JP2014241547A - 表示制御装置、表示制御方法、プログラムおよび撮像装置 - Google Patents

表示制御装置、表示制御方法、プログラムおよび撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】例えば、適切な構図の画像を表示する。【解決手段】表示制御装置は、入力画像に対する推奨構図を判断する構図判断部と、前記推奨構図に基づく画像を生成する画像生成部と、前記入力画像、前記推奨構図および前記推奨構図に基づく画像の表示部への表示を制御する表示制御部とを備える。【選択図】図14

Description

本技術は、表示制御装置、表示制御方法、プログラムおよび撮像装置に関する。
表示部に適切な構図を表示し、その構図での撮影をユーザに促す機能を有する撮像装置が提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2008−22708号公報
しかしながら、撮像装置により指示された構図通りに撮影を行うことは、例えば撮像装置の操作に不慣れなユーザにとっては困難である。
したがって、本技術の目的の一つは、上記問題を解決し得る表示制御装置、表示制御方法、プログラムおよび撮像装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本技術は、例えば、
入力画像に対する推奨構図を判断する構図判断部と、
推奨構図に基づく画像を生成する画像生成部と、
入力画像、推奨構図および推奨構図に基づく画像の表示部への表示を制御する表示制御部と
を備える表示制御装置である。
本技術は、例えば、
構図判断部が入力画像に対する推奨構図を判断し、
画像生成部が推奨構図に基づく画像を生成し、
表示制御部が入力画像、推奨構図および推奨構図に基づく画像の表示部への表示を制御する
表示制御方法である。
本技術は、例えば、
構図判断部が入力画像に対する推奨構図を判断し、
画像生成部が推奨構図に基づく画像を生成し、
表示制御部が入力画像、推奨構図および推奨構図に基づく画像の表示部への表示を制御する
表示制御方法を、コンピュータに実行させるプログラムである。
撮像部と、
撮像部を介して得られる入力画像に対して、推奨構図を判断する構図判断部と、
推奨構図に基づく画像を生成する画像生成部と、
入力画像、推奨構図および推奨構図に基づく画像の表示部への表示を制御する表示制御部と
を備える撮像装置である。
少なくとも一つの実施形態によれば、推奨構図に基づく画像を表示できる。なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示あって限定されるものではなく、また、本技術により例示した効果と異なる効果が得られることを否定するものではない。
第1の実施形態等における撮像装置の外観の一例を説明するため図である。 第1の実施形態等における撮像装置の外観の一例を説明するため図である。 第1の実施形態等における撮像装置の構成の一例を説明するためブロック図である。 光学ズームの一例を説明するための図である。 光学ズームの一例を説明するための図である。 光学ズームの一例を説明するための図である。 構図優先デジタルズームの一例を説明するための図である。 構図優先デジタルズームの一例を説明するための図である。 構図優先デジタルズームの一例を説明するための図である。 第1の実施形態におけるモニタの表示の一例を説明するための図である。 第1の実施形態におけるモニタの表示の一例を説明するための図である。 第1の実施形態におけるモニタの表示の一例を説明するための図である。 第1の実施形態におけるモニタの表示の一例を説明するための図である。 第1の実施形態における処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態におけるモニタの表示の一例を説明するための図である。 第2の実施形態におけるモニタの表示の一例を説明するための図である。 第2の実施形態におけるモニタの表示の一例を説明するための図である。 第2の実施形態における処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態の変形例における処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態におけるモニタの表示の一例を説明するための図である。 第3の実施形態におけるモニタの表示の一例を説明するための図である。 第3の実施形態におけるモニタの表示の一例を説明するための図である。 第3の実施形態におけるモニタの表示の一例を説明するための図である。 第3の実施形態における処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本技術の複数の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
<1.第1の実施形態>
<2.第2の実施形態>
<3.第3の実施形態>
<4.変形例>
以下に説明する実施形態等は本技術の好適な具体例であり、本技術の内容がこれらの実施形態等に限定されるものではない。
<1.第1の実施形態>
「撮像装置の外観の一例」
図1は、表示制御装置が適用された撮像装置の外観の一例を示す斜視図である。撮像装置1は、例えば、動画および静止画を撮像する機能を有する。撮像装置1は、例えば、カメラボディ10と、ズームレンズ等のレンズを内蔵する鏡筒11と、モニタ12と、シャッターボタン(レリーズボタンなどとも称される)13と、グリップ部14と、電動ズームキー15とを含む。
カメラボディ10は、例えば、前面と、背面と、上面と、底面と、右側面と、左側面とを有する。なお、前後左右等の方向を規定する表現は説明の便宜上のものであり、これらの方向に本技術の内容が限定されるものではない。カメラボディ10の前面に鏡筒11が配設される。カメラボディ10の背面側にモニタ12が配設される。カメラボディ10の前面の端部がやや突出し、突出した箇所とカメラボディ10の右側面とによりグリップ部14が形成される。カメラボディ10の上面におけるグリップ部14の近傍に、シャッターボタン13が配設される。鏡筒11の周面には、例えば上下方向にスライド可能な電動ズームキー15が配設される。電動ズームキー15は、カメラボディ10に配設されてもよい。
鏡筒11は、被写体からの光(光像)を取り込むレンズ窓として機能する。さらに、鏡筒11は、被写体からの光を、カメラボディ10の内部に配置される撮像素子に導くための撮像光学系としても機能する。鏡筒11は、レンズ交換ボタン等を操作することによりカメラボディ10から取り外しができるように構成されてもよい。
鏡筒11は、光軸に沿うように順次、配される複数のレンズからなるレンズ群を有する。レンズ群は、例えば、焦点の調節を行うためのフォーカスレンズと、変倍を行うためのズームレンズとを含む。電動ズームキー15に対する操作に応じて、ズームレンズが光軸方向に適宜、移動し、光学的なズーム(光学ズーム)が行われる。例えば、光学ズームによる拡大が限界に達した場合はデジタルズームが行われる。ズームの詳細については、後述する。
なお、鏡筒11の周面に、回転可能なリングが形成されてもよい。そして、リングに対してユーザのマニュアル操作がなされ、リングの回転方向および回転量に応じてズームレンズが光軸方向に移動するようにしてもよい。移動後のズームレンズの位置に応じたズーム倍率が設定される。鏡筒11にフォーカス調整用のリングが設けられてもよい。ユーザは、リングを回転させることによりフォーカスレンズを移動させ、マニュアルフォーカスを行うことができるようにしてもよい。
モニタ12は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electroluminescence)パネルなどにより構成される。モニタ12には、例えば、撮像装置1の機能を設定するためのメニュー画面や、再生画像が表示される。さらに、撮像前における被写体の構図決め(フレーミング)の際には、動画的態様の画像(スルー画像)がモニタ12に表示される(ライブビュー表示)。
シャッターボタン13は、例えば、シャッターボタン13を途中まで押しこんだ「半押し状態」と、さらに押しこんだ「全押し状態」とが可能なボタンとして構成される。シャッターボタン13が半押しされると、例えば、被写体の静止画を撮像するための準備動作が行われる。被写体の静止画を撮像するための準備動作としては、露出制御値の設定や焦点を検出する検出動作、補助光部の発光などが例示される。なお、半押し状態でシャッターボタン13の押下が解除されると、準備動作が終了する。
半押し状態からさらにシャッターボタン13が押しこまれ、シャッターボタン13が全押しされると撮像が指示され、撮像素子を使用して被写体像(被写体の光像)に関する露光動作が行われる。露光動作により得られた画像データに所定の画像信号処理を施す動作が行われ、静止画像が得られる。得られた静止画像に対応する画像データがメモリカードや、撮像装置1の内部に設けられるハードディスク等の記憶装置に適宜、記憶される。なお、動画の撮像がなされる場合は、例えば、シャッターボタン13が押下されると動画の撮像がなされ、再度、シャッターボタン13が押下されると動画の撮像が停止される。
グリップ部14は、撮像装置1のユーザにより把持される箇所である。フィッティング性を向上させるために、グリップ部14の表面に凹凸が形成されてもよい。例えば、グリップ部14の内部に電池収納室とカード収納室とが形成される。電池収納室には、撮像装置1の電源である電池が収納される。電池としては、リチウムイオン2次電池等の2次電池が使用される。もちろん、1次電池でもよい。カード収納室には、撮像画像の画像データ等を記憶するためにメモリカードが着脱可能に収納される。グリップ部14に、グリップ部14が把持されたか否かを検出するためのセンサ等が設けられてもよい。
電動ズームキー15は、例えば、鏡筒11の周面に配設される。電動ズームキー15に対して、例えば、上下方向へのスライド操作が可能とされる。上下方向の一方が望遠(T)側に設定され、他方が広角(W)側に設定される。撮像装置1のユーザは、例えば、電動ズームキー15を望遠側にスライドすることによりズーム倍率の増加を指示でき、電動ズームキー15を広角側にスライドすることによりズーム倍率の減少を指示できる。
図2は、撮像装置1を背面側から見た斜視図である。上述したように、カメラボディ10の背面側にモニタ12が配設される。なお、モニタ12が、例えば、ヒンジを介してカメラボディ10に取り付けられてもよい。そして、ヒンジを介してモニタ12が回動自在とされ、モニタ12の向きを変更できるようにしてもよい。これにより、例えば、撮像装置1のユーザが自身を撮像する、いわゆる自分撮りを行うことができる。
「撮像装置の電気的な構成の一例」
図3は、撮像装置1の電気的な構成の一例を示すブロック図である。撮像装置1は、例えば、撮像素子101と、アナログ信号処理部102と、デジタル信号処理部103と、モニタ104と、記録デバイス105と、操作部106と、センサ107と、制御部130と、レンズブロック200とを含む。なお、モニタ104は、図1および図2に示したモニタ12に対応する構成である。
制御部130は、例えば、プロセッサ131と、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)132と、ROM(Read Only Memory)133と、RAM(Random Access Memory)134とを含む。
レンズブロック200は、ズームレンズ201と、フォーカスレンズ202と、防振レンズ203と、露出を調節するための絞り(シャッタを含む)205とを含む。なお、図3では、ズームレンズ201等が1枚のレンズにより図示されているが、ズームレンズ201は、複数のレンズ(レンズ群)により構成されてもよく、複数のレンズ群から構成されてもよい。各レンズの配置態様は、適宜、変更できる。
撮像装置1は、レンズブロック200の各部および撮像素子101のそれぞれを制御する制御機構を有する。具体的には、撮像装置1は、例えば、ズームレンズ201を制御するズーム制御部111と、フォーカスレンズ202を制御するフォーカス制御部112と、防振レンズ203を制御する防振制御部113と、絞り204を制御する露光制御部114と、撮像素子101を制御する撮像素子制御部115とを有する。
撮像装置1の各ブロックがバス150を介して互いに接続される。バス150を介して、ブロック間における、データの送受信やコマンドの送受信が行われる。以下、撮像装置1の各部について説明する。
レンズブロック200は、被写体に関する像を撮像素子101の撮像面に結像させるためのものである。レンズブロック200を構成する各レンズが、被写体からの光(適宜、被写体光と称する)の光軸にそってほぼ一列に並んでいる。ここで、「ほぼ一列に並ぶ」とは、レンズブロック200を通過した光が、撮像素子101に入射しうるような配置を指し、各レンズの中心や撮像素子101の中心が、必ずしも同一直線状に並んでいなくてもよい。なお、レンズブロック200に、被写体光の一部を所定方向に反射させるためのミラー装置が含まれてもよい。
ズームレンズ201の位置を光軸方向に移動させることにより焦点距離が変化し、被写体へのズームを調整することができる。ズームレンズ201は、ズーム制御部111による制御に応じて変位する。ズーム制御部111は、例えば、ズームレンズ201を駆動するステッピングモータ等の駆動機構と、マイクロコンピュータとを含む。
このマイクロコンピュータは、バス150を介して制御部130のプロセッサ131と通信可能とされる。例えば、通信により、プロセッサ131からズーム制御部111のマイクロコンピュータに対してズームレンズ制御信号が供給される。ズームレンズ制御信号に応じてズーム制御部111の駆動機構が動作し、ズームレンズ制御信号に応じた位置にズームレンズ201が移動される。さらに、通信により、ズーム制御部111からプロセッサ131に対してズームレンズ201の位置を示す位置情報が供給される。
フォーカスレンズ202の位置を光軸方向に移動させることにより、被写体に対するフォーカスを調整することができる。フォーカス制御部112は、例えば、フォーカスレンズ202を駆動するステッピングモータ等の駆動機構と、マイクロコンピュータとを含む。
このマイクロコンピュータは、バス150を介して制御部130のプロセッサ131と通信可能とされる。例えば、通信により、プロセッサ131からフォーカス制御部112のマイクロコンピュータに対してフォーカスレンズ制御信号が供給される。フォーカスレンズ制御信号に応じてフォーカス制御部112の駆動機構が動作し、フォーカス制御信号に応じた位置にフォーカスレンズ202が移動される。さらに、通信により、フォーカス制御部112からプロセッサ131に対してフォーカスレンズ202の位置を示す位置情報が供給される。
防振レンズ203は、手振れ補正を行うためのレンズである。例えば、ジャイロセンサ等からなるセンサ107から供給されるセンサ情報に応じて、手振れを補正する補正情報がプロセッサ131により生成される。補正情報がプロセッサ131から防振制御部113に供給され、防振制御部113による制御に応じて防振レンズ203が変位し、光学的な手振れの補正がなされる。なお、手振れの補正は、光学的な補正に限らず、画像データに対する信号処理により行われてもよく、これらの組み合わせた方法により行われてよい。
絞り204は、撮像素子101に入射する被写体光の光量を調節する。露光制御部114は、例えば、プロセッサ131の制御に応じて動作し、絞り204に含まれる絞りやシャッタなどの開閉、絞りの値、シャッタスピード等が適切な値となるように制御する。
撮像素子101は、例えば、撮像素子を二次元に配置して構成されたセンサである。撮像素子101としては、画素ごとに異なるタイミングで露光が行われるCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサが例示される。撮像素子101としてCCD(Charge Coupled Device)、その他のイメージセンサが使用されてもよい。例えば、撮像素子101およびレンズブロック200により撮像部が構成される。撮像素子101と、後段のアナログ信号処理部102およびデジタル信号処理部103とを含む構成が撮像部に対応する構成と理解されてもよい。
撮像素子101は、例えば、垂直同期信号の周期に同期して被写体を撮像し、レンズブロック200および撮像素子101の前面に設けられた原色フィルタ(図示を省略している)を介して入射した被写体の光像を光電変換して、撮像信号を生成する。撮像素子101は、生成した撮像信号をアナログ信号処理部102へ出力する。撮像素子101は、撮像素子制御部115による制御に応じて、撮像信号の生成処理等を行う。例えば、撮像素子101は、撮像素子制御部115から供給されるタイミングに基づいて、撮像信号を生成する。
撮像素子制御部115は、例えば、プロセッサ131の制御に応じて動作し、撮像素子101を制御する。撮像素子制御部115は、レンズブロック200および原色フィルタを介して入射された被写体の光像を光電変換して撮像信号を生成させる制御や電子シャッタの駆動の制御を撮像素子101に対して行う。プロセッサ131による制御に応じて撮像素子制御部115が撮像素子101を適切な位置に移動することにより、手振れ補正が行われてもよい。
アナログ信号処理部102は、撮像素子101から供給されるアナログ画像データに対してCDS(Correlated Double Sampling)処理を行ってS/N比(Signal to Ratio)を良好にする。アナログ信号処理部102は、さらに、AGC(Automatic Gain Control)処理を行うことにより利得を制御するとともに、公知のアナログ信号処理を行う。アナログ信号処理部102によるアナログ信号処理が施されたアナログ画像データがデジタル信号処理部103に供給される。
デジタル信号処理部103は、例えば、DSP(Digital Signal Processor)により構成される。デジタル信号処理部103は、所定のデジタル画像処理を行う。デジタル画像処理としては、Y/C分離処理、ホワイトバランス処理、補間処理、ガンマ補正処理、色補正処理、輪郭補正処理、諧調再現処理、ノイズリダクション処理などが例示される。また、デジタル信号処理部103は変換機能を有し、画像データをアナログ形式からデジタル方式に、若しくは、デジタル形式からアナログ形式に適宜、変換する。なお、デジタル信号処理部103による処理がなされたデジタル画像データは、必要に応じて、バス150を介して制御部130に供給される。
デジタル信号処理部103による処理が施された画像データが、例えば、モニタ104に供給され、モニタ104に画像データに基づく表示がなされる。モニタ104は、LCDや有機ELパネルなどの表示パネルと、それらの表示パネルを駆動するためのドライバとを含む。モニタ104には、画像データのほかに、撮像装置1の各種の設定を行うためのメニュー画面などが表示される。
デジタル信号処理部103による処理が施された画像データが、例えば、記録デバイス105に供給され、記録デバイス105に記録される。例えば、画像データが動画像データである場合には、デジタル信号処理部103による処理が施された画像データがAVCHD(Advanced Video Codec High Definition)(登録商標)などの圧縮符号化形式により圧縮されて記録デバイス105に記録される。撮像装置1が静止画を撮像できる場合は、静止画像データがJPEG(Joint Photographic Experts Group)などの圧縮符号化形式により圧縮されて記録デバイス105に記録される。
記録デバイス105は、撮像装置1に内蔵される記録デバイスおよび撮像装置1に着脱自在とされる記録デバイスの少なくとも一方である。記録デバイス105として、ハードディスク、フラッシュメモリ、光ディスク、光磁気ディスクなどが例示される。撮影により得られた画像データが、デジタル信号処理部103による制御に応じて記録デバイス105に記録される。画像データを、内蔵のメモリおよび外付けのメモリのいずれに保存させるかは、例えば、ユーザが任意に設定できる。
操作部106は、撮像装置1に設けられるボタンやダイヤル、スイッチなどの入力機構を総称したものである。操作部106に対するユーザの操作に応じて、撮像装置1の各種の設定や撮像動作などがなされる。なお、この例では、上述したモニタ104がタッチスクリーン(タッチパネル)として構成され、モニタ104が操作部106として機能する。撮像装置1に対して、音声による操作指示が可能とされてもよい。上述した電動ズームキー15は、操作部106の一部を構成する。なお、ズーム操作を行うための入力装置は、物理的なキーに限らず、モニタ104に表示されるズームキーでもよい。
操作部106に対する操作に応じて操作信号が生成される。生成された操作信号がバス150を介してプロセッサ131に供給される。プロセッサ131は、供給された操作信号に応じた制御を実行する。
センサ107は、例えば、ジャイロセンサにより構成される。センサ107により得られるセンサ情報が、制御部130のプロセッサ131に供給される。プロセッサ131は、センサ情報を使用して撮像装置1の動きを判別することができる。
制御部130は、撮像装置1の各部を制御し、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ131と、EEPROM132と、ROM133と、RAM134とを有する。プロセッサ131は、撮像装置1の各部を制御するための制御コマンドを生成する処理や、各種の演算処理を行う。
プロセッサ131の機能の一例について説明する。プロセッサ131は、入力画像に対する適切な構図(適宜、推奨構図と称する)を判断する構図判断部として機能する。デジタル信号処理部103によりデジタル信号処理が施されたデジタル画像データが、バス150を介して制御部130に供給され、RAM134に一時的に格納される。プロセッサ131は、RAM134に格納された画像データから主要箇所を検出し、検出した主要箇所に対する推奨構図を判断する。主要箇所は、例えば、人物の顔である。もちろん、主要箇所は人物の顔に限定されない。例えば、画像の中央に位置する被写体を主要箇所と設定してもよい。
なお、推奨構図を如何なるようにして設定するかは適宜、変更できるが、ここでは、いわゆる3分割法にしたがって推奨構図を決定するようにしている。3分割法とは、モニタ104を縦横にそれぞれ3分割し(全体ではモニタ104が9分割される)、分割線の交点もしくは交点付近に上述した主要箇所を配置する手法である。もちろん他の方法(例えば、4分割法)にしたがって、推奨構図が設定されるようにしてもよい。ユーザが複数の構図法の中から好みの構図法を設定できるようにしてもよい。
プロセッサ131により判断された推奨構図を示す推奨構図枠(適宜、単に推奨構図と略称する)がRAM134に格納される画像データに重畳される。そして、推奨構図が重畳された画像データがプロセッサ131の制御によりRAM134から読み出され、デジタル信号処理部103を介してモニタ104に供給される。モニタ104には、推奨構図が重畳されたスルー画像が表示される。なお、推奨構図をモニタ104に表示させるか否かを、ユーザが設定できるようにしてもよい。
プロセッサ131は、さらに、推奨構図に基づく画像を生成する画像生成部として機能する。推奨構図に基づく画像とは、例えば、推奨構図内の画像を、当該推奨構図の中央を中心に変形した画像を意味する。変形とは、例えば、拡大、縮小、回転の少なくとも一つを意味する。プロセッサ131は、生成した推奨構図に基づく画像を適宜なタイミングでもってモニタ104に供給する。モニタ104には、推奨構図に基づく適切な構図の画像が表示される。
このように、プロセッサ131は、スルー画像等の入力画像、入力画像に重畳される推奨構図および推奨構図に基づく画像のモニタ104への表示を制御する表示制御部として機能する。もちろん、上述したプロセッサ131の機能は一例であり、例示した機能と異なる機能をプロセッサ131が有するようにしてもよい。
EEPROM132やRAM134は、プロセッサ131が動作する際のワークメモリやデータの一時的な記憶領域、各種の履歴の保存として使用される。ROM133には、例えば、プロセッサ131が実行するプログラムが格納される。
「ズームの方式について」
次に、撮像装置1において実行可能なズームの方式の一例について説明する。撮像装置1では、第1のズーム方式の一例である光学ズームが実行可能とされる。光学ズームは、ズームレンズ201を動かすことにより焦点距離を変化させ、被写体を光学的に拡大する方式である。光学ズームにより得られる画像の画質は、劣化が生じない。
撮像装置1では、デジタルズームが実行可能とされる。デジタルズームは、画像に対して所定の信号処理を行うことにより被写体を拡大する方式である。デジタルズームにより得られる画像は、劣化が生じる場合と劣化が生じない場合とがある。例えば、画像を拡大する際に画素を補間する方式では、得られる画像の画質は劣化する。
これに対し、撮像素子の画素数よりも少ない画像数の画像サイズで撮像する場合に、撮像素子の、例えば、中央部分を切り出すことによりズームの効果を持たせる方式がある。この方式は、撮像素子の最大範囲と切出し範囲との画角の違いを利用したものであり、得られる画像の画質は基本的に劣化しない。
このほかに画質が劣化しない方式としては、超解像技術を使用した方式が例示される。この方式は、例えば、1画素または小ブロック単位の複数の画素を解析し、解析に結果に応じて最適なパターンの画素を選択して置き換え、拡大した画像を得る方式である。この方式により得られる画像の画質は基本的に劣化しない。以上、例示した方式の他にも種々のデジタルズームの方式が提案されている。本技術におけるデジタルズームは、なんらかの画像処理により画像を拡大するズーム方式であればよく、特定の方式に限定されるものではない。
ユーザによりズームの指示がなされると、例えば、始めに光学ズーム方式によりズームが行われる。そして、光学ズームによる拡大率の限界を超えるとデジタルズーム方式によるズームが行われ、高い拡大率によるズームが実現される。
ところで、光学ズームおよびデジタルズームが行われる場合は、一般的に画像の中央または中央付近(適宜、略中央と称する)を中心にして画像が拡大される。例えば、図4に示すスルー画像が、撮像装置1のモニタ104に表示される場合を考える。スルー画像は、例えば、被写体として人物HUおよび背景として複数の花FLを含む画像である。スルー画像の略中央には、人物HUの顔FAが配されている。顔FAを中心とするフレームFR1が設定されている。なお、フレームFR1は、説明の便宜上のものであって、実際に表示されなくてもよい。
モニタ104にスルー画像が表示された状態で、電動ズームキー15によるズーム操作が行われ、光学ズームまたは光学ズームとデジタルズームとが組み合わされたズームが行われる。ズーム操作に応じて、スルー画像の略中央(顔FA付近)を中心にして画像が拡大する。例えば、図5および図6に示すようにスルー画像がシームレスに拡大する。あたかも、図4におけるフレームFR1における4のコーナーが、モニタ104の対応するコーナーに向かって均等な移動量でもってそれぞれ移動するように、画像が拡大する。
本技術では、上述した一般的なズームの他に推奨構図を優先したデジタルズーム(適宜、構図優先デジタルズームと称する)が可能とされる。構図優先デジタルズームが第2のズーム方式の一例とされる。構図優先デジタルズームは、例えば、推奨構図内の画像(適宜、構図内画像と称する。)の略中央を中心にして拡大するデジタルズームである。
図7は、図4と同様のスルー画像を示す。画像内の人物HUの顔FAを主要箇所として、例えば、3分割法に基づく推奨構図が設定される。設定された推奨構図を示す推奨構図FR2がモニタ104に表示される。構図優先デジタルズームでは、電動ズームキー15によるズーム操作に応じて、構図内画像の略中央を中心にした拡大が行われる。
図8は、構図優先デジタルズームにより所定の倍率で拡大された画像の一例を示す。所定の倍率で拡大された画像に対して新たな推奨構図が設定され、設定された推奨構図を示す推奨構図FR3がモニタ104に表示される。このように、新たな推奨構図が設定されることから、構図内画像も設定された推奨構図に応じて異なるものになる。構図優先デジタルズームによる拡大の際の、推奨構図の4のコーナーがモニタ104の対応するコーナーに向かう移動量は、均一ではなく推奨構図の位置等に応じて異なる。
さらにズーム操作がなされることに応じて、推奨構図FR3内の構図内画像の略中央を中心にした構図優先デジタルズームがなされ、最終的な拡大画像が得られ表示される。図9は、最終的な拡大画像の一例を示す。最終的な拡大画像は、例えば、3分割法にしたがった適切な構図の画像となる。
「第1の実施形態における撮像装置の動作の一例」
次に、第1の実施形態における、撮像装置の動作の一例について説明する。第1の実施形態では、所定の操作に応じて、構図優先デジタルズームにより得られる画像を表示する。
図10は、モニタ104に表示されるスルー画像の一例を示す。図10に示すスルー画像は、図4に示すスルー画像と同様に、人物HUおよび複数の花FLを含む画像である。一般に、撮像装置1のユーザが初心者である場合には、図10に示すように、被写体(ここでは人物HU)が中央に配置される構図になりがちである。このような構図の静止画像または動画像は、一般に、単調な印象を与えるものになる。そこで、撮像装置1は推奨構図を判断し、推奨構図をモニタ104に提示する。
レンズブロック200等を介して得られるスルー画像に対応する1フレーム分のスルー画像データが、所定のタイミングでもって、デジタル信号処理部103からRAM134に供給され、RAM134に一時的に格納される。所定のタイミングは、例えば、1/30秒に設定される。
プロセッサ131は、RAM134に格納されたスルー画像から、主要箇所の一例である人物の顔を検出する。顔検出処理は、公知の処理方法を適用できる。例えば、肌色を検出することにより顔をしたり、顔の明暗差を使用して顔自体を検出する方法を適用できる。プロセッサ131は、RAM134に格納されているスルー画像に対して、顔の検出枠を重畳する。
図11は、顔検出枠が重畳されたスルー画像の一例を示す。人物HUの顔FAの周囲に、矩形の顔検出枠FRA1が表示される。なお、顔検出枠の形状は、適宜、変更できる。
次に、プロセッサ131は、推奨構図を設定する。プロセッサ131は、例えば、検出した顔が3分割法における分割線の一の交点付近に位置するように、推奨構図を設定する。そして、プロセッサ131は、推奨構図をスルー画像に重畳する。顔検出枠および推奨構図が重畳されたスルー画像がRAM134から読み出され、デジタル信号処理部103を介してモニタ104に供給される。
図12は、モニタ104に表示されるスルー画像の一例を示す。図12に示すように、顔検出枠FRA1および推奨構図FR5が重畳されたスルー画像がモニタ104に表示される。なお、推奨構図FR5の形状は、適宜、変更できる。また、3分割法に基づく分割線は必ずしも表示されてなくてもよい。さらに、顔検出枠FRA1および推奨構図FR5を区別するため、例えば、それぞれの枠の色を異なるようにしてもよい。
ところで、スルー画像に推奨構図が重畳されて表示された場合でも、ユーザが推奨構図通りのフレーミングを実現することは、撮像装置の操作上、困難となる場合がある。例えば、推奨構図通りの構図とするためにズーム操作する度に画角とフレーミングを調整する必要がある。ユーザが期待する構図に近づけるあまりズーム操作等を繰り返し行う必要があり、シャッターチャンスを逃すだけでなくフレーミングを楽しんで撮影する機会を奪うおそれがある。さらに、このような操作は、例えば、撮像装置の初心者にとっては煩雑な操作となり得る。
このような点に鑑みて、第1の実施形態では、所定の操作に応じて、構図優先デジタルズームにより得られる画像を即座に表示する。所定の操作は、例えば、推奨構図内を触れる操作(適宜、タッチ操作と称する。タップ操作なとど称される場合もある)である。もちろん、タッチ操作とは異なる操作が所定の操作とされてもよい。
すなわち、ユーザにより推奨構図FR5の内部の任意の箇所に対してタッチ操作がなされる。タッチ操作に応じた操作信号が、例えば、モニタ104により生成される。生成された操作信号が、プロセッサ131に供給され、プロセッサ131は、推奨構図FR5内にタッチ操作がなされたことを認識する。
操作信号が供給されたプロセッサ131は、推奨構図FR5内の画像を構図優先デジタルズームにより拡大し、拡大画像を生成する。生成された拡大画像は、プロセッサ131による制御により、モニタ104に供給される。そして、図13に示すように、モニタ104に拡大画像が生成される。モニタ104に表示される拡大画像は、3分割法に沿った適切な構図の画像である。このように、簡単な操作により、ユーザは適切な画像を得ることができる。なお、例えば、ユーザがシャッターボタン13を押すことにより、モニタ104に表示された拡大画像を記録デバイス105に記録するようにしてもよい。また、例えば、戻るボタンを押下することによりモニタ104に表示される画像が拡大画像からスルー画像に遷移するようにしてもよい。
「処理の流れの一例」
図14に示すフローチャートを参照して、第1の実施形態の処理の流れの一例について説明する。特に断らない限り、各処理は、プロセッサ131による制御により実行される。
ステップST101では、レンズブロック200等を介して入力画像(スルー画像)が取得される。スルー画像に対してデジタル信号処理部103等による処理が施され、処理が施されたスルー画像がRAM134に一時的に格納される。そして、処理がステップST102に進む。
ステップST102では、RAM134に格納されたスルー画像に対して、プロセッサ131による顔検出処理が開始される。そして、処理がステップST103に進む。ステップST103では、顔検出処理により、主要箇所の一例である顔が検出されたか否かが判断される。顔検出処理により顔が検出された場合は処理がステップST104に進む。
ステップST103の判断処理において、顔検出処理により顔が検出されない場合は処理がステップST103の処理が繰り返される。なお、顔検出処理により顔が検出されない場合には、例えば、スルー画像に対してエッジ検出処理を行い、中央に位置する被写体を特定するようにしてもよい。そして、この被写体を主要箇所と見なして以降の処理を進めてもよい。
ステップST104では、検出された顔に対する顔検出枠の設定がプロセッサ131により行われる。そして、処理がステップST105に進む。
ステップST105では、検出された顔が適切な位置になるような構図(推奨構図)がプロセッサ131により判断され、推奨構図が設定される。そして、処理がステップST106に進む。
ステップST106では、プロセッサ131によりスルー画像に対して顔検出枠および推奨構図が重畳される。そして、顔検出枠等が重畳されたスルー画像が、プロセッサ131による制御に応じてモニタ104に供給され、顔検出枠および推奨構図が重畳されたスルー画像がユーザに対して表示される。なお、プロセッサ131は、RAM134に格納されたスルー画像毎に上述した処理を行う。そして、処理がステップST107に進む。
ステップST107では、推奨構図の内側に対してタッチ操作がなされたか否かが判断される。この判断は、モニタ104から供給される操作信号に基づいて、プロセッサ131により行われる。推奨構図の内側に対するタッチ操作がない場合には、処理がステップST107に戻り、ステップST107の判断処理が繰り返される。推奨構図の内側に対するタッチ操作がある場合には、処理がステップST108に進む。
ステップST108では、推奨構図によりトリミングされた構図内画像を構図優先デジタルズームにより拡大した拡大画像がプロセッサ131により生成される。プロセッサ131は、モニタ104に収まるように構図内画像を拡大した拡大画像を生成する。生成された拡大画像が、プロセッサによる制御に応じてモニタ104に供給され、表示される。ユーザは、適宜な操作を行うことにより、モニタ104に表示された拡大画像を記録デバイス105に記録することができる。
以上、説明したように、第1の実施形態によれば、ユーザは、推奨構図に基づく画像を簡単な操作により表示できる。また、必要に応じて、表示された当該画像を記録デバイス等に記録することにより、推奨構図に基づく画像を取得できる。
<2.第2の実施形態>
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態における撮像装置の外観、構成および機能は、第1の実施形態と略同様であるので、重複した説明を適宜、省略する。
「第2の実施形態の概要」
第2の実施形態では、ズームキーに対する操作に応じて、構図優先デジタルズームを行う。以下、第2の実施形態の内容を概略的に説明する。
図15は、モニタ104に表示されるスルー画像の一例を示す。図15により例示されるスルー画像は、第1の実施形態におけるスルー画像と同様に、中央に人物HUが位置し、周辺に複数の花FLが位置する画像である。さらに、スルー画像に対して、推奨構図FR10が重畳表示されている。なお、第1の実施形態と同様に、スルー画像に対して顔検出枠を重畳表示するようにしてもよい。
ここで、ズームキー(例えば、電動ズームキー15)に対して操作がなされ、画像の拡大が指示された場合を考える。上述したように、一般的な技術では、光学ズームであれデジタルズームであれ、スルー画像の略中央を中心にしたズームが行われる。ズームにより得られる拡大画像の構図は、中央に被写体が配置された構図となり、適切な構図ではない。このため、ユーザは、適切な構図の画像を得るために、再度、フレーミングや画角の調整を行わなければならない。
そこで、この例では、電動ズームキー15に対する操作に応じて、例えば、構図優先デジタルズームが行われる。すなわち、電動ズームキー15に対する操作に応じて、推奨構図内の構図内画像の略中央を中心に画像を拡大する処理が行われる。拡大率が異なる拡大画像が順次、表示され、構図優先デジタルズームによるシームレスなズーム表示がなされる。
図16は、構図優先デジタルズームが行われる際の、あるタイミングでモニタ104に表示される拡大画像の一例を示し、図17は、最終的に得られる拡大画像の一例を示す。なお、図16に示すように、画像を拡大する際に、ある倍率の拡大画像に対して新たな推奨構図FR11が設定され、表示される。図17に示す、最終的に表示される拡大画像には、推奨構図は表示されない。なお、図17に示す拡大画像が表示された段階で、例えば、シャッターボタン13が押下されることにより、拡大画像が記録デバイス105に記録されるようにしてもよい。
「処理の流れの一例」
図18に示すフローチャートを参照して、第2の実施形態の処理の流れの一例について説明する。特に断らない限り、各処理は、プロセッサ131による制御により実行される。
ステップST201では、レンズブロック200等を介して入力画像(スルー画像)が取得される。スルー画像に対してデジタル信号処理部103等による処理が施され、処理が施されたスルー画像がRAM134に一時的に格納される。そして、処理がステップST202に進む。
ステップST202では、RAM134に格納されたスルー画像に対して、プロセッサ131により推奨構図が設定される。図示は省略しているが、例えば、第1の実施形態と同様にスルー画像に対して顔検出処理がなされ、検出された顔が適切な位置になるような推奨構図が設定される。そして、処理がステップST203に進む。
ステップST203では、プロセッサ131によりスルー画像に対して推奨構図が重畳される。そして、推奨構図が重畳されたスルー画像が、プロセッサ131による制御に応じてモニタ104に供給され、推奨構図が重畳されたスルー画像がユーザに対して表示される。そして、処理がステップST204に進む。
ステップST204では、電動ズームキー15を使用したズーム操作がなされたか否かが判断される。この判断は、操作部106の一つである電動ズームキー15から供給される操作信号に基づいて、プロセッサ131により行われる。ズーム操作がなされていない場合は処理がステップST204に戻り、ステップST204の判断処理が繰り返される。ズーム操作がなされた場合は、処理がステップST205に進む。
ステップST205では、推奨構図によりトリミングされた構図内画像を構図優先デジタルズームにより所定の倍率で拡大した拡大画像が、プロセッサ131により生成される。生成された拡大画像が、プロセッサによる制御に応じてモニタ104に供給され、表示される。なお、プロセッサ131は、生成した拡大画像をRAM134に格納する。そして、処理がステップST206に進む。
ステップST206では、電動ズームキー15によるズーム操作が終了したか否かが判断される。ズーム操作が終了した場合は、処理が終了する。ズーム操作が終了せず、継続する場合は、処理がステップST202に戻る。そして、プロセッサ131は、RAM134に格納した拡大画像に対して新たに推奨構図を設定し、推奨構図を重畳表示する(ステップST202,ステップST203)。次に、拡大画像に対して構図優先デジタルズームが行われ(ステップST204の肯定判断,ステップST205)、ステップST206の判断が行われる。
以上、説明したように、第2の実施形態によれば、ズームキーに対する操作に応じて構図優先デジタルズームを実行することができる。ユーザは、構図優先デジタルズームにより拡大された、適切な構図の画像を簡単な操作により得ることができる。
なお、ズームキーによる操作に応じて、一般的なデジタルズーム若しくは構図優先デジタルズームが実行されるかを設定できるようにしてもよい。また、一般的なデジタルズームおよび構図優先デジタルズームのそれぞれを実行する別個のズームキーが設けられてもよい。さらに、スルー画像に推奨構図を重畳表示する設定がなされた場合に、ズームキーによるズーム機能として構図優先デジタルズームを割り当てるようにしてもよい。
「第2の実施形態の変形例」
上述した例では、構図優先デジタルズームにより拡大画像を生成したが、光学ズームおよび構図優先デジタルズームを併用してもよい。
図19に示すフローチャートを参照して、第2の実施形態の変形例の処理の流れの一例について説明する。特に断らない限り、各処理は、プロセッサ131による制御により実行される。
ステップST210では、レンズブロック200等を介して入力画像(スルー画像)が取得される。スルー画像に対してデジタル信号処理部103等による処理が施され、処理が施されたスルー画像がRAM134に一時的に格納される。そして、処理がステップST211に進む。
ステップST211では、RAM134に格納されたスルー画像に対して、プロセッサ131により推奨構図が設定される。図示は省略しているが、例えば、第1の実施形態と同様にスルー画像に対して顔検出処理がなされ、検出された顔が適切な位置になるような推奨構図が設定される。そして、処理がステップST212に進む。
ステップST212では、プロセッサ131によりスルー画像に対して推奨構図が重畳される。そして、推奨構図が重畳されたスルー画像が、プロセッサ131による制御に応じてモニタ104に供給され、推奨構図が重畳されたスルー画像がユーザに対して表示される。そして、処理がステップST213に進む。
ステップST213では、電動ズームキー15を使用したズーム操作がなされたか否かが判断される。この判断は、操作部106の一つである電動ズームキー15から供給される操作信号に基づいて、プロセッサ131により行われる。ズーム操作がなされていない場合は処理がステップST213に戻り、ステップST213の判断処理が繰り返される。ズーム操作がなされた場合は、処理がステップST214に進む。
ステップST214では、光学ズームにより推奨構図に寄れるか否かが判断される。例えば、推奨構図内の構図内画像の表示を維持できる範囲での最大のズーム倍率であるか否かが判断される。光学ズームにより推奨構図に寄れる場合には、処理がステップST215に進み、ズーム機能として光学ズームが設定される。光学ズームにより推奨構図に寄れる場合には、処理がステップST216に進み、ズーム機能として構図優先デジタルズームが設定される。そして、処理がステップST217に進む。
ステップST217では、設定されたズーム機能に応じて画像を拡大する処理が行われる。ズーム機能として光学ズームが設定された場合には、入力画像の略中央を中心に、所定の倍率でもって拡大した拡大画像が生成される。ズーム機能として構図優先デジタルズームが設定された場合には、構図内画像を、構図内画像の略中央を中心に所定の倍率でもって拡大した拡大画像が生成される。なお、プロセッサ131は、生成した拡大画像をRAM134に格納する。そして、処理がステップST218に進む。
ステップST218では、電動ズームキー15によるズーム操作が終了したか否かが判断される。ズーム操作が終了した場合は、処理が終了する。ズーム操作が終了せず、継続する場合は、処理がステップST211に戻る。プロセッサ131は、RAM134に格納した拡大画像に対して新たに推奨構図を設定し、推奨構図を重畳表示する(ステップST202,ステップST203)。そして、ステップST214による判断が行われ、判断結果に応じた処理が行われる。
このように、光学ズームおよび構図優先デジタルズームを併用してもよい。そして、ズームキーの操作に応じて実行されるズーム機能に、光学ズームおよび構図優先デジタルズームのいずれのズームを適用するかを判断するようにしてもよい。特に、構図優先デジタルズームにより画質が劣化する場合には、光学ズームにより、画質が劣化せず、可能な範囲まで拡大した画像を得ることができる。
<3.第3の実施形態>
次に、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態における撮像装置の外観、構成および機能は、第1の実施形態と略同様であるので、重複した説明を適宜、省略する。
「第3の実施形態の概要」
ユーザが適切な構図にフレーミングする際は、「画中央の調整」および「画角の調整」のための操作を交互に行いながら目的の構図に近づく。例えば、撮像装置のユーザが初心者である場合には、これらの操作は煩雑な操作になり得る。そこで、第3の実施形態では、画中央の調整と画角の調整を補助するユーザーインタフェース(UI)をモニタ104に表示する。
図20は、モニタ104に表示されるスルー画像の一例を示す。図20により例示されるスルー画像は、人物HUおよび複数の花FLを含む画像である。さらに、スルー画像に対して、推奨構図FR20が重畳表示されている。
第3の実施形態では、図21に例示するように、さらに、矢印ARを表示する。矢印ARは、入力画像の中央に構図内画像の中央を一致または略一致(適宜、略一致と称する)させるための第1の補助情報の一例である。矢印ARは、推奨構図の中央からスルー画像の中央(モニタ104の中央でもある)に向かう矢印である。ユーザは、矢印ARに従って撮像装置1を移動させる。
撮像装置1の移動(移動方向や移動量)は、センサ107により得られるセンサ情報に基づいて、プロセッサ131により判断される。プロセッサ131は、センサ情報に基づいて、入力画像の中央に構図内画像の中央が一致したと判断した場合には、例えば、図22に示すように、モニタ104の中央付近に推奨構図FR20内の構図内画像を表示する。なお、モニタ104に表示される画像を構図内画像のみを表示することにより、推奨構図がユーザにとって適切な構図であるか否かを簡単に確認できる。
そして、プロセッサ131は、構図内画像を構図優先デジタルズームにより拡大するための第2の補助情報をモニタ104に表示する。図22では、第2の補助情報の一例として、推奨構図FR20の4のコーナーからモニタ104の各コーナーへと延伸する矢印が示されている。すなわち、モニタ104には、例えば、推奨構図FR20および矢印のみが表示される。ユーザは、電動ズームキー15を操作し、構図内画像の拡大を指示するズーム操作を行う。このズーム操作に応じて、構図内画像がその中央を中心にして徐々に拡大し、拡大画像がモニタ104に表示される。図23は、最終的にモニタ104に表示される拡大画像の一例を示す。
なお、図22のモニタ104における構図内画像が表示されている箇所外の箇所に対してタッチ操作がなされた場合は、モニタ104に表示される画像がスルー画像に遷移するようにしてもよい。また、補助情報に関しては、矢印に限定されず、他の形状や文字であってもよい。
「処理の流れの一例」
図24に示すフローチャートを参照して、第3の実施形態の処理の流れの一例について説明する。特に断らない限り、各処理は、プロセッサ131による制御により実行される。
ステップST301では、レンズブロック200等を介して入力画像(スルー画像)が取得される。スルー画像に対してデジタル信号処理部103等による処理が施され、処理が施されたスルー画像がRAM134に一時的に格納される。そして、処理がステップST302に進む。
ステップST302では、RAM134に格納されたスルー画像に対して、プロセッサ131により推奨構図が設定される。図示は省略しているが、例えば、第1の実施形態と同様にスルー画像に対して顔検出処理がなされ、検出された顔が適切な位置になるような推奨構図が設定される。そして、処理がステップST303に進む。
ステップST303では、中央調整用のUIがプロセッサ131により生成される。中央調整用のUIは、例えば、上述した推奨構図の中央からスルー画像の中央に向かう矢印である。プロセッサ131により設定された推奨構図および中央調整用のUIがスルー画像に重畳されて表示される。処理がステップST304に進む。
ステップST304では、プロセッサ131により、スルー画像の中央と推奨構図の中央とが略一致したか否かが判断される。スルー画像の中央と推奨構図の中央とが略一致しない場合は、処理がステップST301に戻り、次に入力されるスルー画像に対して同様の処理がなされる。スルー画像の中央と推奨構図の中央とが略一致した場合は、処理がステップST305に進む。
ステップST305において、プロセッサ131は、推奨構図でもってスルー画像を切り取り、構図内画像を生成する。プロセッサ131は、生成した構図内画像をモニタ104に出力する。モニタ104には、推奨構図内の構図内画像が表示される。そして、処理がステップST306に進む。
ステップST306において、プロセッサ131は、構図優先デジタルズームによる構図内画像の拡大を促す表示を表示部に表示する。ステップST306における処理により、モニタ104には、構図内画像と、当該構図内画像の拡大を促す情報とが表示される。そして、処理がステップST307に進む。
ステップST307では、構図内画像の拡大を促す情報に応じて、ユーザにより電動ズームキー15が操作され、ズーム操作がなされる。ズーム操作に応じて、構図内画像を当該構図内画像の略中央を中心に拡大した画像がプロセッサ131により生成される。プロセッサ131により生成された拡大率の異なる複数の画像が、順次、モニタ104に供給され表示が更新される。これにより、モニタ104には、構図内画像が徐々に拡大する表示がなされる。そして、処理がステップST308に進む。
ステップST308では、拡大画像がモニタ104の表示範囲と一致したか否かが判断される。一致していない場合は、処理がステップST307に戻る。一致した場合、すなわち、モニタ104全体に拡大画像が表示された場合には、処理が終了する。この際に、拡大画像がモニタ104全体に到達したことを示す補助情報(例えば、これ以上のズームはできません等の文字情報)をモニタ104に表示してもよい。
なお、上述した処理において、始めに、構図優先デジタルズームによる拡大を促す情報を表示し、拡大表示がなされた後に、スルー画像の中央と構図内画像の中央とを略一致させるための情報を表示するようにしてもよい。
<4.変形例>
以上、本技術の実施形態について具体的に説明したが、本技術は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本技術の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
上述した複数の実施形態では、入力画像の一例として、撮像部を介して得られるスルー画像を例にして説明したが、これに限定されることはない。例えば、メモリに記憶された画像(動画および静止画を問わない)や、インターネット等のネットワークを介して得られる画像でもよい。
本技術における表示制御装置は、撮像装置のほか、パーソナルコンピュータ、スマートホン、タブレット型のコンピュータ等に対しても適用できる。
さらに、本技術における表示制御装置は、民生用の撮像装置に限らず、監視用の撮像装置や、車載用の撮像装置に対しても適用できる。また、それぞれの用途に応じた推奨構図を適用できる。例えば、表示制御装置が監視用の撮像装置に適用される場合には、人物が中央付近に配置される構図を推奨構図として設定できる。監視者は、ズーム操作を行うことにより、侵入者が中央に配置された構図の画像を拡大することができる。この場合のズーム操作は撮像装置に対する遠隔操作でもよい。
ズーム操作による変形は、拡大に限定されず、縮小であってもよい。例えば、ズーム操作等に応じて、推奨構図内の構図内画像を当該推奨構図の略中央を中心として縮小するようにしてもよい。
本技術は、装置に限らず、方法、プログラム、システム等により実現することができる。プログラムは、例えば、ネットワークを介して、若しくは、光ディスクや半導体メモリ等の可搬型のメモリを介してユーザに提供し得る。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記録媒体としては、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記録媒体、MO(Magneto-Optical Disk)、CD−ROM、CD−R(Recordable)、CD−RW(Rewritable)、DVD−ROM、DVD−R、DVD−RW等の光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリなどが挙げられる。
有線/無線通信を用いたプログラムの供給方法としては、コンピュータネットワーク上のサーバに本技術の内容を実現するコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイル等、クライアントコンピュータ上で本技術の内容を実現するコンピュータプログラムとなりうるデータファイル(プログラムデータファイル)を記憶し、接続されたクライアントコンピュータにプログラムデータファイルをダウンロードする方法などが挙げられる。この場合、プログラムデータファイルを複数のセグメントファイルに分割し、セグメントファイルを異なるサーバに配置してもよい。
本技術は、例示した処理が複数の装置によって分散されて処理される、いわゆるクラウドシステムに対して適用することもできる。実施形態および変形例において例示した処理が実行されるシステムであって、例示した処理の少なくとも一部の処理が実行される装置として、本技術を実現することができる。
実施形態および変形例における構成および処理は、技術的な矛盾が生じない範囲で適宜組み合わせることができる。例示した処理の流れにおけるそれぞれの処理の順序は、技術的な矛盾が生じない範囲で適宜、変更できる。第1の実施形態〜第3の実施形態により説明した機能の全て、もしくは、そのうちの複数の機能を有する撮像装置として、本技術が構成されてもよい。
本技術は、以下の構成もとることができる。
(1)
入力画像に対する推奨構図を判断する構図判断部と、
前記推奨構図に基づく画像を生成する画像生成部と、
前記入力画像、前記推奨構図および前記推奨構図に基づく画像の表示部への表示を制御する表示制御部と
を備える表示制御装置。
(2)
前記推奨構図に基づく画像は、前記推奨構図内の構図内画像を該推奨構図の略中央を中心に変形した変形画像である
(1)に記載の表示制御装置。
(3)
前記変形画像は、前記構図内画像を該推奨構図の略中央を中心に拡大した拡大画像である
(2)に記載の表示制御装置。
(4)
前記表示制御部は、所定の操作に応じて、前記拡大画像を前記表示部に表示する制御を行う
(3)に記載の表示制御装置。
(5)
前記表示部は、タッチパネルとして構成され、
前記所定の操作は、前記表示部に表示中の前記推奨構図内へのタッチ操作である
(4)に記載の表示制御装置。
(6)
前記表示制御部は、ズームによる拡大を指示する操作に応じて、前記画像生成部により生成される画像を前記表示部に順次、表示する制御を行い、該制御に応じて、前記推奨構図内の構図内画像が該推奨構図の略中央を中心に徐々に拡大する
(1)乃至(5)のいずれかに記載の表示制御装置。
(7)
前記画像生成部は、第1のズーム方式により、前記入力画像の略中央を中心に拡大した画像を生成し、第2のズーム方式により、前記推奨構図内の構図内画像を該推奨構図の略中央を中心に拡大した画像を生成する
(1)乃至(5)のいずれかに記載の表示制御装置。
(8)
前記画像生成部は、ズームによる拡大を指示する操作に応じて、前記第1のズーム方式により前記入力画像を拡大し、前記第1のズーム方式による拡大が限界に達した場合に、前記第2のズーム方式により前記構図内画像を拡大する
(7)に記載の表示制御装置。
(9)
前記表示制御部は、前記入力画像の中央に前記推奨構図内の構図内画像の中央を略一致させるための第1の補助情報と、前記構図内画像の略中央を中心として前記構図内画像を拡大表示するための操作を促す第2の補助情報とを順次、前記表示部に表示する制御を行う
(1)乃至(8)のいずれかに記載の表示制御装置。
(10)
前記表示制御部は、前記入力画像の中央と前記構図内画像の中央とが略一致したことに応じて、前記第2の補助情報を前記表示部に表示する制御を行う
(9)に記載の表示制御装置。
(11)
前記表示制御部は、前記入力画像の中央と前記構図内画像の中央とが略一致したことに応じて、前記第2の補助情報および前記構図内画像のみを前記表示部に表示する制御を行う
(10)に記載の表示制御装置。
(12)
構図判断部が入力画像に対する推奨構図を判断し、
画像生成部が前記推奨構図に基づく画像を生成し、
前記表示制御部が前記入力画像、前記推奨構図および前記推奨構図に基づく画像の表示部への表示を制御する
表示制御方法。
(13)
構図判断部が入力画像に対する推奨構図を判断し、
画像生成部が前記推奨構図に基づく画像を生成し、
前記表示制御部が前記入力画像、前記推奨構図および前記推奨構図に基づく画像の表示部への表示を制御する
表示制御方法を、コンピュータに実行させるプログラム。
(14)
撮像部と、
前記撮像部を介して得られる入力画像に対して、推奨構図を判断する構図判断部と、
前記推奨構図に基づく画像を生成する画像生成部と、
前記入力画像、前記推奨構図および前記推奨構図に基づく画像の表示部への表示を制御する表示制御部と
を備える撮像装置。
1・・・撮像装置
12,104・・・モニタ
15・・・電動ズームキー
101・・・撮像素子
106・・・操作部
131・・・プロセッサ
200・・・レンズブロック

Claims (14)

  1. 入力画像に対する推奨構図を判断する構図判断部と、
    前記推奨構図に基づく画像を生成する画像生成部と、
    前記入力画像、前記推奨構図および前記推奨構図に基づく画像の表示部への表示を制御する表示制御部と
    を備える表示制御装置。
  2. 前記推奨構図に基づく画像は、前記推奨構図内の構図内画像を該推奨構図の略中央を中心に変形した変形画像である
    請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記変形画像は、前記構図内画像を該推奨構図の略中央を中心に拡大した拡大画像である
    請求項2に記載の表示制御装置。
  4. 前記表示制御部は、所定の操作に応じて、前記拡大画像を前記表示部に表示する制御を行う
    請求項3に記載の表示制御装置。
  5. 前記表示部は、タッチパネルとして構成され、
    前記所定の操作は、前記表示部に表示中の前記推奨構図内へのタッチ操作である
    請求項4に記載の表示制御装置。
  6. 前記表示制御部は、ズームによる拡大を指示する操作に応じて、前記画像生成部により生成される画像を前記表示部に順次、表示する制御を行い、該制御に応じて、前記推奨構図内の構図内画像が該推奨構図の略中央を中心に徐々に拡大する
    請求項1に記載の表示制御装置。
  7. 前記画像生成部は、第1のズーム方式により、前記入力画像の略中央を中心に拡大した画像を生成し、第2のズーム方式により、前記推奨構図内の構図内画像を該推奨構図の略中央を中心に拡大した画像を生成する
    請求項1に記載の表示制御装置。
  8. 前記画像生成部は、ズームによる拡大を指示する操作に応じて、前記第1のズーム方式により前記入力画像を拡大し、前記第1のズーム方式による拡大が限界に達した場合に、前記第2のズーム方式により前記構図内画像を拡大する
    請求項7に記載の表示制御装置。
  9. 前記表示制御部は、前記入力画像の中央に前記推奨構図内の構図内画像の中央を略一致させるための第1の補助情報と、前記構図内画像の略中央を中心として前記構図内画像を拡大表示するための操作を促す第2の補助情報とを順次、前記表示部に表示する制御を行う
    請求項1に記載の表示制御装置。
  10. 前記表示制御部は、前記入力画像の中央と前記構図内画像の中央とが略一致したことに応じて、前記第2の補助情報を前記表示部に表示する制御を行う
    請求項9に記載の表示制御装置。
  11. 前記表示制御部は、前記入力画像の中央と前記構図内画像の中央とが略一致したことに応じて、前記第2の補助情報および前記構図内画像のみを前記表示部に表示する制御を行う
    請求項10に記載の表示制御装置。
  12. 構図判断部が入力画像に対する推奨構図を判断し、
    画像生成部が前記推奨構図に基づく画像を生成し、
    前記表示制御部が前記入力画像、前記推奨構図および前記推奨構図に基づく画像の表示部への表示を制御する
    表示制御方法。
  13. 構図判断部が入力画像に対する推奨構図を判断し、
    画像生成部が前記推奨構図に基づく画像を生成し、
    前記表示制御部が前記入力画像、前記推奨構図および前記推奨構図に基づく画像の表示部への表示を制御する
    表示制御方法を、コンピュータに実行させるプログラム。
  14. 撮像部と、
    前記撮像部を介して得られる入力画像に対して、推奨構図を判断する構図判断部と、
    前記推奨構図に基づく画像を生成する画像生成部と、
    前記入力画像、前記推奨構図および前記推奨構図に基づく画像の表示部への表示を制御する表示制御部と
    を備える撮像装置。
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