のターンテーブル3a−bは、第1のターンテーブルが回転駆動されている間に静止して保持されることができるか、又は、上記第1のターンテーブルに固定して第1のターンテーブルと一緒に回転駆動されることができるか、又は、所望の保管容量に応じて上記第1のターンテーブルとは独立して回転駆動されるのに適しているものとすることができる。したがって、最大容量の保管のためには、第1のターンテーブル及び第2のターンテーブルを互いに固定し、直径φを有する最大保管容量が利用可能となる。より小さい容量を使用することが所望であれば、上記第2のターンテーブルを静止したままにし、船のデッキに直接固定しておき、第1のターンテーブルを回転駆動して第1のターンテーブル3a−aの直径φに対応するより小さい容量のみを利用可能であるようにする。この構成の利点は、船のデッキ上の装置の脇の自由通路にあり、これはこの場合、上記第1のターンテーブル3a−aのみを使用することが望ましい場合には幅Lの幅広の通廊に相当し、一方でこの通廊は、装置を、一緒に用いられる第1のターンテーブル及び第2のターンテーブルに相当するその最大容量に用いる場合には、より小さい幅Lしか有しない。この場合、より幅広の通廊は付加的な設備を設置することを可能にし、このことは、装置の融通性のために、海洋の油田における多くの設置作業において大きな利点となる。
船のデッキ上に保管されるラインの単位長さ11から作り出される剛性ライン10の50mの長いストリング、及びJ−lay型の塔12を用いる従来のライン敷設作業の場合、図5に示されるように、上記装備品3c−3b、9a−9b−9cを取り外し、ターンテーブル3aを定位置に残すことが可能であり、この理由は、ターンテーブル3aがデッキの高さにあり、したがって、デッキ上に配置される設備の邪魔にならないためである。
ターンテーブル3aがキャビティ1b内に一体化されていることは、デッキ1a上のスペースを解放するためにターンテーブル3aを取り外すのに必要となるであろう潜在的な多くの時間の無駄を回避することを可能にする。
ターンテーブルは、デッキの平面と連続的であるように船体に組み込まれるため、他の設置のためにデッキを使用することが所望される場合にターンテーブルを取り外す必要がなく、それによって、港において数日間作業を止めてボードを出してこの作業を行う必要が回避され、したがって大きな経済的利点となる。
船のデッキ1aは概して、中央の軸線方向リッジXX’から延びる左舷P及び右舷Pに対し、5%未満、特に1%〜2%の範囲で水平に対して緩やかな傾斜βにある2つの平面P及びPを有するため、雨水又は水煙が船の両側に方向付けられて海に流れ込み:そのようなデッキはしたがって平面を構成しない。したがって、図7Aに示されるように、上記ターンテーブルは好ましくは平面であり、いかなる地点においても船の上記デッキを越えて突出しないように設置される。したがって、ターンテーブルが使用されていないときには、上記デッキと上記ターンテーブルとの間のデッキの特定の領域には小さいずれが存在し、このずれは、楔、例えば木製の楔によって補うことができ、上記楔は、必要な設備をデッキ上に設置することを可能にするようにデッキとひと続きの表面を取り戻す。この局所的な楔留めは、位置に応じて変化し、ターンテーブルの直径及び船のデッキの構造に応じて20mmから200mm〜300mmの範囲にある厚さを有する。
それにもかかわらず、図7Bに示されるように、平面ではなく、上記中央の軸線方向リッジXX’に対して垂直な鉛直軸線に対する、船のデッキの、左舷の平面P及び右舷の平面Pの傾斜角度に一致する頂点の半角α、すなわち、85.5度(95grad)よりも大きい角度α又は4.5度(5grad)よりも小さい角度β、より具体的には0.9度〜1.8度(1grad〜2grad)の範囲の角度β、すなわち、88.2度〜89.1度(98grad〜99grad)の円錐の頂点の半角αを有する僅かに円錐形であるターンテーブルを作製するのが有利である。そのような円錐形のターンテーブルはこの場合、図6A及び図7Bに示されるように好ましくは船の軸線上に設置されるべきである。図7Bでは、円錐形のターンテーブルは、該ターンテーブルの、上記中央のリッジXX’の両側に位置する部分が、デッキの平面P又はPに対して垂直な方向に中央のリッジXX’の同じ側に位置する上記デッキの平面を越えて突出せず、該ターンテーブルの頂点が上記デッキの中央のリッジXX’の上に鉛直方向に突出しないように配置される。換言すると、上記デッキの左舷側及び右舷側それぞれの上記平面P及びPは、上記ターンテーブルの、上記左舷の平面P又は上記右舷の平面Pとそれぞれ同じ側に配置されている部分のそれぞれに接している。
本発明のターンテーブルは通常、5m〜50mの範囲の直径及び100mm〜800mmの範囲の厚さを有する鋼から作製される。
中心シリンダ3cは、回転棚方式では1m〜10mであり、回転バスケット方式では5m〜15mの直径を有し、3m〜10mの範囲の高さを有し、機械溶接されるシート金属から作製することができる。
キャタピラ式テンショナ及びスプーラシステムを担持する支柱又は構台6は、回転棚のトッププレート3bの外側の可能な限り近くに、実際には5mより近くに、より好ましくは1mより近くに位置決めするべきである。
ターンテーブル3aは、デッキ上の、ラインの曲率半径が、ラインが上記キャタピラ式テンショナから塔の上部まで延在する部分7bにおいて許容可能な最小の曲率半径の少なくとも3倍よりも大きいことを確実にするのに十分であるJ−lay塔12からの距離に位置決めするべきである。したがって、ターンテーブル3aは、塔の近くではなく、塔から離れた船の端部のより近くに配置するべきである。
一実施形態では、敷設船には敷設塔は備え付けられないが、船の船尾に概ね位置付けられるシュートが備え付けられる。これは、ラインを、特に500m未満の深さの浅水中に敷設する場合に特に当てはまる。
一実施形態では、その時点で巻き付けられているか又は巻き出されている巻回部に達するときに可撓性ラインが常に接線方向であるように巻き取りを行うために、キャタピラ式テンショナの移動を回避することが好ましく、むしろ、キャタピラ式テンショナを、横方向に、したがって船の横断方向YY’(回転バスケット方式=水平方向の巻き取り)に又は鉛直方向ZZ’(回転棚方式=垂直方向の巻き取り)に移動するのに適したシュート及びヒンジアーム等のガイド手段と協働させることが好ましい。
キャタピラ又はタイヤの使用を問わない一定の張力の装置、並びにウィンチ及び回転バスケットの巻き取りシステムが当業者に既知であり、特に、供給業者であるHuisman社(オランダ)によって販売されている。

Claims (18)

  1. 可撓性の海底ラインを海に敷設する敷設船(1)であって、
    前記敷設船(1)は、円形のターンテーブル(3a)、及び該ターンテーブル(3a)用のモータ駆動式の支持回転装置(3a’)が内部に配置されるキャビティ(1b)を含むデッキ(1a)を備え、
    前記円形のターンテーブル(3a)の上面は、前記デッキ(1a)において前記ターンテーブルの横方向に隣接した部分の高さを著しく越えて突出しておらず、
    前記ターンテーブル(3a)の周部は前記デッキと同じ高さを有し、
    前記ターンテーブル(3a)は、前記敷設船(1)の船体の担持構造部(1c、1l)に固定された前記キャビティ(1b)内の前記支持回転装置(3a’)の部材(3a’−1、3a’−2、3a’−4、3a’−5)によって支持されるとともに該部材(3a’−1、3a’−2、3a’−4、3a’−5)と協働して回転し、
    回転する前記ターンテーブル(3a)は、その上面に取り付け部材(4、4a−4b)を有し、可撓性ライン保管取り扱い装置(3、9、12)の可撓性ライン巻き付け支持体(3c、9a、9c)を可逆的に取り付け可能であり、
    前記巻き付け支持体(3c、9c)は、前記敷設船(1)のデッキ(1a)の平面の上方において、前記デッキ(1a)の平面に対して垂直な方向(ZZ’)に沿って延び、
    前記取り付け部材(4、4a−4b)は、前記ターンテーブルの鉛直方向の回転中心軸線(Z’)から異なる径方向距離で環状に分散して配置されている敷設船。
  2. 前記船体の前記担持構造部は、前記キャビティ内に付加的な補強部材(1l)を備え、前記キャビティ内の前記支持回転装置(3a’)は、
    床(3a’−4)であって、該床の下方における前記船体の前記担持構造部の付加的な補強部材(1e、1h、1k)によって固定されるとともに支持される前記床(3a’−4)と、
    前記床によって支持される回転ガイド部材(3a’−3)と、
    前記床の下方における前記船体の担持構造部の付加的な補強部材(1h)によって支持される回転シャフト(3a’−5)と、
    モータ(3a’−1)及び回転駆動部材(3a’−2)であって、該モータを作動させることによって前記ターンテーブル及び前記回転シャフトを回転駆動し、前記回転駆動部材(3a’−2)は、前記キャビティ内及び該キャビティの周部において前記船体の前記担持構造部によって支持される前記モータ(3a’−1)及び前記回転駆動部材(3a’−2)とを少なくとも備えることを特徴とする請求項1に記載の敷設船。
  3. 敷設船(1)であって、前記取り付け部材は、前記ターンテーブルの表面上に径方向に沿って、かつ環状に配置されている溝(4a)及び孔(4b)の少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項2に記載の敷設船。
  4. 前記敷設船は、前記可撓性ラインを巻き付けること、及び巻き出すことによって可撓性ラインを保管するモジュール式の保管取り扱い装置(3、9)を支持し、該保管取り扱い装置は、前記ターンテーブル(3a)およびスプーラ装置(2)によって構成され、
    前記ターンテーブル(3a)は、その上面に前記装備品(3c、9a、9c)を支持し、前記装備品は、前記取り付け部材に可逆的に取り付けられ、該装備品は、前記敷設船のデッキの平面の上方において、前記平面に対して垂直な方向(ZZ’)に沿って延び1つ又は複数の巻き付け支持体(3c、9c)を形成し、該巻き付け支持体(3c、9c)は、前記ターンテーブルの上面において、該ターンテーブルの前記回転中心軸線(Z’)に対して環状に配置され、
    前記スプーラ装置(2)は、前記敷設船(1)のデッキ(1a)の上方であって、前記ターンテーブルの近傍(1b’)において、デッキ(1a)に対して垂直な方向に沿って延びる支柱、塔、又は構台を形成する第2の支持部材(6)に取り付けられる可撓性ラインガイド保持装置(5)と、前記ガイド保持装置(5)および前記保管取り扱い装置(3、9)の間に延在する第1の可撓性ライン部分(7a)を移動させるモータ駆動手段(2a)とを備え、前記スプーラ装置(2)は、前記第2の支持部材(6)に対して前記可撓性ライン部分(7a)を鉛直方向および水平方向に移動させて、前記巻き付け支持体(3c、9c)の周りにおいて、前記巻き付け支持体(3c、9c)に接触した状態で保管可能にすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の敷設船。
  5. 前記可撓性ラインの保管取り扱い装置は、回転棚型装置(3)であり、該保管取り扱い装置は、
    前記ターンテーブル(3a)の前記軸線(Z’)の周りに同心に配置され、かつテーパ状に傾斜しているか、鉛直方向に沿って延びる中心シリンダ(3c)の形態を有する連続的な壁を備えた巻き付け支持体であって、前記シリンダの上部には、少なくとも1つの円形トッププレート(3b)が配置される前記巻き付け支持体と、
    回転棚方式で前記中心シリンダ(3c)の周りにおいて、該中心シリンダ(3c)に当接させて前記可撓性ライン(7)を巻き取るスプーラ装置(2)とを備え、前記スプーラ装置(2)は、
    ライン牽引装置(5)であって、該牽引装置(5)と、既に又は依然として巻き付けられているラインの部分との間に延在する前記第1のライン部分(7a)を引っ張る前記ライン牽引装置(5)と、
    前記ラインが、互いに接触する巻回部の複数の同心の層(7、7、7)を形成するように巻き取られ、また巻き出されることを可能にするように、前記引っ張られる第1の可撓性ライン部分(7a)を巻き付けるか又は巻き出すとともに、実質的に水平に維持するように、鉛直方向に沿って移動させる手段とを備え、前記可撓性ラインは、任意の1つの層(7、7、7)の巻回部(7−1〜7−n、7−1〜7−n、7−1〜7−n)が螺旋状に重なるように回転棚方式で複数の層を形成するように巻き付けられるか、又は巻き付けられるのに適しており、各層(7、7、7)は隣り合う同心の円柱を形成することを特徴とする請求項4に記載の敷設船。
  6. 前記可撓性ライン保管取り扱い装置は、回転バスケット型装置(9)であり、前記可撓性ライン保管取り扱い装置は、
    前記ターンテーブル(3a)の回転軸線(Z’)、又は前記ターンテーブルとの前記軸線上に配置され、かつテーパ状に傾斜しているか、鉛直方向に沿って延びる中心シリンダ(3c)に対して環状に配置された内側支柱の形態を有する複数の巻き付け支持体(9c)、及び前記敷設船のデッキ上に鉛直方向(ZZ’)に沿って延出する周部保持部材(9a)であって、前記ターンテーブルの前記上面に前記ターンテーブルの前記回転中心軸線(Z’)に対して環状に配置される前記周部保持部材(9a)と、
    回転バスケット方式で前記中心シリンダ(3c)又は前記複数の内側支柱(9c)の周りにおいて、該中心シリンダ(3c)又は該複数の内側支柱(9c)に当接させて前記可撓性ライン(7)を巻き取るスプーラ装置(2)とを備え、該スプーラ装置(2)は、ライン保持ガイド装置(5)と、前記第1の可撓性ライン部分(7a)を前記鉛直方向の回転中心軸線(Z’)に対して垂直な横断方向(YY’)に移動させる手段とを備え、前記第1の可撓性ライン部分(7a)は、前記ラインが、互いに接触する巻回部の複数の重なる層(7、7、7)を形成するように巻き取られ、また巻き出されることを可能にするように、前記保持ガイド装置と、既に又は依然として巻き付けられているライン(7)との間の位置において傾斜して延在し、前記可撓性ラインは、回転バスケット方式で複数の重なる層として巻き付けられるか、又は巻き付けられるのに適しており、それによって、任意の1つの層の前記巻回部(7−1〜7−n、7−1〜7−n、7−1〜7−n)が同心に隣り合って、共通の平面上に配置され、かつ1つ又は複数の前記巻き付け支持体(3c、9c)に対して押圧される最初の巻回部(7−1、7−1、7−1)から前記周部支柱(9a)に対して当接する最後の巻回部(7−n、7−n、7−n)まで増大する直径を有し、前記ライン部分(7a)は、前記巻き付け支持体(3c、9c)及び前記保持支柱(9a)の上端の上方の一定の高さに保持される前記保持ガイド装置(5)によって引っ張られることなく、該保持ガイド装置(5)と、既に又は依然として巻き付けられているラインとの間に延在することを特徴とする請求項4に記載の敷設船。
  7. 前記可撓性ライン保管取り扱い装置(20)は、少なくとも2つの可撓性ラインを保管するとともに取り扱うように構成された混合型の回転棚回転バスケット装置であり、該可撓性ライン保管取り扱い装置は、
    第1のライン(7−1)の第1の巻き付け支持体であって、前記ターンテーブルの軸線の周りに同心に配置され、かつテーパ状に傾斜しているか、鉛直方向に沿って延びる中心シリンダ(3c)の形態を有する連続的な壁を備えた前記第1の巻き付け支持体と、
    第2のライン(7−2)を巻き付ける複数の第2の巻き付け支持体であって、前記中心シリンダから一定の径方向距離だけ離れた位置に、前記ターンテーブルの前記回転中心軸線(Z’)に対して環状に配置される内側支柱(9c)の形態を有する前記第2の巻き付け支持体と、
    前記ターンテーブルの前記回転中心軸線(Z’)に対して環状に配置されるとともに、前記敷設船のデッキの平面上に前記鉛直方向(ZZ’)に延在する支柱(9a)の形態を有する周部保持部材と、
    前記中心シリンダの上部に配置された円形トッププレート(3b)であって、該円形トッププレート(3b)は、前記第2のラインの前記内側の巻き付け支柱の上部が、該トッププレート(3b)の周部に固定されることによって互いに固定されるような直径を有し、前記第1の支持部材及び前記第2の支持部材並びに前記周部保持部材は前記ターンテーブルの前記上面に配置される前記円形トッププレートと、
    前記第1の可撓性ライン部分(7a)を鉛直方向および水平方向に移動させる少なくとも1つの可撓性ラインガイド保持装置(5)を支持する第2の支持部材(6)を少なくとも含むスプーラ装置(2)であって、前記第1の可撓性ライン部分(7a)は、前記可撓性ライン(7)を前記巻き付け支持体(3c、9c)の周りにおいて、該巻き付け支持体(3c、9c)に当接させて巻き取るために前記ガイド保持装置(5)と、既に又は依然として巻き付けられているラインとの間に延在し、前記第2の支持部材(6)は、前記ターンテーブルの近傍(1b’)において前記ブリッジの平面に対して少なくとも垂直な方向(ZZ’)に、該ブリッジの上方に延出する塔又は構台(6)を形成する前記スプーラ装置(2)とを含み、
    可撓性ガイド保持装置(5)は、第1の可撓性ライン(7−1)を回転棚方式で前記中心シリンダ(3)の周りにおいて、該中心シリンダ(3)に当接させて巻き取ることを可能にし、前記可撓性ガイド保持装置(5)は、ライン牽引装置(5)であって、該牽引装置、及び既に又は依然として巻き付けられている第1のラインの間に延在する前記第1のライン部分(7a)を引っ張り、キャタピラを備えるライン牽引装置(5)と、該牽引装置、及び既に又は依然として巻き付けられている第1のラインの間に延在する前記第1の可撓性ライン部分(7a)を鉛直方向に移動させる手段とを含み、前記第1のラインが互いに重なるとともに接触する巻回部の複数の同心の層(7、7、7)を形成するように巻き取られることを可能にするように、前記牽引装置(5)が前記第1の可撓性ライン部分を実質的に水平に引っ張って保持し、前記第1の可撓性ラインは、任意の1つの層の巻回部(7−1〜7−n、7−l〜7−n、7−1〜7−n)が螺旋状に重なるように複数の同心の層を形成するように巻き付けられるか、又は巻き付けられるのに適しており、各層は、隣り合う同心の円柱を形成し、2つの隣り合う層(7−7)の2つの巻回部(7−i〜7−i)は異なる直径を有し、
    前記可撓性ラインガイド保持装置(5)は、第2の可撓性ライン(7−2)を回転バスケット方式で内側支柱(9c)の形態を有する前記巻き付け支持体の周りにおいて、該巻き付け支持体に当接させて巻き取ることを可能にし、キャタピラを備えるとともに、前記ラインに牽引を加える牽引装置(5)、及び前記第2の可撓性ラインの第1の部分(7a)を前記回転中心軸線(Z’)に対して垂直な横断方向(YY’)に水平に並進移動させる手段を含み、前記第2の可撓性ラインの前記第1の部分(7a)は、該第2の可撓性ラインが互いに接触する巻回部の複数の重なる層(7、7、7)を形成するように巻き取られることを可能にするために、前記保持ガイド装置と、既に又は依然として巻き付けられている第2のラインとの間の位置において傾斜して延在し、前記第2の可撓性ラインは、任意の1つの層の前記巻回部(7−1〜7−n、7−l〜7−n、7−l〜7−n)が同心に隣り合って、共通の平面上に配置され、かつ内側支柱(9c)の形態を有する前記巻き付け支持体に対して押圧される最初の巻回部(7−1、7−1、7−1)から前記周部保持支柱(9a)に対して当接する最後の巻回部(7−n、7−n、7−n)まで増大する直径を有するように、互いに重なる複数の層を形成するように巻き付けられるか、又は巻き付けられるのに適しており、前記第2のラインの前記第1の部分(7a)は、前記巻き付け支持体(3c、9c)及び前記保持支柱(9a)の上方の一定の高さに保持される前記保持ガイド装置(5)によって引っ張られないことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載の敷設船。
  8. 前記可撓性ラインガイド保持装置(5)の第2の支持部材(6)に対して移動するように一定の高さで鉛直方向又は水平方向に移動される単一のラインガイド保持装置(5)を有し、前記第2の支持部材は構台(6)を含むことを特徴とする請求項7に記載の敷設船。
  9. 2つの可撓性ラインは、混合型の保管取り扱い装置において巻き付けられ、
    回転棚方式で前記中心シリンダに巻き付けられるより小さい直径を有する前記第1のライン(7−1)と、
    回転バスケット方式で前記内側支柱(9c)の周りに巻き付けられるより大きい直径を有する可撓性の第2のライン(7−2)とを含むことを特徴とする請求項7又は8に記載の敷設船。
  10. 前記ターンテーブルは、
    回転駆動されるディスク(3a−a)の形態を有する内側の第1のターンテーブルと、
    前記第1のターンテーブルと同心であるとともに該第1のターンテーブルの周りに配置される環状形状の外側の第2のターンテーブル(3a−b)とを含む2つの同心の部分から構成され、前記第2のターンテーブルは、静止して保持されるか、又は前記第1のターンテーブルが回転駆動されるときに該第1のターンテーブルとともに回転駆動されることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一項に記載の敷設船。
  11. 前記ターンテーブル(3a)の上面は平面であり、該ターンテーブルの周りの前記デッキの平面と実質的に同じ高さを有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の敷設船。
  12. 前記ターンテーブルの上面は円錐形状であり、その中心は前記敷設船の中央の長手方向軸線(XX’)上に配置されており、ターンテーブルの上面は、85.5度(95grad)よりも大きい頂点の半角(α)を有し、頂点の半角(α)の値は、鉛直方向に対する前記敷設船(1)のデッキ(1a)の2つの平面部分(P1、P2)の傾斜角度の実質的に同一であり、該平面部分(P1、P2)は、それぞれ右舷(P)及び左舷(P)へ向けて、前記敷設船の前記中央の長手方向軸線(XX’)上に配置された中央リッジから、水平方向に対して小さい角度(β)で傾斜していることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の敷設船。
  13. J−lay塔(12)、及び保持ガイド装置を含む前記保管取り扱い装置(3、9、12)の周りに巻き付けられる少なくとも1つの前記可撓性ライン(7、7’)を更に含み、前記保持ガイド装置は、該保持ガイド装置と前記巻き付けられたラインとの間に延在するライン部分(7a)を保持及びガイドし、前記ラインは、前記保持ガイド装置(5)と前記塔(12)上のより高い位置に配置される滑車(8)との間に延在するとともに、その自重の張力のみを受ける懸垂形状の湾曲した第2のライン部分(7b)、及び前記J−lay塔(12)に固定される第2の牽引装置(12b)によって引っ張られるとともに、前記塔内で直線状に延在する第3のライン部分(7c)を含むことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の敷設船。
  14. 前記可撓性ラインは海底可撓性ライン(7)であることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の敷設船。
  15. 請求項13又は14に記載の敷設船(1)から可撓性ライン(7、7−1、7−2)を海に敷設する方法であって、
    1)前記敷設船を、前記J−lay塔(12)内の前記第2の牽引装置によって前記ラインを延ばすことと同期するように移動させるステップと、
    2)前記ターンテーブルの回転と同期して作動することによって前記ラインを巻き出すとともに、前記保持ガイド装置(5)と前記塔(2)上のより高い位置に配置される前記滑車(8)との間に延在する前記ライン部分(7b)を、その曲率が前記可撓性ラインに許容可能な最小の曲率よりも全ての地点において大きくなるような懸垂曲線に従って維持するように、好ましくは前記懸垂したライン部分が前記敷設船の前記デッキ(1a)に接触しないように、前記保持ガイド装置(5)と前記巻き付けられたラインとの間に延在する前記第1のライン部分(7a)を移動させるステップとを含むことを特徴とする方法。
  16. 回転棚方式で巻き付けられた前記可撓性ラインは、前記ライン保持ガイド装置と前記中心シリンダに巻き付けられた前記ラインとの間に実質的に水平に延在する前記第1のライン部分(7a)に対して実質的に一定の張力を加えることによって巻き出されることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 回転バスケット方式で巻き付けられた前記可撓性ラインは、該ラインの移動速度と前記ターンテーブルの回転速度とを同期させることによって、前記ライン保持ガイド装置と前記巻き付けられたラインとの間の位置において傾斜して延在する前記第1のライン部分(7a)に対して張力を加えることなく巻き出されることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  18. 請求項15乃至17のいずれか一項に記載の方法であって、前記混合型の保管取り扱い装置は、
    回転棚方式で、前記中心シリンダに巻き付けられるより小さい直径を有する前記第1のライン(7−1)、及び
    回転バスケット方式で、前記内側支柱(9c)に巻き付けられるとともに前記周部保持支柱(9a)によって保持される可撓性の第2のライン(7−2)とともに使用され、
    前記方法は、
    1)前記第2のライン(7−2)を巻き出すとともに海に敷設するステップと、次に、
    2)前記内側支柱(9c)及び前記周部保持支柱(9a)を取り外すステップと、
    3)前記第1のライン(7−1)を巻き出すとともに海に敷設するステップとを連続的に行うことを特徴とする方法。
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