JP2014500206A - 飲料供給装置 - Google Patents
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Abstract
自然対流によって温度調節されている、予混合されたまたは他の飲める状態にある飲料を、要求時に重力送りで供給できるようにする飲料ディスペンサ。より具体的には、飲料ディスペンサは、予混合されたまたは他の飲める状態にある飲料用容器(すなわち、予混合されたまたは他の飲める状態にある飲料内容物の入った飲料用容器)を、飲料ディスペンサに設置できるようにし、かつ、電気または電気機械装置の助けを借りずに、温度調節された飲料を、要求時に、目的の顧客に供給できるようにする。飲料ディスペンサは、自然対流によって飲料内容物の温度調節を促す温度調節用区画室を含み得る。飲料ディスペンサはまた、飲料用容器を内部に設置する、温度調節されたおよび熱的に絶縁された飲料用筐体を含み得る。温度調節用区画室は、飲料用筐体内に入れられ得る。
【選択図】図1
【選択図】図1
Description
関連出願の相互参照
本出願は、35U.S.C.119(e)下において、2010年12月6日出願の米国仮特許出願第61/419,977号の優先権を主張し、この文献全体を本書に参照により組み込む。
本出願は、35U.S.C.119(e)下において、2010年12月6日出願の米国仮特許出願第61/419,977号の優先権を主張し、この文献全体を本書に参照により組み込む。
商標
COCA−COLA(登録商標)は、Coca−Cola Company(Atlanta、Ga.、U.S.A.)の登録商標である。本明細書で使用される他の名称は、Coca−Cola Companyまたは他の企業の登録商標、商標、または商品名とし得る。
COCA−COLA(登録商標)は、Coca−Cola Company(Atlanta、Ga.、U.S.A.)の登録商標である。本明細書で使用される他の名称は、Coca−Cola Companyまたは他の企業の登録商標、商標、または商品名とし得る。
本開示は、概して、自然対流によって温度調節されている、予混合されたまたは他の飲める状態にある飲料を、要求時に重力送りでまたは重力駆動で供給する飲料ディスペンサに関する。より詳しくは、本開示は、予混合されたまたは他の飲める状態にある飲料用の容器(すなわち、予混合されたまたは他の飲める状態にある飲料内容物の入った飲料用容器)を飲料ディスペンサに取り付けることができ、かつ、電気または電気機械装置の助けを借りずに、温度調節された飲料を対象の顧客に要求時に供給できるようにする飲料ディスペンサに関する。
一部の地域において、購入時でのまたは喉の渇いている顧客、例えば清涼飲料水の顧客などの要求時の飲料配達は、これまで、効率的で、費用効率的で、簡単に再現可能な方法では達成されていない。先進国では、このような要求に応じた飲料配達は、一般に複雑な電気機械式飲料ディスペンサによって行われている。そのような電気機械式飲料ディスペンサは、飲料を供給するときに複数の材料、例えばシロップ濃縮物と希釈液を混合し得る。例えば、電気機械式飲料ディスペンサは、COCA−COLA(登録商標)飲料が供給されるときにはCOCA−COLA(登録商標)シロップを炭酸水と混合し得る。
発展途上の地域では、そのような電気機械式飲料ディスペンサは好適ではない可能性がある。そのような非適合性は、飲料ディスペンサのサイズまたはコスト、飲料ディスペンサに電力供給するための信頼できる電気資源がないこと、および/または飲料を混合するために必要な材料を確実に配達するのに好適なサプライチェーンまたはインフラがないことに起因し得る。例えば、電気機械式飲料ディスペンサで使用されることが多い大型のバッグインボックスのシロップおよび食品グレードのCO2容器は、一部の地域では容易に入手できないかもしれない。さらに、飲用水の供給が簡単には利用できないかもしれない。
一部の発展途上の地域では、顧客は、返却可能で詰め替え可能な容器でサービスを提供されることがある。例えば、顧客は、商店(merchant location)に入り、消費飲料を購入すると、購入した飲料の入った詰め替え可能な容器、例えばガラス瓶で提供されるかもしれない。顧客は、飲料の詰められたガラス瓶を商店から持ち去ることができない可能性がある。なぜなら、ガラス瓶は、商店主に供給する飲料会社または商店主自身の資産とみなされる可能性があるからである。それゆえ、顧客は、飲料全てを商店で消費して、ガラス瓶を返却するように求められるかもしれない。あるいは、顧客は、飲料を、ガラス瓶から、顧客が持ってきたまたは他の方法で顧客が所有する別の容器へ移して、ガラス瓶を返却するかもしれない。
各容器は保証金を求めて返却され得るため、一部の顧客は、飲料の入った容器を購入できない可能性があり、そのため、顧客は、上述のような商店に制約されるときよりも、暇な時間のあるときに飲料を楽しむかもしれない。また、一部の顧客は、容器内の飲料の全額に対して支払いをしたいとは思わないか、または支払うことができないかもしれない。それゆえ、上述の返却可能で詰め替え可能な容器の使用は、一部の地域における消費者の裾野を限定し得る。
一態様では、本発明は、重力送りで飲料を供給するために、1個以上の飲める状態にある飲料用容器の設置状態を支持するように構成された供給棚を備える飲料ディスペンサを含む。飲料ディスペンサは、自然対流によって1個以上の飲料用容器の飲料内容物の温度を調節する温度調節材(thermal regulant)を保管するように適合された温度調節材保管領域をさらに含む。
請求項1に記載の飲料ディスペンサは、以下をさらに含む。
請求項1に記載の飲料ディスペンサは、以下をさらに含む。
一部の実施形態では、飲料ディスペンサは、温度調節材保管領域と、1個以上の飲める状態にある飲料用容器の設置状態を支持するように構成された供給棚の少なくとも一部分とを囲む、熱的に絶縁された飲料用区画室をさらに含む。
一部の実施形態では、飲料ディスペンサは、熱的に絶縁された飲料用区画室の下方に、1個以上の飲料用容器を保管するように適合された予調節用区画室をさらに含む。
一部の実施形態では、供給棚は予調節用区画室の上方に開口部を含んで、予調節用区画室と熱的に絶縁された飲料用区画室との間の流体の流れを促進する。
別の態様では、本発明は、温度調節材を保管するように適合された温度調節材保管領域を含む飲料ディスペンサを含む。飲料ディスペンサは、熱的に絶縁された飲料用区画室をさらに含み、この飲料用区画室は、温度調節材保管領域を囲み、かつ重力送りで飲料を供給するために1個以上の飲める状態にある飲料用容器の設置状態を支持するように構成されている。熱的に絶縁された飲料用区画室の周囲温度は、自然対流によって調節される。
一部の実施形態では、飲料ディスペンサは、熱的に絶縁された飲料用区画室の下方に、1個以上の飲料用容器を保管するように適合された予調節用区画室をさらに含む。
一部の実施形態では、熱的に絶縁された飲料用区画室は予調節用区画室の上方に開口部を含んで、予調節用区画室と熱的に絶縁された飲料用区画室との間の流体の流れを促進する。
これらのおよび他の特徴は、添付の図面および特許請求の範囲と併せて、以下の詳細な説明から明白に理解される。
本開示をより完全に理解するために、ここで、添付の図面および詳細な説明と併せて、以下の簡潔な説明を参照する。同様の参照符号は同様の部分を示す。
最初に、1つ以上の実施形態の説明に役立つ実装例を以下示すが、開示のシステムおよび方法は、現在公知であるまたは既存であるかにかかわらず、任意の数の技術を使用して実装し得ることを理解されたい。本開示は、以下説明する、説明に役立つ実装例、図面、および技術をなんら限定するものではなく、添付の特許請求の範囲の等価物の全範囲と共に、添付の特許請求の範囲内で修正してもよい。
本明細書では、語句「予混合された飲料」は、飲める状態にあり、かつ消費する前に他の材料と混合する必要のない飲料を包含することを意図する。例えば、2リットルのCOCA−COLA(登録商標)のボトルは、予混合された飲料である。対照的に、COCA−COLA(登録商標)のバッグインボックスのシロップは、予混合された飲料ではない。なぜなら、シロップは、消費前に炭酸水などの希釈液と混合される必要があり得るためである。同様に、MINUTE MAID(登録商標)オレンジジュースの容器は、予混合された飲料である。対照的に、MINUTE MAID(登録商標)濃縮物は、予混合された飲料ではない。なぜなら、濃縮物は、消費前に水などの希釈液と混合される必要があり得るためである。
本明細書では、語句「飲める状態にある」1つまたは複数の飲料は、飲料メーカーが意図した通りの消費可能な状態にある飲料を包含することを意図する。例えば、COCA−COLA(登録商標)シロップは消費可能な状態にあるかもしれないが、Coca−Cola Companyは、COCA−COLA(登録商標)シロップを消費前に炭酸水と混合するつもりかもしれない。同様に、他の飲料濃縮物は、消費可能な状態にあるが、飲料濃縮物単独で消費されることを意図したものではなく、希釈液と混合した後で飲料として消費されることを意図したものかもしれない。また、「飲める状態にある」飲料は、濃縮物から混合されたのではない飲料を包含することを意図する。例えば、濃縮物から混合されたのではない生のオレンジジュース、淹れたお茶、水、または他の飲料は、「飲める状態にある」飲料とし得る。
本明細書では、用語「飲料」は、泡立ちのない、または非炭酸の飲料、および発泡性の、または炭酸を含む飲料の双方を包含することを意図する。
本明細書では、用語「取り出し可能」は、部分的に取り出すことが可能な構成要素および完全に取り出すことが可能な構成要素の双方を包含することを意図する。例えば、図5A〜5Dと併せて以下詳細に説明するように、保温トレイは、保温トレイに容易に補充を行えるように、飲料ディスペンサ内の収容位置から少なくとも部分的に取り出すことが可能である。同様に、図9〜10と併せて以下詳細に説明するように、保温引出しは、飲料ディスペンサから完全に取り出すことが可能である。
本明細書では、語句「温度調節材」は、システムに対して熱を加えるまたは取り除く任意の材料を包含することを意図する。例えば、氷は、システムを冷却するために使用し得る温度調節材である。対照的に、温水は、システムを加熱するために使用し得る温度調節材である。
空間的な相対語、例えば「下方」、「下側」、「下」、「上方」、「上」などは、本明細書では、図面に示すような1つの要素または特徴と別の1つもしくは複数の要素または1つもしくは複数の特徴との関係を説明するための、簡単な記述として使用され得る。空間的な相対語は、図面で示す向きに加えて、装置の異なる向きを包含することを意図することを理解されたい。例えば、図面の装置がひっくり返っている場合、他の要素または特徴の「下方」または「下側」にあると説明される要素は、他の要素または特徴の「上方」に向けられている。
図1〜15を参照すると、本開示の第1の態様による例示的な飲料ディスペンサの図を示す。以下詳細に説明するように、本開示の第1の態様による飲料ディスペンサは、予混合されたまたは他の飲める状態にある飲料用の1個以上の容器(すなわち、予混合されたまたは他の飲める状態にある飲料内容物が入った飲料用容器)を逆さの位置に設置して、温度調節された、重力送りの、要求に応じた飲料内容物の供給を可能にする、熱的に絶縁された区画室を含む。本開示の第1の態様による飲料ディスペンサは、温度調節材、例えば氷、ゲルパック、または温水などを保管するように適合された、取り出し可能な保温トレイをさらに含む。保温トレイによって、予混合されたまたは他の飲める状態にある飲料用の1個以上の容器の温度を、保温トレイ内にある1つ以上の温度調節材によって温度調節された区画室に加えられるまたはそこから取り除かれる熱に基づく自然対流によって、調節できる。本開示の第1の態様による飲料ディスペンサは、1個以上の追加的な飲料用容器を保管するように適合された予調節保管用区画室をさらに含み得る。予調節保管用区画室は、保温トレイからの廃熱を使用して、そこに保管された、予混合されたまたは他の飲める状態にある飲料用の1個以上の容器の温度を調節し始め得る。本開示の第1の態様による例示的な飲料ディスペンサのこれらのおよびこの他の特徴を以下説明し、同様の参照符号は同様の部分を表す。
図1を参照すると、本開示の第1の態様による例示的な飲料ディスペンサ100の正面図を示す。飲料ディスペンサ100は、自然対流によって温度調節されている、予混合されたまたは他の飲める状態にある飲料を要求時に重力送りで供給することができるようにする。図1において、内部の特徴を示すために、前部ドア124を取り外した状態の飲料ディスペンサ100を示す。飲料ディスペンサ100は熱絶縁ベース102を含み、このベースは、前部ドア124と共に、熱的に絶縁されたまたは温度調節された飲料用区画室104を画成する。あるいは、飲料用区画室104は飲料用筐体と称してもよい。図2は、図1の線A−Aに沿って取った飲料ディスペンサ100の断面図による追加的な詳細を示す。温度調節された飲料用区画室104は、そこに設置された予混合されたまたは他の飲める状態にある飲料用の1個以上の容器(図示せず)の温度を調節する。一部の実施形態では、飲料用区画室104には3個の飲料用容器が設置され得るが、この開示では、それより多数のまたは少数の飲料用容器を飲料用区画室に設置することも考えられる。飲料用容器は、飲料用区画室104内で一列に、円弧に沿って、または任意の他のパターンで互いに隣接して設置され得る。
ベース102は、絶縁材を包み込む外側シェルによって形成され得る。例えば、外側シェルは、プラスチック、金属、またはセラミック材料から作製され得るが、本開示の一部の実施形態では、プラスチックシェルがその軽量さおよび耐久性のために使用される。絶縁材は、断熱フォーム、絶縁性繊維、または他のそのような材料とし得るが、本開示の一部の実施形態では、断熱フォームがその軽量さおよび絶縁性のために使用される。あるいは、ベース102は、単一の絶縁材から一体的に形成され得る。本開示の一部の実施形態では、外側シェルはプラスチック製であり、および絶縁材はフォーム材料製であり、飲料ディスペンサ100の可搬性を高めている。
温度は、取り出し可能な保温トレイ106内にあるまたは保管されている1つ以上の温度調節材によって加えられたまたは取り除かれた熱に基づく自然対流によって、飲料用区画室104内で調節される。保温トレイ106は温度調節材保管領域とみなされ得る。例えば、飲料用区画室104を冷却するために、氷または1つ以上の再凍結可能なパックなどの温度調節材を保温トレイ106に加え得る。同様に、飲料用区画室104を加熱するために、温水または石炭などの温度調節材を保温トレイ106に加え得る。当業者は、自然対流では、流体の流れ(例えば、飲料用区画室104内の冷却されたまたは加熱された空気の流れ)は、ポンプ、ファン、または他のそのような機械的または電気機械装置などの外部源によって生成されるのではないことを容易に認識するであろう。保温トレイ106は、金属、プラスチック、またはセラミックなどの任意の熱伝導材から作製し得るが、一部の実施形態では、温度調節材はアルミニウム製とし得る。図1では固体のトレイとして示すが、保温トレイ106は穿孔を含んで、温度調節材と飲料用区画室104との間でより容易に熱を伝達できるようにしてもよい。
保温トレイ106の再積み込みを容易にするために、飲料ディスペンサ100は、支持棚108、空洞部110、およびカム112を含む。図5A〜5Dに示しかつ以下詳細に説明するように、支持棚108は、温度調節材が再積み込みされている最中、保温トレイ106を支持する。空洞部110は、保温トレイ106の後部が嵌り得る空間を提供する。一部の実施形態では、空洞部110のサイズは、保温トレイ106を適所に摩擦係止するようなサイズとし得る。あるいは、保温トレイ106は、空洞部110に対して自由に出入りしてもよい。カム112は、保温トレイ106の車輪、ローラ、またはアクセル(axel)が転がり得る経路を提供する。
飲料ディスペンサ100は、任意選択的に予調節用引出し114を含み得る。予調節用引出し114は、予混合されたまたは他の飲める状態にある飲料用の1個以上の容器138を保管するように適合された保管用区画室である。予調節用引出し114では、保温トレイ106からの廃熱を利用して、そこに保管された予混合されたまたは他の飲める状態にある飲料用の1個以上の容器138の温度を調節し始め得る。例えば、氷が溶けた水が予調節用引出し114に収集されて、飲料用区画室104への設置前に飲料用容器138を予冷する。予調節用引出し114はまた、直接温度調節材が詰め込まれてもよい。例えば、氷が直接予調節用引出し114に入れられて、飲料用容器138の予冷をさらに加速させてもよい。
飲料ディスペンサ100は、上部ドア取付部116および下部ドア取付部118を含んでいて、前部ドア124のベース102への取り付けを容易にする。前部ドア124は、上部ドア取付部116と下部ドア取付部118との間で軸の周りで回転し得る。上部ドア取付部116および下部ドア取付部118を飲料ディスペンサ100の右側にあるものとして図1に示すが、そうする代わりに、ドア取付部116、118は、飲料ディスペンサ100の左側に配置されてもよい。そのような場合、前部ドア124は、図面で示すような左側から右側へとは対照的に、右側から左側に開く。
飲料ディスペンサ100は供給棚120をさらに含む。供給棚120の上側は、飲料用区画室104に設置された飲料用容器を支持する。供給棚120の下側は、飲料用区画室104に設置された飲料用容器から飲料内容物を供給するのを容易にするディスペンサアセンブリ168を支持する。ディスペンサアセンブリ168の様々な実施形態を以下説明する。供給棚120は、飲料ディスペンサのベース102と一体的に形成されてもよいし、または供給棚120は、図3A〜3Cに示すように、個別に形成されてベース102に取り付けられてもよい。
飲料ディスペンサ100は、供給棚120の下方に位置決めされたカップ置き台122を含む。カップ置き台122は、飲料を供給している間、顧客のカップまたは選択した飲料用容器をしっかりと置くことができる、安定的な平面を提供する。カップ置き台122は、スプラッシュマット(図3Aに示す)および/または水切り板(図示せず)を含んでもよい。
飲料ディスペンサ100はまた、正面から見たときに第1の輪郭146を辿る、傾斜した上面を含んでもよい。傾斜した上面は、図2の断面図から最もよく分かるように、側面からみると第2の輪郭148を辿る。上面を傾斜させることによって、商店主が、ブランドものでない、気を紛らせるような、または魅力のない在庫品または保管用容器を、飲料用容器100の上に積み重ねることができないようにする。
図3Aを参照すると、本開示の第1の態様による例示的な飲料ディスペンサの底部分の断面図を示す。上述の通り、供給棚120は、個別に形成されて、スロット125に係合させることによってなどでベース102に取り付けられてもよい。スロット125は、ベース102の内部後壁の長さ部分に延在しても、または、それに加えてベース102の内部側壁の一方または双方に沿って延在してもよい。ディスペンサアセンブリ168および容器取付部170を設置できるようにするために(以下詳細に説明する)、供給棚120は、各飲料用容器を飲料用区画室104内に設置するための飲料用アパーチャ126を含む。飲料用アパーチャ126は、ディスペンサアセンブリ168の一部分または容器取付部170を受け入れるために、任意選択的に溝127を含み得る。一部の実施形態では、溝127はキーイングまたは整列溝とし、ディスペンサアセンブリ168が正しい方向に面して確実に設置されるようにし、かつ飲料用アパーチャ126内でディスペンサアセンブリ168が回転しないようにし得る。溝127は、図3Aの断面図ではアパーチャ126の一方の側面にのみ示すが、溝127はまた、アパーチャ126の対向側面にも存在し得る。
供給棚120の後部は、アパーチャ130を含んで、飲料用区画室104と予調節用引出し114との間で流体を流すことができるようにしてもよい。アパーチャ130は、飲料用区画室104と予調節用引出し114との間の対流熱伝達を可能にし得る。例えば、飲料用区画室104にある飲料用容器を冷却する間、予調節用引出し114は、アパーチャ130を通る流体が流れることによって可能にされた自然対流によって、そこに保管されている1個以上の飲料用容器138の冷却を容易にし得る。同様に、予調節用引出し114に保管された1個以上の飲料用容器138は、アパーチャ130を通る流体の流れによって可能にされた自然対流によって温められてもよい。
さらに、保温トレイ106において温度調節材として氷を使用する場合、アパーチャ130によって提供された流体の流れは、溶けた水を予調節用引出し114に排出してそこに集めることができる。予調節用引出し114に氷溶融物を収集することによって、そこに保管された1個以上の飲料用容器138は冷却され始め得る。同様に、保温トレイ106内に含まれ得るまたは保温トレイ106から排出され得る他の流体が、アパーチャ130を経由して予調節用引出し114に流れ得る。
アパーチャ130を通る流体の流れを促すために、供給棚120の後部は、傾斜面128を有してもよい。図3Aでは、傾斜面128を「V字」形状を有するものとして示すが、傾斜面128はまた、アパーチャ130の周りで円錐形状または漏斗形状を形成してもよい。図3Aではアパーチャ130を1つのみ示すが、供給棚120は、予調節用引出し114の上方に、供給棚120の長さおよび/または幅に沿って複数のアパーチャ130を含んでもよい。一部の実施形態では、アパーチャ130以外の開口部が、飲料用区画室104と予調節用引出し114との間の流体連通をもたらしてもよい。本開示の趣旨または範囲から逸脱せずに、例えばアパーチャ130を、スロット、格子、または他の開放形状で置き換えてもよい。
一部の実施形態では、予調節用引出し114は、予調節用引出し114の開閉を容易にするために、一体的に形成された把持部132を含み得る。あるいは、予調節用引出し114は、開閉を容易にするために予調節用引出し114の外表面に取り付けられたハンドル、ノブ、または他のそのような構造を有してもよい。
飲料ディスペンサ100の熱絶縁特性を高めるために、前部ドア124および予調節用引出し114は、ベース102および/または供給棚120(ベース102とは別であるとき)と重なり合う幾何学的形状を有し得る。そのような重なり合う幾何学的形状があることによって、飲料ディスペンサ100の内部に空気を閉じ込め、かつ空気の流れをさらに減少させるためにシールが取り付けられ得るまたは埋め込まれ得る表面を提供するのを助け得る。具体的には、予調節用引出し114と供給棚120との係合点において、供給棚120はリップ部140を含み得る。図3Aに示すように、リップ部140は、予調節用引出しの上面より下方に延在し得る。同様に、前部ドア124は、供給棚120の前面およびベース102を越えて延在しかつそれらと重なり合う表面142を含んでもよく、前部ドア124は閉鎖位置においてそれらと接触する。一部の実施形態では、リップ部140の重なり合う幾何学的形状は、単独で、前部ドア124とベース102との間の絶縁シールの機能を果たし、かつ前部ドア124を閉鎖位置に維持する。それゆえ、前部ドア124は、前部ドア124を閉鎖位置に維持するために取付機構を使用しなくてもよい。
一部の実施形態では、前部ドア124および/またはベース102は、前部ドア124を確実に閉鎖するために、対応する取付機構を含み得る。例えば、前部ドア124およびベース102は各々、前部ドア124を確実に閉鎖するために、1つ以上の磁石を含み得る。あるいは、前部ドア124はラッチを含んでもよく、およびベース102は、前部ドア124を確実に閉鎖するためにラッチポイントを含み得る。当業者には他の取付機構が容易に分かるであろうので、それらを使用して、前部ドア124を確実に閉鎖してもよい。
ベース102は、予調節用引出し114の後部アパーチャ135に対応する位置に後部アパーチャ134を含み得る。予調節用引出し114の後部アパーチャ135は、予調節用引出し114の後面に沿った中間位置にあり得る。ベース102に設置されると、予調節用引出し114の後部アパーチャ135は、ベースの後部アパーチャ134と位置合わせされて流体連通を形成し、予調節用引出し114から余分な流体を流出させることができるようにする。一部の実施形態では、ベース102の後部アパーチャ134には排水ホースが取り付けられて、飲料ディスペンサ100から余分な流体を取り除き得る。後部アパーチャ134と135との間が流体連通することによって、予調節用引出しの上部より下方の位置に予調節用引出し114の流体レベル136を維持して、流体が予調節用引出し114からあふれないようにする。一部の実施形態では、ベースの後部アパーチャ134および/または予調節用引出し114の後部アパーチャ135の周りには1つ以上のシールが存在して、予調節用引出し114の背面とベース102の下部内部後壁との間での流体の漏出を防止してもよい。
図3Bおよび図3Cを参照すると、予調節用引出しの後部アパーチャ135は一方向弁137を含んで、予調節用引出し114の設置時または取り出し時に、後部アパーチャ135を通る流体の漏出を防止してもよい。図3Bに示すように、一方向弁137は閉鎖位置にある。一方向弁137は、上部部材141および下部部材143を含み、それらは、互いに係合して流体的にシールする、または後部アパーチャ135を通る流体の流れを減少させるように偏っていてもよい。上部および下部部材141、143はエラストマー材料で形成され得る。あるいは、上部および下部部材141、143は、互いに係合するようにバネ付勢された剛性部材とし得る。ベース102は、一方向弁137に係合するように後部アパーチャ134に取り付けられた中空突起部139を含み得る。中空突起部139は、上部および下部部材141、143に干渉し、それにより、一方向弁137を開放し得る。図3Cに示すように、一方向弁は開放位置にある。一方向弁137にアダプタ139が押し込まれて、上部および下部部材141、143がもはや互いに係合しないようにする。それゆえ、流体が中空突起部139を通って予調節用引出し114から流れ、最終的に後部アパーチャ134から流出し得る。一方向弁137はスロープ状導入部145を含んで、使用者が位置合わせしようと努力する必要なく、予調節用引出し114を飲料ディスペンサ100に押し込むのを容易にし得る。換言すると、スロープ状導入部145は、中空突起部139と一方向弁137との係合を簡単にすることができる。
図4を参照すると、本開示の第1の態様による例示的な飲料ディスペンサの下部の斜視図を示す。図4に示すように、供給棚120の下側には、前部ドア124を簡単に開放できるようにする窪んだ領域144を含み得る。窪んだ領域144は、供給棚120の、上部および下部ドア取付部116、118の反対側にある。あるいは、前部ドア124はそれ自体、前部ドア124の下面に窪んだ領域144を含んでもよい。
図5A〜5Dを参照して、保温トレイ106の動作および様々な位置を説明する。図5Aは、保温トレイ106が収容位置にある状態の本開示の第1の態様による例示的な飲料ディスペンサの側面図を示す。図5Aに示すように、保温トレイ106は、保温トレイ106の回転軸を提供するローラ150を含む。収容位置では、ローラ150は、カム112の前受け部156に係合している。
図5Bは、保温トレイ106が下げられた位置にある状態の本開示の第1の態様による例示的な飲料ディスペンサの側面図を示す。保温トレイ106は、保温トレイ106をローラ150の周りで回転させることによって、下げられた位置まで降ろされ得る。支持棚108は、下げられた位置にある保温トレイ106を部分的に支持する。
図5Cは、保温トレイ106が下方ロック位置にある状態の本開示の第1の態様による例示的な飲料ディスペンサの側面図を示す。下方ロック位置では、保温トレイ106の後部が空洞部110に嵌り、および支持棚108が保温トレイ106を支持する。下方ロック位置では、ローラ150はカム112の後受け部152に係合している。保温トレイ106は、下げられた位置において保温トレイ106を押し返すことによって、下方ロック位置にロックされ得る。図5Bから最もよく分かるように、カム112は隆起部154を含み、ローラ150はその上を移動して、前受け部156と後受け部152に交互に係合するようにする。それゆえ、隆起部154は、保温トレイ106を下方ロック位置または下げられた位置のいずれかに維持するのを助ける。保温トレイ106を下方ロック位置に位置決めするために、十分な力を保温トレイ106に加えて、ローラ150が隆起部154の上を移動して、その後、後受け部152に係合するようにする必要がある。一部の実施形態では、前受け部156および後受け部152は、摩擦、バネ、または他のそのような機械的な係合などによって、各受け部においてローラ150をロックし得る。
図5Dは、保温トレイ106が下方ロック位置にあり、蓋160が開放している状態の、本開示の第1の態様による例示的な飲料ディスペンサの側面図を示す。図5Cに示すように、蓋160は、ヒンジ158によって保温トレイ106に接続され、蓋を開閉できるようにし得る。蓋160が開放している下方ロック位置では、保温トレイ106に追加的な温度調節材(例えば氷や温水)を積込み得る。積込みの最中、支持棚108および空洞部110は保温トレイ106を安定させ、かつ保温トレイ106にさらに追加される温度調節材の重量を支持する。保温トレイ106が再積み込みされたら、蓋160を閉鎖して、逆の手順を行って、保温トレイ106を収容位置に再度移動させ得る。
図5B〜5Dに示すように、保温トレイ106は、飲料ディスペンサ100から少なくとも部分的に取り出してもよく、保温トレイ106は、部分的に取り出すことが可能であるとみなし得る。図示の通り、カム112は、前受け部156と後受け部152との間で開放している。それゆえ、保温トレイ106を、前受け部156と後受け部152との間の中間位置に移動させることが可能であり、かつカム112から持ち上げて外すことが可能である。その結果、保温トレイ106はまた、清掃および保守のために飲料ディスペンサ100から完全に取り出してもよく、保温トレイ106は、完全に取り出し可能であるとみなし得る。一部の実施形態では、カム112は閉鎖形状を形成し、そこを通ってローラ150が移動して、保温トレイ106が飲料ディスペンサ100から完全に取り出されないようにし得る。
図6を参照すると、保温トレイが収容位置にある状態の本開示の第1の態様による例示的な飲料ディスペンサの斜視図を示す。図6に示すように、保温トレイ106には複数の穿孔162を有し得る。穿孔があることによって、飲料用区画室104と、保温トレイ106に入れられた温度調節材との間の熱伝達を助ける。さらに、氷が使用される場合、上述の通り、穿孔162によって、氷溶融物を保温トレイ106から流出させて、予調節用引出し114に集めることができるようにする。
保温トレイ106は、収容位置において、全体的に逆「L字」形状をとり得る。保温トレイ106は、飲料用区画室104内に設置された飲料用容器の後ろ側に配置された第1の保管領域部分と、飲料用区画室104内に設置された飲料用容器の上方に配置された第2の保管領域部分とを有し得る。一部の実施形態では、第2の保管領域の前部は、飲料ディスペンサ100の曲線的な前縁部に適合するように、傾斜面164を有し得る。図示の通り、保温トレイ106の第1の保管領域部分の長さは、第2の保管領域部分よりも長い。しかしながら、保温トレイ106の第1および第2の保管領域部分の長さは等しくてもよいし、または第2の保管領域の長さが第1の保管領域よりも長くてもよい。
保温トレイ106は、保温トレイ106が飲料用区画室104内への飲料用容器の設置を妨害しない限り、および再積み込みを容易にするために保温トレイ106が少なくとも部分的に取り出すことが可能である限り、飲料ディスペンサ内で任意の所望の形状をとり得る。例えば、保温トレイ106は、単に垂直方向の方形または他の閉鎖した形状(例えば、多角形、楕円形など)にして、飲料用区画室104に設置された飲料用容器の上方に第2の保管領域がないようにしてもよい。別の例として、保温トレイ106は水平方向の方形または他の閉鎖した形状であって、飲料用区画室内に設置された飲料用容器の後ろ側に第1の保管領域がないようにしてもよい。保温トレイ106は、水平波形または他のそのような形状などのより複雑な幾何学的形状を有して、飲料用区画室104内に保管された飲料用容器の形状に合わせても、またはそれを補完してもよいことがさらに考えられる。
一部の実施形態では、飲料ディスペンサ100は、一体的に形成された運搬用ハンドル166を有し得る。飲料ディスペンサ100の左側にのみ示すが、対応する運搬用ハンドル166が飲料ディスペンサ100の右側にも存在しる。一部の実施形態では、運搬用ハンドル166は、ベース102と一体的に形成されていないが、その代わりに、後でベース102に取り付けられ得る。
図6に示すように、飲料ディスペンサ100、より詳しくは供給棚120は、ディスペンサアセンブリ168および容器取付部170を支持する。簡潔にいうと、容器取付部170は、予混合されたまたは他の飲める状態にある飲料用容器を、飲料用区画室104内で逆さの位置に設置することを容易にする。一部の実施形態では、容器取付部170は、容器アダプタ220および容器支持体222を含み得る(図14に示す)。容器支持体222は、1つ以上のコネクタ224によって供給棚120に取り付けられ得る。容器アダプタ220は、飲料用区画室104への設置前にまたは設置と同時に、ボトルなどの飲料用容器に取り付けられ得る。容器アダプタ220は、飲料内容物が供給されるときに飲料用容器に空気を通すように構成された一方向弁ベント171を含み得る。容器アダプタ220はまた、ディスペンサアセンブリ168を通して飲料内容物を供給するディスペンサチューブ184を含み得る。ディスペンサチューブ184は、ベント171からオフセットしてまたはそれと同軸上に形成され得る。容器アダプタ220は、容器支持体222を取り付けるために留め金または他の取付機構をさらに含み得る。一部の実施形態では、容器取付部170は、Quande Guiらの2011年6月23日出願の中国特許出願第201110175521.7号明細書(代理人整理番号CP1110569/ME)、およびQuande Guiらの2011年6月23日出願の中国特許出願第201120220882.4号明細書(代理人整理番号CP2110569/ME)(これら双方全体を本願明細書に援用する)に説明されているように構成し得る。
図7を参照すると、保温トレイ106が下方ロック位置にあり、蓋160が開放している状態の本開示の第1の態様による例示的な飲料ディスペンサの斜視図を示す。収容位置では、保温トレイ106は、図6に示すようにラッチ172によって固定され得る。ラッチ172は、飲料用区画室104内に設置された飲料用容器の方へ保温トレイ106が前に倒れないようにするか、または、前部ドア124が開放していて、飲料用区画室104内に飲料用容器がないときに、前に倒れないようにする。一部の実施形態では、図7に示すように、ラッチ172は板バネの形態をとり得る。あるいは、保温トレイが金属製の場合には、ベース102の内部後壁に1つ以上の磁石を取り付けて、保温トレイ106を収容位置に磁気的にラッチするようにし得る。当業者に公知の任意の機械的または磁気的ラッチ機構を使用して、保温トレイ106をベース102に収容位置で固定し得ることが考えられる。
図8を参照すると、保温トレイ106の斜視図を示す。保温トレイ106の蓋160は、人の指と係合できるようなサイズおよび形状にされたスロット174を含んで、容易に蓋160を持ち上げられるようにし得る。蓋160はまたロック176を含み、このロックは、蓋160を保温トレイ106にしっかりと取り付け得る。ロック176は、保温トレイ106へ温度調節材を再積み込みした後、保温トレイ106を収容位置に配置している最中は蓋160が確実に開放しないようにする。図8に示すように、ロック176は、楕円形部材に取り付けられたノブを含み得る。楕円形部材が垂直方向に向くようにノブを回転させると、楕円形部材は、保温トレイ106のリップ部178の下側で摺動し得る。当業者に公知の任意の機械的または磁気的ロック機構を使用して、蓋160を保温トレイ106に固定し得ることが考えられる。
図9〜12を参照すると、上述の保温トレイ106は、保温トレイ106の再積み込み前に、飲料用区画室104内に設置された飲料用容器を全て取り出す必要があるために、日中の保温トレイ106の再積み込みは、時間のかかるものとなり得る。従って、様々な代替的な温度調節材保管用区画室が考慮される。
図9を参照すると、保温引出し161を備える本開示の第1の態様による例示的な飲料ディスペンサの斜視図を示す。保温引出し161は、内部に設置されたいずれの飲料用容器よりも上方に、飲料用区画室104の上部に設置され得る。図9では、複数の再凍結可能なパックを保温引出し161内に保管するものとして示すが、任意の温度調節材を保管し得る。保温引出し161は、飲料用区画室104内に設置されている飲料用容器の上方にあるため、飲料用区画室104内に飲料用容器を設置したままで保温引出し161を取り出して交換してもよい。その結果、飲料用区画室104内に設置されたいずれの飲料用容器も取り出すことなく、保温引出し161は再積み込みされ得る。保温引出し161は熱伝導材製としてもよく、および保温引出しの底面に穿孔があっても、またはなくてもよい。
図10を参照すると、高さを低くした前部ドアおよび別個の保温引出しを備える本開示の第1の態様による例示的な飲料ディスペンサの斜視図を示す。保温引出し161は、飲料用区画室104内に設置されたいずれの飲料用容器も取り出すことなく、再積み込みを可能にする一方、前部ドア124を開放して保温引出し161を取り出して交換する。その結果、飲料用区画室104内の温度は、所望の温度に再調整されるまで時間を必要とし得る。
保温引出し161への再積み込みのために前部ドア124を開放する必要があるのではなく、飲料ディスペンサ100は、前部ドア169とは別個の保温引出し165を含み得る。保温引出し165は、飲料用区画室104内に設置される飲料用容器の上方の保管領域163に挿入され得る。保温引出し165は前部ドア169とは別個であるため、保温引出し165の前面は、飲料ディスペンサ100の外面の一部を形成し得る。上述の実施形態と同様に、保温引出し165は穿孔167を含んで対流熱伝達を促進し、かつ温度調節材として氷を使用しているときなど、保温引出し165からの流体の流出を可能にし得る。一部の実施形態では、保温引出し165には全く穿孔167がなくてもよい。また、一部の実施形態では、保温引出しのベースは、アルミニウムなどの熱伝導材製とし得る。対照的に、保温引出し165の前面は熱絶縁材製とし得る。
保温引出しが飲料ディスペンサ100の外部の一部を形成する場合、前部ドア169の高さは低くされるか、または飲料用区画室104の高さ全体には完全に広がらないとし得る。換言すると、前部ドア169の上部は、飲料用区画室104の高さに沿って中間位置にあるとし得る。例えば、前部ドア169は、飲料用区画室104の高さの約2/3のところにあるとし得る。
保温引出し161、165は、飲料ディスペンサ100から部分的に取り出し可能または完全に取り出し可能とし得る。例えば、保温引出し161、165の受け部またはベース102またはそれら双方は、保温引出し161、165が完全に取り出し可能とならないようにし得る。あるいは、保温引出し161、165は、飲料ディスペンサ100から完全に取り出し可能とし得る。
図11を参照すると、上部アクセスドア175を備える本開示の第1の態様による例示的な飲料ディスペンサの斜視図を示す。上部アクセスドア175は、飲料ディスペンサ100の上面にある対応する孔173に係合し得る。上部アクセスドア175は、任意の公知の手段、例えばヒンジ、ラッチによって、または孔173の側壁との摩擦係合によって、飲料ディスペンサに取り付けられ得る。上部アクセスドア175は、前部ドア124または高さを低くされた前部ドア169を開放せずに、保温トレイ106、保温引出し161、または保温引出し165のいずれかの再積み込みを可能にする。
図12を参照すると、保温パッケージ177を備える本開示の第1の態様による例示的な飲料ディスペンサの斜視図を示す。保温パッケージ177は、例えば、再凍結可能な液体または再加熱可能な液体または固体を含む封入パッケージとして、飲料用区画室104内の温度を調節できるようにし得る。保温パッケージ177は、必要な時に新しい保温パッケージ177への迅速な取り換えを可能にする。その結果、保温パッケージ177は、飲料ディスペンサ100から完全に取り出し可能である。例えば、保温パッケージ177が溶けると、新しい凍った保温パッケージ177が、溶けた保温パッケージ177と取り換えられ得る。上述の保温引出し161、165と同様に、保温パッケージ177は、飲料用区画室104内で飲料用容器が設置されている個所の上方に設置され得る。その結果、飲料用区画室104内に設置されたいずれの飲料用容器も取り出すことなく、保温パッケージ177を交換し得る。
図13を参照すると、モジュール式保管用引出し179とカップホルダー183とを備える本開示の第1の態様による例示的な飲料ディスペンサの斜視図を示す。モジュール式保管用引出し179は、飲料ディスペンサ100にモジュール式に取り付けて、予調節用引出し114に加えて追加的な保管領域181を提供し得る。モジュール式保管用引出し179はモジュール式の飲料用容器保管用区画室とみなし得る。一部の実施形態では、温度調節材は、保管領域181に追加されて、飲料用容器を所望の温度まで加熱または冷却し始め得る。飲料ディスペンサ100はまた、供給された飲料を入れるために顧客が使用できるカップまたは他の容器を保持するためのカップホルダー183を含み得る。
図14を参照すると、本開示の第2の態様による例示的な飲料ディスペンサ200の分解図を示す。飲料ディスペンサ200は、自然対流によって温度調節されている、予混合されたまたは他の飲める状態にある飲料を、要求時に重力送りで供給できるようにする。本開示の第2の態様による飲料ディスペンサ200は、飲料用区画室225を取り囲む熱伝導性筺体226によって飲料用区画室225と分離された固定温度調節材保管領域201を含む。筺体226は複数の穿孔を含んで、飲料用区画室225との対流熱伝達を促進し得る。飲料用区画室225は、供給用の一連の予混合されたまたは他の飲める状態にある飲料用容器を設置するための、温度調節された領域を提供するが、この領域にはまた、設置された飲料用容器の後ろ側に、一連の予混合されたまたは他の飲める状態にある飲料用容器を保管する。温度は、温度調節材保管領域201にある1つ以上の温度調節材によって加えられたまたは取り除かれた熱に基づく自然対流によって、飲料用区画室225内で調節される。図14に示すように、飲料用区画室225は、要求時に供給するために2個の飲料用容器を設置し、かつ2個の飲料用容器を保管できるようにするが、他の数の飲料用容器を飲料用区画室225内に設置または保管してもよい。
飲料用区画室225内に設置された飲料用容器は、容器ホルダ202によってしっかりと保持され得る。一部の実施形態では、容器ホルダは、飲料用区画室225内に設置された飲料用容器の形状に一致するような形状にされた板バネである。板バネはまた、飲料用区画室内に保管された飲料用容器を回避するようなまたはそれを一回りするような形状にされてもよい。
温度調節材保管領域201は固定されているため、保管領域201には、飲料ディスペンサ200の上部から蓋204を取り外すことによってアクセスしてもよい。蓋204はまた上部アクセスドアとみなし得る。蓋204は、ラッチ206をラッチポイント208と係合することによって、飲料ディスペンサ200に取り付けられ得る。本開示では、ヒンジまたは当業者に公知の任意の他の蓋取付機構などの他の方法で蓋204を飲料ディスペンサに取り付け得ることが考えられる。
上述の予調節用引出し114と同様に、飲料ディスペンサ200は、飲料ディスペンサ200の側面にあるドア210によってアクセス可能な予調節用区画室212を含み得る。一部の実施形態では、予調節用区画室212は予調節用引出し114で置き換えられても、またはその逆でもよい。ドア210、および対応する入口が飲料ディスペンサの一方の側面に取り付けられているとして示すが、ドア210は、その代わりに、飲料ディスペンサ200の他方の側面、後側、または前側に取り付けられてもよい。
飲料ディスペンサ200はまた、溝のあるカップ置き台214、ドレインパン216、およびドレインパンホルダー218を含み得る。一部の実施形態では、溝のあるカップ置き台214、ドレインパン216、およびドレインパンホルダー218は、スプラッシュマットで置き換えてもよい。同様に、カップ置き台122と共に示すスプラッシュマットは、溝のあるカップ置き台214、ドレインパン216、およびドレインパンホルダー218で置き換えてもよい。
図15〜17を参照すると、本開示の第3の態様による例示的な飲料ディスペンサ300の斜視図を示す。飲料ディスペンサ300は、自然対流によって温度調節されている、予混合されたまたは他の飲める状態にある飲料を、要求時に重力送りで供給できるようにする。本開示の第2の態様と同様に、飲料用区画室304は、飲料ディスペンサ300への、予混合されたまたは他の飲める状態にある飲料用容器の保管および設置の双方を可能にする。また本開示の第2の態様と同様に、飲料ディスペンサ300は、熱伝導性筺体によって飲料用区画室304と分離された固定温度調節材保管領域302を含む。しかしながら、飲料ディスペンサ200の穿孔された筐体とは対照的に、飲料ディスペンサ300の筐体は固体である、すなわち換言すると穿孔されていない。飲料用区画室304内の温度は、温度調節材保管領域302にある1つ以上の温度調節材によって加えられたまたは取り除かれた熱に基づく自然対流によって調節される。図16に示すように、飲料ディスペンサ100と同様に、飲料ディスペンサ300は、飲料ディスペンサ200の予調節用区画室212とは対照的に予調節用引出し306を含む。図17に示すように、飲料ディスペンサ300はまた、保管領域302にアクセスするための蓋308を含む。蓋308はまた上部アクセスドアとみなし得る。蓋308は、飲料ディスペンサ300の上部を包含するものとして示し、かつ当業者に公知の任意の機構、例えばヒンジによって取り付けられ得る。
図18および図19を参照すると、例示的なディスペンサアセンブリ168を示す。図18および図19に示すディスペンサアセンブリ168、またはディスペンサアセンブリ168を含む構成要素のいずれかを本開示の態様のいずれかと共に使用して、飲料内容物を要求時に供給できるようにし得る。図18は、供給状態にあるディスペンサアセンブリ168の側面図を示す。ディスペンサアセンブリ168は、バルブハウジング194内のバネ張力弁182に取り付けられたハンドル180を含む。流体がディスペンサチューブ184の下方へ流れるのを邪魔するすなわち妨げるように、弁182に張力が与えられる。本明細書で説明した飲料ディスペンサ内への飲料用容器の設置の最中に、ディスペンサチューブ184の底にプラグ186が取り付けられて、飲料用容器が逆さにされている間の意図的でない飲料内容物の供給を防止し得る。
ハンドル180は、飲料内容物を制御式に供給できるような輪郭にされている第1の側面188を含む。ハンドル180が押し下げられると、ハンドル180は、第1の側面188の曲面に沿って、弁182への付着点の周りで回転する。ハンドル180が押し下げられると、弁182は、少なくとも部分的に流れの邪魔が消失するか、または別の方法でディスペンサチューブ184の下方へと流体が流れることができるようにする。ハンドル180が、供給状態において静止している間、ハンドル188の平らな第2の側面192が、バルブハウジング194の対応する平面に接触する。ハンドルは、着色されたまたは供給される飲料を示す印を有し得る、取り外し可能なボタン195を含み得る。供給される飲料を変更する場合、ボタン195も同様に変更してもよい。
バルブハウジング194へのディスペンサチューブ184の挿入を容易にするために、ディスペンサアセンブリ168は、図19に示す挿入状態へ操作され得る。具体的には、供給状態にあるとき、ハンドル180を弁182の周りで回転させて、上下逆の位置になるようにする(例えば、ボタン195が上向きではなく下向きになる)。ハンドル180を逆さまにしたら、ハンドル180を押し下げて、挿入状態に配置する。図19に示すように、挿入状態は、弁182を全開位置に維持し、バルブハウジング194に対するディスペンサチューブ184の取り外しまたは挿入に干渉しないようにする。ハンドル180は平坦な第3の側面190を含み、この側面は、ハンドルを押し下げられた位置に維持する。具体的には、平坦な第3の側面190は、バルブハウジング194の対応する平面に安定的に支えられる。弁182を開放した状態にロックできるようにするためにハンドル180を上下逆の向きに回転させる必要があることによって、顧客が、飲料を供給している間に偶発的に弁182を開放状態にロックしてしまう可能性は少ない。
図20Aおよび図20Bを参照すると、本開示の第4の態様による例示的な飲料ディスペンサ400の斜視図を示す。飲料ディスペンサ400は、自然対流によって温度調節された、予混合されたまたは他の飲める状態にある飲料を、要求時に重力送りで供給できるようにする。飲料用区画室または飲料用筐体を備える上述の飲料ディスペンサとは対照的に、飲料ディスペンサ400はベース402を含み、そのベースに、予混合されたまたは他の飲める状態にある飲料用の1個以上の容器406が設置され、周囲条件にさらされ、かつ目に見えるために、顧客は、供給される飲料内容物を確認し得る。一部の実施形態では、ベース402は、楕円形の切抜き部または孔404を有する傾斜前面を有し、その切抜き部または孔を通して、各飲料用容器406を挿入し得る。上述の容器取付部170と同様に、飲料ディスペンサ400は容器取付部408を含み得る。容器取付部408は、ベース402に取り付けられたまたはそれと一体的に形成された温度調節室410によって支持され得る。温度調節室410は、1つ以上の温度調節材を保持または保管するように適合されており、かつアルミニウムなどの熱伝導材製とし得る。温度調節室410は、ディスペンサアセンブリ412と熱のやり取りを行うが、流体的には隔離されている。ディスペンサアセンブリ412は、飲料用容器406からカップ414または他の容器へ、温度調節された飲料内容物を供給するように構成されている。温度調節室410の上側が、容器取付部408およびそこに設置された飲料用容器を支持し、かつ温度調節室410の下側がディスペンサアセンブリ412を支持するため、温度調節室410はまた、供給棚とみなされ得る。ベース402は、要求に応じた供給動作の最中にカップ414または他の容器を支持するためのカップ置き台416を含んでもよい。
温度調節室410、および具体的には温度調節材保管領域422は、ディスペンサアセンブリ412に保管されている飲料内容物を温度調節できるようにする。例えば、温度調節材保管領域422に保管された氷で冷やされる場合、ディスペンサアセンブリ412に保管された飲料内容物に自然対流が生じて飲料内容物を冷却する。換言すると、ディスペンサアセンブリ412に保管された飲料内容物の温度は、温度調節材保管領域422にある1つ以上の温度調節材によって加えられたまたは取り除かれた熱に基づく自然対流によって調節される。
ベース402に置かれた各飲料用容器に関しては、温度調節室410は、後方蓋418と、温度調節材保管領域422にアクセスするためのシュート420とを含む。シュート420は、温度調節室410に置かれた温度調節材を、温度調節材保管領域422の方へ進める。例えば、飲料内容物を冷却するとき、シュート420は、氷を温度調節材保管領域422の方へ進める。同様に、飲料内容物を温めるとき、シュート420は温水または他の加熱温度調節材を温度調節材保管領域422の方へ進める。温度調節材保管領域422は、温度調節材保管領域422から余分な流体、例えば氷溶融物を排出させるための排水管423を含み得る。排水管423を1つのみ示すが、排水管423は、各温度調節材保管領域422に設けてもよい。
図21Aおよび図21Bを参照すると、本開示の第4の態様による例示的な飲料ディスペンサ400のディスペンサアセンブリ412の側面図を示す。ディスペンサアセンブリ412は容器取付部408に取り付けられ、この容器取付部は、同様に、設置された飲料用容器406に取り付けられる。ディスペンサアセンブリ412は、回転可能な供給ステム428の上部に、流体連通ポート426を備える穴あけ先端部424を含む。一部の実施形態では、穴あけ先端部424および流体連通ポート426は、ディスペンサアセンブリ412の一部としてではなく、容器取付部408の一部として組み込まれてもよい。穴あけ先端部424は、飲料用容器406のキャップに穴をあけられるようにして、飲料内容物を供給できるようにする。飲料用容器406のキャップに穴をあけることによって、商店主が、望まれていない飲料内容物を供給するためにその飲料用容器406に詰め替えてその飲料用容器を再使用しないようにし得る。
回転可能な供給ステム428は、回転可能な供給ステム428内の第1の流体連通路429のベースに第1の流体連通ポート430を含む。第1の流体連通ポート430は、ディスペンサアセンブリ412にある定量供給前飲料用区画室432に補充できるようにする。換言すると、飲料用区画室432は、所望量の飲料内容物を保管するように、予め決められた体積である。回転可能な供給ステム428はまた、第2の流体連通路440の上部に第2の流体連通ポート431を含む。第2の流体連通ポート431および第2の流体連通路440は、定量供給前飲料用区画室438に保管された飲料内容物を第2の流体連通路440の底部から供給できるようにする。第1の流体連通路429および第2の流体連通路440は、互いに直接には流体連通していない。
第1の流体連通ポート430および第2の流体連通ポート431は、回転可能な供給ステム428の外周において互いにオフセットしている。例えば、定量供給前飲料用区画室が3つある場合、第1の流体連通ポート430および第2の流体連通ポート431は、約120°互いにオフセットし得る。その結果、1つの飲料用区画室が飲料内容物を供給している間、別の飲料用区画室は飲料内容物を補充している。定量供給前飲料用区画室が3つある上述の例に従って、定量供給前飲料用区画室442は、飲料内容物の供給後、補充される前は、空のままとし得る。あるいは、飲料内容物を供給するように現在選択されている飲料用区画室のみが、第1の流体連通路429の底部に、対応する流体連通ポートを有していなくてもよいように、回転可能な供給ステム428には、第1の流体連通路429の底部に複数の流体連通ポートを含み得る。すなわち、第3の流体連通ポート(図示せず)は、飲料用区画室432および飲料用区画室442を同時に補充できるようにし得る。その結果、飲料内容物を供給するように現在選択されている飲料用区画室のみが、飲料内容物の供給後、空となり得る。
各飲料用区画室432、438、442は、上部流体連通ポート434および下部流体連通ポート436を含む。上部流体連通ポート434および下部流体連通ポート436は、回転可能な供給ステム428と垂直方向に位置合わせされている。第1の流体連通ポート430が上部流体連通ポート434と位置合わせされると、飲料用容器406からの飲料内容物が、対応する飲料用区画室を補充し得る。例えば、図21Bに示すように、第1の流体連通ポート430が定量供給前飲料用区画室432の上部流体連通ポート434と位置合わせされる。下部流体連通ポート436が、第2の流体連通ポート431と位置がずれるかまたは位置合わせされないことも示す。その結果、飲料用容器406からの飲料内容物は、第1の流体連通路429を通って定量供給前飲料用区画室432まで流れる。同時に、定量供給前飲料用区画室432からの飲料内容物は、第2の流体連通路440を通って供給されないようにされる。
第2の流体連通ポート431が下部流体連通ポート436と位置合わせされると、飲料用区画室に保管された飲料内容物が、第2の流体連通路440の底部から供給される。例えば、図21Aに示すように、第2の流体連通ポート431は定量供給前飲料用区画室438の下部流体連通ポート436と位置合わせされる。上部流体連通ポート434が、第1の流体連通ポート430と位置がずれるかまたは位置合わせされないことも示す。その結果、定量供給前飲料用区画室438に保管された飲料内容物は、第2の流体連通路440を通って流れ、かつ供給されて消費される。同時に、飲料用容器406からの飲料内容物は、第1の流体連通路429を通って定量供給前飲料用区画室438まで流れないようにされる。
回転可能な供給ステム428は、ハンドル444に取り付けられて回転され得る。あるいは、ハンドルは、飲料用区画室432、438、442の回転台に取り付けられて、固定供給ステム428の周りで回転させる。図21Cを参照すると、本開示の第4の態様による例示的な飲料ディスペンサ400のディスペンサアセンブリ412の斜視図を示す。ハンドル444は、飲料用区画室432、438、442の回転台に抗して張力がかけられ得る受け部446を含み得る。ハンドル444を回転させると、受け部446がカム448に沿って移動し得る。カム448の端部に達すると、受け部446は、飲料用区画室432、438、442の回転台に対して跳ね返り得る。カム448は隆起部450を含んで、ハンドルが反対方向に回転しないようにし得る。
本開示の第4の態様とともに説明したが、ディスペンサアセンブリ412またはディスペンサアセンブリ412を含む構成要素のいずれかを、本開示の態様のいずれと使用してもよい。
図22Aおよび図22Bを参照すると、本開示の第5の態様による例示的な飲料ディスペンサ500の斜視図を示す。飲料ディスペンサ500は、自然対流によって温度調節されている、予混合されたまたは他の飲める状態にある飲料を、要求時に重力送りで供給できるようにする。飲料ディスペンサ400と同様に、飲料ディスペンサ500は、予混合されたまたは飲める状態にある飲料用容器を見えるようにおよび周囲条件にさらすように取り付けるための容器取付部を備えるベースを含む。また飲料ディスペンサ400と同様に、飲料ディスペンサ500は、温度調節材保管領域に1つ以上の温度調節材を保持または保管するように適合された温度調節室502を含む。温度調節室502は供給棚とみなし得る。しかしながら、飲料ディスペンサ400とは異なり、温度調節室502は、飲料用容器設置個所全体のための単一ユニットである。温度調節室502は、温度調節材を温度調節室502に積み込むための後ろ向きの蓋504を含み、かつまた、温度調節室502から余分な流体を排出させるための排水管506を含む。同様に飲料ディスペンサ400とは異なり、飲料ディスペンサ500の温度調節室502は、ディスペンサアセンブリ508の定量供給前飲料用区画室を包含する。
温度調節室502は、ディスペンサアセンブリ508の定量供給前飲料用区画室に保管された飲料内容物の温度調節を可能にする。例えば、温度調節室502に保管された氷で冷やされる場合、定量供給前飲料用区画室に保管された飲料内容物に自然対流が生じて、飲料内容物を冷却し得る。換言すると、定量供給前飲料用区画室に保管された飲料内容物の温度は、温度調節室502にある1つ以上の温度調節材によって加えられたまたは取り除かれた熱に基づく自然対流によって調節される。
図23Aおよび図23Bを参照すると、供給状態および補充状態にある、本開示の第5の態様による例示的な飲料ディスペンサ500のディスペンサアセンブリ508の側面図を示す。ディスペンサアセンブリ508は、飲料用容器からの飲料内容物を上部定量供給前飲料用区画室512に流すための第1の流体流路510を含む。上部飲料用区画室512は、上部流体連通ポート514および下部流体連通ポート516を含み得る。上部流体連通ポート514は、第1の流体流路510と流体連通し、かつ調節されないかまたは開放したままとし得る。下部流体連通ポート516は、上部飲料用区画室512に保管された飲料内容物を、下部定量供給前飲料用区画室518に流すことができるようにする。一部の実施形態では、下部流体連通ポート516は、例えば約180°互いにオフセットしている一対の流体連通ポートを含み得る。
上部飲料用区画室512と同様に、下部飲料用区画室518は、上部流体連通ポート520および下部流体連通ポート522を含み、それらポートは、円周方向に互いにオフセットしている。例えば、上部流体連通ポート520は、下部流体連通ポート522から約90°オフセットし得る。一部の実施形態では、上部流体連通ポート520および下部流体連通ポート522は、例えば約180°互いにオフセットしている一対の流体連通ポートを含み得る。
上部飲料用区画室512は、回転可能な供給ステム524によって下部飲料用区画室518に流体的に接続し得る。回転可能な供給ステム524は、第2の流体流路526および第3の流体流路528を含む。第2の流体流路526および第3の流体流路528は、互いに直接には流体連通していない。第2の流体流路526は、第2の流体流路526の上部にある供給ステム524の第1の流体連通ポート530を通して上部飲料用区画室512との流体連通に関わり得る。第2の流体流路526はまた、第2の流体流路526の底部にある供給ステム524の第2の流体連通ポート532を通して下部飲料用区画室518との流体連通に関わり得る。第1の流体連通ポート530および第2の流体連通ポート532は、供給ステム524に沿って周方向に位置合わせされ得る。一部の実施形態では、第1の流体連通ポート530および第2の流体連通ポート532は各々、例えば約180°互いにオフセットしている一対の流体連通ポートを含み得る。
第3の流体流路528は、第3の流体流路528の上部にある供給ステム524の第3の流体連通ポート534を通して下部飲料用区画室518との流体連通に関わる。一部の実施形態では、第3の流体連通ポート534は、例えば約180°互いにオフセットしている一対の流体連通ポートを含み得る。第3の流体連通ポート534は、供給ステム524の第1および第2の流体連通ポート530、532から周方向にオフセットし得る。例えば、第3の流体連通ポート534は、第1および第2の流体連通ポート530、532から約90°オフセットしている。
図23Aに示すように、ディスペンサアセンブリ508が供給状態にあるとき、下部飲料用区画室518の下部流体連通ポート522は、供給ステム524の第3の流体流路528の上部にある第3の流体連通ポート534と位置合わせされた状態にある。それゆえ、下部飲料用区画室518に保管された飲料内容物は、第3の流体流路528を通って流れ、飲料ディスペンサ500から供給されることができる。同時に、第2の流体連通ポート532は、下部飲料用区画室518の上部流体連通ポート520からオフセットしており、それにより、飲料内容物が、飲料用容器または上部飲料用区画室512から下部飲料用区画室518に流れないようにする。
図23Bに示すように、ディスペンサアセンブリ508が補充状態にあるとき、上部飲料用区画室512の下部流体連通ポート516は、供給ステム524の第2の流体流路526の上部にある第1の流体連通ポート530と位置合わせされた状態にある。それゆえ、飲料内容物は、飲料用容器から第1の流体流路510を通って上部飲料用区画室512まで、および第2の流体流路526を通って下部飲料用区画室518まで流れることができる。同時に、第3の流体連通ポート534は、下部飲料用区画室518の下部流体連通ポート522からオフセットしており、それにより、第3の流体流路528を通って飲料内容物が供給されないようにする。一部の実施形態では、ディスペンサアセンブリ508は、補充状態においてバネ付勢されて、飲料内容物が偶発的に供給されないようにし得る。
上部飲料用区画室512および下部飲料用区画室518は、温度調節材が両飲料用区画室512、518の周りに積込みできる距離だけ互いに分離し得る。さらに、飲料用区画室512、518は、傾斜したまたは溝付きの上壁を有して、飲料用区画室512、518内にガスポケットが増加しないようにし得る。飲料用区画室512、518内にガスが増えると、飲料用区画室512、518に保管された飲料内容物の温度を調節するときの熱効率性を悪くし得る。図23Cは、代替的な飲料ディスペンサアセンブリ508を示し、上部および下部飲料用区画室512、518はシリンダー状であり、かつ互いに積み重ねられている。その他の点では、図23Cに示す飲料ディスペンサアセンブリは、図23Aおよび図23Bと併せて上記で説明したように構成され、かつそのように動作する。
本開示の第5の態様と併せて説明したが、ディスペンサアセンブリ508またはディスペンサアセンブリ508を含む構成要素のいずれかは、本開示の態様のいずれかと使用し得る。
図24〜26を参照すると、本開示の第6の態様による例示的な飲料ディスペンサ600の斜視図を示す。飲料ディスペンサ600は、自然対流によって温度調節される、予混合されたまたは他の飲める状態にある飲料を、要求時に重力送りで供給できるようにする。飲料ディスペンサ600は、温度調節室602が前向きの蓋604を有することを除いて、本開示の第5の態様による飲料ディスペンサ500と実質的に同様である。温度調節室602はまた、供給棚であるとみなし得る。温度調節室602は、温度調節材保管領域に1つ以上の温度調節材を保持または保管するように適合されている。飲料ディスペンサ600はまた、飲料ディスペンサ600のベースを壁または他の表面に取り付けるための「L字」ブラケット606を含む。ブラケット606を本開示の第6の態様と併せて説明したが、ブラケット606は、本開示の態様のいずれかと使用し得る。飲料ディスペンサ600は、温度調節室602内に入れられるレバー式のディスペンサアセンブリ608をさらに含む。
温度調節室602は、ディスペンサアセンブリ608の飲料用区画室に保管された飲料内容物の温度調節を可能にする。例えば、温度調節室602に保管された氷で冷やされると、ディスペンサアセンブリ608の飲料用区画室に保管された飲料内容物に自然対流が生じ、飲料内容物を冷却し得る。換言すると、飲料用区画室に保管された飲料内容物の温度は、温度調節室602にある1つ以上の温度調節材によって加えられたまたは取り除かれた熱に基づく自然対流によって調節される。
図27Aおよび図27Bを参照すると、供給状態および補充状態にある、本開示の第6の態様による例示的な飲料ディスペンサ600のディスペンサアセンブリ608の側面図を示す。ディスペンサアセンブリ608は、飲料用容器から上部定量供給前飲料用区画室612へ飲料内容物を流す第1の流体流路610を含む。上部飲料用区画室612は、上部流体連通ポート614および下部流体連通ポート616を含み、それらポートは、周方向に互いに位置合わせされ得る。上部流体連通ポート614は、予混合されたまたは他の飲める状態にある飲料用容器からの飲料内容物が、上部飲料用区画室612へ流れることができるようにする。下部流体連通ポート616は、上部飲料用区画室612に保管された飲料内容物が、下部定量供給前飲料用区画室618へ流れることができるようにする。一部の実施形態では、上部流体連通ポート614および下部流体連通ポート616は各々、例えば約180°互いにオフセットしている一対の流体連通ポートを含む。他の実施形態では、上部流体連通ポート614および下部流体連通ポート616は各々、互いにオフセットしている3つ以上の流体連通ポートを含み得る。
上部飲料用区画室612と同様に、下部飲料用区画室618は、上部流体連通ポート620および下部流体連通ポート622を含み、それらポートは、周方向に互いに位置合わせされ得る。一部の実施形態では、上部流体連通ポート620および下部流体連通ポート622は、例えば約180°互いにオフセットしている一対の流体連通ポートを含み得る。他の実施形態では、上部流体連通ポート620および下部流体連通ポート622は各々、互いにオフセットしている3つ以上の流体連通ポートを含み得る。
上部飲料用区画室612は、垂直方向に変位可能な供給ステム624によって下部飲料用区画室618に流体的に接続され得る。垂直方向に変位可能な供給ステム624は、第2の流体流路626および第3の流体流路628を含む。第2の流体流路626および第3の流体流路628は、互いに直接には流体連通していない。第2の流体流路626は、第2の流体流路626の上部にある供給ステム624の第1の流体連通ポート630を通して上部飲料用区画室612との流体連通に関わり得る。第2の流体流路626も、第2の流体流路626の下部にある供給ステム624の第2の流体連通ポート632を通して下部飲料用区画室618との流体連通に関わり得る。第1の流体連通ポート630および第2の流体連通ポート632は、供給ステム624に沿って周方向に位置合わせされ得る。一部の実施形態では、第1の流体連通ポート630および第2の流体連通ポート632は各々、例えば約180°互いにオフセットしている一対の流体連通ポートを含み得る。他の実施形態では、第1の流体連通ポート630および第2の流体連通ポート632は各々、互いにオフセットしている3つ以上の流体連通ポートを含み得る。
第3の流体流路628は、第3の流体流路628の上部にある供給ステム624の第3の流体連通ポート634を通して下部飲料用区画室618との流体連通に関わり得る。一部の実施形態では、第3の流体連通ポート634は、例えば約180°互いにオフセットしている一対の流体連通ポートを含み得る。他の実施形態では、第3の流体連通ポート634は、互いにオフセットしている3つ以上の流体連通ポートを含み得る。
図27Aに示すように、ディスペンサアセンブリ608が補充状態にあるとき、上部飲料用区画室612の下部流体連通ポート616は、供給ステム624の第2の流体流路626の上部にある第1の流体連通ポート630と位置合わせされた状態にある。それゆえ、飲料内容物は、飲料用容器から、第1の流体流路610を通って上部飲料用区画室612まで、および第2の流体流路626を通って下部飲料用区画室618まで流れることができる。同時に、第3の流体連通ポート634は、下部飲料用区画室618の下部流体連通ポート622から垂直方向にオフセットしており、それにより、第3の流体流路628を通って飲料内容物が供給されないようにしている。一部の実施形態では、ディスペンサアセンブリ608は、バネ638によって補充状態に付勢されるので、飲料内容物が偶発的に供給されないようにし得る。
図27Bに示すように、ディスペンサアセンブリ608が供給状態にあるとき、下部飲料用区画室618の下部流体連通ポート622は、供給ステム624の第3の流体流路628の上部にある第3の流体連通ポート634と位置合わせされた状態にある。下部流体連通ポート622は、レバー636が押し下げられると、供給ステム624を垂直方向に下向きに変位させることによって、第3の流体連通ポート634と位置合わせされる。それゆえ、下部飲料用区画室618に保管された飲料内容物は、第3の流体流路628を通って流れ、かつ飲料ディスペンサ600から供給できるようにされる。同時に、第2の流体連通ポート632は、下部飲料用区画室618の上部流体連通ポート620から垂直方向にオフセットしており、それにより、飲料内容物が、飲料用容器または上部飲料用区画室612から下部飲料用区画室618に流れないようにする。
上部飲料用区画室612および下部飲料用区画室618は、温度調節材が両飲料用区画室612、618の周りに積込みできる距離だけ互いに分離し得る。さらに、飲料用区画室612、618は、傾斜したまたは溝付きの上壁を有して、飲料用区画室612、618内にガスポケットが増加しないようにし得る。
本開示の第6の態様と併せて説明したが、ディスペンサアセンブリ608またはディスペンサアセンブリ608を含む構成要素のいずれかを、本開示の態様のいずれかと使用し得る。
本開示のいくつかの態様を上記で提供したが、開示のシステムおよび方法は、本開示の趣旨または範囲から逸脱せずに、多くの他の特定の形態で供し得ることを理解されたい。本例は、限定ではなく説明であるとみなされるべきであり、および、本明細書で与えられた詳細を限定するものではない。例えば、本開示の上述の態様の1つ以上からの様々な要素または構成要素を組み合わせてもまたは一緒に組み込んでもよいし、または別のシステムまたはいくつかの特徴においては、省略してもまたは実装されなくてもよい。同様に、本開示の上述の態様の1つと併せて説明した様々な要素または構成要素のいずれかは、本開示の他の態様のいずれかの対応する要素または構成要素と組み合わせても、またはそれらと置き換えてもよい。例えば、本開示の第1の態様と併せて説明した保温トレイ106、保温引出し161、165、または保温パッケージ171のいずれかは、本開示の第2および第3の態様または本開示の任意の他の態様の固定熱領域201、302と併用しても、またはそれらと置き換えて使用してもよい。本開示の様々な態様の構成要素または要素の他の置換または交換は、当業者には容易に分かり、かつ本開示によって十分に考慮される。
また、個別にまたは別々に様々な実施形態に説明されかつ示される技術、システム、サブシステム、および方法は、本開示の範囲から逸脱せずに、他のシステム、モジュール、技術、または方法と組み合わせても、またはそれらと一体化してもよい。互いに直接結合するまたは連通すると図示または説明した他のアイテムは、電気的、機械的、またはその他のものであるかにかかわらず、いくつかのインターフェース、装置、または中間構成要素を通して間接的に結合または連通してもよい。変更、代用、および修正の他の例は、当業者には解明可能であり、および本明細書で説明した趣旨および範囲から逸脱せずに行うことができる。
Claims (20)
- 重力送りで飲料を供給するために、1個以上の飲める状態にある飲料用容器の設置状態を支持するように構成された供給棚;および
自然対流によって前記1個以上の飲料用容器の飲料内容物の温度を調節する温度調節材を保管するように適合された温度調節材保管領域
を含む飲料ディスペンサ。 - 前記供給棚が:
前記供給棚の上側に飲料用容器取付部;および
前記供給棚の下側にディスペンサアセンブリ
を含む、請求項1に記載の飲料ディスペンサ。 - 前記供給棚が、前記飲料用容器取付部および前記ディスペンサアセンブリの前記供給棚への設置を容易にするように適合されたアパーチャを含む、請求項2に記載の飲料ディスペンサ。
- 前記温度調節材保管領域と、1個以上の飲める状態にある飲料用容器の設置状態を支持するように構成された前記供給棚の少なくとも一部分とを囲む、熱的に絶縁された飲料用区画室
をさらに含む、請求項1に記載の飲料ディスペンサ。 - 前記熱的に絶縁された飲料用区画室が前記供給棚の上側を囲む、請求項4に記載の飲料ディスペンサ。
- 前記熱的に絶縁された飲料用区画室の下側にあり、1個以上の飲料用容器を保管するように適合された予調節用区画室
をさらに含む、請求項4に記載の飲料ディスペンサ。 - 前記供給棚が前記予調節用区画室の上方に開口部を含み、前記予調節用区画室と前記熱的に絶縁された飲料用区画室との間の流体の流れを促進する、請求項6に記載の飲料ディスペンサ。
- 前記供給棚が、前記開口部の方へ傾斜が付けられた傾斜面を含む、請求項7に記載の飲料ディスペンサ。
- 前記予調節用区画室が、前記予調節用区画室の後面に沿った中間位置にアパーチャを含む、請求項7に記載の飲料ディスペンサ。
- 前記予調節用区画室が引出しであるか、またはドアを通してアクセス可能である、請求項6に記載の飲料ディスペンサ。
- モジュール式飲料用容器保管用区画室をさらに含む、請求項6に記載の飲料ディスペンサ。
- 前部ドア、上部アクセスドア、またはそれら双方をさらに含む、請求項4に記載の飲料ディスペンサ。
- 前記温度調節材保管領域が前記熱的に絶縁された飲料用区画室内に固定されている、請求項4に記載の飲料ディスペンサ。
- 前記温度調節材保管領域が前記飲料ディスペンサから取り出し可能である、請求項1に記載の飲料ディスペンサ。
- 前記温度調節材保管領域が、トレイ、引出し、またはパッケージのうちの1つである、請求項14に記載の飲料ディスペンサ。
- 前記温度調節材保管領域には孔があいている、請求項1に記載の飲料ディスペンサ。
- 前記温度調節材保管領域が、前記ディスペンサアセンブリの少なくとも一部分を取り囲んでいる、請求項2に記載の飲料ディスペンサ。
- 温度調節材を保管するように適合された温度調節材保管領域;および
前記温度調節材保管領域を囲み、かつ重力送りで飲料を供給するために1個以上の飲める状態にある飲料用容器の設置状態を支持するように構成された、熱的に絶縁された飲料用区画室
を含み、
前記熱的に絶縁された飲料用区画室の周囲温度が自然対流によって調節される、飲料ディスペンサ。 - 前記熱的に絶縁された飲料用区画室の下方にあり、1個以上の飲料用容器を保管するように適合された予調節用区画室
をさらに含む、請求項18に記載の飲料ディスペンサ。 - 前記熱的に絶縁された飲料用区画室が、前記予調節用区画室の上方に開口部を含み、前記予調節用区画室と前記熱的に絶縁された飲料用区画室との間の流体の流れを促進する、請求項19に記載の飲料ディスペンサ。
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