JP2014241028A - 計算装置およびプログラム - Google Patents

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善永 片山
Yoshinaga Katayama
善永 片山
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Abstract

【課題】計算装置において、特定の数式の演算結果を知ることができるだけでなく、当該数式に関連する情報も知ることで学習的な効果を得る。【解決手段】ユーザ任意の数式Fを入力して表示させ[EXE](実行)キーが操作されると、当該入力された数式Fが、RAMに記憶されている特定形式の数式データと一致する形式で入力された数式であるか否かが判定される。そして、前記入力された数式Fが特定形式の数式であると判断された場合には、当該特定形式の数式の数値演算処理を行うための特定演算プログラムに基づき演算処理が実行され、その演算結果Aが表示されると共に、その特定形式の数式名称Mが表示される。【選択図】 図1

Description

本発明は、計算の学習に効果的な計算装置およびその制御プログラムに関する。
従来の関数電卓には、数式処理機能が搭載された高機能・高価格な関数電卓と、数式処理機能を搭載しない一般関数電卓がある。
数式処理機能を搭載した関数電卓は、高性能なCPUを備え、例えば高次関数式を因数分解して簡単化した数式に変換するなど、数式のまま計算処理を実行することができる。
一方、一般関数電卓は、ある数式を簡単化した数式に変換するなど、数式のまま計算処理を実行することはできず、例えば変数に具体的数値を与えた計算式を入力して実行キーを操作すると、直ちにその数値演算が実行されその演算結果が数値表示される。
従来の小型電子式計算機であって、定積分演算を行うものが考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
特公平07−056646号公報
近年、一般関数電卓であっても高機能化が進んでいるが、このような関数電卓であっても、数式処理機能を搭載しないものでは、例えばヤコビ多項式型積分等、特別複雑な計算処理をすることはできなかった。
なお、このような特別複雑な形式の数式(ヤコビ多項式型積分等)の解を得るために、当該数式を解くための特殊なアルゴリズムを専用に持たせることが考えられる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、特定の数式の演算結果を知ることができるだけでなく、当該数式に関連する情報も知ることで学習的な効果を得ることが可能になる計算装置およびその制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る計算装置は、特定の数式に対する演算アルゴリズムを記憶する演算アルゴリズム記憶手段と、入力された数式が特定の形式の数式であるかを判定する数式判定手段と、この数式判定手段により前記入力された数式が特定の形式の数式であると判定された場合に、前記演算アルゴリズム記憶手段により記憶された演算アルゴリズムに従い当該入力された数式の演算を実行する特定数式演算手段と、前記数式判定手段により前記入力された数式が特定の形式の数式であると判定された場合に、当該入力された数式が特定の形式の数式であることを報知する特定数式報知手段と、を備えたことを特徴としている。
本発明に係るプログラムは、計算装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、前記コンピュータを、特定の数式に対する演算アルゴリズムをメモリに記憶させる演算アルゴリズム記憶手段、入力された数式が特定の形式の数式であるかを判定する数式判定手段、この数式判定手段により前記入力された数式が特定の形式の数式であると判定された場合に、前記メモリに記憶された演算アルゴリズムに従い当該入力された数式の演算を実行する特定数式演算手段、前記数式判定手段により前記入力された数式が特定の形式の数式であると判定された場合に、当該入力された数式が特定の形式の数式であることを報知する特定数式報知手段、として機能させることを特徴としている。
本発明によれば、特定の数式の演算結果を知ることができるだけでなく、当該数式に関連する情報も知ることで学習的な効果を得ることが可能になる。
本発明の計算装置の実施形態に係る関数電卓10の外観構成を示す正面図。 前記関数電卓10の回路構成を示すブロック図。 前記関数電卓10の記憶装置14に記憶される特定形式の数式データ14cの一例を示す図。 前記関数電卓10の計算処理(1)を示すフローチャート。 前記関数電卓10の計算処理(1)に伴う数式判定処理を示すフローチャート。 前記関数電卓10の数式判定処理に伴う判定対象数式をヤコビ型多項式積分とした場合の数式判定の形式を示す図。 前記関数電卓10の他の実施形態の計算処理(2)を示すフローチャート。
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の計算装置の実施形態に係る関数電卓10の外観構成を示す正面図である。
この計算装置は、以下に説明する専用の関数電卓10として構成されるか、関数計算機能を有するタブレット端末、携帯電話、携帯ゲーム機等として構成される。
この関数電卓10は、入力された数式Fが予め設定された特定の形式(例えば「ヤコビ型多項式積分」)である場合に、その特定の数式の名称「ヤコビ型多項式」Mを表示させると共に、当該特定形式の数式を解くためのアルゴリズムからなる演算プログラムを起動させて演算処理を実行しその演算結果Aを表示させる機能を備えている。
この関数電卓10の本体には、本体正面の下端から3分の2程度の範囲でキー入力部12が設けられ、上端から3分の1程度の範囲でタッチパネル表示部13が設けられる。
前記キー入力部12には、数値・記号キー12a、関数・演算子キー12b、[Menu]キー12c、[∫xdx](積分)キー12d、[EXIT]キー12f、カーソルキー12g、そしてファンクションキー「F1」〜「F6」などが備えられる。
前記数値・記号キー12aは、数字,記号などの個々のキーを配列した数値・記号の入力用キー群からなる。
前記関数・演算子キー12bは、演算式や関数式を入力する際に操作される各種の関数記号キーや、[+][−][×][÷][=]などの演算子キーからなる。
前記[Menu]キー12cは、四則計算式や関数計算式等の任意の計算式を入力して演算処理を行わせる演算モード、入力された関数式に対応したグラフの描画処理を行わせるグラフモード、表計算を行わせる表計算モード、任意のプログラムを入力して対応する計算処理を行わせるプログラムモード等、各種の動作モードの選択設定メニューを表示させる際に操作される。
前記[EXIT]キー12fは、現在の状態から抜けるためのキーである。
カーソルキー(「↑」「↓」「←」「→」)12iは、それぞれ表示されたデータの選択,送り操作や、カーソルの移動操作を行なう際などに操作される。
ファンクションキー「F1」〜「F6」は、種々の動作モードに応じて表示部13の画面下端に沿って配列表示される各種選択メニューを選択する際に操作される。
また、タッチパネル表示部13は、例えば縦186ドット×横378ドットの表示範囲を有するカラー表示可能な液晶表示画面13dの上に、透明タッチパネル13tを重ねて構成される。
図2は、前記関数電卓10の回路構成を示すブロック図である。
前記関数電卓10は、マイクロコンピュータであるCPU11を備えている。
前記CPU11は、フラッシュROM等の記憶装置14に予め記憶された電卓制御プログラム、あるいはメモリカードなどの外部記録媒体17から記録媒体読取部16を介して前記記憶装置14に読み込まれた電卓制御プログラム、あるいは通信ネットワーク(インターネット)上のWebサーバ(プログラムサーバ)から通信制御部18を介して前記記憶装置14にダウンロードされた電卓制御プログラムに従い、RAM15を作業用のメモリとして回路各部の動作を制御し、各種計算式の入力機能や演算機能、グラフ表示機能など、関数電卓10に備えられた各種機能を実行する。
前記記憶装置14に記憶される電卓制御プログラムとしては、一般的な数式に応じた数値演算アルゴリズムの処理を実行するための演算プログラム14aの他に、ヤコビ型多項式等の特定の数式に応じた数値演算アルゴリズムの処理を実行するための特定演算プログラム14bが用意される。
また、前記記憶装置14には、ユーザ入力された数式が前記特定の数式の形式であるかを判定するためのモデル式となる特定形式の数式データ14cが記憶される。
この記憶装置14に記憶される特定形式の数式データ14cとしては、図3に示すように、ヤコビ型多項式積分の数式データが記憶される。また前記特定演算プログラム14bに応じて、ゲーゲンバウワ型多項式、ルジャンドル型多項式、チェビシェフ型多項式の数式データ等を記憶してもよい。
このCPU11には、図1に示したキー入力部12、タッチパネル表示部13の他に、前記記憶装置14、RAM15、記録媒体読取部16、通信制御部18などが接続されている。
前記RAM15は、前記CPU11の処理動作に必要な各種データを記憶する。このRAM15には、前記タッチパネル表示部13の画面上にカラー表示されるデータが展開される表示データ記憶領域15aの他、入力データ記憶領域15b、数式データ記憶領域15c、演算データ記憶領域15dが設けられる。
前記入力データ記憶領域15bには、前記キー入力部12から入力されたキーデータやタッチパネル表示部13から入力されたタッチ位置データ等が記憶される。
前記数式データ記憶領域15cには、前記キー入力部12の操作により入力された演算対象となる数式データが記憶される。
前記演算データ記憶領域15dには、前記数式データ記憶領域15cに記憶された数式データの演算処理に伴い得られる演算途中のデータや演算結果のデータが記憶される。
このように構成された関数電卓10は、CPU11が前記電卓制御プログラム(14a,14b)に記述された各種の処理の命令に従い回路各部の動作を制御し、ソフトウエアとハードウエアとが協働して動作することにより、以下の動作説明で述べる各種の機能を実現する。
次に、前記構成の関数電卓10の動作について説明する。
図4は、前記関数電卓10の計算処理(1)を示すフローチャートである。
図5は、前記関数電卓10の計算処理(1)に伴う数式判定処理を示すフローチャートである。
図6は、前記関数電卓10の数式判定処理に伴う判定対象数式をヤコビ型多項式積分とした場合の数式判定の形式を示す図である。
[Menu]キー12cの操作に応じてタッチパネル表示部13に表示された動作モードのメニュー画面(図示せず)から演算モードが選択されると、図4に示す計算処理(1)が起動される。
前記演算モードにおいては、まず、ユーザにより計算式が入力される(ステップS1)。そして、入力された計算式の演算を行わせるために[EXE]キーが操作されると(ステップS2(Yes))、入力された計算式が特定の形式であるか判定する数式判定処理が実行される(ステップSA)。ここで入力された計算式が特定の形式であった場合には(ステップS3(Yes))、記憶装置14に記憶されている特定の数式に応じた数値演算アルゴリズムの処理を実行するための特定演算プログラム14bによる演算が行われる(ステップS4)。そして、特定の演算処理で演算が行われたことをユーザが分かるような形式で演算結果を表示する(ステップS5)。
以下、ヤコビ型多項式積分を特殊な数値演算アルゴリズムで演算する場合を例にとって説明する。
まず、演算モード画面GFにおいて、キー入力部12の数値・記号キー12a、関数・演算子キー12b、[∫xdx](積分)キー12dのユーザ操作に従い、例えば図1に示すような数式Fが入力されたとする(ステップS1)。
そして、前記入力されて表示された数式Fの演算を開始するべく[EXE]キーが入力されると(ステップS2(Yes))、数式判定処理に移行され当該入力された数式Fの形式が判定される(ステップSA)。ここでは、特定の形式としてヤコビ型多項式積分であるかが、図5の判定処理で判定される。
すなわち、前記記憶装置14に記憶された特定形式の数式データ14c(図3参照)に基づいて、前記演算モード画面GFに入力表示された数式Fを対象に、先ず、当該数式中に2D積分の数式部分(図6参照)が存在するか否か判断される(ステップA1)。
ここで、“2D”とは、“2 dimension”を意味し、“2Dの数式”とは、数式が教科書等に記載されるような自然な表示形態で入力されていることを指す。
前記入力表示された数式F(図1参照)に、2D積分の数式部分が存在すると判断されると(ステップA1(Yes))、その直後、つまり同積分が掛かる数式内の先頭に判定位置が移動され(ステップA2)、その判定位置から2D分数の数式部分が存在するか否か判断される(ステップA3)。
ここで、2D分数の数式部分が存在すると判断されると(ステップA3(Yes))、その分子と分母が図6に示すような所定の形式の分数式と一致するか否か判定される(ステップA4)。
そして、前記演算モード画面GFに入力表示された数式F(図1参照)分子と分母が所定の形式の分数式と一致すると判定されると(ステップA5(Yes))、当該入力表示された数式Fはヤコビ型積分に応じた形式の数式であると決定される(ステップA6)。
すると、前記入力表示された数式F(図1参照)は、特定形式の数式(ヤコビ型多項式積分)であると判断され(ステップS3(Yes))、特定演算プログラム14bに従い当該数式の数値演算処理が実行され、その演算結果A“5.141592653”が表示される(ステップS4)。
またこれに伴い、前記入力表示された数式Fが、特定形式の数式(ヤコビ型多項式積分)であることをユーザに報知するため、その数式名称「ヤコビ型多項式」Mが表示される(ステップS5)。
これにより、ユーザは、任意の計算作業を行う過程において、単にその演算結果Aを知ることができるだけでなく、入力した数式が特定の数式であることをその数式名称「ヤコビ型多項式」Mの表示によって知ることができ、計算に対する興味が深まり、学習的な効果を得ることができる。
一方、前記演算モード画面GFにユーザ入力されて表示された数式Fについて、前記数式判定処理(図5参照)において、当該数式中に2D積分の数式部分が存在しないと判断された場合(ステップA1(No))、または、同数式中に2D分数の数式部分が存在しないと判断された場合(ステップA3(No))、または、2D分数の数式部分が存在してもその分子と分母が所定の形式の分数式(図6参照)と一致しないと判断された場合には(ステップA5(No))、当該入力表示された数式Fは特定の形式ではない通常形式の数式であると決定される(ステップA7)。
すると、前記入力表示された通常形式の数式Fは、特定形式の数式ではないと判断され(ステップS3(No))、同数式のキーコードデータが前記数式データ記憶領域15cから読み出され、演算対象となる数式としてエラーがないかチェックされる(ステップS6)。
ここで、前記通常形式の数式にエラーがないと判断されると(ステップS6(No))、演算プログラム14aに従い当該数式の数値演算処理が実行され(ステップS7)、その演算結果Aが表示される(ステップS8)。
なお仮に、前記ステップS6の数式チェックで演算できない問題があると判断された場合には(ステップS6(Yes))、シンタックス・エラーの表示がなされる(ステップS9)。
したがって、前記構成の関数電卓10による計算機能によれば、ユーザ任意の数式Fを入力して表示させ[EXE](実行)キーが操作されると、当該入力された数式Fが、RAM14に記憶されている特定形式の数式データ14cと一致する形式で入力された数式であるか否かが判定される。そして、前記入力された数式Fが特定形式の数式であると判断された場合には、当該特定形式の数式の数値演算処理を行うための特定演算プログラム14bに基づき演算処理が実行され、その演算結果A“5.141592653”が表示されると共に、その特定形式の数式名称Mが表示される。
このため、ユーザは、任意の計算作業を行う過程において、単にその演算結果Aを知ることができるだけでなく、入力した数式が特定の数式であることをその数式名称Mの表示によって知ることができ、計算に対する興味が深まり、学習的効果が得られる。
なお、前記実施形態の計算処理(1)(図4参照)では、演算モード画面GFにおいて、ユーザ任意の数式Fを入力表示させ、[EXE]キーの操作によって当該数式Fの演算実行が指示された際に、同数式Fが特定の数式であるか否かを判定し、特定の数式である場合にはその数式名称をその演算結果と共に報知する構成とした。
これに対し、次の他の実施形態の計算処理(2)(図7参照)にて説明するように、前記演算モード画面GFにおけるユーザ任意の数式Fの入力中に、同数式Fが特定の数式であるか否かを判定し、特定の数式である場合には直ちにその数式名称を報知する構成とすることで、ユーザの計算に対する興味が更に深められるようにしてもよい。
(他の実施形態)
図7は、前記関数電卓10の他の実施形態の計算処理(2)を示すフローチャートである。
前記演算モード画面GFにおいて、ユーザ任意の数式を入力するために、キー入力部12からのキー入力が入力データ記憶領域15bに受け付けられると(ステップT1)、当該キー入力が受付けられる毎に、そのキー入力データが、順次、数式データ記憶領域15cに数式として取り込まれ(ステップT2(No)→T3)、その都度、そこまで入力された数式の形式が判定される(ステップTA(図5参照))。
この数式判定処理(ステップTA)での判定処理の内容は、前記実施形態で説明した数式判定処理(ステップA1〜A7)での内容と同様のため、その説明を省略する。
前記ユーザ任意の数式の入力途中において、当該入力途中の数式が、前記数式判定処理(ステップTA)に従い特定形式の数式(例えば、ヤコビ型多項式積分)であると判断されると(ステップT4(Yes))、直ちにその数式名称「ヤコビ型多項式」が前記演算モード画面GFに表示される(ステップT5)。
この後、[EXE]キーの入力に従い、前記ユーザ入力されて数式データ記憶領域15cに取り込まれた数式に対する演算実行が指示された場合に(ステップT2(Yes))、この後のステップT6〜T11に伴う各処理については、前記実施形態のステップS3〜S9に伴う処理と略同様であるため、その説明を省略する。
したがって、前記関数電卓10の他の実施形態の計算機能によれば、ユーザ任意の数式を入力するその入力過程において、当該数式が特定の数式であることをその数式名称Mの表示によって直ちに知ることができ、ユーザの計算に対する興味が前記実施形態よりも更に深められるようになる。
なお、前記各実施形態の計算処理(1)(2)に伴う数式判定処理(図5参照)の説明では、ユーザ入力された数式、あるいは入力中の数式を対象に、当該数式が特定形式の数式としてヤコビ型多項式積分であるか否かについて判定することを主体に説明したが、前記記憶装置14に記憶される特定形式の数式データ14cとしての他の各種の数式データ(ゲーゲンバウワ型多項式、ルジャンドル型多項式、チェビシェフ型多項式等)も、前記同様に数式の形式を判定するモデル式として利用することで、当該他の特定形式の数式も判定できるのは勿論である。
前記各実施形態において記載した関数電卓10による各動作手法、すなわち、図4のフローチャートで示す計算処理(1)、図5のフローチャートで示す前記計算処理に伴う数式判定処理、図7のフローチャートに示す他の実施形態の計算処理(2)等の各手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フレシキプルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記憶媒体(記録媒体17)に記録して配布することができる。そして、電子計算機(10)のコンピュータ(CPU11)は、この記憶媒体に記録されたプログラムを読み込むことで、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
また、前記手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク(公衆回線)を介して伝送させることができる。そして、電子計算機10のコンピュータ(CPU11)は、このプログラムを通信ネットワークに接続された通信装置(通信制御部18)にて受信することにより、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
また、本発明の計算装置は、スタンドアローンの関数電卓として説明したが、ネットワーク上の計算装置とすることもできる。この場合は、ユーザ端末は数式の入力手段と演算結果を表示する表示手段として動作し、計算装置は、ネットワークを介して入力された数式の形式を判定し、数式を演算し、結果をユーザ端末に出力する動作を行う。
なお、本発明は前記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
特定の数式に対する演算アルゴリズムを記憶する演算アルゴリズム記憶手段と、
入力された数式が特定の形式の数式であるかを判定する数式判定手段と、
この数式判定手段により前記入力された数式が特定の形式の数式であると判定された場合に、前記演算アルゴリズム記憶手段により記憶された演算アルゴリズムに従い当該入力された数式の演算を実行する特定数式演算手段と、
前記数式判定手段により前記入力された数式が特定の形式の数式であると判定された場合に、当該入力された数式が特定の形式の数式であることを報知する特定数式報知手段と、
を備えたことを特徴とする計算装置。
[2]
表示部を備え、
前記特定数式報知手段は、前記入力された数式が特定の形式の数式であることをその数式名称を前記表示部に表示させて報知する、
ことを特徴とする[1]に記載の計算装置。
[3]
前記数式判定手段は、前記数式入力手段により入力された数式が特定の形式の数式であるかを当該数式の入力中に判定することを特徴とする[1]または[2]に記載の計算装置。
[4]
ユーザ操作に応じて数式を入力する数式入力手段と、
前記数式入力手段により入力された数式に対して、ユーザ操作に応じて演算の実行を指示する演算実行指示手段を備え、
前記数式判定手段は、前記演算実行指示手段により演算の実行が指示された際に、前記数式入力手段により入力された数式が特定の形式の数式であるかを判定し、
前記特定数式報知手段は、前記数式判定手段により前記入力された数式が特定の形式の数式であると判定された場合に、前記特定数式演算手段による演算結果の出力と共に、前記入力された数式が特定の形式の数式であることを報知する、
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の計算装置。
[5]
前記特定の形式の数式は、ヤコビ型多項式積分であることを特徴とする[1]ないし[4]の何れかに記載の計算装置。
[6]
計算装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
特定の数式に対する演算アルゴリズムをメモリに記憶させる演算アルゴリズム記憶手段、
入力された数式が特定の形式の数式であるかを判定する数式判定手段、
この数式判定手段により前記入力された数式が特定の形式の数式であると判定された場合に、前記メモリに記憶された演算アルゴリズムに従い当該入力された数式の演算を実行する特定数式演算手段、
前記数式判定手段により前記入力された数式が特定の形式の数式であると判定された場合に、当該入力された数式が特定の形式の数式であることを報知する特定数式報知手段、
として機能させるためのコンピュータ読み込み可能なプログラム。
10 …関数電卓
11 …CPU
12 …キー入力部
13 …タッチパネル表示部
14 …記憶装置
14a…演算プログラム
14b…特定演算プログラム
14c…特定形式の数式データ
15 …RAM
15a…表示データ記憶領域
15b…入力データ記憶領域
15c…数式データ記憶領域
15d…演算データ記憶領域
16 …記録媒体読取部
17 …記録媒体
18 …通信制御部
GF …演算モード画面

Claims (6)

  1. 特定の数式に対する演算アルゴリズムを記憶する演算アルゴリズム記憶手段と、
    入力された数式が特定の形式の数式であるかを判定する数式判定手段と、
    この数式判定手段により前記入力された数式が特定の形式の数式であると判定された場合に、前記演算アルゴリズム記憶手段により記憶された演算アルゴリズムに従い当該入力された数式の演算を実行する特定数式演算手段と、
    前記数式判定手段により前記入力された数式が特定の形式の数式であると判定された場合に、当該入力された数式が特定の形式の数式であることを報知する特定数式報知手段と、
    を備えたことを特徴とする計算装置。
  2. 表示部を備え、
    前記特定数式報知手段は、前記入力された数式が特定の形式の数式であることをその数式名称を前記表示部に表示させて報知する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の計算装置。
  3. 前記数式判定手段は、前記数式入力手段により入力された数式が特定の形式の数式であるかを当該数式の入力中に判定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の計算装置。
  4. ユーザ操作に応じて数式を入力する数式入力手段と、
    前記数式入力手段により入力された数式に対して、ユーザ操作に応じて演算の実行を指示する演算実行指示手段を備え、
    前記数式判定手段は、前記演算実行指示手段により演算の実行が指示された際に、前記数式入力手段により入力された数式が特定の形式の数式であるかを判定し、
    前記特定数式報知手段は、前記数式判定手段により前記入力された数式が特定の形式の数式であると判定された場合に、前記特定数式演算手段による演算結果の出力と共に、前記入力された数式が特定の形式の数式であることを報知する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の計算装置。
  5. 前記特定の形式の数式は、ヤコビ型多項式積分であることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の計算装置。
  6. 計算装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    特定の数式に対する演算アルゴリズムをメモリに記憶させる演算アルゴリズム記憶手段、
    入力された数式が特定の形式の数式であるかを判定する数式判定手段、
    この数式判定手段により前記入力された数式が特定の形式の数式であると判定された場合に、前記メモリに記憶された演算アルゴリズムに従い当該入力された数式の演算を実行する特定数式演算手段、
    前記数式判定手段により前記入力された数式が特定の形式の数式であると判定された場合に、当該入力された数式が特定の形式の数式であることを報知する特定数式報知手段、
    として機能させるためのコンピュータ読み込み可能なプログラム。
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